高野町議会 > 2006-12-13 >
平成18年第4回定例会(第3号12月13日)

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  1. 高野町議会 2006-12-13
    平成18年第4回定例会(第3号12月13日)


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    平成18年第4回定例会(第3号12月13日)                平成18年         第4回高野町議会定例会会議録(第3号)       第6日(平成18年12月13日 水曜日)          午後 1時10分 開会     第 1 発議第 6号 全国森林環境税の創設を求める意見書(案)について     第 2        一般質問     第 3        議員派遣の件について     第 4        委員会の閉会中の継続調査(審査) 3 出席議員(13名)    1番 平 野 一 夫         2番 東久保 秀 人    3番 中 山 哲 也         4番 西 辻 政 親    5番 所   順 子         6番 北 岡 三 於    7番 負 門 俊 篤         8番 﨑 山 文 雄    9番 宮 口 伯 美        10番  (欠員)   12番 西 山 茂 之        13番 池 田 聖 三   14番 堂 浦 行 春        15番 西 辻 頼 数
    4 欠席議員(1名)   11番 中 谷   弘 5 事務局職員出席者   事務局長      清 水 弘 明   書記        山 本 剛 久 6 説明のため出席した者の職氏名   町長        後 藤 太 栄   助役        高 橋 寛 治   教育長       目 黒 威 徳   収入役職務代理   稲 葉   孝   企画振興課長    今 井 俊 彦   総務課長      前 西 一 雄   健康推進課長    生 地 久 厚   環境整備課長    崎 山 主 憲   まちづくり推進課長 佐 古 宣 英   消防長       門 谷 好 純   病院事務長     森 田 育 男   教育次長      辻 本   一            午後 1時10分 開会 ○議長(平野一夫) 12月11日の所議員の質問で、千手院及び中の橋休憩所整備工事の内訳に関して、佐古まちづくり推進課長より報告させます。  佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 失礼します。先日、所議員より山内休憩所の工事の割り振りについて御質問いただきまして、当日、資料の持ち合わせございませんでしたので、本日、御回答させていただきます。  総工費につきましては、12月議会をもちまして最終450万円の決定をいただいております。そのうちで工事の割り振りでございますが、一括入札をいたしておりますので、パーセントにしますと千手院が35%。中の橋が65%。約そういう割り振りの100%になってまいります。  そして、土木工事につきましては、一括土木工事の設計、測量につきましては、両方一括しておりますが、ベンチの分につきましては、土木工事が終了後、業者によるプロポーザルの業者提案型のベンチを予定してございます。それで、土木工事終了もう間近でございますので、土木工事ができ上がりましたら業者による提案ということで、ベンチの方は150万円の予算を残してございます。  つきまして、現時点では、千手院の工事費が137万8,140円。中の橋の工事費が159万7,260円でございます。そして、ベンチの150万円につきましては、割り振りは設置箇所につきまして若干変わってきますので、まだ、未定でございます。  そして、あわせまして2カ所で450万円の工事ということで進めております。  報告、以上でございます。 ○議長(平野一夫) 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。  日程第1、発議第6号、全国森林環境税の創設を求める意見書(案)についてを議題にします。  趣旨説明を求めます。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 委員会の報告を申し上げます。  御付託をいただきました全国森林環境税の創設を求める意見書(案)の提出につきましては、12月11日総務文教常任委員会を開催いたしまして、慎重審議をいたしました結果、賛成を得られましたので、ここに報告を申し上げます。  発議第6号 全国森林環境税の創設を求める意見書(案)  上記の意見書を提出したいので地方自治法第112条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により、議会の議決を求める。  平成18年12月13日  提出者 﨑 山 文 雄  賛成者 負 門 俊 厚      中 山 哲 也      西 辻 政 親      中 谷   弘      西 辻 頼 数  でございます。  それでは、次をめくっていただきまして、意見書の(案)を朗読いたします。  全国森林環境税の創設を求める意見書(案)  近年、森林の持つ地球環境保護、国土の保全、水資源のかん養、自然環境の保持など、森林の公益機能に対する国民の関心と期待は大きくなってきている。  また、地球温暖化防止に係る京都議定書目標達成計画では、我が国に課せられたCO2削減目標6%のうち3.8%を森林の吸収により確保するとしている。  しかしながら、森林を守り育ててきた我が国の山村林業は、木材価格の低迷や後継者不足などにより、森林関係者のみでは森林の保育管理を行っていくことが極めて困難な状況となり、必要な手入れがされることなく放置される森林が急増している。  そのため、森林とともに暮らし森林を熟知する行政として市町村が立ち上がらなければならないが、森林を守っていくべき山村、市町村は、過疎化と少子高齢化に悩み、加えて今日の危機的な財政状況から、今後とも継続的に森林を守る役割を担うことはもはや困難である。  このような状況において、世界に例を見ない緑豊かな森林、生命の源である水をはぐくみ大気を浄化するとともに、災害から国土を守る国民共有の貴重な財産として、森林を維持、保全していくためには、山村地域の住民や自治体のみならず、都市部や海辺の地域の住民や自治体も一緒になって森林山草を育て、水や空気を守っていくという国民的な認識と、森林を次世代へ引き継いでいくという機運を高めていくことが重要である。  ついては、森林の持つ公益的機能に対する新税として、全国森林環境税を早急に創設し、森林を有する山村地域の市町村が、森林の維持・育成のための財源を確保できるようにすることを強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成18年12月13日  和歌山県高野町議会議長殿  提出先でございます。  内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣環境大臣衆議院議長参議院議長地元選出議員でございます。  以上のとおりでございます。  ちょっと附則をさせていただきますと、現在、全国でこの会に連盟で加入をされておりますのが593市町村であります。合併により多少変わりまして、現在は300市町村でございます。  本町の隣接する市町村では、高野口町、かつらぎ町、橋本市の3市町村でございます。  以上、報告いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野一夫) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑ありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(平野一夫) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(平野一夫) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、発議第6号、全国森林環境税の創設を求める意見書(案)についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(平野一夫) 異議なしと認めます。  したがって、発議第6号、全国森林環境税の創設を求める意見書(案)については、原案のとおり可決されました。  日程第2、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、発言を許します。  3番、中山君。 ○3番(中山哲也) 今回の一般質問は、富貴地区で行われているワークショップでの住民の声でもあります。  ワークショップでは、人口の流出による将来の不安、10年後には、もう人はいないんじゃないか、子供は宝だ、でもその子供が人数が少なくてかわいそうだ。こんな声が出ています。  また、11月に行った町との地区懇談会でも、少しだけ聞いたんですが、町としての過疎対策が出なかったため、今回、一般質問をさせてもらいます。  質問内容としては、町としても住民がいてこその町であり、生徒がいてこそ学校だと、僕は思うんですよ。  高野町は、平成12年4月1日施行の過疎地域自立促進特別措置法の2条の1項の適用で、過疎地域市町村になってますが、どんな計画を立てていますか。これから立てる予定ですか。また、法の第20条には、交通の確保とあるが、富貴五條間の奈良交通のバスの運行状況の変化に対しての対応及び対応策、この案も出てますが、住民の生活に必要な旅客運送の安定な確保となっているのか。  もう1点は、前回の一般質問での助役の答弁では、活性化室長は課題を解決するために諸長と別に置いていると言われたが、バス問題での奈良交通との交渉に企画課長のみを派遣させたのはなぜか。この2点、よろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 中山議員過疎対策について、答弁させていただきます。  この過疎対策問題につきましては、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法が制定されて以来、昭和55年の過疎地域振興特別措置法、また、平成2年には、過疎地域活性化特別措置法、また、平成12年度には、議員も御存じのとおり過疎地域自立促進特別措置法が制定され、平成21年までの計画を現在策定し、過疎対策を講じているところでございます。  今現在、後期計画としまして、平成17年度から21年までの計画を、平成16年12月9日に議会提案をしまして、原案可決となりまして、それに基づいて過疎対策を行っております。  議員指摘の人口減少等につきましても、ソフト面の事業を充実するような形を持っていくという形でワークショップを開いたり、農に学ぶというワークショップであったり、富貴地区で2つ農村でできることについて、今現在、県と協力しながら事業を進めているところでございます。  一方、交通問題でございまして、富貴筒香地区交通対策ということで、この計画の中には路線の確保ということで、3路線、バス路線を載せさせていただいておりまして、富貴地区につきましては奈良交通相ノ浦地区につきましては有田鉄道、それと高野山の清川橋からの南海りんかんバスというような形で3路線を認定しております。  まず、路線を確保するということが第一の目標でございまして、株式会社奈良交通の提案、1便減での運行に現在なっているというところでございます。  主な事業内容としましては、産業の振興、山村21創造事業施設ということでモノラックの整備であるとか、集落道の整備を行っております。  それから、交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進ということで、町道につきましては、筒香線の改良、桑原1号線の改良を行っております。林道につきましては、白石線の舗装等を現在完了しているというところです。  また、中に電気通信設備等、情報化のための施設というものがありまして、地域にインターネットを導入して富貴地区ADSL化を図ったと。  また、光ファイバーによる高速通信網整備事業も、これは民間と協力しながら、県も入っておりますが、それも一応、進めているということです。  また、情報通信格差是正事業ということで、筒香地区に今現在、携帯電話の通信用鉄塔を建設しているところでございます。
     交通問題につきましては、赤字バス路線対策として、奈良交通の路線を確保するということで、計画に載せております。  それと、生活環境の整備ということで、水道施設の整備であるとか、また、高齢者等の保健及び福祉の向上につきましては、介護保険であるとか保健システムの統合化などを行っているところです。  医療の確保につきましては、医師住宅の整備を行っております。また、医療機器の購入等も今後、必要なものについては購入していくというような形となってございます。  以上、富貴筒香地区につきましても、現在のところ多くの事業を実施しているところでございます。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 中山議員の問題につきまして、バス交通の問題、これにつきまして今までの経過を踏まえまして、現状までをお伝えしたいと思いますのでお願いいたします。  バス交通の問題につきまして、奈良交通との間で幾つかの会議があったことにつきまして、私どもの企画振興課長が出席したという件が主な内容かというふうに思いますので、その点を基本に話しますので、しばらくお聞き願いたいと、このように思います。  何回か、この間に五條市で会議が開かれまして、そしてその間でもって、当町からは企画振興課長が出席いたしました。  経緯でございますけども、一番大きなターニングポイントは、3月8日に行われました奈良交通との役員との会議じゃないかというふうに私は、思っております。  この席には活性化室長も参加いたしまして、積極的な発言をしておりますので、そのとき以降、会議そのものは市町村間でもってどういうふうな形でもって、この問題を解決するかという、奈良側の会議がございましたんで、町を代表して、この担当を主務する企画振興課長に出させたというのが経緯でございます。  ただ、3月8日はいろいろな会議の中で、様子の報告を受けておりますと、全体としては、頼み込みながら何か問題を解決するのは、なかなか難しいというふうに判断いたしましたので、企画振興課長は町全体の、言うなれば交通政策は企画振興課が担当しておりますので、その担当課長を出させたというのが経緯でございます。  ただ、この間、現場の室長と課長との間の連携が不十分だったということを認識しましたんで、先般、私も、富貴の方へお邪魔いたしまして、私と、企画振興課長総務課長が、富貴の皆様に今までの経緯を含めまして御説明をさせていただいたというのが、今までの経緯と、このように考えております。  以上、今までの経緯を御説明いたしましたので、また後、御質問の中で出していただければ、順次お答えしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 3番、中山君。 ○3番(中山哲也) 今、聞かせてもろたんですけど、その過疎対策で過疎がなくなるって感じてないのがわかるのが、高野町から今年の3月に出された高野町財政健全化計画で、平成19年、20年、21年度と町では減少の見込みとなっています。それは、過疎対策によって人口の流出をとめられないから、そういった現象になるんじゃないかと思うんですよ。国勢調査では、平成7年には6,386人、12年で5,355人、平成17年では4,631人。そんだけ人口が減っている。だから、職員数も減らさなあかんとか、病院でも経営が成り立たないという現状があるのにかかわらず、町でまちづくりでレストスペースつくったり、駐車場つくったり、そんなんしとる前に過疎対策に本腰を入れるべきじゃないかと思うんですが。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 人口の減少につきましては、今回、急激に平成7年から12年の間に減ったり、また、その前後でも減りまして、この過疎計画ができた45年から比べますと40%以上、約50%近い人口が減少しているというところでございます。  まず、この中では、やはり町の基盤整備を行うということで、高野山の整備に重点を置いた整備を行っておりましたが、今後、どのような形で地域の人がその場所で盛り上げていくかというようなことも、今後の過疎対策については必要な事項になってくるかなというふうに認識しております。  人口の減少は、なかなか国の施策におきましてもとめることができないということで、今、国の方も鋭意努力していただいているところでございます。  高野町において人口の減少をどのような形ですればいいかということは、今後、議員の皆様とともに考える時期、もう遅いかもわかりません。実際、まちづくりやったところは30年前にやってるところが今、何とかまちづくりがすごくうまくできているというようなところも見られますように、少し遅いかわかりませんけど、その今少なくなった人口で、その地域の魅力を再発見するなり、そこで何ができるかというようなことを、もう一度、住民の方と一緒に考えていくというようなことで、今現在、富貴地区におきましてワークショップ等展開してるところでございます。 ○議長(平野一夫) 3番、中山君。 ○3番(中山哲也) 町側としては、人口が減少している現状を、どう分析しているか教えてほしいんですよ。出ていった若い人が、なぜ出ていったのか、そんな分析をなされているのか、後、総務省がまとめた過疎対策の現況では、17年度の分なんですけど、Uターン者の転入のきっかけ動機としては、豊かな自然の中での生活、子育てへの向上心が上位に占めており、富貴地区としては、その点当たると思うんですよね。また、交流住居とかも、総務省してるらしいんですけど、都市住民の3割が興味を持っている、この興味を持ってる3割にどうやって高野町は情報を発信するとか、そういう面の窓口を設置するとか、交流住居の区間で高野町も出しておったのが、ちまきづくり、米づくり、ミョウガの収穫体験、ヒノキのクラフト紐とかは出していましたが、出した分に対して体験をしたいという人は来ているのかと、また、その人らの感想は聞いているのかも教えてもらいたいです。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 計画の中には、人口が減少していった中の一つとしまして、金銭的な面よりも、むしろ生活環境によるものが強いというような位置づけがございます。特に、子供の教育問題が強化されての離村、一家で出ていくような形のものもあったというようなことが記述されておりまして、高野町を離れる人、一家で離れる人が多くなったと。また、子供だけ、息子さんと子供が一緒に出ていって、お年寄りだけが残っているというようなところが、今現在、過疎になったと、原因であるというように計画書の中でうたっております。  体験プログラムにつきましては、いろいろと体験もやっております。興味のある方は、すごく参考になったという意見をいただいておりますので、体験に来られた方は、そのように思っているかもわかりません。  ただ、これからの団塊の世代の人、2007年問題がありまして、その人のアンケート調査の中にもありますように、自然とかその生活をしたいということもあります。ただ、その中で、3割以上の人が自然、静かなところを望んでいまして、そういう体験に興味を、体験をするのも、もう、しないと、いろいろな町の煩わしさから逃れたいというような人も3割ぐらいあるということで、そういう団塊の世代の方が、自然だけを望みに、自然に静けさだけを望みにこの地に来る人は多いかと思いますけど、いろいろなもので協力してくれる方がそのうち何割あるかというのが、今現在、わからないところでございます。  いろいろと国の方でも調査をされておりまして、アンケート結果等には、今現在、精査しておりまして、高野町に合ったような形で、何ができるかということを、今後とも進めていきたいなというように思っております。  ただ、窓口的に今現在、企画振興課が空き家であるとか、遊休農地とかの、今は窓口になっておりまして、一月に1件ぐらいは問い合わせあります。  ただ、家を貸していただけるように、まだ現在、地域の人と、土の家を貸していただけるかということができていないところでございますので、今後、地区の町内会長さんはじめ、地域の方とそういうネットワークをつくる必要があるなというふうに思っております。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 企画振興課長の答弁に、少し補足をさせてください。  具体的に富貴へ何回か通わせていただきながら、感じていることを少しつけ加えをさせていただきたいと思ってます。  過疎対策というのは、各町村の様子を見てみますと、その町村によっていろいろな取り組みをやってまして、今、課長が申し上げましたような具体的な人口の増加ということも大事でしょうし、それから、職場をどうつくるかということも大事でしょうし、それから、もう一、そこに住んでいる方がその地域に自信を持って住んでいただけるような、まず状況をつくるということも大事じゃないかというふうに感じておる次第でございます。  去年から富貴地区へ入らせていただきまして、農業セミナーをやらせていただきまして、暮れにバス1台でもって富貴の方々に交流の先進地へ見に行っていただきました。それは、今まで富貴の地域へ外から人が入って、そこでもって交流する、言うなれば農業の現場というのを交流の現場に転換するというのはどういうことかという現場を見ていただきたくて、県外まで行っていただいて1泊して、現場を見ていただきました。  その延長線上に今年始めましたのが、支所のところの上の保育園がございますが、保育園の上の、辻の右側の田んぼをお借りいたしまして、あそこでの水田耕作でございます。おかげさまで、県内、県外を含めまして大勢の方に来ていただいて、あそこで田植えから収穫をやっていただく、そのことは確か、6月だと思いましたけど、広報の1面のところへ状況をお示しした経緯がございます。  このように、まず、外から人に来ていただいて、そこに情報力を持たせながら、あの事業につきましては農協の広報を使って各地へPRをさせていただきましたが、そのような交流によって農業をすることに自信を持っていただくようなことは、今後も続けてまいりたいと思いますし、それから、その一方で、これは富貴の大勢の議員の皆様の御協力いただきまして、ありがとうございましたとお礼を言わんといかんとこですが、言うなれば、医療施設ですね、安心して、先ほど課長が、生活環境と言いましたけど、安心して生活していただくための医療環境につきまして、なるべく整えてまいりたいというふうに思いまして、今回、職員の1名採用というようなことをさせていただきました。  安心して、つまり、生活できる場をなるべくできる範囲からつくりながら、もう一つは、そのような交流によって地域に活力を、まず、呼び込むことによって、結果として人口の増加につなげていかないと、一遍に人口の増加というのは、今までやってみた町村を見てみますと、なかなかコミュニティの中に入りづらかったりして、難しいことがあるかと思いますので、今年1年間、水田耕作の結果を見ながら今後はまた、地元の皆さんと考えてまいりたいと、こんなふうに考えているのが、現状で見てきました私の感想でございますので、課長の答弁に加えさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 3番、中山君。 ○3番(中山哲也) よくわかりました。後、前回、西山議員さんが一般質問の要望で出されていた下條村等の先進地を参考にして町として生き残るために、町独自の行政をされることとありましたが、3カ月たってどう考えてくれましたか。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 下條村という村は、実は私の出身の飯田市の南隣の町でございまして、下條村のやっている点では、かなりすぐれた点があることは十分認識してますし、町長さんもずっと親しくやっておりまして、いろいろ情報等いただいておるところでございます。  ただ、下條には基本的な条件がございまして、それは、中心市の飯田市が企業立地が立派であって、なおかつ、下條のあるすぐ隣の飯田市の南部に工業地帯が立地しているので、黙っていても、言うなれば、学齢に達している子供さんたち、または子供を持っている家庭が転入しやすい状況にあって成り立ってる町です。  そのためには、先日も町長がある会議で話しておりましたが、高野山で言いますと、高野町で言いますと、中心市である橋本市が頑張っていただかないと、当町だけで過疎対策から脱却することは、極めて難しいことでして、そのためには、あらゆる点で橋本市と、それから、周辺町村との連携が、これは県を超えてでも必要なことがあるんじゃないかというふうに思ってる次第でございます。  したがいまして、先般、富貴の皆さんに行っていただいたのは、日本で第1回の都市と農村の交流で、内閣総理大臣賞を取ったのは、実は飯田市だったものですから、そこへ行っていただいて、農家へ泊まっていただきました。そこでもって、何を感じるかということを、いろいろ出していただきました。いろいろな感想があったようでございますので、また、富貴の方へ出向いた点で、その点の細かいことはお話させていただきますけども、農村をつくっていくには農家の方は、めちゃくちゃの時間とめちゃくちゃのお金かけてます。そういう点で、一緒に今後もやっていきたいと思いますし、下條はある一定の条件下で伸びてきた町でございますので、もっと普遍性のあるところの情報をたくさん集めて、現場を見ていただくことがいいと思いますので、今後も必要でございましたらいかようにも現場へ、私ども職員もつけまして、行ったりして勉強いただいて、いい村づくり、特に農業に基盤をして、今後も誇りをもっていただけるような地域に富貴がなっていただきたいと思えば、ずっとこの2年間、現場へ入って思っていることでございますので、ぜひ、御参考にお願いしたいと思う次第でございます。 ○議長(平野一夫) 3番、中山君。 ○3番(中山哲也) はい、ありがとうございます。また、そんなように進めるように、よろしくお願いします。  後、地区懇で出た意見なんですけど、小・中で、今、小・中一貫教育ということで、勉強はできてるんですが、いかんせん人が少ないということで、高校へいきなり大人数の高校へ行ったら、今まで、この9年間は小学校、中学校と、自分がわからんでも先生が教えてくれたという状況なんですよね。それが高校へ行ったら、全く、そんなん一気に変わった環境へ出てしまって、先生もこっちから聞かないと教えてくれへん。よう聞かんから、勉強も落ちてくるというようなことを住民の方が言われてたんで、できれば橋本市とか高野山の小・中とかじゃないですけど、ある程度、大人数との、教育長さんが言われたのが、地域の人との交流で育てるというのも、今は福祉センターとかへ行ってしてくれてるんですが、それだけでは、やっぱり同じ年の子としては、ないと言うんか、そんなんが不足してると思うんで、高野山中学校へ行くなり、橋本中学校と交流するとかなりして、高校へ行ったときのいきなり大人数へのびびりというんですかね、そんなんをなくすようなこともしていただきたいのと、教育長がこの前言われてたのに、小・中一貫教育の取材で、テレビとかラジオが来てるということを言われてたんですよね、これって、めちゃくちゃチャンスやと僕は思うんですよね。こんなチャンスがあるのに、もし、富貴に転入したりとか、転校したりとか、家族一緒に富貴へ来たいという人がおったら、町としてもそんな要望があったときに、人が来れるような仕組みじゃないですけど、住むとこの確保じゃないけど、そういう感じでできる体制もとっておいていただきたいんですよね。 ○議長(平野一夫) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 地区懇でちょっとお話いたしましたけれども、中学校から向こうへ、高等学校へ行ったときに、少し引けを感じると言うんですか、そういう形で、今おっしゃったびびるという言葉に相当するんかわかりませんけれども、躊躇するということがあるということでございます。  実は、山内の中で、集合学習というのがございまして、そういう経験を何度かはしております。ただ、それで少ないということになりますと、当然、特別な関係で、また、触れ合っていく場をつくらなければいけないと思うんですけれども、近年、非常に多くなったのは、高野山だけでなしに郡内でスポーツ大会だとか、それから、競技大会、文化活動というようなことが増えつつあります。どうかそんなことも、今後、御連絡していって、参加していただきたいと思います。  本年、非常にうれしかったのは、キワニスクラブというところから表彰されました。これは和歌山県の学校全部を対象にした中で、奉仕活動をなさってる富貴中学校の行為というのは非常に高く評価されているということがありました。その中でお二人、負門先生とこの御子息と、もう一人どなたでしたか二人出て表彰されましたけれども、本当に堂々と、あいさつしてくれてましたのを見せていただいて、非常に心強く思ったんですけれども、そういう機会をぜひ、どんどん持ちたいと思っております。  それから、インターネットでの表彰も、全国的に表彰されております。そんなことで、富貴というのは非常に学校関係の方の設備、それから環境、そういう皆さんの状況というのは、非常にいい方向に私は、いってると思いますので、ぜひ、後はもう、父兄の方々がぜひそれを後押ししていただいて、バックアップしていただければ、もっともっと芯のある子供たちができると思っておりますので、どうかひとつ御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) たびたびで申し訳ありません。一番最後に出していただきました富貴を含めまして、過疎対策についてきちっとした窓口をつくりながら対応していけという、御質問につきましてだけ、今の現状を含めて、もう一度、補足だけさせていただきます。  現在、この仕事を担当しておるのは、企画振興課でございます。企画振興の方でもって、全般的なものを見ながら、外から来た方につきましても、いわば情報も受付をして、現場を案内したりしておりまして、私も現場へ御案内するときに同行したことがございます。ただ、今、御質問を聞いておりまして、感じましたところは、地元の情報を、それじゃ、完全につかんでいるかというと、そのときに、こういう条件のところに住んでみたいというのを聞いた瞬間に、そこの地区のところへ電話して、空いてるところあるというようなやり方しかやっていませんでしたので、もっと積極的に取り組む必要があるんじゃないかということを、議員の質問をお聞きしながら感じました。  そういう点で、中山議員さんは富貴地区にお住まいですが、各議員さん方にもお願いしたいと思いますが、高野山で既存の建物をお借りしたりすることは、なかなか難しい状況にございます。お気づきの情報で結構でございますから、ここへ行ってこうしたら可能性があるよということにつきまして、ありましたら教えていただければ、企画課に情報は集積してまいりたいと思っていおります。そのことによって、今外から来ている情報と、なるべく蓄積情報等とお見合いをしていただかないと、来た瞬間に今まで対応しておったことに、今のような問題が出てきたかと思いますので、富貴地区におかれましてもそんな情報がございましたら、ぜひ、企画振興課の方へ教えていただきまして、常にそういうような体制を整えてまいりたいと、このように感じた次第でございますので、過疎対策につきましての受け入れの補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(平野一夫) 3番、中山君。 ○3番(中山哲也) その件は、よろしくお願いしておきます。  教育長さんにおきましても、小・中一貫で、せっかく学力がええんだから、富貴から東大出たとか、そんな子もできる可能性もあるように、高校へ行ってもびびらず、学力はそのまま順調に伸びていくような指導をよろしくお願いしときます。  最後に、要望なんですけど、新しい若い町長になったということで、高野山も確かにきれいにしてくれたけど、人がおらへんようになってきたら、何にもしゃないやないかと思われないように、人口の流失の防止とUターン者及び交流居住希望者が出てくるような行政、施設の体制づくりをしていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) 質問の要綱に、3、4点書かせていただいたんでございますが、まず、第1番目の一般質問についてというとこから、一つずつさせていただきたいんでございます。一遍にまとめて答弁いただきますと、頭ごちゃごちゃになりまして、その次が言えませんので、すみませんが1問ずつの方、よろしく御理解いただきたいと思います。  まず、一番最初の一般質問についてということで、一般質問、政策に取り組み、政策に生きる議員、私たちにとっては一般質問は最も華やかで意義のある発言の場であり、また、住民からも重大な関心と期待を持たれる大事な議員活動の場であります。そのため、質問に立とうとするときは、大勢の住民の御意見を拝聴し、多くの資料を用意し、書類の山に埋もれながら質問の要旨を練り、理論構成をして要旨を通告し原稿の作成に入るのです。少しでも町の発展につながれば、また、行政の役に立てばと思いながら、こうして演壇に立っているのでございます。  執行機関は、通告の内容について議長から通知を受け、万全の準備を整え責任の持てる的確の答弁ができる体制をつくられて、議会の答弁の座につかれていることと思います。  この場では、美辞麗句や怒号のやりとりの1時間で、一件落着。後は野となれ山となれときれいに忘れられているのが、この時間の結果ではないかと感じるわけでございます。  と言いますのは、議員議会報として出しております正副で、各質問者の記録を再読させていただいておるわけでございますが、昔からその意見が行政に即、反映されていることがまれであると感じております。  質問の終わった後の気持ちは、ここ一番と奮い立ちながらバッターボックスに入ったのでございますが、見逃しの三振ですごすごとベンチへ帰っていくというときの気持ちと同じでございます。  町のために役に立つと感じるより、人に嫌われることをまた言ってしまったという嫌悪感に陥るのが現実です。  議員必携によりますと、一般質問は大所高所から政策の建設的立場で論議すべきであること、また、能率的会議運営が必要なことを十分理解して、簡明でしかも内容のある次元の高い質問をしたいものである。  また、質問であるから、あくまで質問に徹すべきであり、要旨やお願いやお礼や要望というふうな言葉を述べることは厳に慎むべきだと書いてあります。  私は、一般質問は執行部とともに手をとって、よき高野町をつくるための討論の場であり、その結果を行政に反映してもらわなければならないものと思っております。  先ほどの3番議員の質問でもありましたが、以前からの議員の多くの一般質問、これが政治に反映しておれば、このような質問が出ないのではないかと思います。以前から多くの議員が言っていることでございます。  昔から、議員の中で言う人もおりますけれども、議会や、またこうして一般質問でべらべらしゃべっても何も結果が出ないやないか、よく発言するな、それより町長室へ行って一つお願いしたらすべて終わってしまうのにと言われることがあります。これに徹するのは議員の仕事でしょうか、我々のように、こうしてしゃべるのが議員の仕事でしょうか。  当局は、この質問をどのようにとらえておられるでしょうか、議員必携にあるように、あくまで質問は質問であり、道を聞く人に道を「こうですよ」と教えるように、答弁だけしておけばよいというのでしょうか。「立案については、私たちの範疇であるから、立ち入るべからず」というお考えでしょうか。この一般質問についての当局のお考えを聞かせていただきたいと思います。  後の方は、また、続けてさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 西山議員の一般質問に答弁をさせていただきたいと思いますが、大変厳しい御指摘でございますので、日ごろ考えておりますこと、現在取り組んでおりますこと、対応の状況についても少し触れながらお答えをしたいと思います。  文字どおり一般質問は、私も、2年半前まで一般質問をする側でおりましたので、一般質問の意義、それから効果、そして意気込みというもの、1期について8回しかチャンスがない質問の場所でございます。定例会にのみ許された議員としての権利でございますから、そのことをよく心得ておりますし、行政事務について、首長、担当課長、そして教育委員会などの執行機関に対して、各案件とは議案とは別の視点で、大所高所から質問をするということは、よく存じておりますので、その立場で各議員の質問を聞いておるつもりでおります。  執行機関としての政治姿勢を明らかにすることは、一般質問があるなしにかかわらず、大変重要なことでありますから、特に当初予算の際には、所信を表明いたしまして、それに基づいて年度内の各行政執行、予算の消化等々をしておるわけでございますが、それとは別に4年の任期の中で考え得るべき施策の展開、そして過去からの政策の継続、そしてまた経過的に見直さなければいけないもの、継続すべきものを精査しながらやっておるつもりでございます。  皆様方から2年間にいただきました一般質問につきましては、特に、毎月第一月曜日に開催しております課長会、そして来年1月からは拡大課長会というものをやりまして、課長補佐、係長にも同席をさせて伝える行政の中に反映できるようにするような施策をとろうとしておりますけれども、議員がおっしゃいますように、現行施策を直ちに変更したり、もしくは方向を転換したりして、提案したことが直ちに実行されないという部分もあろうかと思います。しかし、現在の町の許された範囲の中で、また、法律の許される範囲の中で即効性のあるものはやろうと、議員が求めるものは町民が求めるものだということでやっておりますが、ある部分では、趣旨を踏まえて形を変えて、例えば、過疎対策でもそうでございます。趣旨を踏まえて、これは総合力でないといけない分、先ほど少しありましたが、下條村の例もよく存じ上げております。しかしながら、全県下で和歌山市を含めてすべての市町村が、人口が減っている段階で、一人4,380名の町民を抱えた高野町が、極端な施策を打ってもそれは実現しないし、予算の無駄遣いになると私は考えます。ですから、橋本市と協調して、橋本市さん頑張りましょう、みんなで頑張りましょうという施策を打つことも町民の願いに叶っていくんではないかと、そういう意味で即効性がない施策をやっておるんではないかと見える部分がありますが、私は、所信でも申し上げましたように、ここの町の基幹産業は第3次産業であります。その第3次産業を強くすることによって、副次的、二次的に農業、林業、その他の職種も発展をしていくのではないかというふうに考えるものでありますから、施策をやっております。  ただし、先ほど申しましたように、各在所、19の在所はそれぞれの思いがありますので、実行可能な分から、例えば、インターネットができないから2家族が引っ越したよということを聞きましたので、何とかそれはしなきゃいけない。学校もそうです。携帯電話、お盆に帰ってきた、もうすぐにあした帰りたい、携帯も通じんところへ、おじいちゃん、おばあちゃんおれんよ、何とかこれしていきたい。雨が降ったら水が濁る、これは何とかしてあげたい。しかし、それは、現在の予算措置と整合性がとれるようにしないと、他の市町村の例もありますけれども、大変住民に後で迷惑をかけるということになりますから、そういう形でやっておるので、即効性がないことについては、予算がないということで逃げるつもりはありませんけれども、格段の御配慮、御理解をいただきたいというふうに思っておるわけでございます。  今の質問に最後に答えますけれども、一般質問というのは、軽視しておるわけではございません。この中で、現行施策が変更できなかったり、新規政策の採用がなかなか実行できなかったりということがあった場合は、私も、議会によりましての地方自治法98条による検査権行使、検査、もしくは109条、110条による常任委員会、特別委員会での調査、最後は各常任委員会による調査権の執行というところまで進めるわけでございますので、それを含めた上で一般質問は受けておると、そして、課長会ではそれを伝えておるということだけを、最後に答弁させていただきまして、審議を御理解いただけたらと思います。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) 御答弁ありがとうございます。  自分の思っていると言ったら悪いんですけども、この一般質問というのは、ただお聞きするだけじゃなしに、我々の意見も聞いてやるよと、で軽視はしてない、議会の一般質問を軽視してない、行政においおいに取り組んでいく、できる範囲でやっていくということを聞いて、心強く思っております。私たち議員も、町のためになるようにと思って、一生懸命に頑張っておりますので、その辺のところをくんでいただいて、皆からの提案をよく御検討いただき、行政に繁栄していただきたいと思います。  それから次に、学校対策でございますが、これ9月に質問させていただきました。その後でございますけれども、我が国は、特に過疎化が激しい高野町でございます。人口はどんどん減ってございます。これまだ合併しておりましたら、このような質問はできないんですけども、幸い高野町単独ということでございますので、細かい話でございますが、聞かせていただきます。  執行部、頭脳明晰であり優秀な方でございます。また、活動的で優秀な教職員さんが行っている業種でございまして、その特徴を生かしてまちづくりができるはずなんですよね。高野町単独ということで、しかるに、先ほども言いましたように、行政を見ておりますと何か手ぬるい感じがします。少し残っておる住民から、町財政を守るために税金だけを取っておるというふうな、増税するというふうなことしか感じられんように思うんです。住民保護や住民福祉というのを忘れておりませんか。住民不在の行政を行っていませんかということをお聞きしたいと思います。  それで、過疎化の第一の対策とことは、先ほどの3番議員さんも言うておられましたけれども、増やすと言うより減らさないという方が望むのは一番じゃないかと思います。人が増えるということについて、みんなの負担が楽になるわけですから、それしたらいいんですけども、それは無理と言うんでしたら、減らさないという方向で考えていただきたいと思います。  前回で、中学校対策でお聞きしました。9月にいただいた答弁では、ちょっとこれは教育長さんに御一考いただきたいんでございますが、その答弁の中で学校関係者も現場で努力していただいておりまして、県下でも優秀な部類に入る中学校でございますという御答弁いただきました。しかし、現実は、まるで反対で、下から一・二の中学校の部類ではないかと思うんです。そして、ある先生はよく休まれるということも聞いてございます。英語の授業なんかもままならないと、生徒がぼやいておると、サボりたい生徒がぼやいておるというぐらいですから、ちょっと考える余地があるんではないかと思います。  以前から、優秀な学校であれば生徒が増える。特徴のある学校をつくっていただきたいと何回もお願いしました。それには、よい学校には子供さんが来ます。子供さんが来るということは、低学年でございますから親御さんも連れて移住してくるわけでございます。それが、当町ではできないという答弁でございまして、全然手を打ってくれませんでした。しかし、現実にはよその町でできました。  これも先のときに言いましたけども、そこで、高野町の小学生が向こうの学校へ受けに行く、それができなければ成績でできなければ、私立の学校へも行くというふうな話が出ておるそうでございます。前のときに5人ほど残るという話を聞いてございましたですけど、その5人のうちの何人かは、またその話に引かれまして、親御さんを連れて出ていきたいというふうな言葉を聞いてございます。これでは、過疎対策どころのはなしやない。ほり出しているような感じになるんでございます。9月の質問をしてから、何か手を打っていただけたのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平野一夫) 辻本教育次長。 ○教育次長(辻本一) 失礼します。教育長の前にちょっと失礼いたします。  高野山の中学校のレベルがということでございますが、私どもは決して低いとは思っておりません。それ以上にレベルを上げるために、現在、高野山中学校の御質問だと思いますので、現在の取り組みを説明させていただきます。  まず、国語力の向上のため、小・中の連携授業校としての指定をいたしまして、県教育委員会の指導を受けながら、先生方のお知恵を絞っていただきまして、ティームティーチング、TTというんですが、授業方法の工夫、改善に取り組んでおります。国語力は生徒たちのすべての学習の基礎ですので、今後もさらに取り組みを前進させていきたいと思ってございます。  また、3学期制も2学期制に2期に切りかえまして、理解しにくい内容も時間をかけて学習できるようにしてございます。
     そのほか、外国人の英語助手を学校に派遣をいたしまして、英語力の向上及び地域学習とか職場体験学習、福祉ボランティア学習を通じて豊かな人間性や社会性の育成に努めてございます。  これからも、家庭や地域とも連携、協力を得ながら、生徒たちの知識や可能性を最大限に引き出せるようにと、現場の先生方も一生懸命頑張っていただいております。  そんなんで、結果がすぐにはあらわれませんが、いろいろな取り組みを通じて成果を出したく思ってございます。  中学校の現在の取り組み状況の一部を報告させていただきました。  失礼します。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) この前と同じ御答弁をいただいたのでございますが、中学校の成績は決して低くないと言われました。低くないなら、なぜ、出ていくんですか。子供たちが出ていく、次の上の学校へ行くのには役に立たんから、高野山中学校でおったら進学できないからということで出ていくわけなんですよ。それが、子供たちはみな言ってます。そこへ親がそういうふうに感じておるんですよ。できるんなら、そんなことはないはずです。できる学校なら、子供たちがよそからでも来るはずです。その充実の方向を考えていただかなくて、まだ、いまだにうちの学校は低くないというのは、ちょっと違うんじゃないか。さっきと同じ答えですけども。これではちょっと、我々の質問した意見を聞いて行政に反映してくれてると思えないのでございます。  それと、2学期制といわれましたけども、小学校は2学期制で中学校は3学期制だったんですかね。それの違いがあるので、小・中一貫の合併ができない。富貴の小・中学校はできたけども、高野山小・中学校はそれはできないということでございます。小学校で2学期制でできる。それで2学期制がいいと言うんでしたら、中学校も2学期制に踏み切っていただいて、小・中一貫というふうなことも考えていただくというふうな対応策を考えてくれておるんですか、県からの指示が、以前からそうですよね、県からの指示がありませんのでできません。これはできませんというふうな答えがほとんどなんですよ。今、一番高野町で、過疎で対策として考えなくてはならないのは人が減らない、減らさないことと、先ほども言わせてもらいましたけども、中学生が10人ほど出て行った、それにつれて最低10人の親が出ていくんじゃないかなと心配します。それへ家族連れで出ていくという可能性も出てくるわけなんですよ。親御さんはこっちで勤めておりゃ、そのまま通勤していったらいいんです。よその町は住みやすいというんですか、生活費が安くつく、高野山は、生活費が高くついて住みにくいということが概念としてみな思われております。だから、教育においてでも、高野山は特徴があるのです、いいんだよというふうな学校にしていただきたい。そうすることによって人が減らないのではないかということで考えております。いま一度、当局の考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平野一夫) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) お答えをさせていただきます。今、次長が報告したのは事務的なことでございますけれども、正確に実行しております。特色ある教育環境ということでございますけれども、実は、本年、教育フォーラムという形で、全国でもまれなるフォーラムを行っております。優秀な講師が来ていろいろな形での論争を行ったことは御承知と思いますけれども、非常に和歌山県の中でも特色ある教育の方向を見出しつつあることは事実です。  それから、2学期制については、全く先生が今、おっしゃったとおり、高野山中学校、小学校、全部2学期制に18年度4月1日から始まっております。全部2学期制でございますので、中学だけが3学期というようなことはございません。全部統一して2学期制になっておることは事実でございます。  それから、小学校の生徒、これは17人が本年度卒業されます。その中で、何か、高野山中学校へ行かないからということを、今、質問されましたけれども、調べましたところ、できるがゆえに実は、古佐田丘へ行く、それから別の中学校、私立に行くという形が3人ほどいます。それから古佐田丘へ4人の生徒が受験するということになっておりまして、17人のうち7人が既に高野山小学校から中学校へ行くということです。学力が低いからというのは全く小学校としては考えておりません。十分に学力はできていると。それから、本年中学校に入っている1年生は、郡内でも非常に高い数字が出ております。統一試験の結果でございまして、どこでだれがそういうワーストからというようなことを言われているのか、私は、全くわかりません。このこと言われている御父兄方自身がどっかでお間違えをしてるんじゃないかと思います。  それから、原因を追求されている先生方の質問でございますけれども、実は、非常に立派な先生です。個人の名前は挙げませんけれども、スポーツに非常に長けた先生でございます。情熱のある先生でございまして、現在、3年勤めて年目に入っておるわけでございますけれども、伊都郡内の野球のチームの監督としては非常に立派な成績をおさめたことも、御父兄方皆さん知っております。そういう状況の中で、指導力が全く不足しているということは、私は、全く考えておりません。ただ、体が調子が変調を来すということだけは、理由には入っております。このことについては、県との接触は随分、春から行っております。簡単に職員を異動して変えるというようなことできませんけれども、そういう面から言いますと、19年度にかけての上申書提出並びに異動の理由付の話し合い等で、県の方との折衝は十分にできる時間がございますので、まず、見ておってほしいというようにお願いをしたいと思います。  それから、郷土愛ということについて、ぜひ、ひとつ私、これは町当局の方とも話しておりますけれども、世界遺産文化フォーラム、それから全国世界遺産ウオークという形での、これも全国的な催し物を本当に18年度大きな転換を迎えて、教育の年だったという報告を、私は、したいと思っておりますけれども、それぐらい高野山の教育という形では、町長以下、町長部局の御理解を得て随分大きく変動しながら、大きく変えようとしていることも事実でございます。どうかその辺、そのところを御理解いただいて、大きく高野町が教育に目を開きながら前に進んでおることを御理解いただいて、今後の御指導をお願いしたいと、このように思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) 教育長、御答弁ありがとうございます。  先ほども言わせていただきましたとおり、9月に質問してからどれだけ動いてくれてるのかということで、お答えで、相当の努力をされておるということでございます。ありがたく思っております。子供たちの教育というのについてでございますが、子供たちの教育より、私は、今、ここの場では、今日の質問は人口を減らさんということで、主に言うておりますんで、その変を御理解いただきまして、学校教育の方も十分に充実していただきたいと思います。  それから、先ほどの質問で、小・中の統一、富貴と高野というような話もありましたけども、私は、そういうふうな意味で地区には地区の学校が絶対必要だと思いますんで、統一するというより地域のシンボルとしての学校は、どうしても残していただきたいと思っております。その辺も考えておいていただきたいと思います。  それから、その次に書いております住宅建設でございますが、高野山上は地理的事情により自家用住宅の建設は非常に難しい状態です。町営住宅より転出を命じられれば、町外に住居を構えるより仕方がないのが現状です。  以前の町営住宅については、低所得者用住宅で、所得が多くなれば退去しなくてはなりませんでしたが、その後、所得の多い人でも入居できるようになったとのことを聞いて喜んでおります。  しかるに、今回建設した住宅によりますと、入居資格は、低所得者用としての認可で、補助金をいただいておるという御答弁でございました。高所得者の入居は不可能ということです。先にも申しましたが、今の高野町では、新住民を迎え入れるだけの魅力がある町ではございません。ならば、転出者を減らすのが手始めではないでしょうか。特にお願いしやすいのは、町の職員です。職員に高野町に住んでいただくためには、住宅が必要です。さらに消防職員は、特にそうですよね。これから親元を離れて独立したい若い職員には、住宅を用意する必要があるのではないでしょうか。しかし、その職員には入居資格が金銭的な面でないわけです。それでは町の活性化の事業にはならないでしょう。一人でも住民確保のために住宅建設ができないのなら、その事業は無用の長物ではないかと思います。  現在、着手しました2号館は、町長の公約であり、実行されたことには敬意を表しますが、予定されております、続きます4号館、5号館等についての建設は、諸般に事情を考えて再考を促したいと思います。  2号館の建設費用は、3億5,000万円かかりました。補助金の関係で月20万円の所得がある人は入居できません。さらに、この建設費は3億からの建設費は、ほとんどが町外に流れてしまいます。高野町の投資にはなりません。  この建設費を賄うのに、家賃収入でもって100年たっても償還できない高額のものでございます。それは行く末々我々住民の負担になり、高額の住民税の対象になるのではないかと思います。  そこで提案ですけども、学生マンション等、ほとんど空き家ですし、助役さんも先ほど言っておられました。空き家があれば提供していただけたら活用したいと言っております。それを活用するように、家屋も空き家が目立っております。ひもつきの1億数千万円の補助金を断っても、2億円に上る自己資本で、自己資本があるわけでございますので、買うなり借りるなりして、改修し、補助金を出していただいて職員に住民として住んでいただける対策をしていただけないものでしょうか。  人が住み、これだけのお金が流通すると、町内がまた活性するのではないかと思います。この提案はいかがなものでございましょうか。御返答いただけたらありがたいと思います。 ○議長(平野一夫) 崎山環境整備課長。 ○環境整備課長(崎山主憲) 失礼します。西山議員の御質問は、住宅政策につきまして、まさに、大所高所から見た質問であり、現在の住宅行政に関する課題を御指摘いただいたものと考えております。  町営住宅の建設につきましては、町といたしましては、財政的に一番効率のいい方法、つまり補助金をいただいて、その裏に起債をつけていただいて、一般財源を最小限に抑える方法で今まで講じてまいりました。それに伴い、国からの制約等が義務づけられるという、反面、相反する約束を守らなくてはならない、今、議員がおっしゃったとおり、所得が20万円以上の者については入居することができませんということを御指摘いただきました。  これは、計算方法がいろいろありまして、議員おっしゃるとおりの所得、20万円というのは一つの規定でございますけども、それについては、家族全員の収入をもって所得税を合計する。それには控除するべきものもあります。それは扶養家族1名につき38万円は減額できると、3人家族でしたらそれの3倍が減額の対象になると、大体平均家族でしますと、夫婦と子供2人の場合では、所得で、収入ではありません。所得で大体400万円近い所得があっても入居できるような体制になっております。  国からの補助金を受けずに住宅を建設することができれば、議員おっしゃるとおりの問題もクリアできるのではないかと考えております。  町独自の判断で高額所得者も入居させることもできますし、議員の御指摘のとおり住居確保困難な人を確保するための住宅政策を取ることも可能であると考えております。  私は、参加しておりませんが、私の課の職員で、ただいま助役申しましたとおり、長野県の下條村の住宅関係の視察に行ったときに、補助金をもらわずに住宅を建設し、飯田市のベッドタウンとして村の独自の発想で若い世代入居者で、子供の確保、住民の確保に努めていると報告を受けております。  また、私も、行財政の研修で、中国地方の島根だと思うんですけども、そこへ行かせていただいたときに、どうも施設が使いやすい、勝手のいい建物ばかり建っておりました。国の規制があるのにどのようにクリアしてこの建物建てたんですかと聞きますと、それは、使い勝手のいい地域に合ったこういう建物を建てようとするならば、補助金はもろたらあかんでと、補助金なしで建てれたら、この市独自の思い勝手のものを建てられますよということを聞きまして、これ以上の質問はできなかったというような現状があります。  本町にとりましては、財政的にも苦しいところがありますが、議員が御指摘のような政策も研究していかなくてはならないと、当課では考えております。  また、議員の御指摘のとおりピーク時2,500人いた大学生も現在では500人程度、ワンルームマンションは空き家を多く抱えております。二個一、三個一に改装し、世帯が居住できるものにするよう奨励し、改装費用の一部を補助する制度も考えていくことが必要になってくるのではないかと、担当課では考えております。  住民確保のための政策と言えば、個人の財産等の補助であり研究しなければならない部門も予想されますが、上司等と協議いたしまして前向きに考えてまいりたいと考えております。  しかしながら、早急に取り組む必要があることは認識しております。  最後に、3期、4期の町営住宅の建設計画でありますが、再考願いたいという御質問がありましたので、一応、当初の計画では75戸の住宅の建設を予定しておりました。第1期では18戸、第2期では21戸、第3期では15戸、第4期では21戸、計75戸。その内訳は、鴬谷住宅の建てかえで48戸、凌雲団地で14戸、新規採用で13戸の計75戸でございます。  新しい入居者を考えずに、今の建てかえだけを考えて見ますと、すべてで62戸が必要でございまして、2期工事が完成すれば39戸、後23戸を確保すると建てかえの分のすべてが確保できるというような状況になります。3期の工事で一応、15戸と予定しておりましたが、ひとつ頑張って23戸建てれば3期で、新規を考えないで建てるならば、建てかえだけを考えるならば23戸ですべて完了するということになります。それは21年、22年の工事になってまいりますので、現状も大変変わってくると思いますんで、そのときに再考の余地はあるんではないかと担当課では考えております。  満足いただける答弁になったかどうかわかりませんが、御理解を賜りまして、この辺で答弁にかえさせていただきます。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) 最高の答弁をいただきましてありがとうございます。  これから住民も減っていきますし、建物ということもよく考えてから着手していただけたらありがたいと思います。  それから、町民税についてでございますが、これほんと、私、勉強足りませんので、教えていただきたいんでございますが、税務署で地方分権のため、確定申告が済んだ6月より、所得税が減税となり、町民税が増税されて徴収されると聞いてございます。その内容をお聞かせいただきたいのでございます。それに対して、人口の減少している我が町では、非常に不利な税制ではないのかと思うんです。大都市優遇の税制だと思っております。  消費税が昨年、納付方法が改正になりまして、ほとんどの需要者が本則納税となりました。計算した結果、高額な増税となったわけでございます。ただ、5%徴収とそのままでございますが、納付する税額は多くなってございます。所得税も減税とは名ばかりで、名前を変えた増税になるのではないのでしょうか。実例を挙げて一つ説明いただければありがたいと思います。 ○議長(平野一夫) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 確定申告の町民税はどうなるかということについて御説明させていただきます。  地方でできることは地方にという方針のもと、進められている三位一体改革。地方公共団体は、国が国税として集めた財源の中から国庫補助金を受けており、その行財政システムは必ずしも高いとは言えません。このため、地方公共団体が自主的に財源の確保を行い、住民にとって本当に必要な行政サービスをみずからの責任でより効果的に行えるよう、国税から地方税へ、税そのものの形で3兆円の財源移譲をすることになりました。  どう変わるんかということになりますが、平成19年度分から住民税、これは町民税、県民税です。所得割の住民税、所得割の税率が10%に統一されます。  住民税の所得割の税率は、従来3段階の超過累進構造になっていましたが、これを所得の多い少ないにかかわらず、一律10%の比例税率構造に変えることになりました。応益原則の明確化ということでございます。これによって、高額所得者の多い地域に税収が集中することなく、税源移譲が可能となります。税源の依存度の縮小ということです。  税源移譲によっては、住民税が増えても所得税が減るために納税者の負担は変わりません。住民税の10%を比例税率化に伴い、国が集める国税、所得税ですが、税率も見直されます。住民税については、最低税率が5%から10%に引き上げ、最高税率が13%から10%に引き下げとなっていますが、所得税は逆に最低税率が10%から5%に引き下げられ、最高税率が37%から40%引き上げとなります。  また、人的控除の算入に対応した減額措置なども講じられます。これらの措置により、税源移譲の前後で住民税プラス所得税の税額負担は変わりません。ただし、定率減税、定率控除が廃止されることにより、その分税額は増えます。  また、税源移譲とは関係なく、これは、平成19年度から平成23年度までの5年間、県民税均等割に紀の国森づくり税が加算されます。個人は500円ですが、法人の場合、資本金等の額により1,000円から4万円の額が加算されます。  この森づくり税は、水源のかん養、県土の保全等の公益的機能を有する森林から、すべての県民が恩恵を受けているとの認識に立ち、森林を県民の財産として守り育て、次の世代に引き継いでいくことを目的として、県民の理解と協力のもと森林環境の保全及び森林と共生する文化の創造に関する施策に要する財源とするものです。  この財源移譲による所得税、住民税の改正並びに紀の国森づくり税の課税に伴い、国、県はテレビやチラシを使ったPRを予定しております。また、説明会を既に開催しておりますが、住民に理解を求めています。  当町では12月広報や来年度の申告時にチラシ等を同封し、住民に理解していただくよう計画をしております。  今ちょっと配っていただきました実例ということで、それは国税庁の作成したチラシでございます。その写しで説明させていただきます。  まず、税負担は増える減るというようなところで、移譲前と移譲後の所得税、住民税の率が書いております。所得税が4段階が6段階に、住民税が3段階あったのが一定に統一されます。それで具体的な例ではございますが、まず、独身者の場合、300万円の収入をもらっている人が、税源移譲前所得税は12万4,000円を支払いしておりました。そして、住民税は6万4,500円。この人の所得税と住民税は金額は18万8,500円。そこに町民税、県民税の均等割の1,000円と3,000円,4,000円が上乗せされた額が、税源移譲前の額でございます。それが移譲後に変わりましたところ、所得税が6万2,000円、住民税が12万6,500円、そして合計が18万8,500円と、住民税が増えるかわりに所得税が減ると、仮に簡単に申しますと、1万円のうち今までは7,000円と3,000円という金額が、今度5,000円、5,000円になるとかと、そういうようなことで、総額としては変わらないということです。それが今度、税源移譲することによって、おさめる時期は変わりますが、総額として個人としておさめる額は変わってきません。というのが、今の国税庁から出てある説明でございます。  そこに均等割は、ただいま県民税1,000円、町民税3,000円の4,000円でございますが、森づくり税の均等割がつきますので、県民税が均等割1,000円プラス500円の1,500円、町民税は変わらず3,000円の4,500円というような形になります。  ただ、定率減税ということで、今、所得税額の10%を控除する金額とか、個人住民税の所得割の7.5%を控除するというようなものが来年度の課税からなくなりますので、その分、税額は高くなりますが、それはあくまでも、今の税源移譲ではなしに、法的の定率減税・定率控除というのがなくなりますので、その分が上がるということで御理解をお願いいたしたいと思います。  ただ、住民税のちょっと御承知の人もおりますけども、例えば、基礎控除38万円が、国税の控除でございます。住民税の場合33万円。5万円の開きがあります。それには、先ほど申しましたように人的な控除ということで5%の減税、減税と言うことなしに、その控除分のマイナスというような形で調整がされるようになっております。  以上でございます。まだちょっと、あしたあさってというような形で、税務の担当の職員の説明会、講習会というような形も予定されております。詳しいことになったらお知らせできるようになると思いますが、現在、国税庁からきて説明を受けている範囲で説明させていただきましたので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○12番(西山茂之) いろいろ教えていただいてありがとうございます。  実は、ここへ来ますときに、商工会へ寄って書類新しいの来ていませんかと言ったら、来ていましたんで、もらってきたんですが、先ほどの定率減税が減りますよ、のうなりますよということですね。これで、税源移譲ということで、住民税が増える、けれども税額は変わりませんよ。実際この数字見たら変わらんわけでございますが、定率減税が変わる、それから老年者非課税措置が消えるということになりますと、相当な増税になるわけでございます。夫婦と子供二人、収入年額700万円の人は、今までは41万8,000円払ったのが45万9,000円払わなければならない。4万円からの増税になってるわけでございます。  大概の人はこういうふうなことにひっかかってくると思うんです。これはもう、政策で決まったことでしょうないと思うんですけども、町移管されました住民税、国税でしたらみな支払いをしてるでしょうけども、住民税の滞納という心配はないんでしょうかな。このことについて広報してくれると言いますし、テレビやチラシでも広報するんで、住民には納得してもらえるということでございますが、町民税の方が滞納になっている可能性が多いんじゃないか、その対応はできるのか、また、滞納になってから、議員さんにやいやい言われて、徴収行ってません、行きますっていうふうなことにならんような方法、町として損にならんような方法を考えられておられるのか、いま一度、そのお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平野一夫) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 滞納のことなんですが、現在、うちの方で徴収員と言うような形で、徴収に回っております。それは、今のところ現年度分のみを回るというような形で、滞納の方はついでに回っておるというのが現状でございます。  この間、環境整備課、健康推進課、住宅税、国民健康保険、介護保険税、税金というような形で会合を持ちまして、来年度ということもないんですけども、1月からそういう現年度分、今、令書を出していただけるものを徴収するというのが、これはいかがなものかというようなことで会議を持ちまして、できるだけ現年度分については自主納付をしていただく、また、滞納整理つきまして、その人を重点的にそういう形で回っていただくように、現年度分を集金という時間を割いて滞納に力を入れようというような形で回っております。  また、コンビニですね、今、コンビニで納付できるというような形、それも考えてやっております。当初、4月の予定から進めたいということで進めてあったんですが、コンビニ、何も1カ所という形にいきませんので、機械がバーコードというのを読むような仕組みがコンビニの納付の方法でございます。そしたら、片一方はA社でその機械を読み取る、だけどB社では読めないというような、そういうちょっと難しいようなことになっておりますので、うちで印刷して、普通の令書みたいに、これでお願いできますというような形にはならず、一度、コンビニの取扱してあるところへ持っていきまして、そこから各コンビニの、うちでしたらココストア、近くでしたらローソン、セブンイレブンというような形で、全部そういうような形でやっていただいて初めてパスできるというようなことになります。  4月からということで、現在進めておりますが、コンビニの収納につきましては、多分、今のままでいったら向こうからオーケーのサインが出てくるというのは10月ごろになるんじゃなかろうかというような感じですが、できるだけ早く納付書を渡して、納付金融機関のできない土日、また夜間、コンビにでもおさめていただけるような形をとりたいと。それ通して先ほど言いましたように、滞納整理の方を重点的に回るというような形で徴収の担当を回すというような方法で考えております。  また、この20日の日なんですけども、一斉に滞納整理、各課で、担当の課だけ回らせていただくというような計画をしております。  そして、昼間回っても、ちょっと高野の場合いてないというような関係もありますし、そんなんで夜間も回るというようなことです。そしてまた、それに伴いまして3月には、まだ、こういう話はしてないんですけど、管理職の皆さんにお願いいたしまして、回っていただくというようなことも、今、計画をいたしております。  それと、税回収機構の方なんですけども、どんどん今、やっていただいております。うちでそういう感じでできないというようなものをそこへ送っていただいて徴収にしていただくというような方法もあるし、現在今、うちの方から3件の件数を向こうの方へ送っております。それで今対応していただいてあるところでございます。そのような状況で滞納整理というような形で重点を置きたいという形で、住宅、ごみ、介護保険、国民健康保険、税金というような形で共同してやっていきたいというようなことで、今進めておりますので、御了承よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(平野一夫) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) 滞納整理ということで、詳しく説明いただいたんでございますが、そうじゃなしに、せっかく税源移譲ということで我が町へお金が下りてくるわけでございます。町民がおさめてくれるわけでございます。これには大きな町も小さい町も不平等にならないように、計算されておるということでございます。ありがたい税でございますので、滞納整理じゃなしに滞納にならない方法でおさめていただくような広報をするなり指導をしていただいて、これを十分に活用していただけたらと思うのでございます。この移譲された税を使いまして、高野町の町の活性化を、さらに、一番最初に答えていただきましたように、我々議員の言葉も参考にしていただきまして、よきまちづくりのために御尽力いただけるようにお願いしておきます。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) しばらく休憩します。              午後 2時45分 休憩              午後 3時00分 再開 ○議長(平野一夫) 休憩全に引き続き会議を開きます。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 御休憩をいただいての一般質問でございます。いましばらく御清聴いただきますよう、よろしくお願いいたします。  今回、私、質問申し上げる点につきましては、焦点を絞り込みまして3点を質問するわけでございます。花坂小学校のプールの修理について。今この時期プールの話もおかしいようですけれども、予算の関係で、今回12月定例会で質問をさせていただくことになりました。  このプールについては、修繕するよ、予算措置をするよという回答をいただければ、それだけでいいわけでありますので、よろしくお願いいたします。  しかしながら、若干、問題提起いたしましたので、少し説明もさせていただきます。  また、法人からの寄附金についてということでありますけれども、法人という言葉は適当でないかもわからないんです。今までお話を聞いてきた中で、個人でないということで法人かなということで、法人、法人とこのように言っております。全く的が外れているということでもないように思うんですけれども、この法人というのは、今までのいろいろの説明の中ではっきりした記事は、記入はありませんでしたですけれども、その点御了承いただきたいと思います。  それから、有害鳥獣の対策について、これも所管調査におきまして、いろいろ現状、取り組んでいる内容について説明をいただいておりますんで、予算増額して今年はやりましょうやというお答えをいただければ、それに越したことないわけであります。  先ほどの、先の議員の方からも、一般質問に対しまして、いろいろ御指摘されておりました。私も、この質問をするに当たりまして、この壇に立ちまして一般質問するんであるので、やはり取り上げていただいて、効果を出していただくように、やっぱり取り組んでいただきたいと、先ほど、町長からの姿勢も聞かせていただきましたですけれども、こういった例がございますので、その一端を申し上げておきたいと思います。  これは、私の3点の質問に対する前座でございますので、これに対して回答をいただくことは要りません。  先般、文化通り中門跡の便所を視察させていただきました。これは所管調査で見せていただいたわけでありますけれども、なかなか立派にできております。2,200万円~2,300万円の予算でやられた便所でございまして、見学させていただいた範囲ではなかなか立派な便所でありまして、冬季には暖房も入っております。おそおそ高野山に上って来まして、あの便所を利用させていただければ、休憩所にもなるようなことになっております。まかり間違って一昼夜あそこで過ごさせていただくこともできるような内容の便所でありました。  しかしながら、この便所に対して観光案内人の方々が、20人、30人をあの前に並べて、あの便所の観光説明をするということは、恐らくないでありましょう。  しかしながら、この前にも質問しておりましたですけれども、一の橋から奥の院に至る参道について、見苦しい点があるところについては修理をやっぱりやっていかないかんでということを申し上げてきました。そして奥の院の近くの越前の松平廟の前に行きますと、20人、30人の参拝客の前に観光案内人が立ちまして、一段高いところに立ちまして、重要文化財松平廟、石廟でこういうお墓は日本でもないんですよという文化財的な説明を施しております。  しかしながら、この様子を見てみますと、私も、彼岸から行っておりませんので、彼岸の現時点での見た感じでございますけれども、屋根には落ち葉がたまりまして、実生の木が生えております。周辺の石垣が既に倒れておりまして、細いロープで補強しているような状況にあります。便所の前では、さすがそういった観光説明はいたしません。しかし、あの便所を利用したお客さんは、きれいな便所であると、その便所を使うことによって山内の取り組んでおられる姿勢があそこで感じられるということについては、これはプラスになると思います。しかし、観光案内人の方々が、松平廟の前に立ちまして、重要文化財、石廟です、このように説明を繰り返す中で、あの姿を見たら非常に残念でなりません。こういったものに対して修理をしてくださいということを前にお願いしたことがありますけれども、町長におかれましては、本山の方でも年間何百万円か予算化して、随時直していく計画があるんだというお話もありました。  教育委員会の方につきましても、私の責任の範囲でこれを整備していくと、修膳していくような作業をします。動きをしますという、確かお答えをいただいておるわけであります。  所有者の問題、これを管理する高野山文化財保存会の問題、これを総括、見ております教育委員会、なぜ、教育委員会が動きをしないのかというところに、宗教環境都市を目指す高野町においては、非常に残念であると、このように思います。これが一つのペーパーに取り上げられて、報道されるようなことがあったら、県も困ることになるだろうし、一つの騒ぎになりますが、みんなが黙っているんで何でもないように過ごしておりますけれども、その辺を十分お考えいただいて対策を講じていただきたいと、こんなふうに思うわけであります。  所管調査の中で花坂の便所については、非常にきれいになりましたと、きれいになったために、きれいに使っていただいております。課長の説明をいただきました。先日、あそこの前を通ったときに、使用させていただきましたが、そのとおりだったと感じております。そういうようなこともありますので、ひとつこれから私、質問する内容につきましては、はっきりした答弁をいただければ一番うれしいと思いますので、よろしくお願いいたします。  高野町の小学校のプールの漏水調査と修理を行うことができないか。 ○議長(平野一夫) ただいまの発言は、質問内容からそれておりますので、注意します。通告に従って。 ○8番(﨑山文雄) ただいまから質問を。先、申し上げたことが、前提です。この質問に対して守ってほしいんですよということの気持ちを伝えておりますので、御了承いただきたいと思います。
     第1番目に、高野町花坂小学校のプールの漏水調査と修理を行うことができないか。来年の夏のプール使用に対しまして、その動きをしていただきたいと、このように思います。若干説明を加えます。  花坂小学校のプールは、縦20メートル、横14メートルで水深が1メートルあります。このプールが3日間で水位が50センチメートル下がります。50センチメートル下がったところでこの水位がとまるわけです。3日間でどのぐらいの水が減ったかと言いますと、140トン、140立方メートルの水が漏水したことになります。日量にいたしますと約50トンです。50トンの水が漏水しているわけであります。  児童たちにこのプールを使用さすために、50トンの水を、夜中からするのか、朝方からするのか、50トンの水を補給しなければならない。一般的によく言われるんですけれども、午前中に太陽光でこの水を温めて、そして昼から子供たちに使用さすという一般的な考えが、ここではできないわけであります。そういう点がありますので、そこでこの漏水調査をしていただき、そして漏水をとめていただくという考えを持っていただきたい。やりましょうというお答えをいただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、2番目について申し上げます。18年度から受け入れが始まるはずの寄附金5,000万円について、一向に形があらわれてきておりません。自立の町を目指す基本的な考えの一つに、歳出を削減するという提案がありました。最もであると思います。この点につきましては、着々と確実に実行されております。しかしながら、収入面を見てみますと、一つに18年度より受け入れられるはずの法人からの寄附金が、法人と最前申し上げましたとおり、法人と言っておりますが、その辺を御了解いただきたいと思います。寄附金がいまだ計上に至っておりません。本山とも、たび重なる会合が行われているようでありますので、本件についてはどのような話し合いになっているのか、18年度も残すところ3カ月あまりとなりました。今年度には補正も期待できないんではないかと、このように思っております。今日までの経緯について説明をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、3番目でありますが、有害鳥獣の対策について、これについて伺います。  これについては、予算を増額して農作物被害への対策を講じてほしいと、講じられてはどうかと、講じなければ町民も何か町行政に対して不満を感じていると、そういう意味からこれを提案するわけであります。  イノシシ等による農林産物被害は急増し、特に農作物への被害は深刻化しております。  過日の所管調査の報告によりますと、花坂、細川、西郷各地区で捕獲を実施したと、このように説明をいただいております。にもかかわらず、出会うたんびに、イノシシで農作物をつくるの嫌やというような声を聞いております。  また、富貴筒香地区におきましては、マツタケの収穫時期に入るので、山林所有者の方から入山を自粛してほしいという要請があったので、この区域においては実施していないというお話でありました。  それでは、どういうふうな対策を講じているんかと、たくさんなるほどという説明をいただいたわけですが、記憶も新たなところにおきましては、狩猟期間を1カ月間延ばしたという説明をいただきました。これは11月15日から3月15日まで、1カ月延びたわけでごあります。それに伴って狩猟者の高齢化による減少というんですか、イノシシをとる人が少なくなってきたと、そういうことですので、狩猟免許試験のPRを行っていると。  狩猟者を増やすべくそういう努力もしておられるということであります。たくさんのなるほどの点については、説明をいただきましたが、努力されているその点は認めざるを得ないところであります。しかし、被害者にあっては、何か満足感が得られない。そんな思いのようであります。いろいろのことをやっても被害者が何となく効き目を感じるというような効果を出してこなければ、行政、町は何しとるんよ、何にもしてくれへんのかいというものの言い方をいたします。それに対して我々も一々説明しますけれども、なるほどなというてうなずかんなん点もあります。  この3点目につきましては、説明も要りませんので、予算増額して、こういうことを来年はやってみようかという施策があれば説明をいただきたいし、これはぜひ、やっていただきたいということを思いますので、この3点について質問いたしますので、簡潔に答えていただいたら結構でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野一夫)  辻本教育次長。 ○教育次長(辻本一) 失礼します。花坂小学校のプールのことでございます。花坂小学校の方で以前から聞いておりましたのは、1週間で30センチメートルから大方40センチメートルの水位の低下ということで聞いてございまして、それの防止と言いますか、水位を保つために50ミリメートルのパイプの容積で3分の1程度の水圧のかからない自然圧で補充しておるというように聞いてございます。それですので、今まで、今回までは、そのままで水量の低下も懸念されますが、いこうと思ってはおったんですが、今後、本体については、今のところどうするというような予算的な計画はしてございません。水量ですね、オーバー水と言うんか、プールの水の水路の方が、本体とは関係ないんですが、水路の目地等の破損がありますので、下部の畑等に迷惑というか、もともとは町の土地と聞いておりますが、ありますので、その辺の補修は予定したく思っております。あそこの地形が湧き水のグラウンドからずっと湧き水の多いところですので、水路を補修したところで下部の畑等、きれいにと言うか湿りをなくすというようなことはできませんが、プールからの水の流すときの水路の方は、補修したく予定してございますが、先ほども言いましたとおり、本体は、何とか今の状態で現在はいきたいと思ってございます。 ○議長(平野一夫)  高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 2点目に御質問いただきました寄附金5,000万円という件につきまして、私の方で認識してる点につきまして、るる述べさせていただきながら、御理解を賜りたいと、このように思います。  寄附金につきまして、この3月まで使っておりました高野町の財政健全化計画の中には確かに5,000万円は載せてございました。9月に新しいものをつくりまして、それを議会の皆様に御提示させていただいた段階では、現実的に難しいというふうに判断いたしまして、これは除いてございます。  その辺の経緯につきまして少し補足しないと、単なる動きになってもいけませんので、少しその辺の経緯につきまして、御説明をさせていただきたいと、このように思います。  当初では、今年も予算編成に当たりまして、どのような形でもって歳入と歳出をあわせるかということをずっと検討してまいりまして、平成18年度の当初予算におきましては、寄附金につきましては予算計上はしてございませんでした。ただ、長期的にはどうしてもそういうものは欲しいというふうに考えましたので、長期計画の中にはいれてあったのが現実でございました。  これは、何とかして、私どもが考えていることをなるべく議員の皆様にもつないでいくことが大事じゃないかと思いましたんで、研究レベルのこと、特に当時観光協会等、関係団体を通じましての寄附金が可能ではないかというふうに考えまして、計画を立てたときには思っておりましたので、現実のものを生に出しましたんで、若干、その辺では、皆様に対して御不満があったかと、このように思ってる次第でございます。  これらを考えました一番の原形というのは、当町が財政の中で根本的に抱えております4,000人の人口の町で1万人以上の最高時には、お見えになられる観光客の皆様のインフラストラクチャーを税だけでおさめていくのは難しいというふうに考えましたので、何とかしてその税収をほかから求めながら、それを寄附として、税で難しいんであれば、寄附としてちょうだいすることはできないかということを検討しておりました中で、でてきた一つの案でございます。  そこで、現在でもこのような課税自主権と、それから寄附行為と、何が的確かというのは、検討しながら進めておりまして、先般も議案の中で御承認いただきました環境維持の基金条例につきましても、その延長線の一本でございます。  今後、この町を維持するには、やはり町民の皆様からいただく税だけでは難しいということは変わりないというふうに思っておりますので、新しく本山にも役員の皆様が決まりましたし、それから、今後新しい体制の中では、どうしても必要なことが幾つもありますので、短期、中期、長期というような計画を立てながら、この問題を検討してまいりたいと思っています。  その中では、議員の中からいただいてる御質問につきましても、私ども尊重しながら、今後も研究を続けてまいりたいというふうに思っておりますので、今後とも御意見を賜ればありがたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、現状の中では、当町の財政健全化の計画の中では、一応、5,000万円除いてやってある。それには、一番の本質は、ちょっといい忘れて申し訳なかったです。途中で言わないといけなかったんですが、交付税が平成21年度まで、総額では補償されたというようなことがありまして、交付税の減額に対応する一つの手段というふうに思っておりましたので、そんなことも含めまして、研究した経緯がございますので、その点、御了解を賜りたいと、このようにお願いする次第でございます。  話が前後になって申し訳ございませんでしたが、よろしくどうぞお願いします。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 鳥獣被害の対策、防止についてお答えいたします。  前回の委員会の折も説明させていただきましたように、高野町はじめ和歌山県内すべてのところにつきまして、今現在、農作物の鳥獣被害、特にイノシシの被害が多いということで、県の方もいろいろな施策を講じております。その中で、和歌山県イノシシ捕獲管理計画というものが策定されまして、12月のはじめかに、パブリックコメントを経まして、この計画が施行されるという運びになっております。  これにつきましては、イノシシの個体数を平成13年度の基準までに下げると、平成13年の被害まで削減するというような形で計画されておりまして、今、予定されておりますのは、猟期の期間を1カ月延ばすと、11月15日から2月15日までの3カ月間を3月15日までの4カ月間にするというような方向であります。  また、狩猟免許の取得の奨励ということで、やはり、現在、高野町で狩猟の免許を持っている方が減少していると。また、高齢化しておりまして、なかなか狩猟に参加していただく方が少ないというようなことになっておりますので、農業従事者がみずからが農作物の被害対策の一環として、捕獲に従事できるような狩猟免許試験のPRを行っていくということです。  狩猟免許の取得者の増加に努めるとともに、特に被害を受けている農林業者も、みずから狩猟免許を取得できるよう啓発に努めなさいということで指示をいただいておりますので、そのように努めていきたいというように思っております。  現在、委員会の折に説明できなかった分につきましては、花坂、細川、西郷地区で捕獲をした結果、イノシシ7頭を捕獲しております。これは従事者11名で7頭を捕獲していただいたということです。  今現在、猟友会の方につきましては、高野支部、富貴支部にあわせて補助金を出しております。この中で、奉仕的な形で捕獲に参加していただいてるようなところが実情でございまして、他の市町の、橋本、かつらぎ、九度山町と同じような形にまで持っていくかどうか、さらに検討しなければいけないんですが、1頭当たり幾らというような値段をつけて、猟友会の方にお願いしてるところもありますので、そこらもとる方向でもう少し検討はしていかなければいけないかなというように思っております。  猟友会に委託、もうとってくださいと委託するような方向もありますので、そこらで一応、検討していきたいというように思っております。  また、鳥獣被害を防止するということでは、やはり、今まで14年から17年までにつきましては、柵等につきまして町単独補助を出しておりました。県ともいろいろ協議した中で、なかなか県の予算枠も少ないんですけども、補助を出しております。ただ、県の基準というのが少しそれに当てはまるか、高野町の農業、農作業をしているところについて、当てはまるかってどうかというのがあるんですけども、できるだけそちらの補助もいただけるような形で、県と協議しております。  それにつきましては、電気柵が中心になろうかと思いますけども、これにつきましても、最低2個以上という決まりがありますので、そちらの方で該当するところがあればというように思っております。  今、すべての地区で、こういう被害が多いのは、やっぱり遊休農地というか、耕作されていないところがすみかになっていると、また、農作物ができたものを処分するのに、その畑に処分していったがために、それをえさとして食べると、それがおいしかったら、これはおいしいもんやと思ってしまうということで、どんどんとえさを求めて活動してるというところが実情かなと思っております。  また、今後とも和歌山県が策定しました管理計画によりまして、高野町の方につきましても、鋭意予算化できるものについてはしていきたいというように考えております。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 小学校プールについて、再度お尋ねいたします。  ちょっと、私の方の調べと教育委員会の方に入っている資料との差があります。3日間で30~40センチメートル下がるということであります。この差については議論する必要もないと思いますが、事実上このように下がっていることについては、補給して、そして午前中に温めて、そして昼から使わすという、親心というんですか、そういう温かいプール使用というのが非常に難しい状況にあるわけであります。  それで、この点については、今、側溝の問題についても水を流すことによって隣接する土地の所有者に問題があるようなお話もありましたですけれども、とりあえず、どっから漏水してるかと、今、パイプ何センチ言われたかな、水圧のかからないパイプで補給しているというようなことでありましたんで、上から落とし込みのような補給の仕方であるとすれば、そのパイプから漏水するということがないと思うんですね、本体から漏る、そしてとまる水位が決まるということであれば、その水位から漏っているということですから発見も早いと思います。抜本的に改善するということで費用もかかることですけれども、その程度でしたら調査をして、修理をすると。漏水調査がどうでしょうかね、職員の方でもできるんではないかと、やっぱり専門家に見せて、高い見積もりをもろて、こうすればとまるんだということになれば、非常に費用もかかることになりますんで、漏水調査ぐらいは学校の先生を通じて職員でもできると思いますんで、力をかせいということであれば私も現場に行ってもいいと思います。私も、専門家ではありませんけれども、水に関してはいろいろやってきた経験がありますんで、その程度のことは御指導できると、こんなふうに思います。  そして、修理については若干、費用もかかることになると思いますんでね、とりあえず調査をやってみましょうと、そして小規模であればこのプールを直しましょうというお考えというんですか、そういう御回答をいただくわけにはいかないものでありましょうか。  私も、総務文教委員長の関係から、今年の夏、公営プールの排水溝から吸い込まれて死亡するという事故が発生した日から、少し私の都合もありましたが、教育委員会の職員の人に付き添っていただきまして高野山小学校、そして花坂小学校のプールを点検させていただいたんです。事実上、小学校の排水溝からねじは2つありませんでした。そして緩みが一つありました。この排水溝と言うたら、水をほかすための排水溝ですんで、子供たちはプールに入っておりませんから、どんなことがあってでも下のバルブさえ解放せえへん限りは、子供には別状ないわけですけれども、やはりついているものはつけておかなければだめだと、こんなふうにその日の先生に話しましたら、翌日水を抜きますから直しますと、そしてその日に直しましたという報告をいただいて、非常に心強く思いました。  花坂プールの方に参りましたら、この排水溝については、二重の対策がしておりまして、補強されておりました。そのときに先生から説明を受けたのには、このプールの水が減って困るんだということでありまして、水深1メートルに対して50センチメートルまで下がるというときに、そのときに説明をいただいてメモにあるわけでございます。  そういうことでございますんで、このプールにつきましては、予算を少し計上して漏水検査をやりますと、そして小規模であれば修理をやりましょうという御回答をいただけないかどうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野一夫) 辻本教育次長。 ○教育次長(辻本一) 失礼します。水位がとまる場所があるんで、目視でできやんかということで、目視では調査しておるんですが、発見できないということでございますが、何らかの方法で場所等を確認いたしまして、その後の対応を別にして、一応、漏水箇所を調査したく思っております。 ○議長(平野一夫) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 今、次長から報告があったとおり、調査して対処したいというように思っておりますんで、よろしく。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 調査をやりますというお答えですけれども、19年度予算には若干予算を見ていただいて、やろうというお考えなんでしょうか。その点。 ○議長(平野一夫) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 19年度の予算に調査費という形で入れたいと思っておりますんでよろしく。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) それでは、よろしくお願いいたします。  また、私に間に合うことがありましたら、御用命ください。  次に、寄附金の問題につきましては、確かに前の私の質問をさせていただいたときには、18年度ですから17年度の質問やったと思うんですけれども、18年度には何らかの形で計上できるようにやりましょうということでありまして、確か9月のときにはそういう、先ほど申上げられたような答弁をいただいた気がいたします。  非常にこの件については難しいということでありまして、それに変わるものは何らかの方法でつくっていかなければならないということでありました。そのための一つといたしまして、環境推進基金なども設置していったというわけでありますけれども、これに替わる財源として助役さんはどのようなほかに考えを持っておられるのか、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。  前々から言われております、いわゆる4,000人が1万人の参拝客を支えているという点はよく聞くわけであります。しかしながら、いろいろこれにも、今まで議論されてきた中で難しいものもありましたですけれども、この点を、財源の問題を、私の知る範囲では登山者から協力金を何とかいただけるような方法がないのかと、そしてまた、駐車場の有料化について考えようじゃないかと、最近大乗院の方に駐車場ができまして、これも所管調査で見せていただきましたが、既成事実、全くこれは駐車場であるという立派なものができております。  そういうようなことで、どういうような財源を考えておられるのかという面について、もう一度お伺いしたいと。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) さっきの答弁、もう少し、僕余分なこと最後に言っちゃったんで、それを整理しながら、全体的なことをもう一度整理して言ってみたいと思います。  ここでもって、新しい財源を求めようというふうに、一番危機的な感じを持ったのは、地方交付税が削減になってから、国の状況の中で何とかして自主財源を確保しないとうまくいかないということがあったということ、一番最初に、ちょっと言っておかなければまずかったことを最初漏らしたので、そのことが前提だったというふうに思っています。  その中でもって、幾つかの手法、確かに議員おっしゃられましたように三本のことをお話しした経緯がございます。中に入ってくる方からお金はいただけないか、それから、駐車場についてできないか、それから宿泊についてできないか、これはおのおの客体がありまして、特に入ってくる車につきましては、この間も、2~3カ月前になると思いますけども、専門家に来ていただきまして、ここでもって研究会をした経緯がございます。  それは、主に参考にさせていただいたのは、今年の春、吉野でやりました入山税のやり方ですね。これを研究した経過がございます。ただ、やっぱり、吉野のどん詰まりのところでもってやれることと、やはり通過交通があるところ、こういう課題が一つ出てきたことと、もう1点は、なんて言いますか、観光の時期が一定した時期だけに短縮されるんですね。そうしますとなかなか高野山でやっていくときにどうしたらいいかということは、年間の数値をきちっとつかまないと現実には計画は立てられないということでもって、現在、新しく数字をきちっと押さえるためには、どうしたらいいかということでもって、担当します企画の方には新しいそれに対する国等の支援策がないかどうか、今、調査をさせております。  そのようなものを含めまして、新しい比較的交付税が安定した中で、比較的どうやったらこの町の財政を持たせられるかという中で、今の寄附金の条例を一つはつくらせていただいたことや、それから、今年、当初の予算でお認めいただきました借り入れを2億させていただきながら、全体の起債の償還を先に送らせていただいて、ゆっくりとした、言うなれば当町がスリムアップしていくにあわせて起債をだんだん少なくするような方向を取っております。  これは、すべて長い目で見れば、当町がなるべく健全な体質になっていくために、一気に交付税が少なくなることに対して、少し時間があるならば、その間になるべく健全な体質にしていきたいというふうに考えて、一つ一つの手は打っているつもりでございますので、その点、今後もるる議会でもって御説明をしながら、御質問等ございましたらお答えして進めてまいりたいと思いますので、その点で御了解を賜りたいと、このように思ってます。  話を戻しますけど、例の御質問いただきました3点につきましては、今後も並行して、どういう形が一番ベストであるかは、研究課題だというふうに思っておりますので、その点だけはよろしくどうぞ、お願いいたします。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 了解いたしました。  財源の一つに、大乗院に駐車場ができました。そして中の橋にも駐車場があります。これについて将来有料化していこうというお考えがあるのか、そういうように有料化していきたいということを考えておられるのかどうか、中の橋の駐車場は、確か半分が本山の息のかかったところというんですか、半分は行政が持っているというんですか、そんなふうに当初考えられて事業費というんですか、予算というんですか、そういうものを組み込まれてこしらえられたということを聞いておるわけですけれども、現場に行きますと線引きしたところありませんので、この辺の運用はどうなっているんでしょうか。  大乗院の駐車場の問題につきましても、話に聞きますところには、本山から土地を借りたのか、土地の使用を契約したのか、その辺が私もはっきりしないんですけれども、その辺がどのようになっているのか、そしてこれも将来有料化したいなというお考えがあるのか、登山者からの協力金の問題については、これも僕は難しいと思いますんで、今、助役さんの方からいわれましたとおり、今後の研究課題にしたいと、どういう方法があるかということについては、また御協力を申し上げていきたいと思います。  駐車場の有料化等につきまして、一つ。それから、本山から借りた土地のことについて、どういうような内容で、どういうような考えの中で契約されておるんか、その点、お聞きしたいんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 中の橋の駐車場につきましても、整備につきまして当町のお金が入っていると、このように認識しておりますし、それから大乗院につきましても、整備費につきましては、当町で行っております。土地については借地で行っておりますので、細部は担当課長の方からまた、わかる範囲でお答えさせますけども、それの料金の問題についてどうするかということについてだけ、お答えさせていただきます。  普通の町でしたらば、町が、例えば、借地をしてそこでもってやれば、自分のところで考えるわけでございますけれども、当山の場合、やはり全体の、高野山全体をどういうふうに持たせるかという中で考えていかないと、一本駐車場の問題だけやっていくことは、やはり危険だというふうに思っています。そういう点で、現在もいろいろと毎月1回ずつ本山と打ち合わせをやってる中でも、幾つかの課題が出ておりまして、少なくてもある程度の短・中期の中には、そういうようなものを検討しながらいかざるを得ない状況が生まれてくるんじゃないかというふうに感じております。  したがいまして、全体の中でどの部分でお金をいただいて、どの部分でそれじゃ、それは、お金は本山へ入るのか、町へいただける部分があるのか、それは切り分けが必要だというふうに思いますので、その辺につきましても、今後、おのおののものを個々で見るんではなくて、全体の中で見て論議を進めながら、やっていってみたいと、このように思います。  当面、駐車場につきましては、無料で使っていただいておりますけども、恐らく近未来にはどのような形にするかということは、また、ここで御報告させていただけるような、そういうふうな形に進むんではないかというふうに感じながら、今、現場でおりますので、その点で御容赦を賜りたいと思います。 ○議長(平野一夫) 崎山環境整備課長。 ○環境整備課長(崎山主憲) 土地の契約につきましては、助役が今、申し上げたとおり、賃貸借契約ということになっております。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 了解であります。  駐車場の契約については、土地貸借契約書と、このように言われましたが、私の知るところによりますと、土地使用貸借契約書、土地使用契約書というのはあります。民法でもあります。そして土地貸借、この前には金がついてるかどうかで決まるわけですけど、土地貸借契約書、これは違うと思うんですね。そういう点については、助役さんが本山の方へ出入りして、いろいろ会議されとる中で、やっぱり、見ていただきたいと、この契約書についても不備な点があるんではなかろうかと、こんなふうに思います。  それから、これからこの駐車場を運営していく中で、あくまでも本山から借り境内地であります。これは、最近私、耳に入ったことでありますけれども、文部省から補助金をいただくために、本山から学園へ土地を寄附したんです。その土地の中に境内地があるんです。学園の監査があって、その監査を受けたときに、それを発見されたそうです。これについて、どうしたらいいんかなという問題が起こってきているようです。一般的には、雑種地に地目変更したらええんや。確かにそうだろうと思います。  しかし、この間、教育長とも少し話ししたんですけれども、山内には山規という規則があります。その規則があるということは私も、よく聞いておるんですけれど、その内容を見たことはありません。確か、僕の記憶では、高野山の境内地というものを雑種地に変更するとか、種目変更するとか、減らすということについては、非常に本山が嫌ってまいりました経緯があります。  例えば、大門の一角、こちらから行きますと大門のところを右に曲がって、そして高野山駅の方に行くんですけど、あの一角が、境内地でありまして、これは道路敷に変わっております。道路敷になっているか、境内地が雑種地に変わってるか、そういうことにはなっておりません。あそこへ鋲を入れて、こっからこっちは境内地、こっからこっちは道路敷というようにしたらどうかという提案もありましたですけれども、そのときに車を滑らすおそれもあるんで、それは危険が伴うのでやめとこかというような流れがあるわけですね。そういった山規の問題もあるし、 ○議長(平野一夫) 﨑山議員に申し上げます。駐車場の有料化については、認めますが、契約の件につきましては、認めておりませんので、通告外ですので注意します。 ○8番(﨑山文雄) 注意をいただきましたので、今後の使用等につきましても、一応、契約書に目を通していただいて、不備のあった点は確認をしていただきたいと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  本件については、以上で終わります。  次に、有害鳥獣の対策についてでありますけれども、いろいろ御説明をいただきました。こういう中で、町当局としたら、そういう施策を講じていかなければならない、しかしながら、被害者にとっては、「どないしてくれるんよ、いっこも改善されてないわしてよ」というものの言い方されます。それについて、我々は、こうです、ああですと説明を加えていく、当然のことであります。そういうことでございますので、被害者に対してでも、何か効果が上がってきているという実感を得られるような、一つ方法を考えていただきたい。  駆除をするとか捕獲の問題、そして柵を実施する問題等があります。これについて、予算措置、今年また予算時期に入ってますんで、予算措置をやっていきますと言われるかどうか、その点をお聞きしたいと思います。  行政の自立に向かっての参考資料の中に、高原野菜の栽培、それを加工する、農産物の直売と、こういうことを目指すというようなこともありますんで、農家の人たちに意欲を失わせるようなことのないように、ひとつ対策を講じていただきたい。  先日も、畳1帖分、そして長さそれぐらいの畑らしいんですけれども、ホウレンソウをつくっておりまして、あした採取というんですか、とらないかんなというとる晩にイノシシにとってくらわされたと非常に怒っておりましたですけれども、そういった実態がありますんで、一つ予算化を、予算増額して、被害者に対して、「おう、町もやってくれとるな」という感じを与えるような方法を講じていただきたい。予算増額やっていただけますかどうかを伺います。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 今のところ、平成18年度につきましては、一応、予算をもっていないという状況であります。  先ほども言いましたように、県の補助金を活用しながらという形になろうかと思います。それには当てはまる地区と当てはまらない地区が出てくるかと思いますけども、できるだけ県の方に折衝しまして、県の補助金を有効に使うような手だてを講じていきたいと思っております。  ただ、今現在、いろいろなところで、鳥獣被害を防止するために柵等を設置して、しておりますけども、山すそ全部を囲んだところについては、すごく効果が上がったというような結果も出ておりますけども、個々にしていくところについては、あまり成果が上がっていないというのが実情でございます。そこまでは、ちょっと高野町につきましても、できないところもありますけど、県の補助金を活用しながら進めていきたいと思っております。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。
    ○8番(﨑山文雄) それでは、本町としては予算措置は今のとこ考えないということになりますか。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 一応、県の予算につきましては、高野町をとおりますので、高野町に補助をいただいて、それを住民の方に補助するという形になりますので、県費補助、今現在県費補助につきましては、2戸以上、耐用年数5年以上のもので電気柵につきましては、メートル900円という決まりがあります。それにつきまして、県3分の1、県、町3分の1ずつですね。地元というか、される方が3分の1というような補助になろうかと思います。県費がつきましたら、町の予算的にも3分の1が必要になってくるということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(平野一夫) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 了解いたしました。  何かと、この問題につきましても、よろしくお願いしておきます。我々、車に乗って走っておりまして、イノシシの小さいのを見たり、タヌキを見たりしたときにはかわいいな、かわいいなと言うて通っておりましたですけれども、今はそんな言葉が通用しないのが、この山間部であります。被害者の身になりまして、ひとつよろしくお願いいたしまして、この3件については、終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) もうしばらく御辛抱のほど、お願いして、最後の質問をさせていただきたいと思います。順序を追ってお答えしていただきたく思います。  本年3月の第1回定例議会において、千手院交差点付近の花壇について質問をさせていただきました。そのとき産業観光課長さんは、今お名前が変わっておりますが、観光施設整備金、補助金200万円を補助していただき、高野町が約200万円を支出し、花壇を改修して高野山を訪れた方々に場所をつくり、宗教観光都市にふさわしい時間と空間を提供したいと述べられ、さらに千手院院内講の方からも10坪程度の土地を無償提供いただける了解をいただいているとも言われ、私どもは、それならということで了解したつもりであります。  しかしながら、工事の進捗を見るにつけ、一向に拡張されないばかりか、前のままの狭い花壇の部分だけを工事しているように見えますが、いかがなっておられますか。答弁お願いします。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 失礼します。ただいま御質問いただきました件でございますが、4月の当初予算の際には千手院の花壇も四季的なことを考えますと、花の植えられる時期が短いと、そして周辺にたくさんの緑がありますし、それを有効に活用したい、いわゆる宗教環境都市として、人と人が語れ、また高野山を訪れた方が休憩できる、そういう施設を計画し、県の方にも平成18年観光施設整備事業という名目で補助金申請を予定して、当初の一般予算で計上しておりました。その際、千手院の花壇だけでは、せっかくするんだからもう少し拡張したいという要望のもとで、当初、観光協会の裏出口一部も周辺計画に入れて、公衆電話等の移設等にかかっておりましたのも事実でございますが、いろいろ、本山また院内講と調整する中において、やはり天神さんがお祭してますし、その周辺の土地の関係にもなってまいりますし、ひとつ石垣の方が歩道と院内講の道路の目印であるという、いろいろ調整しましたが、今はあのままの場所で置いといてほしいという、そういう中で計画変更になったのも事実でございます。  当初、そういうふうにもう少し広い場所という予定でございましたが、事実上、見ていただいたとおり、予定変更という形で、その分、中の橋の方で順次計画しております場所を移動した形で、将来的にはあの場所も何らかの形で休憩所としてできるんであれば、いろいろな補助金を活用していきたいと思いますが、18年は今現状のとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) あの場所は、狭くかつ交通量の一番激しい場所です。宗教環境都市として、どこがふさわしい意義ある空間と言えるのでしょうか。反対に排気ガスの多い醜い場所に高野山はあるのだなと思われはしないか、また、交通量が多いのに、あの場所に車が飛び込んできて、前にも言ったんですけれど、参拝観光客がけがでもすれば、だれが責任を取るのでしょうか。  当初予定と違い工事をするのであれば、いま一度議会に諮るべきではなかったでしょうか。補助金をいただいたからするのだ、では、前の大乗院後に便所を予定しながら、それをつくらず六時の鐘にすり替えたのと同じではないでしょうか。このような過ちとも言える補助金の使い方は、大いに改めるべきと思いますが、見解をお聞きいたしたいです。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 御質問についてお答えしたいと思います。  場所をすり替えたと言うよりも、当初は花壇の跡地を休憩所にしたいというのがメインでございました。それで花壇の跡地プラスできれば天神さんの院内講の方にももう少し広げられたらという、そういうことでございますので、決して院内講の場所がだめだったので、千手院の花壇をしたという、そういうような見解ではございません。あくまでも千手院の花壇を何とか有効利用できないかということでございましたので、当初の目的は千手院の花壇の改修、その後でございます。  それと、交通量の一番多い千手院でということでございますが、なるほど一番高野山の中央で、交通量も一番多い場所でもございますが、車の集中する場所ということでもありますし、人が一番たくさん集まる場所でもございます。高野山へ来て、お客さんが千手院で降りて、そこから奥の院へ行く、大門へ行く、どこへ行こうかと、そういうふうなする中で、観光協会の方にもたくさんパンフレットを取りに来る観光客を見かけております。そういう中で、町の中で座ってパンフレット広げて、次どこへ行こうかと、奥の院から戻ってきて、次どこへ行こうかとそういう空間ということで、あそこで半日座ってというふうな休憩場所という位置づけはとらえておりません。  ただ、ちょっと休憩したり、時間的にゆとりができた方が、あそこへ座って高野山のパンフレット広げて、それでもう帰る方が、パンフレット見ることによって、五ノ室まで歩いて徳川家霊台まで行くとか、そういういろいろな広がりを持てる、そういう空間としての位置づけをしてございます。排気ガスがたくさん通る、交通事故起きた場合危ないんじゃないかと、そういう、もちろん懸念もございますが、歩道を歩いていても車飛び込むときは道と一体となっておりますし、いろいろな危険性もあると思いますが、一応、町の計画として、防護柵も設置しておりますし、今まで花壇へ車飛び込んで来たというふうな過去にもございません。今までないからこれからもないという保証もありませんが、防護柵もしておりますし、あそこは信号機というもんがございますので、車もスピード落としていただける、そういう場所でもございます。そういうことで、やはり、車が多い、排気ガスが多いというのは、もちろん当然、起こり得る現象でございますが、やはり、そういう人がたくさん集まる、そういう場所につくってこそ、休憩所も意義があるんじゃないかということで、あの場所をしたわけでございます。あそこで観光客が、いろいろな観光客の方が、あの場所で出会って、高野山のいろいろな思い出とか、すばらしい場所、いろいろ話し合う、そしてまたその方が、次の方に伝わって、いろいろなところに行くと、まさに人の触れ合えるそういう場所が今、当課が目指しております宗教環境都市としての人と人の出会い、人と文化の出会いの場、そういう位置づけでございますので、あの場所は、高野山のミニスポットとして休憩する場所に、私は、ふさわしい場所であったかなと思っております。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) そうですか。今の答弁に対しましての質問は、後でさせていただきまして、次に、中の橋地区の国道沿い、中の橋駐車場から何メートルでしょうか、そうですね、2~300メートルぐらい一の橋寄りでしょうか。そこの場所も、それも車が多く、山内では一番スピードの出す道で、徒歩の人が少ない場所に、同じような休憩所をつくってるようですが、これの承認はいつなされたのでしょうか。私の記憶にはございませんので、この件に関してお答えしていただきたいです。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) ただいまの御質問でございます。中の橋の休憩場所の件で御質問いただいたと思います。  まず最初に、交通の危険であるという一つの質問でございますが、先日、宮口議員さんの方からも、その質問いただきまして、議会が終わってから現場確認へ行ってきました。やはり、歩道の方も20センチメートル程度上がっておりますし、その歩道の前に鉄の柵もずっとつけております。確かに直線できましたら、あの場所に車が飛び込んでくるというふうなおそれも考えられますが、通常であればあの場所において、車が休憩所まで来るということは、考えにくいんじゃないかなということで、現場の方で感じました。  ただ、宮口議員の御質問のときにもお答えいたしましたが、ベンチの向きを変えておくとか、何か工夫をすれば、あの場所ももっともっと有効にも使えると思いますし、高野山の歩道をずっと歩いて来ましたら、蓮花谷まで来ましたら歩道と車道が一体になっておるというふうな状況にもなっておりますし、もちろん危険と隣り合わせと言えば、いろいろな道路、歩道の関係も出てくると思いますが、その辺につきましては、ある程度道から後ろに下がっておりますので、クリアできるんじゃないかと考えます。  それと、中の橋の場所でございますが、うちの方で、県で補助金いただいて、あの場所する際に、一応、高野山内の山内一円の案内休憩場所というふうな位置づけで、千手院と中の橋合わせて一つのセットとして県の方にも申請してたわけでございます。  年度またがってじゃなしに、この年度のこの工事につきましては、千手院プラス中の橋、これを高野山上の休憩場所というふうな位置づけで工事の方施工した、そういう状況でございます。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) これはいつ承認なされたのかを聞きたかったんですけれど、この件に関しては、お答えしていただいてないんですけれど。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) あえて中の橋の部分、千手院の部分という御承認はいただいておりませんが、9月補正におきまして、設計料20万円上乗せした際に、中の橋と千手院の2カ所の休憩所の設計委託料という形で20万円の補正いただいた、それで、一応、高野山上の2カ所というふうな位置づけで、見解しております。  以上でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) この件に関しては、全く私も、ほかの議員さんたちも知らないように思いますし、議場では千手院の花壇の跡地、後10坪ほどをお借りしたということだけで承認したつもりなのでございますが、どちらにしても両方の場所は、決して適切な場所には思えません。町自体の支出二百数十万円と合わせて、四百数十万円もかけて無駄な費用だと思います。とともに、もっと適切な場所があるように思います。これに至ったいきさつと進行状況をお聞かせください。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 進行状況でございますが、ほぼ土木工事の方は終了してございます。それで後はベンチ工事、ベンチを設置して一応、100%の完成という形でございます。  土木工事につきましては、手すりの方も昨日、業者の方でほぼ完成したということで聞いてございますが、昨日のことでしたので、まだ確認には行ってございません。  それで、後残るベンチでございますが、ベンチについては、指名型のプロポーザル方式、高野山の業者によりまして、金額を提示しまして、業者からプレゼンテーションを行っていただいて、こちらから設計書渡すんじゃなしに、業者の方の技術によって、どういうもんができるという、逆のプレゼンテーションを行っていただいて、ベンチの方設置していただきたい、そういうふうに考えてございます。これは1月中に入札の方プレゼンテージョンの方1月中に実施してございます。  もちろん、材質耐用年数、デザイン、施設との調合性、安全面、どれぐらいの場所にどれだけの大きさのもんを置けばいいという、専門的な知識で、反対に提案していただいて、こちらで決定するというふうな、そういうプレゼンテーションを考えてございます。  2月末、遅くても、もちろん3月末までには100%完成、補助事業ですので100%を考えてございます。  それと、適正な場所でないということで、御質問いただいたわけでございますが、高野山を歩く方が、世界遺産とともにたくさん増えてございます。町に一つの変化が起きまして、特に外国人が増えておりますし、町中にもたくさんのベンチを設置しておりますが、そのベンチも子供連れの方であるとか、また、御高齢者の方、ずっと歩く中で、有効に活用していただいておるように記憶しておりますし、実際、夏場なんかでしたら、空いてるベンチがないぐらい皆さん座られております。人が集まることで出会いが生まれ、情報交換の場に変わり、新たな発見が生まれてくると思います。人との出会い、ものとの出会い、文化との出会い、こんな環境づくりを今、うちの方では宗教環境都市と位置づけて取り組んでおる事業でもございます。  この2カ所につきましてもガイドブックを広げたり、またゆっくり高野山の憩いの場として休憩できる、そしてまた、休憩することによっていろいろな話の中で、地域が広がっていく、千手院まで来てバスに乗って帰るんじゃなしに、千手院まで来たついでにガイドブック見ることによって大門まで行くとか、お客さん同士の話で、あそこの店はよかったよ、あそこの料理おいしかったよとかという、そういう中で、それじゃ、後2時間高野山で延ばそうか、高野山で時間をどんどん消費できる、そういうきっかけづくりにでもなる場所と思います。わずか山上は小さな町ですが、やはり、この小さい町の中で、どの場所にすると言われたら、大門付近、千手院付近、中の橋付近、これがやはり一番人もたくさん来ますし、拠点になる場所ですので、この場所は適正な場所と、私よりうちの課で協議した結果でございますので、千手院でつくった場所、中の橋でつくった場所、適正な場所だったと確信してございます。  以上です。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) 結構な答弁、ありがとうございます。  しかしながら、私は、当初思っておりましたのは、やはり、約10坪の院内講の場所であります。あそこの部分と今までの花壇が一緒になって、はじめて広場があってなり得るものと思っておりましたし、それぐらいの広さがなければ、あの場所には単なるベンチを置くスペースと言えども、とても少な過ぎると思いますし、歩道にも邪魔にもなりますし、先日、ある議員がおっしゃっていました。あの石垣を取ってというのは、院内講に侵入する形にはなると思うんですけれども、今の現状のところに補助金をお使いになって、修理される部分としましては、余りにも小さいし、用をなさないのではないかと、私は、思いますけれど、もっとほかにも場所は、見渡せばあったかとも思われます。そして、中の橋のあたりは、あの辺は、人はあまり通らない場所でありますし、私も、昨日見てまいりましたが、全く人通りの少ないところに、そういう場所を新たにつくっておるように思いました。あそこは、何もないところです。前は本当に森になっておりまして、中の橋駐車場にも遠いし、ほとんど人が歩かないような場所につくられて、ベンチを何脚ぐらい置かれるのかも知りませんけれども、本当に交通量の激しいところに、ああいうものをおつくりになるというのは、何となく補助金がもったいないような気がして、私は、なりませんと思いましたです。  そして、こういう休憩所と言いますのは、もう、町中は、日本は道が狭いこともありますし、本当は伽藍の中にベンチがあって、それを見ながら休憩して、一服したりとかする方が、もっといいのではないかな、それと中の橋の奥の院の入口のところに、参拝客がああしんどと言って、腰かけるベンチでもあった方がもっともっと有効なのではないかと思います。ですけどこれは、町とは関係なく、本山がする仕事ではあると思いますけれども。  私は、しつこく言いますけれど、補助金イコール借金ですので、もっともっと先に相手があるものは、相手の了承をちゃんと取ってから取り組んでいただきたい、ここのところを強く申したいのであります。後で院内講にお断りされて、ですから補助金を使わなきゃいけない、急遽狭いところにそういうものをおつくりになる、全然、当初の計画とは違うということになっておりますので、この件に関してちょっとお答えをしていただきたいです。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 所議員から、今、御質問いただきましたが、補助金の方で決定して、もし不要であれば補助金返還したら、それでいけるわけでございます。無理に補助金ついたから、それを100%使わなければならないというシステムでもございませんし、補助金返還したらいいわけですが、やはり、観光施設整備事業の補助金、県から2分の1つきます。  県下の観光地、この補助金取り合える状態になってございます。毎年、高野町、白浜、勝浦、串本、田辺、和歌山市と、観光地の皆さん、看板つくったりとか、いろいろその補助金を目当てでしてますので、せっかく高野町の方で、補助金採択されましたので、できればその補助金有効的に使いたい、それでは、これからそういう歩く町をつくっていく中において、そういうところをつくりたいということで、広がっていったのも事実でございますし、あの場所につきましては、商工会の方でも、あの道の前通る人結構おるかいと聞いたら、やはり夏場なんかでしたら、パンフレットとかチラシとかたくさん取りに、この前通るでというふうな話も聞きましたし、特にやはり外国人の方が、一の橋から奥の院へ参って、帰りにもあの道を歩いとる姿がたくさん見えると、そういうような状況の中で、ああいう施設をつくったわけですが、また、夏場なんかでしたら、あそこへ車とめて、奥の院の参拝終わってから、ちょっと休憩してというふうな、いろいろな意味で利用できますので、この施設の利用状況、また議員の方も見守っていただいたら有効に使っていただいてるのは、わかっていただけると思いますので、その辺でよろしくお願いいたします。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) 補助金を取ってくださるのは御苦労なことで、大変なことだとは、私も理解をしております。しかしながら、もう一度、議場にでも挙げていただいて、審議なさってくださった方がうれしかったと思いますし、そして、全然違うところにできるなんていうことは、勝手なことをされたというふうな感じを受けてなりません。やはり、千手院のところでするとばかり、私は、思っておりましたので、もう一度議場に挙げていただきたく、そして院内講は何月に断られました、この話はだめであったという報告も、これを工事をなさる前にいただきたかったと思います。今度から工事をなさる場合は、相手のある場合は、先に了解を取り、そして、補助金をいただくという形をちゃんとっていただきたくお願いをいたしたく、この問題に関しては、質問を終わらせていただきます。  次に、町の駅についての質問をさせていただきたいと思います。  同じく3月に助役さんが、高野山では珠数屋四郎兵衛さんと西利さんが町の駅に認定申請しているとおっしゃいましたが、今回、お尋ねしたところ、梵恩舎さんと西利さんとのことでございました。珠数屋四郎兵衛さんはいかがなりましたでしょうか。 ○議長(平野一夫) 佐古まちづくり推進課長。 ○まちづくり推進課長(佐古宣英) 町の駅の件でございますが、うちの課が4月に、まちづくり推進課という課ができまして、今まで行政から外れて地域と密着して、地域へ出て行って、軸足を地域に置いて、そういう課を新しく設立していただいたわけで、まず最初に、どういうふうなまちづくりをやっていこうやないか、地域とどういう関係で入っていくという中で、一番先に見つけたのが、まちの駅に指定されておる店でございます。それで、インターネットを見ましたら、梵恩舎と西利さんが認定を受けておりましたので、高野町の方でこの2カ所といろいろ事業をするわけでござ会いますが、珠数屋さんの方もお話も耳にしたんですけども、やはり、最終的には個人的な申請、町が申請するとか、町がお金出してというんじゃなしに、何らかに事情で申請を取りやめたんか、時期的にどういうふうになっておるんかということは、あくまでも個人的なことなんで、町の方ではこの2カ所、現在、和歌山県でまちの駅の認定を受けておりますのは、この高野町にある2カ所だけでございますので、多分こ人的な理由と思いますので、何か問題あったんじゃないかなと思います。  以上です。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) まちの駅という仕組みを少しお話しないとわかりにくいと思いますので、今の課長の答弁に少し補足をさせてください。  まちの駅というのは、昔、道の駅というのがございましたけども、駅という言葉は、言うなれば、たまり場というふうに考えてます。人がたまって、そこでもって交流が生まれれば、そういう施設が全国にあったら車だけじゃなくて、歩いて来る人だって、そこでおトイレ借りたり、そこでパンフレットもらったり、そういうことができたらいいんじゃないかということで、東京のNPOの法人がやってるところでございます。  したがって、申請をいただくのは各企業の判断、またお店の判断でございますので、私どもがたまたまそういうものが広がっていくことによって、たまたまいろいろなところ、全国の様子を聞いてみますと、例えば、病院がまちの駅の指定を受けて、そこへ入ってきて中のおトイレ使ってください、うちは開放的な病院をやりますというような、そういうふうに考えれば、この高野山のほとんどのお店は、実はまちの駅になる切符をもっておるわけでございます。そういう点で、単に公共がいろいろなものを整備するだけじゃなくて、民間としてもそこに参加していただいて、町に来ていただく観光客をみんなで受けてみようじゃないかという仕組みでございますので、仕組みについては、パンフレットは、インターネットでも取れますけども、私ども、たまたまそれをいただいたもんですから、いかがですかといって何カ所へお渡しした中で、たまたま今、2カ所が御申請なさってるわけでございますから、今後できれば、たくさんのお店が受けていただいて、そこでもってお使いいただければありがたいというふうに思ってます。  したがいまして、これはあくまで、民がNPOに申請してある事業でございますので、お話があれば、いかようにもつなぎますけれども、申請自体は民からNPOにしていただくという、そういう仕組みにあるということだけ御確認をお願いしたいと、このようにお願いする次第でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) まちの駅の説明、助役様、どうもありがとうございます。  珠数屋四郎兵衛さんのことなんですけれども、認定されるかされないかもわからないのに、公の席で固有名詞を使うのはいかがなものかと思います。  まちの駅に関しては、一部の方、商店などが知っているだけで、町民は知らない方が多いのではないでしょうか。町全体で20カ所ほどをと希望申されていましたが、もっと広報活動を行い、認定条件や申請方法を知らすべきではないでしょうか。今後の方策をお聞きいたしたいです。  また、大乗院跡、駐車場にトイレが建設されないことに関し、大師教会にはトイレも完備しており、まちの駅にしたいとの意向を述べられましたが、協会側と話し合いは持たれていますか。この件に関してもお伺いをいたします。 ○議長(平野一夫) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) まちの駅に関しましては、私が、思い入れをもってやっておりますので、私が、答えさせていただきます。  全部、話はつながってくるんですが、トイレをつくりたいという人もたくさんいました。トイレつくったら補助金ようけもろてトイレつくったらいけないという方もいらっしゃいます。トイレをつくればランニングコストも要ると、しかし、最低限のトイレが要ると、本山の予算も削減されている。県も国も町も。そのうちで何がいいんだろうかということで、いろいろな方とお会いしてるときに、まちの駅という概念を御存じですかと言われたことがあります。  まちの駅というのは、時間と空間を貸してください。空間というのはトイレとか、お座りいただく場所とか、というものを貸してください。時間というのは、その方が来られたら、トイレはこちらですよと案内しなきゃいけない。座られたら、どちらからお越しになったんですかということを言わなきゃいけない。それを貸してくださいということなんです。ですから、コンビニエンスストアなんかも、今、ものを買わなくてもトイレを貸していただけます。ですから、本来はすべてのお店、すべての寺院も含めて、そこの施設を利用する方ではなくても、高野山に来られた方は、みんな我々のお客さんであるという概念を持って、接するべきではないかということから、少し、本来は、インターネットで申請できますので、簡単にやっていただいたらいいんですが、これだけだったら、なかなか最初進まんから、5部ぐらい印刷をして、そこに置いておきましょうかということで、町長室にも置いておりました。来られた方々に、どうですか、これやってみませんか、やってみませんかということで、持って帰られたのが、今、認定をされてる西利さんと梵恩舎さん、そして珠数屋四郎兵衛さんと大師教会さんでございました。その後、大師教会の方にもお願いしましたが、組織が大きいもんですから、決済とかなんとかで、つまずいてるんだと思いますし、ほかのとこもやってくださいよということで、今、お願いをしております。  ですから、まちの駅というものには、認定とかそんなんではなくて、申請すれば、今言った、時間と空間を貸してあげようというとこであれば、民間の家であれ、商売をしとるであれ、公共の施設であれ、何でもまちの駅という、いわゆるまちの駅という看板を上げて、仕事をする仕事ではなくて、そういう心意気の人たちが集まっている、一つの団体の総称であるというふうに考えていただいたらいいと思うんです。  ですから、しいてまちの駅という看板、小さいのあるそうですけども、上げなくてもいいし、張らなくてもいいし、書かなくてもいいわけなんですけれども、先ほど、課長が申し上げましたのは、そういう仕組みを使っていくのは、宗教環境都市としてぴったりではないかと、ある程度の数に達したらパンフレットなんかにも、ここへ行ったらトイレ貸してくれますよというマークだけでもお知らせしたら、そういう公衆トイレがなくても不自由することがないんじゃないか、雨が降ってきても雨宿りもできるんではないか、そういう思いでの答弁でございます。ぜひ、御興味があられましたら、申請をしていただいてお手洗いと時間を貸してあげたい、時間と空間を貸してあげるというふうに御協力をいただいたらというふうに思います。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) 説明をしていただいたんですけれども、商店も町並みにはたくさんございます。やっぱし、伝達不足と言いますか、本当に知られている方が、私自体も、こういうのあまり、はっきり言って認識しておりませんでしたので、ほかの商店の方々も、やはりはっきりとしたことを御存じないと思うんですよね。ですから、この件に関しては、当局がやはりもっと宣伝をし、そして商店の方に、こういう型で、こういうふうになって、こうなるんですよぐらいの説明を書いたものをお配りになるなり、回覧板でお回しになるなりして、やはり伝達をしていかないと、20カ所ほどつくりたいという希望にはほど遠いのではないかと思いますので、新しいことをやろうとする中では、やはり伝達ということが大事ですので、物事を始める前にやはり伝達、こういうことを高野町でやって行きましょう、せっかく町長がいいことを考えてくださってるのであれば、やはり伝達をし、前もってこういう設備やってくださったら、まちの駅に皆さんなってくれませんかというふうなものをお配りするなり、前もってそういうことをやっていただいた方が、こういうことはやりやすいのかと思います。  まちの駅イコールトイレを貸すということにもなるのでしょうけれども、町のためには、観光人のためには悪いことではないと、私は、思っておりますので、これから宣伝をたくさんしていただければ、ありがたいかと思っております。  じゃ、最後に、高野山創造学について、質問させていただきます。  高野山学を平成17年に8回、18年に9回の計17回、高野山創造学を本年3回開催しておりますが、その都度何名が受講し、今回の予算は幾らで、講師の方には幾らお支払をしているのでしょうか。そして、その効果はどのようになったかをお尋ねいたしたいです。  そして来る15日に開催される「創造学・土地をみんなで考えよう、一円境内内の意味と価値」は、かなり刺激的と申しますか、地主に対し挑戦的な題名ですが、このときの講師の招待と意図及び高野町がこの講師をお呼びになった意図をお聞かせいただきたいです。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 質問内容にありました、昨年のフォーラムにつきましては、昨年お答えしておりますので、今年の予算で実施しているものについて御説明させていただきます。  現在、3講開講してございまして、第1講につきましては、「真鶴と高野町の景観まちづくり交流会」ということで、普賢院で行いまして参加者50名です。第2講につきましては、「分権化社会と基礎自治体、市民の政府とその視点」ということで、高野山大学で開講いたしまして参加者約30名です。第3講につきましては、「引き算型まちづくり」ということで、「愛媛県の内子町の景観保全から学ぶもの」ということで、公民館で開催しております。参加者は約40名ということになってございます。  この事業につきましては、財団から補助をいただいて施行しているものでございまして、高野山大学と連携した地域づくりということで行っております。予算の内容的につきましては、予算額800万円で、うち財団からの助成金が440万円と、それから高野山大学から135万円と、残り高野町が225万円の負担という形になってございます。  後また、参加費等を徴収しているものもありますので、この分が経費から差し引かれますので、高野町の負担がその分減っていくかなというふうに思っております。  まず、目的としましては、やはり日本のどこよりも、また世界のどこでもまれな高野山という社会というものを、住んでる人がどのように見詰め、どのような形でこの町を残していくかというようなことを、新しい観点から学びましょうよという話で、そこに住んでいる人、ここも過疎地域でございますので、ここの地域の活性化を図らなければ、ほかの周辺集落の活性化も図れないということもありますので、まず、この事業につきましては、町に住んでいる人がどのような形でこの町を見詰め直すかというような観点で開かせていただいてるものでございます。  第4講としましては、12月15日に公民館で開催されます。「土地をみんなで考えよう」ということです。「一円境内地の意味と価値」ということで、こういう一円境内地、自分の土地でないところの魅力、価値はどこにあるかということです。  今現在、日本各地では、土地の所有形態や使い方が問い直されてきているということで、都市計画法のような法律の規制のみでは継続的な地域社会をつくることが、今、困難になっているということです。それはみんなの価値が違うことによって、建物をいろいろな建物を建てるというようなことになってくると、その町は終わってしまうということです。そこにあったものをつくらなければいけないと、そういうときに、昔に、山に入るときには入山権とかというのを払って、山を管理するとかというのもあったような形で、その権利をうまく使って、この町をしていくというようなことが大事ではないかということで、今度お呼びします先生は、平竹先生と言いまして、京都市内の一円境内地で土地の問題からまちづくりについての考えをお聞きするということで、いろいろな地域社会の発展には土地の所有者、その上での事業の成立であるとか、地代の意味などについて詳しく教えていただけるということで、この高野山にすごくマッチした方ではないかなというように思っております。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) 地代を払うような、そういうようなセミナーを、やっぱり本山とお話してからの方がいいんじゃないですか。ここは地代を払うのは本山でありますし、普通の地代を払ってる方が、こういうセミナーをお聞きしても、どうなる問題でもございませんし、やはりこれは金剛峯寺とタイアップしてお話なさってから、こういうセミナーを開いた方がいいんじゃないかと、この町は思います。  そして、大学の提携している講師さんですかね、これ1回に幾らぐらいお支払をしているのか、ちょっとお尋ねしたかったんですけれど。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 12月の講座についてだけ、少し補足をさせてください。  彼がさっき、入山権と言いました、あれは間違いで入会権ですね。江戸時代の入会権、つまり土地の所有と上の活用を分離させて使っていくというのが、今、世界で注目されていて、どうやったらそういうふうな形で町がつくれるかという、高野山の現状のことは、実は世界全体の中で注目されているということが、今度の講師の平竹さんの研究テーマで、この方は、京都市の職員で言うと部長さんです。部長職で博士号をとってる男です。彼がずっと土地を研究してまいりまして、日本で言いますと、例えば、祇園だとかああいうとこは土地が下の土地と上が違うんです。それから相国寺のようにたくさんの土地を持ってて、その一部分を貸して、そのことによって地域が成立するということを研究して博士号をとった男です。  今回、別に地代をどうせよとか、そういうことじゃなくて、高野山でもってお話を聞いていたときに、一番大事なことは借地だからだめだというふうにお考えになっていることに対して、もう一本、世界全体で見るとそういうことは、新しい価値観として土地の所有と利用を分離するということは、大事なことだということが学問上大事だというふうに言われているんで、それを研究してきた男に、まず、みんなでその話を聞いて、私たちの高野山というのはどういう価値があるかということをお考えいただく機会になったらいいんじゃないかというふうに思って、設定した次第でございます。
     そういう点で、本山に対して何かを言うというというよりも、私たちが、日々ここで生きていくに当たって、価値観を少し変えない限り、お金のことをいいたいわけではございませんので、議員の一番おわかりでしたら、イギリスのレッチワースみたいな新しい田園都市みたいなのがありますけども、そういうようなとこ含めての事例の中から、こういう土地というものを自分が持っていくだけでは、先ほど課長が言いましたように、所有権が強くなりますので、そこの部分をみんなで持ちながら、上をどう管理しながら利用していくか、この問題を当日は皆さんにお話をしていただくようにお願いしてございますので、その点で、お金の問題じゃございませんところだけ、ちょっと御訂正をさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(平野一夫) 今井企画振興課長。 ○企画振興課長今井俊彦) 講師の謝礼ですけど、今現在、詳しい資料はもっておりません。その人の経歴、または、その人の地位によりまして、値段が変わるということでございます。大体教授等が来ていただいたときには10万円。またその他、引き算型の人でありますと、引き算型の人と言うたら失礼です。岡田さんでありますと、いろいろな仕事を兼務でやられてるということで、その方については、10万円以下の金額だったというふうに記憶しております。  人によって金額が違っているということは、御理解ください。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) ちょっと、先ほどの私の、地代の問題はちょっと全然違うような感じのセミナーだったように思いますけれども、また、私は、高野町の地代に関する問題で、いい問題かな、町民が興味を持つかなというふうに思ってましたけれども、ちょっと違ったように思いましたので、この問題はここでおいておきますけれども。  このセミナーをたくさん開いてくださってますけれども、この教授の方々のお話を聞いて、どれだけの成果が出るのでしょうか。出るとお思いでしょうか。この件に関して、お尋ねいたします。 ○議長(平野一夫) 高橋助役。 ○助役(高橋寛治) 日ごろ思ってることでございますけども、やはり、勉強で町がよくなるわけじゃないけども、勉強しない町は、やっぱりだめだと思っています。  そういう点で、確か、以前の御質問で、1,000円の参加費を取ることからいろいろと御質問をいただいたような経緯がございましたけども、私は、いろいろな全国の都市を見てまいりますと、そこに住んでる方、それは高野山でいけばお寺さんでも在家でも同じでございます。そこに住んでる方が、自分の地域を担っていくんだというふうに思いながら、そういう学問をしていかないと、将来的にゆっくりでいいんですけども、伸びていく町にはなりにくいのじゃないかということを感じておりまして、そういう機会をたくさんつくることは、行政としての使命ではないかというふうに思っております。  したがいまして、去年の高野まちづくりフォーラムを開催いたしまして、前回出ていただいた方が何人かいますが、その中にはお寺さんもいらっしゃいます。今年もずっと来ていただいております。そういう点を考えますと、そういう機会でいろいろなお寺の方のお考え、それから、一方では、在家の皆さんのお考えだとか、そういうのが融和しながら、町が一緒につくれるような、一番の基盤は、やっぱり勉強にあるんじゃないか、こんなふうに思いますので、ぜひ、お忙しいと思いますけども、今後、1月以降も毎月、開催してまいりたいと思いますので、お力添えいただきまして、御意見いただけたらありがたいと、このようにお願いする次第でございます。 ○議長(平野一夫) 5番、所君。 ○5番(所順子) セミナーは結構でございますけれども、余りにも人数が少な過ぎますので、これは本当に高野町がよくなると助役さんはお思いでしたら、こういうセミナーにたくさん人が来る方法を、もう少しお考えなさったらいかがなものでしょうか。もう少し、私は、当局が開くんであれば、当局がたくさん集まる方法をお考えなりなさってくださって、もう少し宣伝なりして、興味があるように、みんな行きたいなというふうなセミナーにしていただきたく御希望いたします。  これで私の質問を、終わらせていただきますけれど、そういうふうにお願いをしておきたいと思います。 ○議長(平野一夫) これで一般質問を終わります。  日程第3、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件につきましては、会議規則第121条の規定によりお手元に配付したとおりで、議員派遣を行います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(平野一夫) 異議なしと認めます。  したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定いたしました。  日程第4、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から目下、委員会において調査等の事件についての会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申出があります。  お諮りします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査等にすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(平野一夫) 異議なしと認めます。  したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(平野一夫) 異議なしと認めます。  したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に先立ち、町長のあいさつをお願いいたします。 ○町長(後藤太栄) 閉会に先立ちまして、一言御礼を申し上げます。  12月定例会、長期にわたりまして全員の御出席をいただきまして、慎重審議を賜りましたこと、誠にありがとうございました。  また、本定例会におきまして、御示唆いただきました案件につきましては、真摯にそれに対応してまいりたいと思います。  ことに、行財政の改革につきましては、18年、19年、20年、21年とこの3~4年は非常に国の方も揺れております。その中で、いかにして長・中期的なものを出していくかと、非常に難しい点がございますが、現時点では、21年までは総額を保証されましたので、分配方法について現在、精査をしておるわけでございます。そういう事情もございますので、さまざまな質問の中で感じましたけれども、政策の転換を素早くしなければいけないもの、また、慌てて導入すれば、抜き差しならなくなるもの等々、精査をして取り組んでおりますので、その辺の事情も勘案していただきたいというふうに思うわけでございます。  それから、役場の常識は、世間の非常識でもあるんだというようなことも申しまして、課長会議を毎月、第一月曜日に開いておりましたけれども、なかなか課長には伝わっても、今度は課長補佐、係長、そして職員に通じにくいということもあります。ですから、定期的にまた、先ほど申しましたが、課長補佐、係長も集めまして、こういうことを課長たちは考えて、理事者は考えているんだということも、臨場感を持ってとらえてもらうということを、来年1月から始めることでございます。また、お気づきの点がございましたら、遠慮なく課を通じて、また、私に直接御教示いただければというふうに思います。  それでは、年末押し迫りまして、お正月開けましたらまた、諸会議とか行事がありますけれども、そのときにお元気な姿を拝見したいと思います。  ありがとうございました。失礼いたします。 ○議長(平野一夫) これで平成18年度第4回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでございました。              午後 5時47分 閉会  この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する  平成18年12月13日      高野町議会          議長   平 野 一 夫          議員   負 門 俊 篤          議員   﨑 山 文 雄...