ツイート シェア
  1. 日野市議会 2023-03-22
    令和5年第1回定例会(第7日) 本文 開催日: 2023-03-22


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時21分 開議 ◯議長(古賀壮志君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員24名であります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2 ◯議長(古賀壮志君)  日程に入る前に、議会運営委員長から報告があります。      〔議会運営委員長 登壇〕 3 ◯議会運営委員長(鈴木洋子君)  それでは、御報告申し上げます。  2月17日までに議長に提出された意見書案は3件です。  仮受付第1号、新型コロナウイルス感染症の後遺症の方々の日常を守る取り組みの強化を求める意見書(案)につきましては、成案となりました。  仮受付第2号、学校給食費の無償化を求める意見書(案)は成案となりませんでした。  仮受付第3号、保育士の配置基準の見直しと処遇改善を求める意見書(案)につきましては、3月2日に撤回願が提出されました。  また、民生文教委員会で採択された請願第5-3号に基づき、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書は、議員提出議案として提出をされています。  以上、報告とさせていただきます。 4 ◯議長(古賀壮志君)  これをもって議会運営委員長の報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第5号、日野市一般職の職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第6号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第7号、日野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第8号、日野市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第9号、日野市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第10号、日野市会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第11号、日野市会計年度任用職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第12号、日野市営住宅条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕
    7 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  それでは、企画総務委員会に付託されました8議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  議案第5号から第8号及び第11号につきまして御報告申し上げます。  これらの議案は、日野市男女平等基本条例の一部が改正され、令和5年4月からパートナーシップ制度が導入されること等に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  これらの議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第9号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、東京都人事委員会の勧告を踏まえ、特定任期付職員の期末手当の年間支給月数の配分変更を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第10号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、東京都人事委員会の勧告を踏まえ、会計年度任用職員の給料の改定を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第12号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市男女平等基本条例の一部が改正され、令和5年4月からパートナーシップ制度が導入されること等に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。ただし、第7条第2項ただし書を削る改正規定等は、公布の日から施行をするものです。  主な質疑といたしましては、シルバーピア制度の廃止について市の意図が分かる説明を求めるなどでございました。  主な意見といたしましては、市営借上げ住宅を廃止することには反対だがこの条例自体は私たちが求めてきたものである。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上8件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 8 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第5号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第6号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第7号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第8号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第9号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第10号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第11号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第12号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本8件の質疑を終結いたします。  議案第5号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第5号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第6号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第7号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第8号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第9号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第10号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第11号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第12号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 33 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第16号、日野市立福祉センター条例の一部を改正する条例の制定、議案第17号、日野市子ども・子育て支援会議条例の一部を改正する条例の制定、議案第31号、日野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕
    35 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  それでは、民生文教委員会に付託されました3議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第16号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市男女平等基本条例の一部が改正され、令和5年4月からパートナーシップ制度が導入されること等に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は公布の日から施行するものです。ただし別表の改正規定は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第17号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第31号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上3件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 36 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第16号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第17号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第31号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本3件の質疑を終結いたします。  議案第16号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第16号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第17号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第31号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 46 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第13号、日野市清流保全-湧水・地下水の回復と河川・用水の保全-に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第14号、日野市まちづくり条例の一部を改正する条例の制定、議案第15号、日野市手数料条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 48 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  それでは、環境まちづくり委員会に付託されました3議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第13号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、宅地造成等規制法の改正に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年5月26日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、市内における条例にある宅地造成工事規制区域はどこに当たるのかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第14号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、宅地造成等規制法の改正に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は公布の日から施行するものです。ただし、第57条第1項第2号等は、令和5年5月26日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第15号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部を改正する省令等が施行されたことに伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上3件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 49 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第13号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第14号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第15号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本3件の質疑を終結いたします。  議案第13号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第13号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第14号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第15号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 59 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第24号、令和5年度日野市一般会計予算の件を議題といたします。  本日、一般会計予算の会派代表者による意見の際に手話通訳者が入りますので、よろしくお願いいたします。  一般会計予算特別委員長の審査報告を求めます。      〔一般会計予算特別委員長 登壇〕 60 ◯一般会計予算特別委員長(田原 茂君)  それでは、令和5年度一般会計予算特別委員会の審査報告を申し上げます。  議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、田原茂、副委員長には中嶋良樹委員が当選いたしました。
     一般会計予算特別委員会の日程は3月13日、14日、15日の3日間開催され、令和5年度予算に対し、延べ58人の委員から質疑や行政への提言、指摘が活発に行われました。  予算の審査に当たり、委員の皆様には長時間にわたり大変にお疲れさまでございました。おかげさまをもちまして、慎重審査ができましたことに対し、敬意を表するとともに資料の提出や誠意をもって予算内容の説明に当たられた市長をはじめ関係各位に対し厚く御礼を申し上げるものでございます。  さて、令和5年度日野市一般会計予算の原案は、歳入歳出おのおの686億5,100万円であり、前年度と比較して25億9,100万円、3.9%の増となっております。  審査の順序は、歳入全般の審査、そして歳出を議会費、総務費、民生費、衛生費、労働費、農業費、商工費、土木費、消防費、教育費、公債費、諸支出金、予備費の順に審査をいたしました。  主な質疑を申し上げます。次のようなものでございました。  まず、歳入全般についてであります。  1、生活保護費の積算方法について問う。2、エネルギー高、物価高の影響について問う。3、市債発行の考え方について問う。4、財政調整基金の取崩しの仕方と予算編成について問う。  次に、議会費、総務費についてであります。  1、選挙の投票環境の課題と今後の改善について問う。2、子育て施設の複合化の可能性について問う。3、政策法務経費の行政法律相談員報酬と、弁護士謝礼の違いについて問う。4、チャットボットシステムの導入効果や検証などについて問う。5、職員メンタルヘルスケア・ハラスメント相談窓口はどのような相談システムか。6、ウクライナ避難者支援業務の内容、及び避難者に市税が発生しているのかを問う。7、2030ビジョンとSDGs未来都市推進事業を一つにまとめた意図を問う。8、街頭防犯カメラ設置事業について、防犯カメラ設置におけるマイナス意見はあるか。9、マイナンバーカードについて問う。10、デジタルトランスフォーメーション人材育成事業について成果を問う。11、会計年度任用職員と常勤職員の実態人数を問う。12、一月で超過勤務45時間超えの職員の人数について問う。  次に、民生費についてであります。  1、生活保護に係る令和5年度のケースワーカーの体制について問う。2、子ども包括支援センターみらいく開設後の中高生の支援について問う。3、「個」と「個」をつなぐ居場所づくり事業の内容について問う。4、市民活動(NPO)支援業務委託料のうち、印刷機に係る費用について問う。5、高齢者補聴器購入費助成事業について、市立病院との連携を問う。6、コミュニティ活動推進事業、自治会での情報発信ツールを問う。7、自治会活動インセンティブ補助金の150万円について、どのようなことが検討されているのか。8、子どもの学習支援・生活支援業務委託料について、現場での声、及び令和5年度の見通しを問う。9、老人クラブについて、明確な指標はあるのか。  次に、衛生費、労働費についてであります。  1、「みんなの居場所」創出プロジェクト事業において公共施設との連携は取れているか。2、有害生物等防除業務委託について、該当する有害生物を問う。3、火葬場延命化事業の内容を問う。4、指定収集袋製造について、原材料費高騰の影響を問う。5、子宮頸がん予防ワクチンの効果について、認識を問う。6、里帰り等妊婦健診助成金の交付対象人数について問う。7、産婦人科・小児科遠隔健康医療相談事業の登録者数や相談件数について問う。  次に、農業費、商工費、土木費、消防費についてであります。  1、生活道路舗装補修緊急対策工事の内容について問う。2、ひの新選組まつりにおいて高幡でパレードを行わない理由について問う。3、地籍調査業務の内容、目的、財源について問う。4、特殊地下壕対策事業について問う。5、農業委員会サポートシステムの導入によるメリット、効果について問う。6、商店街チャレンジ戦略支援事業補助金の申請状況について問う。7、財政再建計画による都市計画道路3・4・24号線整備の休止と擁壁等設置工事の関連について問う。8、デマンド型交通の実現に向けた地域公共交通会議の話はどこまで進んでいるのか。9、剪定枝等資源化業務委託料が減額となった背景について問う。10、地域防災力の強化に向けた令和5年度のしかけ、工夫について問う。  次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費についてであります。  1、学校図書館司書について、配置人数を増やさないのはなぜか。2、今後の日野市民プールの方向性を問う。3、情報モラルソフトウェア使用料の概要を問う。4、幼保小連携推進事業についての目的、組織人員体制、事業展開を問う。5、特色ある学校づくり推進事業経費が減額された理由は。6、プール改革事業経費が増額となった理由は。7、防音壁劣化状況等調査の詳細を問う。8、パーソナルコンピューター等借上料の内容について問う。9、巽聖歌没後50年特別展のポイントについて問う。10、東京2020レガシー継承事業の委託内容について問う。  以上のような質疑がございました。  続いて、総括質疑を行い、この中で、1、子育てやデジタルトランスフォーメーションに対する予算について問う。2、日野市すべての人の性別等が尊重され多様な生き方を認め合う条例の周知啓発、学びについて問う。3、気候危機への対応や脱炭素施策について、全庁的な対策を問う。4、市役所各部署における紙の購入予定金額について問う。5、ふるさと納税とクラウンドファンディングについての見解を問う。6、公共施設再編における3か所のモデル地区の現状と位置づけを問う。7、物価高騰の下での市民の暮らしや所得制限のない高校生医療費の無償化などに対する支援を問う。8、マイナンバーカード、マイナポータルの利用規約に対する見解を問うという質疑がございました。  その後、意見表明になるわけでありますが、慣例により、各会派代表等によりこの本会議場にて行うということの確認をいたしました。  次に、原案の採決を行い、挙手多数で議案第24号、令和5年度日野市一般会計予算は可決すべきものと決しました。  以上、審査報告といたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 61 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。新井ともはる議員。      〔4番議員 登壇〕 63 ◯4番(新井ともはる君)  令和5年度日野市一般会計予算に賛成する立場で、意見を申し述べます。  一つ目に、市債残高、基金残高が増加、経常収支比率の改善が見られますが、物価高、賃上げの動きがあり、経常的な経費が上がる傾向が予想されます。  また、エネルギー高の影響による光熱費は令和4年度の当初予算より2.4倍に膨れ上がっており、先行きに不透明な状況が続きます。  昨年12月、第6次行財政改革大綱実施計画が策定されました。二度と財政非常事態宣言を出さぬよう財政再建強化取組方針をしっかりと実行していただきたいと思います。  二つ目に、総務費の公共施設マネジメント事業、個別計画推進事業についてです。  今後、子育て支援施設についても個別計画をしっかりとつくっていくことが大切だと感じております。全国で子育て支援施設は、複合化の事例も数多く散見されますので、単純な建て替えではなく事情に応じ複合化を考慮した計画を策定していただきたいと思います。  併せて、公共施設の再編整備や新たな維持管理手法の検討などに際してはPPP、PFI等の導入検討を習慣化することを要望いたします。  三つ目に、民生費のコミュニティ活動推進事業についてです。  自治会に活用されていますLINEなどのSNS公共アカウントの料金プラン改定が来年度からスタートする中、自治会コミュニティーの活性化に向けた必要な対策を要望いたします。  四つ目に、母子保健事業についてです。  本年4月より日野市立病院は産科医が4名から6名に増え、5月より市内で新たに産科、婦人科がオープンする中、まだまだ市内では出産できる病院が少ない状況が続きます。気軽に自分の個別の状況を医師に相談できる産科、婦人科、小児科オンライン相談事業を、より充実させて、不安解消につなげていただきたいと思います。  五つ目に、教育費の巽聖歌没後50年特別展事業についてです。  折しも令和5年は巽聖歌が世に送り出した新美南吉の没後80年です。  特に新美南吉の「ごんぎつね」は、小学校4年生の国語教科書全てに掲載され、子どもたちが必ず触れる作品です。緑と清流のまちで自然や人間を深く観察する南吉のように繊細で豊かな感性をひのっ子にも学んでもらうよう、対応を要望いたします。  最後に六つ目、令和5年度日野地域未来ビジョン2030が示され、地域市民会議が開催されます。若者の参加をしっかりと…… 64 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。      〔16番議員 登壇〕 65 ◯16番(池田としえ君)  令和5年度日野市一般会計予算に、反対する立場で意見を申し上げさせていただきたいと思います。  今年度予算は厳しい財政の中にあって、より工夫された、配慮ある予算配置になっているとおおむね評価できる次第ではあります。しかし、なぜ、あえて私がここで反対の意見表明を申し上げるかという意味を、皆さん、多くの方に、あまり気がついていないかもしれませんけれども、ぜひ、転ばぬ先のつえとして聞いていただきたいというふうに思った次第です。  一つは、私たちの生活、今後の生活管理を一変させる大きな出来事の一つとして、このマイナンバーカードのこと、そして命に関わる、直結する事柄として子宮頸がんのワクチンの予算に関して、お話しさせていただきたいと思います。  マイナンバーカードは、つい先日、3月20日です。練馬区にて誤ってマイナカード再発行者に対して50人の住所、氏名などを利用者に手渡して流出させたということが、週刊文春の取材で明らかになりました。練馬区は、深くおわび申し上げます。事故の発生を重く受け止めて再発防止に向けて取り組んでまいりますと、このように報道もされているわけです。  これ以前にもたくさん、個人情報の流出ということが大きな問題として出てまいりました。政府の個人情報保護委員会の2021年度年次報告によれば、情報漏えいなどマイナンバー法違反、または違反のおそれがある事案というのが1年間の間に111機関、170件あったとの報告もあり、非常に危険な状態に、セキュリティーとしても置かれているわけです。  このような事態があることが報告されている中で、保険証利用、運転免許証との一体化、そして預金通帳とのひもづけなどが、国会での審議もなされないまま閣議決定で進める姿勢は、あまりにも乱暴だというふうに思いますし、健康保険証に関しては、不同意を表明しないと年金や給付金などの受取口座を強制的にひもづけるなども具現化され、国民皆保険の存在を保証する健康保険証の廃止など、不透明な状況下での導入には、慎重にあるべきだ、国民的議論の納得が大前提であると思うわけです。  また、委員会でも発言したとおり子宮頸…… 66 ◯議長(古賀壮志君)  発言時間が終了しましたので、発言を中止してください。島谷広則議員。      〔12番議員 登壇〕 67 ◯12番(島谷広則君)  会派チームみらいを代表して、令和5年度一般会計予算案に対し、賛成の立場で意見を述べます。  財政再建計画元年としてスタートを切る予算案を、会派として評価したポイントとして、市民生活をしっかりと守っていく、そういった観点と、最低限のコストで最大限のパフォーマンスを発揮する統制が図られていたか、この2点に対し、組織として説明責任が果たせるかに重点を置き審議に当たりました。  まずは、予算審議に対する市の姿勢として、財政再建計画で示した、あるべき姿の四つの指標、1、当初予算編成時の財政調整基金の残高、いわゆる市の貯金に対する目標金額。2、臨時財政対策債を除いた経常収支比率。3、公債費負担比率。4、標準財政規模に対する人件費率。  今回の予算特別委員会では、これまで市として提示できないとされてきた数値目標を事前に提示し、審議に臨んだ姿勢は、私ども会派として審議に深みが増したと率直に評価したいと思います。  審議の全体を通じて、財政再建計画で示したあるべき姿を組織目標にした中であっても、市民生活を守るという観点については市の考えを理解いたします。  しかしながら、もう一方、最低限のコストで最大限のパフォーマンスを発揮するという観点では、もう一段、意識を高く持って審議に臨んでいただきたかったことは率直に申し上げたいと思います。  市施行60周年事業が、今回、合計約1,000万円以上となって予算案に組まれております。節目の年だからという前例踏襲型では、効果は期待できません。これからの10年間を市民とともに考えるという市側の答弁からは、企画内容と金額と、期待される効果性を鑑み、日野市、本当に大丈夫かと言わざるを得ません。  企画段階で、自分たち自らが考えた内容であるからこそ、市民の心に届き、共感を呼びます。その部分は委託ではかないません。その共感を広げる手法として、委託先の技術力なりノウハウを借りたいということであれば、支出する金額の意味が大きく変わってきますので、今後の精査、歳出削減を含めた工夫に期待いたします。  職員休憩場所の確保、整備も同様です。備品が必要であることは理解いたしますが約1,900万円の予算配置となればどれほど豪華な休憩所を整備するのか、本来の趣旨と反して市民から疑義を抱かれかねません。  リデュース、リユース、リサイクルを進めてきた日野市として、再活用できる備品はないのか。現在進めているジモティーとの実証事業で再利用できる備品はないのか。歳出を極力抑える形で効果を最大限に引き出す対応を求めます。  世界規模のエネルギー費、物価高騰の波を受け、公共施設の運営に関わる光熱水費全体で約6.3億円の増額。ガソリン価格の高騰は市民生活を支えるために必要な委託先との契約に直撃し、前年と比べ委託費全体で約5.9億円の増額となりました。  市民の生活や生きがいを守るための厳しい予算編成であったことも理解しますし、様々な質疑の答弁で、エネルギーや物価高の影響が市側から見えてくることは分かります。ただ、財政悪化の理由を外的要因だけにとどめてはいけないと、改めて申し述べさせていただきます。  本予算案を取りまとめる中での職員一人ひとりの経費節減の姿勢、そして、国や東京都の補助金活用など、市としてできる歳入確保として公表いただいた件数が全体で計31件、歳出減歳入増、合わせて約1億円の効果です。質疑を通じて公表いただけたことは前向きに捉えておりますが、質疑ではなく、組織自らの姿勢として公表していただきたかったですし、財政に対する市民の不信感からすると、まだまだ共感に至りません。  財政運営は、日野市と市民との信頼関係に直結する部分です。新型コロナウイルス感染症の対応により、令和2年2月、財政非常事態宣言の発出から3年間もの期間が開いてしまい、財政に対する不信感が長期化しております。直近では、私と小学生との会話の中で、日野市ってお金ないんでしょうと言われました。これは各御家庭の中で日野市の財政問題の不安を口にしている思いの表れ、ふだんの会話の中で子どもたちにまで漏れ聞こえている現状であり、市民の財政に対する不信感が色濃く出ていると捉えております。この不信感が払拭し切れていない状態では、市職員として幾ら市民のために頑張っても、自分たちの仕事が市民満足度、市民生活の喜び、反応に、なかなか結びつかないという葛藤と向き合う厳しい期間となります。  財政再建計画を5年かけて生み出したいものは何であるのか。市民が求めている結果とは、単なる財政指標の健全化ではなく信頼なんだと思います。この状況を打破するために市民からの信頼回復という観点にもっと重きを置き、分かりやすい財政運営の状況報告、広報の紙面もうまく活用いただきたいと要望します。  財政に対する市側の変化が伝わってこそ、この財政再建計画に求められる真の成果であると申し述べ、会派チームみらいを代表して本一般会計予算案の賛成の意見とさせていただきます。 68 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。      〔2番議員 登壇〕 69 ◯2番(岡田じゅん子君)  議案第24号、令和5年度日野市一般会計予算案に対し、日本共産党日野市議団を代表し、反対の立場から意見を申し上げます。  2023年度予算案を編成する上で、全国の地方自治体、そして当然、日野市にも求められる点は二つあったと思います。  一つは、空前の物価高騰の下での市民の暮らしの実態を踏まえて、いかに市民の負担を抑え、最大限の支援を行うかという点です。  もう一つは、この一、二年で、全国、地方から、特に都市部の自治体で動き出した全ての子どもたちを対象とした子育て支援の取組。所得制限抜きの学校給食無償化や、子どもの医療費無料化の取組、その広がりをどう捉え、市として、どう予算に反映させるかという点です。  全ての子どもたちを対象としたこれらの施策、私どもは国が進めるべきことだと考えますが、全国都内の自治体で、自治体としてできる対策を最大限進めようと決断して動き始めていることは、大変注目すべきことですし、日野でも考慮しなければならないことだと思います。  そうした中、国民健康保険税については、近隣他市において値上げの計画をつくり、実施を予定していたにもかかわらず、この物価高騰の下、このまま値上げをしてよいのか。ここは見送ろうと市長が決断をした自治体が、多摩市、立川市、稲城市、小平市、西東京市と生まれています。しかし、日野市は2年連続値上げを強行することを選びました。  また、子どもの医療費無償化の対象年齢引上げに伴い、26市中16市以上が所得制限撤廃を決断しています。市長は、国民健康保険税の値上げについて、自治体が真っ二つに分かれています。考え方も違うし、財政力の差もあります。日野は難しさがあります。どうか御理解いただきたいと。また、子どもの医療費無料化、所得制限撤廃についても財政再建中の日野市が独自でどこまでできるか、なかなか難しいというような答弁でした。  日野市の財政指標は、軒並み多摩地域標準レベルであるにもかかわらず、相変わらず財政非常事態宣言にとらわれ、しなければならない決断ができなくなっている市長の姿がそこにあります。  国保の値上げを踏みとどまることや子どもの医療費無料化、所得制限の撤廃は、自治体財政に余裕があるから行うのではないと思います。現在、住民に起きていることは、かつて経験をしたことのないような物価高騰です。住民の暮らしこそが非常事態であるという認識が必要です。今、住民に負担増を押しつけることはできない。少しでも負担を軽減するために何ができるか。これは自治体の本分が問われる問題です。住民の暮らしへの向き合い方、自治体の本分への向き合い方、これが決定的に弱い。私たちが本予算案に反対する最大の理由です。  加えて、財源確保という点で、市が自ら言っている財政再建にふさわしい対応をしているのか。責任ある対応をしているのかということが小学校体育館のエアコン設置の財源に関する質疑で明らかになりました。小学校体育館のエアコン設置は、令和3年度まで国と都の補助を合わせて56%ほど出ていたものが令和4年度から50%ほどになりました。さらに令和5年度末で東京都の補助はなくなる予定です。代わりに国の補助が2分の1になりますが、断熱工事が対象にならなければ補助は50%よりさらに下がる可能性があります。夏の猛暑対策、災害時の住民の避難所対策として、全学校体育館へのエアコン設置は、国・都の補助金も自治体の緊急課題として設定されています。  しかし、日野市は5年度末で補助金額が下がる可能性があることを知りながら、3年間の工事期間の短縮に踏み出すことをしていません。結果的に市の持ち出しが増える可能性が生まれています。財政非常事態宣言の呪縛にとらわれるあまり、平準化を優先させ、結果的に判断を見誤る、無責任な結果に至るということだと思います。  それでは、個別の課題について申し上げます。  高齢者補聴器購入費助成事業経費については、住民の請願が実り開始が待望されている中、党市議団として、より多くの方々に利用していただける制度となるための提案を、繰り返し行ってきました。  購入後の調整トレーニングについては、購入するお店への補助を実施することで、購入後のフォロー、支援が行われる仕組みを検討しているとの答弁でした。現物支給、電池代の補助は研究課題とされました。引き続き、要望いたします。  生活保護行政については、東京都からケースワーカーが5人不足していると勧告を受けながら、令和5年度は1人の方が育休から戻られるだけだということが分かりました。平成27年に起きた不適切な処理、支出のようなことを二度と繰り返さないために人材確保、抜本的な増員を求めます。  また、市のホームページにおける「生活保護とは」との箇所に「いっしょうけんめい働いても生活ができない時」という記述が残っていますが、これは一生懸命働かなかった人は生活保護を申請してはならないというバリアです。厚生労働省は、生活保護を申請したい方へ、「生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにでもあるものですので、ためらわずご相談ください。」と表記しています。この立場での生活保護行政の徹底、日野市ホームページ表記の迅速な改善を改めて求めます。  障害者差別解消促進事業経費、障害者差別解消推進条例のあるまちで進行していることとして、京王線多摩動物公園駅における無人化の動きについて議論をさせていただきました。市長は、ホームドアなしで無人化することはあり得ないと思っている。そういう立場で京王電鉄とは話をしていきたいと答弁をしました。当然のことだと思います。私たちもこの立場を貫いてまいります。  次に、新年度からの保育園入所の問題です。  新年度保育園入所希望が昨年より増えていること。市内認可保育園において虐待、不適切保育が発生したことによる受入れ停止の事態から待機児童が昨年よりも増えるのではないかと担当課が考えていること。30件を超えた転園の御相談には丁寧に対応されていることを確認しました。市長に、保育施設の緊急整備も行って一人の待機児も生まないことを求めました。この間、市長は、フルスペックの保育施設は考えないと表明し、その考えに現在も変わりないとのことでした。しかし、状況を見ながら必要な判断をする、一時的な形での保育施設の増設等も視野に入れながらと答弁をしました。  今議会、国に対して保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書提出を求める請願が出され、民生文教委員会で採択されました。これ以上、保育関係者の努力に依存した保育はあり得ないという方向に動き出しています。市長には必要な整備を求めます。  市内の生活道路については、市内全域の住民の皆さんから、多数の舗装補修の要望が寄せられ、党市議団としても繰り返し要望してきました。そうした中、令和4年、5年の生活道路舗装補修緊急対策工事で、これまで要望が出されながらも補修に至っていなかった工事が進むこととなりました。さらに、従前の幹線道路の路面性状調査に加えて、スマートフォンによる生活道路の路面調査を行って、その結果についても第2期道路舗装補修計画に反映をさせて生活道路の改修優先順位づけを行っていくこととなりました。  歩道の改修については、別途計画を準備しているとのことでした。全市的に生活道路は劣化しており、高齢化も進む中、住民にとっては外出における大変大きなバリアとなります。歩道も含めた改修促進を改めて求めます。  デマンド交通については、具体的な実施地域、時間帯、料金、予約システムの検討、事業者との個別ヒアリングを実施中であることが分かりました。  また、ミニバス増設の要求に対する対応、潜在的な需要も含めて調査も行って検討することを引き続き求めます。  子どもの学校における安全について、教員不足が引き続き深刻な下で教員が目を離した際に重大な事故が発生した場合の責任が、担任に求められることへの負担が大き過ぎると、そういった現場の声があることを紹介しました。  小学校長会からも、人的配置に勝るものはありませんと、学校安全に特化した人的配置の要望が出されています。責任の所在が曖昧な兼務や、ボランティアという発想ではなく、校長先生方が要望しているように、子どもの安全を見守る専門の人的配置が必要です。学校安全管理員を復活させることを強く要望します。  市民の実態をしっかりとつかんで必要な支援を行っていくことを求め、以上、一般会計への日本共産党市議団を代表しての意見といたします。 70 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。      〔18番議員 登壇〕
    71 ◯18番(峯岸弘行君)  公明党を代表いたしまして、令和5年度一般会計予算に、賛成する立場で意見を申し述べます。  日野市の令和5年度一般会計予算は686億5,100万円で前年度比3.9%の増となりました。歳入予算においては、市税は個人市民税は新型コロナウイルス感染症の収束により回復傾向にあり増加が見込まれていますが、一方で法人市民税は円安や物価高、エネルギー価格高騰の影響により、企業業績の先行きが不透明であることなどから減少を見込まれています。  一方、歳出予算においては団塊の世代の多くが後期高齢者となる2025年を控え、高齢化の進展などを背景とした社会保障関連経費が右肩上がりを続けるとともに、近年の燃料費の異常な高騰の影響が市の施策全体に大きな負荷を与えており、加えて公共施設等の老朽化、耐震化対策、また、行政のDX化、キャッシュレス化など複雑化、多様化する新たな行政課題の解決等にも取り組むことが求められています。  まず、総務費の総額は55億7,719万円と前年度比12.1%減となりました。  街頭防犯カメラ設置事業経費では、新たに六つの自治会で防犯カメラの設置が進みます。今後は大きな公園への設置も御検討ください。  政策法務経費の行政事務法律相談員報酬では、市職員が気軽に相談しやすい環境をつくることでリーガルチェックの機能を働かせ、問題発生の未然防止につなげてください。  電気自動車導入事業経費は、新年度4台の電気自動車を購入するものですが、今後も都の補助金を活用し、気候非常事態宣言をした自治体として取組の一層の推進をお願いいたします。  民生費についてです。  民生費の総額は375億7,489万円で、前年度比5.4%増となりました。  ヤングケアラー支援事業準備経費では、令和5年度のパンフレットの作成や講演会の実施を評価するものですが、緊急性のあるケースの場合は早期にヘルパー派遣などができるよう、体制整備を急いでください。  ひとり親家庭養育費確保サポート事業経費では、養育費を受け取れていない家庭が6割もおられる中、既に離婚されている方や協議離婚に際し支援が必要な方に対し、弁護士と相談の機会を設け助言を受けられるようにする事業と養育費の取決めに必要な費用のうち、公正証書作成手数料や家庭裁判所や調停、また裁判に係る収入印紙購入費用の一部を補助する予算であり、高く評価します。  また、障害者差別解消法も施行されて3年、手話言語条例の制定もぜひ御検討ください。  また、自治会、商店会、学校等への手話通訳者の講師派遣事業も御検討ください。  子どもの学習・生活支援経費では、ほっともの実施日を5会場のうち2会場で週2日から3日に増やす予算で高く評価し、今後、最終目標である各中学校区に1か所の増設、そして、全てのほっとも会場で週3回の実施に向けて、引き続きの御努力をお願いいたします。  また、通う子どもたちがおなかいっぱい食事を食べられるように今後も課題について現場のヒアリングをしっかり続けていただきたいと思います。  ひきこもり対策事業経費の居場所づくり事業経費では、日野市内初の空き家を活用した居場所となるたきあいあいが西平山地区に開所され好評です。今後は、東部地域にも、もう1か所の増設を御検討ください。  障害者福祉費のコミュニケーション支援事業業務委託料では、昨年、公明党として予算要望していた聴覚障害者のための遠隔手話サービスの予算であり、主に病院や買物の際に利用できるもので、これは高く評価します。今後も市役所以外の公共施設でも利用できるように、体制整備をお願いします。  高齢者補聴器購入費助成事業経費は、耳の聞こえに不自由を感じる65歳以上の高齢者を対象とした補聴器購入助成では市内の7割弱の高齢者が助成対象となること、高く評価いたします。しかし、軽度、中等度の聴覚障害者の方は、高齢者だけではありません。今後は65歳未満の方に対する補聴器購入助成も御検討ください。  高校生等医療費助成事業経費では、今後3年間、都の10分の10の補助で実施される高校生の医療費無償化を高く評価しますが、財政力の違いによって医療費負担の差を生じさせてはなりません。補助金支給が切れる3年後以降も市の負担が発生しないように市長会を通じて都に支援の継続を強く求めてください。  (仮称)子ども包括支援センター事業経費では、いよいよ令和6年に開設予定となったゼロ歳から18歳までの子育て総合相談窓口、中高生の居場所にもなる子育てのランドマークとなる施設であります。今後、広報やイベントを通じて多くの市民に情報提供をお願いいたします。  民間保育園経費では、先日、警察に逮捕された民間保育園における幼児虐待事件の再発防止のために、市民から通報のあった保育園等については必要な箇所へ防犯カメラの設置への助成も御検討ください。  続いて衛生費です。  衛生費の総額は前年度比9.9%増の60億3,682万円です。  予防接種経費のうち子宮頸がん予防ワクチン任意接種費助成金では、4月から子宮頸がん予防ワクチンが定期予防接種される予算であり、対象者に対し個別通知により丁寧な周知をお願いいたします。  母子保健事業経費の産婦人科・小児科遠隔健康医療相談事業では、産婦人科医、小児科医、保健師等に24時間オンラインでの相談が可能ないつでも相談や、予約制で平日夜間にLINE上で動画通話やチャットができる夜間相談などの事業であり、子育て世代の育児不安や孤立の解消に資する事業ですので、これを高く評価いたします。  出産・子育て応援事業経費のうち、産後ケア業務委託料では、今年度から利用者が施設に通って支援を受けられる通所型事業が始まりましたが、新年度から利用者が施設に宿泊して支援を受けられる宿泊型事業を助産院1か所で開始する予算であり、公明党も強く要望してまいりました。今後、同様のサービスを受けられる助産院の増も要望いたします。  火葬場延命化事業経費では、程久保五丁目に建設予定であった新火葬場の建築計画が白紙となりました。現在の老朽化しつつある日野火葬場については火葬炉の延命工事を毎年のように繰り返していますが、超高齢化、多死社会を迎える今、いつか現在の火葬場が完全に使用できなくなったときの代替措置について、南多摩斎場の拡充や別の事業組合との交渉など、あらゆる選択肢を早急に検討すべきと指摘させていただきます。  プラスチック類資源化施設等運営経費では、この間、ペットボトルごみ削減のためにマイボトル専用給水機の公共施設への設置を提案してまいりましたが、現在民間事業者との協定で設置が進んでいること、高く評価いたします。今後、公共施設内の自販機の非プラ容器飲料への転換を強く求めます。  市立病院事業経費については、人事の公平の確保とともに地方公営企業法の全部適用と指定管理者制度の導入に向けて、引き続きの御努力をお願いいたします。  続いて、商工費です。  前年度比11.9%増の6億160万円です。  まちおこしイベント事業経費では、ひの新選組まつり等、アフターコロナを見据えて大きな祭りでの飲食ブースの開設について、いつまでも自重すべきではありません。ぜひ、コロナ前と同様の対応に戻されることを御提案いたします。  また、新選組のふるさと歴史館運営経費では、来館者に人気の隊士衣装や刀を貸しての記念撮影ができるように、対応を復活させることを要望いたします。  続いて、土木費についてです。  前年度比0.3%減の45億7,515万円です。  公園整備経費では、公明党も要望してまいりましたインクルーシブ遊具の設置が中央公園に整備が始まったことを高く評価いたします。今後、障害当事者の御意見を伺いながら障害のある子もない子も共に遊べる遊具を毎年少しずつ整備拡充をお願いいたします。  次に、消防費についてです。  前年度比6.6%減の22億4,854万円です。  災害対策費では、3種類の防災マップが統合された総合防災ガイドが発行されたことを高く評価いたしますが、今後、内水氾濫想定マップが完成後は該当地域の住民へ早期に配布されることを要望いたします。  また、東日本大震災から12年となり風化が心配されます。当時の派遣職員が体験を発表する場づくりや、職員を派遣した宮古市や石巻市など、総合防災協定の新たな締結も御検討ください。  交通網整備支援経費の市内連絡バス運行補助金では、今月3月6日に京王バスは、立川駅から日野駅及び立川駅から高幡不動駅系統の運行を土曜日の午前中の1往復を除き3月31日をもって終了することを発表いたしました。今回、この路線の運行が終了してしまうことに対し、当該地域にお住まいの、特に高齢者の皆様から、日野駅方面への足がなくなってしまうなど多くの不安な声をいただいているところであります。  さらに、この路線は市民の森ふれあいホールといった主要拠点やモノレール甲州街道駅付近を通る路線でもあります。今後は比較的近くを通る市内路線のルート変更などミニバスの運行でカバーすることを御検討ください。  また、丘陵地ワゴンタクシー運行補助金については、現在はまだコロナ前の70%程度しか利用客数が戻っていないということなので今後適当な時期に、再度、土日の試験運行の実施を御検討ください。  また、鉄道関連施設安全対策事業経費では、長年の地域の要望が実り、黒川踏切の拡幅工事が予算化されたことを高く評価いたします。今後は市民の皆様への周知、説明をしっかりお願いいたします。  続いて、教育費についてです。  前年度比12.3%増の80億4,986万円です。  学童クラブ事業経費では、新たな二つの民間委託の学童クラブで、午後7時までの育成時間延長を実現するものと高く評価いたします。  以上、今後様々な課題、難題の解決を実行し、市民の皆様に安心していただくとともに信頼される市政運営の実現を強く求め、公明党代表としての賛成意見といたします。 72 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。      〔22番議員 登壇〕 73 ◯22番(奥住匡人君)  議案第24号、令和5年度日野市一般会計予算に対し、自由民主党日野市議団を代表し、意見を申し上げさせていただきます。  歳入歳出予算の総額は686億5,100万円となりました。歳入の根幹、市税はおおよそ6億円増加の310億4,189万円。市税のうち個人市民税は3億4,255万円増の138億6,283万円。法人市民税は2,941万円減の13億4,043万円を見込んでおります。  予算規模は直近10年間で約130億円前後の増加が見られるものの市税はこの10年間でほぼ横ばいの状況にあり、一般財源の根幹となる市税収入と予算規模の乖離は依然として大きい傾向にあります。  一方、扶助費拡大の傾向はやまないどころか新年度予算性質別経費の構成率では34%にも及んでいます。今後、年代別人口が最も多い団塊の世代が75歳に達する2025年、次に人口の多い団塊ジュニアの世代が高齢世代に達する2040年と扶助費拡大の傾向は拡大の一途となる見通しであり、緊縮財政は致し方のない状況かと思います。  ウクライナ情勢による全世界的なエネルギー不足は、物価、原油価格の高騰を招いてもおります。日野市においてもそれに相当する物件費が13億1,298万円増の112億5,358万円、各公共施設や委託先での光熱費が軒並み上昇、市の財政を圧迫する要因ともなっています。  令和4年、全国の出生数が初めて80万人を割り込み、現在政府では急ピッチで子育て支援策を打ち出す準備を進めています。今年4月に発足する、こども家庭庁、政府が掲げる異次元の少子化対策と子育て支援策の強化や行政のデジタル化は喫緊の課題として位置づけられており、日野市としても最優先して取り組むべき重要課題であります。  子どもなんでも相談窓口、児童虐待の予防対応拠点、さらには子育てひろば、中高世代専用の居場所として経営を強化される、来春オープン予定の子ども包括支援センターみらいく、そして学童クラブの2か所、四小、平山小での民間活力の導入開始やほっとも高幡・日野、2か所での週2回から3回の実施拡大など、新年度予算では未来を担う子どもたちを応援する事業に幅広い予算措置が行われております。  さらに、令和7年度までの市内全小学校体育館へのエアコン設置完了や小・中学校のトイレの洋式化などのハード面での整備と併せて、新年度からは教育委員会と子ども部との幼保小連携推進事業が開始をされます。日野市がこの間、培ってきた幼児、学校教育でのノウハウが最大限に活用され、子育てするなら日野市と言われる、そして選ばれる日野市に向け、さらなる幼児教育、保育の質向上が実現されることを期待するところであります。  昨年好評を得たペイペイによる30%還元キャンペーン、さらには申請率72.89%と、多摩地域3位となったマイナンバー発行事業、そして小金井が新たに加わる住民情報システムの共同化と現在加速中の日野市のデジタルトランスフォーメーションは飛躍的な進化を遂げています。  LINEを活用した産婦人科・小児科遠隔健康医療相談事業業務委託料650万円では、今年度、夜間相談やいつでも相談といったモデル市として始まり、新年度はいよいよ本格稼働が始まります。  妊娠や子育て、不妊症や不育症に関することから婦人科系相談、流産、死産に関すること、中高生への体の成長から性に関わることまで、いつでも気楽に、そして無料で相談が可能となっています。悩みを抱える方々のよりどころとして、さらなる周知拡大を図っていただきたいと思います。  続きまして、主要施策と主な事業及び今後の市政運営に関わる事項について申し上げます。  持続可能な市民ニーズに対応する公共施設マネジメントについては、公共施設の老朽化が進む中で、長期的な計画策定にのっとった修繕が行われるべきであります。新年度予算には、教育関連施設や社会教育施設、コミュニティー施設など劣化状況調査や個別計画策定を行い、公共施設の縮充、機能集約案を作成するとしております。全ての公共施設をフルスケールで更新することは不可能であります。必要な長寿命化と併せて、公共施設の再編を見据えた少しの期間のみ延長させる短寿命化も検討せねばなりません。長期的な視点に立った計画なくしてはなし得ないことであります。予備費を拡充したからといって、場当たり的な修繕は厳に慎むべきと考えます。  予算委員会では、今後市内27の再建モデル候補を検討するに当たり、日野本町地域での取組に次いで、高幡地区での取組を行うとの言及がありました。縮充による機能の充実と集約を進めるには、民間の活力を生かしたPPPやPFIは欠かすことはできません。民間業者との意向や仕様の確認を早期に行い、タイミングを逸することのないよう協議が進められることを強く要望しておきます。  公共施設マネジメントに関して、旧百草台コミュニティセンターの解体設計業務委託料には、502万円が計上されています。廃止となった施設の利活用を可能にする取組であると評価いたします。周辺住民との話合い協議を経て、日野市の未来に資する野球場としての跡地活用が行われることを改めて求めておきたいと思います。  次に、次世代につなぐ地球環境問題について申し上げます。  府中市で、いち早く導入されたシェアサイクル事業、日野市でも新年度から参画開始となります。南北の移動の促進、公共交通空白地域の解消、観光客の移動推進、健康増進と、大いに活用を図っていただきたいと思います。当初の2か所の保管場所を皮切りに、さらに拠点を充実、拡大、市外への利用展開を期待するところであります。  また、新年度、庁用車4台の電動自動車が導入予定となっております。今後は環境への配慮だけに限らず、災害時の緊急電源としての利用も、ぜひ検討していただきたいと思います。  信用される組織を目指す新市役所について申し上げます。  総務費について、行政事務法律相談員報酬432万円が計上されています。月に12回、3人体制で各担当部署からの法律相談窓口が確立されます。昨年10月の臨時会での決議、全議員にて求めたリーガルチェック体制が構築されます。  さらに債権管理相談業務委託料70万円におきましても、同じく弁護士の相談環境が整備をされます。弁護士からの助言を基に隙のない行政運営の徹底を強く要望いたします。  また、元副市長問題への教訓として、公文書管理研修業務委託料200万円が充てられました。令和4年度では実地調査、アンケート調査、職員研修が行われ、新年度も引き続き研修が行われる予定となっております。喉元過ぎたら忘れてしまわぬように市の方針や途中経過を明確にした継続的な公文書管理の徹底を改めて求めておきたいと思います。  マスク着用の個人判断、感染症法上の2類から5類への移行が行われる中で、いよいよ5月13日新選組パレードが4年ぶりに開催されます。日野市の活性化を図るにはコロナ前を上回る4.96兆円とも想定されるインバウンド対応は欠かせません。都庁の観光ブースや立川の駅ビル、エキュートでのPRに加え、ホームページやLINE、SNS対応が進められています。新しくリニューアルされた新選組まつりが、参加者、聴衆も含めて楽しめる日野市を代表するイベントとして日野駅、高幡不動駅、石田地区でのおもてなしの充実に最善の準備を進めていただきたいと思います。  次に、安全安心で活力あるまちづくりについて申し上げます。  道路橋梁費について、生活道路舗装補修緊急対策工事は、前年度比435万円増の3,150万円が計上されています。道路舗装補修事業に関しては、平成24年度の策定の路面性状調査による分類を基に計画に従い、舗装工事が行われてきておりますが、生活道路に関しては今年度から対象に含まれることとなりました。  劣化状況が著しく、市民要望が数多く寄せられる生活道路においても緊急的な処置に限らず継続的な補修工事が随時実施されることを要望いたします。  百草団地内のスーパー撤退後、市当局とURとの協議が進められ、今年3月1日からローソン100のオープンに至りました。地元要望である利用者へのトイレの開放、指定ごみ袋の販売などが実現されましたが、高齢化や人口減少、買物弱者対策など、市が抱える問題を先進的に取り組むべきエリアであります。商店振興、まちづくり、高齢化対策と、複合的、継続的な取組を強く要望いたしたいと思います。  予算委員会で議論した弁護士や公文書管理、LINEを活用した相談窓口、公共施設マネジメントに道路の補修など、どれもが未然の気づき、事前の対応によって物事の深刻化を防ぎ、次の対応につながるものではないかと考えております。  目を向け、耳を傾け、鼻を利かす、先手先手の行政運営を求め、自由民主党日野市議団を代表して、議案第24号、令和5年度一般会計予算案に賛成の意見とさせていただきます。 74 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  手話通訳者の方、ありがとうございました。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 76 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第24号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって一般会計予算特別委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 77 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第25号、令和5年度日野市国民健康保険特別会計予算、議案第26号、令和5年度日野市土地区画整理事業特別会計予算、議案第27号、令和5年度日野市介護保険特別会計予算、議案第28号、令和5年度日野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第29号、令和5年度日野市立病院事業会計予算、議案第30号、令和5年度日野市下水道事業会計予算の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  特別会計予算特別委員長の審査報告を求めます。      〔特別会計予算特別委員長 登壇〕 79 ◯特別会計予算特別委員長(中野あきと君)  令和5年度特別会計予算特別委員会に付託された6議案についての審査報告を申し上げます。  令和5年度特別会計予算特別委員会は3月16日に開催されました。  議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、中野あきと、副委員長には窪田知子委員が当選いたしました。  まず、議案第25号、令和5年度日野市国民健康保険特別会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、データヘルス事業の積算内容について問う。2、税率改定、値上げについての認識を問う。3、特定健診の項目に眼底検査が追加されていないが進捗について問う。4、滞納者の推移における値上げの影響について問う。5、一般被保険者高額介護合算療養費について問う。6、外国籍、無保険など国保加入者の構成について問う。7、微量アルブミン尿検査後の治療開始率の低さについて、対応策は反映されているか問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、物価高騰の影響もある中、国保加入者の暮らしに追い打ちをかけるべきではない。反対。2、値上げの影響が微税率に反映されないうちのさらなる値上げである。反対などでございました。
     審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号、令和5年度日野市土地区画整理事業特別会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、代行買収の妥当性の検証と都市づくり公社との協議内容について問う。2、財政非常事態宣言による都市計画道路3・4・24号線整備の凍結と西平山土地区画整理事業について問う。3、川辺堀之内土地区画整理組合への補助金交付に係る5年を経過したデータがないことについて問う。4、東町土地区画整理事業の未着手地域における現状と今後の見通しを地域に説明することについての考えを問う。5、市施行4地区の総事業費、期間、進捗率について問う。6、財政再建計画とリンクした事業計画の内容について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、計画や進め方について、総括することが必要である。反対。2、代行買収は目的を偽り公共による買収を行い税制上の優遇措置を取った不正の疑いがある。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号、令和5年度日野市介護保険特別会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、認知症ケアパス検討会出席者謝礼の内容について問う。2、介護認定を受けたのにサービスを利用しない方の人数を問う。3、介護人材就労促進事業業務委託料について、委託事業者と研修事業内容の概略、今後の研修受講者の見込みを問う。4、保険者機能強化推進交付金と介護保険保険者努力支援交付金について、なぜ減額をされたのか等について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号、令和5年度日野市後期高齢者医療特別会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、令和4年10月以降から自己負担割合が3区分となったが、10月以前と以後の1割、2割、3割の負担について被保険者数を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号、令和5年度日野市立病院事業会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、病床利用率、応需率の目標を問う。2、脳神経外科医が不在となっていることについて問う。3、透析対応の現状と今後の診療体制を問う。4、市内で出産できる産婦人科は、現在、市立病院のみだが、この現実に対してどのような取組ができるのかを問う。5、救急の時間帯について、担当医がいない場合の対応を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議案第30号、令和5年度日野市下水道事業会計予算につきまして御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、新井交差点の地域の管路更正に関する見通しについて問う。2、管渠調査業務委託料が大幅に増額した原因について問う。3、起債の償還について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上6件、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 80 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第25号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第26号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第27号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第28号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第29号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第30号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。  議案第25号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 87 ◯9番(有賀精一君)  議案第25号、令和5年度日野市国民健康保険特別会計予算に、反対の立場で意見を述べます。  昨年2022年第4回定例会の場で国民健康保険税の値上げが本会議で採択されてしまいました。コロナ禍の下、また諸物価高騰、1970年代にも迫るようなインフレという状況の中で、とりわけ国民健康保険の被保険者の皆さんの受ける生活への大きな負担というのは推して知るべしでございます。今回の予算案については、この値上げの下に作成されたものであり、今後もさらに諸物価が高騰する、そういう状況を鑑みたときにこの案については、賛成をいたしかねます。  また、この間、指摘されてきている国民健康保険の構造的問題について、市長はじめ積極的に国に対して財政の拡充、それを求める意見を強く求めていただきたいということを付記しまして反対の意見といたします。 88 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 89 ◯17番(奥野りん子君)  議案第25号、令和5年度国民健康保険特別会計予算に、反対の立場で意見を述べます。  市民生活が異常な物価高騰に苦しめられ翻弄されている中で国民健康保険税の増額が2年連続で強行されました。このことだけをとっても本予算には反対せざるを得ないと考えます。例えば収入500万円の4人家族の保険税が46万円から50万円と年間4万円上がったわけですが、年収の10分の1を健康保険税に取られてしまうとなると個人事業主にとっては死活問題です。公務員含むサラリーマンと比べてみた場合にサラリーマンに関しては保険料の半分について雇用主が負担しているわけですが、国保における個人事業主の場合にはその全額を加入者本人が負担しなければなりません。  国民健康保険の加入者の負担は、その他健保と比べて加重となっていることは厚労省の資料からも明らかであり、収入レベルは同じなのに課税において明らかな不公平があるわけですが、では、その不公平の原因はどこにあるのでしょうか。協会けんぽ、組合健保、共済健保といった社会保険、いわゆる社保は、雇用主側が従業員の福利厚生のために創設した保険制度です。なので雇用主側が保険料の半分をカバーしています。国保とは、その社保に入れない国民の福利厚生のために国家が創設した社会保障制度です。なので、その他健保における雇用主負担に当たる責任を果たすべき主体は、この社会保障制度をつくった国家以外の何物でもありません。  雇用主負担と同じく国家が5割を負担する仕組みでスタートしながら、今現在、2割しか責任を負っていないことこそが、国民健康保険の運営を危うくしている最大の原因です。にもかかわらず値上げのたびに、国民皆保険制度を守るために値上げは仕方がないなどと本末転倒な理屈をつけて高額な保険税を払えない市民のほうの負担を増やし、我慢を押しつけるのは大変不誠実だと思います。国家がこの国民皆保険制度を守りたいのであれば、かつ、国家が国民を愛しているのであれば、国民の命を守るとりでである国民健康保険制度に対して十分な補助金を支出するべきです。  自治体としてやるべきことは、国に対して補助金の増額を要求し続けることであって国が払わない分を市民に肩代わりさせることではありません。大坪市長は、国から言われたことだけを忠実にやっていれば安泰だといった官僚体質から、一刻も早く脱皮していただきたい。市民を守るとはどういうことなのか、自分の頭でしっかりと考えられるような政治家になっていただきたい。  以上を述べて、本予算に反対いたします。 90 ◯議長(古賀壮志君)  わたなべ三枝議員。 91 ◯1番(わたなべ三枝君)  議案第25号、令和5年度国民健康保険特別会計予算に反対の立場で、日本共産党を代表して意見を述べさせていただきます。  この間の物価高騰、そしてエネルギーの高騰は、市民生活に大変な重圧となっています。2022年12月議会で国保の値上げを審議したときより、さらに物価は高騰し、電気代の値上げがとどまることなく続いています。かつて経験したことのない物価の高騰になっています。  今年の1月の物価指数は、昨年度比で4.3%になっています。特に低所得者である国民、国保加入者の生活に重くのしかかっています。市民の生活に沿って非常事態とも言えるこの状況にしっかり寄り添い、力になることが市の使命だと思います。  赤字の解消を求められているのは他の自治体でも同じです。しかし、そんな中、値上げを見送っている自治体があります。多摩市でも1月上旬に入って値上げは取りやめました。立川市は4年連続値上げを見送り、稲城市などでは2年連続値上げを見送りました。小平市、西東京市でも見送っています。日野市の一般会計繰入の各市との比較でも日野市は中位であること、国保保険料も中位という状況です。市の財政的にも値上げを見送れない状況ではありません。つまりは、市の住民に対する姿勢が問われているのだと思います。  こういう状況の下で、市民、国保加入者の暮らしに追い打ちをかけるような値上げはすべきではない、見送るべきだと強く主張し、反対の意見とさせていただきます。  以上です。 92 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 94 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第25号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 95 ◯9番(有賀精一君)  議案第26号、令和5年度日野市土地区画整理事業特別会計予算に、反対の立場で意見を述べたいと思います。  市施行四つの事業について既に長期にわたって事業が行われておりますが、30年以上過ぎた事業について、この先の完遂の年度すら明確に示されていない現状があります。この間、土地区画整理の問題をめぐって、とりわけ川辺堀之内土地区画整理組合の問題で、いろいろと問題が発覚してきましたが、市施行についても様々な問題を抱えています。換地の問題、土地売買の問題でも不明瞭なやり方が指摘をされていますが、こうした問題について日野市は明確な検証ということをしておりません。  今後、区画整理事業の進め方については、地権者の皆さんとしっかりと話合いをして、今後の事業計画についてその目途をしっかりと見定めることが私は必要であると考えています。今回のこの予算案については、そうした明確な方向性、目途を示さずに継続されている過去の区画整理事業と同様のやり方が取られていると思います。これでは一体いつ事業が終わるのか、そうした地権者の皆さんの不安はより一層広がるのではないかと考えています。  改めて計画を見直し、完遂の年度をしっかりと定めた区画整理事業にしていただきたいと考えております。その旨で反対といたします。 96 ◯議長(古賀壮志君)  わたなべ三枝議員。 97 ◯1番(わたなべ三枝君)  議案第26号、令和5年度日野市土地区画整理事業特別会計予算に反対の立場から、日本共産党を代表して意見を述べさせていただきます。  今回、代行買収問題に絞って一言申し上げます。  市施行の区画整理事業において平成4年から平成9年の期間において実施された代行買収は、買収面積約1万平米、買収総額21億円余り、買収後約25年間に及ぶ利子、維持管理費の累積額11億円余り、総合計32億7,000万円余りにも上るものです。実質的に多額の負債を抱え込む事態となっており、市にとって極めて重大な問題であります。一体、負債の責任は日野市と都市づくり公社のどちらが負うことになるのか。日野市が負うということになれば、この負債の処理に市民の税金を投入するということになるわけであります。歴代市長をはじめ市の責任が問われる、文字どおり重大問題となっております。  それだけではありません。一連の代行買収は目的を偽装して買収の必要のない土地を買い取って、税控除などの税制上の優遇措置を受けられるような便宜を図ったことが疑われる重大な問題だと考えます。当時の関係者から聞き取りをはじめ徹底的な全容解明が必要不可欠であります。  以上、代行買収に絞って指摘させていただき、反対の意見といたします。  以上です。 98 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 100 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第26号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第27号の件は可決されました。  次に、議案第28号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第28号の件は可決されました。  次に、議案第29号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第29号の件は可決されました。  次に、議案第30号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。
     本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第30号の件は可決されました。  これをもって特別会計予算特別委員会関係の審査報告を終わります。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後0時03分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後1時12分 再開 110 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、請願第5-2号、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願、請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 112 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  企画総務委員会に付託されました請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、請願第5-2号、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願につきまして御報告申し上げます。  この請願は、裁判でも国会質疑でも明らかとなった消費税は益税ではないということを基本的な知識として共有するとともに議会での事実確認を求めるものです。併せて請願主旨説明の申出があり、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な意見といたしましては、1、前回の企画総務委員会における発言は消費税は益税だという趣旨での発言ではない。また、そのような考え方も持っていない。不採択。2、益税は存在しないと思う。正しいことを決議に上げることを求めることは請願の趣旨に合わない。不採択。3、インボイス制度で国が根拠にしようとしている消費税は益税ではないということを地方議会が明確にする必要がある。零細企業を守らなくてはならない。採択。4、市議会は消費税を原資とする国からの財源の活用で社会保障を含めて様々な施策、予算を決定している。国の制度に関連する決議は市議会になじまない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  続きまして、請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願につきまして御報告申し上げます。  この請願は、安保関連3文書改定の閣議決定を受け、防衛予算の増額方針が示されている中、市民の命と安全を守るために反撃能力の保有をやめ平和の外交の強化を求める意見書提出を求めるものです。併せて請願主旨説明の申出があり、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、令和4年度平和活動推進補助金交付決定事業について説明を求めるなどでございました。  主な意見といたしましては、1、平和を希求する思いに請願者との違いはないが、既に対話外交による交渉に強化がされていること、国民の税負担は増えないと考えられること、防衛予算の増額は必要であると考えること、以上3点により請願趣旨に同意できない。不採択。2、行政や市長の努力とともに議員も市民と共に平和をつくっていくそのための連帯を表明したい。採択。3、激動する世界情勢の中で、抑止力及び対処力を強化し、国民の生命と財産を守り抜いていくことは政府として当然行うべき重大な責務と認識している。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 113 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第5-2号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に請願第5-4号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  請願第5-2号について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 116 ◯17番(奥野りん子君)  本請願の請願者は、昨年12月議会にもインボイス制度の中止または延期を求める請願を提出されており、その主旨説明においてインボイスがいかに非公平な税制であるのかを訴えられました。  企画総務委員会における質疑の場では、インボイスに賛成した議員が請願者に対して、消費税は益税であるという考え方がありますが、いかがお考えですかという質問をしたことに対し、請願者はすごく驚かれたそうです。消費税は益税ではないということは、裁判においても国会質疑においても既に確定しています。よって、消費税に関して賛成、反対を言う前に、議会として基本的な知識を共有していただきたいというのが請願に込められた請願者の意図です。  また、消費税は益税であるという間違った情報が流布されてきたことによって、年収1,000万円未満の事業主が支払うべき税金を猫ばばしているかのような肩身の狭い思いをさせられてきました。よって、議会として益税ではないと事実確認し、市民に対してもきちんと情報提供することこそがコロナ禍で息も絶え絶えな零細事業主を支援することになるというのが請願者の一番の願いです。  本請願は、消費税は益税ではないと市議会として決議し宣言することが市民に向けて正しい情報を伝えることになるという大変シンプルな趣旨であり、かつ、この内容で決議をすることが議会規則に反するわけでもありません。本請願に反対する理由はどこにもありません。  さらに、この請願には、消費税をなくせとか減らせなどという文言も一切出てまいりません。インボイスに対する是非さえ書かれておりません。にもかかわらず消費税には賛成ということをベースに本請願を不採択にするのであれば、市民の思いよりも党利党略や指針を最優先するものであり、市民不在にほかならないと申し上げたいと思います。  本請願を不採択にするのは市民の願いに込められた思いと御努力を無にするものであり、無礼かつ乱暴この上ない話です。政党、政治家ではない一般市民に対してこのような仕打ちを平然と行えること自体が、日野市議会のレベルを物語っていると感じます。  日野市議会は、河内元副市長の税金詐取に歯止めをかけられませんでした。それだけではありません。大坪市長による北川原への違法な税金支出も止められませんでした。議会の怠慢により、市民に対して河内関連で約6億円、大坪市長関連で約2.5億円の被害を与えてしまったわけです。そのお金を裁判によって取り返すために今現在、闘っているのは市民です。市民をリスペクトしようとしない議員たちがどんなに議会改革に取り組んでいますと言ったって誰が信用するでしょうか。議員一人ひとりが市民に対して誠実に、かつ謙虚に向き合えるようになることこそ最大の議会改革ではなかろうかと思います。日野市議会の各会派と議員は、こぞって本請願に賛成すべきであろうと考えます。  以上、採択の意見とさせていただきます。 117 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 118 ◯9番(有賀精一君)  請願第5-2号、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  請願者は昨年、第4回定例会の場においてもインボイスの問題をめぐって請願をされております。免税事業者は、お客から受け取った消費税を自分の懐に入れてしまうというような誤った考えが流布されて、フリーランスの方や自営業者、零細業者の人たちが非常に心を痛めている現状に鑑み、そうではない、弱者を守るためにこの間実行されてきた政策をどうやって保障していくのかという問題が問われていると、そのことを訴えているのだと私は認識をしております。  したがって、極めて真っ当な論理、消費税は益税ではないと宣言する決議を上げることに賛成をいたします。  以上です。 119 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 120 ◯8番(ちかざわ美樹君)  請願第5-2号、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願に、日本共産党日野市議団を代表し、賛成の立場から意見を申し上げます。  政府はインボイス導入根拠として益税、つまり消費者が業者に支払った消費税の一部が納税されずに業者の利益となってしまうと主張し制度の導入を正当化してきました。  しかし、東京地裁1990年3月26日、大阪地裁同年11月26日の判決では、消費者は消費税の実質的負担者ではあるが消費税の納税義務者であるとは到底言えない。消費税の徴収義務者が事業者であるとは解されない。したがって、消費者が事業者に対して支払う消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有しないから事業者が当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を消費者との関係で負うものではない。つまり、消費税は物価の一部であり、預り金ではないと判決ではっきり確定しており、こう主張したのは税務署側、国側です。そもそも日本の消費税という税金は非常に不透明な税制で、消費者は納税義務者ではないので事業者は消費税をお客さんから預かるということは起こり得ません。  インボイスが導入されれば、これまでの消費税の納税を免除されていた小規模の事業主や個人事業主、フリーランスの方々に大変な税負担がのしかかり免税業者のままでいることで取引先から排除され、廃業を余儀なくされることもあり得る、とんでもない制度だと私どもは考えています。軽減措置などでその弊害に対応できるものではなく、地域経済を破壊するおそれがあり、実施は中止すべきと考えています。  国、税務署側が、かつて自ら益税ではないと主張し、それが司法で認められたにもかかわらず、零細事業者から税を徴収するために、その逆を主張するなどというのは道理が通りません。それほどインボイスは導入根拠がはっきりしない制度です。  インボイス制度について国が、その根拠としようとしている消費税は益税ではないということを地方議会として明確にし、零細事業者を守るために協働すべきです。よって、請願は採択すべきと考えます。 121 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 122 ◯18番(峯岸弘行君)  請願第5-2、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願に対しまして、公明党として、不採択の立場で意見を申し上げます。  請願の中にある主旨説明の場で、消費税は益税だという考え方があるとの意の発言があったとのことですが、しかし、この発言をした新井議員は請願者に対して、消費税は益税という考え方に対しての請願者の考えを聞いただけであって消費税は益税であると主張したわけではないと考えます。  したがって、このような内容の請願を出されたこと自体、首をかしげたくなります。この請願案件は、請願になじまないと考えます。よって、この請願は不採択とさせていただきます。 123 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 124 ◯22番(奥住匡人君)  自由民主党日野市議団を代表して、請願第5-2号、日野市議会として「消費税は益税ではない」と宣言する決議を上げることを求める請願に対し、不採択の立場から意見を申し上げさせていただきます。  そもそも消費税とは、消費者が実質的に負担し、事業者が納める税金であります。商店などで納められた消費税は国へ納付された後、各地方自治体に分割され、医療や年金、介護などの社会保障費などに充てられて我々国民に還元をされている制度であります。  一方、売上げが1,000万円以下の事業者は消費税を納めなくてもよい、いわゆる優遇措置が設けられてもおります。他にも免税や控除によって負担軽減措置が設けられてもいるところであります。  令和2年度3月の東京地裁の判決では、消費者が事業者に対して支払う消費税分は、あくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有しないから、事業者が当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を消費者に対する関係で負うものではないとする一方で、消費税の実質的負担者が消費者であることは争いのないところであるから、右義務がないとしても、消費税分として得た金員は、原則として国庫に納付されることが望ましいとされてもいます。  冒頭に申し上げた消費税は、消費者が実質的に負担をし、事業者が納める税金であるという認識は、この判決からも合致をしております。  その上で、我々地方議会である日野市議会は、消費税を原資とする国からの地方交付税や地方消費税交付金といった財源の活用について、社会保障を含めた様々な日野市の施策について議論をし、厳しい財政運営の中で予算を決定している状況にあり、本請願が求める消費税は益税ではないとする決議は、こうした我々日野市議会の認識に影響を与えるものではありませんし、消費税としての国の制度に対する決議は、我々地方議会にはなじまないものと考えます。  以上、請願への不採択の意見といたします。 125 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 126 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 127 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって請願第5-2号の件は不採択と決しました。(「議事進行」と呼ぶ者あり)白井なおこ議員。 128 ◯10番(白井なおこ君)  先ほど、奥野議員の発言の中に、大坪市長が日野市に2.5億円の損害を与えたといった発言があったかと聞きました。  これに関しては、議会が全会一致で債権放棄ということをしております。それは当たらないと考えますので、議長において議事録の精査をお願いしたいと思います。(「議事進行」と呼ぶ者あり) 129 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 130 ◯17番(奥野りん子君)  この件は、まだ北川原の、あの道路をどうするか。このことによって新たな金額が必要になってきます。そのときに初めて被害額というのが確定するのであって、それを日野市議会が出す、失礼、日野市の一般会計が出すということは、結果によって出てくるわけです。  こうしたことを踏まえない議事進行は、議長をしてその議事進行こそ精査していただきたいと思います。 131 ◯議長(古賀壮志君)  ただいまの白井なおこ議員、奥野りん子議員の発言に対しましては、速記録等を十分精査し、議長として対応してまいります。  次に、請願第5-4号について御意見があれば承ります。池田としえ議員。 132 ◯16番(池田としえ君)  請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願に関しましては、この要旨の3段落目にある、この重大な政策転換を強行しましたという表現に象徴されているように、これもまた非常に重要な内容が、何と閣議決定によって進められているということに、私たち議員は注目しないわけにはまいりません。  日本の戦力保有というのは、日本国内の、私たちの評価のみならず、国際法、国連憲章に定めるところの第53条、77条、107条の敵国条項に照らし合わせて判断されるという状況が濃厚であるわけです。  敵国条項とは、日本が戦略政策と判断されただけで、安保理の許可がなくとも日本に対して軍事制裁を起こせる、話合いの必要もなく我が国に対して軍事制裁を行うことができる、これを可能にしております、この国際法は。  よって、戦後78年間というもの、私ども日本は、政府首脳は国連に対し、この敵国条項だけは何としても外してほしいと懇願し続けてきているわけであります。もともとこの懇願している先の国連とは、第二次大戦、その戦勝国、ユナイテッドネーション、連合国であります。  そんな中、非常に注目される衆議院憲法審査会が3月16日に行われ、緊急事態条項の議論というのが表に出てきました。この条文に賛成するということで、維新と国民民主党がこの条文に賛成するというような形のものが、ぽっと情報が出てきているわけです。この緊急事態条項というのは、ナチスにおける全権委任法に匹敵するというぐらい悪法で、気をつけていかなければならない。  1946年7月に金森徳次郎国務大臣、我が国の国務大臣は、非常事態を口実に憲法が破壊されるおそれがあるというので、この緊急事態条項に関しては非常に注意していかなければならないというような発言も残しているわけです。よって、緊急事態条項に反対し、敵国条項に照らし合わせた思考力というのを持たないと、この日本国のかじ取り、危機管理というのは、もちろんそれに準じて、この日野市民を守っていくことはできないわけであります。よって、一切の軍拡行動につながるこの誤解というものは避ける必要があります。  そして、この件名の平和の外交の強化を飽くなき求める状況だということを私たち議員は、市民、国民に説いていかなければならない状況であるというふうに思います。  よって、この安保関連3文書による反撃能力の保有と誤解されるようなことを今の段階で、今、世界中を見ると、日本に憲法を改正しろというのは、この日本の国を使って、例えば台湾有事の最前線に送り込む、そういう利用しようという勢力にほかなりません。  よって、この請願第5-4号、この平和の外交の強化を飽くなく求める意見書の提出に対して、採択意見とさせていただきます。  以上です。 133 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 134 ◯10番(白井なおこ君)  請願第5-4号、安保関連3文書にる「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願について、その趣旨に賛同して、採択の立場で意見を申し述べます。  ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まって1年以上たちます。ある日突然に何の罪もない市民の日常生活、描いていた未来のみならず命さえも奪われてしまう理不尽な現実に、私たちは大きな衝撃を受けています。  しかし、不安定な世界情勢を背景に、戦後の日本の防衛政策の基礎である専守防衛から、大きな方向転換となる安保関連3文書の改定が閣議決定されたことについては、議論が全く十分でないと多くの専門家も警鐘を鳴らしています。敵基地攻撃能力から反撃能力に名称が変更になっても、相手国に攻撃できる能力を保有することには変わりありません。やられる前に反撃しようというのは先制攻撃になるリスクもあり、開戦すれば互いの応酬が始まり、戦闘は激化、拡大してしまいます。反撃して終わりではなく始まりになってしまう、継続的な戦闘にも耐え得るよう、最低限度の上限はどんどん拡大していくのではないでしょうか。  抑止力の議論もありますが、かえって日本に対する軍事的な脅威、弊害を招きかねません。軍事費は天井知らずです。政府はGDP費2%に軍事費を拡大しようとしています。これは、この後の保育の請願でも引用されていますが、子ども・子育て支援に関わる家族関係、社会支出の直近のGDP費に相当します。国民を守るためといっても、それが逆効果にさえつながりかねない軍事費に、貴重かつ莫大な税金を投入し続けることに対して国民一人ひとりが真剣に考える必要があります。  戦争でなくても貧困や孤独、災害、気候変動による影響でも人は死に、苦しみます。万が一のための最新兵器を備えるのか、万が一を引き起こさないための地道な外交努力を続けるのか、理念あってこその政策ではないでしょうか。  政府は憲法改正の国民的議論を回避したままに、閣議決定で解釈の幅を広げてきました。日本弁護士連合会は、この安保3文書改定の閣議決定がされた同日に、敵基地攻撃能力ないし反撃能力の保有に反対する意見書を取りまとめ、戦力の保有が第9条に違反する等、厳しく指摘しています。  先月、日野ネットで「第九条」という映画の上映会とディスカッションを行いました。これは日本国憲法改正に当たり国民の意見を聴くために政府が設置した諮問委員会が舞台です。無作為抽出で選ばれたバックグラウンドも様々な20代の若者12人が9条の維持か破棄かを巡り全員意見が一致するまで延々と議論します。他の年代では意見は五分五分、ここでの結論が日本の未来を決めるという設定です。それぞれの意見に共感できる部分や説得力があるだけに心が揺さぶられます。  上映後の参加者との意見交換では、置かれた立場やそのときの状況で人は動いてしまうもの。だからこそ、ふだんから自分に問い続け、自分の頭で考え、人と違う意見であってもそれを言えるようになること。そして、多様な意見の人が話し合える場が必要といった意見に集約されていったように感じました。  映画では最後に、第9条は日本だけでは成し遂げられない崇高な理念といった言葉が出てきます。今こそ軍備増強は必須といった世界の潮流に流されることなく、日本だから言わなくてはならないこと、それがきちんと言えているのか。第9条は守るだけでなく、いかに広めていけるのかが問われているのだと考えます。日野市でも、核兵器廃絶・平和都市宣言から40年を迎え、市民とのワークショップを重ねています。  参加した際に、この宣言はもともと市民からの請願で市議会で全会一致で採択されたことを知りました。40年たっても色あせない、グローバルとローカルの視点を持つ力強い宣言文です。
     明星大学の竹峰誠一郎教授は、地方自治体が宣言をすることは市民の精神的な柱ができることにつながり、その意義は大きい。また、核兵器について考えることは、地球を存続させる条件の確保という視点で、それは結局SDGsとつながるといった指摘をされました。本当にそのとおりだと思います。  政府に対して声を届けると同時に、私たちも、では、どうしたらよいのかを考え続け実践していくしかありません。そのことを改めて決意し、以上、意見といたします。 135 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 136 ◯9番(有賀精一君)  安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願、請願第5-4号に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  昨年政府は、年末、安保3文書の改定を閣議決定をしました。今国会において審議がされていますが、野党からの質問に対して岸田首相が真っ当な答弁をしているとは全く思いません。  平和憲法を定めて自民党政権ですら専守防衛と主張してきたこの間の防衛方針が完璧に方向転換をし敵基地攻撃能力、これを保有するということそのものが憲法に反する姿勢であると私は考えます。同時に、5年で43兆円もの大軍拡を行うことによって日本は世界で第3位の軍事大国になるとも言われています。  このような国のありさまは、平和国家とは全く言えない。軍事によって物事を解決する姿勢をあからさまにしたものと受け止められるのではないでしょうか。  この間、南西諸島へのミサイル基地の建設が進められ、直近でも石垣島に弾薬が運び込まれ、島民が反対の声を上げている映像がテレビでも流されていました。  当初、石垣島においては、保守系の議員が自衛隊の誘致によって多くの隊員や家族が来て、またそのための予算も下りるので地域が恵まれるのではないかと考えていたようですが、この間の台湾有事を口実にした緊張激化の下で、場合によったら自分たちの暮らしている島が敵の標的の島になってしまう、そういうおそれの下で石垣市の議会が決議を上げたことも事実であります。今まさに、日本の国の防衛政策をめぐって、私たちの立場が問われているのではないかと考えます。  今回出された安保3文書による反撃能力の保有をやめる、平和の外交の強化を求めるというこの意見書の趣旨は、まさにこの間の平和憲法、そして専守防衛というふうに言ってきた自民党の立場をも受け入れる内容を含んでいると考えます。  今、日本の国がどちらに向かうのかの岐路に立たされています。軍備を拡大しても、必ずや軍拡競争によってとめどもない緊張激化が続くことは明らかであります。  したがって、この請願に関して採択を求める立場であります。  以上です。 137 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 138 ◯17番(奥野りん子君)  請願5-4に、賛成の立場から意見を述べます。  我が国では、日本の防衛政策の基本方針として、専守防衛を掲げてきました。ところが現政権においては、歴代政権の意に反し昨年の12月16日に安保関連3文書の改定を閣議決定し、重大な政策転換を強行しました。その内容は、戦後の我が国の安全保障政策を実践面から大きく転換するという岸田首相の言葉どおりに、他国軍が領域内に侵入した場合に自衛隊がこれに反撃して領域外に押し返す、にとどめる専守防衛の定義を根本から覆し自ら交戦に踏み込むにも等しい政策転換であります。  例えば、射程の長いミサイルや攻撃型戦闘機は、他国の軍事基地を直接攻撃する能力を有する敵基地攻撃用の兵器に当たりますが、岸田政権は、この閣議決定に基づき来年度の防衛予算を一気に1兆4,000億円も増額して、敵基地攻撃用の兵器を購入、さらには今後5年間で43兆円もかけて装備の強化をたくらんでいます。  この3文書の改定に基づく軍備増強が実行されるならば、2027年の時点で、防衛予算はGDP比2%に当たる11兆円となり、実に世界第3位となる見込みです。安保3文書には、専守防衛に徹し他国に脅威を与えるような軍事大国とはならずとごまかし、さらにこれまで使用してきた敵基地攻撃能力を反撃能力と言い換えてごまかしておりますが、防衛予算の規模においても、敵国を攻撃できる戦力の面でも、目指すは軍事大国家であることは疑う余地がありません。  私の私見を述べさせていただきますと、岸田政権によるこの軍事強化は、ロシアによるウクライナ侵攻を最大限利用して、ロシアや中国が攻めてきたらどうしようという国民の不安や恐怖心をあおることで、アメリカ政府から要求されるがままに軍事産業が抱えている在庫品の一掃のために、購入しようとしているようにしか見えません。政府が購入するオスプレイに関しては、既に欠陥機ということでヨーロッパ諸国の購入が見込めなかったことにより、大量に抱えている在庫を日本が一手に購入させられているわけですが本当に防衛のためであるならば、このような欠陥機を買うはずがありません。  また、ウクライナを明日の日本に例えて、軍備増強路線を進めようとしているわけですので、ウクライナ情勢についても申し添えておきたいと思います。  世界は、ウクライナ情勢を通して他国との関係が悪化した場合に、軍事衝突によって解決しようとした場合にどうなるのかに関して私たちは、お互いの国を焼き尽くすまで終わらない、戦争は終わらないということを再度確認できたのではないでしょうか。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアからの攻撃に対して即応戦し安易に戦争を開始してしまったわけですが、戦争は一旦始まってしまったら、ちょっとやそっとでは終わらないということは、ベトナムをはじめとして世界中で勃発した紛争の経緯からも明らかです。  資本にとって最大の利益を生み出す顧客は戦争ですから、世界のどこかで衝突が起きるやその紛争を利用して武器の在庫処分をしたい勢力が双方の国の背後から支援を続けることによって戦争が長引いていきます。  ウクライナは、地理的条件としては西側諸国と東側諸国に挟まれているわけですから、緩衝地帯にある国の大統領として最も心を砕くべきは、ロシアとの関係を修復する外交戦略や永世中立国への模索であるべきだと思いますし、何よりも隣国との平和構築についてもう少し真剣に向き合うべきでした。  他国に侵略するロシアのほうが絶対的な悪であり、侵攻の言い訳は絶対に通用しない、このことは当然としつつも、その理不尽な軍事大国を相手に緊張関係を緩和する方向で外交努力を重ねるのではなく、不信感を強め敵対する方向に向かったのは、防衛政策としては最大のマイナスであったと思います。  そういう意味においては、日本の防衛政策にしても軍備増強して、東アジアの緊張関係を高めるのは愚策であり、日本をウクライナ化させないということが最大の防御だと思います。  憲法9条を持つ我が国は、東アジアにおける永世中立国的な立場に立つことを宣言し平和外交を追求し、これに固執して平和を構築することこそが最大の安全保障となると確信します。  よって、安保関連3文書の改定は全く必要ないものと認め、趣旨を同じくする本請願の採択を主張します。 139 ◯議長(古賀壮志君)  中嶋良樹議員。 140 ◯13番(中嶋良樹君)  請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願について、一議員として不採択の立場で意見を申し上げます。  国民の命と平和な暮らしを守ることは最も重要な政治の責任であり、戦争は絶対に起こすべきものではなく、外交や対話によって紛争や課題を平和的に解決していくことが求められています。  最近は、北朝鮮の弾道ミサイルの発射が繰り返され、日本を取り巻く安全保障環境は様々な安全保障上の課題や不安定要因により一層厳しさを増しております。  今朝、新聞報道やテレビの映像でしか見ておりませんが、国のトップである岸田首相はウクライナの首都キーウを訪問し、広島で開催されるG7サミットの議長として、ウクライナへの連帯と揺るぎない支援を直接伝えたと報じられておりました。トップが現場に足を運んだことは、大変意義が大きいと言えます。  また、請願審査の中で請願者の方から発言がありましたとおり日野市は今から40年前、1982年10月8日に核兵器のない世界を目指して核兵器廃絶・平和都市宣言を制定しました。私が生まれた年の翌年であります。  私は戦争を知らない世代でありますけれども、89歳で亡くなった祖父から、戦場を生きた体験談をお正月に会うと孫たちの前で優しく語りかけてくれた姿が今でもよみがえってきます。今生きていたら、もっと違う気持ちで質問ができたのかなと思いますけれども、当時小さいながらも平和なときに生まれてよかったなと思ったことを今思い出しております。  いずれにしても、今年1月には、日野市では40周年イベントが開催され、世代を超えて平和に対する思いを共有できたと伺っております。  平和が市民生活の基本の理念の下に戦争による悲惨な生活を繰り返さないよう平和事業に取り組んでいるところであり、今後も変わらない揺るぎない宣言であります。  3文書の一つ、国家安全保障戦略は3文書の中で最上位のもので、外交政策及び防衛政策に関する基本方針を定めた文書であります。この中には、我が国が優先する戦略的アプローチとして外交力を第一に掲げられています。外交を最優先し、驚異の出現を未然に防ぐことを目指していることからも平和の外交の強化を求めたり、また軍事大国という批判は当たらないと考えております。  専守防衛を堅持しつつ、戦争を起こさせない抑止力や反撃能力保有に肯定的な評価、意見がある一方で、防衛予算増額の財源については規模ありきの議論と言わざるを得ず、財源の一部を増税で賄うとされている点は疑義を感じております。  増税ありきではなく、自律的な安全保障体制を構築するために必要な限度で積算、積み上げていくべきであり、まずは歳出の見直しを国でも、しがらみなく峻別していくべきであると考えております。  自律的な安全保障体制の構築に賛成の人も反対の人も、また党派の違い、立場の違いを超えた取組が必要であり、外交安全保障には与党も野党もないという信念を持って活動している国会議員、地方議員も少なからずおります。  国民の理解、市民の理解を得るために国政を担う国会議員が、徹底討論、議論していくべきであると考えております。  よって、意見書の提出は不要と考えます。  以上、不採択の意見といたします。 141 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 142 ◯8番(ちかざわ美樹君)  請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願に、日本共産党日野市議団を代表し、採択の立場で意見を申し上げます。  請願者は自ら安保3文書を読み、これはこれまで歴代政府が防衛政策の基本としてきた専守防衛の基本方針を抜本的に転換するものものであること。新たに強化する軍備は、長射程のミサイルや攻撃型戦闘機など他国の軍事基地や指揮統制機能を直接攻撃できるもので、領域内に侵入した他国軍を自衛隊が反撃して領域外に押し返す、これは専守防衛の能力をはるかに超えるものと確信をして請願を出されました。  今議会、代表質問で私どもは、大坪市長に対し、政府が昨年末、相手国内への反撃能力の保有を盛り込んだ安保3文書を閣議決定し5年間で43兆円の予算確保を打ち出したこと、戦後の安全保障、防衛政策の大転換が今具体的に進められようとしている動きについて見解を伺いました。  市長の答弁は次のようなものでした。防衛費増額に機械的に反対するものではありませんが、この問題は熟議を要する問題であると認識しております。私も加入する平和首長会議では一貫して為政者による対話を通じた外交政策を求めております。また、市民社会の立場から連帯し、あらゆる暴力を否定する平和文化を日常的に根づかせようと取り組んでおります。平和首長会議加盟都市の市長としてこの考え方に賛同しこれからもその方向で活動してまいりたいとの答弁でした。  また、委員会での請願審議では、日野市平和と人権課の活動について伺いました。  市民の草の根的な平和活動を支援し、憲法、日野市核兵器廃絶・平和都市宣言、平和首長会議の理念を下に世界恒久平和、対話による解決、平和が市民生活の基本であるという考え方に基づいて事業を実施しているとのことでした。  請願者は自民党の重鎮からも、軍事大国への道を避けるべき外交の努力は行われたのかと、立場の違いを超えた発言が行われていることを紹介くださり、日野市議会に見識を求めました。  市民の草の根的な平和活動を支援する日野市、一貫して為政者による対話を通じた外交政策を求めること、あらゆる暴力を否定する平和文化を日常に根づかせることに取り組むという大坪市長、私どももこの立場で行動をし住民の皆さんとの対話、そして議会における対話も行っていけたらと強く思っています。  請願は採択すべきと考えます。  以上、賛成意見といたします。 143 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 144 ◯18番(峯岸弘行君)  請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願に対し、公明党として以下3点の理由から、不採択の立場で意見を申し上げます。  まず1点目は、請願の中で、今この平和憲法を持つ日本政府が行うべきは、東アジアの軍事的な緊張をやわらげ対立を武力の衝突にさせないために関係諸国と対話・外交による交渉を抜本的に強化することですと述べられていますが、国際平和の安定のためには何よりも外交の役割が重要だということは当然であります。  公明党は、昨年末に山口代表が韓国を訪問し尹錫悦大統領と会談しました。また、中国共産党の中央対外連絡部の劉建超部長ともオンラインで会談を行うなど、対話による平和外交を通じて関係改善に取り組んでまいりました。  国家安全保障戦略の改定に向けては、当初、防衛力の整備強化を中心とした論議が先行していましたが、公明党がそれに歯止めをかけ外交力の強化を第一の柱に据えるべきと強く主張し、その結果、日本の安全保障の最上位政策文書となる国家安全保障戦略の中に、国際社会の平和と安定、脅威の出現を未然に防ぐための外交力が第一に重要である旨の文章が明記されました。  第2に、防衛予算増額の財源として、所得税、法人税、たばこ税などの増税と主張されておりますが、無駄の削減などを徹底した上で、それでも足りない部分は法人税、所得税、たばこ税で賄うことであります。  しかし、実際にはほとんどの国民の負担は増えません。その理由は、法人税について、本来の税額に4から4.5%を上乗せしますが、公明党が中小企業を守るために当初170万円としていた法人税額から控除額を500万円まで引き上げたことにより、課税対象は全法人の6%弱となり、大半の中小企業の負担は増えません。  所得税については、本来の税額に1%の上乗せを行う一方で、東日本大震災の復興予算に充てている復興特別所得税の税率を1%引き下げ、当面、国民負担が増えないようにいたします。また、たばこ税については1本換算で3円相当の引上げを段階的に実施してまいります。  したがって、繰り返しますが、ほとんどの国民はほぼ増税にはならないと申し上げます。  三つ目は、請願者は軍事大国になる危険は明らかであるから防衛予算は上げるべきではないと主張されていることに対して、厳しい安保環境への備えとして、国民の命と平和な暮らしを守るために防衛力の強化は必要と考えます。  今、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。北朝鮮は、かつてない勢いで多様な弾道ミサイルを発射し、その技術は向上していると言わざるを得ません。中国は、その軍事力を年々増強し、東シナ海や南シナ海など海洋進出の動きも活発です。そして、ロシアは国連安保常任理事国でありながら、国際法を無視してウクライナを侵略し、これまでの国際秩序が危機に瀕しています。  そして、私たちが忘れてはならないのは、第二次世界大戦末期にソ連と交わした不可侵条約をソ連が一方的に破り、北方領土を戦後78年たっても占領し続けていること、そして戦後、国際法を無視して57万人もの日本人が極寒のシベリアに強制抑留され5万5,000人の日本人が亡くなったという事実であります。  今日のウクライナは明日の日本であります。このような国際法を無視する国に(発言する者あり)侵略されないためには、侵略したらこちらも痛い目に遭うという気持ちを起こさせ(発言する者あり)侵略を思いとどまらせることが重要です。  軍備増強反対と駅頭で訴える方もおられますが、先日行われた内閣府の調査によると、自衛隊の軍備増強について「したほうがよい」と答えた方は41.5%で、前回よりも12.4%増えて、過去最高の結果で国民の理解もかなり進んできていると思います。(発言する者あり)  以上のことから、この請願は不採択とさせていただきます。(発言する者あり) 145 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 146 ◯22番(奥住匡人君)  自由民主党日野市議団を代表しまして、請願第5-4号、安保関連3文書による「反撃能力」の保有をやめ、平和の外交の強化を求める意見書の提出に関する請願に対し、不採択の立場から意見を申し上げさせていただきます。  専守防衛の基本方針を抜本的に転換するものとの指摘や他国を攻撃できる軍事を持つことは軍事的な緊張を高め戦争につながる危険がある。関係諸国との対話外交による交渉を抜本的に強化すべきとの趣旨の請願でございますが、政府は従来から、誘導弾等による攻撃を防御するのに、他に手段がないと認められる限り、誘導弾等の基地を攻撃することは法理的に自衛の範囲に含まれる、可能であるとの解釈の下、対応を取ることを表明しております。  尖閣、台湾周辺等の軍事活動の活発化や力による一方的な現状変更を試みる中国、核ミサイル開発を進展させる北朝鮮、そして、戦後最大の危機とも言えるウクライナ侵略に踏み切ったロシアと、むしろ緊張を高めているのは中国、北朝鮮、そしてロシアであります。様々な脅威により、一層厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、我が国の防衛力の強化は今や欠かすことはできないものと考えます。  専守防衛は憲法の精神にのっとった、我が国防衛の基本方針でもあり、国の最高法規である憲法の範囲内で、抜本的な防衛力の見直しを行っていくことは至極当然のことであります。  激変する世界情勢の中で、抑止力及び対処力を強化し国民の生命と、そして財産を守り抜いていくことは政府として当然行うべき重大な責務であると認識をしております。  以上の理由から、当請願に対する不採択の意見といたします。 147 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 149 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第5-4号の件は不採択と決しました。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 150 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願、請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願、請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 151 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 152 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  民生文教委員会に付託されました3件の請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願につきまして御報告を申し上げます。  この請願は、幼児教育の在り方の検討後、第四幼稚園の閉園計画について見直しを行うこと。施設閉鎖などに関わる検討を行う委員会等の編成で関連地域の住民や施設の利用者に分かりやすく伝わる公募を行い、偏りをなくすよう努めるとともに施設閉鎖などの計画は早い段階から市民の声に耳を傾け、対話する機会を設けることを求めるもので、前回委員会において審査の冒頭に請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、在り方検討委員会はどのようなことを話し合う場なのか、市の見解を問う。2、公立幼稚園がなくなった場合の特別な支援を必要とされるお子様の受入れを問う。3、閉園となった場合の通い方についての具体的な話はあったのか。4、幼児教育・保育連携推進チームは、どのようなことをするのか。5、インクルーシブ教育の環境整備や幼保小の連携など、幼児教育の質の向上について問う。6、検討委員会のメンバーの公平性、委員構成について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、議会の役割を果たすべきという立場で今後の話合いを引き続き見守る。継続。2、現実問題で話がまだ煮詰まっていない、今後も見守る。継続。3、丁寧なプロセスを踏む段取りも確認できた。また、現状としてはやむを得ないこともある。一人として取り残すことのないよう環境整備していただくことを要望する。不採択。4、配慮が必要な子どもたちに対する対応を市が手厚くできるような環境を一刻も早く共に構築していきたい。採択。5、第四幼稚園の客観的な状況も押さえておく必要がある。建築後50年が過ぎており大規模改修または建て替え等をして残しておく必要があるのか。おのずと答えは出ると思われる。保護者との話合いはまだ始まったばかりである。今後もしっかりと議論を尽くすことを要望する。不採択。6、行き場のない子どもたちが出ないよう最大限対応を図っていくことも約束していただいた。住まう環境により受けられるサービスに差が出ないよう内容の質を限界まで高めることを要望する。不採択などでございました。  継続を主張する委員もございましたが、審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  続きまして、請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、使用済みおむつを保護者に持ち帰らせるのではなく、保育園で処分することを求めるもので、併せて請願主旨説明の申出があり審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、この取組における保育園でのメリット、デメリットを問う。
     2、この請願を出すに至った経緯とさらなる要望は何か。3、衛生面での近隣住民との方々の折衝について今後の対応を問う。4、おむつの持ち帰りはさせない対象の保育園を問う。5、使用済みおむつを持ち帰りにしていた率直な理由を問う。6、おむつ問題をどのように解決するよう検討してきたのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、保育士の負担が減ることは保護者、子どもにとってもよいことである。採択。2、この委員会に提出されている請願の文章は、現実と乖離している。不採択。3、子育ての問題を受け止め、保護者や保育士に早く向き合い対応すべきである。採択。4、市は、令和5年度の補正予算に上げ、補助金にて使用済みおむつを園内で処分する方向性である。請願を上げる理由が見当たらない。不採択。5、国の補助金を活用しての予算立てが決まろうとしている段階。回収される回数の課題が少しでも前進する形で解決されることを求めていきたい。採択。6、近隣の方々への衛生面などの対応について、市としてサポートし多くの市民から、子育てに対する理解や応援をいただけるような仕組みにしていってもらいたい。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  続きまして、請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告を申し上げます。  この請願は、国に対して、保育士配置の最低基準の引上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の提出を求めるもので、併せて請願主旨説明の申出があり、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、配置基準が引き上げられると、どのようなよい状況が考えられるのか。2、保育現場の過酷さを市はどのように捉えているのか。3、配置基準に関する市の認識及び課題を問う。4、保育士の待遇や現場の苦しい思いをどのように配慮しているのか。5、配置基準の見直し以外で市として課題として捉えていることはあるか。6、労働条件の面で実際に保育士の処遇面、給与面のチェックはどのようにされているのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、地方自治体から国にこの問題をぶつけていくべきである。採択。2、子どもたちの安全性確保に直結する問題である。保育士の配置について環境を整えることが大事である。採択。3、保育士配置基準の引上げは、待ったなしである。採択。4、政府は保育人材確保のため、総合的な政策に取り組んでいる。人への投資を注視し保育環境整備に努める。国がよき方向に行くよう見守る。不採択。5、保育士の成り手が少ないのは、過酷な職場環境だからである。配置基準が見直され、かつ、処遇改善も進めば保育士の成り手も増える。採択。6、保育士の労働環境がどのようになっているのか、包括的なチェックができないか、効果があるかも含めて、公平なチェックが行き渡るよう市としても改善を図る努力をすべきである。採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で採択すべきものと決しました。  以上3件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 153 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-11号の質疑に入ります。奥野りん子議員。 154 ◯17番(奥野りん子君)  閉園が発表されたことで第四幼稚園への入園希望が減ってしまったことにより、幼児教育の適正規模が壊れてしまいました。  また、第四幼稚園がなくなることで市内東側の低地エリアには発達障害を持つお子さんを受け入れてくれる幼児教育施設がほぼなくなり適正配置を壊すことになります。  日野市教育委員会が幼児教育の適正規模と、適正配置を壊すような対応をしていることについて、教育委員会の認識を確認させていただきたいと思います。お取り計らいください。 155 ◯議長(古賀壮志君)  民生文教委員長。 156 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  ただいまの奥野委員の質疑に対しまして、答弁の正確性を期すため、理事者側から御答弁いただきますよう議長において御配慮いただければと思います。 157 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。教育部長。 158 ◯教育部長(村田幹生君)  まず、公立幼稚園の園児数が急激に減少しているという状況があり、現時点での令和5年度の公立幼稚園の4歳児の入園予定者は3園合計で定員120名のところ17名となっている状況でございます。  公立幼稚園の数を1園減じて2園とすること、適正配置の対象を第四幼稚園とするとした答申は、条例で設置された適正規模、適正配置等検討委員会において議論を重ねて出されたものであり、重く受け止めるべきものであるというふうに考えております。  その上で、教育委員会におきましては、第四幼稚園の閉園を決定するに当たっては、子どもの受入れをどうするかなど具体策とセットで考える必要があると認識をしております。  今年2月から開始いたしました幼児教育・保育の在り方検討委員会におきましては、特別な配慮を必要とする子どもへの支援に関することを公私、幼保の市全体の課題と捉え、インクルーシブ教育に関する目指す姿や、特別な配慮を要する子どもの観点からの質の向上のための具体策などについても議論し、課題の解決に向けて取り組んでまいります。  公立幼稚園が培ってきた幼保小連携や特別な支援を要する子どもへの教育におけるノウハウや成果など、公立幼稚園が蓄積してきたものも共有し、私立の保育園や幼稚園からも現状の課題や取り組んでいきたいことなどを十分に聞きながら、目指すべき方向性を共有し課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 159 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 160 ◯17番(奥野りん子君)  私の質問に答えていらっしゃらないんですが、まず市内の東側のですね、低地エリア。お母さんたちは自転車で坂を上れませんから丘陵地帯は別にして、低地エリアでですね、この第四幼稚園がなくなってしまったら公立幼稚園がゼロとなる。  そして、この地域は民間の幼稚園も一つしかありませんから、適正配置ということでは、公平ではない。適正配置がこの第四をなくすことによって壊れてしまう、このことについて教育委員会は認めておられるんでしょうか。 161 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 162 ◯教育長(堀川拓郎君)  今、御指摘いただいた東側にという、その立地の観点というのは重く受け止めなければならないというふうに考えております。  その上でですけれども、今の検討の状況というのは子ども数の急激な減少というのがまずあると。そこには新しく入園希望の子どもたちが3園で4人、5人、8人ということで、極めて急激な子どもの数があって、その上で施設という意味でも課題があって、待ったなしで考えて考えていかなきゃいけないと。  その上で今、最後のとりでとして四幼があるという、そういった声が保護者の方々から上がっていると、その中でどうしていくかということであります。  それを考えていくに当たっては、具体的な策とセットで四幼の閉園方針については、決めていかなきゃいけないというのが、この議会で私のほうから答弁をさせていただいている基本的な考え方であります。  その具体的な方策ということを考えていくに当たっては、今、御指摘をいただいたような地域性ということも考えていかなきゃいけないというふうに考えております。  以上です。 163 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 164 ◯17番(奥野りん子君)  今も煮え切れない答弁でありましたけれども、でも趣旨は認めたということだと思います。  この第四をなくせば、この地域には公立がなくなるだけでなく、民間の園も1園しかない、適正規模は崩れる。このことはもう否定しようにも否定しようがない事実ですので、まずそれを認めたということでよろしいですね。 165 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 166 ◯教育長(堀川拓郎君)  適正規模、適正配置については、条例設置の適正規模、適正配置等検討委員会の所掌であります。そこで何度も累次にわたり議論を重ねて答申が出されたと、その答申については重く受け止める必要があるというのは改めて申し上げたいというふうに思います。その上で、今の状況というのは閉園の方針計画というのは、今、素案の段階でありますので、これから今まさに教育委員会として答申を受け止めて、方針を決定する前の対話のプロセスにあるということであります。  その対話のプロセスの中で、セットで考えていく必要があるというのは基本的な考え方ですので、繰り返しになりますけれども、セットで考えていくという具体策の中には、地域性ということも一緒に考えていかなければならないというのが教育委員会の立場でございます。  以上です。 167 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 168 ◯17番(奥野りん子君)  官僚答弁ありがとうございました。答えになっておりません。  まず認識をきちんと認めて、認めない限りはそれに対する対応をできないわけですよ。ちゃんと認めたから、それに対して私たちはこう取り組んでいますというふうな組立てをしないと、誰が信用しますか。だから今、保護者ともめているんでしょう。きちんと相手の気持ちを受け止めなきゃ、そんなはぐらかした答弁するから人間関係を築けないんですよ。何言ってるか分からないですよ。私は端的に聞いていますよ。何で端的に答えないんですか。  受け止めた上で、やはり問題はあると、だから、ではその解決策としてどうしなきゃいけないのかと、そういう形で今、進めておりますというと分かりますよ。言い方がね、はぐらかし過ぎなんですね。これがやっぱり一番の、この間、保護者ともめた原因になっていると私は思いますよ、指摘しておきます。  そして、まず今現在の公立幼稚園3園の定数に対する在園児数のパーセンテージ、お聞きしたいと思います。既に教育委員会から資料を頂いておりますので、お答えください。(「はい」と呼ぶ者あり) 169 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 170 ◯17番(奥野りん子君)  すみません、数はお分かりだと思いますが、パーセンテージまでは今すぐ出ないと思いますので、私のほうで、すみません、質問しましたがちょっと取り下げて説明という形に変えたいと思います。  第四幼稚園がですね、定数65に対して在籍26で40%、平山が第二幼稚園ですよ、定数65に対して在籍20人で30%、第七幼稚園、旭が丘が定数130に対して33人で21%。要するに、第四は少ない少ないといっても公立の中で一番、定数が足りていないわけではない、一番在籍パーセンテージは高いわけですよね。  この第四幼稚園がですね、令和5年度で入園希望は何人になったんでしょうか。 171 ◯議長(古賀壮志君)  教育部長。 172 ◯教育部長(村田幹生君)  令和5年度の新入園児の応募状況でございます。第四幼稚園は、令和5年度、4歳児の人数の見込みは5名となっております。  以上でございます。 173 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 174 ◯17番(奥野りん子君)  5人ですよ。何で5人になったんですか。もちろん子どもの数は減っていますよ。でもほかの民間はこんな減り具合で減りましたか。  閉園計画が発表されたからじゃないですか。当たり前の話じゃないですか、それさえ認めないです、教育長は。  閉園計画を発表したら、いや、今踏みとどまりますということであれば、ちゃんと市民にも周知してください。そうしないと、こんなかわいそうなことないでしょう。  令和6年だって募集しなきゃいけないですよ。5人で学ばせるんですか。軌道修正するんだったら徹底的に軌道修正しないと、子どもがかわいそうですよ。  延ばすと言ったのはあなたたちですよ。延ばしている間でも、ちゃんと子ども一人ひとりに責任を持って一番学びに最適な環境をつくらなきゃいけないですよ。  それ一般質問で質問しましたが、答弁があまりにも官僚答弁で、私、本当にがっかりしたわけですけれども。  とにかく閉園計画を発表して、地元にも説明して、そしたらもういずれ閉じられちゃうんだという風評がすぐ広まって、来ると思っていた子もこないと、近所に住んでいるのに来ないということも起きてるわけですね、お母さんたちの話を聞くと。  ということは、減らしてしまったのは市の責任じゃないですか。適正配置を壊しておきながら、今度適正規模まで壊しているんですよ。あり得ないですよ、こんな乱暴なことをして。  日野市教育委員会はですね、市内の全ての子どもにその学びに責任があるわけですからね。第四幼稚園の子どもたちの適正規模を壊した責任というのがあります。その改善のためにね、最大の努力をしなきゃいけない、責任を持ってると思います。  令和6年度についてはね、きちんと募集して環境を整える、そして令和5年は間に合わないかもしれないですけれども、それでも本当に向き合う、最後まで徹底的に向き合う、リーフレットを置きましたなんていって、リーフレットを置いて誰が見ますか。  教育委員会がね、もうセールスで一人ひとりの家庭に入っていってね、第四はいい幼稚園ですよという、それぐらいやらないと来ないですよ。  そんな感じでね、ちゃんと子どもたちに寄り添っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 175 ◯議長(古賀壮志君)  教育部長。 176 ◯教育部長(村田幹生君)  数字のところで一つ申し上げます。第四幼稚園が、4歳が新規が5名ということですけれども、第二幼稚園が4名、第七幼稚園が8名となっておりまして、減少の具合で比較をいたしますと、それぞれがおおよそですね5割から6割減っておりますので、第四幼稚園だけが極端に減っているということでは、まずございません。  まず、その点について答弁が不足しておりました。よろしくお願いいたします。 177 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 178 ◯17番(奥野りん子君)  それは、逆に言うと公立は終わりだねというサインになりませんでした。公立はもう後がないんだねとそれを全市に発信したことになりませんか。  子どもが減ってることは分かります。だから、民間も公立もこれまでのような共存関係ではもう駄目だねということ分かります。  でも、少なくともね、3園になってしまった3人になってしまった、2人になってしまった、こういう状況で子どもたちを放っておいていいんですかということですよ。募集してしまったんですよ、閉じられないんですよ、そしたら市がもっと来てくださいと、仲間を増やしましょうと、子ども一人ひとりのこと考えたら(発言する者あり)それくらいやるべきでしょう。  閉じると決めたって、それくらいやるべきでしょう。それを問題にしておりますが。 179 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 180 ◯教育長(堀川拓郎君)  まず、御指摘をいただいた教育委員会としての発表、これは素案の発表のことだというふうに思いますけれども、これが第四幼稚園の適正規模を壊してしまったという御指摘だったかと思います。  今、教育部長からも答弁をさせていただきましたけれども、園児数が減っているということについては、第四幼稚園だけの問題ではありません。  横で見たときに、これは公立3園全体で子どもの数の希望者数の減少のトレンドというのはあるというのが、まず横で見たときになります。  次に、縦で見たときに、時系列で見たときにも、今、我々が閉園の方針の素案を公表した後に急激に減ったということではなくて、これまで数年にわたりずっと減ってきてるわけです。なので、そういう意味では今回の発表が、適正規模を壊しているという指摘は、必ずしも当たらないんだというふうに思います。  その上でですけれども、今、対話のプロセスというのを保護者の皆様と一緒にやっております。その中では、いろんな具体的な御提案も保護者の皆様からいただけるようになってきました。その思いの中では、減ってしまわないように何とか公立幼稚園に、第四幼稚園に通う子どもの数を増やせるように、一緒に努力をしてほしいということで、自分たちも汗をかくから教育委員会としても努力をしてほしいということで、御提案もいただいております。  それは全部が全部できるわけじゃないですけれども、できることできないことはありますけれども、我々としては誠実にその声と向き合ってできることはやっていくという姿勢で、保護者の皆様と向き合っていきたいというふうに考えております。  以上です。 181 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 182 ◯17番(奥野りん子君)  では、おっしゃることを受け止めて、この第四の閉園計画が公立全体の入園者数を下げた理由ではないと、このことを認めるとしても、今現在、起きてることをどう解決していくのか、それはあなたの責任だと言っておきたい。誠実に受け止めます、受け止めます、言葉では何度でも言える。これまで何をしてきたか、声を聞いてきただけ、何もしてないです。ちゃんとやってください。  今、うなずかれましたのでね、これは約束したということですから、お願いしたいと思います。  次に、公立幼稚園の3園についてはですね、支援員の必要なお子さんの受入れに関してですね、どうなっているかをお聞きしたいと思います。  市内にある幼稚園について、民間、公立に関係なく在籍時に占めるケア児の割合、どうなっているでしょうか。第四の状況はどうなってるのかをお聞かせください。特徴的なおっしゃり方で大丈夫です。 183 ◯議長(古賀壮志君)  教育部長。 184 ◯教育部長(村田幹生君)  特別な支援を必要とする子どもの状況ということで、令和4年度では公立幼稚園では3園合計で22名、あと、私立幼稚園、ちょっとすみません、今把握しているところでは6園合計で24名ということで把握をしております。  第四幼稚園の特別な支援を要する子どもの状況ですが、全園児26人に対して特別な支援が必要な園児数は10人、割合は38.5%ということで、10人の園児に対して支援員7人を配置しているというところでございます。  以上でございます。 185 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 186 ◯17番(奥野りん子君)  受入率ですけれども、保育園もそうですけれども、民間園よりも公立園のほうが高いです。  民間幼稚園は10園あって、受入れはせいぜい六、七%、これは平均で保育園でもそうなってますけれども、高いクラスで六、七%、幼稚園に関しては受入れがない園も2園あります。  公立幼稚園の3園については、第七幼稚園が受入率21%、第二が25%、第四幼稚園がさっきおっしゃったように38%なんですね。断トツなんですよ。何でか。第五幼稚園のときにとっても丁寧に接してくださったと、なくなりましたと、四幼がありますよということで、みんな四幼があの地域の皆さんにとって、救いのとりでなんだというふうにお母さんからお母さんに伝わっているわけですよ。行き場のないお母さんは、四幼が救ってくれるよというふうに、もうお母さんたちの間でなっているんですよ。  だから、そういう意味でもですね、本当にこの四幼の位置づけというのは、とってもすてきな重要なことで、重要性があるということが分かると思いますが。  ケアの必要な全ての子を民間園で引き受けるという合意が、今できていないわけですよね。できていない段階で公立をなくすことだけを先に決めてしまって大丈夫なんでしょうか。お答えください。 187 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 188 ◯教育長(堀川拓郎君)  先ほどから答弁させていただいているとおりでございますけれども、第四幼稚園の閉園方針を教育委員会において決定をするに当たっては、今後の子どもの受入れをどうするかなど具体策とセットで考える必要があるというのが教育委員会としての考えであります。  以上であります。 189 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 190 ◯17番(奥野りん子君)  ごまかされました。そんなこと聞いていません、当たり前の話ですよ。だって、この問題を残してなくすことだけをきめちゃったんですから当たり前でしょう。
     そんなことではなく、その前の段階、この民間がうちは1人しか受け入れません。うちは受け入れません、うちはせいぜい5人までですというときにね、今現在、民間に断られたから公立に来ましたよという子どもさんがいる。  でも、今の状況だと30人定員ですから、もう足切りですよとなった場合に、行き場がないとなったらどうするんですかと。そのことを聞いているんです。それは問題ですよねと聞いています。まず、それを認めてください。 191 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 192 ◯教育長(堀川拓郎君)  先ほど私が答弁させていただいた具体策ということとセットで考える必要があるということの中身ですけれども、在り方検討委員会のほうでは、配慮が必要な子どもの受入先なども含めてですね、そういったところはしっかりと論点として議論したい、していただきたいというふうに考えております。  以上です。 193 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 194 ◯17番(奥野りん子君)  だから、その言い方がね、逃げていますよ。在り方検討委員会で検討するということは聞いてないです。その前に、問題でしょと、なくなることは問題でしょと、そう聞いたら、そうですね、だから在り方検討委員会で検討するんですが、順序でしょう。  それをやらないから、官僚答弁と言われるんですよ。はぐらかし、心がない、そう言われるんです。聞かれたことに聞かれたまんまで答えなきゃ駄目ですよ。ハートがないと思われるんです、そういうのを。  それで、在り方検討委員会で検討しなくたって、現状ではこれが決まらないのに公立を潰せないですよ。潰しちゃったら受け手がない子どもが出てきちゃうんだから。  討論しなくてもね、分かることを時間かけて討論して、その間に粛々と潰していくことだけ進めましょうなんてことはね、やり方が本末転倒で私はついていけない、丁寧ではない、とても乱暴だと思っているわけですが、次に、最後の質問に移ります。  第四幼稚園の閉園についても、在り方検討委員会の結果を待って、それから考えるということですけれども、四幼の閉園に関しては既にですね、適正規模、適正配置等検討委員会 の中で、かなり綿密な議論が得られて、これ、なくすと決めたはずですから、そんなことも当然この問題は議論されてしかるべきなんですよ。そこをまず反省しなきゃいけないと思いますが、いかがですか。(「担当課、担当課が答えればいい」と呼ぶ者あり) 195 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 196 ◯教育長(堀川拓郎君)  すみません、ちょっと今、御質問の趣旨のところで、何を反省すべきという御指摘だったのかというのが、必ずしも捉えかねておるところではあるんですけれども、先ほどの御議論の中で、気持ちがという話がありましたけれども、そういう観点から申し上げますと、行き場のない子どもというのが決して出てはならないというのは、従前から私も議会で答弁をさせていただいているとおり、そこについては極めて重く受け止めておりますので、具体的にじゃあ、何ができるかというのは、今、対話のプロセスもやっていますし、これからの話にはなりますけれども、その思いというのはしっかりと持って、誠実に保護者の方々と向き合っていきたいというふうに考えております。  以上です。(発言する者あり) 197 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 198 ◯17番(奥野りん子君)  だから、なぜそれを検討する前に閉園を出しちゃったんですかと、それ、問題じゃないんですかと聞いているんですよ。かみ合ってないですよ。人の言葉を聞いていらっしゃいます。かみ合ってないですよ。  何で適正規模、適正配置等検討委員会の中でそこも含めて議論して閉園と出さないとおかしいでしょう、閉園ですよ。そこが含まれてない検討結果をよく出せましたねという話ですよ。そこに反省がないから今のような答弁があるんですよ。  本当にね、反省していただきたい、気持ちがないわけじゃないと言ったけど、気持ちがないから今のような答弁ができるんですよ。真剣さがない、誠実さない、どれだけ保護者が驚いたと思います(発言する者あり)教育委員会の発表に。行き場がないって、どんだけ子どもたちはびっくりしたと思います。(「これからやるんでしょう」と呼ぶ者あり)これからやるんじゃない、こういうことも検討した上で発表しろと言っているんです。そこを反省しないと言っているんだから、しないと言っていないけども、反省している様子が見えないんだから。  すみません、質問に(発言する者あり)質問します。  ここからですね、今後のことについて伺います。  三多摩の公立幼稚園は、現在日野市の3園のみとなりました。では、今現在ある3園を今後どうしていくのかということに移りますが、第七幼稚園はあさひがおか保育園の隣にありますので、この二つを統合して認定こども園に組み立て直すことが可能です。  また、平山にある第二幼稚園は、同じく平山にある、みなみだいら保育園と同じ平山の四丁目にありますが、平山四丁目都営アパートに組み込まれている、みなみだいら保育園のほうは、平山四丁目アパートが取り壊される予定なので、それと同時に出ていかなければならないという段階に来ているそうです。そうであれば、こちらも同じく都営住宅の取壊しと時期をそろえて統合して認定こども園にすることができます。そして、親が働いていようがいまいが入れるような体制をしっかりとつくって民間につないでいくということもできます。  どこの市もそういう丁寧なやり方をしていますよ。だからもめないわけ、子どものことを最善に考えたら、閉園、切捨て切捨てじゃないんですよ。統合して統合して、みんな落ちこぼれないような状況をつくっていくんですよ。だから乱暴だと言っているんです。  保育園に入れない子も入れるような仕組みが認定こども園ですから、幼稚園の子どもさんもね、保育園も一緒に学べるという、認定こども園じゃなくてもいいんですけど、そういう仕組みがあれば、そういうふうな方向で統合していく、切り捨てるんじゃないんですよ。そのほうがスマートでスムーズです。  こういったやり方があるということをアイデアを提案した上で、第四幼稚園のことを考えた場合にですね、市内の西側地域は、今、言ったように保育園も幼稚園もたくさんあるので、今申し上げたやり方が通用しますが、では四幼の側にある東側についてもそのやり方が当てはまるでしょうか。  残念ながら当てはまりません。市は令和6年度末に市内東側にある、みさわ保育園を民間委託し、そして第四幼稚園を閉園する予定だったわけですが、であれば、この二つを統合するという方向で閉園ではなくて統合であれば、まだ反対は少なかったかもしれない。でも、この二つをくっつけられるかといったら距離が遠いんですね、生活エリアが違うんですよ。だから、ちょっと無理なんです。統合という形は適切ではありません。  さらに、ここで東京都がですね、親が働いていないお宅のお子さんを受け入れる体制を整備してくれた保育園に対して、補助金を出すという方針を出しましたが、市内の東側の保育園を見回してみましてもですね、土地にスペースがない、部屋にスペースがない、枠を広げられない。じゃあ、働いているお母さんは来ていいですよという定員を広げられない、そういう保育園ばっかりなんですよ。だから、東側については、統合という形がね、なかなかできるような状況ではないんですよ。  日野市が公立園を持つことでスタンダードの保育や教育を確立することができ、ノウハウの蓄積こそが民間への指導にも役立つことは間違いありませんので、私としては最低でも1園は絶対残して、日野市が公的に幼児教育を実践してきたレガシーを保っていただきたいと思っております。  そして、第四幼稚園は日野市の保育の質を担保する保障として、その必要がなくなるまではしっかりと残すべきだと考えているわけですが、市長にお聞きします。  まずですね、この公立3園のうちで閉園に関してはですね、今申し上げたように、第四幼稚園が一番簡単には閉じられないよという状況にあります。  こんな乱暴な閉じ方ができない地域にあります。適正配置、適正規模等検討委員会は何をどこに視点を置いて、これを結論したかというのは本当に不思議ですけれども、そこをしっかり教育長がね、そこよりは経済優先、効率優先なんだという角度で今、突っ走っていらっしゃるから、止められるのは市長しかないと思うんですよ。なので市長に伺いたいと思います。  四幼は、本当に今、令和5年の子どもたちも増やさなきゃいけない、令和6年もちっちゃな規模では学ぶのはかわいそう、こういった子ども、現状を解決するのが市長の役目。子どもの最善の権利を保障する立場に立つ市長が、しっかりとその責任を果たす、先頭に立つということ。そして、四幼は簡単にはこんな閉園というような方向には進まない、このことを宣言していただきたいと思います。いかがでしょうか。 199 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 200 ◯教育長(堀川拓郎君)  現在、教育委員会として正式に素案を決定する前のプロセスにありますので、本件については教育委員会として、しっかりと責任を持って保護者の方と向き合い、また案を検討し、どうしていくかということをしっかりと教育委員会として考えていきたいというふうに考えております。  その上で、今し方、幾つか具体的な御提案もいただきましたけれども、具体案については、今の段階でどうするということが決まっているものではないですので、そういう意味では、何か可能性を検討するということはなくですね、幅広く検討していきたいというふうには思っております。  以上でございます。 201 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 202 ◯市長(大坪冬彦君)  現時点で、今、日野市のホームページを見ますと、適正規模、適正配置等検討委員会の基本方針の素案が載っているという、これは昨年の10月29日ということになりますから、今議会の先ほどの教育長答弁よりもはるかに前の段階であります。  ただ、教育委員会が適正規模、適正配置等検討委員会に条例に基づいて答申を求め、出たものについて教育委員会は取りあえずの話として進めようとしていることについて、市長としてなかなかそれについて首を突っ込んで駄目ともいいとも言える立場ではありません。  ただ、私のこの一連の状況の解釈は、もちろん四幼の廃園というよりは、四幼が果たしてきた役割、そして、そこにおける、とりわけインクルーシブな幼児教育について果たしてきた役割については、特に公立幼稚園がですね、しっかり認識をしているつもりがあります。  その上で、それをどういうふうに継続していったらいいのかということについても適正規模、適正配置等検討委員会でも話をしているし、また、教育委員会でもそれを受け止めて、これからやろうとしておりますので、それについては私としても一生懸命応援していきたいなというふうに思っております。  今議会において、そのような行き場のない子どもをつくらないということと、四幼の問題、廃園の問題、セットであるというふうに再三、教育長も答弁しております。  私もその立場を踏まえつつ、応援していきたいと思いますし、当然、私の立場は全ての子どもたちについて責任を持つ立場でありますので、そういう意味では四幼のお子さんも含めて、インクルーシブな幼児教育を求める立場でありますし、また、当然、適正規模、適正配置等検討委員会の中にはですね、公立幼稚園のこれまでの在り方は、民間幼稚園の言わば数の補完的役割という話であって、今後はそれを変えていかなければならないということも、重要なことも言っております。  併せて、四幼の廃園も言ってるわけでありますが、その辺についての認識は持っておりますし、教育委員会としての決定については、尊重しつつも私としても立場として、当然、行き場のない子どもたちをつくらないためにどうすればいいかということについては、全力を挙げてそのための努力はしていきたいと思っております。  以上です。 203 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に請願第5-1号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 205 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に請願第5-3号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 206 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本3件の質疑を終結いたします。  請願第4-11号について御意見があれば承ります。白井なおこ議員。 207 ◯10番(白井なおこ君)  請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願に、採択の立場で意見を申し述べます。  委員会の質疑では、教育委員会より日野市幼児教育・保育の在り方検討委員会で出た意見を踏まえ、第四幼稚園の閉園計画(素案)の修正がなされ、説明会やパブリックコメントが行われるといった答弁がありました。  それはすなわち、請願事項の1、日野市の幼児教育の在り方の検討後、第四幼稚園の閉園計画について見直しを行うそのものであると考えます。見直した結果どうなるかなど誰にも分かりません。見直すとは文字どおり見直すことです。  適正規模、適正配置等検討委員会の会議で、会長は理念が先で園の数については後だと思うと発言をされていますが、ごもっともだと感じています。  今後の幼児教育の在り方と、市立幼稚園の適正配置というテーマが5回のといっても5回目は答申の文言修正がメインですから、実質4回の会議で当然議論が尽くせるものではなく、だからこそ別会議体として、在り方検討委員会の設置につながったと認識しています。  ゆえに、そこでの議論を踏まえ、閉園計画(素案)を見直すことは自然な流れですし、これについては教育委員会も受け入れているということで理解をいたしております。  日野市は、これからインクルーシブ教育を進めようとしています。しかし、既にすばらしいインクルーシブ教育は、第四幼稚園では実践されていると請願者は訴えています。また、日野市はこれからプロジェクトチームを立ち上げ、幼保小連携を進めようとしています。しかし、既に第四幼稚園では豊かな幼小連携が実践されていると請願者は訴えています。  だからこそ、このような幼稚園をなくすのは日野市の未来にとっても大きな損失になると訴えているのです。子どもから御高齢の方まで1万人を超える方が、この請願に賛同しています。子どもや市外の方の署名もあるので一概には言えませんが、市民からの直接請求に必要な署名数に匹敵すると、改めて活動されてきた皆様に敬意を表します。数だけではありません。これまで閉園されてきた公立幼稚園の保護者や卒園児、あるいは隣の四小の卒業生や地域の方々の思いも込められた、本当に重みがあるものです。  適正規模、適正配置等検討委員会の真摯な議論には心から敬意を表しています。しかしながら、その時点ではこのような地域からの強いニーズというのは届いていませんでした。なぜなら、そのような議論が行われていること自体、ほとんど誰にも知られていなかったからです。だからこそ請願事項の2、3では、市民公募の丁寧な周知や早い段階からの対話を求めています。私たち抜きに私たちのことを決めないでという、至極真っ当な請願事項だと受け止めていますし、教育委員会にも受け止めていただきたいです。  日野ネットは、市立、私立幼稚園、保育園、学校を問わず、どこでもどの子も通える環境を整えていくべきというのが基本的な考えです。  しかし、この地域は第四幼稚園がなくなったら幼児教育施設空白地域になります。たとえ第四幼稚園という形でなくなったとしても、そのスピリットを受け継ぐ幼児教育施設はこの地域には必要だと考えます。  確かに老朽化の問題はあります。築年数50年、耐震診断は未実施、建て替えるとなると2億円前後ではという金額は議事録から読み取っています。  しかし、木造であれば、また金額は異なるでしょうし、あの愛らしい建造物は素人ながらに歴史的価値があるのではと感じていますので、修繕で対応可能ならリニューアルできればと考えます。  財源の問題もあります。ガバメントクラウドファンディング、これについても日野市は前向きに取り組もうとしています。  このような幼小連携、あるいは幼小一貫といった新しいプロジェクトには全国から関心が集まり、教育の日野市として、他市にはない独自の日野市モデルとして全国に広がるかもしれません。そういう園なら入れたいという保護者や転入者も増えるのではないでしょうか。さらに3歳児受入れ、大学との連携など機能強化の要素はたくさんあります。  今あるものを最大限生かしていく、みんなで知恵を絞って発展的に解決する、そういう日野市であってほしいと思います。  声を届けてよかったと市民から感じてもらい、立ち止まってよかったと振り返って思えるよう、今こそバックキャストの視点で、この請願を採択すべきと訴え、以上、意見といたします。 208 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 209 ◯17番(奥野りん子君)  本請願に賛成の立場から意見を述べます。  私は、公立の幼稚園や保育園をしっかりと残せという立場でしたが、第四幼稚園のこの問題を機に民間幼稚園の定員割れの状況を見させていただきまして、現状のままでの公と民の共存は無理だと理解させていただきました。  しかし、その立場をもってしても第四幼稚園の突然の閉園計画の周知は、あまりにも乱暴過ぎると思います。既に三多摩の公立幼稚園は、日野以外全て閉園となっています。なぜスムーズにやれたかというと、先ほどの質疑でも述べたとおり、保育園と幼稚園を統合して誰も困らないようにして丁寧に進めたからです。  ところが日野市は、一園一園を閉園のターゲットに挙げて、各個撃破作戦で潰していきました。その際、適正規模、適正配置等検討委員会に出した子どもの最善の利益を抜きにした議論による結論が錦の御旗のように保護者に突きつけられました。教育委員会は、どこの校舎が古いのか、どこを先に潰せば効率的なのか、お金がかからないのか、それを優先する議論が進められたわけです。  そうではなく、まずは子どもたちの最善の利益こそ最優先で配慮すべきです。その立場から、公立幼稚園を残すのであれば、その必要性がなくなるまで第四幼稚園を残すべき、こういうふうに考えております。  私、何よりも第四幼稚園の子どもたちの幸福を最優先にして、本請願に賛成とさせていただきます。 210 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 211 ◯9番(有賀精一君)  請願4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  今回、この問題が持ち上がって何が問題であったのかということが問われていたと思います。第四幼稚園に通う園児、そしてその保護者の皆さんが、もし閉園にされたらどうなってしまうのかということで立ち上がり、1万筆を超える署名を地域中心にこの日野市内あるいは様々な地域の方からも集めました。そして、幼児教育の権利そのものが失われてしまう、そういう現状にあるということを私自身も理解をしたわけです。  適正配置と言いつつ東側の地域には、第四幼稚園がなくなってしまえば公立幼稚園は存在しなくなります。同時に東側の地域自身は、市立の幼稚園についても、非常に密度が低い形でしか存在しないということが分かったわけです。  今、少子高齢化の問題というのが大きな問題になっていますが、この流れの中で、幼児の数が減っているから減らすと言えば、どんどんどんどん幼稚園そのものがなくなってしまいます。  今、少子化対策ということが言われていますが、当初は民間幼稚園の補完的な形でつくられたにせよ、現実的には極めて大事な幼児教育の蓄積を、日野市立幼稚園は担ってきたし、現実にもその幼児教育が実践され、第四幼稚園のように保護者の皆さんの熱い思いが私たちにも伝わってきたわけであります。  一歩踏みとどまって、これからの少子化対策に対して、さらに子どもの数を増やしていく、そんな未来も見据えた幼稚園の在り方が問われているのではないかと私は思っています。  確かに、園舎の老朽化という問題はありますが、複合施設も含めて幼稚園を残すということについて、しっかり検討を進めるべきではないかということも考えていますし、そうした地域からの取組も含めて、保護者の皆さんや地域の皆さんと一緒になって幼児教育を保障していく日野市をつくっていくということが一つの先行例になるのではないかとも考えています。  請願事項で訴えられている三つの項目というのは、先ほどの委員からも指摘があったとおり至極真っ当な内容であります。  そして、現実に教育委員会と共に実行している部分も多々含まれているというふうに私は理解しています。  そうした意味からも、園児や保護者の皆さん、地域の皆さんの思いをしっかりと受け止めて、日野市が幼児教育の保障をしっかり行い、全国にも誇れる先進的なインクルーシブ教育を市立幼稚園からも実践していく、そんな方向性を見ていただきたい、その思いから、私はこの請願に賛成をいたします。  以上です。 212 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 213 ◯4番(新井ともはる君)  請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願について、本請願の議論の中で様々なことが議論されたと思いますが、幾つかの項目に関して意見を述べさせていただきます。  まず、配慮の必要なお子さんに対する対応についてでございます。  学校課、保育課、構成に入ってませんが、エールが連携する新しいプロジェクトチームが発足すると伺っております。今現在、エールが実施している臨床心理士の巡回診療も続け、学校課が実施している、民間の幼稚園や月1回、保育カウンセラーを実施している既存のものも続けつつ、学校長経験で幼児教育にも詳しいアドバイザーの方が1人つき、その方を中心にいろいろな園に回っていくということをお伺いしています。  配慮の必要なお子さんを受け入れるに当たって、いろいろな課題を吸い上げていただきたいですし、配慮の必要なお子さんを受け入れることによって、よりよい環境づくりをしている園があれば、ほかの園にも紹介をしていただき、日野市のどの園でも同じような支援を受けることができるようなことをぜひ目指していただきたいと思います。  また、在り方検討委員会で検討したものを、その新しいプロジェクトチームで実施していくと思われますが、在り方検討委員会で一定の方向性が出たら行く行くはプロジェクトチームに何人か職員を配置するようにしていただきたいと思います。  次に、幼児教育、保育と小学校教育の円滑な接続についてでございます。  小1プロブレムが大きな課題となっております。幼児期が終わり、すなわち小学校入学までに学んでほしい姿や能力の目安としました10の姿について、公立幼稚園が果たしてきたインクルーシブのことも含めて、どうしたらいいのか私立公立の、保育園の、幼児園の先生方も含め、外部の有識者の方々の先生も含めて、着実に対応を進めていただきたいと思います。  今、述べました配慮の必要なお子さん、また、小学校教育の円滑な接続といった課題の議論の延長上に、行き場のない子どもをつくらないための東側に、その課題を解決するような機能を充実させるといったテーマも今後話が出てくるかと思っています。  正式には、今後、在り方検討委員会の中で議論がされると思いますが、まんがんじ児童館を建て直す際の複合化についても一つありますし、東側で浅川よりも南側というものであれば、都営住宅の建て替えに際しまして、あらい保育園について園舎が入る建物の取壊しが決定しており、幼稚園の建物用地が都営住宅から提供される計画がある中、東側に幼稚園機能を持たせるんであれば、認定こども園も含めた子育て支援の複合化も考えられますし、第五幼稚園の跡地は、令和6年に、みさわ保育園の民営化が進むとされた経過が進まない中で、それを含めて子育て支援の複合化も検討できると考えております。
     今後、子育て支援についても個別計画をしっかりと検討していただきPPP、PFI等の導入検討も視野に入れ、東側へこの間、議論された課題を解決するような機能の充実をさせていただくことを要望いたします。  次に、保護者の方々から配慮の必要なお子さんがなかなか民間の幼稚園で受け入れてくれないという声に対する対応についてでございます。  もともと運営費の考え方につきましては、民間の保育園は公定価格の加算というもので運営費が支払われておりますが、民間の幼稚園は私学助成で支払われております。現状では、人数に対する費用がどれだけ支払われているのか、しっかりと把握はできていません。足りないということがあるかもしれませんが、金額が少なくても現状では実施していますので、お金の面だけでは解決できないというものもあると思っています。民間幼稚園の先生方の話を伺いますと、100名近いお子さんを預かる中、受入人数には限りがあるという声もお伺いしています。どのようにやればいいのかということも含めて、今後、在り方検討委員会の中で議論をしていただきながら、そこで議論された内容を支援できるかどうか、行政のほうで考えていただきたいと思います。  在り方検討委員会の中では、民間幼稚園の園長の先生方も見えていますし、行政だけでなく幼稚園、保育園、いろんな方々が入っていますので実情を話していただき、配慮の必要なお子さんの受入れに対して支援が必要となるか、また受入れには人数の限界があるかなど様々なことを議論していただきたいと思っています。  100名近いお子さんを預かる中、多くのお子さんと一緒のほうがいいという考え方の保護者と、一人ひとりの配置をしてもらって支援をしてもらいたいというように、お子さんの状況によって要望が違っております。  現状では、公立の方がそういったところを手厚くしている部分があるので、公立のほうがいいのだよとアドバイスをすると、逆に断られたと取られているものもあると思っています。保護者の方の思っていることと、受け入れる側の園側の体制をうまくマッチングする必要性があると思っています。  保育園では、市のほうで園と調整をし対応していますが、幼稚園ではそういった園と調整するところがございません。園と保護者をマッチングする機能をですね、検討することを要望いたします。  いずれにしても配慮の必要なお子さんの受入れについては、それなりに支援をしないと園側でただ受け入れるわけにはいけないので、支援もセットに考えていただきたいと思います。  以上のことから、仮に公立幼稚園、第四幼稚園が閉園したとしても行き場がない子がいないように、誰一人取り残さないように、第2回が5月以降になるかと思っていますが、日野市幼児教育・保育の在り方検討委員会の中で、公立幼稚園の在り方など、日野市らしい幼児教育、保育の実現に向けた方策を進めるべきという考えの下、この請願につきましては反対する意思を表明し、不採択とさせていただきます。 214 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 215 ◯16番(池田としえ君)  請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願に関してでございます。  本案件は当初より、実はこれだけの問題ではなく、例えば平山台健康センターのときもそうだったんですけども、最初の踏み出しですね、地域で実際に利用している方々、市民、住民の方々に対する配慮というか、ボタンの掛け違えているところからですね、大きく話合いが決裂するような印象を持った案件でありました。  そういう意味合いにおきましては、これだけでなくですね、今後いろんな形で統合していかなければならない住民の暮らし方、そして人口動態に合わせた変化をもたらせなければならないという場合のいい参考ケースとして、最初の歩み出し方に大きくそごが起きないような注意を払っていくという必要性を個人的にも非常に思った案件であります。  委員会の中でも、私、申し上げてまいりましたし、そして非常に担当課、先ほど教育長の御発言からもおもんぱかられる、この間、12月議会から3月議会に対して、当初のそごを埋めていくような議論というのが多々なされております。  そういう中でですね、1点だけ、答弁の中で、担当課もお認めになられたことというのが、配慮の必要なお子さんたちに対する対応というのが、今ある園以外の私立の幼稚園の中での受入れが、やはり満足にいくような状態でいろんな対応が取られていないというようなことも答弁の中で明らかになってきてるわけです。  年々ですね、私たちが小さいときよりもはるかにグレーゾーンと言われている方々に対する配慮をどのような形で手厚くしていくかということが、やはりこういった教育の現場においても非常に重要な昨今であります。  そして、また幼少時の対応をきちんとすればするほど、大きくなったときのですね、対応というのが少なくて済んでいく、今が本当にそういう意味では大切な時期を預かってるという自覚にもとりますと、今のこの現状はですね、配慮の必要なお子さんたちに対する対応に対して、きちっとした責任を持った、心配ないよというような状況を担当課を含めて市側、そしてまた議会も含めて対処できるような形を、まず早急につくっていくこと、そこが最も地域のお母様たちのまた納得する気持ちにも通じてくることだというふうに思われます。  委員会の審議で最も重要だというふうに思われた、そこの点というのが今現段階でなされてないということの合意に、この案件というのはございますので、まず対立するという形でなく、そこを組み入れながらですね、今案件、閉園計画に対する請願に関しては、採択というような委員会審議を経て、私も主張させていただく次第であります。  ただし、この間、本当に教育長をはじめとして、こういったお母さんたちの本当に毎日毎日書面を取ったりして街角でお話をなさる、いかに政治というものが生活に直結しているかということを、やはり肌身で感じている方々に対するですね、真摯な教育長をはじめ執行部、そしてまた、職員の皆様方の対応というのには非常に私は評価できるものがあったなというふうにこの間、確信しております。  そういった、謝辞御礼の思いも込めまして、本請願の採択をお願いしたいと思っている次第であります。  以上です。 216 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 217 ◯12番(島谷広則君)  本請願に対し、不採択の立場で意見を申し添えます。  まずはですね、第四幼稚園に限らずですけども、市民サービスの廃止の判断、利用する市民の方々の生きがいを奪う、環境の変化、子育て、介護、看護、様々な課題が生活状況の中にはあるということ。そういった意味でも、非常にこの素案の公表というのは市としても重い判断として、これまでやってきたかと思います。  そのため、市側より丁寧な対応が求められるというところがあるのに、今回こういった最初の初動、ずさんな対応というところは改めて申し上げたい。その中で組織として、そういった対応がないよう改めて徹底をしていただきですね、共通認識として図っていただきたいということは私のほうからも、まずは申し上げたいと思います。  その中で、請願趣旨のほうに移ります。  一つ目、日野市の幼児教育の在り方の検討後、第四幼稚園の閉園計画について見直しを行うということです。  教育長から適正規模、適正配置等検討委員会の答申についても重く受け止める中で、今後の子どもたちの受入体制、子育てサービスの質を日野市全体で高めていく所存であること。  その中で、配慮の必要な子どもの受入状況や、これまで公立幼稚園が果たしてきた役割も十分に検証しつつ、行き場のない子どもたちが出ないよう最大限の対応を図っていくと、議会の場でもお約束いただいております。  現実問題として、公立幼稚園の定員割れ状態がこれは長く続き、現在は4割を切り約33.5%、適正規模、適正配置等検討委員会からの答申を重く受け止めつつも決して素案ありきで進めるものではなく、今回の請願の審議を通じて見えた市民の思い実情も含む中で、課題に立ち向かっていく決意、言葉であると私は捉えております。  意見として改めてこの場で申し添えたいのは、決してこの素案自体が財政負担を軽くすることが目的になってはいけないことです。今後の在り方検討の報告に、市として公立幼稚園が果たしてきた役割、これまで培ってきた幼稚園教諭のノウハウの継承、体制の充実を図るための配置に対する予算措置、各世帯の負担割合の平準化など生まれてくる環境、住まう環境によって受けられる子育てサービスに差を生じさせないということがイメージできる内容まで、質を高めていただきたいと改めて要望させていただきます。  今回の請願者方々含め、多くの市民が求める本請願の審議で見えてきた重要なポイントであり、市も議会も受け止めなければいけない部分であると思います。決して形式にこだわらず、焦らぬよう崇高な在り方検討委員会の報告に期待しております。  請願項目2と3についてです。  ケース・バイ・ケースなところはあります。柔軟性を図っていただきたいですが、市側が出す素案は非常に重たいものであること。今回の請願者の趣旨として、その素案になる前の情報開示を求める趣旨であると受け止めております。そのため組織内でまとまっていない中、情報が出てしまったときの市民の混乱、信頼関係が崩壊しかねないというデメリットも考慮しなければならないとの立場です。  ただし、公共施設や市民サービスの廃止、閉鎖に関わる素案に対して様々な検討委員会が立ち上がるケースがこれからもあるかと思います。偏りのない公平性、平等性を担保した検討委員会を立ち上げる部分を大事にしながらも、その中だけで長期間審議し、そのプロセスだけで決まってしまうのでは、とても閉鎖的であり多くの市民から共感が得られない対応となってしまいます。  定期的な進捗の公表、多くの市民との意見交換を通じる手続の重要性は、市側も改めて再認識していただきたいと申し添え、以上、本請願に対し、請願者の思いの中で大事な部分、共感できる部分、そして学ばせていただいた部分も含め意見を申し添え、不採択の意見とさせていただきます。 218 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 219 ◯2番(岡田じゅん子君)  公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願につきまして、日本共産党日野市議団を代表し、採択に賛成の立場で意見を述べます。  日野市幼児教育・保育の在り方検討委員会で検討しないうちに四幼の閉園はないとの市長の言葉に続き、今議会の民生文教委員会では教育長から、答申は重く受け止めるが、ただし答申が出されたから、それを受けて単純に閉園するというものではないと考えております。  保護者の皆様との対話を重ねる中で、地域のニーズについても伺っており、閉園方針を決定するに当たっては、行き場のない子どもを出ないようにするための具体策とセットで考えていく必要がある。このため、在り方検討委員会では、市全体の視点からそういった内容も含めて議論をしていただきたいと答弁がありました。  さらに民生文教委員会では、在り方検討委員会での様々な課題解決の議論を踏まえて、閉園計画の修正を行っていくその上でパブリックコメントを再び行う。また、保護者の皆さんと誠実に向き合っていくとの答弁もありました。  本請願に添えられた賛同署名は、半年もたたない期間に1万2,000筆もの数が集まったと伺いました。請願という制度を初めて知った保護者の皆さんが、制度を調べ署名用紙を作り、第四幼稚園に対する多くの方々の思いを集め、その思いを一人でも多くの方々に、知っていただきたいと、御近所の方々から始まり自治会の方々、次々賛同を広げて連日街頭に立ち続けました。年末年始、寒い日も一人でも街頭に立って署名の呼びかけをなさった方がいらっしゃいました。大きなマイクで呼びかけるような行動ではないのに、通行人の皆さんが次々署名に応じて、その行動に触発されて市議会議員に連絡をする、そういう市民も現れるほど、さらなるうねりをつくりました。保護者の皆さんの自転車にも署名の協力を呼びかけるメッセージが貼られ、街頭での行動は今日もやっている、あそこにもやっている。大げさでなく毎日のように保護者の皆さんの姿が市内の各所にありました。保護者の皆さんによって、メールや電話で市議会議員にも、何度も何度も請願に対する理解を深めるための働きかけが行われてきました。  こんな行動がかつてあったでしょうか。自分たちのまちのことを、自分たち抜きで決めないでほしいという当たり前の思いが1万2,000筆もの署名数となったのではないでしょうか。閉園計画について、日野市の幼児教育の在り方をしっかりと議論してから見直してほしいという保護者の皆さんの願いは、否定のしようがありません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)教育委員会もそのように動き、市長もそれを見守っています。この請願は採択以外にはあり得ません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  住民参画ということを体現し、私たちに深く学ばせてくださいました保護者の皆さんに心から感謝を申し上げ、請願採択の意見といたします。 220 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 221 ◯21番(田原 茂君)  それでは、請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願について、公明党会派を代表して、不採択の立場から意見を申し述べたいと思います。(発言する者あり)  昨年の12月議会における委員会審議で申し上げたのは、教育委員会の保護者への対応が非常に不親切であり配慮を欠いたものであるということでありました。そのことが請願の継続審査の要因だったとの理解をしています。そういう意味から、昨年の12月議会以降における保護者の皆様への教育委員会の向き合い方が、委員会でも議論になったかと考えております。  市の対応については、その後、信頼関係を大事にしながら継続して話合いが持たれている状況は改善されたのかなと感じます。今後も間を空けずに、しっかりと業務を尽くしていただくことを強く要望しておきたいと思います。  教育長からも、誠実に向き合っていくことを約束しますとのお言葉がありました。そのお言葉どおりの行動かどうか、今後とも見守っていきたいと思います。  さて、様々な立場の委員が何度も議論を重ねて出された、適正規模、適正配置等検討委員会の答申は、私は重く受け止めるべきものとするのが筋であると思っております。その上で、保護者の方々との対話を重ね、地域のニーズも伺いながら行き場のない子どもが一人も出ないようにどうするかを真剣に考えていくのが正しい方向性であると思っております。  ここで第四幼稚園をめぐる客観的な情勢、状況も押さえていく必要があると思っております。  まずは園舎であります。第四幼稚園の園舎は、昭和48年、1973年1月に建築されました。鉄骨造りで建築後50年が経過して一番古い園舎となっております。  また、令和5年度の入園希望者は4歳児が5人で、5歳児の12人と合わせて17人の園児で運営をしていくことになるわけであります。私立幼稚園においても空き状況が増えていく現状で、このまま第四幼稚園を大規模改修なり、あるいはまた建て替え等を通して残していく必要があるのかどうか、私はおのずから答えは出てくるものと考えます。  幼児教育の在り方検討委員会においては、配慮が必要な子どもの受入先やこれまで四幼が培ってきたノウハウの継承及び機能の一部移転などについて、しっかりと話し合っていただきたいことを要望いたします。  いずれにいたしましても、仮にも行き場のない子どもが生まれることがないように議論を尽くしていただくことも要望しておきたいと思います。  いわゆる、インクルーシブ教育の環境整備や幼保小の連携など幼児教育の質の向上に向けた取組については、今後、在り方検討委員会の実行部隊として(仮称)幼児教育・保育推進チームを4月に立ち上げるとのことでありました。在り方検討委員会との関係や連携が、いま一つ見えない部分もありますが、今後ともそれぞれの役割を明確にし、成果を出せる組織となるように要望しておきたいと思います。  さらに、いわゆる東側地域における幼児教育の受皿についても御検討をお願いしておきたいと思います。  なお、市長が保護者の代表の方々に話された、在り方検討委員会の結論なしに四幼の閉園を決めることはないという言葉について、教育委員会の受け止め方は、この言葉はあくまでも四幼の閉園方針を決定するに当たっては、仮にも生き場のない子どもが生まれることのないよう、今後の子どもの受入れをどうしていくのかという点をセットで考える必要があるという趣旨であると受け止めているとのことでありました。  公立学校の適正配置については、条例で設置されている適正規模、適正配置等検討委員会の所掌であり、在り方検討委員会の所掌ではないことからすると、教育委員会の受け止め方は理解をするところであります。  この請願事項の1番目にある、幼児教育の在り方の検討後に、いま一度、閉園計画について見直しを行うとなっておりますが、そもそも在り方検討委員会は従来から述べているように、今の子どもの受入れをどうするか、仮にも行き場のない子どもが生まれることのないよう議論を尽くしていくことがその所掌事項であり、適正配置を議論する場ではありません。  いわゆる、素案などとセットでそのような議論していくべき会議体であります。したがって、この請願事項の1番については当たらないと考えます。  請願事項の2番目については、適正規模、適正配置等検討委員会の市民委員は2名であり、公募にて決定しております。  また、委員会は日野市全体における公立幼稚園の適正配置を検討するもので、特定の園を対象とはしていません。  したがって、請願事項の2番についても当たらないと考えます。  以上の観点から、この請願については、不採択とすべきものと考えます。  以上、不採択の意見とさせていただきます。 222 ◯議長(古賀壮志君)  鈴木洋子議員。 223 ◯14番(鈴木洋子君)  請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)の閉園計画に関する請願に対しまして、第四幼稚園にお子さんが通っていらっしゃる保護者の方々が、なぜ四幼の閉園計画は踏みとどまってほしいと請願を提出するに至ったのか、これまで民生文教委員会の中で、請願者の方への質疑や個別に御意見を伺う中で、皆様のお気持ちを深く酌み取らせていただくことができました。1万3,000余りに及ぶ署名数、そこに込められた市民の思いも大変重く受け止めております。直接頂いたお手紙にもつづられている、保護者の皆様の切実なお声には胸が詰まる思いであります。が、本請願の趣旨は、四幼の閉園計画について白紙撤回を求めると理解をせざるを得ない内容であります。  よって、本請願に対して、自由民主党日野市議団を代表して、不採択の意見を申し延べます。  日野市の公立幼稚園は昭和40年代から、私立幼稚園の補完的役割として設置され始めてから、共働き家庭の増などによる保育志向の高まりや幼児人口減少による定員割れなどにより、昭和50年後半から統廃合を繰り返し3園の運営に至っています。多摩26市を見渡しても、幼児人口減少の流れの中にあっては量的補完の役割は終了し、各市とも公立幼稚園を閉園し、現在に至っております。  日野市以外で唯一、公立幼稚園を継続していた府中市においても財政的課題や幼児教育・保育の無償化という制度改正による状況の変化によって、今年度中の閉園を決めており、令和5年度からは日野市の3園のみとなってしまう状況にあります。  問題となっている第四幼稚園をはじめとする公立学校の適正配置については、適正規模、適正配置等検討委員会の所掌でありますが、改めて教育委員会の諮問に対する令和3年7月の答申を確認いたしますと、子育てニーズの多様化と幼児人口の減少傾向は今後も継続し、公立幼稚園の入園希望者数の今後を想定すると3園維持は適正数とは考えにくい。園児数の妥当性についても集団性、協調性の芽生えを育む上で、一定数の学級人数は不可欠と考える。市立幼稚園との比較において特別な配慮を必要とする子どもの支援を積極的に行っているなどから単純比較はできないが、園児1人当たりでかかる公費負担の在り方も真摯に受け止めなければならないということが主な内容の3点であり、公立幼稚園の重要性を踏まえたとしても、総合的な観点から縮小はやむを得ないという内容になっております。  ましてや日野市は、財政非常事態宣言発出市であり、厳しい財政状況を鑑みると、公共施設等総合管理計画改訂版の中で、市全体の公共施設のマネジメントの必要性が示されているように、公立幼稚園の適正配置には向き合っていかねばならない問題です。にもかかわらず、これらの事情を理解していただくための説明会の機会を設けることもなく、多様な子どもの受入れに向けた対応策を示すこともなく、市民の気持ちをなおざりにした閉園に関する通知を突然送付したことは、皆様に大きな不安を抱かせ市に対する不信感を招くことになったのは、とても残念であります。  前定例会の請願審査では、請願の内容に踏み込む以前の問題だったため、まずは保護者の皆さんと向き合い、信頼関係を築くことから始めるべきとして継続を主張いたしました。  保護者との膝詰めの対話や令和5年度から新たに活動を開始する在り方検討委員会の設置、開催によって議論がなされ、ようやく請願の内容について審査を行える状況が整ってきたと認識をしています。2月16日に、請願者の方から届けていただきました。保護者の胸の内をはじめパブコメなどお声について特別な支援を要するお子さんを育てておられる保護者にとって、公立幼稚園はセーフティーネットになっている。四幼が閉園になれば、私立幼稚園から入園を断られ公立幼稚園がよりどころになっている親子が行きどころを失ってしまう。公立幼稚園で実施されているギフテッド教育にもつながると期待できるインクルーシブ教育が壊れてしまうのではないでしょうか。幼児教育と小学校教育の円滑の接続は、私立幼稚園に担えるのでしょうかといった皆様の不安と戸惑いには深く理解するところであります。  これまでも私立幼稚園でも、特別な支援を要する子どもを受け入れていますし、市からもそうした子どもの保護者や幼稚園の先生方への支援として、エールからは臨床心理士による巡回相談、市教委からは保育カウンセラーによるカウンセリングやアドバイスなど支援が行われ、私立幼稚園からも評価が高いということは承知をしております。  加えて、このたび設置された在り方検討委員会は多様性を尊重し障害のある子もない子も共に学べる、環境づくりや円滑な接続を見据えた幼保小が合同で研究、相互間連携を通じて子どもの発達と学びを検討していくという、共通のテーマ、課題を議論するこれまでになかった新たな場であるということなので、我々も時代の、そして市民の要請に応える会議体として大変期待をしております。保護者の方々の不安を払拭する解決策の大きな柱である支援員の増員も含めて、しっかりと議論をしていただきたいと存じます。  さらに、4月には在り方検討委員会と連携した実行部隊である幼児教育・保育連携推進プロジェクトチームを立ち上げ、アドバイザーによる巡回訪問により相談や助言のほか各園における課題、取組を共有して公私、幼保合同の研究会の開催など日野市全体の幼児教育、保育に携わる教職員の皆さんのスキルアップを図る支援の体制づくりに注力していくということ。そして、私立幼稚園の職員さんの中からは、受入れに向けたスキルアップ研修を受けたいと、前向きな声も伺っており、個別の受入体制など四幼をはじめ公立幼稚園が培ってきたノウハウを私立幼稚園と共有し、全ての子どもを温かく迎え入れる受入体制に向けて前進している状況は、保護者の皆様にとって大きな安心要素の一つになり得ると思っております。  また、素案の段階であっても、閉園時期の記載により入園させたいという家庭をためらわせていることへの対応、四幼地域の子どもたちの行き場として施設の複合化などの御提案、西に偏重している保育施設の在り方に対しては、子どもたちを真ん中に置いて教育委員会として皆様の思いを具体化するために何ができるのか、しっかりと検討するというお考えも伺っております。  少子化進行の状況下、適正配置の議論は避けて通れません。その中で、条例で定めた適正規模、適正配置等検討委員会の答申は重く受け止める必要があります。幼児人口減少の状況下では、公立幼稚園を減らすということは現状としてあり得ますが、答申が出されたから単純に閉園するというものではなく、行き場のない子どもたちは出さないよう、具体策とセットで考えていくという教育委員会の方針は、これまでも何度も御説明をいただいております。  2月8日からは、市当局は保護者の皆様と場を設け、本音を語り合うことが対話のプロセスとして行われておりますが、さらに対話を重ねていただくことをお願いいたします。  素案の修正は、在り方検討委員会の後に行い、その後、再びパブコメをかけて決定するという丁寧なプロセスを踏む段取りも聞き及んでおります。  先ほどの市長答弁の中でも、市長としても、四幼の果たしてきた役割、とりわけインクルーシブ教育をどう接続していくのか、一人も行き場をなくすことがないようにと、教育委員会もやろうとしているのでしっかりと応援していきたい、全庁を挙げて力を尽くすということをおっしゃっておりました。  今回の四幼閉園計画に関しましては、教育長から保護者との対話の中で言われました。誠実にお一人お一人と向き合うことや、Iで始まってWeで決めるのお言葉どおり、密な対話を継続していきながら四幼地域の子どもたちの教育をしっかりと保障していくこと、ひいては日野市の全ての子どもたちの、健やかな成長のための良質な教育、保育の推進に向けて、引き続き全力を尽くしていただくことを強く要望して、不採択の意見といたします。 224 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 225 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 226 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第4-11号の件は不採択と決しました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 227 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後3時36分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後4時06分 再開 228 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、請願第5-1号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。
    229 ◯9番(有賀精一君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願に、賛成の立場で意見を述べます。  請願者からも趣旨の説明を伺ったわけですが、今回のですね、議会が始まる直前ですか、日野市の側も対応されたという事実はあるのですが、請願者のお気持ちをやはりしっかり受け止めるべきではないかというふうに私は思います。  請願者自身もお母様が保育士をされていたということで、使用済みのおむつの持ち帰りということで非常に苦労されたという体験も含めてですね、ちゃんとこの問題、行政がしっかりやるべきではないかということだったわけです。  委員の中には、もう日野市が対応したんでこの請願はという意見がありましたが、やはり市民の皆さんが市政をよくするために、こうした提案をしてくださること自身に議員はそのとおりですね、感謝しなくてはいけないと思っています。  やはり市民と議会、一緒になって市政をよくしていくということから、市民の皆さんの思いをしっかり受け止める議会であってほしいし、それがもう既に市がやると決めたことであったとしても、それをですね、受け入れて今後ともいいまちをつくっていきましょう。請願者に気持ちよく、議会はその趣旨を受け入れる姿勢を示すことが、私は議会の責任ではないかというふうに思うわけです。  この紙おむつのことに限らずではありますけれども、市民の皆さんから様々なですね、請願をいただいて、まちをよくするために全力を尽くしていきたいというふうに思います。  以上です。(「市民ファーストだ」と呼ぶ者あり) 230 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 231 ◯4番(新井ともはる君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願について意見を述べさせていただきます。  既に、保育施設で使用済みおむつ回収処分を実施する園は、民生文教委員会の事前調査の結果として11園あるというふうにお伺いをしています。  現状ですと、市へ保育園の入所申込みを受けて、市で利用調整をして、市が入所の申込み決定をします。保護者の方が自由に保育園を選べないという状況の中で、行った先でおむつ回収を実施しているところと、実施していないところのサービスの違いがあるという状況です。その後のサービスの均一が今回のこの補正によって均一化できたというふうに認識をしています。  おむつの持ち帰りの負担を思う保護者にとっては、どの市内保育園に預けたとしても、おむつを持ち帰らなくても大丈夫という状況になります。各園のサービスの均一化、標準化というものも、今後、徹底していただきたいと思っています。  請願の趣旨には、1月23日に厚労省から園内で使用済みおむつを処分することを推奨する旨の通達について触れており、その通達を受けて、日野市市役所の保育課へヒアリングを実施したと記載がされています。民生文教委員会の質疑を拝見させていただきましたが、そのヒアリングのときに、これまでの保育課の取組が請願者側へうまく伝わっていなかったのではないかと感じました。  この間、紙おむつを使用されている家庭につきましては、ごみ出し基本ルールに従い、無料のおむつ専用袋に入れて、可燃ごみ収集に無料で戸別回収を行っておりますし、保育施設における使用済みおむつ回収処分につきましては、これまでも、保護者の皆さんから御要望をいただき、以前から、環境面、イニシャル、ランニングも含めてコスト面、ごみ排出方法など一つ一つ検討を進めてきました。このことは、令和4年第1回の定例会の子ども部長の答弁からもおうかがいすることができます。  今回そういった、これまでの検討事項と国の通知が相まって調整ができ、補正予算でも保育所等におけるおむつ処理支援が決定したという認識です。  保育施設で処分する場合、現在、週2回行われているごみ収集に対して、大量のおむつを最長4日間にわたって保育園側で保管する必要性があります。それなりに量を保管しなければならず、臭いもあるので、近隣からの苦情がないように工夫が必要だと考えています。  また、おむつを交換する場所に置く容器、おむつを排出するまでに保管する容器、おむつを排出する場所に設置する容器、各園で設置できる状況、環境も異なるわけでございますから、各園が容器を選択する際に、機密性が高い密封パックで、菌、ウイルス、臭いの対策ができる容器もありますし、臭いの漏れにくさ、手入れのしやすさ、年間のコストも考慮しながら、各園へサポートしていただきたいと思っています。  本請願の件名に記載されました使用済みおむつ持ち帰り問題につきましては、本定例会の補正予算で、保育所等におけるおむつ処理支援として対応済みで、本要旨に記載された問題につきましては解消されます。  以上のことから、この請願につきましては、不採択とさせていただきます。 232 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 233 ◯17番(奥野りん子君)  請願第5-1号に関して、賛成の立場から意見を述べます。  本請願は、市内の認可保育園に4月からゼロ歳児を預けることになった請願者から2月17日に提出されました。  請願者は、厚生労働省が1月23日に保育園で使用した紙おむつに関しては、園内で処分することを推奨する通達を出していることを知り、日野市の方向性について、保育課に問い合わせています。そのときの保育課の対応は、使用済みのおむつを保管するのは不衛生であるとか、回収ルートがないとか、お金がないなどなど、けんもほろろで、全くやる気がない回答だったということで、私に御相談がありました。  そこで、私からも保育課長に聞き取りをさせていただいたところ、やはり同じく、けんもほろろな回答が返ってきましたので、しつこく、しつこく交渉させていただいたところ、保育課長からじきじきに、何とか回収ルートを確立させて、年内にスタートさせたいという回答をいただきましたので、安心しましたが、しかし、公式の場での発言こそが、事業開始の担保となりますので、請願者と御相談の上、請願を提出することにいたしました。  そして、請願者が保育課とやり取りしてから半月以上もたった段階ですが、議会の初日に、おむつを園内で処分するための予算を補正計上するとプレス発表されました。  そのような経緯をもって、本請願を下ろすよう要求する圧力も受けましたが、本請願が民生文教委員会にて審議される時点では、まだ議案上程も議決もされていない段階でありますので、危機管理上、本請願を下ろすという選択はあり得ません。本請願は、請願項目に関して何の問題もありませんし、手続的にも不備は全くないわけですから、当然のことながら採択すべき案件と言えます。  にもかかわらず、予算化が発表された以上、この請願を出す必要はないといったへ理屈までこねて、すなわち請願項目の趣旨と全く関係ない理由によって、市民の声を切り捨てるなんてあってはならないことです。市政を突き動かしてきたのは常に市民の要求や熱意です。市民ファーストの市議会であれば、市民の声をリスペクトを持って受け止めるべきです。  しかし、日野市議会において、本請願は、委員会において不採択となり、そして、この意見表明後に行われる全議員による最終採決においても、やはり与党系の議員の反対多数によって、不採択となるかもしれません。反対した議員たちは、請願を出した市民を応援する立場には決して立っていないのだということが分かるのではないでしょうか。請願者が熱意を持って保育課を説得し、かつ本請願を提出することで、保育課のお尻をたたいたことが、おむつを持ち帰る御負担を解消する時期に関して、結果的に早めることに貢献したということは事実であります。  本請願を不採択にするのは、その市民の御努力を無にするものであり、失礼かつ乱暴この上ない話であります。  議員一人ひとりが謙虚さを思い出し、市民と誠実に向き合うことこそが最大の議会改革だと申し上げて、本請願の採択を主張します。 234 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 235 ◯2番(岡田じゅん子君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願、日本共産党日野市議団を代表し、採択に賛成の立場で意見を述べます。  保管スペース確保のための初年度費用が一部について、国の補助金が使えることとなり、保育園での使用済みおむつ持ち帰りのための予算が実現しようとしています。さらなる改善により、一度の回収における収集量と回収の回数の課題が少しでも前進する形で解決が図られることを求めます。  市の保育行政や子育て支援策について、今後も請願者の方から、積極的にお声を上げていただくことを期待して、請願採択の意見といたします。 236 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 237 ◯12番(島谷広則君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願について、不採択の立場で意見を申し上げます。  既に、議会開会前に市長の定例記者会見でも対応を図ることが触れられている事案で補正予算化されております。  1点、意見として申し添えたいのは、市として、認可保育園の保育サービスの質を均一化することが目的ということですが、認可、認証を含め、入園する子どもたちの中には、認可に入りたくても入所できず、認証、認可外を選択せざるを得ない世帯も多くいらっしゃいます。  東京都認証保育所については、市の調査で、既に、おむつを自分たちの施設で適切に処分している。持ち帰りの実態はないとのことですが、おむつの適切な処分には施設側の費用負担が生じております。認証保育所などは、その辺りを加味した料金設定も自由に行えるわけですが、認可と認証、補助金を受けるか、受けないかで、施設運営の差、入園料金の差が生じてしまう可能性は避けなければならないと思います。  あと、臭い、衛生面に対しての保護者方々への御理解、近隣住民お住まいの方々への御理解も重要です。日野市として、その辺りの実情は引き続き精査いただきながら、誰もが安心して、納得して、子どもを預けられる環境構築に努めていただくことを要望し、不採択の意見とさせていただきます。 238 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 239 ◯21番(田原 茂君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願について、不採択の立場から公明党会派を代表して意見を申し述べたいと思います。  民生文教委員会の質疑において、市は、保育園における使用済みおむつに関しては、令和5年度において、認可保育園及び小規模園において、使用済みおむつを持ち帰らすのではなく、保育所において処分すると明快に答弁いたしました。また、認可外保育所においては、指定収集袋にて処分可能ということを周知して、全園で取り組んでいくようにしたいとのことでありました。  民生文教委員の委員といたしましては、出された請願について、その書かれている文章について審議しなければなりません。そういう意味では、請願に書かれている内容が現状と異なっています。請願者のお話によれば、この請願の提出後、市の対応について情報は知っていたとのことであります。であるならば、この請願については、一度取下げをして、内容を精査して、市の方針について課題等があるならば、再提出をしながら、問題点を提起するという手法がよかったのではないかと思います。  したがって、この請願については、不採択とすべきものと考えます。  以上、不採択の意見とさせていただきます。 240 ◯議長(古賀壮志君)  鈴木洋子議員。 241 ◯14番(鈴木洋子君)  請願第5-1号、日野市保育園における使用済みおむつ持ち帰り問題に関する請願について、自由民主党日野市議団を代表して、不採択の意見を申し述べます。  請願者から、保育士でいらした御自身のお母様の御体験を通じて、保育園での使用済みおむつの持ち帰りは、保育士、また保護者にとっても大きな負担であることを伺いました。  この問題については、日野市では、園内で使用済みおむつを処分することを推奨する厚労省からの通達、また保護者からの要望も受けて、令和5年には、使用済みおむつの園内処分に係る衛生面に配慮した保管の容器代や指定収集袋代などの費用について補正予算第1号で補助金をつけて、支援の実施を市内全園で行うということが既に決定をしております。もうやると言っております。  でありますから、請願者も本懐を遂げられたことでしょうし、本請願を採択する理由が見当たらなくなってしまうことになります。この上は、このような働き方改革につながる保育士の負担、それを一つ一つ丁寧に潰して、軽減策を推進することで、保育士の成り手不足に歯止めをかけ、目指すべき保育の質のさらなる向上を図るために前進していくこと。また、保育や子育てに関わる国の動向に注視し、保育士や保護者の方々のお声にしっかりと耳を傾けることで、誰もが子育てしたい、しやすいまち、日野の実現に向けて、子育てするなら日野市と胸を張って全国に発信できるよう、努力を継続していただくことを要望して不採択の意見といたします。 242 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 243 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 244 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第5-1号の件は不採択と決しました。  次に、請願第5-3号について御意見があれば承ります。新井ともはる議員。 245 ◯4番(新井ともはる君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願について意見を述べさせていただきます。  設置基準については、大原則は、国が基準をつくることになります。市区町村は、小規模の保育の認可権者になっていますので、市町村でも条例を策定しているところもあるというふうに認識しています。  設置基準を見直すということは、設置基準をベースとして公定価格の基本価格が算定されていますので、結局、安定財源との確保をしっかりと検討をしなければならないと思っています。  国の動きで、子ども・子育て会議の中では、令和5年3月末には、たたき台を出すというものを聞いています。確認したところ、今、現在では、まだそのたたき台が示されていないという状況でございます。総理大臣からも、保育の質、量とも充実を図るといった指示も出ていますので、設置基準がどのように含まれるのか、注視をしているというところでございます。  1人を雇うのに400万から500万円かかりますので、基準を上げた場合には、市内にそれぞれの各園で実施するとなれば、それなりのお金が必要となります。現段階で、日野市で30対1を25対1とし、30人の枠に2人の保育士を配置した場合、当然30人に対する運営費は変わらないんですが、保育士1人分の人件費がかかるので、何かしらの補助がなければ成り立たないという状況でございます。また、各施設の環境状況から考えても、50人を受け入れるということはできませんので、運営費は変わらないと思っています。  そのためには、国のほうで、公定価格の単価を上げて30人に1人に対応したものを30人を2人でできるような、単価改正がなければなりません。まだ、国からその公定価格の値がですね、示されていないという状況でございます。  現状、都心や日野市では、4歳、5歳の配置を30対1で対応しているところがほとんどでありまして、例えば、設置基準を25対1にした場合、2人の保育士を入れなければ違法となりますので、それを回避するために受入枠を減らさなければならなくなってきますので、その辺は慎重に対応しなければならないと思っています。  配置のですね、昨今の議論では、かなり古くから配置の基準が変わらなければならないという話題がですね、いろいろと出ています。事例としまして、広島市で、3歳の配置を20人にしたところ、令和7年までに、目標で、独自で15人にしたというところから見ますと、今、検討を開始したとしても、令和7年度までかかってしまいますので、設置基準を変えることは検討しなきゃならないことが多いので、設置基準を変えるにはとても時間がかかるということが明確に言えると思っています。  地方のように、そもそも定員が少なく、25名ほどで運営している状況であれば25対1にしても問題なくスムーズになるかもしれませんが、日野市や都心部ではほとんど30名で対応しているため、配置基準の変更は慎重に進めなければならないと思っています。  取組に対する評価ということで、新しくチーム保育推進加算というものが、国の加算が令和5年から新しく加算充実が図れるというふうに聞いています。令和5年から加算措置で、令和4年度の現時点では、日野市では、その条件に合致する園が2園が対象になると伺っています。保育園の人事異動もありますので一概には言えませんが、一気に配置基準を変えることによって、現状では課題が多いので、そういったですね、できるところから徐々に対応することも大切だと考えています。  加配に関しては、もともと保育所の運営で一定の条件を満たす場合、国の公定価格の中で加算できますので、そういった加算について充実を図るべきだと考えています。  配置基準に対して、日野市は、従来1歳児につきましては、児童6人に対し保育士を1人という国の基準に対して、5人に対して保育士1人を配置することによって市単独で加算を配置しています。国の加算措置に上乗せして、3歳児につきましては、20人に対して保育士1人のところを15人に対し、保育士1人を配置するように、より手厚く保育士の配置ができるように実施しています。  加えて、市町村で言えば、子育て推進交付金という東京都から市町村へ交付金がございます。各市町村や地域の実情の工夫によって、実際によっては、それを活用して増員配置をするケースもあるというふうにお伺いをしています。  また、サービス推進事業という事業も東京都で単独で実施しており、地域の実情で特別な体制を取って配置をされているものに対して、加算の項目があり、取組に応じた対応をしています。  以上のように、加算の充実、子育て推進交付金、サービス推進事業等を活用して、各園で実際に配置を取り組むことが求められると思っています。  また、人材不足では、保育分野だけの問題ではございませんが、お子さんの数も減りつつ、保育士の確保も難しいという状況でございます。  一般的に、給与につきましては、公立の保育園は手厚いと言われていますが、令和5年の日野市の公立保育園の保育士の募集を見ても募集枠が埋まっていないという状況でございます。こういった人材不足の状況も考慮しながら、配置基準の見直しは、処遇改善とセットで進めていかなければならないと考えています。  既に多くの保育園で実施している宿舎借り上げを一部助成するものは、保育士の定着や実質賃金に変わるもので、そのような助成の充実を図る必要性があると思っています。  現在、再雇用の元公立園長が各保育園を回る巡回指導では、定期的に実施できていますので、今後、体制づくりを進め、より充実させ、保育環境の改善をつなげる必要性があると思っています。保育士の休憩が取りやすいような労働環境の改善、ICTを進めることも処遇改善に結びつくと思っています。  以上のことから、保育士の配置、最低基準を引き上げるためには、慎重な対応を考慮しつつも、保育の質の向上、処遇改善もセットで進めるというふうな考えの下、この請願につきましては、賛成する意思を表明し、採択の意見とさせていただきます。 246 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 247 ◯9番(有賀精一君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  請願者は、長年にわたり保育士をされてきた方で、当時は、男性の保育士の方は非常に少ない状況の中で保育を取り組まれてきたということで過去の思いも含めて話をしていただきました。  今、日本の国内で少子化の問題に対してどうするのかということが叫ばれ、国政においても極めて大きな課題となっている中で、日本の子どもたちの保育環境の劣悪さ、70年以上もこうした基準が変えられていないというこの現実をやはり私たちは深刻に受け止めなくてはいけないと思います。  確かにいろんな取組をですね、この間しようという姿勢は見られるのですが、やはり保育予算の大幅な増額ということを抜きに、こうした改革はできないということは明らかでございます。  そうした意味からもですね、この請願については、断固賛成をしたいと思います。  以上です。 248 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 249 ◯10番(白井なおこ君)  請願第5-3、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願に、採択の立場で意見を申し述べます。  昨年末、市内の保育園で起きた虐待事件に関して、この春よりお子さんを保育園に預ける保護者の方よりメールをいただきました。暴力が起きる構造的な問題について、また、子どもを守るために自分に何ができるかなど、真剣に考えていらっしゃり、不安な気持ちが伝わってきました。事件が市民に与えた影響の大きさを重く受け止めています。  その声もあり、今議会で保育士の配置基準の引上げと処遇改善を求める意見書に取り組んでいましたが、市民の請願を尊重し取り下げています。本請願にメールをくださった方のように不安を感じている市民の思いも重ね、意見を申し述べます。  こちらの日野市保育問題協議会の方々は、2021年6月議会に、短時間勤務保育士に関わる規制緩和を安易に認めず常勤保育士が確保できる条件整備を進める請願を出されています。日野ネットは採択の立場で、保育園に関しては、待機児童解消だけを目的とせず、幼児期にしか得られない保育や教育の質の確保と、子どもの視点に立った施策の点検が必要であること、常勤保育士が長く働き続けられる条件整備を進めるためにも、配置基準の引上げこそ必須で、単時間勤務の保育士の活躍促進というのは、国が常勤保育士の確保を怠ってきた結果であり、論点をすり替えてはならないといった意見を申し述べました。  今回の請願は、それと地続きだと考えます。OECDのデータ、少し古いんですが、2012年によりますと、3歳以上の保育施設における保育士1人当たりの子どもの数の上限は、OECD平均で18人といいます。日本では3歳児で20人、4・5歳児は30人ですから、平均を大きく上回り、3か国中で最多という低水準です。  日本の保育現場を視察に来たイギリス人が、日本の保育士は、まるで羊飼いのようだと驚いたという話もあるようです。  このような状況が保育士の厳しい労働条件に直結し、子どもが亡くなる痛ましい事故や保育士による事件の遠因になっているということは請願者も指摘をされています。4・5歳児は30対1から25対1にする国の予算がついたものの、市内では対象園が2園のみということが委員会の質疑で明らかになりました。速やかな対象拡大、さらなる引上げが必要です。併せて保育士の処遇改善も必要と考えます。  令和元年、賃金構造基本統計調査によりますと、全職種の平均年収換算500.7万円に対し、保育士は363.5万円と130万円以上低いのが実態です。夢を抱いて保育士になったものの子どもとゆったり向き合う時間もなく、理想の保育ができない上に、賃金は過重な労働環境に見合うものではないと、現場を去る保育士が後を絶たず、人材が育たないと言われています。  厚労省の資料によれば、賃金の上昇と保育士数は連動しています。配置基準を引き上げるためには保育士の確保が必要です。つまり配置基準の引上げと処遇改善をセットで進めていく必要があると考えます。  国は、こども家庭庁を創設して、子ども施策の充実、予算倍増を掲げています。子どもに接する大人の労働条件を守っていくことが子どもを守ることにつながります。今こそ日野市議会として国に声を届けるべきと考え意見とします。 250 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 251 ◯16番(池田としえ君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願に関しては、採択の立場で意見を申し述べます。
     子は宝とかですね、子育て最優先とか、子どもにまつわる、修飾する言葉で最も大切だというふうにですね、教育の分野でも福祉の分野でも、もうほとんどの議員が言うわけです。これ、私、今、孫が3人おりますが、やってみると分かりますよ、いかにこれが必要かということが。これ、3人いても、一日見ていると、かわいいんですけどね、本当どうもありがとうという感じで、もう頭ががんがんしてきたりするときもあるわけですね。それがですよ、先ほどの白井なおこ議員の答弁のとおり、4・5歳で30人ですよ。3歳なんて本当にどこ行っちゃうか分からない状態で20人、それ、毎日見ていなければならないわけですよ。  そういうですね、この保育士さんだって、年端のいった方ばかりじゃなくてですね、一応、座学の勉強はしてみてもですよ、まだ20歳とか、その辺りの方が多いわけですよ。そういう中で、やっぱり余裕のある働き方をしていただくことが、その保育士さんに見てもらう、私たちの宝であるこの子どもに影響する。ここをですね、ぜひ私たちは支援していくことで、子は宝と、子育て最優先、まさしくこの場面でこそですよ、やはり胸を張って言えるんだなと私は思います。  ぜひですね、万が一、これに反対する方はですよ、まず20人、30人もですよ、少し経験していただいて、現場の状況をしっかり見ていただいて、そしてまた、まかり間違っても、子は宝とか、子育て最優先とか言っている人はですよ、本当にここを大切にしないと、今度、逆に足元をすくわれて言われちゃいますよと、そういうふうなことがないように、日野市は一丸となって、この子どもは宝であるというところを大切にし合う、議会であってほしいと、そんな思いも込めて、採択の意見にさせていただきます。  以上です。(「了解」と呼ぶ者あり) 252 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 253 ◯17番(奥野りん子君)  請願5-3、保育士の配置基準の見直しを求める意見書の、国への送付ですね、その採択を主張して意見を申し述べます。  保育士の配置基準の引上げに関しては、保育環境の整備の一環として、私も昔から求めてまいりましたし、かつ本請願を御提出いただいた日野市保育問題協議会からも何度か同じ趣旨の請願が出されてきているわけですが、過去においては反対多数により、ことごとく不採択とされてきた時期がありました。  思い起こせば、25年前、市議会議員になったばかりの頃のことですが、少子化に突入しているとして警告を鳴らすあるシンクタンクの出した統計を引き合いに出して、このままでいくと50年後には子どもの数は半減すると、この議会で発言したことがあります。その際に議場からは、うそだろうというやじとばかにしたような笑いが起きました。また、子どもを預けて働くような自分勝手な母親を支援する必要などないという理由から、保育環境の整備を求めても賛同は得られませんでした。  ところが25年たってみたら、子どもの数は私の言ったとおりに減っていますし、非正規職として母親を労働現場に駆り出さないと日本経済が回らないくらい労働人口は減少しています。子が子を産むサイクルを考えたときに人口の回復には、200年から300年のスパンが必要となってしまいますが、その間の働き手不足によって、日本経済の地位はさらに落ち込んでいくことは言うまでもありません。もし25年前のあの段階で、全国で議員の職にあった全ての人間が、もっと真剣にこの国の先行きを案じて、態度表明していたならば、日本経済と日本社会がこんなにも尻すぼみとなることはなかったはずなのにと残念でたまりません。  日野市は、森田革新市政の頃から、独自財源を用いて国の基準よりも手厚い配置を行ってまいりました。それこそが全国に誇れる日野市の優位性だと思います。すばらしいと思います。そのことが日野市の保育の質を担保しています。  よって、国が配置基準を見直すことが日野市の財政にとっても大変ありがたいことですので、国に対しては、市議会を上げて基準の見直しを求めるべきであると考えます。これからも国家の失政に対して、盲目に賛成するのではなく、子どもたちの未来、国の将来を見据えて政治に取り組んでまいりたいと思います。  保育の立て直しや国の立て直しに、これからも必要な課題として取り組んでいくことを表明して、本請願の採択を主張します。 254 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 255 ◯12番(島谷広則君)  請願第5-3号の請願について、採択の立場で意見を申し上げます。  請願者から、こども家庭庁の予算に4・5歳児配置を30対1から25対1にするための補助が盛り込まれたが、対象となる施設は定員121人以上で、保育士の平均勤続年数12年以上が条件とのことで、当てはまる施設が全国的に見ても少ないということも触れられておりました。  民生文教委員会の質疑の中でも、日野市内の保育所に先ほどの条件を当てはめるとごく僅か2園とのことで、この辺りの支援は、もっと幅広い保育園が恩恵を受けなければ、子育て世代が安心して働く環境に発展していきませんし、これから子どもを産み、育てたいという将来の足かせにつながってしまうと懸念しております。  日野市としても、各地方自治体の財政力で保育環境の格差が生じないよう、国に働きかけていただきたいですし、日野市議会としてもそれを後押しするとの考えです。  子育て世代が安心して働くことができる環境というのは、安心安全で健やかにお子様を預かっていただける、育んでいける保育環境があってこそです。その環境改善、保育士の処遇改善に対する課題を国に求めていくことと同時に、市としてできる体制づくりとして、日野市公契約条例による包括的なチェックなど、保育の質の向上に資する日野市としても、できる限りの体制をしいていただきたいと申し添え、採択の意見とさせていただきます。 256 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 257 ◯2番(岡田じゅん子君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願に、日本共産党日野市議団を代表し、採択に賛成の立場で意見を述べます。  日本では長年、自民党政権によって、基準緩和と詰め込みで公的責任を投げ捨て、民間企業頼みの安上がりな保育が推進されてきました。2015年からは、子ども・子育て支援新制度を導入し、市町村の保育の公的責任を後退させ、規制緩和と企業参入を拡大してきました。保育園内での事故が増加するなど保育の質の低下が大きな問題になっています。  さらに政府は、2021年度から始めた新子育て安心プランに、クラス担任を非正規でもよしとする新たな規制緩和を盛り込みました。この間、認可保育所より基準が低い小規模保育を促進し、認可外の企業主導型保育は、認可施設並みの補助金が出され急速に増加しています。  公立保育所の統廃合、民間委託を促進し、認可保育所が足りない地域でも進められ、大きな問題になっています。コロナ禍で業務量が増えるなど保育士の負担は大きくなっています。根本的な配置基準の引上げは待ったなしの状況です。  OECD国際幼児教育・保育従事者調査でも、日本の保育条件と労働環境の質が調査参加国の中で最低レベルであることが明らかになっています。政府による来年度予算案の定員121人以上の施設というのは、全国に約4,000ありますが、その保育所を対象に、4・5歳児クラスで保育士1人が見る人数を現行の配置基準の30人から25人に改善するための予算は200億円かかります。  しかし、その基準でいっても来年度の予算案では13億円しか計上されていません。現場で緊急に改善が求められているのは、1歳児6人に対して保育士は1人から5対1、3歳児で20対1から15対1、4・5歳児で30対1から25対1です。  また、保育に格差を持ち込まないためにも、対象の枠を設けず、全ての保育所で使える制度に改善すべきです。  以上、採択の意見といたします。 258 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 259 ◯21番(田原 茂君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願について、公明党会派を代表して、採択の立場から意見を申し述べたいと思います。  保育所をめぐっては、保育の受皿整備などによって待機児童が4年連続で過去最小を更新する一方、慢性的な保育士不足による保育の質の低下が懸念されています。現行の保育士の配置基準は1948年に定められて以来、一度も見直しされていません。また、日本の基準は、欧米に比べ手薄で1人当たりの負担が重いと言われています。これでは子どもに目が行き届かず、思わぬ事故につながりかねない状況です。  そこで我が党においても、山口那津男代表が、1月27日の参院代表質問において及び同30日の衆議院予算委員会において、高木陽介政務調査会長が、それぞれ保育士の配置基準の見直しを訴えるとともに、処遇改善などによる人材確保と保育の質の向上を訴えています。  民生文教委員会の質疑では、市より配置基準が見直された後、保育士の確保ができない場合は、定員を減らすこととなり、結果的に受入枠の減少が待機児童の増加となる可能性があるとの懸念の声も聞かれましたが、この点について言えば、我が党は、ユーストークミーティングなどを開催していますが、その中で、元保育士の女性の声をお聞きしたところ、復職したいが激務に耐えられるかどうか不安と語り、配置基準の見直しを強く訴えたとのことであります。  現状で保育士が集まらないのは、現行の配置基準では厳しい職場環境が容易に想像ができるからであります。鶏が先か卵が先かではありませんが、繰り返しになりますが、保育士の成り手が少ないのは、少ない職員で多くの乳幼児を見なければいけないという過酷な職場環境があるからではないでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)配置基準が見直され、かつ処遇改善も進めば保育士の成り手も増えてくると私は考えます。  よって、この請願については、採択すべきものと申し上げて、意見といたします。 260 ◯議長(古賀壮志君)  伊藤あゆみ議員。 261 ◯7番(伊藤あゆみ君)  請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願について、自由民主党日野市議団を代表し、意見を述べます。  保育士の配置基準の見直しは、子どもの思いを酌み取る保育の実施、子どもの安全安心を守る観点からも、その重要性を私たちも理解しております。しかし、配置基準が見直され、保育士の確保ができないときには、保育施設の定員を減らす場合もあり、受入枠の減少が待機児童増加につながる可能性があることから、まずそこに至るまでの人材確保が必要であります。  そのために、保育補助者雇上強化事業、保育資格取得支援事業など、保育所等に勤務している保育資格を有していない方が保育の現場で働きながら、資格が取得できるシステムの構築、そのほか若手保育士や保育事業者への巡回支援事業など、保育人材確保のための総合的な対策に政府は取り組んでおります。  また、保育士の負担軽減、保育の質の向上に向けても、チーム保育推進加算、保育体制強化事業、保育所におけるICT化推進事業と様々な改革とともに保育士などの処遇改善を行い、現時点までに開始時より約17%の加算を行ってまいりました。政府・与党である我が自由民主党は、引き続き人への投資に注力し、保育環境整備に取り組みます。  さらに、配置基準の見直しと公定価格の見直しなどの支援はセットでの改善が必要であり、その財源確保も含めての検討が今国会で行われているところでございます。  我が自由民主党の総裁であり、日本国の内閣総理大臣である岸田文雄首相も、異次元の少子化対策として、幼児教育と保育の量、質、両面からの強化、全ての子育て家庭を対象とした支援の拡充に向け、三つの基本理念を基に、子ども政策の強化について、今月末をめどに、たたき台をまとめ、4月1日のこども家庭庁発足後は、国民の皆様の声を引き続き伺いながら、岸田総理が主導する体制の下で、必要な政策強化の内容、予算、財源についてさらに議論を深め、6月の骨太方針までに将来的な子ども予算倍増に向けた大枠を示すと明言しております。  このことから、自由民主党日野市議団は、本案件には賛同せず、国の動きを見守ってまいる所存です。(発言する者あり)  以上をもって、請願第5-3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書の採択を求める請願について、自由民主党日野市議団を代表し、不採択といたします。 262 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 263 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 264 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、請願第5-3号の件はただいま採択されましたが、本請願の意見書提出は、日野市議会運営委員会申し合せ第8条第3項の規定により全会一致でないため、関係機関へは送付しないことを申し添え、請願第5-3号の件は、委員長報告のとおり採択と決しました。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。  お諮りいたします。議事の都合によりあらかじめ会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 265 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、会議時間の延長をすることに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 266 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第27、企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  企画総務委員長より、企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 267 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 268 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第28、民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  民生文教委員長より、民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 269 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 270 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第29、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 272 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第30、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 273 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 274 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第31、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については、議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 275 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については議長一任と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 276 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第33号、日野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。      〔市長 登壇〕 277 ◯市長(大坪冬彦君)  議案第33号、日野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。  本議案は、日野市議会における個人情報の保護に関する条例が制定されたこと等に伴い、所要の改正を行うものであります。  本条例は、令和5年4月1日から施行をするものであります。  詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 278 ◯議長(古賀壮志君)  担当部長から詳細説明を求めます。総務部長。 279 ◯総務部長(竹村 朗君)  それでは、議案第33号、日野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  本条例は、今議会において日野市議会の個人情報の保護に関する条例が可決されたこと等により所要の改正を行うものでございます。  それでは、新旧対照表にて御説明申し上げます。  恐れ入ります、4ページ、5ページをお開きください。  まず、第7条についてでございます。  これまでは、特定個人情報を利用し、提供を求める場合は、保有特定個人情報取扱事務届出書へ記載し、市長へ届け出ることが規定されておりました。今後は、個人情報保護法、日野市個人情報保護法施行条例並びに日野市議会個人情報保護条例に規定する、個人情報ファイル簿への記録に置き換えることを規定するものでございます。  次に、別表1のうち、実施機関である市長が利用できる特定個人情報の範囲に高校生等を加えるものでございます。こちらは医療費助成事業の範囲を高校生等に拡大するため、規程を整えるものでございます。  恐れ入ります、2ページにお戻りください。
     付則でございます。  1、本条例は令和5年4月1日に施行するものでございます。  2、本条例施行に当たって、必要な準備行為は施行日前に行うことができることを規定するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 280 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 281 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 282 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 283 ◯9番(有賀精一君)  議案第33号、日野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で意見を述べたいと思います。  昨年、第4回定例会において、日野市個人情報保護法施行条例並びに本年第1回定例会において日野市議会の個人情報の保護に関する条例が既に審査をされ通っておりますけれども、いずれについても、私は反対の立場で意見を述べたことと同様に本条例についても反対であります。  以上です。 284 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 285 ◯17番(奥野りん子君)  議案33号ですけれども、旧条例はですね、第7条、実施機関は、前2条の規定による特定個人情報の移転をし、又は提供を求める場合は、あらかじめ日野市特定個人情報保護条例第9条第1項各号に定める事項に加え、当該移転又は提供に係る特定個人情報に関する事項を市長に届けなければならない。2、前項の規定による届出に係る一般の閲覧に供する手続等については、特定個人情報保護条例第9条に定めるところによるとあるわけですね。  要するに、1、特定個人情報の移転または提供を求める場合は、あらかじめ市長に届けなければならない。2、届出に係る一般の閲覧については、特定個人情報保護条例第9条に定めるところにより手続をするということがうたわれているわけです。  市長に届けることによって、特定個人情報の移動に当たり慎重性を担保しています。また、9条によって、自己情報がどこに提供されたのか、提供された市民が知る権利を保障しています。  それが改定案はですね、7条、実施機関は、個人情報の保護に関する法律第75条第1項、日野市個人情報保護法施行条例第4条第1項及び日野市議会の個人情報の保護に関する条例第17条1項の規定により個人情報保護ファイル簿を作成する場合において、当該個人情報ファイル簿に係る個人情報ファイルに前2条の規定による移転又は提供に係る特定個人情報が含まれるときは、その旨を当該個人情報ファイル簿に記録するものとする、というふうに書き換えるわけですね。  改定案では、個人情報ファイル簿を作成する場合において、移転又は提供に係る特定個人情報が含まれるときは、その旨を当該個人情報ファイル簿に記録するものとすると改正した。要するに、情報の移動があったことを記録しさえすればよいというふうに改正されるわけですよ。その移転や提供がしてよいものかどうかの判断や手続は取っ払われています。記録さえすればよいという改正になっておりますので、移動情報の閲覧のルールも取っ払われています。  国は、デジタル化に向けて、自治体の持つ個人情報を企業活動に大っぴらに活用させることを目的として法改正をしていますが、本条例改正を見ても、個人情報保護とは真逆の公開を目指す改定であることは明らかです。  国家予算を企業の食い物にさせないという点では、文科省が最後のとりでだったわけですが、その文科省までが、子どもそっちのけのデジタル教育へとかじを切りました。  公開の対象とされる教育予算に、子どもの情報までがされることで、結局、教育予算に影響が及ぶことを私は一番危惧します。自治体情報をもうけの対象とするための改悪ですから、それに対して国の法改正をそしゃくせずに、そのまま引っ張ってきて条例化しているということについては、私は到底、賛成できるものではありません。 286 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 287 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 288 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第33号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 289 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第34号、日野市個人情報保護法施行条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。      〔市長 登壇〕 290 ◯市長(大坪冬彦君)  議案第34号、日野市個人情報保護法施行条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。  本議案は日野市議会における個人情報の保護に関する条例が制定されたこと等に伴い、所要の改正を行うものであります。  本条例は、公布の日から施行をするものであります。  詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 291 ◯議長(古賀壮志君)  担当部長から詳細説明を求めます。総務部長。 292 ◯総務部長(竹村 朗君)  それでは、議案第34号、日野市個人情報保護法施行条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  本条例は、令和4年第4回日野市議会定例会において可決いただきました日野市個人情報保護法施行条例のうち、付則の一部を改正するものでございます。  今議会において、日野市議会の個人情報の保護に関する条例が可決され、令和5年4月1日の施行とされたところでございます。  これを受けまして、日野市個人情報保護法施行条例の付則のうち、引用規定を変更するものです。その他、議会条例の罰則規定の設置に合わせ、施行条例の経過措置を明確に規定するなどの変更をお願いするものでございます。  それでは、新旧対照表で御説明申し上げます。  6ページ、7ページをお開きください。  日野市個人情報保護条例等の廃止に伴う経過措置について改正をお願いするものでございます。  第3項の下線部分は、個人情報、特定個人情報を扱う実施機関の責務に、受託者等の責務を加えるものでございます。  その下(3)は、同じく受託者等の責務に、指定管理者を加えるものでございます。  第7項は、条例施行日前に取得した体系的に構成した個人情報を条例施行日以降に不正に提供した場合の罰則を定めたものでございます。  その下(1)は、この罰則の対象となる人物を旧実施機関の職員であるか、あった者と規定してございます。  恐れ入ります、8ページ、9ページをお開きください。  同じく、この罰則の対象となる人物を(2)は、受託事業者、(3)は指定管理者と規定するものでございます。  その下、第8項は、施行日前に業務で知り得た個人情報を条例施行日以降、不正に提供した場合の罰則を定めたものでございます。  第9項は、前2項の規定が、市の区域外において罪を犯した者にも適用する旨、定めたものでございます。  第10項は、条例施行前に開示請求を行い、条例施行後に不正手段により開示を受けた罰則を定め、第11項は、受託者、指定管理者の個人が違反した場合、会社、指定管理者などの団体にも適用される罰則を定めたものでございます。  その下、第12項は、日野市情報公開・個人情報保護及び行政不服に関する審査会条例のうち、日野市議会の個人情報の保護に関する条例制定に伴い、必要な文言修正を行うものでございます。  下線部、項目番号12は、項目追加により変更しております。  恐れ入ります、10ページ、11ページをお開きください。  下線部につきましては、条文に、市議会の個人情報保護に関する条例の規定を追加するものでございます。  その下、第13項は、項目追加による項目番号の変更をするものでございます。  その下、第14項、日野市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部を改正するものでございます。  恐れ入ります、次ページ、12、13ページをお開きください。  こちらも下線部につきまして、条文に市議会の個人情報保護に関する条例の規定を追加するものでございます。  最後に、第15項、第16項については、項目追加による項目番号の変更をするものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 293 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 294 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 295 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 296 ◯17番(奥野りん子君)  議案第34号ですけれども、いろいろありますが、一言でいいますと、罰則規定を例に挙げましてですね、特定の保有個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したものを施行日以降に提供したときは、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する、と。また、下のほうでは、懲役又は50万円以下の罰金に処する、というような罰則がついたわけですね。  これは、罰則をつけたことによって、じゃあ、個人情報が守られるのかのように印象を受けますが、逆なんです。これまでなかった罰則規定が置かれたということは、今後は、このような犯罪が起きるということを想定して、この法律はつくられたということになります。危険なんですよ。他企業であれば、100万とこれ書いていますけど、うちの企業は1,000万払います、罰金を社員に科しますと言って、企業が、自社が保有する個人情報を提供することは一切ありませんよ。当たり前です。そんな危険なことをやる企業はありません。自治体の情報だけが食い物になっているんですよ。そんな危険なことを本当によく許すもんだと思いますよ。  自治体の保有する個人情報を企業のもうけの対象にして差し出すために、なされた法改正、デジタル化すれば、ぴっと押せば、すぐ情報が手に入る世の中になったので、自治体の情報を出せと迫られて、国が変えていったんですよ、こういうふうに。もう恐ろしい話ですよ。  この法改正の中身をそしゃくしないでね、国から言われましたって、日野市として、どう歯止めをかけるのかとかね、これは日野市の実態に合っているのかとか、何の検討された経緯が見えないんですよ、この条例案からはね。  本条例にも反対いたします。 297 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 298 ◯9番(有賀精一君)  議案第34号、日野市個人情報保護施行条例の一部を改正する条例の制定について、前議案第33号と同様、日野市個人情報保護法施行条例並びに日野市議会の個人情報の保護に関する条例に反対した立場から、この議案についても反対をいたします。  以上です。 299 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 300 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 301 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第34号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 302 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第35号、令和5年度日野市一般会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。      〔市長 登壇〕 303 ◯市長(大坪冬彦君)  議案第35号、令和5年度日野市一般会計補正予算(第1号)の提案理由を申し上げます。  本補正は、保育所、幼稚園等における送迎バス等安全対策への支援や保育所等における使用済みおむつの自園処理への支援、また、令和5年度における新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築など早急に対応が必要なものであります。  補正額は歳入歳出それぞれ19億7,412万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を706億2,512万6,000円とするものであります。  詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 304 ◯議長(古賀壮志君)  担当部長から詳細説明を求めます。企画部長。 305 ◯企画部長(高橋 登君)  議案第35号、令和5年度日野市一般会計補正予算(第1号)につきまして御説明させていただきます。  本補正予算は、保育所及び幼稚園等における送迎バス等安全対策への支援や保育所等における使用済みおむつの自園処理への支援、令和5年度における新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築に要する費用について計上するものでございます。  第1条でございます。歳入歳出予算の補正額は、歳入歳出それぞれ19億7,412万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を706億2,512万6,000円とするものでございます。  第1条第2項の歳入歳出予算の補正につきましては、第1表、歳入歳出予算補正によりますが、詳細につきましては、歳入歳出予算の事項別明細書で御説明させていただきます。
     初めに、歳出から御説明いたします。  恐れ入ります、14、15ページをお開きください。  総務費でございます。  説明欄、4社会保障・税番号制度事業経費547万8,000円は、マイナポイントの申請期限が令和5年5月まで延長されたことに伴い、本庁舎1階に設置している申請支援窓口についても申請期限まで延長するものでございます。  次ページ、16、17ページをお開きください。  民生費でございます。  説明欄上段、19セーフティネットコールセンター事業経費50万円は、令和4年度に実施した住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の支給事務等について補助金実績報告等の残務処理が必要であることから必要となる経費を計上するものでございます。  その下、14第5期高齢者福祉総合計画策定経費150万7,000円は、令和4年度から5年度にかけて策定作業を実施している第5期高齢者福祉総合計画について、契約した委託事業者が途中で辞退したことに伴い、令和4年度に実施予定であった作業の一部を令和5年度実施するため必要となる経費を計上するものでございます。  その下、24新型コロナウイルスワクチン接種会場移送支援事業経費12万3,000円は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場まで自力で行くことが困難で家族等の支援が受けられない高齢者に対して、集団接種会場までの送迎を行う事業について令和4年度に引き続き実施するものでございます。  その下、2一般管理事務経費16万5,000円は、令和4年度に提起された旧たかはた保育園の機能移転に伴う補助金支出に関する住民訴訟について控訴されたことを受け、対応する弁護士費用を計上するものでございます。  その下、2市立保育園経費1,173万3,000円のうち、(1)施設管理経費、13使用料及び賃借料、駐車場借上料27万9,000円は、みなみだいら保育園の保護者送迎用に活用している駐車場について既存の駐車スペースが少なく混雑が発生していることから、近隣に別の駐車場を確保するものでございます。  戻りまして、説明欄、2市立保育園経費のうち、今、御説明した駐車場借上料除く1,145万4,000円は、市立保育園における園児の使用済みおむつのごみについて保護者が持ち帰ることなく園において処分できるよう必要となる機器やごみ処理費について計上するものでございます。  その下、3民間保育園経費4,305万3,000円は、今、御説明した市立保育園経費と同様、おむつごみを認可保育所等において処分する際に必要となる機器の購入費補助やごみ処理における費用の支援を行うものでございます。対象となるのは、民間保育所等のうち、認可保育所、地域型保育事業所となります。  次ページ、18、19ページをお開きください。  説明欄、4保育所等における送迎バス等安全対策支援事業経費1億3,000万円は、昨年、静岡県の認定こども園で起きた送迎バスでの置き去り事故等を受け、保育所等における送迎バスの置き去り防止や園外、園内活動時の置き去り、飛び出し等、事故の防止、午睡時の事故防止のための支援を行うものでございます。認可保育所のほか認証保育所や認可外保育所など、ほぼ全ての民間保育所が対象となります。  なお、市立保育園における対策につきましては、各園において必要となる対策内容を取りまとめ、改めて補正予算での計上を予定しております。  次ページ、20、21ページをお開きください。  説明欄最上段、6新型コロナウイルスワクチン接種事業会計年度任用職員人件費1,456万7,000円及びその下、7新型コロナウイルスワクチン接種事業経費17億3,700万円は、いずれも新型コロナウイルスワクチン接種事業を令和5年度も引き続き行うため体制確保に必要となる経費を計上するものでございます。  接種については、国の方針に基づき、65歳以上の高齢者、5歳から64歳までの基礎疾患等がある方、医療従事者等については、春から夏にかけて1回、秋から冬にかけて1回の年2回接種を想定し、それ以外の5歳以上の方は、秋から冬にかけて1回の接種を想定しております。  また、令和4年秋に開始した12歳以上の方の接種は5月7日まで実施するとともに、生後6か月以上の方への初回接種につきましては令和5年度も引き続き実施してまいります。  少し進みまして、24、25ページをお開きください。  教育費でございます。  説明欄、2私立幼稚園送迎バス等安全対策支援事業経費3,000万円は、さきに御説明した送迎バス等の安全対策への支援について、私立幼稚園及び幼稚園型認定こども園においても同様の支援を行うものでございます。  続きまして、歳入について御説明をいたします。  恐れ入りますが戻りまして、6、7ページをお開き願います。  国庫支出金でございます。  説明欄上段、新型コロナウイルスワクチン接種対策費4億3,925万3,000円、その下、新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費1,000円及びその三つ下、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費13億1,215万7,000円は、いずれも、さきに御説明した新型コロナウイルスワクチン接種事業等の財源として活用するもので、補助率は10分の10でございます。  戻りまして、説明欄中段、個人番号カード交付事務費547万8,000円は、さきに御説明したマイナポイント申請支援窓口設置事業の財源として活用するもので、補助率は10分の10でございます。  その下、保育対策総合支援事業費521万5,000円は、さきに御説明した保育所等における送迎バス等安全対策支援事業の財源として活用するものでございます。  次ページ、8、9ページをお開きください。  都支出金でございます。  説明欄上段、保育対策総合支援事業3,155万6,000円は、さきに御説明した保育所等におけるおむつ処理支援事業の財源として活用するもので、補助率は3分の2でございます。  その下、保育所等における送迎バス等安全対策支援事業1億2,478万5,000円及びその下、私立幼稚園等送迎バス等安全対策支援事業費3,000万円は、いずれも、さきに御説明した保育所等における送迎バス等安全対策支援事業の財源として活用するもので、補助率は10分の10でございます。  次ページ、10、11ページをお開きください。  繰入金でございます。  説明欄、財政調整基金繰入金2,518万1,000円は、主に、さきに御説明した保育所等におけるおむつ処理支援事業等の一般財源負担分の財源として活用するため、基金の取崩しを行うものでございます。  次ページ、12、13ページをお開きください。  諸収入でございます。  説明欄、新型コロナウイルスワクチン接種負担金は、市外に住民票がある方が市内の集団接種会場でワクチン接種を受けた際に、接種費用として他自治体から支払われる負担金で、新型コロナウイルスワクチン接種事業の財源として計上するものございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 306 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。新井ともはる議員。 307 ◯4番(新井ともはる君)  私からは1点、19ページと25ページのほうに記載されています保育所等における送迎バス等安全対策支援の実施についてお伺いしたいと思います。  国からは、6月末までに送迎バス安全装置の義務化を指示しているわけでございますか、この安全対策なので、一日も早くですね、実施をしなければならないと思っています。しかし、民間の保育園とか幼稚園の実情を考えますと、夏休みにですね、バスのほうにそういった装置を設置をしたいというふうな要望もあるかと思っています。  また、国土交通省のガイドラインに適合されたものだったりとか、また、内閣府が公開しています安全装置のリストを見ますとですね、かなりの量のリストが入っていまして、また、常にですね、その情報がアップデートされておりまして、園によってはですね、もう少し様子を見てみたいというふうにおっしゃる方もいるかなと思っています。  そうしますと、6月末までにこの設置ができないという場合も考えられるんですが、そういった対応についてお伺いします。 308 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。子ども部長。 309 ◯子ども部長(中田秀幸君)  令和6年3月末までは経過措置期間として代替措置が認められております。例えば、運転席に確認を促すチェックシートを備え付けるとともにですね、車体の後方に園児等の所在確認を行ったことを記録する、そういった書面を備えるなど、園児等が降車した後に、運転手等が車内の確認を怠ることがないようにするなどの措置、そういうところで対応するということも認められている状況です。  以上です。 310 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 311 ◯4番(新井ともはる君)  令和4年の9月にですね、園児送迎バスに置き去りをされた事故が発生したわけでございますか、その直後に国からは、送迎バスに有する全ての園に対しまして、緊急点検、並びにですね、実施調査が指示されたかと思っています。  日野市におきまして、この間の対策だったりとか、調査した結果について、どういった結果になったのかをお伺いします。 312 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 313 ◯子ども部長(中田秀幸君)  国が作成をしましたチェックリストに基づく緊急チェックと、あと、職員による実地調査を実施したところでございます。その結果、安全管理に問題がある園はございませんでした。  以上でございます。 314 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 315 ◯4番(新井ともはる君)  以上です。ありがとうございました。 316 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。 317 ◯11番(森沢美和子君)  ありがとうございます。  16、17ページ、保育園費について、二つ確認をさせていただきます。  まず、下段の2番ですね、先ほど来、議題となっております使用済みおむつの保育園の処理の対応についてです。  これは、様々な保護者の声として、今回、保育園説明会では、おむつは、各自お持ち帰りという説明を受けたという声も上がっております。実際、今回の議案の補正の決議が出るまでは、なかなか知らせにくいという事情だとは思いますが、保育園へのお知らせは、いつされるのかということをまず最初にお伺いいたします。 318 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。子ども部長。 319 ◯子ども部長(中田秀幸君)  本予算の議決後速やかに、周知のほうはさせていただきたいと考えています。  以上です。 320 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。 321 ◯11番(森沢美和子君)  承知いたしました。  続けて質問をさせていただきます。実際に保育園にて、保護者が自分のお子様のおむつを持ち帰らなくて済むようになる実施はいつからかお伺いいたします。 322 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 323 ◯子ども部長(中田秀幸君)  実施の時期につきましては、各園の施設の状況ですとか、そろえなければならない、例えば、保管する容器の状況ですとか、それぞれ実情において異なると思いますので、しかしながら、速やかに実施をしていただくようには、強く要請をしていきたいというふうに考えています。 324 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。 325 ◯11番(森沢美和子君)  ちょっと答弁を曖昧に受け取ったんですけれども、では、4月1日以降も保護者は持ち帰ることがあるかもしれないということと理解してよろしいでしょうか。 326 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 327 ◯子ども部長(中田秀幸君)  すみません。そのようなことがないように準備を早急に進めていただきたいという趣旨で申し上げました。  以上でございます。 328 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。 329 ◯11番(森沢美和子君)  理解いたしました。  思いを受け止めるべきとのこの件、請願による賛否はありましたが、この決定を、まず、いち早く市民へ伝えることが私は大切であると思います。これまでの経過から、持ち帰りが当たり前だと思っている保護者もいる中、全保護者へ知らせることが私は最優先であると思います。  あと、実施に関しても、4月1日以降、速やかに開始ができるよう努力をしていただきたいと思います。  1点目は以上です。  次ですね、保育所等における送迎バスの安全対策支援事業費1億3,000万円についてです。  今の新井議員の質問から、安全装置等ということが何となくは理解はできたんですけれども、具体的にどのような対策なのかということが見えてきません。  お伺いいたします。送迎バス等、民間保育園等は、まず、具体的に送迎バス以外の安全対策というのがあるかということを伺わせていただきたいのと、民間保育所等は、実際に利用するのが何園あり、公立を除いた全園の数の大体何割ぐらいがこの対策支援事業経費を使うかということを教えていただけますでしょうか。 330 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 331 ◯子ども部長(中田秀幸君)  まず、送迎バス以外の事故防止のための設備ということで、例えばですけれども、GPSを利用した外出時の置き去りの防止のような機器、それとあと、園から園外に飛び出すようなことを防止する対策、また、午睡管理ですね、センサー等で、うつ伏せになった状態がないような、すぐに気づけるような、そういったセンサーを備え付けるようなものに使える補助金というふうにもなっております。  これらの補助金の対象としている施設は、市内認可保育所、民間ですね32、それと小規模保育が5、認証が9、認可外が13、病児保育が4、保育ママ1ということで、合計しますと64園を対象としております。それが掛ける単価200万円ですので1億2,800万円ということになります。  ちなみに、バスにつきましては、対象になるのは2台ということですので、単価100万円で200万円計上して、合計で1億3,000万という内訳になっております。  以上です。 332 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。 333 ◯11番(森沢美和子君)  すみません、一つだけ確認させてください。  そうしますと64園全ての認可園がこの経費を利用するということで理解してよろしいでしょうか。 334 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 335 ◯子ども部長(中田秀幸君)  そのとおりでございます。(「以上です。ありがとうございます)」と呼ぶ者あり) 336 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 337 ◯16番(池田としえ君)  私のほうからは、2点お伺いさせていただきます。  7ページの中段の個人番号カード、マイナポイントの件とですね、そこの7ページの欄と、21ページ、7ページの欄にも掲載してあります新型コロナウイルスワクチン接種の関連のもの、21ページが、これ、本ちゃんになりますかね、先に新型コロナウイルス、21ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業経費のことに関してお伺いさせていただきたいと思います。先にそちらのほうをちょっとやらせていただきます。  まず、1点目、お伺いしたいんですけど、この新型コロナウイルスワクチン接種事業経費に関しては、先般、第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会、これが2023年、令和5年の今月ですね、3月7日開催されました新型コロナワクチンの接種についてという項目の中で、今後の新型コロナワクチン接種の在り方についてというところで検討された内容のことだと思いますけれども、それ、間違いないでしょうか。 338 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。健康福祉部長。 339 ◯健康福祉部長(山下義之君)  今回のですね、令和5年度のワクチン接種につきましては、法令等で3月8日の改正に基づき実施するものでございます。  以上でございます。 340 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。
    341 ◯16番(池田としえ君)  3月8日なので、この7日開催のものの中にですね、今後の新型コロナワクチン接種の在り方についてということで、先ほど説明にあった4歳とかですね、初回接種の方のことも掲載されてあって、ここで検討された内容に準じてですね、全国的にこういった形で扱われているような次第になっているのかなというふうに思うんですけども。  そこの中で、3回目接種から4回接種、5回接種という形で、おおむね、私ちょっとこれ70ページぐらいあるものだったので、ちょっと本当にパソコンとかあったら、それ、ぱっと見て終わりなんですけども、さすがにちょっと七十数ページあったもので印刷してちょっと持ってこれなかったんですけれども、私の記憶とチェックによるとですね、3回、4回、5回と、おおむね、大体3,000万人単位で接種者が減っているというふうに見ました。  そういう現状にあるということと、日野市の場合はですね、3回目接種から4回目、5回目と、大体どういった動態になっているか、そこをお聞かせいただけますか。 342 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 343 ◯健康福祉部長(山下義之君)  日野市の状況でございますが、3回目の接種ですね、これ、5歳以上の方に限りますけれども、接種率がおおよそ71%、4回目が50%です。4回目以降は、12歳以上になりますが50%ぐらい、5回目が24%ぐらいでしょうか、といった状況でございます。  以上です。 344 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 345 ◯16番(池田としえ君)  国で、日本国全体の3回、4回、5回の推移と、日野市の現状というのは非常に似ているところがあるのかなというふうに思うんですけれども、随分大幅に減っていますね。71%から50%と、約20%、4回から5回といったら50%から24%、約半分になっておりますね。  こういった現状というのをどのように評価していらっしゃるのか、お伺いさせてください。 346 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 347 ◯健康福祉部長(山下義之君)  接種率の減少の状況について、細かく分析しているわけではございませんけれども、やはり接種回数が増えるにつれ、一定の副反応ですね、やはり避けたいというような思いのある方、特に、比較的若い世代の方については、そういった傾向があるのかなと思っております。  60歳以上の方に限りますと、かなりの高い接種率はキープしておりますので、やはり比較的若い世代の方が、そういった傾向にあるかなというふうに分析をしております。  以上です。 348 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 349 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  若い方と比較的高齢者の差というのは、情報を取るツールというのが、一つ何になるかというのが考えられるかなと、予測としては考えられるかなと思うんですね。  比較的若い方というのは、ネットとかですね、いろいろそういった意味では、テレビの単一の情報だけではない、多岐の情報を取れてきているわけですね。例えば、さすがに週刊誌で騒ぎ出した、やっとですね。そういったことで、副反応の実態というのがあらわになってきた。  また、これが当初、ほとんどの人があまり気がついてなかったんですが、基本的に、存在するワクチンで動物実験をやらないで人間にこんなに直接的にやったワクチンなんていうのは初めてなので、そういった実態、これはあり得なかったことなんだということに気がついてですね、おやめになられたり、フランスのですね、副大統領、ジャン・ラサール氏がですね、このように告白しているわけです。今回のワクチンというのは、安全性の確証が全くなかったので、フランスの副大統領ですよ、全くなかったので、世界各国の首脳や大統領は、打っているふりをしただけで、全く接種していないんだと。危機管理の実態というのがですね、表に出てきている。例えば、テレビだけを見ていると、まるでやっているようですけれども、日本でもありましたね、注射針が全く違う。筋肉注射と皮下注射と違うんですね。筋肉注射は1964年にほぼほぼ中止されて、皮下注射に変更しているんです。筋肉注射が大幅にやられた初めての事業というのが子宮頸がんのワクチンだった。ということはですよ、こんなに大多数の人に、ワクチンを接種するようになった初めての事業ですよね。ということは、やるお医者さんも初めてなんですよ。それで、もう裁判も起きたりしているわけです、誤接種で。そういった実態というのも、もうたくさんですよ、検索する気、調べる気でやると見えるんですけど、テレビでやらないとですね、分からない状況があるわけですね。  例えば、注射針も引っ込むんですよ、引っ込む注射針もある。それも使われていた方もいますよ。日本の国内においても。  驚くべき状況のことが起こり続けているということをですね、もうちょっと担当課もですね、注視していただく必要があるかなというふうに思うんです。  それで、もう今回のこの部会で検討されたことも、もう本当に驚くようにあきれたことが検討されているんですね。よろしいです、先ほど発言もございました、生後5か月から4歳のお子さんにはですよ、接種対象として従来のワクチンを打たせる。初回接種の民間医療者、例えば、私みたいにワクチンを接種していない人ですよ、接種対象者となっていて従来型のワクチンを打たせるんですよ。従来型のワクチンって分かりますか、3年も昔のやつですよ、なぜそれが効くんですか。  私のように責任を持って、これ何とかと、とんでもないことが起こっているといって分かる人はいいんですよ。接種しないと。危機管理を持って、もちろん自分だけじゃなくて、人様にまずやっていただきたくない。こう訴えられるやっぱり調査をする責任があるので、だけど何も知らない人はですよ、また案内とか来てですよ、打ってしまって、大変な状況になる。今、累積、表に出てきていませんけど、累積ですよ、ワクチン接種してから今日まで、超過死亡者数、30万人ですよ、30万人を超える勢い、これが実態なんですよ。  そういった中で、東京理科大学名誉教授の村上康文先生は、大勢の方がもう言い出していますけれども、もう最初からおっしゃっている方なので、そもそも変異の多いウイルスに、ワクチンを打つという戦略は間違いである。RNAウイルスはですよ、変異が激しいから、これノーベル賞を取った本庶先生も言っていましたよ。  だから、型が変わっちゃったら打っても効果がないんです。これ当たり前のことですよ。それを3年前の武漢型のワクチンを、また5歳の子に、まかり間違って打たせるわけですか。今、こういうこと決定しようとしているんですよ。百害あって一利なしだって、断定したお医者さんが大勢もう言い出しているんですよ。これを黙って何も知らないで進めているという、これ公職に就いている人のやることじゃありませんよ。  ワクチンで誘導した抗体は、最初の武漢株しか誘導しないため、そのまま変異したウイルスの抗体は全く誘導されないので効かない。こういうふうにもおっしゃっていますよ。もうみんな同じことを言っていますよ。駄目だ、やっちゃ駄目だ、危ないから。被害を受けるだけなんだと。そのときに、5分後に亡くなった方が、1人この間救済されましたけど、まだ、じゃんじゃんいるんですよ。当日亡くなったり、翌日、翌々日に亡くなることで、これ1か月の統計しか出していませんから、本格的に怖いのは1年、2年、3年たって、接種した人が、ある日、今回のように突然亡くなるんですよ。突然、あっという間に。これをですよ、子どもたちに勧めますか。やってはならないことですよ。  皆さん考えてくださいよ。担当課も。インフルエンザのワクチンでさえ年に1回しかやらないじゃないですか。そんなにワクチンを打ったら抗体依存性感染増強ADE、一番最初に私が申し上げた、いろんな感染症にとてもかかりやすくなるんです。具合の悪くなる人が多くなってくるんですよ。重ねてワクチンを打っちゃ駄目なんです。何か月に一遍打ちます。別のワクチンも打ったり、勧められたりしている方もいるわけです。  もうメッセンジャーRNAワクチンは、脂質ナノ粒子に包まれて分解されにくく作ってあるんです。その抗体自体が、要するに免疫抑制させる、ADEになりやすくなる。感染症にかかりやすくなって重症化するんですよ。自然免疫が抑えられてしまって何が起こり始めているか、自己免疫疾患、そしてターボがんです。がんに一気になって帯状疱疹なんかもそうです、なりやすいって、専門家のこの常識的なことを最初から言って、これはとんでもないことが起こるという先生たちが、いまだ声を酸っぱくしてですね、いろんなツールで、厚労省に出かけていったり、国会議員の方々にアクションを起こしたりして、何とかネットの情報に挙げられるぐらいなんです。なぜか、もうテレビは制圧されているんですよ、本当に。総務省でも問題になっていますけれども。  こういった状況の中で、なぜ3年も前のつくられて、もっと分かりやすく言うとですよ、生まれたばかりに着せる産着を、こんな大きくなって着る私が着れるわけがない。合致しないものを与えたって駄目なんだということなんですよ、これ当たり前のことです。にもかかわらず、今回ですよ、生後6か月から、4歳、初回もですよ、60歳以上の方にも勧めているって、これはですね、やはり何にも知らない方々に対して、本当に気の毒だというふうに思いますし、やってはならないことだというふうに思います。  ぜひですね、こういった事態というのを重視してですよ、こんなに超過死亡が増えるなんていうこともかつてないんですから、一度も。そこのところをもう少しですね、責任を持って進めていいものと抑制しなきゃならない、今の実態を見てあるじゃないですか。そこをどう考えられているか、ぜひ聞かせていただきたい。  そしてですよ、もう1点、例えばですよ、接種後の死亡者だけ、ちょっと登録した人の死亡者だけ拾っても81人もですよ、ファイザーのEX3617、この最悪のロットと呼ばれている、81人ですよ、表に出てきてカウントしただけでも亡くなっている人は、あり得ないんです、こんなこと。これを放置して、このファイザーのEX3617、このロットで亡くなった方、大勢ですよ、急性心不全、心肺停止、急性心筋梗塞、心不全、心臓突然死、鬱血性心不全、あっという間にばたっと亡くなってる方々が、このロットになるわけです。  しかし、このロットをですよ、問題としないで、有効期限を1年も延長して、また打たせてるという実態があるわけです。あまりにもずさん。これはですよ、やはり議会でもきちんとチェックして、せめて情報を市民の方に伝えていくという、そんな努力が必要だと思うんです。これね、副反応被害に遭ったら、一生駄目なんですよ。とっても重要なこと。どうお考えになっているでしょうか。 350 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 351 ◯健康福祉部長(山下義之君)  まず、1点目のお話でございますが、今回の一連のワクチンの接種につきましては、様々な厚生科学審議会での評価、そこでは、重症化の予防効果ですとか、感染発症予防効果が一定程度期待できるというお話ですとか、また、小児の関係で申し上げると、日本小児科学会の見解でもですね、発症予防のメリットはですね、副反応等のデメリットを上回るというような御判断をされているということも伺っております。  これ、もう再三申し上げていることでございますが、私どもの立場としてはですね、当然、メリット、デメリットはあるんだろうということを前提にですね、的確な情報提供ですね、今、議員から御指摘もありましたが、やはり情報の伝わり方がですね、世代によって違う部分もあるのかなというようなところも感じるところがありますので、可能な限り、ポジティブな情報と、一方で、ネガティブな情報についてもですね、必ずお伝えするというようなスタンスを保っていきたいと思っております。  以上でございます。 352 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員に申し上げます。質疑は簡潔にしていただき、円滑な進行に御協力くださるようお願いいたします。池田としえ議員。 353 ◯16番(池田としえ君)  私、以前もですね、ブースター接種の危険をですね、本当に訴えて、訴えて、数日後に病院職員の方が亡くなられました。私、本当に調べて、調べて、間違いのないように、ずっとこの3年間お伝えし続けているんですね。うそなんか言うわけないですし、皆さん、お進めになられるように挙手なさるのかもしれないけれども、一度でもこういうのを調べたことありますか。本当に副反応被害の恐ろしさというのは、自分が遭遇してみるか、自分の御親族が遭遇してみて、初めてこの恐ろしさというのに気がつくんですよ。転ばぬ先のつえに私たちはなっていかないといけない。私は、本当にそう思いますね。これは、武漢株を打っても百害あって一利なしですよ。こういうものですよ。  やっぱり提供する、その姿勢が本当に私は、まずい以外の何物でもない、こういうふうに思うんですね。ですから、本当にこの今の状況が危険で、なぜこういう状況が放置されているのかということが、いろんな政治的に連動して、今、岸田さんの、インドからですね、またウクライナのほうに行ったりとか、G7の中で何で一番最後に行ったのかと、彼がですね。本当に政治情勢というのをしっかりと見ていかないと、情報統制されている状況の中で、私たちが、例えば、圧倒的大多数のテレビとか、新聞とかから受け取る情報って本当に画一的なものなんですよ。画一的なもので人間の命を決められてはまずいわけです。  多角的にしっかりと見て、何でこの3年前の武漢のものを、じゃあ、何で変異株のワクチンを接種するようになっているんですか。それから考えても分かるじゃないですか。  しかも生後6か月から4歳ですよ、でもメッセンジャーRNAはですよ、もう本当に遺伝子が置き換わる論文なんかたくさん出ているわけです。本当に、ぜひですね、この危険なワクチンの実態をですよ、少しでも多くの方に知らしめて、御自身はもちろん、私、一番ここの人たちに一番打ってほしくないと思っているんですよ、本当に。だからずっと言って、ほかのところなんか情報を聞こえる人、少ないわけですから、本当に救っていきたい、この実態を理解していただきたい、本当に危険なものに手を触れていただきたくない、このように思うわけです。  しようがないので最後になりますけれども、どういうふうにしたらですよ、日野市は、こういった危険な状況というのを表にきちんと、責任ある危険な情報というのを出していただけるのでしょうか、どういうふうにしたら。 354 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 355 ◯健康福祉部長(山下義之君)  先ほど申し上げたとおり、ワクチン接種に伴うですね、今、危険なというような表現をされましたけれども、副反応ですとかですね、そういった被害等も発生する可能性はあるというようなことについては、可能な限り、ホームページ、あるいは、広報ですとか、ワクチンNEWSですね、そういったものを通じて発信をしてきたつもりですが、今まで以上にですね、その部分については、留意をして、情報発信に努めたいと思っています。  以上でございます。 356 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員に申し上げます。そろそろまとめていただき、円滑な進行に御協力くださるようお願いいたします。池田としえ議員。 357 ◯16番(池田としえ君)  協力しますよ。  それで、今のお話がございましたので、より工夫のある、この副反応の告知、このワクチンを本当に接種する必要があるかということもですね、ぜひ何らかの形で公表していただきたいということを強く切望します。  もう一つ、質問が、7ページの個人番号カード交付事業、マイナポイントの関連のことで、ここで出てきましたので、マイナンバーカードですね、それらのことについて少しお伺いさせていただきたいというふうに思います。  私たちは、総背番号制で、もう既にカードを持つ、持たないにかかわらず、背番号は全員国民に一人一つ番号がついていると思いますがその認識はよろしいでしょうか。 358 ◯議長(古賀壮志君)  市民部長。 359 ◯市民部長(青木奈保子君)  議員がおっしゃるとおりと認識しております。 360 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 361 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  番号がついているということと、やはりカードを持ったりですね、どういうふうに使われたりするかということは、またちょっと違うと思うんですね。例えば、マイナポータルなんかも今後、こういった事業を進めていく上でセットで考えていかなきゃならないことだというふうに思うんですけど、マイナポータルのことに関しても少し御説明いただけますでしょうか。 362 ◯議長(古賀壮志君)  企画部長。 363 ◯企画部長(高橋 登君)  すみません。ちょっと手元に資料ないんですけれども、マイナポータルにつきましては、マイナンバーカードを利用して、自分の情報が何があるのかとか、または、その情報のやり取りがどういう機関からどういった機関にやり取りがあったのか、その先には、いろんな電子申請みたいな仕組みも、そこには実装されるかなと思ってございます。  以上でございます。 364 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 365 ◯16番(池田としえ君)  ここで連動して、これもですよ、閣議決定で、驚くなかれ、ひもづけされた情報というのが出ていくというようなことが明らかになっていますね、健康保険証を顔認証、そして運転免許証、そしてお金に関する預金のひもづけもされているわけですけれども、そうなってくると、マイナポータルがどういうふうな規定になっているかということも併せ持ってチェックしていかないと、知らなかったわということじゃ済まされないというふうに思うんですけれども、このマイナポータルの規約の3条、4条、11条というのは、もうほぼですね、私たちの情報というのが自分たちに自由にならない。  例えば、第3条では、自己責任で利用したものでも、デジタル庁はですよ、どういうことになっても、デジタル庁は保証しないとかですよ、政府が情報漏えいさせてもですね。第4条では、自分が登録したものに関しては政府が自由に使っていけると。内閣総理大臣に対して、事項について、要する同意したとみなすと、このような規定があったりですね、第11条では、金融機関に口座情報を照会することについても同意したこととみなすと、こういったような利用規約というのがついているわけです。  こういったことはですよ、登録した個人情報というのが、これ、悪意ある第三者に悪用されても、これ全部自分で同意したことじゃないかというふうな評価もされるというような状況にあるわけですね。しかも、こういうことが国民レベルで議論される、この議会でさえですよ、指摘されることもなく、これ、閣議決定されて、ずんずん進んでいこうとしているわけですよ。そういった状況の中で、こういった事故案件も起きている。先ほども申し上げましたけど、練馬で、こういうものをつけて出してしまっている。  こういう本当に驚くようなことがですね、何のチェックもなく進められてこようとしている、全て、今、私がお話しした案件というのは閣議決定して進んで、要するに民主主義とちょっと全然違う角度で、国会でも、どこでも審議されないで進んでいってる状態というのは、非常に私は危険だというふうに思っているわけですけれども、その辺りというのを担当課、どのように、こんなに急激にですね、2万円をつけて進んでいって、こういったことを検討して、本当に導入していいものかどうなのか。高齢者なんか、カードなんか持ったりしたら、紛失、海外でも驚くようにもう問題になって、ほぼほぼやめているというのが先進国の状況ですよ。そういう中で、日本がなぜ、日本だけ、今、こんな形でお金をつけてはやし立てられて、海外でそういった事例があって失敗してやめているのにもかかわらず、やらされているのか、やらなきゃならないのかということをどのように評価しているかということは、やはり冷静になって、私たちは議論していかなきゃいけないと思うんですよ。だって日野市民が被害を被っていくという事案なので、それをどういうふうに考えていますか。(発言する者あり) 366 ◯議長(古賀壮志君)  市民部長。 367 ◯市民部長(青木奈保子君)  マイナポイント第2弾の期間中に保険証機能などの報道があったことから、より一層多くの方々が申請されまして、申請件数で言えば、もう7割を超えているような状況です。  今後の利用ですけれども、安全に市民の利便性が向上することであれば、活用する意義はあるのかなというふうに考えております。  口座なんですけれども、今までは、還付金について、口座の登録をお便りを出してお願いしていました。市では、電話では、そういうことはしませんので、必ず通知が出て返してもらうんですが、そういったようなことも、登録口座でよろしいですか、はい、いいえというようなことで済ませることができるようになりつつあると思っています。そのようになれば、今、もう絶大なる被害が出ている還付金詐欺みたいなことも防げるようになるのかなというふうに、安全に利用できる部分も十分にあるかなというふうには思っております。  以上でございます。 368 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 369 ◯16番(池田としえ君)  もちろん利便性が高まることによって便利になる面というのは確かに認めますし、分かるんですけれども、それ以上にですね、いろんな情報が例えば持っていかれて、カナダでもですね、ブラジルでも、例えば、ブラジルなんかは、もう預金口座を抑えて言論を封殺するとかですね、そういったことが実際行われています。カナダでもそうですよ。ほかの国でもですね。  思わぬ、まさか国がこんなことするわけないということが、もうずっと起きているのがコロナからなんですね。(発言する者あり)もう終わります。そういうところをですね、やはり注意深く見ていくということが必要だと思うので、安易な利便性に足をすくわれるのではなく、本質的に何が起こっていくかということを、よく担当課が注視しながら、少し普及のあんばいも含めてですね、見せていただきたいなというふうに思います。  以上です。 370 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 371 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後6時10分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後6時41分 再開 372 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。有賀精一議員。 373 ◯9番(有賀精一君)  2点について質問いたします。  まず最初に、17ページ、説明の2の一般管理事務経費で報償費16万5,000円のことについて。  もう一つは、池田議員と少し重なりますが、21ページのワクチンのことについて。  最初に、ワクチンのことでお伺いしたいと思うんですけれども、超過死亡、これ、問題になっていまして、理由が分からないというか、厚労省も説明していない。この問題についての認識、簡単で構いませんので答えていただきたいというのと、もう一つは、副反応で亡くなられた方が相当数100名を超える方が、恐らく今回、国が認めたんじゃないかと思いますが、その辺についての認識も、数も含めて、お願いします。 374 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。健康福祉部長。 375 ◯健康福祉部長(山下義之君)  まず、超過死亡についてでございますが、厚生労働省のですね、科学研究班によりますと、超過死亡の原因について、新型コロナを直接の原因とした死亡だけではなく、新型コロナの流行による間接的な影響、それから、新型コロナとは直接関係しない死亡も考えられ、それぞれが超過死亡にどの程度影響しているかについては明らかではないと、この研究班において示されておりまして、私どももですね、これを分析するだけの能力はございませんので、基本的には、この見解に沿ってということで考えております。  それから、副反応被害の死亡の関係でございますけれども、すみません、ちょっと私の手元にある資料ですと、3月のですね、今月14日現在の予防接種の健康被害救済制度の申請件数等々あるんですが、その中ではですね、死亡一時金の認定件数が41件というものを私の手元には資料としてはございます。  こちらについても、国のほうではですね、予防接種法の規定に基づいて、ワクチンの接種後に生じ得る副反応を疑う事例について、因果関係が不明な場合も含めて医療機関等に報告を求めていると、広く情報収集しているということでございます。  その報告内容については、厚労省の審議会に報告をして専門家での評価を行っているというふうに理解をしております。  以上でございます。 376 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 377 ◯9番(有賀精一君)  ワクチンの問題というのは、非常に複雑な問題もあるんですけれども、私自身は一般質問で、過去に、インフルエンザワクチンもいかがなものかということで質問をしたこともありまして、今回のコロナの問題もですね、やっぱり第5回目については、もう20%、二十数%ということで、接種も下がってきているということで、ワクチンの問題については、今後の検証も必要と思います。  確かに、機関委任事務ということで、国の言うことをやっぱりやらなければいけないという側面もあるんでしょうけれども、やはり副反応の問題にもですね、しっかりとやっぱり目を向けていただきたいと思います。  次、例の訴訟の絡みで、弁護士謝礼ということなんですが、これ、弁護士というのは、ちょっと市民裁判でやっている病院とか、区画整理の問題とも絡むんですけれども、これはどういう弁護士にお願いをしたんでしょうか。  また、着手金とか、そういうものというのはどうなっているのかとか、その辺も分かったら、お願いしたいと思います。 378 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 379 ◯子ども部長(中田秀幸君)  今回、控訴のための委託をお願いしている弁護士は、一審の弁護士と同じ方にお願いをします。  着手金は、たしか77万円だったというふうに記憶しております。  以上です。 380 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 381 ◯9番(有賀精一君)  一審のというと、例のあれですか、元第三者委員会か何かの何でしょうか。ちょっとお答え願いますか。 382 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。
    383 ◯子ども部長(中田秀幸君)  そのとおりでございます。 384 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 385 ◯9番(有賀精一君)  すみません、奥野議員もですね、この問題については、利益相反の問題でしたよね。ちょっといかがなものかと。第三者委員会の弁護士が、日野市の側についてやるというのはちょっとおかしいんじゃないかということで、私たちの市民裁判の弁護士からも、この問題についてはどうなのだということが言われているんですが、その辺についての認識はいかがですか。 386 ◯議長(古賀壮志君)  子ども部長。 387 ◯子ども部長(中田秀幸君)  市としましては、利益相反等、そういった問題はないというふうに認識をしております。  以上です。 388 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 389 ◯9番(有賀精一君)  ただ、私どものですね、市民裁判の弁護団の認識からすると、おかしいのではないかということを言われているんですけれども、これは、今日ここの場であまり論議しても時間がかかる問題なので、一応置いておきます。  どうもありがとうございました。 390 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 391 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 392 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。新井ともはる議員。 393 ◯4番(新井ともはる君)  保育所における移送バス等の安全対策について意見を述べさせていただきます。  こちらは、令和4年9月に静岡県牧之原市の認定こども園で、当時の3歳の幼児が送迎バスに置き去りになった事件を受けて、送迎バスの安全対策の設置、また、並びに、園外、園内の活動の置き去り、飛び出し等の事故の防止、午睡の事故防止のためのそういった支援をですね、するというものでございます。  装置のですね、設置の対応だけではなくて、人による安全管理の徹底も引き続き実施をしていただきたいと思っています。先進事例の取組としまして、鳥取県や福岡県では、保育士だけでなくてね、運転手、パートの職員も含めて、全職員を対象としました安全管理研修等の実施もされているということでございます。  また、子どもがですね、自らSOSを発することができるような取組をぜひお願いしたいと思っています。具体的に言いますと、富山市の事例では、幼稚園に通う園児がバスに取り残されたという前提で、子どもたちにクラクションを鳴らせる、そして、助けを求める訓練を実施をしたということでございます。参加をされたですね、園児のほうに聞きますと、ほぼ全員の園児がですね、初めてクラクションを鳴らしたということでございます。  また、その訓練で、実際園児にクラクションを鳴らせたりするんですけど、最初は、やはりですね、力が弱かったりとか、また鳴らし方が分からなかったりとか、また園児によっては、やっぱり両手で押したりとか、体重をかけなければ鳴らないというふうにありまして、そういったやり方を教わることによって、しっかり音を鳴らすことができたということもございますので、園児には、体験をしながら、そういった訓練をする、重要性も必要なのかなと思っています。  また、今回のこの施策によってですね、そういったバス以外のものもですね、いろいろと取組としてできるのかなと思っています。  午睡チェックセンサーも対象になるということで、大変その現場の方に聞くと、子どもたちがちゃんと午睡で寝返りをしているかどうかというのも、チェックするのも大変だというふうに言われていまして、そういった保育士もいろいろ多忙ですから、そういった負担軽減にも結びつくと思いますし、また、ブルートゥースを使った取組の中ではですね、園内の各部屋に何人ぐらいいるかとか、また、どういった移動をしたのかとか、また、腕時計型の端末を介してやりますと、脈拍数だったりとか、またストレスなんかもですね、ストレス値なんかといったを、生体データも取れるということでございまして、園内のカメラと併せますと、いろいろな園児の行動だったりとか、また園児のいろんな、この間、市内でも事故が、事件があったかと思いますけど、そういったものにもですね、事前に把握できるものになるかなと思っています。  こういった取決めもですね、初めてのことでございますし、また、いろんな機器を使うことによって、いろんな可能性も出てくるかなと思っています。そういったものも併せて、調査研究をですね、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  以上でございます。 394 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 395 ◯16番(池田としえ君)  令和5年度日野市一般会計補正予算に関して、反対の立場で意見を申し上げます。  先ほど質疑の中でもお話しさせていただいたように、このマイナンバーカードに対するですね、国民的議論というのは、まだ全くどこの分野においてもなされていないということ、非常に危惧を感じているところです。日野市としてもですね、ただ、単に国に誘導されるというだけで、情報をどのように出していくかということも含めて、まだまだ検討しなければならない状況があるのではないかなというふうに思う点が1点。  そして、ワクチンのことに関しては、先ほど来、るるお話し申し上げましたけれども、先般、これももう大分前ですけれども、世界ワールドフォーラムですね、このワクチンの導入をもともと決めた先ですよ。その製薬会社のバイエルが、こういうふうにトップが言っています。今回のこのワクチンというのは、実はワクチンじゃなくて治療に当たると。メッセンジャーRNAの細胞、その遺伝子に対する治療だと。2年前だったら、遺伝子治療のためにあなたたち注射をしますかと言ったら、95%の人は拒否しただろうと、このように言っているわけですね。最後に何て言ったか。宣伝方法を変えたらこうやってすることができると、このように言っているわけですよ、これも、実際しっかりと記録も残る。まだ、今でも何でも見れます。  そういう意味ではですね、今回、本当に世界的な規模で、大変な事例が起こっているということを、もう少し国民的、そして市民ともですね、共有していく中で、こういった事案というのは、慎重になっていかなければいけない。  日野市では、本件で失われた命があるわけです。そういった失った命に関わる、この尊厳を尊重するという趣旨からも、まず、このワクチンを推進する姿勢に断固反対し、補正予算に対する意見といたします。  以上です。 396 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 397 ◯9番(有賀精一君)  補正予算に、賛成の立場での意見を述べたいと思います。  ワクチンの問題では、先ほどから池田委員のほうからもいろいろと意見がありますが、私自身も非常にワクチンの問題では懐疑的でございます。  ただ、機関委任事務を日野市が受けないということはなかなかハードルの高いことだとも私自身は思っていますし、副反応の問題、それについてはホームページを通じてと言っていますが、他の自治体に先駆けてその問題について周知をしていただけるような取組をしていただきたいとも思っています。  ワクチン接種の率も下がってきていますし、ワクチン、ワクチンという状況では、今の状況もなくなってきていると私は考えておりますので、その辺の特段の配慮をお願いしたいということを付け加えて、賛成の意見といたします。 398 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 399 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 400 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第35号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 401 ◯議長(古賀壮志君)  これより議員提出議案第2号、新型コロナウイルス感染症の後遺症の方々の日常を守る取り組みの強化を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。峯岸弘行議員。 402 ◯18番(峯岸弘行君)  議員提出議案第2号、新型コロナウイルス感染症の後遺症の方々の日常を守る取り組みの強化を求める意見書でございます。  案文はお手元にある資料のとおりです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 403 ◯議長(古賀壮志君)  本件について御意見があれば承ります。池田としえ議員。 404 ◯16番(池田としえ君)  基本的にですね、この内容自体に関しては、人々を助けていくという意味では、当然賛成するわけなんですけれども、これ私、ぱっと見てですね、すぐに分かりました。この記にある1、2、3、これ全てですね、ワクチン接種後の全国的な副反応に苦しむ方々の治療です。  この例えば、2番に記されているBスポット療法というのは、子宮頸がんのワクチンのときに非常に全国的にも著名に、子どもたちを助けた堀田修先生、この本、「道なき道の先を診る」という本を書かれた、Bスポット、非常に上手な先生、ここの先生のBスポット療法のことを書いてあるわけです。  そして、表題を見ると、新型コロナウイルス感染症の後遺症と書いてありますけれども、国民の圧倒的大多数は、まず接種をしています。症状が接種をして出ているということはですよ、むしろ予防されていれば、症状は出ていないわけですから、ワクチン接種後の副反応被害の症状がもう顕著です。慢性疲労症候群なんて、この本をまず一読されることを、ここに書いてある日本のトップのお医者さん、しかもここにはですよ、なぜ堀田先生が、このBスポットに出会ったか。子宮頸がんのワクチンの副反応、ワクチン接種後の大勢の子どもたちが来て、私もここの先生のところを紹介している。その旨も書いてあります。非常に全国的にも、Bスポット療法では、最高の実施の権威の医者でございます。  そういった意味で、3番目の自己免疫疾患なんていうのは、このファイザーもモデルナも、接種後の副反応に自ら書いているんですから。慢性疲労症候群、Bスポット療法、自己免疫疾患、1、2、3そろって、ワクチン接種後の副反応被害の治療法の一つであるわけです。  その辺のところもですね、ワクチン接種がどれくらい広がっているか、その辺りも勘案しながら、やはりしっかりと現場の状況、被害に遭われている方々の状況というのはチェックしていきながらですね、やはり前に、情報共有をしながら進んでいかなければならないというふうに思います。  本件に関しては、賛成はしますけれども、実態は、そういうことだというふうに私は判断できると思います。  以上です。 405 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 406 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 407 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第2号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 408 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。日程第36、議員提出議案第3号、保育士配置の最低基準の引き上げと保育予算の大幅な増額を求める意見書については、本日の日程から削除いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 409 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、日程第36は本日の日程から削除することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 410 ◯議長(古賀壮志君)  本日の日程は全て終わりました。  これをもって令和5年第1回日野市議会定例会を閉会いたします。             午後6時59分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...