二宮町議会 > 2023-03-15 >
令和5年第1回(3月)定例会(第15日目) 名簿
令和5年第1回(3月)定例会(第15日目) 本文

ツイート シェア
  1. 二宮町議会 2023-03-15
    令和5年第1回(3月)定例会(第15日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和5年第1回(3月)定例会(第15日目) 本文 2023-03-14 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 289 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 2 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 3 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 4 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 5 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 6 : ◯政策部長【志賀道郎君】 選択 7 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 8 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 9 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 10 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 11 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 12 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 13 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 14 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 15 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 16 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 17 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 18 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 19 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 20 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 21 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 22 : ◯政策部長【志賀道郎君】 選択 23 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 24 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 25 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 26 : ◯町長【村田邦子君】 選択 27 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 28 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 29 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 30 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 31 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 32 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 33 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 34 : ◯町長【村田邦子君】 選択 35 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 36 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 37 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 38 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 39 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 40 : ◯政策部長【志賀道郎君】 選択 41 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 42 : ◯8番【浜井直彦君】 選択 43 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 44 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 45 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 46 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 47 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 48 : ◯教育部長【椎野文彦君】 選択 49 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 50 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 51 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 52 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 53 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 54 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 55 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 56 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 57 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 58 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 59 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 60 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 61 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 62 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 63 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 64 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 65 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 66 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 67 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 68 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 69 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 70 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 71 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 72 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 73 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 74 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 75 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 76 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 77 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 78 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 79 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 80 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 81 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 82 : ◯教育部長【椎野文彦君】 選択 83 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 84 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 85 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 86 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 87 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 88 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 89 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 90 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 91 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 92 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 93 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 94 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 95 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 96 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 97 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 98 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 99 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 100 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 101 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 102 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 103 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 104 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 105 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 106 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 107 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 108 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 109 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 110 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 111 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 112 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 113 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 114 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 115 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 116 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 117 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 118 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 119 : ◯教育総務課長【下條博史君】 選択 120 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 121 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 122 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 123 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 124 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 125 : ◯教育長【森 英夫君】 選択 126 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 127 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 128 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 129 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 130 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 131 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 132 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 133 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 134 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 135 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 136 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 137 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 138 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 139 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 140 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 141 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 142 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 143 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 144 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 145 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 146 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 147 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 148 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 149 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 150 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 151 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 152 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 153 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 154 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 155 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 156 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 157 : ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 選択 158 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 159 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 160 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 161 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 162 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 163 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 164 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 165 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 166 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 167 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 168 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 169 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 170 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 171 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 172 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 173 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 174 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 175 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 176 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 177 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 178 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 179 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 180 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 181 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 182 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 183 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 184 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 185 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 186 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 187 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 188 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 189 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 190 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 191 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 192 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 193 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 194 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 195 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 196 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 197 : ◯高齢介護課長【田邊綾子君】 選択 198 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 199 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 200 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 201 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 202 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 203 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 204 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 205 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 206 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 207 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 208 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 209 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 210 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 211 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 212 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 213 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 214 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 215 : ◯5番【渡辺訓任君】 選択 216 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 217 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 218 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 219 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 220 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 221 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 222 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 223 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 224 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 225 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 226 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 227 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 228 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 229 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 230 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 231 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 232 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 233 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 234 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 235 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 236 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 237 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 238 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 239 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 240 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 241 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 242 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 243 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 244 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 245 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 246 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 247 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 248 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 249 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 250 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 251 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 252 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 253 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 254 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 255 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 256 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 257 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 258 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 259 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 260 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 261 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 262 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 263 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 264 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 265 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 266 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 267 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 268 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 269 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 270 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 271 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 272 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 273 : ◯都市部長【宮嶋智也君】 選択 274 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 275 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 276 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 277 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 278 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 279 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 280 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 281 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 282 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 283 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 284 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 285 : ◯生活環境課長【安藤好幸君】 選択 286 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 287 : ◯6番【小笠原陶子君】 選択 288 : ◯議長【根岸ゆき子君】 選択 289 : ◯議長【根岸ゆき子君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                             午前9時30分 開議 ◯議長【根岸ゆき子君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  また、本日、手話通訳を導入いたしますので、手話通訳者が議場内におりますことをご了承ください。手話通訳者が通訳できますよう、質問及び答弁はゆっくり、そしてはっきりお話しくださいますようお願いいたします。  質疑、応答時間が長時間となる場合には、途中で休憩を入れさせていただくことをご了承ください。  ────────────────────────────────────────────  日程第1 一般質問 2: ◯議長【根岸ゆき子君】 日程第1「一般質問」を行います。  通告順に従い、これより質問を許可いたします。 3: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。                  〔8番(浜井直彦君)登壇〕 4: ◯8番【浜井直彦君】 浜井直彦であります。おはようございます。  何分不慣れな点がございます。お聞き苦しい点あろうかと思いますが、ご容赦願いたいと思います。  質問の冒頭に当たりまして、先月、2月6日に発生いたしました、いわゆるトルコ・シリア大地震におきまして、亡くなられた方が両国合わせて5万人を超えるという甚大な被害が発生しております。時間がたちましたけれども、お亡くなりなられた皆様にはお悔やみを申し上げますとともに、被災し、いまだに避難生活を余儀なくされている多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  また、避難生活が長くなり、被災者の心のケアが課題となっていると報道でお聞きしています。特に子供の心のケアは重要で、ストレス障がいを発症するおそれがあると心配されています。支援が行き届き、一日も早い復旧と復興とともに、平穏な日常が取り戻せますことを心より願っております。  また、東日本大震災より12年という節目に当たります。二宮町におきましても、昨日の質問にもありましたとおり、被害が少しでも防げますように、万全なる準備を努めていただきたいと願っております。  それでは、議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  町の地域公共交通の現状と今後について。  二宮町内における公共交通移動手段としては、バス、タクシーなどが挙げられますが、マイカーの普及と利便性等、公共交通の利用者数減少などにより、バス運行本数の減便や運行ルートの見直しなど、町民の移動機会の不便さが潜在的にも増しつつあります。
     高齢化社会を迎えた今、健康な体や足腰を自ら保つためにも、また、快活な生活とともに移動する手段が必要不可欠です。何より、買物や医療機関などへの移動を助ける公共交通手段の整備は欠かせません。  町ではコミュニティバス、福祉バスの試験運行を始め、平成21年度から本格運行とし、その後、様々な見直しを経て現在に至りますが、町民からは、高齢になる自分たちへの移動の不安、また、これらの問題から二宮町での生活を心配する声を聞きます。町では地域公共交通の現状をどう考え、これからの超高齢化社会の中で選ばれる町と進めていくのか、伺います。  1、町として、交通事情や公共交通をどう考えるか。  2、コミュニティバス、運行ルート以外の交通弱者について。  3、高齢運転者の免許証返納後の町の対応。  4、既存の交通システム以外の検討はあるのか。以上、よろしくお願いいたします。 5: ◯議長【根岸ゆき子君】 政策部長。 6: ◯政策部長【志賀道郎君】 それでは、浜井議員の一般質問について要旨に沿ってお答えいたします。  初めに、要旨の1、町として交通事情や公共交通をどう考えるかについてです。  二宮町は、JR二宮駅を中心に、国道1号及び県道71号秦野二宮線と近隣自治体とつながる路線が充実しており、同規模の自治体に比べて路線バス等の交通網は充実しております。一方で、人口減少の影響を受けて運転手不足や、新型コロナウイルス感染症等も影響した公共交通利用者の減少などによる全国的な路線バス等の減便、廃線は、二宮町にも影響を及ぼしており、徐々に減便が進み、町の交通事情も悪化していると認識しております。また、今後も高齢化により自力での移動が困難な方々が増えていくと考えております。  次に、要旨の2、コミュニティバス運行ルート以外の交通弱者についてです。  公共交通施策における交通弱者とは、公共交通機関の利用が困難な土地に住んでいたり、自家用車が利用できなかったりすることで、交通手段に制約がある人を指しています。また、交通不便地域とは、半径1キロメートル以内にバスの停留所や鉄道の駅がない地域のことで、二宮町には交通不便地域はありません。  現在のコミュニティバスは、国が特例で認めた富士見が丘1丁目の秋葉神社付近と釜野トンネル上の2か所にお住まいの、いわゆる交通弱者の生活の足を確保しつつ、既存バス路線を補完するものとしてルートを設定し、運行しております。  一方で、交通事情の悪化や、全町的な、高齢化により既存のバス停までも移動することが困難な高齢者、障がい者の方々といった広い意味での交通弱者対策については、何らかの取組を展開する必要性が出てきていると考えております。  なお、現在、福祉施策として、在宅のおおむね65歳以上の下肢体幹が不自由な要介護、要支援高齢者で、寝たきり、常時車椅子を使用、または、介護人の付添いがなければ外出できない高齢者の方々を対象に、1回の乗車で500円を助成するタクシー券を1か月に2枚、年間最大24枚交付しています。また、同様に障がい者の社会参加を目的としたタクシー券の助成も行っています。  次に、要旨の3、高齢運転者の免許証返納後の町の対応についてです。  自家用車での外出が中心だった方は、バスの行き先や運賃の支払い方など、乗り方そのものが分からない方も多いようです。そのため、町では、地域の要望に応じて職員が地域の通いの場に出向き、現在の町の交通事情をお話しするとともに、地区ごとのお試しお買物ツアーを提案するなど、公共交通に慣れていただくためのお手伝いをしております。  また、グーグルマップや乗換え案内アプリで、鉄道や路線バスと合わせ、二宮町コミュニティバスも組み合わせたルート検索をすることが可能になっておりますので、このような便利な機能があるということについても、地域の通いの場やスマホ教室といった場を活用し、説明と周知に努めてまいります。  そして、実際に免許証の返納に踏み切った方には、返納後、1年以内に運転経歴証明書等を役場に提示することで、コミュニティバス乗車時に運賃100円引きとなるニーノ手形、12か月分の引換券をお渡しするほか、75歳以上の方など条件を満たす方については、3,000円の差額をご負担いただくことで運賃が無料になるミーヤ手形、12か月分に変更をしていただくことが可能になっております。  最後に、要旨の4、既存の交通システム以外の検討についてです。  令和5年度は新しい地域公共交通計画を策定してまいりますが、交通事情の悪化や高齢化の進展による新たな課題を踏まえ方向性を示すとともに、5年間の計画期間の中で結論が出せるよう、新しい交通システムの導入も含めた検討を進めてまいります。  また、現在のタクシーの助成券などについても、さらに使いやすくなるよう課題に対応した検討を進めるとともに、富士見が丘1丁目のほほえみの会や移動ボランティアグループおーるうぇいずなど、地域の助け合い活動のボランティアや、介護の担い手育成にもつながる福祉有償運送等運転者講習会を継続的に開催するなどして、移動手段の確保を進めてまいります。以上です。 7: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 8: ◯8番【浜井直彦君】 ありがとうございます。  それでは、1つずつ確認をさせてください。  1つ目です。  町の交通事情、公共交通、二宮町も都心のベッドタウンとして人口が増えてきた中で、通勤通学時間帯に駅を利用する方、また、その駅の送迎のためのマイカーを利用する方などで、非常に駅周辺は混雑をしてきたと。そんな中で、北口通り商店街においては、バスの一方通行化や一般車両の時間帯通行規制の導入、そして、また、駅前ロータリーの改良などをしながら、歩行者または自転車などの安全確保をしてきています。  今後の新庁舎、あるいは、駅周辺公共施設再編計画などにより、これらの北口通りに関しては影響を受ける場所等も多く存在すると思います。これらの影響で、道路の新設、あるいは拡張などの計画はあるのか。また、新型コロナウイルスまん延防止などで、テレワーク導入など労働者の勤務形態の変化、また、働き方改革などにより、通勤通学の公共交通利用者の減少を考慮した乗り物の減便が多くの事業者で進められています。  これからの町の公共交通、サービスレベルはどのように維持されていくのか、改めまして、町の考えを教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 9: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 10: ◯都市部長【宮嶋智也君】 私のほうから、道路の新設ですとか改良というお話があったので、少しお話をさせていただきたいと思います。  今現在、議員おっしゃったように、これまでいろいろ交通規制等によって、できるだけ駅前の安全を確保しようということで進めてきました。その進めてきた経緯は、やはり新たな道路を造るですとか、道路の位置を改良するというと、なかなか用地買収ですとかそういったものも出てくるので、なるべくそういったことがないように、今、住んでいる方にあまり影響を与えないような形で、交通規制等で安全を図ってきたという経緯があります。  今後、新庁舎ができ、駅前の施設ができ、状況が変わってきたときには、もちろんその状況を精査していろいろ考えていかなければいけないと思いますけれども、やはり、まずは交通規制等で、なるべく今お住まいの方に影響を与えないようなことを考えていくのが一番になるかなというふうには考えています。 11: ◯議長【根岸ゆき子君】 企画政策課長。 12: ◯企画政策課長【神保和美君】 確かに議員さんのおっしゃるとおりに、今、テレワークですとかコロナの関係で、バスの利用とか電車の利用も少なくなっていて、事業者のほうで減便している、実際そういうふうにバスなんて町の中でも減便が進んでおります。  そもそも乗っている人が少ないから減便になってしまうというのもありますので、その辺は乗っていただかないと始まらないところもあるんですけれども、そこは、また、事業者等ともちょっと促進していくということを検討していかないといけないかなと思っております。以上です。 13: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 14: ◯8番【浜井直彦君】 現状、例えばコロナウイルス等々で、想像もしていなかったような事情によって社会が変化していくということで、減便、大変残念なんですけれども、今後、すぐにはコロナ禍以降、回復する見込みはないというような話も出てきておりますけれども、結構、これで実際困っているよというお声を聞く方も多いと思います。町としては、今後のこれらの動きを十分に見ていただいて、また、町の改善、改良を進めていただいて、2番目以降の内容に移らせていただきたいと思います。  町のコミュニティバス、運行ルート以外の交通弱者ということですが、公共交通の先ほどの話もありましたけれども、利用者の減少などで交通産業として交通事業者が事業を維持できないという状況が発生してきており、交通事業者に任せておけば必要なサービスが住民に提供されるという時代が、段々過去のものとなってきているように思います。  町ではコミュニティバスを平成21年度から本格的に運用し、そして、検討を重ねながら交通不便地域の補完をしております。しかし、コミュニティバスが通行している道路、これは、片側1車線の幅の広い主要道路だけであり、それ以外の地域に住んでいるバスも運行しない地域住民が圧倒的に多く、日常生活する上で、買物や通院などの基礎的な生活を支える移動にも、大変不自由している高齢の単身世帯の方々の声を多く聞きます。  先ほど答弁の中でも、交通不便地域はないというような話もありましたけれども、コミュニティバスなどの移動手段を確保するにも相当なる費用が発生するということは理解しますが、町民が快活で豊かな生活を送る上で必要な社会インフラの1つでもあると思っております。  小さなお子さんを連れた保護者の方や体の不自由な方、そして、買物帰りの荷物を持った高齢者など、配慮できる、かゆいところに手が届く交通施策をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 15: ◯議長【根岸ゆき子君】 企画政策課長。 16: ◯企画政策課長【神保和美君】 今の町のコミュニティバスなんですけれども、今のバスは、やはり交通不便地域の補完と路線バスの通っていないところの補完ということで走らせています。あと、なので今、交通不便地域の方と福祉施策とは分けて考えてやっておりますので、なので、今は福祉の施策の部分は地域の方のボランティアとかにお願いしている部分になってくると思います。  ただ、今後は、やはり議員さんおっしゃるとおりに、高齢者の方とかなかなかバス停に行くまでも大変だというような方も今後増えてくると思いますので、そういった福祉的なことも考えていかないといけないなと思っております。  あとは、今、コミバス、よく大きい道路じゃなくて、小さい道路を走らせて回っていけばいいんじゃないかというお話もよく聞きます。町民の方から。それは、やはり小さいバスで行くこともできるんですけど、やはりそうすると今度、人件費がかかってきます。運転手さんを増やさなければいけないということで、バスが小さくなれば安くなるんじゃないかというような、皆さん、思っていると思うんですけれども、バスの車体の維持とかいうよりも、運転手さんを雇って走らせていただくほうのお金がかかってきますので、その辺も福祉施策として今後どうしていくかというのは、今後、また交通計画のほうも策定していきますので、その中でこれからどういうふうなものを、今のコミバス以外のものにしていくにはどうしたらいいかというのは、今後、検討して、どういったものが一番いいのかというのは考えていかないといけないなと思っております。以上です。 17: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 18: ◯8番【浜井直彦君】 そのコミュニティバスでありますけれども、いろいろなアンケート等々をして皆さんの利用の声も聞いておるようですけれども、それらのお声の中で、今現在、多いこと、また、いろいろな報告書にも出ておりますけれども、利用者等々の推移も確認としてお聞かせ願いたいと思います。 19: ◯議長【根岸ゆき子君】 企画政策課長。 20: ◯企画政策課長【神保和美君】 アンケートでやはり多いのは、コミュニティバスが通っていない地区から通してほしいというようなお話はよく聞きます。あとは、バス停からやはり遠いので、バス停に行くまでも大変だというようなお話も聞きます。  あと、利用者の推移なんですけれども、コミバス、平成29年の10月に大きな改変をしています。そのときには1日大体乗り降り、延べ人数で90人ぐらいは乗っていたんですが、やはり令和2年1月からのコロナの関係で利用者は減りました。1日50人とか60人とかというときもありました。令和3年度になって、大体、前の80人ぐらいに戻ってきて、令和4年度は、今の段階では、1日の乗り降りする延べの人数で大体85人ぐらいに戻っております。午前中が満車というようなときもあるように聞いております。以上です。 21: ◯議長【根岸ゆき子君】 政策部長。 22: ◯政策部長【志賀道郎君】 ちょっとアンケートの結果、補足をしておきたいと思います。  ちょっと私の手元にあるのが、令和2年度のアンケート調査結果というのを持っているんですが、そこでこのアンケート自体、地区満遍なく、しかも無作為に1,000件送付しておりまして、回収されたのは421、42.1%ということで、400という数字が二宮町の場合、集まりますと、アンケート結果として統計学的にそれなりに意味のある数字ということになってまいります。  その中で、外出について困難だと思ったことがありますかという質問があります。そこで、一番多かったのは、困難は感じていないというのが、ちょっと令和2年度時点なので、コロナ前と現在ということで聞いているんですが、コロナ前は79.9%、80%の方が困難ではないと、コロナ後というか、令和2年度の時点では63.3%の方が困難は感じていないと。次に多い回答が、利用できるバス停があっても運行本数が少ない、行き先が目的に合わないという方が、コロナ前で16%とコロナ後で14%。交通不便というか、そういった意味合いでの自宅から鉄道駅やバス停が遠いというご意見は、コロナ前で5%、コロナ後で4.4%というのが、このアンケートの結果として出ております。以上です。 23: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 24: ◯8番【浜井直彦君】 これらのアンケートのお声を聞くと、8割方困っていないというような解釈もされるんですけれども、逆に言うと2割の方は困っていると。町長、お聞かせください。このような困っている方という声が、どう救っていただけるんでしょうか。 25: ◯議長【根岸ゆき子君】 町長。 26: ◯町長【村田邦子君】 交通弱者という一くくりにするようなやり取りもあったんですが、私はやっぱり対象者の方がどういう状況なのかということによってすごく違うと思うんですね。  今現在も、福祉施策としては、先ほど説明があったように、お体、足が不自由であったり、ご高齢であったり、要支援、要介護という条件がそろっていたりとか、本当に車椅子でないとなかなか外出できないとか、先ほどいろいろあったと思うんです。  そういう場合は、ドア・ツー・ドアで幾らあと10メートル、20メートル先にバス停があったとしても、そこまで行くのが難しいしバスに乗るのも難しい、1人じゃ乗れない方がいらっしゃいますから、そういう方に対しては、やっぱり福祉施策として今は民間のタクシーを利用していただきたいということで、タクシー券を補助しているということです。  この部分で病院に通ったりとか、そういう必要最低限の部分の回数だと思います。今現在、確かに配布している回数は。しかし、もう一歩、自分でお買物もしてみたいとか、どこかにラディアンで何かイベントがあれば行ってみたいという方などのご希望をかなえていくには、もう少しやはりそこを手厚くしてほしいという要望なり、また、そういうことがあって、そこの部分が膨らんでくるんであれば、やはり補助なりの拡大であったり、やり方を変えていくということが必要だと思っております。  あと、もう一つ、今の民間のバスとコミュニティバスとそれを利用してということですと、やはりある一定の間隔でバス停は存在していますので、5メートルおきにバス停を作るというのはやっぱり、浜井議員も現実的でないというのはよくご理解いただけると思います。そういう中では一定のルートを決めながら、やはりそこを走って、そこのバス停までは自力で歩いていっていただいて、乗り継ぎながら目的地まで行くということを、今、一方では進めています。  確かに本数が少ないということもあるんですが、私なども、うちから例えば東大果樹園まで行こうと、それをマイカーじゃなくて、歩いて行けば歩けない距離でもないとは思いますが、やっぱり荷物があったり何かあると、公共交通を使おうと思うとやっぱり乗り継がなきゃ駄目なんです。駅に出て、駅から県道沿いを行けば行けるんですね。ただ、やっぱり時間も合わせなきゃいけないですし、何時までに行きたいと思えば大分時間を余裕を見ていかないと確かに行けないけれども、それさえクリアすれば行けます。利用して行けるので、そういう意味ですと、お買物などにも利用できると思いますので、もう一方では、さっきも話しましたように、今、アプリで検索しますと、本当に今までJRなんかはよく皆さん使っていたと思うんですけど、バスも今はナビタイムとかヤフー検索とかいろいろあれでやりますと、乗り継ぎがしっかりと示されます。そういったことも含めて、使い方も皆様に広げて行きながら、公共交通での移動というのももう少し使っていただけますように、しっかりとその部分もサポートしていきたいと思います。  そして、よく、先ほども質問ありましたけど、路地の中までバスが入ってほしい、あると思います。  ただ、一つ一つの路地を全部回るわけにはいきませんので、一定のルートは必要ですから、やはり路地まで一歩入ったとしても、やっぱりそこまで歩かないとご利用できないというのは絶対条件としてありますので、それを何メートル間隔でバス停をどこの部分まで入っていけば利用しやすいのかというのは、今後、また調査をしながらとか、皆様の声を受け止めながら。そして、それが可能になった場合、どれだけの利用があるのかということも地域の皆さんと一緒に考えながらでないと、確かにうちの前に欲しいという強いお声があるのも聞いておりますけれども、数人の利用で1回こっきりではなかなか継続性がありませんので、そういった意味では広く様々なところからの声も受け止めながら、でも一歩も今現在自分でおうちから出られない、しかし、どこかにやっぱり行かざるを得ない、病院にも行かなきゃいけない、そういった部分は福祉的な部分で補っていく、その両面かなと思っています。  ちょっと長くなりますけど、今日たまたまですけど、今日14日の日本経済新聞、私も朝、見ていましたら、ちょうどそこの1面とって、やっぱり地域公共交通の特集を組んでいました。私も急いで朝、読んでいたんですけど、やっぱり全国的に、今、デマンド交通、ルートが決まっている公共バスとタクシー、それを補う意味でのデマンド交通の研究が進んでいるという特集記事でした。  ただ、結果論としては、やはりどこも1年ぐらい実験をしているんだけれども、継続性がない。それは、やはり民間企業との乗り入れで民間企業がやはり待ったをかける場合もあるし、やっぱりデマンド交通が行きますとやっぱりタクシーを圧迫したりとか、公共バス、民間バスのほうの事業を圧迫したりということで、なかなか共存が難しいということも書かれていました。  その部分も含めて共存ができ、かつ皆さんの利便性が図れる方向というのを5年度、いろいろ実験的なデマンド交通のモデルもいろいろな地域でやっていますので、その辺もしっかりと研究しながら進めていきたいと思います。以上です。長くなりました。 27: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 28: ◯8番【浜井直彦君】 ありがとうございます。  デマンドタクシー等々は前にも実験で当町でも行われて、なかなかやはり利用者がうまくマッチングができなかったり、運営上問題があり、その後、途絶えてしまっておりますけれども、町でも今、町長、お話のあったように、デマンドバスの検討、とにかく早く実現してほしいんですね。  やはり本当に困っておられる方というのは、今日、明日も困っていますので、なかなか町の施策として軌道に乗せるとなると、それこそ5年、10年先の話ということで言われてしまうことも多いんですけれども、その5年、10年元気にいられる保障がない方も大変多うございまして、私も自分の仕事柄、やはり高齢の方だったり、外に活発に出られないという方も多く相対してお話する機会があるんですけれども、やはり町の職員だったり、例えば町長だったりが話を、どうですか、何か困ったことありますかというと、結構ハードルが高くてなかなか本音を言えなかったり、遠慮しちゃったりという方も多いみたいなんですね。そういう方の声を聞くと、やはり100メートルは歩けるけれども、その先が疲れちゃうんだよねとか、行きはいいけど帰りは乗り物があると便利だよねとかという方もかなりいらっしゃいます。  今のコミュニティバスももちろん必要なものなんですけれども、今、そういうお声を聞く多くの方が、いわゆるコミュニティバスが通らない、先ほど町長も言われましたけれども、細い道のところの方が多く、何とかその人たちの声を救ってあげたいなというような思いが大変感じております。ぜひ今後も一人でも救っていただけますよう、ご検討を進めていただきたいと思っております。  3つ目の内容でございます。  高齢者運転の免許返納後の町の対応ということで、近年、防犯カメラであったり、ドライブレコーダーなどの普及により、交通事故や交通トラブルの映像を見る機会が大変増えております。それらの映像の中でも多いのが、高齢ドライバーによる逆走、交通トラブル、事故の映像です。気持ちも若く、長年にわたる運転に自信を持っている方も多いと思いますが、判断ミスや操作ミス、そしてうっかり、場合によっては認知症を患っていることもあるようです。  二宮の町内においても、高齢者による悲惨な事故は起こしてほしくありません。そのためには、自家用車に頼らなくてもよい、きめ細やかな地域公共交通であり、無理やり取り上げるのではない、自主的に免許証の返納を促すことができる、そんな魅力的な手厚い支援策が必要不可欠と考えております。  現在、実施している対応の内容と支援を受けている方の推移など、状況が分かりましたらお聞かせいただきたいと思います。 29: ◯議長【根岸ゆき子君】 企画政策課長。 30: ◯企画政策課長【神保和美君】 高齢者の免許返納なんですけれども、先ほど部長答弁の中にもありましたけれども、免許返納後はコミュニティバスのニーノ手形という手形、そちらを無償で1年分お渡ししているというようなことを行っております。  免許返納の部分で、今、手形をお渡ししているのが、令和3年度は13人の方にそういった手形をお渡ししているというような実績があります。以上です。 31: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 32: ◯8番【浜井直彦君】 今、ニーノ手形をお渡ししているというお話ありましたけれども、これって、魅力的な内容だと町長はお考えでございますか。これを頂ければ免許証を返納してもいいなと、積極的に思う施策でありますか。 33: ◯議長【根岸ゆき子君】 町長。 34: ◯町長【村田邦子君】 免許証返納のインセンティブというのは、やはり何かと引換えにお得だからということだけじゃないと思うんですね。まず、前提としては、やはり自分の安心・安全、そして、それがまた他者にやはり被害が及んでしまうというのが、先ほど浜井議員からもいろいろなニュースでも本当連日のように流れていますから、そういった部分で、ある一定の年齢になったり、そういう免許の更新のときに検査も今もう始まっていますけれども、そういう中でどこかでやはり決断をしていただいて、返納していただくということの理解を進めるということが一番だと思っております。  本当に、私も実家のほうなんかに行きますと、地方のほうですと、もう足がない、もっとこの首都圏ではないところでは本当にありますから、そういうところこそ本当に買物から生活全てがやっぱりどうしても車で成り立っている地域も地方もまだまだ本当ありますので、そこの部分とまた違うと思うんですが、この二宮に首都圏近くのこの辺りにおいては、その代わりになります公共交通であったり、そういうものがやはりある状況の中で、それをご利用いただくということだと思っています。  1年間で割引なんですけど、もともとバス代やコミュニティバスの代金も、そんな1回どこに行くにも500円以上かかるとか、タクシーのような料金とは全然違いますので、その部分はむしろこのニーノ手形、ミーヤ手形というのは、その代わりの足となるコミュニティバスであったり、民間バスのルートなどや乗り方も含めて、経験していただくという意味での導入のきっかけとなるということで、これを導入しています。そういうふうにご理解いただければと思うんですけど。 35: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 36: ◯8番【浜井直彦君】 もちろん誰しも負担がなく移動が自由にできると、そんなふうになれば喜ぶに違いありませんけれども、どうしてもそれには当然コストもかかりますし、免許証返納したからということで未来永劫ずっと無償、フリーパスが頂けるなんていうことは、当然、無理なんですけれども、ぜひこういう施策あるよということで、町の中で便利になるということももっともっとアピールしていただければと思うんですね。  たまたま私の知り合いでも、先般、事故を起こしてしまった方がいて、やはりどこでも、今ある話ですけれども、家族からはそろそろもうやめたらなんていうことを言われている矢先のことで、本人は、いや、俺が悪いんじゃないと言い張っているということをお聞きするんですけれども、町ではこういった手厚い施策あるよ、こんなことすると二宮ってすごい温かい町だねというふうな話がもっともっと聞こえるようになって、また、免許を返納するということは車も乗らなくなるということですので、当然、例えば地球温暖化のCO2の削減、脱炭素化等々、また、副産物として今の環境問題にも影響があることですから、そういったことを考えて施策をしていただきたいと思います。  参考までに、二宮でそういった高齢者の事故がどれぐらいあるのかなということをちょっと確認させていただきましたら、神奈川県警のホームページで大磯警察署の発表の数字ということで、令和4年度12月末の1年間の令和4年の発生状況ということ、二宮町内に関しては28件の交通事故があったと、その中で18件が65歳以上の高齢ドライバー、事故の発生ということで、64%、全体の28件の中で18件、64%。隣町ですけれども参考までに、大磯町の事故の発生状況としては42件、令和4年に42件あり、そのうちの65歳以上の高齢ドライバーが関係しているものが23件ということで、54%。  当然、日中、町にいたり、車で運転して移動する時間も多いということで、若い方で仕事に行ったり、学業の方だったりという方よりも事故を起こすリスクも高いとは思うんですけれども、やはり、これからいわゆる団塊の世代と呼ばれる方の人口の占める割合の多い世代が、後期高齢者という制度の対象となる75歳を迎えるという時期に当たります。当然、人口が多いと免許を保有している方も多いと思います。それらの方々のボリュームが多くなるこれからの時代に、また事故が多くなってしまうという悪循環が起きないように、こういった免許返納制度、無理やり取り上げるわけではありませんけれども、町でもそういったことを公共交通を利用してくださいというアピールをしながら、町での町内の事故を1件でも減らせるように取り組んでいただければなと思っております。  続きまして、4つ目です。  既存の交通システム以外の検討はあるのかということで、確認させてください。  町の人口は、町長も最近よくおっしゃっております。転入超過の状態が続いているということで、町でも移住相談会を開催したり、あるいは移住支援に積極的に取り組んでいるということで、大変よいことだと思います。もっともっとこの町の魅力、あるいは価値を上げていただきたい。別にこの町の都会化を望んでいるわけではありませんが、私はちょうどいい田舎がいいと思っております。東西に約3キロ、そして、南北に約4キロと非常にコンパクトな町であります。  このところ、若い子育て世帯の関心も高いと聞いております。近隣の秦野市では、昨年、ベンチャー企業が都市型ロープウエー、Zipparというものの実験施設を設け、数年後の実用化に向けて日々取り組んでいると聞いております。また、1週間ほど前には、小田急線、伊勢原市にあります伊勢原駅と鶴巻温泉駅の間に、約10年後、2033年、総合車両所と共に新駅の計画を打ち出したということで、伊勢原市と共に共同発表したと。また、伊勢原市も都市計画道路などを延伸して、新しい都市開発を進めようとしているという話を聞きました。  町も、庁舎計画と共に未来につながるような交通システムなど、現状ではない、ぜひ魅力向上のためにいろいろな可能性を検討していただけないでしょうかということと、もちろん自治体単独ではこれは難しい話でしょうから、企業、民間等と連携し、計画、そんな夢のあるような話があったらぜひお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 37: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 38: ◯都市部長【宮嶋智也君】 なかなか夢のような話、難しいんですけど、Zippar、秦野市のですね、については、我々も秦野市から話を伺っていますし、かなり注目はしています。ただ、まだ研究中ということで、安全性能等の認可はこれからというところまで伺っていますので、また、そういうのが取れて実現性が高くなれば、視察等も考えていきたいなと思っているところです。あと、伊勢原の都市計画道路、こちらについては第2東名ができた関係で、かなり積極的に第2東名に向かう補完する道路を造っているというのは伺っています。  今現在、うちのほうは国道があり県道があり、主要な道路がもう既にできているところからすると、ちょっと今すぐ都市計画道路をどこかに造るというようなことは、ちょっと難しいのかなと思います。ただ、先ほども少し言わせていただきましたけど、庁舎ができ、その駅前の施設ができ、そういった場合に、当然、都市計画道路ではないですけど、その庁舎のところが新しく交通結節点になる可能性というのはかなり高いと思うので、民間のバス、タクシーを含めて、コミュニティバスもそうです、そういったものが庁舎のほうに入り込めるような、そういったことを調整していくということは必要じゃないかなというふうには考えています。
    39: ◯議長【根岸ゆき子君】 政策部長。 40: ◯政策部長【志賀道郎君】 ちょっと近未来的なお話もあったんですけど、現実的な部分で少しお話をさせていただきますと、来年度、交通計画の見直しをしますというご説明をさせていただいております。  もちろん、これ、公共交通事業というのが国の認可事業でございますので、なかなかぱっと考えてぱっと変えるということはできないというのはひとつご理解いただきたいなと思うところです。  もう一方で、昨年、10月にルートを変えておりますが、やはりそのルートを変えて慣れていただいて乗っていただくまでに一定の時間がかかるということも、これまでの経験で分かっておりますので、まず、ビッグまで延伸したこのルートをコミュニティバスを使っていただくというのが、まず、周知にPRに努めていくというのが近々の務めだと思っております。  一方で、計画の見直しの中では、当然、これまでデマンド交通というのはやはり課題として、なかなかニーズがマッチしないというんですか、デマンドの要求が、幾つかの要求をまとめて乗り合いで走るというのがデマンド交通なんですけど、なかなかそういったところがマッチングが難しいとかということもあったんですけれども、最近、AI等の進展によって上手にルートを設定してくれたりするソフトみたいなものが出てきているだとか、あるいは、いろんなところで無人運転の実験をしていたりですとか、あるいは公が車を用意して地域が走らせるといった試みなんかもあるというふうに、様々な事例を我々も今収集していますので、当然、そういったところの視察なんかも含めて今後の公共交通の姿、コミュニティバスに限らない公共交通の姿というのを、ちょっと来年度、考えていくということで考えております。以上です。 41: ◯議長【根岸ゆき子君】 浜井議員。 42: ◯8番【浜井直彦君】 ありがとうございます。  もちろん、今日、明日の困っている方のそれにお応えしていくというのも大切だと思うんですけれども、ぜひ町長には、この町の未来を、魅力を発信していただいて、こんなこともあるんだよ、こんな二宮町だよということを自慢できるような方向を検討していただければなと、実現に向けてお願いしたいと思います。  また、最後に要望させていただきます。  百合が丘、緑が丘、富士見が丘、松根地区など、丘陵地に造成された住宅地では、人口の減少とともに公共交通機関の利用者減、そのことによりさらにバスの減便が進むという悪循環が、先ほど来の話どおり起きております。この状況は、バスのドライバー不足などもあり、コロナ禍以降も当面回復せず、将来的に地域住民の日常生活に支障が出かねません。  富士見が丘1丁目ではボランティア団体等の理解や共助もあり、コミュニティバスの利用促進ができているようですが、本来、地域の公共交通として必要な社会インフラとして考えることもでき、また、早期に持続可能なシステムとして進めていかなくてはならないと考えます。  また、下浜地区や上町地区、梅沢地区など、海岸地域にも新たな住宅が増え、そして、子育て、ファミリー層の移住も進み、地域の人口も増加しています。コミュニティバスに限らず、新たな移動手段を、国や県、あるいは民間などと連携して地域独自の二宮方式を生み出し、世代を超えた住民から住んでよかった二宮町、そして、これからの選ばれる町、二宮を目指し、推進していただくことを要望して、一般質問を終わりとさせていただきます。 43: ◯議長【根岸ゆき子君】 これで、浜井議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩をいたします。休憩後の会議は午前10時50分から始めます。                                  午前10時30分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                  午前10時50分 再開 44: ◯議長【根岸ゆき子君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いをいたします。 45: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。                  〔5番(渡辺訓任君)登壇〕 46: ◯5番【渡辺訓任君】 こんにちは。日本共産党の渡辺訓任です。  議長の許可を得ましたので、通告に沿って質問をさせていただきます。  今日は、2件を取り上げます。  1件目は、子どもがまんなか・未来を拓く教育のまちの諸施策2の状況について伺います。  町長が、昨年12月定例会で表明された所信の中で、子どもがまんなか・未来を拓く教育のまちへ向けた諸施策を示されています。  その中には、学校給食の無償化を打ち出すなど大きな前進と言える内容を含んでいます。  2023年、令和5年度予算は、町長再選後の初めての予算に当たり、その所信を形にしていく上で非常に重要だと考えています。  町での子育て支援と教育に関する施策の状況について、次のようにお伺いします。  まず、給食無償化についてです。  さきの定例会では、給食無償化については、安定財源を確保する、段階的に進めるとされてきましたが、現段階での検討の状況はいかがでしょうか。  次に、小中一貫教育校設置はこの4月から実施するとされていますが、地域に対する説明はどのようになっているでしょうか。  3点目は、小児医療費助成についてです。  神奈川県が今年度より子供の医療費助成を小学校まで拡充するということで、子ども医療費助成を高校卒業まで広げる自治体が増えています。  町では、子ども医療費助成の拡充について、どのように考えておられるでしょうか。  4点目は、いわゆる待機児童についてです。  保育所に入れないという話もまだ伺うことがあります。  現在、保育所、学童保育などの子供の受入れ状況はどうなっているでしょうか。  以上、よろしくご答弁をお願いいたします。 47: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育部長。 48: ◯教育部長【椎野文彦君】 それでは、渡辺議員の一般質問について、要旨1と2は私から、要旨3と4は健康福祉部長からお答えします。  初めに要旨1、給食費無償化に関する現段階での検討状況についてです。  給食費については、昨今、物価の高騰により給食の食材購入費が値上がりしている状況を踏まえ、今年度は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した物価高騰分の補助を実施しています。その上で、令和5年度予算においては、物価高騰が長期化する中、継続的に保護者の負担を抑えていくため、仮に国の臨時交付金が活用できない場合であっても、町が物価高騰分を補助していくための財源を確保しました。その先の将来的な給食費の無償化に向けては、持続可能な制度となるよう公共施設の再編なども踏まえ、引き続き財源の検討を進めてまいります。  次に、要旨2、小中一貫教育校設置に関する地域への説明の状況についてです。  令和5年度から、町内小中学校5校を1つの学園と捉えた施設分離型小中一貫教育校にのみや学園をスタートすることやその取組の内容については、先日の総括質疑の中で、町長からお答えしたとおりです。  また、取組を継続して実施していくため、先生方の負担軽減を目的とした後補充非常勤の配置や小中学生の交流を円滑に行うためのバスの借り上げなども予算計上しています。  地域の皆様への説明については、取組を紹介するためのリーフレットの構成が固まった2月以降、学校運営協議会や地区町会などの場をお借りして順次行っていますが、その際は、分離型の取組が子供や保護者、地域に大きな影響がないこともあり、地域の皆様も冷静に受け止められている印象でした。  一方で、施設分離型で何が変わるのか分からないという声も多数寄せられました。  二宮町の施設分離型が目指すものは、にのみや学園の中で、子供たちがどの学校、学級、あるいはどの先生であっても9年間一貫して、認め合い、高め合う集団の中で、先を見通した授業を受け、自分の将来を見据えながら安心して成長していける環境をつくることです。  既に各学校の現場でも、これまでの取組による変化が見られ始めていますが、それを言葉で伝えるのは非常に難しいこととなりますので、令和5年度からの取組を具体例として積み上げ、町の広報媒体だけでなく、学校ホームページや学校便りなども活用しながら、継続的に情報共有を行っていきたいと考えています。  将来的な施設一体型小中一貫教育校については、設置に向けた研究会を今年度5回開催しています。できるだけ多くの方々に関心を持っていただきたいと考え、オンラインでの傍聴や講義の動画を後日でも視聴できるようにするなど、可能な限りオープンな形での実施に努めています。  現在は、研究の基礎となる知識の習得をメインに行っている段階ですが、今後は、二宮の特徴を生かしたこれからの教育の姿と学校の在り方を研究していく段階に入っていきます。その進捗状況を踏まえ、研究会員の意向も確認しながら、中間報告という形になると思いますが、地域の皆様のご意見を伺う場、あるいは研究会員と地域の皆様が意見交換する場など様々な選択肢を検討してまいります。以上です。 49: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 50: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 続きまして、要旨3、子ども医療費助成を18歳まで広げる点についてです。  小児医療費助成事業は、平成7年10月にゼロ歳児を対象にスタートし、平成11年に1歳児、14年に3歳児、15年に就学前、21年に小学3年生、23年に小学6年生、そして平成27年に中学生へと徐々に対象を拡大してきました。そして、令和4年10月診療分からは、小学生以上のお子さんに設けていた所得制限を廃止し、ゼロ歳から中学生までの全てのお子さんについて、保険診療に係る医療費の窓口負担を心配することなく、安心して医療を受けられる体制を整えました。  そのような中、県は、小児医療費助成事業の市町村への補助金について、通院費に係る補助対象を就学前から小学生までの児童に拡充し、令和5年4月診療分から適用する施策を打ち出しました。この財政支援拡大について、県知事は、県議会において、子育て支援の強化に取り組む市町村を下支えする意図である旨の答弁を行っております。  これを受け、町ではこの財源を、子供の笑顔が輝く、子育てと教育のまちづくりへ重点的に配分することとし、令和5年度施政方針において、町長がお示しした諸施策への取組を進めてまいります。  ご質問の医療費助成制度の対象年齢引上げにつきましても、子育て支援の重要な施策であり、引き続き検討していきたいと考えています。  続きまして、要旨4、保育所、学童保育などの子供の受入れ状況についてです。  まず、町内保育所の状況ですが、ここ数年は、年度当初の待機児童は出ておりません。新年度の入所については、毎年11月に新規入所希望の受付を行い、各ご家庭の就労状況などを総合的に判断した上で、保育の必要性が高い方から順に希望先の保育所への入所の可否を判断し、1月下旬から2月上旬をめどに、一次判定の結果をお知らせしています。その後、一次判定で保留となった方、また、遅れて申込みのあった方を対象として、3月下旬に二次判定を行い、入所先の最終決定を行っています。この二次判定でも入所先が見つからなかった方が待機、または保留児童となります。入所可能であればどの保育所であっても入所する意図があるにもかかわらず、定員超過等で入所できない場合は待機児童、ほかに入所できる保育所があっても、特定の保育所を希望し、入所可能になるまで待つ場合などについては、保留児童としています。  なお、二次判定で、待機、保留となった方について、当該年度中は、毎月実施している中途入所希望者の判定会議で継続して判定を行いますので、新たな保育士の採用があった場合など、保育所の体制が整った際には途中入所できる可能性もあります。  続いて、学童保育所の状況です。  町には、各町立小学校内に公設民営の学童保育所が3か所、民設民営の学童保育所が1か所あり、毎年12月に次年度の入所希望を受け付けています。  令和5年度の入所希望に関しては、一色学童保育所と山西学童保育所は、希望者が定員内に収まったため全員入所が可能となっています。一方、二宮学童保育所は、利用希望者が定員を上回ったため、保護者の方の就労状況などを基に保育の必要性の高い方から順に入所を決定し、最終的に22名の方が入所保留となりました。民設民営の中里キッズクラブは、まだ定員に余裕があるため、二宮学童保育所への入所が保留となった方には、結果をお送りする際に、中里キッズクラブをご紹介しております。  今後も、学童保育所の利用希望が多い状況が続くことが見込まれますので、町では引き続き、公設だけでなく民設の学童保育所とも連携を取りながら、児童の安全・安心な居場所づくりに取り組んでまいります。以上になります。 51: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 52: ◯5番【渡辺訓任君】 それでは、伺わせていただきます。  まず、給食費無料化についてなんです。  これにつきまして、来年度の予算の中で、食材費の高騰分を町でカバーすると、これは本当に大きく評価しています。と言いますのは、物価高騰で国の交付金があるときには、無償化はあったけれども、来年度また元に戻すというそういう自治体もあるという、それと、もう一方では、清川村とか箱根町とか中井町が給食無償化を引き続きやる、新しくやるということで、ちょっと自治体によって開きが生まれている状況かなと認識しております。  1つは、どうしても財源について焦点が当たっているように感じるんですけれども、学校給食の教育的な意義ですよね、その辺については、どのようにお考えでしょうか。お願いします。 53: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 54: ◯教育総務課長【下條博史君】 学校給食の教育的意義ということなんですが、学校給食法に、7つ、学校給食の目標というのが定められています。ただ、この7つというよりは本当に大きく分けますと、栄養バランスの取れた食事の提供による心身の健康増進ということと、あとはやはりお子さん自体が生涯にわたって食をしっかり選んで、健康に留意した食生活を送ることによって生活を充実させるといった食育活動、こういったところが大きな目標になると考えております。以上です。 55: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 56: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、昨年6月に、教育委員会のほうが、受益者負担が原則だというご答弁されているんですよね。それで、私自身は、学校教育の学校給食法、これで定めているのは、経費の負担関係であって、保護者負担の軽減を禁止するものではないという解釈が一般的だという点をその後確認しているんですが、この辺については、どういう認識でいらっしゃいますか。 57: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 58: ◯教育総務課長【下條博史君】 学校給食法の考え方としては、そのとおりだと思います。  運営費は必ず設置者が負担するということと、食材費については保護者負担としながらもそれは自治体判断ということであることは間違いないと思います。以上です。 59: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 60: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、先ほど食育の話も出されて、バランスの取れた食事を出すということで、本当にコロナで、おととしになりますか、2月に急に休校になると、子供たちがきちんと食事を取れないとかさ、それから、あと栄養が取れないとかそういうことが本当に起こっているんだということが再認識されたと思うんです。そういう点で、福祉的な意識づけとか、それから、あと食育という観点が非常に重要になったと思うんです。今、教科書のほうが、無償が今当たり前になっていますよね。それで、ところが、これ憲法が施行されてから段階的な無償化が開始するまで16年かかっているんですよね。ですから、そういう意味では、やはり、この義務教育の無償として、給食が無償化されるというふうにも、そういう位置づけをしていただきたいと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 61: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 62: ◯教育総務課長【下條博史君】 義務教育は無償という考えは、当然、国の考えであって、それに沿うべきかとは思います。一方で、学校給食法では運営費はしっかり自治体が負担しなさいということで、二宮町としては、中学校までの完全給食をもう本当50年にわたって実施してきます。この運営費というのは給食費とほぼ同等の約1億円毎年かかっているような、9,000万円程度でしょうかということは、しっかりこちらで負担してお子さんたちに給食を提供してきたということはお含みおきいただきたいなと思っています。以上です。 63: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 64: ◯5番【渡辺訓任君】 あと費用について、今、学校給食の無償化に係る費用というのは、幾らぐらいを見込んでおられますか。 65: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 66: ◯教育総務課長【下條博史君】 完全無償化ということで考えますと、令和4年5月1日現在のお子さんの数で、概算で大体8,000万円台なんです。なんですが、今11%物価高騰しているということで補助金を積算しておりますので、それを合わせますと大体9,300万円程度、約1億円ということが想定されております。以上です。 67: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 68: ◯5番【渡辺訓任君】 9,300万円のうち、既に就学援助を受けておられる児童数ありますよね。それと含めて9,300万円か、それとも厳密に、既に就学援助を出していますから、上乗せにする部分が9,300万円なのか、ちょっと確認をさせていただきたいんですけど。 69: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 70: ◯教育総務課長【下條博史君】 おおむね8%から9%のお子さんが就学援助の対象となっております。  そのお子さん、当然給食費無償なんですが、無償というか補助をしているんですが、そのお子さんたちの分も含めて9,300万円程度というふうになっております。 71: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 72: ◯5番【渡辺訓任君】 将来、不安定な部分もあるんですけれども、どうしても1億、1億という論議になっているんですよね。1億と8,000万円だと随分感覚が違ってくる。だから、私、これからやっぱりこの給食費の案にするときには、正確な数字でちょっと論議しないと、1億かかるんです、1億かかるんですというと、ああ、こんなにすごいんだと思うんですけど、やっぱり数字自身は大事に議論していただきたいと思うんですね。総括質疑の中でも、1学年ずつでもやったらどうかというふうな提案もされていました。これも厳密に言うと中学校と小学校は違いますよね、中学校だと1,000万円ぐらい、それから小学校で800万円ぐらいになるのかな。この辺、これ、考え方として、それだけの財源だから、毎年、走りながら1学年ずつ実施していくという、そういうやり方というのはどうなんですか。走りながらとにかく1学年ずつやっていこうじゃないかという、そういう考え方はいかがでしょうか。 73: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 74: ◯教育総務課長【下條博史君】 やはり財源の問題は避けては通れないということと、あとは幾つか選択肢は無償化の段階には選択肢あると思うんですけれども、やはり保護者の皆様の不公平感、こういったことにも配慮しなければいけないとは考えております。以上です。 75: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 76: ◯5番【渡辺訓任君】 あと、具体的な計画なんですけど、やはり、皆さんやっぱり、じゃ、来年度はどうなるんだとかそういうことが気になるところなんですが、クリアすべき点というのは、やっぱりもう財源ということに絞られると考えてよろしいでしょうか。 77: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 78: ◯教育総務課長【下條博史君】 答弁が繰り返しになるかもしれないんですが、教育サイドとして考えることは、やはり保護者の皆様に不公平感を抱かれないような施策にすることということも含めてなんですが、やはりあまたの自治体で、給食費無償化の課題となっているのは財源論というのは、おっしゃるとおりだと思います。以上です。 79: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 80: ◯5番【渡辺訓任君】 そうしますと、これ、常々見直されるとは思うんですけれども、無償化を進める計画は、次の段階でいつ頃具体的に出されると考えていいんでしょうか。
    81: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育部長。 82: ◯教育部長【椎野文彦君】 さきの答弁でもお答えしたとおり、公共施設の見直しも含めた中でというようなことだと考えておりますので、現時点では、具体的なスケジュールをお示しすることはできませんけれども、令和5年度に入ってから、そのような話合い、形が進められると考えております。 83: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 84: ◯5番【渡辺訓任君】 いつも申し上げているんですけど、子供の1年間というのはとっても重たいものがあって、それで、福祉的な役割も増えていると思います。それからあと、これも再々、地産地消という問題も出てきていますので、さらに広げるのであれば、一日も早くこれ実施をしていただきたい。  それと、もう一つ、やはり公共施設の削減と抱き合わせになりますと、何か給食と公共施設の削減をバーターにしたみたいで、非常に子供たちにとっても重たいものになってしまうことが心配です。ですから、その辺は、ある意味、切り離していただいて検討を求めたいと思います。よろしくお願いします。  2点目に参ります。  小中一貫教育校の設置についてです。  これ、未就学児の保護者とか、それから在校児童生徒の説明会、こんなすてきなパンフレット、リーフレットは皆さんよく見られているようなんですが、実際、説明会自身というのは開催されているんですか。 85: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 86: ◯教育総務課長【下條博史君】 広く周知をして皆様に集まっていただいてという説明会は、そのパンフレットとかリーフレットが完成した時期からしてちょっと間に合わなかったです。一方で、コミュニティ・スクールの関係者の方5校、今4校まで回っているんですけれども、それ以外にあと地区長会などで、地区長の皆様に説明などはさせていただきました。以上です。 87: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 88: ◯5番【渡辺訓任君】 本当に、先ほどの答弁でもありましたけれども、いや、よく分からないというお声がやっぱり多いんですよね。それで、町長も地域に出向いてというそういう表現をされていることもありました。所信表明のときに、総括質疑でもそうおっしゃっていたと思うんです。もう一つ、やはり小規模校が二宮町の教育の重荷になっているのか、そういうことも一方で、言われているように感じるんですけれども、これ、やっぱりメリット、デメリットというのは両方指摘されているわけですよね。小規模校のメリットについては、教育委員会としては、評価されている点というのはあるのでしょうか。 89: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 90: ◯教育総務課長【下條博史君】 前提条件として、令和元年度の意見交換会、地域に回らせていただいたときに、やはり単級である一色小学校の保護者の皆様からも賛否両論ありました。小規模校がいいという保護者の方もいれば、かわいそうだという保護者の方もいらっしゃったことは、事前にお断りした上で、メリットとして捉える部分としては、やはり大きくは児童生徒が一人一人に目が届きやすく、きめ細やかな指導が行いやすいということと、あとは異学年の交流、小規模ならではの異学年の交流が生まれやすい、あるいは地域の方と学校が非常に近い距離になる、そういったメリットが挙げられております。以上です。 91: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 92: ◯5番【渡辺訓任君】 もう一つお伺いしておきたいのは、第3回の研究会で、9年間で目指す子供像と実現のためにというテーマで話合いをされています。この中で、学校教育の役割というのを話し合って出されています、まとめられていますよね。ここで、どのように学校の先生方の思いや意見、十分に反映されているんだろうかという、ちょっと思うんですが、この辺の学校の先生の思いを十分に反映されているか、その辺についてどのように捉えておられますか。 93: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 94: ◯教育総務課長【下條博史君】 まず、研究会には、最初は、小学校、中学校のそれぞれの校長先生の代表の方に入っていただいていたんですが、途中からやはり5校全体の学校長に入っていただこうということで、全校長にワークショップには入っていただいているということが1つと、あとはそれ以外に分離型の小中一貫教育を、校長会で毎月議論しております。その中で、校長先生からは、教頭会でも議論はしているんですけれども、それ以外の管理職以外の先生方の声もしっかり拾って、その上で議論は進めているというところです。以上です。 95: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 96: ◯5番【渡辺訓任君】 前からそういうふうに伺うんですけど、だけど、いや本当に先生、子供を毎日相手にして頑張っていただいている先生と管理職である校長とが同じように捉えているのかなというのが、私、ものすごく疑問なんですよね。  それともう一つ、施設一体型小中一貫教育設置研究会というのは、これ、学校運営委員会から2人ずつ、地域と、それからあと保護者として、地域の方もそうだし、それから保護者の方も、言ってみれば、地区だったり、PTAだったり、充て職みたいな部分ってあるじゃないですか、先ほどの答弁で、知識の集積をして、これからの教育のことを今度学んで、それで学校の在り方に今度行くという計画ですけれども、これ、充て職だったら、変わったときに、それ、入れ替わっていきません。だから、そういう学習だとか学び終わった経験というのが、研究会として果たしてちゃんと蓄積していくかということも、ちょっと疑問に思うんですけど、どうでしょうか。 97: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 98: ◯教育総務課長【下條博史君】 先日が今年度最後の研究会を行いました。  その際に、私からもお伝えはしたんですけれども、まず代表として出てきてくださっている保護者、あるいは地域の皆様には、それぞれの所属される地域、あるいはPTAなどで、しっかりここで学ばれたことを還元してくださいというお話は常日頃からしているんですけれども、その上で、任期は2年としております。充て職の方が替わられることに関しては、当然否定はできない部分なんですが、そこの知識の継承というのはこちらからも切にお願いをしているというところです。以上です。 99: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 100: ◯5番【渡辺訓任君】 お願いはしても現実にそれがうまくいっているかとは限らないじゃないですか。  だから、私、やっぱり研究会で出した結論というか、それがやっぱりこれを大きく動かすというのは、やっぱりちょっと矛盾というか問題を感じているんですよね。ですから、そういう意味でも、やはり一度は、地域とかに出向いて、説明会、多くの方が結局、おととし、3年前か、もう、2月に終わった時点で、その続きを期待されていたと思うんですよね。だから、それがコロナもあって切れてしまって、それからやっぱりこんなに大きく物事が動くということについては、戸惑っておられる方はたくさんいらっしゃると思うんです。  それで、あともう一つお伺いしておきたいのが、再々、これ、議会でも取り上げられています。それで、将来の小中学生が1,250人という前提、クラス数に関しては40クラスということだったんですが、これ、実際、統合がない場合、3校ある場合と1校に、小学校でいうと3が1になった、2が1になった、中学校が2が1になった、そのときのシミュレーションについてはどのようにされていますでしょうか。 101: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 102: ◯教育総務課長【下條博史君】 その前に、今の地域の方への説明のくだりなんですが、教育部長の答弁にもありましたとおり、来年度中に、まず分離型によって行われた具体例を積み上げていく、どんな変化があったかというのを積み上げていくことと、あとは、今は施設一体型の研究会も知識の集積段階なんですけれども、それを踏まえて来年度方向性を話し合っていく段に入っていきますので、どこかで、中間報告的なものを考えなければいけないというのは、こちらも認識していることは、ご了解ください。  その上で、児童生徒の規模、2040年ということでよろしいでしょうか。 103: ◯5番【渡辺訓任君】 はい。 104: ◯教育総務課長【下條博史君】 2040年のときなんですが、小中5校がそのまま存続していた場合は、普通級で45学級を想定しています。これが1校に集積された場合は、クラス数が37まで、小学校6年生だけが5学級で、それ以外は1クラスずつ集積によってクラス数が減るということで、8学級ほど減るような試算になっています。以上です。 105: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 106: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、文部科学相は、学校規模の適正化及び少子化に対応した学校教育の充実策に関する実態調査というのを、おととしやっているんですね。その中で、既に3校を1校に統合した小学校の場合は、常勤、非常勤を含めて、教職員合計で18名減らす。中学校2校から1校への場合は、同様に10名が減っているということなんですよね。  それで、私は、この将来と言いながら、これを進めていくと、二宮町の職員数も、教職員の数も、結局はこの流れで減らされるんじゃないかなという心配をしています。この点について、お考えはどうですか。やはり、自然に、これはどんどん減らしていくというお考えなのか、そうではなくて、教員の数というのは、将来、1学級の生徒数、児童生徒数も減らしていく方向でキープしていこうとか、その辺の考えはいかがでしょうか。 107: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 108: ◯教育総務課長【下條博史君】 まず、教職員数を町が減らす、減らさないという話は、これは当たらないと思います。これは、国の法律で定まっている定数がございますので、定数に従ってということが本来なんですけれども、当然、小中一貫というものを進めていく中で、学びの質が下がってはいけないとは考えております。当然、教育委員会、教育長会などがございますので、そういったところで、例えば、小中一貫加配のような、追加配当のようなものを要望していくこともできますし、現にそういった動きをしていく必要はあると、こちらも認識はしております。以上です。 109: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 110: ◯5番【渡辺訓任君】 品川学園も最近行かれましたよね。  品川学園の教職員の数というのは、どういうふうになっていましたですか。 111: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 112: ◯教育総務課長【下條博史君】 正直、時間が足りなくて、そこまで事細かな質問をする時間はありませんし、何せ施設が非常に大きかったものでということなんですが、少しお話を伺ったところでいくと、基本は定数を基準にして、東京都の場合は都の加配がありますので、その都の加配は受けているというお話はいただいています。以上です。 113: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、私、これちょっとスライドに間に合わなかったので、印刷だけしてきたんです。これ、横軸はクラス数、一校当たりの、それから縦軸がクラス当たりの教員数なんです。 114: ◯議長【根岸ゆき子君】 持ち上げてください。 115: ◯5番【渡辺訓任君】 こんなのです。それで。                   (発言する者あり) 116: ◯議長【根岸ゆき子君】 今、何も言いませんでした。  すみません、渡辺議員、発言前に渡辺議員と名前を言いませんでしたので、すみません。  渡辺議員、お願いします。 117: ◯5番【渡辺訓任君】 失礼しました。  それで、この点が、神奈川県の町村の学校です。当然、クラス数が少なくなれば、1クラス当たりの教員数は多くなるのは、これは当然なんですよね、それで、ばらつきがあるのは、多分、支援級とかの数で多分変わってくるんだと思うんです。この赤いのが、二宮町ね。だから、大体、この線に乗っているんです。だけど、これ、私が民間のデータで見たら、品川学園だけやっぱりすごいんですよ。この加配があって成り立っているという、そういうふうな印象を受けたんです。だから、私、さっきの文科省の調査でもそうですけれども、教育委員会としては、人事に関しては、県、国というふうになっていれば、やっぱりそれなりに減らされていっちゃうと思うんですよね。それがすごく心配なんです。  もう一つありますのは、新経済・財政再生計画改革工程表というのが見つかりまして、これ、学校の小規模化に関する検討というのは、これKPIを入れているんですよね。いろんな計画で、すぐKPIと出てきますけど、2021年までに100%の自治体で、学校の小規模化に対する対策を検討しろという、そういうのが出てきている。そういうことがあるので、学校の小中一貫教育校の設置というのを急がれているということはあるんですか。文科省も時期を示して、急がせているような印象があるんですけれども、その点はいかがでしょうか。 118: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育総務課長。 119: ◯教育総務課長【下條博史君】 教育委員会として、これまでも議会でしっかり説明はしてきたつもりですが、二宮町の目指す小中一貫教育というのは、子供たちにとってのよりよい学びの場というところを含めて考えています。そこが一番主眼を置いているところです。その中で、教育委員さんからも再三出ているのが、やはり子供の集団性というものを維持するということも含めて、将来にわたって持続可能な教育を行える体制整備という意味での小中一貫教育かと思っています。以上です。 120: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 121: ◯5番【渡辺訓任君】 私も、教育長がいつも異年齢交流の大切さとか非常に強調されていて、その部分というのは本当に大切だと思うんですよね。その中で、やはり、将来的なことなので、時間を取ってきちっと、やはり合意をつくっていく必要があると思っているんです。文科省が示している手引きもきちっとそのことを位置づけていると思うんですよ、地域とか、住民の合意をきちっとつくっていくということが重要だと。先ほど紹介したアンケートでも、やはりその部分に、各自治体も腐心をなさっている。それで、私、最後に、この件で訴えておきたいのは、やっぱりやり方が拙速だという声をいただくんです。二宮らしい教育というのであれば、やはり二宮らしいやり方というのを進めなくちゃいけないと思っているんです。その1つの在り方というのが、やはりきちんと地域にも話をする、そういう場もつくって、一つ一つ合意をつくっていくという過程が大事だと思っているので、ぜひ、地域にも出向いて、先ほど、中間報告というお話ありましたけれども、まだ、保護者さんも直接の話、聞いていないという状況では、私はやっぱりよくないんじゃないかなと思っていますので、ぜひそれを早く進めていただければと思います。  次、子供医療費の助成について。 122: ◯議長【根岸ゆき子君】 回答、よろしいですか。いいですか。 123: ◯5番【渡辺訓任君】 どうでしょうか。 124: ◯議長【根岸ゆき子君】 教育長。 125: ◯教育長【森 英夫君】 直接、保護者の方にというお話もありましたし、地域の方にというお話の中で、私が、昨年、令和4年4月、5月のところを使って、各5校に直接行って、私、説明しております。5校のうちの中学校、両中学校においては、PTA総会でも、私、この小中一貫について令和5年度からこうなりますよということを、昨年度のPTA総会でお話をさせていただきました。  今年度に入りましては、この年度末に、コミュニティ・スクールの運営協議会のほうに、私、4校今まで行っております。そして今日の午後、時間があれば、最後の1校、二宮中学校に行って、運営協議会の方たちにまたこの説明をさせていただいて、この4月からこうなりますというお話をさせていただこうと思っております。また、新入生の方たちについてもお話をしていただきたいということだと思います。多分、新入学のね。その方たちも含めて、学校長のほうと調整しておるんですけれども、また、この令和5年4月、PTA総会等のところに私を呼んでくださいということで、今、お話をしておるところですので、地域の方につきましてはコミュニティ・スクールの運営協議会のメンバーの方からお話をいただくとか、そして、PTA総会のほうでは、私のほうから直接、保護者の方にお話をさせて、説明させていただきたいと思っております。  また、遡って恐縮ですけれども、先ほど、学校長が教員の意見を吸い上げていないのではないかというお話でしたが、学校管理職は、職員の意向をしっかりとつかんで学校経営をしておりますので、そこのところにつきましては、私のほうから答弁させていただきたいと思っております。以上です。 126: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 127: ◯5番【渡辺訓任君】 私、どうして校長がと言いますと、一色小学校の再生協議会で、このことを取上げられましたよね、1回。そのときに、同じテーブルで先生いらっしゃいまして、やはり、その先生方自身がよく分かっていないんだというような発言をされているんです。2年前になりますかね。  だから、必ずしもやはり現場の先生方と校長先生のところでは、一致はしていないんじゃないかなという、そういうのを、実際にそういう話合いで感じたものですから、指摘をさせていただいているんです。こんなことで、あまり時間を取っていられないので、また、ぜひその辺のことも話をしていただければと思います。  次、じゃ、18歳のほうに行きます。  それで、スライドのほうなんですが、もうこれは新聞等でもご存じだと思います。  だいだい色のところが、新たに18歳まで小児医療費助成を拡充するというところで、大磯町もそういうふうに表明されています。  平塚のほうは、今、選挙のほうでこういうことを公約されているようです、候補者のほうが。ですから、恐らく令和5年度から、間に合わなくてもその後にはしていくのかなという、そういうふうな受け止めをしています。  ちょっと待ってくださいね。  それで、もう一つ、これ、実際、助成をするに当たって、どれぐらいの費用が見込まれるものなんですか。 128: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 129: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 対象者は、18歳の方まで拡充したとすると、対象になるのが約700人の方になります。  実際にかかる医療費なんですが、こちらのほうは、中学生までの1年間にかかっている医療費が大体2万3,000円から2万5,000円ぐらいまでの間が平均的かかっているんですね。なので、年齢が上がりまして、体も丈夫になってきている状況になりますので、1人当たり2万円というふうにちょっとこちら想定しているんですが、そうしますと、全体で1,400万円程度の経費がかかるのかなというふうに、こちらのほうとしては試算しております。以上です。 130: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 131: ◯5番【渡辺訓任君】 それともう一つ、子ども医療費助成制度、これを現物支給にすると、国民健康保険の国庫補助が減らされるという、いわゆるペナルティーがあると思うんですが、それは、また、これとは別に発生するわけですよね。 132: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 133: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 国保の関係になりますけれども、新しく制度が大きく変わりまして、県全体での医療費を見ることになっていますので、以前のように、市町村単独で国保を運営していたような、すぐに影響が国庫金として、国からのお金に直接影響するということはございませんが、ただ、医療費が増えていけば、その分、市町村が負担する納付金、こちらのほうがありますのでそういったところへの影響は出てくるのかなというふうに考えております。以上です。 134: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 135: ◯5番【渡辺訓任君】 今、影響額について大体これぐらいというのは、持っておられますか。 136: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 137: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 全県でも、医療費、見ていくことになりますので、単独での、市町村ごとの負担額の増というのは、ちょっと計算は難しいところです。以上です。 138: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 139: ◯5番【渡辺訓任君】 こどもをまんなかにという施策を国のほうも掲げてきましたけど、私は本来、これ、国が進める施策だと思うんですけど、この点についても、先ほどお見せしましたように、多くの市町で進めていますので、早急に施していただきたいなと思います。  それと、あと、次に、保育所、学童保育についてなんです。  これ、仕事を探していますけど、入れなかったとか、それから、あと、入るためには仕事に就かなくちゃいけないとかそんな状況がかなりあるようなんですけれども、町として、この辺についてどういうふうに対応するか、そういうちょっと、今のお考えをいただきたいと思うんですけど。お願いします。 140: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 141: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 入所の判定に関しましては、各世帯ごとの状況を見せていただいて、優先順位が高い方からということで、先ほどの答弁にもあったとおりなんですが、既にお仕事を保護者さん、されている場合はやっぱりどうしても優先順位高くなりますので、そういったところで、まだこれからお仕事を探す方、優先順位がどうしても低くなってしまいますので、その点で保留になっているようなケースはあるかと思います。ただ、各保育所のほうで、保育士の確保ということで、そういったところに、また町としても支援していくことが、そういったところの対象につながっていくというふうに考えておりますので、そういった施策のほう進めていきたいと考えております。以上です。 142: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 143: ◯5番【渡辺訓任君】 昨日も子ども・子育て計画の話、出ましたけど、計画で見ると、期間中の保育確保量というのは410ということで、ずっと一定しているんですね。必要量は、あくまでも計画で見ると、令和4年度が、2号認定、3号認定足して、ピークになって375、令和6年度に349に減少するというふうになっています。これ、実感として、本当に減ってくるのかという部分あるんですが、この辺、実態とのずれとか、それから、実態とのずれをどういうふうに、今、考えられていますでしょうか。 144: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 145: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 事業計画のほうの数値との、少し差はあるということなんですが、基本的には少子化の基調というのはあるんですが、昨日もちょっとお話しありましたとおり転入の方もいらっしゃいます。それから、新たにお仕事を始められる方もいらっしゃるということで、そういったところで、想定どおりの数値とは少し差が出てくるのかなというふうに考えておりますが、ただ、保育全体の受皿としては、人数は確保できているというところでは、今、待機とか保留の方がほぼ出ていないというような状況でできているので、こういった状況が継続できるように、町としても十分注意していきたいというふうに考えております。以上です。 146: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 147: ◯5番【渡辺訓任君】 計画にある必要量とのギャップというか、現実に、この量ではやっぱり足りていないということになるわけですよね。待機者が出てきているということは。 148: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 149: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 定員としては足りているんですが、園の受入れ体制として、必要な保育士が確保できていないというような部分もあって、そこの保留が出てくるような状況があるというふうにご理解いただければと思います。 150: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 151: ◯5番【渡辺訓任君】 ということは、もう昨日もずっと論議している中で、保育士の確保というのがやっぱりネックになっていると、もう。
     それと、もう一つは、やはり、この現状として、計画が、計画どおりにいっていないという、保育量は確保されているけれども、必要量がやっぱり変わってきているということは、これは、何かの形で表れているものなんですか。修正計画というかそういうものはあるんですか。 152: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 153: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 状況を見て、必要性があれば計画の途中でも変更するということはあるんですが、実際の定員、受皿としては確保ができているので、今のところ計画を見直すというふうな予定は立てておりません。以上です。 154: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 155: ◯5番【渡辺訓任君】 あと、今ちょっと見方が変わるんですけど、二宮町に小規模保育施設はないということですね。それで、逆に小規模保育事業を運営したいんだと、そういう方もいらっしゃるようなんですけど、その潜在保育士の掘り起こしというのも、この間、ずっと議論されていますが、そういうふうな観点から小規模保育を検討された、そういうことはございますでしょうか。 156: ◯議長【根岸ゆき子君】 子育て支援担当課長。 157: ◯子育て支援担当課長【小笠原純二君】 町としては、今現在ある認可保育所、そういったところでの定員は十分確保できていますので、ここからまた新たな施設をつくるということは、今現在のところは考えていないですね。町としては考えていないという状況になります。 158: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 159: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 今、潜在保育士確保の観点から、小規模保育所はどうかというようなお話もあったんですけれども、小規模保育という、これ、最近出てきた、最近といっても、もう大分たちますかね、地域型保育といって市町村が認可する保育所のミニ版みたいなものなんですけれども、これにはいろいろ種類があって、保育所と同等で、保育士以外は保育をしないという、これA型というもの、あとそのほかに、半分は保育士、半分は保育士以外でも、補助者でいいというB型、もしくは保育士の資格がなくてもいいというC型というのがあります。なので、もし、A型の保育士が全てやるということであれば、これは保育園に勤めるか、小規模保育所に勤めるかということで、保育の内容としては大きく変わるものではないと思っております。  なので、潜在保育士が、保育園は働くつもりはないんだけど、小規模保育施設だったら働こうという発想というのかな、潜在保育士の掘り起こしには、それほど大きな影響はないのかなというふうに思います。以上です。 160: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 161: ◯5番【渡辺訓任君】 その辺が、確かに保育士としては、今の保育施設に勤めれば、それなりに状況は改善されるんでしょうけど、一定の強い方向性とか、それなりの特色を出した保育をしたいとか、そういうお考えもあるようです。ですから、今、やっぱり、できることは何でもやっていかなくちゃいけないんじゃないかなという、そういう気持ちがするので、そこは、今度の計画、今、策定されていますよね。その辺についても、今、小規模もそれから家庭的保育も計画には入っていないという、ですから、その辺というのは位置づけていくということになると、計画の中に今度位置づけていくということになるのでしょうか。 162: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 163: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 今、保育園、今の小規模保育施設にしても保育所にしても、新設、要は定員の増をするということは、町として、今の定員だと足りない、それ以上の需要があるという見込みがあって初めて新設や定員の増ができるような、そういう状況ですので、次期の計画が、令和5年度調査をして、6年度策定、7年度から5年間の計画ということになってきますので、その中の保育をご希望される方の見込み、その状況によって保育施設をさらに整備しなければいけないのか、今の状態のまま保育士を確保して充実させていくのかというような、そういったことを、次の計画で考えていくような、5年ごとにその計画の中で考えていくような形になります。 164: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 165: ◯5番【渡辺訓任君】 ちょっとくどくなりますけど、この必要量を策定というか必要量の計画ですよね。これがどういうふうにされるものなんですか。 166: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 167: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 こちらのほうは、国のほうで、アンケート調査をするんですけれども、国がおおむねのひな形をつくります。全国ほぼ同じような内容で、どれだけの希望があるかというのを取るんですね。これ、あくまで抽出調査なので、悉皆調査ではありませんから、100%希望が確認できるかというとそうではないんですが、抽出でアンケートをやった方の状況を基に、全体を推計して出すということで、統一的な方法でやることになります。 168: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 169: ◯5番【渡辺訓任君】 振れ幅とかというのは、ある程度見込まれるものなんですか。 170: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 171: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 計画の中では、もう見込み何人というような形で出していきます。ただ、実際には、先ほど課長も答弁したとおり、実績とは多少ずれる、今実際には、例えば、令和4年度だと、すみません、ちょっと計画の、今、人数を確認します。  令和4年度だと量の見込みが375人でした。実績的には令和4年4月の入所児童数が383ですね。だから、若干実際のが多かったというような状況です。  なので、振れ幅と言いますが、そう極端に大きく変わるものではないのかなとは思って見込んでいます。  あと、今言った実際の383入った人数が、定員の410より下回っているというような状況です。 172: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 173: ◯5番【渡辺訓任君】 サービスを提供する側からすると、そういう振れ幅なんですけど、結局、そこに入れなかった人にとって、一生の問題に関わってくる問題ですよね。最近、あまり過激な話、昔、日本の潰れろみたいなやつがあったけど、まさにね、勤めない、仕事を探したくたって、逆に探せないみたいな状況になっちゃうわけで、だからそういう意味で、一定の実績踏まえて、ある程度やっぱり振れ幅というかそういうのを計画に反映させるということはできるんですか。 174: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 175: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 振れ幅を反映というよりも、振れ幅も、計画としては、調査の結果の数字を出します。ただ、振れ幅があることも想定して、こちらとしても考えていかなきゃいけない。それで、先ほどの今の定員に対して、その振れ幅を考えてどうかということも考えなきゃいけないというふうには思っております。 176: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 177: ◯5番【渡辺訓任君】 令和7年度に向けて、3期計画も策定に入っていくという論議を昨日もしていましたけれども、保育ニーズのほうって、本当に働く時間だったり、すごく広がっていると思うんですよね。ですから、アンケートも取られるんですけれども、一定の振り幅に対応できることもぜひ検討いただきたいなというのと、それからあと、もう一つお願いをしたいのは、やはり、いろいろ、あらゆる手段で、とにかく子供さんを受け入れる、そういう体制を町としてはやはり進めていただきたい。そのことで、本当に看板だけが待機児童がいないじゃなくて、実質、本当にいないんだと、そういうふうなことが言えるような形に整備していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 178: ◯議長【根岸ゆき子君】 健康福祉部長。 179: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 本当におっしゃられるとおりで、やはり希望者全員が入れるのが一番いい形ですので、町として今一番ネックになっているのが、やはり保育士の確保というのが、ここのところ議論しているとおり、あります、そういったこともありますので、保育園等関係者の方と、よく連携をしながら、今後もしっかり対応していきたいというふうに思います。 180: ◯5番【渡辺訓任君】 それでは、ぜひ名実ともに待機児童のいない町、これを目指せるようによろしくお願いします。                   (発言する者あり) 181: ◯議長【根岸ゆき子君】 申し訳ないです。すみませんです。また、指名をしておりませんでした。渡辺議員、手を、挙手してから発言をお願いいたします。 182: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 183: ◯5番【渡辺訓任君】 それでは、名実ともに待機児がいない、そういう町になるようによろしくお願いします。以上です。 184: ◯議長【根岸ゆき子君】 ここで暫時休憩をいたします。休憩後の会議は午後1時ちょうどから始めます。                                  午前11時53分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後1時00分 再開 185: ◯議長【根岸ゆき子君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  2件目をお願いいたします。 186: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。                  〔5番(渡辺訓任君)登壇〕 187: ◯5番【渡辺訓任君】 2件目は、ごみ収集の将来の計画についてです。  町のごみ収集は、直接収集や桜美園の持込みもありますが、通常は、近所のごみ収集置場に出すことが多いと思います。  高齢化が進むことや生活パターンが多様になることで、ごみ出しが困難になっている、ごみ収集に決まった場所、決まった時間に出せない、出しづらいという声をいただくことが増えています。  今後は、いわゆるごみ出しが困難な方が増えるなど状況がさらに拡大することが心配されます。  ごみ収集の将来の計画について、以下のように伺います。  まず、町として、ごみ出しが難しいという状況をどのように把握されているでしょうか。  2点目は、現在、中心になっていると思われる福祉的なごみ出し支援についてです。  社会福祉協議会やシルバー人材センター、介護保険制度などで支援があると思われますが、利用のしづらさを訴える声もあります。それらの利用状況はいかがでしょうか。  3点目は、ごみ収集の将来についてです。  いわゆる高齢化を含め、町の状況の変化を見据えた収集事業について、計画はいかがでしょうか。  以上、ご答弁よろしくお願いいたします。 188: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 189: ◯都市部長【宮嶋智也君】 それでは、渡辺議員の一般質問について、要旨1と3は、都市部の内容、要旨2は健康福祉部の内容になりますが、関連性があるため、要旨に沿って一括して、私がお答えさせていただきます。  初めに、要旨1のごみ出しが難しいという状況をどのように把握しているかについてです。  ごみ出しが困難な状況になる要因は、高齢化や心身障がいなど様々な理由があると考えられますが、生活環境課には、高齢の方からのご相談が多く見受けられます。  全国的に超高齢社会が進展する中で、二宮町においても例外なく高齢化が進んでおり、令和2年10月1日時点で、65歳以上の高齢者の独り暮らし世帯が全世帯の約15%を占めている状況です。  また、核家族化が進むことにより、今後も、独り暮らしや夫婦のみなど、高齢者のみで構成される世帯が増加していくことが懸念されることから、ごみ出しが困難な方に対する支援が社会に求められていると認識しています。  現在は、高齢者を含め支援が必要となる方の詳細について、町では把握し切れておらず、生活環境課への電話や高齢福祉部局を介したご相談や問合せに対して、その都度、必要な支援先をご案内するなどの対応をさせていただいています。  続いて、要旨2の福祉的なごみ出し支援の利用状況についてです。  1つ目は、ほっと安心ヘルパーです。  こちらは、町がシルバー人材センターに委託し、在宅で65歳以上の独り暮らしの方や高齢者夫婦等の住民税非課税世帯の方を対象に、通常料金の2分の1を町が負担することにより、半額の自己負担で、除草や家事、ごみ出しなどの支援を利用することができる制度です。  ごみ出しの支援は、一月810円の自己負担で、週に1回利用でき、令和4年度は4名の方が延べ128回ご利用されています。  なお、課税世帯などの一般世帯においては、直接シルバー人材センターに依頼していただくことになりますが、一月1,650円の自己負担で4名の方が延べ168回ご利用されています。  2つ目は、おたすけネットです。  こちらの制度は、社会福祉協議会が窓口となって、独り暮らしや高齢者夫婦世帯、その他、一時的に生活支援が必要な方などを対象に、地域のボランティアが助け合い活動として、家事支援や通院の付添い、ごみ出しの支援を行っています。  利用料金は1回200円で、ごみ出しの支援は3名の方が延べ29回ご利用されています。  しかしながら、おたすけネットは、ボランティアの担い手も不足してきており、希望に沿った対応が難しくなってきている状況です。  そのほかにも、地域内の困り事に対して、富士見が丘1丁目のほほえみの会では、生活支援活動として、移動やごみ出し支援などを、緑が丘ゆめクラブでは、会員が困ったときの助け合いネットワークとして、買物やごみ出しの支援、高齢独居者への定期的な見守り訪問や話し相手などを団体活動として実施しています。  次に、要旨の3、高齢化の進展に伴い、ごみ収集の将来へ向けての対策についてです。  町では、ごみ置場からの収集を主に行っており、そのごみ置場は、利用されている方々で管理していただいていますが、年を重ねることにより、ごみ出しやごみ置場の管理当番が困難になるといった声をお聞きします。そのような状況の中、現在は、ご家族やご近所間の助け合いで賄われているところもあると思いますが、これから人口減少と高齢化がさらに進むことから、皆様が安心して毎日の生活を送ることができる支援体制が、今後さらに求められていくことが想定されます。ごみ出しが困難な方に対する支援は喫緊の課題と捉えていますので、社会の動向や町民の声に耳を傾け、部署横断的な連携を図りながら、実態の把握や他市町村の事例研究など、よりよい支援策の在り方などの検討を進めていきます。以上です。 190: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 191: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、スライドのほうも見ていただければいいんですが、先ほど、都市部長からも大体、概括まとめていただきまして、私のほうも認識としては、とにかく、まず不適切なごみ出しが増えてくる。それから、ごみが出せない、ごみステーションまでいけないという方もやはり出てくるようですね。それで、もう一つ、逆にこれまで収集車が入れないという場所も指摘をされています。川匂地区なんか一部改善されて、パッカー車も入るようになりましたけど、もうまだやはりそういう場所も残っているんじゃないかなと思っています。それから、無理なごみ出しをするとけがをするというケースも、一般的には言われています。  もう一つあるのが、環境負荷の問題で、紙おむつの増加なんですね。何年だったかな、以前、二宮議員から、全部の燃えるごみのうちの9%ぐらい、7%でしたっけ、7%ぐらいを占めるようになると、そういうふうなお話も議会で出ていたと思います。  それと、もう一つ心配されているのが、これは単純に高齢化だけではないと思うんですけれども、ごみが出せないことがきっかけになって、セルフネグレクトが進む、ごみ屋敷になってしまうという、そういうことも指摘されているようです。それで、あと、もう少しお伺いするんですけれども、ここで出している車両が入れない状況ですよね、この辺もまだ、やはり町では残っているようでしょうか。 192: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 193: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 車両が入れない場所の対応ということなんですが、町が収集している場所につきましては、基本、車両が入っていけない場所というのはありません。ただ、今、一方で、ごみの戸別収集を行っておりまして、こちらは玄関先に出していただいておりますので、こちらを収集するときは、一旦車を降りて、人が直接取りに行くというような形で対応しています。以上です。 194: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 195: ◯5番【渡辺訓任君】 それとあと、ごみ出しのことで、やっぱり、先ほど話ありましたけど、朝8時までに出すという決まりがありますよね。それから、あと、その一方でやっぱりカラスや猫の被害を出したくない、出しちゃ駄目なんだという、そういう必要から悩んでいる方が多いですよね。それで、1つの例としては、ほら、介護のヘルパーさんが、生活支援でごみの仕分とかに入る。ごみの仕分をやって、分別はとにかく、やられるわけですよね。ところが、それを出そうと思うと、次の朝、前の日に出せない。で、8時までに来てやるかというと、やっぱりそれもなかなか難しいというように聞いています。それで、そういう問題が1つあるのと、それからやはり精神的な障がいがある方なんかは、8時までに出そうと思うと夜が寝られないケースだと、もうごみを出すために徹夜しなくちゃいけない、そういうふうな個々のケースになっちゃうんですけど、そういうふうなことも出ているんですが、こういうことについては、話は伺っておられますでしょうか。介護のほうだとか、福祉的なごみ出しでも、やはり問題があるという点は認識されていますでしょうか。 196: ◯議長【根岸ゆき子君】 高齢介護課長。 197: ◯高齢介護課長【田邊綾子君】 福祉的な部分でということなんですけど、確かに収集場所に8時までにというのはよく聞くような話にはなっています。  ボランティアさんとか、シルバー人材センターの派遣というような中でやっていただくにしても、その時間までにというとやはり朝早めなので、なるべく近くの方にまずお声をかけてお願いすると。ただ、そうすると近くのところにボランティアさんがいないというような中で、なかなか難しいというようなところのマッチングというんですかね、難しいというようなところは聞いておりますし、例えば、ボランティアでやったとしても、ご自身の、例えば、やる側の都合であったりとか、具合が悪くなってしまったときに代わっていただける方がなかなかいないというようなことも、こちらのほうとしては聞いていて、そこのところの改善策を考えていかなければいけないのかなというふうな認識を持っているところです。 198: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 199: ◯5番【渡辺訓任君】 それで、先ほどボランティアの不足の問題も、都市部長からもありましたけど、やっぱり、おたすけネットも、なかなか言っても来てもらえないという、そういうふうな話も聞くんですよね、やっぱり。  3名29回というのは、あんまりちょっと想像したら少ないなという感じなんですが、将来、これから部署横断的に事例研究なんかもして進めていかれるということで、おっしゃっていただいたんですが、方向性として、直接収集とかやられていますよね。そういう方向なのか、それとも、一応、今福祉的な支援としてやっている、支援者を支援するというのかな、間接的に仕組みを支援するか、その辺についての方向性というのも、まだ検討中ということになりますでしょうか。どうでしょう。 200: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 201: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 具体的に、どういった方がどういったお助けが必要かという具体的なデータというか情報が、まだ不足している部分もございまして、まずはそこの把握から始めなきゃいけないかなと思っています。その先にある支援につきましては、全国でやっぱり高齢化社会に向けた取組というのは様々やっておられますので、そういった情報を仕入れながら検討していきたいというふうに思っております。以上です。 202: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 203: ◯5番【渡辺訓任君】 これから必要な調査も始めてという、そういうふうに受け止めました。  ただ、緊急性というか、そういうのを私感じるものですから、1つちょっと検討していただけたらどうかなと思うんですが、これは、東京都の日野市で行われているハンディキャップボックスというやつです。ちょっと、これ、こういうような。  この仕組みというのは、この箱を、こういうシールを貼るんですって、ハンディキャップボックスだということが分かるようにする。これを貼っておけば、周りも理解をしていて、前日に出していても大丈夫なんだと。ですから、主に利用されているのは、介護ヘルパーさんなんかが、やはり介護で出たごみをこれに入れておいたら、これは個別収集するというか、そういうふうなパターンらしいんですね。  場所によっては、カラスネットから切り替えるとか、そういうことも検討していただけたらと思うんですけど、その辺りはどうでしょうか。ご検討していただけるかどうか、急ぎの策としてね。 204: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 205: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 現状の収集体制において、その箱を使ってということは、物理的にというか、可能性はあると思います。ただ、ヘルパーさんが事前にそこに納めて、収集場所、収集場所の場合、置くとなると、以前カラスネットとかカラスよけのボックスを置くときにもちょっとお話ししたんですが、今の収集場所って多くが道路上になっているんですね。それを一晩以上そこに置くような状況になるので、やはりその辺の対応とか、あとはそこの利用者のご理解ですとか、あとはどのぐらいの世帯数がご利用されるかというところもあるんですが、収集の効率性の問題も出てくるかと思いますので、そういったものをひっくるめて、検討していかなきゃいけないかなというふうに思っております。以上です。 206: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。
    207: ◯5番【渡辺訓任君】 その辺の公平感みたいな部分もあって心配するんですが、結構いろいろ話していると、そういう面では、できるところからやっていったらみたいなそういうふうな声もいただくので、ぜひ、条件が整えば、試験的にやればいろんな問題もまた出てくると思うんです、やっていく中で。そういう心構えというか、気構えで進めていただければどうかなと思うんですけど、よろしくお願いします。  あと令和3年12月に、先ほども触れましたけれども、紙おむつの資源化について、町のほうもこれ検討するよというのを答えられています。大分時間がたつのですが、この辺の進捗というのはいかがでしょうか。 208: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 209: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 進捗ということなんですが、まだ具体的に進んでいないのが実情です。  ただ、担当者レベルにはなりますが、やはりその社会状況というか、全国的な状況の把握ですとか、あとは二宮町でどういったことができるとか、そういった検討、検討というんですかね。研究は進めております。ただ、やはり費用がかかる問題、これは以前の質問のときにもお答えしたんですが、町は1市2町の広域の枠組みの中でごみ処理しているというのもありますので、1つはその費用がかかる部分は、スケールメリットを生かした中で、やっぱり進められればというふうに思っております。そういったところで、今ちょっとまだ現状として、その広域の枠組みの中でも具体的な話が上がっていない段階ではありますので、進捗状況というとお答えできるものはありませんが、ただ、日々意識はしているところでございます。以上です。 210: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 211: ◯5番【渡辺訓任君】 分かりました。  なかなか紙おむつの資源化というのは、いろんなテーマを含みますし、現在、次期環境計画の策定が今、進められていると思います。様々な具体策というのは、実施計画とか個別計画で具体化されていくと思うんですが、この中で、今、先ほども検討を進めていくということだったんですが、誰もが安心できるごみ出しというか、誰も取りこぼさないごみ出しでしょうけど、こういう仕組みについて、取り入れることについては、具体的に今検討されていると捉まえてよろしいでしょうか。 212: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 213: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 今回の質問のテーマというのが、高齢者向けのごみ対策ということなんですが、具体的にはそこに入っていませんが、社会情勢を見ながら、今回、10年間の基本計画をつくりましたが、その中に、実施計画というものをその下につくっていきます。それは5年間で見直しということもありますので、状況に合わせて、具体的な施策が、必要があれば取り入れていくというふうなところは考えていければと思います。以上です。 214: ◯議長【根岸ゆき子君】 渡辺議員。 215: ◯5番【渡辺訓任君】 それでは、要望をさせていただきます。  独り暮らしの支援としても、ごみ捨てをきちんとするというのは、とても必要なことだと考えています。それで、執行者のほうからも、これについて問題の認識もいただきましたし、それからいろいろ検討するということもいただいたと思うので、本当に基本的な調査というのが必要となると思うんですけれども、また、急ぎの課題については、全面的実施でなくても、先ほども申し上げましたけれども、試行的にやっていく中で、さらに問題点が、課題が見えてくると思いますので、そういったことも含めて、ぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上です。 216: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもちまして、渡辺議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時35分から始めます。                                   午後1時22分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後1時35分 再開 217: ◯議長【根岸ゆき子君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 218: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。                 〔6番(小笠原陶子君)登壇〕 219: ◯6番【小笠原陶子君】 皆さん、こんにちは。私の名前は小笠原です。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。  持続可能な環境をつくるための町のごみ処理計画と活動についてということでございます。町のごみ処理計画と活動について、持続可能な環境をつくるための視点から質問させていただきます。  人類はこの地球で暮らし続けるための2030年までに達成すべき目標を掲げております。ご存じ、SDGsです。あと7年となっております。町は、二宮町第2次環境基本計画後期実施計画に基づいて、住みよい持続可能な町をつくるために事業を展開しています。  その中に、2、循環型社会の実現としてリデュースの促進、ごみの発生や排出の抑制、それと、リユースやリサイクルの促進、ごみの適正な処理・処分の推進、不法投棄防止の推進などを明記しています。  そこに付随して町は、一般廃棄物処理基本計画というのを持っております。令和4年3月に改定いたしました。町のごみの現状を詳しく分析して、課題を抽出しております。  ごみは捨ててしまえばただのごみとして焼却したり埋立て処分をしたりするだけですが、リサイクルやリユースすることによって新たな素材の原料になるだけではなく、再利用資源としてもう一度使えるものや、中古品として誰かが必要としているものは、積極的にリサイクルしていきたいと思っております。ごみ分別は、省エネと環境保護の取組の第一歩であります。  一般廃棄物処理基本計画の中に、ごみ処理施策の現状として9つの項目に分け、そして、それの課題を5つ挙げています。  1つは、ごみの減量化の継続ですね。それから、2つ目として資源化の促進、3つ目としてごみ処理経費抑制の必要性、4つ目はごみ処理手数料の改定、5つ目が、ごみ分別収集区分変更の啓発とあります。  そこで、私は具体的な施策をお伺いいたします。  要旨でございます。  1として、家庭ごみと事業系ごみの減量化は、目標に対しまして進捗はどうでしょうか、新たな課題はあるのかお伺いいたします。  2番、町民への啓発活動は、広報掲載のほか、あらゆる手段で行っていると思いますが、活字での啓発以外で、町民にじかに接して訴える活動はしているのでしょうか。  3つ目、地域環境推進委員の方の委任内容を確認したいと思います。また、委員の方の研修はどのように行っているのでしょうか。また、各自治会や任意団体への直接の働きかけはどのようにしていらっしゃるのか、伺います。  4つ目として、町の量販店の中には、つまりスーパーマーケットですね、店舗の中にごみ減量化のためのスペースを広く設けている店舗があります。すばらしい取組だと思います。町は積極的にそれをPRすべきと思いますが、いかがでしょうか。  5つ目として、町を美しく保つために、環境団体や町民の方の日常の活動と努力がございます。その方をたたえる表彰制度を望みますが、いかがでしょうか。以上でございます。よろしくお願いいたします。 220: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 221: ◯都市部長【宮嶋智也君】 それでは小笠原議員の一般質問について、要旨に沿ってお答えいたします。  初めに、要旨1の家庭ごみと事業系ごみの減量目標に対しての進捗と新たな課題についてです。  まず、令和2年度から過去3年間におけるごみの排出量の推移ですが、総排出量は、平成30年度で8,484トン、令和元年度が8,468トン、令和2年度は8,455トンでした。  そのうち家庭から排出されたごみの排出量は、平成30年度が7,648トン、令和元年度が7,680トン、令和2年度は7,778トンで、この数値を総排出量から差し引いた数値が、事業系活動に伴って排出された事業系のごみの量になります。  この実績を二宮町一般廃棄物処理基本計画で定めた目標値と照らし合わせると、平成30年度は目標値プラス113トン、令和元年度はプラス198トン、令和2年度はプラス337トンとなっていますので、3年間全てで目標値を上回っている状況です。  この結果の要因としては、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたことや、その時間を使い不用品の整理をされたことが家庭ごみの増加につながったものと考えています。  ごみの減量化に関する課題ですが、可燃ごみには依然として紙やプラスチックなどの資源ごみが多く混ざり、また、重量の6割近くが水分であることが組成分析の結果から読み取れます。  ごみの減量化は、町民と事業者、行政の3者が連携し、3Rを推進することで実現しますので、ごみの発生と排出の抑制や、可燃ごみと資源ごみの分別の徹底などをそれぞれの主体が自主的に取り組んでいただけるような啓発や仕組みづくりが必要と考えています。  次に、要旨2の町民にじかに接して訴える啓発の現状についてです。  これまでに、広報やホームページ、フェイスブックなど従来の紙や電子媒体を使った啓発に加え、幼稚園や保育所、小中学校に出向いて、SDGsや地球温暖化に関わる一部として、ごみの削減や分別について啓発を行ってきました。  質問の要旨にあります、じかに接して訴える啓発につきましては、物事を伝え、理解していただくための重要な手法の1つだと思いますので、これからも様々な場所へ出向いて、じかに訴える啓発を進めてまいります。  次に、要旨3の地域環境推進員の委任内容や研修と、自治会等に対する直接の働きかけについてです。  まず、地域環境推進員の設置の目的と役割ですが、町民と町が協働で地域環境を保全するために、町内各地域における推進役として平成20年5月に設置し、その役割は、ごみの減量化や分別、資源化、地域の環境美化や清掃に関することとなっています。  具体的な活動例は、ごみ置場のカラス対策や移設など管理の問題、犬のふん害や野良猫の問題、地域美化清掃の呼びかけなど、地域の環境に関するまとめ役と地域と町をつなぐパイプ役を担っていただいているところです。  研修について、過去にはごみ処理施設の視察を実施していましたが、近年は新型コロナウイルスの影響により実施できていない状況です。  次に、要旨4、ごみ減量化のためのスペースを設けている店舗の積極的なPRの推進についてです。  町内にある大型スーパーでは、ペットボトルや樹脂トレイ、最近では紙類などの資源ごみを自主的に回収し、環境への配慮を企業として取り組んでいる状況は把握しています。  積極的なPRの推進とのことですが、一企業の取組を行政が積極的に周知することに対しては、先方の負担も含めて慎重にならなければならないと思います。  一方で、過去にクールシェアや食品ロス削減について店舗と連携した取組を実施したことがありますので、そのような町の取組と併せた形で企業の取組を広報することが可能か、検討していきたいと思います。  次に、要旨5、町の美化に取り組む環境団体や町民の努力に対して表彰制度を望むについてです。  環境美化に取り組む団体や個人に対しては、国の地域環境美化功労者表彰や神奈川県の美化運動推進功労者表彰、環境保全功労者湘南地域県政総合センター所長表彰など表彰制度が設けられており、二宮町でも、美化清掃感謝状の贈呈を要綱で定めています。  これらの制度には、それぞれ表彰の対象となる要件がありますが、これまでもその要件に該当する個人や団体の方々に対して個別に打診し、推薦をさせていただいております。  また、表彰ではありませんが、ホームページや広報の未来づくりガイドに町内で活動されている団体を掲載し、町民の皆様にご紹介させていただいています。  表彰制度や活動紹介など、個人で活動されている方の把握は困難ですが、今後も情報収集に努め、各制度の活用や様々な媒体を使った広報により活躍されている方々を応援するとともに、環境基本計画に示す活動の輪が広がるきっかけづくりを進めていきたいと考えています。以上です。 222: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 223: ◯6番【小笠原陶子君】 順番に質問します。  まず、要旨1の家庭ごみと事業系ごみの減量化は、目標に対し、目標を上回っているってね、目標に対して上回っているという、目標に対して下回っているじゃないの。だから、要するに努力も何も、ごみが出ちゃっているんだからあれなんだけど、量は上回ってしまっているということで、日本語が何か聞き取りづらいなと思ったんですけど。つまり、何か減量については逆行しているということですよね。それはたまたまというか、コロナで。  でも、実はコロナって、だからやっぱり家庭の中の片づけるごみのほうが、消費するものより大きいのかなというふうに思って。というのは、やっぱり外食しない分、おうちでごはんを食べるというところでやっぱり町のごみが増えているということでしょうか。確認します。 224: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 225: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 コロナの影響で在宅時間が増えたというところで、今議員が食事を例に出されましたが、実は可燃ごみの量は少しずつ減っている、もしくは横ばいの状況なんです。  一方で、資源ごみとか粗大ごみが、これも極端に増えてはいるわけではないんですが、コロナの影響で家の中を片づけたりというものが増えたという状況が確認できます。以上です。 226: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 227: ◯6番【小笠原陶子君】 分かりました。何しろこの時期、ちょっとコロナが入っていると、ちょっとデータ的に厳しいですよね、分析は。  それで、私、今回の質問の一番大きなきっかけは、ある団体、いろんな私も団体に所属して活動しているんですけど、割と知性と教養のある人でも、みんなで活動した後にごみが出るんですけど、そのごみの中に、私の家だったらこのぐらいの紙は雑紙、ミックスペーパーに入れるんですね。でも、それを可燃ごみのほうに入れている方がいらして、やっぱりちょっとミックスペーパー、要するにこの小さな紙でも、こういう小さな紙でも資源になるということをご存じない方が多いんじゃないかなというふうに感じたんです。  それで、ちょっとごみ全体どうなんだろうという部分のちょっと大きなきっかけになったんですけど、ミックスペーパーだけが紙ごみといろんなごみというか、要するに紙は燃やせばごみですけど、分ければ資源というところで、例えば令和3年の決算というのは4年のはまだ出ていませんので、令和3年の決算だと雑入で、資源回収物売払収入ですから金属も入っているし、紙だけじゃないからよく分からないんですけど。  ので、ちょっとお伺いしたいんですが、令和3年は554万円708円の決算でした、資源回収売払収入はね。令和5年の予算ではこれからなんですけど、882万円見ています。それは金属が価値が出ているからかなとも思うんですけど、そういう分析がですね、一応紙の資源について、ちょっと手元に資料がなければあれなんですけど、今年というか、この令和3年から見て令和5年は、紙はもうちょっと集まるとか、そういう予測があるんでしょうか。 228: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 229: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 予算要求に関しましては、直近3年だったと思いますが、平均値を用いて算出していますので、量に関しては大きく変化がないと思います。  ただ、一方で、これはまだ見込みなんですが、ここ数年の経過を見ますと、コロナの時期に一度、紙の売却単価が落ち込んでいます。ただ、ここ最近、少し上がり傾向にありますので、ちょっとここ、すみません、今予算書がないので細かな数字は分かりませんが、そういった見込みが得られるんではないかというふうに考えております。以上です。 230: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 231: ◯6番【小笠原陶子君】 町の考え方としては、ごみの量とかは3年の平均を取っているから、金額が多いから量をたくさん集めるのかなという問題ではなくて、それは業者の引取りの金額とかを勘案して、550万が880万見込むって、ごみというかね、捨てればごみが資源でお金になるのはありがたいなというふうに思っておりますが、そういう中で、ミックスペーパー、雑紙に関して、私はまだ町民の方の認識がまだまだ足りていないんじゃないかというふうに思うんですけど、担当課としてはいかがですか。 232: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 233: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 確かに認識が隅々まで届いていないのではないかというご指摘がございました。  ただ、町としても、例えば今年度、令和4年の5月号の広報にも、古紙に関しては、捨てればただのごみ、それも燃やすのにお金がかかるんだよ。ただ、一方で、きちんと分別して紙として出していただければ収入が得られるので、町として収入が得られるんだよというような広報をさせていただいております。  実情として、これは個人的なお話なんですが、我が家でもなかなか子供たちに行き届いていない部分もありますので、やはり裾野を、皆さんにお知らせするという部分では、やはりこれからももう少し目につくような広報というのは必要じゃないかなというふうには考えております。以上です。 234: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 235: ◯6番【小笠原陶子君】 ちょっと一応要旨を幾つかに分けていますけど、みんな関連しているので、1番に関しては、量はそんな大きな変化は、要するに家庭ごみというか、粗大ごみね、粗大ごみ系はちょっと時期的な要素があって増えたというところですし、なので、ちょっとそこは状況は分かりましたというところで、次に行きますね。  町民への啓発活動についてなんです。町の啓発活動には限界があります。そして、でも、担当課が幼稚園や保育所とか小中学校で啓発しているというのは、とても大事なことだというふうに思います。ですけど、じゃ、大人はどうなのというのもあるわけですね。  確かにこの3年、ほら、ふるさとまつりとかも行われなくて、人がたくさん集まる場もないです。運動会もやらないし、そういうところで人との出会いというか、なかったと思うんですけど、もう今年はとにかく一応5月には第5類ですか、コロナの扱いも特に特殊な疾病じゃないという感じになっていきますから、頑張ってほしいので申し上げるんですが、大人の人にしっかり啓発するというところでは、うちの町は何かというと通いの場とか、何かというと人が集まるところは通いの場しかないのかみたいな感じですけど、そこでもやるんですよね。それと、ふれあい福祉まつりですとか、あと、ふるさとまつりですとか、そういうお祭り系があったらがんがんやってほしいと思うんですけど、その辺いかがですか。 236: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 237: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 今議員からお話がありました地域通いの場、これに関しては、以前から実施しようかなと思ったんですが、ちょっとコロナの影響で今までできていない状況です。  ただ、また人が集まる場所に関しては、通いの場に関しては、来年度、皆さんこういったことをしてほしいというそれぞれ持たれているテーマはあると思いますが、ご希望に応じて、町のほうに出向いてお話をさせていただければと思います。  あと、多くの人が集まる場所での広報でございますが、1つはエコフェスタ、毎年開催しておりますエコフェスタで、ここ2年、開催させていただきました。その中では当然、こういったごみの減量化に関しても、キエーロを展示したり講演会をしたりということで周知させていただいています。  また、ふるさとまつりも過去には出展していたケースもあるんですが、ここのところ、ちょっと開催ができなかったり縮小したりというところで、我々出向いていないんですが、そういった場所があれば、当然、出向いて啓発していきたいというふうに考えております。以上です。 238: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 239: ◯6番【小笠原陶子君】 例えばふるさとまつり前ですと、堆肥みたいのをお配りしたりしていましたよね。生活環境課がやっていたんですよね。あれはどこでやっているの。生活環境課じゃなかった。すみません。 240: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 241: ◯都市部長【宮嶋智也君】 ふるさとまつりの堆肥は、町の畜産会が、ご自分たちの堆肥を配っていたただいております。                (「そうか、そうか」との声あり) 242: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 243: ◯6番【小笠原陶子君】 すみません、勘違いしました。
     ぜひ、今年は多分ふるさとまつりをやれると思うので、予算化していなかったでしたっけ、やりますよね、やる予定ですよね。  そこでアンケートみたいな形でちょっとした何かおまけをお渡ししながら、アンケートで啓発するというやり方、割と効果的だと思うんですよ。アンケートをしながら分かるというところがあるので、とか、何かもっと違う、もっと楽しいことをいろいろ考えられると思うんですけど、ぜひそのときにはブースを持ってやってほしいんです。いかがですか。 244: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 245: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 ちょっとすみません、今すぐどういったことができるかってちょっと即答はできないんですが、やはり興味を持っていただくことがやっぱり大事だと思いますので、議員がおっしゃられたような方法も1つの手段として、ちょっと検討していきたいなと思っております。以上です。 246: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 247: ◯6番【小笠原陶子君】 よろしくお願いします。  つまり、いろんな場所で人と人とで、目の活字とか文字とかの、活字と文字は一緒ですけど、ホームページも、音楽は入るか分かりませんけど、やっぱり目の……。(発言する者あり)マイクに近づくと音が、ハレーションが、すみません、失礼しました。ではなく、耳から情報が入るということが重要なので、ぜひ、要するに五感で感じることが必要なので、よろしくお願いします。  それで、じゃ、次、3ですね。地域環境推進委員の方の研修についてでございます。  やっていただくことがいろいろありますね。私どもの町、何かホームページがめちゃめちゃあか抜けてきてはおりますが、内容はどうなのみたいなところでお伺いしたいんですが、地域環境推進委員、これ、地域環境推進委員じゃなくて推進員なんですよね。どっちですか。すみません。 248: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 249: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 地域環境推進員です。                 (「そうですね」との声あり) 250: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 251: ◯6番【小笠原陶子君】 地域環境推進員は、その昔は地域環境指導員という役割がありましたけど、平成11年に廃止され、平成20年5月に二宮町地域環境推進員の設置というのがされたわけでございますね。  それで、このときはもう私どもの町、桜美園をなくして大変な状況の中、とにかくごみは減らさなければ、平塚の一緒にごみを焼いていただけないというところで、もう本当に必死こいて、町全体でやりましたね。  ごみ処理基本計画のごみ処理の現状というのがあって、この町の昭和63年からの主な取組についてがずらーっと書いてあって、私もずっとごみ関係、最初のほうは特に桜美園のことでありましたから、懐かしく、こういう政策もやったな、あれもやったし、工作もしたな、一絞り運動をやったな、ネットを配ったなって、いろんなことをやってきたんですけど。  平成20年の7月から9月まで、可燃ごみの削減で地域説明会の開催までやったんですよね。こういうことは、やろうと思えばやれるんだなみたいな状況はあるわけで、そこまで必死こき過ぎ、必死にやり、費用対効果でやることがどうなのというところでは、もうそういう何か焼却場も無事に回っているし、そこまでやらなくてもというところあるとは思ってはおりますが、そのぐらいいろんなやり方があるなというふうに思います。  それで、お伺いしたいのは、ホームページに地域環境推進員の役割みたいなのをどういうふうに町がやっているのかなと思ったら、平成27年まではこういう会議がやって、こういう資料をつけたというのが載っているけど、ホームページですよ、今、令和4年度なんですけど、だから28、29、30、あと1、2、3、最近の3年は会議をやらなかったとしても、やっぱりそこのところちゃんと何か、何で載っていないんだろうというのをちょっとお伺いします。 252: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 253: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 ホームページに掲載されていない、途中で止まっちゃっているということですよね。すみません、ちょっと私把握していなかったんですね。(「そうですね」との声あり)会議そのものは、おっしゃったように、令和2年度、令和3年度は開催していないので活動報告はできていないと思います。  今年度に関しましては、11月に一度開催、初めてというか、任期初めの会議を開催させていただきました。任期が2年で、来年度いっぱいございますので、これから3回程度研修等を、研修や意見交換等をこれからしていきたいなというふうに思っておりますので、それに関しましては皆さんに周知できるように、そこは気をつけたいと思います。 254: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 255: ◯6番【小笠原陶子君】 地域環境推進員さんって、例えば百合が丘だと副地区長さんが兼任なんですね。2年に一遍変わって、自分は何か地域環境推進員をやるって言われたけど、ホームページはどういう位置づけなんだろうなって見たときに分かりづらくなっている、分かるようにはなっていないんですよ、はっきり分かるようには。  なので、大体こんな感じかなとは、過去の平成27年の会議の様子を読んで、こういうこととこういうことをやるのかとは思うとは思いますけど、そこのところはもうちょっとしっかりやっていただきたいというふうに思います。  とともに、ごみの減量、ごみ処理の現状の中で、ちょっとごめんなさい、あれじゃない、自分たち、何だかいろんな団体の代表で出ていた、ごみの減量のための会議みたいのをやめていますよね。それをやめたのはどうしてなのか、ちょっともう一回確認したいんですけど。 256: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 257: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 まず、この地域環境推進員の中の推進員の役割として、ごみの減量化ですとか、地域美化とか、そういった役割が位置づけられています。  ごみ減量化研究会……。(「そうそう」との声あり)おととしだったかと思いますが、廃止したというのは、ごみの、先ほどの部長答弁にもございましたが、ごみの減量化ってなかなか難しいところではあるんですが、一定の成果が、平成二十何年だったかな、成果が見られてきたというところで、役割を統合して、研究会のほうを廃止したというような状況でございます。以上です。 258: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 259: ◯6番【小笠原陶子君】 そうなんですよね。だから、確かにごみ全体から見たら、減量できているからいいだろうみたいな感じになっているんです。  私ね、やっぱりそっちの団体とごみ全般について、事柄、特にステーションの管理とかそういうのを地域環境推進員の方にやっていただけて、本当に大変なお仕事をお願いするので、本当にもう感謝しかないんですけど、そういうのとはまた別に、環境、ごみをやっぱり環境問題と捉えて、しっかりこの町のごみ問題をよりよいものにしていきたいという、そういう団体というか、そういう人たちの集まりというか、固まりというか、そういうのはあったほうがいいなと思うんです。  それで、環境フォーラムが近々ありますけど、それはもう本当にすばらしいんですが、それはごみじゃなくて水の問題とか、海の問題とか幅広く取り扱っていますでしょう。だから、ごみだけじゃないんですよね。  やっぱり町も限られた予算でいろんな事業もやれないし、限られた職員で大変なので、ある一定の役割を終えたということで終わりにしちゃっているんですけど、私ね、そういうSDGsの一環で、ごみ削減をもうちょっと真面目に考えたいという人たちを新たにお金のかからない形、要するにウェブ上で、Zoomの会議とか、あとSNS、LINEグループでもいいんですけど、そういうのをつくっていただいて情報交換して、アイデアを出していただくというのが大事じゃないかと思うんですけど、それについていかがでしょうか。 260: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 261: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 新たな組織を町主導でつくるとなると、やはり、つまり自発的な部分というのは薄くなってしまうのかなと思います。  今、町では、ごみ処理に限らず、環境面に関していろんな人のつながり、次の環境基本計画にうたっておりますが、活動の輪というのが1つの柱として挙げさせていただいています。  いろんな形で人のつながりをこれからつくって、そういった、例えばごみ処理、ごみ減量化、そういったことが意識として強い方たちがそこであれば、そういったところで組織化ができるかどうかというのは別にして、そういったところで情報をいただければなというふうには思っております。以上です。 262: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 263: ◯6番【小笠原陶子君】 ああ、なるほど。環境基本計画を見直していく中でのいろんな広がりの中で、情報交換したりするといいんじゃないかということでしょうか。 264: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 265: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 環境づくり、環境をこれから守っていく、よくしていくというためには、人の力、活動の輪が大事だというふうに考えて、環境基本計画の中にも位置づけております。  その場づくりのために、先日も行ったんですが、ワールド・カフェといって公募した方たちに集まっていただいて自由に意見を、テーマはつくりますが自由に意見をいただいている。そこで今まで自分が思っていたことを発言し、人が言ったことを吸収し、新たな気づきを覚えるとか、例えば1つの例なんですが、そういった場所をこれからつくっていって、いろんな地球温暖化にしても、ごみ減量化にしても、生物多様性にしても、どこまで盛りだくさん、いきなりたくさんはできないんですが、そういったところで、組織化じゃなくても、皆さんの意識の共有をしていければなというふうには思っております。以上です。 266: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 267: ◯6番【小笠原陶子君】 確かに今の時代、何でも組織化すればいいってもんじゃない時代だということは確かにあると思います。  先日、ワールド・カフェをやったんですか。いつ、どのように、何人ぐらい集まってやったんですか。 268: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 269: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 すみません、1月、いや、すみません、ちょっとはっきりした日にちを今覚えていませんです。(「いいですけどね」との声あり)たしか2月だったと思います。(「えっ、2月」との声あり)参加者は20名弱、十五、六名だったと思います。参加者は小学生、小学校高学年から、上は50代だったと記憶しております。 270: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 271: ◯6番【小笠原陶子君】 ありがとうございます、とてもよい試みだというふうに思いますし、そういうふうにいろんな仕組みを考えてやっていただけているというのはよいなというふうに思います。ありがとうございます。  それで、じゃ、そこのところ、そういったワールド・カフェなどを活用しながら情報交換し、知恵を出し合っていくということでよろしくお願いいたします。  そして、4番の大型店舗がごみ分別に積極的に場所をお貸しして、そして、何か缶とか瓶とか入れたら何かポイントがもらえるみたいなのをやっていて、もう本当にすばらしいなと思っているんですが、それは町としては公だから宣伝できないということですけど、そこは難しいところですね。  難しいところなんですけど、やっぱりそうやって業者さんのほうが処分していただければ、うちの町のごみの処理の分も減るわけで、ありがたい試みだというふうに思うんです。  店の前である程度分別したりしているところとかもありますけど、町が宣伝できなかったら、どこだったら宣伝できるの。だから、個人でSNSとかで発信してもらえばいいみたいな感じでしょうかね。どうですか、課長。 272: ◯議長【根岸ゆき子君】 都市部長。 273: ◯都市部長【宮嶋智也君】 決して町が宣伝するのが駄目とかというのでなくて、そもそも、ちゃんと確認していないんですけど、恐らく大型スーパーで今やっているのは、スーパーが売った側の責任として、スーパーで買ってもらったものに対するトレイですとかペットボトルですとかを回収するってイメージだと思うんですね。  恐らく町が宣伝すると、当然、そこで買っていないものもその場所に行ってしまう可能性が非常に高いので、当然そういう、それでも大丈夫ですかというスーパーのほうの、スーパー側の理解を求めないで町が宣伝するというのは、ちょっとこの場では言えないなというところで答弁させてもらいました。                (「分かりました」との声あり) 274: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 275: ◯6番【小笠原陶子君】 今日の一般質問は、湘南ケーブルテレビで配信されております。これをご覧の皆様、ぜひご自分のスーパーでお買物したものがそこで処理できる場合は、しっかりしていただくようよろしくお願いいたします。  それで、5番に行きますね。表彰制度についてです。  私個人は、表彰制度ってどうなのという考えは持ってきているんですが、だから何だろうな、多分私の知っているおばちゃんなんか、早朝、早く起きて、人がいない、人通りが少ないうちに、何か本当にもう、私からしてみればもう本当にすごいなとしか言いようがないほど頑張っていらっしゃる方とかいらっしゃるんですけど、その人多分、表彰といったら、いいわよ、そんなの、そのためにやっているんじゃないからって多分おっしゃるし、担当課の方も、実際に表彰したいけど断られているという話も伺いました。ですけどそれね、その人をたたえるという行為をしながら、皆さんに周知というか、啓発というか、そういう意味合いが私は大きいと思っているんですね。  だから、私たち何げに散歩したり、車で通過したりしている中でごみがないのは、自然にごみがないわけじゃなくて、本当にモラルのない、特にたばこ吸っている人とかそうですけど、モラルのない人が多い中で、やっぱりそういうふうに頑張ってきれいにしてくださっている方がいて、なおかつ、それは町の税金だけじゃやり切れないんですよ、税金セクターだけじゃね。やっぱり個人のそれぞれの努力でこの町がきれいに住みよくなっているんだなってつくづく思うんです。  何か表彰というと、日本人の表彰って何でもこんなでっかい紙をあげればいいという感じの日本人の表彰の在り方ってあるんですけど、そうじゃなくて、もう本当にこんなちょっとしたカードでたたえるみたいな、それで、ちょっとうちは、ほら、健康づくりのために未病センターに行ったら5ポイントね、何かジェイスタンプ、何ていうんでしたっけ……。                (「ジョイカード」との声あり)  ジョイカード、ごめんなさい、ジョイカードのスタンプがつくみたいのがありますけど、何かそういうちょっとしたささやかなのを差し上げる、それで、それをもらいたいからみんなやるわけじゃないんだけど、そういうことを通して広く町民の方に、いろんな人が関わって町がきれいになっているんだよということを分かってもらう手段として、私はやるべきだと思うんですよ。それについていかがでしょうか。 276: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 277: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 団体の方というのは比較的、地域清掃される団体の方というか、団体は地域清掃されるときに地域清掃協議書というのを出していただいて、ボランティア袋を町で配布して、町でも把握というのは容易だと思うんですけど、なかなか個人でされている方というのは把握が難しいんですね。  ただ、議員がおっしゃられるように、やはりいろんなところで活動されている方はいらっしゃると思いますので、まずは、ちょっとその辺の把握というんでしょうかね、例えば地域環境推進員、先ほど出てきた環境員の会議の中で、そういった方の情報をいただくとかというのは、まず必要かなと思っています。  その上で、その方のモチベーションと申しましょうか、を上げるというか、これから継続していただくために、ここで具体的に何ができるかというのはちょっと言いづらいんですが、モチベーションを保つための何かというのは、やっぱり考えてみたいと思っております。 278: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 279: ◯6番【小笠原陶子君】 私ね、きれいにしてくれている人のモチベーションを保つためにやってくれと言っているんじゃないんですよ。うちの町をきれいにしてくれている人がいるということを周りが知ることのきっかけづくりに、表彰制度があるんじゃないかと言っているんですよ。実際、表彰制度があるんだから。  それで、今年はいなかった、今年はいなかったじゃなくて、必ず誰かしら見つけて、いらっしゃるんだから。毎年だっていいんです、ずっと同じ人がもらったって。そして、あと、自分の名前を出したくなければ匿名でいいんですよ。イニシャルだけならいいですかとか、匿名のニックネームで何々さんがやってくださっているということをみんなが分かるということが、やっぱりその次に続く人があると思うんです。絶対あるのでやってください。  それで、あと、例えば夕方パトロール、何か防災パトロールみたいのがありますでしょう、戸締まりをきちんとしてってあるんですよ、うちのほう、大体いろんなところがやっていると思うんですけど、泥棒除けで、緑が丘も百合が丘もやっていると思うんですけど、そういうときにみんなやっぱり歩きながらごみを拾っているんですよ。そういう美化にも貢献しているというところで評価するのもやりようだと思うんですね。だから、ちゃんとアンテナを立てれば、どういう人たちが町をきれいにしてくれているのかというのは気がつくと思うんです。  それで、本当にこの辺で捨てたごみは、みんな海に行くんですから。今、海がごみだらけで大変だというところで、つい最近、何か条約が協定されたというふうにちょっとニュースになっていましたけれども、グリーンピースも喜んでいて、3割だけだけど第一歩だなんていうことが載っていましたけど、海をきれいにしていくためにも、この辺りをみんなきれいにしなくちゃ駄目なので、私たち、意識的にですね。  なので、表彰制度の在り方がその人をたたえるだけじゃないということをご理解いただきたいんです。課長のさっきの答弁だと、そういうふうに取れなかったので、もう一度お願いいたします。 280: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 281: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 すみません。今の答弁の前に、1つ訂正をお願いさせていただきます。  ワールド・カフェの日にちを、先ほど2月中旬頃と言ったんですが、1月29日の日曜日ということでしたので、すみません、訂正させてください。  今の質問に対してなんですが、その方だけのためじゃなくて、みんなの意識を上げるための表彰制度ということなので、部長の最初の答弁にもありましたが、町では広報とかホームページで、今は団体で活動されている方を紹介して、皆さんに知ってもらっているということをやっております。  そういったような形で皆さんにお知らせというか、活動内容をお知らせするということは可能かと思いますので、そこは検討していきたいと思います。            (「ぜひ前向きに検討してください……」との声あり) 282: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 283: ◯6番【小笠原陶子君】 ありがとう。それで、小笠原です。  それで、私ちょっと大事なことが抜けていたので、すみません。啓発に関して、じかに人とやるということは重要なんですけど、そこに出ていくためにはやっぱり時間と、場合によってはその場所を確保するために会場費とかがかかるかもしれないし、お知らせするためにも何か、例えば白黒じゃチラシはぱっとしないから、カラーでお渡ししたいとかというのがあるときに、やっぱり予算が必要だと思うんです。啓発には予算が必要だと思っております。  なかなか、生活環境のごみ削減とかに対しての予算ってなかなか厳しいと思うんですけど、その辺は課長、どのようにお考えですか。 284: ◯議長【根岸ゆき子君】 生活環境課長。 285: ◯生活環境課長【安藤好幸君】 啓発に予算を多く必要かというと、いろいろやり方はあると思いますので、予算というか、限られた予算の中で、我々が有効な啓発をしていきたいと思っております。 286: ◯議長【根岸ゆき子君】 小笠原議員。 287: ◯6番【小笠原陶子君】 ちょっと職員は当然そういうふうに答えるので、私のちょっと聞き方が悪かったなと思うんですけど、町も精いっぱい広報の在り方というのを考えていると思うんですけれども、何しろ知恵を絞ってやっていただきたいと思います。  担当課、生活環境課のほうはこういうバッジも作って、議員さんは皆さんもらっていると思うので、できればやっていただければありがたいと思いますけど、「みんなのちょっとで みらいはもっと。」とか書いてあって、二宮チャレンジということで、みんなが少しずつ環境に対して努力をしていくことで未来をつくっていくというようなバッジを担当課のほうで作って、限られた予算の中で知恵を絞っているなというふうには感じておりますが、引き続き、ごみの水分一絞り運動もそうですけど、知恵もせいぜい絞り続けていただきたいというふうに思います。  それでは、私の持ち時間も少なくなっておりますので、これで終わりにしますけれども、先ほど申し上げましたように、燃やせば、捨てればごみ、分ければ資源ということで、たかがごみ、されどごみということで、町の令和3年度の資源回収物の売払収入は554万で、今年は882万。それで、生活環境課のほうの環境保全対策費というのは、全部で3億8,542万3,000円、私どもの町はかかっておりますね。  これはごみだけじゃなくて、様々な環境対策です。犬のふんのこともあるし、いろいろありますけど、ごみにかかる費用を少しでも削減して、私個人は教育のほうに回していただきたいなと思っておりますが、皆様のご協力でぜひ少しでもこういった費用を削減できるように、よろしくお願い申し上げます。以上です。 288: ◯議長【根岸ゆき子君】 これをもちまして小笠原議員の一般質問を終結いたします。  ──────────────────────────────────────────── 289: ◯議長【根岸ゆき子君】 本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  次回の本会議は、3月28日火曜日午後1時より開催いたします。  なお、3月16日木曜日は、午前9時30分より予算審査特別委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。お疲れさまでございました。                                   午後2時25分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...