白山市議会 > 2012-12-04 >
12月04日-01号

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  1. 白山市議会 2012-12-04
    12月04日-01号


    取得元: 白山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-01
    平成24年 12月 定例会(第4回)---------------------------------------        平成24年第4回白山市議会定例会会議録第1号---------------------------------------          平成24年第4回白山市議会定例会は、          12月4日白山市議場に招集された。---------------------------------------            平成24年12月4日(火曜日)---------------------------------------出席議員(27人)   1番  永井徹史君      2番  石地宜一君   3番  森本 茂君      4番  小川義昭君   5番  古河尚訓君      6番  安田竹司君   7番  本屋彌壽夫君     9番  北嶋章光君  10番  宮中郁恵君     11番  村本一則君  12番  宮岸美苗君     13番  岡本克行君  14番  杉本典昭君     15番  石田正昭君  16番  小島文治君     17番  寺越和洋君  18番  吉田郁夫君     19番  竹田伸弘君  20番  清水芳文君     21番  前多喜良君  22番  北村 登君     23番  北川謙一君  24番  藤田政樹君     25番  岡田俊吾君  26番  西川寿夫君     27番  中西恵造君  28番  徳田 巌君---------------------------------------欠員 8番---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名市長作野広昭君 副市長北田愼一君市長桶屋幸藏君 総務部長西川英智企画財政部長桶屋栄造君 健康福祉部長福祉事務所長松井 毅君市民生活部長竹内 茂君 産業部長大西治夫観光推進部長古田文治君 建設部長井田正一上下水道部長竹田由喜夫君 会計管理者会計課長福永慎一河内支所長大西善巳君 吉野谷支所長北口邦彦鳥越支所長奥 清隆君 尾口支所長中田定次白峰支所長小田孝二君 財政課長竹内正隆教育委員会 委員長高橋敏男君 教育長喜田紘雄教育部長中村直人君   ---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長     永井秀治君   議事調査課長   佐々木 満君 議事調査係長   東野 央君   主査       北出進一君 手話通訳士    門倉美樹子君  手話通訳士    堀口佳子君---------------------------------------            議事日程(第1号)                         平成24年12月4日(火曜日)                         午前10時 開会  日程第1  諸般の報告  日程第2  会議録署名議員の指名  日程第3  会期の決定  日程第4  議案第127号ないし議案第166号        (説明)  日程第5  行政視察報告---------------------------------------            本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)のとおり---------------------------------------          午前10時0分開会 ◎議会事務局長永井秀治君) 御起立願います。礼。着席願います。 ○議長(前多喜良君) これより平成24年第4回白山市議会定例会を開会いたします。 直ちに、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(前多喜良君) 日程第1諸般の報告を行います。 平成24年9月27日、10月1日、10月2日、10月29日、10月30日、10月31日、11月20日及び11月28日の各日付にて、監査委員から例月現金出納検査報告書定例監査結果報告書及び財政援助団体等監査結果報告書の提出がありました。 10月30日付にて、決算審査特別委員会委員長から、付託事件の審査結果報告書の提出がありました。 11月19日付にて、専決処分した旨、市長から通知がありました。 12月4日付にて、市長から議案の提出がありました。 地方自治法第121条の規定に基づき、12月4日付にて、市長、教育委員会委員長及び代表監査委員に対し、出席を要求しておきました。 12月4日付にて、市長から説明員の委任及び嘱託について通知がありました。 今期定例会において、本日までに受理した陳情は、お手元に配付の文書表のとおりであります。 以上をもって、諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(前多喜良君) 日程第2会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、清水芳文君、北村登君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定 ○議長(前多喜良君) 日程第3会期の決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月20日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(前多喜良君) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議案第127号ないし議案第166号(説明) ○議長(前多喜良君) 日程第4議案第127号ないし議案第166号を一括して議題といたします。---------------------------------------提案理由の説明 ○議長(前多喜良君) 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、作野広昭君。 〔市長(作野広昭君)登壇〕 ◎市長(作野広昭君) 本日、ここに、平成24年第4回市議会定例会が開会されるに当たり、最近の市政の状況と提案いたしました諸議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 師走を迎えて、ことしも残すところ1カ月足らずとなりました。私自身も市長就任以来丸2年が経過し、市政1期目の折り返し点を迎えました。 これまで私は、職員数の削減や補助金の整理、さらには公共施設の整理統合を進めるほか、未利用財産の積極的な処分を行うなど、平成27年度からの地方交付税の段階的な減額措置を見据え、将来にわたる安定的な財政基盤を築いていくためのさまざまな行財政改革に鋭意取り組んできたところであります。 今後とも市政のかじ取り役として、10年先、20年先を見据えた長期的視点に立って、将来に禍根を残さぬような行政執行に全力を傾注していく所存であります。 さて、最近の我が国経済は、内閣府が発表した7月から9月期の国内総生産の速報値が前期比で9カ月ぶりにマイナス成長となるなど、景気の後退が鮮明になってきております。 また、国の予算編成が大詰めのこの時期、解散総選挙が行われることとなりました。年内に発足する新政権には、社会保障と税の一体改革や景気対策エネルギー対策、外交・安全保障政策などの重要課題の解決に向け、実効ある政策を築き上げるとともに、一日でも早い来年度予算の編成作業に取り組まれることを念願いたすものであります。 このような状況の中、本市におきましても、新年度の予算編成時期を迎えるわけでありますが、職員一人一人が市民目線に立ったコスト意識を持ち、既存の制度にとらわれることなく、積極的な事務事業の見直しを行っていく所存であります。 それでは、最近の市政の状況について御説明申し上げます。 初めに、北陸新幹線新駅の設置に向けた取り組みについてであります。 北陸新幹線の整備につきましては、平成27年春の金沢開業に向け、白山総合車両基地におきましても、建屋の建設が順調に進んでいるところであります。 また、車両基地以西につきましては、本年6月の国による敦賀までの延伸認可を受け、現在、沿線町内会を対象に鉄道・運輸機構が現地測量の説明会を順次開催しているところであります。今後は、地元同意の後に測量作業に着手することとなっております。 なお、新幹線新駅の設置につきましては、北陸新幹線(仮称)白山駅建設期成同盟会の設立に向け、先月22日に白山市、能美市、野々市市、川北町の首長と議会議長、地元選出県議会議員がそろって谷本県知事を訪ね、顧問への就任と今後の力添えを依頼し、快諾をいただいたところであります。 今後は、本市を初めとする周辺市・町と県が一丸となって、年明けには期成同盟会を設立し、新幹線新駅の実現に向け、国、JR等の関係機関へ強く働きかけてまいりたいと考えておりますので、議員各位を初めとして市民の皆様方には、より一層の御理解と御支援、御協力をお願いするものであります。 次に、集落の活性化と定住促進策取り組みについてであります。 我が国におきましては、少子高齢、人口減少が続いております。 本市においても、このまま放置すれば市全体の活力が失われることから、昨年10月に市街化調整区域内に多く点在する農村集落において、その活力維持を目的として、住民主体で計画されるまちづくり計画に対し、一定の開発を認める条例を制定いたしました。 先般、第1号となった八田中町に続き、部入道町、村井町東馬渡の各集落において、本条例に基づく、まちづくり開発協議会が設立され、住民主体によるまちづくりが始まったところであります。これにより、農村集落にも新たな住民を迎え入れ、集落の活力が向上することを期待するものであります。 また、転入者をふやすために今年度から施行いたしました定住促進奨励金制度につきましては、上半期の新築住宅着工戸数225戸のうち63戸の申し込みがありました。 外国人を除く今年度と昨年度の上半期の人口を比較いたしますと、昨年度は約140人の減少でありましたが、本年度は50人以上の増加となっており、この制度が大きく貢献したものと考えております。引き続き定住化を促進し、活力あるまちづくりの推進に努めてまいります。 次に、本年度の除雪対策についてであります。 気象庁が発表した北陸地方の3カ月予報では、12月、1月の天候は例年より気温が低く、降雪量が多くなる見込みとのことであります。 気象庁ではこの冬から、低温に関する異常天候早期警戒情報を発表する際、より降雪量がふえると予想される場合には注意喚起の情報を付加することとされております。 本市の除排雪におきましても、こうした情報を事前調整や準備に大いに活用することとし、主要幹線市道バス路線、通学路を中心とした1次路線を初めとする約520キロメートルの市道除雪を行います。 また、今年度は歩道除雪の強化を図り、新たに約10キロメートルを加えた約65キロメートルを除雪することとし、児童・生徒を初めとする歩行者の安全確保を図ってまいります。 除雪に当たっては、国・県、警察等関係機関と緊密に連携し、道路交通の確保並びに市民生活に支障が出ないよう努めてまいります。 なお、市内すべての道路を除雪することは困難でありますので、引き続き町内の生活道路などは地域、町ぐるみで除排雪に御協力いただきますようお願いをいたします。 次に、災害時応援協定の締結についてであります。 親善友好都市提携を交わした静岡県藤枝市と11月5日に改めて締結いたしました協定は、東日本大震災を踏まえた防災対策の一環であり、手取川ダムの決壊や浜岡原発の事故など、大規模災害が発生した場合、相互に応援することを約束し、避難が必要となる住民の受け入れ施設の提供や行政機能が低下した場合の住民に対する迅速な情報提供などを盛り込んだものであります。 本年度は、志賀町との相互応援協定を初め、JAなど4つの法人とも新たに災害時における応急対策に関する協定を締結したところであり、今後とも災害時における対応策の強化に努めてまいる所存であります。 次に、白山国立公園指定50周年記念事業についてであります。 この記念事業としましては、スーパー林道ウオーク若葉まつりなどさまざまな事業を展開してきましたが、先月10日には環境副大臣を初めとして、県内外から多数の関係者の方々を本市にお迎えし、記念式典等の行事を成功裏に終了することができました。この記念事業を契機として、今後ともすばらしい白山の自然や伝統文化を後世に伝えていくとともに、白山手取川ジオパークを核とした本市の魅力を国内外に広く発信してまいりたいと考えております。 次に、障害者の方々の就労支援の拡大に向けての取り組みについてであります。 本年10月に社会福祉法人佛子園の皆様の就労の場として、JR美川駅の2階に美川37カフェがオープンいたしました。このカフェは、ことし4月から佛子園に運営を委託してきたもので、このたび改装リニューアルオープンし、あわせて駅構内の清掃作業も行っていただいているところであります。 今年度は、市内24の公園施設清掃管理等についても、積極的に障害者福祉施設へ委託しているところであり、今後とも障害者の自立と社会参加の促進に向けて、就労の場の確保を図ってまいりたいと考えております。 次に、男女共同参画の推進についてであります。 昨年度は、行動計画中間見直し並びにDV防止基本計画の策定を行ったところでありますが、今年度はさらに今定例会に男女共同参画都市宣言を上程するとともに、来月27日には鶴来総合文化会館クレインにおいて、内閣府と共催で記念式典を開催することといたしております。 この都市宣言記念式典を契機として、男女共同参画社会の実現に向けた機運の醸成を図り、行動計画に掲げた数値目標の達成に努めてまいりたいと考えております。 それでは、提案いたしました諸議案につきまして、御説明申し上げます。 提出議案は、補正予算案6件、条例案19件、事件処分案14件、専決処分の承認に係るもの1件の計40件であります。 初めに、議案第127号から第132号までの平成24年度補正予算案についてであります。 まず、一般会計につきましては、その主なものといたしまして、民生費では、公立保育所の民営化を推進するため、保育所を経営する法人に対し、運営の安定と受け入れ体制の強化に係る所要の経費を計上するとともに、障害児の受け入れに際し、加配する保育士の人件費を助成する経費を計上いたすものであります。 観光費では、現在策定中の新観光ビジョンの中核をなす観光プラットフォームの機能を担う白山市観光連盟の設立に要する準備経費を計上し、北陸新幹線金沢開業を見据えた観光客の受け入れ体制強化を目指すものであります。 土木費では、本年4月に供用を開始した金沢外環状道路海側幹線から御経塚方面へ通じる市道横江宮永線の4車線化工事について、国の経済危機対応地域活性化予備費を活用し、来春の供用開始に向けて、工事の進捗を図るものであります。 教育費でも、国の予備費を活用し、松任中学校規模改造事業の進捗を図るため2億6,800万円余を計上するものであります。 人件費につきましては、本年3月末の早期退職者による職員数の減などに伴い、9,200万円余を減額補正するものであります。 なお、債務負担行為の設定につきましては、市が保有する公有財産を一元的に把握、管理するための新システム導入経費や、合併時に導入した電算システムについても、稼働から8年が経過し、老朽化が著しいことから、基幹系、情報系機器整備経費について行うものであります。 さらに(仮称)中央福祉館建設事業につきましては、各種福祉団体の利便性の向上を図るため、また美川図書館の新築並びに美川すこやかセンター改修に係る実施設計費についても、債務負担行為を設定するものであります。 特別会計及び事業会計におきましては、給与関係費についての補正を行うとともに、国民健康保険特別会計では国庫負担金等の返還金に係る所要の経費を計上するものであります。 次に、議案第133号から第151号までの条例案につきまして、その主なものを御説明申し上げます。 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されたことにより、施設等の設置管理基準については条例で定めることとなったことから、介護保険法を初めとする7つの法令の一部改正に伴い、それぞれ関係条例の制定、または一部改正を行うものであります。 次に、議案第152号から第165号までの事件処分案につきまして、その主なものを御説明申し上げます。 市道路線の認定につきましては、松南小学校の移転改築に伴う新規路線の認定について道路法の規定に基づき、北陸新幹線建設に伴う市道宮丸北安田線付替工事請負契約の議決の一部変更につきましては、工事費の増額に伴い、契約金額に変更が生じたため、条例の規定に基づき、財産の取得につきましては、(仮称)中央福祉館建設事業の用に供する土地を購入することについて、条例の規定に基づき、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第166号の専決処分の承認につきましては、本日公示、16日投開票の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の執行に要する経費を11月19日に専決補正いたしましたので、地方自治法の規定に基づき、議会の承認を求めるものであります。 以上をもちまして、今期定例会に提出いたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(前多喜良君) 提案理由の説明は終わりました。--------------------------------------- △日程第5 行政視察報告
    ○議長(前多喜良君) 日程第5行政視察報告を行います。 災害対策特別委員会委員長中西恵造君。 〔災害対策特別委員会委員長中西恵造君)登壇〕 ◆災害対策特別委員会委員長中西恵造君)  災害対策特別委員会行政視察報告を申し上げます。 当委員会は、さる10月11日から12日にかけて、静岡県袋井市及び愛知県豊橋市を視察してまいりました。 まず、袋井市の地震、津波対策について申し上げます。 袋井市では、東南海地震等に備えるため、一般住宅公共施設地震対策を行っているほか、東日本大震災の教訓を踏まえ、市民の意見を反映させるため、地震対策地域意見交換会地域防災対策会議を開催し、市民と行政が一体となって地震対策の見直しを行いました。新たに津波や液状化、原子力災害対策を加え、情報伝達の迅速化を含め、ハード・ソフトの両面から万全な対策を進めています。 また、ことし8月に内閣府から南海トラフ巨大地震に関する発表がありました。袋井市では、最大震度7、最大津波高10メートル、最大浸水面積1.7平方キロメートルでしたが、あくまでも想定であるため、独自で詳細な分析を行い、津波対策を講じることとしています。 津波発生時における避難場所については、避難可能な海抜高がある小学校や支所などの公共施設のほか、民間事業所共同住宅使用協定を締結しています。さらに江戸時代に命山と呼ばれる人工の小山を築き、津波や高潮の際、その命山に避難し、助かったことから、周辺に避難場所がない地域では、盛り土型高台である平成の命山や避難タワーを順次整備することとしました。今年度整備される平成の命山は海抜12メートル、敷地面積6,500平方メートル、1人当たり1平方メートルを想定し、避難場所が800平方メートルとし、800人が避難できるとのことであります。 また、自治会においては、要援護者の登録を行っています。対象者の約1割が不同意であるため、今年度からすべての自治会で10軒を1つの班として安否確認の訓練を行うなど、地域防災力の強化に努めていました。 次に、豊橋市の防災対策及び災害廃棄物処理体制について申し上げます。 1点目、災害時における緊急の情報伝達網についてであります。市では、1キロメートル四方に屋外スピーカーを市内62カ所に設置しており、豊橋ほっとメールのほか、ケーブルテレビ、FMとよはしといった民間のインフラによる情報伝達も行うこととしています。さらに今年度、各町内会長に自動起動する防災ラジオを配布し、情報伝達の多様化を図っていました。今後の課題として、屋内では屋外スピーカーが聞こえないとの市民からの声があることから、災害に応じたサイレンや戸別訪問なども駆使して対策を講じる必要があるとのことでした。 2点目、台風、竜巻対策については、平成11年に竜巻による被害の後、雨に備えるためのブルーシートが大量に必要になったことから、豊橋市ではブルーシートを備蓄することにしました。また、災害時要援護者対策として迅速に避難所開設を行うことにしており、明るいうちに避難させることを重視しています。 3点目、防災コミュニティの推進については、平成20年から自主防災リーダー養成講座を実施し、現在約400名のリーダーが養成されています。自主防災リーダーは、地域に合わせた防災訓練を立案し、住民参加型の地図を使った図上訓練も行っているとのことです。 4点目、災害廃棄物処理体制についてであります。災害時の対応では、公園や空き地など1次仮置き場を各地域でその都度決定してごみを収集し、そのごみは市内7カ所にある2次仮置き場に集めることになっています。2次仮置き場では、ごみを分別し、焼却処理ができるごみは資源化センターに搬出し、コンクリートなどの廃棄物は埋立処分場で処分することになっています。資源化センターでは、灰が出ないようにごみはすべて溶かし、リサイクル材に転化するシステムを導入しています。今後の課題としては、新たな2次仮置き場の確保を初め、埋立処分場での処理量には限界があることから、コンクリートはできるだけリサイクルに回し、これまでに埋めたプラスチックを掘り起こし、燃やせるものは取り出す対策が必要であるとのことでした。また、大規模な災害時に備え、焼却処分建設資機材等応援協定周辺市町村や民間業者と締結していました。 今回、両市の視察において、災害に対する危機管理意識が非常に高く、積極的な対策を講じていました。現在、本市においても地域防災計画見直し作業を進めていますが、あらゆる災害に対応するため、市民、行政が一体となって災害対策に取り組むとともに、地域防災力の向上を図ることが重要であると改めて認識しました。 以上、大まかに行政視察の報告を申し上げましたが、詳細な資料につきましては事務局に保管してありますので、御一読いただきますようお願い申し上げまして、災害対策特別委員会行政視察報告を終わります。 ○議長(前多喜良君) 災害対策特別委員会行政視察報告は終わりました。 道路安全対策特別委員会委員長杉本典昭君。 〔道路安全対策特別委員会委員長杉本典昭君)登壇〕 ◆道路安全対策特別委員会委員長杉本典昭君) 道路安全対策特別委員会行政視察報告を申し上げます。 当委員会は、去る10月11日から12日にかけて、岐阜県土岐市及び愛知県安城市を視察研修してまいりました。 まず、土岐市における通学路の安全対策あんしん歩行エリア整備について申し上げます。 土岐市で視察しました、あんしん歩行エリア整備事業は、土岐市駅北口、セラトピア土岐及び泉小学校周辺のエリア1.4平方キロメートル内にある路線約2キロメートルにおいて、歩道整備カラー舗装などの安全対策を施した事例です。この路線は見通しのよい直線道路であることから、通過車両の速度が早く、危険が指摘されていました。このため中央線を抹消して2車線を1車線にし、車道幅員を縮小することにより路側帯を拡幅しました。そして、歩行空間を明示し、ドライバーへの注意喚起効果を高めるため、路側帯や交差点部のカラー舗装化を行ったほか、道路のバリアフリー化として車道をかさ上げし、歩道との段差を解消していました。 これらの整備に際しては、地域関係者による協議会での検討や、タウンウォッチングと言われる現地調査を行い、住民との円滑な合意形成を図りました。 特に通学路の整備においては、児童利用者数と学校からの距離により優先順位を設定し、整備計画を策定した上で、側溝の改修による通行スペースの確保や交差点内の着色、クロスマークの表示を行っていました。 歩道用地の確保が困難な現状の中、カラー舗装の事例は今後ふえると考えられます。土岐市でも、カラー舗装は住民の評判がよく、要望が多くあるとのことでした。しかし、地域ごとに整備を進めたため色の統一がなされていないことや、耐用年数は5年ほどしかないため維持管理の費用負担が今後の課題ということでした。 次に、安城市の自転車ネットワーク整備事業について申し上げます。 安城市は、明治用水の豊かな水にはぐくまれ、日本デンマークと呼ばれるほど農業先進都市として発展しました。豊田市などの工業都市に隣接していることから、自動車関連産業を初めとする大企業が進出しています。環境首都を都市像として掲げ、土地標高差27メートルという平坦な地形を利用した環境に優しい自転車によるまちづくりの実現に向けて、平成19年にエコサイクルシティ計画を策定しました。 この計画に基づく取り組みの1つが、安全で快適に自転車が利用できる環境の整備、自転車ネットワーク整備事業であり、自転車歩行者道整備や明治用水緑道の整備、活用等を行っていました。 明治用水緑道は南北に5路線、26.7キロメートルあります。昭和45年から水路の管路化が始まり、昭和50年代半ばには用水路の上部利用として自転車道の整備が始まりました。用水は深さがあるため、自転車道は鉄道、主要道路との横断部分が立体交差となり、自転車はノンストップで通行できます。 平成22年度から平成24年度にかけて、明治用水緑道以外では初めて市道を改修して自転車道を整備し、中心市街地や公共交通拠点、レクリエーション施設などの主要拠点間の連携を図りました。 整備に当たっては道路形態を大きく変えることから、地域住民を交えた協議会を設置し、歩行者・自転車・自動車の分離方法や幅員を協議しました。その結果、ガードパイプによる部分的な分離方法で整備をすることとし、道路の片側にある自転車歩行者道内にカラー舗装による自転車走行空間約1.1キロメートルを新設しました。総事業費は3億3,000万円です。 エコサイクルシティ計画策定時のワーキンググループは現在、エコりんりんという名の市民団体となり、危険箇所の現地調査や見どころを記載した自転車マップ作成などにもかかわっています。 また通学路の整備においては、歩車道境界ブロックだけではなく、必ず防護さくで分離する歩道整備を継続的に進めていました。 しかし、自転車による交通事故件数の推移は横ばいで、小さな事故はなかなか減らないとのことでした。やはり危険な並列走行などマナーの問題が課題として残り、事故抑制の効果が数字にあらわれるのは、まだ難しいようでした。 今回の道路標示や交通体系の視察によれば、カラー表示は交通事故回避に有効と思われますが、使用する色の広域的な統一が求められることや、白山市においては除雪による影響も考慮したカラー舗装の手法を取り入れる必要があること、さらに行政だけではなく市民との協働により対策を考えることで、交通安全意識の向上が図られること、また事故の発生抑制のためには交通安全教育の推進、交通安全マナーの向上を図ることが重要であると改めて認識しました。 以上、大まかに申し上げましたが、資料につきましては事務局に保管してございますので、御一読いただきますようお願い申し上げまして、道路安全対策特別委員会の視察報告といたします。 ○議長(前多喜良君) 道路安全対策特別委員会行政視察報告は終わりました。--------------------------------------- ○議長(前多喜良君) 本日の議事は、これをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。 議事の都合により、明日5日から10日までの6日間は、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(前多喜良君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は、11日午前10時から開きます。 本日は、これにて散会いたします。          午前10時40分散会---------------------------------------(参照)     平成24年第4回白山市議会定例会会期予定表(会期17日間)日次月日曜区分開議時刻議事第1日12月4日火本会議午前9時議会運営委員会午前10時開会  諸般の報告  会議録署名議員の指名  会期の決定  議案上程   説明  行政視察報告本会議終了後全員協議会第2日12月5日水休会 (一般質問締め切り 正午まで)午後1時30分議会だより編集委員会第3日12月6日木休会  第4日12月7日金休会  第5日12月8日土休会  第6日12月9日日休会  第7日12月10日月休会  第8日12月11日火本会議午前9時議会運営委員会午前10時  質疑  一般質問第9日12月12日水本会議午前10時 一般質問   委員会付託第10日12月13日木休会  (一般質問予備日)第11日12月14日金休会午前10時総務企画・建設企業常任委員会第12日12月15日土休会  第13日12月16日日休会  第14日12月17日月休会午前10時文教福祉・生活経済常任委員会第15日12月18日火休会午前10時災害対策道路安全対策特別委員会第16日12月19日水休会  (委員会予備日)第17日12月20日木本会議午後3時午前11時午後1時全員協議会 諸般の報告   決算委員長報告、質疑、討論、表決   常任委員長報告、質疑、討論、表決 閉会 ---------------------------------------       平成24年第4回白山市議会定例会提出事件一覧表事件の番号      件名議案第127号 平成24年度白山市一般会計補正予算(第4号)議案第128号 平成24年度白山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議案第129号 平成24年度白山市介護保険特別会計補正予算(第2号)議案第130号 平成24年度白山市水道事業会計補正予算(第1号)議案第131号 平成24年度白山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)議案第132号 平成24年度白山市下水道事業会計補正予算(第1号)議案第133号 白山市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例について議案第134号 白山市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例について議案第135号 白山市道路の構造の技術的基準等に関する条例について議案第136号 白山市移動等円滑化のために必要な道路の構造の基準に関する条例について議案第137号 白山市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置の基準に関する条例について議案第138号 白山市水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例について議案第139号 白山市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について議案第140号 白山市税条例の一部を改正する条例について議案第141号 白山市立学校設置条例の一部を改正する条例について議案第142号 白山市立公民館条例の一部を改正する条例について議案第143号 白山市体育施設及び有料公園施設条例の一部を改正する条例について議案第144号 白山市児童館条例の一部を改正する条例について議案第145号 白山市ひとり親家庭等医療給付金支給条例の一部を改正する条例について議案第146号 白山市墓地公苑条例の一部を改正する条例について議案第147号 白山市勤労者体育施設条例の一部を改正する条例について議案第148号 白山市都市公園条例の一部を改正する条例について議案第149号 白山市営住宅条例の一部を改正する条例について議案第150号 白山市公共下水道条例及び白山市都市下水路条例の一部を改正する条例について議案第151号 白山市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について議案第152号 石川県市町村消防団員等公務災害補償等組合規約の変更について議案第153号 石川県市町村消防賞じゅつ金組合規約の変更について議案第154号 白山野々市広域事務組合規約の変更について議案第155号 白山石川医療企業団規約の変更について議案第156号 市の境界変更について議案第157号 市の境界変更に伴う財産処分に関する協議について議案第158号 市道路線の認定について議案第159号 白山市松任学習センターの指定管理者の指定について議案第160号 美川コミュニティプラザの指定管理者の指定について議案第161号 市営住宅等の指定管理者の指定について議案第162号 「北陸新幹線建設に伴う市道宮丸北安田線付替工事(2工区)請負契約について」の議決の一部変更について議案第163号 「白山市松任中央浄化センターの建設工事委託に関する協定について」の議決の一部変更について議案第164号 財産の取得について議案第165号 男女共同参画都市の宣言について議案第166号 専決処分(平成24年度白山市一般会計補正予算(第3号))の承認について議案第97号 平成23年度白山市一般会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第98号 平成23年度白山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第99号 平成23年度白山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第100号 平成23年度白山市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第101号 平成23年度白山市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第102号 平成23年度白山市墓地公苑特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第103号 平成23年度白山市観光事業特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第104号 平成23年度白山市温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第105号 平成23年度白山市宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第106号 平成23年度白山市工業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第107号 平成23年度白山市湊財産区特別会計歳入歳出決算の認定について(継続審査)議案第108号 平成23年度白山市水道事業会計決算の認定について(継続審査)議案第109号 平成23年度白山市工業用水道事業会計決算の認定について(継続審査)議案第110号 平成23年度白山市下水道事業会計決算の認定について(継続審査)議案第124号 平成23年度白山市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について(継続審査)陳情第8号 平成25年度放課後児童クラブ施策の予算及び制度拡充に関する要望について陳情第9号 中小企業の活力強化と地域活性化を図る要望書陳情第10号 商工会に対する平成25年度補助金要望額の完全予算化に関する要望について陳情第11号 平成25年度税制改正に関する要望書---------------------------------------       平成24年第4回白山市議会定例会陳情書一覧表陳情番号受理月日件名及び要旨提出者送付委員会89月28日 平成25年度放課後児童クラブ施策の予算及び制度拡充に関する要望について  下記事項について、抜本的改革を要望します。           記 1 老朽施設、プレイルームのない学童保育施設の現在地での全面改築 2 既存のすべての学童クラブ施設の耐震診断の早期実施と耐震化工事の施工とプレイルームの設置 3 児童数に見合った指導員の配置基準の改善と小規模クラブの財政改善 4 長期にわたり改正されていない社会保険料等の事業主負担の改善白山市学童保育連絡協議会 会長  多田孝一文教福祉 常任委員会911月13日 中小企業の活力強化と地域活性化を図る要望書  中小企業の活力強化と地域活性化を図るため下記のとおり要望します。           記 1 商工業振興並びに地域振興事業対策予算の十分な確保 2 地域の経済情勢や中小企業の実情に配慮した支援策の実施 3 公共工事並びに用度品等の地元企業への優先発注 4 北陸新幹線上の白山駅(仮称)並びに在来線白山駅(仮称)の設置計画の推進及び交通アクセス等整備 5 まちづくり・地域活性化の推進 6 松任、鶴来、白山ろくを結ぶ交通機関の整備 7 白山スーパー林道の通行料の値下げ等利用促進施策の充実 8 白山総合車両基地内における用度品等の会員企業への発注業務委託要請支援白山市経済団体連絡協議会 会長  高松喜与志   外4人生活経済 常任委員会1011月13日 商工会に対する平成25年度補助金要望額の完全予算化に関する要望について  平成25年度予算編成に当たり、中小・小規模企業対策の一層の強化と商工会が要望する補助金の完全予算化について、特段の御配慮をお願いします。石川県商工会連合会 会長  田上好道   外3人生活経済 常任委員会1111月29日 平成25年度税制改正に関する要望書  消費税増税に当たり、立場の弱い中小企業が適正に価格転嫁できるよう実効ある措置を政府に求めるため、格別の御配慮をお願いします。社団法人石川県法人会連合会会長  角間俊夫   外1人総務企画 常任委員会...