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  1. 光市議会 1994-03-02
    1994.03.02 平成6年第1回定例会(第1日目) 本文


    取得元: 光市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    1994.03.02 : 平成6年第1回定例会(第1日目) 本文 ( 132 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロード ※ヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時05分開会   開  会 ◯議長(秋友 幹夫君) ただいまから平成6年第1回光市議会定例会を開会いたします。        ────────────・────・────────────   開  議 ◯議長(秋友 幹夫君) 直ちに本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   議事日程 ◯議長(秋友 幹夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(秋友 幹夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、高橋議員、泉屋議員、中野議員、以上3名の方を指名いたします。  議事参与員はお手元に配付いたしておりますとおりでございますので御了承願います。        ────────────・────・────────────   日程第2.会期の決定
    ◯議長(秋友 幹夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。このたびの定例会の会期は、きょうから3月23日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(秋友 幹夫君) 御異議なしと認めます。  よって、このたびの定例会の会期は、きょうから3月23日までの22日間と決しました。        ────────────・────・────────────   日程第3.特別委員会の中間報告 ◯議長(秋友 幹夫君) 次に、日程第3、特別委員会の中間報告に入ります。  閉会中にそれぞれの特別委員会において所管の調査をされておられますので、委員長よりその御報告を願います。  まず、環境調査特別委員長よりお願いいたします。  笠井環境調査特別委員長◯環境調査特別委員長(笠井弥太郎君) おはようございます。去る2月15日、全委員出席のもとに環境調査特別委員会を開催いたしましたので、その概要につきまして御報告いたします。  今回の委員会では、主に平成5年1年間のデータの集約的な資料に基づき審査いたしました。お手元に資料を配付いたしておりますので御参照願います。  まず、公害対策に関することについて申し上げます。  大気汚染関係では、二酸化硫黄並びに窒素酸化物につきましては、各測定局とも問題となる測定値はなく、環境基準値を満足しており、長期的に評価しても十分に適合しております。  オキシダントにつきましては、光高等学校、虹ケ丘公園でそれぞれ測定時間数の7.6%、4.5%が基準値をオーバーしており、第1情報が4月19日、7月23日、8月31日の3回発令されております。  浮遊粒子状物質は、例年と大差ないものの、基準値のオーバーが数時間認められましたが、この主たる原因は黄砂によるものであります。  以上の測定項目の10年間にわたる経年変化では、各項目ともほぼ横ばい状態の結果となっております。  次に、水質では、島田川について大腸菌群数以外の項目において、支流の山田川以外すべて基準値を満足しておりました。  光井川について、A類型においては大腸菌群数以外問題となる測定値はなく、B類型においてもほぼ同様でありました。SSが若干高く出ているのは、河川の改良工事によるものであります。  市内8カ所の中小河川について、従来どおり下水道未整備地域において生活雑排水の影響が認められます。  光地先海域について、CODが基準値を若干オーバーしておりますが、これは赤潮の発生によるものであります。  水質汚濁の指標であるBOD及びCODの9年間にわたる経年変化では、島田川及び海域においてはほぼ横ばいであり、中小河川においては下水道整備地域で徐々に改善しております。  公共用水域の中小河川及び海岸線より50メートル沖の海域については、生活排水の影響が認められる測定値が出ております。  島田川、光井川の底質調査については、問題となる測定値は出ておりません。  次に、旧光井中前で実施された騒音、振動測定値調査についてでありますが、騒音については環境基準値を満足しておりませんが、振動については基準値を大幅に下回っております。  次に、公害苦情についてですが、さきの委員会後に受理した苦情は3件で、相手方にそれぞれ伝え、善処されております。  平成5年の今までの受理した苦情件数は、騒音2件、悪臭3件の計5件であります。  質疑に入り、委員より、1点、今後の観測機器の整備、メンテナンスはどうなっているのか、2点、光井川河川改修は魚のすめる改修となるのかとの質疑があり、1点目については、耐用年数から更新計画を立て、これについてのメンテナンスは専門業者に任せる、2点目、自然とのバランスのとれた魚のすめる河川改修を所管の徳山土木の方にお願いするとの答弁があり、また、河川改修等については建設省、水産庁、その他公害面からも連携をとって環境対策に努力していただきたいとの要望もありました。  次に、周防高尾地区における岩本砂利有限会社安定型産業廃棄物処理施設設置計画について、並びに日石下松製油所増強計画について、執行部より報告を求めました。  まず、安定型産業廃棄物処理施設設置計画について、徳山環境保健所は昨年の11月12日、業者に対して正式な施設設置申請書の提出を求め、11月19日付で県知事から施設設置の許可がなされた旨、11月30日に光市に報告がありました。その後、業者においては整備計画に基づき工事を進められ、近々のうちに完成の予定であります。  なお、この工事について、ことし1月14日、保健所が現場確認を行っております。今後、完成した段階で施設の使用前検査が実施され、これがクリアされれば供用開始されることとなります。  なお、県においては今後とも厳しい指導と監視体制をとることとしております。  次に、日石下松製油所増強計画について、昨年11月8日に日本石油などのサウジアラビア合弁プロジェクトが解散となり、新製油所建設が困難になった旨の公式発表がなされました。光市に対しても、ことし1月中旬に日本石油幹部が来庁され、現時点では新製油所建設は全く白紙状態であるとの報告がありました。  以上の説明の後、質疑に入り、委員より、すべて産業廃棄物処理施設設置計画についてでありますが、1点、光市として県に要請し、水質調査など積極的な監視体制はできないか、2点、整備の工事について自然災害の心配はないか、また防災体制は大丈夫か、3点、処理施設の許認可権は国、県ではなく、設置場所となる地方自治体が持つべきではないか、との質疑があり、1点目、基本的には県の許可権限事項であり、保健所との連携をとりながら県に強く監視、指導体制を要望していきたい、参考までに、全国市長会で施設への立ち入り、維持管理上の調査、状況報告について制度化の要望も上げているので、今後見守っていきたい、また、虹川の水質調査を検討したい、2点目、整備計画に基づいて工事が施工され、終了した段階で県の事前審査があり、合格して供用開始できるという形になっているので、問題はないと考える、3点目、今後の国・厚生省等の対応を見守っていきたい、との答弁がありました。  また、住民不安解消のため、周辺地域の地下水の検査を検討していただきたい、市の方で民家の井戸水の検査をしてもらえる制度をつくっていただきたい、との要望がありました。  次に、水洗化促進に関することについて申し上げます。  まず、水洗化の状況は、平成6年1月31日現在で、供用開始区域内戸数7,705戸に対し、排水設備確認申請件数7,086戸で、水洗化率は92%、排水設備完了件数7,023戸で、実質水洗化率は91.1%、事業認可面積872.6ヘクタールに対し、供用開始区域面積は488.2ヘクタールであります。  また、水洗化資金貸付申請件数は、合計で525件、金額1億5,350万円、貸付状況は518件、1億5,242万円であります。  なお、平成6年4月1日から新たに供用開始区域に予定されているのは、面積13.02ヘクタール、戸数は280戸であります。  過去1年間の排水設備計画確認申請件数は468件、完了件数は497件、水洗化資金貸し付けの申請件数は19件、貸し付け件数は21件であります。  質疑に入り、委員より、供用開始区域内戸数が8,000戸になるのはいつかとの質疑があり、執行部より、平成6年度中には8,000戸にしたいとの答弁がありました。  以上で中間報告を終わります。 ◯議長(秋友 幹夫君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(秋友 幹夫君) なければ質疑を終結いたします。  次に、活性化対策特別委員長よりお願いいたします。  高橋活性化対策特別委員長◯活性化対策特別委員長(高橋 由雄君) 御報告申し上げます。  去る2月14日、活性化対策特別委員会を開きました。  1、ひかりソフトパークの件について。  造成工事は、3月末の完成を目指して仕上げ段階に入っています。幹線道路となる泉町大平線は下層路盤までとし、上層路盤の工事は市の補助事業として平成6年度に行い、全体の造成完成は本年5月末ごろの予定です。  ソフトパークへの企業誘致活動は、企業訪問を初め県の東京事務所からの情報収集等に努めています。今のところ、新しい展開には至っていません。これから誘致の中核企業のターゲットの絞り込みを行い、具体的なアクションに入っていくことを県と確認し合っております。  また、誘致条例につきましては、県内他市と同レベルの奨励措置を盛り込み、6月議会にお諮りすべく作業を進めています。  次に、周南コンピュータ・カレッジ第2期生の就職内定状況等につきましては、1、卒業予定者数が男62名、女性32名、計94名、そのうち2月10日現在81名が内定、就職希望者85人に対する割合は95%であります。地区別に見ますと、周南が46人、これを除く県内が30人で、県外は5名です。職種別では、情報処理22人、事務32人、営業12人、技術その他15人となっています。業種別では、製造業21人、卸小売業17人、情報サービス業等16人です。お手元に資料を配付しておりますので、詳しくはごらんください。今後は、残る4人については、県や職安等と連携し、内定100%に向けて総力を挙げて取り組んでいきます。  資格の取得状況につきましては、資料にもありますように、第1種情報処理技術者試験資格取得者が3人、第2種取得者が25人、その他の資格を含めますと、延べ522の資格を有しています。2年生は94人が延べ307の資格を有していますので、1人当たり3つ以上の資格を持っていることになり、広い能力を有する人材を求める企業側の要請にこたえていくことが、就職率の向上につながると思います。  新年度の入学4期生の募集状況についてでございますが、推薦合格者43人、第1期試験合格者が18人、計61人です。第2期試験が2月19日、第3期試験が3月25日にあり、今後の募集活動を一層強化することに努力しております。  次に、山口県ソフトウエアセンターですが、平成5年度SE研修前期受講者は延べ109人、後期は94人、前後期とも周南地区からの受講者が70%を超えています。計画的、継続的研修派遣の要請や試験の一部免除制度の導入の国への要望等、引き続き対策を講じていくことにしています。ソフトウエアセンターの社屋建設工事につきましては、仕上げ段階に入っていますとの報告を受けて質疑に入りました。  委員より、第2期試験には何人の応募があるのか、定員に達する見通しはあるのか、ソフトパークには住宅用地の計画はあるのか、周辺で用地の確保はできるのか、優良企業誘致が学生や就職も拡大するかなめと思うが一層努力を、これだけの設備を持っていて設立三、四年で定員割れは問題である、果たしてコンピュータ・カレッジは若者に魅力があるのか、魅力あるものにしていかなければますます少なくなるのではないか、ソフトパークの売り出し条件は固まったのか、コンピュータ・カレッジのスタッフの強化が必要なのではないか、県との共同などでなかなかやりにくいところもあるが、4月に完成して売り出そうというのに価格の決定も行われていない、付加価値を高める住宅建設も考えていない、生徒募集もかけ声はいいが、体制が弱いために実行が余り伴わないなどの意見が出され、それに対し、このままではコンピュータ・カレッジの定員割れは避けられない、一層の努力をしたい、現在のところ住宅建設は考えていないが、将来的には進出企業の住宅をつくっていくことは重要な施策と考えている、企業誘致については予算編成後、県と市が具体的に行動を起こすことにしている、分譲価格は事業費が最終的に固まっていないので、早急に決定するよう努力する、就職については個人的にいろいろな困難な問題もあるが、100%を目指して全力を挙げたいなどの答弁があり、この件を終わりました。  次は、商業振興に関することであります。  まず、ジャスコにつきましては、開発行為事前協議に対して、1月25日、県より回答があり、約30項目の指摘事項が出されました。これを受けて、本申請へ向けての作業が開始されています。春までには造成工事に着手できるよう、作業スケジュールの詰めが行われています。  県道光周東線の改良計画も、基本計画が県土木の方で急ピッチで取り組まれています。また、洪水時を含む排水問題も、調整池の容量等についても県と協議を進めています。  また、ジャスコの開発予定地にイズミ側が確保した用地が約6,700平米、イズミ側にジャスコが確保した用地約3,000平米があり、双方入り組んだ形となっている問題での調整を図ってまいりましたが、地主さんとの交渉の経緯もあり、年末ぎりぎりまでの調整を努力したが、解決に至っておりません。ジャスコは、本年秋、遅くとも来年二、三月ごろまでにはオープンするとのことです。一方、イズミ側でありますが、開店の意思は平成7年度中とのことですが、用地問題の解決や昨年12月に地代支払いの凍結を地権者に申し入れたとの情報もあり、開店までにはなお相当の期間が必要と考えられます。  次に、ベストの状況ですが、ことし1月、結審が出されました。それによりますと、全体面積が9,409平米、その内訳は核店舗の丸久の増床が20%カットで4,689平米、テナント部分は増床を100%認められ1,810平米、合計6,499平米となっています。年間休業日数は12日、閉店時刻は午後8時となっています。  今後のスケジュールは、資金調達計画や小売業者の継続参画の諾否等の問題解決が課題として想定され、今のところまだ未定であります。  次に、ナフコですが、去る1月18日に建設確認申請許可がおりていますが、建設を請け負う会社との調整が未了で、着工時期が決まっていないが、夏までには建設を完了したいとのことであります。  以上の報告を受けて質疑に入り、委員より、イズミの地代凍結とはどういうことか、先行き計画自体が暗いということか、地代の額はなかなか大きいと思うが、トラブルにならないよう配慮してほしい、競合で共倒れの可能性はないのか、既存商店街の救済対策はどうしようとしているのかなどの要望、意見が出され、それに対して、地代の凍結は昨年12月時点でイズミ側が地権者に一斉に申し入れたが、契約があるので必ずしも全員が同意していないとのことである、また、イズミの今後の見通しですが、責任者の話では平成7年中には開店したいとのことですので、ジャスコが先行はするが、現時点では取りやめるような悲観的な考えは持っていない、今後の推移を見守っていきたい、また、共倒れということでありますが、四百八十数億円のシェアを食い合うのでそういう面もありますが、大型店がふえることでシェアがふえる可能性もあり、かつてベスト、キャルパークのことを考えれば、消費者にはメリットが確実で、同時に商業者同士の経営努力、サービス面の向上はメリット、しかし既存の小売店への影響は逆にデメリットとして挙げられる、特に類似の大型店にはかなり打撃となる、それで既存の大型店に対しては駐車場とか交通アクセスの問題とかいった面での行政支援が必要と考えられるなどの回答があり、審議を終わり、次の項に移りました。  次は、冠山総合公園についてであります。  まず、用地取得ですが、1月末現在で約10万8,000平米のうち9万3,000平米の買収を行い、率にして86%に達し、今後引き続き努力して、早期に完了に向けて鋭意努力します。  駐車場の件ですが、50台分、ことしの梅まつりに何とか間に合わすことができました。  公園計画の進捗状況の概要ですが、この活性化対策特別委員会で2年間審議されました意見を踏まえて練り上げた資料によって、関係各課とも協議して提出いたしましたのが、お手元の資料でございます。資料に基づいて説明しますと、センター駐車場を入り口園路の右側に配置してあります。こうすることによって入り口が開け、解放感と同時に多目的広場とイベント広場が一体として利用できるようにしたことであります。また、管理事務所を総合的な公園管理という面から、センター駐車場の北側に変更しました。駐車台数は3ページにありますように、大型バス7台、乗用車センター駐車場に192台、国道南側に24台、北側に38台、梅園周辺に147台、臨時駐車場に150台、キャンプ場に40台、オートキャンプ52台、合計643台分を確保しております。  公園のメーンであります全天候型広場は、構造は屋根つきトラス構造で、昼間は外の光を受け、夜は内部からの投光により発光体の様相を見せるように工夫しております。14ページにイメージ写真を添付しております。展望広場にステンレス製のシンボルタワーを設置し、ライトアップを行い、よりシンボリックに照らし出す方法を考えています。  また、多目的広場の一角に、瀬戸内海が一望できる展望レストランも計画しています。オートキャンプ場は52区画をとっています。  10ページには、四季を通じて花が楽しめる公園にということから、フラワー計画を立てています。11ページは、花の開花時期を示したものであり、12ページはカラーによる花の写真を示したものであります。14ページ以降は、イメージ写真を添付しております。  以上の報告を受け、審議に入りました。  委員より、臨時駐車場の造成がされているが、田んぼ等に泥が落ちないように留意して工事を行ってほしい、駐車場には必ずごみ箱を設置してほしい、一番込み合うのは入り口付近なので、入り口には必ず誘導員の配置をしてほしい、用地買収が終わっていないのは計画図面の中でどこいらあたりなのか、その解決の見通しはあるのか、この公園完成にはどのくらいの予算がかかるのか、我々の意見も取り上げ、せっかくでき上がった計画であるので、予算がないから規模縮小などということのないようにしてほしい、大体何年度完成を目指しているのかなどの質疑がなされました。  これに対して、臨時駐車場の件は、用地交渉続行中、工事に当たっては迷惑のないよう配慮している、ごみ箱は設置する、入り口の誘導は国道に右折車線ができればスムーズに入れるので、入り口付近の誘導は必要ないと考えられる、用地の未買収のところは国道沿いの土地、ため池の下部、東側部分、またオートキャンプ場の一部の田んぼ等である、5人の地主の了解がまだとれていない、ことし95%の目標で用地買収を進めているが、税の関係等もあるため若干おくれる部分もある、事業費の内容はまだ詳細に積算していないのではっきり申し上げられない、かなりの金額になると思う、事業の本格的着手は平成7年度からになる、完成の時期は他の公園等の実績から最低10年以上かかると考えている、公園は全国各市町村が競って建設を目指している、今年度の国の予算を見ても従来よりふえていない、今までの経験では事業費は年数千万円が限界、公園予算の増加を市長会等を通じてその拡大に努力したい、事業費の積算については近く開かれる議会に報告したい等の答弁があり、特別委員会の意見に沿って早期建設を進めることを強く要請して、委員会を終わりました。  以上で活性化対策特別委員会の報告を終わります。以上です。 ◯議長(秋友 幹夫君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(秋友 幹夫君) なければ質疑を終結いたします。  以上で特別委員会の中間報告を終わります。        ────────────・────・────────────   日程第4.議案第25号 ◯議長(秋友 幹夫君) 次に、日程第4、議案第25号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 皆さん、おはようございます。  議案第25号は、平成5年度光市一般会計補正予算(第5号)についてお諮りするものでございます。  第1条、歳入歳出予算の補正におきましては、歳入歳出それぞれ13億1,630万1,000円を追加し、予算の総額を205億4,670万4,000円としようとするものでございます。  このたびの補正は、主として国の景気対策に係る第3次補正予算に呼応し、領家台住宅建てかえ事業など約8億円の新年度予定事業を前倒しし、計上して、早期着工に努めるほか、各費目にわたって最終事業執行見込みに基づきまして予算調整を行ったものでございます。  歳出から御説明を申し上げます。  まず、総務費では、新年度予算歳入に充てるため財政調整基金に3億円を積み立て、財源の年度間調整を行うことといたしました。なお、これの資金は主として減収補てん債を追加発行して充当するものでございます。  次に、民生費では、単価の改定及び措置人員の増加に伴い、精神薄弱者援護施設入所措置費2,420万円、及び医療扶助費の増加による生活扶助費として3,800万円を追加いたしました。  また、本年度交付税措置されましたふるさと福祉基金費1億4,300万円を基金に積み立て、在宅福祉の充実に努めることといたしました。これにより、基金の総額は3億2,300万円となります。  農林水産業費では、千田郷圃場整備に係る県営事業負担金1,417万9,000円、及び周南広域農道整備事業負担金536万7,000円のほか、総合経済対策の一環として農村総合整備モデル事業の枠が拡大されたため、溝路地区農道や石田地区集落道及び排水路工事費に5,080万円を追加いたしました。  商工費では、県・市土地開発公社共同事業として取り組んでおりますソフトパーク整備事業に係る借り入れ資金の利率低下及び借り入れ期間の短縮に伴い、開発公社への利子交付額を1,650万円減額いたしました。  次に、土木費では、道路新設改良費戸仲中央幹線改良工事などのほか、橋りょう費で光井浴橋、河川費で黒井水路など、及び都市計画費で高洲線歩道整備など、総額2億4,000万円の減額補正を行っております。これは、災害復旧事業を優先するなどの理由により、やむを得ず減額するもので、大部分につきましては新年度予算に計上しているものでございます。  このほか、新たにソフトパークの造成が近く完了いたしますので、これの幹線道路としても利用するため泉町大平線改良工事に6,430万円を、また領家台線用地取得費に6,220万円、及び金山線改良工事に1,480万円を追加いたしました。さらに、領家台市営住宅建てかえ工事費として、B工区1種12戸、2種30戸、合わせて42戸分を施行するため、国の予算措置に準じて全体工事費の8割に当たる5億3,430万円を計上いたしました。これら4件の事業費は、いずれも総合経済対策に対応するものでございまして、90ページに一覧表を添付しております。  なお、先般橋本内匠氏から、市制50周年にちなんで桜の植栽を中心とする緑化事業にという御趣旨で500万円の御寄附をいただきました。重ねて、御芳志に対し、深く感謝と敬意を表する次第でございます。御趣旨を踏まえ、室積方面ほかの公園や広場に桜の木を植栽したいと思っております。
     次に、消防費では、光井公民館建てかえに伴う消防機庫移転のための用地取得費及び家屋補償費1,610万円を計上いたしました。  教育費では、室積小学校北側校舎一部の解体工事費など4,040万円、及び同校屋内運動場の設計変更費410万円を計上いたしました。これは、明年度の屋内運動場建設に当たり、将来の校舎配置を考慮して、児童数の減少により空き教室となった老朽校舎を解体し、その跡地に建設しようとするものでございます。  災害復旧費では、耕地災害で1億1,233万1,000円を追加し、予算を3億7,609万1,000円といたしました。また、土木施設災害復旧費では4,480万円を減額し、予算計上額を2億5,678万5,000円といたしました。この結果、災害復旧事業の全体の予算化率は、おおむね53%となっております。  次に、公債費におきましては、国の方針によりNTT資金の繰り上げ償還金2億2,294万円を計上いたしましたが、これは同じ額を道路及び住宅建設費の国庫補助金として歳入に振りかえ計上しております。  予備費では、6,680万3,000円を追加し、新年度の財源として留保しようとするものでございます。  次に、歳入でございますが、ゴルフ場利用税交付金500万円、特別交付税1億4,000万円、国庫支出金約7億2,600万円、財産収入2,000万円及び市債5億4,370万円などを充当いたしました。  次に、第2条、繰越明許費につきましては、小周防地区土地改良総合整備事業、虹ケ丘森ケ峠線改良事業、耕地災害復旧事業など合わせて13件について、それぞれ年度内完成が困難な見通しでありますので、合計5億1,956万円を翌年度に繰り越し執行しようとするものでございます。92ページに参考資料を添付しております。  第3条、債務負担行為の補正は、虹ケ丘森ケ峠線改良事業及び領家台住宅建てかえ事業について、それぞれ事業年度が平成6年度にわたるため補正するものでございます。  第4条、地方債の補正では、市債の補正に対応いたしまして、事業の追加または限度額の変更を行おうとするものでございます。  第5条、一時借入金の補正は、収入と支払い時期の関係で、一時借入金の最高額を30億円に引き上げようとするものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(秋友 幹夫君) 続いて、補足説明を求めます。  鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長(鈴木 正道君) 議案第25号、平成5年度光市一般会計補正予算(第5号)について補足説明を申し上げます。補正予算書をお願いいたします。  まず、歳出から申し上げます。  32ページをお願いいたします。一番下でございますが、4,991万円は職員3名分に係る退職手当でございます。  36ページの一番下、250万6,000円は、主として光井及び松原保育園の修理に係るもので、これは国、県の補助に伴うものでございます。  次に、38ページをお願いします。下から2行目で90万円は、福祉センターの空調機の補修でございます。  次に、41ページ3行目の360万円は、医師住宅及び管理棟改修に係る病院事業会計への負担金でございます。  次に、42ページ一番上の470万円は、がん検診等で受診者の増加によるものでございます。  少し飛びまして、47ページ上の方で110万円は、八幡漁港沖側の防波堤に設置される灯台に関連いたしまして、階段工を取りつけるものでございます。この灯台につきましては、地元漁業関係者の要望により海上保安部が設置するものでございます。  その下の減額750万円は、供給源の関係で松原海岸への砂の補給量が減少したことによるものでございます。  次に、48ページ一番上で減額8,370万円は融資実績に伴うもので、大型店対策融資は3件にとどまっております。  次に、52ページ一番下の700万円でございますが、市長説明にもございましたように橋本内匠氏からの寄附に係るもので桜の植栽、及び国道整備にあわせて虹ケ浜西緑地における松などの植栽費でございます。  次に、53ページ中ほどの400万円は、冠山総合公園梅林への園路の工事費でございます。  その下の減額2,500万円は、下水道会計の決算見込みに基づく繰出金の減額でございます。  少し飛びまして、58ページ一番上の減額1,455万円は、光市現代20年史の発刊にいましばらく時日を要しますので今回は減額をするものでございます。  その下の200万円は、室積公民館受電容量の増大に伴う改修工事でございます。  次に、59ページ中ほどの90万円は、スポーツ公園夜間照明設備のコインタイマーボックスの補修工事でございます。  次に、61ページ下の方で120万円は、島田中ののり面災害復旧について施工面積の拡大に伴う追加でございます。  次に、62ページ3行目の減額4,478万6,000円は、市債の借り入れ利率の低下及び借り入れ時期のおくれによるものでございます。  次に、歳入について申し上げます。  恐れ入りますが、15ページをお願いいたします。まず、地方交付税で、1億4,000万円を追加しておりますが、これは特別交付税で前年度実績及び災害などの要因を考慮し、5億4,000万円を見込んだものでございます。  次に、26ページ3行目に2,000万円は、これは虹ケ丘森ケ峠線及び188号線拡幅整備に伴う用地の売り払い収入でございます。  次に、31ページ中ほどの1億3,450万円は減収補てん債でありますが、今回合わせて1億7,440万円を追加し、減収補てん債の発行総額を限度額いっぱいの2億7,440万円としております。なお、この発行限度額の根拠は、平成5年度の普通交付税算定で、基準財政収入額に見積もった法人及び個人市民税の額に対し、収納実績がこれを下回る見込みでありますので、その差が2億7,440万円ということで、これが限度額の根拠でございます。  以上で補足説明を終わります。 ◯議長(秋友 幹夫君) 説明は終わりました。  ここでしばらく休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前10時53分休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時07分再開 ◯副議長(泉屋  孝君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  議案第25号の説明に対しまして質疑がありましたらお願いいたします。  高橋議員。 ◯18番(高橋 由雄君) 大体いつもの最終補正予算というのは2、3億程度でありますが、今回は13億というような大きな予算になっております。しかも、これを執行するのに当たっては急ぐ必要があるということで、よその議会では臨時議会等を開いて論議したところもありますけれども、光市の場合にはきょう即決ということであります。  補正予算が国で決定されたのが二、三日前ですから、非常に予算を組む上で当局の方は大変だったというふうに思います。まだ国の平成6年度の予算が、まだ国会にようやく提出されるという状況ですから、見通しもなかなか難しい側面があると思う。ただ、15カ月予算と──本来からいえば単年度が原則でありますが、小選挙区制をめぐる問題やなんかでずっと予算編成が国の方でおくれまして、景気浮揚、そういうものとの関係で国民からの強い批判が出ているところであります。  それで、委員会の付託がございませんので、今御説明いただいて概略のところはわかったんですが、もう少し詳しくお尋ねをしたいというふうに思いますので、お許しを願いたいというふうに思います。  で、今回の補正予算が非常に大きい背景には景気との対策があるんだというふうに言われておりますが、今御説明をいただいた中で、8億円近い前倒しということでいろいろやられております。それで、公共事業を簡単にふやすといっても、余り景気浮揚につながっていない。公共事業の中でも住宅であるとか生活道路などが一番景気浮揚につながるという点で、光市の場合には領家台住宅の建てかえという点では景気浮揚につながる側面は多いのではないかという点で、前倒しの中の大部分を占める予算の中で、その領家台住宅の建てかえというのを補正予算に組み込んだということは、景気浮揚に大きな、また一定のインパクトを与えるという点では、この予算、評価できるのではないかというふうに思うんですが、そういう面に立って少し細かい点を質問させてもらいます。  歳出の点でございますが、今市民の中では何といっても災害を1日も早く復旧してほしいと。また梅雨を迎えるというような要望から見て、土木災害が4,480万減額になっておりますが、これはどういう理由なのか。例えば、国からの補助を受けるのに設計等が間に合わなくて今回の補正予算に組み込めなかったのか、それとも国の方が災害復旧について他の予算の方が優先するということで削ってきたのか、その内容をお願いしたい。  これは、あれでございます──農林水産関係の予算も同じような性質を持っております。そういう点で、災害復旧に対する今予算の組み方、この点についてまずお尋ねをしておきたいというふうに思います。  それから、順不同になりますけれども、中国・全国大会選手派遣費というのが新たに60万ついております。この問題は非常に関心のある問題なので、60万という算出の補助の根拠ですね、どういう考え方からやっておられるのか、お尋ねをしておきたいというふうに思います。  それから、額は少ないんでありますけれども、住宅家賃を集めるのには担当の方は非常に苦労しておりますが、住宅管理人委託料というのは30万円減額になっておりますし、弁護士委託料も40万減額になっております。住宅家賃を集める上において管理人の果たす役割は非常に大きいと思うんですが、なぜ減額したのか、ひとつお願いしたいというふうに思います。  それから、減額の多い分で、橋りょう費が非常に大きく減額をされておりますが、それはなぜなのか、いう問題であります。  それから、ふれあいの森整備事業委託料が1,400万減額になっておりますが、その理由。  それから、商工費の中で大型店の貸し付けに対する利子補給その他大幅な減額になっておりますが、これは利息が高かったり、借りる条件が非常に難しいということで、皆さん方もお耳に入っておると思いますが、余り評判よくない。なぜ、これだけの減額が出てきたのかという点について、当局はどうお考えになっておられるか。現にジャスコはもう今年度末の開店を目指して動き出すというときに、なぜこうなったのか、ひとつ御見解をお願いしたいというふうに思います。  それから、これはもう──これは細川内閣のやり方だから、なかなか一地方自治体としては難しい点もありますが、とにかく何でも借金をやっていくということで、私は光市は公債費比率なんて低いと、もっと積極的にやるべきだと言っておりましたが、最近びびり始めました。何でも借金がどんどんふえる方式をとってきて、これはちょっとよく目くばせしとかんと将来に禍根を残すんではないんだろうかというふうに思いますが、この年度末の補正予算が執行されますと総額でどのくらいになるのか、ちょっとお示しを願いたいというふうに思います。  それから、繰越明許の関係でありますが、ここに資料がございますが、本補正予算の中で決定をしていきますと、大部分が実際の事業開始は平成6年度になる、いうような形になりますが、本議会で補正予算を決めたら、執行部の方の仕事の段取りとしてすぐ進められるというふうに思うんですけれども、これを見ますと、平成6年度とそれから平成5年度の事業が非常に入り組んでおりまして、非常にわかりにくいっていうか、部面があるわけであります。それで、これを補正予算で決めておけば、ふだんない3月、4月の工事の端境期をなくすためにも工事進捗上いいんじゃないかというような御意見もありますが、そこいらとの関係で、この繰越明許との関係で、この補正予算の執行に当たって大体の考え方というか、スケジュールというか、そういうものについてもうちょっと詳しく御説明願えればというふうに思います。  第1回目の質問は以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) ただいま最後にお尋ねをちょうだいいたしました、いわゆる今回の補正予算につきまして、本日御承認いただきましても果たして3月までにいかがなのかというお尋ねでございます。  御発言にございましたように、まさに今端境期対策といいますか、国におきましては「15カ月予算」と言っておりますように、4月以降、今回の国家予算が6月の末に国会を通過するという見通しでございます。したがいまして、その間の景気浮揚という点を考えましてとられたものだと私どもは判断をしておるわけでございまして、そのためにはやはり4月以降の今回の事業の促進をみずからの手で図るということが、極めて肝要かと思いますので、今後多くの事業は明許繰り越しによりまして翌年に延伸しますけども、4月以降につきましては頑張ってまいりたい、わけても災害復旧につきましては全力を傾注したいと、こう存じます。  したがいまして、技術陣も大変に繁忙でございますので、若干の事業につきましてはこの補正によりまして減額いたしまして明年度にさらに予算化するという手法をとっておりますのも、まさにそういった意味でございます。御理解賜りたいと存じます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長(鈴木 正道君) 私の方の関係で幾つかお答えを申し上げます。  災害関係につきましては、土木災害、農林災害、いずれもこれは国の予算配分に応じまして増額もしくは減額をしたものでございます。なお、災害の全体の執行状況につきましては、先ほど市長の方からございましたように、平成5年度で全体の53%を予算計上いたしております。したがいまして、それで6年度に約30%程度を予定いたしております。残りが7年度となる見込みでございます。  それから、公債残高の5年度末現在でございますが、全体で──と申しますのは普通会計でございまして、下水道等を除きますが──123億7,000万程度でございます。なお、御指摘がございました公債費比率との問題でございますが、現状9.1%程度の見込みでございますけれども、来年度以降急速に高くなりまして、平成8年ころには15%台に乗るのではないかというふうな予測をいたしております。  私の方からは以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 山本経済部長。 ◯経済部長(山本 正義君) それでは、私の方の所管の件についてお答えを申し上げたいと思います。  まず、ふれあいの森の整備事業の減額でございますが、これは作業道等を予定いたしておりましたが、災害のため、この事業を次年度へ繰り延べるということで減額をさせていただきたいと思うわけでございます。  次に、大型店の減額の問題でございますが、条件が非常に厳しいのではないかという御指摘であったかと思いますが、平成5年度におきましては、新規貸し付けが現在のとこまでございません。条件の困難さ、難しさだけではなくて、社会情勢全体の関係で借り入れがなかったものではなかろうか、いうふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 清水建設部次長。 ◯下水道担当部長兼建設部次長(清水 義典君) それでは、まず、53ページの住宅管理の中の委託料の減額でございますが、この30万円につきましては、これは徴収手当等も含めてやっておるわけでございまして、その徴収の見込み等によりましての減額をいたしたものでございます。  それから、橋りょう費の減額でございますが、これは50ページでございます。そこで、一番下欄に工事請負費で3,200万の減額ということになっておりますが、これは光井浴橋を計画いたしておったわけでございますが、平成6年度におきましてこの道路の実施計画を組みたいというふうに考えております。その中で、それとあわせて検討したいということで減額をいたしたわけでございます。  以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 黒田教育次長。 ◯教育次長(黒田 太一君) 教育振興費のうち負担金補助及び交付金の60万円につきまして、その内訳のお尋ねでございますが、この内容につきましては、全国中学校の駅伝大会、そして全国都道府県対抗駅伝大会、くらよし女子駅伝大会の3大会に派遣をいたしました所要経費のうち、3分の2を補助いたしました経費60万円でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 高橋議員。 ◯18番(高橋 由雄君) ちょっと順不同で申しわけございませんが、住宅管理人手当の減額は、住宅管理人が減ったということではないということでございますね。  それから、道路橋りょう費の問題については、あれですか──これはやめたというのではなくて、順番を改めて、道路を広げながら、なおかつ将来やっていくというふうに受け取ったんですが、光井の市営住宅なんかの人たちは署名運動なんかして、あそこ橋をかけられたらますます交通が頻繁になって困るということで、今回予算が減額されたということで、市営住宅の人たちは、あそこには橋をかけて交通量を増大することが撤回されて、それで子供の交通安全にとってはよかったという理解をしているようでありますが、今の御説明でいきますと、ちょっと理解の仕方には差があります。  検討してやるということでありますが、そこらあたりはよく住民とのコンセンサスを図っていかないと、せっかく多額の金額を使って橋をかけるわけです。住民が反対するような計画は、私はまずいと思うんですね。そこいらは、住民の感覚と余り差が出てくるようなことのないように、ひとつ検討をしていただきたいというふうに思います。  それから、中学校の派遣の問題については、一般質問でも問題を提起しております。これは、御存じのように、浅江の方では──何といいますか、育友会ですか、なんかで500万円募金が今行われようとしておる。これは、選手の人たちやその父兄、それから何といっても全国一になったり県を代表して行くというのは、非常な努力が要ることですから、この問題について派遣される者だけとか派遣される父兄とか、1つの学校の負担ではやっぱりまずいんで、そういう点でこの3分の2というのは、今までこういうものについて派遣予算を組んでいたのを少しは引き上げたんですか。そういう内容なのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。  なお、詳しくは一般質問でやるようになっていますからあれですが、今予算の考え方としては、従来よりも引き上げてるというのであるのか、もう1度お尋ねをしたいというふうに思います。  それから、災害の問題については、御存じのように、光市は激甚災害を受けて、市長が先ほど言われましたように、どこ行きましても、もう田んぼをつくらんにゃいけんと、だけどまだうちのとこまで災害復旧していないと。それで、もうつくるかつくらないかは決断をしなきゃならないと。で、市民の側から見ると、なぜもっと早くできないんかというようなのがあります。  だから、激甚災害の指定を受ければ補助率も非常に高くなりますから、国、県やなんかのあれによって左右されることは大きいと思いますが、さっき市長が言われましたように、ひとつ3年間でやるんだというのが国の方針かもしれませんけれども、光市の場合にはできるだけ早く、しかもこの災害復旧というのは、地元業者なんかがたくさんある中で、もう仕事が回ってくる率が高いんですね。そういうのも含めて、災害復旧をできるだけ早めるように、なお一層国の方に働きかけてもらいたいし、予算が組まれたら1日も早い執行を努力してもらいたいと思います。その点で、くどいようですが、もう一言御回答が願えればというふうに思います。  それで、1つ落としてたんですが、港湾整備の補助の問題でございますが、これは光井のスポーツ村のあれでございますか、港湾整備の──ヨットの整備の問題なんでしょうか。  それで、聞くところによると、県工事として25億円ぐらいかかると言われておりますが、先ほどお話がありましたように、大分光市の場合借金もふえてまいりました。それで、公園等の補助に──負担金については、4月1日からは県の方も地元市町村の負担を軽減するという新たな措置を設けておりますが、大体全体計画の中で、これはどのくらいの光に負担になるのかと、今予算に出てきてるのは、そのうちのどの程度なのか。ちょっとお尋ねするのを第1回目のときに落としましたので、ちょっと追加にお願いしたいと思います。 ◯副議長(泉屋  孝君) 黒田教育次長。 ◯教育次長(黒田 太一君) 再度高橋議員からお尋ねいただきました中学校スポーツ選手の派遣費の件でございますが、予算の計上額につきましては前年の実績に応じて計上いたしております。したがいまして、大会等の参加がふえれば追加補正をお願いしているところでございます。  助成率につきましては、3分の2で変更はございませんが、この率につきましては県内におきましても上位にあるものというふうに聞いております。御理解を賜りたいと思います。 ◯副議長(泉屋  孝君) 山本経済部長。 ◯経済部長(山本 正義君) 耕地災害につきまして再度御質問がございましたので、お答えを申し上げたいと思います。  耕地災害につきましては、全体で金額にいたしまして約4億4,900万ぐらいございます。その中で、平成5年度に全部合わせまして2億5,500万の事業費を組んでおりまして、施設関係でいきまして86件でございます。農地の関係が12件でございまして、5年度に予算化をいたしておりますのが57%でございます。で、この57%全部5年度じゅうにということが非常に困難でございまして、6年度への繰り越しになるわけでございますが、6年度といたしまして約29%の予定をいたしておりまして、5年度、6年度で大体85%という考えで現在進めております。  御指摘のように、早急に実施するよう最善の努力をしてまいりたいと思います。御理解を賜りたいと思います。 ◯副議長(泉屋  孝君) 清水建設部次長。 ◯下水道担当部長兼建設部次長(清水 義典君) 港湾費についての負担金でございますが、資料91ページにその内訳をつけております。  なお、全体事業費につきましては、現在手元に資料を持っておりませんので御了承願いたいと思います。  ですから、ここの港湾費のこれは、ほとんどがマリーナの関係になってくるわけでございます。よろしくお願いします。 ◯副議長(泉屋  孝君) 鈴木企画調整部長。
    ◯企画調整部長(鈴木 正道君) 災害の関係につきましては、かねて市長の方からも申し上げておりますように、何をおいても優先をして、これの早期着工を図ると、完成を進めるということで、今後におきましてもそのとおりでございます。  なお、新年度に約30%程度の予算計上をすることになると思いますけれども、合わせますと80%、5年、6年と続いて事業に取り組むということでございますので、そういった効果も出てくるものと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 高橋議員。 ◯18番(高橋 由雄君) 要望しておきます。  選手派遣の問題については、確かに光市の場合には補助率が他市に比べていい方にランクされておりますけれども、先生方や子供たちの努力で、また山口県の中でもすべての面で上位にランクする成績を上げておるわけですね。そういう点では、必要に応じて額はふやすが率は同じというような考え方は、ひとつ新年度の中で、浅江の父兄なんかが、本来からいくと自主的なものだと言われるかもしれませんけれども、余りに父兄やら一般からの負担がなくて、ある程度安心して強化合宿やら選手派遣ができるような援助態勢っていうものは必要なんじゃないかと思うんで、ひとつ再考をお願いしておきます。  それから、先ほど大型店対策の融資の問題について、条件だけではなくて社会的な環境に問題があるというふうに言われましたが、私はそういう部面もあるけれども、今非常に金利、そういうものが下がってきてるんですね。ところが、その点では割に大きい金額であるにもかかわらず依然として古い利子と、それから貸し付け条件もなかなか厳しいと。それと重なって、銀行関係の貸し渋りと一緒になって、なかなかあれは難しいというような御意見も、私どもは聞いております。そういう点では、ひとつ社会情勢的なものだというだけではなくて、こういう融資に対するいろんな種類のものをよく検討されて、これでいいのかどうか、ひとつ改善方をお願いをしておきます。  それから、災害復旧の問題でございますが、再度あえて御質問したのは、なかなか住民要求が強いと。それに対して全力を挙げてやるということでございますので、ひとつ今述べられましたように、1日も早い災害復旧について御努力を願いたいというふうに思います。  それから、マリーナの件については、今手元に書類がないということでございますから、今、では結構です。後で明示をしていただきたいというふうに思います。  最後に要望でありますが、全体としてやっぱりこの補正予算自体が非常におくれてると。それで、新年度予算も非常におくれてるというような状況でありますので、くどいようですが、きょう採決が行われたら、その実行方を急いでやっていただくように重ねてお願いをしまして、質問を終わります。  以上です。 ◯副議長(泉屋  孝君) ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議案第25号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第5.議案第26号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第5、議案第26号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第26号、平成5年度光市競艇事業特別会計補正予算(第3号)は、徳山本場及び呉場外売り場の売上増加により、開催経費等を増額しようとするものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議案第26号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第6.議案第27号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第6、議案第27号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第27号、平成5年度光市同和対策住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)は、貸し付け事業の実績に応じて予算の減額を行おうとするものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議案第27号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第7.議案第28号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第7、議案第28号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第28号、平成5年度光市下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、総合経済対策に係る三井幹線管渠敷設工事などの事業費1億円及び流域下水道建設負担金3,710万円を追加するものでございます。一方、島田大田幹線及び三井幹線管渠敷設工事につきましては年度内完成が困難な見通しとなりましたので、2,617万円を翌年度に繰り越し執行しようとするものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決をいたします。お諮りいたします。議案第28号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第8.議案第29号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第8、議案第29号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第29号、平成5年度光市老人保健特別会計補正予算(第2号)は、実績に応じて医療給付費を追加するものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議案第29号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第9.議案第30号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第9、議案第30号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第30号、平成5年度光市病院事業会計補正予算(第2号)は、資本的収支において管理棟及び医師住宅の改修等に伴う一般会計負担金を360万円追加しようとするものでございます。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議案第30号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第10.議案第31号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第10、議案第31号を議題といたします。  この議案について、市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第31号、平成5年度光市水道事業会計補正予算(第3号)は、資本的収支において県道徳山光線の道路拡幅に伴う配水管移設工事の確定により、収入で企業債1,000万円を減額するとともに、工事負担金1,750万円を追加するものであります。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ討論を終結いたします。  これより採決をいたします。お諮りいたします。議案第31号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。        ────────────・────・────────────   日程第11.議案第23号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第11、議案第23号を議題といたします。  この議案について、市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第23号は、光市公平委員会委員の選任についてお諮りするものでございます。  これは、現委員の江崎多喜男氏の任期が平成6年3月25日をもって満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。  よろしく御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  この議案について質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  この議案につきましては、討論の通告がございませんので討論を終結し、これより採決をいたします。  お諮りいたします。議案第23号は同意いたすことに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第23号は同意されました。        ────────────・────・────────────   日程第12.議案第24号 ◯副議長(泉屋  孝君) 次に、日程第12、議案第24号を議題といたします。  この議案について市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 議案第24号は、光市固定資産評価審査委員会委員の選任についてお諮りするものでございます。  これは、現委員の藤井 博氏の任期が3月31日をもって満了いたしますので、後任委員として引き続き同氏を選任しようとするものでございます。  よろしく御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  この議案について質疑がありましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。  この議案につきましては、討論の通告がございませんので討論を終結し、これより採決をいたします。  お諮りいたします。議案第24号は同意いたすことに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第24号は同意されました。  ここで昼食のため暫時休憩をいたします。再開は振鈴をもってお知らせをいたします。
                     午前11時59分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後1時02分再開 ◯議長(秋友 幹夫君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。        ────────────・────・────────────   日程第13.議案第1号〜議案第22号 ◯議長(秋友 幹夫君) 次に、日程第13、議案第1号から議案第22号までの22件を一括議題といたします。  これらの事件につきまして市長の説明を求めます。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 平成6年度予算案並びに関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、私の所信を申し上げ、一層の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  早いもので、今年は私にとりまして市長就任以来3期12年の節目の年に当たります。この間、皆様方の御厚情に心から感謝を申し上げるものでございます。どうもありがとうございました。  おかげをもちまして、これまでの市政はさまざまな課題を抱えながらもおおむね順調に推移しており、昨年には市制施行50周年という記念すべきときを迎えることができ、関連する多くの大規模プロジェクトも次々とその成果を実らせてきております。  しかしながら、今日、私どもを取り巻く社会経済環境は、地方財政等にも大きな影響を与える予断を許さない厳しい状況となってきております。それだけに、私に課せられた責務の重大さを自覚し、全力を傾注してまいる所存であります。よろしく御支援賜りますようお願いを申し上げます。  さて、平成6年度は、新たな50年に向けての出発の年であります。戦後最長とも言われる不況の中で、みずからの足元を見詰め直し、次への飛躍のための基礎固めの年としなければなりません。  現在、我が国は、市場開放などをめぐる日米通商摩擦、ウルグアイ・ラウンドによる米の部分自由化、政治・行財政改革、さらには地方分権問題など、いずれも戦後の枠組みでは対応できない大きな課題を背負っており、このことが地方自治体や地域社会に与える影響もはかり知れないものがございます。  一方、21世紀には、世界でも類を見ないほどの少子高齢化社会の現出が見込まれております。ますます多様化する行政需要の中で、社会システムや受益と負担のあり方、あるいは行政と市民の役割分担についての再構築が今後必要となってくるものと考えております。  総理府の世論調査によりますと、物の豊かさより心の豊かさやゆとりある生活を志向する人の割合が過去最高となるなど、人々の意識もまた飽食時代の生活行動の反省から大きく変化してきております。  そして、こうした傾向は今後の市政を推進する上での基本的な方向を示唆しており、まさしく「人間性豊かな快適環境都市」としてのまちづくりの原点に立ち返りながら、真の豊かさとは何なのかを改めて問い直すことが強く求められていると言えます。  私は、昨年の市民集会でPTAのお母さん方による人材育成フロンティアパークの提案を受け、深い感動を覚えました。地域で、学校で、多くの人の参加を得ながら共同作品としての人のぬくもりを感じさせる手づくりの提案であり、まちづくりへの力強い参加意欲を感じたからであります。生活に根差した市民1人1人の日々のかかわり合いこそまちづくりの原動力であることは言うまでもありません。提案の趣旨は、今後の市政の参考に資してまいりたいと存じます。  「疾風に勁草を知る」という言葉がありますが、厳しく苦しいときこそ私どもの真価が試されるわけであります。議会を初め市民と一体となりながら、人と人との触れ合い、人と地域、人と自然のつながりを大切にしたアメニティ・タウンの形成と市民福祉の向上に邁進してまいりたいと考えております。  この上とも変わらぬお力添えを賜りますよう心からお願い申し上げます。  予算等の説明に先立ちまして、今日の財政環境について申し上げます。  長期化する不況は、循環的な景気低迷とバブル崩壊による資産価格の下落、さらに昨年春以降の急速な円高や異常気象などの要因が重なり合ったためと指摘されており、近年我が国が経験したことのない深刻な経済環境となっております。  こうした中で、国は平成5年度の実質経済成長率を0.2%、本年は2.4%と見込んでおりますが、依然として不透明感をぬぐい切れない状況であります。  また、国の予算編成においては、景気に配慮しつつ、住宅、下水道、公園など生活基盤を重点に、一般会計の予算規模を73兆817億円、伸び率を1%といたしておりますが、減税のための赤字国債の発行などにより、平成6年度末の公債残高は200兆円に達すると見込まれ、財政の悪化が懸念されるところであります。  一方、地方財政計画では、実質ベースで3.6%増の79兆1,400億円としております。  歳入面で見ますと、地方税は減税の影響もあって5.7%減、地方交付税がほぼ横ばいにとどまっているため、その分18年ぶりの減税補てん債を発行するなど、地方債を66.9%の大幅な増としております。  歳出では、景気浮揚のために地方単独事業費を12%増とするなど、地域経済の回復を図るとともに、生活者・消費者の視点に立った社会資本整備を図るとしております。  次に、当市の予算案について、その概要を申し上げます。  予算の編成方針といたしましては、大きく変貌を遂げつつある社会経済動向や国の施策の方向に留意しつつ、市民生活優先、アメニティと自然環境保全の原則に立脚し、ゆとり、潤い、そして豊かさの実感できるまちづくりに向けて積極的な対応を図ることといたしました。  また、市議会を初め市民集会などでのさまざまな御提言を踏まえ、できるだけ細かな対応を図りながら、施設の有効利用、制度の充実などソフト面に留意しつつ、次の4つを施策の柱といたしました。  1つ、伸びやかでたくましい教育と文化のまち、2つ、健康であたたかく助け合うまち、3つ、自然と調和した快適で便利なまち、4つ、創造性にみちた活力ある産業のまちであります。  財政運営につきましては、市税収入において国の景気対策に伴う減税及び不況の影響により、前年当初比約2億1,678万円、2.9%の減を見込みましたが、さらに年度途中の財源需要もある程度見込まれますので、財政調整基金等の運用を含め、累増している市債残高に留意しながら、一層慎重かつ効率的な対応に努めたいと考えております。  以上の方針に基づき編成した平成6年度光市予算案の規模は、一般会計166億円、特別会計136億3,756万7,000円、合わせて302億3,756万7,000円であります。  また、病院事業会計では34億5,899万4,000円、水道事業会計は13億1,399万円であります。  一般会計について申し上げますと、前年当初比14億円、7.8%の減となっております。  歳出では、道路、下水道、住宅、公園などの都市基盤施設整備や災害復旧を初めゴールドプランや若者定住対策、ソフトパークなどの地域経済対策、そして、市民生活に直結した教育、福祉、健康、環境対策などを基本に編成いたしましたが、投資的経費は36億5,045万円、前年比34.4%の減、うち単独事業分は36.3%減の約25億9,870万円となっております。  このように大きく落ち込んだ要因といたしましては、50周年関連の大型事業が相次いで終了したこと、及び第3次補正予算など国の景気対策に呼応し、8億円規模の事業を5年度予算に前倒し計上したことによるものであります。したがいまして、こうした特殊要因を考慮すれば、実質的には前年比7.5%程度の増額予算となるものであります。  なお、一部前倒し計上によりまして本年度当初からの切れ目のない事業展開が可能となり、地域経済に相当の波及効果があるものと考えております。  歳入では、市税を約71億5,752万円と見込み、歳入総額の43.1%、一般財源に対する比率では64.7%と前年当初比の0.1%の減となっております。  普通交付税につきましては、実績などを勘案し、15億円を計上いたしました。  市債につきましては、減税補てん債4億1,300万円を含め、18億7,060万円を予定、本年度末の残高は135億円を超える見込みであり、公債費比率は現状8%台から6年度は10%台となり、以後も急上昇する見込みであります。  その他の財源といたしましては、繰越金を2億円計上するほか、財政調整基金から2億円、減債基金から1億円を取り崩すことといたしました。  以上によりまして、一般財源の総額は約110億6,218万円となり、一般財源比率は前年当初より3.4%増の66.6%となります。  なお、市税につきましては、個人市民税の特別減税及び特定扶養親族に係る控除額や所得割、均等割の非課税限度額の引き上げ、法人市民税均等割の税率の見直しを主とした税制改正が予定されております。国会審議の状況によりましては、課税時期との関係から市税条例などの改正について専決処分せざるを得ないこともあろうかと存じます。あらかじめ御了承賜りますようお願いを申し上げます。  次に、施策の概要について申し上げます。  まず第1は、「教育、文化、スポーツ対策」であります。  生活水準の向上と自由時間の増大の中で、私どもは生きがいや触れ合いといった精神的な充足感を強く求めるようになっており、地域における交流や学習などを通じて自己実現を図り、豊かな人生を築きたいという願いが高まっているものと考えます。それだけに、学び、楽しむ場や機会の提供を図っていくことは、まちづくりの大きな柱でもあります。  昨年相次いで完成を見た総合体育館や生涯学習センター、光ふるさと郷土館、あるいは勤労者総合福祉センター、西部憩いの家などの施設は、この意味で今後の活動拠点として既存施設とのつながりを保ちながら積極的な運営が望まれるところであります。  こうした観点から、本年度はまず生涯学習センターにパソコン通信による情報検索システムの導入を図り、県内の学習機会情報や講師、サークル情報などの照会に対応できる体制を整備することといたしました。  また、一方では、大変好評をいただきましたヤングセミナーやレディースセミナー、高齢者生きがいセミナーなどを引き続き開催し、多様な学習機会の提供に力を入れるともに、勤労者総合福祉センターと勤労青少年ホームとの連携のもとに、教養講座などの活動強化に努めることといたしました。  ふるさと郷土館におきましては、年間を通じての特別展示やイベントの充実を図ることといたしておりますが、特に民俗資料関係については文化センターと一体的に利用促進を図ってまいりたいと考えております。  なお、文化センターでは、科学展示室を整理して、皆さんから御要望の強い美術作品等の展示に利用することとし、郷土出身者の作品なども企画展示する計画であります。  図書館におきましては、利用者の増加に対応するため、コンピューター機器の増設を図り、貸し出し業務のサービス向上に努める一方、施設改修に対し3,000万円を計上するほか、試行的に夏季における開館時間延長を考えております。  市民ホールでは、市民夏季大学の開催を初めグレンミラー楽団の演奏会や伊藤京子ピアノコンサートなど光の文化を高める会への助成を行うことといたしました。  また、市制施行50周年を記念して編さんを進めております「光市現代20年史」につきましては、本年度内の完成を図り、3,000部を発刊、まちづくりの軌跡を残してまいりたいと考えております。  次に、スポーツ関係では、完成を見た総合体育館の管理運営費に3,620万円を計上、スポーツ公園などとの一体的な活用を図りながら、市民の体力づくりや各種スポーツ教室を開催するとともに、ニュースポーツやレクリエーション指導者の育成にも力を注ぐことといたしております。さらに、スポーツ公園内トイレの改築費として1,200万円を計上いたしました。  また、本年度は6月に総合体育館やスポーツ交流村、青年の家を利用し、「山口県体育指導委員研修会」の引き受けを予定いたしております。  次に、学校教育関係についてであります。  まず、室積小学校屋内運動場の建設でございますが、現施設の老朽化に伴い、建てかえを行うものであり、児童の体育向上はもとより、地域社会に開かれた施設として活用してまいりたいと考えております。完成は平成7年2月を予定しており、床面積は889平方メートル、鉄骨平家建てで、本年度建設事業費として3億994万円を計上いたしました。  さて、最近、子供の活字離れが指摘されております。読書は映像文化とは異なった面で創造力や表現力を高め、成長期の人格形成に与える影響は大きなものがあると思います。このため、国の「学校図書館図書整備新5カ年計画」に呼応して、小・中学校における学校図書の一層の充実を図ることといたしました。  このほか、活発化しております中学校体育競技の全国大会などへの出場などに要する経費を、実績を踏まえ計上いたしました。  次に、青少年の健全育成の場として大いに活用されております野外活動センター「周防キャンプ場」につきましては、かねてより新たな施設整備が望まれてきましたが、現在一定の基本構想をもとに地権者との調整を進めているところであり、御理解をいただければ土地開発公社において用地取得及び造成を行う計画でございます。  次は、「福祉、健康、安全対策」についてであります。  西暦2000年には本市においても5.7人に1人が高齢者になると予測されますように、経済・社会の急速な進歩による価値観の変化などにより、今後とも一層少子高齢化が進むものと考えられます。  国において推進されている高齢者保健福祉推進10カ年戦略(ゴールドプラン)は、こうした状況を踏まえ、地域で高齢者が健康で安心した生活が営まれるよう、21世紀までに緊急に取り組むべき施策についての目標を明らかにしたものであります。  本市でも昨年、有識者から成る老人保健福祉計画策定市民協議会の御意見やアンケート調査を参考としつつ、地域の実情に合った老人保健福祉計画を策定し、在宅福祉3本柱や保健サービスなどの充実について平成11年度までの目標設定を行っているところでございます。  本年は、このゴールドプラン実施初年度として、保健婦や理学療法士、ホームヘルパーなどマンパワーの確保により、ホームヘルプサービスや機能回復訓練などの充実を図ることといたしました。また、西部憩いの家や牛島のデイサービスセンターの運営も進めてまいりたいと存じます。  なお、ふるさと福祉基金を活用し、はり・きゅう施術費の助成や福祉タクシーの利用対象者に在宅寝たきり老人を加えるほか、在宅介護支援センターを窓口に高齢者や障害者向けの住宅改良の相談に応じるリフォームヘルパー事業を始めるなど、きめ細かく独自施策の充実にも力を注ぎ、高齢者に優しいまちづくりに努めてまいりたいと考えております。  このほか、光富士白苑のショートステイ20床の増築整備費に助成を行うこととし、所要額を計上いたしました。  敬老祝金につきましては、この制度発足以来20年近くが経過する中で、平均寿命も大幅に伸びてきており、別号議案でお諮りいたしますように、現行73歳以上を対象としているものを、本年度から2カ年間をかけて段階的に75歳に引き上げることといたしました。祝金の額は、75歳及び76歳は現行5,000円を7,000円に引き上げ、77歳から79歳及び80歳以上は、それぞれ現行どおりの7,000円と1万円にしております。  在宅寝たきり老人等に対します介護見舞い金については、現行2万円を2万5,000円に増額いたしました。  また、昨年12月、障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、心身障害者対策基本法の一部が改正され、障害者基本法として施行されました。本市におきましても、今後この趣旨を十分に踏まえ、施策の推進に努めてまいりたいと考えております。  次に、児童福祉につきましては、保育料の保護者負担の軽減について、措置単価の軽減のほかに、これまで第3子の半額軽減を3歳児未満としておりましたが、すべての第3子以降に拡大することといたしました。対象は180名程度と予測しております。  なお、乳児保育につきましては、新たに乳児3人未満の保育に当たる保母の人件費について助成を行うほか、時間延長保育サービスの充実にも努めることといたしました。  また、室積地区における留守家庭児童対策として、民間施設を借り上げておりましたが、室積小学校敷地内にサンホームを建設することとし、1,200万円を計上いたしました。  同和対策につきましては、「地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」が平成4年3月に一部改正され、5年間延長されましたが、この法の趣旨にのっとり、一般対策への円滑な移行を目指し、県においては各種制度の見直しを進めており、本市も昨年、一部事業の見直しを行ったところであります。  しかしながら、同和地区の生活環境は大きく改善されたものの、依然として心理的差別事象が後を絶たないなど、教育啓発対策の充実が求められるところであります。今後とも、運動団体などの御協力をいただきながら、差別のない社会を目指し、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、医療、健康対策でありますが、市立病院におきましては、院内感染対策の一環として、ベッド消毒室設置のほか、看護婦宿舎の一部を医師用宿舎に改造し、緊急の診療体制の整備を図ることといたしました。  成人病などの予防対策につきましては、現在、医師会や歯科医師会の御協力を得て検診業務を進めておりますが、保健センターにコンピューターによる健康管理システムを導入、これにより健康指導の一層の向上に努めることといたしました。  国民健康保険につきましては、医療費の動向等を勘案し、平均2.2%の保険税の引き下げを行うことといたしました。これは昭和63年に資産割の見直しを行って以来の引き下げであり、世帯別均等割現行1万6,900円を1万6,000円に、所得割8.8%を8.7%に、資産割30%を26%にそれぞれ引き下げるものであります。  なお、一般会計から1億6,200万円を繰り出し、収支の安定を図ることといたしました。  安全対策につきましては、引き続き市民意識の啓発に努めるとともに、街路灯や防護さく、カーブミラーなどの安全施設の整備を進めたいと考えます。  次に、環境衛生対策であります。  ごみの減量化や再資源化は、市民、事業者の協力なしには進展を図ることはできません。幸い本市は多くの皆さんの協力のもと、ごみの排出量は県下14市の中でも最も低い状況となっております。現在、策定作業を進めております「光市一般廃棄物処理基本計画」(ごみライトアップ光計画)に基づき、今後とも光市ごみ減量等対策協議会や各自治会を初め各種団体、市民の協力のもとに積極的に取り組みを進めたいと考えております。  さて、本年度は、資源リサイクル推進助成金を見直し、現行キロ当たり3円を団体、業者とも5円に増額する一方、コンポスト購入に対する助成を復活いたしました。さらに、不燃焼物置き場における施設整備助成についても内容の充実を図るほか、家庭用ごみ焼却炉については引き続き助成を行うことといたしました。  なお、青年会議所などが主催する環境問題イベント「フリーマーケットinひかり」へ助成することとし、一層の市民意識の高揚を期待するものであります。  また、下水道計画区域外における排水対策として、合併処理浄化槽設置に対する補助制度を新たに設けることといたしました。  このほか、海岸清掃の徹底を図るため、ゴムキャタピラ車を購入、ビーチクリーナーの効率を高めることといたしました。  次に、周南衛生施設組合につきましては、本年度完成を予定している新下松清掃工場の建設費3年次分4億7,169万円を加え、負担金総額6億938万円を、また周南東部環境施設組合への負担金6,484万円をそれぞれ計上いたしました。  消防対策のうち、常備関係では、3町と協力し、住宅防火診断を実施し、防火意識の向上を図るとともに、消防救急体制の整備に努めてまいりたいと考えております。  非常備関係では、光井公民館移転に伴う消防機庫の建設費及び東伊保木、立野宮河内における防火水槽設置工事費を計上いたしました。  次は、「道路、河川、公園、上下水道対策」であります。  快適な都市環境施設の整備はまちづくりの基本であり、本年度国においても生活者重視の立場から積極的な予算配分を行っているところであります。  まず、道路関係では、国道188号線のバイパス機能を持つ虹ケ丘森ケ峠線について、金山紺屋浴線や広域農道の整備に伴い、早期の完成が望まれているところであり、平成9年度の供用開始を目指し、本年度は2億6,125万円を計上、用地買収を進めるとともに、延長130メートルを施行することといたしました。また、これに接続する金山線の整備に7,330万円を計上いたしております。  次に、ソフトパークに関連する泉町大平線整備に1億2,750万円、領家台線整備に4,400万円を計上いたしましたが、いずれも前年度に引き続き施行するもので、本年度の完成を予定いたしております。  このほか、川端五反田線、山田畑線、今積線、原線、丸山町8号線、北町線、室積7号線、戎町脇田線、野原岡庄線及びアメニティ道路関連で海商通り、高州線などの整備を進めるとともに、土井今桝線、天符線、川園線、浴線などの調査を行うことといたしました。  河川関係では、虹川準用河川改修に6,000万円を計上、事業の促進を図るとともに、黒井水路や島田市水路、金山川、太郎丸川などの改修を予定、また、錦町2号線水路の調査などを行うことといたしました。  公園緑地関係では、引き続き冠山総合公園を整備することとしており、1億円を計上いたしました。本年度は用地取得や国道からの進入部分の整備を行うこととしておりますが、議会の御協力もいただき、実施計画の見直しにより、事業認可面積を現行13.4ヘクタールから19.7ヘクタールに拡大する予定であります。  このほか、みたらい公園、シャクナゲ苑、冠梅園などの整備を進めるとともに、牛島において防風植栽を行うことといたしました。
     また、ソフトパークの造成が完了いたしますので、大蔵池を中心とした一帯を公園として整備するための調査費及び用地取得費2億3,710万円を計上いたしました。コンピュータ・カレッジなどの学生や研修生、立地企業の技術者はもちろん、地域に開かれた市民の憩いの場として整備するものであります。  なお、本年もあじさい祭りやつつじ祭りなどのイベントのほか、新たに「ひかり名木百選」の紹介冊子の作成などを通じて緑化意識の普及と潤いのあるまちづくりの推進に努めたいと思います。  次に、住宅対策であります。公営住宅につきましては、領家台B工区42戸の建てかえを継続することとし、1億5,065万円を計上いたしました。  また、このほど新たに創設されました「特定優良賃貸住宅制度」を活用し、中堅所得者のための住宅を領家台C工区に建設することとし、これに要する設計費を計上、人口定住の意味からもモデルケースとして取り組んでみたいと考えております。  次に、公設残土処理場でございますが、引き続き地権者など地元関係者との協議を進めるほか、実施設計を行うことといたしました。  次に、県の港湾整備事業として建設が進められておりますスポーツ交流村関連施設光井ヨットハーバーにつきましては、本年度の光市負担金として7,090万円を計上いたしました。全体の完成は平成8年の予定でありますが、本年度船揚げ場についての一部利用が可能となる見通しであります。  なお、虹ケ浜海岸の保全につきましては、引き続き国・県に対し要望を行ってまいりたいと考えております。  上水道事業では、改良事業として三井天符配水管や光井5丁目配水管布設工事などの事業費1億450万円、老朽管布設がえのための配水管整備事業費4,440万円及び浄水施設整備費3,620万円などを計上いたしました。  光地域広域水道整備事業は、中山川ダムの建設工事に係る光市出資負担分1,423万円及び事務費負担金など、合わせて4,147万円を計上いたしました。  次に、下水道事業では、平成5年度末の整備面積510.8ヘクタールのうち、処理区域面積は488ヘクタール、普及率は50.7%が見込まれております。本年度は、光井川以東の平成8年度供用開始に向け、2カ年継続事業として光井中継ポンプ場工事に着手するのを初め、昨年に引き続き光井地区、上島田地区、中島田地区、さらに県道の整備に関連し、三井地区の整備を図ることとし、管渠施工延長約5.4キロメートル、整備面積約16.5ヘクタールを予定しており、中島田の一部などが供用開始できる見通しであります。  なお、一般会計から8億円を繰り出すこととしております。  次は、「農林水産、商工観光対策」であります。  米の部分自由化に見られますように、我が国の農業は市場開放への強い国際的要請の中で改めてそのありようが問われており、後継者問題を含め、今後極めて厳しい状況となることが指摘されております。このため、本市においては、農村総合整備計画を中心とした生産基盤の整備に一層努力するとともに、当面、新たな農業経営の一環として、環境保全型農業の振興や米の受委託組織づくりについての研究を関係団体と協力して進めることとし、調査費を計上いたしました。  農道整備では、モデル事業として溝路地区農道、室積地区集落道、八海地区農業排水施設など、単県土地改良事業として観音寺や鮎帰、周南、山田の各地区集落道の整備を進めることといたしました。  圃場整備では、千田郷地区において区画整理や花壇植栽を継続するほか、長雨による被害を受けました河地地区の整備を完了させる予定であります。  また、伊保木、岩屋地区の水源確保対策として、昨年度施設計画を策定してまいりましたが、さらに安定水位確認調査を実施するとともに、地元関係者との協議を進めたいと考えております。  営農関係では、営農生活指導体制を強化しつつ、農業協同組合などの緊密な連携のもとに、本年度は特に米の需給関係を踏まえ、良質米生産から生産量確保に指導の重点を移すこととしております。  なお、農村婦人の家が開設し10周年を迎えますので、生活改善実行グループなどによる手づくり産品の展示や即売など、記念祭を計画いたしました。  林業関係では、引き続き虹ケ浜・室積両海岸松林の復旧に取り組むとともに、県と共同で峨嵋山樹林地内の枯損木処理を行うなど、市民共通の貴重な財産の保全に努めてまいりたいと思っております。  このほか、3年次を迎える「ふれあいの森整備事業」では、コバルトラインの尾根伝いに防火樹や防火広場の整備、植栽を行うこととし、2,480万円を計上いたしました。また、秋には「森林浴の森」全国大会の引き受けを予定しております。  水産業対策では、本年度より国の第9次漁港整備計画に基づき6カ年計画で光漁港西ノ浜地区の防波堤改修を実施することとし、5,000万円を計上いたしました。また、本年度事業完了となる西ノ浜地区離岸堤整備に6,200万円を計上しております。  また、漁業振興対策として、室積地先に投石、牛島地先に並型魚礁を設置するとともに、牛島漁港や集落内道水路についての整備を図ることといたしました。  次に、商工対策であります。長期化する不況の中で厳しい経営環境が続いておりますが、魅力ある働く場の創出と地域経済の活性化は人口定住の基本的要件であります。それだけに、頑張っておられる多くの企業を初め商工会議所など関係団体と協調しつつ、一層努力してまいる所存であります。  まず、ひかりソフトパーク事業であります。造成につきましては、県、市両土地開発公社により取り組んでまいりましたが、近く完了する運びとなり、山口県ソフトウエアセンターもあわせ、5月に竣工式を予定いたしております。今後は、県と共同して情報関連企業など産業支援サービス業の集積に向けて取り組みを強めてまいりたいと考えております。  なお、造成地のうち、ソフトウエアセンター用地約5,000平方メートルを本年度より5カ年分割で取得するための費用3,276万円を計上いたしました。このほか、団地内の幹線道路や大蔵池公園、グラウンド等を年次的に整備する計画であります。  商業振興につきましては、大型店の進出により都市間競争が一層激しくなる中で、消費者に魅力ある商業展開をどう図っていくのか、大変大きな課題であります。このため、状況に応じ大型店対策融資制度の内容を見直し、効果的な金融対策を進めたいと考えております。このほか、各地区商店会の活動を支援するため、イベント助成金を増額いたしました。  中小企業の振興につきましては、景気対策を含め、新たな中小企業全体を対象とした「中小企業振興資金」制度を設け、最高700万円までの融資を行うことといたしました。現行の小口や不況対策融資制度等とあわせ、預託金3億9,860万円を計上いたしました。積極的な利用が望まれるところであります。  また、通産省の新地域産業加速的技術開発支援事業を活用し、地場企業の技術開発を積極的に支援することといたしました。  次に、観光対策では、パンフレットを改訂するほか、室積キャンプ場の炊飯棟の改築や観光案内板の整備を進めるほか、四季を通じての観光事業の一層の充実を図ることといたしました。  以上、4つの柱に沿って施策の概要を申し上げてまいりましたが、若者定住対策や昨年の長雨による災害復旧対策などについても引き続き積極的に取り組むこととしております。  まず、若者定住対策でありますが、既に申し上げてまいりましたように、「ひかりソフトパーク事業」の推進のほか、企業紹介パンフレット作成によるUターン情報の充実や、勤労者総合福祉センターの運営充実など勤労者福祉対策、保育料軽減措置の拡大、乳児保育支援事業の充実、子育て輪づくり運動による保育環境の整備などを進めてまいりたいと考えております。  申し上げるまでもなく、若者定住対策は、雇用を初めとした総合対策としての取り組みが求められるものでありますが、同時に若者の琴線に触れるまちの個性をどうつくり上げていくのか、価値観の多様化が言われておりますだけに重要な視点であろうと思っております。そういった意味で、今後ともアメニティ・タウン計画の一層の充実に努めたいと考えております。  さて、町並みの景観は、ふるさとの顔であり、個性でもあります。本市の歴史的町並みを保存継承するため、九州芸術工科大学宮本教授の町並み調査に基づき、室積海商通りに面する江戸期から明治期の建物の修復、修景に要する費用のうち、修復については300万円を、修景については50万円を限度に助成することといたしました。ふるさと郷土館の活用や室積半島の整備とあわせ、新たなアメニティ空間の創造と地域活性化への展開を期待するものであります。  次に、災害対策であります。昨年に引き続き土木、耕地関連災害復旧を中心に、林地崩壊防止対策、小規模治山、あるいは虹ケ丘地区急傾斜地崩壊対策を含め、公共災害では総額2億8,200万円を計上いたしました。これにより、今までにおおむね全体事業の8割を予算化したこととなり、残る被災個所についても1日も早い復旧を図る所存であります。この間の関係者の方々の御協力、御支援に改めて感謝申し上げるものでございます。  なお、昨年大きな被害を出しました周防新宮地区に防災用の放送設備を設置するとともに、防災無線車の増強を図り、今後の災害に備えることといたしました。  このほか、計画性あるまちづくりを推進するため、情勢の変化を踏まえ、総合計画のイレブン・プロジェクトなどを一部見直すとともに、5年ごとの市民アンケートの実施、周南合併補足調査書の作成と全戸配布、広報紙のA4版化と編集機器の導入による親しまれる紙面づくりなどを進めたいと考えます。  また、市の大きな財源であります税や使用料の徴収率の向上を図るため、徴収体制の整備や納付条件の改善などにも積極的に取り組む所存であります。  以上、諸議案の御審議を煩わすに当たり、私の所信の一端を申し上げましたが、今後予測される多くの諸課題を乗り切るためには、私ども自身、事務事業の見直しや研修体制の充実、あるいはさわやかサービス運動の推進などを通じて行政のリストラや職員の資質の向上を図り、市民の負託に責任を持ってこたえられる足腰の強い体制をつくっていかなければならないものと考えております。御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  次に、各議案について御説明を申し上げます。  議案第1号、一般会計予算は、ただいまの説明のとおりであります。  次に、議案第2号から議案第8号までの特別会計予算について申し上げます。  国民健康保険会計は、医療費需要の実態から医療給付費の伸びを前年度決算見込み対比で一般5.5%増、退職4.1%増を見込みました。  簡易水道会計では、上ケ原地区の43戸の給水事業を行うものであります。  競艇事業会計では、発売収入を呉場外を含め1日平均2億1,570万円と見込み、一般会計繰出金を1億6,000万円といたしました。  同和対策住宅新築資金等貸付会計は、資金貸し付け3件を予定いたしました。  墓園会計は、園路の整備やトイレの設置を行うほか、4平方メートル墓所100基分の造成、分譲を予定しております。  下水道事業会計は、緊急特定事業の実施等に伴う事業費の増加により、前年比7.4%増の予算規模になりました。  老人保健会計は、医療費需要の実態から医療給付費の伸びを前年度決算見込み対比で7.5%増を見込みました。  議案第9号、病院事業会計予算は、1日の平均入院患者数を200人、外来患者数を540人と見込んで編成いたしました。  議案第10号、水道事業会計予算は、業務予定量を給水戸数1万6,250戸、年間給水量を1,232万トンと見込んで編成いたしました。  次に、予算第11号、光市職員定数条例の一部を改正する条例は、市立病院の増床等に伴い、職員の増員を行おうとするものであります。  議案第12号、光市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例は、労働基準法の改正により、1週間の勤務時間が原則40時間とされたため、職員の1週間の勤務時間を改正しようとするものであります。  議案第13号、光市非常勤職員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は、国の基準改定に伴い、消防団員の年額報酬等を改めようとするものであります。  議案第14号、光市総合体育館建設基金条例を廃止する条例は、総合体育館の竣工に伴い、基金を廃止しようとするものであります。  議案第15号、固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例は、固定資産評価がえに伴い、第1期の納期を平成6年度に限って4月を5月に変更しようとするものであります。  議案第16号、光市国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、国民健康保険税の税率を引き下げることにより、被保険者の負担軽減を図ろうとするものであります。  議案第17号、光市福祉センター条例の一部を改正する条例、並びに議案第18号、光市老人憩いの家条例の一部を改正する条例は、ともに施設使用料の徴収範囲及び額を改正しようとするものであります。  議案第19号、光市敬老祝金条例の一部を改正する条例は、高齢化の進展に伴い、受給年齢の引き下げ及び祝金の額を改正しようとするものであります。  議案第20号、光市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、増築に伴い増床した10床を加え、病床数を210床に改めようとするものであります。  議案第21号、字の区域の変更については、ひかりソフトパークの造成事業に伴い、同地内の字を「潮音寺」に整理統合しようとするものであります。  議案第22号、町及び字の区域の変更については、住居表示を実施するため、虹ケ丘4丁目及び中村町の区域を変更しようとするものであります。  以上、施政方針並びに諸議案についてその概要を御説明申し上げましたが、詳細にわたりましては関係参与により御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。 ◯議長(秋友 幹夫君) ここでしばらく休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午後2時05分休憩        ………………………………………………………………………………                  午後2時18分再開 ◯副議長(泉屋  孝君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) ただいま御説明を申し上げました提出議案の説明の中に読み違いが2カ所ございましたので、訂正をさせていただきます。  その1は、皆様方にお配り申し上げました施政方針28ページでございます。下段から4行目、「次に、議案第11号」と申すべきところを誤って「予算第11号」と申し上げたようでございます。訂正をさせていただきます。  同じくお手持ちの30ページでございます。上段に「受給年齢の引き上げ及び」と申すべきところを「引き下げ」と申し上げたようでございます。謹んで訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(泉屋  孝君) それでは、続いて補足説明を求めます。  鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長(鈴木 正道君) 議案第1号、平成6年度光市一般会計予算について補足説明を申し上げます。  歳出から申し上げます。予算書の70ページをお願いします。  まず、総務費関係でございますが、一番上の780万円のうち350万円は、浅江出張所の受付カウンターなどの改修費用でございます。  次の71ページ上から2行目で2億5,700万円は、特別職3人、職員9人分の退職手当でございます。  次に、75ページ中ほどの390万円は、市が所有しております島田3丁目の警察官住宅の補修工事費でございます。  次に、94ページ、ここに市議会議員選挙費4,245万円、それから96ページに市長選挙費2,118万3,000円を計上しております。このうち選挙公営に係る負担は合わせて約2,245万円でございます。  次に、民生費でございますが、106ページをお願いします。上の方で4行目の466万8,000円は、本年で3年目を迎えるふれあいのまちづくり事業の実施主体であります社会福祉協議会へ総事業費の3分の1を助成するものであります。福祉相談や給食サービス、独居老人へのふれあいコール事業などを予定しております。  次に、130ページ一番下の300万円は、隣保館の屋根の塗装等の工事費でございます。  次に、衛生費で147ページ上の方3行目の1,560万円は、清掃車3台分の更新及びビーチクリーナーからの砂浜専用のごみの運搬車購入費でございます。その下の方でコンポスト購入費150万円は、ごみ減量のための制度の再開で、1基3,000円を限度に購入費の2分の1を助成するものでございます。  次は、150ページで合併処理浄化槽設置費540万円は、10基分を見込んでおります。  次に、153ページ、労働費でございますが、中ほどの355万円は、主にテクノキャンパス研修センターの厨房用備品購入費でございまして、ひかりソフトパーク事業の進捗にあわせ、飲食の利便を図ろうとするものであります。  次は、160ページ、一番上の210万円は、先進的農業地域活動支援事業を活用し、立野、周南地区に小規模集出荷場を設置する工事費でございます。  次に、163ページ中ほどの88万3,000円は、畜舎におけるハエなどの防虫ネット設置のモデル事業委託料でございます。  次に、少し飛びまして187ページ中ほどの300万円は商工会議所への補助金でございますが、このうち100万円は商工名鑑の作成費でございます。  次は、211ページ、土木費の関係でございますが、3行目の2,200万円はみたらい住宅のアルミサッシ取りつけ工事費及び虹川、南汐浜両住宅の電気回路の増設工事でございます。  さらに飛びまして249ページ、教育費でございますが、一番上の250万円は市民ホールステージの安全対策のための防護さくを設置するもの、その下の340万円は大ホールの補助いすの更新を行うものでございます。  次に、歳入について申し上げます。恐れ入りますが、別冊の予算説明資料をお願いいたします。  これの7ページ、ここに市税に関する調べを記載しておりまして、これは一般財源の骨格をなす市税でございますが、全体では71億5,752万7,000円で、前年当初比2.9%のマイナスとなっております。このうち市民税では、個人市民税で前年当初比12.4%のマイナス、同じく法人市民税では12%のマイナス、その下の固定資産税では5.9%の増となっております。市民税につきましては、市長説明にありましたとおり、20%減税による約4億2,000万円の減収につきまして減税補てん債でこれを穴埋めしております。これの償還費につきましては、75%が交付税に算入される見込みでございます。  次に、19ページをお願いします。歳入の内訳でございますが、下の方で繰入金3億円は、市長説明のとおり、財政調整基金から2億円、減債基金から1億円を取り崩して充当しております。この結果、残りはそれぞれ1億円と約5億8,600万円となるものでございます。これらの基金の状況は、この説明資料の最終ページ147ページに一覧を添付しておりますので御参照くださいますようお願いを申し上げます。  以上で一般会計の補足説明を終わらせていただきます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 山本市民部長。 ◯市民部長(山本 昌浩君) それでは、議案第2号、平成6年度光市国民健康保険特別会計予算について補足説明を申し上げます。  まず、歳出予算から御説明申し上げますが、特別会計予算書の17ページをお願いいたします。  総務費に8,004万8,000円を計上いたしておりますが、これは人件費のほか保険税の賦課徴収等に要する経費でございます。前年度に比べ1,620万円の増加となっておりますが、20ページをお開きください。ここに記載しておりますように、収納率向上特別対策事業費1,656万8,000円を計上したことによるものでございます。この事業は、税の収納環境が厳しくなっております現状から、従来の収納対策に加え、新たに2カ年計画でもって、被保険者が保険税を納めやすくするための環境づくりの一環として、現行4回の税の納付回数を平成8年度から8回に変更するためのシステム変更などの事業に着手しようというものでございます。納期がふえることにより1期当たりの納税額が少なくなることから、納税意欲の向上に寄与できると考えております。  次に、その下21ページをごらんください。上から3行目、保険給付費でございます。これは支出面で最も大きなウエートを占める経費でございまして、一般と退職被保険者のそれぞれの療養給付費、療養費、高額療養費、助産費、葬祭費を加えまして15億2,040万円を計上しております。前年度当初比1億9,880万円の減額となっておりますが、これは特に退職者医療費の伸びの鈍化によるものでございまして、前年度決算見込みに対しては5%の伸びを見込んでおります。  なお、療養給付費の伸び率につきましては、過去3カ年間の平均値で見込み、平成6年度国民健康保険事業予算編成指導要領に基づき算定いたしました。  次に、22ページをお開きください。一番下ですが、老人保健拠出金7億3,850万円は、平成4年度老人医療費の確定実績をもとに、国の算定要領により算出し、事務費を加えたものでございます。
     なお、医療費拠出金7億3,160万円のうちには、制度上精算すべき前々年度拠出金2,967万円が含まれております。  次に、23ページの中ほど、共同事業拠出金1,101万7,000円は、国民健康保険高額医療費共同事業実施規則に基づき算定したものでございます。  その下の保健施設費では、2,953万6,000円を計上しております。これの主なものといたしましては、25ページをお開きください。中ほどでございます、鍼灸施術料負担金、人間ドック委託料のほか本年度から高額療養費貸付制度の規則改正に伴い、高額療養費貸付事業費を従来の一般会計から本会計へ予算を組み替え、1,400万円を計上いたしました。  その下、諸支出金に146万1,000円。  次に、26ページの中ほど、基金積立金では国民健康保険基金の運用益金として459万7,000円。  次に、予備費として1,281万5,000円を計上し、歳出総額を23億9,837万4,000円としております。  次に、歳入について申し上げます。恐れ入りますが、前に戻って9ページをお願いいたします。  まず、保険税につきましては9億450万7,000円を計上いたしました。これは税の算定基礎となります医療費が、本年度は一般分5.5%、退職分4.1%の伸びが見込まれますものの、前年度決算見込みにおいて医療費が比較的に安定して推移していることから約6,631万円の繰越金が見込まれること、また、一般会計から保険基盤安定、職員給与費、助産費、財政安定化支援事業などを含めまして1億6,200万円、基金積立金から3,500万円、合わせて1億9,700万円を繰り入れ、財源充当されること、さらに国庫支出金などすべての収入源を把握した上で、税の算定に当たりまして、先ほどの市長説明のとおり税率改正を行い、税負担の軽減を図ることといたしました。  また、保険税の算定におきましては、所得の伸びを0.25%、資産を2%とし、収納率は過去の実績により一般分94%、退職分98%とし、課税最高限度額は現行の50万円で算定し、計上いたしました。  次に、11ページをお願いいたします。下の方でございます。国庫支出金8億3,083万円は、事務費、療養給付費、財政調整交付金で、それぞれの制度に基づき算定し、計上したものでございます。  次に、12ページをお願いいたします。中ほどから下になりますが、療養給付費交付金3億5,953万1,000円は、退職被保険者の療養給付に充てるため、関係保険者が負担し、支払基金から交付されるものでございます。  次の13ページ、上の方でございますが、共同事業交付金1,740万円は、高額医療共同事業実施要領に基づき積算いたしました。  その下の財産収入167万3,000円は、基金の運用益金でございます。  その下の繰入金1億9,700万円、次の14ページの繰越金6,631万2,000円は、保険税の説明の際申し上げたとおりでございます。  以下、これに15ページの諸収入2,013万円を加えまして、歳入総額を23億9,837万4,000円といたしました。  なお、本予算案につきましては、去る2月17日に国民健康保険運営協議会にお諮りし、その議を経ておりますので、申し添えておきます。  また、予算の編成資料をお手元にお配りをしておりますので御参照賜りたいと思います。  以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(泉屋  孝君) 清水建設部次長。 ◯下水道担当部長兼建設部次長(清水 義典君) 議案第7号、平成6年度光市下水道特別会計予算案について市長説明を補足いたします。  特別会計予算書の103ページをお願いいたします。  下水道事業費で16億52万4,000円を計上いたしております。これの主なものについて申し上げます。  一般管理費で3億6,868万5,000円は、下水道事業の管理運営費でございます。  104ページ中ほどの委託料2,036万9,000円は、下水道使用料の電算委託料並びに管渠清掃委託料などでございます。  次に、105ページ上の方でございますが、負担金補助及び交付金2億3,209万3,000円のうち2億3,161万5,000円は、浄化センター汚水流入量を約241万と見込みまして流域下水道の維持管理負担金として計上いたしております。  次に、下段の方でございますが、下水道事業費で12億3,183万9,000円を計上いたしております。この内訳につきましては、106ページをお願いします。下段の委託料1億7,150万円のうち1億600万円につきましては、光井中継ポンプ所の建設事業の委託費でございます。  なお、96ページに債務負担行為といたしまして、同事業の建設事業費1億600万円を計上いたしておりますので申し上げておきます。  また、残り事業につきましては、6路線、約4,800メーターの実施設計を予定いたしております。  続いて、107ページをお願いいたします。工事請負費8億9,400万円は、林幹線ほか32路線、管渠延長にいたしまして約5.4キロ、整備面積16.5ヘクタールを見込んでおるところでございます。  なお、予算説明資料の137ページから144ページにかけまして参考図面を添付いたしておりますので御参照願います。  中ほどから下の方でございますが、負担金補助及び交付金で3,970万4,000円を計上いたしております。このうち周南流域下水道事業3,917万2,000円は、脱水機などの新設事業にかかわるものでございます。  下段の補償補てん及び賠償金5,360万円は、下水道事業に伴います水道管の移設等でございます。  108ページお願いいたします。公債費7億6,934万8,000円でございますが、市債の元利償還、利子償還及び一時借入金の利息を計上いたしております。  これによりまして、歳出合計23億7,457万6,000円でございます。  次に、歳入について説明申し上げます。  前に返って100ページをお願いいたします。上の方でございますが、使用料及び手数料で2億8,906万3,000円を見込んでおります。このうち下水道使用料2億8,894万2,000円は、年間有収水量を241万トンとして計算いたしております。  次に、国庫補助金2億6,000万円でございますが、これは国庫補助対象事業5億2,000万円に対する国庫支出金でございます。  次に、101ページをお願いいたします。繰入金8億円でございますが、これは下水道事業に伴います一般会計からの繰入金でございます。  次に、諸収入でございますが、4,551万2,000円を見込んでおります。これは102ページに移っていっております。この雑入で下水道公社給与負担分、消費税還付金など4,551万1,000円を見込んでおります。  次に、中ほどの市債でございますが、公共下水道事業債、流域下水道事業債、資本費平準化債など9億8,000万円を見込んでおります。  これによりまして、歳入合計23億7,457万6,000円といたしております。  よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げして補足説明を終わらせていただきます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 市川市立病院事務局長。 ◯市立病院事務局長(市川 恒夫君) 議案第9号、平成6年度光市病院事業会計予算の補足説明を申し上げます。  お手元の別冊の予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。  第2条の業務の予定量は、病床数を200床から210床に改め、年間患者数を23万2,300人、入院を7万3,000人、外来を15万9,300人と見込んだものであります。これは、1日平均患者数を入院は前年度より10人多い200人とし、外来は前年度と同様540人としたものであります。  第3条の収益的収入及び支出の予算額は、収支それぞれ31億8,893万9,000円を計上いたしました。これは前年度と比較して10%の増加であります。詳細につきましては4ページをごらんいただきたいと思います。  病院事業収益の第1項医業収益30億887万3,000円は、入院収益を患者1人1日当たり2万2,986円、外来収益を同じく7,565円と見込んだものであります。その他医業収益では、個室料などの室料差額収益は2,395万6,000円、人間ドックなどの医療相談収益は1,800万円であります。また、一般会計負担金6,588万5,000円は、救急医療と保健衛生行政に対する一般会計の負担金であります。  中ほどの第2項医業外収益のうち負担金交付金1億6,326万3,000円は、企業債の利息や研究研修費などに対する一般会計の負担金であります。  次に、5ページの支出におきましては、病院事業費用の第1項医業費用の29億9,184万8,000円は、職員の給与費、薬品などの材料費、光熱水費や委託料などの経費、その他医業活動に必要な費用を計上いたしました。  次に、6ページの中ほどの第2項医業外費用の支払利息及び企業債取扱諸費1億6,783万8,000円は、企業債の支払利息であります。  恐れ入りますが、2ページに戻っていただきまして、第4条の資本的収入及び支出をごらんいただきたいと思います。  この経費は、主として設備投資と企業債償還のためのものでありますが、資本的収入を2億1,339万5,000円、資本的支出を2億7,005万5,000円とし、資本的収入額が支出額に対して不足する額5,666万円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんすることにいたしました。  まず、資本的収入の企業債1億1,700万円は、病院改良工事と医療器械備品のための借入金であります。次の負担金9,639万5,000円は、企業債元金などに対する一般会計の負担金であります。  一方、資本的支出の建設改良費1億5,085万円は、先ほど市長が申したとおり、院内感染対策の一環としてベッドやマットの消毒ができる滅菌乾燥施設を整備する工事、及び使用されていない看護婦宿舎の一部を改造して単身用の医師救急待機宿舎2戸の整備、並びに病院南側の入り口を自動ドアに改める工事などを予定しております。  また、医療水準を高めるための医療器械22品目程度の整備、及びナースコールの受信を携帯電話で行い、ナースステーション以外の場所でも受信ができる装置など備品の購入を予定しております。  次の企業債償還金1億1,920万5,000円は、企業債の元金の償還金であります。  第5条は、企業債の借り入れ限度額を1億1,700万円としたものであります。  次の第6条の流用禁止項目につきましては、職員給与費を14億8,097万8,000円及び交際費を200万円といたしました。  第7条は、棚卸資産の購入限度額を12億円としたものであります。  以上でありますが、公営企業法に基づく一般会計の負担金は合わせて3億2,554万3,000円であります。  今後とも市民の皆様に信頼される公立病院として、よりよい医療が提供できるよう努力してまいる所存でありますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  4ページ以降に予算に関する説明資料を添付いたしておりますので、御参照賜りますようお願い申し上げまして補足説明を終わらせていただきます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 原田水道局長。 ◯水道局長(原田 博嘉君) 議案第10号、平成6年度光市水道事業会計予算について補足説明をいたします。  恐れ入りますが、別冊の水道事業会計予算書の1ページをお開き願います。まず、第2条の業務の予定量でございますが、市長説明でも申し上げておりますように、給水戸数を1万6,250戸、年間総水量を1,232万立方メートル、1日平均水量を3万3,753立方メートルと見込みました。  次に、建設改良事業でございますが、平成6年度の建設改良費は改良事業費で1億450万円、配水管整備事業費で4,440万円、また、浄水場の老朽施設の更新のための浄水施設整備事業費に3,620万円を見込みました。  次に、1ページでございますが、第3条の収益収入及び支出について申し上げます。  2ページの水道事業収益及び支出について申し上げます。水道事業の収益及び費用は、それぞれ9億4,523万円計上いたしました。恐れ入りますが、別冊の資料の1ページをお願いいたします。  1ページの下段の収益的収入及び支出のうち、収入の水道事業収益につきましては、平成6年度と平成5年度の当初予算を比較しておりますが、前年度当初予算に比較いたしまして694万円の減でございます。  次に、2ページをお願いします。まず、収入の概要について申し上げます。  収入は合計9億4,523万円、うち給水収益は8億7,598万円でございまして、前年と比較いたしますと370万円の減で、前年度の平成5年度の実績により見込んだものでございます。  受託工事収入は、山口県土地開発公社からひかりソフトパークの給水施設工事に対する受託収入でございます。  その他営業収益は、加入金、他会計負担金などでございます。  3ページには、基本料金の内訳、4ページには用途別の使用水量及び収入見込み額、5ページの上段には工場用水の使用内訳をそれぞれ記載しております。  次に、資料5ページの下段の水道事業費用について申し上げます。  先ほど申し上げましたように、6年度事業費用を9億4,523万円計上いたしました。  資料の6ページをお願いいたします。支出の概要でございまして、これは経費を性質別に分類したものでございます。  まず、人件費でございますが、前年度と比較し、567万3,000円の増加となっておりますが、これは職員の定期昇給のほか、平成5年度の人事院勧告に伴う給与改定の人件費を調整したものでございます。受託工事費でございますが、これは収入で申し上げましたように、ひかりソフトパークの水道管の布設の受託工事でございます。修繕費につきましては、浄水場の設備の修繕が主たるものでございます。  以下、その他経費をそれぞれ計上いたしております。  次に、第4条の資本的収入及び支出について申し上げます。  資料の7ページに記載しておりますように、資本的収入を1億5,991万円といたしました。企業債は1億1,950万円、他会計負担金は1,080万円で、これは一般会計負担金で消火栓設置などに要する負担でございます。工事負担金は下水道工事に伴います下水道会計からの移設工事負担金でございます。  7ページの下段の資本的支出でございますが、3億6,876万円でございます。前年度と比較いたしますと5,065万円の増でございます。  8ページの支出の概要でございますが、建設改良費のうち改良事業費では管網整備、拡張事業、下水道工事に伴います移設工事など1億450万円、配水管整備事業として老朽管更新事業など4,440万円、浄水施設整備事業費として3,620万円、量水器購入費200万円をそれぞれ計上いたしました。  企業債償還金、他会計長期借入金償還金は、それぞれ所要額を計上いたしました。  繰延勘定は、6年度における退職金3名分を計上いたしました。  以上により、資本的収入が支出に不足する額2億885万円につきましては、9ページに記載しておりますように、過年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金、当年度分損益勘定留保資金、繰越剰余金処分額、減債積立金及び当年度分消費税資本収支調整額などにより補てんすることといたしました。  なお、平成6年度予定しております建設改良事業につきましては、資料末尾に改良及び配水管整備事業計画の予定個所、工事概要などを添付をいたしておりますので御参照賜りたいと存じます。  恐れ入りますが、もとの予算書の4ページにお戻りをいただきたいと思います。  第5条でございますが、企業債の借入限度額を定めるものでございます。1億1,950万円の借り入れ予定でございます。  第6条は、一時借入金の限度額を1億円と定めようとするものでございます。  第7条は、流用禁止項目給与費の額を4億5,112万円、交際費の額を100万円と定めようとするものでございます。  第8条は、繰越剰余金5,130万円は、建設改良積立金として予定処分し、建設改良事業費の財源とするものでございます。  第9条は、棚卸資産の購入限度額を2,000万円と定めようとするものでございます。  以上が平成6年度の予算の内容でございますが、予算書の6ページ以下に予算に関する附属資料を添付いたしておりますので御参照賜りたいと存じます。  以上で補足説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いをいたします。 ◯副議長(泉屋  孝君) 説明は終わりました。  これらの議案に対します質疑がございましたらお願いをいたします。  高橋議員。 ◯18番(高橋 由雄君) 委員会の審議がありますから、ごく中心的な問題だけについて質問しておきます。
     市長の施政方針を聞かせていただきました。非常に詳しく掲げておりますし、その中でも言われておりますように、今回はソフト面でも相当きめ細かく配慮されて予算が組まれているという点で、政府が予算を決定していない、それから不況その他で財政も厳しいという中で、さらなる50年に向かっての出発という点できめ細かく努力されている点については、その努力を高く評価したいと思います。  ただ大分問題点として、御質問しておきたいんですが、これは今後の問題として重要な問題ですから、ちょっともう少し具体的にお聞きしておきたいと思うんです。  2ページになりますが──施政方針の上の方です。「世界でも類を見ないほどの少子高齢化社会の現出が見込まれており、ますます多様化する行政需要の中で社会システムや受益と負担のあり方、あるいは行政と市民の役割分担についての再構築が今後必要となってくると考えております。」。非常に抽象的な言い方で、これはどういうことなんかなあと。もっと市民は負担をようけせいというのか、行政の役割を縮小していこうというのか、どういうことかよくわかりませんが、これは今後の行政と住民との関係で行政はどうあるべきかという点で極めて重要な問題でありますんで、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと。  長年皆さんが要望してまいりました国民健康保険が、2.2%というような額ではございますが、このたび政府の方が社会保険料やなんかどんどん引き上げてくると、制度改悪を次々と打ち出す中で、こうやって努力されたということは、国民健康保険加入者はもちろんのこと、そういう行政の態度については市民歓迎するところだろうと思うんです。  ただ、今、地方自治体がいろいろと市民要求をどう取り上げてやっていくかということで工夫しておるんですが、残念ながら政府の方で住民、国民負担をどんどんやる制度改悪をやってきておるから、地方自治体での努力が吹っ飛んでしまうんですね。  例えば、国民健康保険──いろいろありますけれども、国民健康保険の問題についてお尋ねしたい。  御存じのように、この10月から入院患者負担、食費の一部保険適用除外が行われ、入院1日800円、いよいよ低所得者で660円を取られる形になるわけですね。そうなってまいりますと、国民健康保険税でせっかく負担が軽くなってきているのに新たな負担増が入院患者に大きくかぶさってくるということで、今医療の根幹にかかわる問題だということで大変問題になっております。  まだ政府決定ではございませんからなかなか答弁もしにくいと思うんですが、ほぼ確定的な要素で、政府の新しい予算案の中ではそれが前提になりまして健康保険なんかに対する政府の負担予算を削っております。  それで、国民健康保険の場合、もしこれが実施をされますと患者がどのくらい負担増になるのか。  例えば、光市の国民健康保険会計で過去、去年でもいいですが、入院患者が大体どのくらいおって、それで今度そういうものが実施されたら、一般とそれから高齢者と退職者それぞれ違うと思うんですが、どのくらいの負担増になるのか。  私たちの試算では、そういうものが実施されますと、給食の患者負担、一般が1.3倍ぐらいになると。それから低所得者の方が1.4倍ぐらいにはね上がると。それから高齢者ですね、これが約2.1倍ぐらい給食の関係で負担がふえる、こういうようなふうに考えられるんですが、こういう数字は、あなた方専門家ですから、専門家の方で計算された場合、入院患者給食費1人1日800円負担いうのは患者にどれだけの負担になってくるか、どのくらいの倍率で負担がふえてくるのか、もしお調べになってたら御回答いただきたいと思います。  非常に面倒なこと言いましたけど、今の政治の中でここいらあたりが一番問題なんです。年金改悪はやる、それから少子社会などといって国立大学の授業料、高校授業料はどんどん上げる。それから私学助成は25%減額してくると。それから、郵便から電話、あらゆる公共料金を次々と引き上げてくる。こういうようなやり方に対して、我々は市民生活の防衛をしていかなきゃならないと思うんです。そういう点で、この国民健康保険、特に医療関係は典型的に、せっかく光市が健康保険を下げて加入者の負担を軽くしようとしているのに、そんな努力なんて吹っ飛んでしまう。それに追い打ちを、倍する負担を国民健康保険加入者にかぶせてくるようなやり方が次々とやられてる。  これは最初に言われました「多様化する行政需要の中で、社会システムや受益と負担のあり方、あるいは行政と市民の役割の分担についての再構築」、こういうものとの関連があるとするならば、そういうものが必然的にやってくるだろうというような考え方は、大変今後の光市の行政運営にとって重要な問題だと思うので、市民部長、つかんでいる範囲でいいですからお答えを願いたいというふうに思います。  それから、市民税の方は、御存じのように一律20%カット、減税やったと思います。一律20%カットというと、所得の多い者ほど減税効果は高くて、所得の低い者ほど減税効果は薄いんですね。本来から言えば、課税最低限等を引き上げていくことが重要ですし、それからもう1つ重要なのは、1年限りというところに一番の問題点がある。余り効果が上がらないいうんで、これはアメリカあたりからも文句が出ている状況であります。しかも、そのあれを借金で賄うと、政府は短期赤字国債で賄うちゅうて言ってます、それは年末に増税を見込んでいるから。  まだこれからの問題でありますから、そこまで行かんとして、詳しくは一般質問でやりますが、この予算の中で固定資産税が約1億8,000万円ぐらいですか、増税になっています。これは私が言うまでもなく、3年ごとの評価の変わり目と、それから評価基準が大きく引き上げられた、それが一緒になって出てきたわけなんです。  その点で1つお伺いしたいのは、標準的な住宅団地で、この1億8,000万円の負担がどのくらいになっているのか。それから、標準的な商業地域でどのくらい負担増になるのかいう点についてお答えをお示し願いたいというふうに思うんです。  これだけ固定資産税が上がれば、住宅環境の整備のための予算をふやさないと、私は住民から不満が高まると思うんですね。それで今度の道路維持管理、その他1億7,000万円ぐらい組んでいますか、側溝の整備やなんか、去年と余り変わってないんですね。あの団地での側溝、ふたのない側溝をふたをかけてぴしっとやると、住民は大変喜んでいる。私はこういう固定資産税が引き上げられれば、その見返りとして当然そういう予算をふやしていく。残念ながら、この当初予算では余りふえていないというのが残念でならないんですが、そこいらあたりのお考えはどうなのか。  以上、3点についてお尋ねをしておきます。あとは委員会等でやらせていただきます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 水木市長。 ◯市長(水木 英夫君) 数字は別にしてお答え申し上げます。  まず、お尋ねの第1点は、今回の施政方針の2ページにございます上段の部分でございまして、「ますます多様化する行政需要の中で、社会システムや受益と負担のあり方」、2つ目には、「行政と市民の役割分担」につきましてのお尋ねでございました。  これは、国の予算が去る2月中旬に発表されたわけでございます。その中にマスコミを介しましてこのような問題が指摘されておるわけでございます。したがいまして、具体的には国の予算の中の問題につながる問題でございます。と同時に、私ども地方自治団体にも関連が出てまいります。  したがいまして、今後私どもとしましては、この新しい政府予算の執行段階でさまざまな問題が出てまいると思います。そのことを率直にこのような表現をもって表現したわけでございます。  わけても、お尋ねがございましたように、現在、光市にとりましても重要な課題は、1つは少子社会であり、2つ目には高齢化社会の問題でございます。私は、昨年の市民集会におきましても、この問題を課題の1つといたしまして市民に訴えてまいりました。大きな課題でございます。  したがいまして、この種の問題をどのように地方として、光市として受けて対応するか、このことの問題点を率直に指摘したのがこの表現となって生まれたわけでございます。  具体的には、いま1つは、制度の改廃ですね、このことがいろいろ出てまいっております。これを受けて我々は具体的に決定そのものは予算化いたしました。さらに、未定の部分は今後の国の検討課題となりますので、そういった点を十分に勉強いたしまして考えたいと思っています。  その1つが市民税の20%カットの問題でございます。この問題は、年度中に、年度間に政府の方で具体的に研究して採用を考えたいと言っております。これも、したがいまして未定の問題でございます。今後、国におきまして一定の方向が決定しましたら、いずれ地方税法の改正、もしくは財源の対応について、恐らく私は地方財政法であるとか、あるいはここに記載をしておりますけども、地方交付税ですね、これで何らかの対応があるものだと考えております。  したがいまして、そういった1つの位置づけ、方向を見きわめて、改めて御審議を仰ぎたいと、こう存ずるとこでございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 山本市民部長。 ◯市民部長(山本 昌浩君) 医療費の改定に係ります入院給食の実施に伴う患者負担額の影響についてのお尋ねがございました。  議員さんもおっしゃいましたけども、この件につきましては現在国において審議中でございますので、ここらあたりは含んで御理解いただきたいと思います。  まず、10月から実施予定の入院給食の患者負担の影響でございますが、国民健康保険では現行では給食は189点──1,890円でございます。一般被保険者の場合、これの3割、567円の負担となっております。改正により1日800円の定額負担となった場合には800円と567円の差額233円が負担増ということになります。  それから、退職者につきましては、現行2割の負担でございますので、800円から2割分の378円を差し引いた422円が負担増ということになってまいります。それから、老人保健につきましては、これ現行本人負担ございませんから、800円がすべて負担増という形になってまいります。  それから次に、入院日数を換算した場合の影響でございますけれども、これ平成4年度の実績で申し上げますと、入院日数は一般被保険者では延べ3万6,411日となっております。現行での患者負担総額は約2,066万円、改正後の負担総額は2,915万円となります。差し引き849万円の増ということになろうかと思います。  それから、退職者分では、延べ1万7,477日となっておりまして負担増は約737万円の増、国保老人におきましては、延べ7万5,953日の入院日数でございますので約6,076万円の増ということになろうと思います。  なお、非課税世帯等については軽減措置が検討されておりますので、これは申し添えておきます。  以上でございます。 ◯副議長(泉屋  孝君) 田中総務部長。 ◯総務部長(田中 治之君) 固定資産税につきましてお尋ねがございました。約1億6,000万程度のアップとなっていると、これについて標準的な住宅地あるいは標準的な商業地域、これについてどのような状況かというお尋ねであったろうかと思います。  実は、御案内のように、固定資産税につきましては土地家屋について現在評価がえの作業を進めている最中でございます。したがいまして、ある程度のこうした用途地域別の税額というとこまで申し上げるまでの段階に至って実はおりません。  したがいまして、今後、委員会等で御説明ができる程度のものは申し上げていきたいと思いますけれども、現在そういう状況でございますので、定かな資料を持ち合わせておりませんので、ひとつ御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◯副議長(泉屋  孝君) 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長(鈴木 正道君) ただいまの固定資産税の増額に対する歳出面での道路整備関係でございますが、先ほど市長の説明にございましたように、一般会計規模で7.5%の増──実質的にはですね、特殊要因除きますと、投資的経費で見ますと、そういう特殊要因を除きますと、私どもの数字では約19.5%投資的経費が伸びているというふうに思っております。  したがいまして、身近な道路整備関係だけに集中してはおりませんけれども、全体としましてはそうした固定資産税の増収分がいろんな都市整備に充当しているものだというふうに理解をいたしております。 ◯副議長(泉屋  孝君) 高橋議員。 ◯18番(高橋 由雄君) 概略わかりましたが、最初のところは市長がお答えになりまして、今後具体的には政府の方針やら何やらも含めて、もう少し具体化していくということでございますから、概略はわかりました。  ただね、最近の風潮としては、とにかく庶民の目でとか、生活者重視とか言いながら、生活者にどんどん負担をかけてくる政策が、残念ながら国民の新しい政府に対する期待とは裏腹に打ち出されてきてるんですね。国の行政や地方行政から当然憲法やその他で保障されたものからの撤退方向が打ち出されてきているので、もしそうであるとするならば、これは今後の行政水準をどこへもっていくかという点で重大だと思うので質問しましたので、今後、政府の方針やらも含めて委員会等で詰めて論議をしていきたいというふうに思います。  それから、国民健康保険のことについてはわかりました。要は、今の御説明がありましたように、光市の場合、なかなかいいキャッチフレーズをつくっていますね、「お年寄りに優しく、若者が定住できる」と。これはなかなかよう考えたものだと思う。  ところが、この老人保健なんかで1日患者負担が800円やられたら2万4,000円丸々負担がふえてくるんですね。年金が3万や4万の人は大変ですよ、これだけで2万4,000円になる。  だから、市長なんかがせっかく苦労して国民健康保険を1人当たり1,600円ですか、1世帯当たり三千幾ら負担軽減を図っても、お年寄りの人が入院すりゃ2万4,000円の負担が増となるというような残念な状況が生まれてきていると。こういう問題は我々が無視することはできないと。これもまた今後の問題として委員会等で論議をしていかなきゃならないと。  それから、固定資産税の問題については、ぜひ、まだ試算中だということですから、総務委員会等でわかりましたらひとつやっていただきたいと。  それから、固定資産税の値上げは全体の都市整備から公共事業の中で生かしていくという鈴木部長の答弁でありましたが、例えば、余り長くならないようにしますが、虹ケ丘森ケ峠線やってますね、相当の金をかけて。あれ、でき上がれば市民として、おおそうか、いい道路ができたなちゅうのがわかるんです。ところが、まだでき上がって使うまでは市民の目に入らないんです。市民の人たちが本当に税金、税負担が重くなったなあと。しかし、市の方としてもよくやってくれてるなあというものが実感できる、目に見える、そういう施策が私はとられる必要があるんじゃないかと。その点では、そういう視点に今度の予算は随分配慮しつつあると思うんですね。  だから、U字溝だけでふたのない側溝が今の軽量ふたで5枚ごとにぴしっとグレーチングをかけてぴしっとやってくると、ああそう、いい道路になったと、ああこれで初めて長い間税金を納めたが生きた税金が身近に感じられたというんで、あれ評判いいんですよ。  1つの問題ですけれども、市民の人たちが税負担に対して目に見える対応というのは予算を使っていく上において重要だと思うので、まだ当初予算ですから、追加予算等もありますから、配慮していただきたいというのを要望して質問を終わります。 ◯副議長(泉屋  孝君) ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(泉屋  孝君) なければ質疑を終結いたします。  これらの議案につきましては、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託し、休会中に審査をお願いいたします。        ────────────・────・────────────   散  会 ◯副議長(泉屋  孝君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                  午後3時23分散会        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長    秋 友 幹 夫                     光市議会副議長   泉 屋   孝                     光市議会議員    高 橋 由 雄                     光市議会議員    中 野 坂 敏...