◯議長(秋友 幹夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。このたびの定例会の会期は、きょうから3月23日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(秋友 幹夫君) 御異議なしと認めます。
よって、このたびの定例会の会期は、きょうから3月23日までの22日間と決しました。
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日程第3.特別委員会の中間報告
◯議長(秋友 幹夫君) 次に、日程第3、特別委員会の中間報告に入ります。
閉会中にそれぞれの特別委員会において所管の調査をされておられますので、委員長よりその御報告を願います。
まず、
環境調査特別委員長よりお願いいたします。
笠井環境調査特別委員長。
◯環境調査特別委員長(笠井弥太郎君) おはようございます。去る2月15日、全委員出席のもとに
環境調査特別委員会を開催いたしましたので、その概要につきまして御報告いたします。
今回の委員会では、主に平成5年1年間のデータの集約的な資料に基づき審査いたしました。お手元に資料を配付いたしておりますので御参照願います。
まず、公害対策に関することについて申し上げます。
大気汚染関係では、二酸化硫黄並びに窒素酸化物につきましては、各測定局とも問題となる測定値はなく、環境基準値を満足しており、長期的に評価しても十分に適合しております。
オキシダントにつきましては、光高等学校、虹ケ丘公園でそれぞれ測定時間数の7.6%、4.5%が基準値をオーバーしており、第1情報が4月19日、7月23日、8月31日の3回発令されております。
浮遊粒子状物質は、例年と大差ないものの、基準値のオーバーが数時間認められましたが、この主たる原因は黄砂によるものであります。
以上の測定項目の10年間にわたる経年変化では、各項目ともほぼ横ばい状態の結果となっております。
次に、水質では、島田川について大腸菌群数以外の項目において、支流の山田川以外すべて基準値を満足しておりました。
光井川について、A類型においては大腸菌群数以外問題となる測定値はなく、B類型においてもほぼ同様でありました。SSが若干高く出ているのは、河川の改良工事によるものであります。
市内8カ所の中小河川について、従来どおり下水道未整備地域において生活雑排水の影響が認められます。
光地先海域について、CODが基準値を若干オーバーしておりますが、これは赤潮の発生によるものであります。
水質汚濁の指標であるBOD及びCODの9年間にわたる経年変化では、島田川及び海域においてはほぼ横ばいであり、中小河川においては
下水道整備地域で徐々に改善しております。
公共用水域の中小河川及び海岸線より50メートル沖の海域については、生活排水の影響が認められる測定値が出ております。
島田川、光井川の底質調査については、問題となる測定値は出ておりません。
次に、旧光井中前で実施された騒音、
振動測定値調査についてでありますが、騒音については環境基準値を満足しておりませんが、振動については基準値を大幅に下回っております。
次に、公害苦情についてですが、さきの委員会後に受理した苦情は3件で、相手方にそれぞれ伝え、善処されております。
平成5年の今までの受理した苦情件数は、騒音2件、悪臭3件の計5件であります。
質疑に入り、委員より、1点、今後の観測機器の整備、メンテナンスはどうなっているのか、2点、光井川河川改修は魚のすめる改修となるのかとの質疑があり、1点目については、耐用年数から更新計画を立て、これについてのメンテナンスは専門業者に任せる、2点目、自然とのバランスのとれた魚のすめる河川改修を所管の徳山土木の方にお願いするとの答弁があり、また、河川改修等については建設省、水産庁、その他公害面からも連携をとって環境対策に努力していただきたいとの要望もありました。
次に、周防高尾地区における
岩本砂利有限会社の
安定型産業廃棄物処理施設設置計画について、並びに
日石下松製油所増強計画について、執行部より報告を求めました。
まず、
安定型産業廃棄物処理施設設置計画について、
徳山環境保健所は昨年の11月12日、業者に対して正式な
施設設置申請書の提出を求め、11月19日付で県知事から施設設置の許可がなされた旨、11月30日に光市に報告がありました。その後、業者においては整備計画に基づき工事を進められ、近々のうちに完成の予定であります。
なお、この工事について、ことし1月14日、保健所が現場確認を行っております。今後、完成した段階で施設の使用前検査が実施され、これがクリアされれば供用開始されることとなります。
なお、県においては今後とも厳しい指導と監視体制をとることとしております。
次に、
日石下松製油所増強計画について、昨年11月8日に日本石油などの
サウジアラビア合弁プロジェクトが解散となり、新製油所建設が困難になった旨の公式発表がなされました。光市に対しても、ことし1月中旬に日本石油幹部が来庁され、現時点では新製油所建設は全く白紙状態であるとの報告がありました。
以上の説明の後、質疑に入り、委員より、すべて
産業廃棄物処理施設設置計画についてでありますが、1点、光市として県に要請し、水質調査など積極的な監視体制はできないか、2点、整備の工事について自然災害の心配はないか、また防災体制は大丈夫か、3点、処理施設の許認可権は国、県ではなく、設置場所となる地方自治体が持つべきではないか、との質疑があり、1点目、基本的には県の許可権限事項であり、保健所との連携をとりながら県に強く監視、指導体制を要望していきたい、参考までに、全国市長会で施設への立ち入り、維持管理上の調査、状況報告について制度化の要望も上げているので、今後見守っていきたい、また、虹川の水質調査を検討したい、2点目、整備計画に基づいて工事が施工され、終了した段階で県の事前審査があり、合格して供用開始できるという形になっているので、問題はないと考える、3点目、今後の国・厚生省等の対応を見守っていきたい、との答弁がありました。
また、住民不安解消のため、周辺地域の地下水の検査を検討していただきたい、市の方で民家の井戸水の検査をしてもらえる制度をつくっていただきたい、との要望がありました。
次に、水洗化促進に関することについて申し上げます。
まず、水洗化の状況は、平成6年1月31日現在で、
供用開始区域内戸数7,705戸に対し、
排水設備確認申請件数7,086戸で、水洗化率は92%、
排水設備完了件数7,023戸で、実質水洗化率は91.1%、事業認可面積872.6ヘクタールに対し、
供用開始区域面積は488.2ヘクタールであります。
また、
水洗化資金貸付申請件数は、合計で525件、金額1億5,350万円、貸付状況は518件、1億5,242万円であります。
なお、平成6年4月1日から新たに供用開始区域に予定されているのは、面積13.02ヘクタール、戸数は280戸であります。
過去1年間の
排水設備計画確認申請件数は468件、完了件数は497件、
水洗化資金貸し付けの申請件数は19件、貸し付け件数は21件であります。
質疑に入り、委員より、
供用開始区域内戸数が8,000戸になるのはいつかとの質疑があり、執行部より、平成6年度中には8,000戸にしたいとの答弁がありました。
以上で中間報告を終わります。
◯議長(秋友 幹夫君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(秋友 幹夫君) なければ質疑を終結いたします。
次に、
活性化対策特別委員長よりお願いいたします。
高橋活性化対策特別委員長。
◯活性化対策特別委員長(高橋 由雄君) 御報告申し上げます。
去る2月14日、
活性化対策特別委員会を開きました。
1、
ひかりソフトパークの件について。
造成工事は、3月末の完成を目指して仕上げ段階に入っています。幹線道路となる泉町大平線は下層路盤までとし、上層路盤の工事は市の補助事業として平成6年度に行い、全体の造成完成は本年5月末ごろの予定です。
ソフトパークへの企業誘致活動は、企業訪問を初め県の東京事務所からの情報収集等に努めています。今のところ、新しい展開には至っていません。これから誘致の中核企業のターゲットの絞り込みを行い、具体的なアクションに入っていくことを県と確認し合っております。
また、誘致条例につきましては、県内他市と同レベルの奨励措置を盛り込み、6月議会にお諮りすべく作業を進めています。
次に、
周南コンピュータ・カレッジ第2期生の
就職内定状況等につきましては、1、卒業予定者数が男62名、女性32名、計94名、そのうち2月10日現在81名が内定、就職希望者85人に対する割合は95%であります。地区別に見ますと、周南が46人、これを除く県内が30人で、県外は5名です。職種別では、情報処理22人、事務32人、営業12人、技術その他15人となっています。業種別では、製造業21人、卸小売業17人、
情報サービス業等16人です。お手元に資料を配付しておりますので、詳しくはごらんください。今後は、残る4人については、県や職安等と連携し、内定100%に向けて総力を挙げて取り組んでいきます。
資格の取得状況につきましては、資料にもありますように、第1種
情報処理技術者試験資格取得者が3人、第2種取得者が25人、その他の資格を含めますと、延べ522の資格を有しています。2年生は94人が延べ307の資格を有していますので、1人当たり3つ以上の資格を持っていることになり、広い能力を有する人材を求める企業側の要請にこたえていくことが、就職率の向上につながると思います。
新年度の入学4期生の募集状況についてでございますが、推薦合格者43人、第1期試験合格者が18人、計61人です。第2期試験が2月19日、第3期試験が3月25日にあり、今後の募集活動を一層強化することに努力しております。
次に、山口県
ソフトウエアセンターですが、平成5年度
SE研修前期受講者は延べ109人、後期は94人、前後期とも周南地区からの受講者が70%を超えています。計画的、
継続的研修派遣の要請や試験の一部免除制度の導入の国への要望等、引き続き対策を講じていくことにしています。
ソフトウエアセンターの社屋建設工事につきましては、仕上げ段階に入っていますとの報告を受けて質疑に入りました。
委員より、第2期試験には何人の応募があるのか、定員に達する見通しはあるのか、
ソフトパークには住宅用地の計画はあるのか、周辺で用地の確保はできるのか、優良企業誘致が学生や就職も拡大するかなめと思うが一層努力を、これだけの設備を持っていて設立三、四年で定員割れは問題である、果たして
コンピュータ・カレッジは若者に魅力があるのか、魅力あるものにしていかなければますます少なくなるのではないか、
ソフトパークの売り出し条件は固まったのか、
コンピュータ・カレッジのスタッフの強化が必要なのではないか、県との共同などでなかなかやりにくいところもあるが、4月に完成して売り出そうというのに価格の決定も行われていない、付加価値を高める住宅建設も考えていない、生徒募集もかけ声はいいが、体制が弱いために実行が余り伴わないなどの意見が出され、それに対し、このままでは
コンピュータ・カレッジの定員割れは避けられない、一層の努力をしたい、現在のところ住宅建設は考えていないが、将来的には進出企業の住宅をつくっていくことは重要な施策と考えている、企業誘致については予算編成後、県と市が具体的に行動を起こすことにしている、分譲価格は事業費が最終的に固まっていないので、早急に決定するよう努力する、就職については個人的にいろいろな困難な問題もあるが、100%を目指して全力を挙げたいなどの答弁があり、この件を終わりました。
次は、商業振興に関することであります。
まず、ジャスコにつきましては、
開発行為事前協議に対して、1月25日、県より回答があり、約30項目の指摘事項が出されました。これを受けて、本申請へ向けての作業が開始されています。春までには造成工事に着手できるよう、
作業スケジュールの詰めが行われています。
県道光周東線の改良計画も、基本計画が県土木の方で急ピッチで取り組まれています。また、洪水時を含む排水問題も、調整池の容量等についても県と協議を進めています。
また、ジャスコの開発予定地にイズミ側が確保した用地が約6,700平米、イズミ側にジャスコが確保した用地約3,000平米があり、双方入り組んだ形となっている問題での調整を図ってまいりましたが、地主さんとの交渉の経緯もあり、年末ぎりぎりまでの調整を努力したが、解決に至っておりません。ジャスコは、本年秋、遅くとも来年二、三月ごろまでにはオープンするとのことです。一方、イズミ側でありますが、開店の意思は平成7年度中とのことですが、用地問題の解決や昨年12月に地代支払いの凍結を地権者に申し入れたとの情報もあり、開店までにはなお相当の期間が必要と考えられます。
次に、ベストの状況ですが、ことし1月、結審が出されました。それによりますと、全体面積が9,409平米、その内訳は核店舗の丸久の増床が20%カットで4,689平米、テナント部分は増床を100%認められ1,810平米、合計6,499平米となっています。年間休業日数は12日、閉店時刻は午後8時となっています。
今後のスケジュールは、
資金調達計画や小売業者の継続参画の諾否等の問題解決が課題として想定され、今のところまだ未定であります。
次に、ナフコですが、去る1月18日に
建設確認申請許可がおりていますが、建設を請け負う会社との調整が未了で、着工時期が決まっていないが、夏までには建設を完了したいとのことであります。
以上の報告を受けて質疑に入り、委員より、イズミの地代凍結とはどういうことか、
先行き計画自体が暗いということか、地代の額はなかなか大きいと思うが、トラブルにならないよう配慮してほしい、競合で共倒れの可能性はないのか、既存商店街の救済対策はどうしようとしているのかなどの要望、意見が出され、それに対して、地代の凍結は昨年12月時点でイズミ側が地権者に一斉に申し入れたが、契約があるので必ずしも全員が同意していないとのことである、また、イズミの今後の見通しですが、責任者の話では平成7年中には開店したいとのことですので、ジャスコが先行はするが、現時点では取りやめるような悲観的な考えは持っていない、今後の推移を見守っていきたい、また、共倒れということでありますが、四百八十数億円のシェアを食い合うのでそういう面もありますが、大型店がふえることでシェアがふえる可能性もあり、かつてベスト、キャルパークのことを考えれば、消費者にはメリットが確実で、同時に商業者同士の経営努力、サービス面の向上はメリット、しかし既存の小売店への影響は逆にデメリットとして挙げられる、特に類似の大型店にはかなり打撃となる、それで既存の大型店に対しては駐車場とか交通アクセスの問題とかいった面での行政支援が必要と考えられるなどの回答があり、審議を終わり、次の項に移りました。
次は、冠山総合公園についてであります。
まず、用地取得ですが、1月末現在で約10万8,000平米のうち9万3,000平米の買収を行い、率にして86%に達し、今後引き続き努力して、早期に完了に向けて鋭意努力します。
駐車場の件ですが、50台分、ことしの梅まつりに何とか間に合わすことができました。
公園計画の進捗状況の概要ですが、この
活性化対策特別委員会で2年間審議されました意見を踏まえて練り上げた資料によって、関係各課とも協議して提出いたしましたのが、お手元の資料でございます。資料に基づいて説明しますと、
センター駐車場を入り口園路の右側に配置してあります。こうすることによって入り口が開け、解放感と同時に多目的広場とイベント広場が一体として利用できるようにしたことであります。また、管理事務所を総合的な公園管理という面から、
センター駐車場の北側に変更しました。駐車台数は3ページにありますように、大型バス7台、
乗用車センター駐車場に192台、国道南側に24台、北側に38台、梅園周辺に147台、臨時駐車場に150台、キャンプ場に40台、
オートキャンプ52台、合計643台分を確保しております。
公園のメーンであります全天候型広場は、構造は
屋根つきトラス構造で、昼間は外の光を受け、夜は内部からの投光により発光体の様相を見せるように工夫しております。14ページにイメージ写真を添付しております。展望広場にステンレス製の
シンボルタワーを設置し、ライトアップを行い、よりシンボリックに照らし出す方法を考えています。
また、多目的広場の一角に、瀬戸内海が一望できる
展望レストランも計画しています。
オートキャンプ場は52区画をとっています。
10ページには、四季を通じて花が楽しめる公園にということから、フラワー計画を立てています。11ページは、花の開花時期を示したものであり、12ページはカラーによる花の写真を示したものであります。14ページ以降は、イメージ写真を添付しております。
以上の報告を受け、審議に入りました。
委員より、臨時駐車場の造成がされているが、田んぼ等に泥が落ちないように留意して工事を行ってほしい、駐車場には必ずごみ箱を設置してほしい、一番込み合うのは入り口付近なので、入り口には必ず誘導員の配置をしてほしい、用地買収が終わっていないのは計画図面の中でどこいらあたりなのか、その解決の見通しはあるのか、この公園完成にはどのくらいの予算がかかるのか、我々の意見も取り上げ、せっかくでき上がった計画であるので、予算がないから規模縮小などということのないようにしてほしい、大体何年度完成を目指しているのかなどの質疑がなされました。
これに対して、臨時駐車場の件は、用地交渉続行中、工事に当たっては迷惑のないよう配慮している、ごみ箱は設置する、入り口の誘導は国道に右折車線ができればスムーズに入れるので、入り口付近の誘導は必要ないと考えられる、用地の未買収のところは国道沿いの土地、ため池の下部、東側部分、また
オートキャンプ場の一部の田んぼ等である、5人の地主の了解がまだとれていない、ことし95%の目標で用地買収を進めているが、税の関係等もあるため若干おくれる部分もある、事業費の内容はまだ詳細に積算していないのではっきり申し上げられない、かなりの金額になると思う、事業の本格的着手は平成7年度からになる、完成の時期は他の公園等の実績から最低10年以上かかると考えている、公園は全国各市町村が競って建設を目指している、今年度の国の予算を見ても従来よりふえていない、今までの経験では事業費は年数千万円が限界、公園予算の増加を市長会等を通じてその拡大に努力したい、事業費の積算については近く開かれる議会に報告したい等の答弁があり、特別委員会の意見に沿って早期建設を進めることを強く要請して、委員会を終わりました。
以上で
活性化対策特別委員会の報告を終わります。以上です。
◯議長(秋友 幹夫君) ただいまの報告に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(秋友 幹夫君) なければ質疑を終結いたします。
以上で特別委員会の中間報告を終わります。
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日程第4.議案第25号
◯議長(秋友 幹夫君) 次に、日程第4、議案第25号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 皆さん、おはようございます。
議案第25号は、平成5年度光市
一般会計補正予算(第5号)についてお諮りするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正におきましては、歳入歳出それぞれ13億1,630万1,000円を追加し、予算の総額を205億4,670万4,000円としようとするものでございます。
このたびの補正は、主として国の景気対策に係る第3次補正予算に呼応し、
領家台住宅建てかえ事業など約8億円の新
年度予定事業を前倒しし、計上して、早期着工に努めるほか、各費目にわたって
最終事業執行見込みに基づきまして予算調整を行ったものでございます。
歳出から御説明を申し上げます。
まず、総務費では、新年度予算歳入に充てるため財政調整基金に3億円を積み立て、財源の年度間調整を行うことといたしました。なお、これの資金は主として減収補てん債を追加発行して充当するものでございます。
次に、民生費では、単価の改定及び措置人員の増加に伴い、
精神薄弱者援護施設入所措置費2,420万円、及び医療扶助費の増加による生活扶助費として3,800万円を追加いたしました。
また、本年度交付税措置されました
ふるさと福祉基金費1億4,300万円を基金に積み立て、在宅福祉の充実に努めることといたしました。これにより、基金の総額は3億2,300万円となります。
農林水産業費では、千田郷圃場整備に係る
県営事業負担金1,417万9,000円、及び
周南広域農道整備事業負担金536万7,000円のほか、総合経済対策の一環として
農村総合整備モデル事業の枠が拡大されたため、溝路地区農道や
石田地区集落道及び排水路工事費に5,080万円を追加いたしました。
商工費では、県・
市土地開発公社共同事業として取り組んでおります
ソフトパーク整備事業に係る借り入れ資金の利率低下及び借り入れ期間の短縮に伴い、開発公社への利子交付額を1,650万円減額いたしました。
次に、土木費では、
道路新設改良費の
戸仲中央幹線改良工事などのほか、橋りょう費で光井浴橋、河川費で黒井水路など、及び都市計画費で
高洲線歩道整備など、総額2億4,000万円の減額補正を行っております。これは、災害復旧事業を優先するなどの理由により、やむを得ず減額するもので、大部分につきましては新年度予算に計上しているものでございます。
このほか、新たに
ソフトパークの造成が近く完了いたしますので、これの幹線道路としても利用するため泉町大平線改良工事に6,430万円を、また領家台線用地取得費に6,220万円、及び金山線改良工事に1,480万円を追加いたしました。さらに、領家台市営住宅建てかえ工事費として、B工区1種12戸、2種30戸、合わせて42戸分を施行するため、国の予算措置に準じて全体工事費の8割に当たる5億3,430万円を計上いたしました。これら4件の事業費は、いずれも総合経済対策に対応するものでございまして、90ページに一覧表を添付しております。
なお、先般橋本内匠氏から、市制50周年にちなんで桜の植栽を中心とする緑化事業にという御趣旨で500万円の御寄附をいただきました。重ねて、御芳志に対し、深く感謝と敬意を表する次第でございます。御趣旨を踏まえ、室積方面ほかの公園や広場に桜の木を植栽したいと思っております。
◯企画調整部長(鈴木 正道君) 災害の関係につきましては、かねて市長の方からも申し上げておりますように、何をおいても優先をして、これの早期着工を図ると、完成を進めるということで、今後におきましてもそのとおりでございます。
なお、新年度に約30%程度の予算計上をすることになると思いますけれども、合わせますと80%、5年、6年と続いて事業に取り組むということでございますので、そういった効果も出てくるものと考えております。
以上でございます。
◯副議長(泉屋 孝君) 高橋議員。
◯18番(高橋 由雄君) 要望しておきます。
選手派遣の問題については、確かに光市の場合には補助率が他市に比べていい方にランクされておりますけれども、先生方や子供たちの努力で、また山口県の中でもすべての面で上位にランクする成績を上げておるわけですね。そういう点では、必要に応じて額はふやすが率は同じというような考え方は、ひとつ新年度の中で、浅江の父兄なんかが、本来からいくと自主的なものだと言われるかもしれませんけれども、余りに父兄やら一般からの負担がなくて、ある程度安心して強化合宿やら選手派遣ができるような援助態勢っていうものは必要なんじゃないかと思うんで、ひとつ再考をお願いしておきます。
それから、先ほど大型店対策の融資の問題について、条件だけではなくて社会的な環境に問題があるというふうに言われましたが、私はそういう部面もあるけれども、今非常に金利、そういうものが下がってきてるんですね。ところが、その点では割に大きい金額であるにもかかわらず依然として古い利子と、それから貸し付け条件もなかなか厳しいと。それと重なって、銀行関係の貸し渋りと一緒になって、なかなかあれは難しいというような御意見も、私どもは聞いております。そういう点では、ひとつ社会情勢的なものだというだけではなくて、こういう融資に対するいろんな種類のものをよく検討されて、これでいいのかどうか、ひとつ改善方をお願いをしておきます。
それから、災害復旧の問題でございますが、再度あえて御質問したのは、なかなか住民要求が強いと。それに対して全力を挙げてやるということでございますので、ひとつ今述べられましたように、1日も早い災害復旧について御努力を願いたいというふうに思います。
それから、マリーナの件については、今手元に書類がないということでございますから、今、では結構です。後で明示をしていただきたいというふうに思います。
最後に要望でありますが、全体としてやっぱりこの補正予算自体が非常におくれてると。それで、新年度予算も非常におくれてるというような状況でありますので、くどいようですが、きょう採決が行われたら、その実行方を急いでやっていただくように重ねてお願いをしまして、質問を終わります。
以上です。
◯副議長(泉屋 孝君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。お諮りいたします。議案第25号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
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日程第5.議案第26号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第5、議案第26号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第26号、平成5年度光市競艇事業特別会計補正予算(第3号)は、徳山本場及び呉場外売り場の売上増加により、開催経費等を増額しようとするものでございます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。お諮りいたします。議案第26号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
────────────・────・────────────
日程第6.議案第27号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第6、議案第27号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第27号、平成5年度光市同和対策住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)は、貸し付け事業の実績に応じて予算の減額を行おうとするものでございます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。お諮りいたします。議案第27号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
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日程第7.議案第28号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第7、議案第28号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第28号、平成5年度光市下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、総合経済対策に係る三井幹線管渠敷設工事などの事業費1億円及び流域下水道建設負担金3,710万円を追加するものでございます。一方、島田大田幹線及び三井幹線管渠敷設工事につきましては年度内完成が困難な見通しとなりましたので、2,617万円を翌年度に繰り越し執行しようとするものでございます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決をいたします。お諮りいたします。議案第28号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
────────────・────・────────────
日程第8.議案第29号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第8、議案第29号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第29号、平成5年度光市老人保健特別会計補正予算(第2号)は、実績に応じて医療給付費を追加するものでございます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。お諮りいたします。議案第29号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
────────────・────・────────────
日程第9.議案第30号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第9、議案第30号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第30号、平成5年度光市病院事業会計補正予算(第2号)は、資本的収支において管理棟及び医師住宅の改修等に伴う一般会計負担金を360万円追加しようとするものでございます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。お諮りいたします。議案第30号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
────────────・────・────────────
日程第10.議案第31号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第10、議案第31号を議題といたします。
この議案について、市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第31号、平成5年度光市水道事業会計補正予算(第3号)は、資本的収支において県道徳山光線の道路拡幅に伴う配水管移設工事の確定により、収入で企業債1,000万円を減額するとともに、工事負担金1,750万円を追加するものであります。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
続いて、討論に入ります。この議案について討論がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ討論を終結いたします。
これより採決をいたします。お諮りいたします。議案第31号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
────────────・────・────────────
日程第11.議案第23号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第11、議案第23号を議題といたします。
この議案について、市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第23号は、光市公平委員会委員の選任についてお諮りするものでございます。
これは、現委員の江崎多喜男氏の任期が平成6年3月25日をもって満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。
よろしく御同意賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
この議案について質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
この議案につきましては、討論の通告がございませんので討論を終結し、これより採決をいたします。
お諮りいたします。議案第23号は同意いたすことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第23号は同意されました。
────────────・────・────────────
日程第12.議案第24号
◯副議長(泉屋 孝君) 次に、日程第12、議案第24号を議題といたします。
この議案について市長の説明を求めます。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 議案第24号は、光市固定資産評価審査委員会委員の選任についてお諮りするものでございます。
これは、現委員の藤井 博氏の任期が3月31日をもって満了いたしますので、後任委員として引き続き同氏を選任しようとするものでございます。
よろしく御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
◯副議長(泉屋 孝君) 説明は終わりました。
この議案について質疑がありましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
お諮りいたします。この議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、この議案は委員会付託を省略いたすことに決しました。
この議案につきましては、討論の通告がございませんので討論を終結し、これより採決をいたします。
お諮りいたします。議案第24号は同意いたすことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第24号は同意されました。
ここで昼食のため暫時休憩をいたします。再開は振鈴をもってお知らせをいたします。
また、
ソフトパークの造成が完了いたしますので、大蔵池を中心とした一帯を公園として整備するための調査費及び用地取得費2億3,710万円を計上いたしました。
コンピュータ・カレッジなどの学生や研修生、立地企業の技術者はもちろん、地域に開かれた市民の憩いの場として整備するものであります。
なお、本年もあじさい祭りやつつじ祭りなどのイベントのほか、新たに「ひかり名木百選」の紹介冊子の作成などを通じて緑化意識の普及と潤いのあるまちづくりの推進に努めたいと思います。
次に、住宅対策であります。公営住宅につきましては、領家台B工区42戸の建てかえを継続することとし、1億5,065万円を計上いたしました。
また、このほど新たに創設されました「特定優良賃貸住宅制度」を活用し、中堅所得者のための住宅を領家台C工区に建設することとし、これに要する設計費を計上、人口定住の意味からもモデルケースとして取り組んでみたいと考えております。
次に、公設残土処理場でございますが、引き続き地権者など地元関係者との協議を進めるほか、実施設計を行うことといたしました。
次に、県の港湾整備事業として建設が進められておりますスポーツ交流村関連施設光井ヨットハーバーにつきましては、本年度の光市負担金として7,090万円を計上いたしました。全体の完成は平成8年の予定でありますが、本年度船揚げ場についての一部利用が可能となる見通しであります。
なお、虹ケ浜海岸の保全につきましては、引き続き国・県に対し要望を行ってまいりたいと考えております。
上水道事業では、改良事業として三井天符配水管や光井5丁目配水管布設工事などの事業費1億450万円、老朽管布設がえのための配水管整備事業費4,440万円及び浄水施設整備費3,620万円などを計上いたしました。
光地域広域水道整備事業は、中山川ダムの建設工事に係る光市出資負担分1,423万円及び事務費負担金など、合わせて4,147万円を計上いたしました。
次に、下水道事業では、平成5年度末の整備面積510.8ヘクタールのうち、処理区域面積は488ヘクタール、普及率は50.7%が見込まれております。本年度は、光井川以東の平成8年度供用開始に向け、2カ年継続事業として光井中継ポンプ場工事に着手するのを初め、昨年に引き続き光井地区、上島田地区、中島田地区、さらに県道の整備に関連し、三井地区の整備を図ることとし、管渠施工延長約5.4キロメートル、整備面積約16.5ヘクタールを予定しており、中島田の一部などが供用開始できる見通しであります。
なお、一般会計から8億円を繰り出すこととしております。
次は、「農林水産、商工観光対策」であります。
米の部分自由化に見られますように、我が国の農業は市場開放への強い国際的要請の中で改めてそのありようが問われており、後継者問題を含め、今後極めて厳しい状況となることが指摘されております。このため、本市においては、農村総合整備計画を中心とした生産基盤の整備に一層努力するとともに、当面、新たな農業経営の一環として、環境保全型農業の振興や米の受委託組織づくりについての研究を関係団体と協力して進めることとし、調査費を計上いたしました。
農道整備では、モデル事業として溝路地区農道、室積地区集落道、八海地区農業排水施設など、単県土地改良事業として観音寺や鮎帰、周南、山田の各地区集落道の整備を進めることといたしました。
圃場整備では、千田郷地区において区画整理や花壇植栽を継続するほか、長雨による被害を受けました河地地区の整備を完了させる予定であります。
また、伊保木、岩屋地区の水源確保対策として、昨年度施設計画を策定してまいりましたが、さらに安定水位確認調査を実施するとともに、地元関係者との協議を進めたいと考えております。
営農関係では、営農生活指導体制を強化しつつ、農業協同組合などの緊密な連携のもとに、本年度は特に米の需給関係を踏まえ、良質米生産から生産量確保に指導の重点を移すこととしております。
なお、農村婦人の家が開設し10周年を迎えますので、生活改善実行グループなどによる手づくり産品の展示や即売など、記念祭を計画いたしました。
林業関係では、引き続き虹ケ浜・室積両海岸松林の復旧に取り組むとともに、県と共同で峨嵋山樹林地内の枯損木処理を行うなど、市民共通の貴重な財産の保全に努めてまいりたいと思っております。
このほか、3年次を迎える「ふれあいの森整備事業」では、コバルトラインの尾根伝いに防火樹や防火広場の整備、植栽を行うこととし、2,480万円を計上いたしました。また、秋には「森林浴の森」全国大会の引き受けを予定しております。
水産業対策では、本年度より国の第9次漁港整備計画に基づき6カ年計画で光漁港西ノ浜地区の防波堤改修を実施することとし、5,000万円を計上いたしました。また、本年度事業完了となる西ノ浜地区離岸堤整備に6,200万円を計上しております。
また、漁業振興対策として、室積地先に投石、牛島地先に並型魚礁を設置するとともに、牛島漁港や集落内道水路についての整備を図ることといたしました。
次に、商工対策であります。長期化する不況の中で厳しい経営環境が続いておりますが、魅力ある働く場の創出と地域経済の活性化は人口定住の基本的要件であります。それだけに、頑張っておられる多くの企業を初め商工会議所など関係団体と協調しつつ、一層努力してまいる所存であります。
まず、
ひかりソフトパーク事業であります。造成につきましては、県、市両土地開発公社により取り組んでまいりましたが、近く完了する運びとなり、山口県
ソフトウエアセンターもあわせ、5月に竣工式を予定いたしております。今後は、県と共同して情報関連企業など産業支援サービス業の集積に向けて取り組みを強めてまいりたいと考えております。
なお、造成地のうち、
ソフトウエアセンター用地約5,000平方メートルを本年度より5カ年分割で取得するための費用3,276万円を計上いたしました。このほか、団地内の幹線道路や大蔵池公園、グラウンド等を年次的に整備する計画であります。
商業振興につきましては、大型店の進出により都市間競争が一層激しくなる中で、消費者に魅力ある商業展開をどう図っていくのか、大変大きな課題であります。このため、状況に応じ大型店対策融資制度の内容を見直し、効果的な金融対策を進めたいと考えております。このほか、各地区商店会の活動を支援するため、イベント助成金を増額いたしました。
中小企業の振興につきましては、景気対策を含め、新たな中小企業全体を対象とした「中小企業振興資金」制度を設け、最高700万円までの融資を行うことといたしました。現行の小口や不況対策融資制度等とあわせ、預託金3億9,860万円を計上いたしました。積極的な利用が望まれるところであります。
また、通産省の新地域産業加速的技術開発支援事業を活用し、地場企業の技術開発を積極的に支援することといたしました。
次に、観光対策では、パンフレットを改訂するほか、室積キャンプ場の炊飯棟の改築や観光案内板の整備を進めるほか、四季を通じての観光事業の一層の充実を図ることといたしました。
以上、4つの柱に沿って施策の概要を申し上げてまいりましたが、若者定住対策や昨年の長雨による災害復旧対策などについても引き続き積極的に取り組むこととしております。
まず、若者定住対策でありますが、既に申し上げてまいりましたように、「
ひかりソフトパーク事業」の推進のほか、企業紹介パンフレット作成によるUターン情報の充実や、勤労者総合福祉センターの運営充実など勤労者福祉対策、保育料軽減措置の拡大、乳児保育支援事業の充実、子育て輪づくり運動による保育環境の整備などを進めてまいりたいと考えております。
申し上げるまでもなく、若者定住対策は、雇用を初めとした総合対策としての取り組みが求められるものでありますが、同時に若者の琴線に触れるまちの個性をどうつくり上げていくのか、価値観の多様化が言われておりますだけに重要な視点であろうと思っております。そういった意味で、今後ともアメニティ・タウン計画の一層の充実に努めたいと考えております。
さて、町並みの景観は、ふるさとの顔であり、個性でもあります。本市の歴史的町並みを保存継承するため、九州芸術工科大学宮本教授の町並み調査に基づき、室積海商通りに面する江戸期から明治期の建物の修復、修景に要する費用のうち、修復については300万円を、修景については50万円を限度に助成することといたしました。ふるさと郷土館の活用や室積半島の整備とあわせ、新たなアメニティ空間の創造と地域活性化への展開を期待するものであります。
次に、災害対策であります。昨年に引き続き土木、耕地関連災害復旧を中心に、林地崩壊防止対策、小規模治山、あるいは虹ケ丘地区急傾斜地崩壊対策を含め、公共災害では総額2億8,200万円を計上いたしました。これにより、今までにおおむね全体事業の8割を予算化したこととなり、残る被災個所についても1日も早い復旧を図る所存であります。この間の関係者の方々の御協力、御支援に改めて感謝申し上げるものでございます。
なお、昨年大きな被害を出しました周防新宮地区に防災用の放送設備を設置するとともに、防災無線車の増強を図り、今後の災害に備えることといたしました。
このほか、計画性あるまちづくりを推進するため、情勢の変化を踏まえ、総合計画のイレブン・プロジェクトなどを一部見直すとともに、5年ごとの市民アンケートの実施、周南合併補足調査書の作成と全戸配布、広報紙のA4版化と編集機器の導入による親しまれる紙面づくりなどを進めたいと考えます。
また、市の大きな財源であります税や使用料の徴収率の向上を図るため、徴収体制の整備や納付条件の改善などにも積極的に取り組む所存であります。
以上、諸議案の御審議を煩わすに当たり、私の所信の一端を申し上げましたが、今後予測される多くの諸課題を乗り切るためには、私ども自身、事務事業の見直しや研修体制の充実、あるいはさわやかサービス運動の推進などを通じて行政のリストラや職員の資質の向上を図り、市民の負託に責任を持ってこたえられる足腰の強い体制をつくっていかなければならないものと考えております。御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
次に、各議案について御説明を申し上げます。
議案第1号、一般会計予算は、ただいまの説明のとおりであります。
次に、議案第2号から議案第8号までの特別会計予算について申し上げます。
国民健康保険会計は、医療費需要の実態から医療給付費の伸びを前年度決算見込み対比で一般5.5%増、退職4.1%増を見込みました。
簡易水道会計では、上ケ原地区の43戸の給水事業を行うものであります。
競艇事業会計では、発売収入を呉場外を含め1日平均2億1,570万円と見込み、一般会計繰出金を1億6,000万円といたしました。
同和対策住宅新築資金等貸付会計は、資金貸し付け3件を予定いたしました。
墓園会計は、園路の整備やトイレの設置を行うほか、4平方メートル墓所100基分の造成、分譲を予定しております。
下水道事業会計は、緊急特定事業の実施等に伴う事業費の増加により、前年比7.4%増の予算規模になりました。
老人保健会計は、医療費需要の実態から医療給付費の伸びを前年度決算見込み対比で7.5%増を見込みました。
議案第9号、病院事業会計予算は、1日の平均入院患者数を200人、外来患者数を540人と見込んで編成いたしました。
議案第10号、水道事業会計予算は、業務予定量を給水戸数1万6,250戸、年間給水量を1,232万トンと見込んで編成いたしました。
次に、予算第11号、光市職員定数条例の一部を改正する条例は、市立病院の増床等に伴い、職員の増員を行おうとするものであります。
議案第12号、光市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例は、労働基準法の改正により、1週間の勤務時間が原則40時間とされたため、職員の1週間の勤務時間を改正しようとするものであります。
議案第13号、光市非常勤職員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は、国の基準改定に伴い、消防団員の年額報酬等を改めようとするものであります。
議案第14号、光市総合体育館建設基金条例を廃止する条例は、総合体育館の竣工に伴い、基金を廃止しようとするものであります。
議案第15号、固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例は、固定資産評価がえに伴い、第1期の納期を平成6年度に限って4月を5月に変更しようとするものであります。
議案第16号、光市国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、国民健康保険税の税率を引き下げることにより、被保険者の負担軽減を図ろうとするものであります。
議案第17号、光市福祉センター条例の一部を改正する条例、並びに議案第18号、光市老人憩いの家条例の一部を改正する条例は、ともに施設使用料の徴収範囲及び額を改正しようとするものであります。
議案第19号、光市敬老祝金条例の一部を改正する条例は、高齢化の進展に伴い、受給年齢の引き下げ及び祝金の額を改正しようとするものであります。
議案第20号、光市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、増築に伴い増床した10床を加え、病床数を210床に改めようとするものであります。
議案第21号、字の区域の変更については、
ひかりソフトパークの造成事業に伴い、同地内の字を「潮音寺」に整理
統合しようとするものであります。
議案第22号、町及び字の区域の変更については、住居表示を実施するため、虹ケ丘4丁目及び中村町の区域を変更しようとするものであります。
以上、施政方針並びに諸議案についてその概要を御説明申し上げましたが、詳細にわたりましては関係参与により御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
◯議長(秋友 幹夫君) ここでしばらく休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。
午後2時05分休憩
………………………………………………………………………………
午後2時18分再開
◯副議長(泉屋 孝君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
水木市長。
◯市長(水木 英夫君) ただいま御説明を申し上げました提出議案の説明の中に読み違いが2カ所ございましたので、訂正をさせていただきます。
その1は、皆様方にお配り申し上げました施政方針28ページでございます。下段から4行目、「次に、議案第11号」と申すべきところを誤って「予算第11号」と申し上げたようでございます。訂正をさせていただきます。
同じくお手持ちの30ページでございます。上段に「受給年齢の引き上げ及び」と申すべきところを「引き下げ」と申し上げたようでございます。謹んで訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
◯副議長(泉屋 孝君) それでは、続いて補足説明を求めます。
鈴木企画調整部長。
◯企画調整部長(鈴木 正道君) 議案第1号、平成6年度光市一般会計予算について補足説明を申し上げます。
歳出から申し上げます。予算書の70ページをお願いします。
まず、総務費関係でございますが、一番上の780万円のうち350万円は、浅江出張所の受付カウンターなどの改修費用でございます。
次の71ページ上から2行目で2億5,700万円は、特別職3人、職員9人分の退職手当でございます。
次に、75ページ中ほどの390万円は、市が所有しております島田3丁目の警察官住宅の補修工事費でございます。
次に、94ページ、ここに市議会議員選挙費4,245万円、それから96ページに市長選挙費2,118万3,000円を計上しております。このうち選挙公営に係る負担は合わせて約2,245万円でございます。
次に、民生費でございますが、106ページをお願いします。上の方で4行目の466万8,000円は、本年で3年目を迎えるふれあいのまちづくり事業の実施主体であります社会福祉協議会へ総事業費の3分の1を助成するものであります。福祉相談や給食サービス、独居老人へのふれあいコール事業などを予定しております。
次に、130ページ一番下の300万円は、隣保館の屋根の塗装等の工事費でございます。
次に、衛生費で147ページ上の方3行目の1,560万円は、清掃車3台分の更新及びビーチクリーナーからの砂浜専用のごみの運搬車購入費でございます。その下の方でコンポスト購入費150万円は、ごみ減量のための制度の再開で、1基3,000円を限度に購入費の2分の1を助成するものでございます。
次は、150ページで合併処理浄化槽設置費540万円は、10基分を見込んでおります。
次に、153ページ、労働費でございますが、中ほどの355万円は、主にテクノキャンパス研修センターの厨房用備品購入費でございまして、
ひかりソフトパーク事業の進捗にあわせ、飲食の利便を図ろうとするものであります。
次は、160ページ、一番上の210万円は、先進的農業地域活動支援事業を活用し、立野、周南地区に小規模集出荷場を設置する工事費でございます。
次に、163ページ中ほどの88万3,000円は、畜舎におけるハエなどの防虫ネット設置のモデル事業委託料でございます。
次に、少し飛びまして187ページ中ほどの300万円は商工会議所への補助金でございますが、このうち100万円は商工名鑑の作成費でございます。
次は、211ページ、土木費の関係でございますが、3行目の2,200万円はみたらい住宅のアルミサッシ取りつけ工事費及び虹川、南汐浜両住宅の電気回路の増設工事でございます。
さらに飛びまして249ページ、教育費でございますが、一番上の250万円は市民ホールステージの安全対策のための防護さくを設置するもの、その下の340万円は大ホールの補助いすの更新を行うものでございます。
次に、歳入について申し上げます。恐れ入りますが、別冊の予算説明資料をお願いいたします。
これの7ページ、ここに市税に関する調べを記載しておりまして、これは一般財源の骨格をなす市税でございますが、全体では71億5,752万7,000円で、前年当初比2.9%のマイナスとなっております。このうち市民税では、個人市民税で前年当初比12.4%のマイナス、同じく法人市民税では12%のマイナス、その下の固定資産税では5.9%の増となっております。市民税につきましては、市長説明にありましたとおり、20%減税による約4億2,000万円の減収につきまして減税補てん債でこれを穴埋めしております。これの償還費につきましては、75%が交付税に算入される見込みでございます。
次に、19ページをお願いします。歳入の内訳でございますが、下の方で繰入金3億円は、市長説明のとおり、財政調整基金から2億円、減債基金から1億円を取り崩して充当しております。この結果、残りはそれぞれ1億円と約5億8,600万円となるものでございます。これらの基金の状況は、この説明資料の最終ページ147ページに一覧を添付しておりますので御参照くださいますようお願いを申し上げます。
以上で一般会計の補足説明を終わらせていただきます。
◯副議長(泉屋 孝君) 山本市民部長。
◯市民部長(山本 昌浩君) それでは、議案第2号、平成6年度光市国民健康保険特別会計予算について補足説明を申し上げます。
まず、歳出予算から御説明申し上げますが、特別会計予算書の17ページをお願いいたします。
総務費に8,004万8,000円を計上いたしておりますが、これは人件費のほか保険税の賦課徴収等に要する経費でございます。前年度に比べ1,620万円の増加となっておりますが、20ページをお開きください。ここに記載しておりますように、収納率向上特別対策事業費1,656万8,000円を計上したことによるものでございます。この事業は、税の収納環境が厳しくなっております現状から、従来の収納対策に加え、新たに2カ年計画でもって、被保険者が保険税を納めやすくするための環境づくりの一環として、現行4回の税の納付回数を平成8年度から8回に変更するためのシステム変更などの事業に着手しようというものでございます。納期がふえることにより1期当たりの納税額が少なくなることから、納税意欲の向上に寄与できると考えております。
次に、その下21ページをごらんください。上から3行目、保険給付費でございます。これは支出面で最も大きなウエートを占める経費でございまして、一般と退職被保険者のそれぞれの療養給付費、療養費、高額療養費、助産費、葬祭費を加えまして15億2,040万円を計上しております。前年度当初比1億9,880万円の減額となっておりますが、これは特に退職者医療費の伸びの鈍化によるものでございまして、前年度決算見込みに対しては5%の伸びを見込んでおります。
なお、療養給付費の伸び率につきましては、過去3カ年間の平均値で見込み、平成6年度国民健康保険事業予算編成指導要領に基づき算定いたしました。
次に、22ページをお開きください。一番下ですが、老人保健拠出金7億3,850万円は、平成4年度老人医療費の確定実績をもとに、国の算定要領により算出し、事務費を加えたものでございます。
市長の施政方針を聞かせていただきました。非常に詳しく掲げておりますし、その中でも言われておりますように、今回はソフト面でも相当きめ細かく配慮されて予算が組まれているという点で、政府が予算を決定していない、それから不況その他で財政も厳しいという中で、さらなる50年に向かっての出発という点できめ細かく努力されている点については、その努力を高く評価したいと思います。
ただ大分問題点として、御質問しておきたいんですが、これは今後の問題として重要な問題ですから、ちょっともう少し具体的にお聞きしておきたいと思うんです。
2ページになりますが──施政方針の上の方です。「世界でも類を見ないほどの少子高齢化社会の現出が見込まれており、ますます多様化する行政需要の中で社会システムや受益と負担のあり方、あるいは行政と市民の役割分担についての再構築が今後必要となってくると考えております。」。非常に抽象的な言い方で、これはどういうことなんかなあと。もっと市民は負担をようけせいというのか、行政の役割を縮小していこうというのか、どういうことかよくわかりませんが、これは今後の行政と住民との関係で行政はどうあるべきかという点で極めて重要な問題でありますんで、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと。
長年皆さんが要望してまいりました国民健康保険が、2.2%というような額ではございますが、このたび政府の方が社会保険料やなんかどんどん引き上げてくると、制度改悪を次々と打ち出す中で、こうやって努力されたということは、国民健康保険加入者はもちろんのこと、そういう行政の態度については市民歓迎するところだろうと思うんです。
ただ、今、地方自治体がいろいろと市民要求をどう取り上げてやっていくかということで工夫しておるんですが、残念ながら政府の方で住民、国民負担をどんどんやる制度改悪をやってきておるから、地方自治体での努力が吹っ飛んでしまうんですね。
例えば、国民健康保険──いろいろありますけれども、国民健康保険の問題についてお尋ねしたい。
御存じのように、この10月から入院患者負担、食費の一部保険適用除外が行われ、入院1日800円、いよいよ低所得者で660円を取られる形になるわけですね。そうなってまいりますと、国民健康保険税でせっかく負担が軽くなってきているのに新たな負担増が入院患者に大きくかぶさってくるということで、今医療の根幹にかかわる問題だということで大変問題になっております。
まだ政府決定ではございませんからなかなか答弁もしにくいと思うんですが、ほぼ確定的な要素で、政府の新しい予算案の中ではそれが前提になりまして健康保険なんかに対する政府の負担予算を削っております。
それで、国民健康保険の場合、もしこれが実施をされますと患者がどのくらい負担増になるのか。
例えば、光市の国民健康保険会計で過去、去年でもいいですが、入院患者が大体どのくらいおって、それで今度そういうものが実施されたら、一般とそれから高齢者と退職者それぞれ違うと思うんですが、どのくらいの負担増になるのか。
私たちの試算では、そういうものが実施されますと、給食の患者負担、一般が1.3倍ぐらいになると。それから低所得者の方が1.4倍ぐらいにはね上がると。それから高齢者ですね、これが約2.1倍ぐらい給食の関係で負担がふえる、こういうようなふうに考えられるんですが、こういう数字は、あなた方専門家ですから、専門家の方で計算された場合、入院患者給食費1人1日800円負担いうのは患者にどれだけの負担になってくるか、どのくらいの倍率で負担がふえてくるのか、もしお調べになってたら御回答いただきたいと思います。
非常に面倒なこと言いましたけど、今の政治の中でここいらあたりが一番問題なんです。年金改悪はやる、それから少子社会などといって国立大学の授業料、高校授業料はどんどん上げる。それから私学助成は25%減額してくると。それから、郵便から電話、あらゆる公共料金を次々と引き上げてくる。こういうようなやり方に対して、我々は市民生活の防衛をしていかなきゃならないと思うんです。そういう点で、この国民健康保険、特に医療関係は典型的に、せっかく光市が健康保険を下げて加入者の負担を軽くしようとしているのに、そんな努力なんて吹っ飛んでしまう。それに追い打ちを、倍する負担を国民健康保険加入者にかぶせてくるようなやり方が次々とやられてる。
これは最初に言われました「多様化する行政需要の中で、社会システムや受益と負担のあり方、あるいは行政と市民の役割の分担についての再構築」、こういうものとの関連があるとするならば、そういうものが必然的にやってくるだろうというような考え方は、大変今後の光市の行政運営にとって重要な問題だと思うので、市民部長、つかんでいる範囲でいいですからお答えを願いたいというふうに思います。
それから、市民税の方は、御存じのように一律20%カット、減税やったと思います。一律20%カットというと、所得の多い者ほど減税効果は高くて、所得の低い者ほど減税効果は薄いんですね。本来から言えば、課税最低限等を引き上げていくことが重要ですし、それからもう1つ重要なのは、1年限りというところに一番の問題点がある。余り効果が上がらないいうんで、これはアメリカあたりからも文句が出ている状況であります。しかも、そのあれを借金で賄うと、政府は短期赤字国債で賄うちゅうて言ってます、それは年末に増税を見込んでいるから。
まだこれからの問題でありますから、そこまで行かんとして、詳しくは一般質問でやりますが、この予算の中で固定資産税が約1億8,000万円ぐらいですか、増税になっています。これは私が言うまでもなく、3年ごとの評価の変わり目と、それから評価基準が大きく引き上げられた、それが一緒になって出てきたわけなんです。
その点で1つお伺いしたいのは、標準的な住宅団地で、この1億8,000万円の負担がどのくらいになっているのか。それから、標準的な商業地域でどのくらい負担増になるのかいう点についてお答えをお示し願いたいというふうに思うんです。
これだけ固定資産税が上がれば、住宅環境の整備のための予算をふやさないと、私は住民から不満が高まると思うんですね。それで今度の道路維持管理、その他1億7,000万円ぐらい組んでいますか、側溝の整備やなんか、去年と余り変わってないんですね。あの団地での側溝、ふたのない側溝をふたをかけてぴしっとやると、住民は大変喜んでいる。私はこういう固定資産税が引き上げられれば、その見返りとして当然そういう予算をふやしていく。残念ながら、この当初予算では余りふえていないというのが残念でならないんですが、そこいらあたりのお考えはどうなのか。
以上、3点についてお尋ねをしておきます。あとは委員会等でやらせていただきます。
◯副議長(泉屋 孝君) 水木市長。
◯市長(水木 英夫君) 数字は別にしてお答え申し上げます。
まず、お尋ねの第1点は、今回の施政方針の2ページにございます上段の部分でございまして、「ますます多様化する行政需要の中で、社会システムや受益と負担のあり方」、2つ目には、「行政と市民の役割分担」につきましてのお尋ねでございました。
これは、国の予算が去る2月中旬に発表されたわけでございます。その中にマスコミを介しましてこのような問題が指摘されておるわけでございます。したがいまして、具体的には国の予算の中の問題につながる問題でございます。と同時に、私ども地方自治団体にも関連が出てまいります。
したがいまして、今後私どもとしましては、この新しい政府予算の執行段階でさまざまな問題が出てまいると思います。そのことを率直にこのような表現をもって表現したわけでございます。
わけても、お尋ねがございましたように、現在、光市にとりましても重要な課題は、1つは少子社会であり、2つ目には高齢化社会の問題でございます。私は、昨年の市民集会におきましても、この問題を課題の1つといたしまして市民に訴えてまいりました。大きな課題でございます。
したがいまして、この種の問題をどのように地方として、光市として受けて対応するか、このことの問題点を率直に指摘したのがこの表現となって生まれたわけでございます。
具体的には、いま1つは、制度の改廃ですね、このことがいろいろ出てまいっております。これを受けて我々は具体的に決定そのものは予算化いたしました。さらに、未定の部分は今後の国の検討課題となりますので、そういった点を十分に勉強いたしまして考えたいと思っています。
その1つが市民税の20%カットの問題でございます。この問題は、年度中に、年度間に政府の方で具体的に研究して採用を考えたいと言っております。これも、したがいまして未定の問題でございます。今後、国におきまして一定の方向が決定しましたら、いずれ地方税法の改正、もしくは財源の対応について、恐らく私は地方財政法であるとか、あるいはここに記載をしておりますけども、地方交付税ですね、これで何らかの対応があるものだと考えております。
したがいまして、そういった1つの位置づけ、方向を見きわめて、改めて御審議を仰ぎたいと、こう存ずるとこでございます。
◯副議長(泉屋 孝君) 山本市民部長。
◯市民部長(山本 昌浩君) 医療費の改定に係ります入院給食の実施に伴う患者負担額の影響についてのお尋ねがございました。
議員さんもおっしゃいましたけども、この件につきましては現在国において審議中でございますので、ここらあたりは含んで御理解いただきたいと思います。
まず、10月から実施予定の入院給食の患者負担の影響でございますが、国民健康保険では現行では給食は189点──1,890円でございます。一般被保険者の場合、これの3割、567円の負担となっております。改正により1日800円の定額負担となった場合には800円と567円の差額233円が負担増ということになります。
それから、退職者につきましては、現行2割の負担でございますので、800円から2割分の378円を差し引いた422円が負担増ということになってまいります。それから、老人保健につきましては、これ現行本人負担ございませんから、800円がすべて負担増という形になってまいります。
それから次に、入院日数を換算した場合の影響でございますけれども、これ平成4年度の実績で申し上げますと、入院日数は一般被保険者では延べ3万6,411日となっております。現行での患者負担総額は約2,066万円、改正後の負担総額は2,915万円となります。差し引き849万円の増ということになろうかと思います。
それから、退職者分では、延べ1万7,477日となっておりまして負担増は約737万円の増、国保老人におきましては、延べ7万5,953日の入院日数でございますので約6,076万円の増ということになろうと思います。
なお、非課税世帯等については軽減措置が検討されておりますので、これは申し添えておきます。
以上でございます。
◯副議長(泉屋 孝君) 田中総務部長。
◯総務部長(田中 治之君) 固定資産税につきましてお尋ねがございました。約1億6,000万程度のアップとなっていると、これについて標準的な住宅地あるいは標準的な商業地域、これについてどのような状況かというお尋ねであったろうかと思います。
実は、御案内のように、固定資産税につきましては土地家屋について現在評価がえの作業を進めている最中でございます。したがいまして、ある程度のこうした用途地域別の税額というとこまで申し上げるまでの段階に至って実はおりません。
したがいまして、今後、委員会等で御説明ができる程度のものは申し上げていきたいと思いますけれども、現在そういう状況でございますので、定かな資料を持ち合わせておりませんので、ひとつ御理解のほどよろしくお願いいたします。
◯副議長(泉屋 孝君) 鈴木企画調整部長。
◯企画調整部長(鈴木 正道君) ただいまの固定資産税の増額に対する歳出面での道路整備関係でございますが、先ほど市長の説明にございましたように、一般会計規模で7.5%の増──実質的にはですね、特殊要因除きますと、投資的経費で見ますと、そういう特殊要因を除きますと、私どもの数字では約19.5%投資的経費が伸びているというふうに思っております。
したがいまして、身近な道路整備関係だけに集中してはおりませんけれども、全体としましてはそうした固定資産税の増収分がいろんな都市整備に充当しているものだというふうに理解をいたしております。
◯副議長(泉屋 孝君) 高橋議員。
◯18番(高橋 由雄君) 概略わかりましたが、最初のところは市長がお答えになりまして、今後具体的には政府の方針やら何やらも含めて、もう少し具体化していくということでございますから、概略はわかりました。
ただね、最近の風潮としては、とにかく庶民の目でとか、生活者重視とか言いながら、生活者にどんどん負担をかけてくる政策が、残念ながら国民の新しい政府に対する期待とは裏腹に打ち出されてきてるんですね。国の行政や地方行政から当然憲法やその他で保障されたものからの撤退方向が打ち出されてきているので、もしそうであるとするならば、これは今後の行政水準をどこへもっていくかという点で重大だと思うので質問しましたので、今後、政府の方針やらも含めて委員会等で詰めて論議をしていきたいというふうに思います。
それから、国民健康保険のことについてはわかりました。要は、今の御説明がありましたように、光市の場合、なかなかいいキャッチフレーズをつくっていますね、「お年寄りに優しく、若者が定住できる」と。これはなかなかよう考えたものだと思う。
ところが、この老人保健なんかで1日患者負担が800円やられたら2万4,000円丸々負担がふえてくるんですね。年金が3万や4万の人は大変ですよ、これだけで2万4,000円になる。
だから、市長なんかがせっかく苦労して国民健康保険を1人当たり1,600円ですか、1世帯当たり三千幾ら負担軽減を図っても、お年寄りの人が入院すりゃ2万4,000円の負担が増となるというような残念な状況が生まれてきていると。こういう問題は我々が無視することはできないと。これもまた今後の問題として委員会等で論議をしていかなきゃならないと。
それから、固定資産税の問題については、ぜひ、まだ試算中だということですから、総務委員会等でわかりましたらひとつやっていただきたいと。
それから、固定資産税の値上げは全体の都市整備から公共事業の中で生かしていくという鈴木部長の答弁でありましたが、例えば、余り長くならないようにしますが、虹ケ丘森ケ峠線やってますね、相当の金をかけて。あれ、でき上がれば市民として、おおそうか、いい道路ができたなちゅうのがわかるんです。ところが、まだでき上がって使うまでは市民の目に入らないんです。市民の人たちが本当に税金、税負担が重くなったなあと。しかし、市の方としてもよくやってくれてるなあというものが実感できる、目に見える、そういう施策が私はとられる必要があるんじゃないかと。その点では、そういう視点に今度の予算は随分配慮しつつあると思うんですね。
だから、U字溝だけでふたのない側溝が今の軽量ふたで5枚ごとにぴしっとグレーチングをかけてぴしっとやってくると、ああそう、いい道路になったと、ああこれで初めて長い間税金を納めたが生きた税金が身近に感じられたというんで、あれ評判いいんですよ。
1つの問題ですけれども、市民の人たちが税負担に対して目に見える対応というのは予算を使っていく上において重要だと思うので、まだ当初予算ですから、追加予算等もありますから、配慮していただきたいというのを要望して質問を終わります。
◯副議長(泉屋 孝君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯副議長(泉屋 孝君) なければ質疑を終結いたします。
これらの議案につきましては、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託し、休会中に審査をお願いいたします。
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散 会
◯副議長(泉屋 孝君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後3時23分散会
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地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
光市議会議長 秋 友 幹 夫
光市議会副議長 泉 屋 孝
光市議会議員 高 橋 由 雄
光市議会議員 中 野 坂 敏...