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12月19日-04号

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  1. 下関市議会 1990-12-19
    12月19日-04号


    取得元: 下関市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-21
    平成2年第4回定例会(12月) △中扉                   第 4 日                 (12月19日)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △議事日程  平成2年12月19日(水) 議 事 日 程(第22号) 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議案第125号 専決処分の承認について(平成2年度下関市一般会計補正             予算(第3回)) 第 3 議案第126号 平成2年度下関市一般会計補正予算(第4回) 第 4 議案第127号 平成2年度下関市港湾特別会計補正予算(第3回) 第 5 議案第128号 平成2年度下関市渡船特別会計補正予算(第1回) 第 6 議案第129号 平成2年度下関市市場特別補正予算(第4回) 第 7 議案第130号 平成2年度下関市公共下水道事業特別会計補正予算             (第3回) 第 8 議案第131号 平成2年度下関市競艇事業特別会計補正予算(第2回) 第 9 議案第132号 平成2年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第3回) 第10 議案第133号 平成2年度下関市食肉センター特別会計補正予算(第1回) 第11 議案第134号 平成2年度下関市交通災害共済事業特別会計補正予算             (第1回) 第12 議案第135号 平成2年度下関市土地取得特別会計補正予算(第1回) 第13 議案第136号 平成2年度下関市細江土地区画整理事業特別会計補正予算             (第2回) 第14 議案第137号 平成2年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第2回) 第15 議案第138号 平成2年度下関市水道事業会計補正予算(第1回) 第16 議案第139号 平成2年度下関市工業用水道事業会計補正予算(第1回) 第17 議案第140号 平成2年度下関市病院事業会計補正予算(第1回)(以上16件 総務、経済、文教厚生、建設各委員長審査結果報告、質疑、討論、表決) 第18 議案第141号 下関市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部             を改正する条例 第19 議案第142号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する             条例の一部を改正する条例 第20 議案第143号 一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例(以上3件 総務委員長審査結果報告、質疑、討論、表決) 第21 議案第144号 下関市立大学授業料等徴収条例の一部を改正する条例(文教厚生委員長審査結果報告、質疑、討論、表決) 第22 議案第145号 市道路線の認定について 第23 議案第146号 訴えの提起について 第24 議案第147号 訴えの提起について 第25 議案第148号 訴えの提起について 第26 議案第149号 訴えの提起について 第27 議案第150号 下関市地区計画等の案の作成手続きに関する条例 第28 議案第151号 財産の取得について(長府黒門公園(仮称)用地) 第29 議案第152号 下関市港湾施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例 第30 議案第153号 工事請負契約締結について(公営住宅熊野(2)団地(仮称)             2種中耐新築主体(1工区)) 第31 議案第154号 工事請負契約締結について(公営住宅熊野(2)団地(仮称)             2種中耐新築主体(2工区)) 第32 議案第155号 工事請負契約締結について(公営住宅コミュニティ団地(仮             称)2種中耐新築主体)(以上11件 建設委員長審査結果報告、質疑、討論、表決) 第33 議案第156号 工事請負契約締結について(岬之町ふ頭用地改修)(建設委員長審査結果報告、質疑、討論、表決) 第34 意見書案第1号 「公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関             する法律」の10年間の期間延長に関する意見書 第35 閉会中の継続審査及び調査について 会 議 事 件  日程に同じ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △出席議員  出 席 議 員(35名)   1番 中 田 博 昭 君       22番 末 藤 義 之 君   2番 浦   純 爾 君       23番 浜 口   正 君   3番 野 稲 茂 夫 君       24番 西 本 輝 男 君   4番 藤 永 啓 介 君       25番 友 松 弘 幸 君   6番 白 井 健 司 君       26番         君   7番 松 永   隆 君       27番 小 浜 俊 昭 君   8番         君       28番         君   9番 藤 野 松 芳 君       29番 金 田 満 男 君  10番 松 下   靖 君       30番 中 村 睦 夫 君  11番 内 山 孝 男 君       31番 友 田   有 君  12番 広 田   馨 君       32番 田 中 正 美 君  13番 植 田   正 君       33番 稲 富 十四郎 君  14番 中 谷 紀 由 君       34番 近 藤 栄次郎 君  15番 山 尾 末 明 君       35番 小 倉 哲 郎 君  16番 計 田 光 俊 君       36番 井 上 仁 志 君  17番 岡 村   勲 君       37番 宮 崎   薫 君  18番 塩 満 久 雄 君       38番         君  19番 沖 田 典 幸 君       39番 山 崎 弥寿太 君  20番 稗 田 良 友 君       40番 森 野 仁 朗 君  21番 向 野 治 郎 君                     欠 席 議 員(1名)   5番 松 永 光 則 君―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △説明員  説  明  員  市   長   泉田 芳次君  港湾局長         伊藤 隆夫君  助   役   名和田源俊君  福祉部長         前川 正幸君  収 入 役   城井 海二君  保健所長         大淵  晃君  総務部理事   清水 孝夫君  中央病院事務局長     田中  稔君  財務部長    古内 芳雄君  市立大学事務局長     井上 春夫君  市民部長    岩本 春男君  競艇場事業局長      浜砂 省三君  環境部次長   西元  清君  監査委員         米村 賢治君  商工観光部長  伊藤 省三君  選挙管理委員会事務局長  矢崎 八郎君  農林水産部長  内田 安生君  教 育 長        多賀 三郎君  土木建築部長  藤村俊一郎君  水道局長         日野 雄一君  都市開発部長  川尻 健雄君  消 防 長        宮田 郁男君  下水道部長   伊藤 陽二君  総務課長         畠中 義治君―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △事務局職員  事務局職員  局  長   内田 昊治君  議事係長  時田 啓司君  議事課長   津田 静男君  議事課主任 入江 均江君  議事課長補佐 江村 満弘君  庶務課長  永峰 靖夫君――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――継続審査一覧表              閉会中の継続審査及び調査事項                            (平成2年第4回定例会)  総務委員会   審     査  1 平成元年請願第4号 消費税の即時廃止を政府に要請する請願                           ( 1. 9.18付託)  2 平成元年請願第5号 消費税の即時廃止の意見書採択を求める請願書                           ( 1. 9.18付託)  3 平成元年請願第6号 消費税の転嫁に関する請願書                           ( 1.12. 7付託)  4 平成元年請願第7号 消費税の廃止をもとめる請願書                           ( 1.12. 7付託)  5 請願第1号 在日朝鮮人の人権保障を求める請願                           ( 2. 3. 5付託)  6 請願第5号 消費税廃止に関する請願                           ( 2. 9.17付託)  7 請願第7号 104有料化の認可の取り消しを求める意見書の採択についての          請願書                           ( 2. 9.17付託)  8 請願第8号 電報夜間受付の存続を求める請願書                           ( 2. 9.17付託)  9 請願第9号 消費税廃止の意見書採択を求める請願書                           ( 2.12.17付託) 10 平成元年陳情第1号 消費税の廃止の意見書採択を求める陳情書                           ( 1. 6.12付託)   調     査  1 行財政管理について(62. 5.23付託)  2 水道事業について(62. 5.23付託)  3 消防行政について(62. 5.23付託)  経済委員会   審     査  1 昭和63年請願第11号 不況や人口減少などで営業不振に陥った周辺小売業者                への制度確立を求める請願書                           (63. 6.13付託)    調     査  1 農林水産行政について(62. 5.23付託)  2 商工行政について(62. 5.23付託)  3 観光事業の運営開発について(62. 5.23付託)  4 競艇事業の運営について(62. 5.23付託)  文教厚生委員会   審     査  1 請願第6号 「子どもの権利条約」の早期批准を求める請願                           ( 2. 9.17付託)  2 請願第10号 「子供向けポルノコミック雑誌の法的出版禁止を求める請願書                           ( 2.12. 7付託)  3 請願第11号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持を求める請願                           ( 2.12. 7付託)   調     査  1 市民生活行政について(62. 5.23付託)  2 民生行政について(62. 5.23付託)  3 福祉行政について(62. 5.23付託)  4 保健衛生行政について(62. 5.23付託)  5 教育行政について(62. 5.23付託)  建設委員会   調     査  1 土木建築行政について(62. 5.23付託)  2 都市開発行政について(62. 5.23付託)  3 港湾行政について(62. 5.23付託)  4 下水道行政について(62. 5.23付託)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △開議                              ―10時01分 開議―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――会議録署名議員の指名 ○議長(藤野松芳君)  これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配布のとおりであります。 日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は白井健司君及び向野治郎君を指名いたします。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △委員長報告 ○議長(藤野松芳君)  日程第2 議案第125号「専決処分の承認について」から、日程第17 議案第140号「平成2年度下関市病院事業会計補正予算(第1回)」までの16件を一括議題といたします。   議案第125号 専決処分の承認について(平成2年度下関市一般会計補正予算           (第3回))   議案第126号 平成2年度下関一般会計補正予算(第4回)   議案第127号 平成2年度下関市港湾特別会計補正予算(第3回)   議案第128号 平成2年度下関市渡船特別会計補正予算(第1回)   議案第129号 平成2年度下関市市場特別会計補正予算(第4回)   議案第130号 平成2年度下関市公共下水道事業特別会計補正予算(第3回)   議案第131号 平成2年度下関市競艇事業特別会計補正予算(第2回)   議案第132号 平成2年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)   議案第133号 平成2年度下関市食肉センター特別会計補正予算(第1回)   議案第134号 平成2年度下関市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1回)   議案第135号 平成2年度下関市土地取得特別会計補正予算(第1回)   議案第136号 平成2年度下関市細江土地区画整理事業特別会計補正予算(第2           回)   議案第137号 平成2年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第2回)   議案第138号 平成2年度下関市水道事業会計補正予算(第1回)   議案第139号 平成2年度下関市工業用水道事業会計補正予算(第1回)   議案第140号 平成2年度下関市病院事業会計補正予算(第1回) ○議長(藤野松芳君)  各委員長の報告を求めます。中田総務副委員長。 (中田博昭君登壇) ◆総務副委員長(中田博昭君)  当総務委員会が付託を受けました議案第125号外3件の補正予算につきまして、審査の概要とその結果を御報告いたします。 まず、議案第125号「専決処分の承認について(平成2年度下関市一般会計補正予算(第3回)」は、海区漁業調整委員会委員補欠選挙に要する経費について、専決処分したものであり、異議なく承認すべきものと決しました。 次に、議案第126号「平成2年度下関市一般会計補正予算(第4回)」では、当委員会にかかわる歳入全般及び歳出の議会費、総務費、消防費、公債費並びに債務負担行為、地方債について審査いたしました。 歳入では、地方交付税の決定によるもの、また国庫補助金等の決定によるものが主なものでありますが、市立大学の授業料値上げにかかる使用料及び手数料については、一部反対の意見がありました。また授業料の値上げについては、安易に国立大学に準ずるということではなく、本市独自で十分なる検討をされたい旨の要望が出されたことを申し添えます。 歳出では、給与改定等に伴う所要額が主なものでありますが、給与改定等については、別号議案で御報告いたします。 次に、議案第135号「平成2年度下関市土地取得会計補正予算(第1回)」は、給与改定に伴うものであります。 次に、議案第138号「平成2年度下関市水道事業会計補正予算(第1回)」は、給与改定等に伴う人件費のほか、導水管及び送水管移設工事の変更等に伴う経費であり、議案第139号「平成2年度下関市工業用水道事業会計補正予算(第1回)」は、給与改定等に伴う人件費であります。 以上、当委員会が付託を受けました議案第126号外3議案につきましては、一部反対がありましたが、可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(藤野松芳君)  内山経済委員長。 (内山孝男君登壇) ◆経済委員長(内山孝男君)  当経済委員会が付託を受けました議案第126号外3件の補正予算につきまして、審査の結果を御報告申し上げます。 まず、議案第126号「平成2年度下関市一般会計補正予算(第4回)」のうち所管に係るものは、第6款農林水産業費並びに第7款商工費で、給与改定等に伴う所要額のほか、事業量の決定に伴う増減額の補正がその主なものであります。 次に、議案第129号「平成2年度下関市市場特別会計補正予算(第4回)」は、給与改定等に伴う人件費並びに市場管理業務に係る経費とその所要財源が計上されております。 続いて、議案第131号「平成2年度下関市競艇事業特別会計補正予算(第2回)」は、給与改定等に伴う経費のほか、競艇場運営業務並びに場外発売受託業務等に係る所要額とその財源が計上されております。 最後に、議案第137号「平成2年度下関市観光施設事業特別会計補正予算(第2回)」は、給与改定等に伴う所要額の補正であります。 以上、当委員会に付託されました4議案につきましては、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤野松芳君)  向野文教厚生委員長。 (向野治郎君登壇) ◆文教厚生委員長(向野治郎君)  文教厚生委員会が付託を受けました議案第126号外4件につきまして、審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第126号「平成2年度下関市一般会計補正予算(第4回)」のうち、所管に係る第2款総務費の戸籍住民基本台帳費、第3款民生費、第4款衛生費、第9款消防費の災害対策費、第10款教育費についてであります。 その主なものは、第2款、第3款、第4款、第10款において、給与改定に伴う人件費の調整額が、第9款においては、災害時の職員手当等及び災害応急措置の委託料が補正計上されております。 そのほか第3款民生費では、これまで、国民年金への加入が任意とされていた学生の平成3年度からの強制加入に伴う準備事務のための経費、民生児童委員の活動費の基準改定に伴う経費、来年4月、山口市に開設される精神薄弱者厚生施設「ひらきの里」への本市からの入所8人分に係る施設整備費の補助金、来年3月1日、みどり園に開設予定の在宅介護支援センター、これは厚生省の高齢者保健福祉10カ年戦略に基づくものですが、この施設整備の補助金及び運営業務の委託料、来年4月開設予定の私立ゆたか保育園(定員60人)への施設整備費の補助金が計上されております。 委員会は、第3款民生費の審査に関連し、主要な新規施策については、事業がコンクリートされる前に、説明するよう要望いたしました。 第4款衛生費では、オキシダント自動測定記録計など、公害測定機器3機種の更新のための経費が、さらに第10款教育費では、小中学校の就学扶助及び私立幼稚園の就園奨励において、受給人員の増と基準単価の改定による所要額が計上されております。 次に、議案第132号「平成2年度下関市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)」、議案第133号「平成2年度下関市食肉センター特別会計補正予算(第1回)」、及び議案第134号「平成2年度下関市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1回)」は、いずれも給与改定に伴う人件費の所要額を、繰越金等を財源として、補正しようとするものであります。 最後に、議案第140号「平成2年度下関市病院事業会計補正予算(第1回)」は、給与費において給与改定に伴う人件費のほか、材料費において、薬価基準の9.2%の引き下げによる薬品購入見込額が、当初予算額を上回ったため、及び患者の増加による投薬件数の増加に伴う経費、患者遺族から寄付500万円を受けたため、これを手術室関係の器機購入に充てるための経費の計上が主なものであります。 以上、御報告をいたしましたが、委員会は5件いずれも一部反対はありましたが、可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤野松芳君)  中村建設委員長。 (中村睦夫君登壇) ◆建設委員長(中村睦夫君)  当建設委員会に付託されました議案第126号外4件の補正予算議案につきまして、審査の経過並びに結果を御報告いたします。 まず、議案第126号「平成2年度下関市一般会計補正予算(第4回)」のうち、当委員会が所管する第5款労働費失業対策費及び第8款土木費において、職員の給与改定等に伴う所要の経費を計上したほか、道路新設改良費においては、山の田中央町8号線ほか6線の道路改良事業並びに県施行工事費負担金等1億1,362万5,000円を計上しております。 また、急傾斜地崩壊対策事業費では、竹崎町一丁目外1カ所の事業費の増及び県施行工事費の地元負担金として6,691万2,000円を計上しております。 都市計画総務費におきましては、長府・綾羅木両駅に設置している自転車駐車場の土地借上料として、257万円を計上しております。これは同駐車場が、国鉄清算事業団の所有地であり、賃貸借契約に基づき所要の経費を計上したものであります。 当委員会は、従来からの同事業団の土地処分の方針等に鑑み、本市が進めている他の事業に関しても大きな影響を及ぼすところから、市としての慎重なる対応並びに当委員会への詳細なる報告を強く要望したのであります。 街路事業費におきましては、1億523万9,000円の減額補正となっておりますが、これは下関駅旭線街路改良事業等における補助事業費の変更に伴い減額するものであります。 新都市拠点整備事業費におきまして、現在、下関駅前において進めておりますところの人工地盤の整備事業に要する経費として、新たに4,200万円の工事費を計上し、これにより国の補助内示に基づき、保留していた人工地盤のシーモール側の高欄すなわち手すり部分100メートルの取付工事をするものであります。 当委員会は、最近、当該工事区域内の地下部分に、戦前の護岸敷等構造物が埋まっていることが判明したことから、橋脚等建設に係る掘削工事に遅れが出ないか執行部を質しました。 それについて執行部は、現在、予想出来高の50%の進抄率であるとした上で、現場の地下埋没物等を含む複雑な地層に対応すべく、作業員の増員等調整中であるが、工期の延長もあり得るとの答弁がなされたのであります。 第11款災害復旧費の内補助災害復旧費は、本年6月14日から9月12日までの間の豪雨によりに発生した埴生口川ほか6河川の災害の復旧に要した経費2,593万2,000円を計上いたしております。当委員会は、本議案を原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第127号「平成2年度下関市港湾特別会計補正予算(第3回)」についてでありますが、職員の給与改定に伴う所要額を計上したほか、維持改良費として日韓高速船の就航が確実となったため、同船の発着場として、19号岸壁を使用すべく岸壁の改良をするほか国際ターミナルを一部改修するための経費として、4,300万円を計上いたしております。 また、建設費の内、岬之町上屋建設事業費の8,770万円の減額は、当初1,960平方メートルの上屋を建設することとしていたが、1,456平方メートルに変更されたため減額することとし、また岬之町埠頭用地改修事業費2億5,130万円の減額は、岬之町コンテナー整備に係る計画の内、一部が変更されたため工期変更にともない当該事業費を減額補正するものであります。 荷役機械建設事業費550万円の増額補正は、岬之町埠頭用地内に整備するコンテナーヤードに、ガントリークレーンを設置するため、その基本設計を委託する経費であります。 これらに対して委員より、特に日韓高速船の発着予定時間帯が、関釜フェリーの客の乗降時間帯と重なることに触れ、国際ターミナル内でかなり輻輳することが予測されることから、これにどう対応するのか、また増大する乗降客に対し、税関、入管の職員増をどう見込んでいるのか、執行部を質す意見が出されました。 これに対し、当局は、来春4月1日就航を目指し、限られた時間の中で対応せざるを得ないところから、当面は、今の施設を使っていかざるを得ないとし、現有施設を入国と出国専用に仕切る等の方法で対応していきたいとしたのであります。また税関、入館の職員増の見通しは、非常に厳しいとの見解を示しながらも、引き続き協議を重ね、現体制でも十分対応できる方策の検討等も含め調整を図りたいとしたのであります。 さらに、委員より2階ターミナルから高速船ヘアクセスするための可動橋を設置する計画について触れ、岸壁とターミナルとの間のエプロン上に、当該施設が固定化されることにより、関釜フェリー等の荷役作業に支障をきたすと同時に、作業車両による同施設への衝突の危険性を指摘する意見が出されました。 これに対し、当局より4号上屋を使う業者には、不便をかけることとなるが、理解を得られるよう努力する旨答弁がなされました。また可動橋に対する事故を避けるため、防護柵を設けるなど何らかの対策を検討したいとしたのであります。 当委員会は、日韓高速船の航路が、関釜フェリーと並ぶ重要な国際航路であるとの認識の上に立ち、国際都市を標榜するにふさわしい施設の充実を図るよう要望を付し、本議案を可決すべきものと決したのであります。 次に、議案第128号「平成2年度下関市渡船特別会計補正予算(第1回)」は、職員の給与改定並びに燃料費の値上げに対応すべく所要額336万円を補正計上したものであります。 また、議案第130号「平成2年度下関市公共下水道事業特別会計補正予算(第3回)」は、給与改定に対応すべく所要の経費並びに平成元年度に借り入れた起債の利率の引き上げに伴い、必要となる利子分として、7,433万6,000円を補正計上しております。 当委員会は、以上2議案を異議なく可決すべきものと決したのであります。 議案第136号「平成2年度下関市細江土地区画整理事業特別会計補正予算(第2回)」についてでありますが、職員の給与改定及び人事異動に伴う所要の経費を計上したほか、区域内の建物移転についての交渉が順調に推移していることから、建物の早期除却が見込まれ、これに要する経費として新たに2億5,000万円を追加補正しようとするものであります。当委員会は、本議案を可決すべきものと決しました。 なお、執行部より、施行区域内の換地・仮換地の指定が終了し、同地区の土地区画審議会の承認が得られたこと並びに豊前田地区を含めた駐車場整備計画として、7街区に500台収容の駐車場を整備したいなどの報告がなされましたので、申し添えます。 以上で報告を終わりますが、本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております16件のうち、御異議のあります議案第126号から議案第140号までの15件を除く議案第125号について採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって議案第125号は、原案のとおり承認されました。 続いて、議案第126号から議案第130号まで、及び議案第132号から議案第140号までの14件について、起立により一括採決いたします。 議案第126号外13件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(藤野松芳君)  起立多数であります。よって議案第126号外13件は、いずれも原案のとおり可決されました。 続いて、議案第131号について起立により採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(藤野松芳君)  起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(藤野松芳君)  日程第18 議案第141号「下関市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例」から、日程第20議案第143号「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」までの3件を一括議題といたします。   議案第141号 下関市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を           改正する条例   議案第142号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の           一部を改正する条例   議案第143号 一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例 ○議長(藤野松芳君)  委員長の報告を求めます。計田総務委員長。 (計田光俊君登壇) ◆総務委員長(計田光俊君)  おはようございます。 当総務委員会が付託を受けました議案第141号外2議案につきまして、審査の概要とその結果を御報告いたします。 まず、議案第141号「下関市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例」は、国家公務員の例に準じ、通勤による災害を受けた職員に対しても、公務上の災害を受けた職員と同様に取り扱うこととし、特別休暇を付与できることとするため、条例の一部を改正しようとするものであります。 次に、議案第142号「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」は、地方公務員災害保障法の一部改正に伴い、休業補償の補償基礎額に係る限度額の設定等所要の整備をしようとするものであり、以上2議案につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第143号「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」は、人事院勧告に基づき、職員の給与等の改正を行うため、条例の一部を改正するとともに、同条例の例により、期末手当を支給すると規定する「下関市報酬及び費用弁償等に関する条例」、「市長等の給与に関する条例」、「教育長の給与等に関する条例」、「下関市水道事業の管理者の給与等に関する条例」について、所要の条文整備を行うため、それぞれの条例の一部を改正しようとするものであります。 内容といたしましては、職員の給与については、改定率3.5%、改定額1万1,334円の引き上げ、実施時期は本年4月1日となります。そのほか初任給の改定、また、諸手当の改定として、住居手当の最高限度額の引き上げ、期末・勤勉手当の年間支給率の改定(6月1日期、12月1日期、3月1日期の合計5.1カ月分を0.25月分を引き上げ5.35カ月分とする。)、さらに、今年初めて導入されました加算措置であります。これは係長級以上の職員について、現行の手当額算定の基礎額に給料及びこれに対する調整手当の合計額の20%以内の額を加算するもので、行政職給料表の5・4級は5%、7・6級は10%、9・8級は15%、11・10級は20%とし、「下関市報酬及び費用弁償等に関する条例」、「市長等の給与に関する条例」、「教育長の給与等に関する条例」、「下関市水道事業の管理者の給与等に関する条例」に係る特別職の期末手当については、加算率20%を適用しようとするものであります。 特別職の期末手当への加算率適用については、検討を要するのではないかという意見が出されましたが、国においても、大臣、政務次官、国会議員については、公務員の最高の率をあてはめるべきである。地方自治体においても、最高の数値をもってくることが適当であるとの、自治省から指導を受けており、その指導どおりの措置をとっているとの説明を受けたのであります。 当委員会といたしましては、本議案については一部反対がありましたが、可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております3件のうち、御異議のあります議題第143号を除く議案第141号及び議案第142号について、一括して採決いたします。議案第141号及び議案第142号は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって議案第141号及び議案第142号は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第143号について起立により採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(藤野松芳君)  起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(藤野松芳君)  日程第21 議案第144号「下関市立大学授業料等徴収条例の一部を改正する条例」を議題といたします。 委員長の報告を求めます。向野文教厚生委員長。 (向野治郎君登壇) ◆文教厚生委員長(向野治郎君)  文教厚生委員会が付託を受けました議案第144号「下関市立大学授業料等徴収条例の一部を改正する条例」について、審査の結果を報告いたします。 本案は、現行、年額33万9,600円の授業料を37万5,600円に、1単位8,500円の聴講料を9,500円に、それぞれ改定し、平成3年度の入学者、聴講者から適用するものであります。 当局から今回の改定は、国立大学に準じて改定しようとするもので、これにより授業料で約1,600万円、聴講料で5万円の増収が見込まれる。 加えて、現在建設中の講義棟をはじめ、今後、厚生会館等の施設整備、教員の充実等々経費の増大を控え、財源の確保を図る必要からも改定したいとの説明を受けました。 委員から国立大学に準じてというものの、国立大学の改定がどういう基準で行われるのか説明するよう、また施設整備費の増大に関連し、将来的な収支の推移について示すよう要望し、一部反対はありましたけれども、本案は可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。 これより議案第144号について起立により採決いたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(藤野松芳君)  起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(藤野松芳君)  日程第22 議案第145号「市道路線の認定について」から、日程第32 議案第155号「工事請負契約締結について」までの11件を一括議題といたします。   議案第145号 市道路線の認定について   議案第146号 訴えの提起について   議案第147号 訴えの提起について   議案第148号 訴えの提起について   議案第149号 訴えの提起について   議案第150号 下関市地区計画等の案の作成手続きに関する条例   議案第151号 財産の取得について(長府黒門公園(仮称)用地)   議案第152号 下関市港湾施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例   議案第153号 工事請負契約締結について(公営住宅熊野(2)団地(仮称)           2種中耐新築主体(1工区))   議案第154号 工事請負契約締結について(公営住宅熊野(2)団地(仮称)           2種中耐新築主体(2工区))   議案第155号 工事請負契約締結について(公営住宅コミュニティ団地(仮称)           2種中耐新築主体) ○議長(藤野松芳君)  委員長の報告を求めます。広田建設副委員長。 (広田馨君登壇) ◆建設副委員長(広田馨君)  建設委員会に、付託されました議案第145号外10件につきまして、審査の結果を御報告いたします。 まず議案第145号「市道路線の認定について」は、武久町81号線外93路線を市道として認定しようとするものでありますが、当委員会は審査に先立ち、現地をつぶさに視察しました。その結果、本議案を異議なく可決すべきものと決しました。 議案第146号から議案第149号までの4件の「訴えの提起について」は、それぞれ市営住宅の家賃長期滞納者に対し、住宅明け渡し及び家賃等滞納額を請求するため、民事訴訟を提起するもので、今回訴訟対象となった4名は、30カ月以上、または40万円以上の長期滞納者で、家賃納入指導にもかかわらず家賃の納入がなされず、また分納誓約等誠意ある対応がなされないもので、民事訴訟に踏み切ることとしたとの説明がなされました。 審査に際し、委員より訴訟の効果について質問がなされました。それに対して執行部より、本年4月に発足した住宅管理公社も合わせ、家賃収納率は向上の傾向にあり、また入居者間においても行政指導が浸透してきており、滞納者のうち、分納誓約にも応じる者が出てきているなど、効果は出ているとの答弁がなされました。当委員会は、以上4議案を異議なく可決すべきものと決しました。 議案第150号「下関市地区計画等の案の作成手続きに関する条例」は、都市計画法第16条第2項の規定に基づき地区計画等の案の内容となるべき事項、すなわち美しい町並みの保全、良好な環境を具備した上での高度利用の促進及び無秩序な開発の防止等の目的に合致した計画案の提示方法、並びに意見の提出方法について定めようとするものであります。 当委員会は、異議なく本議案を可決すべきものと決しました。 議案第151号「財産の取得について」は、仮称長府黒門公園用地として、下関市長府黒門東町2757番ほか4筆、約3万3,600平方メートルを、13億1,822万5,498円で取得しようとするものであります。 委員会は審査に先立ち、現地をつぶさに視察し、また、現地において詳細なる説明を徴した結果、本議案を異議なく可決すべきものと決しました。 議案第152号「下関市港湾施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例」は、本年完成した、第1突堤基部の第8号上屋を、荷さばき施設として新たに設置しようとするもので、当委員会は異議なく可決すべきものと決しました。 議案第153号及び議案第154号「工事請負契約締結について」の2議案は、いずれも公営住宅新築主体工事に係るもので、大学町四丁目に仮称熊野(2)団地として、2種中耐5階建て3DK30戸、同じく4階建て3DK及び2DK24戸を、また議案第155号「工事請負契約締結について」は、旧中央病院跡地にコミュニティ団地として、4階建1棟12戸を各々建設しようとするものであります。 これらに対し、委員よりコミュニテイ住宅と一般公営住宅との差異について執行部を質したところ、大きな違いとして、公募方法と入居希望者の応募資格にあるとし、コミュニティ住宅に応募する者は、その近隣地区に親または子供の所帯があることという条件づけがあることであるとし、これは都市居住更新事業という地域密着型の公営住宅建設構想に基づくもので、下関はもとより山口県下でも初めての試みであるとの説明を受けました。 当委員会は、本議案を異議なく可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。 これより議案第145号外10件を一括して採決いたします。議案第145号外10件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって議案第145号外10件は、いずれも原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(藤野松芳君)  日程第33 議案第156号「工事請負契約締結について」を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、中谷紀由君の退席を求めます。 (中谷紀由君退席) ○議長(藤野松芳君)  委員長の報告を求めます。中村建設委員長。 (中村睦夫君登壇) ◆建設委員長(中村睦夫君)  最後に、当建設委員会に付託されました議案第156号「工事請負契約締結について」は、岬之町埠頭用地内にコンテナーヤードを建設すべく舗装等の基盤整備を行おうとするものであります。これにより、この地域内にガントリークレーン等コンテナーヤードとしての施設整備が進められることとなり、平成4年度秋の供用開始を目標としているとの考えを明らかにしました。 また、これらの施設は、民間サイドによる新会社または組合を運営母体とするという新しい考え方を導入し、民間並びに市を構成メンバーとする下関港コンテナー化促進委員会において、早急なる対応を詰めることとしているとの説明がなされたのであります。 これに対し、委員より、コンテナーヤード計画は、通産省の構想にある国際流通センターの建設と密接な関連性があり、単に港湾サイドという枠組みにとらわれない広い意味での総合的な計画として位置づける必要があり、今後もこれらに関し、詳細なる報告を求める意見が出されました。 当委員会は、本議案を可決すべきものと決しました。 本会議におかれましても、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。 これより議案第156号を採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △意見書案の審議 ○議長(藤野松芳君)  日程第34 意見書案第15号「『公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律』の10年間の期間延長に関する意見書」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。野稲茂夫君。 (野稲茂夫君登壇) ◆野稲茂夫君  ただいま上程されました意見書案第1号「公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の10年間の期間延長に関する意見書」について、提案者を代表して提案理由を説明申し上げます。 本案は、「公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」が、平成3年3月末までの時限立方であることから、これが効力を失うと、地方自治体における公害防止施策の推進に多大な影響を及ぼすこととなるため、これをさらに10年間延長するよう政府に対して強く要望しようとするものであります。 よろしく御賛同のほどをお願いいたします。 ○議長(藤野松芳君)  質疑はありませんか。 (なし) ○議長(藤野松芳君)  質疑なしと認めます。これより意見書案第1号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。 なお、意見書の提出先等につきましては、議長に一任願います。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △閉会中の継続審査及び調査 ○議長(藤野松芳君)  日程第35 「閉会中の継続審査及び調査について」を議題といたします。 各委員長から、目下委員会において、審査及び調査中の事件につき、会議規則第104条の規定により、お手元に配布のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(藤野松芳君)  御異議なしと認めます。よって各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △あいさつ ○議長(藤野松芳君)  この際、一言ごあいさつを申し上げます。 本年も余すところ旬日を残すのみとなりました。特別の事由のない限り、本日が納め議会となりますので、お許しをいただきまして、ごあいさつを申し上げます。 平成2年は、市制施行101年という新しい門出の年でもありましたが、議員各位におかれましては、今日、価値観多様化の時代にあって、市民生活の安定・向上と機能的なまちづくり、快適な生活環境づくり、個性豊かな都市の実現を目指して、議会活動に誠心、誠意取り組まれました。まことに御同慶に堪えない次第であります。 さて、この1年を顧みますと、市議会といたしましては、人工島計画調査と常任委員会所管事項調査の2つの特別委員会を設置し、それぞれの所管事項について、鋭意、調査、研究を重ねてまいりました。また近隣地域との交流については、共存共栄の精神基調にのっとって、平山北九州市議会議長・中野副議長の来関をいただいたところであります。 市全般にわたる事業としては、4月に山陰終末処理場で下水処理の一部を開始、さらには長成中学校、熊野小学校の開校、5月には園芸センターに観賞用大温室オープン、7月には彦島図書館の開館、9月には水道局の新庁舎が完成、そして、市の事業の進め方として、第三セクター方式により民間企業の資本、ノウハウを活用すべく「日韓高速船株式会社」の設立、健康と長寿のまちづくりを進める会社「ワック下関」の設立、このほか近代的な機能を備えた魅力と活力のある市場を建設するための唐戸市場整備基本計画の策定など数々の実り多い実績をあげ、本市市政が着実に前進をみております。 これはひとえに市民の皆様、議員各位並びに市長をはじめ執行部の皆々様方の努力の賜物と心から敬意を表する次第であります。 以上本年の事業、計画の一端を申し述べましたが、市議会にとりましても、悲しむべき出来事がありました。永年にわたり市勢発展のために尽くして来られました同僚議員安光哲彦君が9月4日に病いのため逝去されました。まことに痛恨の極みであり、ここに慎んで哀悼の意を捧げたいと存じます。 最後に、この席からはなはだ失礼かと存じますが、私のことにつきましては、去る5月議員各位の御厚情により議長に再任され、以来、市民の皆様の声を市政に反映させることを心がけ、公正円満な議会運営に努めて参りました。この間、大過なく過ごさせていただきましたことは、ひとえに各位の御協力の賜物であり、この席を借りまして衷心より厚くお礼を申し上げます。 年末を控え、皆様方には、何かと御多忙のことと存じますが、くれぐれも御自愛下さいまして、無事越年され、御多幸な新年を迎えられますようお祈りをいたしまして、私のあいさつといたします。 ありがとうございました。 (拍手) ○議長(藤野松芳君)  この際、市長よりあいさつしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 (市長泉田芳次君登壇) ◎市長(泉田芳次君)  お許しいただき、一言ご挨拶を申し上げます。 この1年間、議員各位、報道関係者、市民の皆様には、大変温かい御支援と御協力を賜り、まことにありがとうございました。厚くお礼申し上げます。 さて、この1年を顧みますと、依然として、市政を取り巻く内外の環境は厳しい状況の元にありましたが、沖合人工島計画の決定、海峡あいらんど21計画に基づく細江地区再開発事業の本格化、あるかぽーと下関計画を中心とするウォーターフロント開発事業の進展、さらに東アジア交流の一層の拡大に対処するための日韓高速船会社の設立等、21世紀へ向けての新たな発展への基盤整備が、着実に、また、力強く前進した、まことに意義深い年でもありました。 また、議会の御指導、御鞭撻、市民の皆様の理解ある御協力、さらには関係方面の御支援により、ただいま議長ごあいさつのような諸事業の完成をはじめ、各般にわたって順調な成果をあげることができました。深く感謝申し上げます。 御承知のとおり、ソ連、東欧改革、東西ドイツの統一、中東危機等によって、今年の国際社会並びに世界経済は、大きく揺り動き、この余波は日本の経済社会の各分野に、さまざまな問題を投げかけましたが、幸い我が国の企業家の設備投資意欲には底堅いものがあり、かつ消費の伸びとも相まって堅調に推移し、来年度の経済見通しも、おおむね3.6%前後の実質成長が見込まれています。まずまずというところでありますが、中東湾岸危機、アメリカの景気減速、金利高等、先行きに対する不透明感は依然としてぬぐい切れません。 とりわけ本市では、基礎産業である造船関連事業の縮小等により、この5年間で、およそ6,500人の人口減となりました。加えて高齢化の進展、出生率の減少等、非常に厳しい環境にあります。 私は、このような状況の中で、国県はじめ関係機関との協調は元より、周辺市町村との連携を密にし、広域的視点にたって、来るべき21世紀に向けて第三次下関総合計画に基き、活力と魅力あふれる新たな下関の創造に、全力を傾注して参る決意であります。どうぞこの上ともよろしくお願いいたします。 ただ悲しいことは、永年市議会議員として御活躍いただきました安光哲彦氏の御逝去であります。まことに哀悼の念を禁じえません。ここに、安光議員の御功績をたたえ、心から御冥福をお祈りいたします。 なお、年の瀬を控え、皆様には何かとお忙しい毎日と存じますが、どうか御健康に御留意いただき、清々しい新年をお迎えいただきますようお祈り申し上げごあいさつといたします。 ありがとうございました。 (拍手) ○議長(藤野松芳君)  以上で今期定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしました。 これにて平成2年第4回下関市議会定例会を閉会いたします。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― △閉会                              ―11時52分 閉会―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   地方自治法第123条第2項の規定により署名する。            平成2年12月19日                       下関市議会議長  藤 野 松 芳                       下関市議会議員  白 井 健 司                       下関市議会議員  向 野 治 郎...