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06月13日-03号
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  1. 石井町議会 2017-06-13
    06月13日-03号


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    平成29年 6月定例会       平成29年6月石井町議会定例会会議録(第3号) 1. 招集年月日  平成29年6月13日(火曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     6月13日午前9時58分宣告 4. 応招議員      1  番     谷    雅 史      2  番     平 野  忠 義      3  番     青 木  雅 文      4  番     大 西  隆 夫      5  番     永 岡  栄 治      6  番     仁 木    孝      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     井 上  裕 久      9  番     後 藤  忠 雄     10  番     有 持  益 生     11  番     山 根  由美子     12  番     川 端  義 明     13  番     梶 野  利 男     14  番     久 米    毅 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             小  林  智  仁   参事             阿  部  龍  裕   総務課長           木  下  貴  雄   財政課長           伊  延  徹  哉   税務課長           田  中  憲  博   福祉生活課長         木  村  勇  人   長寿社会課長         太  田  勝  久   総合政策課長         田  中  達  也   建設課長           東  内     徹   産業経済課長         鎌  田  克  己   防災対策課長         多  田     寛   農業委員会事務局長      岡  田  匡  範   子育て支援課長        桃  井     淳   環境保全課長         内  藤  泰  典   健康増進課長         足  利  公  祥   教育長            武  知  光  子   教育次長           以  西  誠  司   社会教育課長         片  岡  秀  文   給食センター所長       米  澤  庄  司   監査委員           福  本     慶 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         黒  川     浩   主事             有  井  千  紘10. 会議録署名議員      8  番     井 上  裕 久      9  番     後 藤  忠 雄11. 議事日程   日程第1 一般質問            午前9時58分 開議 ○議長(久米毅君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(久米毅君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。12番川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 改めまして皆さんおはようございます。 議長の指名によりまして一般質問を開始させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 まず、一番最初に通告書に出してございますのは、火葬場の件ということでございます。 懸案でありました焼却場も1市6町をもって徳島市が核となり9年後をめどに建立される予定であり、後に残されました石井町の懸案事項というのが火葬場ということになりますが、そこで町の重点政策であります火葬場について質問をさせていただきます。 本件は町民の施設視察が行われましたが、その後の取り組み状況を担当であります阿部参事に報告を願いたいと思います。とりあえず視察を行っておる状況の中で炉の見積もりは、また広域か単独か、また設置場所の検討はということの中にあろうかと思います。私もいろいろと聞いてはおりますけれども、今まさにこれが今後の重点課題だろうと思いますので、その点について阿部参事のほうから答弁を願いたいと思います。 ○議長(久米毅君) 阿部参事。 ◎参事(阿部龍裕君) おはようございます。 火葬場のその後ということでご質問を頂戴しました。 幾つかあったかと思いますが、まずこれは従来の答弁と重複するところがあるかもしれませんが、ご容赦願いたいと思います。 まず、単独か広域かという部分でございます。私どもも少し説明が荒っぽかったのか、不足しとったのかというふうに反省はするところでございますが、今石井町に単独で火葬場をつくるという判断はしてございません。これは従前から申し上げておりますとおり第4次の石井町総合発展計画、基本計画によりまして火葬場建設については、今後の火葬需要に対し、安定した対応ができるよう早期に広域的対応を含めた施設整備を図りますというふうにうたってございます。単独建設か広域かに関しては、単独建設もやぶさかではないかと思いますが、一般的には施設の利用効率や財政面のメリットを考えますと、広域での施設整備を優先して取り組むべきというふうに考えてございます。これは従来と同じですが、再度改めてご答弁させていただきます。 その後、炉の見積もり等々のお話がございました。炉の見積もりに関しましては、現在、前回の議会で大西議員さんのたしかご質問の中で今年は何をするのかというふうな問いがございました。その中で去年ああいうふうに最新の火葬場を皆さんにご覧になっていただいたことを踏まえて、これは単独か広域かというのは置いておいて、もし石井町で、もしくは新しく火葬場をつくるとすれば、このような火葬場をつくりたい、これは環境性能を中心としたものですが、こういう環境性能、環境に負荷が少ないような火葬場をつくりたいというふうな提案といいますか、提示といいますか、どれぐらいのものができるか、まだ姿は見えておりませんが、そういう火葬場の機能を少し整理した状態でご提示できたらなというふうなということを答弁させていただきました。それをまとめる中で、このような機能を持った炉を設置するのであれば、いかほどのものになるかというふうな見積もりを、概算の数字ですが、再度いただきたいなというふうに考えてございます。 なお、現時点で前任、それから前の福祉生活課時代に一応頭に入れておりました価格、これは見積もりをとった額ではございません、概算ですが、およそ3,500万円から4,500万円、1炉当たりというふうな数字は頭に入れて計算をしてございました。 それから、場所の検討でございますが、これに関しましても、今、前に申しましたとおり残念ながら白紙でございます。ただ、いきなりぽんとこのA地点ですよ、この土地ですよというふうなことを出していくつもりはございませんで、できましたら、これこれこういうふうな条件の土地、どれだけ当てはまるかわかりませんが、町内であれ、町外もそうかもしれませんが、こういう条件の土地で建設したいというふうな条件を少し整理も必要だなというふうには考えてございます。従来から言われております火葬場の適地といいますか、地点を探すときの条件というのは非常に古い条件で、昭和30年代前半ぐらいの条件はかつて提示されたことがありましたが、現時点で技術的にも進んでおりますし、昭和30年代の条件をそのまま使って適地を選定するということは、少し現状と合わないと思いますので、それを少しベースにしながら、新たに土地、適地の条件を整理もしてみたいなというふうに考えてございます。土地の具体的な選定はその後というふうなことで考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 参事、考え方としては当然それがしかるべき考え方であろうということで、私は炉の見積もり、概算で三千4、500万円というようなんではなく、一応業者から見積もりはとれないというのであれば、新しく新築されたつるぎ町あたりにこれはどうなったんだろうかというようなことで、できるだけ概算の見積もり、将来的に建てないかんという中ではもっと早くこの見積書をとって、何かにつけていわゆる庁内協議、これが一番だろうと。これなぜ私が3つの今言うたかといいますと、確実に庁内の協議でかからないかないということです。ですから、焼却場の問題については、たまたま佐那河内から徳島市にかわったと、しかし9年後にできると、これすぐにできるというような状況ではないんです、迷惑施設ですからね。ですから、単独か広域かという部分についても、場所の選定、それ以後にかかっていただきたいと。 今私自身町民の方々からお聞きしますのは、この広域か単独かということもわからない、先ほど視察に行ったときに参事が説明をしてなかったというようなことでございます。ただ、私自身も今町民の皆さん方が火葬場はどうなっとんですかというような質問を私もちょこちょこ受けるわけです。しかしながら、今の現状の中で何もできてないという返事はできません。私自身もある広域ということで、建設に向けて交渉をお願いされて、行ったこともございます。これは10年前のことでありまして、それ以後は前町長のほうにお渡ししましたんですが、なかなか発展性がないと。小林町長にかわりまして、この分について施設視察という中で検討していただく。しかしながら、視察に行った方々も単独か広域かわからんというような現状の中で、単独ですれば、すぐ石井町の資金状態からできるんじゃないかというような解釈をされておるようでございます。我々からいわゆる火葬場の分については、国、県のほうからの補助金も一つもないという中において、町民の方々にご負担をいただくというようなことではなかろうか、それよりもむしろ広域でした場合何割かの負担をいただけるというようなことで考えないかん問題であろうかと思います。ですから、私自身もこの単独か広域かということについて、やはり広域がいいんじゃないかというようなことであろうかと思います。というのは、名西消防も現に神山町と石井町で合同で運営をしております。ただ、住民の数というのがかなり大きく違いますので、大体8割程度は石井町が持っておられると。昔の考え方でいきますと、そんだけ払いよんだったら、もう単独でしたほうがええんじゃないかというような考え方もあったようでございますんで、しかしながらこういった迷惑施設というのはなかなか完成もするところまで行きません。ですから、今の現状の中で町長の任期の間でせえというんではありません。これは行政は継続は力なりというようなことわざもございますんで、今後この部分に対して庁内の協議ができるように、たまたま参事が以前には福祉生活課長であったときからの懸案事項でございます。今もう木村課長のほうも担当課でございますけれども、そこら辺に見積書等々、また庁内協議にかかるような状況ができるのかどうか、この点について参事、ひとつ答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 阿部参事。 ◎参事(阿部龍裕君) 火葬場に向けた庁内協議云々という話でしたが、もちろん私どもも私が一人でやっておるわけではございませんので、当然庁内のほうで知恵を結集して、今後取り組んでいきたいというふうに考えます。 それから、広域の話で少しつけ加えさせていただきたいと思います。確かに財政的には恐らく、どれぐらいの割合かはわかりませんが、町で単独ですることよりは一緒にやる市町の方々からご負担を頂戴するということで財政的なメリットは考えられます。しかしながら、同時に、仮に町内で広域の火葬場を整備するとすれば、他市町のご遺体を石井町に搬入、運び込んで処理をするというふうなことがございます。これは役場の中だけで協議をして、そう行きましょうという話にもちろんなるものではございませんし、議会のご理解、住民の皆さんのご理解というのもありますので、軽々に広域で行きましょうという話の結論を出すこともなかなか難しい。方向性としてお示しすることは必要かと思いますが、なかなか結論難しいというふうに考えてございます。いずれにしても、そのような悩ましい問題がございますが、庁内でもそういう議論を盛り上げて、今後のことを考えていきたいなというふうに考えます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 参事、なかなか答弁の中で苦しい答弁をされておるようでございますが、1カ所だけ他町村のという分でございますが、これは非常に難しい。広域でするということになってきますと、いわゆる相手方がおります。その分について石井町でという決定的な問題にならんわけです。ですから、私も質問の状況の中でその分は控えておこうと思います。ただ、今町民の方々は単独でという考え方の方が非常に多いんですね。私もこの間うち言いました、場所5,000坪、実はあるでないかと、坪単価5万円というようなお話が出まして、一体何を言うんかと、補助金、交付金いっちょもない、全部石井町の負担であって、坪、埋め立てして5万円やという、そんな高い土地は買えんわというような話もさせていただいたわけですけれども、やっぱりこの方も視察に行かれとった。しかし、それはこちらの不手際であったと思うんですが、単独か広域かという部分については、言うてなかったという参事のお言葉ですから、今現状からするならば、単独で火葬場を建立するというのが非常に支配しとるような気がする。ですから、この一般質問でこの部分について尋ねてみたんですけれど。これはこれからするという話、できるところからやっていただくと。考え方は非常に結構なことなんです。考えることよりも、やはり考えながら行動していくと、その中でいいものはいい、悪いものは悪いということで省いていくということで、単独か広域かということを決めていただくと、相手がおりますんで、どういうふうにするかと、石井町の周辺、吉野川市のほうには火葬場はかなりあります。ところが、石井から東になりますと、今不動にあるお願いしております火葬場、それと川内にございます火葬場、これ2つしかないわけですね。ということになってきますと、私も以前話をさせていただいたのはこの近辺でひっついたところの皆さん方ということで話を進めていったわけです。それは場所がここだということで決めていったんですが、なかなかその分についても、いい返事はいただけなかって没になりました。ですから、非常に難しい問題というのがあるんです。考え方はいつでも机上でできる。だから、その旨について今後やりますという、これからいつからやっていこうかと、この議会済んで即7月以降に検討課題の中に置いて、炉の見積もり、こういった検討ができるかどうか、その点、参事に聞くのはちょっと酷なかもわかりませんので、町長、この旨答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 火葬場の件についてご質問いただきました。 広域で行くのか、あるいは単独で行くのかというふうなことで、先ほど参事のほうの答弁もさせていただきましたけれども、やはり一般的にはスケールメリットを考慮した上で広域でやっていきたいなというふうな方向性ではおります。ただ、川端議員おっしゃいますようにまず施設規模等々をある程度の概算を決めなければ話の机上にも乗ってこないということで、これは今年度参事が言いましたように求めたい環境性能を数値にして提示できる準備するとともに、そうした施設規模について概算の見積もり、広域で行く場合にはこれくらいの炉が必要であろうと、あるいは単独で行く場合にはこれくらいの炉が必要であろうと、総じて建設費、あるいは今後これからかかってくるであろう運営費等々を数値化いたしまして、庁内協議を進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 進めていきたいと思いますという町長の答弁でありました。いつごろから開始するかということを聞いておりませんので、その点もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 阿部参事。 ◎参事(阿部龍裕君) いつごろからかというふうなお話ですが、今先ほども申し上げましたように環境性能に関しましては整理にかかるところでございますので、それができ上がり、ある程度の見積もりの仕様とまではいきませんが、こういう炉をつくる場合は幾らぐらいかかりますかということはお伺いできると思いますので、今年、年度内にはその概算の見積もりはとれればいいなというふうに考えております。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。
    ◆12番(川端義明君) 年内にはというよりも、そういった見積もり等とるのはすぐに行動できると思います。参事だけでなしに、課長もおりますんで、福祉生活課長のほうにこういうのを担当課でとってもらえんだろうかというような依頼でやったら、それを要望しまして、このいわゆる火葬場の件については終わりたいと思います。ただ、この要望は非常に難しい、きつい要望でございますので、その点は十分肝に銘じて今後やってください。それによってまた我々議員のほうとしましても、この件に関してこうだああだという議論はさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 それでは次に、町道33号線、これは以前にも質問いたしましたが、前町長の田んぼの中に広い道は要らんわということで2年間の停止ということで、地主との交渉が停滞しておると。その後に当時の前町長の担当が行ったけれども、何しに来たんなというようなことで、大分蹴られたようでございます。その結果、買収交渉にも応じていただけない。以前にも町長言われましたけれど、2年間も放ったおかげで評価額がぐっと下がったというような中で、ましてや地主自身も粘り得というようなことはないと思うんです。ただ、原因をつくったのが石井町であった。この石井町の考え方がそのまま地主に伝わってしもうたんでないだろうかと。私もちょっとお願いに行こうかなと思って、建設課長とちょっと協議をさせていただいたんですが、なかなか地価が上がんりょるときはすっとできますけれども、粘って粘ってするほうが得ですけれど、今度逆に下がる場合については粘り勝ちとはいきません。ですから、従来どおりにあんな広い道要らんわというような思惑どおりになってしもうたんじゃないかいなというようなことを私最近特に感ずるわけでございますが、この中で今も交渉に行かれておるようでございますが、町長も先般の報告の中で、答弁の中で、やっぱり行っても門前払いされると、確かにそのとおりだ。何しに来たんだというような感じでおるようでございますね。ただ、その分について石井町として今後そういった方々に対してこの難題をどう解決するか、これは課長会の中で建設課長にお願いしてございますので、建設課長のほうから答弁をいただきたいなと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 町長の町政概要報告にもありましたように先日人事異動に伴う用地担当者の挨拶回りに残っている関係者宅を訪問いたしました。現在のところまだ同意はいただいておりません。同意をいただけてない理由は先ほど川端議員さんおっしゃったような理由もございますし、また町に対して不信感があるなど、それぞれでございます。新しい材料を持ってまた交渉に臨めたらいいのですが、なかなか今お話もありましたように単価も下がってる状況で、いい材料というのはなかなかございません。これまでもそうですけれども、今後も引き続き誠意を持って交渉に臨みたいと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 答弁ありがとうございました。 大変苦しい状況の中で継続は力なりといいましても、この部分については、単価が半減したんではなかなか解決つかんなというようなところでございます。これは私自身も無理かなと。そこで、こういう問題を解決していくためには庁内協議だけでなく、外部の協議も必要でないんだろうかと、ちょっと考えるわけでございますが、やはり強権的なものでなく、やはりある程度これをやっていくためにはどこまで妥協できるのか。これは町の代表、町長みずからが上げるわけにいきませんので、どっか、町政審議会でも諮っていただくとか、今後の課題の一つとしてやっていただくというのが一番肝要じゃないかと思ってます。 そこで、町長、これ私個人的な見解ですけれど、町政審議会に諮って、1つには町政の汚点が入っております。それと、町の不信感、不信感やというのは自分がつくったらええんですけれど、それよりもむしろ誠意を持って交渉するといえども、この誠意は何だと言われたときに困るだろうと思うんです。そこで、審議会にも諮って、いい知恵を出していただくという考え方あるかないか、ひとつお願いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 高原33号線についてのご質問をいただきました。 高原33号線はもうかかり出してちょうど10年程度たつ節目の年でもございまして、川端議員さんのご質問の中にもありましたようになかなか用地交渉について難航しておる状況でございます。その理由につきましてもさまざまでございますけれども、やはり道はつながってこそ道の効果を発揮するものであるというふうに思っております。今現在60%程度進捗しておりまして、何とか100%まで持っていって、道をつなげて、その効果を発揮したいというふうに思っておりますが、現段階におきまして非常に難航しております。ただ、半数の未買収用地10件のうち、半数の5件については、境界が確定すればすぐにでも協力していただけるというふうなお話もいただいておりまして、まずはその境界確定について力を入れていきたいというふうに考えております。一方、今現在話が非常に難航しているところにつきましては、現在庁内協議を経てもなかなかよい解決策、打開策というのが見つかっていない状況でございますので、議員ご提案のございました町政審、あるいはその他の外部機関等々の皆様方にご意見を賜りながら、どのように解決していったらよいのか、そういったお知恵がいただけるのであれば、その件についてもぜひお力添えを賜りたいなと、今現在このように思っておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) ぜひそういう方向でよろしくお願いをいたします。 次に、飯尾川改修工事についてでございます。 麻名用水堰ポンプアップ場移転先でもめて、地元の交渉もできてないような状況でありますが、地元の方々につきましては、まず県からの代替案を検討して、地元に回答するというようなことを地元の方々が言っておるということを地元の議員のほうから話を聞きました。しかしながら、県のほうはナシのつぶて、やはりサラリーマン化しておりますので、県の方針として下流域の皆さん方の賛同がなければしないと、工事はしないということでおります。ただ、一番困るのは地元、私の浦庄、字諏訪地区でございます。ほとんどその地区の中で冠水地帯になっておりまして、浦庄から国実、下浦というふうに流れ込んでいっております。その地域が下流域で被害をこうむっております。ですから、やはりそこら辺をもっと理解していただいて、代替案がなければないというような返事をしていただくということであれば、また何らかの話し合いの中で交渉事ができると思う。麻名用水さんにしたって、もともとは川島の取水場から9万トンとる部分について今3万かとれていないというような中で、その分にどうか、またポンプアップするような場合についてはお金がかかると。私が聞いておりますのは2,000万円ぐらい電気代が要るだろうというような話も聞いております。以前の場合には森永乳業が操業しておったときには月1,000トンぐらいの地下水をとっておったということで、下流域はそれで賄えておったわけです。ところが、6、7年前からほとんど稼働していないと、中止になったということで、今期待しておった分の月約1,000トン、その分がなくなったという中で、今慌てて徳島工事事務所のほうにもお話をさせていただいておるんですが、その点年1回麻名用水、県、県議会、それと国交省が交渉するという話になっておるようでございますが、その話私ちょっと聞いておりませんので、ぜひこういった問題点、これが早く解決しませんと、渡内もできない、そういうことなんです。ですから、できることなら、川島の取水堰から麻名用水のほうに9万トンの水が入るような方策をとっていただきたいなということで、私もある交渉を代議士に頼んでしていただいたわけでございますけれども、なかなかその分についてはできていないということでございます。だから、もう積極的に私どもは建設課のほうから河川課、西部県民局の方々にもぜひお願いしていただきたい。また、飯尾川期成同盟会のほうからもぜひもう一度この部分についてお願いをしていただきたいなというふうに思っております。 そこで、長々と言いましたけれども、建設課長に県へのいわゆる不回答の部分についてどういうふうになっておるのか、聞いていただいておりますので、その点について答弁願います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えいたします。 高原麻名堰用水代替えポンプ説明会については、平成26年1月に行われて、県のほうではそのときに住民から出ました問題点や提案について検証といいますか、現在それらをあらゆる方向から検討中であると聞いております。ただ、もう3年も過ぎてますので、東部県土整備局吉野川庁舎のほうへ、担当の課長に対しまして地元より途中経過なりの説明会といいますか、報告についての要望が地元からあるということをお伝えをいたしました。それで、対応をお願いしますということをお願いしております。以上です。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 課長、ありがとうございました。それよりもむしろお願いをするのはしたけれど、結果は聞いてないと、返事がなかったということと私も解釈しております。今後はまた議会が終わりましたら、ぜひいつごろこの返事をしていただけるのか、また問い合わせしといてください。 続きまして、OKいしいパークに対するトイレ設置の件でございます。 OKいしいパーク、飯尾川公園西側への設置ということで要望が私のところへ参っております。現在のトイレというのは東側の1カ所であり、今四銀いしいドームの体育棟に朝9時半より開場していただいて協力いただいておりますが、やはり利用者数が多いと、これ夏祭り、また藤まつり、藤棚の整備によりまして藤も整備したら、あっこへ見学者が多くやってくるだろうというふうに想像いたしますが、この西側への設置が町民の方の意見であります。東行くのは遠いと、それは高齢者の方が西側で運動しておって、東側行けというたらなかなか難しいから、9時半にということで、これも以前どなたかが質問したようでございますが、それによりましてぜひ西側、夏祭りもあり、藤棚も整備すれば、また藤まつりにも町民に方々、県外の方々がやってきていただけると。その中でトイレがない、また駐車場もないというようなことになりますと、非常に難しい。駐車場になりますと、隣の隣地の借り上げして、その分について臨時駐車場というのもできる可能性がありますので、そういった面からも勘案して、やはりこの西側へトイレの設置をお願いしたいなというふうに考えております。 そこで、建設課長、この点についても、ひとつ答弁を願いたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 以前よりOKいしいパークの利用者からはトイレの増設については要望があります。特に四銀いしいドームの開館時間が10時からで、トイレについては、特別に9時半から使用させていただいておりますけれども、早朝の時間帯については公園北側のトイレしかございません。それで不便をおかけしている状況です。また、夏祭り開催時には、大便器2個、小便器1個の仮設トイレを2カ所に設置していますので、トイレを増設することにより仮設トイレを1カ所にすることが見込まれます。以上のことからOKいしいパーク内のフットサル場あたりにトイレの増設を検討しております。以上です。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) ぜひ設置をお願いしたいと思います。 これでトイレの設置の件につきましては、一応返事を答弁をいただいたという中でぜひ早急に設置をお願いしたいなというふうに思っております。 次に、訓練施設ということでございます。 石井町の消防団より町有地による訓練施設の常設設置をお願いできんだろうかというようなお話が実はございました。そこで、防災対策課長に対して町有地による常設ということになりますと、なかなか広い土地がないという中で、防災センターの敷地においてどうかというようなことで課長に申し入れいたしましたところ、課長もよく検討して、常設できるような状況をつくりたいというようなお話でございましたので、その結果どういうふうになったか、防災対策課長に答弁を願います。 ○議長(久米毅君) 防災対策課長。 ◎防災対策課長(多田寛君) ご質問にお答えいたします。 消防団の操法訓練というものがございます。これは消防団が基本的な消火、操作を競う訓練で、2年に1回競技会が開催されております。その競技会につきましては、来年度天神地区の消防団が参加する予定となっておりまして、石井町消防団といたしましても訓練施設を整備していただきたいという要望を受けているところでございます。 昨年度は森永乳業の工場跡地を利用いたしました。というのも、今までは放水を伴わない訓練ということだったんですが、昨年度より放水、実際に水を飛ばして訓練をするということで、広い敷地が必要であるということでございます。 ご質問の町有地による訓練施設の設置についてですけれども、放水を伴うということで、水槽から標的までの距離およそ75メートル程度の直線が最低限必要になっております。また、実際に放水を行うということで、90メートル程度はスペースが必要であろうと考えているところでございます。また、操法訓練は石井消防署の職員の皆様にご指導をいただいておりまして、訓練場に消防タンク車、また救急車を配備し、緊急通報に即応できる体制で訓練指導いただいており、できれば町の中心のほうが緊急出動しやすいという要望も受けております。 昨年9月、平野議員さんより同様のご質問をいただきまして、候補地としてOKいしいパークの第1駐車場が活用できないかということで検討をいたしました。同駐車場中央に排水路が通っているため排水に向かって勾配がついております。また、週3回の夜間訓練となりますと、四銀いしいドームの利用者の駐車場大変多くの方が利用しておりますので、そういう問題もございます。先日消防団の幹部の方、また天神の消防の団員の方に四銀いしいドームの駐車場を見ていただきましたが、訓練場としてはちょっと適切ではないのではないかというご指摘をいただいたところでございます。 また、先ほど議員さんおっしゃいました防災交流センター前の広場というご意見もいただいておりましたが、町道からセンター、施設まで南北が50メーター程度、また東西にも80メーターと、距離的に有効な距離をとることができないと判断しております。 以前にも役場の職員駐車場を訓練に使用したことがございます。直線で95メーター程度ありますので、さく泉や夜間照明の問題、また周辺住民のご理解の問題などございますけれども、訓練場として使用できないか、現在検討しているところでございます。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 課長よく調査研究されたようでございます。ぜひ今言われたところへ設置、名西消防近うございますんで、ぜひそういったことで実施、常設できるようによろしくお願いをいたします。これも町長、ひとつよろしくお願いします。 続きまして、高齢者緊急連絡カードということで、長寿社会課長と相談をいたしまして、これは町民の方から、こういうのえんじゃないかというようなご意見をいただきまして、ぜひこれは必要だなということで、いろいろ問題点もあろうかと思いますけれども、私この高齢者、私も高齢者の一人でございますけれども、用紙を各老人世帯のおいでるところの部分については、全戸配布してもらえんだろうかというようなことでお願いいたしましたところ、石井町も何か独居老人にはそういうふうなことはやっておりますというようなことでありますんですが、私は独居老人じゃなしに、高齢者夫婦並びに高齢者のおられる方、健康でということでございますけれども、やはりこの連絡カードにおきましたら、もう救急車が来たときにすぐに氏名、年齢、それから既往の病気、連絡先を書いておきますと、全て行きます。名札の部分については、一応散歩されるときにできるだけ書いていただく、それで自分でつけて散歩していただく、自分が健康だというようなことであっても、やはり既往の病気を持っておりますと、やはり心配事です。これは本人は心配ないと言いますけれども、家族の心配が大きいと思いますので、その点救急車呼んですぐにできると、家族に一々聞かんでもそれを見たら一発でわかるというようなことをぜひお願いしたいなということで、課長にこの分についての答弁をよろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(太田勝久君) お答えいたします。 高齢になりますと、けがや病気にかかりやすくなり、けがでは転倒による骨折や打撲、病気では循環器系や高血圧、糖尿病が増えてきます。 ご提案いただいた高齢者救急連絡カードがあれば、このような高齢者の救急対策に役立つことと思います。万が一何かあったときには救急隊員が緊急連絡カードから病状や服薬などを把握し、病院で適切な処置ができるよう、そしてご家族にも連絡つくようになります。 先ほど議員さんもおっしゃられましたけれど、石井町では民生委員さんのお力をおかりしまして、かかりつけ医療機関、持病の有無、内服薬等の救急時に定める情報を保管する安心ポットを配布しております。対象者は65歳以上のひとり暮らしの方ですが、健康の不安がある方、日中独居など、見守りが必要と思われる方にも配布するなど、柔軟な対応をしているところではございますが、これに加え、議員さんのおっしゃられました救急連絡カードを、これを配布することで高齢者だけでなく、住民の安全と安心の確保が図れると思います。今すぐできることをちょっと考えてみたんですが、毎年発行しておりますわかりやすい予算書、今年はよくわかる石井町ということで発行されると思うんですが、そこの背表紙は紙が厚いので、そこに持ち歩けるような連絡カードを印刷して、皆さんに配布、お示ししたいと思っております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) ぜひひとつよろしくお願いをいたします。といいますのは、私もこれいいなということで、私自身も病気を持っておりまして、この中に今答弁されました循環器系と糖尿を持っておりまして、それ以外にも多々病気も持っております。しかしながら、やはり自分自身は健康であると思いましても、家族が心配するんですよね。やはり家族の方々も心配されるような状況をつくるんで、こういったことで少額で大きな成果を出すのが役場の、町政の責務であろうというふうに思いますので、ぜひ名札の件については、それでお願いをしたいと思います。 それともう一点、掲示板、掲示用紙も同じように配っていただけるわけ。            (長寿社会課長太田勝久君「検討します」と呼ぶ) はい。広報いしいでも何でも結構です。あの中に1枚だけ入れていただく、ほったら家族1人であったら、2名おったら、あれ2つ来たら、コピーとって張れるような状況になっておりますので、ぜひそれでよろしくお願いをいたします。これはこれで終わらさせていただきます。 次に、これも建設課長に、これは石井町と余り関係ないと思うんですが、吉野川上流の無堤地区の堤防構築、これによりまして脇町以西の堤防ができるということになりますと、ちょっと失礼な話でございますけれども、ないときには洪水時には洪水が上のほうの田んぼへ流入しよったと、それが堤防ができることによって吉野川の本流のほうへ流れ出すと、これは洪水時の問題でございますけれども、この下流域への影響、これは私どもは第十堰を持っておりますので、その点について建設課長問い合わせていただいたと思いますんで、この点についてぜひ答弁を願いたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所によりますと、平成29年度の吉野川築堤事業といたしましては、阿波町の勝命箇所、美馬町の沼田箇所、東みよし町の加茂第2カ所の3カ所について実施予定であると聞いております。築堤工事については下流から進めていきます。したがって、これまでより水量は増えることもございますが、築堤については、戦後最大流量を記録し、甚大な浸水被害を発生させた平成16年10月の台風23合と同規模の洪水を想定していると伺っております。以上です。 ○議長(久米毅君) 川端義明君。 ◆12番(川端義明君) 大体説明はほんなものでしょう。ただ、阿波町勝命地域から堤防が開始されるということでございます。ただ、石井町の場合は前から私言うんですが、内水面排水というのが非常に難しいということで、鮎喰川と吉野川に排水しとんですね。ですから、こういった下流域の影響というのを聞くんですけれども、ただ堤防ができるからというだけでなし、やはり天井川でございますので、石井町の内水面排水をいかに処理するかというのが課題になってきます。ということは、やはり水路のインフラ整備ということになろうかと思います。その点、課長、十分に認識されて、ぜひ今後とも石井町の内水面排水、吉野川は天井川であるということを十分に認識されて、今後やっていただきたいなというふうに思っております。建設省にもいろいろと申し述べたい点もありますけれども、これはもうあくまでも石井町の行政の中からやっていただくということですから、これも石井、鴨島、徳島、飯尾川期成同盟会、建設省に要望していただくようにお願いいたしまして、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午前10時52分 休憩            午前11時09分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。7番谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。谷脇でございます。よろしくお願いいたします。 まず最初に、28年度のそれぞれのがん検診の受診率についてお尋ねいたします。また、27年度の結果もあわせてお願いしたいと思います。健康増進課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(足利公祥君) お答えをさせていただきます。 がん検診の受診率について申し上げます。 胃がん検診が、平成27年度、12.6%、平成28年度が11.7%、肺がん検診が、27年度が17.2%、平成28年度が16.3%、大腸がんが、平成27年度16.3%、平成28年度が15.8%、乳がん検診が、平成27年度16.7%、平成28年度が16.8%、子宮がん検診が、平成27年度が27.9%、平成28年度が28.5%となっております。胃、肺、大腸が低くなっており、乳がん、子宮がんが上がっておる状況でございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ありがとうございます。 今お聞きいたしましたところ、胃がん、肺がん、大腸がんが低く、乳がん、子宮がんが少し上がっているということでございました。テレビで今女性のがんが最近いろいろな方面で取り上げられている機会が多く、早期発見、早期治療すれば、最近はほとんどのがんが助かると言われています。石井町は県下唯一がん検診は無料でございます。対象者は必ず受診してくださいますようお勧めいたします。また、早期発見、早期治療すれば、健康保険の抑制にもつながると思います。 次に、がん検診の受診率を上げるためにどのように取り組んでいかれますか、お答えをお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(足利公祥君) お答えをさせていただきます。 今年度から圧着封筒によります対象者への受診券の個別案内通知を行ったところでございます。事前に検診日の登録をしていただくようにしておりまして、受診しやすい環境といたしまして、6月4日の日曜日に中央公民館におきましてがん検診を実施いたしましたところでございます。今後とも広報いしいやホームページ、ケーブルテレビ、パンフレット等による広報や未受診者への個別通知、石井町国民健康保険と協会けんぽとの特定健診の同時実施など、受けやすい健診づくりといたしたいと考えております。 がん検診は自覚症状がない時点で行うことによりがんが進行していない状況で発見することができます。平成28年度に行ったがん検診で14名の方にがんが発見されております。現在では議員さんおっしゃるように早期発見、早期治療によりそのほとんどが治ると言われております。定期的に検診を受けていただくことで健康の維持増進に努めていただきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) いつも結果を聞いて思うんですけれども、この結果が100%とは思いません。会社へ勤めてる人なんかは会社で検診を受けられるという人もおられますので、それにしてもちょっと毎回お聞きするたびに、今も言うたように女性のがんは少々ですけど上がっているけど、そのほかの胃がん、大腸がん、肺がんは受診率が下がっていると、ちょっと何かどうしてかな、しっかりがん検診を受けてもらったら、無料でもあるし、いいと思うんですけど、それでしかも検診日は日曜日も取り入れてくださっているということでございます。たまたま私も今保健推進員をさせていただいておりますので、先日の日曜日の中央公民館でお手伝いをさせてもらいましたけども、以外と昔はもう本当に前へずっと並ばれて、気がせこいぐらいその処理するのに思った時期もあったんですけれど、最近は予約制度というんをとってくださってる関係で、ある程度人数的に平均にしている関係かどうかわかりませんけれど、以前に比べるとちょっと受診する人が少ないかなという考えを持っております。 次に、今年もいきいき健康フェスティバルinいしいについて、今現在わかっている内容の範囲で結構でございます。引き続き、健康増進課長、お尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(足利公祥君) お答えをさせていただきます。 今年度のいきいき健康フェスティバルは10月29日、日曜日におきまして中央公民館において実施する予定です。内容につきましては、特別講演を2人の講師先生をお招きし、実施することと計画いたしております。 まず、1人目の講師先生は、徳島大学糖尿病臨床・研究開発センター長であります、特任教授の松久宗英先生で、内容は腎臓の重要性について糖尿病との関連などを交えてお話しいただきます。 続いて、2人目の講師先生は、徳島大学歯学部の成石浩司先生です。昨今歯周病と全身の病気が強く関連していることがわかってきております。そこで、歯周病の専門である成石先生に歯周病についてわかりやすくお話しいただく予定です。 そのほか、名西郡医師会、町内歯科医師の先生方、協会けんぽ徳島支部など、昨年ご協力いただいた各団体の皆様にも今後内容が決まり次第、ご協力をお願いしていく予定となっております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今特別講演を2人の先生にお願いしているということをお聞きいたしました。石井町は県下24市町村の中で糖尿病の患者さんは、前は本当にワースト1位ぐらいだったんですけれど、今ちょっとは上がってるんですが、24市町村の中では糖尿病の患者が人口割にして多いということでございます。また、歯周病と全身の病気が強く本当に関係してるということをよく先生方から聞いております。今回糖尿病の専門の先生、歯周病の先生ということで、大勢の方に参加していただきたいと思っております。 また、今年も引き続きましてマイレージ事業は続けてくださるということでございます。 また、29年度の記念品に防災グッズを2点入れてくださいました。町長、ありがとうございます。 また、名西郡医師会の先生による町民健康講座が7月2日、中央公民館において「いつまでも健康な足腰」と題しまして、中央公民館で町民の健康講座が開かれます。また、これはマイレージ事業の対象にもなっておりますし、我々年を重ねると一番に足とか腰にそういうような弊害が出てきます。できるだけ多くの方に参加していただきたいと思いますし、またこの分はそのちょっと前に各新聞の折り込みにいつも入れてくださっておりますので、多分今回も新聞の折り込みに入れてくださると思いますので、できるだけ多くの人が参加していただきたいと思います。 次に、高齢者の交通費補助についてお尋ねいたします。 3月議会でもお尋ねいたしましたが、免許証を返納した人に電動車椅子ほか、補助、上限、購入費の3割、上限3万円と伺っております。また、その補助の対象が4月1日補助するということも伺っております。3月議会でも石井署のほうでお尋ねいたしました結果、27年4月から29年2月までに免許証を返納した人は133人、またバス券の半額補助等、手続した人が92人、今年の3月が20人、4月が15人、5月が22人で、免許証を返納した人は57人、バス代の半額等をした人は48人でございます。結局29年5月末までに27年から返納した人は190人で、半額のバス券等、そういうような手続した人が140人でございます。石井町は今年の4月1日から免許証を返納した人に電動車椅子の購入補助ということでございます。190人免許証は返しておられますが、そのうち4月、5月に返した人は今申し上げたように4月が15人、5月が22人で、結果的にはこの免許証の返納補助が対象になる人は37人でございます。このうち何人の人がシニアカーの車とか、手続、石井町も何点か補助の対象になっておりますが、種別別に今現在何人の人が申請をしてますか。長寿社会課長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(太田勝久君) お答えいたします。 既にご存じではあるかと思いますが、事業のPRを兼ねて簡単に説明させていただきます。 石井町高齢者運転免許証返納サポート事業は高齢者が運転する自動車事故を抑制するため運転免許証を返納された方に対してご自分が利用する目的でシニアカーや自転車などを購入された方に対して購入金30%、上限額3万円として今年度に限り試験的に補助金を交付しているところでございます。皆様に活用していただくため広報についても石井警察署に免許証をお返しに来た方には石井町のチラシや県警のホームページの免許返納の特例の一覧とかを配ってもらうようにしております。また、町内の自転車屋や自動車販売店にもパンフレット、チラシを置いていただいております。また、自治会による回覧もお願いしておりますし、藤クラブ総会や民生児童委員、全員協議会でもご案内をさせていただいたところでございます。 現在のところこの制度を利用された方は今は7件であります。事業所や住民の方からも相談はいろいろと寄せられているところではございます。この7件で購入された内訳を申しますと、シニアカーが2件、電動アシストつき自転車が3件、自転車が2件となっております。免許証を返納される予定の方にはぜひこの制度をご活用していただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今担当課長のほうから7件の申請があったと伺っております。対象になる人が37人で、この7件というのが多いのか少ないのか、ちょっと今はまだ始まったところなので、何とも結果は言えませんけれども、私の知り合いが最近免許証を返納いたしました。その人に聞きますと、目が薄うなったので、車の運転するんはちょっと自信がないということで免許証を返納したそうです。結局目が薄いから返納したのに、また外へ出てシニアカーへ乗ったり、自転車に乗ったり、そういうような乗り物に乗るのはちょっと怖いということで手続はしてないそうでございますが、町がこのことに取り組んだその趣旨は理解しております。今まで車へ乗って外へどんどん行きよった人が家に閉じこもるということは、結果的によくないと。積極的に外へ出ていただくためにこういうような制度を入れた、それはそれで理解はできるんですけど、車に乗るのは怖いのに返納しよると、それのにまた外へ車へ乗っていけというのは、行けというんではないんですけれど、積極的に外へ出てもらいたいという、そこらがちょっとその人には、私の友達なんですけれど、ちょっと怖くて、年とともに目も薄くなって運転するのが自信がないということでございました。その人はたとえ金額が少なくてもほとんどの町村が取り組んでいるタクシーの補助を金額的に、今回150人の1人3万円、町としては450万円予算は計上してくださっておりますので、金額は少しでもいいからタクシーの補助のほうがありがたいという返事でございました。 それと、これちょっと思いついたことなんですが、それぞれ地域によっては町内をバスが回っておりますけど、それをバスということになりますと、石井町は田舎と違って比較的まだ交通の便、特に私なんかは汽車にもバスにも恵まれております、別に免許証を返納したからといって何か手続をせないかんていうこともありません。そやけど、地域によれば免許証を返納したところでバスの半額券をもらっても、実質バスが通ってないところには何の意味もないということでございますので、その人でシニアカー、ほか乗れる自信がある人はこの町の補助を有効に使っていただくということもいいことだと思います。 それで、各地区ごとに白タクという言葉が適当なのか、そうでないんかはちょっと理解はできませんが、地域でそういうような何か、どこか行く、お年寄りが行くというたら、それを代行してもらう、何かそういうような車に乗って運んでいってあげる人がそれぞれ地域でおれば、またそういうような人に、普通1,000円乗ったら要るんは、乗る個人も半額ぐらいを出して、あとは町が補助する、これもちょっと考えてみたらいい制度でないんかなというようにも個人的に思いました。ほんで、テレビ見ていたら、そういうように個人が、家まではほのテレビの宣伝は各家まで行っているんですけど、病院へ行かれるとか、お買い物に行く人に地域の人がそういうような手助けですか、しているというようなテレビのあれも見ました。これは必ずこれ予算がついて回ることなんですけど、町長、こういうようなもうちょっと個人的にはいいように思うんですけど、ほれが各5カ町村ということになりますと、予算というんもたくさん要りますけど、ずっとバスを回すというて常駐しとるよりは比較的まだ安いんと違うかいなとも思ってるんですけど、町長、そういうようなことに対してのお考えをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 高齢者の方の交通の手段の確保についてということでご質問をいただいております。 先ほど担当課長が申し上げましたように今町内37名の方が免許証を返されて、うち7名の方にその補助を使っていただいたということで、割合にして約20%前後ぐらいかなというふうに思っております。この数字がまだ実際制度が始まってまだ2カ月程度ですので、高いのか低いのかわかりませんが、引き続き広報活動等にも力を入れていきながら、この制度を使っていただきたいというふうに思っております。 ご質問の中で、この趣旨については賛同していただけるというふうなお話でございましたけれども、そもそもこの高齢者の方の免許証返納サポート事業を行った経過といたしましては、運転免許証を返された後でも運動機能の維持、向上を図る目的でご自身の体が動かせるうちは体を動かしていただきたいというふうなところからスタートしております。タクシーの補助等についてもお話も出ましたけれども、例えば体が動かなくなって介護状態に移った場合には介護タクシーの手段もあるんではないかということで、担当課、それから参事も含めて庁舎内で協議をした結果、とりあえず今年度これでやってみようかということでスタートをしております。ですので、また住民の方々にもその点をご理解いただいて、できるだけ介護状態にならないように介護予防の意味も含めてご自身の体を動かしていただきたいなというふうに考えているところでございます。 ご質問の地域で有償ボランティアで移動支援というふうなことですけれども、これは成功している自治体と先進事例がたくさんございます。例えば私が県内で知っている範囲で申し上げますと、木屋平で有償ボランティア、有償のNPO団体というのが立ち上がりまして、地域の方が移動に困っている方に対して、いわゆるタクシーのような形で木屋平から外に出ていって、美馬市内のほうにおりていくであるとか、病院の送迎をするであるとか、そういうふうなことで成功している事例がございます。当時この制度が始まったとき私まだ議員になる前だったと思うんですが、担当の方にお話を伺ったことがありまして、なぜそのときスムーズにそういう事業が成功したのかといいますと、実は木屋平地区内にはいわゆる民業でタクシーを経営している会社がなかったと、いわゆる民業圧迫にならないので、地域的にもそれはいいことでないかということでスムーズに制度がスタートしたというふうな話を伺った記憶がございます。 石井町におきますと、民営で、民業でタクシーを経営している会社であるとか、いろいろな会社がございますので、その制度がスムーズに導入できるかどうかということにつきましては、その民間事業者の方々等々とお話をしていかなければならない事案でもあると思いますし、何よりも民間の方で、いわゆる有償ボランティアで地域でやってもいいよという方があらわれてくれなければスタートできない事業でございますので、もし民間の方というか、そういう地域の方でそういった意欲的な方がいらっしゃるのであれば、町といたしましてもぜひ協議をしていきたい、前向きに話し合っていきたいなというふうに考えております。 加えて、今現在、後ほどまた議員さんのご質問であるかもわかりませんが、町内で今バスを運行している方、町内を通ってバスを通っている事業所の方がありまして、名前もおっしゃってもいいと思いますが、いわゆる健祥会さんがデイサービスの途中に誰でも手を上げたらとまって乗せていきますよというふうな事業も行っております。ですので、そういったプラスアルファの乗降ができるようなバス事業者さんの手もかりるというのもまた一つの手ではないかというふうに思っておりまして、この高齢者の方の交通手段の確保についてはさまざまな先進事例、あるいはお知恵をいただきながらそういったことについて解決できるように、少しでも改善できるように取り組んでいきたいというふうに考えているところでございますので、またご提言、あるいはお知恵をおかしいただければというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 町長、突然お願いして、どうも済みません。 次に、ふるさと納税のその後についてお尋ねいたします。 3月議会でもお尋ねいたしましたが、27年度は957件で603万円だったのが、全国的なテレビの番組シューイチに取り上げられたことによりまして、28年度2月末で5,407件、3,580万円とお聞きいたしております、約6倍になったわけなんですが。石井町では29年4月から返礼品の質、量を落とさずに寄附額の変更によるということ、変更を考えているとお聞きいたしております。あれからまだ2カ月余りですけども、寄附額の変更をしたことによって何か変わりはありましたでしょうか。総務課長にお尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 総務課長。 ◎総務課長(木下貴雄君) ふるさと納税の返礼品の調達割合をこの4月から変更させていただきました。それによる増減ということでございますが、確かに寄附件数、寄附額も前年と比較して減っております。ただ、昨年は3月にこのシューイチで石井町を紹介されたことによって一気に寄附の件数、金額も増えたもので、一概に昨年の同時期と比較するのはちょっと難しいかなというふうには思ってます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 5月30日の徳島新聞に県内市町村で実質赤字になったと新聞に載っておりました阿南市は約258万円と、藍住町、北島町も結局3市町村が赤字だったそうです。石井町では実質的に黒字になった金額は大体幾らぐらいなのでしょうか。総務課長にお尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 総務課長。 ◎総務課長(木下貴雄君) 28年度の実績でございますが、件数で5,947件、寄附額でございますが、3,763万628円、これに対して返礼品の調達にかかった費用といたしまして2,610万6,930円、寄附額から調達にかかる費用を引けば、その差1,152万3,698円でございますが、町民の方がふるさと納税を寄附したことによります町民税の減税額というのも出てきます。これはおおむね概算ですが、854万2,000円でございますので、その差は300万円余り、ただこの減税分につきましては、およそ75%の交付税措置があるということですので、それを加味しますと、940万円余りの黒字になろうかと思います。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) このふるさと納税の制度がいつまで続くかわかりませんが、一番返礼品の希望が多かった百姓一さんのお米と野菜のセットと聞いております。今後この制度がなくなっても直接生産者と納税者の間が続けていけば、石井町の農産物の活性化にもつながると思います。町として何か考えておられますか。総務課長にお尋ねいたします。引き続き、このことに関しまして町長のご意見もお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 総務課長。 ◎総務課長(木下貴雄君) 石井町の返礼品はそのほとんどが町内の事業所の協力をいただいているものでございまして、今後もふるさと納税を通しまして石井町の特産品のPRはしてまいりたいと考えております。 また、ふるさと納税以外でのPRにつきましても、石井町商工会と連携し、県内外のイベント等を通しまして、石井町の特産品のPRとともに、知名度を上げていきたいと考えております。今後も地域の活性化、地場産業の育成、振興に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) ふるさと納税につきましては、先ほど谷脇議員さんがおっしゃいましたように徳島県内の24市町村の中で実質的に赤字が出ている団体がある一方、石井町では先ほど総務課長が答弁いたしましたように約1,000万円程度の黒字というふうになっております。これはやっぱりこのふるさと納税制度を利用していきながら石井町の地場産業を育成、応援するというふうな手法を早くに打ち出して、積極的にPRにした結果であろうというふうに思っておりまして、やはりこのふるさと納税制度、いつまでこの制度があるのかわかりませんが、他の市町村で言われておりますように返礼品の競争には本町は当てはまらないのではないかというふうに思っております。今後この制度がなくなった後に石井町のその生産者の方と、それからせっかくきずなができた町内外の方々との親交をどのようにしていくかというふうな話でございますけれども、これにつきましても、やはりなくなった後についてもつながっていけるような制度、例えば今本当に構想の案でございますけれども、今出しておりますふるさと納税のカタログを、これをいわゆるカタログギフト的なものにして、3,000円の商品のカタログギフト、5,000円の商品のカタログギフト、あるいは1万円の商品のカタログギフトというふうな形でカタログギフトの販売にしてもいいんじゃないかなというふうに感じております。これは例えばお葬式とかに行ったときに香典返しで返ってくるカタログギフトを、これを石井町のカタログギフトとして使っていただくと。そしてまた、あるいは議員さんとか、我々町行政が視察に行くときに持っていく手土産でありますけれども、その手土産についてもそのカタログを商工会から買って、そのカタログを持っていって、カタログの中で好きなものを選んでいただいて、生産者に注文していただく、こういうふうな制度があってもいいんじゃないかなというふうなことで、今現在研究を商工会と一緒になってしているところでございます。一例を挙げますと、これは北海道の少し市町村名が忘れましたが、北海道のある自治体で、もう既にそうしたカタログギフトをやっているところがございまして、そのような例を参考にしていきながら、本町でもこのふるさと納税制度がなくなった後においてもよい流れを維持していけるように、そして地場産業の振興につながるようにやっていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ありがとうございました。 次に、公民館の運営協力委員についてということで通告させてもらいました。 それは町民の方からこういうことを議会で聞いてほしいということで、その通告書に書かせていただいたんですが、それ書かせていただいて、今日まで私もいろいろとわかる範囲で調べさせてもらいました。その人が、特別な組織みたいなので、そこへいきなり入ってきて、今現在委員をしている人は30人ほどおいでるそうなんですが、5年とか10年とか、長い人はそれ以上15年も役をしている人が多いらしいんです。そこへいきなり、何ぼ一生懸命石井町のために頑張りたいといって入りましても、どうかなというようなことも私自身もその人に対して危惧しております。もう少しよく調べてどういう方法が一番適切なのか、その結果を見て、また質問をさせていただきたいと思います。担当課長の片岡課長、町長もお答えは準備してくださっていたと思うんですけど、また次回よろしくお願いいたします。 次に、焼却炉の延命化についてお尋ねいたします。 清掃センターの焼却施設は築39年が過ぎていると伺っております。全員協議会や3月議会で広域ごみ処理施設は完成までに10年ぐらいかかると伺っております。毎年補修費用も古くなると増額になると思われます。これからどのように約10年間を現在の焼却施設の延命化を図るのか。環境保全課長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 環境保全課長。 ◎環境保全課長(内藤泰典君) お答えさせていただきます。 まず、毎年の予防補修工事により絶えず万全の態勢で焼却処理を行わなければならないと考えております。また、予防補修工事費等の増額により償却費用が増加することが予想されますので、損益分岐点を見きわめ、民間委託等の清掃センター以外での処理方法も検討していかなければならないと考えています。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今焼却施設の延命について、行政のやるべきことは説明を受けました。我々住民が施設の延命化に協力できることを教えてくださいということで、3月議会でもお尋ねいたしました。あの質問を再度、谷脇さん、してくださいということでございますので、どうか、課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 環境保全課長。 ◎環境保全課長(内藤泰典君) お答えさせていただきます。 まず、資源ごみへの分別を徹底していただくことにより燃やせるごみ及び燃やせないごみの減量化にご協力ください。また、燃やせるごみの中の生ごみの割合は約4割程度となっております。この生ごみの減量化が燃やせるごみの減量化、ひいては焼却施設の延命化につながると考えております。生ごみをできるだけ出さない工夫といたしまして、1、食材を買い過ぎない、2、食材を無駄にしない、3、料理をつくり過ぎない、また食べ残さない、この3つのことをお願いしております。 次に、生ごみの減量化といたしまして、生ごみの水切りをしっかり行ってください。使えない部分は分けてから洗う、乾いた調理くず用の入れ物を用意してもらう、水切り器や水切りネットを活用してもらう、捨てる前に乾燥させるということもあわせてご協力よろしくお願いいたします。 また、生ごみ減量化の一環といたしまして、家庭用の電気式生ごみ処理機等の購入補助も行っておりますので、積極的にご利用ください。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 私も主婦の一人ですけれど、今課長からお聞きしました。昼前なんかにちょっと11時ぐらいですね、買い物に行きますと、もうついついまだまだこれ食べれるなと思って買い過ぎます。また、結果的につくり過ぎるということでほかす、家庭用のごみは半分はほかしているって自分もそれに該当するというたらなんですけど、これ何の自慢にもなりませんけど、本当に、あ、そうやなということはつくづく感じております。御飯食べておなかいっぱいになったから買い物に行くべきっていうんテレビでもよう言われますけど、本当やなということは、昼前ですと、おかがすいてるので、ついつい余計これいけるなとかと思って買い過ぎております。反省せないかん一点でございます。 また、今課長からお聞きいたしました家庭用の電気式生ごみ処理機に対して購入補助があると聞いております。ちょっともう少し詳しく教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 環境保全課長。 ◎環境保全課長(内藤泰典君) お答えさせていただきます。 家庭用の電気式生ごみ処理機等の購入補助制度について説明させていただきます。 補助対象者は石井町に住民登録されている世帯主で、補助対象機種は家庭用の電気式生ごみ処理機、またはコンポスターで、町内の取扱店で購入するものです。補助金額は購入金額の2分の1で、限度額は3万円です。購入しようとする方は事前に補助金交付申請書を環境保全化に提出していただき、補助金交付決定通知書を受け取った後に町内の取扱店で購入した場合に補助金の交付が受けられます。 なお、補助金交付決定通知書を受け取る前に購入した場合は補助金の交付ができません。詳しいことは環境保全化にお問い合わせください。家庭用の電気式生ごみ処理機等の購入補助制度ご利用による生ごみの減量化にご協力ください。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 課長、詳しくありがとうございました。 次に、その他ということで、担当課のほうにはお話ししてございますが、2点ほどお願いいたします。 まず1点目、子育てについてということでございます。 鳴門市が県下で子育てについて一番進んでいるということで、4月26日、町村議会女性議員13人が鳴門市のほうの子育て世帯包括支援センターに視察研修させていただきました。石井町もとくとく情報、また子育て等でいろいろ取り組んでくださっておりますが、ここにございます海陽町、これは海陽町選出の女性議員さんからいただいたんですけど、すくすく海陽っ子応援BOOKということで、7つの項目に分かれて21ページございます。保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、子どもあゆみ事業、母子健康事業、子育て支援、ひとり親の家庭、その他ということで、こういうように21ページでまとめられております。また、一番進んでいると思われるこれ鳴門市、先日鳴門の泉市長さんにもお目にかかってきましたが、鳴門市は本当にいろんな面で進んでいるなということは痛感いたしました。もうこれ2016年のあれですけど、目次が16に分かれまして、24ページ、いろいろと詳しく書かれております。町長にもちょっと目を通していただきましたし、担当課長にも目を通していただきました。石井町もこういうようなカラーでしたら、一目瞭然というんですか、よくわかると思うんですけど、担当課長、いかがでしょうか。どうか、子育て支援課長、よろしくお願いいたします。町長の意見も後でよろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(桃井淳君) お答えをいたします。 先ほどの海陽町とか鳴門市の子育てガイドブックでございますが、私も先日見せていただいたところでございまして、その中には先ほどご説明のありましたように母子保健でありますとか、幼児保育、教育につきまして、いろんな施策につきまして住民の方にわかりやすく説明がなされたものであるということを感じたところでございます。 石井町はまだそういったきちっとした冊子というものができてない状況でございますので、本町もさまざまな子育て施策は行っているところではございますが、周知が十分かというと、そうでない部分もあるのかなというところを思っておりますので、できるだけわかりやすい表現によってこういう施策ができているんだというのが周知できるような石井町版のわかりやすい子育てのガイドブックにつきまして、これから作成に向けて検討していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) ただいま担当課長申し上げましたが、石井町ではいいことはたくさんやっているんですけれども、その中でちょっとPR不足かなというふうなところがございます。先日谷議員さんのご質問の中でご答弁させていただきましたが、石井町若手職員さんがお隣香川県の三木町に研修視察に行ったときに、たくさんの項目があって、その中の一つに子育てに関することということも研修してまいりました。議員さんからいただいた子育て支援ハンドブックもさることながら、三木町のほうではこう小さい冊子なんですけれども、それを2つに折りまして、本当に字は小さいんですが、すぐ片手にとって見れるような冊子というのもつくっておりました。私も子供今現在3人、もう大方子育ては終わってるんですけれども、子育ての最中でございますが、私の子育てのとき、それから今の若いお母さんたちの子育ての話を聞いておりますと、子供を寝かせつけながらスマートフォンを持って情報を得ることも多いというふうに聞いております。ですので、石井町版の子育てハンドブックをつくる際にはそういった冊子版のものとあわせて、デジタルで見れるようなものも一緒に製作できたらなというふうに考えているところでございますので、今年度中できるだけ早いうちに担当課長と、それから各種団体さん等々とお話をしていきながら、年度内中にはそういったものについて実現できるように取り組んでいきたいと思っておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 最後になりましたが、私は汽車をよく利用して徳島のほうへよく行きます。昔は身体障がい者、目の不自由な人が通る道ももう自転車が何台も放置して、本当にちょっと危ないなということもよく感じたのでございますが、最近は誰かがきれいにお掃除してくださってるのかどうかわかりませんけれども、ごみも一つも落ちてないし、放置自転車も、自転車を置いている東のほうは私わかりませんが、私は西から駅のほうへ入ってる人間ですので、その間はごみも一つもありません。放置自転車も一台もございません。昔に比べると、本当にある意味石井町の駅は石井の玄関で顔でございますけれども、今は石井の駅も構内も美しくなりました。それで、藤野菜のポスターも張ってあるし、お花も生けてあるし、ごみの分別もきれいにできて、中もごみ一つも落ってないし、その間の、いつももうこれがどないなってると思うような自転車の放置とごみがいっぱいでしたけれども、今はごみ一つも落ってないし、シルバー人材センターの人も協力をしてくださってる結果がそういうことにあらわれてると思うんですけど、中へ入りますと、石井町のPR動画、それを見るんですけど、私も早目に行ったときはもうほら数え切れないぐらい見ました。放映始めてもう相当になると思うんですけど、始めた時期とか放映時間はどのようになっておりますか。産業経済課長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) 谷脇議員の質問にお答えいたします。 駅前のPRビデオについてのご質問をいただいております。 まず、放映された開始年度でございますけれども、作成されたのが23年度でありまして、24年度からPR動画は放映しております。それと、放映の時間でございますけれども、放映の時間につきましては、朝の8時半、午前8時半から午後の5時までとなっております。 また、もう一点のご質問の主な内容でございますけれども、石井駅前におけるお店の紹介であったりとか、また商業関係、並びに石井町観光のPR動画を現在放映させているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 私も何度か、数え切れないぐらい見ております、時間がありますと。石井町のメイン、商店街の紹介とか商業の紹介、観光の紹介、メインが放映されております。これはそのまま置いといて、もう一本新たに何か、もう年数も長いこと、5年ぐらいなっているということでございますので、内容を追加するというんですか、したらいいと思いますのと、まだ連絡先といいますか、わくわく観光情報課ということの名前が出ております。わくわく観光情報課、今現在課名を変更しておりますので、ございません。そういうこともございますので、できるだけ早いというか、藤の時期には私も駅へ行きますと、汽車を利用して藤まつり、地福寺はどの辺ですか、ほかに見るところはございますかということを駅を利用した人によく聞かれます。そういう関係上、できましたら、来年の藤というたらまだ1年も先でございますので、できるだけ早目にまた新しいDVDを追加されたらいいと思うんですけれど、担当課長のお話をお願いします。それで、町長、この件もよろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 議員ご指摘のDVDにつきまして、わくわく観光情報課と字幕スーパーがなっておるということについては、ご指摘ありがとうございます。早々に修正加工をかけて直しておきたいと、そのように思っております。 それと、もう一点でございますけれども、新たなPR動画の作成をしてはどうかというふうなご質問をいただいております。実はこの件に関しましても、四国大学さんとの連携の一環といたしまして、この件につきまして、PR動画の作成を、メディア情報学科という四国大学さんに学科がございます、そちらのほうに提案実はさせていただいている次第でございまして、前向きにしていただけるとのご返事をいただいているところでございます。いつまでとかというふうなことの日にちの限定はまだできておりません。この四国大学のメディア情報学科に提案した根底には、実は何日か前に日にちは定かではないんですけれども、四国大学さんのメディア情報学科さんで三好市のPR動画を作成したというふうな実績がございます。その新聞を拝見しまして、それなら石井町のPR動画も作成していただきたいなというふうな提案を申し上げているところではございます。今後、先ほども申し上げましたけれど、日程の制限はできませんけれども、作成におきましては情報の提供と共有を今後四国大学さんと図って、製作に至るまで努めてまいりたいと、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 今先ほど担当課長がご答弁申し上げましたようにまだ今現在わくわく観光情報課というので残ってるということで、大変申しわけございません。早急に直しまして、課名を変更したいというふうに思っております。 加えて、新しいDVDの製作についてでございますけれども、これにつきましても、今担当課長申し上げましたように四国大学生との協力をいただいて、四国大学さんとも包括的連携協定を巻いておりますので、そういったことについてご協力いただいていきながら、石井駅は石井町の玄関口でありますので、そういったことについて、町の魅力等々についても放映していけるような形で早期に実現できるように取り組んでいきたいというふうに思っております。 プラス、1つ谷脇議員さんのご質問の中で焼却施設の延命化についてのご質問をいただいておりまして、これも担当課長が答弁申し上げましたが、生ごみを減らす工夫として、食材を買い過ぎない、あるいは無駄にしない、料理をつくり過ぎない、食べ残さないといったようなこと、話がございました。これにつきましては、前の議会で谷脇議員さんから、そして今議会では谷議員さんのほうからご質問いただきましたが、この考え方というのは、実はエシカル消費につながるものでございます。この炉の延命化に加えて、この夏からは徳島県ではとくしま新未来創造オフィスと言いまして、県庁10階で消費者庁が本県に50人体制で試験的に来られるようになっておりまして、消費者行政について今県内を挙げて機運を盛り上げていこうというところでございます。ですので、そういったこのエシカル消費についても、この炉の延命化と加えて本町挙げて取り組んでいきたいというふうに思っております。 これも昨日谷議員さんのほうのご質問の中でご紹介されておりましたが、長野県松本市においては30・10運動、それから福井県ではおいしいふくい食べきり運動というのが展開されております。本町におきましてもさまざまな会合等々がある中におきまして、やはり料理をつくっていただいた方への感謝の気持ちを育むということについては、これはあるいは食育につながっていくことでありますし、また食べ残さないことによって炉の延命化につながるということで、機会があれば、本町といたしましてもこのエシカル消費について関係各位のご協力のもと、自治体挙げて取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、この点つきましても、炉の延命化に加えて、議員各位のご協力も賜りますようにこの場をかりてお願いをさせていただきまして、あわせての答弁にかえさせていただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ちょっとお昼を過ぎました。申しわけありません。 これで本日の私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後0時10分 休憩            午後1時14分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。4番大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 議長の命を受けましたので、一般質問をさせていただきます。 まず、火葬場についてですが、私毎回火葬場につきましては質問をさせていただいております。というのも、それだけ町民の皆さんの関心が高いということです。午前中に川端議員が詳しく質問され、今の時点での火葬場建設に向かっての取り組みがある程度はわかりました。しかしながら、見学会を実施したのにもかかわらず、町民の皆さんの中にはまだ本当に火葬場ができるのかどうか、不安視される方もおられます。不安があるということは、町の取り組みが段階を追って町民の皆さんにはっきりと伝わってない結果だと思います。大変難しい施設ではありますが、多くの町民の皆さんが必要な施設だと認識をしている中、町としてもはっきりと方向性示し、建設に向かう道筋が町民の皆さんにご理解いただき、また協力をいただけるように説明や広報を順次するのが町民に優しい行政ではないでしょうか。 そこで、町長にお尋ねをしますが、町長にとっては今さらといった感があるかもしれませんが、町民の皆さんのためにもはっきりとリーダーシップをとり、火葬場建設を進めていくお考えがありますでしょうか。はっきりと進めるかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 火葬場についてのご質問をいただきました。 午前中川端議員さんのほうから火葬場についてのご質問をいただいておりまして、その後今後施設見学会を終了した後に今年度どのようにしてやっていくのかということで、ある程度川端議員さんのご質問の中でお答えをさせていただいておりますが、まずは環境性能を数値化して、このような施設を建てたいというふうなことを検討していく、それから広域であるのか、あるいは単独であるのか、そういったことを検討していくために午前中川端議員の質問の中で答弁させていただきましたが、今年度中にそういった概算についてある程度の案をつくった上で、庁内協議を経ていきたいというふうに思っておるところでございます。 町民の方の関心が高い事業であるというふうなことは十分承知をしておりますし、私も選挙のとき、あるいは選挙が終わった後、町民の方とお話をする中におきまして、火葬場の早期建設を望む声というのもお聞きをしておるところでございます。これははっきりと施設建設に向かっていくのが町民の方のためでないかというふうなご質問、今大西議員さんのほうからいただきましたけれども、今公共施設総合管理計画の中でたくさんの老朽化した施設について建てかえ、あるいは廃止、あるいは民に任せれるところは民にというふうな方向性で検討をしていかなければならない事項が多々ございます。今究極のこれ民間委託といってもいいのではないかと思いますが、石井町におきましては、火葬場が焼失して以来、平成10年だったと思いますけれども、焼失して以来、ずっと民間委託という形で現在の徳島行道さん、徳島西葬祭場のほうに委託をして運営をしておるところでございます。予算規模といたしましては、年間大体2,000万円程度の予算を組ませていただいておりまして、うち収入として入ってくる分を差し引きますと、非常に安価なお金で火葬業務の委託が行われているという状況でございます。そういった中、新しく施設を建設するとなりますと、やはりある程度の財政的需要が必要になってくる事業でもございますし、また年間にかかってくるランニングコスト、最近は施設を建設してから施設が終結するまで、ライフサイクルコストというふうに言葉が変わっておりますけれども、その言葉を抜きにいたしまして、施設を建設した後のランニングコストを比較していく中におきますと、やはりある程度の費用面というのが今現在よりかは高額になってくるだろうなというふうな試算をしております。そうした現状の中、やはりこの行政運営というのは皆様方からいただいた税、限られた税の中で、その限られたパイの中で配分している、行政運営を行っている事業でございますので、その中で火葬場に占める予算経費の割合が大きくなりますと、その分ある一方では、行政サービスの低下につながってくるのではないかというふうなこともひとつ懸念しているところでございます。ですので、町民の皆様方のためにという視点で考えていく中で、新しく火葬場を建設して、きれいな施設で最期を迎えられる、こういったことが住民の皆様方のためになるのか、あるいは今現在の委託運営を続けていく中で、広域的視野を持って、石井町の財政的負担が極力小さくなるよな道を模索して、研究していくのか、そういったことについては、今年度その概算的な目標、概算的な数値が出るころにあわせてさまざまな角度から検討をしていきたい、研究をしていきたいと、このように考えているところでございます。ただ、住民の皆様方がよりよい施設で最後を迎えられたいという気持ちというのは十分承知しておりますので、できるだけそのような住民の皆様方の気持ちに寄り添いながらいかにこの問題を解決、あるいは改善の方向に進んでいけるのかというふうなことにつきましても、今後、研究、検討していかなければならないことではないかということに加え、石井町で最期を迎えられたほうがいいのか、あるいはそれとも、きれいな施設であれば、きれいな施設と言うのはちょっと少し語弊がありますけれども、ある程度環境が整った施設であれば、町外であってもいいのか、そういったことにつきまして、もう一度原点に立ち返りながらいろいろな角度で住民の皆様方の声を聞き、そしてまた議会の方々の声も聞きながら庁舎内で検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。
    ◆4番(大西隆夫君) 今町長がおっしゃることもよくわかるんです。町民の方々もそういうのもある程度は理解しております。しかしながら、町民の皆さんにとっては石井町の火葬場が消滅して以来、いろいろほういう話が持ち上がる中でいまだ建設に至らない、そういう経緯も非常に考えておられます。そしてまた、もう一つ前にも質問させていただきましたけれど、西葬祭場、あそこが果たしてこれから先ずっと稼働といいますか、できるかどうか、前も言いましたが、南海地震等があった場合に果たしてそれが利用できるのかどうか、そういうところもやっぱり行政として考えていかなきゃならないと思います。そのときに果たしてどこが受けてくれるのか。町長おっしゃったみたいにお金は大変かかります。町民の皆さんにも負担は十分かかります。しかし、今すぐつくるとか、ほういうのでは町民の方々もないと思います。やはりしっかりとした道筋を将来に向かって知りたいと、こういう考えで皆さん要望されとると思います。5年先、10年先でというんでなしに、やはりいろんなことを考えた上での火葬場建設もしっかりと町としていろんな方面から、町長おっしゃったみたいにいろんな角度から考えていただいて、私としましてはやはり広域、単独は別にしまして火葬場はつくらなければならないと、多くの町民の皆さんも考えておられますので、ぜひそういう方向で進めていただけたらと思います。そうすることによって町民の方々も安心されるし、また町政に対しての理解も深まってもらえると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、町内の体育施設の利用状況ですが、今いろいろ使用料を徴収して、いろんなところで施設がありますが、その状況はどういうふうになっていますでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) 使用料をいただいております体育施設の年間利用状況についてお答えさせていただきます。 こちら平成28年度の実績でございます。四銀いしいドームにつきましては、利用人数が18万9,864人、OKいしいパーク、飯尾川公園、ここの多目的広場が1万3,803人、同じくフットサル場が2,840人、イベント広場が553人となっております。続きまして、前山公園でございます。前山公園体育館は2万2,515人、グラウンドが1万5,115人、テニスコートが6,412人となっております。竜王テニスコートにつきましては、年間利用人数が129人となっております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 今課長がお答えいただきましたが、四銀いしいドームはかなり人数、車の駐車を見ましても利用されていることがよくわかります。また、野外、飯尾川公園多目的広場、それと前山のグラウンドなどはやはり天候の都合でかなり毎年多かったり少なかったりするように思われます。前山の体育館は私もよく知ってますが、もうほとんど平日もいっぱいといいますか、いい状態でよく使われております。テニスコートも今年もう一面いいテニスコートをつくっていただけるので、これ今まで以上に利用者が増えることだろうと思います。それに引きかえまして、OKいしいパークのイベント広場、ここは人数少ないのわからんでもないんですが、竜王のテニスコート、それとフットサル場が利用人数が少ないように思いますが、何か理由がありますでしょうか。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) 利用人数の件についてお答えさせていただきます。 竜王テニス場でございますけども、竜王テニスコートにつきまして、駐車場がありませんので、どうしても利用される方が制限されると、お車の都合とかがありますので、利用人数が少なくなっているものと認識しております。 あと、飯尾川公園フットサル場なんですけれども、こちらの施設2,840人が多いか少ないかということに関して、ちょっと一概に述べられないと思っております。利用日数に関しましては年間利用日数が145日とかなり利用していただいているのでないかとは思っております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 今課長おっしゃいましたように町民の皆さんが多く利用する施設はそれなりの施設等は整ってなければ、利用する回数、人数等も減るようです。竜王のテニスコート、場所的にも問題もあるかと思いますが、これと飯尾川のフットサル場、ここはフットサル場、外回りフェンス、照明等は立派な施設ですが、肝心なピッチのほうが不足といいますか、正規のものになっておりません。前からお願いしておりますが、やはりほういう施設があるんであれば、町民の皆さんが多く使えるような正規の施設になるように、お金のかかることで今すぐには難しいと思いますが、前山のテニスコート、もう一面今年されるようです。それと引きかえて、また続いて、またそういう不備なところの施設等につきましては、順次整備をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、英語教科化についてお尋ねします。 石井町も2018年度からの先行実施について質問いたします。まず、よく言われております問題点としまして、時間割りの検討、2番目としまして、教員の指導力の向上、また3番目、研修の増加で教員の多忙化とよく言われておりますが、石井町としてはこういう問題に対しましてどのような対策をとっておられますか、また学校職員の方々には今まで以上にどのような負担がかかるか、お答えください。 ○議長(久米毅君) 教育長。 ◎教育長(武知光子君) お答えをいたします。 まず、先行実施の内容でございますが、小学校3、4年生の外国語活動の時間では簡単な語句や基本的な表現を目標とし、指導いたします。5、6年生の英語科では、聞く、話す、読む、書くの4領域に加え、2月14日の新しい学習指導要領では発表が加えられましたので、5領域の学習内容となります。 課題といたしましては、時数確保や先生方に英語指導の専門性を身につけていただくことはもちろんでございますが、今後3年生、4年生の外国語活動から5年生、6年生の教科としての英語へのつながり、また小学校の英語科から中学校の英語へのつながりというような連携の面で、小・中の連携を図るということが今までにも増して重要になってきました。先行実施に向けてさまざまな課題を解決するため本年度は次のような諸準備に取り組んでいますので、ご報告し、議員のご質問にありました時間割りの件、指導力向上の件、また教員の多忙化に向けての町の取り組みを触れたいと思いますので、報告させていただきます。 まず1点目でございますが、外国語活動主任会を開催いたしまして、時数確保や環境整備について協議をいたしております。簡単に時間割りを1時間増やすというようなことではなく、3年生から6年生で週1時間1こま増になりますので、土曜授業の活用や、また15分かける3回のモジュール学習をとり、朝の会の前に設定するなど、現在主任会で協議しているところでございます。また、環境整備についても、情報通信技術、ICT環境の充実を図ることも考えているところでございます。 2点目ですが、小学校外国語活動研究会に中学校英語担当者も参加し、連携を図ることを考えております。先日6月8日でございますが、統一研修会がありまして、石井小学校6年生が外国語活動の研究授業を行いました。このときには両中学校からも英語担当教員が参加をいたしております。今後も続けていきたいと考えております。 3点目ですが、中学校英語担当教員が小学校へ赴き、出前授業を実施することを計画いたしております。これは以前からも実施しておりましたが、今年も3学期実施する予定でございます。 4点目ですが、四国大学より講師を招聘し、研修会を実施する。これは8月の夏休み中に計画いたしております。 次に、5点目ですが、8月よりALTを1名増員し、配置いたします。今までも、現在も外国語指導員としてリチャード先生、ドナ先生、またALTのチェルシー先生を配置しておりますが、今年は中学校の英語担当をされていました、今年ご退職された藤川先生が再任用という形で週2回小学校の外国語活動の指導に当たってくださっています。これは教師の負担軽減にもつながりますし、指導力の向上にもつながっていると思っています。授業時数が増え、学ぶ内容が増えるということは教師だけでなく、子供たちにも確実に負担となります。楽しく学べる指導方法の研究を最重要とし、英語嫌いの子供を小学校のうちからつくらないようにするよう十分な準備をし、臨みたいと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 続きまして、この実施するに当たりまして、子供たちへのどのような影響がありますでしょうか。そしてまた、子供たち、また保護者の皆さんはこういう先行実施といいますか、英語の教科につきましてはどう捉えているのでしょうか、わかる範囲でお答えください。 ○議長(久米毅君) 教育長。 ◎教育長(武知光子君) お答えをいたします。 本町ではもう既に平成24年度より幼稚園英語教育推進事業を立ち上げ、今年で6年目を迎えています。幼稚園年長児からの英語指導員との先生との触れ合い、また遊びを通しての英語や外国の文化を学んでいます。現在の現場の先生方からは積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度が子供たちに育っていると、大変好評であります。また、保護者の方々からも、ぜひ幼稚園での幼年期からの英語活動を続けてほしい、継続してほしいという要望もございます。英語は積み上げ型の学習が重要であるということからも現在実施しております幼稚園で育ったこのような力をさらに続けて継続して、小学校への外国語活動につなげたいと考えている次第です。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 今教育長おっしゃられましたようにこういう新しい取り組みというのはいろんな問題点が出てくると思います。しかしながら、やはり子供たちのために教育委員会をはじめ、先生方、保護者の方、それぞれが協力し合って、やっぱりいい方向といいますか、子供たちにとってこれからの英語教育非常に大事なところでございます。それは十分に無理のない範囲で勉強できるような体制づくりをぜひお願いしたいと思います。 最後に、読書日記、これ教育長がおっしゃっておりましたが、具体的にどのようにされるのか、またすることによって子供にとってはどのような効果を期待するのでしょうか、お知らせください。 ○議長(久米毅君) 教育長。 ◎教育長(武知光子君) お答えをいたします。 子供は読書により読解力、表現力、想像力など、たくさんのこと、多くのことを身につけることができます。子供が本に親しみ、好きになり、読書習慣の形成を図るためには子供が本の楽しさを感じ、味わうことのできる機会が重要だと考えます。そこで、読書習慣をつける、次に良書との出会いを促進する、読書をすることにより親子、家族とのきずなを深めるというような、今申し上げました3点を目標に読書日記を今回作成いたしました。このようなノートでございますが、この中には良書100冊を選びまして、表紙の写真つきで保護者の方々や子供たちにも紹介しています。また、読み終わったらシールを張るというようなことで、子供たちにシールを張ることで達成感、満足感も味わわせ、また読書へいざなうというようなことでこういうシールも用意しております。保護者の方々、学校の反響でございますが、学校現場では大変喜んでくださって、これは1、2年生だけの読書日記なので、中学年、高学年も続いて手がけるんですかというような先生方からの声もいただいております。保護者の方々からはまだ配布して間がないので、まだどういう反響かというのはつかめておりませんが、現場のほうでよいというような声が出ておりますので、今後できましたら、また中学年、高学年用も作成していきたいなと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) ぜひ子供たちが読書好きになるようにまた頑張っていただきたいと思います。 そして次に、石井町の花、藤についてお尋ねします。 石井町は藤の花を町の花として藤まつり、ふじっこちゃんをはじめ、数多くの取り組みをし、藤の町、石井町と対外的にもアピールをしております。しかしながら、多くの町民の皆さんをはじめ、藤を見に来られた人々からも藤まつりを通じて、地福寺、童学寺、徳蔵寺の藤の現状を見、心配する声が数多く聞かれます。私も昔の藤まつりを知っていますが、最近の藤まつりと比べ、藤の花、人出、ともに寂しく、これから先今まで多くの皆さんが努力され、引き継いでこられた藤が廃れてしまうのではと、私だけではなく、多くの皆さんが感じるのも無理のないところだと思います。町も商工会などを通じ、積極的に協力をし、また地元の皆さんも大変努力されております。その中で、特に地元の皆さんの中で岡萬さんは何十年にもわたり藤まつりに協力をされております。私も話を聞くまでは知りませんでしたが、地福寺の藤棚の周りに鉢植えの藤が数多く出品されて、藤まつりを盛り上げておりますが、その藤は愛好家の皆さんの作品かと私は今まで思っておりましたが、最近は特にほとんど岡萬さんが個人的に管理され、育て、毎年出品されているとのことです。また、それ以外にも何かと藤について相談を受け、協力をされているそうです。ご存じのように岡萬さんはお菓子屋さんを経営されているので協力的なのではと思われているかもしれませんが、もちろん事業の一つとは思いますが、それ以上に地福寺の藤200年にもなる由緒ある藤の存続を危惧され、長年にわたり頑張られているのだと私は思っております。今の藤まつりは地福寺、商工会、石井町とがそれぞれの立場で開催されているようですが、この点について町としてはどうお考えでしょうか。担当課長、お願いします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 藤まつりの件についてご質問いただいております。 本町の藤まつりでございますけれども、今現在といたしましては、商工会が主催となりまして開催いたしております。藤まつりまでの開催に至るまで数回にわたりまして藤まつりの実行委員会が開催をされます。我々行政も実行委員の委員となっております。行政として一体何ができるか、どういうことが提案できるかということを、そこら辺を明確にして今後藤まつり実行委員会の中で提案していき、商工会と連携を図っていければと、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) それで、私も藤のことが気になりますので、少し藤まつりの有名なところを2カ所ほど調べてみました。その一つが栃木県の足利市です。ここはちょっと遠いので行けませんでしたが、パンフレット等を送ってもらいました。足利市ではフラワーパークがあり、年間を通じて花が咲いていますが、その中でも特に藤の花物語を藤まつりのイベントを行い、人気があるようです。中でも圧巻なのは樹齢150年の大藤4本で、畳600枚分の藤棚があり、息を飲むほど美しいと言われております。ほかにも80メーターに及ぶ黄色の黄花藤のトンネル、白藤、薄紅藤の藤棚がそれぞれあり、写真を見ても、見事な藤ばかりです。これが送ってきていただいたパンフレット、これが藤の黄花藤、80メートルのトンネルです。このようにすばらしい、写真ですので、かなりいいように写っておりますが、このように努力されております。 もう一カ所は町長もおいでになったとお聞きしております岡山県の和気町です。ここは石井町と同じく町の花が藤です。昔は桜だったそうですが、今は藤の花に変わっているそうです。人口は約1万5,000人だそうです。ここは最近個人的にお邪魔して、商工観光会の方に藤についてお伺いをしてきました。また、長年にわたり和気町の藤を管理されている方も呼んでいただき、現地での説明も受けてきました。その和気町は当時の町長さんが努力され、昭和60年に藤公園を開園し、63年までは地元の皆さんが管理をされていたようです。そして、その後平成元年から町が管理をし、藤まつりを開催しています。園内には幅7メートル、総延長500メートルの藤棚があり、全国約100種類の紫、ピンク、白の藤が咲き誇るようです。私が行ったときはもう終わった後ですので、藤棚、高さ2.5メートルの藤棚、それでもすばらしい藤棚でした。今年度の藤まつりには約6万5,000人が訪れ、歳入約1,400万円、歳出約1,500万円の実績だそうです。多いときには10万人、歳入2,000万円以上の年も何回かあったようです。天候にも左右されますので、平均7万から8万人の人です。この和気町の、さっき言いました人口1万5,000人です。そこにこれだけの藤まつりに人数が毎年集まっているようです。また、ほかに他に売店の売り上げや町内の観光等を含めると、経済効果がもっと多くあると考えられます。このような他町の藤まつりを踏まえて、石井町の藤まつりを町としてはどのように受けとめられているでしょうか。課長、よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 藤まつりの取り組みでございますけれども、藤まつりの開催時におけるイベント内容として理解するところでございます。町長の町政の概要報告でも申し上げたことに重複する点があろうかと思いますけれども、ご了承願いたいと、そのように思っております。 毎年でございますけれども、商工会が主催によりまして藤まつりを地福寺を核といたしまして、その周辺にて開催をいたしております。今年度は4月15日から5月5日までの16日間でございますけれども、今年度は気温も低かったせいもございまして、ちょうどゴールデンウイーク時期が満開になりました。県内外から多くの方にご来場していただいております。そこで、イベントの内容でございますけれども、4月22日におきましては、3寺、地福寺と徳蔵寺、また童学寺をめぐる藤の花inいしい健康ウオーキングを開催いたしております。同日につきましては、午後からは藤による写真の撮影会も行っております。また、翌日の4月23日におきましては、童学寺さんにていろは市の開催を行っております。また、開催期間中ではございますけれども、藤の盆栽の展示であるとか、また特産品の販売などを行っており、今年は例年より人出も多く、盛況であったと商工会のほうから聞いております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 先ほど和気町の藤まつりをお話ししましたが、その内容ですが、ちょっと補足でお話ししておきます。歳入1,400万円、これは主に入場券のチケットの分らしいです。歳出のほうは和気町が藤管理の1年間、藤まつりも含めて1年間に出た費用だそうです。中にやはりイベントのトイレの分からチラシ、こういうのも含め、藤の管理の維持管理についてあらゆる面を含めて今年1,500万円、こういうふうにお聞きしております。こういうふうにやはり余り町のほうから補助金を出さずに、独自のこれでほとんどとんとんといいますか、さっきみ言いましたようにその他経済効果が非常にありますので、かなり町にとってはいい活性化といいますか、発展につながるものだと思います。また、できたら石井町もそういうような方向に月日がかかりますが、持っていくべきではないかと考えております。 また、一番大事な藤の管理についてお話しします。私が和気町で聞いたところでは、どの植物も立派に育てるには大変なことのようですが、特に藤などはかなりの経験が要るようです。30年以上藤の管理をしている和気町の方のお話では、立派に育てる藤については、決まったマニュアルはないそうです。管理者が木と向き合い、その年、その時期の状態を見きわめ、どのように手間をかけていくか判断することが一番大事だとお聞きしました。石井町の藤の花のことを言いましたが、やはり実際に見てみなければどうのこうのは言えませんとおっしゃっておりました。 また、石井町の藤で地福寺の藤が境内をアスファルトで舗装したので藤に影響が出ているのでないかという話もありましたが、そのことを話しますと、やはりそんなに大きな影響はないそうです。植物は自分が生きていくためには水のあるところまでしっかりと根を伸ばしていくそうです。また、藤は根が張って大変だとも言われておりますが、藤の上の部分、花とか葉とか、そういうのをしっかりと手入れすれば、必要以上に根は伸びないとのことです。畑の上でほったらかしにしておりますと、もうどんどんどんどん上が広がる、そうなれば、やはり栄養、水、そういうのを必要としますので、どんどんどんどん根が張っていく、そういうことらしいです。 そのほか、肝心な和気町では年複数回の肥料、消毒、草取りを行い、1月から2月にかけてつるの剪定を1カ月間、これは約100作業員をあるそうです。また、これびっくりしたんですが、大風の後にはつるの方向と位置を整えるなど、しっかりと維持管理を行っているようです。やはり風でかなり棚の藤のつるといいますか、あれが大きい風でかなり移動するとか、まくれ上がったりとかするそうです。それをしっかりともとの位置にいい状態に戻さなければ、やはりいい藤にならないそうです。そういうことも行っているようです。まだほかにも何かと手入れはいろいろ細かいことはあるようですが、それでも気候の影響などで毎年立派な花が咲くとは限らないとのことです。このように和気町では管理をしておりますが、石井町では今までどのような維持管理を行ってきておりますでしょうか。課長、お願いします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 藤の管理の質問についてのご回答といたします。 藤の管理につきましては、まずお寺関係につきましては、藤まつりの一環の事業といたしまして、徳蔵寺、地福寺並びに童学寺におきましては、商工会のほうで管理していただいております。また、公園関係についてでございますけれども、公園関係はOKいしいパークを含めて前山、それと高川原児童公園と池田公園のたしか4カ所であると思いますけれども、その公園関係につきましては、建設課のほうで管理していただいております。 ちなみにですけれども、藤の管理の今現在の年間の管理業務を申し上げさせていただきます。4月上旬には花芽の刈り込み、また藤棚のつくり及び補修を行っており、5月上旬には藤の花落とし、花房を切り、枝の切り込み、また6月上旬には有機配合飼料、また幹増強薬、バイオ肥料でございますけれども、それの施肥、7月に消毒、また7月中旬に藤落ち葉の埋め込み、また2月には剪定と切り枝の処理、3月に花芽の刈り込み等の業務を年間を通じて行っております。 今後におきましても、建設課、また管理業者との協議を重ねまして、柔軟な対応をとって藤の管理、いわゆる藤が立派に生育するような対応、対策をとっていきたいと、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) ちょっと藤の管理の指名ですが、ちょっと商工会のほうに聞きますと、最近入札形式にされたそうです。これを和気町の方に石井はこういうふうにやってますと話しますと、それはちょっとまずいんじゃないかと、藤にとってですよ、藤にとってはいいことではないようにお聞きしました。そこらのことも含めてまた維持管理の変更といいますか、やり方を考えていただけたらと思います。 そしてまた、もう一つ、石井町のドームの藤棚、あそこもかなりの藤棚がずっと並んでおります。3年か4年ぐらいだと思うんですけれど、それもお話ししますと、やはり今の時期がやはりこの藤棚をつくる大事な時期らしいです。今の時期にしっかりといい状態で藤棚をつくらなければ、後々やはり藤にとってはいいことでないというふうにお聞きしておりますので、その点につきましては、しっかりとこれからの石井町の中心になる藤ですので、維持管理をしっかりとお願いしたいと思います。 続きまして、藤を含めた石井町の今後の観光事業についてお聞きします。 足利市では9万4,000平米のフラワー公園、藤を中心に四季折々の花が咲き乱れて、また圧倒的なスケールで描く幻想的なイルミネーションがあるそうです。そのおかげで毎年かなりの人が訪れているようです。石井町はほういうわけにいきませんが、和気町と比較しましても、和気町では産業振興課が中心となり観光ガイドマップをつくり、藤まつりを軸とした町の観光に力を入れ、これからますますほういう方向で充実した藤まつりにしていきたいそうです。ここで私が思うん大事なのは、やはり足利市、和気町にしましてもともに将来を見越したしっかりとしたビジョンを持ち、長年にわたり努力された結果が今になっていると思われます。石井町もそういうのを参考にして、石井町にとって観光事業を進めてもらえたらと思います。 石井町におきましても藤、桜をはじめ、他に誇る文化遺産も数多くありますが、今のところ町の活性化、発展には大きく寄与しているようには思いません。例えば、田中家、ここもかなりの重要文化財ですばらしいんですが、なかなかそれがつながっておりません。また、数多くある古墳群、また仏像、童学寺などの各お寺、また第十の堰なども他にない貴重な遺産ではないかと思います。このような町内にある貴重な遺産をどう生かしていくのか、一つ一つの遺産をどう結びつけて魅力ある石井町にしていくのか、前にも質問いたしましたが、本にまとめるのも大事ですが、それだけでは宝の持ち腐れと言えます。どう活用するかが重要なことだと思います。 私は地福寺、童学寺、徳蔵寺の藤の歴史を調べてもらっています。その中に藤まつりにつながることがあるとすれば、藤まつりの根源にもなり、やはり石井町の藤をアピールするもとになるのでないかと思います。和気町でもそういう歴史と結びつけて藤まつりをやっておられます。これからの藤まつり今までどおりの地福寺、童学寺、徳蔵寺の藤は由緒ある藤ですので、これはもちろんしっかりと管理していくとともに、新しい藤まつりの中心として、先ほどから話出ておりますドームの藤棚を発展させるのがやはり石井町にとってはベストだと考えております。その理由といたしましては、1番に、今あれだけの藤棚がそろっております。なかなかあれだけがそろうものは大変だと思います。また2番目といたしましては、やはり今の時代駐車場がなければ十分な運営等はできません。また3番目といたしましては、交通の便がよいところです。やはりほとんどの方が車でおいでる方と思いますので、やはり駐車場、交通の便がよいところが最適であると思います。4番目といたしましては、将来的に、今でもそうですが、町の中心的地域となるところだと思われます。また5番目としまして、今後何か新しい取り組みなどがあってもそれと共栄できるのではないかと思います。また、藤が咲き乱れることにより町民の意識も高まるのではないかと思います。由緒のあるお寺の藤とドームの新しい藤棚を中心にした藤まつりを発展させることにより、文化財とのつながりも強め、新しい石井町の魅力を発信できるのではないかと思います。もちろん時間はかかりますが、町がしっかりとしたビジョンを持ち、地道に努力することが他の例を見てもわかるように一番やらなければいけないことだと私は考えております。石井町の花、藤の町石井町を今後どう発展させていくのか、とても石井町にとっては大事なことだと思いますので、ぜひお聞かせいただきたいと思います。課長、その後、また町長でよろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 今後の方向性でございますけれども、議員おっしゃるまず藤の管理が最も重要視されるんではなかろうかと、そのように思っております。藤の管理でございますけれども、藤はまずもって植物であり、生き物でございますので、議員おっしゃるように職人の手が変われば、それはもちろんのことながら生育に大きく左右されると思われます。毎年同じ職人さんに管理していただくのがベターであると、そのように思われます。今現在ではOKいしいパークの管理につきましては、建設課のほうで入札により行っております。その点についていろんなことを鑑みて、これでいいのかというような点も含めまして、今後理事者、また建設課とともに協議して、立派な藤に整えれるようにこれから藤の生育を堅持しつつ、見守っていきたいと、そのように思っています。 それと、地福寺の藤につきましても200年という立派な藤でございます。本町といたしましても、観光資源の宝と言っても過言ではございません。この観光資源、もちろん守っていかなければいけないというのは当然のことでございますけれども、またOKいしいパークの藤につきましても、外周の藤棚も含めて4年目に差しかかろうとしております。見応えのある立派な藤に育ってまいりました。そこで、OKいしいパーク、そこの場所につきましても、5年、10年先を見据えまして、OKいしいパークによる藤の管理によりますことがまずもって重要視されるんではなかろうかと、そのように考えております。観光という部分におきましては、非常に範囲の広いものだと理解していただき、景色ももちろん重要ではございますけれども、景色ばかりではなく、食であるとか、人との交流、また地域での景観、地域の暮らし全てが石井町の場合は生活に直結した観光地域として捉えていかなければならない必要性があると考えられます。そこではございますけれども、既存である観光資源に磨きをこれからかけていき、石井町のまちづくりの魅力としてこれからも取り組んでいかなければならないと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 今後の観光行政についてということでご質問をいただきました。 ご質問に答弁させていただきます前に、最初の質問の火葬場のときに私この場で平成10年の焼失というふうに言ってしましたけれども、正確には平成8年の焼失ということで、訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 既存の藤まつりに加えてOKいしいパークの藤棚、この藤が近年立派になってきたので、これをメインをこちらになっていったらどうかというふうな趣旨のご質問をいただいたと思っております。今年に入ってケーブルテレビさんのご協力によりまして、今「町長のまちを歩けば」という番組を月1回放送させていただいております。その収録のときにちょうど地福寺さんの藤を見た後にOKいしいパークのほうの藤を見に行きまして、非常に今年立派な藤が外周ぐるりとできておりました。まだ植わってから年数が余りたっておりませんので、全て覆い尽くすほどの藤の通り道にはなっておりませんけれども、議員おっしゃいますように確かにここ数年の後にはあそこの外周一帯が藤のフラワーロードとして一つの観光資源になるのではないかなというふうに感じているところでございます。一方、今現在あります地福寺さん、徳蔵寺さん、童学寺さん、いわゆる幸せの3寺めぐりということで、本町の藤まつり、商工会さんを中心にやられておりますけれども、その中で昔からある歴史を組み合わせた藤の観光についても今後も継続をしてやっていきたいと、加えて新しくできたOKいしいパークの中の藤のほうに誘客を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。 先ほどご質問の中でありました栃木県の足利市のフラワーパーク、私も行ったことはございませんけれども、日本の名景色百選とかというふうな形のテレビ番組がありまして、それで見た記憶がございます。非常にスケールの大きい藤のフラワーパークでありまして、藤だけではないんですけれども、フラワーパークでありまして、一度は行ってみたい景色というふうな形で、多分トップ10以内に入っていたと記憶しております。 また、石井町と相互応援協定を結んでおります和気町でございますが、これにつきましては、就任したときに、協定を結んでおりますので、就任のご挨拶と一緒に藤の公園見させていただきました。和気町の藤の公園につきましても、非常にスケール感の大きい、全国からの藤を集めた施設でありまして、たくさんの観光客でにぎわっておりました。そのときに石井町の藤がありませんでしたので、石井町の藤もぜひ仲間に入れていただきたいということを和気町の大森町長にお願いをいたしましたら、早速昨年度藤本さんという方がいらっしゃって、接ぎ木をして持って帰ってくれて、今接ぎ木をしてをしてくれております。この実は藤本さんという方が恐らく議員さんがお話しされた方ではなかろうかなと思いますが、実は藤本さんが和気町の大森町長の前の町長でして、前町長が藤本さん、今も引き続いて藤の管理をしておりますが、前町長が就任していたときから町長が公務の傍ら藤の管理をして大きくされてきたというふうなお話を伺っております。 議員さんおっしゃいますように藤といいますか、植物は生き物でありますので、適正な維持管理が必要ではないかなというふうに思っておりますが、一方で税金を投入するということで、ある程度透明性のある委託方式をとったほうがいいんではないかということで、入札方法に切りかえさせていただきました。石井町で今まで管理されていた方も非常によく管理をしていただいておりまして、石井町の藤の発展に寄与していただきまして、残念ながら入札の結果、違う業者さんになったんですけれども、かわった後もその入札の業者さん、今現在委託しておる業者さんも適正に管理していただけているというふうにお聞きをしているところでございます。 それらを含めて今後文化財との関連を生かしながらどう活用していくのかが大事でないかというふうなご質問をいただきまして、実は先週町村会で町村長の研修というのがございまして、ちょうど今なぜ観光まちづくりなのかということで、実は町村会で研修がありました。そのときの資料、その研修大体2時間近くあったんですけれども、その研修の中で講師をしていただいたのが、徳島県の観光協会の理事長をされております清重理事長、本町の出身というか、本町在住の方でありますけれども、その方の研修を受けておりまして、非常に感銘を受けたというか、観光行政について改めて考えなければならないなというふうなことがありましたので、答弁にあわせてご紹介をさせていただきたいと思います。といいますのは、今まで観光行政といいますと、一つの自治体の中で完結するような観光行政をやっている自治体が多いと。しかしながら、観光客からしてみれば、例えば石井町がどういうふうな観光があって、例えば神山町がどういうふうな観光があってっていって、町単位でその観光を目的に来ているのでは実はないだろうと。観光に来る方は例えば徳島県の中でどういうものがあって、ここを例えば石井町では藤を見て、神山町ではキレンゲショウマを見るとか、あるいは桜を見るとか、そういうふうな一連の流れの中で観光していってるので、その町にあるものを生かしながら、いかに地域にお金が落ちるようなことを考えていかなければならないんじゃないかなというふうなことをおっしゃっておりました。今石井町で例えば足利のフラワーパーク、9万4,000平米という非常に広大な敷地、あるいは和気町のような広大な敷地を持って藤の花を隆盛させていくというのは非常に財政的にも困難であろうかなというふうに思っておりますが、一方目を向けてみますと、神山町は今日本一のしだれ桜の街道ということで打ち出しておりまして、桜の時期には神山のトンネルに向かって物すごい渋滞ができるようになっております。そのときに石井町として、例えばですけれども、食事をするなら石井町というふうなことで、石井町の食事どころをパンフレットにしたものを例えば神山町さんに置かせていただく、あるいはそういったものを観光協会を通じて発信をしていくといったような、少し言葉は悪いですけれども、他人のふんどしで相撲をとるというふうな形になってしまいますが、そうすることによって地域の活性化があらわれてくるのではないかなというふうなことも少し最近は考えているところでございます。このフラワー、石井町の文化財についても、田中家住宅、あるいは武知家住宅、それから藍の歴史、吉野川の第十堰を含めて、そういった歴史的な背景も非常にあるわけでありまして、それらをつなぎ合わせていきながら、他の地域と一緒になって徳島県の観光事業を盛り上げていくといったようなことについても、いろいろとやっていきたいなというふうに考えているところでございます。少し残念なことではありますが、観光協会さんがつくっていただいた花へんろマップというのがこれ最近できたらしいんですけれども、この中で石井町は童学寺さんの藤と、それから地福寺さんの藤、農業大学校の桜というこの2つ、3つぐらいしか載っておりませんでした。ですので、また観光協会さんのほうにも石井町にはこういう観光資源があるよということを伝えていきながら、たくさんの方々の手をかりてPR活動もつなげてまいりたいなというふうに感じているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 町長もおっしゃってましたぜひ石井町の町の花、そして昔からの地福寺等の藤まつりと、こういう立派な今までの既存のものがありますので、ぜひそれを町としてしっかりとフォローして、和気町、先ほども言いました人口1万5,000、そこで7万、8万の人が来るわけです。石井町もあの藤棚、いろんなことを考えますと、十分にこういうことができると思います。そして、今町長おっしゃったみたいに1点でなしにこの石井町内での1点つなげて、それをまたほかの市町村につなげていく、そういう取り組みも非常に大事だろうと思います。そのためにもしっかりと石井町が藤を中心とした取り組みがぜひやっていただきたいと思います。あと4、5年もすれば、やり方によれば、四銀いしいドームを中心とした盛大な藤まつりができるんじゃないかと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 最後になりますが、次、農業についてお尋ねします。 石井町でも地主の皆さんが耕作できないあいてる田畑、また他人に耕作を依頼している田などがかなりあると聞きますが、町としてはどの程度把握しておりますでしょうか。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) 農地の貸借についてのご質問でございますけれども、この問題視される点は数点あると、そのように思われます。まず、考えられる点でございますけれども、農家さん側が余り農地を借りたがっていない、また農地の需要がそれほどないのではないのかという点、また貸すに値する相手にならない、貸してもいい、あの人には貸したくないとかというふうな概念、農地をきれいに使う人もいれば、逆の方もおられるなどの問題点が考えられると、そのように思っております。農作物をきちんとつくればちゃんともうかる状態、いわゆるシステムを構築していれば、無論規模拡大も必ず図られ、農業に対しての意欲も湧いてくると思われます。個々の農家さんにおかれましては、それぞれ考え、努力して農業をなりわいとして生計を立てているのではないかと、そのように考えておるわけでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 今の状態でもほういうふうに休耕田といいますか、使ってない土地がかなりあるようです。それが今後10年先、20年先になりますと、今以上の休耕田がますます多くなると思います。そしてまた、それをまたほかの他人さんに依頼してつくっていただく、そういうこともできない状態になってくると思いますが、そういう状態になった場合、町としましては、休耕田といいますが、そういうところをどうしていくのか、どう理解しているのか、お答えください。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 解消にとするものでございますけれども、現在におきましては、国におきます農地中間機構の設立がございます。これによりまして農地の貸し手と借り手を募集いたしまして、農地の集約と生産性の向上を図り、高齢者による耕作放棄地を前もって防ぐ役割を担っている機関がございます。農地中間管理事業、いわゆる耕作解消対策に向けた事業でございまして、農地中間管理事業を活用し、担い手農家さんに紹介を行います。両者のマッチングができれば、農地の貸し借りのための契約を行いまして、耕作放棄地になる前に新しい担い手農家さんに使っていただくと、そういうふうな農地中間管理事業を使っていただくのが一つの方法であると、そのように思っております。 産業経済課におきまして、お手数ではございますけれども、足を運んでいただければ、ご相談をしたいと、そのように思っております。また、周知広報につきましても、今後とも引き続き行ってまいりたいと、そのように思っております。 なお、農地を有効利用するに当たってでございますけれども、NPO団体等を立ち上げていただいて、何か事業を展開していただくというのも一つの方法であろうと思いますし、新規就農者であるとか、また農事組合法人、生産法人などにあっせんするのもこの遊休農地を有効に活用するのには打開策じゃなかろうかと、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 石井町にとりましても農業は大事な産業です。空き家対策と同じく、休耕田対策も重要な課題だと思います。それで、これ私農業に詳しい方にちょっとお聞きしたんですが、休耕田の利用の一つの案といたしまして、そこに野菜をつくり、体験収穫をしてもらうことも可能ではないかというお話をお聞きしました。梨狩りとか、イチゴ狩りと同じようなことですが、ただ年間を通じていろんな野菜をつくることができ、それがやはり必要ではないかというお話です。また、都会の人たちにとりましては、田舎に来て、そういう野菜をじかにとる、そういうことがかなり人気があるようです。例えば四国八十八カ所回ってきたバス、そことちょっと話をして、ちょっとその間に寄っていただいて、野菜とかいろんなとってもらう、そういうのをかなり喜ばれるように聞いております。そういうのを含めて、休耕田の利用方法の一つとしては考えてみてもいいのではないかと思います。もちろんこういう一つや二つの取り組みで、これから多くなる休耕田全てがカバーできるわけではありませんが、そういった取り組みを考える中でいろんなアイデアも出てくるものではないでしょうか。まずは小さいことでもやってみることだと私は思います。その取り組みがたとえ失敗しても、また広がるにしても、やらなければわかりませんし、何も生まれないと私はいつも考えております。そういった取り組みを重ねることが休耕田の有効活用につながる一つの手段にもなるのではないかと考えております。 また、石井町の高齢者は3割、約7,000人の方がおいでます。その中にはまだまだお元気な方も多くいらっしゃいます。町長がよくおっしゃっております健康寿命を延ばすためにもこういった休耕田有効活用の取り組みなどと高齢者の皆さんとのタイアップも考えられるのではないでしょうか。これからの高齢化社会を迎え、生きがいを持って働くのではなく、生きがいを持って楽しく動く場を提供するのも行政としての責任ではないかと思います。これからますます増える休耕田、町としてはどのように取り組んでいくのか、今後どういうふうに取り組んでいくのか、お聞かせください。町長、よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 休耕田の有効活用として高齢者の方に生きがいを持って楽しく活用してもらったらどうかというふうなご質問いただきましたが、おっしゃるとおり非常にいいことではないかなというふうに思っております。ただ、貸してもいいよというふうな畑の方と、それからそれを借りてやってもいいよというふうな団体の方、このマッチングも大事であると思いますし、そういった団体の方が立ち上がってくるのが一番ではないかなというふうに思っておりますので、またそのような団体の方が立ち上がっていただきまして、そうした生きがいを持って、仮の農業をしていただくというふうな形でしていただくのは非常に喜ばしいことではないかなというふうに思っております。また、そのような方がいらっしゃいましたら、役場担当のほうにお問い合わせいただきましたら、実現できるように前向きに話を進めていけたらなというふうに考えておりますので、またそういう方いらっしゃいましたら、ご紹介いただきますようにお願いしておきます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 大西隆夫君。 ◆4番(大西隆夫君) 農作休耕地で収穫体験のこういう取り組みもいいのではないかというお話しましたが、それも先ほどの町内の藤まつり等と組み合わせも十分にできると思います。いろんな組み合わせ、いろんな取り組みをすることによって町としてはいろんな活発に町外に対してのアピールもできますし、町外からも多くの方がおいでれるような下地といいますか、状況が整ってくるのでないかと思います。そういう努力はやはりこれから先、時代とともに変わりますが、やはりしっかりと企業誘致等含めて、両輪として地域の皆さんの活躍の場をつくり、その結果石井町がますます活性化するような取り組みも必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後2時25分 休憩            午後2時44分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。6番仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) それでは、議長のご指名によりましてただいまから私一般質問をさせてもらいたいと思います。 まず最初に、通告のしてあります耕作放棄地についてということで質問をさせていただきます。 この問題につきましては、これは以前より何回か質問もさせていただいております。しかしながら、いまだに土地の所有者、まだ刈ってくれません、何もしてくれません、1回も雑草も刈ってくれておりません。町民の何人かの方からも、もうどないなっとんかいなということを聞かれるわけです。町のほうからは何回か文書で頼んでいただいておりますが、ほとんどの方がシルバーに頼んで処理をしてくれているのが現状であります。一部の人に限ってですが、刈ってくれてないといったようなことでございます。これは耕作権のある人がそのままに放置して、付近の耕作をしている方に大変迷惑をかけているということでございます。また、子供たちの通学路にも隣接をしている土地でございますので、用心も大変悪いと思われます。雑草の草丈が高いために町道の交差点でもありますし、見通しも悪いので交通事故にもつながりかねないといったようなことで、心配をしているところでもあります。今回農業委員の改選もあるようでございますし、業務も農地を調整していき、耕作放棄地に対しても改善するような調査権限がなされたようでございますので、耕作放棄地であるとか、遊休農地の発生の防止、解消、農地等の利用の最適化の推進であると明確化しているとのことであります。その点、今後につきましてどのように調査を進めていかれるのか、担当課よりご答弁をまず求めたいと思います。 ○議長(久米毅君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(岡田匡範君) 仁木議員のご質問にお答えさせていただきます。 耕作放棄地についてどのように調査を進めていくのかという質問に対して農業委員会事務局としてお答えさせていただきます。 農地の近隣の方より雑草等の苦情がありましたら、産業経済課、もしくは農業委員会の調査により共同文書にて所有者に対応の依頼の文書を発送をしております。その後にほとんどの方が何らかの対応をしていただいております。ありがとうございます。でも、一部の方にはまだ対応できない形で残られる方もいらっしゃいます。そこでなんですけれども、石井町農業再生協議会にて、農業委員会として耕作放棄地部会の中心メンバーとして農業委員会は位置づけられて、町政の農業行政の一端を担っております。農地の利用の最適化の推進というのが現在の農業委員、及び新しく任命される農業委員、農地利用最適化推進委員さんに利用の最適化の推進業務があるわけですけれども、日々行っていただきます農地パトロールを通じて発見される耕作放棄地の認定等を国の基準に合わせて8月中に行う予定というのが今後の調査の推進状況となると思っております。そこで、耕作放棄地として対応しなければならない農地につきましては、事務局として所有者に対し、各種案内文書を送付することとなります。そこで、農業振興組織であります産業経済課が把握する支援組織等も含めて解消に向けての相談に乗り、新しい農業委員会が新しい組織としてこのタイミングを生かして町政と一体となって相談に乗れるような勉強会等を事務局として考えていきたいと思っております。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) 担当の課長、農業委員会の局長のほうから答弁ございました。本来の基本方針につきましては、耕作放棄地や遊休農地の発生防止、農地等の利用の最適化の推進であるとかを明確にしていくことでありますので、今後も農業委員や担当課におきまして耕作放棄地解消に向けて取り組まれていくよう要望をいたしておきたいと思います。 次に、2点目の後期高齢者医療制度についてでございます。 徳島県後期高齢者医療広域連合は所得が比較的低い人の保険料を軽減する特例につきまして、2018年度から段階的に廃止をするといったようなことでございます。これは国の後期高齢者医療制度の見直しに伴うもので、先般開かれました広域連合議会定例会で条例改正案が可決されたようでございます。75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の保険料は定額部分の均等割と、所得に応じて決まる所得割を合わせて算定をされていると思いますが、2008年度の制度開始時から年金収入に応じて均等割と所得割をそれぞれ減額をしてきたと思います。見直しされる特例につきましては、年金収入が年153万円から211万円の比較的所得が低い人の所得割で、軽減率を現行の5割から2018年度に2割に引き下げ、2019年度以降は廃止をされるとのことであります。県内の対象者は2016年12月末日で、1年で1万3,339人であるとのことであります。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、この後期高齢者医療制度の保険料の算定の特例が段階的廃止によって石井町民の約何人の人が対象になるのか、また2018年度の軽減率5割から2割に引き下げられることによって1人当たりの負担額、幾らぐらいになるのか、2019年度以降の廃止はされることになる1人当たりの負担額についても幾らぐらいになるのか、現在の試算で結構ですので、教えていただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(太田勝久君) お答えいたします。 後期高齢者医療の保険料については、議員さんもおっしゃったように平成20年度の制度発足時から政令本則において、被保険者の世帯の所得に応じて定額部分の均等割を7割、5割、2割軽減する制度が設けられておりますが、この制度開始のとき、その施行時激変緩和措置としてさらに特例として軽減措置を追加し、7割軽減を受ける方については、世帯所得に応じて9割、8.5割の軽減を行っておりまして、低所得者の保険料は大変低く抑えられております。この特例については見直しはなかったんですが、議員さんもおっしゃられた所得割のほうで特例の見直しが今回ありました。所得割につきましては、年金収入が153万円までの方はかかりません。年金収入が153万円以上の方からかかるようになりまして、今回所得割がかかる方のうち年金収入211万円までの比較的所得の低い方の所得割が軽減特例で5割軽減しておりましたが、今年度はこの特例が見直され、2割の軽減、そして平成30年度以降はこの特例が廃止されるということであります。 ご質問にございました平成29年度の所得割の軽減率が5割から2割に引き下げられることによって1人当たりの負担増は幾らになるかでございますが、平成28年12月の保険料データから試算しますと、平成29年度は1人当たり9,000円の負担増、平成30年度はそれからさらに1人当たり6,000円の負担増になることが予測されます。これで石井町の対象となる人数の方は422人がこの軽減がなくなると思われます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) 担当課長より縷々答弁をいただきました。国の方針に従っての保険制度でございますので、制度自体が目まぐるしく変わっていかれるので、本人にとりましてはどのようになっていかれるかと心配をしているそうであります。大まかな試算聞かれたと思いますので、安心をいたしております。 次に、3番目の建設リサイクル法について質問をさせていただきます。 これにつきまして、建設リサイクル法で義務づけられている県知事への通知をしないままに県内自治体が土木工事や解体工事を行っていた問題が神山町の工事で明らかになっている以降、未通知の合計は県内全24市町村のうち、19の市町村の計227件に達したとの報道がございました。義務づけられている県への通知書は、床面積が80平方メートル以上の解体工事や、請負金額が500万円以上の土木工事などの発注者である国や県、市町村が工期や工事の規模などを知事宛てに通知する文書であると思います。この通知義務につきましては、後に法律上の問題が生じた場合に速やかに工事を特定できるように備えることが目的であります。通知がなければ事態の把握が難しくなる可能性があるためと考えられております。通知は受注者と契約後、着工までに提出するのが規定でございますが、業者によっては人材配置の関係などで契約から着工まで一月から2カ月間を要し、この期間の長さが問題点の要因の一つになったのではないかと言われております。 そこで、お聞きしたいのは、この問題を受けまして、県は市町村と県の担当職員を対象とした説明会を開催し、建設リサイクル法の趣旨を確認した上で通知漏れを防ぐため県が決めた新たなルールを説明をし、市町村にも同様の方法をとって、再発防止を図るようにしたようでございますが、この新たなルールはどのようなルールか、従来とどのように変わったのか、お伺いをいたしたいと思います。あわせて、確認の意味も含めまして建設リサイクル法の趣旨も説明をしていただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 3月8日に県庁におきまして建設リサイクル法説明会が開催され、私も出席をいたしました。内容は建設リサイクル法について通知に係る新たなルールについてでありました。 まず、建設リサイクル法の趣旨でございますが、第1条に目的がうたわれております。この法律は「特定の建設資材について、その分別解体等及び再資源化を促進するための措置を講ずるとともに、解体工事業者について登録制度を実施すること等により、再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量等を通じて、資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図り、もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」となっており、分別解体と再資源化等が義務づけられております。また、新たなルールについてでありますが、受注者から提出されます現場代理人及び主任技術者等専任通知書と、この建設リサイクル法第11条に基づく通知の作成を同時に決裁することという内容でありました。また、その後通知の方法についてはメールとすることや、受注者に建設リサイクル法通知済み書を交付し、工事着手時までに工事現場に掲示するよう依頼することとなりました。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) ただいま建設課長より説明がございました。法的に建設資材の再利用につきましては、以前より進めておりまして、建築工事の取り壊しのコンクリなんかは再生砕石にして、舗装工事における路盤材料や擁壁工事の道路側の埋め戻しに広く使われております。今後におかれましてもこの建設リサイクル法を遵守していかれるよう要望をしておきたいと思います。 次に、4番目のヘルプマークの広報について質問をさせていただきます。 県は見た目では障がいなどがあるとわかりづらい人でも配慮が必要なことを周辺に伝えられるヘルプマークを県内24市町村の窓口で配布をしております。これまでは県の施設のみで配っていたようですが、より身近なところで手に入れたいとの要望があり、配布場所を広げたとのことであります。新たに配布場所となるのは24市町村役場の福祉課や住民課、保健センターなどと言われております。マークにつきましては、縦が8.5センチ横が5.3センチのゴム製であります。赤地に白の十字とハート型がデザインされ、かばんなどにつけられるようストラップがついておるそうでございます。2012年に東京都が障がい者や難病の患者、妊娠初期の妊婦らのためにマークを発案、全国に広まっていったと言われております。 そこで、お伺いをいたしたいのは、本町ではこのヘルプマークはいつから配布をしているのか、またどこで配布されているか、現在まで何人に配布したか、配布の際に何か基準があるか、お聞きをいたしたいのと、石井町でもいろいろな機会を捉えて広報を行っていると思いますが、このマークの趣旨を十分理解してもらうため、例えば各種団体の総会、各小・中学校の授業においてなどが考えられますが、今後どのような広報の仕方を考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(木村勇人君) お答えいたします。 石井町ではこのヘルプマークは県より通知があった5月10日から福祉生活課の窓口で配布しております。現在のところ4名の方に配布しております。配布の基準については、福祉窓口に来たときにヘルプマークが欲しいとの申し出があった場合に取扱説明書をつけてヘルプマークをお渡ししております。お名前とか手帳の所持状況とか、その他症状等の確認は行っておりません。今後広報いしい等に載せて周知する予定でありますが、各学校等には在庫等の加減があるんですが、まだ県のほうからそこまでいただいておりませんので、ポスターやチラシ等で周知する予定です。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) このことにつきましては、今後とも見た目ではわかりにくい障がいのある方や目の不自由な方、またお年寄りの耳の不自由な方にわかりやすいマークにしていただきたい。今後わかりやすい広報の仕方についてを要望をしておきたいと思います。 次に、5番目の学校の給食センターの対応マニュアルについて質問をさせていただきます。 これは海陽町の海陽南学校給食センターが3日間海南、海部の両小学校の児童233人分の給食配給を中止していたとの報道がございました。理由として前日の感染症の定期検診で調理員の1人からノロウイルスの陽性反応が出たためとのことでございました。海陽町教育委員会と両校は同日給食提供を見合わせることを保護者に通知し、児童は3日間弁当を持参したとのことでございます。海陽町は教育委員会によりますと、2月28日午前、センター職員が全職員9人分の検便を町立海南病院に提出し、1人から陽性反応が出たため、連絡を受けたセンターはつくりかけていた当日の給食を廃止したということです。町内2カ所にある別の給食センターが簡易給食を配給したとのことでございます。このことを受けて、海陽町教育委員会では感染症が検出された場合の対応マニュアルを作成していると見解を発表しておりました。 そこで、お伺いいたしたいのは、石井町学校給食センターにおいて感染症が発生した場合の対応マニュアルが作成されているかどうか、作成されているのなら、いつ作成をされたものか、また時代とともに例えば連絡方法などが見直ししていく必要があると考えるが、見解をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 給食センター所長。 ◎給食センター所長(米澤庄司君) お答えいたします。 給食センターにおきましては、衛生管理マニュアル、食中毒対応マニュアルと学校給食におけるノロウイルス食中毒発生時対応マニュアルを作成しております。マニュアルの作成された時期は不明ですが、毎年4月ごろに見直しをしながら作成をしております。連絡方法につきましては、緊急の場合は電話及びメールで対応し、その後各学校及び保護者宛てに現状報告及びその対応、対策について文書で通知したいと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) ありがとうございました。ちょうどこの今の時期が梅雨時期でございますので、最も食中毒を起こしやすい時期といったようなことで質問をさせていただきました。今後ともこのことにつきましては、十分注意しながら本町においてもこの学校給食センターの業務をしていただくよう要望をしておきたいと思います。 次に、6番目の児童虐待についてということで質問をさせていただきます。 虐待を受けた疑いがあるとして徳島県警が2016年に児童相談所に通告した18歳未満の子供は297人と、前年に比べまして65人、約28%が増えております。過去最多となったとの報道がございました。心理的虐待の一種で、保護者が子供の目の前で配偶者らに暴力を振るう面前ドメスティック・バイオレンスの増加が目立つとのことであります。これは周辺住民の情報提供や相談で発覚するケースが多く、県警は早期の通報を呼びかけているとのことであります。県警少年女性安全対策課によりますと、虐待の内容は脅迫などの心理的虐待が全体の3分の2を超える206人、これは前年度に比べまして50人増といったことであります。このうち90.8%に当たる187人が前面ドメスティック・バイオレンスで、このほか身体的虐待が69人、これは22人増加しております。育児放棄が22人、これは7人減となっているとのことであります。摘発件数は4件、1件増加しておりますが、全て身体的虐待のケースであったとの報道でございました。 そこで、お伺いしたいのは、2016年度において石井町では児童相談所に通告した18歳未満の子供であったのがどうか、またあった場合はどのように発覚したのか、どのような虐待であり、どのような対応をとり、解決したのはどうかをお伺いをいたしたいのとあわせて、今後虐待をなくするために町としてどのように取り組んでいくかを担当課長よりお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(桃井淳君) お答えをいたします。 2016年内におきまして、石井町から児童相談所に通告した事例は実際にございます。あったんですけれども、個別の詳細につきましては、公の場ではちょっと説明は控えさせていただけたらと思いますので、ご了承よろしくお願いいたします。 児童虐待に関するふだんどういう取り組みをしておるかということで説明させていただけたらと思います。児童虐待に関する相談とか、通告があった場合ですけれども、その場合はその情報収集と、児童が安全かどうかの確認をまず行います。緊急を要する場合には警察に通報するか、もしくは児童相談所に送致いたしまして、児童を一時保護していただくようになっております。 また、本町では児童虐待への対応を図る組織といたしまして、石井町要保護児童対策地域協議会という組織を設置しております。これは児童相談所と各関係機関が連携をとりまして、対象児童の適切な保護を図るために必要な情報の交換、また児童や保護者等への支援の内容に関する協議を行うための組織となっております。 具体的な支援の内容としましては、定期的な面談でありますとか、家庭訪問の実施、また状況によりましては児童を親元から切り離して、施設への入所ということになっております。施設への入所となりましても、それで支援の終了ということではなくて、そこから児童の家庭復帰へ向けた支援というものも行っております。また、家庭復帰が実現したという場合におきましても、一定期間は関係機関と連携しまして、家庭訪問等で児童の安全確認を定期的に行い、また保護者への相談、面談等も継続いたしまして、虐待の再発防止に努めておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) ありがとうございました。新聞報道で自分の子供が虐待という痛ましい事件が見受けられます。今回そういったことで質問をさせていただきました。自分の子供が欲しいと願って、できない夫婦もたくさん増えております。不妊治療をしてもなかなか子供に恵まれない方もたくさんおられるようであります。その人たちから見れば大変腹立たしい思いになるのでないかと思われます。そういったことで石井町として虐待に対する取り組みをお聞きをいたしたところでございます。 次に、7番目の統合による石井警察署の位置づけについてということで質問をさせていただきます。 徳島県警は徳島北署と板野署、徳島西署と石井署、阿南署と那賀署を統合し、現行の13署を10署とする警察署再編整備等総合計画を公表しております。これによりますと、徳島北署と板野署、徳島西署と石井署は来年の4月、阿南署と那賀署は2020年4月をめどに統合するとの内容でございます。それぞれ統合した後の本署は徳島北、徳島西、阿南の各署に置き、板野、石井、那賀の各署は分署とするとの内容であります。板野、那賀防災活動の拠点として位置づけ、板野署には広域防災センターを設置をし、救出、救助部隊となる四国管区機動隊が移転すると、また那賀署には災害用の機材を充実させて南海トラフ巨大地震に備えるとのことであります。地元石井署には本部の広域自動車警ら隊が移り、パトロール活動の拠点となるとの発表でございました。 それで、お伺いしたいことは、石井署は来年4月に徳島西署に統合され、分署となり、本部の広域自動車警ら隊が設置されるとの発表でございましたが、具体的に何人が駐在し、何台の車両が駐留し、どのような任務に当たるのかをお伺いをいたしたいのと、また統合されることによって全ての事務が徳島西署に移ってしまうのか、残してもらえるものはないのか、具体的にわかっている範囲で結構でございますので、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 防災対策課長。 ◎防災対策課長(多田寛君) 石井署の統合について何点かご質問をいただきました。順にお答えさせていただきたいと思います。 徳島県警警務部警務課のほうに問い合わせをしておりますが、現在まだ検討中ということで、警察署再編整備等総合計画以上の答えはなかなか出てこないわけなんですが、その中でわかる範囲でお答えさせていただきます。 具体的に何人が駐在し、何台の車両が駐留するのかということでございます。石井署につきましては、議員ご指摘のとおり広域自動車警ら隊、並びに鉄道警察隊の2隊が移転される、配置されることが確定しております。配置される人員については、県警本部に問い合わせたところ、現在のところ人員等の詳細については決まっておりませんという回答をいただきましたが、先日井上議員のご質問の中で、町長のほうから40人前後の人員が配置されるのではという答弁がございましたので、それが最新の情報ではないかと思っております。 次に、どのような任務に当たるのかということでございます。広域自動車警ら隊については、パトカーを用いて県内全域の街頭犯罪に対する初動捜査、及び夜間における捜査力を強化する部隊であると、犯罪の防止や交通取り締まりなどの広域パトロールを行う業務を主なものとしております。また、鉄道警察隊につきましては、列車警乗など、鉄道施設、列車、駅構内、機動室、敷地内において各種警察活動を行う部隊という説明でございました。 次に、石井警察署に残る業務を具体的に伺いたいという点でございますけれども、統合されましても運転免許更新などの窓口業務につきましては、当面維持されると聞いております。一定の住民に対する利便性は確保できるものと考えております。 また、町内の交番、駐在所についても現在の体制が引き続き維持されると聞いております。 また、石井警察署が現在名西交通安全協会や防犯連合会などの事務局を9つほど所管しておりますけれども、一部を除いて維持されると、その一部といいますのは、名西地区交通安全活動推進協議会、これが1警察署に1組織というような決まっていることがあるそうですので、その点につきましては統合されるだろうと。そのほかについては、美馬署が先に統合されておりますので、それに準じて統合並びに上部団体を立ち上げるなどの対応がとられるものと考えております。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) この警察署の統合についてでございますけれども、この事案につきましてですが、町民の方からよくこれ話を聞くわけでございます。石井、神山の両町におきましての事件も少ないこともあるようですし、日ごろ警察のほうへ行く用事もございません。私たちも年に数回しか行く用事もございませんので、特に要望したいのは、統合した後の石井署における、今日の新聞では名西署というようになるようなことでございます、町民に対してやはり安全・安心の啓発活動、また統合等による組織体制の再編、強化をお願いをいたしたいと要望いたしておきたいと思います。 次に、もう最後になりましたが、8番目の公共事業の進捗状況についてということでお尋ねをいたします。 特に石井地区におきましてはたくさん工事をやっていただいております。来年の開園に向けての石井幼稚園の改築工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査をはじめ、幹線道路であります町道石井123号線の整備の繰り越しの工事でございますとか、続きであります石井50号線の町道整備事業も、国の予算もついて工事に着手をしております。また、民設民営の保育所の新築につきましても、前の老人ホーム跡地におきまして早期に着手するための外構工事にも着手をしていただいております。それに伴う駐車場の舗装工事なんかも竣工しておるところであります。 そこで、町長にお聞きいたしたいのは、民設民営で開園する保育所の子供たちの安全対策についての思いであります。近くにかんがい用の大きなため池もございます。町道に面した南側部分については、一部ガードレールも設置ができていません。ため池はご存じのとおりすり鉢状の構造ですので、一旦入ったらなかなか出ることもできませんし、安全面からも事業者からの開発条件の同意のときにおきまして、いろいろと条件をつけて同意をしていただきたいと思っております。 それと、道路整備につきましては、町道石井123号線から西への農業研究所のほうへの計画と認定路線であります石井50号線の東に向けての国道192号線までの計画は今後に必要になってくると思われますが、どのように進めていかれるのかをお聞きをいたしたいと思います。このことにつきましては、農大跡地に既に徳島大学の生物資源産業学部もできておりますし、また株式会社タキイ種苗、Tファームいしいも完成をして思います。また、民設民営の保育所への送迎等につきましても、左右多くの車の通行に支障がないようにしていくためにはこのアクセス道路は大変必要になってくると思われますので、その点を町長にお尋ねをいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) 私のほうからは道路整備についてお答えをさせていただきます。 議員ご指摘のとおりこの周辺においては徳島大学生物資源産業学部、またTファームいしい、タキイ種苗の立地によりアグリサイエンスゾーンの中核道路となっております。また、農林水産総合技術支援センターまでの計画でありますけれども、構想といたしましては、主要地方道石井神山線までのルートがございますが、着手時期等、現在のところ全く未定でございます。このルートにつきましては、農林水産総合技術支援センター敷地内を通過せざるを得ないかと思われます。2年ほど前に支援センターの方と協議をいたしましたけれども、水路にふたをかけて幅員を拡幅するといった内容でありましたので、幹線道路の整備となると少し困難かと考えます。 また、石井50号線の国道までのルートでございますけれども、現在は農大跡地区間の桜並木入り口までの250メーターを整備していますが、これより北については、洪水時における渡内川の影響が懸念されますので、慎重に計画をする必要があります。また、計画の際には地元の方々のご意見も拝聴しながら進めたいと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 道路整備の構想につきましては、先ほど建設課長が答弁したとおりでございます。 私のほうからは子供たちの安全対策と許認可の同意についてにおけることについてご答弁させていただきます。 子供たちの安心・安全の確保につきましては、非常に大事なことでありますので、現在進めていただいております施設のほうに対しましても協力をお願いしたいと思いますし、また町といたしましても、進入路となります町道について、狭隘な箇所については通路にふたをするなど、適時適切な方法で対策をとっていきたいというふうに考えております。 また同時に、許認可の同意につきましては、書類を審査していく中で、改善点があれば条件をつけるなどお願いをしたいというふうに考えております。 またあわせて、ご質問の中にありましたため池につきましては、現地を少し見させていただきまして、また仁木議員にも一緒に見ていただいて、対応できるようであれば対応をさせていただきたいと、このように考えておりますので、ご協力賜りますようにどうぞよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後3時28分 休憩            午後3時51分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。10番有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま議長の指名をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず最初に、防災につきましてご質問をさせていただきたいと思います。 先日私の浦庄地区上浦で防災の出前講座をしていただいたんですけれども、そのときに非常にやっぱり地元の防災組織をかちっとしとかなんだら、いざというときには対応できないなということも痛感いたしました。そこで、今現在石井町において自主防災組織がどのようにつくられておるのか、またどれぐらいの展開がなさっておるか、防災課長のほうからご報告をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 防災対策課長。 ◎防災対策課長(多田寛君) 自主防災組織の取り組みについてご質問いただきました。 今年4月現在の自主防災組織数159組織となっております。加入している世帯数は8,935世帯ということで、組織率は86%程度となっております。現在自主防災組織におきましてはそれぞれ防災訓練を実施いただいております。また、避難訓練や炊き出し訓練など、防災訓練、また防災講座の実施、またAED研修、水、消火器による消火訓練、各地区の実情に合わせてさまざまな訓練、研修等を実施いただいております。ただ、防災組織いろいろ温度差というものがございます。まだ何も取り組んでいないところもあれば、例えば平島のほうに防災センターのほうに避難訓練をして、その場所で研修を受けて、また炊き出しをするというような訓練をしている自主防災組織もあります。この温度差をどう上げていくかというのも防災の課題であると考えております。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま石井町においては159の自主防災組織ができておるということでございます。人数が8,935で86%というのは、人数的からいえば、ちょっと疑問もあると思うんですけれども、恐らく子供とか、そういうのを入れないで、世帯の人の人数だろうと思います。しかしながら、86%の達成をしておるということでございます。非常に石井町の自主防災組織は地区によってもかなり差はあると思うんですけれども、この間も防災士の方から講演をいただいたわけでございますけれども、やはりいざとなれば、やっぱり地区の自主防災組織がかっちりしておかないと、例えば寝たきりの方とか、家で一人で独居老人とか、そういうのを地域で把握するのはやっぱり小さいところでなかったら、役場の職員が全部対応するわけにもいきませんので、まずそういうふうな訓練とかをしておくのも大事なことだと思っております。 そこで、この間の講座を受けて、1点気づいたことなんですけれども、やはりいろんな防災士の方が資料もこしらえたり、非常に勉強もしていただいたんですけれども、やはり統一した石井町の防災マップはできておりますけれども、いざというときに対策、どのように行動して、どのような水の問題とか、食事の問題とか、いろんなマニュアルがあると思うんです。それについてやはり町のほうでそのマニュアルをこしらえて、防災士の方とも相談して、石井町の防災マニュアルというのがあったら、講演会しても、各家庭に配っても非常に便利ではないかと、そのときに思ったわけでございます。 そこで、石井町において防災マニュアルをこしらえる予定があるか、現在でも町のほうではあると思うんですけれども、一般に周知ができるようなものを今後どのようにしていくのか、課長のほうからご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 防災対策課長。 ◎防災対策課長(多田寛君) 現在石井町のほうでは災害ハザードマップというものを整備して、全戸配布いたしております。ただ、ハザードマップにつきましては、石井町内の避難所の一覧や地図により水害想定図が主な記載事項となっておりまして、議員さんご指摘のような細かな災害対策ということでは余り記載されていないのが現状かと思います。数年前に石井町でも我が家の災害マニュアル、地震、火災、風水害から身を守るためにという冊子を、もう十数年前とお聞きしておりますけれども、過去に配布したという経緯はお聞きしているところでございます。現在徳島県の協力でFM徳島が作成して市町村に配布いただいております防災ハンドブック、こういう冊子ですけれども、これが徳島県の災害、直下型地震でありますとか、津波被害、海岸線どれぐらい津波が来るのかとかを記載しておりまして、私どもが自主防災組織とかに研修に行く場合にはお持ちして、配布するようなこともしております。今後防災対策課のほうで配布しておりますので、またご興味のある方は申し出いただけたらと思います。 石井町のほうで防災マニュアル等をつくる予定があるのかということでございますけれども、現在のところ計画はしておりません。ただ、石井町に特化した災害に特徴づけた防災マニュアルをつくるというのも必要ではないかと考えますので、予算措置などを伴います。今後どのようなものが防災減災対策にとっていいのかなどを含めて検討させていただけたらと思います。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 大変丁寧に答弁していただいたわけでございますけれども、現実にハザードマップマップもあるし、私もいろんな防災の資料はいただいておりますけれども、やはり現地で説明会をしたりするのに先生の方がみんなそれぞれ違ったような分野で講演をしていただくわけでございます。そこで、やはり課長も言われたように石井町に即応した防災マニュアルというのをやっぱりつくっておいたほうが将来的に、将来的にといいますか、もう地震がいつ起こるかもわかりませんので、やはり先ほどからも言っておりますように地震が一番怖いです。石井町の場合は水害も非常に毎年のように起こっております。そういうのもありますので、できるだけ早く対策を講じていただけたらと思っております。 そこで、先ほども86%の組織もできておるということでございますけれども、現実に残っとんのは恐らく石井町の住宅とか団地とか、そういうところがなかなか自治体組織が組み上がっておらない地域がまだございます。そういうところが恐らく防災組織もできておらないということなんでございましょうから、これ86%は非常にすばらしい実績だと思います。そこで、今後石井町の防災の取り組みについて町長のほうから決意といいますか、自主防災について、課長も非常に課としてやっていただけることも決意を思いましたけれども、町長のほうから自主防災について何かありましたら、ご所見をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 自主防災についてということでご質問をいただきました。 石井町の自主防災組織率というのは県の示してる指針よりきついといいますか、より実効性のある数字ということで、全世帯を対象にしてその組織率というのをやっております。石井町が今約1万1,000世帯程度でございますので、その8,950世帯で組織率が86%ということになっておりまして、県の指針で言えば、石井町は自主防災組織率は100%なんですけれども、有持議員さんがおっしゃいますようにより実効性のある自主防災組織ではならないという観点から、今現在全世帯を加入していただくように対策をとっているところでございます。 まず、自主防災についてということで、やはり一番大事なのはすごくごくごく簡単なことで一番難しいことなんですけれども、やっぱりまず災害が起こったときに自分の身の安全を守るということがやはり一番大事なことではないかなというふうに思っております。加えて大雨時とか、台風等で浸水が予想される場合につきましては、近年予報がかなり発達しておりますので、早目早目の避難をしていただく、そして津波がある地域においては津波てんでんこというふうな言葉もあるわけでありますけれども、まず自分の身の安全を図ってから近隣住民の方の命の配慮をしていくというふうな形で、この意識統一をまずしていくのが一番でないかなというふうに考えているところでございます。 また、先ほど課長が答弁申し上げましたように各防災組織によって温度差がございまして、一方の防災組織の方、活発に活動をしていただいていると、もう一方の防災組織については、組織はあるけれどもなかなか活動に至っていないというふうなことについて、町といたしましてどのようなことが原因になっているのか等々把握していきながら、より自主的に防災活動に対応していただけるように啓発活動も行ってまいりたいと考えているところでございます。 防災減災につきましては、公助の部分もあるわけでありますけれども、やはり一番は自助、共助、この部分が一番大事でございますので、町といたしましても、家具転倒防止対策であるとか、各種政策を展開していっておりますが、その政策の展開とあわせてより実践的な広報活動にも力を入れていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。
    ◆10番(有持益生君) 町長のほうからも非常に心強いご所見をいただいたわけでございますけれども、やはり防災は、まず一番は自分の命を守るということです。それが、次は家族と、そして隣近所、そして我々議員はやっぱり地域の守るために日々勉強もしたり、努力をしていかなくてはいけないと私自身も思っております。そこで、先ほども言いましたように防災には非常に温度差もございますので、できるだけマニュアルも平均化したものをこしらえていただいて、やはり同じように共用していけるようなものもつくっていただいて、今後ともやはり一番は徳島県知事も言っておりますように死者ゼロ、徳島県ゼロ、それにはやっぱり石井町もゼロにするためにはやはり町も住民を巻き込んで、町を挙げてのこれからの活動というのは大事だと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げておきたいと思います。 次に、町内バス運行につきましては、3月議会にも質問をさせていただきましたけれども、先日北島町において社会福祉協議会のほうで町内バスを5月から運送すると、そして2、3日前に鳴門に用事があって行ったんですけれども、鳴門市も、鳴門市営バスもあるんですけれども、鳴門の町内バスという小型バスが走っておりました。それで、課長にお願いしておるんですけれども、今現在徳島県において市町村の町内、市内バスの運行状況、取り組みについて、わかる範囲でご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(太田勝久君) お答えいたします。 3月議会でたしか、ちょっと今資料持ってないんで、県内の運行状況はっきりした数字は覚えておりませんが、県内でコミュニティーバスをしているのが13ぐらいあったと思います。この間も申しましたけれど、どこも赤字で、大抵のところは補助金をもらって運用しておる、ただ過疎部に対する補助金なんで、石井町にはちょっと補助金が難しいかと思うと答弁したと思います。というように、コミュニティーバスを町単独で運行させるということは費用対効果の観点から財政的にも非常に難しいと言わざるを得ないと思います。今出ました北島町のコミュニティーバスも、あれも既存の路線を活用してたしか運行されていたと思います。例えばあくまでも例ですが、ならば石井町でするとすれば、四銀いしいドームの利用者向けに岡田企画さんが運行しているバスがあります。ドームも皆さんご存じのように利用者も多くて、利用者でいっぱいでほかに一般の方を乗せるというのは現状では困難かと思いますが、こういった既設の路線を活用し、アイデアをつけ加えた上で先方と協議を重ねてお願いするような方向で検討していければと考えております。 先ほどの谷脇議員さんのときの町長の答弁にもありましたけれど、法人独自で無料巡回バスを運行している例もあります。町長さんが言うてくれましたけれど、社会福祉法人健祥会さんが行っている無料巡回バスは、登録さえすればコース上の安全な場所ならどこでも乗りおりできるようであります。ただ、週1回の運行ではありますが、県内で4ルート運行しておりまして、石井町を通過するルートもございます。町単独で問題解決するのは困難ですし、こういった民間のお力も非常に貴重なものだと感じております。町の施策としましては、事業者や病院などに町が何かしらのサポートを行ってバスを運行することができないかなどの検討もしてまいりたいとは思いますが、私の意見としましては、費用をかけずに効果を上げられるよう、例えば地域住民が近隣のお年寄りの移動を支援するなど、そういった地域の支え合い体制づくりに力を注いでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま課長からご答弁いただいたように非常に町内バスといいますのはコミュニティーバス、非常に厳しいのは十分私もわかっておりますし、僻地で過疎対策でバスを購入して、過疎地は大体国からの補助においてやっておりますので、それは十分対応できると思います。そこで、石井町みたいに過疎対策税のないところはそういうふうな余分なお金がないのはもう重々わかっております。そこで、先ほど課長も言われましたように谷脇議員さんの質問にもありましたように健祥会とか、プールの岡田企画さんとか、そういうふうなことも考えたり、いろんな方法、また社会福祉協議会も、やはりこれはもともとお年寄りが足がなくて、行きたいところにも行けないということで町内バスをしていただけないかというふうな高齢者の方のご要望が非常に大きいわけでございます。そこで、谷脇さんのときに町長からのご答弁もあったように健祥会さんとか、いろんな形で今後とも検討していただけると思いますけれども、町内のタクシー会社さんとか、皆バスも持っておりますし、安価な経費で、多少町が補助、個人的に補助するよりもタクシー会社さんとかに多少の補助をして町内を回っていただける方法とか、いろんな形はあると思うんです。経費が多少はかかりますけれども、今後ともそういうふうなこと、いろんな方面から検討していただきまして、前回にも言いましたように生まれてよかった石井町、住んでよかった石井町、最後の最後まで石井町で住みたいという方に配慮をしていただきますようにそういうお年寄りの足ということも今後ともご検討いただきますことを、町長も先ほど谷脇さんのときにご答弁いただいておりますので、これは要望として今後ともご検討いただきますようにお願いをしておきたいと思います。 次に、観光につきまして、大西議員がもうほとんど質問していただきまして、つけ加えることもうほとんどないんですけれども、私的に2、3点お伺いをしていきたいと思います。 石井町にはいろんな桜まつりとか、藤まつりとか、イルミネーションとか、町とか、商工会とか、いろんな団体が行事もやっております。そして、石井町にもたくさんの文化財がございます。それを有効に利用して、やはり観光行政というのも石井町もこれから考えていかないと、やっぱり取り残されるといいますか、徳島県自体が観光行政というのは非常に弱い県でございます。そこで、石井町ももっと頑張っていただいて、どなんぞ町外、また県外の方を石井町に取り込まれていく方法を考えていかなくてはいけないと思います。 そこで、先日童学寺さんが火事で焼失したわけでございますけれども、課長も、町長も言われたようにいろは市というのが童学寺で開催されたわけでございます。そのときにトンネルの土で埋めたところがあるわけですけれども、あそこに臨時の駐車場をつくったわけでございます。そしたら、もうほぼ満杯、もう置くところがないぐらい自動車が並んだ。そして、それから童学寺まで徒歩で約200メーターぐらいですけれども、行く道がございます。また、童学寺さんも非常に火事があってご本尊さんが助かったということで非常に新聞でも報道されて、その影響もあったんですけれども、非常に県外各地から参拝、そして寄附に来られていたわけでございます。私の知り合いも何人か鳴門からも来ておった方もおいでますけれども、そこで童学寺さんももう復興は恐らくまた近いうちにできると思いますけれども、あの童学寺トンネルの土を利用したあそこを利用して駐車場、そして道の駅、また石井町には温泉がないということで、温泉を望まれる方もたくさんございます。そこで、総合的な観光施設といいますか、石井町の商業施設、そしてもちろん農産市も含めて何らかの形で将来的にできるだけ早く開発していけば、先ほど町長も神山へ行く道で石井町で食事もするところがたくさんありますし、そういうマップもつくったらどうかというご提案もございました。そこで、あの童学寺さんも非常に石井町の山がずっと桜がもう非常に街道といいますか、桜が非常に植えられて、すばらしい地域になっておりますし、また藤もあります。そこで、童学寺というのは今までバスがとまるところがございません。ですから、別格ということで、あそこはかなり参拝者はあるんですけれども、せっかく来た、バスで来た人がバスが置けないということで焼山寺に行くのに素通りをするところなんです。そこで、そういうふうなことも含めて、何か石井町のためにせっかくある童学寺というのは弘法大師が幼小のときに学ばれて、非常に由緒あるお寺でございますし、ご本尊さんもすばらしいご本尊がございます。秘仏でございますけれども、それもやはり今後相談によってあのご本尊さんを拝めるようにすれば、遍路に来られる方が石井町で童学寺に寄っていただけるというんではないかと、そういうことも思うわけでございます。そこで、先ほども言いましたように石井町は農産市も非常に盛んな町でございますし、百姓一さん、百姓市場さん、そして四季の里さんというふうにどこももう毎日のように車が満杯でございます。もう一つぐらいできてもまだまだ石井町は農産物の宝庫であるということで、今後もそれも観光に農産物も利用していただければ、もっと農業のほうも盛んになると思いますので、観光と商業と農業と、それを含めた形で今後とも、これはいろんな方々のご意見もいただいて、町として取り組んでいかれたらと思うんですけれども、町長のご所見をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) 有持議員のご質問にお答えいたします。 まず、観光行政についてのご質問をいただいております。 まず、観光行政でございますけれども、どのように地域の観光と、また地域の産業、既存の産業と観光とを結びつけていくか、場所の問題、また地形の問題などを共存させていくかが大きなテーマであると、そのように考えられます。 議員ご指摘のございます新童学寺トンネルの手前の有効活用でございますけれども、実はあそこは水源がないのが大きなネックでございまして、あそこから水を引くとなってきたら、多額な金額が必要となってまいります。議員おっしゃるに駐車場とか倉庫には適しているとは思われますけれども、それ以外の用途について何か建造物を建てるにおいてはちょっとハードルが高い場所ではなかろうかと、そのように思っております。もちろん地域の知恵とか、あるいは地域の関係機関の協力をもって解決していくこと、それ自体が地域づくりにつながるとは思っておりますけれども、一方的に何か施設をつくる方向性ではなくて、議員先ほどもおっしゃっております農業関係も石井町としては大切な観光資源となっておりますので、観光と農業の共存について重要な施策、それについて何なのかということ、今後柔軟な施策が観光については必要でないかというようなことを担当課としては考えるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) 先日いろは市が開催されました童学寺の文化財の状況について、まずここで述べさせていただきたいと思います。 ご本尊の国の重要文化財に指定されております木造薬師如来坐像でございますけれども、現在は安全のために徳島県立博物館に保管されていることを申し上げます。あと、町指定文化財でございますけれども、キリシタン灯籠と庭園逍遥園は火災は無事免れて存続しております。ただ、ちょっとまだ逍遥園に関しましては焼失した本堂の南側にございますし、まだ完全に文化財として観光に耐えられるかといったら、それはちょっとまだ現時点ではどうかなという感じもしますが、もし訪れた際にはご覧になっていただきたいと思います。また、石井町内には国指定の文化財が3件、県指定の文化財12件、町指定文化財16件、計31件の指定文化財と1件の国指定登録文化財がございます。町内の各地区にすばらしい文化財が存在しておりますので、観光資源としても有効活用にも協力し、努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 観光行政全般についてご質問をいただきまして、今それぞれの担当課長が申し上げましたが、童学寺のいろは市のときに私もあそこに車をとめさせていただいて、それからいわゆるけもの道、トトロの道みたいな形のところを下っていって童学寺のほうに行ったわけでありますけれども、非常にそのけもの道については風流のある形で、非常によかったのではないかなというふうに思っております。 今先ほど大西議員のときに少ししゃべらせていただきましたが、先日町村会のほうで観光のまちづくりについてという研修がありまして、そこで国交省の方もおいでていただいておったんですけれども、今2016年でインバウンド数、いわゆる国外からの観光客数が2,400万人ほど日本全体でいらっしゃったと、これを2020人に4,000万人にまで持っていきたいということで、国を挙げて今取り組んでいるところでございます。2020年といえば東京オリンピック・パラリンピックが開催される年でありますが、そのときに合わせて日本の魅力を海外に伝えていこうではないかということで、国を挙げて取り組んでいるので、徳島県あるいは四国についても、力を合わせて広域的視野を持って観光行政に取り組んでいただきたいというふうな内容の研修でございました。 2016年に約2,400万人のインバウンド数があったわけでありますけれども、四国に何万人おいでたかといいますと、四国には65万人程度しか訪れていないということで、今その四国全体を一つの観光地と捉えて、四国八十八景プロジェクトと言いますけれども、今国交省のほうが四国のこの魅力ある地域の写真を集めて広報するような活動もしております。四国八十八と言えば八十八カ寺でございますが、八十八カ寺私も4、5回仕事の関係で回ったことがありますけれども、雑談になりますが、八十八カ所は、八十八カ所を回ることによって煩悩をとり除く、一つ一つ煩悩を取り除いていって、八十八個の煩悩を消し去ると、加えて番外の20カ寺を回ることによって人の持つ108つの煩悩を浄化していくというふうな形のめぐり方でありまして、この思いは非常に外国人に取り入れられていくのではないかなと、その八十八カ寺を回るときに番外の20カ寺も回ることによって童学寺さんにも足をとめていただける機会が多いのではないかなというふうに考えているところでございます。そのとめていただく駐車場、あそこは民有地でありますので、町がなかなか干渉することは難しいかもわかりませんけれども、何らかの協力、あるいはサポート等ができるのであれば、今後も行っていきたいというふうに考えているところでございます。 加えて文化財の活用につきましても、やはり外国人の方が非常に興味があるのは日本の文化でございまして、特にそういう歴史的価値のあるもの、本町には国分尼寺跡もございますが、まだちょっと整備はできてないんですけれども、国分尼寺跡、それから先ほど申し上げました田中家住宅、武知家住宅等々、非常に歴史のある建造物等もございますので、童学寺さんや地福寺さん等々とあわせてそういったものについても、周遊できるような形で考えていけるように取り組んでいきたいなというふうに考えております。 もう一点、これはこの研修のときに言っていたんですけれども、観光の語源というのは、中国の易経でありまして、「国の光を観るのは王の賓たるに用いるによろし」というのが観光という言葉の語源というふうに聞きました。その光とは何かということに関してましては、その地に住む人々の日々の営み、こうしたものを紹介することが一番大事だよ、光はどこにも例外なくあって、それを漫然と見るか、あるいはスポットを当てて見るかということが大事であるというふうなことをお聞きしました。その自分の町の光を知るためにはやはり郷土教育が大事ではないかというふうなことを話をされておりまして、徳島県では徳島観光阿波かるたというのがあるそうでございます。私も少し認識不足でそのかるたの存在については知らなかったんですけれども、そのかるたについては、「あ」と言えば何々というふうな形で子供たちがすぐ答えれるような格好のかるたになっておりまして、これを研修のときに聞いておりまして、石井町版の観光かるたをつくって、例えば小学校の授業で取り入れるなり、あるいは団体さんの遊戯の中に取り入れていただくなりして、大人も含めて子供たちが石井町の魅力を知ることが他に広報する手段の一つになるのではないかなというふうに考えているところでございます。今初めてしゃべったことでありますので、今後また教育委員会や産業経済課、あるいは社会教育課等々とも連携をとりながら、そういった観光かるたがつくれるのであれば、またつくって、本町の魅力を再発見することによって観光行政に生かしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 町長から非常に心強い答弁をいただいたわけでございますけれども、やはり観光というのは町を挙げてやっぱり取り組んでいくべきだと思いますし、やらなくてはせっかく今まであったものを宝の持ち腐れといいますか、せっかくあるものが非常にもったいないということもございます。そこで、今後とも町を挙げて観光行政に取り組んでいただきますように、これは要望をしておきたいと思います。 次に、農業振興につきましてご質問をさせていただきます。 これも仁木さん、大西さんが質問して、もうダブるわけでございますけれども、荒廃地につきましては、非常に農業委員会のほうも努力をしていただいて、指導していただいております。そこで、水稲をつくっていないところも草を刈って、引いたりして、かなり改善をしていただいておるところが目に見えております。しかしながら、指導しても何らかの理由があって対応ができていない土地がやはりどんどんと増えております。そのところがもう背丈より大きい草が生えて、今すぐ手をつけれんというふうな形の農地もだんだんと目立つようになっております。そういうところもできるだけ指導といいますか、お願いをして対処していかないと、周りの農家さんが虫が非常におって、石井町タニシが物すご多いんで、その上に今度とるようになったら、害虫が舞い回るというふうになりますと、非常に被害が甚大になっております。そこで、今後ともこれはもう質問もしておりますけれども、努力していただくよりほかないと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 先ほど観光にも申し上げましたように石井町は農産市とか、農業の産地ということで、町外からもたくさんの方が見えられております。そこで、百姓一さんとか、皆よく頑張っていただいて、そういう農産物の栽培といいますか、非常に取り組んでいただいとんですけれども、紫野菜についても石井町として今取り組んでいただいておりますけれども、もう一つ紫野菜というのが私もぴんとこんというか、もっと石井町、東京のほうでアンテナショップで販売したり、いろんな形でやっておるんですけれども、どこでつくっとんか、町内回っても見当たらんというか、もう一部の方だけだろうと思うんです。そこで、やっぱり販売実績がなければ、つくっていただいてもなかなか販売できないというのはもう十分わかっておりますので、百姓一さんとか、百姓市場さんとか、四季の里さんにも協力していただいて、やっぱり販売、石井町の特産野菜である紫野菜というのをやっぱりPRしていかないと、せっかく石井町が取り組んでおるのにもう一つ抜け出さないといいますか、言いよる割に知れ渡っていないというのが現状でないかと思います。そこで、課長に、今後紫野菜等も含め、石井町の農業の振興についてご所見をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 産業経済課長。 ◎産業経済課長(鎌田克己君) お答えいたします。 農業振興についての取り組みでございます。 もちろんのことながら藤野菜についても、これから販路の拡大等を含めて、作付される方をとにかくパイを広げていかないかんなということは認識しているわけでございますので、今年度確かに需要がなかなか見込めないところがありますので、それを拡充していって、販路を広げていこうと、そのように思っております。 それと、あともう一点といたしまして、ホウレンソウを今回重点的に再生として取り組み事業の一環として上げております。これにつきまして、まずホウレンソウは議員もご存じと思いますけれども、町内においても産地の品目でベストスリーに入ると、そのように思っております。まず、ホウレンソウの現状でございますけれども、JA名西郡における平成27年度の総販売額につきましては8億2,000万円で、そのうちの約4割に当たる3億4,000万円がホウレンソウとなっております。ホウレンソウの単価は1キログラム当たりが490円となっており、近年におきましては高値で安定しており、もうかるモデルがあれば産地再生が可能であると、そのように考えられます。しかしながら、いわゆる収穫とか、調整作業が全労働時間の95%ぐらいを占めておりますので、農業者の高齢化に伴いまして、家族労働の確保が困難になっていること、また秋冬の高温やゲリラ豪雨などの天候のリスクの増加によりまして新たな担い手が参入したがらないため、年々生産量が減少しているというふうなことが現状でございます。そこでではございますけれども、そうした状況を改善していくためにJAの名西郡が実施主体となって雨よけ施設を活用いたしましたホウレンソウの産地再生事業を計画しております。県の単独事業である農山漁村未来創造事業の事業の採択を目指しまして、現在事業提案しているところでございます。本町といたしましても、この事業提案が採択に至るよう全面的に支援しているところでございます。 それとあと、もう少しPRについてでございますけれども、ふるさと納税を活用するのも一つの特産品、農産品についてのPRになろうかとは、そのように思っております。この件につきましても、実は時期にも異なりますけれども、藤野菜も需要が出まして、パイが広がりましたら、ふるさと納税の返礼品としてでも取り組みたいと、そのように考えております。実は、スイートコーンにつきましても需要が非常にありまして、それにつきましては、6月2日からたしか30日間の限定ではございましたけれども、1万円の寄附に対しましてスイートコーンを返礼品として送っております。それと、スイートコーンと枝豆のセットの品目を返礼品に加えてふるさと納税に返礼品として送らさせていただいております。このふるさと納税、賛否両論いろいろございますけれども、これも一つのPRするにおいては取っておきの戦略であると、そのように考えておりますので、今後そういったふるさと納税も活用しつつ、総務課、商工会と連携しながら農業振興に図っていきたいと、そのように思っております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま課長よりご答弁いただきましたように石井町の農業というのは厳しいわけでございますけれども、若手もだんだんと育ってまいっております。しかしながら、やはり農産物というのはいまだ厳しい状態が続いております。特に、ホウレンソウにつきましては、ハウス等の補助金等をつけて、ホウレンソウ農家の雨に当たらないようにして、ホウレンソウの確保をしていただけるということもあって、伸びております。しかしながら、ホウレンソウ自体はもう非常に少なくなっております。といいますのも、やはり収穫作業に手間がかかって、なかなかもう夜遅くまで、昔は夜なべしてホウレンソウの束をしておりましたけれども、それ自体についても、農家自体も昔みたいにはできなくなったということで、やはり収量自体も少なくなっております。九州なんかでありますと、コマツナは、農家はつくって、そのつくったコマツナを出荷場へ持っていって、それを皆束にして箱詰めしてというのはもう農協とか、そういうふうなほうでやっていただける、ですから農家はつくるだけでいい、その分出荷もかなり量ができるということで、そういうふうなことも今考えておる地域もたくさんございます。やはり時代に合った農業を推進していかないと、昔どおりの今農業やっておりましたら、先ほども言いましたようにもう今夏場であれば、徳島県はもう水稲、周りがお米をつくれば、もう畑には水が入って、夏場は何もつくれないという農地が特に石井町の場合は多いわけでございます。藍畑地域とか、高原の関地域であれば、夏場でも野菜つくれますけれども、浦庄とか石井ではもうほとんど野菜というのはつくれないわけでございます。そこで、今後石井町の紫野菜もちょっと厳しいような言い方でございますけれども、やはりもう少しPRというのがやらないと、せっかくつくってやっておるのに販売が低迷しておるというのはやっぱりもう少し農協、JAとも相談をしていただいて、今後とも積極的に取り組んでいっていただきたいと思います。 先ほどスイートコーンも出ましたけれども、吉野川市はスイートコーンが去年の約5倍まで増えております。それはふるさと納税にスイートコーンを非常に人気があるということで、吉野川市はスイートコーンが急激的に伸びております。石井町もやっぱりいいものはまねをしてでも取り組んでいいかれるのが農業の発展のためには、もうなりふり構わずといいますか、やはり今努力しないと、農業自体がもう衰退していくのはもう目に見えております。今日も農家の方と話を朝しておったんですけれども、もうコンバインがめげたから、もうお米はやめた、田植え機がもうめげたから、もうほんなん買うよりやめたほうがましだということで、どんどんどんどん水田をやめる方がおります。そのやめられた土地をどなんぞ有効利用するためには今後とも石井町もそれを考えていかなくては、もうあと5年すればもう非常に高齢化が進んでおりますので、大変な時代になると思います。そこで、石井町の農業にこれからの未来、若い人を育てるためにも今後石井町として、町長として農業問題についてどういうふうに取り組まれるのか、ご所見をいただきまして、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 今後の農業についてということでご質問をいただきました。 藤野菜につきましても、やはり作付面積の拡充が一番大事じゃないかなというふうに思っております。たしかあれ4月だったと思いますが、徳島県庁で開かれました地方創生特区で選ばれた町、町だけだったんですけれど、町で今現在の取り組み状況について発表する機会がございました。知事のほかにその会議でたくさんの方々おいでたんですけれども、石井町の取り組み状況といたしまして、藤野菜の発表をさせていただきました。藤野菜の発表をするまでは石井町のこの藤野菜の取り組みについてどのような評価が得られるのかなと思いながら発表したんですけれども、その後の質疑の中で、板野町、美波町、それから石井町と、それからドローン特区の那賀町のこの4つの町がいたんですけれども、その4つの中で石井町が一番質問もいただきまして、さらに藤野菜の取り組みについて非常にいいというふうなお声をいただきました。まだまだ可能性がある事業なので、これから積極的にPRを行いながら、作付面積を増やしていくのが必要じゃないかなというふうな委員さんからのご意見もいただいたところでございます。 石井町の課題、紫野菜の、藤野菜の課題といたしましては、一年を通じていつでもどこでも紫野菜、あるいは紫のものが買えるというふうな状況をつくっていかなければならないなというふうに思っております。といいますのは、先ほど議員さんのご質問の中でもありましたが、どこで売られているのかわからない、あるいはどういうふうな野菜があるのかもわからないといったように、住民の方がわからないものが町外に出ていって、それが売れるのかといえば、少しまた難しい面もありまして、まずは住民の方に知っていただいて、住民の方の口コミの力も入れて広報していくというふうな必要もあるのではないかなというふうに思っております。ただ、作付面積の拡充につきましては、生産者の方々の協力が必要でございまして、この紫野菜は少し発育、生育が難しい、作付して成長するのが難しいというふうにも聞いておりまして、そういったことで町が何らかの補助をまた加えながらでも作付面積を増やしていけるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 加えて、議員さんのご質問の中にもありましたようにホウレンソウの生産拡大というふうなお話もございましたが、これは県のほうからも今取り組んでいただいておりまして、調整作業、この農家の方には収穫後の手間を省くために農家の方には刈り取りだけをしていただいて、その調整作業を一カ所に集約して効率化を図らないかといったような動きも県のほうであるようでございます。本町といたしましても、その県の行う事業等々に乗っかっていけるような形で取り組んでいきたいというふうに思ってます。 また、ご質問の中にありましたように時代に合ったような農業経営をしていく必要があるのではないかというふうなご質問もいただきましたが、今まさに高度循環型農業施設ということで、タキイ種苗さん、Tファームいしいさん、それから今度みのるファームさんが浦庄諏訪のほうで川端議員のご尽力によりまして土地のほうが確保できましたので、進出してきてくれるようになりましたけれども、そういった次世代型農業と組み合わせながら、既存の農業も同じように発展していけるような道筋をまたいろいろと考えていきたいというふうに思っているところでございます。 いずれにいたしましても、農業を取り巻く環境は非常に厳しいものでありますけれども、人が営みを始めて以来、延々と続いてきて、今なおかつ変わっていないのは食、食べることでございますので、今後どのように時代が変わったとしても、この食については未来永劫変わることがないと思いますので、この食の大事さ、それらをしっかりと認識した上で本町の農業の発展にどのような道があるのかというのをまた議会の皆様方、それから住民の方々のお知恵をおかりしながら本町としても前に向いて進んでまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 6月16日の日程は議案審議となっておりますが、日程の一部を変更し、6月16日、議案審議の前に一般質問といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(久米毅君) 異議なしと認めます。したがって、日程を変更し、6月16日、議案審議の前に一般質問とすることに決定しました。 本日はこれで散会いたします。            午後4時50分 散会...