• "地域振興部長"(/)
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  1. 枚方市議会 2016-12-06
    平成28年12月定例月議会(第6日) 本文


    取得元: 枚方市議会公式サイト
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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2016-12-20 平成28年12月定例月議会(第6日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 162 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯大塚光央議長 選択 2   ◯分林義一市議会事務局長 選択 3   ◯大塚光央議長 選択 4   ◯大塚光央議長 選択 5   ◯大塚光央議長 選択 6   ◯君家通夫教育委員会事務局管理部長 選択 7   ◯大塚光央議長 選択 8   ◯大塚光央議長 選択 9   ◯大塚光央議長 選択 10   ◯大塚光央議長 選択 11   ◯大塚光央議長 選択 12   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 13   ◯大塚光央議長 選択 14   ◯田口敬規議員 選択 15   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 16   ◯田口敬規議員 選択 17   ◯伏見 隆市長 選択 18   ◯田口敬規議員 選択 19   ◯丹生真人議員 選択 20   ◯伏見 隆市長 選択 21   ◯丹生真人議員 選択 22   ◯伏見 隆市長 選択 23   ◯丹生真人議員 選択 24   ◯長沢秀光副市長 選択 25   ◯八尾善之議員 選択 26   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 27   ◯八尾善之議員 選択 28   ◯伏見 隆市長 選択 29   ◯八尾善之議員 選択 30   ◯伏見 隆市長 選択 31   ◯野口光男議員 選択 32   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 33   ◯野口光男議員 選択 34   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 35   ◯野口光男議員 選択 36   ◯手塚隆寛議員 選択 37   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 38   ◯手塚隆寛議員 選択 39   ◯伏見 隆市長 選択 40   ◯手塚隆寛議員 選択 41   ◯堤 幸子議員 選択 42   ◯伏見 隆市長 選択 43   ◯堤 幸子議員 選択 44   ◯伏見 隆市長 選択 45   ◯堤 幸子議員 選択 46   ◯岩本優祐議員 選択 47   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 48   ◯伏見 隆市長 選択 49   ◯岩本優祐議員 選択 50   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 51   ◯岩本優祐議員 選択 52   ◯西田政充議員 選択 53   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 54   ◯伏見 隆市長 選択 55   ◯西田政充議員 選択 56   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 57   ◯西田政充議員 選択 58   ◯伏見 隆市長 選択 59   ◯堀井 勝議員 選択 60   ◯大塚光央議長 選択 61   ◯堀井 勝議員 選択 62   ◯大塚光央議長 選択 63   ◯堀井 勝議員 選択 64   ◯大塚光央議長 選択 65   ◯堀井 勝議員 選択 66   ◯大塚光央議長 選択 67   ◯堀井 勝議員 選択 68   ◯伏見 隆市長 選択 69   ◯堀井 勝議員 選択 70   ◯伏見 隆市長 選択 71   ◯堀井 勝議員 選択 72   ◯伏見 隆市長 選択 73   ◯千葉清司議員 選択 74   ◯伏見 隆市長 選択 75   ◯千葉清司議員 選択 76   ◯伏見 隆市長 選択 77   ◯千葉清司議員 選択 78   ◯大塚光央議長 選択 79   ◯大塚光央議長 選択 80   ◯大塚光央議長 選択 81   ◯大塚光央議長 選択 82   ◯大塚光央議長 選択 83   ◯堀井 勝議員 選択 84   ◯堤 幸子議員 選択 85   ◯手塚隆寛議員 選択 86   ◯野村生代議員 選択 87   ◯岡沢龍一議員 選択 88   ◯大塚光央議長 選択 89   ◯大塚光央議長 選択 90   ◯大塚光央議長 選択 91   ◯大塚光央議長 選択 92   ◯大塚光央議長 選択 93   ◯大塚光央議長 選択 94   ◯大塚光央議長 選択 95   ◯大塚光央議長 選択 96   ◯大塚光央議長 選択 97   ◯宮垣純一財務部長 選択 98   ◯大塚光央議長 選択 99   ◯大塚光央議長 選択 100   ◯大塚光央議長 選択 101   ◯大塚光央議長 選択 102   ◯大塚光央議長 選択 103   ◯大塚光央議長 選択 104   ◯大塚光央議長 選択 105   ◯大塚光央議長 選択 106   ◯宮垣純一財務部長 選択 107   ◯大塚光央議長 選択 108   ◯大塚光央議長 選択 109   ◯大塚光央議長 選択 110   ◯大塚光央議長 選択 111   ◯大塚光央議長 選択 112   ◯大塚光央議長 選択 113   ◯大塚光央議長 選択 114   ◯大塚光央議長 選択 115   ◯伏見 隆市長 選択 116   ◯大塚光央議長 選択 117   ◯大塚光央議長 選択 118   ◯大塚光央議長 選択 119   ◯大塚光央議長 選択 120   ◯田口敬規議員 選択 121   ◯大塚光央議長 選択 122   ◯大塚光央議長 選択 123   ◯大塚光央議長 選択 124   ◯大塚光央議長 選択 125   ◯大塚光央議長 選択 126   ◯大塚光央議長 選択 127   ◯大塚光央議長 選択 128   ◯大塚光央議長 選択 129   ◯大地正広議員 選択 130   ◯大塚光央議長 選択 131   ◯大塚光央議長 選択 132   ◯大塚光央議長 選択 133   ◯大塚光央議長 選択 134   ◯広瀬ひとみ議員 選択 135   ◯大塚光央議長 選択 136   ◯大塚光央議長 選択 137   ◯大塚光央議長 選択 138   ◯大塚光央議長 選択 139   ◯大塚光央議長 選択 140   ◯工藤衆一議員 選択 141   ◯大塚光央議長 選択 142   ◯大塚光央議長 選択 143   ◯大塚光央議長 選択 144   ◯大塚光央議長 選択 145   ◯大塚光央議長 選択 146   ◯大塚光央議長 選択 147   ◯大塚光央議長 選択 148   ◯大塚光央議長 選択 149   ◯松岡ちひろ議員 選択 150   ◯大塚光央議長 選択 151   ◯大塚光央議長 選択 152   ◯大塚光央議長 選択 153   ◯大塚光央議長 選択 154   ◯大塚光央議長 選択 155   ◯大塚光央議長 選択 156   ◯大塚光央議長 選択 157   ◯大塚光央議長 選択 158   ◯大塚光央議長 選択 159   ◯大塚光央議長 選択 160   ◯伏見 隆市長 選択 161   ◯大塚光央議長 選択 162   ◯大塚光央議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯大塚光央議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。分林事務局長。 2 ◯分林義一市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、32名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 3 ◯大塚光央議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯大塚光央議長 日程第1、報告第26号「専決事項の報告について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 5 ◯大塚光央議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。君家管理部長。 6 ◯君家通夫教育委員会事務局管理部長 ただいま上程されました報告第26号 専決第9号 損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により議会に御報告申し上げます。  恐れ入りますが、追加議案書の2ページをお開き願います。  本件は、平成28年10月21日午後6時10分ごろ、本市教育委員会管理部教育総務課職員森崎智之が公用車を運転し、市道甲斐田三栗線を南から北へ走行中、上野3丁目1番1号地先において、前方で信号待ちのため停車していた枚方市在住者所有の軽乗用車に追突し、同車を損傷させたものでございます。  損害賠償につきましては、車両の修理費用として、17万9,846円をお支払いすることで、平成28年12月6日に示談が成立いたしました。  参考資料といたしまして、3ページに現場見取図を、別紙にて示談書をそれぞれ添付しておりますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。  このたび御迷惑をおかけいたしました関係者の皆様に深くおわび申し上げます。  再発防止に向け、当該職員に対しましては厳重に注意を行いますとともに、同課の職員にも研修を行うなど、一層の安全運転の徹底に努めてまいります。  以上、簡単ではございますが、専決第9号の報告とさせていただきます。 7 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 8 ◯大塚光央議長 以上をもって、報告第26号の聴取を終結します。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 9 ◯大塚光央議長 日程第2、議案第76号「和解について」及び日程第3、議案第74号「枚方市立美術館条例の廃止について」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 10 ◯大塚光央議長 なお、皆様にお知らせします。  議案第76号及び議案第74号について、報道機関による録画撮影を許可することといたしますので、御了承願います。 11 ◯大塚光央議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松宮産業文化部長。 12 ◯松宮祥久産業文化部長 ただいま上程いただきました議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について及び議案第76号 和解についてを一括して提案理由の御説明を申し上げます。  それでは、初めに、議案第76号について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、追加議案書の25ページをお開き願います。  本件は、香里ケ丘中央公園において美術館建物の建設寄附に関し、和解するにつき地方自治法第96条第1項第10号及び第12号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  まず、1.当事者でございますが、(1)として、枚方市大垣内町2丁目1番20号、枚方市、代表者、枚方市長 伏見 隆でございます。  (2)として、本日お手元に配付させていただいております議案第76号の参考資料1ページの和解の相手方のとおりでございます。  次に、2.和解の内容でございますが、(1)枚方市及び相手方は、双方の合意に基づき、原覚書、これは平成26年3月24日付で締結いたしました美術館の建設に向けた覚書を指しますが、これを解約するものでございます。  (2)原覚書の解約に当たり、1)として、原覚書の解約に基づき相手方に対して有する権利の一切を放棄すること。  2)として、原覚書の解約に基づく自己の責務の履行のために要した費用については、自己において処理し、相手方に対しその負担を求めないこと。  3)として、この覚書の締結により、原覚書の履行に係る枚方市及び相手方間の全ての問題は解決したものとし、今後、本件に関し、双方ともに裁判上または裁判外にかかわらず、何らの請求を行わないこと。  以上、3点について、相互に確認することとしております。  次に、(3)相手方の承諾なく、原覚書に規定する事項の履行のために知り得た相手方の情報を第三者に漏らしてはならないこととし、ただし、法令に基づいて開示する場合は、この限りでないとしております。  (4)枚方市は、相手方の美術館建設に係る経緯を踏まえ、今後、他市において、相手方の関与のもとで美術館が建設された場合には、次の事項について、枚方市として可能な範囲で当該美術館の運営に協力するとしております。  26ページに移りまして、1)当該美術館における枚方市所蔵の美術工芸品の貸し出し。  2)当該美術館の企画、運営に対する必要に応じた枚方市の職員による支援。  3)当該美術館が建設されるまでの間における相手方所蔵の美術工芸品に係る寄託引き受けの延長。  以上の3点でございます。  次に、(5)この覚書は、枚方市の議会の議決を得たときから効力を有するとしております。  3.経過でございますが、(1)枚方市及び相手方とは、枚方市所有の香里ケ丘中央公園内おいて、相手方による美術館建物の建設寄附を受けるため、平成26年3月24日付で、美術館の建設に向けた覚書を締結いたしました。  (2)枚方市においては、原覚書の締結を受けて、同年3月26日に美術館建物の建設寄附に係る負担付き寄附の収受につき市議会の議決を得るとともに、同年9月26日には枚方市立美術館条例の制定につき市議会の議決を得ました。  (3)枚方市及び相手方は、原覚書の規定に基づき、相互の連携、協力のもとで、枚方市所有の香里ケ丘中央公園内において、美術館建物の建設寄附の取り組みを進めてまいりました。  (4)当初予定していた香里ケ丘中央公園内での美術館建物の建設が困難となったことから、双方で話し合いを持つ中で、当該建設にかわる方法を検討しましたが、解決には至りませんでした。  (5)これまで双方が美術館の建設に向けて最大限の努力を行ってきた経緯等を踏まえ、双方で話し合った結果、平成28年11月20日付で、枚方市の議会の議決を得ることを条件として、双方の合意により原覚書を解約することとし、このことに関し覚書を締結したものでございます。  以上がこの間の主な経過でございます。  なお、参考資料3ページ以降に、和解に関する覚書及び市長から寄附者へお渡しした文書を添付しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  以上、議案第76号についての説明とさせていただきます。  続きまして、議案第74号について、御説明申し上げます。  追加議案書の19ページをお開き願います。  枚方市立美術館条例を廃止するにつき、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  次に、20ページをお開き願います。  枚方市立美術館条例を廃止することとし、附則といたしまして、公布の日からこの条例を施行するとしています。  以上、議案第74号及び議案第76号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 13 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。田口議員。 14 ◯田口敬規議員 ただいま一括上程されました議案第76号及び議案第74号について、質問させていただきます。  美術館については、負担付き寄附、美術館の建物の収受と枚方市立美術館条例の制定の2つの議案が議決されておりますけれども、審議に当たって、賛成、反対とさまざまな意見がこれまでも交わされてまいりました。美術館は文化芸術の振興や地域の発展につながる施設であること、子どもたちの教育の観点から価値ある施設であるという意見がある一方で、美術館は必要性、緊急性が高いとは言えないこと、運営経費の負担や利便性が確保できない、香里ケ丘中央公園が整備予定地であることなどの課題が指摘されてまいりました。  最終的に、多額の私財をなげうつ寄附者の熱い思いを受けとめ、本市の文化芸術施策の核となることを期待するということで、賛成多数で可決されました。賛成と判断したことの根底にある一つが、善意の市民である寄附者の思いを受けとめる、その思いに応えるというものでした。  今回の結果について、本来ですと、寄附者にお越しいただきまして、直接、この議場で思いを語っていただきたいところでございますが、担当部署では寄附者のお考えをお聞きしているということですので、その内容について、まず1点お尋ねいたしたいと思います。 15 ◯松宮祥久産業文化部長 寄附者は、枚方の文化芸術の発展に貢献したいという思いから、枚方市に寄附の申し出をされました。  寄附者からは、香里ケ丘中央公園での美術館建設に、まさか反対運動が起こるとは思ってはおられず、この間、誹謗中傷を受けられ、本当に悲しい日々を過ごされていたとお聞きしております。  寄附者は、今回の結果について、本当に残念だが、伏見市長から直接おわびの言葉をいただき、さまざまな思いが去来するが、他所での美術館建設に向け進んでいきたい。また、美術館が完成した暁には、枚方の学生を初め多くの方々に来ていただきたいと考えておられ、市民の皆様に改めて御理解と御支援をお願いしたい旨を語っておられました。 16 ◯田口敬規議員 寄附者御本人に対する中傷などもあって、悲しい日々を過ごされたということでございますけれども、御家族の皆様も大変な御苦労があったと思いますし、そのことを考えますと胸が痛みます。  寄附者、そして寄附者の御家族に対し、市長としてどのように感じておられるのか、お尋ねいたします。  また、寄附者は、まさか香里ケ丘中央公園での建設に反対運動が起こるとは思わなかったとおっしゃっておられますけれども、この反対運動についても、市長の見解をお尋ねしたいと思います。  また、市長は、香里ケ丘中央公園の美術館につきまして、白紙を公約に掲げておられました。そして、今回の結果に至るまで全員協議会を2回開催し、また、総合文化施設用地内に整備する、しないというように二転三転いたしまして、議会や市民もそれに振り回され、結局、市長に就任されてから1年以上の期間を要しました。さらに、御高齢の寄附者に期待を持たせたこと、時間がかかって御負担をおかけしたことについては反省すべきことではないかとも思います。  こうしたことは市としてこれまでにないことでもありまして、このことについてどう考えておられるのか、市長の見解を重ねてお尋ねいたします。 17 ◯伏見 隆市長 これまでの間、寄附者や御家族の皆様にとって、本当に御心労が多々あったことと思っております。このたび和解するに当たりまして、寄附者御夫妻に対しまして、直接おわびを申し上げ、寄附者が本市に寄せられましたとうとい思いに対しまして、改めて心からの感謝を申し上げた次第でございます。  なお、これまでも申し上げておりますが、市議会で議決いただいた案件に対し、市民の皆様の中には、賛成、反対などさまざまな意見があると承知していますが、座り込みなどの妨害行為は到底容認できるものではなく、あってはならないと考えております。  次に、責任の所在の考え方についてですが、この間、本市の懸案課題の解決を図るのは市長の責務であるという思いで取り組んでまいりましたが、結果として美術館整備に係る寄附をお受けすることができなかったことにつきましては、寄附者のとうとい思いを考えますと、まことに心苦しく、美術館に関する議決で賛成していただいてきた市議会議員の皆様、そして美術館整備を願う市民の皆様に対しましても本当に申しわけなく思っており、改めて、市長としておわび申し上げます。 18 ◯田口敬規議員 今回の一連の件は、本当に残念な結果ではないかと思いますし、善意で寄附の申し出をしたら、あらぬ疑いや風評、中傷を受けるということでは、今後こうした寄附の申し出をされる市民の方は出てきにくくなるのではないかと思います。  今回の一連の経緯につきましては、市として、行政として真摯に受けとめ、今後の市政運営を行っていただくよう強く要望いたしておきます。  また、美術館条例を廃止するに当たりましては、それにかわる美術施策を推進するための新たな方策の検討が必要であることは言うまでもないわけでございまして、今後、基本的な考え方をまとめられるということでもございますし、しっかりと検討していただくことを最後に要望いたしておきます。以上です。 19 ◯丹生真人議員 ただいま上程されました議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について、質問いたします。  先ほど、田口議員からも質問がありましたけれども、一部重複するところはありますが、我が会派としても確認させていただきたいことがありますので、質問させていただきます。  本議案は、平成26年9月26日に議決されました枚方市立美術館条例を廃止するものです。市民からの寄附を受けて設置する美術館については、建物は寄附であったとしても、多額の維持経費がその後かかること、市民への説明が十分でなかったこと、また、香里ケ丘中央公園の自然に影響があるなどの理由によりまして、一部市民の方から反対の声が上がりました。ただ、一方では、美術館設置を待ち望む声も当然ながら多くありました。本市の中で、賛成、反対の論争が起こったわけです。  そういった状況の中、我が会派としては、本市の文化芸術行政にプラスになること、維持経費については、指定管理者制度を導入するなどして縮減すると示されたこと、そして、香里ケ丘地域の活性化につながることなどの点を、さまざまに考慮し、検討を重ねた上で、苦渋の判断として、美術館設置に賛成とした経緯があります。  条例は可決されまして、当初のスケジュールどおりであれば、昨年度には美術館は完成していたわけですけれども、そうはなりませんでした。なぜできなかったのか。原因としては、確かに、一部市民の反対行動により工事着手ができなかったという事実はあれども、結局のところは、伏見市長が就任当初から美術館建設を白紙に戻すと示されたこと、この一点に尽きると考えております。  伏見市長は、この美術館問題を市長選挙の争点にして、白紙を公約に掲げて当選され、所信表明においては、美術館整備はゼロベースで見直すと示されました。このことについては、行政の継続性という観点からすると、大変な違和感を覚えるところです。本来、新しく市長に選ばれた者として、まずなすべきことは、既に可決された条例に基づいて、工事着手できるように反対行動をされる一部市民の方々と粘り強く交渉をして、合意形成をすることであったと思います。市長が就任された時点では、美術館条例の附則で示していた1年6月以内の条例施行の期間がまだ半年近く残っていた以上、その合意形成に全力で取り組むことは、行政の継続性からして当然のことであると思います。  しかし、実際には、そうした努力をすることもなく、既に議決された条例を無視するかのように、美術館は白紙に戻すとの前提で寄附者との話を進めてこられました。その話し合いについても、この間、2回開催された全員協議会の内容を見ても明らかなように、二転三転されて、そのたびに市議会や市民も振り回した挙句、先ほど、この美術館条例の廃止が上程されるに至ったわけです。結果として、議会で議決された案件を覆すという、枚方市政において、前代未聞の事態となったわけで、この事態を招いた伏見市長の責任は重いと言わざるを得ません。  市長として、今回の美術館問題についてどのように総括されているのか、見解をまずお聞きしたいと思います。  また、あわせて、さきの総務委員協議会で枚方市文化芸術振興計画の素案を示されましたけれども、そこには既に美術館に関する内容はないことから、早々に計画への反映を白紙に戻されたということであって、行政のあり方として、御都合主義も甚だしく、この点についても議会軽視の姿勢があらわれていると言わざるを得ません。  一体、市長は本市の美術施策についてどのような考えをお持ちなのか。また、文化芸術振興計画の策定にどのように反映させていくのか、見解を伺います。 20 ◯伏見 隆市長 美術館問題の総括についてですが、寄附者から申し出をいただきました美術館建物寄附につきましては、市と寄附者においてその実現に向けて取り組みを進めてきましたが、当初予定していた香里ケ丘中央公園内での建設が、覚書の締結以降、1年以上たっても工事に着手できていない状況でした。この状況を何とか解決したいとの思いから、市長選挙で美術館問題を公約に掲げ、当選後は、寄附者に寄附について白紙に戻していただきたいとお願いしました。その後、寄附者と話し合いを進める中で、他の場所での建設や現金での寄附など、寄附者の意向を尊重する観点で、種々検討を重ねてきたところです。  私としては、この間、市議会の議決を重く受けとめた上で、懸案課題を解決したいという思いで取り組んできましたが、打開策を見出すことができず、今後の見通しなど総合的に検討した結果、美術館整備を前提とした寄附を受けることは困難であると判断したところです。  結果として、美術館整備に係る寄附をお受けすることができなかったことにつきましては、寄附者のとうとい思いを考えますと、まことに心苦しく、また、美術館に関する議決で賛成していただいてきた市議会議員の皆様、そして美術館整備を願う市民の皆様に対しましても本当に申しわけなく思っており、改めて、市長としておわび申し上げます。  次に、文化芸術振興計画と美術施策についてですが、文化芸術に触れることは、人々の心に潤いを与えるだけでなく、多様性を受け入れる豊かな社会の実現にもつながるということからも、当該施策の充実は重要であると認識しており、今議会での御意見も踏まえ、文化芸術振興計画の策定作業を進めるとともに、今後、本市における美術施策の推進に関する基本的な考え方をまとめてまいります。 21 ◯丹生真人議員 市長、重ねてで恐縮ですけれども、もう1点、確認させていただきたいと思います。  枚方市立美術館条例が議決されたことを受けて、平成26年10月には地元4校区のコミュニティ協議会の会長から、美術館建設に係る要望書が提出されております。その要望書には、地域の多くの住民が美術館の建設を待ち望んでいること、そして、香里ケ丘中央公園において反対行動をする一部市民の占拠している状態を解消してもらいたい旨の要望があったとお聞きしております。  本市では、校区コミュニティ協議会を地域の窓口と位置づけており、地域の実情を最も把握されていると考えられることから、この美術館建設を促進する要望は、地元、地域の総意であると考えております。  先ほどの答弁で、市長は、当選後、寄附者に白紙に戻していただきたいとお願いしたと説明されましたけれども、美術館は地域の発展につながるという地元の声や要望がある中において、香里ケ丘中央公園での美術館を白紙にしたことは問題であると考えます。加えて、市長は、当選直後には、香里ケ丘中央公園で反対行動をされた一部の地元住民へ挨拶に出向いておられ、そのことについても疑問の声をお聞きしております。  4校区コミュニティ協議会の要望は、美術館条例に基づいた至極当然の要望であったわけですが、美術館条例を廃止されようとする今、地元4校区のコミュニティ協議会会長を初めとする地域住民の方々に対し、市長としてどのように考えておられるのか。また、今後、こうした市民の方々に対する説明責任をどのようにして果たすお考えなのか、あわせてお尋ねします。 22 ◯伏見 隆市長 この間、本市に御支援、御協力をいただいてきた地元4校区のコミュニティ協議会の会長を初め地域住民の皆様に対しましては、あらぬ誹謗中傷を受け心労をおかけするなど、辛い日々であったことを申しわけなく思っております。地元4校区の会長の皆様には、先般、私から直接出向いて、この間の経緯など説明をさせていただき、おわびを申し上げたところです。  また、市民への今後の説明、周知につきましては、本議会で御審議いただいた後に、地元の御意見もお聞きし、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 23 ◯丹生真人議員 いずれにしましても、この条例の可決については、市議会でも、賛否、意見がいろいろと分かれる中、それぞれ決断をして至ったわけです。その議決の重みや、コミュニティ協議会を初めとする地域の声、そして行政としての継続性を考えたなら、市長は、公約を見直してでも、香里ケ丘中央公園で美術館整備をすべきであったはずであり、今回の条例廃止については、美術館設置に賛成してきた議員、我が会派としても、市長に対して大きな失望を感じるところです。  そもそも今回の美術館は、香里ケ丘地域の活性化をけん引する核となる施設であり、美術館の整備を契機に、老朽化した香里ケ丘図書館の建てかえや、香里ケ丘中央公園の改修を行い、地域の活性化につなげていくということであったと思っております。美術館を設置できないから香里ケ丘地域の活性化の取り組みもなくなってしまうのか。それとも、美術館はなくとも香里ケ丘地域活性化の要望に応えるために市として取り組んでいくのか。どちらをとるのかは、美術館条例の廃止の是非を判断するに当たって、最も重要なポイントであると考えております。  香里ケ丘地域の今後のまちづくりについては、先日の一般質問で、我が会派の有山議員からあったように、老朽化した香里ケ丘図書館の建てかえと香里ケ丘中央公園の改修に民間活力を最大限に生かした整備を進めていくべきであり、この点については、一般質問での御答弁のときに、そうした方向での整備の方針が一定示されたものと、我が会派は認識しております。その上で、香里ケ丘地域の今後の活性化につながるような香里ケ丘図書館と香里ケ丘中央公園の整備、改修ができるのであれば、地域の要望に少しでもお応えすることが可能ではないかとも考えております。  これまでの行政運営の反省を踏まえた上で、今後、どのように香里ケ丘地域の活性化に寄与していく考えなのか、これは担当副市長である長沢副市長にお伺いして、私の質問を終わります。 24 ◯長沢秀光副市長 香里ケ丘地域の活性化の拠点となります香里ケ丘中央公園と香里ケ丘図書館の改修、建てかえにつきましては、民間活力を生かす取り組みとして、官民連携して公共サービスの提供を行うパブリック・プライベート・パートナーシップ、いわゆるPPPの考えを基本に推進していく考えでございます。  また、この香里ケ丘中央公園と図書館を、より魅力ある施設、地域の核となる施設として整備することで、まち全体の活性化に貢献できるものと考えております。  さらに、包括連携協定を締結いたしましたUR都市機構による地域医療福祉拠点化などの取り組みとも連携し、子育て支援や高齢者対策などソフト面の施策も一体的に展開することで、香里ケ丘地域が本市における活性化のモデル地区となるよう、しっかりと取り組みを進めてまいります。 25 ◯八尾善之議員 ただいま上程されました議案第76号 和解について、質問いたします。  私のほうからは、和解の内容を中心にお伺いいたしますので、よろしくお願いします。  まず、追加議案書26ページ中段の(5)に、「これまで双方が美術館の建設に向けて最大限の努力を行ってきた経緯等を踏まえ」とありますが、私が思うに、最大限というのは、美術館条例について、平成26年9月26日に公布され、附則で「公布の日から起算して1年6月を超えない範囲内において規則で定める日から施行する」となっているのを改正してでも建設するという姿勢が最大限の努力ではありませんか。そのことについて、最初にお伺いいたします。  そして、本市は、今後、他市において相手方の関与のもとで建設された場合とある美術館建設がどういうものを想定されているのかも、お伺いいたします。  次に、本市として可能な範囲内で当該美術館の運営に協力するとありますので、26ページ上段に記載のある、1)枚方市所蔵の美術工芸品の貸し出しについて、さまざまな費用がかかると思いますが、費用負担はどうなるのか。  2)企画、運営に対する必要に応じた職員による支援について、費用の負担はどのように対応するのか。また、土日、祝日や、時間外勤務の可能性もあると思われますので、労働組合との協議なり納得はされているのか。  3)相手方が美術館を建設されるまでの間における美術工芸品に係る寄託延長について、この寄託にかかる経費はどう対応するのか。また、さまざまな事故等が発生した場合の補償はどうなっているのか。  それぞれ、余りにも曖昧な表現になっていると思いますので、ここはしっかりと、我々を初め市民にもわかりやすく、まず御答弁いただきたいと思います。 26 ◯松宮祥久産業文化部長 本市におきましては、早期の工事着工に向けた環境づくりとして、美術館ニュースの発行など市民への情報発信や、公園管理業務として立入禁止区域の設定など、最大限取り組んでまいりました。このたび、寄附者と覚書の解約についての合意に至ったことから、美術館条例の廃止議案を提出させていただいたものでございます。  次に、寄附者関与のもとで建設される美術館とは、寄附者が金銭を負担して建設される美術館を想定したものになります。  次に、他市での美術館運営への協力のうち、美術工芸品の貸し出しに関する費用につきましては、これまでも他市に作品を貸し出しする場合において、係る経費は発生しておりません。  次に、職員の支援についてでございますが、必要があれば労働組合との協議等を行ってまいります。  最後に、寄託にかかる経費のうち、保管につきましては、市所蔵作品と同じ場所に保管しているため、当該寄託作品のために空調費など新たな経費が発生することはございません。  また、保険につきましては、引き続き寄附者に加入いただきます。 27 ◯八尾善之議員 ただいま担当部長より答弁をいただきましたが、残念でなりません。
     今回、参考資料で出されています覚書の冒頭、最大限の努力を踏まえて締結するとなっています。ところが、市が言う最大限の取り組みは、美術館ニュースの発行、公園内の立入禁止区域設定と言われました。私から言わせれば、簡単に庁内で決裁できることばかりで、到底、最大限の努力をしてきたとは思えません。言っておきますが、美術館条例廃止には、私は当然賛成であります。しかし、この覚書は、最初に申し上げましたとおり、最大限の努力を踏まえて締結するとなっています。このことを考えると、覚書締結に対して最初のスタートラインにも立てていないと思いますが、市長、このような覚書に署名、押印されていますが、これが市長の言う最大限の努力なのか、お伺いいたします。  それと、寄託に対する答弁ですが、保管場所の空調費だけではなく、そもそも保管場所に対する費用はどうかということであります。本市は、受益者負担の観点からということで、ひらかた病院、市役所駐車場などの有料化に踏み切っておられます。であるならば、保管場所についても受益者負担が当然発生すると思いますが、これらの整合性についても、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 28 ◯伏見 隆市長 最大限の努力ということでございますが、先ほど担当部長より答弁させていただきましたが、市としてさまざまな取り組みを行ってきたところでございます。  また、駐車場の有料化と受益者負担について御質問をいただきましたが、この間の寄附者との協議を踏まえ、和解するに当たり、今回の寄託作品の取り扱いで合意したものでございます。 29 ◯八尾善之議員 ただいまの答弁は、私の質問に対して誠実にお答えいただいたとは思えません。一般質問でも申し上げましたが、市民に対しての接し方がこの答弁に出ていると思います。私がお聞きしたいのは、最大限の努力について市長としての意見を聞きたいわけで、市が取り組んできたことをお聞きしたかったわけではありませんので、市長として、これが最大限の努力であったか否かを一言でお答えください。  また、受益者負担の考え方については、新行政改革プランの中でも示されているように、行政サービスに対する受益者負担の適正化など、歳入確保に向けた積極的な取り組みからだったと思います。  公共施設等における受益者負担の整合性については、先ほど答弁にありました、和解するに当たり、今回の寄託作品の取り扱いで合意したものですとのことでありますが、一個人に対しての利益供与に当たると私は思いますが、市長はいかがですか。これも、整合性が図られているか否かを一言で。この2点について一言でいいです、お答えいただけたらありがたいです。 30 ◯伏見 隆市長 一言でということでございますけれども、私としましては、最大限努力してきたということでございます。  また、寄託作品の保管場所、保管に関しましては、この間、寄附者との協議を踏まえた上で、今回の寄託作品の取り扱いについて合意をしたものでございます。 31 ◯野口光男議員 議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について、質問します。  枚方市は、これまでも文化芸術に関する施設の計画が浮上しては消えていった経過がありますが、こういった経過を市としてどのように把握されているのでしょうか。  計画が浮上するたびに、市内在住の美術家の皆さんは一喜一憂してきました。結局、美術館ができない中で、大阪美術学校跡地に御殿山美術センターを建設し、市内の公民館やギャラリーで積極的に芸術文化活動に取り組んできました。本来、これらの集大成として美術館がつくられなければならなかったのに、そのような経過を全く無視して寄附による美術館を受けることを決定したことが問題だったのではないでしょうか。  今回、条例を廃止するに当たり、どのようにこれらの文化芸術活動に市が取り組むのかが注目されています。枚方市における美術館のこれまでの位置づけについて、伺います。 32 ◯松宮祥久産業文化部長 美術館につきましては、平成5年当時、総合文化会館に、美術館に相当する美術ギャラリー棟の計画がございましたが、その後の財政状況の悪化により、平成16年には施設規模を縮小し、総合文化施設内の美術ギャラリーとした経過がございます。 33 ◯野口光男議員 今の答弁は、文化行政に理解がない答弁だったのではないかと思い、残念です。  過去、枚方市は、博物館建設や芸術村構想などがありましたが、美術に関して位置づけが非常に曖昧でした。これまで、市の都合で、市内在住美術家の皆さんにはいろいろな場面で協力を求めながら、その在住美術家の意見も聞かずに勝手に香里ケ丘中央公園に寄附を受けて美術館を設置すると決めてしまい、結局、今回も美術館ができなかったわけであります。  今回、廃止するに当たり、本来ならば、総合文化施設の中に新聞社の企画展ができる本格ギャラリーを設置すべきですが、少なくとも、これまでの経過を踏まえ、市内在住美術家と協働し、文化芸術の振興策と拠点のあり方を検討すべきです。文化芸術振興計画を策定していますが、全く不十分だと意見しておきます。  次に、議案第76号の和解内容について、お聞きします。  2.和解の内容の(4)において、枚方市として可能な範囲内で運営に協力する。2)で、企画、運営で枚方市の職員による支援とありますが、具体的に市の職員を派遣するとしたらどういうことが考えられるのでしょうか。仮に、民間の美術館となった場合、どういう派遣の仕方、そして、どういう内容を想定しているのでしょうか。  また、3)で、寄附者所蔵の美術工芸品に係る寄託引き受けの延長とありますが、いつまで預かることになるのでしょうか。伺います。 34 ◯松宮祥久産業文化部長 職員の支援につきましては、当該美術館の求めに応じて本市職員による助言などを想定しており、市の職員支援の項目につきましては、法令に基づき適切に行ってまいります。  また、寄託期間につきましては、寄附者においては、枚方市以外の場所での美術館建設を考えておられ、その美術館が建設されるまでの間ということになります。 35 ◯野口光男議員 答弁では、職員の支援に関しては助言するだけだということですが、あくまでも想定です。寄託期間も、具体的な年数の期限もありません。余りにも内容がアバウト過ぎるのではないでしょうか。支援の内容を具体に明記するとか、寄託期間の年数を区切るべきであります。この内容は、原覚書を破棄するために必要な覚書であり、寄附者との話し合いの結果であるということですから、やむを得ない側面は理解できます。しかし、一方で、この和解の内容の最後には、議会の議決を得たときから効力を有するとありますから、私たちにも責任が生じることになります。どこまでを可能とするのかという判断も問われます。くれぐれも、法令を遵守し、議会に対しても一定の了解を求めながら対応することを要望して、質問を終わります。 36 ◯手塚隆寛議員 これまでの質問とかぶるところもありますが、改めて質問します。  まず、美術館条例の廃止は当然と、私は思いますが、市長就任から1年以上経過するまで、この条例廃止までに至らなかった。このことについて、市はどのように考えているのか、まずお尋ねします。 37 ◯松宮祥久産業文化部長 今回の提案まで期日を要しましたのは、この間、香里ケ丘中央公園以外での建設や現金での寄附など、解決策を見出すための話し合いを行ってきた結果でございます。 38 ◯手塚隆寛議員 次に、美術館建設計画については、やはり、多くの市民から、市民無視の建設計画を見直してほしい、このような声がたくさんあったと思います。現地で、先ほどもありました見守り活動を続けられ、1万6,000を超えるような署名も集められ、そして、市への申し入れなどもたびたび行われてきました。  市長がかわるなど大きな変化もありまして、今回の条例廃止の提案に至ったと思います。この美術館の建設をめぐる一連の過程の中から、市としてはどのような教訓を得たのか、どのような総括をしているのか、また、今後きっちりと総括をまとめるのか、さらには、今後の美術館についてはどのように考えているのか、お伺いいたします。 39 ◯伏見 隆市長 今回の美術館寄附につきましては、さまざまな状況の中、その都度、市として課題解決に向けた検討を重ね、取り組んでまいりましたが、結果として、美術館整備に係る寄附をお受けすることができないことになり、まことに申しわけなく思っております。  今後、美術館も含め、本市における美術施策の推進に関する基本的な考え方をまとめてまいります。 40 ◯手塚隆寛議員 今回のこのような事態を招いた最大の原因は、やはり、市民無視で、とりあえず美術館建設ありきということで、市民との十分な話し合いを行わないまま進めてきたことが最大の原因ではないでしょうか。  市政の主人公は市民ですから、市民の声が、議会の決定や、または市の決定を変えることがあっても、それはやむを得ないことだと私は考えています。  行政のどこに問題があったのか。特に、市民への対応、このように市民が長い間反対運動をせざるを得なかったことに対して、市民との関係づくりや、市民への説明、どこに問題があったのか、トータルに総括して、今後の行政に生かすことが必要ではないかと意見を申し上げておきます。 41 ◯堤 幸子議員 質問させていただきます。  平成26年に提案された美術館設置条例には、施行まで1年6カ月と、期間がありました。当時の市長は、早期の整備を期待している市民の期待にきっちり応えるとしながら、一方で、地元住民など、公園への設置に納得できない市民への説明に誠意がなく、反対の声が広がっている状況での提案で、既成事実を積み重ねるために早期に提案されたとして、党議員団では反対しました。  今回、廃止条例ということで、住民の希望であった自然豊かな公園は残ることになりました。そもそも、この設置条例は、負担付き寄附の収受についてという案件の議決を受けて提案されました。日本共産党議員団は、この負担付き寄附の収受についてに対しては、設置場所の計画を決める前に住民の意見を伺うという手続ができていない点や、美術館の設置については、社会教育施設としてしっかり位置づけをするべきで、ビジョンもないままに進めるのではなく、枚方市の文化や芸術をどうしていくのかをしっかり考える必要があること、ビジョンがないまま進められ、美術館の基本的な機能を一定踏まえたギャラリーを整備する予定だった総合文化施設との整合性もとれていない点など、問題点を指摘し、反対しました。  市長は、今議会の冒頭で、美術館の寄附を断念した理由として、市民の妨害行為によって建設が困難な状況にあることから、白紙に戻し、検討してきたとされました。市民の皆さんがなぜ反対したのか、公園への建設は許せないと反対行動が続いたのか、理解されていますか。行政が住民に対する不誠実な対応をとった結果だったのではないですか。見解を伺います。 42 ◯伏見 隆市長 今回の美術館整備に向けた進め方につきましては、さまざまな状況の中、その都度、市として課題解決に向けた検討を重ね取り組んできましたが、結果として、美術館建物の寄附をお受けすることができないことになりました。  なお、妨害行為につきましては、到底容認できるわけではなく、あってはならないと考えております。 43 ◯堤 幸子議員 妨害行為と言いますけれども、毎日公園に来た人たちは、反対の意思を伝えたい、何としても公園を守りたいとの思いの中での行動だったのではないでしょうか。むしろ責めを負うべきは、時々のトップの判断と、市の非民主的行政運営です。美術館でありながら教育委員会で議論を行うこともなく、住民にきちんと説明をして先に進んでいくという手順も踏まずに、事態をここまで混乱に陥れてきたのは誰なのか。私たちは何度も何度も問いかけてきました。ところがいまだに、反対市民、市民の妨害行為と、市民にレッテルを張り、美術館が整備できなかった責任を市民にかぶせています。事の本質を全く理解されていないのではないでしょうか。こんなことでは同じ過ちを繰り返します。市長は、市民の声を聞く市政への転換を約束し、市長選挙に挑んだのではなかったのですか。再度市長にお伺いします。 44 ◯伏見 隆市長 私が申し上げておりますのは、反対をされるのは、それはもちろん市民として自由でありますけれども、妨害行為とは、建築工事に着手する際に、建設予定地の公園入り口に座り込む、あるいは、作業車両の前に立ち塞がるなどの行為を指したものでございます。こうした妨害行為は、工事着手を妨げた原因の一つであると認識しております。 45 ◯堤 幸子議員 市長、これは誰の言葉かわかりますか。  「住民に十分な情報提供をすることもなく、いきなり市議会に議案を提案するという乱暴な手法を取った挙句、その後も住民の意見を聞こうとしなかったため、反対運動が拡大し、混乱に拍車がかかったのです」。「「市民の妨害」があって進まないと住民に責任を転嫁していますが、住民の意見を無視した強引な進め方に、混乱の原因があるのは明らかです」。  これは市長の言葉です。今言った文章は、2015年8月18日の市長のブログからとりました。もちろん、当時は市長候補として書かれています。この内容、まさにこのとおりだと思いますが、市長になったら1年余りで考えが変わったというのでしょうか。市民への裏切りではないですか。美術館の整備については、市民の納得を得ないで無理に進めようとしたやり方にこそ問題があると改めて指摘をさせていただきます。  現在、香里ケ丘中央公園のある香里ケ丘地域については、図書館の建てかえを進め、地域の活性化を行っていくとのことですけれども、二度とボタンをかけ違えることのないように、市民の声を聞き、丁寧に取り組んでいただくよう要望し、質問を終わります。 46 ◯岩本優祐議員 今回、議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について、議案第76号 和解についての議案が提出されましたが、私は、この間のいわゆる美術館問題については、幾つかのポイントがあったと思っています。  まず、1つ目は、当時、枚方市においては、何ら美術館構想たるものがない中、突然の寄附の話に飛びついてしまった、当時の判断ミス。  2つ目は、寄附者と交わした平成27年度内の美術館開館を内容とする平成26年3月24日付覚書の不履行。  3つ目は、負担付き寄附の収受と美術館条例の制定について二度の議決及び二度の請願不採択と、市議会では市の方針をある意味信頼して議会として判断してきたことに対する、市議会と行政との信頼関係を一方的に損なう行為。  これらが今回のポイントであると考えています。  それぞれについて、市の見解をお伺いいたします。なお、3つ目のポイントにつきましては、市長にお答えいただきだいと思います。 47 ◯松宮祥久産業文化部長 初めに、当時、美術館の建物寄附の申し出をお受けすると判断したことにつきましては、市民の美術等の文化芸術活動が盛んな状況を踏まえ、美術館は文化芸術の振興や地域の発展と活性化につながる施設であること、また、子どもたちの教育の観点からも、価値ある施設であると、市として判断したものでございます。  次に、寄附者と交わしました覚書につきましては、履行すべく、早期の工事着工に向けた環境づくりとして美術館ニュースの発行など市民への情報発信や、公園管理業務として立入禁止区域を設定するなどに取り組んでまいりました。 48 ◯伏見 隆市長 続きまして、議会と行政の信頼関係についてですが、今回の美術館整備に向けた進め方につきましては、さまざまな状況の中、その都度、市として課題解決に向けた検討を重ね取り組んできましたが、このたびの結果につきましては、市議会議員の皆様にまことに申しわけなく思っております。  市政運営において議会との信頼関係を確保していくことは重要であると考えており、今後、信頼関係を損なうことのないよう全力を尽くしてまいります。 49 ◯岩本優祐議員 今、御答弁いただきましたが、枚方市において美術館整備に係る寄附を受けることができないということは、結果として、全くもって議会軽視であり、行政側の対応に熱意が足らなかったと言わざるを得ません。市として、行政として重く受けとめ猛省すべきであり、議会との約束は守るということを肝に銘じていただきたいと思います。そして、二度と議会を裏切ることのないように、しっかりと市政運営に向かっていただくことを強く意見しておきます。  次に、寄附者と交わした新たな覚書の中で、第4条に寄附者への協力として、他市で寄附者が美術館を建設された場合、可能な範囲で、市所蔵の美術工芸品の貸し出し、美術館の企画、運営に対する必要に応じた枚方市の職員による支援、美術館が建設されるまでの間における寄附者所蔵の美術工芸品に係る寄託引き受けの延長とあります。これらにつきましては、市として可能な範囲でということが前提であると考えますが、具体的にどういうことを想定しておられるのか、お尋ねします。 50 ◯松宮祥久産業文化部長 まず、市所蔵の美術工芸品の貸し出しについてですが、本市には500点を越える美術工芸品と、今後、植村猛アート基金の植村氏から最終的に200点を超える作品寄贈を受けます。これらの作品の中から、当該美術館が希望する作品を一定期間貸し出しをさせていただくものでございます。  次に、美術館の企画、運営に対する必要に応じた枚方市の職員による支援につきましては、当該美術館の求めに応じまして、本市職員による助言などを想定しているところでございます。  最後に、美術館が建設されるまでの間における寄附者所蔵の美術工芸品に係る寄託引き受けの延長につきましては、現在、寄附者所蔵の作品と資料、計97点を寄託品としてお預かりしておりますが、当該美術館が建設されるまでの間、引き続きお預かりさせていただくというものでございます。  なお、寄託品に対する保険加入につきましては、これまでと同様、寄附者において加入していただくこととしております。 51 ◯岩本優祐議員 3点の協力内容については、この覚書の文言だけを見ると、制限なく協力を求められることになりかねませんので、想定される行為を文書に列挙して確認しておくことをお願いしておきます。  また、今回の問題は、政策決定やそれに至る意思形成過程において、手順やその透明性に大きな問題があったことから起こったものであると考えています。意思形成過程における議会との関係や、市民参画、審議会などの活用、情報公開など、一定のルールがあるにもかかわらず、例外的にプロセスを軽視して進められたことは遺憾に感じます。  今後は、政策の意思形成過程において、しっかりとしたルールを確立するとともに、それにのっとった運用を行うようお願いしておきます。 52 ◯西田政充議員 議案第76号 和解についてに関しまして、3点質問いたします。  まず、1点目は、和解内容についてであります。  和解の内容の(2)の3)には、枚方市及び当事者(2)、この当事者(2)というのは、相手方のことを示しますので、以後、相手方と呼ばせていただきます。枚方市及び相手方は、この覚書の締結により、原覚書の履行に係る枚方市及び相手方間の全ての問題は解決したものとし、今後、本件に関し双方ともに裁判上または裁判外にかかわらず、何らの請求を行わないこととあります。  それに対して、和解の内容の(4)には、枚方市は、相手方の美術館建設に係る頭書の経緯を踏まえ、今後、他市において相手方の関与のもとで美術館が建設された場合には、次の事項について、枚方市として可能な範囲内で当該美術館の運営に協力するとありまして、以下、1)から3)まで、その協力の内容が記されているわけでありますが、もし、この1)から3)までの協力の内容が相手方からの請求により定められたものならば、先ほどの和解の内容、(2)の3)にある「何らの請求を行わないこと」とは矛盾することになると思うのですが、いかがでしょうか。市の見解をお伺いいたします。  2点目は、本日、参考資料として配付された資料にあります相手方に対する文書についての質問です。  平成28年11月20日付の伏見市長名で相手方に提出されたこの文書は、相手方に対する謝罪と約束の内容となっていますが、これは実際に相手方に渡された文書の複写ではなく、自署となっている市長名がワープロの文字ですし、押印もされていません。  そこで、実際に相手方に渡された文書の文面、署名、押印はどのようにされたのか、また、複写は保管されていないのか、お伺いいたします。  3点目は、伏見市長の美術館事業への取り組み姿勢に関する質問です。  市長は、昨年8月の枚方市長選挙におきまして、公約の一つに、美術館計画を白紙にを掲げて立候補され、多くの市民の皆様からの御信託を得て当選されました。  白紙というのは、国語辞典を調べてみていただいたらわかりますけれども、真っ白な状態、あるいは事が始まる前の、もとの状態を意味します。期限なく継続的に相手方への協力を約束する今回の和解内容は、市長が公約された白紙の状態とはならないものと考えますが、いかがでしょうか。市長の御見解をお伺いいたします。 53 ◯松宮祥久産業文化部長 まず、和解内容についてでございますが、和解内容の(4)については、寄附者からの意向を受けて双方協議の上、最終合意したものですが、後日、双方から追加的な事項を持ち出すことのないよう、合意した事項以外には何らの請求を行わないとの規定を設けておくことは一般的な例であると認識しております。  次に、相手方に対する文書についてでございますが、市の代表者として市長が署名押印の上、お渡ししたもので、署名押印した部分以外は、実際に寄附者にお渡しした文書と同一のものでございます。  なお、市において複写したものはございません。 54 ◯伏見 隆市長 美術館事業への取り組み姿勢についてですが、香里ケ丘中央公園内での建設が、覚書の締結以降、1年以上たっても工事に着手できていない状況を何とか解決したいとの思いから、市長選挙で美術館問題を公約に掲げ、当選後は、寄附者に寄附について白紙に戻していただきたいとお願いしました。その後、他の場所での建設や現金での寄附など、寄附者の意向を尊重する観点で、種々検討を重ねてきたところです。この間の対応につきましては、公約を踏まえて、市として種々検討してきた結果と捉えております。 55 ◯西田政充議員 まず、1点目の和解内容についてですけれども、先ほどの御答弁では、和解内容の(2)の3)にある「何らの請求を行わないこと」と和解内容の(4)の協力内容が矛盾しているかどうかについてのお答えはいただけませんでした。  それでは、和解内容の(1)に「双方の合意に基づき」とありますのでお聞きいたしますけれども、合意に至るまでに、協議の中で枚方市と相手方が出されたそれぞれの主な意見や要望をお伺いいたします。  2点目の相手方に対する文書についてですが、先ほどの御答弁によりまして、実際に相手方に提出された文書は、本日配付された相手方に対する文書と文面が同一で、伏見市長が署名され、市長の個人印ではなくて、公印である市長印が押印されたことを確認いたしました。  また、複写は保管されていないとのことでしたが、相手方への市としての協力を市長が署名押印した上で約束した大切な文書の複写を保管されていないということは大きな問題であるということを指摘しておきます。  この相手方に対する文書の中では、相手方が他市におきまして美術館を建設された際には、本市が所蔵する美術工芸品の貸し出しや、企画、運営に対する必要に応じた本市職員による支援等につき、誠意を持って協力させていただきます。また、現在本市で寄託品としてお預かりしています相手方御所蔵の美術工芸品につきましては、御希望であれば当該美術館が整備されるまでの間、引き続きお預かりさせていただきますと、市としての協力を約束されていますが、これらの協力内容を実行するに当たっては、市として管理費や人件費が発生するにもかかわらず、私たち市議会に事前に報告や相談がないまま、この文書を相手方に提出された理由をお伺いいたします。  3点目の伏見市長の美術館事業への取り組み姿勢についての市長の御答弁では、公約を踏まえて、市として種々検討した結果と捉えていますとのことでした。しかしながら、市として管理費や人件費が発生するようなさまざまな協力を、相手方に対して具体的な期限や内容が示されないまま約束している今回の和解内容は、美術館計画を白紙にという市長の公約とは整合しないものであると、改めて指摘いたします。 56 ◯松宮祥久産業文化部長 これまでの協議の中で、枚方市といたしましては、訴訟による解決は避けていただくことが望ましいと考えていることを寄附者にお伝えいたしました。  また、寄附者からは、今後、他市において美術館を建設する場合、本市に寄附していただいた植村氏の美術工芸品を展示する機会を設けさせていただきたいということ、また、これまで美術館整備に関し枚方市と協力して進めてきたこともあり、企画、運営に当たってアドバイスをいただきたいなどの意向がございました。  次に、相手方に対する文書についてでございますが、寄附者にお渡しした文書によって今回の和解に至ったものであり、地方自治法の規定に基づき、本日、議案審議をお願いしているものでございます。 57 ◯西田政充議員 まず、1点目の和解内容についてですが、先ほどの御答弁では、枚方市からは訴訟による解決は避けていただくことが望ましいと相手方に対して述べられ、相手方からは、他市において美術館を建設する場合に、本市に寄附をした美術工芸品をぜひとも展示する機会を設けさせていただきたいということと、ぜひとも企画、運営に当たってアドバイスをいただきたいと枚方市に対して述べられたということでした。このことを考え合わせますと、今回の和解内容は相手方からの御要望を最大限取り入れた内容、すなわち和解の内容の(2)の3)にある何らかの請求を行わないこととは矛盾した内容になっていると思うのですが、いかがでしょうか。市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  2点目の相手方に対する文書についてですが、先ほどの御答弁の内容は十分に納得できるものではありませんでした。私は、相手方と締結された覚書に関しましては、その第5条に、この覚書は、甲すなわち枚方市の議会の議決を得たときから効力を有すると記載されておりますので、市議会への対応としての大きな問題はないと考えますが、一方の相手方に対する文書に関しましては、相手方に対するおわびとお約束が述べられているのみで、いわば、無料、無期限のお手伝い券のようなものになるわけですが、これを相手方に提出する前に私たち市議会に何の報告も相談もなかったことは、まさしく議会軽視であり、大きな問題で、なぜこの文書について議案として提案されなかったのか、市長にお伺いいたしまして、私の質問を終わります。 58 ◯伏見 隆市長 今回の和解内容は、美術館の建設に向けて取り組んできた経緯等を踏まえて話し合った結果、双方の合意に至ったものでございます。  また、御質問の文書につきましては、議会の議決を要するものとして地方自治法には定めがないことから、議案として提出することはできないものと認識しております。 59 ◯堀井 勝議員 主に、市長にお尋ねいたします。  市長は、先ほどもお話がありましたように、美術館を白紙に戻すということを公約にされて、多くの市民の皆さんの御理解を得られて、信託を得られて市長になられたわけです。1年4カ月の間、右往左往しながら、この美術館廃止に向けて大変御努力をいただいて感謝を申し上げます。  感謝を申し上げますが、今もお話があったように、おわび状なのか、お手紙なのか、何かわからんような文書が、きょうこの議会の議場に出されたわけですね。この文書が出されている、しかも、枚方市長 伏見 隆と署名をされ、公印を押されて、この文書が出ているにもかかわらず、議会議案にかからないから出さなかったというお話なんですが、これほど重要な文書が市民に行き渡らないというのでは、私たちは、喧々諤々、今ここで力を入れていろいろおしゃべりしていますけれども、何を一体議論しとんねんということが、市民の皆さんや、きょうここにお見えの傍聴の皆さん、また後世の市民の皆さんにおわかりいただけないと思いますので、市長が出された文書を、私はまずここで朗読させていただきます。  「(以下4文字発言取消し)○○○○様   (以下5文字発言取消し)○○…○○様   (以下2文字発言取消し)○○様におかれましては、本市としての美術や文化芸術の振興に対する崇高なお気持ちから」。 60 ◯大塚光央議長 堀井議員、これは参考資料として出しておりますので、朗読はやめていただきたいと思います。 61 ◯堀井 勝議員 いや、議長、我々は市民に公開する必要がある。全て公開しなければならない。これは公開されていないでしょう。 62 ◯大塚光央議長 議会の議事運営については、議会運営委員会で論議されています。そういうことで御理解いただきたいと思います。
    63 ◯堀井 勝議員 では、これはいつどのように公開されますか。 64 ◯大塚光央議長 私としましては、この議事運営について、今申し上げているんです。ですから、今回の議事運営については、さきの議会運営委員会でもありましたので、そのとおりやっていただきたいと思います。 65 ◯堀井 勝議員 あったんですか。(「取り扱い注意。」と述ぶ者あり)こういうことはしないと。 66 ◯大塚光央議長 取り扱い注意ということです。ですから、注意ということは、御理解いただきますように、今ここで堀井議員が朗読している内容は適しないということで判断します。 67 ◯堀井 勝議員 わかりました。そしたら、ここでは朗読しないけれども、まちでは朗読しても構わないと、こういうことですね。了解しました。  いずれにしましても、市長、よく聞いてくださいね。今、提案されている和解についての(4)の中に、1)から3)、先ほどから何人かの人が何回もお話されていますけれども、当該美術館における枚方市所蔵の美術工芸品の貸し出し、それから、当該美術館の企画、運営に対する必要に応じた枚方市の職員による支援、3つ目が、当該美術館が建設されるまでの間における当事者所蔵の美術工芸品に係る寄託という3つですね。この3つがあるわけですが、これは、和解がこの議場で成立、可決すれば、ここにも書いてありますように、枚方市議会の議決を得たら効果を発揮すると、こう書かれてあるわけです。にもかかわらず、それに臆して、市長がこういう文書を出されるその意義は何ですか。結局は、先ほど西田議員からもお話がありましたように、和解が不可決に終わった場合でも、空手形は絶対とらんぞと。伏見 隆という枚方市長の公印を押した別の文書でもって、これは保障されているんやぞという意味なんですか。 68 ◯伏見 隆市長 寄附者や御家族の皆様に対して御心労をおかけしたことと思っております。  本文書につきましては、本市に寄せられた、とうとい思いをお持ちの寄附者御夫妻に対しまして、市長として感謝の気持ちもお伝えしたものでございます。 69 ◯堀井 勝議員 市長は非常にお優しいお方だから、行政の継続性も大事にされているし、そういう意味で(以下2文字発言取消し)○○さんにそういう文書を出されたんだろうと思いますが、やっぱり立場を考えて、こういう文書、いわゆる私文書ですな。私文書に枚方市長という署名をして公印を押す。これはあってはならない出来事だと私は思います。  皆さんにも判断いただきたいのですが、今出されているようなこういう文書を見ますと、私は、日本国の150年前、江戸幕府が列強の国々から不平等条約を結べということでやられてきた、これに匹敵するのではないかなと。我がまちの首長、枚方市長に一市民の人が、何ぼ寄附すると言っておられた方かもわかりませんけれども、首長にこういう約束をさせるというこの行為は、私はあってはならない行為だと思います。  その点について、市長はどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 70 ◯伏見 隆市長 寄附者や御家族におかれましては、この枚方市の美術施策のためということで、本当にとうといお気持ちの中で御寄附を申し出ていただきました。にもかかわらず、誹謗中傷を受けるなどして、これまで大変御心労をおかけしたということは、本当に市としてもおわびを申し上げる必要があると考えております。  私としましても、この市長就任前の出来事も含め、これは枚方市の行政の継続性として、御心労をおかけした寄附者の方に対しましては、やはりしっかりとおわびを申し上げた上で、感謝の気持ちも申し上げる必要があると考えております。 71 ◯堀井 勝議員 枚方市が一方的に責任を負う問題ではないと私は思っているんです。この市議会で2回の議決をして、そして、バリケードを張って、どうぞ建ててくださいと。枚方市はどうぞやってくださいと言ったわけですよ。やらんかったのは誰なんですか。工事にかからんかったのは誰なんですか。枚方市ですか。枚方市が、座り込みがあるからやめてくれと言ってとめに入ったんですか。入っていないでしょう。御自身が工事をやらんかったわけですよ。その責任は双方にあるわけで。その責任を、今、伏見市長が問われる必要は何もないと私は思っています。  伏見市長は白紙に戻すということで公約をされて、それで当選された。アメリカの大統領を見てください。もう間もなく1カ月で大統領が就任されますけれども、いろんなことを変えるじゃないですか。当たり前じゃないですか。フィリピンの大統領を見てくださいよ。あちこち行っていろんなことを言っていますよ。大統領になったら当然です、自国のためにやるねんから。それをみんなが信託をしたわけです。伏見市長は、公約を実現するために、私はやめますと言えばそれで済む話、何にもない。前市長が間違いをやったわけで、この枚方市70年の歴史の中に汚点を残した。だけど、伏見市長としては何の責任もないんです。もっとはっきりと言われたほうが、私はいいんじゃないかと思います。  ただ、ここで私が問題にするのは、先ほどからも言いました、また皆さんもおっしゃっていますけれども、和解内容の(4)の1)から3)です。この、可能な限り枚方市は協力しますという和解の文書、そして、枚方市長の私文書、これは大変なことになると思っています。  今まで、枚方市はいろんな不祥事を起こしてまいりました。これは曖昧模糊としたところに相手方がつけ込む、そういうものがあるわけです。くさびを打ってくるんです。だから不祥事が起こるんです。  市長と(以下2文字発言取消し)○○さんとがこういう文書を交わしておけば、いつまででも、この文書は孫末代まで続くんですよ。いいですか、それで、現場の人が、また今の担当の部長さんが、それはできません、そんなこと言っていませんと言ったところで、市長がこの文書にちゃんと可能な限り協力すると書いてあるやないかと。署名、捺印してあるやないかと言われれば、現場の人は当然それはやらないかん。その辺のさじかげんがどこにあるのかがわからん。それが不祥事のもとなんです。  今までからも、土木建築工事でも、ここの補修工事をちょっとやっといてやと。後で、また次の契約のときに、おまえのところ何かするやんけというような話があって、それが発展して、不祥事につながっているわけ。だから、こういう曖昧模糊とした、可能な限り協力するという、こんな文書は交してはならないと私は思います。市民の皆さんも多分そう思っておられると思います。この点について、市長はどのようにお考えなのか、最後にお尋ねいたします。 72 ◯伏見 隆市長 今回提案させていただいております覚書の中、第4条に、乙の美術館建設に係る頭書の経緯を踏まえ、今後、他市において乙の関与のもとで美術館が建設された場合ということでありますとか、それから、先ほどの協力の内容につきましては、覚書のほうに規定しておりますので、おっしゃられているようなことは起こり得ないと考えております。 73 ◯千葉清司議員 長時間になって恐縮でございます。  ただいま一括上程されています議案第76号 和解について、質疑をいたします。  その前に、今、重複という言葉が議員の皆さんから出ていますけれども、私は重複は大歓迎だと思うんです。重複して議論されるということは、それだけ重要な部分だと認識すべきだと思いますので、その点についても御理解を賜っておきたいと思います。  今回の和解の合意内容を私なりに見聞いたしますと、寄附者において大幅に譲歩いただいたものと受けとめております。市内には40万人の市民の皆さんがお住まいで、その市民の皆さんの中に、コレクションといいますか、個人で所有されている美術品、文化財などをお持ちの方がたくさんおられることも、私自身も見聞しております。それは、まさに、いわば本市の宝であるといっても決して過言ではないと思っています。しかし、所有者も御案内のとおり高齢化が進み、先々このような作品が分散されていくということで心配されています。そこで、市にぜひ寄贈したいという市民がたくさんおられるのも現実です。そういう申し出の受け皿もなくなってしまうという危機感を覚えています。この和解で、そのことが裏づけられるのではないかと私は心配しています。  そこで、今回の和解で当市の美術館構想の必要性が一段と加速化されるものと考えますが、伏見 隆市長の見解をただしておきたいと思います。 74 ◯伏見 隆市長 私は、美術館そのものを否定する考えではなく、美術施策の充実は重要であると認識しております。  今後、美術館も含め、本市における美術施策の推進に関する基本的な考え方をまとめてまいります。 75 ◯千葉清司議員 今、市長から御答弁いただきましたように、非常に大事だということで強調されましたので、私も尊重しておきたいと思います。  2回目の質問で恐縮なんですけれども。美術館問題については、市民からの多額の寄附を受けないという結果となってしまいました。寄附者が、この間、美術館の整備に向けて取り組まれてきた思いや苦労は、今多くの議員の皆さんが申され、また市長が答弁されていますように、結果的に非常に残念な結果になってしまったということで、私も、まさにそのことについて同感です。  そもそも、私は常に申し上げておりますけれども、市民の生命に係る問題、財産に係る問題、さらに、子どもたちの教育を保障する関連施策については、これも言われていますけれども、市民や議会に時間をかけて説明し、さまざまな観点から議論を尽くし、十分なコンセンサスを得た上で、全会一致で進めることが議会制民主主義のあり方と、私は、再三この場でも申し上げてまいりました。  美術館の整備は、まさしく、私は教育そのものの延長だと思っています。その教育に係る施策を、市民からの美術館建物寄附という話に飛びつき、時間をかけず、議論もせずに議会の多数決によって決めたところに、やはり最大の欠陥があったと私は思っています。このような進め方を実行した市は、結果として、まず猛反省を求められると私は思います。  また、一方、このような進め方に対して、議会がその議決をしたという責任も求められるものだと私は思っています。私は、平成26年の負担付き収受の議決の際に、この先、このような状態では美術館の寄附はうまくいかないだろうと危惧いたしまして、この席を、私の政治的な判断で退席いたしました。しかし、賛成が過半数を超え、議決されました。このことについて、私は、議会も私も含めて責任があると思っています。美術館、すなわち教育に関する議決は全会一致であるべきと、今でもその主張は変わりません。美術館を進めたのは前市長時代のことでありますけれども、現市長である伏見 隆市長は、この点についてどのように考えておられるのか、改めて見解をただしたいと思います。 76 ◯伏見 隆市長 この間、本市の懸案課題の解決を図るのは市長の責務であるという思いで取り組んでまいりましたが、結果として、美術館整備に係る寄附をお受けすることができなかったことにつきましては、まことに心苦しく、美術館に関する議決で賛成していただいてきた市議会議員の皆様、そして、寄附者や美術館整備を願う市民の皆様に対しまして、本当に申しわけなく思っており、改めて市長としておわびを申し上げます。  なお、議案提出に当たっては、市として、より多くの議員の賛同を得られるように努めているところです。 77 ◯千葉清司議員 私なりの意見を申し添えておきますので、御参考にしていただければまことに幸甚に存じます。  私は、先ほど申し上げましたように、この議決の際に、非常に判断が難しく、私なりの政治判断でこの議場を退席させていただきました。美術館については、市として整備を進めるという状況でありましたので、反対運動がある中、例えば、今も総合文化施設ということで論議されていますけれども、その中への合築、あるいは、また香里ケ丘図書館が老朽化していると。その隣に集会所もありますけれども、老朽化している。2年前も建てかえという論議がありました。そこに市民の御寄贈をいただいている美術館を合築したらどうやと。まさに3点セット。図書館の新築、それから集会所の新築、それに御寄贈をいただくと申し出がありました美術館を合築したらどうやということを、再三にわたって、公式、非公式も含めまして、前市長に直接懇願しました。  しかし、前市長は聞く耳を持ってくれませんでした。私も、だてに年は食っていません。あらゆる辛苦をなめてこの77歳まで生きてきました。その経験を生かして、老婆心ながら申し上げてきたわけでありますけれども、残念ながら耳を貸してくれなかった。もし、耳を貸してくれたら展開は大きく変わっていたものと、今では私は確信を持っています。そういうことで、美術館については、非常に残念な結果になりましたけれども、先ほど市長が2回目の私の質問で答弁されましたように、これから、とにかくやはり、市民の代表である議員の意見をしっかり聞いて、市民の意見もしっかり聞く、市民が主人公のまちづくりをもう一度原点に立って構築してほしい。そのことをこの本議会の名のもとで御意見を添えて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 78 ◯大塚光央議長 これをもって質疑を終結します。 79 ◯大塚光央議長 先ほどの堀井議員の発言につきましては、会議録を調査の上、個人情報が含まれている部分は適切に処理いたします。 80 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第76号及び議案第74号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 81 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 82 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。堀井議員。 83 ◯堀井 勝議員 ただいま提案されております議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について及び議案第76号 和解についてに関しまして、西田政充議員、八尾善之議員、そして、私、堀井 勝からなる民進市民議員団を代表して、討論を行います。  私たち民進市民議員団は、平成26年第3回枚方市議会定例会での議案第26号 枚方市立美術館条例の制定についての審議における討論で、市民の皆様から十分な御理解がいただけるまでは美術館事業を進めるべきでないと述べ、美術館条例の制定には反対いたしました。以来、今日に至る間に、美術館建設を白紙にすることを公約に掲げて当選されました伏見市長として、相手方に対し、市として美術館整備を前提とした寄附を受けることは困難であるという市の考え方を示され、ただいま提案されました。議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止についての議案には賛成いたします。しかしながら、一括上程されました議案第76号 和解についてに関しましては、以下3点の問題点を指摘し、反対討論をさせていただきます。  まず、1点目は、先ほど西田議員からも質問がありましたように、枚方市長 伏見 隆名で平成28年11月20日に相手方に対して、市として協力を約束する文書に公印を押印して渡されたことであります。  この文書では、相手方が他市において美術館を建設される際に、本市が所蔵する美術工芸品の貸し出しや、企画、運営に対する必要に応じた本市職員による支援をすること、及び、本市で寄託品として預かっている相手方所蔵の美術工芸品について、当該美術館が整備されるまでの間、引き続き預かること等々の約束をされています。  行政の長として、一市民に前代未聞のこうした約束をされることは今後の行政運営に大きな禍根を残すことになり、また、実行するには管理費や人件費が本市に発生するにもかかわらず、市議会に事前に何の報告や相談もないまま相手方に提出されたことは、議会を軽視した行為であり、納得できるものではありません。  2点目は、覚書の内容が具体性に著しく欠けることであります。  覚書には、ただ漠然と本市が所蔵する美術工芸品の貸し出しや、企画、運営に対する職員による支援、また、相手方所蔵美術工芸品の寄託延長といったことについて記載されているだけで、具体的な期限や、かかる費用の内容も記述されておりません。これでは、いつまで、どれだけ協力をしなければならないのか全くわかりません。しかも、それが公人であるならいざ知らず、全くの私人に、市として管理費や人件費の費用が発生するにもかかわらず、協力の期限や度合いが不明確な約束を交わすべきでありません。  3点目は、このたびの和解内容が伏見市長の公約とは整合しないということです。  市長は、昨年8月の市長選挙で公約の一つとして、「美術館は白紙」を掲げて立候補され、多くの市民の皆様から御信託を得られて当選されました。先ほど、西田議員も言いましたように、白紙とは真っ白な状態、あるいは、事が始まる前のもとの状態、また一点の曇りもない状態、こういったことを意味するものでありますが、期限なく継続的に相手方への協力を約束することは、いわば不平等条約にも等しい、今回の和解内容は市長が公約された白紙とはほど遠いものであり、この和解内容は欺瞞であると思います。  以上、述べました以外にも、数多くの問題点がございますが、議案第76号 和解についてに対し、私たち民進市民議員団は反対であることを表明し、討論といたします。以上です。 84 ◯堤 幸子議員 ただいま上程されました議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について及び議案第76号 和解について、日本共産党議員団を代表し、討論を行います。  初めに、議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止については、平成26年9月に提案され可決した美術館の設置条例を廃止するものです。日本共産党議員団では、当初からこの条例制定に反対してきたことから、賛成いたします。  住民の理解を得ることなく美術館の設置を進めたことが問題であり、住民の香里ケ丘中央公園を残してほしいとの願いに応え、公園への設置を行わないことは当然です。寄附を受け、整備を進めるに当たっての枚方市自身の道理のなさが今日の状況を招いたのだということを深く反省すべきです。  議案第76号 和解については、先ほど質疑をさせていただきましたが、和解の内容の(4)の2)当該美術館の企画、運営に対する必要に応じた枚方市の職員による支援については、職員の支援がどのぐらいの期間になるのか、どういった支援内容なのかが不明確であること。3)当該美術館が建設されるまでの間に、当事者(2)所蔵の美術工芸品に係る寄託引き受けを延長することについても、延長期間が示されていない点で不明確です。これらの点には疑問が残ります。しかし、これ以上の混乱を長引かせるのではなく、和解をし、先に進むことが大切であると考えます。  今回、議会の議決に当たって、(4)の内容を具体的に進める場合は議会とも調整をして進めていただきたいと要望しまして、議案第76号 和解についても賛成と申し上げ、討論といたします。 85 ◯手塚隆寛議員 議案第74号、そして、議案第76号には、さまざまな問題点もあると思いますが、賛成の立場で討論いたします。  今回の提案は、やはりこれまで長引いてきた美術館問題に一定けりをつけていく、こういう意味でも遅過ぎたと思いますが、賛成したいと思います。  質問でも申し上げましたが、美術館問題がこれほど長引き、混乱したのは、やはり行政の責任だと思います。反対する市民、見守り活動をする市民の活動を、一部市民の妨害、あってはならないこと、このような決めつけでは、今後の市政運営の教訓には全くなりません。市民が利用する施設や市民生活に多大な影響を与える施設をつくる場合は、まず市民に説明する、市民の声を聞く、計画段階から市民参加で行う。このようなことを行っていたら、この美術館建設問題も違った展開になったのではないかと私は思っています。  そういう意味で、先ほどの質問の中でも、市の総括が不十分だと思っています。今後、美術館建設について、さらに真摯な総括を行い、市民に明らかにすることが必要です。現在計画されている香里ケ丘図書館の建てかえは、今回の教訓が生かされていないように思います。計画段階から市民の声を聞いて進めること、行政の基本にそのような姿勢を確立することが、今回の最大の教訓ではないでしょうか。  香里ケ丘図書館、香里ケ丘地域の活性化について、市民の声を聞く、市民参加で市民と行政が一緒に考える。このような場をつくっていただくことを強く要望し、今回の議案第74号、議案第76号の賛成討論といたします。以上です。 86 ◯野村生代議員 ただいま上程されました議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について及び議案第76号 和解について。  平成26年3月26日に負担付き寄附(美術館の建物)の収受について、その半年後、枚方市立美術館条例の制定について、当時民主クラブとして賛成した会派としては、まことに残念な気持ちではありますが、このたびの和解に至った寄附者の思いを大切にするということから、連合市民の会を代表いたしまして、賛成の立場で討論いたします。  当時の民主クラブとしては、枚方市の文化芸術振興に重きを置き賛成いたしました。現連合市民の会としてもその考えを引き継いでおります。  また、建設場所が香里ケ丘中央公園であったことは、美術館建設場所として適切な場所であったとも考えております。なぜならば、先日の総務委員協議会でも意見として示しましたが、香里ケ丘地域は軍需のまちから住宅を中心とする平和のまちへの歩みがあり、映画化された「つづり方兄妹」やロバート・ケネディ夫妻の訪問など、美術館にふさわしい歴史のある地域だからです。  また、香里ケ丘中央公園は、長年整備されなかった鬱蒼と茂った樹木により死角が生まれ、夜は安全な場所とは思えず、建設予定の場所は昼間でも利用度が大変低い場所でした。だからこそ、美術館建設と同時に公園の整備がされることで安心できる場になると考えたからであり、香里ケ丘図書館の建てかえとともに、公園、美術館、図書館を一体的に整備することによって、香里ケ丘地域のランドマークともなると考えていました。しかし、ごく一部の人の反対行動が激しくなり、寄附者による美術館建設が困難な状況となり、市長選においては政争の具となったことは否めないと思います。  そして、「美術館整備を白紙に戻す」を公約とされた伏見市長の誕生によって、1年以上という期間を解決策を見出すことに要しましたが、結果、今回の議案74号、議案第76号の提案に至ったわけです。  そもそも、枚方市として美術館の必要性をどのように考えていたのでしょうか。寄附があれば美術館条例を制定する。寄附の話がなくなったら美術館条例を廃止するというのであれば、市としての主体性も文化行政の理念も全くないことになります。美術館建物寄附を収受する議決のときに、枚方市にふさわしい博物館法に基づく美術館ビジョンを明らかにすべきであったと思います。そして、現時点においても、博物館法に基づく美術館に対する考え方を、枚方市としては、はっきりとさせておく必要があります。  今議会の冒頭で伏見市長は、今後、美術館も含め本市における美術施策の推進に関する基本的な考え方をまとめると、文化芸術振興にこれからも取り組んでいく旨を挨拶されました。美術館が実現しないことを大変残念に思われている枚方市在住の芸術家の方たちや市民の皆さんがおられることを無視してはならないと思います。枚方市在住者の美術作品や所蔵作品を展示する中核都市枚方にふさわしい美術館、教育に大きく寄与する博物館としての美術館の構想をまとめることを強く要望しておきます。  美術館に関しては、我が会派の一部の議員が、昨年、戦後70年を振り返るために、沖縄の普天間基地及び辺野古基地予定地を視察に行きました。その際に、普天間基地の最南端に佐喜眞美術館があり、その館の学芸員でもある館長の説明を受けました。それほど大きくない美術館で、年間運営経費2,000万円ぐらいで個人運営されていました。  美術品の内容ですが、沖縄でもあり、国内外の戦争に関することがほとんどでした。ただ、館長のお話を聞いていますと、一つ一つに作者の思いが込められ、当時の戦争への感情が伝わってきます。常設展示として丸木位里、丸木俊さんの沖縄戦の図は有名ですが、ほかには有名な作者はほとんどなく、このような運用のやり方もあると感じました。大切なのは何を伝え、それに対する感動をいかに持って帰ってもらうかが美術館の役割であり、大きな有名な美術館だけが全てではないことを改めて感じたところです。  館長さんに枚方の話もしましたが、ぜひ市民の皆さんには期待していますよ、頑張ってくださいと激励を受けた次第です。方法論はたくさんあると思いますので、参考に申し上げました。  寄附者には心よりおわびを申し上げたいです。美術館条例を廃止にするとしても、それにあわせて、美術館構想を検討する機会を与えてくださったのは寄附者です。また、寄附者の思いに共感し、植村猛さんの寄附による植村猛アート基金も設立されました。そうした観点からも、寄附者には感謝しなくてはならないことも申し上げておきます。  最後に、香里ケ丘地域の活性化についてですが、今議会でも多くの議員が質問されました。早期の図書館建かえと公園整備を要望してまいりましたが、図書館建てかえについては、運営方法や図書館整備の手順に対して反対の声があります。そもそも美術館設置が一部の人の反対行動によって実現されなかったことが図書館建かえのおくれにもつながってしまっているのだと思います。早期の香里ケ丘中央公園の整備と図書館の建てかえ、交通機関の整備なども含めて、香里ケ丘地域が子ども、若者はもちろん、子育て世代から高齢者までがともに安心して暮らせるまちへと構築していくことが、断念した美術館にかわる大きな役割であると考えます。  以上、多くを申し上げましたが、これらの点を重要視していただくことを強く要望して、賛成討論といたします。 87 ◯岡沢龍一議員 ただいま上程されました議案第74号 枚方市立美術館条例の廃止について及び議案第76号 和解について、未来に責任・大阪維新の会を代表して、賛成の立場で討論いたします。  この間のいわゆる美術館問題について、岩本議員の質疑と重複する部分もありますが、その問題点の整理と総括をさせていただきたいと思います。  平成25年に市民の方から寄附の申し出があり、議会の中でも時間をかけて議論をすべきだという意見があった中、平成26年3月に負担付き寄附について、反対が約3分の1だったものの賛成多数で可決されました。  当時のスケジュールとしては、平成27年6月定例月議会にて、地域振興部長の「美術館につきましては、昨年3月に負担付き寄附(美術館の建物)の収受についての議決をいただき、当初のスケジュールでは、昨年8月29日より準備工事を含めた建設工事に着手し、本年7月末ごろに竣工後、美術品に影響を与えるコンクリート等の湿気を乾かす、いわゆるからし期間を経て、今年度中の開館を目指しておりました。しかしながら、美術館整備に反対する市民の妨害行為により、工事着工がおくれている状況でございます。」との答弁でした。  このスケジュールから言うと、平成27年7月末には建物ができ上がっており、もろもろの準備期間を経て、平成27年度中には開館の予定でした。しかしながら、平成26年3月の議決を得てからは、市民の理解が進まず工事が一切行われていない状況が続き、その間、署名や請願なども出されていましたが、議会としては、当時の市長も平成26年9月議会にて、「市長として、一日も早く解決できるように、今後ともきめ細かく正しい情報提供を行うことはもとより、一人でも多くの市民に御理解をいただけるよう、あらゆる方策を講じてまいる」と表明されましたので、行政が市民の理解を得て美術館建設を進めると理解しておりましたが、結果としては、平成27年7月末までに美術館は完成しませんでした。  このことから、平成27年度中の開館は既に不可能で、既に覚書の内容は履行が不可能という状態でした。その後、伏見市長に交代し、香里ケ丘での美術館建設を白紙に戻して、寄附者と協議を行い、総合文化施設の中に併設する案や、現金寄附なども協議を重ねてこられましたが、最終的に、今回の和解に至ったことと理解しております。  この美術館問題には3つのポイントがあります。1つ目は、当時の判断ミス。2つ目は、覚書の不履行。3つ目は、議会との信頼関係を損なう行為の3つです。  まず、1つ目の判断ミスについてです。  枚方市においては、何ら美術館構想なるものがない中、平成25年7月に市民から美術館建物寄附の申し出があり、平成26年3月には議決を迫るという、突然の寄附の話に対して議会や市民への説明を十分に果たさないまま飛びついてしまった拙速な判断ミスです。執行機関たる行政として本当に稚拙な判断、対応であったと思っています。建物寄附といった形が枚方市にとって初めての経験であるならばこそ、もっと慎重に時間をかけて、専門家や市民の意見もしっかり聞いて、深い議論をすべきであったと考えています。まさしく最初の出発点を間違ったら最後まで引きずってしまう典型的な事案になってしまったのではないでしょうか。  次に、2つ目の覚書の不履行について。  寄附者と交わした平成27年度内の美術館開館を内容とする平成26年3月24日付覚書を実現するための意志や行動が足りていなかったことです。寄附者が美術館建設を行い、市もその実現に向けて最大限努力すると覚書にあります。しかしながら、当時の執行責任者が本当に的確な指示や行動をされていたのかは大いに疑問が残るところであります。  美術館問題がここまでこじれたのは、美術館が平成26年3月の覚書締結、平成26年9月の美術館設置条例可決を受けても、何ら整備が進まなかった、くわの一つも建設用地に入らなかったことに最大の原因があることを忘れてはいけないと思います。  このことが、市議会の2度の議決を踏みにじることにもつながりますし、議決の重さを軽んじていることにつながるものと考えております。  3つ目は、負担付き寄附の収受についてと、美術館条例の制定について及び2度の請願不採択と、市議会では市の方針をある意味信頼して議会として判断してきたことに対する市議会と行政との信頼関係を一方的に損なう行為です。  建設が着々と進んでいる中で、突然に白紙に戻すなんてことを言ったのであれば、伏見市長の責任は大きなものであるとは思いますが、今まで申し上げたように、事実経過を冷静に分析し、工事が一切進んでいない状況を鑑みると、そのようなことでは決してなかったと思います。  最後に、今回の美術館問題で市議会と市行政機関との信頼関係が損なわれてしまったことは、大変遺憾であります。今後、二度とこのような失態を犯すことのないよう肝に銘じていただくことを強く申し上げ、この美術館問題について、一定寄附者と和解に至ったことを評価し、条例の廃止と和解の内容についての賛成討論といたします。 88 ◯大塚光央議長 これをもって討論を終結します。 89 ◯大塚光央議長 これから議案第76号及び議案第74号の2件を分割して採決します。  まず、議案第76号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)
    90 ◯大塚光央議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 91 ◯大塚光央議長 次に、議案第74号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 93 ◯大塚光央議長 午後1時まで本会議を休憩します。     (正午 休憩)     (午後1時 再開) 94 ◯大塚光央議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 95 ◯大塚光央議長 日程第4、議案第75号「東部清掃工場焼却施設ボイラー蒸気管更新工事(二次過熱器)請負契約締結について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 96 ◯大塚光央議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 97 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程いただきました議案第75号 東部清掃工場焼却施設ボイラー蒸気管更新工事(二次過熱器)請負契約締結について、提案理由の御説明を申し上げます。  追加議案書の21ページをお開きください。  本議案は、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  まず、工事の概要につきまして、御説明申し上げます。  本工事は、ごみ処理施設に設置されている燃焼ガス冷却設備であるボイラー蒸気管(二次過熱器)の管の厚みが経年劣化により減少していることから、安全、安定的な運転を維持する目的で設備の更新工事を実施するものでございます。  また、本工事は、当該清掃工場の設計・施工事業者である川崎重工業株式会社関西支社以外では、部材等の入手や施工も困難であることから、同社と地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づき随意契約を締結するものでございます。  それでは、議案書に基づきまして、契約締結内容を御説明申し上げます。  発注者は、枚方市市長 伏見 隆、受注者は大阪市北区堂島浜2丁目1番29号、古河大阪ビル、川崎重工業株式会社関西支社支社長 前田勇治でございます。  契約金額は11億3,400万円で、工期は本契約締結日から平成30年7月31日まででございます。  また、契約保証金、契約条項その他は、記載のとおりでございます。  なお、議案書22ページから24ページには、執行調書、本工事に係る工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照ください。  以上、議案第75号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 98 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 99 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第75号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 100 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 101 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 102 ◯大塚光央議長 これから議案第75号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 103 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 104 ◯大塚光央議長 日程第5、議案第73号「平成28年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 105 ◯大塚光央議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 106 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程されました議案第73号 平成28年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回の補正では、ふるさと寄附金の返礼品に係る経費や、国の経済対策として行われた第2次補正予算成立に伴う補正などを行っております。  それでは、追加議案書の5ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出それぞれ605万4,000円を追加し、補正後の総額を1,459億5,749万2,000円と定めるものでございます。  第2条につきましては、別表により御説明いたします。  8ページをごらんください。  第2条繰越明許費の補正でございますが、第2表のとおり、国の経済対策に対応し実施する事業につきましては、繰越明許費の設定を行うものでございます。  それでは、事項別明細書によりまして、補正内容について、御説明いたします。  10ページをお開きください。  まず、歳入の補正でございます。  第14款国庫支出金でございますが、国の経済対策に対応する補正といたしまして、社会福祉施設等施設整備費補助金で605万4,000円の増額補正を行っております。  続きまして、歳出でございます。  12ページをお開き願います。  第2款総務費でございますが、ふるさと寄附金推進事業につきまして、4,066万9,000円を増額補正するものでございます。  次に、第3款民生費でございますが、国の経済対策に対応し、障害者支援施設における防犯対策の強化として、社会福祉施設等整備費補助事業で908万1,000円を増額補正するものでございます。  以上を合計いたしますと、最下段の歳出合計のとおり、605万4,000円の増額補正となり、補正後の歳出総額は1,459億5,749万2,000円となります。  なお、14ページ以降に参考資料を添付しておりますので、あわせて御参照ください。  以上、議案第73号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 107 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 108 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第73号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 109 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 110 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 111 ◯大塚光央議長 これから議案第73号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 112 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 113 ◯大塚光央議長 日程第6、議案第72号「固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 114 ◯大塚光央議長 理事者から提案理由の説明を求めます。伏見市長。 115 ◯伏見 隆市長 ただいま上程されました議案第72号 固定資産評価審査委員会委員の選任の同意につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の333ページをお開きください。  初めに、まことに恐縮ですが、議案書の住所、氏名、生年月日の空欄に、住所 ・・・・・・・・・・、氏名 小川哲男、生年月日 ・・・・・・・・・・と、それぞれ御記入くださいますようお願いいたします。  それでは、提案理由の御説明を申し上げます。  今回お願いいたしますのは、現委員である小川哲男さんの任期が来る平成29年1月13日をもって満了となりますことから、小川哲男さんを再任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。  それでは、小川さんの経歴につきまして、御説明を申し上げます。  小川さんは、・・・・・・・に・・・・・・・・・・・を卒業された後、・・・・・・・・・・・・・にて勤務され、昭和60年2月に株式会社小川不動産鑑定事務所を設立されました。その後、複数の企業で要職を歴任され、平成23年2月から現在まで、小川不動産鑑定事務所で代表取締役として、公正な立場から不動産鑑定の専門家として活躍しておられます。また、社団法人日本不動産鑑定協会近畿会において幹事を、社団法人大阪府不動産鑑定士協会においては理事、副会長を歴任され、現在も同協会で監事として御活躍しておられます。また、本市におきましても、平成26年から固定資産評価審査委員会委員及び同委員長として手腕を発揮いただいているとともに、不動産運営委員会委員を初め、各種委員としても御協力をいただいている方でございます。  このように、小川さんは、幅広い知識と豊富な経験を有されていることから、本市の固定資産評価審査委員会の審査に当たり、その職務を適正かつ公平に執行していただけるものと確信しておりますので、選任の同意を求めるものでございます。  なお、ただいま申し上げました経歴等につきましては、参考資料としてお手元に配付させていただいておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。  以上、甚だ簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。何とぞ満場一致をもちまして御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 116 ◯大塚光央議長 本件については、質疑、委員会付託及び討論を行わず、直ちに採決に入ります。  本件は、原案に対し同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 117 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案に対し同意することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 118 ◯大塚光央議長 日程第7、意見書第40号「地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書」及び日程第8、意見書第41号「ホームドア及び内方線つき点状ブロックの整備促進等を求める意見書」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 119 ◯大塚光央議長 提出者から提案理由の説明を求めます。田口議員。 120 ◯田口敬規議員 ただいま議題となりました意見書第40号及び意見書第41号につきまして、提出者8名を代表し、お手元にお配りしております議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  まず、意見書第40号 地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を求める意見書。  近年、東日本大震災を初め、土砂災害、大水害等、各地で想定を超える大規模な自然災害が発生し、甚大な被害が相次いでいます。本年においても、4月の熊本地震のみならず、8月以降の複数の台風により、特に北海道や東北地方を中心に多くの人命が失われるなど、甚大な被害に見舞われました。また、10月には、鳥取でも震度6弱の地震が発生しています。  こうした災害からの迅速な復旧、復興とともに、安全、安心な国づくりに資する防災・減災対策は喫緊の課題です。
     よって、政府は、地域防災力の向上と災害に強い防災拠点の整備を図るため、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記  1.被災者支援システムの全自治体への完備や普及、学校区単位での自主防災コミュニティーの組織化や訓練の実施等、地域防災力の向上を図ること。  2.大規模水害から住民の命と暮らしを守るため、自治体の枠を超えた流域ごとのタイムラインや避難行動に直結するハザードマップを作成するとともに、適切な避難勧告・指示の発令のための体制構築を図ること。  3.スマートフォン等で家族の安否確認や緊急連絡を行えるようにするための公衆無線LANの設置や、災害時におけるトイレ機能確保のためのマンホールトイレの整備を促進すること。  4.子どもや女性、高齢者や障害者が避難所生活でつらい思いをすることがないよう、避難所の環境整備や防犯体制の強化を支援すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成28年12月20日、枚方市議会議長 大塚光央。  提出先としましては、総務大臣、国土交通大臣及び防災担当大臣を予定しています。  次に、意見書第41号 ホームドア及び内方線つき点状ブロックの整備促進等を求める意見書。  本年8月、東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れていた視覚障害者の男性がホームから転落し死亡するという大変痛ましい事故がありました。また、国や鉄道会社がこうした事故への対策に動き出していたやさきの10月、近鉄大阪線河内国分駅でも、視覚障害者の男性がホームから転落し死亡するという事故が発生しました。  本年3月末時点で、全国約9,500駅のうちホームドアの設置が完了している駅は665駅で、1日当たりの利用者が10万人以上の251駅でも77駅の設置にとどまっています。駅の安全対策の観点からも、列車との接触や転落防止に効果が高いホームドアや転落防止柵の設置は急務であると言えます。  また、ホームドア等が設置されるまでの対策として、視覚障害者がホームの内側を判別できる内方線つき点状ブロックの整備も重要です。現在、1日当たりの利用者が1万人以上の駅での整備率は約63%ですが、全駅において整備を行うべきです。  よって、政府は、視覚障害者を初め、鉄道駅の利用者が安心してホームを利用できるよう、ハード・ソフト両面における総合的な転落事故防止対策の検討を急ぐとともに、さらなる安全性の向上に向け、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記  1.ホームドアの設置に当たっては、全ての駅ホームの危険箇所の実態調査を速やかに行うこと。とりわけ、転落の危険性が高い駅については、設置計画中の駅とあわせて、ホームドアの速やかな設置を促進すること。  2.内方線つき点状ブロックについては、全駅に設置されるよう整備を促進すること。  3.ソフト面の対応として、人員配置を促進し、駅係員による希望者へのアテンドや一般客に対する誘導案内、さらには視覚障害者への積極的な声かけなど、事故を未然に防ぐ対策が強化されるよう指導すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成28年12月20日、枚方市議会議長 大塚光央。  提出先としましては、国土交通大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第40号及び意見書第41号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 121 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 122 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第40号及び意見書第41号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 123 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 124 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 125 ◯大塚光央議長 これから意見書第40号及び意見書第41号までの2件を一括して採決します。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 126 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本2件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 127 ◯大塚光央議長 日程第9、意見書第42号「米政策改革に対する稲作農家の不安を払拭するよう求める意見書」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 128 ◯大塚光央議長 提出者から提案理由の説明を求めます。大地議員。 129 ◯大地正広議員 ただいま議題となりました、意見書第42号につきまして、提出者3名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  意見書第42号 米政策改革に対する稲作農家の不安を払拭するよう求める意見書。  現在、国は、米政策改革を掲げ、平成30年産米を目途に、行政による生産数量目標の配分に頼らずとも、国が策定する需要見通し等を踏まえつつ、生産者や集荷業者・団体が中心となって円滑に需要に応じた生産が行える状況になるよう、米政策の見直しに取り組んでいます。  平成14年に米政策改革大綱が策定されて以降、全国において、行政、農協系統団体、集荷団体等が連携して需給調整の取り組みを推進しており、平成27年産米では、生産数量目標の配分を開始して以来、初めて超過作付が解消されるなど、需要に応じた生産についての理解が浸透しつつあります。  しかし、その一方で、生産数量目標の配分がなくなれば、各産地で主体的に需給調整を行っても、過剰作付の産地が生産を増大させて生産過剰となり、その影響で米価下落等が起こるのではないかとの不安も生じています。  よって、政府は、米の需給・価格安定と水田農業の持続的発展に寄与する政策を確立し、米政策改革に対する稲作農家の不安を払拭するため、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記  1.地域における円滑な生産調整を推進するため、産地交付金を含む水田活用の直接支払交付金については、戦略作物などへの支援を明確に位置づけるとともに、将来に向けた継続的な支援とすること。  2.収入減少影響緩和対策、いわゆるナラシ対策を着実に実施するとともに、現在検討している収入保険制度の導入により、担い手経営安定対策を講じること。  3.水田農業の持続的発展に寄与する各種施策の充実、強化を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成28年12月20日、枚方市議会議長 大塚光央。  提出先としましては、農林水産大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第42号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 130 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 131 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第42号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 132 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 133 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。広瀬議員。 134 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま提案のありました意見書第42号 米政策改革に対する稲作農家の不安を払拭するよう求める意見書につきまして、日本共産党議員団を代表し、反対討論を行います。  本意見書は、表題にあるとおり、政府が進める米政策改革への不安に対応して対策を求めようとするものです。  生産調整は、国民の主食であり、百数十万人もの生産者がいる米の需要、供給と価格を安定させる上で一定の役割を果たしてきました。転作の条件づくりなど問題もありましたが、農家も産地も国が示す計画のもとで生産をしてきました。これを全廃し、生産量も価格も市場任せにする米政策の大転換が実施されようとするもので、農家の不安は当然です。同時に、重大なことは、これが環太平洋連携協定TPP参加、米の輸入の増大を念頭に米への国の関与を全面的になくそうとしていることです。今国会では発効の見込みのなくなったTPPが国会で承認され、関連法案が強行採決されました。日米間の二国間協議に移行する可能性も高まっておりますが、いずれにせよ日本の食料主権を脅かすものとなっています。  これを推進する中で、日本農業のあり方を根本から変えていこうというのが米政策改革であり、農業版の構造改革にほかなりません。さまざまな激変緩和対策を講じたとしても、この改革そのものが家族農業を中心とした日本の農業にはかり知れない打撃を与えるもので、日本共産党は、こうした改革そのものに反対です。農業振興のさまざまな支援策を講じることは、私たちも当然強く求めておりますが、この改革を推進することを前提とした本意見書には賛同できないと申し上げ、討論といたします。 135 ◯大塚光央議長 これをもって討論を終結します。 136 ◯大塚光央議長 これから意見書第42号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 137 ◯大塚光央議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 138 ◯大塚光央議長 日程第10、意見書第43号「福祉医療費助成制度の拡充を求めるとともに、患者負担増に反対する意見書」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 139 ◯大塚光央議長 提出者から提案理由の説明を求めます。工藤議員。 140 ◯工藤衆一議員 ただいま議題となりました、意見書第43号につきまして、提出者7名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  意見書第43号 福祉医療費助成制度の拡充を求めるとともに、患者負担増に反対する意見書。  大阪府の福祉医療費助成制度は、言うまでもなく、障害者や高齢者、ひとり親や子どもの命と健康を守る上で欠かせない制度であり、府内市町村において重要度の高い施策として機能してきました。現在、大阪府では、福祉医療費助成制度に関する研究会の報告書に基づき患者負担の引き上げが検討されていますが、制度の変更、わけても一部自己負担額の引き上げ等に関しては、各市町村の住民への影響を最大限に考慮した上で、慎重に検討されなければなりません。  また、深刻な少子化の中、次代を担う子どもたちを安心して産み育てることができる環境づくりを推進することは、社会全体の願いです。しかし、子育てにかかる経済的な負担は大きく、とりわけ子どもの医療費は重い負担となっています。そのため、親の経済状況によっては、福祉医療費助成制度の対象年齢を過ぎると医療機関の受診を控えるようになり、その結果、病気の早期発見・治療に結びつかず、子どもの成長に大きな影響を与えかねない実情も報告されています。どこに生まれ、どこに住んでも、子どもは等しく大切に育てられるべきです。  全ての子ども、府民が安心して医療機関を受診できるよう、今、制度の拡充こそが求められています。  よって、大阪府は、下記の措置を講じるよう強く求めます。  記。  1.乳幼児医療費助成制度の対象年齢を拡大すること。  2.障害者医療費助成制度の対象に重度精神障害者等を加えること。  3.一部自己負担額の引き上げ等、患者負担増を拙速に行わないこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成28年12月20日、枚方市議会議長 大塚光央。  提出先といたしましては、大阪府知事を予定しております。  ただいま朗読しました意見書第43号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 141 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 142 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第43号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 143 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 144 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 145 ◯大塚光央議長 これから意見書第43号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 146 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 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    147 ◯大塚光央議長 日程第11、意見書第44号「南スーダンに派遣されている自衛隊の撤退を求める意見書」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 148 ◯大塚光央議長 提出者から提案理由の説明を求めます。松岡議員。 149 ◯松岡ちひろ議員 ただいま議題となりました、意見書第44号につきまして、提出者4名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。  意見書第44号 南スーダンに派遣されている自衛隊の撤退を求める意見書。  本年11月20日、駆けつけ警護等の新任務を付与された陸上自衛隊の先発隊が、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加するため、我が国を出発しました。  駆けつけ警護とは、離れた場所にいる非政府組織(NGO)や他国軍が武装集団などに襲われたとき、現場に駆けつけ、救出活動を行うもので、その際、自衛隊には、従来のPKO法では不可能だった「任務遂行のための武器使用」などが安全保障関連法で認められています。  しかし、今、南スーダンは内戦状態にあり、政府軍と反政府軍の戦闘が激化して双方が国連施設や援助関係者を襲撃するなど、事実上、「紛争当事者間の和平合意」を初めとしたPKO参加5原則自体が満たされていないと言えます。  こうした状況で「任務遂行のための武器使用」を行えば、自衛隊員が戦後初めて他国の人々の命を奪い、また、みずからの命を失うことになりかねません。現に、本年7月、南スーダンの首都ジュバで起きた大規模な戦闘では、多数の市民が巻き添えになり、中国のPKO隊員2人が死亡しています。  そもそも紛争地での人道支援活動に取り組んでいる我が国のNGOは、自衛隊による駆けつけ警護を要請していません。むしろ、安全確保については、みずから武装しないこと、武装した勢力と距離を置くことを一番の基本とし、自衛隊にせよ、他国軍にせよ、軍事的に助けを受けることはNGOにとって非常に危険であり、殺気立っている現場に戦闘服姿の自衛隊員が駆けつければ、相手を刺激して事態が悪化しかねないと訴えています。  我が国は、過去の侵略戦争によってアジアの人々に対して多大な損害と苦痛を与えたことを痛切に反省し、日本国憲法において恒久平和主義の原則を定めています。再び他国の人々の命を奪うようなことがあってはなりません。  よって、政府は、安全保障関連法に基づく南スーダンへの自衛隊派遣を中止するよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成28年12月20日、枚方市議会議長 大塚光央。  提出先としましては、内閣総理大臣及び防衛大臣を予定しています。  ただいま朗読しました意見書第44号につきましては、何とぞよろしく御可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 150 ◯大塚光央議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 151 ◯大塚光央議長 お諮りします。  ただいま議題となっています意見書第44号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 152 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 153 ◯大塚光央議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 154 ◯大塚光央議長 これから意見書第44号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 155 ◯大塚光央議長 起立少数です。  よって本件は、否決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 156 ◯大塚光央議長 お諮りします。  議事の都合により、12月21日から2月23日までのうち、市の休日を除く41日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯大塚光央議長 御異議なしと認めます。  よって、12月21日から2月23日までのうち、市の休日を除く41日間を休会とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 158 ◯大塚光央議長 以上をもって、本定例月議会の日程は全て終了しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 159 ◯大塚光央議長 本定例月議会を終えるに当たり、市長から挨拶したい旨の申し出がありますので、これをお受けします。伏見市長。 160 ◯伏見 隆市長 平成28年12月定例月議会の結びに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今議会におきましては、補正予算や条例の制定及び一部改正、また、追加議案では美術館に関する議案など各種重要案件を提案させていただきましたところ、慎重に御審議の上、御可決、御同意いただき、まことにありがとうございました。  一般質問や議案審議を通じて議員の皆様からいただきましたさまざまな御意見、御提言を今後の市政運営に生かしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  さて、来年は市制施行70周年を迎える記念すべき年となります。記念事業では市民の皆様に本市への愛着や誇りを深めていただけるよう、枚方の地域資源を再認識、再発見できる事業や、まちのにぎわいをつくり出す新たな取り組みを進めてまいりたいと考えております。  また、市外の方々にも本市に興味や関心を持っていただけるよう効果的な情報発信を行ってまいりますので、より一層の御支援、御協力をいただきますようお願い申し上げます。  ことしも余すところわずかとなり、慌ただしさが増すとともに、寒さも厳しくなってまいりました。議員の皆様におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、よき新年をお迎えくださいますよう御祈念申し上げまして、簡単ではございますが、結びに当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 161 ◯大塚光央議長 それでは、私からも一言御挨拶を申し上げます。  皆様の御協力によりまして、本日、本定例月議会の全ての日程をここに終えることができました。心から御礼を申し上げます。  さて、本定例月議会におきましては、議案の質疑や一般質問において、議員の皆様から多数の有意義な提案がなされました。理事者各位におかれましては、こうした提案について真摯に御検討いただき、市政の発展につなげていってほしいと思います。  最後に、ことしも残すところあと10日余りとなりました。これから寒さが厳しくなってまいりますので、くれぐれも健康には御留意されますようお願い申し上げますとともに、間もなく迎える新年が皆様にとって幸多き年となりますよう心から御祈念いたしまして、結びの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 162 ◯大塚光央議長 以上をもちまして、平成28年12月定例月議会を散会します。     (午後1時38分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...