鏡野町議会 > 2021-12-14 >
12月14日-03号

  • 救急需要(/)
ツイート シェア
  1. 鏡野町議会 2021-12-14
    12月14日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    令和 3年12月会議           令和3年鏡野町議会12月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和3年12月14日                                   於   議   場1. 出席議員(13名)   1番  鈴 木 大 介              2番  岡 田 高 幸   3番  難 波 達 男              4番  山 本 秀 久   5番  藤 田 照 子              6番  花 房   尚   7番  飯 綱 洋 平              8番  牧 田 俊 一  10番  片 田 八重美             11番  岸   泰 廣  13番  小 椋 晶 志             14番  長 石 幸 男  15番  原   章 倫2. 欠席議員(1名)   9番  仲 西 祐 一3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     藤 田 昭 彦   教育長     武 本 吉 正         総合政策室長  瀬 島 栄 史   総務課長    大 塚 英 明         総務課統括参事 松 本 博 巳   まちづくり課長 柳 井 和 彦         くらし安全課長 小 原 克 則   危機管理監   奥   克 彦         住民税務課長  産 賀 雄 史   保健福祉課長  安 道 智 秋         保健福祉課特命参事                                   石 原 靖 之   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    岩 佐 誠 己   上下水道課長  中 西 豊 久         学校教育課長  金 平 美和子   生涯学習課長  黒 瀬   豊         国保病院事務長 福 田 紀 彦   会計管理者   安 道 葉 子5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  金 平 憲 明         同 書記    柳 井 ひとみ6. 会議録署名議員   3番  難 波 達 男              6番  花 房   尚              令和3年12月会議議事日程                              (第3日)令和3年12月14日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(原章倫君) 改めまして、皆さんおはようございます。 本日、12月会議3日目、一般質問であります。長時間になるかもしれませんので、よろしくお願いをいたします。 ここで冒頭御報告いたします。 9番仲西祐一君から本日の会議に欠席する旨の届けが出ておりますので、御報告いたします。 ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(原章倫君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間は30分以内、質問と答弁の合計時間は50分以内と決めておりますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 一括方式により1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) おはようございます。1番鈴木大介でございます。 議長より許可をいただきましたので、一般質問通告書に従いまして一括方式で質問をさせていただきます。 大項目、鏡野町の未来について。 中項目、空き家対策について。 小項目、①全国的にも問題になっている空き家について、鏡野町内の空き家は何件ありますか、また特定空家は何件ありますか、お伺いいたします。 ②鏡野町定住促進空き家改修事業補助金について、これまでの利用総数と売買物件、賃貸物件の利用割合をお伺いいたします。 ③同補助金について、(1)補助対象者が所有するまたは賃借する一戸建ての空き家、(2)賃借物件については所有者が改修工事に承諾している部分とありますが、一般的に賃貸借物件については貸主が改修、修繕を行っています。なぜ補助対象が借主なのかお伺いいたします。 ④賃貸の場合、賃貸期間を2年間とする定期賃貸借契約が一般的になってきてます。多額の費用をかけて改修しても、短期間で入居者が退去してしまうと費用が回収できないかもしれないといったことを考えると、賃貸に出せないという方が多くいらっしゃると思います。町として、賃貸に出しやすいような補助などの今後の方針をお伺いいたします。 ⑤鏡野町内には部屋数が多く駐車スペースも広い空き家もあります。起業者向けのシェアオフィスとしての利用に適するものもありますが、町で借り上げ改修し貸し出すなど、新たな空き家の利活用もできると思いますが、新しい取組方針はありますか、お伺いをいたします。 次に、中項目、公共交通機関について。 小項目、①現在、鏡野町内には高校がありません。多くの高校生は津山市内の高校に通っているようですが、通学のバスが非常に使いづらいというお声をいただきます。高校生の通学に適したバスが少ない。登校時はとても早い便しかなかったり、交通渋滞などにより時々始業に間に合わない便であったり、またテスト期間で早く帰れる日に乗るバスがないといったことから、保護者の方が送り迎えをされているとのことです。ニーズの把握のために、高校生や中学生、その保護者の方を対象としたバス利用に関するアンケートは実施されていますか。実施されていれば、その結果をお伺いします。実施されていなけれければ、どのようにニーズの把握をされているのか、お伺いをいたします。 ②高校生通学助成制度を利用している生徒は何名いますか。また、利用者は生徒全体の何%に当たりますか、お伺いします。 ③この補助制度で15キロ以上という距離制限があり、数百メートル距離が短いということで制度が使えないといった不満の声をいただきます。距離以外で区切る方法の導入の予定はあるか、お伺いいたします。 ④高校生の登下校に合わせたバスを運行するなど、新たな取組について、今後の方針をお伺いします。 次に、中項目、地域おこし協力隊について。 小項目①本年度、入隊された人数と現在の人数をお伺いします。 ②これまで、地域おこし協力隊として活動後に鏡野町に定住された方は何名か、お伺いします。 ③任期の途中で辞職された方の主な辞職理由についてお伺いします。 ④来年度以降の募集の方針、任期途中での辞職を減らすための取組、定住していただくための取組方針をお伺いします。 次に、中項目、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」について。 小項目①松野官房長官の7日の記者会見で、現金とクーポンによる18歳以下への10万円相当の給付について、地方自治体の判断で全額現金での給付も可能。自治体の判断に委ねるとの見解を示しました。鏡野町の方針についてお伺いします。 以上、登壇での質問は終わらせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 まず、鈴木議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります、鏡野町の未来についての御質問であります。 中項目1、空き家対策について。 小項目1でありますけれども、平成30年から31年にかけまして、くらし安全課が実施いたしました町内全域の空き家の実態調査によりまして、857件の空き家を把握をしております。また、特定空家につきましては、鏡野町空家等対策協議会におきまして認定された物件は7件であります。そのうち2件は除去されておりますので、8月現在の特定空家数は5件であります。 続きまして、小項目2であります。鏡野町定住促進空き家改修事業補助金につきましては、平成27年度から施行しておりまして、現在まで28件の申請があり、内訳といたしましては、22件が売買物件、6件が賃貸物件となっております。 続きまして、小項目3であります。鏡野町定住促進空き家改修事業補助金につきましては、鏡野町に定住されようとする方につきまして、少しでも経費を軽減をいたしまして、住みやすくなるようにという視点から制度を組み立てておりますので、空き家を購入をし、もしくは貸借された方を対象にしております。貸主が改修、あるいは修繕を行った場合には、所有物件自体の不動産価値を高めるということにもつながりかねません。不動産収入を得るための目的で住宅をリフォームし、賃貸住宅の経営をするようなケースにつきましては、所有者による改修、修繕をお願いしたいと考えております。 続きまして、小項目4であります。これまでの空き家登録されたケースでは、できれば子や孫に迷惑をかけないよう、自分の代で財産を処分したいという思いの方が非常に多く、そのほとんどが売却を望んでおられたと感じております。このことから、空き家登録された物件のうち、町になら貸してもいいという意向のある所有者の物件につきましては、町が借り受け、修繕をいたしまして、移住希望者に貸借していくということも考えております。 続きまして、小項目5でありますが、現時点におきまして、移住者向けの空き家、賃貸借に関する取組を先行させていきたいと考えております。また、今後におきましては、先進事例の状況、あるいはニーズについての調査を行いながら、検討してまいりたいと考えております。 続きまして、中項目2の公共交通機関についての御質問でありまして、小項目1でありますが、鏡野町では、学生の通学等、住民の移動手段の確保が重要かつ切実な課題となっております。このような状況を踏まえまして、今年度、鏡野町地域公共交通計画を策定をしております。この計画策定に当たりまして、効率性が高いバス運行、あるいは拠点機能を検討いたしまして、利便性を向上させるために、令和2年11月に、無作為に2,000人を対象といたしまして、需要や移動手段につきましてアンケート調査を実施してまいりました。アンケート結果につきましては、利用者全体の集計となっていることから、中学生、あるいは高校生に該当する集計を早急に行いたいと、このように考えております。 次に、小項目2であります。過去5年間の平均は、約80名で推移しております。今年度の制度利用者は、11月現在で89名でありました。制度利用者の割合につきましては、約28%となっております。 続きまして、小項目3であります。高校生等通学助成制度につきましては、定期券購入等の実費に対する助成と距離に関係なく助成するなどの見直しを検討しております。 続きまして、小項目4であります。公共交通につきましては、より多くの利用者の利便性を向上させる必要があることから、今後につきましては、公共交通に係る町民アンケートの内容を充実させるなど、利用者の皆様の御意見を伺いながら、鏡野町地域公共交通計画に基づきまして、ダイヤの見直し等を実施してまいりたいと考えております。 続いての質問であります。中項目3、地域おこし協力隊についての御質問であります。 小項目1であります。鏡野町では、平成31年度から地域おこし協力隊を採用しております。本年度入隊された人数は4名であります。 次に、小項目2であります。定住者は1名であります。 続きまして、小項目3であります。自分の思い描いていた活動内容と事業所での業務内容との相違が、主な理由でありました。 続きまして、小項目4であります。来年度以降の募集につきましても、事業所配置型と提案型の募集を行う予定としております。事業所配置型の募集に関しましては、受入れ事業所地域おこし協力隊としての活動であることを再認識していただきまして、業務内容等の詳細につきまして協議を行った上で募集要項を作成しております。また、採用に係る審査につきましては、受入れ事業所にも参加していただくことを検討しておりまして、協力隊と受入れ事業所のミスマッチを防ぎたいと考えております。提案型につきましては、町の活性化につながる魅力的な提案があれば、採用を検討することとしております。また、自発的に行動し、意識の向上を図ることが非常に重要であることから、現在では、協力隊員の主導によりまして、協力隊相互の連携を深めるためのチームづくりも検討しております。 続きまして、中項目、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」につきましての質問でありまして、小項目1でありますが、長期化する新型コロナウイルスの影響を受けている子育て世帯を支援する取組といたしまして、1人当たり5万円の子育て世帯への臨時特別給付の先行給付金を迅速に支給することとなりました。当町におきましても、中学生以下の子供に対しましては、児童手当の仕組みを活用いたしまして、年内の支給を目指して準備を進めておるところであります。また、公務員の世帯、あるいは高校生を養育している世帯の方にも、順次支給の案内を行う予定であります。予算につきましては、12月会議の中で追加上程を考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 子育て世帯への臨時特別給付の5万円相当のクーポン券給付につきましては、国はクーポンを基本とした給付を原則と言って、自体の実情に応じて現金給付も可能ということにしております。けれども、鏡野町といたしましては、給付のスピード、あるいは町民の方の利便性、あるいは満足度等を考慮いたしまして、現金で一括10万円の給付を検討しております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 御答弁ありがとうございました。再質問に入らせていただきます。 まず、先ほど町長、表明をしていただきました、現金での一括10万円給付につきまして、大変町民の方も喜んでおられると思います。年内に10万円給付、ぜひ進めていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 まず、中項目、空き家対策についての再質問ですが、特定空家は現在5件ということです。現在、勧告以上を出している物件は何件ありますでしょうか。 また、これまで代執行を行った物件は何件ありますか、お伺いをいたします。 併せて、とても危険な空き家が、私が認識をしてから3年以上経過している物件もございます。今後、代執行が予定されている物件はありますか。 また、特定空家に認定された場合については、所有者の方の不利益につながることもあります。所有者の不利益について、適正な空き家管理の方法など、定期的に広報などで周知することによって、特定空家になる前に売出し、賃貸に出されるなど、つながると思います。今後の周知の徹底について、方針をお伺いいたします。 次に、賃貸借契約の場合は、借主の方が、賃貸借契約からまた賃貸借契約にするといったことが非常に多いと思います。そういった場合、リフォームを待つとなりますと、家賃の二重払いの期間が非常に長くなってまいります。できればその期間を短くしたいというのが、消費者の方の思いだと思います。物件を見た時点でリフォームがされていない、トイレが汚かったり、お風呂場が汚れてたり、そういったことがありますと、ちょっとすぐ住める違う物件にしましょうかといったことも非常に多くあります。併せて御回答いただきました、町が借り受けて移住の希望者に貸し出す、そういった制度もしていただきたいと思いますが、西粟倉村では、空き家活用の補助金制度で改修や片付費を最大を145万円まで補助して、10年間、移住者の賃貸住宅として併用すること、また利用者は原則、村が紹介するものとするという制度がございます。ぜひこのような制度も参考にしていただき、借主が非常に借りやすい状態、また貸主も非常に貸しやすい状態をつくっていただきたいと思います。 改めまして、この制度の在り方について、より多くの不動産業者、また不動産関係の方とディスカッションなどをしていただいて、よりいいものにブラッシュアップしていただきたいと思いますが、今後の方針の見直し等についてありますか、お尋ねをいたします。 また、補助制度についても、鏡野町、非常に情報の発信が弱いと私は思います。近隣市町村では、岡山県外から移住者に向けての補助金制度が多い中、当鏡野町については、岡山県内から移住者に対してもこの補助金が活用できると。買いたい方、住みたい方、非常にいい制度です。ぜひ、いい制度ですから、もっとしっかりと情報の発信をしていただきたいのですが、今後の情報発信の方法についてお伺いをさせていただきます。 次に、中項目、公共交通機関についてでございます。 アンケートについては、4月から高校に通う中学生の生徒、保護者向けに早急にアンケートを取っていただいて、ニーズの把握を行っていただきたい。そして、ダイヤ改正等につなげていただきたいと思います。特に高校生、バスの乗車時間が長い、そういったことも利用しない理由なっているのかなと私は思います。例えば、富振興センターから津山駅までのダイヤを見ますと、約1時間半、高校生は乗っていく。例えば、路線バスではなくて自家用有償旅客運送にすることによって、スクールバスのように確定のバスを飛ばして、高校、駅、病院などに接続するような路線であれば、通学時の利用者や通院等の利用者の方に多く利用していただけるかもしれません。併せて、定期テストなど、早く帰る時間帯に急遽の時刻変更も対応しやすくなると思います。今後のダイヤ見直し等の実施に向けてのスケジュールをお伺いします。 次に、中項目の地域おこし協力隊について。 辞職理由で、思い描いていた内容と違うといったことがありましたが、受入れ事業所に対して、受け入れる際の事業計画、受入れ体制についての審査、助言ついては、どのように行われていますか、お伺いをします。 提案型の隊員については、ある市町村では、別途活動費として年間121万円の事業経費も支援しているようです。こちらも新たな提案型の募集の隊員に向けた取組として、今後の方針をお伺いいたします。 以上、再質問です。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。鈴木議員からの御質問がありました特定空家についてでありますが、現在、今のところ勧告、あるは代執行したようなケースはございません。 今後、代執行の予定があるかということについてですが、今のところはございません。 それから、今後の周知の件についてでありますが、今のところは固定資産税の納付書を送るときにチラシを同封してお知らせをしたり、ホームページのほうに載せたりとはしておりますが、今後は町の広報紙等にも掲載するようにして、広く周知をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 失礼いたします。それでは、1番鈴木議員の再質問にお答えをさせていただきます。 中項目、空き家対策について。 小項目3及び4についてですけれども、今後は賃貸物件に係ります空き家バンクへの登録を増やしていくためにも、貸主側の賃貸への意識の向上が重要な課題になってくるものと考えております。このことから、貸主が家を貸してもよい、このように考えていただけるような制度づくりを、関係部署とも協議を行いながら検討してまいりたいと思います。また、情報発信につきましても、今年度から移住・定住に係ります町のホームページ等、よりアクセスしやすいものに改修をしております。補助制度等の内容につきましても、より見やすく充実したものにしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、中項目、公共交通機関について、小項目1についてお答えをさせていただきます。 中学3年生及び保護者へのアンケートにつきましては、3月をめどに実施をしていきたいと、このように考えております。 また、自家用有償旅客運送につきましては、津山市等、関係機関との調整などが必要になってくると思われますので、近隣市町の状況を見ながら、慎重に検討をさせていただきたいと思います。 また、ダイヤの見直しにつきましては、利用者の皆様の意見を伺いながら、来年10月をめどに順次行ってまいりたいと考えております。 また、現在ある路線を有効に活用していただけるよう、路線の周知、また乗り継ぎ等についての周知も力を入れてまいりたいと考えております。 続きまして、中項目、地域おこし協力隊についての再質問ですが、受入れ事業所へは、募集要項を作成する段階で、業務内容についての協議を行っております。その後、採用が決定しましたら、隊員、受入れ事業所、また行政の3者におきましてヒアリングを実施した上で、詳細な業務内容を決定しておるところでございます。 活動費の御質問につきましては、当町の協力隊は、報酬のほかに諸費を含めました活動費を200万円支出できるというようになっております。現在の実績では200万円以上の支出はございませんけれども、今後、活動内容によりまして200万円を超えるような活動費が必要になった場合には、別途検討をさせていただきたい、このように考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。 それでは、再々質問に入らせていただきます。 先ほど御回答いただきました空き家対策の件ですが、広報に載せていただくのであれば、毎年、例えば12月ですとか、7月、人が多く集まる時期に毎年載せていただいて、実家に集まった際に皆さんで、この家をどうしようかとか、お父さん、お母さんがそろそろ老人ホームに入った後、この家をどうしようかと、そういった前向きな話を家族の皆さんや親戚の方としていただいて、より活用、生まれ変わるような、そういった話になるように、ぜひとも早急にこの広報に載せていただくというのは進めていただきたいと思います。 そして、町民の皆様に空き家をどういったふうに利活用するのかというのが、なかなか伝わってない。前回、アンケートの結果を見ても、どういった方法で空き家を利活用できるのかといったことが分からないと思いますので、ここでちょっと御提案にはなりますが、不動産関係の協会などとタイアップをして、セミナーなど、官民の連携について、今後していただきたいと思いますが、町長のお考えはいかがでしょうか。 そして、公共交通機関については、中学校3年生及び保護者のアンケートは、できればもう年明け早々1月にでも、学校教育の方と協力をして早急にしていただきたい。なぜなら、もう既にこの時期、中学生はもう進路は大体決まっておりますので、できればそのアンケート取っていただいて、4月以降、こういった方法、こういったダイヤで高校に通えますよといった案内も同時に出していただきたいなと思っております。 そして、ダイヤ改正についても早くしていただきたい。できれば9月の新学期の時期に合わせてダイヤ改正とか、早い時期に、もう高校生の3年間しかありませんから、時間が無駄にならないように、スピード感を持ってやっていただきたいと思います。 そして、高齢者のタクシーの補助が始まりましたが、次の弱者は高校生など免許が取れない世代ですので、ぜひとも公共交通機関として、高校生、使いやすいように、新しい取組をしていただきたいと思います。町長のお考えをお伺いします。 最後に、地域おこし協力隊について、ミスマッチをなくすために、募集段階でしっかりと受入れの事業所の業務内容について御説明をいただくようにしてもらっていただきたいと思います。また、募集の段階で、提案型について200万円あるとおっしゃいました。こちらについても、提案型の方に対しては伝わりやすいように情報の発信をしていただきたいと思います。 以上で再々質問とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。鈴木議員の再々質問でございますが、この1月にはちょっと間に合わないですが、春には広報のほうができるようにやっていきたいと考えます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 御苦労さまです。私に指定をされた答弁のみさせていただきます。あと残りがありましたら、担当課長から説明をさせます。 空き家の有効利用というふうなところで、様々な方から意見を聴取したらどうかというふうな御意見であります。特に不動産鑑定士の皆さん方には、数多くの物件を扱っておられるというふうなこと、あるいは借主、貸主の心の状況というか、そういうニーズのことも把握しておられるので、それを反映するような形で協議に入ってもらうというふうなことは、提案として非常にいい提案だと思います。検討してまいりたいと、このように思います。 それから、公共交通のことであります。タクシーの利用というふうなことを、今回、皆さん方に利用していただくように広く募集をしております。そういうところで、今年度、初めての試みであります。今、高齢者、あるいは免許を持たれてない方の利用者の募集しておりますけれども、非常に低調であるというふうなこともあります。しかし、予算も限られた中で、効率のいい運用を心がけていかなくてはいけないというふうな観点であります。タクシーにとどまらず、高校生の利便性を、もう少し通学の利便性を高めていきたいと、このように思いますので、様々な方向から検討してまいりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、鈴木議員の再々質問にお答えをいたします。 公共交通についてですけれども、アンケートにつきましては、早急に実施をしていけるように検討してまいりたいと思います。 また、ダイヤの見直し等につきましては、関係機関との協議や調整、また公共交通会議に諮る必要もありますことから、4月の改編については少し難しいかなとは考えておりますけれども、こちらについても早急に検討をしてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 最後になりますけれども、地域おこし協力隊につきましても、採用前におきまして、活動内容、また活動費の金額等々、詳細なことをお伝えできるように検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上です。
    ○議長(原章倫君) 以上で1番鈴木大介君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 失礼いたします。2番岡田高幸です。 議長のお許しをいただきましたので、一括方式にて質問させていただきます。まだまだ不慣れですし、約1年前まで一般町民でしたので、そんな目線で質問させていただきますので、失礼がありましたら御容赦いただきたいと思います。よろしくお願いします。 この12月会議におきまして、指定管理者の指定承認がありますので、そのあたりの疑問を少し質問させていただこうと思います。 まず、大項目は、町直轄の施設の在り方についてです。 中項目、1番目は、指定管理者制度についてです。 まず、小項目①毎年1月号の広報紙で、指定管理者施設の評価一覧表で、評価委員による評価の記載が毎年ないのはなぜか、お尋ねいたします。 次に、小項目②指定管理者の選定の際に公募・非公募とありますが、公募の場合、応募者がいない場合どうなるのか、お尋ねいたします。 続きまして、中項目、2番目は、高清水トレイルの有効な活用、また今後の課題についてです。 まず、小項目①は、高清水トレイルの利用者が町内でお金を使ってもらえる仕組みが何もありません。せっかく鏡野町にお越しいただいたのですから、町内に少しでも利益をもたらしていただける仕組みを構築しようというお考えはありませんか、お尋ねいたします。 次に、小項目②遊歩道の修繕工事の予算、シャトルバスの運行費用を今後どうされるのか、お尋ねいたします。 小項目③かねてより要望の多い遊歩道中央付近のトイレの設置についてお尋ねいたします。 最後に、中項目3番目は、総合文化施設ペスタロッチ館の管理についてです。 まず、小項目①現在、ペスタロッチ館と図書館は直営管理と聞いておりますが、指定管理制度は民間ノウハウにより住民サービス向上と経費の削減につながると思うのですが、なぜ指定管理制度を導入しないのか、お尋ねいたします。 次に、小項目②は、現在、図書館の閉館時間は夕方6時まで、祝日は休館のようですが、利用者の利便性を図るためにも、現行直営のままで祝日の開館と、せめて19時までの開館時間の延長ができないのか、お尋ねいたします。 以上でございますが、この後は質問席にて進めさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 岡田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります、町直轄施設の在り方についての御質問でありまして、中項目1であります、指定管理制度についてであります。 小項目1であります。指定管理者は毎年度終了時に、地方自治法の規定によりまして、指定管理施設ごとに管理状況を自己評価と併せまして町に報告をいたしまして、担当課はその報告とモニタリングに基づきまして、施設担当課による評価を実施しております。評価委員による評価対象施設につきましては、町の指定管理者等評価指針に基づきまして、基本的には大型施設、指定管理料が多額、あるいは不特定多数の利用者がある、安全性の確保が必要、特に評価委員会の評価を必要とする施設、これのうち指定期間が5年未満のものは終了年度の1年前とされていることから、評価の公表につきましては、指定管理期間終了の前年度分のみとなっております。しかしながら、施設担当課による評価は毎年公表されておりまして、加えまして、必要に応じまして、指定管理者に対しまして改善の指示を行うことによりまして施設の適切な管理、あるいは管理者のレベルアップを図ることとしております。 続きまして、小項目2であります。公募の場合の応募者がなかったときの対応についてでありますけれども、そのような場合には、募集の条件を変更いたしまして再公募とすることとしております。私の知ってる限りでは、今までなかったんじゃないかと、このように思います。 続きまして、中項目2の高清水トレイルの有効な活用、今後の課題についての御質問でありまして、小項目1であります。鏡野町の観光のシンボルでもある高清水トレイルにつきましては、令和元年度のオープン以来、非常に多くのお客様に御利用をいただいております。特に新型コロナウイルス感染症拡大の中におきまして、鏡野町が利用を制限した時期を除きまして、感染拡大の可能性の低いアウトドアの人気と相まって、混雑が懸念されるほどの盛況と伺っております。町の最北端にある施設でもありまして、行き帰りの途中で町内の施設を利用される方は非常に多く、本年度、実施をいたしましたシャトルバス利用者へのアンケート調査におきまして、約90%の方が高清水トレイル以外の町内観光施設を利用しているという回答がありました。一定の消費、あるいは経済効果が表れていると把握をしております。 また、健康の町かがみのプロモーション本部、あるいは鏡野町観光協会等が連携をいたしまして、季節ごとに案内人つきのトレッキングプラン等を実施しておりまして、その中におきましても、参加者が町内観光物産施設、あるいは日帰り温泉施設、あるいは飲食店等で使える観光クーポン券をセットにするなど、地域資源の商品化、あるいは観光消費額の拡大に取り組んでいるところであります。 今後につきましては、より積極的に民間事業者が主催する町内ツアーといたしまして、高清水トレイルを中心としたプランの提案を行うとともに、鏡野町ファンクラブ、かがみの里山健康クラブ会員制度等を利用いたしまして新たな取組を検討するなど、高清水トレイルをはじめとした自然の資源から消費が生まれやすい取組を強化してまいりたいと考えております。 続きまして、小項目2であります。いずれも本年度の予算化を行いまして、事業実施しております。 まず、遊歩道につきましては、自然を生かした施設でもありまして、環境に優しい施工としているというふうなことから、今後につきましては、必要最小限の維持補修費にとどめ、予算計上をさせていただきたいと思います。 シャトルバスの運行費用につきましては、本年度まで新型コロナウイルス感染症経済・生活支援対策の一つといたしまして実施しております。今後の感染症の動向を見据えるとともに、利用者の応分の負担を原則に検討してまいりたいと、このように考えております。 次に、小項目3であります。本事業につきましては、御存じのように、鳥取県三朝町と共同で事業推進をしている経緯があります。本年度、鳥取県側に三朝町が駐車帯を整備しておりまして、遊歩道中央付近のトイレにつきましても、提案している状況であります。水、あるいは整備費用、維持管理費などの課題も非常に多く、結論に至ってない状況でもあります。今後につきましても、先方に強く働きかけてまいりたいと考えております。 次の中項目につきましては、教育委員会に関する御質問でありますので、教育長より答弁をさせます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本吉正教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。次の項目につきましては、ペスタロッチ館に関する質問でありますので、私のほうから答弁をさせていただきます。 中項目3、総合文化施設ペスタロッチ館の管理について、小項目1でございます。令和4年度以降の鏡野町行財政改革の取組方針の中で、ペスタロッチ館、図書館の管理に関し、指定管理制度、または管理委託を検討するとしております。町の施設の運営の在り方についてしっかり研究を行い、近隣市町村の動向も踏まえ、検討してまいりたいと思います。 続きまして、小項目2でございます。これも令和4年度以降の鏡野町行財政改革の取組方針の中で、ペスタロッチ館、図書館の休日の開館及び開館時間の延長について検討するとしております。図書館の開館時間の延長について、試行的に令和元年8月に平日の開館時間を30分延長し、閉館を18時30分とする延長を行い、利用者へのアンケート調査では大変好評をいただいておりました。このアンケート調査を基に、令和2年度の4月から9月まで、平日の開館時間を、前年度試行の時間と同様30分延長し、閉館を18時30分とし、さらに7月、8月の土曜、日曜日の開館時間を30分早め、午前9時半に開館ということにいたしました。令和3年度も同様の時間延長を実施し、サービスの向上に努めております。祝日の開館と19時までの開館時間の延長については、小項目1の指定管理制度等の導入の検討にも関連してくる部分もございますけども、近隣市町村の図書館の動向や図書館利用者のニーズなども踏まえ、検討をしてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 御丁寧な答弁をありがとうございました。 これより再質問に入らせていただきます。 まず、中項目1、小項目1から始めさせていただきます。評価委員の評価がないことは理解いたしました。ありがとうございました。評価員の構成員として、その中に第三者がいるのかいないのか。また、利用者が評価する、利用者の声を聞くシステムがあるのかないのかをお尋ねいたします。 それから、毎年、D評価、C評価の施設が多数あります。どのような改善指導をされておられるのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目2について。再公募とのことでしたが、条件を変更してということですが、事業として成り立たなくなって撤退するわけですから、指定管理料の値上げなどもあり得るということでしょうか、お尋ねいたします。 続きまして、中項目2、小項目1についてですが、かなり大勢のお客様に御利用いただいているのは聞き及んでおります。町長の肝煎りの施設でございますので、大変喜ばしいことだと思います。実際、私も目にしております。ただ、実際の利用人数がどれくらいなのかということを把握しておられるのか、お尋ねいたします。 また、いろんな取組をされていることもよく分かりましたが、個人で車で来られて車で帰られる方に対して、施設を利用していただけているだろうではなくて、確実に利用していただける、そんな施策を考えておられないかお尋ねいたします。 次に、小項目2についてですが、今回、6月会議の補正予算で400万円の修繕費用が可決され、修繕が始まっております。もう終わってるかもしれませんが。直接利益の上がる施設ではないので、維持補修は必要最小限でいいと思いますが、木材チップは必要なんでしょうか。お尋ねいたします。 また、シャトルバスの利用者応分の負担はどの程度になるか、試算されているのでしょうか、お聞かせいただければと思います。 次に、小項目3についてですが、トイレの設置については、町に直接要望される声は届いておりませんでしょうか。もしあれば、これまでに何件ぐらいあったのか、分かればお尋ねいたします。 また、三朝町に働きかけるに当たり、バイオマストイレの設置という選択肢があるかお尋ねいたします。 最後に、中項目3、小項目1について。指定管理も検討をされているとのことですが、高梁市は、外部大手企業とのコラボによって、大きく利便性と住民サービスを向上させたと聞き及んでおります。指定管理業者選定の際に、条件はお考えなのかをお尋ねいたします。 次に、小項目2について。かなりチャレンジはされていただいてるということでございますので。ただ、30分ではなくて1時間、それから祝日の営業もできれば考えていただきたい。指定管理に移行するにしても、さあ、じゃあ来月から、再来月からというわけにはまいりませんので、その間、直轄営業のままでできる改革をお願いしたいと思いますので、その辺もお尋ねしたいと思います。 また、やはり利便性の向上、住民サービスの向上は、子供の学力や移住・定住支援の取組にも影響してくるんではなかろうかと思われますので、その辺もいかが思われるか、お尋ねをいたします。 以上で私の再質問を終わらせていただきます。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 失礼いたします。岡田議員の再質問にお答えさせていただきます。 まず、評価委員会のメンバーでございますが、こちらは町内で構成しておりまして、外部委員のほうは入っておりません。 2点目でございますが、声を聞くシステムということでございますが、利用者等の意見聴取というのが、指定管理者制度におけるモニタリング実施要領の中にも入っておりまして、そちらのほうでは、利用者に対するアンケートの実施、それから施設への意見箱の設置、こういったものがございます。そのほかといたしまして、利用者との意見交換会の実施、利用者の苦情対応の窓口の設置等もございます。 それから、毎年評価ランクがC、あるいはDということございます。Cランクにつきましては一部改善が必要である施設、Dランクにつきましては特に改善が必要である施設でございます。こちらにつきまして、指定管理者に対しまして、改善の指示を毎年行うシステムでございます。CでありますとかDが続いた場合、そちらの原因等につきましても、指定管理者のほうから報告をさせるようにしております。それでも改善ができない場合につきましては、町といたしましては、施設の休廃止も視野に入れて対応していくということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 失礼します。岡田議員の質問にお答えします。 応募がなかった場合、条件を変更してということになります。応募がないところを分析しまして、それが指定管理料が不足ならそれを協議します。それでないところもあると思いますので、なぜ応募がなかったというところを協議をしていくとこになります。 以上です。 ○議長(原章倫君) ここで11時10分まで休憩といたします。              午前10時58分 休憩              午前11時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 答弁を求めます。 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。岡田議員の御質問にお答えします。 まず、利用者の把握の方法でございます。こちらにつきましては、従前より鏡野町が独自に行っております鏡野町観光動態調査を、令和3年度から高清水トレイルの駐車場で行っております。その数値から推計になりますけど、令和2年度で4万人弱、令和3年度、4万人強となりまして、大きな集客施設であるというふうに認識をしております。 続きまして、個人で来られた方への施策でございます。こちらにつきましては、高清水トレイルに合わせて体験ができる町独自の体験メニュー、それから食事等の施設の紹介を積極的に現在も行っておるところでございまして、これを今後有効に活用、そして利用していただけるような手法を、協会それからプロモーション本部でより積極的に考えていきたいというふうに思っております。 続きまして、チップでございます。こちらにつきましては、鏡野町のシンボルということでもございます。それから、以前、岩井滝でもチップを敷設をさせていただきまして、大変好評でもあるということから、高清水トレイルでも採用をさせていただいたという経緯もあります。チップが非常に大きな目玉と、鏡野町としては考えておるところでございまして、規模等につきましては検討の必要は当然あるとは思いますけど、今後も必要最低限の施工はしていきたいというふうに思っております。 続きまして、シャトルの負担金の応分の負担について試算という御質問だったと思います。こちらにつきましては、本年度、利用金額、負担を1,000円で試行している状況でございます。こちらの結果を見ながら、それを参考に次年度以降どうするか、事業自体の存続も含めて検討していきたいというふうに思っております。 それと、バイオマストイレの御提案でございました。こちらにつきましては、清掃に水が要る、それから維持管理について電気が要るということでございますが、冒頭、町長が申し上げましたとおり、三朝町にこれはお願いをしているところでございまして、三朝町さんにも提案はしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 小椋課長、トイレ利用の声は何件ぐらいあったかって。その分、抜けとるだろ。 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) すいません。トイレの修繕の要望ということでよろしいですかね。今現在、高清水トレイルの人形峠側のバイオマストイレにつきましては、想定の人数より多いということで、利用の限度、ちょっと超えている部分もございます。そうした部分で、臭い等も若干充満しているというところもありますので、要望は聞いておるところでございます。 それから、中間部分についての新設の要望につきましては、女性の利用の方からの要望は時々入ってる状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 生涯学習課長黒瀬君。 ◎生涯学習課長(黒瀬豊君) 岡田議員の再質問にお答えします。 図書館の指定管理制度についての御質問でございます。高梁市の図書館につきましては、皆様御存じのように、平成29年2月からTSUTAYA図書館といたしまして、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が指定管理で受けております。鏡野町立図書館の指定管理制度の導入につきましてでございますが、業者の選定の条件といたしましては、まず第1に図書館の運営ノウハウを持っている業者を選定に考えてまいりたいと思っております。 続きまして、小項目2でございます。開始時間を、町直営のままで、今は30分延長しておりますが、1時間延長ということでございます。職員の配置や会計年任用職員の配置等を考慮いたしまして、検討してまいりたいと思いますが、今の段階では難しいものと考えております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 岡田議員の御質問に、少し答弁に補足させていただきますけども、トイレの課題というのは、非常に話題性の高い施設でありまして、これは積極的に考えていきたいと、このように思いますし、皆さん方の声を、非常に耳を傾けながらやっていきたいと、このように思っております。赤和瀬にあるトイレにつきましては、あそこに下水道が入っておりますので、そこはきれいに使っていただいているというふうなことを併せまして、その近くにあるいっぷく亭にも身体障害者用のトイレがございます。そういうふうなところで、非常に高い評価をいただいておるということを付け加えておきます。 ○議長(原章倫君) 教育長武本君。 ◎教育長(武本吉正君) 岡田議員の再質問の中で、指定管理者の部分につきましての質問内容がございました。先ほど、黒瀬課長のほうから答弁はさせていただいたところなんですけども、時間の延長、祝日の営業が、子供の学力、そして移住・定住の促進に大きく寄与するんではないかというようなお話もございました。その部分につきまして、直接的な相関関係がどういう状況にあるかっていうのは、今、私ども持ち合わせてございませんけども、ただそういった利便性が向上することによって、ある程度の効果があるものという推測は成り立ちます。そうした中ではございますけども、そこら辺も兼ね合わせて、今後どういう形で運営をしていくか、それがどういう形が望ましいのかっていうことを含めて考える上で、指定管理者への管理委託っていうものを考えていくならば、そういうことが十分に反映できていくんじゃなかろうかというふうに考えますし、今、直営の時点で、何とかそういった利便性の向上が図れないかということなんですが、先ほど黒瀬も申しましたけども、ぎりぎりのところで30分の延長っていうものを、今の人員の配置の状況の中で対応をしておるところでございます。そうした中で、これをまた30分延長するということになると、今度は人員の配置増というような形で、かなり財政的な部分が関わってくるということも考えられますので、この辺は慎重に、検討するにおいてもなかなかハードルが高いなというような現状でございますので、まずは指定管理の方向に向いての取組をしっかりと研究してまいりたいというふうに考えております。どうぞ御理解のほうをお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 御丁寧な答弁ありがとうございました。これより再々質問ということになるわけなんですが、再々質問としては2点ほど考えておりますが、まず指定管理の項目についてですが、せっかくの施設が無駄にならないように、しっかり管理指導をしていただいて、DがC、CがBになるように、町民のための施設づくりをぜひお願いして、この件はここで終了させていただきます。 あと高清水トレイルについてですけども、指定管理の方向も視野に入れて、やっぱり長く愛される施設として、しっかりと維持管理をしていただきたいと思います。 再々質問ですが、私実際、歩道の修繕のほうでちょっと関係しておりまして、実際上がってきました。仕事もしてきました。チップは、雨に流されて、もうほぼ偏って一部にしか残っておりませんでした。これを、じゃあ、毎年チップを積み上げていくんかということになりますので、どうしてもチップが必要であれば、水がたまるようなところだけチップを考えるとか、そういう方向で考えられないのかということを再々質問とさせていただきます。ぜひしっかりと維持管理とますますの活用を、せっかくの施設ですので、お願いして、次、中項目3に移ってまいりたいと思います。 ペスタロッチ館、やっぱりより町民のため、町民ファーストで、町民の利便性向上、サービス向上に努めていただきたいと思いますので、せめて祝日の開館、これは現状のままで何とか、日曜日が営業できるのに祝日が営業できないという理由が分かりません。何とかお願いできないか、再度お伺いします。 そして、土日祝日のみでも結構ですから、当面、取りあえずは。7時までの営業をお願いできないかお尋ねします。 それともう一つ、私、そんなに数多く足を運ぶわけではないんですけど、たまに行くときにも、あのガラス張りのパソコン教室がよく行われている場所、あそこがいつも遊んでるように思えてならないんですが、あそこで、例えば喫茶スペースのような飲食ができるようなこと考えられるつもりはありませんか、お尋ねいたします。 以上で私の再々質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。岡田議員の再々質問にお答えさせていただきます。 議員御指摘のとおり、チップの敷設につきましては、本年度、実施している状況でございます。こちらにつきましては、本年度、施工に際し、施工の方法、それから施工の箇所についても検討をしておるところでございまして、事業費の削減につきましても、今後また考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 生涯学習課長黒瀬君。 ◎生涯学習課長(黒瀬豊君) 岡田議員の再々質問にお答えします。 ペスタロッチ館、祝日の開館と午後7時までの開館の件でございます。祝日の開館につきましては、行財政改革の方針にもございますんで、できるだけ早い時期に検討してまいりたいと思います。 7時までの営業につきましても、今教育長から答弁があったように、人員配置等も考慮入れまして、これも検討してまいるということで、答弁させていただきます。 それと、パソコン教室が遊んでいてということで、利用状況等はちょっと少ない状況でございます。それで、そこを喫茶コーナーということでございますね。喫茶コーナーにしていただきたいということなんですけど、現在、鏡野町立図書館は、飲食につきましては飲物だけ、それも蓋付きの飲物で図書館内はオーケーとしております。それで、そこで飲食ということになると、食事も伴ってくるということでございますと、理解いたしますと、ちょっと難しいかなと思いますけど、パソコン教室、利用状況を上げるためには今後どういった利用をすればいいのかということも検討いたしまして、利用状況が上がるようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) ありがとうございました。 以上で質問を終わらせていただきますが、全て町民目線でしっかりと対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で2番岡田高幸君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 7番飯綱洋平です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い一問一答方式で一般質問をさせていただきます。 大項目、持続可能なまちづくりについて。 中項目、移住・定住の促進について。 小項目、鏡野町の人口は、2035年から2040年にかけ、1万人を下回る推計となっております。今年10月末の本町人口は1万2,631人でした。2040年までの約20年間で、人口の20.8%に当たる2,600人以上が減少することが推測されております。今後は人口減少に比例し、農林業の担い手減少、人材の流出が続くことが予想され、地域社会の存続に大きな影響を与えることは明白です。積極的な人口減少対策が急がれます。鏡野町には危機意識を持って、人口減少を食い止める取組が求められております。人口の増加数を増やすために移住・定住促進対策は必須であり、喫緊の課題と考えますので、町が推進している移住・定住促進事業について、町長にお尋ねいたします。 小項目1、令和2年度から令和3年度も、定住化の促進は町の重点政策に掲げられております。町の知名度の向上対策及び情報発信と定住希望者への支援の充実を施策に挙げておられましたが、今年度はこれまでに行った推進事業にはどのようなものがありますでしょうか。内容と進捗状況、町長の移住・定住促進への取組に対する意気込み、お尋ねしたいと思います。 2、未来を見据え、移住・定住促進について、将来的にどのような施策を検討されておられますか。解決したい課題、達成したい目標指数、将来への実践的な展望、事業内容や目的、スケジュール感等をお尋ねいたします。 3、空き家対策について伺います。町民アンケート調査で上がっていた質問に、町は移住・定住をうたっているが、町に来たくても住むところがない。若い人が移住しやすいよう、住むところをつくるべきではないかといった意見がありました。その回答として、町が主体となり移住環境の改善を図っていくとし、現在の空き家情報登録制度では、登録された物件の売買は最終的には民間事業者に委ねている。賃貸などの物件掘り起こしができていないため、町が主体となり空き家の調査を行う。今後は移住しやすい環境の構築を図っていくと述べられております。現在の町の課題として、賃貸物件が少ないことから、すぐに住める場所がないことも、若者移住の障壁になっていると思われます。回答にあるような賃貸物件を増やす取組を具体的にどのように進められておられるのか、今後なされるのか、お尋ねいたします。 4、空き家調査を行い、空き家情報収集されていると思いますが、現在、町内の空き家総数と、すぐにでも住める、もしくは改装すれば住める物件はどのくらいあるのか、お尋ねいたします。 また、地域別に空き家分布状況の分析等は行っておられるか、お尋ねいたします。 5、家主に空き家を貸し出してもらいやすい環境づくりが必要だと考えます。御提案です。家主が抱える問題には、人に貸して住んでもらうには改装が必要になり、改装費用が大きな障壁となります。空き家が利活用できない背景には、改装費用の問題や仏壇や大量の荷物を置いている等、貸出しにつながらない状況があると考えられます。家主にとって、空き家を貸し出すことが自身の利益につながる仕組みが必要だと考えます。そこで、国が行う中間管理住宅制度を活用することを御提案いたします。この中間管理住宅とは、自治体が空き家を借り上げ、水回りや床などきれいに改装し、10年間など一定期間、移住者等に安く賃貸で貸し出す制度です。町長の所感を伺います。 6、移住相談の取組について御提案、御質問いたします。愛媛県西条市は、全国の住みたい田舎ベストランキングで常に上位に入る、移住者に人気が高い町です。その西条市が行っている取組に、驚きの個別移住セミナーがあります。これは、お試し住宅に無料で1泊2日宿泊ができ、西条市までの交通費も飲食代も無料になるという、移住検討者には大変うれしい制度があり、人気を呼んでいるそうです。この取組は、全国放送のテレビ番組でも取り上げられていたので、御存じの方もおられると思います。鏡野町も本気で移住者を呼ぶのであれば、こういったほかの自治体と差別化する取組を行うことも必要ではないかと感じます。思い切った企画にすることで話題性もでき、移住の取組において、横並びの自治体の一つから頭一つ抜け出せ、移住希望者にアピールできると思います。まずは鏡野町を知ってもらうため、話題性がある取組も必要ではないでしょうか。期限付の事業でもよいです。移住者に選ばれるまちになるためには、このような積極的かつ話題性ある移住者の受入れ環境整備や取組が必要だと考えますが、いかがでしょうか。 7、地域おこし協力隊制度の活用についてお尋ねいたします。今後も移住・定住の促進や関係人口を増やす取組において、移住者である当事者の視点や、多彩な能力の発揮を期待できる地域おこし協力隊の隊員の方々に期待するところは大変大きいと考えます。今後も継続してこの制度を活用されるのか、また現在の隊員の皆様、及び今後入ってこられる隊員の方々にはどんな活躍を期待されているのでしょうか、お尋ねいたします。 8、西粟倉村へ文教厚生常任委員会の視察研修で役場庁舎を尋ね、主には教育をテーマに学びました。そのお話の中で、移住者を積極的に受け入れていることや、地域おこし協力隊を多く受け入れており、今年度は38名いると知り、大変驚きました。地域おこし協力隊事業は鏡野町にとっても大切です。移住者を迎え入れる仕組みの一環として国の事業で取り組める制度であり、手に職を持った方々に鏡野町に来ていただけるチャンスが生まれます。大変有効な制度ですが、鏡野町では取組をまだ始めたばかりで、ノウハウが不足しているのが現状です。実践されて成果を出している近隣自治体から学ぶことは大いにあると考えます。西粟倉村では、ベンチャー企業の協力を受けて、起業──業を起こすほう──にチャレンジしたい若者の移住に取り組み、大きな成果が表れております。本町もこのような企業とタイアップをして、地域おこし協力隊制度を軌道に乗せるまで伴走していくことを検討されたいですが、いかがでしょうか。 次、9、これも地域おこし協力隊制度の活用についてです。 都市部から鏡野に移住してきてもらうために何ができるかを熟考し、その地域にある魅力をブラッシュアップする、あるいは仕事情報を魅力的に発信すること等が重要です。町の場所や人といった魅力を発信する際、デザインや物語を紡ぐ力、伝える力が、インターネット社会の現在はますます重要になってきています。今現在でも情報発信を頑張っておられるのは重々承知しておりますが、よりその層を厚くするための人材として、デザイナー、ライター、写真家、編集者といった情報発信に強い人材が必須だと思われます。地域おこし協力隊にそういった情報コンテンツを扱える人材の起用をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 10、地域おこし協力隊制度において、事業所配属型と提案型(起業型)があると聞いております。人材不足を解消するために、事業者配属型の隊員も必要と同時に、隊員の能力を発揮できるような仕事に取り組んでいただく提案型の人材も町にとって大切だと考えます。今後、提案型の隊員を増やし、観光だけでなく、例えば町の中にいる人々やその暮らしの中に隠れている魅力や宝物に価値を見いだして町内外に発信していただく仕事は、移住者や交流人口増加に必須と考えます。また、目指したい仕事を後押しできるような体制づくりが急務ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 11、鏡野町の未来を考えるチームや班づくりを役場職員で構成するチームの立ち上げを提案いたします。マネジメント能力のあるリーダーをトップとした、様々な課から若手も含めた職員を選抜、もしくは希望された方々で構成して、鏡野町の未来を見据えた戦略を集中して取り組むチーム、未来戦略室のような班を編成し、縦割りと呼ばれる各課の壁を越えて横断的に情報と知見を持ち寄り、鏡野町の未来をよりよいものにしていくためのチームづくりの提案です。西粟倉村では、4年間の時限とした地方創生推進班をつくり、将来への計画をつくっており、成果を上げておられます。西粟倉村では、役場の正職員40名ほどの中から辞令を受けた16名で編成したそうです。そこに外部企業からの意見を取り入れ、柔軟に進められています。その中から、まちの核となる施策がたくさん生まれてきています。鏡野町でも、やる気のある職員が活躍できる風通しのよいプラットフォームがあると、連携や情報共有、スムーズになり、創造性あるまちづくりが推進できるように考えますが、いかがでしょうか。 以上、登壇での質問を終わります。後は質問席にて続けさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の御質問にお答えをしていきたいと思います。 大項目であります、持続可能なまちづくりについて。 中項目にあります、移住・定住の促進について。 その中で、小項目1であります、町の知名度の向上対策及び情報発信と定住化希望者への支援充実については、移住・定住に関する町ホームページ等によりましてアクセスしやすいものに改修をいたしまして、地域おこし協力隊による活動の中で、SNSを活用した移住・定住に関する情報発信を行っているところであります。推進事業につきましては、移住相談会、あるいは婚活イベントの実施、また移住体験ツアー等の事業を実施しております。 次に、取組に対する意気込みについての御質問であります。社会状況の変化、あるいは多様化、あるいは高度化する移住希望者のニーズに応えながら、人口減少を緩やかなものにしていき、将来にわたりまして持続的に発展していける鏡野町を次世代につないでいくために、町民が生き生きと暮らせるまちの実現を目指していけるよう、努力していきたいと考えております。移住されても、次につなげる、次の世代はどうなのかというふうなことも課題に上げられると、このように思います。移住・定住促進の取組につきましては、町の重点施策を継続しつつ、取組強化を図っているところであります。 次に、小項目2の質問であります、移住・定住対策につきましては、平成27年10月に総合定住相談窓口を開設をいたしました。移住・定住ツアー、あるいは婚活イベント等を実施するとともに、空き家改修補助金、片づけ補助金、あるいは鏡野町新卒者ふるさと就職奨励金制度などを立ち上げてまいりました。お試し住宅につきましても整備をいたしまして、移住希望者に活用してもらっております。議員のおっしゃられた中間管理住宅というのは、お試し住宅と捉えております。今後につきましても、既存事業の内容充実と事業継続を図っていきたいと考えております。 また、これからの移住・定住施策を考えていく上で、多様なニーズに応えるためには、1課での対応ではなくて、全庁的を掲げて取り組んでいくことが必要ではないかと、このように思っております。先ほども意見の中であったとおりであります。 また、また本町の強みといたしまして、子育て対策が充実しているということ等、上げることができると思います。生産年齢人口と年少人口の減少に歯止めをかけるためには、特に子育て世代に重点を置いた支援策、あるいは定住サポート事業を推進することが必要ではないかと、常々思っております。定住できる環境づくりの推進につきましても重要な課題であるということから、現在、宅地建物取引業協会と連携をしながら実施しております空き家情報登録制度をさらに充実させるためには、本町に住まいを探す方がより情報を得やすくするために工夫などを考えまして、近年、特に要望の多い空き家の賃貸につきまして、町といたしましても主体的に関わるとともに、来年度の当初からは、その具体的な取組に入れるよう準備を進めているところであります。 なお、達成したい目標数値につきましては、第2次総合計画に示しております目標値の達成を目指したいと考えております。 次に、小項目3であります。平成30年から平成31年にかけまして、くらし安全課により町内全域の空き家を対象に実態調査を実施いたしまして、その後におきまして、委託事業者によります補完調査が実施されております。賃貸希望か、あるいは売買希望なのかの意向など、詳細に把握できていないことから、今年度につきましては、職員により再調査を実施いたしまして、所有者の賃貸、売買につきましての意向を聞き取っております。また、地域づくり協議会の事業におきまして、空き家調査を行った事例もあります。地域への協力依頼、あるいは関連事業者への委託によりまして、所有者のアンケート及び再度の聞き取り調査の実施を検討するとともに、鈴木委員の質疑でもお答えをいたしました内容も踏まえまして、賃貸を含めた空き家バンクの登録件数を増やしてまいりたいと、このように考えております。 次に、小項目4であります。現在は、平成30年12月から平成31年1月にかけまして実施をいたしました空き家の実態調査によりまして、全体で857件の空き家がございます。そのうち利用可能な空き家は338件と考えております。分布状況の把握につきましては、大字ごとに件数を把握しておりますけれども、本年度から職員による調査も実施していることから、来年度以降に向けまして、データの更新を進めていきたいと考えております。 続きまして、小項目5であります。鏡野町でも町が空き家を借り上げた後に改修をし、利用者を募集するお試し住宅の整備を進める予定であります。現在、空き家調査及び制度内容につきまして、検討を重ねております。 続きまして、小項目6であります。現在、本町におきましては、移住・定住ツアーを進化させた形で、他にはあまり取組としてない、移住希望者の方、それぞれに合わせたニーズにお応えできるように、オーダーメード型の移住体験ツアーも実施しているということであります。利用される方には大変好評を得ておりますことから、今後につきましても、制度の拡充を進めてまいりたいと、このように考えております。 これに加えまして、現在では様々な団体がインターネットなどで情報発信をされております。鏡野町のためになる情報を積極的に収集いたしまして、地域おこし協力隊とともに連携しながら、SNS等を活用した鏡野町の魅力発信を行いたいと考えております。 また、移住者である協力隊から見ました鏡野町のよさ、あるいは問題点を聴取を行いながら、移住希望者が鏡野町に住み続けたいと思っていただけるような施策を検討していきたい、このように思っております。 次の質問であります。小項目7、今後も地域おこし協力隊事業は継続していきたいと、このように考えております。地域おこし協力隊は、移住・定住の促進及び地域の活性化を図るための大きな役割を担っておりますので、一日も早く地域の主力となっていただけるよう、行政とともに頑張っていきたい、このように思っております。 続きまして、小項目8に入ります。鏡野町におきましても、タイアップしていただける企業と連携いたしまして、起業を目的とした協力隊員の育成は重要と考えております。このことから、今後の受入れ企業の募集等を積極的に行っていきたいと、このように思っております。 続きまして、小項目9であります。来年度の協力隊の活動の一つに、鏡野町の魅力発信を考えております。より魅力的な発信ツールとするために、デザイン、あるいは編集につきましては、専門家の意見を取り入れ、積極的に取り組んでまいりたい、このように思います。 また、今後の地域おこし協力隊の採用につきましても、デザイナー、あるいは編集者等の人材の採用も検討していきたいと、このように思っております。 次に、小項目10に入ります。現在は事業所配置型の活動を中心に行っております。また、提案型につきましては、提案内容が町の課題解決につながると判断した場合には、採用することにしております。移住者の目線で町内の魅力、あるいは問題点を発見し、情報発信していただくなど、町外だけではなくて町内の方へも有意義な情報となりますので、魅力的な提案があれば採用を検討したいと思っております。 続きまして、小項目11であります。今後につきましては、関係各課が情報共有を行いながら、連携を密にし、まちづくりの事業を推進してまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、御丁寧に御答弁ありがとうございました。 では、再質問に移らせていただきます。 小項目1では、町長の移住施策への意気込みを聞かせていただきました。将来にわたって持続的に町が発展できる、次世代につなげていける施策、期待しておりますので、お願いします。 次に、小項目2に移ります。町長の御答弁の中で、空き家の賃貸について、町としても主体的に関わっていく、来年度当初から具体的に取組に入るよう、準備を進めていきたいといった答弁ありましたけれども、町が主体的に関わる空き家の賃貸の取組に、大変期待しております。質問なんですが、移住希望者に活用していただくためのお試し住宅ですけれども、現在、鏡野地区に1件しかございません。移住希望者に鏡野の魅力を多角的に知っていただくために、今後、奥津、上齋、富地区など、ほかの地域にもお試し住宅を造るお考えはありますか、お尋ねいたします。 また、移住者数の目標数値ですが、同じ県北に位置する西粟倉村は、小学校が複式学級にならないように、2学年連続して16人を下回らないように、年頃の子供がいる家族に移住してきてもらうことを目的に計画を立てているようで、また都会に暮らす子供に教育移住という、まちで子供預かり1年間学んでもらう制度、始めようとしております。この山村留学制度を利用して子供を西粟倉村に引きつけようとされていて、必死に村を存続させようとしている取組なんですけれども、鏡野町でも小学校がある各地域において、複式学級にならないように、子供を地域で育てるような移住計画を強く推進できれば、状況が好転して、子供が少なくなっている学校でも存続できる可能性があるのかなと考えます。人口の社会増加を鏡野町単町で目標と決定するのではなくて、細かく地域、学区ごとに必要となる子供の目標人数を決めて移住政策を考えることもいいのではないか、必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、7番飯綱議員の再質問にお答えをさせていただきます。 現在、長期滞在型のお試し住宅の整備を検討をしておりますことから、現段階では、奥津、上齋原、富地区へのお試し住宅の整備は考えておりませんが、入居期間等、利用者のニーズに合った住宅整備を今後も進めてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 まちづくり課からは以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員からは、またとない御意見をいただきました。私も同様のことを考えております。考えとるのと実行できるかどうかというのは、ちょっと差がございます。しかし、考えてないと実行できないというところもございますので、チャンスがあれば、そういう機会にチャレンジしたいと、このように思います。 その中で、お試し住宅の件でありますけれども、私は、思いとしてはそういう考えを持っております。ただ実施するというふうなことにつきましては、多少、内部協議が必要でありますので、協議を重ねながら、そういうふうな方向も考えてまいりたいと、このように思いますので、御了承いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 教育長武本君。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。先ほど飯綱議員の再質問の中で、山村留学というような表現、そして学区ごとでの移住の計画をというようなものもございましたので、ちょっと私のほうから、その点に若干触れさせていただければと思います。 やはり未来を築く子供たちへの教育と移住の施策っていうものがうまくかみ合っていけばいいなというような思いで、私もおるところでございます。そうした中で、先ほど例示いただいた西粟倉村の取組っていう部分の中で、百森留学という表現で推進されておるようでございます。募集要項を確認をさせていただいたんですけども、一応、小学校4年生から中学校3年生を対象に、複式学級化を防ぐことを目的にということで、児童・生徒のみが単身で1年間、寄宿舎に生活をしながら、寝食を共にして、小学校、中学校に通学するというもののようでございます。そんなフィールドにおいてのローカルベンチャー体験プログラム、そういったものを通じ、様々な人々の価値観であったり、また動植物に触れるといったことによって、自分と向かい合って、未来へ生き抜く力を育てていこうという、そういった大変すばらしい取組なんだろうと思います。そして、令和4年度から実施を始めたいということで、最大目標は10名を確保したいと。4年度は一応3名を募集というようなことで、募集要項になっておるようでございます。これの取組については、村内企業に事業をしっかりと委託をしてやっていくんだということで書かれてございました。そういう場面の中で、移住促進、定住促進につながる部分が直接ではないのかも分かりませんけども、上質な教育を広げていく上では有効な、本当に手だてだと思います。鏡野町としても、以前、私の代の前になりますけども、教育委員さんを連れて研修をされておるようです。島根県の大田市に行って、山村留学の研修を聞いてこられておりますけれども。そうした中で、やはり現状は運営が難しいなと。意図するとこにはなかなかたどり着けていないというような印象を受けて帰っておるようでございますけども。委員会での行政視察に行かれた西粟倉、直接足を運ばれて見聞きをしてこられておられるということでございます。この施策が百年の森林構想というものに位置づけられ、一連の振興策にひもづけられた取組であるということをしっかりと感じて帰られてんだろうと思います。そういうことの中で、今後、議員提案いただきましたそういったものも含めて、町北部の地域、移住施策をしっかりと、また児童・生徒の減少ついても少しでも緩和していけれるような、そういう取組っていうのを、町を挙げて、一連の課題として検討していくということをやっていきたいと思いますし、西粟倉の今後の状況をしっかりと情報を入れながら、推移を見極めていきたいと、参考にしていきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 御答弁ありがとうございました。 再々質問ですけれども、短期でお試し住宅は検討していない、検討されたい思いがあるんだということを伺いましたので、検討していただければと思うんですが、長期滞在型の空き家を活用した賃貸住宅、こちらのほうを推進されるということですかね。大変すばらしいことだと思いますので、よろしくお願いします。 あと、教育移住についての教育長からの御答弁ありがとうございました。特に町北部地域、持続させていくためには、町北部、移住者、Uターン者、増やすことがやっぱり重要だと思っております。教育環境は移住を検討する際の最重要項目の一つですから、そのためにできる取組を考えていただきたいと思います。 質問なんですけれども、その教育の取組等に関しても、地域おこし協力隊や民間の企業の活力を生かした活性化する取組、こういったことを行ってはいかがかと思うんですが、ここについてはいかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 飯綱議員、この第2番なんですけど、これ、移住・定住の促進というと幅広いテーマなので、小項目に教育の担当の関係を明記してないので、ちょっとこれ辺は避けていただきたいなと思っております。よろしいか。 ◆7番(飯綱洋平君) 分かりました。了解しました。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 失礼いたしました。 では、小項目3のほうに移ります。こちらは意見ですけれども、賃貸も含めた空き家バンクの登録件数を増やしていくということですので、御答弁がありましたように、積極的に空き家バンクを充実できるように取り組んでいただきたい。こちらは意見で終わります。 次に行きまして、小項目4ですが、利用可能な空き家の件数が338件ということで確認できました。これは確認で大丈夫です。 小項目5ですけれども、鏡野町でも、町が空き家を借り上げた後に改修をし、利用者を募集するお試し住宅の整備を進める予定です。御答弁ありましたけれども、このお試し住宅というのは中間管理住宅制度と同様のものというふうにおっしゃったので、そう理解いたしました。ぜひこの制度を積極的に活用して、移住者への住居確保、空き家の流通の活性化に努めていただきたいと思いますが、こちらのほうは来年度から運用っていうことでよろしかったですか。確認です。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 議員のおっしゃられるとおり、来年度から実施を予定しております。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) ここで13時まで休憩といたします。              午後0時0分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 午前中に引き続き質問させていただきます。 お試し住宅を検討されるということで、これが中間管理住宅と同様だという話だったんですけど、この中間管理住宅についての内容です。例えば高知県の梼原町では、1万5,000円ぐらいで安く借り上げて、移住者に貸し出してるっていうのがあるんですけれども、制度設計、これからだと思うんですが、どんな概要でつくられようとしているのか、そのあたりをちょっと質問したいと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、飯綱議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。 飯綱議員の言われます中間管理住宅、鏡野町で言いますお試し住宅になりますけれども、梼原町と、内容としましてはほぼ同じようなことを検討させていただいておりますけれども、5年から10年、貸主から鏡野町が住宅を借り受けまして、改装等を行います。改装等にかかりました費用につきましても、借主の方から賃料としていただくなど、このようなことも検討しながら、詳細なところにつきましては、今後、慎重に検討していきたいと考えておりますので、回答とさせていただきます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) では、先進地の事例を参考しながら制度設計を進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、次の小項目6、7、こちらに進みます。答弁のほうで、地域おこし協力隊事業は継続していくと、しっかりと町長のほうからおっしゃっていただきました。安心しました。地域活性化を図るために最も効果的な事業の柱ですので、成功している事例、自治体の取組を参考にして、長く隊員の方が鏡野町に移住して力を発揮できる環境整備をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次のほうに進みます。小項目8です。地域おこし協力隊の活動を軌道に乗せていただきたいと思うんですけれども、そうする中で、今ちょっと聞こえているのが、隊員同士の横のつながりとか交流が図られることっていうのが、ちょっと希薄ではないかという、連携が不足しているんじゃないかっていう隊員からの声も聞こえてきております。そこで提案なんですけれども、協力隊の隊員が気軽に集まって集えるような、仕事もできるようなスペース、こういったものをつくってはいかがかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 飯綱議員さんの再質問にお答えをさせていただきます。 先ほども申しましたとおり、今後整備を考えておりますお試し住宅、こちらのほうの活用も考えていきたいと、このように考えております。また、協力隊ですとか、近隣の自治体の状況も調査研究をさせていただきながら、検討をさせていただきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) その際に、隣の真庭市で参考にできるかなと思う事案があるんですけれども、交流定住センターというものが真庭市にはありまして、そこでは地域おこし協力隊が集まって情報共有ができるスペースが用意されています。インターネットに接続ができるWi-Fiがあったり、コワーキングスペースが用意されていて、コピー機等、設備が充実しているということです。そこは、地域おこし協力隊だけではなく移住者や地元の事業者の方も集えるような、話ができるような場所になっていて、新しい動きがそこから生まれているというふうにも聞いております。こういったいろんな方々が交流できるような場所っていうのも、先ほどおっしゃった中で併せて考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) こちらにつきましても、今おっしゃっていただいた真庭市さん、こちらのほうの意見、それから内容等もお伺いをしながら検討を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) では、進めていかれる中でまた注視させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、小項目9、次に移ります。デザイナーとか専門家の意見を聞いてくださるという、デザイナーを地域おこし協力隊のほうで検討していただいたり、デザインとか編集の専門家に意見を、耳を傾けていただけるっていうことですので、もうぜひともこれはお願いしたいと思います。今でも魅力あると思うんですが、どんどんブラッシュアップしていくためにはこういった人材が必ず必要になってくるので、よろしくお願いします。これは意見で終わります。 小項目の10なんですけれども、提案型については、提案内容が町の課題解決に、一緒になりというか、つながるような判断があった場合には採用するっていうお考えが確認できてよかったんですけれども、募集の仕方はやはり工夫が必要だと思っております。よく協議していただきたいんですけれども、これ、現隊員の方々とも密に協議をされていくのでしょうか、お願いします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 現在活動しておられます協力隊員、3名おられますけれども、現在はこちらの3名で、協力隊の今後の活動などについて、チームづくりを進めた中で、新しく入ってこられる協力隊につきましてもサポートを十分していこうというような形づくりを進めているところでございます。このようなことも踏まえまして、今後の活動が充実したものになるように心がけていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 残念ながら離職された地域おこし協力隊の方もいらっしゃいます。本当にサポートがないと、なかなか継続が難しい事業でもあります。ただ本当に可能性のある事業ですので、今後、現場の意見も取り入れながら、慎重に活発的に進めていきたいと思います。よろしくお願いします。 最後ですけれども、答弁でいただきましたが、やはりチームづくりっていうのは難しいんでしょうか。町長からも一言いただければと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の御質問であります。以前、様々な方から、協力隊の導入は考えてないのかというふうな質問に対しまして、ようやく今になってその導入を始めたということであります。以前から緑のふるさと協力隊というのが、鏡野町には全国に先駆けて、長年、その協力隊の受入れを重ねてきております。それと比べるということではないんですけども、目的が全然違うところでありまして、協力隊員の方は様々なところに出て様々な経験をされて、人それぞれと言いましょうか、緑のふるさと協力隊員の方は農作業、あるいは山に入って林業を手伝うとか、そういう目的がありますけれども、地域おこし協力隊というのは起業をする、あるいは複数年滞在をして行政と、あるいは地域の方々と混在しながら、自分のおり場所を探し、起業するというふうな目的がございます。そういうふうなところで、やっぱり比べるところが違うんじゃないかなと、このように思います。しかし、地域おこし協力隊で成功されておられるところも多くあるという御提案でありますので、そういうところにつきましては、行政のほうもしっかりその状況を見極めながら、取り組んでいかなければいけないというふうなことで、今回の答弁になったわけであります。年数も少ないわけで、これから幅広い多くの材料を用意をしながら答えていきたいと、このように思っております。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) ちょっと先ほどの町長の答弁なんですが、職員でチームをつくってほしいっていうのが、飯綱議員の質問だったんです。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 分かりました。そのことはしっかり行政のほうも考えておりますので、それに沿うようなことでチームづくりをしていきたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 最後、意見なんですけど、役場職員の皆さんが自由に本当に議論できる風土づくり、体制づくり、ぜひやっていただいて、やる気をアップさせる取組とか、能力を発揮させる取組を、環境をつくっていただいて、鏡野町の未来を推進していただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(原章倫君) 以上で7番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 8番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、一問一答方式にて質問をさせていただきます。 今回、大項目は、快適な生活環境の里づくりについて、中項目、小項目は、それぞれ一般質問通告書どおり、順に追って質問をいたします。 まず、中項目、再生エネルギーの活用と課題点についてですが、身近な再生可能エネルギーとして太陽光の発電が考えられます。しかしながら、太陽光設置のために、平野部に比べ土地代が安い山間部に大型事業設置のための山林伐採や、土砂災害が発生しやすい場所への設置が問題となっております。巨大な設備に対し、近隣の住民の不安が増す事案も全国で多数発生しております。 まず1、このような大型な設備開発は、環境・生態系・自然の景観・住民の生活環境保護のために、都道府県が制定する条例以外に各自治体が独自の条例設定を行う傾向が近年増加しています。岡山県が令和元年10月1日に制定した岡山県太陽光発電設置の安全な導入を促進する条例以外に、鏡野町独自の規制や条例制定が早急に必要と考えますが、町の見解をお尋ねをいたします。 2番目に、上記事案で、町の担当課から施工業者に対し、生活環境の不安を抱く住民へ理解が得られることができるよう、事業計画や住民への説明会の促進、事業の進捗状況の確認など、各担当課はどのようにして管理、監督、行政指導を行っているのか、お尋ねをいたします。 3番といたしまして、町としては、再生エネルギーの導入による自然との調和、地域活性化につながる事業計画は、どのように今後取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 中項目2番目といたしまして、鏡野町有施設電力供給制度についてお尋ねいたします。 鏡野町は、公共施設で使用する電力の調達について、本庁舎のほか、合計21施設で、鏡野町有施設電力供給の入札制度を導入しています。 1、鏡野町有施設電力供給入札制度はいつから導入開始となり、本入札制度を導入するメリットはどこにあるのかをお尋ねをいたします。 2番目といたしまして、上記入札制度の施行が21か所となっております。21か所に限定する根拠と、21か所以外の公共施設の電気料金はどのようになっているのかをお尋ねをいたします。 最後に、中項目といたしまして、今後の脱炭素対策と再生可能エネルギーの導入についてお伺いします。 今後、町として再生可能エネルギーの活用を取り入れ、現在のエネルギー消費の減額対策と脱炭素社会の構築拡大にはどのように今後取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 牧田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、快適な生活環境の里づくり、中項目であります再生可能エネルギーの活用と課題についての御質問であります。 小項目1の質問にお答えをいたします。議員御指摘の県条例制定後、県におきまして、設置申請が16件、提出されておりまして、大きな問題は出てないとお聞きをしております。県条例におきましては、設置者は地域住民、あるいは周辺環境への配慮、あるいは環境保全対策の実施などが求められておりまして、防災面での安全対策といたしましては、土砂災害特別警戒区域などは設置禁止、また土砂災害警戒区域は設置に適さない区域と定められております。町といたしましては、これらを踏まえまして、現段階では必要最低限の規制は県条例で足りるものと考えております。しかし、今後さらに厳しい規制が必要な箇所があるか、あるいは現状把握に努めまして、独自条例制定の必要性につきまして検討してまいりたいと、このように考えております。 続きまして、小項目2であります。先ほども触れましたけれども、県条例の中におきまして、設置者の努力義務といたしまして、近隣住民との適切なコミュニケーションが明記されております。県への申請、あるいは届出時には、地元への説明状況につきましても報告することになっているわけであります。また、届出のあった場合、県は立入調査などを実施いたしまして、必要に応じて指導及び助言を行っておりますので、町といたしまして、県と連携し対応していきたいと考えております。 続きまして、小項目3の御質問であります。鏡野町では、令和2年度に鏡野町地球温暖化対策実行計画を策定しておりまして、その中の取組の一つといたしまして、再生可能エネルギーの導入を掲げております。再生可能エネルギーの具体的な導入に際しましては、導入のメリット、あるいはデメリットにつきまして、整理を行った上で決定をし、自然との調和、あるいは地域の活性化につながる取組等をいたします。 続きまして、中項目であります、鏡野町有施設電力供給制度につきましての質問であります。 小項目1でありますけれども、電力の入札制度につきましては、平成28年4月から電気の小売業への参入が全面自由化されまして、鏡野町では、平成29年10月からの供給に対しまして入札を行っております。この取り入れは岡山県下でも最初の部類だと、このように伺っております。 メリットといたしましては電気料金の削減で、導入当初の試算におきまして年間で約1,900万円の削減額となっております。 続きまして、小項目2でありますが、入札制度によりまして供給を受ける施設につきましては、経費の削減効果の高い高圧受電の施設でありまして、最初に行いました入札では、23施設で導入をいたしまして、その後、改築となりました上齋原振興センター及び休校となりました上齋原総合教育施設を除きまして、21施設となっております。このほか、指定管理施設としております文化振興センターなど、8施設におきまして、入札により平成30年4月供給から導入しております。このときの削減額は約900万円でありました。このほかの施設につきましては、膨大な事務量に対しまして削減効果の低い低圧の経営契約であったために、今のところ入札は考えておりません。 続きまして、中項目であります、今後の脱炭素対策と再生可能エネルギーの導入につきましての、小項目でありますエネルギー量の削減につきましては、現在の町の施設といたしましては、家庭の省エネ機器導入促進補助金事業を実施しておりまして、御家庭の省エネルギー化の促進、あるいは温室効果ガス排出抑制に取り組んでいるところであります。 今後につきましても、再生可能エネルギーの導入による脱炭素化と自然環境、あるい生活環境の保護と両立を図るための方策につきまして、検討を重ねていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。それでは、早速再質問をさせていただきます。 まず、今回私が質問させていただいたのは、今後、鏡野町でも、自然豊かな鏡野町に必要な再生可能エネルギー導入は私も賛成であります。しかしながら、むやみに自分の利益になること、そしてまた景観とそぐわぬ開発行為には、ある程度、厳しい規制や条例等の制定が必要と思い、今回質問をさせていただきました。 まず、第1の質問なんですが、今回、通告書のほうに記載しております岡山県太陽光設置の安全な導入を促進する条例、今後ちょっと長いんで岡山県条例とさせていただきますが、この岡山県条例の下になる鏡野町は、管理課としてはどこがこの条例を管轄するのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 牧田議員の質問にお答えをさせていただきます。 開発行為を伴う件につきましては、まちづくり課が所管をさせていただきたい、このように思っております。また、そのほかの件につきましては、くらし安全課が所管をすることとなります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 開発に関してはまちづくり課、その他はくらし安全課ということで分かりました。 次に、この岡山県条例に伴いまして、岡山県条例の中を、文面を読みますと、一文の中に住民の生活環境、景観の保全、災害の発生抑制や太陽光発電の普及などを目的とした条文が記載がありました。現在の鏡野庁舎内の組織の体制で、この県条例に記載がある監視作業です。条例に伴う監視作業や、今後、鏡野町のまちづくりを促進していくための推進事業、そして再生可能エネルギーとの共存を行うのには、今課長がおっしゃっていただいたように、課が2つあってもいいとは思うんですけど、一本化のほうが監視ができ、なおかつ抑制になったり、今後の再生可能エネルギーの方向性ができやすいかと思うんですが、今後、この体制の見直しというのは、今どのようにお考えになるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。先ほどの御指摘に対する御回答といたしましてですが、本議会にも提出しておりますように、行政組織条例の全部改正が今回諮られておりまして、それが通りました暁には、再生可能エネルギーについてもくらし安全課が全面的に所管ということになります。開発行為につきましては、今までどおりまちづくり課さんのほうで担当することになりますので、2つの課で連携して進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後、監視等をくらし安全課が体制で強化していくということで、今後も、ちょっと厳しい条件にはなると思うんですけど、環境保全のためには、ぜひ再生可能エネルギーの促進と環境保護には、行政としては厳しい目線で見ていただけたらと思っております。 さらにもう一つ、県条例の中に、県が定める主な8項目につきまして、条文に、地域住民と適切なコミュニケーションとしか書いてはないんですけど、この地域住民と適切なコミュニケーションとは一体どのようなことを示すのか、具体的にちょっと教えていただけたらと思っております。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 牧田議員の質問にお答えをさせていただきます。 県のほうにも確認を取らせていただきましたけれども、施設の設置につきましては、設置者と地域住民の相互理解が大変重要なことになってくると思います。したがいまして、施設建設に関します詳細な事前説明等により地域住民との理解を得ること、これが地域とのコミュニケーションとなるというふうに回答をいただいております。また、これにつきましては、事業者のほうから県に説明状況の報告が必要となっておりますことから、これらのところで県は把握をしているというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど課長から説明がありましたが、この相互理解、例えば一方的に業者が施工を進めて、住民がなかなか理解が得られていない、そういった案件が発生した場合は、町政としてはどのような対処を行っていくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 質問にお答えいたします。 開発行為につきましては、鏡野町のほうに施工業者のほうから開発協議書の提出をしていただいております。また、その開発協議書に至るまでに、施工業者のほうから事前に相談が参るところでございます。ここにおきまして、地元との説明、そのような内容につきまして御説明をした上で理解が得られない場合には、協議書の提出も受付をしておりませんので、そのような対応を取らせていただいております。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) やはり地元合意、そしてまた設置者が、例えば町内の方であるんであれば、誰々が設置しているということが分かるんですけど、例えば町外から、安価な山林や原野を購入し、そこに推し進める場合、なかなか地元の町民と設置者の顔が見えない、そういった意味で不安が増すと思います。つきましては、今後とも、そういった案件が発生しそうな場合は、ちょっと行政の力を借りまして、業者に対しまして地元合意を進めていくという指導のほうを行っていただけたらと思っております。 また、今回、岡山県条例の中には、例えば設置者が設置を申請した段階で、途中から名義変更を行ったりとか、設置に対しまして、環境社会の影響調査の実施義務であるとか、また地元合意が正式に取れたという同意文書、それとやっぱり地元との協働です。ともに環境整備をつくっていくという協議書や合意書、こういったものが、今、県条例の中には記載がないのかなと思っております。つきましては、今後も鏡野町の豊かな自然を守っていきながら、むやみな開発抑制のためには、町独自の開発規制や条例の一日も早い設定が私は必要ではないかと考えております。改めまして、今後、町といたしましては、環境の保全を守っていくことと再生可能エネルギーを促進していくためには、ある程度の規制や条例制定が私は必要ではあると考えますが、現在、町の担当課の課長さんの方針を教えていただけたらと思います。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。くらし安全課としましては、今、県とも協議をしたり、あと近隣とか県内の自治体さんの各条例等も参考に見せていただいたりしておりますので、その辺を参考にこれから考えていきたいと思っております。 以上です。
    ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) ぜひとも一日も早い規制のほうを示していただきたいと思いますし、現在、答弁書の中では、県に申請が16件されて、大きな問題は出てないと答弁をいただいておりますが、今後、様々な条件や地元合意が必要な案件は絶対出てくると思っております。つきましては、何回もここで発言をさせていただきますが、早めの規制や抑制ができる体制づくりを、岡山県条例以外にも、鏡野町、自然を守っていくという意味でも、推し進めて作成をしていただきたいと思っております。 また、来年4月から施行予定の改正地球温暖化対策促進法が制定されることとなっております。これは、促進区域を市町村が設定し、政府が掲げる2025年までに脱炭素社会の実現に向けた事業が計画されておられます。今後も脱炭素社会の構築と自然環境整備には、やはり自治体がある程度の関与をし、地域住民とのトラブルを避け、また再生可能エネルギー導入のためにも、現在施行である、例えば田畑から宅地に変更するときは非常に厳しい施行内容となっております。このような地目変更するときであるとか、山林の開発をするときにも、田畑の開発を抑制するためのような非常に厳しい規制を持って、生活環境が影響されずに、災害の発生しないまちづくり、環境整備を整えていただきたいと思いますが、この災害等につきましても、どういうふうに今お考えがあるのか、教えていただきたいと思っております。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。牧田議員の御質問ですが、災害に関してということで、先ほどから出ております県の条例のほうにつきましては、土砂災害特別警戒区域、ここにおいては施設の設置を禁止しますと。それから、土砂災害警戒区域におきましては施設の設置に適さない区域としますというふうになっております。今現在、鏡野町の地域防災計画、資料編のほうを見ていただきましたら、土砂災害特別警戒区域というのは、当時の資料編には、鏡野町内、上がっておりませんでした。今回改正をするに当たりまして、土砂災害警戒区域のうちの473の地点につきましては特別警戒区域のほうになるようになっております。そういうことで、災害に関しても、規制ができるところは考えてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど課長から説明ありがとうございました。473か所を危険箇所として上げていくと、地域を上げていくということになると思うんですが、今後上げていくことを早めに進めていただきまして、今後、やみくもな開発がどうしても必要なところは認めていかないといけませんが、やはり民間での利益追求型であるとか、投資目的のために環境等を壊していくということは、私はなかなか認めにくいと思いますので、厳しい目で環境、災害を防ぐための監視も、ぜひ危機管理監のほうでしっかりと監視をしていっていただきたいと思います。 次に行きまして、現在まで担当課がどのように管理監督、行政指導を行っていたかという質問に移らさせていただきます。 まず、ここでお尋ねいたしますが、今日まで、例えば太陽光を設置するであるとか、再生可能エネルギーの設置の設備を行おうとした場合、町から施工業者に対して管理監督行政指導をどのような形で行った事例があるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 牧田議員の質問にお答えをさせていただきます。 まちづくり課といたしましては、開発行為、1,000平米を超える土地の開発につきましては、開発事業協議書を施工事業所から提出をしていただきますことから、内容についての確認、また条件等を記載した通達書を事業所宛てに送付をしております。また、事前に相談があったものにつきましては、地元との調整等の必要事項を説明しており、これによりまして、先ほども御説明させていただきましたけれども、申請を取り下げたりというような案件が何件かはございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今日までしっかりとした指導をしていただいとるかなというふうに思ったんですが、例えば今後、開発途中の、今度は開発が始まった段階での工事の進捗状況の確認であるとか、申請図面どおり行われておるかとか、要するに現場管理、そういったことは今後どのように取り組んでいくのか、またどういうふうに取り組んできたのか、事例があれば教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 質問にお答えをいたします。 開発行為の協議書が提出されました場合には、事前に現地の確認はまずいたしております。また、途中の施工中と言うんですか、こちらについては、現在のところ、監視管理のほうはいたしておりませんけれども、施工業者のほうから完了届が出ましたら、最終的に完了できているか、適正に事業が行われたかの確認作業は行っております。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 工事が完了してから、完了のほう検査に行かれるということになると思うんですけど、やはり途中の監視作業も必要ではないかと思っております。これにつきましては、やはり災害等が発生しては遅いということになりますので、今おっしゃられたように、工事が完成後ではなくて、途中の監視の検査というのも実行していただけたらと思います。 また、今日まで担当課の課長さん等が、工事の進捗状況や管理状況を監督、そして開発行為を黙視する中で、例えば今の岡山県条例や鏡野町の施工要綱の範囲内ではどうしても指導ができなかったとか、問題点、そういった課題点等が何件か発生したことはないのか。もしあった場合は、そういったものがどういうことがあったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 牧田議員の質問にお答えをいたします。 現在、私が知り得る中では、開発行為、開発協議の中で指導を行った、このようなことはございません。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 指導がないということは安全に行われておるということだと思うんですが、町民からの改善や施工状況は今どういうふうになっておるかといった心配の声というのは届いてないんでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 質問にお答えをいたします。 ここ最近なりまして、太陽光発電、パネルの設置、このようなものが鏡野町でも多くなってきております。中には、住民の皆様から、施工業者、このようなことをしているんだがどのように進められているのだろうかというようなお声はお伺いするところはありますけれども、開発行為の協議自体が鏡野町に、まちづくり課にまだ提出をされておりませんので、そちらにつきましては、住民の皆様のお声を聞いて現地の確認等は行っておりますけれども、今後そのような案件、開発協議の協議書が出てまいりました場合には、適切に指導を行っていきたいと考えております。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 町民の1人からでもそういった心配の声が出るようでしたら、課長さん、しっかりとした監視をしていただきまして、住民の環境が守れる環境づくりにこれからも力を注いでいただきたいと思います。 また、もう一点、質問なんですが、今、危機管理監の課長もおっしゃっれましたように、例えば砂防の指定地であるとか、地滑り地域、あと急斜面の地域など、行政が危険と指定した以外の場所に事業を設置していく、例えば高台であるとか、高台の下にちょうど民家があり、もし何かあったときにはその民家が災害に巻き込まれる危険性が伴う開発行為が、今後行われることはないようにしていただきたいんですが、そうなった場合、当然岡山県や、ここ鏡野町は美作県民局の管轄の範囲となっております。つきましては、この県や県民局、鏡野町の担当する課は、こういった案件について、監視の体制や情報共有、こういったことはどのようにして今後も取り組まれていくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 質問にお答えをいたします。 ただいま牧田議員さんからも言われましたけれども、岡山県の太陽光発電に係ります条例も平成元年10月に施行されておりますことから、このような条例に基づきまして、岡山県、またくらし安全課等とも連携を深めながら、指導を十分に行っていきたい、このように考えております。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。ここで何回も発言をさせていただきましたが、やはり環境整備につきましては、行政もしっかりとした目で監視をしていただきたいと思います。 次に移らせていただきます。 今後の再生可能エネルギーに導入による自然との調和、地域活性につながる事業計画なんですが、答弁書のほうでは、再生可能エネルギーの導入については具体例がちょっとなかったんですけど、今後検討しておるものであるとか、今後、鏡野町にとっては自然を利用した再生可能エネルギーはどういう方向に持っていくかという方針があれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。再生可能エネルギーの導入につきましては、もう国の方針ということですので、当然鏡野町としてもそれに取り組んでいくべきだと考えておりますが、先ほどから出ておりますように、自然環境であるとか、生活環境っていうものを優先しながら、どのような導入手法があるかっていうのは、これから近隣自治体の研究等もしながら考えていきたいという状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後、答弁書にもありますように、具体的な導入に関しては、メリット、デメリットを精査した上で、自然との調和、地域の活性化につながる取組を考えておられるということなので、今後ともそういった案件や指導方針が出ましたら教えていただけたらと思います。 また、再生可能エネルギーの中で、よく町長が、鏡野町は小水力電力の設備が非常に盛んで、中国地方でも一、二位を争う供給量との答弁が、たしか先般の一般質問の答弁の中でもあったと思います。町長の発言の中には、全町民の100%以上の供給量を水力発電で賄えるぐらいの環境整備は整っておるという発言がありまして、これは非常にいいことだなと思いますし、今後、鏡野町もこういった小水力発電の整備をさらに構築できていけば、例えば町内の公共施設に使う電気料を抑制したり、脱炭素社会に向けての取組が推し進められるんじゃないかと思いますが、まずこの小水力電力発電の整備につきましては、現在、これは町の建物等にも電力量を削減であるとか、町の施設にもこういった有効活用ができているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 水力発電につきましては、それぞれ投資しているところが中国電力さんに売電しているというふうなところで、そこが供給をしているというふうなところであります。昨今でありますと、自由化によりまして、企業がそれを購入して供給しているというふうな例もありますけれども。それから、土地改良区が、最近でありますと水力発電をしたり、そして農協さんが発電をしたりというふうな、様々な環境があります。ただ、言われてるように、水力発電というふうなものは、鏡野町にとりましても大きな利するところがあると、このように思っております。当然買うところがありますので、協議が必要になりますけども、これからのことにつきましても、計画に上げれるように、注意をしていきたいと、このように思います。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど町長の答弁では、今、小水力発電等につきましては民間の経営ということとなっておりますけど、たとえ民間だったとしても、鏡野町の全町民の100%以上の供給量ができる環境がこの鏡野町にはあるということだと思いますので、これも再生可能エネルギーの方針の一つとして、この水力を使った発電等は魅力であることだなと思いますので、今後も政策の一つに計画、上げていただけたらと思います。 それともう一点、12月の広報紙の一部の中に、現在、鏡野町に建設予定で、風力発電の建設等の、これは意見を求めるというんですか、私もちょっとまだ詳細な勉強はできてなかったんですけど、そういった広報紙が、記載がありました。つきましては、この風力発電、また大規模の開発になるのかなと思うんですけど、現在、この計画に当たりましては、建設予定の周辺の土地や山林の所有者から意見とか、町民からどのような声が現在上がっているのか、上がっていれば、どういうことが上がっているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。先ほど御指摘の風力発電の件につきましては、事業者のほうが、今、県のほうにこういう計画を持っていますっていう届けをされておるようでして、その事業者の方が、地域の方を対象に説明会等も1回はされておられるようでございます。その説明会の中では、特に大きな反対であるとか、そういったような声はお聞きしてないというところまでは私も聞いております。その計画につきましては、今月16日から縦覧のほうの資料を当くらし安全課のほうに置きますので、そのあたりもまた見ていただけたらと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) ありがとうございました。ちょっとその広報紙のほう、最近気づいたことになりましたので、私も、ちょっと詳細にはどういった内容等か調査できてなかったんですけど、これも一つ、鏡野町に大きな再生可能エネルギーの形になるんであれば、自然環境等も踏まえた環境整備も、行政としてしっかりとした指導をしていただきながら、推し進めていただけたらと思っております。 それともう一点ですが、鏡野町は旧2村2町で合併をしました。当然、2村2町にはそれぞれ自然豊かな恵みがありまして、例えばある地域では森林、温泉、また水源、太陽の日射が優れた環境もこの鏡野町には整っていると思いますし、また雪を解かすことによって融雪の冷却装備も、東北地や北海道では、雪という負を逆の発想で再生可能エネルギーに活用している地域もたくさんあります。つきましては、今後、旧2村2町の特性を生かしながら、再生可能エネルギーの活用と循環社会の構築設計を、今後も行政としては示していかなければならないと思いますが、現在、この2村2町の自然を生かした再生可能エネルギーの導入については、今どういうふうなお考えがあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。先ほども申しましたように、再生可能エネルギーの導入による脱炭素化といいますのは、もう国全体がそれに向かっていこうっていうことになっておりますので、当然これから研究していく中で、地域の特性でありますとか、そういったものは一番に考えないといけないことだと思っておりますので、その辺もこれから研究していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、旧2村2町の自然、鏡野町にある恵まれた環境を生かしながら、再生可能エネルギーの導入については今後とも方針を示していただけたらと思います。 次に、中項目に移ります。鏡野町の有施設電力供給制度についてお尋ねをいたします。 答弁書につきましては、平成29年10月からこういった供給制度行いまして、最大のメリットは、やはり電力の削減ということで、これは非常に鏡野町が県内でも先進地の取組という答弁をいただきました。つきましては、今回、今年度の入札結果が広報紙、タブレットにも記載があったんですけど、予定契約の電力が1,963キロワット、予定の使用電力が367万4,300キロワットアワーといたしまして、入札が令和3年8月26日に施行されてという記載が、タブレットの中に鏡野町の新着情報としてありました。落札額は、消費税込みで大体約6,000万円の契約となっております。当然、コスト削減のためにこういった入札制度を導入しておるということは、私はいいかなと思いますが、まず単純な質問なんですが、本契約金額であるとか、本契約の電力使用料を超えた場合、超過した場合は、こういった入札制度の仕組みはどのように変わってくるのか、その点を1点お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員の御質問にお答えします。 入札につきましては、使用電力の電力量を決めての入札ではありません。過去1年間、このぐらい使ってますで、この場合、単価は幾らで契約してくれますかということで入札を行っております。仮の1年間使った電力量に対しての金額でございまして、電気量を一括購入するというものではありません。ですので、電気を使えば使うだけその額が必要になってくるということでございます。単価が下がるということで、減額につながってるということです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、町職員さんも電力の削減にはふだんから、日常気をつけられておられると思いますが、さらなるコスト削減のほうにも意識を向けていただきまして、省エネ等の設計のほうに今後も注視、構築をしていただけたらと思います。 続きましてですが、鏡野町でこの電力の削減等、また経費削減のために、町内の公共施設で、例えば再生可能エネルギーを現在鏡野町が導入して、再生可能エネルギーで電力を発生した分を消費電力と差引きする、そういったことが家庭でも行われておると思うんですが、現在、鏡野町はこういった再生可能エネルギー、自分たちで電力を作り、自分たちで電力削減、抑制をしていくと、こういった制度が今できておるのか。また、実際に再生可能エネルギーじゃなくてとしても、自分たちで電力を発電していくという仕組みが現在あるのか、その点をちょっとお尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 太陽光による発電につきましては、鏡野中学校の体育館のほうに設置をしております。災害時の避難場所でもあるため、そういうふうな計算をして、導入しております。ちなみにその容量といたしましては、20.67キロワットの容量のものを設置しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今、危機管理監のほうからありましたように、災害のための一つの準備であるとか、こういった電力を自分たちでつくっていくということはいいと思うんですが、今後、町としてはいろんな建物の建設であるとか、改修工事もいろいろ計画に上がってくると思うんですが、そのときに、こういったソーラー設置であるとか、再生可能エネルギーを利用して自分たちの電力を極力抑制していくという仕組みです。そういった制度設計は、今後どういうふうに検討されていくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 牧田議員の御質問にお答えをいたします。 そのような場合には、そこの場所に適切な施設かどうかというふうなことを考慮しながら、そしてまたコスト、あるいはメリット、そういうふうなものも加味しながら考えていきたいと、このように思います。積極的に太陽光というふうなものは、行政としてはあまり取り組んでいないのが現状でありますけども、これからの施行については様々な要因があろうかと、このように思います。先ほど言われたように、水力発電に行政が果敢に挑戦してもいいじゃないかというふうなこともあると思います。様々な場所、あるいは要件を加味しながら、検討してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。 続きまして、有施設の電力供給の小項目2になるんですが、現在、施設としては21施設が入札の対象制度となっていますが、つきましては、今後、21施設以外にもそういった入札制度を導入すると、経費削減が、単純に私は図れるんではないかと思うんですが、答弁書のほうにつきましては、膨大な事務量に対しまして削減効果が低いとあるんですが、少しでも削減をしていこうと思えば、こういった少しの努力が、少しずつ、年間を通して、10年、20年たっていくと経費削減につながるのではないかと思うんですが、この21施設以外につきましては、現在どういうお考えがあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員の御質問にお答えいたします。 先ほどから21施設とありますが、答弁書の中でも、これに加え8施設を合わせて、時期は違いますけど、入札しております。これは高圧電力の契約に伴うものでございます。そのほか、答弁書にもありましたが、低圧のものについて多数あるとお答えをしております。これ、該当の電力だとかというたところも含めまして、かなり多くのものがあります。その中で、施設に関して、低電圧であってもやっていくべきではないかと、今のところ思っております。時期は未定ですが、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) ありがとうございました。大変な事務労力が発生するかもしれませんが、1年、2年と長期になってくると大きな経費削減につながるのではないかと思い、質問させていただきました。 また、今回の入札制度につきましては、この期間が、契約が1年となっております。経費削減を図るんであれば、二、三年、長期にわたったほうが単純に経費削減ができるのかと思うんですけど、この1年設定というのはどういう意味があるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員の質問にお答えしたいと思います。 1年契約というのは、企業側が決めているところが基本的にあります。現在、この10月で切り替わった企業では継続での契約もできます。企業側のほうにも、何年か複数年の契約と単年の契約、どちらがいいのか聞いたところ、どちらもメリットはないという回答で、それからこの制度が始まってからかなり、最初の入札は10社以上の入札があったんですが、この前行いました直近では、2社しかなかったということがあります。この9月まで契約していた会社につきましては、再建団体となりまして、経営が成り行かないといった企業でした。そういった企業が結局増えてきているということでもありまして、単年の契約のほうが、電力供給の企業にとってはありがたいのでなかろうかと推察しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。企業側のというんですか、思いもあってということで分かりました。時間のほうが押し迫っていますので、最後の質問に移らさせていただきます。 今後の脱炭素社会と再生可能エネルギーの導入についてなんですが、答弁書の中では、大きな項目として、家庭の省エネ機器導入促進補助金のほうを実施しておりますというふうにして答弁がいただけました。これにつきましては、現在、たしか大きく分けて4項目ぐらいの購入費に充てて、補助率と最大の補助金のほうを設定していると思いますが、この大きな4項目以外にも、今後、導入等を検討していくことは今考えているのか、1点、それをお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 御質問にお答えします。今、設定をしております4項目が、一番人気が高いといいますか、いうものから選んでおりまして、今のところこれ以上増やしていく予定は持っておりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 牧田俊一君、よろしいか。 ◆8番(牧田俊一君) はい。以上です。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で8番牧田俊一君の一般質問を終わります。 ここで14時10分まで休憩といたします。              午後2時1分 休憩              午後2時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 10番片田八重美です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問をさせていただきます。 大項目、快適な生活環境の里づくり。 中項目、高齢者の冬の居場所づくりについて。 小項目①、毎回すいません、せきばかりして。小項目①住み慣れた地域で、安心して暮らしたい。これは誰もが願っていることです。しかし、積雪の多い地域ほど、高齢者の一人暮らしは孤立しがちです。まちに住む家族からは心配の声がよく聞かれます。冬の一人暮らしは本当に厳しくて不安でございます。そこで、地域を離れずに、健康を維持して安心して暮らせる制度は考えれないかと思います。高齢者が冬期間だけ過ごせる冬限定の共同湯治場を、試行的に実施してみてはいかがでしょうか。 小項目の②町の温泉で高齢者の健康づくりに生かすことができたらどうでしょうか。町有施設がたくさんございますが、例えばで、国民宿舎いつきだったり、耕心村だったり、花美人の里、こういった空いてる部屋を活用して、冬期間だけ高齢者の湯治場にしてみる。このことについて、制度的に何か問題や支障があるでしょうか。 小項目の③制度的に可能であれば、利用方法はいろいろ考えられます。これは高齢者を対象としております。考えられることとしては、部屋は個人、グループ利用などが可能である。利用料金については個人負担をしますが、幾らか町も支援していただく。高齢者なので、健康管理上、見守りが必要であると思います。保健師さんや地域の民生委員さんなどとの連携を図ることが望ましいように思います。また、食事などは、共同の調理場で自炊をしたり持込みもしたり、宿泊施設などを、そこの施設を利用する、そういったことも可能かと思います。そしてまた、昼間は家に帰ることができて、家の様子を見るなどして、出入りは自由であることが望ましいんではないかと思っております。このような取組方について、町長の所見をお聞かせください。 続いて、中項目の冬期生活の支援についてでございます。 小項目①冬期の安全で安心な生活を確保するために、住民が自ら行う雪かきに必要な除雪機の購入費、この一部を助成する事業の創設をぜひ御検討ください。 小項目②暮らしを脅かすのが雪です。自然の猛威から生活を守るために、豪雪地帯に住む多くの家庭は、事前に11月頃から12月にかけて雪囲いをします。材料を買ってきて自分で作る人もいれば、大工さんを頼む人もいたりで、毎年経費がかかります。雪囲いに係る経費の一部を助成する事業の創設をぜひ御検討ください。 小項目の③現在、原油の高騰により灯油の価格が上がっております。冬を乗り切る支援策として、住民税非課税等の生活困窮者世帯を対象にして灯油購入費を助成する事業の創設をぜひ御検討いただきたいと思います。 この後の質問につきましては質問席において質問をさせていただきます。私の思いがたくさん入った一般質問になろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 片田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 大項目であります、快適な生活環境の里づくり、中項目の高齢者の冬の居場所づくりについての質問であります。 小項目であります、過去に各地域福祉センターにおきまして、高齢者の一定の期間、住居を提供する居住部門運営事業を実施しておりました。夜間及び休日の管理人を配置することが困難になったこと、あるいは希望者が減少したこと、そして冬期間の除雪体制が整備されたことなどによりまして、当事業は中止の措置を取っております。併せまして、利用者の利便性に合った改修を行うために、対応居住スペースが削減されておりまして、現実的には以前のような居住部門運営事業の実施は試行的にも困難と考えております。 続きまして、小項目2の質問であります、鏡野町の観光施設の利用に関して申し上げますと、例示されました施設につきましては、全て指定管理者に管理を委ねている施設であります。施設の設置目的自体に抵触するというふうなことがありますので、十分な検討が必要であると考えます。 続きまして、小項目3の質問であります。小項目1、2にも関連しますけれども、議員が提案されている内容につきましては、民間の活用も視野に入れながら、十分な検討が必要と考えております。 続きまして、中項目であります、冬期生活支援についての各項目にお答えをいたしたいと思います。特に町北部地域では、降雪積雪量が多く、雪への備え、あるいは除雪作業等、大変な御苦労があろうかと、このように思っております。本年は雪が多いとの長期予報を受けまして、大変心配をしておるところであります。 まず、小項目1の除雪機についてであります。町合併当初には、地区からの申請があった場合、地域として除雪機を購入する場合、一部を補助する制度を設けておりました。かなり皆さん方に利用をしていただいたんではないかと、このように思っております。現在は終了しております。降雪地域の自治体の中には、家庭用除雪機の購入に対する補助制度を設けているところもあるということは承知しております。対象地域が限定されるものでありまして、現段階ではそのような制度を町として創設することは難しいと考えております。 小項目2につきましても、同様に対象地域が限定されるものであります。そのために、町の制度といたしまして補助金を交付するということは難しく、希望基金事業等で検討もふさわしいのではないかと考えております。 続きまして、小項目3であります。近年、オール電化が一般化されておりまして、そういう世帯もありまして、灯油購入費の助成には平等性に欠けるということが懸念される、制度の創設は難しいと考えます。しかし、国のコロナ克服、新時代開拓のための経済対策の中におきまして、住民税非課税世帯につきましては、生活、暮らしの支援といたしまして、1世帯当たり10万円の給付金事業が現在検討されております。国からの給付が決定されれば、町といたしましても、できるだけ速やかな支給を行いますので、この給付金をもちまして幅広く対応していただければと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 御答弁ありがとうございました。私も一般質問通告書に大変簡単に書いてしまったり、反省するところもあるんですが、これはやっぱり先ほど、この中に、小項目1から入りますが、過去に地域福祉センターにおいて、高齢者に一定の期間、住居を提供する、居住部門をしていたという。理由があって中止をしたという、書かれております。私も聞き取りしたり調べたりしましたが、大体似ていると思うんですが、でも結構長い期間、上齋原では福祉施設を何部屋か湯治場的に活用しておりました。それは、いろんな事情があって廃止になったわけですけども、最終的には、ここに書かれている言葉と同じになるかもしれませんが、デイサービスのスペース、場所が手狭になったということがあって、居室撤去に至ったと私は聞いております。それでも、利用希望者が大変多かったんです、その当時は。入居は抽せん式で行っておりました。漏れた人もいたりで、最終的に撤去に至るという話があったときに、惜しむ声が大変多かったように私は記憶しております。やっぱり住み慣れた地域で安心して暮らす、これは上齋原村時代でありましたけども、優しい政策の一つだったように思います。で、これは行政の立場的なところから撤去になったんですが、町民側からいうと、やっぱり惜しむ声が大変ありましたので、今もそういった方々もたくさんいらっしゃいます、思われてる方。特に地域は限られてきます、豪雪地帯ですから。でも、冬を機に、息子さんたちが、おやじ、そこで暮らせんのなら、シーズンだけでも来て一緒に暮らそうと言って、それっきり帰ってこなくなる、そんな人たちがどんどん増えております。私も婦人会でいろいろ各家庭を回ってみたこともありましたけども、本当にそういった家はもう帰ってこない。そうすると、残された家は空き家になります。10年後の地域を考えると、やっぱりここは高齢者の冬の過ごし方一つから考えていかないと、末端の町民までも優しい政策にならないのではないのかなと思います。今回、こういったことは考えられないかという質問の中には、施行的にも困難であると考えますとあります。もう一度、これはいろんな政策の中で言えると思います。イメージかな。住みたくても、雪がネックで鏡野町の奥には住めないという、もうレッテルが貼られていると私は思います。北部の生活も、こうした取組があるんだよという、こうした優しい政策をどんどん取り入れてほしいなと思いますが、町長にもう一度、やっぱりこれは現実的に難しいことなのでしょうか。こういった声を町民から聞いたことはないでしょうか。町長にお聞きします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議員も町民でありますので、お聞きをいたしました。しかし、笑って答えられないのが現実でありまして、そこを閉じるに当たりまして、皆さん方からの意見も聞いておりますし、そのときの現状も聞いております。そういう中で決定したところでありまして、そういうふうな声を押し切って現在のような形になったわけではございませんので、そういうふうなことを考えましても、あのときの施設の数、あるいは利用者、あるいは管理するために必要な人員、そういうふうな困難なこともあったというふうなことを記憶しております。そういうふうなとこから、民間の方でそういうふうなことをしてやろうというふうな方がおられば、指定管理の中でできるかも分かりませんけれども、今、御指摘のところにつきましては、社会福祉協議会のほうで運営しておりますので、なかなか人員がというふうなところから見てみましても、困難であろうかと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。なかなか答弁しにくい質問だと思います。 ②に入りますけども、先ほど言われたのは、町長、福祉施設的なところを利用してということだと思うんですが、私は、もし可能であれば、町有施設、②の中で質問いたしました。名前も出しました。国民宿舎いつきだったり、耕心村だったり、花美人の里だったりという、これをなぜ言ったかというと、温泉が出ております。制度に問題が、支障があるかと言えば、指定管理を委ねている施設であるので、設置目的自体に抵触することが考えられますので、十分な検討が必要という回答ではありますが、町長、よく御存じだと思いますが、鏡野町にはいいお湯があります。しかも、奥津温泉を中心にした温泉場になりますけども、湯治的に、それから効能的にもすごく温泉がいい施設です。そういったところを、ごめんなさい、言葉が前後するんですが、鏡野のお湯の泉質が、アルカリ性単純温泉で治癒力に非常に効果がある、体にいいと言われています。このお湯を福祉に生かして活用すれば、健康寿命が延びて元気で過ごせるんではないかなと思っております。そうすると、介護期間も短くなると思います。これがまさに健康の町かがみのにふさわしい施策に私は思っております。こうした観点から考えると、先ほど空いたスペース、失礼な発言かもしれません、国民宿舎、今使ってない施設もあります。耕心村も全部使い切れてないと思います。花美人に関しては宿泊施設ではありませんので、活用はどうかというところもありますけども、お湯が出ておりますので、その温泉を福祉に生かしてほしいと私は思っております。これをできるかできないかと言えば、多分答えはできないと言われるんでしょうけども、これについてはどのようにお考えになるでしょうか。よかったら、また町長にお願いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 小項目1でお答えしたのは、各地域の福祉センターにおいてというふうなことでありましたので、そういうお答えをいたしました。 2の質問でありますけども、町有施設、いずれも指定管理に出しております。そういうことで難しいのではないかというふうなお答えをさせていただきましたけれども、先般、耕心村はリニューアルオープンをされまして、そういうふうな温泉をロータリーで持っていって、利用者に入っていただく。これはあらかじめ予約が要るというふうなことでもあります。そういうふうなところを運営している組織に対してどうだろうかというふうな提案が、こちらから、当初からあればよかったわけですけども、なかなか利用者負担も大変だろうと、このように思いますし、いつきにつきましては、もともとお湯が少なくなって、この議会の予算の中に上げております、また試掘をし変えていかなければいけないというふうなことで、今どうだろうかというふうなことになれば、無理であろうと。これから先についてはどうだろうかというふうな質問が返ってくると思いますけれども、それはそれでまた考えなくちゃいけないというふうなところで、今の時点では難しいであろうというふうな答えをさせていただきました。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 耕心村の話も、私も聞いて、新しい展開ができるんだなと、やっぱり地域の活力、地域の皆さんの声を出して盛り上げるというのはいいなと思いました。私が質問してるのは、観光ではなくて福祉のほうでですので、先ほど言ったように、お湯と福祉、それを健康づくりに活用して、話がばらばらになってしまうかもしれませんが、冬期間だけ希望者の方に来ていただいて、そういう施設を活用していただく。それが、ただではないわけですから、国民宿舎いつきが今の状態がそうであっても、今後どういうふうにされるのかといったときに、また一つ、新しい展開がビジネスとしてできるかも分かりませんので、それらも含めて、福祉と温泉、それプラス、やがては観光ビジネスになってもいいんではないかなという、そんな発想で思っております。でも、今日の質問は福祉、高齢者の方々が冬どうやって乗り切ったらいいのかというのが、私の今日のテーマですので、御理解をいただきたいと思います。 で、私、課長にちょっとお聞きいたします。高齢者が自立した生活を長続きさせることは、誰よりも、町長含め、みんなの願いだと思いますし、個人にとってもいいことだと思います。決して施設に送られたり入ったりすることがいいことではありませんので、自活することが、まずその人の一生の、そこで暮らせるいいことだと思います。ぜひこういったことを提案する議員がいたんだよというのは、流れてしますから分かりますけども、地域対象者の方に、高齢者の方に、こういった考え方、こういった居住があったらどうですかというようなアンケートを、ぜひ私は声を聞いてほしいと思いますが、いかがでしょうか。そういったことはやっていただくことはできないでしょうか。可能でしょうか、不可能でしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。 それでは、片田議員の御質問にお答えしたいと思いますが、その前に、温泉と福祉に関しての高齢者の健康づくりに関わる件だと思います。何らかの取組が考えられるのではないかということでございますので、今後は研究していく課題ではあると思っております。 それと、今の町民アンケートについてでございますが、基本的に地域等が偏るということもありますので、地域の民生委員さんの協力を得ながら、ちょっと住民の皆様のお声は聞いてはみたいかなとは今思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ぜひとも、地域限定に限らず、町民全体で聞いていただいてもいいんではないかなと思いますので、ぜひとも前向きで検討をお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 2か月に1回か毎月、民生委員の幹事会のほうも開かせていただいておりますので、そのときに提案のほうをしていきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) それでは、住み慣れた地域で安心して暮らせる高齢者、ぜひとも冬を乗り越える一つの策として御検討をお願いいたします。 次に入ります。 冬期生活の支援についてで、①の除雪機購入費についてでございますが、答弁書によりますと、合併当時には、地区からの申出があって、地区として除雪機を購入したと。で、今は終了しているということでございました。それは、私も地区民として、管理されているのも知っておりますし、活用されているのもよく知っております。私が質問しているのは、家庭用の小型除雪機、これに係る負担が大きいと思いますので、こちらのほうを重点に思っておりました。でも、答弁書の中には、現段階では対象地域が限定されるので、創設することは難しいということのようです。文書の中に、言葉を変えれば、不平等であるというふうに解釈が取れます。私は、まあ本当に住んでみないと、冬の暮らし方は皆さんには理解できないと思いますけども、これは失礼な発言です。理解できないのではないかなと思われますけども、やっぱり小型除雪機、除雪するのは、ここで言うのも何ですけど、岡山県は県道、国道しますよね。鏡野町は町道を除雪します。何に使うかというと、各家の玄関からその町道までの間をかく、除雪する。それから、屋根の雪が降りたのも除雪する。大変な作業になります。これは本当になくてはならないものです。ちょこっと調べてみると、隣の出雲市あたりでは、1台につき10万円の限度額で助成されております。東北、北海道になると次々とあるようですけども、再度、厳しいと言われましたけど、これぐらい、少額でもいいんですが、助成というのはやっぱり難しいものなのでしょうか、お伺いします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 片田議員の再質問にお答えいたします。 先ほど言われましたように、私も除雪等の厳しさというのよく分かるんですけれども、現段階では、この答弁書にありますように、町として補助制度を設けるというのはちょっと難しいなと感じております。答弁書にもありますが、希望基金事業等で考えてみるほうがふさわしいのではないかなということで、考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) これらももっともっとアンケートなり声を聞いていただいて、僅かな対象者にはなると思いますけども、検討していただきたいなと心から思っております。 次も同じような質問になりますが、今度は雪囲いの経費。この雪囲いの助成については、これはどちらの担当課になるんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 雪囲いについてどこが担当と言われますと、私も初めてのことであれなんですが、一応答弁書のほう、私のほうで作らせていただいておりますので。くらし安全課ということでお考えください。 以上です。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 分かりました。くらし安全課ということで。そうすると、ちょっと課をまたぐ話になるかも分からんのですが、住宅リフォームの補助事業はまた違う課が担当課のようですが、こういった住宅リフォームの対象事業の中に、雪囲いっていうことは、それは入ることは可能にも思えたりするんですが、平等、不平等と言われると、またなかなか対象者も少ない中で、でも私はやっぱり町長、鏡野町の人間は南から北まで全員が鏡野町の人間ですから、そこに冬がやってくるのは平等にやってくると思います。でも、雪が降るのは限られてるので、これ、へ理屈かも分かりませんけど、不平等だと思っております。これに加えて暮らしに苛酷さが加わるわけですから、やっぱり快適な生活環境の里づくりを掲げる鏡野町としては、これも優しい政策が私は欲しいかなと思いますが、この辺はいかがなものでしょうか。2つ言っちゃあいけませんね。まず、1つ。くらし安全課が担当で、住宅リフォーム補助事業はほかの課なんですが、こういったのをまたいで雪囲いを加えてもらう、事業に入れてもらうってことは不可能でしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 片田議員の御質問にお答えします。 住宅リフォーム事業につきましては産業観光課が所管しております。こちらのほうにつきましては、雪囲いが基本的にどういったものかというようなことでございますけど、今現在、私が思いますのは、仮設ではないかと。撤去されるという可能性、季節的なものというふうに理解しておりますので、現状の住宅リフォームでは対象外となるというふうに判断できます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。
    ◆10番(片田八重美君) 変な質問しました。仮設で撤去するからリフォームではないという。なるほど。ということは、くらし安全課で何かしら作ってもらったほうがいいのかなという、プラス思考に思いますが。でも、雪囲いを見られたことはあると思いますし、されてる家もあると思いますが、撤去してる人もおります、確かに。でも、ずっとつけてる人もありますので、この辺が難しいかなと思いますが、町長、どのように思いますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今の雪囲いの件ですけども、ある意味、特定された地域の風物詩というふうなところでは、これから鏡野町が進めようとする観光の一助、あるいは上齋ならでは、あるいは富、そしてまた鏡野、奥津でもあろうかと、このように思いますけれども、大変大きな労力を必要とします。そういうところでは、目を向けていってもいいのかなと、このように思いながらも、各課と調整をしなければいけません。それから、言い切りましたけども、家庭用除雪機の購入というふうなところにつきましても、ある程度、意思決定するのには各課との協議も必要になろうかと、このように思います。十分協議をしながら検討していきたいと、このように思います。それが行政の思い、あるいはこれから来るであろう厳しい冬に対する皆さん方への配慮の気持ちというふうなことで、十分研究しながら、協議を重ねていきたいと、このように思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 町長、答弁ありがとうございました。何か無理やり言わせたような感じもしますけど、どうぞよろしくお願いいたします。前向きに検討ください。 続いて、3番目の灯油購入についてでございますが、これも回答書の中では平等性に欠けることが懸念されると。創設は難しいというふうに言われてます。ただ、灯油購入費については、限定を住民税非課税等の生活困窮者世帯を対象にというふうに思ってますので、鏡野町全体に思っております。さっき言った冬を乗り切ることの一つに、どうしても寒さをしのぐには灯油がどこの家も必要だと思いますので、ここは、答弁書の中にある、コロナで、今これから協議される1世帯当たり10万円の給付とはまたちょっと違う意味合いに私は思いますが、例えば、ちょっと調べてみたんですが、奈義町なんかではもう平成26年から、在宅で生活する低所得者の一人暮らし高齢者へ灯油36リットル、助成券を交付している。それから、近隣の鳥取県についても、これは生活保護受給世帯、上限5,000円とか、全国でもありますが、こういったコロナとは違う、10万円の使い方とは違うと捉えて、ぜひともしていただきたいと思います。平等性に欠けるというのは、全町民のことを私は思っているんですが、最初の私の文章の、大変短い文章だったので分かりにくかったと思うんですが、その辺の解釈ではいかがでしょうか。思われると、どんなでしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。今の片田議員の御質問ですけども、私どもも、町民税非課税世帯の生活困窮者というのは、そのつもりで書かさせていただいております。生活困窮になった方につきましても、このコロナ禍で急に困窮になったという方もおられますし、その方々についてはオール電化をされとる方もおられると思います。ですから、町全体ではなくて、生活困窮者の中にもオール電化されとる方もおられるだろうということで、その中で平等性に欠けるところもあるんじゃないかなということで、こういう書き方になっております。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。私、1番も2番も3番も全部、補助、補助、補助で、お金がかかることを訴えました。ぜひとも、協議はかかると思いますが、前向きで、暮らしやすい鏡野町、そうしたことによってイメージが払拭され、もっとよくなって、移住・定住者が増えるような鏡野町、それが、南が増えても奥に増えないというのではなくって、鏡野町全体が温かいまちだよという、今もそうですけど、さらによくなるまちに、ぜひとも協議していただきたいと思います。 1つ質問なんですが、小型除雪機、雪囲い、灯油購入費の、勝手に財源も大分かかるだろうなと思って考えていました。これらの財源っていうのの一つにふるさと納税、こういったことを活用するというようなお考えはありませんか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 財源の一つになろうかと、このように思います。 ○議長(原章倫君) 片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 分かりました。ありがとうございます。ぜひとも、私の思いばっかりのような質問になっておりますけども、これはいろんな方々の声もたくさん入っておりますので、町長、ぜひよろしくお願いします。 これで終わります。 ○議長(原章倫君) 以上で10番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 5番藤田照子です。 今回の一般質問では、高齢者の介護の問題を質問させていただきます。 鏡野町は健康づくりのまちとして、健康寿命を延伸するための取組をし、効果を上げています。そして、人生の終わりを大切にされたと満足して迎えられるようにと、誰もが願っていると思います。町の後期基本計画では、町民と行政が共に創るまちづくりのための行動指針として、対話や交流を重ね、理解と共感を大切にし、協力し合う関係を生み出し云々とあります。この対話や交流、理解と共感は、最も大切にしたいことです。高齢者福祉の問題を通して一緒に考え、少しでも改善の方向が見つかればと思います。私の母も90歳を超えました。老老介護が間近に迫ってきている身です。私たちの親世代は、戦争の苦しい時代に子供時代、青春時代を過ごし、働き続けて私たちを見てきてくれた世代です。苦労を重ねてきた方々が、人生の終わりを鏡野町で生きてきてよかった、大切にされたと満足して過ごせるまちであってほしいと願って質問します。 今回、私は、初めて高齢者介護施設での虐待の相談を受けました。町内の施設ではありませんでしたが、町内の方が多く入所されていて、次々に被害に遭われていました。その実態を直接詳しく聞かせていただき、記録や写真も見せていただきました。最近ニュースで事件が報道されることがありますが、直接生々しい状況を聞くと、虐待に気づいても、やっとの思いで伝えても、命の危機が迫っても、実働しない、あるいは実働しにくいシステムが情けなく、胸が詰まるような苦しい思いでいっぱいになりました。介護施設で働いている皆様、御自宅で家族を介護されている皆さんの頑張りや御苦労に心から敬意を感じながら、だからこそ行政として真剣に取り組まなければという思いで質問させていただきます。 大項目は、高齢者福祉の充実について、中項目は、町民が入所している高齢者介護施設との連携についてとして、小項目①から⑩までの質問をします。 ①町内にある介護施設の数と収容可能人数と入所希望者数についてお尋ねします。 ②現在、町内にある施設と町外の施設、それぞれの入所人数は何人か、把握されていますか。 ③全国の統計では、施設内における高齢者虐待の相談、判断件数は、平成26年から令和元年の5年間で2倍となっています。コロナ禍の現在、さらに深刻になっていることが予想されますが、町内で相談や通告は何件くらいありますか。 ④相談や通告があった場合、どのような対応をされていますか。あるいは、どのように対応すべきだと考えられますか。 ⑤高齢者虐待防止法には、市町村の役割も定められています。鏡野町ではどのように定められていますか。 ⑥町外のある施設に入所されている何人かの町民が、施設職員の虐待や不適切なケアを受け、被害を受けている事案の相談を受けたことがありますか。急激な体重減少、骨折、打撲、圧迫痕等、身体への暴力、暴言等、尋常ではない実態が、内部告発と家族の証言などで出ています。 ⑦そのような相談や通告があった場合、町としてどのように対応されますか。また、鏡野町権利擁護センターとの連携はどのようにされてますか。 ⑧町の後期基本計画の高齢者福祉の役割分担に、行政の役割として「関係機関との連携強化、在宅医療と介護との連携や地域ケア会議の推進など地域包括ケアシステムを構築し、サービス内容の周知に努めます。」とあります。具体的にどのように取り組んでいますか。 ⑨現在、施設に入所できず自宅で介護されている方の悩みや苦しみも深刻です。助けを求めている方が、すぐに相談できる窓口がありますか。 ⑩地域で支え合う、住み慣れた地域で安心して暮らすという高齢者福祉推進の意図を実現していくために、介護施設は重要な役割を持っています。介護する人が生きがいを持って働き、入所者が少しでも居心地よく過ごせる施設になるように、行政にどんなことが求められているとお考えですか。町長のお考えを聞かせてください。 以上でここでの質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) ここで15時10分まで休憩といたします。              午後2時59分 休憩              午後3時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 藤田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 社会問題となっております高齢者福祉の質問であります。町民が入所している高齢者介護施設との連携についての御質問であります。 小項目1であります。町内にある入所可能な介護施設につきましては9施設、収容可能人数は223人であります。入所希望者数につきましては、待機者数の人数になりますけれども、174人となります。 次に、小項目2であります。町内の方が町内にある施設に164人、町外にある施設に42人入所されております。 続きまして、小項目3であります。直近3年間につきましては、相談や通告は受けておりません。 続きまして、小項目4であります。高齢者虐待への対応のため、鏡野町では鏡野町高齢者虐待防止マニュアルを定めております。虐待の相談や通告があった場合、まず行政、権利擁護センター、包括支援センターの職員でケース会議を開催いたしまして、虐待の有無について、高齢者や関係者への訪問調査や聞き取り調査等の事実確認を行っております。その結果に基づきましてコア会議を開催をいたしまして、虐待の有無の判断、あるいは緊急性の判断を行っております。その後もケース会議を継続的に開催いたしまして、対応方法、あるいは役割分担などを決定いたしまして、施設への指導を行いながら支援を続けております。虐待が収束したと判断できれば、終結となります。 続きまして、小項目5であります。小項目4で述べたとおり、鏡野町では、鏡野町高齢者虐待防止マニュアルを定めまして、高齢者虐待への対応を行っております。 次に、小項目6であります。町外の施設に入所されている町民の方から虐待の相談を受けたことはございません。 続きまして、小項目7であります。虐待の対応につきましては、事業所が所在する市町村が行うこととなっております。また、事業所への指導につきましては、指定を行った県下市町村が行うこととなっております。町に虐待の相談や通告があった場合、虐待対応を行う行政はどこか、どこの指定なのか、確認を行いまして、それぞれに相談や通告内容を伝えます。鏡野町権利擁護センターとの連携につきましては、情報の共有を密に行っております。 続きまして、小項目8であります。町の役割につきましては、地域包括支援センターが抽出した地域課題を適切に集約し、直接のサービスの提供に関わっていない第三者を含めました医師、看護師、介護支援専門員等で解決をし、そのノウハウの蓄積や具体的な地域課題の共有によりまして、地域づくり、資源開発、政策形成等につなげまして、さらにそれらの取組が個人の支援を充実させていくという一連の仕組みを構築することであります。例えば、高齢者の入院から退院まで、そして退院後の在宅生活を充実させるために、個々のニーズに沿いましたサービスの提供を行い続けることが、住み慣れた地域で安心して生活できる社会になると考えております。 次に、小項目9であります。助けを求めている方がすぐに相談できるよう、鏡野町地域包括支援センターが窓口になり、相談を受け付けております。 次に、小項目10でありますが、地域密着型サービス事業所では、地域住民、家族、関係機関を参集いたしまして、年3回、運営推進会議を開催しなければなりません。また、行政につきましては、指定更新期間内に実施指導、あるいは年に1回、集団指導を行うよう、義務づけられております。この運営推進会議につきましては、町から毎回出向することによりまして、健全な運営と利用者の安心・安全な入所生活が送れているかの確認を行っております。また、家族や地域の方に、施設で行っている行事の様子や報告、あるいは交流の場となっております。 このような会議や指導を行うことによりまして、利用者の方が過ごしやすい施設、介護をされる方が働きやすい施設につながると考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) ①番について再質問させていただきます。 町内の施設が9あって、223人の定員があるということですね。それで、待機している人が174人いるということで、町内の施設には164人の方が入所されている。ということは、223人の定員のところに164人入っていて、まだ余裕が60人くらいはある状況になっているということでよろしいか。そして、待機者が174人いるということは、42人の方が町外を利用していて、174人の方々待機されているということはどういうことなのでしょうか。施設に余裕があるのに利用できない状態があるということは、どういうことが考えられますか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。 それでは、藤田議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。 まず、人数についてでございます。こちらの答弁書につきましては、通告があったとおり、町内にある施設は9施設で、待機希望の方が174名ということで書かさせていただいております。それで、今入所されている人数につきましては、町内の方が164名で、特別養護老人ホームにつきましては町外の方でも入所できるということではありますので、町外の方が26名おられます。ですから、全体で190名の方が町内の施設の中に入所はされとるということでございます。 それで、待機者数につきましては、養護老人ホームにつきまして、町内には奥津広済園といずみ山荘の2つがございます。こちらにつきましては、町の把握ではないんですけども、施設からの報告で約100数十名の方が待たれているんですよという報告を受けております。その他の7つにつきましては、地域密着のグループホームになりますので、こちらのほうにつきましては、ホームページのほうでもお知らせのほうはしとるんですけども、空きの人数が、1人空いていたりとか5人空いていたりというのは報告をさせていただいておりますので、その辺でミスマッチのほうが数字が起きておりますが、実情としては、地域密着の町内の施設について、全てがいっぱいだということではございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 結局33人くらいの方がまだ地域密着型には入る余裕があるということと受け止めたらいいですか。そして、待機者が174。結局、地域密着型と特養を比べると、利用者が負担する金額が少し違うんですかね。それから、設置されている場所によっても、利用、入りたい場所の選定というか、それが変わるためになかなか利用ができない状況があるのではないかと思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 人数につきましては、今言われたとおり、うちの指定の人数より数十名ですか、20名前後ですか、その辺の空きはあるということでございます、グループホームに対して。それと、特養と地域密着の老人ホームにつきましては、金額、それから介護度にもよって入れる入れないというのも出てきますので、一概にその金額ではないですけども、特別養護老人ホームにつきましてはの県の関係になりますので、その辺も出てくると思います。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) ありがとうございます。2番のほうで、先ほど町外に42人、お世話になっているということでお伺いしました。かなりの方が町外を利用されていると思うんです。町外の施設にも町民が大勢入所していらっしゃるので、ぜひその声を、もし何かあったときには聞かないといけないということは思っていていただきたいなと思うんです。 ③番に移ります。その中で、コロナ禍で面会したくてもできない状況、それから認知症の自助グループのような茶話会とかが開けない状況、いろいろあって、なかなかいろんなつぶやきが語れない状況や、もっともっと、だんだんと近づいてくる人生の、あと一緒に過ごせる時間が短くなった家族に会える時間がなくなっていく、そんな中で、なかなか会えなくて困った状況や、それから分からないので、施設で虐待が起こってもそういうことがつかめない現状があったと思います。③では全く相談はなかったという御回答だったと思うんです。虐待の相談や通告は全くありません。3年間全く相談がなかったっていう御回答でしたが、それで受け止めはよいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) はい。この答弁書に書いてあるとおりで、直近3年間、令和元年、2年、今年度の3年につきましては、相談はないということでございます。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 保健福祉課に相談がないということで、ほかの、例えば包括支援センターとか、そういうところではあったかもしれないということですか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 基本的には保健福祉課に相談はなかったということでございますが、包括や権利擁護のほうに相談があった場合は、全て保健福祉課のほうにも連携が取れるような格好になっておりますので、そういった案件はなかったということでございます。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 施設に関する虐待はなかったと受け止めたらいいですか。それとも家庭内とか、全ての虐待についての相談はなかったと受け止めたらいいですか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 高齢者本人に対しての虐待の相談というのはなかったということでございます。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 市町村に、虐待を見つけた、気づいた場合は必ず報告しないといけないということは義務としてあると思うんです。誰も、私たちも全て通告する義務があると思うんですけど、それでも何もなかったというのが信じられないんですけれども、昨日、包括支援センターに虐待の相談がありませんかって聞いたら、10件ぐらいありましたっていうふうに言われたんです。それから、きっと様々なところで悩んでらっしゃる方は多いと思うんですけれども、それを相談しにくかったり、相談しても仕方ないなって諦めたり、そういうことが起こっているのではないかと思います。 ④に行きます。もし相談や通告があった場合、どのような対応をされていますか。あるいはどのような対応すべきだと思われますかということに対して、マニュアルに書かれているように、コア会議を開催し虐待の有無の判断や緊急性の判断を行いますとあります。こういうことは、結局、相談がなかったから、会議は今までされてないということで受け止めたらいいですか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) すいません。先ほどから藤田議員が言われとるのが、私どもの回答につきましては施設について、施設にいる入所者からの相談がなかったかということで、なかったということをお答えをしております。 それから、先ほど包括のほうから10件程度という、何か件数を聞かれたということでございますが、こちらにつきましては、施設ではなくって全てにおいて、高齢者虐待の新規相談が今年度については10件程度ありました。その数だと思うんです。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 施設のことだけですかって確認したときに、高齢者に対してされたことですっていうふうに言われたので、含めての相談がなかったのかと勘違いをしました。失礼しました。 では、コア会議はされていますね。何件かあっているので。その件数に合わせてコア会議を開かれていますね。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 今年度につきましては、施設以外も含めての話になりますけども、10件の相談がありました。その中で、私も含めたコア会議を開かせていただいて、認定のほうをしとります。ですから全てコア会議は開いております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) すいません。5番に行きます。⑤に行きます。 高齢者虐待防止法には市町村の役割が示されていて、虐待の相談、通告は、被害者の居住する市町村となっています。住民票のあるところに様々な報告が行くと思うんです。ここの回答書に、町外の施設はその施設が存在する市町村が責任を持つようになるので、私が聞いた相談については、鏡野町は担当ではない、監督する権利はないのでということで、私が知っているのは津山市の施設ですが、津山市が監督というか、調査に入る。県民局が監督権があるというようなことで、鏡野町は情報を伝えるだけですっていうふうに、私が2回ほど保健福祉課に行ったときに、そう回答されました。それはよく分かるんですけれども、その回答が、何か伝えたら終わるんですよみたいな回答だったり、それから岡山県から指導された結果が報告されますかというお尋ねをすると、よほどのことがないと回答がどうだったかという結果が町に知らされることはありませんと答えられました。それで、この案件は聞いたことがありますかと言うと、ありますというふうに言われて、そのときにはちゃんと県に情報は伝えましたと答えられました。なので、ゼロではないと思うんですけれども、管轄が違うからということで、私はすごく冷たいというか、いや、これは話を聞いて伝えるだけで終わってしまって、結果も関心を示さない、そういう担当課ではすごく心もとないというか、すごい不安な気がしました。告発される方は、告発したら虐待がひどくなるのではないかと、すごく不安な声を上げられている人もたくさんいます。なので、なかなか外には出しにくい案件なんですけれども、私はぜひ、管轄外ではないけれども、関心を持っていただきたくて、ここでその実態をお話しさせていただいて、もしこれから津山市と一緒に調査など入ったりして、入所されている方の安全を守っていただきたいと思うんですけれども、この案件が出たときに、事故報告書というのが、施設から住民票のある市町村に必ず事故報告書は提出される義務があります。それが届いているでしょうか。届いていないということですかね、施設での虐待がなかったということは。お尋ねします。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 割と、藤田議員言われようること、施設を確定したようなことになってしまってるんですけども、なかなかうちとしましても慎重なお答えしかできないといえばできない案件になります。 その中で、まず最初に、事業所がある市町村が虐待対応についてはしなければいけないということになっております。その事業所をどこの自治体が指定しているかっていうのが、県とか市町村が指定しているということはありますので、町外の施設につきましては、まずその2つには必ず、うちにしか入ってない情報であれば、それはお伝えをして共有をしていくということになります。それで、その後、お伝えはしますけども、調査自体は鏡野町自体が独自に入ってというわけにはいきませんので、どういう具合になってますかっていうのはお聞きはします。お聞きはしますけども、なかなかそこの、虐待案件になりますので、その調査をしている自治体についても、ほかの自治体に全ての情報を流すということはできないと思っております。ですから、ある程度、うちとしても情報は聞いておりますので、その情報を、お答えができる範囲でのお答えはさせていただこうと、しているということでございます。ですから、何もしないんですよというふうのは、そんなことはないです。お答えできる範囲では回答していくということでございます。 事故報告書については、それは事業所か県のほうからか、ちょっとはっきりしないんですけど、その案件についての報告については受けた記憶があるということでございます。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 私は、この方は4件、事故報告書が出されています。事故報告書、町内の方のを次々いただきました。この4件が同じ方が4件っていうことで、きっとこれはおかしいっていうふうに、普通だったら思われると思います。この方ですが、本当に7月に亡くされて、本当にもうこんな思いで、こんなつらい思いをして亡くなったということで、お母さんの死がすごくつらくて苦しくて、食事も喉を通らない、そんな日を過ごしてられたんですけれど、やっぱりこれ以上、被害者を増やしてはいけないということで、私に事故報告書など、書類を開示してもらったものをくださいました。書類を見ても、何という、こんな記録ってあるのだろうかというような報告書なんですけれども、家族の顔ぐらいが分かる認知症でしたが、1回目は、28のお正月に廊下で車椅子から落ちて倒れているのを発見されて、声をかけて、痛みがあるので、病院に、車椅子にまた乗せられて、そこの事業者の車に乗せて病院に行かれました。普通だったら救急車を呼ばないといけないと思うんですけれども、そういうふうに、普通なら考えられないような運び方で、結局、股関節の骨折をされていたんですけれども、そういうこともあり、それから次々に2回ほどの事故報告書が続き、最後は、4件目は、今年7月5日の夜中の10時50分に、シーツ交換をしていてベッドから落ちたという、朝、連絡が入り、施設に行くと、着替えをしていてというふうに説明が変わり、左耳に0.5センチ程度の切り傷、額の中央に1センチ角の表皮剥離、額を左側3センチほど刺傷を確認したという、頭から落ちたんです。落としたような感じで落ちてるんです。頭頂部なので。翌日になってすごく呼吸が変になったので、脳外科を受診して、そのときも車椅子です。受診して、CTを撮って異常がないということで、施設で見るということで連れて帰って、3日、何も食べず何も飲まず、肩呼吸、冷や汗、酸素飽和度の測定不能など苦しまれて、様態が悪化した重症の方を、また救急車を呼ばず車椅子に乗せて、ストレッチャーじゃないんです、車椅子に乗せて、また病院に入院するということで、11日の朝、事故から5日半後、亡くなっています。家族の方は……。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、思いは十分分かります。相談を受けての、十分その意味合いはよく分かるんですけど……。 ◆5番(藤田照子君) そういう施設を許してはいけないと思うんですけど……。 ○議長(原章倫君) それは気持ちは分かりますが、藤田議員の質問の内容が、高齢者の虐待防止法に関して鏡野町はどう定めているのかという問題の、今進んで行ってます。ですから、その内容を質問してください。 ◆5番(藤田照子君) そのような虐待が起こらないようにしないといけないと思うんですけれども、津山市が一緒に調査に入りませんかっていうふうに言われたときに、この事故証明書、おかしいと思いませんかって言われたときに、ああそうですねで終わってしまったと言われています。なので、もし連携が取れて一緒に調査に入っていたりすると、もしそういうことが行われていたら改善もしていったのではないか、次々に事故が起こらないで助かった人もいたのではないか、そういう思いがしています。ぜひ虐待を、それからそういうことが起こらない施設になるように、もっと関心を持ったり、もっと声が聞けたりするような体制を町の中につくっていただきたいと思っています。ぜひよろしくお願いしたいと思うんです。どうでしょうか。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 他市町村のことも言われとったんですけども、各自治体、やっぱりこの高齢者虐待の対応につきましては、本当に一生懸命対応してると思います。うちの職員につきましても、本当に細かな相談からいろんな相談ありますけども、本当に職員、一生懸命に対応しとります。ですから、そんなに冷たくあしらっているということは一切ございませんし、これからも本当にこの虐待については真摯に相談を受け止めながら対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 回答をいただきましたが、本当に私もこんな施設ばっかりがあるわけじゃなくって、特別に、特別にひどい施設なので、そういうことがないようにということを本当に願っています。でも、国の問題でも、特別忖度されることがあります。本当だったらこんな解決できて当たり前なんだけど、なかなかそうはいかない面もあったりするようです。ぜひ町民の目で、関心を持っていただいて、どの施設でも働く人が安心して働けるように。その施設でも、やっぱり介護に当たってる人たちが本当に働きにくい、幹部の人たちがそういう虐待をしているのに見て見ぬふりをしないといけなかった何年かで、ちょっと心を病んでしまうような人たちも出てきて、私の感じ方は真っ当だったんだっていうことで、内部告発を複数の方がされるような現状があります。もっとよくしたい、本当に入所者に寄り添った介護をしたい、そう思って働いてる人たちが、本当に誇りを持って働けるようにと願っています。 それから、町内の介護施設でも、もうちょっと入所者がいてほしいというような介護施設もあると思うんです。そこに働ける人、それから入所者が入れるように金額の補助、例えば特養と地域密着型の差額の半分の補助とか、何かできることがあったら考えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、ここでちょっと申し上げます。何番の質問をされてますか。 ◆5番(藤田照子君) もう時間がないので、まとめようかと思ったんです。すいませんが、支え合う、住み慣れた地域で安心して暮らす、それからそういう被害に遭っている人たちがまた鏡野町に帰りたいといって入りやすい、そういう介護施設になるように、ぜひお願いしたいんですけど、町長さん、お考えを。 ○議長(原章倫君) それは、藤田議員、何番の質問ですか。 ◆5番(藤田照子君) 最後です。10番。 ○議長(原章倫君) 10番ですか。地域で支え合うという10番の質問なんですね。 ◆5番(藤田照子君) はい。 ○議長(原章倫君) 宣告してから番号言って質問してください。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 住むみんながそれぞれの人権を尊び、そして支え合うというのは、どなたも持っている権利でもございます。そういうふうな中で、行政はしっかりと支え合うというふうなところを全面に出した福祉計画を立てております。そういう中で、先ほど藤田議員の説明、あるいは実態を説明をしていただきましたけれども、鏡野町では一件でもそういうふうなことがないように、職員共々、そして関係ある施設、あるいは職員共々注意をして、日常の業務に当たっていただきたいと、このように思います。 また、議員申されたような情報がありましたら、また寄せていただきたい、このように思います。ありがとうございます。 ○議長(原章倫君) 藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) どうもありがとうございました。ちゃんと時間配分もできず、いい質問ができませんでしたが、本当に思いを託されていますので、ぜひ安心して入れる施設を、たくさん鏡野町にもつくっていただきたいし、11月に文教厚生委員会で西粟倉に視察に行きましたが、庁舎がいらっしゃいって、何でも話してくださいみたいな感じで迎えられた感じがして、印象的でした。ぜひ安心して気軽に相談できる、包括支援センターでお茶が飲めたりとかするような感じで、話しやすい場所に、理解と共感、それから話ができる、交流、そういうことができる行政であってほしいと思います。私たちも一緒に頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で5番藤田照子君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 議長の許可が出ましたので、質問させていただきます。 大項目1、18歳以下の子供に対する10万円相当の給付。 中項目1、中学生以下に現金5万円を給付。 コロナ対策予備費から先行して、中学生以下に現金5万円給付するが、町内の該当件数はどのくらいか。 2、町内の高校生世代は何人ぐらいか。 ②5万円クーポン給付。 ①補正予算案に盛り込んだ中学生以下、高校生世代への5万円分のクーポンとして給付すれば、準備に膨大な時間と多額なコストがかかり、子育て支援目的なら緊急性効果として、自治体で判断して現金給付にすべきと考えるが、どうか。 大項目2、岡山大学寄附講座寄附研究部門について。 中項目1、寄附講座の継続について。 寄附部門の設置期間、町の寄附金、総額1億円が終了します。9月の一般質問に対して、11月までに岡山大学から施設建設等について説明があると答弁されましたが、どのような内容の報告でありましたか。 ②BNCT用ホウ素薬剤の研究開発にも、新型コロナワクチン開発にも、治験など、膨大なコストがかかります。一大学(研究所)、一企業(製薬会社)などだけでは対応できないと考えます。取りあえず新型コロナの収束までは先が見えなくて、寄附講座も再考すべきと考えますが、どうか。 ③遊具の安全点検について。大項目です。 中項目1、保育・教育施設の遊具の安全点検。 小項目1、岡山市の保育施設での遊具事故を受け、町内の遊具の安全点検は行われているか。 ②新設の多目的公園の総合遊具の安全性と事故対策は確保されているか。 ③多目的公園の遊具の安全管理責任者は誰か。 大項目4、デジタル端末破損事故。 中項目1、デジタル端末の配布について。 小項目1、国のGIGAスクール構想で、小・中学生1人1台のデジタル端末の配布が進み、学校で、家庭で、学校配布のパソコンやタブレット端末を破損、不具合が起こったとき、賠償責任は誰になるのか。 小項目2、修理費用はどこが負担するか。 以上、質問させていただきまして、後は後ろに下がって答弁を受けます。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 花房議員の御質問にお答えをいたします。 大項目1でありました、18歳以下の子供に対する10万円相当の給付の件であります。 中項目1の中学生以下に5万円給付の、小項目1、2であります。子育て世帯への臨時特別給付先行給付金の対象者は、鏡野町全体で2,013人の見込みであります。内訳といたしまして、中学生以下が1,699人、高校生世代を314人見込んでおります。 続きまして、中項目2であります。5万円分のクーポン給付であります。この件でありますけれども、鈴木議員の質問に対しましてお答えをした内容と同様であります。質問通告書をいただいた後に、昨日、国会におきまして岸田首相が答弁をされまして、それぞれの自治体、大変苦慮しているところであります。鏡野町におきましては、次の議会運営委員会等で追加議案していただくようお願いするわけでありますけれども、執行部といたしましては、今日の新聞にもありましたように、一括10万円の給付を検討をしておるところであります。 次に、大項目2であります、岡山大学寄附講座寄附研究部門についての御質問でありまして、中項目の寄附講座の継続についてであります。 小項目1でありますが、岡山大学からの報告につきましては、8月3日に岡山大学中性子医療研究センターから議会に対しまして、現在までの研究成果報告並びに今後の方向性につきまして説明がございました。その際、今後につきまして、ある程度の方向性を出していただかないと、次のステップに進むかどうかの判断ができないというふうなことなどの質問がございました。これに対しまして、大学といたしましても、考え方を整理をいたしまして、再度、議会に説明を行うという説明でありました。10月1日には、中性子医療研究センターから、お二人の教授に来庁していただきまして、大学内での協議経過につきましての報告がございました。が、協議が進展ししていないため、私が自ら岡山大学に出向きまして、お話をさせていただいたところでございます。コロナ禍におきまして、岡山大学に対し、5年間、寄附講座を行ってきた中で、今までの成果を明確にし、町民に向けたメッセージなど発信していただきたいということが1つと、今後の展開をどのように考えていくのかというふうなことにつきましては、町や議会に対しまして説明をしていただきたいということであります。これに対しまして、岡山大学側からは、具体的な内容につきまして学内で取りまとめ、内容を中性子医療研究センターのメンバーに指示をしていきますという回答をいただいております。町への説明の時期につきましては、遅くとも12月から1月にかけてお願いしたいと伝えておりますが、現時点では、今のところまだ学内調整ができていないという回答がありました。現在は大学からの連絡待ちという状況でありますけれども、議会の皆様方に対しましても、なるべく早く説明をいただきたいと考えております。 続きまして、小項目2であります。大学側といたしましても、町に対して無責任な話はできないということから、慎重に今後の展開を考えておられるだろうと思います。今までに岡山大学と築いてきた関係から、寄附講座を継続しなければ大学との関係がなくなるとか、鏡野町内に医療研究施設を造っていくということが白紙になるということではないと、このように考えております。どうしても寄附講座の継続にこだわるということではなくて、現状を大学側とよく協議はした上で、今後の展開についての判断をしてまいりたいと考えております。 以降の質問に対しましては、教育委員会に関することでありますので、教育長より答弁させます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。 次の項目以降につきましては、教育委員会に関する質問でございますので、私のほうから答弁をさせていただきます。 まず、大項目3、遊具の安全点検、中項目1、保育教育施設の遊具の安全点検ということで、小項目の1でございますが、町内の園と学校では、ブランコや滑り台などの遊具やサッカーゴールなどの体育器具について、専門業者に委託して毎年点検を行っております。今年度の点検は、事故発生前の9月に実施し、10月中旬に報告を受けたところでございます。ほとんどの遊具が仕様に問題はございませんでしたが、3校4か所については使用不可の判定を受けたところです。これらの遊具につきましては、使用禁止にするとともに、速やかに修繕を行うよう、準備を進めているところでございます。 次に、小項目2でありますが、令和5年度に完成予定の大型総合遊具は、日本公園施設業協会の安全基準に基づき、設計、施行を行います。また、国土交通省の都市計画における遊具の安全確保に関する指針に基づき、それぞれの遊具の強度構造計算を実施し、地震、風力、積雪、誘導荷重の強度をチェックした後、組立てを行います。デッキに滑り止めの効果のある特殊な防錆樹脂コーティングを行うほか、安全性向上と事故対策を図ってまいります。 次に、小項目3でありますが、多目的公園の完成後については、大型総合遊具も含め、指定管理制度により指定管理者に管理運営及び安全管理を委ねる予定としております。その場合の遊具の安全管理責任者は指定管理者となります。 続きまして、大項目4、デジタル端末破損事故、中項目1、デジタル端末の配布についてということで、小項目1と2についてでございます。 鏡野町でも1人1台のタブレットを整備し、それぞれの学校でも授業や様々な場面での活用が進んできておるところでございます。また、家庭学習に向け、タブレット端末の持ち帰りについても準備を進めているところであります。議員が御心配されているとおり、活用の頻度が上がれば上がるほど、破損や不具合も多数発生することが予測されます。賠償責任は誰にあるのかという問いですが、民法第709条では、故意または過失により損害を与えた者に賠償責任あると定められております。児童・生徒が使用するタブレット端末が破損した場合の修繕費用でございますが、一律に保護者に損害賠償を求めるのではなく、事例ごとに原因を確認し、不可抗力によるもの、またやむを得ない事情があるものと判断できる場合には、修理や交換にかかる費用につきましては町が負担したいと、このように考えておるところでございます。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) ここで16時15分まで休憩といたします。              午後4時4分 休憩              午後4時15分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を始めます。 花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、質問させていただきます。 大項目1の②の答弁で、10万円を現金でということでありました。また議会等の、予算、関係もありますけど、町長としての考えとしては、できる限り年内に10万円を給付できるように努力するというように解釈してよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) はい、そのとおりであります。スピード感を持つということは大切だろうと思います。 ○議長(原章倫君) 花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 続いて、大項目の2の①でございますけども、寄附講座の継続、いわゆる寄附金を今後どうするかという問題については、岡大の研究的な組織のほうから具体的な話が出てこないということで、1月、2月中に回答をもらって、またもう一度、議会に相談させていただくという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) はい、そのとおりであります。意思決定まで時間がかかるというふうなことであります。また、された時点でまた本町に訪れて、議会の皆さん方に、あるいは行政のほうに説明するということであります。 ○議長(原章倫君) 花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 続いて、大項目の4のデジタル端末破損事故の件についてでありますけども、民法出されまして、弁償、補償の件についてですけども……。 ○議長(原章倫君) ここで花房議員、よろしいんですか、4番に一気に飛んで。 ◆6番(花房尚君) もう4番行っていいです。 ○議長(原章倫君) よろしいですか。 ◆6番(花房尚君) 皆さん、非常に期待されておりますので。国のGIGAスクール構想では、小学生、中学生に1人1台のパソコン、タブレットを配布するという構想なんです。鏡野町の場合も、教育委員会のほうで購入されまして、それを貸し付けるか、渡すか、配布するか分からんのですけど、その中で、ほんなら持って帰って、そこで何か壊したりやこうこしたら、いろいろと検討する言われておりますけども、最終的に難しゅうて、親も自分が補償せにゃあいけんように思うたり、それから親によっては、学校が勝手に渡したんじゃけん、学校で費用持ってくれとかというように、学校現場がもめることも考えられるわけですよ。だから、できるだけ教育委員会のほうが弁償責任というか、補償責任を持てるように努力していただきたいんですけども、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) できるだけ教育委員会のほうでというような御提案でございます。先ほど申しましたけども、大変高価な機材を、児童・生徒に1人1台お渡しをしていると、貸与しているというような形でございます。そうした中で、貸与した物品をしっかりと、心して使用していただきたいなと。大変大事な、高価なものであるので、大事に使ってくださいということで、学校のほうからお伝えをし、今、使っていただいておる状態の中で、やはり故意に壊すであるとかということは基本的にはないとは思っております。何かの事故で落としてしまったり、不可抗力の中でという場面は想定できるんですが、そうした部分については、しっかりと町のほうで補償をしていこうと思っております。ちょっと御説明をさせていただく中で、町のほうは、一応この部分については保険には加入をしておりません。保険に加入するということは大変多額の金額が発生するということで、幾らかは壊れるであろうと、使える部分が使いにくくなるかなというような機械も出てくるという想定の中であっても、やはりその都度、対応したほうが経費的には安くつくであろうというような想定の中で進んできております。そういう中であっても、保険に入っていても、やはり故意に壊したとかという場合には保険がきかないということも実際出てくるわけでございます。その辺をしっかりと、やはり状況を、進んでいけばいろんなモデルケースが出てくるとは思うんですが、基本的には、議員おっしゃられるとおり、町のほうで補償ができる範囲でしっかりと補償していく。先ほど申しましたけども、やはりしっかりと、故意に壊すことがないようにという教育のほうが必要なんだろうと思っておりますんで、そういう方面でしっかりと、学校のほうとお話を進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 教育長答弁のところの最後の4行、しっかりこれを、今と同じような、繰り返しですけども、受け止めておりますので、ぜひともこれからもよろしくお願いします。 以上で終わらせていただきます。 ○議長(原章倫君) 以上で6番花房 尚君の一般質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次回の本会議は12月24日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでございました。              午後4時23分 散会...