◆1番(
金尾恭士君) 1番
金尾恭士です。 今回、私は6月
定例議会に
上程されました
報告第1号から
報告第4号並びに
議案第56号から
議案第65号につきまして、全て
委員長報告を了として
賛成討論に参加いたします。また、
陳情第1号、
陳情第2号につきましても、
委員長報告を了として
討論に参加をいたします。 以下の
議案につきまして、特に申し述べたいと考えます。
議案第61号「
高梁市
愛辰こども基金条例」についてであります。
市内篤志家より8,000万円を、
子供の成長と発達を広く援助するとともに、困難を抱えた
子供の健全な育成と自立の
支援のためにとのことであります。真摯にこの
寄附を受け、未来を担う
子供たちのためにしっかり
活用していただくことを強く要請いたします。
子供の貧困、ヤングケアラーなど、今
子供たちを取り巻く環境は厳しい現実があります。よって、この
愛辰こども基金については
賛成をいたします。
議案第64号についてであります。 国からの
地方創生臨時交付金1億7,000万円についてです。物価高は、とどまるところを知りません。市内のあらゆる方面に
影響が及んでおります。今回の
議案の
内容が、その証左であると考えます。
高梁市の
基幹産業は
農業であります。肥料、飼料の原料のほぼ全量を日本は海外、とりわけ
ロシア、ベラルーシに依存しております。
化学肥料は毎月のように値上がりをし続けております。飼料についても同様であります。ビニールなどの
資材価格も急騰しております。農産物の
販売価格への転嫁もせざるを得ない
状況になってきております。これから来年にかけて、
農業経営に大きく
影響することは必至であると言われております。
農業対策にも今後、手厚い
支援が必要と考える次第であります。 最後に、
陳情第1号について一言申し上げます。
子供の命と健康を守る責任は、私
たち大人にあります。この
陳情を荒唐無稽なことと考えるのではなく、真摯に考えなければならない部分もあります。
赤磐医師会は、5歳から11歳の
子供への
新型コロナワクチンの
接種において、まだ
有効性や
有益性については不明確な
段階であり、
保護者の方々には様々な
情報を確認されて
接種の
判断をされるようにお願いしたいと表明をしております。
高梁市におかれましても、
ワクチンの
情報を
保護者にしっかり提供することを強く望むものであります。 るる申し上げました。今こそ
山田方谷の
至誠惻怛の精神を
市政全般に広げていただきたく思っております。 これで、私の
討論を終わります。
○
議長(
宮田公人君) 以上で通告による
討論は終わりました。 ほかに
討論はございませんか。
川上修一君。 〔15番
川上修一君
登壇〕
◆15番(
川上修一君) 15番、
政志会の
川上修一でございます。 私は、本6月
定例議会における
議案第61号、
議案第62号については
反対の
立場で、また
議案第64号中歳出の6
款農林水産業費、1項
農業費については
要望をいたし、その他の
案件についてはいずれも
委員長報告を了とし
討論に参加をさせていただきます。 まず、
議案第61号「
高梁市
愛辰こども基金条例」でございますが、私は
質疑の中で申しましたように、この
条例を
提出する前に何らかの
報告をなされるのが当然であり、
報告をする期間は十分にあったにもかかわらず急に今
定例会に
提出をされ、
説明を求めても的確な
答弁がいただけない。我々は
市民の
代表としてこの場に立たさせていただいております。我々の
質問に対して十分な
答弁ができないような
案件に対して、どうして
賛成ができるでしょうか。中には、
執行部を信用するかしないか、というような話もちょこちょこ耳にしましたが、
執行部にも
議会にも
守秘義務というものがあります。
守秘義務は、守らないと罰則があります。
内容までは申しませんが、
執行部には守らなければならない
義務と責任があるとするならば、
議会にも
提出される
案件に対して
市民の
代表として
判断材料が必要です。そこに
守秘義務が
発生をするわけです。
説明する期間は十分あったにもかかわらず、急に
提出され、
説明も不十分。私は、
市民の
代表として、
市民から問われたときに
守秘義務を踏まえて
説明ができないような
案件に
賛成をするわけにはいきません。理解ができる
状況の中での
提出を求め、
反対といたします。 ここで、1つ申し添えておきます。
個人の人権、権利について、当然大切な問題であり、守るのは当然であります。そこで、
守秘義務ということが
発生をし、守らなければならない事項に対して保護をするわけです。この
守秘義務には、重い
懲役刑あるいは
罰金刑が科されています。あくまでも守るべきものは守り、また
市民の権利も生かし、物事を進めていくことを回避してはいけないわけで、このことを忘れてはならないと思います。 次は、
議案第62号「
高梁市
土地開発公社の
解散について」でございます。 本件は、約1年前、
公社を充実させるため、
理事を増やされました。この
公社の
目的は、
土地の
先行取得だけではないと思います。所有者不明の
土地、相続が十分でない
農地等、公務員が
情報を取りにくいものもあります。税法上においても
秘密漏えい罪の厳しい現実もあり、行政の各部署が共有しなければならない、
情報が取れないことになります。二重、三重の経費がかかり、大きな損失の
発生が予想されます。その額は7万円どころではないと思います。多くの人員が動くことによって、すごい
費用が
発生をするおそれがあります。 以上のように、
答弁とは違う
状況が
発生するわけで、
整合性に欠けるといった理由により
反対をするものでございます。 次に、
議案第64号について、さきに申しましたように、この件については
要望を申し上げさせていただきます。
本市における
農業は、
高梁市の
基幹産業と位置づけられています。その中でも、2,200戸と米を作っている農家が一番多く、そこに
支援をしてもらえない。
答弁では、
農業経営収入保険、中
山間地域等直接
支払制度により対応と申されていますが、
農業経営収入保険の
活用については岡山県では早島町だけが
活用しているようにデータでは出ております。国が出していても、末端に届かない話をされても困るわけでございます。他の市町村のように、血の通った政策が今は求められているのではないでしょうか。国政も米価を決めてしまって、苦しむ
米農家へと声をかけています。我が市も弱い、苦しんでいるところに手を差し伸べていただくことを
要望し、私の
討論を終わります。
○
議長(
宮田公人君) 他に
討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
宮田公人君) 他になければ、以上で
討論を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
△
日程第5
採決
○
議長(
宮田公人君) 次は、
日程第5、
採決であります。 これより今
議会に
提出されております各
案件の
採決に入ります。 まず、
議案第56号であります。
議案第56号については
起立をもって
採決いたします。
議案第56号について、各
委員長報告は
承認であります。各
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○
議長(
宮田公人君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、
議案第56号は
承認されました。 次は、
議案第57号から
議案第60号までの4件を一括して
採決いたします。
議案第57号から
議案第60号までについて、各
委員長報告は
原案可決であります。各
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
宮田公人君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第57号から
議案第60号までについては
原案のとおり可決されました。 次は、
議案第61号であります。
議案第61号については
起立をもって
採決いたします。
議案第61号について、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○
議長(
宮田公人君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、
議案第61号は
原案のとおり可決されました。 次は、
議案第62号であります。
議案第62号については
起立をもって
採決いたします。
議案第62号について、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○
議長(
宮田公人君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、
議案第62号は
原案のとおり可決されました。 次は、
議案第63号から
議案第65号までの3件を一括して
採決いたします。
議案第63号から
議案第65号までについて、各
委員長報告は
原案可決であります。各
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
宮田公人君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第63号から
議案第65号までについては
原案のとおり可決されました。 次は、
陳情第1号であります。
陳情第1号については
起立をもって
採決いたします。
陳情第1号について、
委員長報告は不
採択でありますので、
陳情第1号
原案についてお諮りいたします。
陳情第1号について、
採択と決することに
賛成の諸君の
起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○
議長(
宮田公人君)
起立少数であります。よって、
陳情第1号は不
採択と決しました。 次は、
陳情第2号であります。
陳情第2号については
起立をもって
採決いたします。
陳情第2号について、
委員長報告は不
採択でありますので、
陳情第2号
原案についてお諮りいたします。
陳情第2号について、
採択と決することに
賛成の諸君の
起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○
議長(
宮田公人君)
起立少数であります。よって、
陳情第2号は不
採択と決しました。 以上で今
議会の
日程は全て終わりました。 閉会に先立ち、
市長より御挨拶を願います。 近藤
市長。 〔
市長 近藤隆則君
登壇〕
◎
市長(近藤隆則君) 6月9日から20日間にわたりまして慎重な御
審議を賜りました6月
定例市議会につきましては、提案をさせていただきました全ての
議案につきまして御議決を賜り、誠にありがとうございました。 ここで、大変悲しいお知らせをしなくてはなりません。
本市川上町出身で、ボヘミアンの大ヒットで
皆さんも御承知の歌手、葛城ユキさんが昨日お亡くなりになりました。平成25年から
本市の備中たかはし伝えたいし!として広く魅力発信などで御尽力をいただき、平成30年7月豪雨の後、復興を願っためげんで
高梁!チャリティーライブにも御出演をいただき、多くの
市民に勇気と元気を与えてくださいました。これまでの御活躍に心から感謝を申し上げますとともに、謹んで御冥福をお祈りいたします。 さて、今
議会の一般
質問におきまして、13名の
議員の皆様からコロナ禍であるとかウクライナ情勢等に伴う
物価高騰への対応、防災対策、観光振興や環境施策、
高梁国際ホテルへの対応等について御
質問をいただいたところであります。この中で、
議会全員協
議会でも御
説明申し上げましたが、新消防庁舎や
高梁認定こども園、有漢
義務教育学校の施設整備につきましては、社会情勢や
本市の財政見通し等に十分留意をしながら、事業については現在のところ予定どおり進めていくという考えでおります。御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 また、
高梁国際ホテルにつきましては、今後、現経営者からよりよい経営計画並びにアクションプランをいただけるものと思っております。ホテル機能は今後とも
本市にとって必要なものであるとの認識は変わりませんが、本
議会の御
質問にもお答えしましたように建物の大規模改修等の課題もあり、その際には
市民の
皆さんの負担を極力少なくしていくための方策について様々な手法が考えられます。
市民の
代表である
議会の
皆さんとしっかり
状況を共有し、議論を深めて、できるだけ早い時期に方向性を定めたいと考えておりますので、御協力をよろしくお願い申し上げます。 ここで、何点か御
報告をさせていただきます。 まず、
高梁市ゼロカーボンシティ宣言についてであります。 今
議会の一般
質問において、第2次
高梁市環境基本計画に掲げる取組について、推進していくということで2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティ宣言をさせていただきました。脱炭素社会の実現は、行政はもとより、
市民、事業者の皆様にも御理解をいただき、それぞれの
立場で進めていかなければならないものと考えております。宣言文につきましては、ホームページで公開いたしておりますので御一読をいただき、
議員の皆様にも御
支援と御協力をお願い申し上げます。 次に、7月1日から9月末まで、JRグループの大型観光企画、岡山デスティネーションキャンペーンが始まります。これを記念しまして、JR西日本が7月2日、3日、土曜、日曜でありますが、豪華寝台列車トワイライトエクスプレス瑞風を、県内観光地をメインに周遊するコースで初めて伯備線を走ることになりました。2日午前に京都駅を出発し、備中
高梁駅には15時2分から15時6分までの4分間停車、また方谷駅には15時22分から15時33分の11分間停車いたします。両駅では、列車の扉は開きませんが、JRや地元の方々と連携をして横断幕や手旗での歓迎、着ぐるみほうこくんの登場も予定しております。また、翌3日でありますが、専用車両瑞風バスで旧吹屋小学校の見学と、西校舎で備中神楽を御観覧いただく予定となっております。瑞風号は、ホテルのような上質さと心安まる懐かしさをコンセプトとした車両です。御旅行される皆様に、
高梁市での滞在を御満足いただけるように、しっかりおもてなしをしたいと考えています。 また、岡山空港から備中
高梁駅を経由して吹屋までの直行バスの運行についてでありますが、備北バス株式会社が観光庁の補助金を
活用して運行されることとなりました。初便ですが、7月22日の金曜日、午前9時に岡山桃太郎空港を出発し、途中、備中
高梁駅を午前10時発、吹屋には11時の到着予定となっております。首都圏からの観光客やビジネス客、またインバウンドの誘客を図るための二次交通の整備を進める一環であります。今年度は7月22日から11月20日までの金、土、日曜日に1日1往復を無料で実証運行する予定であります。初便には、岡山桃太郎空港で出発セレモニーを計画しております。日時は限定されますが、ぜひ御利用くださいますよう御案内をいたします。 次に、吉備国際大学シャルム岡山
高梁についてであります。 プレナスなでしこリーグ2部の2022シーズンがいよいよ佳境に入ってまいりました。7月2日土曜日には、シャルムスタジアムで第14節JFAアカデミー福島との一戦に臨みます。当日は、岡山県応援デーとしての開催となっております。ぜひシャルムスタジアムにお越しいただき、サポーター一丸となっての力強い応援で宿敵からの勝利をつかんでほしいと思います。 今年も早いもので半年が過ぎ、今週金曜日からは7月になります。
議員皆様におかれましては、災害への備え、コロナ対策、暑さ対策等に努めていただきながら、健康に十分御留意をいただき、一層の御活躍を御祈念申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 なお、次の
定例市議会でございますが、9月2日開会の予定で準備を進めさせていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○
議長(
宮田公人君) これをもちまして
令和4年第4回
高梁市議会(
定例)を閉会いたします。 御苦労さまでした。 午前10時43分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和 年 月 日 議 長 宮 田 公 人 署名
議員 金 尾 恭 士 署名
議員 三 村 靖 行...