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  1. 宇佐市議会 2022-09-22
    2022年09月22日 令和4年第4回定例会(第7号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2022年09月22日:令和4年第4回定例会(第7号) 本文 (82発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (七日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  大変心配されました台風十四号でありましたが、大事に至らずですね、最小限で、大変だったと思いますが、安堵のところであります。ただ、この間に特別警戒に当たりました職員の皆さんには、心から敬意を表したいと思います。今議会中にですね、二回台風に遭うという、これもまた前代未聞のような今回ということでありましたが、皆さんのおかげで、最小限の、今の状況を保てることができるということに安心感を持っているところであります。  ただいま出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和四年九月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  開議に先立ち、市長より発言の申出がありますので、これを許可します。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  議長のお許しをいただきましたので、台風十四号について御報告させていただきます。  大型で非常に強い台風十四号が九州を縦断する形で北上したことによりまして、本市でも九月十八日から二十日にかけて、長時間にわたり、暴風雨の影響を受けました。  本市においては、十八日午前三時五十分に暴風警報が発表されると同時に災害対策連絡室を立ち上げ、午前十時には災害対策本部を設置し、今後の対処方針等を決定いたしました。  その後、午前十一時八分には大雨警報も発表され、雨の降り方も激しくなったことから、十三時に市内全域に警戒レベルスリー高齢者等避難を発令するとともに、小学校区単位二十五か所の避難所を開設いたしました。  この台風は非常に強い勢力を維持しながら鹿児島に上陸後、九州西岸を北上、柳川付近から北北東へ進路を変え、下関付近で東へと進みました。九州各県で暴風や大雨の特別警報が発表される非常事態となる中、市内でも、降り始めからの雨量が四百ミリを超え、土砂災害の警戒レベルフォーに達したことから、十四時三十分、警戒レベルフォー、避難指示に切替えをいたしました。  避難所においては、十八日二十二時までに二百五十一世帯四百九十四人の避難者がありました。  また、十八日の夜遅くには、駅館川が氾濫危険水位を超えたほか、寄藻川も氾濫危険水位へと近づきましたので、深夜の時間ではありましたが、市民の命を守ることを最優先し、十九日午前零時四十五分、市内全域に警戒レベルファイブ緊急安全確保を発令いたしました。  幸い、河川の水位は、その後、上昇下降を繰り返しながらも徐々に下がり始め、氾濫には至りませんでした。  十九日午後からは風雨も落ち着いてきたことから、十五時三十分、警戒レベルスリー高齢者等避難へ切り替えるとともに、翌二十日、午前四時二十一分、全ての警戒レベルを解除いたしました。  今回の台風での人的被害につきましては、宅内でけがをされた方が二名ありましたが、命に別状はありません。
     また、物的被害については、風倒木などによる道路への影響や斜面の崩壊、停電、断水などの通報、相談が多数寄せられました。  市としましては、地域の皆さんや関係団体の御協力をいただきながら、障害物除去、応急対策など、迅速に対応いたしましたが、市道出光・両戒線に架かる両戒橋については、橋桁が崩壊し、現在、通行止めとなっております。  そのほか、農地農業用施設公共土木施設災害もあり、現在、全容把握に努めているところであります。  被災された皆様へ謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧に向けて全力で取り組んでまいります。今後も、国、県、関係団体と連携しながら、防災・減災対策に万全を期してまいります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 河野睦夫君。 ◯議会運営委員長(河野睦夫君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長の河野睦夫でございます。  議会運営委員会の結果について、御報告をいたします。  本日、議会運営委員会を開催し、本日の議事日程の追加等について協議いたしました結果、執行部より提出のありました追加議案、議第四十七号から議第五十号までの決算認定案四件と、報告二件を本日の日程に追加すべきものと決定いたしました。  次に、決算特別委員会の設置について協議いたしました結果、議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定については、決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  委員の選出につきましては、議長を除く総務常任委員会委員全員と二つの常任委員会からそれぞれ二人以上の委員を選出することと決定いたしました。  次に、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任について協議いたしました結果、本日の日程に追加するべきものと決定いたしました。  最後に、総務常任委員会から提出されました意見書案第五号 地方財政の充実・強化を求める意見書につきましては、協議した結果、本日の日程に追加するべきものと決定いたしました。  変更後の議事日程につきましては、タブレットに掲載のとおりでございます。  以上で、議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、委員長報告の後、委員長報告に対する質疑、討論、採決ほかとなっておりますが、ここで本日の議事日程の追加についてお諮りいたします。  タブレットに掲載の追加議案書のとおり、市長から、議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議第五十号 令和三年度宇佐市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの四件と報告二件が提出されました。  この際、議第四十七号から議第五十号までの四件と報告二件を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十七号から議第五十号までの四件と報告二件を本日の日程に追加することに決しました。  続いて、お諮りいたします。  決算特別委員会の設置及び委員の選任についてを本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、決算特別委員会の設置及び委員会の選任を本日の日程に追加することに決しました。  続いて、お諮りいたします。  新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任についてを本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任を本日の日程に追加することに決しました。  続いて、お諮りいたします。  議第四十七号から議第五十号までの四件の委員会付託を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、委員会付託を本日の日程に追加することに決しました。  続いて、お諮りいたします。  委員会提出意見書案として、総務常任委員会より意見書案第五号 地方財政の充実・強化に関する意見書が提出されました。  この際、意見書案第五号を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、意見書案第五号を本日の日程に追加することに決しました。  変更後の議事日程タブレットに掲載のとおりであります。   ~ 日程第一 追加議案等上程(議第四十七号~議第五十号、報告二件) ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、追加議案の議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議第五十号 令和三年度宇佐市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての四件と報告二件を一括して上程し議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  提案理由について御説明をいたします。  議第四十七号から議第五十号までの四件は、令和三年度一般会計及び特別会計の決算について、地方自治法第二百三十三条第三項の規定により、議会の認定を求めるものであります。  議第四十七号の令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算につきましては、第二期総合戦略の二年目に当たり、これまでの事業効果を踏まえ、子育て支援や雇用拡大、定住促進、産業振興などの地方創生対策消防力強化各種社会インフラの長寿命化などの大規模自然災害対策、その他特色あるまちづくりについて積極的に取り組み、加えて新型コロナウイルス感染症対策に重点的に取り組んだ結果、歳入総額は三百五十一億三百二十五万円、歳出総額は三百三十四億八千百三十四万円となっております。  また、歳入歳出差引額である形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、十三億八千五百二十九万円の黒字となっております。  次に、議第四十八号から議第五十号までの国民健康保険特別会計ほか二会計の特別会計決算総額につきましては、歳入総額で百四十三億五千四百十七万円、歳出総額で百三十七億二千二百九十二万円となっております。なお、年度内の主要な施策については、別添の業務報告書に記載をいたしております。  以上をもちまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。  続きまして、報告について御説明をいたします。  報告第十九号 令和三年度宇佐市健全化判断比率の報告について、報告第二十号 令和三年度宇佐市資金不足比率の報告についての件でございますが、これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第三条第一項及び第二十二条第一項の規定により、令和三年度決算に基づく宇佐市の健全化判断比率及び資金不足比率について監査委員の意見をつけて報告するものであります。  以上をもちまして、報告の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、監査結果について報告を求めます。  代表監査委員 佐藤博美君。 ◯代表監査委員(佐藤博美君)皆さん、おはようございます。代表監査委員の佐藤でございます。  私から、令和三年度宇佐市一般会計及び特別会計決算等の審査結果について報告いたします。  まず、一般会計特別会計歳入歳出決算でございます。  市長から提出されました各会計の歳入歳出決算書、財務関係諸帳簿等の照合検査を行い、計数の正確性、予算の執行状況等について確認を行うとともに、併せて必要に応じ所管課長をはじめ担当職員から説明を聴取し、審査を実施いたしました。  その結果、審査に付された各書類は関係法令に基づいて作成されており、計数は関係書類と符合し適正に事務処理されているものと認めました。  審査の内容につきましては、お手元に配付しております審査意見書の中にて意見を付しておりますが、その概要につきまして御説明いたします。  一般会計の決算額につきましては、歳入総額が三百五十一億三百二十五万円、歳出総額が三百三十四億八千百三十四万円であり、歳入から歳出を差し引いた形式収支は十六億二千百九十一万円の黒字となっております。この歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源二億三千六百六十二万円を差し引いた実質収支は、十三億八千五百二十九万円の黒字となっており、この実質収支から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支も四億四千五百五十九万円の黒字となっております。  普通会計における決算状況につきましては、単年度収支一般会計と同額で、これに財政調整基金への積立て、取崩しを加味した実質単年度収支は一億四千四百九十五万円の黒字となっております。  主要財政指標のうち、経常収支比率につきましては九一・四%で、前年度と比較して四・五ポイント低下しております。これは、分母の地方特例交付金普通交付税及び臨時財政対策債等歳入経常一般財源の増が分子の物件費、繰出金等の歳出経常一般財源の増を上回ったことで低下したものです。  また、財政力指数につきましては〇・四二一で、前年度と比較して〇・〇〇九ポイント低下し、実質公債費比率につきましては六・七%で、前年度と比較して〇・三ポイント上昇しております。  特別会計全体の決算額につきましては、歳入総額が百四十三億五千四百十七万円、歳出総額が百三十七億二千二百九十二万円であり、歳入から歳出を差し引いた形式収支は六億三千百二十五万円となっております。翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支も同額の黒字となっております。また、一般会計からの繰入金につきましては、十七億二千五百四十三万円で、前年度と比較すると三千七百五十五万円増額となっております。  今後とも、独立採算の原則を念頭に、事業の主要な財源である保険料や使用料負担金などの収納率の向上及び円滑で健全な財政運営を図っていただきたいと考えます。  次に、基金の運用状況につきましては、運用状況調書の計数は正確であり、土地開発基金一般旅券印紙等購買基金及び用品調達基金、いずれも、運用状況は適正なものと認めました。  次に、健全化判断比率及び公営企業会計資金不足比率でございます。健全化判断比率に係る四項目の指標及び公営企業会計資金不足比率の指標につきましては、いずれも国の定める基準を下回っており、健全性を確保していると認めました。  最後に、総括的意見を述べまして監査委員の意見といたします。  令和三年度の総決算額は、前年度と比較すると、歳入歳出とも減額となっております。本年度は、第二期宇佐市まち・ひと・しごと総合戦略の二年目に当たります。これまでの事業効果を踏まえ、さらなる施策の深化を図っています。また、重点施策としては、新型コロナウイルス感染症対策、大規模自然災害対策地方創生対策、特色あるまちづくりに取り組まれています。  令和四年度における歳入につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による税の減収及び合併算定替措置終了に伴う普通交付税の低減などが予想されます。一方、歳出では大型プロジェクトの財源確保、地方創生、防災・減災対策及び新型コロナウイルスの感染症に伴う新たな日常の実現に向けたデジタル化の推進など、時代の要請に応じた新たな政策課題についても、的確に取り組む必要があります。  今後も、国・県の補助事業、過疎債等の活用及びふるさと納税の拡大などにより、さらなる財源確保を図り、健全財政の枠組みの中でより一層の事業の選択と集中及び創意工夫により、戦略的・効果的に事業展開していただくことを望み、決算審査の報告といたします。  以上で報告を終わります。   ~ 日程第二 追加議案に対する質疑 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第二、追加議案に対する質疑を行います。  まず、議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本案に対する質疑を終結いたします。  次に、議第四十八号 令和三年度宇佐市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてから議第五十号 令和三年度宇佐市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの三件を一括して議題といたします。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  最後に、報告第十九号 令和三年度宇佐市健全化判断比率の報告についてと、報告第二十号 令和三年度宇佐市資金不足比率の報告についての二件を一括して議題といたします。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  報告第十九号と報告第二十号の二件に対する質疑を終結いたします。
      ~ 日程第三 決算特別委員会の設置 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第三、決算特別委員会の設置についてを議題といたします。  お諮りいたします。  議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定についての審査については、議長を除いて、総務常任委員会委員全員と、文教福祉、産業建設常任委員会から、それぞれ二人以上をもって構成する決算特別委員会を設置の上、審査いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十七号の審査については、議長を除いて、総務常任委員会委員全員と文教福祉、産業建設常任委員から、それぞれ二名以上をもって構成する決算特別委員会を設置の上、審査することに決しました。   ~ 日程第四 決算特別委員会委員の選任 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第四、決算特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  決算特別委員会委員の選任につきましては、タブレットに掲載の十二名の諸君を、委員会条例第七条第一項の規定により、議長より指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました十二名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決定いたしました。   ~ 日程第五 新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第五、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員の選任につきましては、タブレットに掲載の十名の諸君を委員会条例第七条第一項の規定により、議長より指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました十名の諸君を新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。   ~ 日程第六 追加議案委員会付託 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第六、追加議案委員会付託を議題といたします。  まず、議第四十七号は、決算特別委員会に付託いたします。  次に、議第四十八号から議第五十号までの三件につきましては、文教福祉常任委員会に付託いたします。  それではここで、委員会開催のため休憩をいたします。  休憩中に、まず、決算特別委員会を会議室でお開きいただき、正副委員長の互選及び追加議案の審査をお願いいたします。  次に、決算特別委員会が終了した後、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会を会議室でお開きいただき、正副委員長の互選をお願いいたします。  最後に、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会が終了した後、文教福祉常任委員会委員会室一でお開きいただき、追加議案の審査をお願いいたします。  なお、再開時間につきましては、総務部長を通じ執行部へ連絡いたします。  それでは、暫時休憩いたします。                 休憩 午前十時二十六分               ────────────────                 再開 午前十一時三十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  休憩中に行われました決算特別委員会及び新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会の正副委員長の互選結果について、事務局長に報告させます。  議会事務局長 尾方勇司君。 ◯議会事務局長(尾方勇司君)議会事務局長の尾方でございます。  まず、決算特別委員会の正副委員長の互選結果について報告いたします。  委員長に若山雅敏議員、副委員長に衛藤義弘議員でございます。  次に、新医師会病院検診センター建設に関する調査特別委員会の正副委員長の互選結果について報告いたします。  委員長に辛島光司議員、副委員長に河野陸夫議員。  以上でございます。   ~ 日程第七 委員長報告 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第七、これより、議第三十七号から議第五十号までの十四件を一括して議題といたします。  審査の結果について、各委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長 川谷光紹君。 ◯総務常任委員長(川谷光紹君)総務常任委員長 川谷光紹です。  令和四年九月第四回宇佐市議会定例会において、当委員会に付託された議案五件について、去る九月十四日、議事堂会議室において委員会を開催し、所管部課長の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定しましたので、その経過と結果について報告いたします。  まず、議第三十七号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)ですが、本委員会に係る今回の主な補正については、総務部関係では大規模自然災害対策として、防災シンポジウム事業等の災害対策費九十万三千円の増額、市民生活部関係では地方創生関連として、マイナンバーカード普及率アップ事業四千八百四十一万一千円の増額、可燃物処理施設を良好な状態に保つための燃焼設備等の整備費として六千二百三十五万三千円の増額、し尿処理施設を良好な状態に保つための汚泥脱水機等の機器整備費として千百九十九万四千円の増額などとの説明がありました。  討論においては、マイナンバーカードを全員に取得させる国の方針を強行に進めるような内容は問題である。市も国と同じくして、推進予算が計上されていることなどにより、反対とする趣旨の討論。また、マイナンバーカードの取得は任意であり、個人の自由な意思で選択する取組であるので賛成とする趣旨の討論がありました。  審査の結果、本案の当委員会所管分は必要な補正と認め、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第四十一号 宇佐市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてですが、これは、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正により、育児休業の取得回数制限が緩和されることなどに伴い、条例に定める育児休業の取得に関する規定を整備する必要があるため、所要の改正を行うものとの説明がありました。  審査の結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第四十二号 宇佐市手数料条例の一部改正についてですが、これは、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストア等に設置されている多機能端末機により戸籍謄抄本や所得証明書等を交付する場合の手数料を定めるほか、所要の改正を行うものとの説明がありました。  討論においては、市民が望んでいるわけでもないものを、任意にもかかわらず、不公平な措置であると思う。全員に取得を押しつけるべきでないと思うので反対とする趣旨の討論がありました。  審査の結果、本案の当委員会所管分は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第四十三号 宇佐市ふるさと応援基金条例の一部改正についてですが、これは、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業寄附金、いわゆる企業版ふるさと納税を宇佐市ふるさと応援基金に積み立てるため、所要の改正を行うものとの説明がありました。  審査の結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議第四十四号 権利の放棄についてですが、これは、株式会社グリーンパークホテルうさに対し、市が貸付けた土地に立地する建物の原状回復、撤去を求める権利を放棄したいので、地方自治法第九十六条第一項第十号の規定により、議会の議決を求めるものとの説明がありました。  審査の結果、異議なく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、文教福祉常任委員長 河野健治朗君。 ◯文教福祉常任委員長(河野健治朗君)文教福祉常任委員会委員長の河野健治朗です。  委員会審査報告を行います。  令和四年九月第四回宇佐市議会定例会において、本委員会に付託されました議案七件について、去る九月十四日及び本日九月二十二日に委員会を開催し、所管部課長の出席をいただき慎重に審査した結果、次のとおりに決定したので、その経過並びに結果を報告いたします。  まず、議第三十七号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)でございますが、本委員会の所管に係る歳出補正の主なものは、在宅で人工呼吸器等の医療的ケアを行っている医療的ケア児者に対し非常用発電装置等の購入費の一部を助成し、災害時等の生命の安全と福祉の増進を図る医療的ケア児者非常用発電装置等整備事業に四百八万円の増額、学校内において、日常的に医療ケアを行う必要がある児童・生徒に対し、学校に指定訪問看護事業者の看護師を派遣することにより家族の負担軽減を図る医療的ケア児等総合支援事業に七十九万二千円の増額、子供が、地域において食事、学習、団らん等を通して安心して過ごせる場所の運営を支援する子供の居場所づくり推進事業に七十二万円の増額などの説明がありました。  審査の結果、本委員会所管の補正予算は必要と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第三十八号 令和四年度宇佐市介護保険特別会計補正予算(第一号)でございますが、今回の補正額は三億二千六百九十七万一千円の増額で、累計予算額は七十三億二千六百九十七万一千円となります。主な補正内容につきましては、歳出で前年度精算に伴う国・県支出金返還金等の増額、歳入で前年度決算に伴う繰越金の増額により、所要の調整を行うものであるとの説明がありました。  審査の結果、補正予算は必要と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第四十五号 財産の無償貸付けについての件でございますが、これは、一般社団法人宇佐市医師会に対し、宇佐市大字川部千五百十五番ほか一筆、計三万一千六十平方メートルの市有財産を無償貸付けしたいので、地方自治法第九十六条第一項第六号の規定により、議会の議決を求めるものであります。  執行部からは、無償貸付けの目的や医師会病院が担う公益性、これまでの収支実績に基づいた、新病院開院後十年間の収支計画などの説明がありました。  委員より、病院運営の実施主体と経営状況や貸付け面積の妥当性、無償貸付けの根拠となる公益性・公共性の法的担保、無償貸付け期間の根拠など、多岐にわたる質疑があり、審査を進める中で、口頭説明だけでは判断が困難であったため審査を中断し、当該病院の経営収支の状況や財産貸付け等に係る手続の根拠、新病院開院後の収支シミュレーション、公益性を踏まえた財産使用目的など、市有財産の無償貸付けに関する違法性の有無を確認するため、執行部に対し、改めて必要な資料の提出を求め、審査を再開いたしました。  財産の使用目的や公益性・公共性などを踏まえた無償貸付けの理由については、当該病院が地域医療支援病院、医療拠点病院、災害拠点病院、第二種感染症指定医療機関などの公益性を有しており、市の事業に対し宇佐市医師会の協力が得られやすく、医師会が担う公的部分の支援をすることで市民の安全や健康増進につながるとともに、市と連携した公衆衛生の普及啓発が可能となるなど、当該病院の公益性を明確にした上で、他の自治体における市有財産無償貸付けの実例を踏まえた説明がありました。  市有財産の無償貸付けに関する法的な理解については、顧問弁護士の見解としては、医師会だからといって無償貸付けが当たり前ということではなく、他の事例を参考にしてもそれぞれの背景が異なり、実情に応じた判断が必要だが、市のほうで、当該病院の公益性・公共性を明確に示せるなら問題ないという見解であったとの説明がありました。  貸付け期間については、宇佐市有財産規則第二十一条の二に基づき、堅固な建物については三十年の貸付けが可能だが、無償貸付けについてはこの限りではなく、医療の中核をなす医師会病院の安定的な経営基盤の確立は本市の医療福祉政策にとって大変重要な意味を持つことから、医師会病院が地域に根差した健全な事業を行うために、最低十年単位での更新が望ましいと判断した。また、土地貸付け後、三年間の建設期間と開業後七年の赤字期間を勘案したことで、無償貸付け期間を十年間にしたとの説明がありました。  再提出された資料の説明を受け、委員より、医師会病院が担う公益性について、当該病院の地域医療における貢献は、コロナ禍以前の赤字経営を踏まえても多大な恩恵があったという意見がありました。加えて、本議案に対し、市民の誤解が及ばぬよう丁寧な住民説明を行っていくことや公益性の検証を含め、年次決算の確認により経営状態の把握を行ってもらうよう要望いたしました。  慎重な審査の結果、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第四十六号は工事請負契約の締結についての件でございますが、これは、長洲公民館複合施設建築主体工事に係る工事請負契約を締結したいので、宇佐市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであるとの説明がありました。  審査の結果、本案は異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、本日、追加議案として提案されました議第四十八号 令和三年度宇佐市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてと、議第四十九号 令和三年度宇佐市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてと、議第五十号 令和三年度宇佐市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての三件でございますが、さらに詳細な審査をすべきものであるとし、継続審査と決定いたしました。  以上で文教福祉常任会の報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、産業建設常任委員長 吉田泰秀君。 ◯産業建設常任委員長(吉田泰秀君)産業建設常任委員会委員長の吉田でございます。  委員会審査報告をいたします。  令和四年九月第四回宇佐市議会定例会において付託された議案四件について、去る九月十五日に会議室において委員会を開催し、担当部課長の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定したので、その経過及び結果について報告します。  まず、議第三十七号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)ですが、本委員会に係る今回の歳出補正は、地方創生関連としてサテライトオフィスの設置助成に係る経費や、特色を活かしたまちづくり関連としてJR柳ヶ浦駅のにぎわい創出、宇佐市を舞台とした映画の製作支援に係る費用を追加するもののほか、六月から七月に発生した豪雨で被災した農地農業用施設や道路・河川の災害復旧に係る経費などを計上したもので、主なものは、県営事業負担割合の変更に伴う負担金の増額、及び山中部導水路の漏水復旧工事にかかる費用を計上する基幹水利施設保全対策事業に二千七百二十万六千円の増額、令和六年度に行われる国内最大規模の観光キャンペーンである福岡・大分デスティネーションキャンペーンに向け、実行委員会への負担金を計上するとともに、受入れ環境の整備を図る観光戦略総合対策事業に六百十万円の増額、地域の活性化や雇用機会の拡大を図るために、市内にサテライトオフィスやコワーキングスペース等を設置するものに対して助成を行うサテライトオフィス等整備促進事業に一千二百万円の増額、JR柳ヶ浦駅周辺のにぎわいを創出するために、駅、多目的室内へのインフォメーションカウンター等の設置や、ハロウィンイベントの参画を行うJR柳ヶ浦駅にぎわい創出事業に五百九十万三千円の増額、宇佐市と宇佐市を舞台とした御当地映画「MADE IN USA」の撮影等に係る費用を支援するフィルムコミッション事業に五百五十万円の増額、六月から七月の豪雨で被災した農地農業用施設の復旧工事を行う農地農業用施設災害復旧事業に七千八百万円の増額、七月の豪雨で被災した道路・河川施設の復旧工事を行う公共土木施設災害復旧事業七千三百二十万円の増額などとなっている内容について、課別の詳細な説明がありました。  審査の結果、本案の当委員会所管分は必要な補正と認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第三十九号 令和三年度宇佐市水道事業会計決算の認定についてですが、これは、収益的収入及び支出では、収入として営業収益の水道料金や加入負担金、営業外収益などで十億四千二百七十二万三千五百九円、支出として浄水場で水をつくる経費や配水管などの修繕費用、水道料金微収経費などで十億六十七万六千四百二十七円、資本的収支及び支出では、収入として企業債などで二億七百七十一万三千円、支出として建設改良費などで六億三千四十九万千六百七十円、不足額四億二千二百七十七万八千六百七十円は、減債積立金、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填、水道事業損益計算書では、当年度純利益は千三百九十万千百二十一円、工事の施工状況では、配管布設及び布設替工事が四十七件、業務の状況は、給水戸数が一万八千六百十一戸で、給水人口は三万七千九百九十人などと詳細な説明がありました。  審査の結果、本案は異議なく原案どおり認定すべきものと決定しました。  次に、議第四十号 令和三年度宇佐市下水道事業会計決算の認定についてですが、これは、収益的収入及び支出では、収入として下水道料金や地区外からの分担金、営業外収益などで九億八千二百五十二万二千百七十九円、支出として処理場の経費や施設の修繕費用、下水道料金の未収経費などで九億六千九百五十一万九千五百四十八円、資本的収支及び支出では、収入として企業債や国庫支出金で十六億二千九百五十二万三千五百九十円、支出として建設改良費などで、十九億六千九百二十八万六千二百二十七円、不足額三億三千九百七十六万二千六百三十七円は、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填、下水道事業損益計算書では、当年度純利益はマイナスの二千四百十二万八千十一円。これは、下水道事業の歴史が浅く、減価償却費の割合が高いことによるもの、工事の施工状況では、汚水管渠埋設及び布設替工事等八十三件、業務の状況では、水洗化戸数七千四百六十四戸で、水洗化人口一万六千六百四十三人などと詳細な説明がありました。  審査の結果、本案は異議なく原案どおり認定すべきものと決定いたしました。  次に、議第四十二号 宇佐市手数料条例の一部改正についてですが、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正により、現行では、新築、増改築に係る住宅のみが対象だった長期優良住宅認定制度について、優良な既存の一戸建ての住宅及び既存の共同住宅等でも、その構造及び施設が長期使用構造等に該当すると認められるものについては、当該住宅の維持保全計画を作成することで長期優良住宅として認定することが可能になる項目が追加されました。これにより、新たに発生した認定事務に対する手数料を追加するほか、所要の改正を行うものとの説明がありました。  審査の結果、本案は異議なく原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、決算特別委員長 若山雅敏君。
    ◯決算特別委員長(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。先ほど、決算特別委員会において委員長を仰せつかりました、議席番号四番 若山雅敏でございます。  決算特別委員会の審査報告をいたします。  先ほどの本会議で当委員会に付託されました議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認定については、その内容が膨大多岐にわたっており、さらに慎重審査をすべきものとし、継続審査と決定いたしました。よって、閉会中の継続審査の申出をいたします。  以上で報告を終わります。   ~ 日程第八 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第八、これより、委員長報告に対する質疑、討論、採決に入ります。  まず、議第三十七号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)を議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、原案に対して反対討論の通告がありますので、発言を許します。  十四番 今石靖代さん。 ◯十四番(今石靖代さん)十四番 今石靖代です。  議第三十七号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)に対して、日本共産党を代表して、反対の立場で討論いたします。  今回の補正額は五億九千九百二十万円ですが、そのうちの、マイナンバーカードの普及率向上を図る取組予算四千八百四十一万千円に対して、反対いたします。  具体的には、マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限以降に、カードの新規取得者を対象に、一万人に対して二千円のギフトカードを配布する予算二千百二万三千円と、マイナンバー出張申請サポート業務委託費一千四百二十七万七千円、普及対応の会計年度任用職員を四人雇用する五百五十七万円などが計上されています。  これらの事業によって、現在約四〇%の普及率を年度末には一〇〇%に引き上げようとしています。問題だらけのマイナンバーカードの普及をなりふり構わず推し進めれば、新たな混乱と危険を招くと言わざるを得ません。  河野太郎デジタル相は、この二十日、マイナンバーカード取得者にポイントを付与するマイナポイント第二弾について、九月末までの申請期限を十二月末まで延長すると発表しました。政府は二〇二二年度末までに、ほぼ全ての国民のカード取得を目標に掲げていますが、現在の交付率が低いことを受けての方針転換です。河野氏は、来年三月末までには全ての医療機関、薬局で、マイナンバーカードが健康保険証として使えるようになるとの認識を示した上で、民間にマイナンバーカードを使ったサービスをどんどん立ち上げてもらうとも述べました。  マイナポイント第二弾は、国民がマイナンバーカードを取得した場合に五千円分、健康保険証、公金受取口座とひもづけした場合は、それぞれ七千五百円分のポイントを支給するものです。  しかし、同カードによる健康保険証利用のための顔認証つきカードリーダーを実際に運用している医療機関は、九月十一日時点で二八・七%しかなく、医療現場からは、コロナ対応で疲弊する現場を振り回すなとの不満の声や、ポイントが欲しければ国民の個人情報を出せというやり方だとの批判の声が上がっています。  さらに政府・自民党は、多くの国民が危惧をしている全ての預貯金口座や国税、年金とマイナンバーとのひもづけさえしようとしています。  この間の災害では、電源の喪失、情報通信機器の麻痺、サーバーの水没などが発生していますが、これらはデジタル化の最大の弱点です。また、誰一人取り残さないと言いながら、障害者や高齢者など、スマホなどのデジタル機器を使いこなすことが困難な人や、経済的事情でIT機器が利用できなかったり、通信環境を整えられない人への配慮が欠けています。  マイナンバーカードで、地方自治体と国の機関が持つ情報が関連づけられます。重要情報が次々と集積されることによって、利用価値が上がり、企業にとってはビジネスチャンスとなります。  その一方で、個人情報が集まれば集まるほど、攻撃されやすくなり、情報漏えいのリスクは高まります。また、様々な機関がデータにアクセスできるようになればなるほど、流出機会が増加してしまいます。個人情報を一〇〇%守り切るシステムの構築は不可能です。  デジタル化を進めるなら、官民問わず、情報が漏えいした場合の原因解明と責任追及、プライバシー侵害の保障などの諸規定の整備が大前提です。  また、運転免許証とマイナンバーがセットになると、究極的にはその情報が全て警察に握られるシステムになっていきます。日本では、警察が本人の同意なしに個人情報を入手できます。政府が国民の全ての個人情報を握り、警察に無制限に流されれば、国民が恐れる監視社会がつくられてしまいます。  デジタル改革は、国民の大切な個人情報を財界と特定企業のもうけのために活用させ、あの手この手で全ての国民にマイナンバーを押しつけて監視社会をつくることになり、国民の自治権とともに、命と暮らしを破壊する道です。  市がやるべきことは、マイナンバーの普及を急ぐことではなく、市民のプライバシーや個人情報をしっかり守る対策を強化することです。  以上、理由を述べ、反対討論といたします。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第三十七号を表決システムにより採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第三十七号は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタン、反対の方は反対のボタンをお押し願います。  ボタンの押し忘れはございませんか。  (「なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)押し忘れなしと認め、確定いたします。  (表決) ◯議長(衛藤博幸君)賛成多数であります。  よって、議第三十七号は原案のとおり可決されました。  次に、議第三十八号 令和四年度宇佐市介護保険特別会計補正予算(第一号)を議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより議第三十八号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第三十八号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第三十八号は原案のとおり可決されました。  会議の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩します。  開会は十三時といたします。                 休憩 午後零時〇九分               ──────────────                 再開 午後一時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  委員長報告に対する質疑、討論、採決を続行します。  次に、議第三十九号 令和三年度宇佐市水道事業会計決算の認定についてと、議第四十号 令和三年度宇佐市下水道事業会計決算の認定についての二件を一括して議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  議第三十九号と議第四十号の二件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第三十九号と議第四十号の二件を採決いたします。  二件に対する委員長報告は認定すべきものであります。  お諮りいたします。  議第三十九号と議第四十号の二件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第三十九号と議第四十号の二件は原案のとおり認定されました。  次に、議第四十一号 宇佐市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。
     討論を終結いたします。  これより、議第四十一号を採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十一号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十一号は原案のとおり可決されました。  次に、議第四十二号 宇佐市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、原案に対して反対討論の通告がありますので、発言を許します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)三番 日本共産党の赤野道和です。  議第四十二号 宇佐市手数料条例の一部改正について、反対討論を行います。  私が反対する部分は、別表第一の改正についてです。  これまで、マイナンバーカードを持っている人がコンビニの多機能端末機を使って百五十円安くなるのは、住民票の写しと印鑑登録証明手数料のみでした。  それを、今回の改正で、租税公課に関する証明、戸籍の謄抄本、戸籍附票写しも百五十円安くしようというものです。  そもそも、マイナンバーカードは個人情報が漏えいする可能性について危惧されてきました。運転免許証のデジタル化では、二〇二五年三月、マイナンバーカードの一体化が予定されています。  個人情報保護法や公文書管理法が専門の三宅弘弁護士は次のように述べています。  運転免許証とマイナンバーカードがセットになると、究極的にはその情報が全て警察に握られるシステムになっている点が、国民としては、一番不安な点だと思います。政府は幾ら旗を振っても、みんな嫌がりますと述べています。  今朝の大分合同新聞一面にも載っていましたが、国がマイナンバーカードの普及率で交付金の配分率に差をつけるというのもおかしいと思います。まさに、あめとむちの政策で、国の言うとおりにしようとするものです。  次に、宇佐市の財政面から見ても、考えてみたいと思います。  マイナンバーカードを持っていない人が市役所の窓口で租税公課に関する証明を取れば、手数料として三百円納めます。マイナンバーカードを持っている人がコンビニで租税公課に関する証明を取れば、手数料として百五十円納めます。この百五十円のうち、百十七円はコンビニに手数料として払うので、宇佐市に入る手数料は、百五十引く百十七で、三十三円です。まとめると、宇佐市に入る手数料収入は、窓口なら三百円、マイナンバーカードを使ったら三十三円しか入りません。それだけ収入が減るということです。  市民の利便性が高まり、負担が軽減されることに反対するものではありませんが、あくまでも任意の取得であるマイナンバーカードを持っている人のみが優遇され、普及を推奨するというやり方は、行政の公平性の見地からも問題です。  私は、マイナンバーカードに対して拒否感を持つ市民もいる中で、市の財政を使って、国の言いなりのマイナンバーカード普及推進のための手数料減額を広げていくのはおかしいと考えます。地方自治の見地からも、何でも国言いなりでは困ります。地方自治体は、個人情報を守る防波堤となるべきです。  この宇佐市手数料条例の一部改正は、これ、防波堤とは逆のことをしようとするということになります。  以上の理由で強く反対いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)議席番号四番 市民れんごうの若山雅敏です。  賛成の立場で討論に参加させていただきます。  まず、マイナンバーカードは、市民に取得を強制するものではないとの執行部の説明を十分受けました。その中で、希望する方がマイナンバーカードの取得をしている状況であります。  現在、マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニエンスストア等で住民票の写しと印鑑登録証明書の交付を受けることができます。今議会に提案されている宇佐市手数料条例の一部改正については、市民サービスの向上及び対面での交付申請を避けることで、新型コロナウイルス感染防止を図るために、令和五年四月一日より、コンビニ交付サービスを拡大するものであります。  マイナンバー制度は、行政を効率化し公平公正な社会を実現する社会基盤として、全国で導入を促進しております。マイナンバー制度をデジタル社会における社会基盤として利用することにより、行政の効率化、市民の利便性の向上、公平公正な社会を実現するものです。  本市においても、行政手続をオンライン化する等の効率化を図ることで、利用者にとって、より便利な生活になるものと考えます。  今回のコンビニ交付の拡充については、休日や夜間、または、市外、県外でも利用できることから、マイナンバーカードの利便性が大きく向上するもので、既にコンビニ交付をしている住民票の写しと印鑑登録証と同じく、市の窓口での手数料から百五十円を減額することで、市民生活の利便性の向上及び行政事務の効率化、マイナンバーカードの普及促進につながるものと考えます。  希望して取得したマイナンバーカード利用者や、取得しようとする方々等の市民サービスの向上につながるものと確認し、賛成いたします。  以上で賛成討論を終了いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)ほかに討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第四十二号を表決システムにより採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十二号は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタン、反対の方は反対のボタンをお押し願います。  ボタンの押し忘れはございませんか。  (「なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)押し忘れなしと認め、確定いたします。  (表決) ◯議長(衛藤博幸君)賛成多数であります。  よって、議第四十二号は原案のとおり承認されました。  次に、議第四十三号宇佐市ふるさと応援基金条例の一部改正についてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第四十三号を採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十三号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十三号は原案のとおり可決されました。  次に、議第四十四号 権利の放棄についてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第四十四号を採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十四号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十四号は原案のとおり可決されました。  次に、議第四十五号 市有財産の無償貸付けについてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。
     通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第四十五号を採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十五号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十五号は原案のとおり可決されました。  最後に、議第四十六号 工事請負契約の締結についてを議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告はありませんが、討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第四十六号を採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  議第四十六号は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第四十六号は原案のとおり可決されました。   ~ 日程第九 閉会中の継続審査及び調査 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第九、閉会中の継続審査及び調査を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長並びに決算特別委員長から、会議規則第百十一条の規定により、タブレットに掲載のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申出があります。                      令和四年九月二十二日 宇佐市議会  議長 衛 藤 博 幸  様                     議会運営委員会                     委員長 河 野 睦 夫      閉会中の継続審査及び調査の申出について  本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、継続審査及 び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の 規定により申し出ます。                記 事件   一.議会の運営に関する事項について   二.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項につい     て   三.議長の諮問に関する事項について 理由  調査・研究のため                      令和四年九月二十二日 宇佐市議会  議長 衛 藤 博 幸  様                    総務常任委員会                    委員長  川 谷 光 紹      閉会中の継続審査及び調査の申出について  本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、継続審査及 び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の 規定により申し出ます。                記 事件   一.市政の総合企画について   二.行政機構の改善について   三.予算及び出納について   四.市税の賦課徴収について   五.市有財産の管理及び取得並びに処分について   六.職員の定数及び勤務条件について   七.消防、防災について   八.自治振興について   九.市政の広報公聴及び統計について   十.人権啓発について  十一.情報公開について  十二.地域情報化の推進について  十三.交通安全対策について  十四.清掃行政、公害対策及びリサイクルについて  十五.葬斎場について  十六.まちづくり、地域コミュニティに関することについて 理由  調査・研究のため                      令和四年九月二十二日
    宇佐市議会  議長  衛 藤 博 幸  様                     文教福祉常任委員会                     委員長 河 野 健治朗      閉会中の継続審査及び調査の申し出について  本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、継続審査及 び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の 規定により申し出ます。                記 事件   一.社会福祉、児童福祉、母子父子及び寡婦福祉、高齢者福祉、     災害援護について   二.介護保険について   三.国民健康保険について   四.保健及び予防衛生について   五.文化財保護等について   六.給食センターについて   七.小中学校、幼稚園、保育園の施設管理及び整備について   八.教育財産について   九.社会教育について   十.図書館について  十一.国民年金について  十二.議第四十八号 令和三年度宇佐市国民健康保険特別会計歳入     歳出決算の認定について  十三.議第四十九号 令和三年度宇佐市介護保険特別会計歳入歳出     決算の認定について  十四.議第 五十号 令和三年度宇佐市後期高齢者医療特別会計歳     入歳出決算の認定について 理由  調査・研究のため                      令和四年九月二十二日 宇佐市議会  議長  衛 藤 博 幸  様                     産業業建設常任委員会                     委員長 吉 田 泰 秀      閉会中の継続審査及び調査の申し出について  本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、継続審査及 び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の 規定により申し出ます。                記 事件   一.農林水産業及び園芸畜産の振興対策について   二.商工業の振興対策について   三.観光施設の整備及び観光客の導入について   四.文化行政及び国際交流について   五.スポーツ振興について   六.農道、林道の整備について   七.農地及び漁港の災害復旧について   八.水産加工業の振興について   九.祭り・行事等について   十.都市計画事業及び公園の整備管理について  十一.道路、橋りょうの新設及び維持管理について  十二.河川、港湾の整備及び維持管理について  十三.公営住宅の建設及び維持管理について  十四.建築指導審査及び施設整備に関することについて  十五.下水道について  十六.上水道及び簡易水道について  十七.道路、橋りょう、河川及び海岸の災害復旧について 理由  調査・研究のため                      令和四年九月二十二日 宇佐市議会  議長  衛 藤 博 幸  様                     決算特別委員会                     委員長 若 山 雅 敏      閉会中の継続審査及び調査の申し出について  本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、継続審査及 び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の 規定により申し出ます。                記 事件   一.議第四十七号 令和三年度宇佐市一般会計歳入歳出決算の認     定について 理由  調査・研究のため
    ◯議長(衛藤博幸君)お諮りいたします。  各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定しました。   ~ 日程第十 意見書案の上程(意見書案第五号) ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第十、意見書案第五号 地方財政の充実・強化に関する意見書を議題といたします。  本意見書案タブレットに掲載しておりますので、朗読を省略いたします。 地方財政の充実・強化に関する意見書  いま、地方公共団体には、医療・介護など、社会保障制度への対応、 子育て支援策の充実、地域交通の維持・確保など、複雑化した多くの 行政需要への対応が求められている。しかし、現実に公的サービスを 担う人材不足は深刻化しており、疲弊する職場実態にある中、新型コ ロナウイルス感染症対策や近年多発している大規模災害、そのための 防災・減災事業の実施など、緊急な対応を要する課題にも直面してい る。  こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる「骨太方針二〇 二一」で、二〇二四年度まで、二〇二一年度の地方財政計画の水準を 下回らないよう、同水準を確保するとしている。しかし、新型コロナ ウイルス対策をはじめ、複雑・多様化する地方の財政需要に対応する ためには、更なる地方財政の充実・強化が求められている。  よって、国会及び政府におかれては、二〇二三年度の政府予算と地 方財政の検討に当たり、コロナ禍による行政需要なども考慮して、歳 入・歳出を的確に見積もり、健全な地方財政の確立に向けて、次の措 置を講じるよう強く求める。                記  一.社会保障、感染症対策、防災、脱炭素化対策、地域交通対策、    人口減少対策、デジタル化対策など、増大する地方公共団体の    財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確    保を図ること。  二.新型コロナウイルス対策に伴うワクチン接種体制の確保、感染    症対応業務のみに限定しない、より全体的な保健所の体制・機    能の強化に加え、低迷する地域経済の活性化対策まで踏まえた    十分な財源措置を図ること。  三.子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自    立支援など、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保す    るための社会保障予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこ    と。  四.デジタル・ガバメント化における自治体業務システムの標準化    に向け、地域デジタル社会推進費に相当する財源を確保するな    ど、十分な財源を保障すること。また、デジタル化が定着して    いく過渡期において生じる行政需要についても、人材・財源を    含めて対応すること。  五.「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている一兆    円について、引き続き同規模の財源確保を図ること。  六.会計年度任用職員制度における当該職員の処遇改善に向けて、    引き続き所要額の調査を行うなどして、その財源確保を図るこ    と。  七.特別交付税の配分に当たり、諸手当等の支給水準を理由とした    特別交付税の減額措置を行わないこと。  八.森林環境譲与税の譲与基準については、地方公共団体と協議を    行い、林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直    すこと。  九.地域間の財源偏在性の是正にむけては、偏在性の小さい所得税    等を対象に国税から地方税への税源移譲を行うなど、抜本的な    改善を行うこと。また、各種税制の廃止、減税を検討する際に    は、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替財源の    確保をはじめ、財政運営に支障が生じることがないよう対応を    図ること。  十.地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、市町    村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した段    階補正の強化などの対策を講じること。 十一.依然として前年度を超える財源不足があることから、地方交付    税の法定率を引き上げ、臨時財政対策債に頼らない地方財政の    確立に取り組むこと。  以上、地方自治法第九十九条の規定に基づき、意見書を提出する。 令和四年九月二十二日 大分県宇佐市議会 衆議院議長     細 田 博 之 様 参議院議長     尾 辻 秀 久 様 内閣総理大臣    岸 田 文 雄 様 財務大臣      鈴 木 俊 一 様 総務大臣      寺 田   稔 様 厚生労働大臣    加 藤 勝 信 様 内閣府特命担当大臣(地方創生)   岡 田 直 樹 様 内閣府特命担当大臣(経済財政政策) 山 際 大志郎 様 ◯議長(衛藤博幸君)提出者の説明を求めます。  総務常任委員長 川谷光紹君。 ◯総務常任委員長(川谷光紹君)総務常任委員長 川谷光紹です。  意見書案第五号 地方財政の充実・強化に関する意見書についての件ですが、今、地方公共団体には、医療、介護など社会保障制度への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持、確保など、複雑化した多くの行政需要への対応が求められています。  しかし、現実に、公的サービスを担う人材不足は深刻化しており、疲弊する職場実態にある中、新型コロナウイルス感染症対策や、近年多発している大規模災害、そのための防災・減災事業の実施など、緊急な対応を要する課題にも直面しています。  こうした地方の財源対応について、政府は、いわゆる骨太方針二〇二一で、二〇二四年度まで、二〇二一年度の地方財政計画の水準を下回らないよう、同水準の確保をするとしています。  しかし、新型コロナウイルス対策をはじめ、複雑、多様化する地方の財政需要に対応するためには、さらなる地方財政の充実・強化が求められています。  よって、国会及び政府におかれましては、二〇二三年度の政府予算と地方財政の検討に当たり、コロナ禍による行政需要なども考慮して歳入歳出を的確に見積り、健全な地方財政の確立に向け措置を講じるよう、十一項目について強く求めるものです。  なお、提出先は参議院議長、衆議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、地方創生内閣府特命担当大臣、経済財政政策内閣府特命担当大臣であります。  御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)これより本案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。
     (「質疑なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)質疑なしと認めます。  本案に対する質疑を終結いたします。  本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  (「討論なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、意見書案第五号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、意見書案第五号は原案のとおり可決されました。  以上をもちまして、今期定例会に提出されました議案等の審議を全て終了いたしましたので、令和四年九月第四回宇佐市議会定例会を閉じ、閉会いたします。  大変御苦労でございました。                      閉会 午後一時二〇分 ○右、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。   令和四年九月二十二日          宇佐市議会議長   衛 藤 博 幸          署 名 議 員   吉 田 泰 秀          署 名 議 員   赤 野 道 和 宇佐市議会...