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09月01日-01号

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  1. 臼杵市議会 2020-09-01
    09月01日-01号


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    令和 2年  9月 定例会---------------------------------------令和2年臼杵市議会9月定例会会議録(第1号)---------------------------------------  令和2年9月1日   -----------------------------------    令和2年9月1日(火曜日)午前10時開会(開議)   ----------------------------------- 1.議事日程第1号  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 諸般の報告(市長の行政報告)  第4 報告第6号から報告第7号 報告  第5 第74号議案から第85号議案 一括上程説明   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 諸般の報告(市長の行政報告)  日程第4 報告第6号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定について       報告第7号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定について       報告  日程第5 第74号議案 臼杵市行政不服審査会条例の制定について       第75号議案 臼杵市行政財産使用料条例の一部改正について       第76号議案 臼杵市野津市民交流センター条例の制定について       第77号議案 臼杵市督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部改正について       第78号議案 字の区域の変更について       第79号議案 訴訟上の和解について       第80号議案 物品購入契約の締結について       第81号議案 令和元年度臼杵水道事業会計歳入歳出決算の認定について       第82号議案 令和2年度臼杵一般会計補正予算(第7号)       第83号議案 令和2年度臼杵下水道事業会計補正予算(第1号)       第84号議案 令和2年度臼杵介護保険特別会計補正予算(第1号)       第85号議案 令和2年度臼杵後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)       一括上程説明   -----------------------------------   出席議員(18名)       1番  河野 巧          2番  川辺 隆       3番  匹田久美子         4番  内藤康弘       5番  伊藤 淳          6番  梅田徳男       7番  広田精治          8番  戸匹映二       9番  奥田富美子        10番  若林純一      11番  長田徳行         12番  久藤朝則      13番  大塚州章         14番  大嶋 薫      15番  武生博明         16番  吉岡 勲      17番  牧 宣雄         18番  匹田 郁   -----------------------------------   欠席議員(なし)   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          東 弘樹   次長          後藤秀隆   副主幹         高橋悠樹   主査          清水 香   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘   教育長         安東雅幸   教育次長教育総務課長 甲斐 尊                      政策監(民生担当)   政策監(総務・企画担当)加島和弘               小坂幸雄                      兼部落差別解消推進人権啓発課長   政策監(福祉保健担当)               杉野 等   消防長         平川幸司   兼保険健康課長   政策監(産業担当)               佐藤一彦   兼産業促進課長   -----------------------------------          午前10時00分 開会 ◎事務局長(東弘樹君) ただいまの出席議員は18名であります。 ○議長(匹田郁君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより令和2年臼杵市議会9月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。   ----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(匹田郁君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第88条の規定により、  大塚議員  大嶋議員 以上2名を指名いたします。   ----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(匹田郁君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、会期日程表のとおり、本日から9月24日までの24日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から9月24日までの24日間と決定いたしました。   ----------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(匹田郁君) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長より行政報告の申出がありますので、これを許可します。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) おはようございます。 9月定例市議会の開会にあたりまして、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますことに感謝申し上げます。 さきの6月定例会以降、現在までの市政運営事項についてご報告申し上げます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症に関する取組状況についてご報告いたします。 政府による緊急事態宣言が全国で解除となった5月25日以降、一部地域で突発的な新規感染患者が確認されてはいたものの、大分県においては4月22日から90日を越えて感染者は確認されず、小康状態を保っておりました。 しかしながら、全国的な経済活動の再開に伴い、7月に入ってから都市部を中心に第2波とも呼べる感染拡大が現実化し、大分県においても7月28日に再び新規感染者が確認され、その後も感染者の増加が続いています。 このような中、本市では、引き続きマスク着用や手洗い・うがいの徹底、密閉・密集・密接の3密を避けるなどの、いわゆる「新しい生活様式」の実践と定着に向けての広報活動感染拡大防止対策を継続してまいりました。 利用の停止や制限が続いておりました市営体育施設につきましては、感染症対策に係る管理者・利用者の遵守事項を明確にした「体育施設ガイドライン」を新たに設け、感染拡大防止対策を徹底した上で、7月1日までに改修中の諏訪山体育館を除いた全ての体育施設の利用を再開しています。 市民や観光客など不特定多数の方へ商品、サービス等を直接提供する事業所に対する感染防止対策につきましては、市独自による、感染予防対策に係る設備等の購入・設置に係る費用を支援する「感染予防対策推進事業補助金」を創設しました。そのほか飲食店等に対しましては、臼杵市観光情報協会が中心となり「うすき版 新型コロナウイルス感染症防止対策マニュアル」を作成し、6月中に市内全店舗に配布しました。あわせて、臼杵市独自の感染防止対策チェックリストを作成し、23あるチェック項目全てをクリアする店舗を「臼杵ほっと飲食店」として登録し、専用ステッカーを掲示することで、市内外のお客様に安心して利用いただける環境づくりを進めています。なお、「臼杵ほっと飲食店」については、これまでに15店舗に登録いただいています。 また、各種イベントに関しましては、臼杵を代表する夏の風物詩である臼杵祇園まつりや、各地区の盆踊り等の催しが見送られましたが、8月29日に開催した「国宝臼杵石仏火まつり」については、開催規模を縮小し、一般客への開放は行わず、法要をインターネットによりリアルタイムで配信するなど、実施方法を工夫して開催したところであります。 これら感染拡大防止の取組をはじめ、市民皆様のご理解とご協力、節度ある行動のおかげをもちまして、第2波の拡大が懸念される最中ではありますが、3月23日以降、本市での新規感染者は確認されておりません。改めて、市民皆様に感謝申し上げます。 これら取組と併せて、コロナ禍で冷え込んだ市内経済の回復に向け、様々な支援施策にも引き続き取り組んでまいりました。 その中心となったのが、臼杵商工会議所と野津町商工会が発行した「飲食プレミアム商品券」と「地域消費喚起プレミアム商品券」の2つの商品券であります。 飲食プレミアム商品券については、市内での飲食に対する需要喚起と下支えを目的に、プレミアム率30%の商品券を1億3,000万円分発行しました。 7月1日より、臼杵地域9か所、野津地域4か所の市内郵便局で販売を開始し、最初の日曜日には臼杵庁舎、野津町商工会でも販売いたしました。臼杵地域分は7月28日に完売し、野津地域分は8月28日現在でおよそ55%の販売状況となっています。 地域消費喚起プレミアム商品券につきましては、市内小売業等需要喚起を目的に、プレミアム率25%の商品券を5億円分発行したもので、規模、プレミアム率とも過去最大であります。 夏季商戦も見据え、7月15日より販売を開始し、飲食プレミアム商品券同様、市内各郵便局で販売しました。販売は好調で、野津地域分は7月19日に、臼杵地域分は7月21日にそれぞれ完売しました。 商品券の使用期限は、飲食プレミアム商品券が本年12月31日、地域消費喚起プレミアム商品券が令和3年1月14日までですが、商品券の換金は8月28日現在、50%を超え、順調に推移しており、市内の消費拡大につながり、効果も上げているものと考えております。 その他の取組として、学校の臨時休校や保育園の登園自粛などの影響を受ける中、頑張っている子育て世帯の応援と地元商店街等の活性化を目的に、中学生までの子供1人につき1万円のお買物券を交付する「子育て世帯応援買物券交付事業」を6月15日より開始し、当初1か月予定していた交付期間を延長し、7月末日まで引換受付を実施いたしました。 対象世帯2,210世帯のうち、実際に交付した世帯は2,199世帯で、交付率は99.5%。お子さん3,902名分の買物券を交付しました。 辞退や既に転出されていた世帯を除き、実質交付に至らなかった世帯は6世帯でありました。交付を受けた世帯からは「子供1人に1万円は助かる」「外食にも使えてよかった」等の声をいただき、子育て支援とともに、市内消費の拡大にも寄与するものと考えております。 また、コロナウイルス感染症の影響により、閉じ籠もりがちの高齢者の外出支援外出自粛により利用が減少した公共交通機関の支援を目的に、75歳以上の後期高齢者を対象に、バス・タクシー等公共交通の乗車券を交付する「後期高齢者外出応援事業」について、6月15日から1か月間、申請受付を実施したところです。 対象者数8,199名のうち、67.1%となる5,499名から申請があり、乗車券の割合としては、タクシー乗車券が90.9%、バスの乗車券が6.6%、コミュニティバス乗車券が2.5%と、およそ9割の方がタクシー乗車券を選択されています。 使用期間は本年12月末日ですので、乗車券を利用し、高齢者の皆様の有意義な外出につなげていただきたいと思っております。 全国1人当たり10万円を支給する「特別定額給付金」につきましては、8月11日に本市の申請受付の終了日を迎えました。最終的な給付実績は、対象世帯1万7,227件のうち、給付世帯は1万7,168件の99.7%、対象人数では、3,851人のうち、給付人数は3万7,983人の99.8%でありました。 5月11日に申請書を発送し、最初の1か月で9割を超える世帯への給付を完了し、その後も未申請世帯へ個別に連絡を取るなど、申請漏れが発生しないよう丁寧な対応を続けた結果、迅速な給付と高い給付実績につながったものと考えています。 また、これら取組と併せて、大幅な売上減少が続く小規模事業者等に対し、国が実施している家賃支援給付金の対象とならない自己所有事業所光熱水費を支援するとともに、事業収入が大きく減少している漁業者に対しましても、漁船に使用する燃油を支給する事業等を実施しています。 以上、新型コロナウイルスに関する対策についてご報告しますが、本感染症については収束の見通しが立たず、今なお予断を許さない状況が続いております。この状況は当分の間続くことが想定され、本9月定例会においても追加予算を計上し、引き続き対策を講じたいと考えております。今後も、コロナ禍における新しい生活様式の実践と定着を図りながら、感染拡大防止市内経済の回復に取り組んでまいります。 次に、7月23日より、臼杵市観光交流プラザ黒島リーフデ資料館において「三浦按針展 ~すべては臼杵からはじまった~」を開催しております。 本年は、オランダ商船リーフデ号」が佐志生沖に到着して420年に、また三浦按針ことウィリアム・アダムスの没後400年の節目の年となります。これを記念して、徳川家康の外交顧問として活躍したイギリス人三浦按針の生涯や功績を紹介するパネル展を開催したところです。 オランダのロッテルダムを出港して、日本に最初に到着した場所が臼杵であったことや、リーフデ号の生存者24名を臼杵の人々が手厚く看病したことなど、臼杵と按針の関わりについても詳しく紹介しています。 また、按針ゆかりの地である静岡県伊東市、神奈川県横須賀市、長崎県平戸市及び臼杵市の4都市連携組織であります「ANJINプロジェクト連絡協議会」により取組を進めています、NHK大河ドラマ化に向けた署名活動についても、本パネル展と同時に実施しております。 本来であれば、この記念すべき年をきっかけに、さらに4都市間の交流促進イベント等を積極的に進める予定でありましたが、コロナ禍における現在はそれが難しい状況です。しかしながら、引き続き周知活動署名活動を継続することでアフターコロナを見据えた観光振興につなげられるものと考えており、今後も取組を続けてまいります。 なお、展示は来年3月末日まで開催する予定です。 次に、7月27日、「臼杵市人材育成市民連携会議」により、大分県教育長に対し、臼杵市の人材育成への理解と配慮を求める要望書を提出しました。 臼杵市人材育成市民連携会議は、市内の各種団体の代表者の方々に委員として参画いただき、人材育成の在り方や市内高等学校教育環境向上等に向けた取組を実施しており、毎年、県教育長への要望活動を実施しております。 今回の要望では、「臼杵高校募集定員を5学級200人の確保」や「臼杵高等学校教育内容充実と教員配置」「海洋科学高校の学科新設など募集定員1学年2学級の確保」のほか、「コロナ対策として市費により市内に通う高校生の通学バスを増便運行した費用の負担」等について要望いたしました。 これらの要望に対し、大分県教育長からは、「臼杵市全体で生徒数が減少している中で、臼杵高校は1クラス定数40名を35名にしてクラス・教員数を確保している。今後もしっかり対応できるようにしたい」、また「海洋科学高校については、入学希望者が増えれば学級数を増やす検討をしたい」「通学バスについては、他市においても同じ状況で大変苦慮している。分散登校など、どのような対策を取れるか検討したい」との回答をいただきました。 引き続き、本連携会議において委員から広く意見を聴き、臼杵市に根差した人材育成について検討するとともに、必要な取組を実施してまいります。 次に、8月19日、大分県と臼杵市共同による「都市計画に関するマスタープラン地元説明会」を開催しました。 都市計画マスタープランは、「都市計画法」に基づき、おおむね20年先を見通してつくるまちづくりの「基本的な方針」であり、現在の「臼杵市都市計画マスタープラン」は、平成20年に策定し、およそ10年が経過しています。 平成30年度から市民検討会を設置し協議を続けてきたほか、市民やこれからの将来を担う中学生を対象としたアンケート等を実施し、これまで「臼杵市都市計画マスタープラン(改定版)」の策定を進めてまいりました。このたび、計画の素案がまとまったことから、大分県が策定する「臼杵都市計画区域マスタープラン」の改訂と併せて、説明会を開催したものです。 都市づくりの形態が「拡散型」から「集約型」へ、さらにそれが「コンパクト・プラス・ネットワーク」へと変化する中、特色に合わせて臼杵市を大きく4つに分けた地域ごとまちづくりの方針等について説明しました。 参加いただいた市民からは、「他市同様の画一的な都市計画とならないよう、臼杵の地域特性を生かした計画となることを望む」など、20年先の臼杵のまちづくりに向けた熱心なご意見をいただいたところです。 今後は、素案に対するパブリックコメント等を実施し、さらに市民意見を求める予定としており、市民が「いつまでも暮らしたい」と思える都市の創造を目指し、本年度中の成案策定に向け取り組むとともに、立地適正化計画の策定にも着手してまいります。 最後に、「臼杵市ふるさと納税オンラインイベント」についてご報告いたします。 本市では、ふるさと納税をしていただいた寄附者へのお礼の気持ちと併せて、さらに臼杵のファンになっていただきたいと思いを込めて、例年、東京などの都市圏を中心に、寄附者との交流イベントを開催しています。 しかしながら、本年は新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで同様のイベント開催が難しくなったことから、このたび新たな試みとして、ウェブ会議ツールを利用したオンラインイベントを開催したもので、全国的にも珍しい先進的な取組となりました。 参加対象者は、これまでの寄附者のうち、本市のメールマガジン会員に登録いただいた方及び本年度に入って1回以上寄附をいただいた方およそ4,500人で、ご案内の結果、109名の方から申込みがあり、抽せんにより39名に参加いただきました。 8月1日と2日及び8日の3日間にわたり行った本イベントでは、私自身も参加し、臼杵市の紹介やふるさと納税使い道実績の紹介をはじめ、事前に参加者宛てに送付していた試食品やワークショップ用体験キットを利用した返礼品提供事業者との交流を通じ、さらに臼杵市への理解を深めるイベントとすることができました。 事業者からは直接「思い」や「こだわり」を伝えられたこと、また文字や動画配信のような一方通行のものではなく、参加者と事業者がコミュニケーションを取る機会を提供できたことで、臼杵市の特産品に対する理解がより深まり、結果として市内事業者ファン獲得にもつながったものと考えています。 また、町なかや事業者の店舗から中継を挟んだことで、より臨場感のあるものとなり、参加者からは「自宅という空間にいながら、実際にその場にいるかのような感覚になり、非日常を感じられた」「臼杵に行きたい気持ちが高まった」との声をいただくことができました。 コロナ禍における自粛ムードが広がる中、自宅にいながら外部とつながることのできる今回のイベントは、今後の新たな可能性を秘めた取組であると感じています。リアルイベントに比べ、1回の対象者は限られるものの、それゆえに中身の濃い時間を共有でき、ファン及びリピーターの獲得につながることも期待できることから、ふるさと納税に限らず、観光や飲食業など様々な分野での活用も期待できます。 閉塞感が高まる今だからこそできる“何か”を意識的に、常に新たなことにチャレンジしながら攻める姿勢を大切にすることで、今後もふるさと納税の促進をはじめ、市内産業の発展に取り組んでまいります。 以上、6月定例会以降の市政関連事項につきまして、報告を終わります。 1か所、訂正させていただきます。 特別定額給付金についてのところですが、給付世帯は1万7,168件の99.7%、対象人数は3万8,051人というところを、私が3,851人と発言したということでありますので、訂正しておわびさせていただきます。 以上です。 ○議長(匹田郁君) 以上で諸般の報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第4 報告第6号から報告第7号 報告 ○議長(匹田郁君) 日程第4、報告第6号及び報告第7号についての報告を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま報告を求められました報告第6号及び報告第7号につきましてご説明申し上げます。 まず、報告第6号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定につきましてご説明申し上げます。 この報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、令和元年度決算による健全化判断比率を、監査委員の意見を付して報告するものであります。 まず、実質赤字比率は、標準財政規模に対する実質収支の割合により赤字の規模を判断する指標ですが、一般会計のみであります普通会計では黒字決算となったため、実質赤字比率の算出はありません。 また、全ての特別会計が黒字であったため、連結実質赤字比率についても算出はありません。 次に、実質公債費比率については、国が定めた早期健全化が必要となる基準、この25%ですが、本市の数値は8.9%となっており、平成30年度数値と比較して1.1ポイント改善しております。改善された主な要因としては、中期財政計画に基づき地方債元利償還金が減少したことや普通交付税に算入される公債費が増加したことが主な理由であります。 次に、将来負担比率については、早期健全化が必要となる基準は350%ですが、本市の数値はマイナス0.9%となっており、平成30年度数値と比較して0.4ポイント改善しております。改善された主な要因は、公営企業地方債残高の減少、また普通交付税に算入される公債費の増加などによるものです。 以上、いずれの指標も国が定めた早期健全化が必要となる基準には達しておらず、負債管理は適正な状態にあると考えております。 次に、報告第7号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定につきましてご説明申し上げます。 先ほどの報告第6号と同様に、財政健全化法に基づき報告させていただく指標で、特別会計のうち、水道や下水道などのいわゆる公営企業について、資金の不足が事業規模に対してどの程度あるかを示すものとなっております。 本市では、全ての公営企業において資金不足が生じておりませんので、資金不足比率の算出はありません。 なお、本日、本会議終了後に開催されます全員協議会において、改めて健全化判断比率並びに資金不足比率についてご説明させていただきます。 以上で説明を終わります。 ○議長(匹田郁君) 以上で報告第6号及び報告第7号についての報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第5 第74号議案から第85号議案 一括上程、説明 ○議長(匹田郁君) 日程第5、第74号議案から第85号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第74号議案から第85号議案までにつきましてご説明申し上げます。 まず、第74号議案 臼杵市行政不服審査会条例の制定につきましては、現在、各種行政処分に関する審査請求において、条例により臼杵市情報公開審査会が担任しているものを、新たに行政不服審査会を設置し担任させるとともに、関係する条例の規定を整備するものであります。これは、今後、情報公開に関する諮問よりも、審査請求に関する諮問の機会が増えることが予想され、また会議の性質上、諮問する案件ごとに適任者を委員に選任することが適切であることから整備するものであります。 次の第75号議案 臼杵市行政財産使用料条例の一部改正につきましては、現在、行政財産の目的外使用に係る使用料についての定めは、臼杵市庁舎等使用条例と臼杵市行政財産使用料条例の2つに分かれておりますが、立地等が同じような条件の行政財産であっても、2つの条例ごとに算定した使用料の額に乖離が生じる運用上の課題等があることから、今回、臼杵市庁舎等使用料条例を廃止の上、臼杵市行政財産使用料条例へ統合し、臼杵市における行政財産の使用料の算定における一般原則を整備しようとするものであります。 次の第76号議案 臼杵市野津市民交流センター条例の制定につきましては、臼杵市役所野津庁舎と併設して建設中の臼杵市野津市民交流センターが間もなく完成することから、公の施設として設置するものであります。なお、本施設が市民にとって親しみやすいよう、愛称を募集し、現在選定を行っているところであります。 次の第77号議案 臼杵市督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部改正につきましては、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、地方税等の延滞金の割合の特例についての規定において、これまで「特例基準割合」と呼称されていた用語が「延滞金特例基準割合」に改称されたほか、所要の改正がなされたため、同様の規定を置く条例5件について、一括して整備するものであります。 次の第78号議案 字の区域の変更につきましては、臼杵市久保第三土地区画整理事業の施行に伴い、字の境界付近に属している土地の登記にあたり、区画整理後の区画割に基づいた字・地番へと整理する必要があるため、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次の第79号議案 訴訟上の和解につきましては、令和元年12月定例市議会での承認を受け、同年12月27日付で訴えを提起した、第33回国民文化祭分野別事業「フラメンコフェスティバル in USUQUI」に係る負担金等返還請求事件について、被告側から裁判所へ和解希望の答弁書の提出があり、裁判所の提案により和解に向けて協議をしてきたところでありますが、去る6月26日に第1回口頭弁論が開催され、被告が訴状の内容や法廷で示された和解案を即刻認め、これにより裁判所から正式な和解勧告がなされましたので、議会の同意を得て、和解しようとするものであります。 次の第80号議案 物品購入契約の締結につきましては、GIGAスクール構想の実現に向けて、市内の小・中学校の児童・生徒1人に対して1台の情報機器を購入する等の契約を締結しようとするものであります。大分県の共同調達方式による一般競争入札の結果、株式会社オーイーシーが落札し、7月22日に1億3,230万7,230円で仮契約を締結いたしましたので、この契約を本契約とするため、議会の議決を求めるものであります。 次に第81号議案 令和元年度臼杵水道事業会計歳入歳出決算の認定につきましてご説明申し上げます。 令和元年度の水道事業会計の決算は、収益的収支において3,960万9,465円が当年度純利益となりましたが、前年度の繰越利益剰余金7億3,915万7,544円を足した7億7,876万7,009円が当年度未処分利益剰余金となっております。 また、資本的収支につきましては、建設改良費及び企業債償還金が主な支出で、収支不足額2億6,494万3,407円につきましては、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税調整額で補填をいたしました。 令和元年度中の主な建設改良工事といたしましては、株ノ木・戸屋平地区における上水道区域拡張事業配水管布設工事のほか、祇園洲柳原線道路改良に伴う配水管移設工事、県道大泊浜徳浦線深江地区における道路改良に伴う配水管移設工事等を行いました。 以上が水道事業会計の決算の概要であります。 今後の経営につきましては、公営企業の原則であります公共性、経済性を基本に、今後も経営の効率化に努めるとともに、水道水の安定供給に努めてまいります。 次に、第82号議案 令和2年度臼杵一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 本議案につきましては、国の第2次補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充及び無線システム普及支援事業費補助金等を財源とし、感染防止対策や民間事業者の継続支援、伝送路整備等に要する経費を中心に計上しております。 まず、歳出のうち、新型コロナウイルス感染症対策に対応する主なものといたしましては、総務費では、新しい生活様式の導入を推進するため、市内中小規模事業者へのキャッシュレス決済の普及促進、それに係る経費を計上しております。また、高度無線環境の整備に係る伝送路整備事業費を計上しております。 次に、民生費では、新型コロナウイルス感染症防止対策として、市内の認定こども園などの児童福祉施設において、感染防止の観点から、マスク、消毒液、空気清浄機などの購入に対する補助金を計上しております。また、国の緊急包括支援交付金の対象とならない市内児童福祉施設等に勤務されている従事者に対する支援金を計上しております。 農林水産業費では、新型コロナウイルス感染症の影響により木材価格が下落していることから、林業事業体の仕事量の確保、木材の生産調整を進めるための補助金を計上しております。また、水産業では、魚価安定のため、臼杵の地魚とほんまもん農産物を使用した新メニュー開発及び新メニューを市内飲食店で提供する「ほんまもんフェア」を開催する経費を計上しております。 次に、商工費では、企業等が取り組む多様な働き方を本市で促進するため、リモートワークを推進し、サテライトオフィスの開設に伴う費用を助成する新たな補助金を計上しております。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、市内観光産業が大きな影響を受けていることから、新しい生活様式が求められる時代、すなわちウィズコロナにおける観光需要対策を図るための費用を計上しております。 次に、消防費では、新型コロナウイルス感染症が拡大する現下において、災害が発生し、避難所を開設する場合には、避難所の3密(密閉・密集・密接)の回避や、衛生対策を徹底するための様々な物資が必要となるため、感染防止に必要な物資等を備蓄するための経費を計上しております。 次に、教育費では、新型コロナウイルス感染症の影響により、夏季休業短縮に伴い、例年は費用負担のない8月に実施している学校給食に対し、保護者負担の軽減を図るため、8月分の学校給食の食材に係る経費の助成を行うための支援金を計上しています。 これら新型コロナウイルス感染症対策関係経費といたしましては、補正予算額として3億7,251万6,000円を計上しております。 次に、新型コロナウイルス感染症対応以外の主な歳出につきましては、総務費では、防災力の充実強化のため、旧商業高校敷地内に防災資機材備蓄施設の整備を図るため、老朽化した耐震性のない旧商業高校体育館を解体する経費を計上しております。また、ふるさとづくり事業では、ふるさと納税寄附額の増加に伴う返礼品に係る経費を計上しております。その他といたしましては、地方自治法の規定に基づき、令和元年度決算に係る実質収支の2分の1を積み立てる財政調整基金への積立金などを計上しております。 次に、農林水産業費では、新規就農者の負担軽減対策として、労働力確保等に要する費用を助成するため、新たな補助金を計上しております。 次に、商工費では、産業振興及び雇用機会の拡大を図り、市の経済の発展につながる企業立地促進助成金を計上しております。 次に、土木費では、東九州自動車道4車線化工事の早期着工・早期完成に向け、本市で確保する必要のある残土処分場設置に係る実施設計に要する経費を計上しております。 以上、今回の補正に要する財源といたしましては、国の第2次補正予算に連動した国庫支出金、県支出金、繰越金、市債などを計上いたしました。 この結果、補正予算総額は8億9,651万6,000円となり、令和2年度一般会計予算総額は276億9,310万6,000円となりました。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、対応が長期化することを念頭に入れ、引き続き市民生活と市内経済の影響に目を配り、全力を挙げて迅速果断に対応してまいります。 つきましては、度重ねてになりますが、今後も状況に応じ緊急に補正予算を組むことや専決処分をする場合があることについて、議員皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 次の第83号議案から第85号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程されました諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で提案者の説明を終わります。 これをもって、本日の日程は全て終了しました。 本日は以上で散会いたします。          午前10時41分 散会   -----------------------------------...