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  1. 大分市議会 2022-06-22
    令和 4年経済環境常任委員会( 6月22日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年経済環境常任委員会( 6月22日)                 経済環境常任委員会記録 1.開催日時    令和4年6月22日(水)午前9時59分開議~午前10時48分散会 2.場所    第5委員会室 3.出席委員   委員長  泥谷  郁   副委員長  仲家 孝治   委 員  倉掛 賢裕   委  員  仲道 俊寿   委 員  阿部剛四郎   委  員  髙野 博幸   委 員  堤  英貴   委  員  国宗  浩   欠席委員    な し 4.説明員   (商工労働観光部
       三好商工労働観光部長中園商工労働観光部次長、    正池商工労働観光部次長商工労政課長、    吉野商工労働観光部次長創業経営支援課長安達観光課長、    首藤おおいた魅力発信局長幸重観光課政策監、    板井観光課参事高崎山管理センター所長高崎商工労政課参事、    後創業経営支援課参事、明石おおいた魅力発信局参事、    伊達おおいた魅力発信局参事 5.事務局出席者    書記 藤澤 孝洋 6.審査案件等   (商工労働観光部)   【請願】    新たに提出されたもの    令和4年請願第3号 2022年度大分最低賃金改正等に関する意見書提出方につ              いて                     〔採択〕   【予算議案】    議第46号 令和4年度大分一般会計補正予算(第2号)       〔承認〕         第1条 歳入歳出予算補正             歳出 第7款 商工費                第11款 災害復旧費のうち観光施設災害復旧費         第3条 債務負担行為補正 第3表中         1追加 ・経営安定化資金緊急支援融資枠貸付金利子補給金              (令和4年度融資申込分)   【報告議案】    報第2号 専決処分した事件の承認について             〔承認〕         (令和3年度大分一般会計補正予算(第8号))         第1条 歳入歳出予算補正             歳出 第7款 商工費         第2条 繰越明許費補正 第2表中         1追加    第7款 商工費   【報告事項】    ①新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰等に係る支援策について    ②大分中心市街地活性化基本計画について    ③大分中央通り歩行者天国について    ④「大分産業用地整備方針」の策定等について                 会議の概要                              令和4年6月22日                              午前9時59分開議 ○泥谷委員長   おはようございます。ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について2点確認をしておきます。  初めに、自由討議についてです。委員皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くし、合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  まず、審査日程についてお諮りいたします。  お手元に配付しております日程案のとおり行ってまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   それでは、この日程に従って審査を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  また、審査に当たり、執行部出席者については、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、申合せに基づき、改めて議案及び質疑、質問に関する説明員に限定し、調整しております。また、マスク着用を認めておりますので、御了承をお願いいたします。なお、執行部は大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。  また、例年行っております人事異動に伴う執行部転入者昇任者自己紹介につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、お手元の機構図に代えさせていただきます。  ここで、三好商工労働観光部長から発言を求められておりますので、許可いたします。 ○三好商工労働観光部長   おはようございます。4月の人事異動後、初の委員会となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  平素より、商工労働観光行政に御理解と御協力を賜り、この場をお借りして御礼を申し上げます。  審議前の貴重なお時間をいただきまして、一言御挨拶をさせていただきます。  まず、このたび、全国市議会議長会から在籍25年表彰を受けられました仲道俊寿委員に対しまして、心からお喜びを申し上げます。これまで市政発展のために賜りました御尽力と、その御功績に対しまして、心から敬意を表します。今後とも、我々執行部に御指導、御鞭撻を賜りますことをお願い申し上げますとともに、ますます御壮健で御活躍されますことを御祈念申し上げます。  さて、本市初の発生から2年半近くが経過する新型コロナウイルス感染症は、昨今、減少傾向となっておりますが、ウクライナ情勢などと相まって、本市経済と市民の暮らしは、先行き不透明な状況が続いております。  今議会には補正予算案として、秋から実施する第2弾のプレミアム付商品券事業や、中小企業者等資金繰りを迅速に支援するため、経営安定化資金緊急支援融資枠を発動し、金融機関による低利の融資を行う等、本市独自の支援策を計上させていただいております。  このような中、令和2年は中止、令和3年は部分的な開催となっておりました大分七夕まつりは、今年は新型コロナウイルス感染症に十分な注意を払いながら、8月5日から7日までの3日間の日程で開催する予定としております。安全・安心な七夕まつりを開催することで、本市の活力を取り戻すきっかけにしてまいりたいと思っております。  本日の委員会では、予算議案報告議案を提案させていただくとともに、4件の報告事項を御説明させていただくこととしております。それぞれ担当課長から説明をいたしますが、何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○泥谷委員長   それでは、審査に入ります。  最初に、新たに提出されました請願から審査いたします。  令和4年請願第3号、2022年度大分最低賃金改正等に関する意見書提出方についてであります。  請願の要旨につきましては、お手元の文書表のとおりですので、御確認をお願いいたします。  執行部のほうで、補足説明があればお願いいたします。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   お手元の資料、最低賃金についてを御覧ください。  1、最低賃金の決定についてでございますが、厚生労働大臣から諮問を受け設置される中央最低賃金審議会により、賃金の引上げ額の目安が示されます。  各都道府県に設置される地方最低賃金審議会において、地域の実情を踏まえ、都道府県労働局長が、決定することになります。資料に流れを記載しておりますので、御確認ください。  次に、2の令和3年度、昨年度の地域別最低賃金改定についてでございます。中央最低賃金審議会において、令和3年度の地域別最低賃金改定の目安について、各都道府県の目安については、引上げ額は28円と答申がなされました。これを受け、大分労働局は、大分地方最低賃金審議会へ諮問し、大分県の区域内で事業を営む使用者に使用される労働者最低賃金は、1時間822円とし、効力の発生日は、令和3年10月6日との答申の結果、大分県における最低賃金は、中央最低賃金審議会の答申、28円を2円上回る30円の引上げとなっております。なお、九州地区改定状況は、資料右側の上段、2の表のとおりでございます。  次に、3のランク区分についてでございますが、中央最低賃金審議会が運用する目安制度の基礎となるもので、賃金動向をはじめとする諸指標を総合化した指標である総合指数を各都道府県経済実態とみなし、AからDの4つのランクに区分されます。  目安制度は、おおむね5年ごとに見直しが行われておりますが、直近に行われた平成29年の見直しでは、大分県のランクはDの区分となっております。次回の見直しは、令和4年に予定されております。  最後に、4の雇用戦略対応についてでございますが、平成21年10月23日に決定された緊急雇用対策に基づき、雇用戦略に関する重要事項について、内閣総理大臣の主導の下で、労働界産業界をはじめ各界のリーダーや有識者が参加し、意見交換合意形成を図ることを目的として設置されたもので、これまで平成21年11月25日から平成24年6月12日までの間に、計8回開催されております。  なお、最近の動向といたしましては、現在、最低賃金全国加重平均は930円となっております。 ○泥谷委員長   ただいま執行部から補足説明がありましたが、委員皆さん質疑等はありませんか。 ○仲道委員   説明の3番、ランク区分について、Bというのは、Aと比べてどうなのかという比較でもいいですから。具体的にどう見ればいいのか教えてください。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   指数のほうで、BならBに区分けしておりますが、Aランク都市部が多くて、東京都が100で、千葉県、関東圏が81ぐらいまでをAランクにしております。それから、細かく、今の状況を申し上げますと、Bの一番上が79.6、一番下が山梨県の76.5、Cランクが、一番上が群馬県の76.1と、一番下が徳島県の72.6となっております。Dランクは、一番上が福島県の70.7、一番下が沖縄県の63.1という中で、大分県については、このDランクの中で2番目に高い70.3という状況となっております。 ○仲道委員   もう1点、請願文章表の中に、大分県の最低賃金の822円は、依然として不十分と言わざるを得ない。今のランク区分でいくと、一番下のDランクだから、文章どおり捉えないといけないのかなと思うのですが、執行部としての捉え方を教えてください。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   全体の中で、見直しを行う中、やはりDランクの中で、最低賃金822円ということでございますので、この請願のように、全体的に低い数字であると認識しております。 ○倉掛委員   先ほど仲道委員が言ってたランク区分ですが、これは、イコール最低賃金ランクではないですよね。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   そうです、指数でランクづけをしています。 ○倉掛委員   その指数の主なものはどうなっていますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長 
     少々お待ちください。 ○倉掛委員   例えば、愛媛県とか、愛媛県よりも徳島県のほうが高いというのは、何かありますか。  調べてもらっている間に、別の質問をいいですか。 ○泥谷委員長   はい、どうぞ。 ○倉掛委員   この最低賃金についてですけど、物価の水準は反映される傾向にありますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   少々お待ちください。 ○倉掛委員   もう1点、先に聞きましょうか。 ○泥谷委員長   はい、どうぞ。 ○倉掛委員   執行部として、例えば、大分県は今822円、九州の中では、福岡県に次いで高い金額になっています。ただ、例えば、これは福岡県のほうが、最低賃金が50円近く高いんですね。そうしたときに、雇用の流出というのはあると考えますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   今回の請願の意見にもありますけれども、やはり総合指数に見合った水準でなければ、また県外、特に福岡県は近隣でありますので労働力の流出というのは十分考えられると思います。  先ほどのランク見直しの基礎となる指標の考え方についてでございますけれども、所得、消費関係、また給与関係、企業の経営関係等がございますので、そういった消費者の物価、地域の指数等も考慮されて決定されるということでございます。 ○倉掛委員   物価水準が反映されると考えますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   先ほど申し上げましたけれども、消費者物価地域差指数というのを考慮して判断しておりますので、物価指数についても、物価の点についても、考慮されているものと考えております。 ○倉掛委員   そうすると、今の急激な物価が高騰しているということは、まだ、今すぐには反映されないけれども、今後、全国的にそうしたものが反映していくものという認識の下でいいですか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   そういった数字の下で、今後、地方で最低賃金審議会等が開かれます。そちらの審議会においては、公益代表労働者代表使用者代表、それぞれが集まって審議されますので、そういった部分も考慮しながら、審査されると考えております。 ○泥谷委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   以上で質疑を終結します。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。 ○仲道委員   請願文章の1、2、3については、いずれも国策として、今の政権が進めている内容であろうと理解しております。  自由民主党の議員としては、もうやっているでしょうという思いが強いのですが、ただ、先ほどの説明も含めて、大分県の最低賃金の822円は、依然として不十分と言わざるを得ず、これはもう認めざるを得ないかと思っております。  それから、ランクについてもDランク賃金動向をはじめとする諸指数で見たときのランクが、福岡県を除く全部、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県と、全部Dランクなんですね。大分県の最低賃金を上げることによって、この指数も上がってくるという一つの見込みがありますので、そういう意味も含めて、今回この請願については、採択が妥当かと判断をいたします。 ○泥谷委員長   ほかにはございませんか。 ○髙野委員   我が会派も、一応紹介議員も出しておりますし、昨年度も同趣旨の請願を採択したところでございますけど、仲道委員が言われたように、まだ822円という額は、不十分と言わざるを得ないという状況もありますし、執行部の認識としても、都市部への人口が流出していくということもありますので、採択ということでお願いしたいと思います。 ○泥谷委員長   採決を求める意見のようですので、採決をいたします。  採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。  本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○泥谷委員長   挙手多数であります。よって本件は採択と決定いたします。  次に、予算審議の議第46号、令和4年度大分一般会計補正予算第2号、第1条歳入歳出予算補正歳出第7款商工費について、審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   〔予算書④ 26ページ~、第7款商工費について説明〕 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、歳出第11款災害復旧費のうち観光施設災害復旧費について、審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   〔予算書④ 30ページ~、第11款災害復旧費について説明〕 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第3条債務負担行為補正、第3表中のうち商工労働観光部所管分について、審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   〔予算書④ 36ページ~、債務負担行為補正について説明〕 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、報告議案の報第2号、専決処分した事件の承認について令和3年度大分一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算補正歳出第7款商工費について審査を行います。
     執行部説明を求めます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長     〔説明書② 106ページ~、第7款商工費について説明〕 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑はありませんか。 ○仲道委員   107ページ、企業立地推進事業の遅れた原因を教えてください。 ○吉野商工労働観光部次長創業経営支援課長   これは、新型コロナウイルス感染症の影響で、工事等が遅れたことによるものが原因かと思います。 ○仲道委員   工事する人が、新型コロナウイルス感染症の影響で工事ができなかったということですか。 ○吉野商工労働観光部次長創業経営支援課長   設備投資によって入る機械に、納期の遅れ等がございましたので、それが原因となっております。 ○泥谷委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第2条繰越明許費補正、第2表中のうち商工労働観光部所管分について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長     〔予算書① 6ページ、繰越明許費について説明〕 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○泥谷委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  以上で、本委員会に付託されました商工労働観光部所管分審査は終了いたしました。  それでは、ここで執行部より報告事項の申出がありましたので、説明を受けたいと思います。  まず、新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰等に係る支援策について、報告を受けます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   商工労働観光部が行っております新型コロナウイルス感染症に係る支援策の6月17日現在の実績について、御報告させていただきます。  それでは、資料の2ページを御覧ください。  ナンバー1の安心おもてなしステップアップ支援事業補助金につきましては、中小企業者小規模事業者等が行う新型コロナウイルス感染症等対策等の取組に係る経費に対して、補助金を交付するものであります。前期エントリーには701件の応募がありまして、抽選による220件が申請予定となっております。現時点でそのうち12件が申請されています。  ナンバー2のプレミアム付商品券発行事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている地域経済の回復を図るため、県の補助制度を活用し、大分商工会議所実施主体となり、大分プレミアム付商品券を発行するものでございます。発行総額は20億円、プレミアム率は30%で、商品券販売実績は13億7,151万5,000円、換金実績が2億5,539万3,477円でございます。  続きまして、3ページを御覧ください。  ナンバー3の融資を受ける際の信用保証料負担軽減等につきましては、状況の悪化している中小企業者に対する国の資金繰り支援措置として、現在セーフティネット保証制度認定受付業務を行っております。受付実績は、セーフティネット保証4号、5号合わせて186件でございます。  ナンバー4の新型コロナウイルス感染症対策中小企業利子補給金につきましては、大分新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金を利用した市内中小企業者、及び個人事業主向け利子補給制度を創設し、資金繰りを支援するものであります。申請件数は106件、申請額は3,036万4,086円でございます。  続きまして、4ページをお開きください。  ナンバー5の中小企業者個人事業主からの経営・金融相談窓口につきましては、中小企業者個人事業主等への特別相談窓口を開設しており、各種融資制度の案内やセーフティネット保証4号、5号の認定申請受付を行っております。相談件数は約160件となっております。  ナンバー6の事業再構築資金につきましては、新分野展開事業転換等に取り組む事業者に対し、低利率で利用可能な資金を創設することで、事業者資金繰りを支援するものであります。申請相談件数が2件となっております。  続きまして、5ページを御覧ください。  ナンバー7の大分おもてなしクーポン発行事業につきましては、市内の宿泊施設利用促進飲食等による観光消費の拡大を図るため、宿泊された方に2,000円分のクーポン券を発行するものでございます。7月中旬からクーポン券の配付を行う予定となっております。 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質問等はありませんか。 ○倉掛委員   まず、これは新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰等に係る支援策ということですけれども、原油価格の高騰を、直接的に一番影響を受ける業種は何だとお考えになりますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   様々あると思いますけれども、物流関係とか、クリーニング業とか、そういった方々がかなりの影響を受けているものと思われます。 ○倉掛委員   3月議会でも、質問させていただきましたけれども、そのとき以上に原油高が進んでいますし、なおかつ円安も止まるところを見せないという状況の中で、運輸事業者は本当に大変です。大分市は、以前から漁業に関しては、燃料費の補助を行っているという中で、また、原油価格の高騰を価格転嫁できない業種ということで、最も価格転嫁できない業種が運送業・運輸業だということになっています。たしか十七、八%だったと思います。つまり100円高くなれば、その分のうち82円は自分たちでかぶらないといけないというような状況の中で、やはり市内の運輸業なりに対する支援策というのが、今のところ、まだ動きとして見られないというのが、非常に私としては残念というか、危惧をしているところですけれども、その辺りどうお考えでしょうか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   今回の原油価格・物価高騰に加え、今、委員がおっしゃったとおり、円安の影響があります。そういったこともありますので、事業者のみならず、市民も苦しい状況にあろうかと。その中でどういった支援を行うのがいいか、幅広い事業者の方への支援ということで、今回1年間の利子補給と信用保証料の全額免除、プレミアム付商品券という形で、補正でさせていただいておりますけれども、今おっしゃったとおり、特に厳しいところに対してどのような支援をしていくべきかというのは重要な問題と考えておりますし、まだ手を打ててないという現状ではありますけれども、その辺の認識は十分しているところであります。 ○倉掛委員   先般、県にトラック協会などが要望していましたけれども、今申し上げましたように、原油価格の高騰というのは、直接的にダメージを受ける、最もダメージを受ける業種であって、かつ、今原油価格が上がっているという、そして物価が上がっているということは、円安が続いているということ、つまりはタイヤなどの価格も上がるんですね。やっぱり原油価格の高騰に対する支援というのであれば、価格転嫁もできないし、そんな中で優先順位というか、お金の流れもそうですけれども、支援するときに、どこから支援しないといけないのかというのは、重々考えて、特に、皆さん専門家ですから、経済の流れの中で、どこをどう支援しないといけないのか、価格転嫁できてないところはどこなのか、価格転嫁できている業界もあるんです。できない業界ということ、それから、そもそも大分県、県内は燃料が高いので、そういったところも考慮した中で、県の支援策と併せながら、早急にやらないと、多分もう本当に間に合わないと思うんですよ。  物流が止まると、県内で生産しているものが出ていかなくなるし、市内の市民に対する物が、届かなくなってくるということにもなりかねませんので、結果として、市民が高い送料を支払うことになります。そういうことにもつながってくると思いますので、ぜひ早急に支援を行っていただきたいと要望しておきます。 ○泥谷委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   次に、大分中心市街地活性化基本計画について、報告を受けます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   資料の6ページを御覧ください。  1、第3期大分中心市街地活性化基本計画の進捗状況についてでございますが、現在、計画期間を平成30年4月から令和5年3月までの5年間とし、幅広い世代の人で賑わう魅力あるまちなか商業拠点の形成、多くの人々が行き交い、多様なサービスが受けられる空間の創出、新たな出会いや都市文化を育む個性の創出の3つの基本的な方針とし、中心市街地の活性化に取り組んでおります。  (3)の目標の達成状況でございますが、第3期計画では4つの目標指標を掲げており、①の空き店舗率については、目標値4.6%に対し、最新値9.0%、②の中央町・府内町間を往来する歩行者通行量は、目標値3万7,000人に対し、最新値2万4,902人、③の中心市街地巡回バス、大分きゃんバス年間利用者数は、目標値6万5,000人に対し、最新値4万7,141人、④の主要文化交流施設年間利用者数は、目標値418万人に対しまして、最新値227万9,119人となっております。  次に、(4)の各事業の進捗状況についてですが、計画で掲げた67事業のうち、完了した事業が8事業、実施中の事業が56事業、未着手・未実施の事業が3事業となっております。  事業ごとの進捗状況につきましては、別紙1に記載しておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。  また、計画の概要版もお配りしておりますので、こちらも後ほど御確認ください。  資料の右上を御覧ください。  続いて、2の第4期大分中心市街地活性化基本計画の策定についてです。令和4年第1回定例会本委員会にて御報告させていただきましたが、令和5年3月の第3期計画の終了後におきましても、多くの事業が継続中であるとともに、大規模公有地を利活用する新たな事業も計画されておりますことから、今後も総合的かつ一体的に、中心市街地活性化の取組を推進していくことが重要であり、第4期計画を策定し、内閣総理大臣認定を目指してまいります。  (1)のこれまでの経過ですが、①、②にありますとおり、3月24日に本委員会、3月25日に地域活性化対策特別委員会にて、第4期計画を策定し、内閣総理大臣認定を目指す意向を報告させていただいた後に、4月に庁内策定推進委員会、5月に第1回大分市中心市街地活性化協議会を実施し、計画の概要についての検討を行ってまいりました。  (2)の今後のスケジュールになりますけれども、今月29日に内閣府による公式ヒアリングを受けた後に、10月までに計画の原案を作成し、パブリックコメントを実施いたします。11月には基本計画案を完成させまして、翌年1月に内閣府へ認定申請を行い、3月の内閣総理大臣認定を目指してまいりたいと考えております。 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆様で質問等はありませんか。 ○倉掛委員   大分きゃんバスの件ですけれども、ネーミングは、車体にアートをする、そこから、大分きゃんバスになったと思いますが、定額の循環バスということの認知度は高いと思われますか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   大分きゃんバスが運行を始めて、様々な施策を打っておりますので、ある一定の認知はあるのではないかと思っております。 ○倉掛委員   大分きゃんバスというネーミングを前面に出すのもいいですが、金額と循環ということを前面に出して、例えば、車体に停車するバス停を大きく書いておくとか、安く、便利に使えるというアピールをもっとしたほうがいいかと思います。これは意見として捉えてください。  もう1点、質問ですけど、大分きゃんバスを運行するコストについて、例えば、車体をグリーンスローモビリティに変えたときに、コストとしては、グリーンスローモビリティのほうが高いですか。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   今回中心市街地の活性化の目標で、市内を巡回していただくということで、この目標を掲げておりますので、その指標で挙げておりますけれども、所管が都市交通対策課ですので、その辺りの専門的なコストなどについては分かりかねます。 ○倉掛委員 
     大分きゃんバスの路線は、あんまりスピードが出ない路線ですよね。バス停からバス停がそんなに遠くない。かつ車線も幅がある。もちろん日常使いとしての足でもあるんですけれども、コロナ禍で減っているというのは、もちろん観光客とか来街者、県外から来た方とかが利用をすることもあるのかなと思っています。そうしたときに、やっぱり大分きゃんバスというネーミングでキャッチをしようとしている努力というのは、僕は評価しますけれども、ある意味では、100円とか、値段を出すとか、循環しているということを出してしまうと、大分きゃんバスということが前面に出なくなってくる。要望になりますが、そうするときに例えば車体を、グリーンスローモビリティ等でイメージアップを図るとか、先ほどのコスト面とかも含めてぜひ都市交通対策課と、協議をしてもらえればありがたいと思います。 ○泥谷委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   次に、大分中央通り歩行者天国について、報告を受けます。 ○正池商工労働観光部次長商工労政課長   資料の8ページを御覧ください。  5月に開催しました第14回令和4年度春、歩行者天国の実績を御報告させていただきます。  実施日は5月28日の土曜日で、時間は正午から午後3時まで、交通規制は午前11時から午後4時まででした。  当日は晴天に恵まれる中、まちなかタイムバーゲンの開催や飲食ブースの出展、県内の自治体による自治体ブースの出展、希望者による市民フリーゾーン、さらには大分東明高校による宇宙港クイズ大会や、ジャンボこいのぼりの設置等を実施し、約2万2,000人の来場者が中心市街地に訪れていただき、にぎわいの創出が図られたところでございます。  資料右上3には、過去の歩行者天国第11回からの来場者数等の推移を記載しております。  4、5ですが、次回、第15回は8月27日の土曜日、第16回につきましては10月22日土曜日の開催を予定しております。  内容が固まりましたら、委員の皆様に改めて御報告させていただきたいと考えております。 ○泥谷委員長   ただいま説明ありましたが、委員皆さん質問等はありませんか。 ○倉掛委員   これは、コロナ渦前の令和元年の数字と、ほぼ同等の来場者を招いていて、本当に皆さんがいろいろ出展の内容とか、取組をものすごく工夫した結果だと思います。非常にすばらしいし、ありがたいと思っています。またこれからもいろいろアイディアを出してやっていただければと思います。 ○泥谷委員長   次に、大分産業用地整備方針策定等について、報告を受けます。 ○吉野商工労働観光部次長創業経営支援課長   それでは、資料の10ページを御覧ください。  まず1、目的及び概要についてですが、近年企業立地件数が大きく伸びる一方、市内の産業用地は年々不足しており、本市の戦略的かつ計画的な産業用地の整備指針となる大分産業用地整備方針を、現在策定中で、以下に記載しております部分を整理することといたしております。  まず、(1)企業ニーズの把握についてでございますが、アンケート調査やヒアリングを通じ、本市への立地を検討している企業や、本市の産業用地の造成を検討している事業者の具体的なニーズ、これはエリアであったり、それから必要とする面積、また計画時期等を的確に把握することといたしております。  次に、(2)産業用地整備方針の方向性の整理につきましては、把握した企業ニーズを踏まえ、開発規模や利用形態、また官民連携での整備の可能性、整備優先エリア等を整理してまいりたいと考えております。  (3)推進方策案の整理につきましては、産業用地の整備を推進するための庁内体制や支援制度について整理を行ってまいります。  2の今後の進め方についてでありますが、産業用地整備の取組は、整備エリアをはじめ、その規模や時期等、企業ニーズを的確に踏まえながら、計画的に進めていく必要があると考えております。その一方で、産業用地の不足は、企業の投資機会の逸失を招き、税収や雇用など、本市経済への影響が大きく、喫緊の課題であることから、本方針を早急に取りまとめ、整備に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。 ○泥谷委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   以上で、本日予定の商工労働観光部関連の審査は終了しました。  執行部から、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○泥谷委員長   それでは、委員の皆様で、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○泥谷委員長   それでは、最後に、明日23日木曜日の予定を確認いたします。  午前9時半から議会運営委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら、お集まりください。  本日はこれにて散会いたします。                              午前10時48分散会...