大分市議会 2022-06-22
令和 4年経済環境常任委員会( 6月22日)
執行部の
説明を求めます。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
〔
説明書② 106ページ~、第7
款商工費について
説明〕
○
泥谷委員長
ただいま
説明がありましたが、
委員の
皆さんで
質疑はありませんか。
○
仲道委員
107ページ、
企業立地推進事業の遅れた原因を教えてください。
○
吉野商工労働観光部次長兼
創業経営支援課長
これは、
新型コロナウイルス感染症の影響で、
工事等が遅れたことによるものが原因かと思います。
○
仲道委員
工事する人が、
新型コロナウイルス感染症の影響で工事ができなかったということですか。
○
吉野商工労働観光部次長兼
創業経営支援課長
設備投資によって入る機械に、納期の
遅れ等がございましたので、それが原因となっております。
○
泥谷委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、
質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条
繰越明許費の
補正、第2表中のうち
商工労働観光部所管分について
審査を行います。
執行部の
説明を求めます。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
〔
予算書① 6ページ、
繰越明許費について
説明〕
○
泥谷委員長
ただいま
説明がありましたが、
委員の
皆さん質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、
質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で、本
委員会に付託されました
商工労働観光部所管分の
審査は終了いたしました。
それでは、ここで
執行部より
報告事項の申出がありましたので、
説明を受けたいと思います。
まず、
新型コロナウイルス感染症及び
原油価格・
物価高騰等に係る
支援策について、報告を受けます。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
商工労働観光部が行っております
新型コロナウイルス感染症に係る
支援策の6月17日現在の実績について、御報告させていただきます。
それでは、資料の2ページを御覧ください。
ナンバー1の
安心おもてなしステップアップ支援事業補助金につきましては、
中小企業者、
小規模事業者等が行う
新型コロナウイルス感染症等対策等の取組に係る経費に対して、
補助金を交付するものであります。
前期エントリーには701件の応募がありまして、抽選による220件が
申請予定となっております。現時点でそのうち12件が申請されています。
ナンバー2の
プレミアム付商品券発行事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている
地域経済の回復を図るため、県の
補助制度を活用し、
大分商工会議所が
実施主体となり、
大分市
プレミアム付商品券を発行するものでございます。
発行総額は20億円、
プレミアム率は30%で、
商品券の
販売実績は13億7,151万5,000円、
換金実績が2億5,539万3,477円でございます。
続きまして、3ページを御覧ください。
ナンバー3の融資を受ける際の
信用保証料の
負担軽減等につきましては、状況の悪化している
中小企業者に対する国の
資金繰り支援措置として、現在
セーフティネット保証制度の
認定受付業務を行っております。
受付実績は、
セーフティネット保証4号、5号合わせて186件でございます。
ナンバー4の
新型コロナウイルス感染症対策中小企業利子補給金につきましては、
大分県
新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金を利用した
市内中小企業者、及び
個人事業主向けに
利子補給制度を創設し、
資金繰りを支援するものであります。
申請件数は106件、
申請額は3,036万4,086円でございます。
続きまして、4ページをお開きください。
ナンバー5の
中小企業者、
個人事業主からの経営・
金融相談窓口につきましては、
中小企業者、
個人事業主等への
特別相談窓口を開設しており、
各種融資制度の案内や
セーフティネット保証4号、5号の
認定申請受付を行っております。
相談件数は約160件となっております。
ナンバー6の事業再
構築資金につきましては、新
分野展開や
事業転換等に取り組む
事業者に対し、
低利率で利用可能な資金を創設することで、
事業者の
資金繰りを支援するものであります。
申請相談件数が2件となっております。
続きまして、5ページを御覧ください。
ナンバー7の
大分市
おもてなしクーポン発行事業につきましては、市内の
宿泊施設の
利用促進と
飲食等による
観光消費の拡大を図るため、宿泊された方に2,000円分の
クーポン券を発行するものでございます。7月中旬から
クーポン券の配付を行う予定となっております。
○
泥谷委員長
ただいま
説明がありましたが、
委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
○
倉掛委員
まず、これは
新型コロナウイルス感染症及び
原油価格・
物価高騰等に係る
支援策ということですけれども、
原油価格の高騰を、直接的に一番影響を受ける業種は何だとお考えになりますか。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
様々あると思いますけれども、
物流関係とか、クリーニング業とか、そういった方々がかなりの影響を受けているものと思われます。
○
倉掛委員
3月議会でも、質問させていただきましたけれども、そのとき以上に原油高が進んでいますし、なおかつ円安も止まるところを見せないという状況の中で、運輸
事業者は本当に大変です。
大分市は、以前から漁業に関しては、燃料費の補助を行っているという中で、また、
原油価格の高騰を価格転嫁できない業種ということで、最も価格転嫁できない業種が運送業・運輸業だということになっています。たしか十七、八%だったと思います。つまり100円高くなれば、その分のうち82円は自分たちでかぶらないといけないというような状況の中で、やはり市内の運輸業なりに対する
支援策というのが、今のところ、まだ動きとして見られないというのが、非常に私としては残念というか、危惧をしているところですけれども、その辺りどうお考えでしょうか。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
今回の
原油価格・物価高騰に加え、今、
委員がおっしゃったとおり、円安の影響があります。そういったこともありますので、
事業者のみならず、市民も苦しい状況にあろうかと。その中でどういった支援を行うのがいいか、幅広い
事業者の方への支援ということで、今回1年間の利子補給と
信用保証料の全額免除、
プレミアム付商品券という形で、
補正でさせていただいておりますけれども、今おっしゃったとおり、特に厳しいところに対してどのような支援をしていくべきかというのは重要な問題と考えておりますし、まだ手を打ててないという現状ではありますけれども、その辺の認識は十分しているところであります。
○
倉掛委員
先般、県にトラック協会などが要望していましたけれども、今申し上げましたように、
原油価格の高騰というのは、直接的にダメージを受ける、最もダメージを受ける業種であって、かつ、今
原油価格が上がっているという、そして物価が上がっているということは、円安が続いているということ、つまりはタイヤなどの価格も上がるんですね。やっぱり
原油価格の高騰に対する支援というのであれば、価格転嫁もできないし、そんな中で優先順位というか、お金の流れもそうですけれども、支援するときに、どこから支援しないといけないのかというのは、重々考えて、特に、
皆さん専門家ですから、経済の流れの中で、どこをどう支援しないといけないのか、価格転嫁できてないところはどこなのか、価格転嫁できている業界もあるんです。できない業界ということ、それから、そもそも
大分県、県内は燃料が高いので、そういったところも考慮した中で、県の
支援策と併せながら、早急にやらないと、多分もう本当に間に合わないと思うんですよ。
物流が止まると、県内で生産しているものが出ていかなくなるし、市内の市民に対する物が、届かなくなってくるということにもなりかねませんので、結果として、市民が高い送料を支払うことになります。そういうことにもつながってくると思いますので、ぜひ早急に支援を行っていただきたいと要望しておきます。
○
泥谷委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
次に、
大分市
中心市街地活性化基本計画について、報告を受けます。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
資料の6ページを御覧ください。
1、第3期
大分市
中心市街地活性化基本計画の進捗状況についてでございますが、現在、計画期間を平成30年4月から令和5年3月までの5年間とし、幅広い世代の人で賑わう魅力あるまちなか商業拠点の形成、多くの人々が行き交い、多様なサービスが受けられる空間の創出、新たな出会いや都市文化を育む個性の創出の3つの基本的な方針とし、中心市街地の活性化に取り組んでおります。
(3)の目標の達成状況でございますが、第3期計画では4つの目標指標を掲げており、①の空き店舗率については、目標値4.6%に対し、最新値9.0%、②の中央町・府内町間を往来する歩行者通行量は、目標値3万7,000人に対し、最新値2万4,902人、③の中心市街地巡回バス、
大分きゃんバス年間利用者数は、目標値6万5,000人に対し、最新値4万7,141人、④の主要文化交流施設年間利用者数は、目標値418万人に対しまして、最新値227万9,119人となっております。
次に、(4)の各事業の進捗状況についてですが、計画で掲げた67事業のうち、完了した事業が8事業、実施中の事業が56事業、未着手・未実施の事業が3事業となっております。
事業ごとの進捗状況につきましては、別紙1に記載しておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。
また、計画の概要版もお配りしておりますので、こちらも後ほど御確認ください。
資料の右上を御覧ください。
続いて、2の第4期
大分市
中心市街地活性化基本計画の策定についてです。令和4年第1回定例会本
委員会にて御報告させていただきましたが、令和5年3月の第3期計画の終了後におきましても、多くの事業が継続中であるとともに、大規模公有地を利活用する新たな事業も計画されておりますことから、今後も総合的かつ一体的に、中心市街地活性化の取組を推進していくことが重要であり、第4期計画を策定し、
内閣総理大臣認定を目指してまいります。
(1)のこれまでの経過ですが、①、②にありますとおり、3月24日に本
委員会、3月25日に地域活性化対策特別
委員会にて、第4期計画を策定し、
内閣総理大臣認定を目指す意向を報告させていただいた後に、4月に庁内策定推進
委員会、5月に第1回
大分市中心市街地活性化協議会を実施し、計画の概要についての検討を行ってまいりました。
(2)の今後のスケジュールになりますけれども、今月29日に内閣府による公式ヒアリングを受けた後に、10月までに計画の原案を作成し、パブリックコメントを実施いたします。11月には基本計画案を完成させまして、翌年1月に内閣府へ認定申請を行い、3月の
内閣総理大臣認定を目指してまいりたいと考えております。
○
泥谷委員長
ただいま
説明がありましたが、
委員の皆様で
質問等はありませんか。
○
倉掛委員
大分きゃんバスの件ですけれども、ネーミングは、車体にアートをする、そこから、
大分きゃんバスになったと思いますが、定額の循環バスということの認知度は高いと思われますか。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
大分きゃんバスが運行を始めて、様々な施策を打っておりますので、ある一定の認知はあるのではないかと思っております。
○
倉掛委員
大分きゃんバスというネーミングを前面に出すのもいいですが、金額と循環ということを前面に出して、例えば、車体に停車するバス停を大きく書いておくとか、安く、便利に使えるというアピールをもっとしたほうがいいかと思います。これは意見として捉えてください。
もう1点、質問ですけど、
大分きゃんバスを運行するコストについて、例えば、車体をグリーンスローモビリティに変えたときに、コストとしては、グリーンスローモビリティのほうが高いですか。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
今回中心市街地の活性化の目標で、市内を巡回していただくということで、この目標を掲げておりますので、その指標で挙げておりますけれども、所管が都市交通対策課ですので、その辺りの専門的なコストなどについては分かりかねます。
○
倉掛委員
大分きゃんバスの路線は、あんまりスピードが出ない路線ですよね。バス停からバス停がそんなに遠くない。かつ車線も幅がある。もちろん日常使いとしての足でもあるんですけれども、コロナ禍で減っているというのは、もちろん観光客とか来街者、県外から来た方とかが利用をすることもあるのかなと思っています。そうしたときに、やっぱり
大分きゃんバスというネーミングでキャッチをしようとしている努力というのは、僕は評価しますけれども、ある意味では、100円とか、値段を出すとか、循環しているということを出してしまうと、
大分きゃんバスということが前面に出なくなってくる。要望になりますが、そうするときに例えば車体を、グリーンスローモビリティ等でイメージアップを図るとか、先ほどのコスト面とかも含めてぜひ都市交通対策課と、協議をしてもらえればありがたいと思います。
○
泥谷委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
次に、
大分市
中央通り歩行者天国について、報告を受けます。
○正
池商工労働観光部次長兼
商工労政課長
資料の8ページを御覧ください。
5月に開催しました第14回令和4年度春、歩行者天国の実績を御報告させていただきます。
実施日は5月28日の土曜日で、時間は正午から午後3時まで、交通
規制は午前11時から午後4時まででした。
当日は晴天に恵まれる中、まちなかタイムバーゲンの開催や飲食ブースの出展、県内の自治体による自治体ブースの出展、希望者による市民フリーゾーン、さらには
大分東明高校による宇宙港クイズ大会や、ジャンボこいのぼりの設置等を実施し、約2万2,000人の来場者が中心市街地に訪れていただき、にぎわいの創出が図られたところでございます。
資料右上3には、過去の歩行者天国第11回からの来場者数等の推移を記載しております。
4、5ですが、次回、第15回は8月27日の土曜日、第16回につきましては10月22日土曜日の開催を予定しております。
内容が固まりましたら、
委員の皆様に改めて御報告させていただきたいと考えております。
○
泥谷委員長
ただいま
説明ありましたが、
委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
○
倉掛委員
これは、コロナ渦前の令和元年の数字と、ほぼ同等の来場者を招いていて、本当に
皆さんがいろいろ出展の内容とか、取組をものすごく工夫した結果だと思います。非常にすばらしいし、ありがたいと思っています。またこれからもいろいろアイディアを出してやっていただければと思います。
○
泥谷委員長
次に、
大分市
産業用地整備方針の
策定等について、報告を受けます。
○
吉野商工労働観光部次長兼
創業経営支援課長
それでは、資料の10ページを御覧ください。
まず1、目的及び概要についてですが、近年企業立地件数が大きく伸びる一方、市内の産業用地は年々不足しており、本市の戦略的かつ計画的な産業用地の整備指針となる
大分市
産業用地整備方針を、現在策定中で、以下に記載しております部分を整理することといたしております。
まず、(1)企業ニーズの把握についてでございますが、アンケート調査やヒアリングを通じ、本市への立地を検討している企業や、本市の産業用地の造成を検討している
事業者の具体的なニーズ、これはエリアであったり、それから必要とする面積、また計画時期等を的確に把握することといたしております。
次に、(2)
産業用地整備方針の方向性の整理につきましては、把握した企業ニーズを踏まえ、開発規模や利用形態、また官民連携での整備の可能性、整備優先エリア等を整理してまいりたいと考えております。
(3)推進方策案の整理につきましては、産業用地の整備を推進するための庁内体制や支援制度について整理を行ってまいります。
2の今後の進め方についてでありますが、産業用地整備の取組は、整備エリアをはじめ、その規模や時期等、企業ニーズを的確に踏まえながら、計画的に進めていく必要があると考えております。その一方で、産業用地の不足は、企業の投資機会の逸失を招き、税収や雇用など、
本市経済への影響が大きく、喫緊の課題であることから、本方針を早急に取りまとめ、整備に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。
○
泥谷委員長
ただいま
説明がありましたが、
委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
以上で、本日予定の
商工労働観光部関連の
審査は終了しました。
執行部から、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
泥谷委員長
それでは、
委員の皆様で、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
それでは、最後に、明日23日木曜日の予定を確認いたします。
午前9時半から議会運営
委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら、お集まりください。
本日はこれにて散会いたします。
午前10時48分散会...