大分市議会 2022-03-24
令和 4年建設常任委員会( 3月24日)
令和 4年
建設常任委員会( 3月24日)
建設常任委員会記録
1.
開催日時
令和4年3月24日(木)午前9時58分開議~午前11時42分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 田島 寛信 副
委員長 安東 房吉
委 員 板倉 永紀 委 員 長田 教雄
委 員 福間 健治 委 員 松本 充浩
委 員 野尻 哲雄 委 員 大石 祥一
委 員 橋本 敬広
欠席委員
な し
4.説明員
○
田島委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第11
号令和4年度大分市
横尾土地区画整理清算事業特別会計予算の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
後藤都市計画課長
〔
説明書③203ページ~
令和4年度大分市
横尾土地区画整理清算事業特別会計予算について説明〕
○
田島委員長
ただいま
執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
福間委員
本
清算事業の
徴収対象となる
地権者数がどれくらいになるのか、また、地権者と
徴収金や
交付金の金額等について、おおむね合意は取れているのか教えてください。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ整備課長
徴収対象となる方及び法人は201名でございます。
徴収金につきましては、計画に沿って令和4年1月28日付で公告を行っております。その際に質問等が出されていないことから、合意をいただけていると認識しております。併せて、
区画整理便りでその旨の通知も行っております。
なお、
徴収金や
交付金の最終的な金額につきましては、今後、4月末もしくは5月初旬に、
個人宛てに
確定通知の発送を考えております。
○
福間委員
4月末か5月の早い時期に、
徴収金や
交付金の確定額をそれぞれの対象者に送付をするということですね。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ整備課長
そのとおりでございます。
○
福間委員
今後、
意見等が出された際の対応や、
清算事務の担当はどちらの部署になりますか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ整備課長
今年度までは
横尾土地区画整理事務所で業務を行っておりますが、令和4年度からは、まちなみ整備課が担当いたします。
○
福間委員
要望や意見が出された場合には、その都度対応していただくようによろしくお願いします。
○
田島委員長
ほかに質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
田島委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第14
号令和3年度大分市
一般会計補正予算第7号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8
款土木費のうち
都市計画部の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
後藤都市計画課長
〔説明書⑤32ページ~ 第8
款土木費のうち
都市計画部所管分について説明〕
○
田島委員長
ただいま
執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
田島委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費の補正、第2表中、1追加、第8
款土木費のうち
都市計画費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
後藤都市計画課長
〔予算書④4ページ
繰越明許費の補正について説明〕
○
田島委員長
ただいま
執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
福間委員
盛土関係の進捗状況について教えてください。
○
安部開発建築指導課参事
盛土に関する進捗状況につきましては、現在、一定要件以上の大規模盛土の調査を行っているところであり、造成年代調査を終えて今年度から現地調査に入ったところであります。また、今回の補正予算によって残りの現地調査を終える予定としております。なお、現地調査を含めた
当該事業全体の進捗状況につきましては、令和3年度末現在で30%程度となっております。
○
福間委員
一定要件とはどのような要件ですか。
○
安部開発建築指導課参事
盛土の面積が3,000平米以上であること、また、盛土を形成する以前の地盤の勾配が20度以上、かつ5メートル以上の擁壁があるという2点の要件がございます。
○
福間委員
一定要件に該当する地域等の数はどれくらいですか。
○
安部開発建築指導課参事
339か所です。
○
福間委員
調査件数は1年間でどの程度実施できるのですか。
○
安部開発建築指導課参事
調査は2年間かけて実施することと予定しており、今年度既に半数の調査を終えております。今回の補正予算によって、残りの調査を終了させる予定でございます。
○
福間委員
これまでに調査を実施されてきた中で、問題点や改善が必要であると考えられる点を教えてください。
また、先日、環境対策課が管理している建設
残土の盛土がある地域を2か所ほど見学に伺いました。建設
残土の盛土には、土留めを設置し、盛土段差をつけるといった細かい決まりがあると伺いましたが、開発建築指導課で盛土の調査を実施されてきた中で、基準に基づいた盛土がされてないことが確認できた盛土について、分かる範囲で構いませんので教えてください。
○
安部開発建築指導課参事
主な問題点としましては、擁壁や宅地のひび割れが考えられます。また、その他の調査項目としましては、のり面のはらみや湧水について現在調査しております。その調査結果に基づいて、次の段階で簡易的な土質調査を行うようになっておりますので、問題点の対策については調査結果を基に、今後検討してまいりたいと考えております。
○
福間委員
先日、緑が丘のゴルフ場のそばにある盛土の見学にも行きましたが、しっかりした土台があって埋めてありました。また、雨水を全て抜くための排水ポンプを通してあり、雨水を溜めないことによって土砂崩れを起こさないように処理されていたことに驚きました。
ぜひ、盛土の基準に基づく適正な管理を実施していく上でも、この調査は大事だと思っていますので、今後の調査の進捗状況等についてもまた改めて教えてください。
○
田島委員長
ほかに質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
田島委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、
一般議案の審査を行います。
議第25号大分市
特別会計条例の一部改正について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ整備課長
議案書の議第25号の1ページを御覧ください。
本条例は、横尾土地区画整理
清算事業の実施に伴い特別会計を設置したく、本案を提出するものでございます。
○
田島委員長
ただいま
執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
田島委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当
委員会に付託されました
都市計画部所管分の審査は終了いたしました。
ここで、申出により
執行部から報告を受けたいと思います。
まず、
大分市立地適正化計画の改訂について報告を求めます。
○
後藤都市計画課長
資料1を御覧ください。
はじめに、1、立地適正化計画とは、本市では、都市再生特別措置法第81条の規定に基づき、住宅及び都市機能増進施設の立地の適正化を図るため、平成31年3月に
大分市立地適正化計画を策定しております。
本計画は、今後人口減少が進む中、資料中図面の赤丸で表示している部分であるJR大分駅を中心とする地域を都心拠点、また、黄色、緑色、青色で表示している各支所の周辺地域を地区拠点と位置づけております。各地区拠点に都市機能増進施設を、また、その周辺には住宅を適正に誘導することで、各拠点に集積した都市機能の維持、強化を図るとともに、拠点間をつなぐ
公共交通ネットワークを構築することにより、将来における各拠点及び市域全体の暮らしやすさや活力の維持、増進を図ることとしております。
次に、本計画の対象範囲は大分市全域であり、計画期間につきましてはおおむね20年後の将来を展望した計画として、令和22年までとなっております。
次に、今回改訂を行う主な目的について御説明いたします。
まず1点目ですが、都市再生特別措置法第84条において、市町村においては、おおむね5年ごとに計画の分析、評価等を行うこととされており、本市では令和5年度に計画策定から5年が経過することから、
大分市立地適正化計画の改訂及び見直しを行うこととしております。
次に2点目ですが、都市再生特別措置法の一部改正に伴い、立地適正化計画に各市町の都市環境等を考慮した防災指針の記載が求められることになりました。つきましては、他都市の先進事例等について調査、研究を行い、
大分市立地適正化計画に防災指針の追加を行いたいと考えております。
なお、この防災指針は、地震、洪水などの自然災害に対応するため、都市の防災に関する機能の確保を図るため、防災まちづくりの将来像や目標等を明確にし、ハード面及びソフト面の両面から安全確保のための対策を定めるものとなっております。
最後に、今後のスケジュールについて御説明いたします。
令和4年度には都市計画に関する基礎調査や他都市の事例等について各種調査、分析を行うとともに、庁内検討
委員会での協議、調整を行います。そして、令和5年度に本計画の改訂案等の取りまとめを行い、令和5年度末までの計画の公表を行いたいと考えております。
今後も改訂の進捗等に併せまして、随時、委員の皆様へ御報告を行ってまいりたいと考えております。
○
田島委員長
ただいま
執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。
○
板倉委員
新たな企業誘致に向けた工業団地の新設等については早急に決定する必要があると思いますが、この立地計画におけるその辺の配慮や考え等はどうなっていますか。
○
後藤都市計画課長
委員御指摘の点につきましては、商工労働観光部が所管している産業用地の適地調査等を基に適切な位置に誘導していくこと、また、
都市計画部では大分市都市計画マスタープラン等に位置づけられた適正な位置に立地誘導を行っていくことが必要であると考えております。
○
板倉委員
商工観光労働部の所管ということですが、その部分も含めて計画する必要があると思います。その辺の連携はどうなっていますか。
○
後藤都市計画課長
本計画は、拠点地域に都市の利便性を図るための都市機能増進施設等を誘導し、それらの施設などをうまく活用するためにその周辺に居住の推奨区域を定めまして、その都市機能を利用していただくような立地の適正化を図っていく計画になっておりますので、産業用地等の立地とは別の計画となっております。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
○
福間委員
この計画の中では、拠点地域に都市機能を集積することとされていますが、そうなると拠点地域以外の地域ではますます過疎が進むといいますか、地域間で差別が発生してくるのではないかと懸念しています。確かに、人が生活する500メートルほどの範囲内に病院や学校などの施設やスーパーマーケットのような店舗が集約されて機能的になることは、拠点地域とその周辺にとってはいいことだと思います。確かに都市機能は拠点地域に集中するけれども、それ以外の地域に住んでいる人にとっても、拠点地域に行くアクセスを増設したりするなど、連携や利便性を高めていく必要があると思います。その辺の基本的な考え方はどうなっていますか。
○
後藤都市計画課長
基本的には、資料中の図面で示しております都心拠点及び各支所周辺の地域である地区拠点の周囲に居住環境、居住推奨区域を配置し、各地区拠点に集積しております生活利便施設を利用していただくために、拠点周辺の地域の人口密度をある程度維持し、かつ、地区拠点間を結ぶ交通ネットワークを維持することにより、一極集中ではなく各地区拠点を中心とした生活の利便性を維持増進していくことを考えております。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
次に、お
部屋ラボ祝祭の広場の
効果検証について報告を求めます。
○
武安まちなみ企画課長
資料2の1を御覧ください。
初めに、
効果検証の目的ですが、お
部屋ラボ祝祭の広場について、来場者をはじめとして来場者や地元商店街へのアンケート調査及び歩行者通行量調査等を実施し、事業効果の検証を行うこととしております。
次に調査項目ですが、1、来場者数から8、経済波及効果までの8項目を実施しており、令和3年第4回定例会の
建設常任委員会において、項目1から4について御報告させていただきました。
本日は、前回の報告後に進展のありました1の来場者数と、新たに取りまとめが終了しました5の歩行者通行量調査から8の経済波及効果について御報告いたします。
初めに、1、来場者数ですが、令和3年度は2月末までの11か月間で約87万5,000人となっております。
次の、2、来場者アンケート調査から4、地元商店街アンケート調査については割愛させていただきますので、資料2の5を御覧ください。
5、歩行者通行量調査ですが、(1)実施日については令和3年11月26日から28日の3日間で調査を行い、調査箇所は図にお示ししております16か所となっております。令和2年度と比較して減少したところを青、増加したところを赤でお示ししております。
次に、6、広場使用者アンケートですが、(1)調査対象は令和3年4月から12月までに広場を使用した団体としており、(3)回答数は21となっております。(4)使用する場所として祝祭の広場を選んだ理由としては、立地がよいが一番多く81.0%となっており、(5)広場の施設や運用方法に対する満足度については、貸出備品をはじめとした全ての項目において高い評価を頂いております。
次のページを御覧ください。
7、トライアル・サウンディングについては、令和3年7月から実施する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を踏まえ当初の予定を変更し、令和3年11月から実施しております。
はじめに、出店状況ですが、(1)出店者数は令和4年2月末時点で延べ17店舗となっており、(2)業種については飲食、食品販売となっております。(3)稼働率は80.8%となっております。
次に、店舗利用者お客様アンケートですが、(2)実施日は資料に記載の6日間で実施しており、(3)回答数は279となっております。(4)の性別、(5)の年代については記載のとおりとなっております。(6)飲食、物販店舗への満足度については、満足が一番多く48.7%となっております。(7)広場内に飲食、物販店があることにより広場の魅力が向上したと思いますかについては、やや向上したが一番多く46.6%となっております。
次に、8、経済波及効果ですが、約8億8,000万円となっております。
最後になりますが、まとめといたしまして、来場者アンケート調査や歩行者アンケート調査においては、祝祭の広場が整備されたことによって、
中心市街地に対する訪問の機会の増加、滞在時間の増加、魅力の向上について一定の評価を得られ、今後についても広場の活用に対し期待する声が多く寄せられました。
また、来場者数は昨年度より増加していますが、貸出状況は昨年度の62件に対し53件となっていることから、
コロナ禍においても使いやすい広場として、利用者へのサービス向上とさらなる利活用を推進する管理運営体制の検討が必要であると考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により開始が遅れたトライアル・サウンディングを引き続き行いながら、民間活力の導入可能性の検討に向けたデータ収集を行い、お
部屋ラボ祝祭の広場在り方検討会議の意見や今回の検証結果等を踏まえ、今後も回遊性や滞留性を高め、
中心市街地の活性化に資する広場として積極的な活用の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
○
田島委員長
ただいま
執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。
○松本委員
トライアル・サウンディングで今回出店されたお店の売上げが十分利益が出るような状況だったのか、また、近隣の既存店舗等から苦情などは入っていないのか教えてください。
○
武安まちなみ企画課長
売上げについては、現在調査の集計を行っている最中ですが、口頭で伺う限りではお店によってまちまちでございます。ラーメン屋などは売上げが上がったと伺っておりますが、その他の店舗につきましては、ぼちぼちであると伺っております。
また、お
部屋ラボ祝祭の広場周辺の店舗等からの苦情や要望につきましては、今のところ受け付けているものはありません。
○
田島委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
最後に、自動運転車両
実験運行について報告を求めます。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
資料3を御覧ください。
1、事業目的ですが、運転手不足の解消や
高齢者などの移動困難者の支援、多様化する移動ニーズに対応するきめ細やかな新たなサービスの創出など、様々な課題解決に向けて
自動運転技術の調査、検討を進めています。
2、
佐賀関地域での
実験運行結果についてですが、1、
実験運行の概要では、令和3年12月17日から24日の8日間、ドライバーを運転席に乗車させた搭乗型の自動運転の
実験運行を実施し、271名の方に御乗車いただきました。
2、利用者アンケート結果につきましては、調査結果を抜粋して記載しております。自動運転バスの安全性について不安を感じた方の割合が、乗車前に27.7%でしたが、乗車後は8%に減少しております。また、
路線バスに自動運転車両を導入する場合、期待することにつきましては、
路線バスの
運行ルートや便数の増加が70.5%、
路線バスの運行時間帯増加が39.3%、交通事故の減少が38.8%となっております。
資料2ページを御覧ください。
3、
大分いこいの道広場周辺での
実験運行結果について御説明いたします。
まず1、
実験運行の概要では、令和4年1月29日及び30日の2日間は搭乗型、令和4年2月25日から3月6日のうち、8日間は遠隔型の自動運転の
実験運行を実施しました。
運行ルートは、JR大分駅上野の森口を起終点とした全長約1.4キロメートル、そのうち800メートルの間については、J:COMホルトホール大分内に設置した管制室から、運転席無人の車両を遠隔監視及び操作を行いました。
利用者数は918名となりました。
2、利用者アンケート結果につきましては現在集計を進めており、こちらも抜粋ですが、自動運転バスの安全性について不安を感じた方の割合が、乗車前は29.9%、乗車後は20.8%と減少しています。また、
路線バスに自動運転車両を導入する場合、期待することにつきましては、
路線バスの
運行ルートや便数の増加が62.2%、交通事故の減少が40.4%、
路線バスの運行時間帯増加が33.4%となりました。
実験結果や詳細なアンケート調査結果などにつきましては、大分市における自動運転の在り方についての検討会の中でまとめ、後日御報告させていただきたいと考えています。
○
田島委員長
ただいま
執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。
○
福間委員
この
事業費はほかの
交通事業とは異なり、国庫補助金や大分県の支出金がなく、
事業費全額を一般財源で賄っています。その上で、本市では新たな
モビリティサービス事業として
実験運行や自動運転、空飛ぶクルマに関する調査等を実施されていると思いますが、他都市ではどれくらい同様の事業に着手されているのか。中核市規模で構いませんので、もし資料等があれば提供をお願いします。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
国や県からの補助金につきましては、現在、国に対して地方創生推進
交付金の交付が可能かどうか相談を行っておりますが、結果についてはまだ頂いておりません。
また、各中核市の事業実施状況につきましては、調査いたしたいと考えております。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
○
板倉委員
技術提供の協力を得ることが可能な相手方は、群馬大学しかないのですか。経費がかかり過ぎない範囲で、競合し得る別の方との試験的な事業実施も考えられるのではないかと思いますが、その辺はどうなっていますか。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
現在、技術提供につきましては群馬大学の小木津武樹准教授に御協力頂いております。一方、ほかの団体等が有している技術もございます。例えば、経済産業省の外郭団体が所有している技術もありますことから、そういった団体等からの技術提供についても、今後考えられ得ると思います。
ただし、現在、自動運転の機械などを既に導入している観点からは、もう一度最初からやり直しになるという面も含めて、今後、委員御指摘の効果的な予算の使い方について考える必要があると認識しておりますので、勉強させていただきたいと思います。
○
板倉委員
このような部分も含めて検討すれば、車両代だけでなく、ほかの費用も安くなる可能性もあり得ると思いますので、ぜひ検討をお願いします。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
執行部からその他として何かありませんか。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
大分県の事業である、ホーバークラフトの整備事業について御報告させていただきたいのですが、御報告の前に資料を配付させていただいてよろしいでしょうか。
○
田島委員長
お願いします。
〔資料配付〕
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
その他資料を御覧ください。
こちらの資料は、大分県から提供を受けたものでございます。
大分県では、令和5年度以降のホーバークラフト就航に向け、大分空港海上アクセス整備事業を進めております。これまでの動きといたしましては、令和2年10月に第一交通産業株式会社をホーバークラフト運行事業者として選考し、令和3年11月には、エアクッション艇、いわゆるホーバークラフト3隻の製造をイギリスのグリフォン・ホバーワーク・リミテッド社と契約を結んでおります。今回の説明は、現時点で実施中の旅客ターミナル設計に関するものとなっております。
1ページを御覧ください。こちらは、旅客ターミナル設計者の選定についてです。令和2年度にプロポーザル方式による公募を行い、藤本壮介建築設計事務所・松井設計設計業務委託共同企業体が選定されており、今月、
西大分や大分空港のターミナル上屋などの設計が完成する予定となっております。
2ページを御覧ください。大分市側の発着地の状況ですが、大分港
西大分地区を事業予定地とし、周辺道路の整備、ターミナル、送迎用のロータリー、約500台分の駐車場、ホーバークラフトの斜路、艇庫を整備する予定となっており、3ページはターミナルのイメージパースを掲載しています。
4ページを御覧ください。令和3年10月に旅客ターミナル施設に関するワークショップが開催されております。なお、5ページにはワークショップでの主な意見や要望などが整理されています。ターミナルでは災害発生時の聴覚障害者に配慮した避難情報の提供に関する意見が出されたほか、船舶では複数の車椅子利用者が乗船できる配慮、その他といたしましては、周辺道路の整備、周遊券などの検討、道の駅との連携に関する意見などが出されたと伺っています。
6ページを御覧ください。ホーバークラフト発着地整備に伴う
西大分・西部海岸地区のにぎわい創造についてです。ホーバークラフト発着地と、本市が整備する憩い・交流拠点施設であります道の駅計画地との位置関係は図のとおりでございます。
○
田島委員長
ただいま
執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。
○
板倉委員
現在計画されている道の駅や大分マリーンパレス水族館うみたまごなどは、
西大分・西部海岸地区のにぎわい創造の観点から見ると一貫性のある施設であると思います。これらに
自動運転実験運行等、新たなモビリティサービスに関する計画を併せて考えるというような考えはありますか。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
委員御指摘のように、
西大分地区の周遊に新たなモビリティーを活用してはどうかとの御意見を頂いております。ただし、当該地区には国道10号線が通っており、交通量が非常に多い状況がございます。また、運行速度の観点から
グリーンスローモビリティの走行が可能なのか検証が必要であること、加えて、現在、当該地区は
路線バスが運行されている地区でもありますので、そのような現状も踏まえて、今後検討の必要がある課題と認識しております。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
○
板倉委員
過去に、大分マリーンパレス水族館うみたまご付近の歩道で自動運転を実施したと思いますが、同じような手法をとることは難しいのですか。
○
橋本都市計画部次長兼
都市交通対策課長
委員御指摘の点は、平成29年に実施した自動運転バスの実証運行事業のことであろうかと思います。当時は国道10号線の歩道部分を一部閉鎖した上で、一定期間運行を行いましたことから、当時の様に、一定の実施期間を定めて
実験運行を行うことは可能であると思います。ただし、恒常的に歩道部分で車両を走行させることは困難であると認識しておりますので、やはり車道上で走行可能な新たなモビリティーを今後考える必要があるのではないかと思っております。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
○
野尻委員
大分空港海上アクセス整備事業に関しては、大分県に対し周辺住民に対する騒音対策をきちんと講じることを要望するようお願いします。
○
田島委員長
ほかに質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
そのほかに
執行部から何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
田島委員長
委員の皆さんからその他として何かありませんか。
○長田委員
大分空港海上アクセス整備事業については、
西大分・西部海岸地区のにぎわい創造の観点からも非常にいいまちづくりの取組であると思います。
その一方で、先日の
一般質問で旧ホーバー基地周辺の整備の問題が取り上げられておりました。整備の責任は国なのか大分県なのかが曖昧なまま、市民がこれまで問題提起してきた部分が放置されているように思います。今後どのように整備していくのか心配していますし、大洲総合運動公園に関する問題についてもやはり寂しいなと思っています。
また、
コロナ禍の中、裏川にはたくさんの方々がお越しになられてにぎわっており、今までにないおおいた人とみどりふれあいいちが開催されていると思っております。
姫野都市計画部長が冒頭の挨拶で触れていましたが、
平和市民公園横の裏川にこいのぼりを吊るす話が出てきた際に、桜の木を守るような設備をつくっていただきました。地域の方々が非常に感謝されておりましたので、この場をお借りしてお伝えします。
人と緑のふれあいという意味では、地域の方々と一緒になって取り組むだけでなく、子供たちが一生懸命になってこいのぼりを作成してくれました。このようなまちづくりを今後も進めていただきたいと思います。
○
田島委員長
委員の皆さんからそのほかに何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
田島委員長
以上で
都市計画部の案件が全て終了いたしました。
ここで、3月末をもって退職される方から挨拶の申入れがありましたので、お願いします。
〔退職者挨拶〕
〔
委員長お礼の挨拶〕
○
田島委員長
明日25日の
委員会は、午前10時に開会いたします。
本日はこれにて散会します。
午前11時42分散会...