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02月25日-01号

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  1. 飯田市議会 2015-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    平成27年  3月 定例会(第1回)        平成27年飯田市議会第1回定例会会議録               (第1号)-----------------------------------       平成27年2月25日(水曜日)10時00分-----------------------------------日程 第1 会議成立宣言 第2 会期の決定 第3 議案説明者出席要請報告 第4 会議録署名議員指名 第5 市長挨拶(施政所信表明) 第6 定期監査報告 第7 委員長報告     リニア推進特別委員会 第8 報告(3件)     報告第1号から報告第3号まで 第9 議案審議    (1)即決議案(9件)      ・議案第1号から議案第9号まで       説明、質疑、討論及び採決    (2)定住自立圏形成協定締結関連議案(14件)      ・議案第24号から議案第37号まで       説明、質疑、討論及び採決    (3)委員会付託議案(55件)      ・議案第10号から議案第23号まで、       及び議案第38号及び議案第78号まで       説明、質疑及び委員会付託      ・議案第49号、議案第50号及び議案第53号       総務委員会 第1委員会室       社会文教委員会 第1委員会室       産業建設委員会 第1委員会室       委員長報告、質疑、討論及び採決散会-----------------------------------出席議員   23名      (別表のとおり)-----------------------------------欠席議員   なし      (別表のとおり)-----------------------------------事務局出席者      (別表のとおり)-----------------------------------説明のため出席した者      (別表のとおり)-----------------------------------     10時00分 開会----------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(林幸次君) 現在の出席議員は23名であります。 よって、本日の会議は成立いたしております。 ただいまから、平成27年飯田市議会第1回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(林幸次君) それでは、会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期及び日程につきましては、去る2月18日に開催されました議会運営委員会で協議をいただいておりますので、その結果について御報告を願うことにいたします。 議会運営委員会委員長、清水可晴君。 ◆議会運営委員会委員長(清水可晴君) おはようございます。 2月18日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果を御報告申し上げます。 今定例会の会期は、本日2月25日から3月20日までの24日間とし、その日程につきましては、お手元に配付してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案は81件で、その審議は報告案件、人事案件等を除き、付託議案一覧表のとおり、それぞれの各常任委員会へ付託することといたしました。 次に、3月5日及び6日に行います一般質問の通告締め切りは、先例により、あす2月26日の午後5時といたしましたので、申し合わせ事項を遵守し、質問事項及び要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されますようお願いいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(林幸次君) ただいまの報告について御発言はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) お諮りいたします。 今定例会の会期につきましては、委員長報告のとおり、本日2月25日から3月20日までの24日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は2月25日から3月20日までの24日間と決定いたしました。----------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(林幸次君) 議案説明者として、地方自治法第121条の規定により、牧野市長ほか関係者の出席を要請いたしました。 次に進みます。----------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(林幸次君) 会議録署名議員として、竹村圭史君、木下徳康君を指名いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第5 市長挨拶 ○議長(林幸次君) ここで市長の御挨拶を願うことにいたします。 牧野市長。 ◎市長(牧野光朗君) おはようございます。 本日ここに、平成27年飯田市議会第1回定例会を招集し、平成27年度飯田市一般会計予算(案)を初めといたします重要案件につきまして御審議いただきますことに対しまして、深く感謝を申し上げますとともに、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 昨年は、2月8日、その翌週の2月14日から15日にかけまして、大雪に見舞われ、観測史上最も深い81センチの積雪を記録した大変な冬でございましたが、この冬は、現在までのところそのようなこともなく、2月も下旬となり、徐々に日が濃くなっているきょうこのごろでございます。 年明け1月5日からは、新庁舎での業務を開始しておりますが、まずまずのスタートを切ることができたと考えているところであります。これまで3回実施いたしました新庁舎見学会におきましては、940名もの市民の皆さんにおいでをいただきました。この3月1日日曜日にも市民見学会を行うこととしておりますが、皆さんからいただいた御意見にお応えいたしながら、新しい庁舎にふさわしい、しっかりとした仕事を行ってまいりたいと考えているところであります。 昨年末から最近にかけての取り組みなどを振り返りますと、まず地域環境権条例に基づく市の支援事業といたしまして、12月19日に山本地区の杵原学校多目的ホール太陽光発電設備設置事業につきまして、また昨日2月24日には竜丘地区の丘づくり・市民共同発電プロジェクト2014につきまして、それぞれ第3号、第4号といたしまして認定をし、調印式を行いました。 同じ環境関係で申しますと、2月14日には南アルプス・ユネスコエコパークの登録証授与式が開催されたところであります。今後とも、特に関係する遠山郷の皆さんや関係団体との連携を深めながら、取り組みを進めてまいりたいと考えております。 1月10日から11日にかけましては、結いターンお正月特別相談会を開催いたしました。相談にはUターン希望の社会人の方が多く見られましたが、来年度卒業予定の学生の皆さんも情報収集にいらっしゃいました。堅調な雇用情勢を反映してか、昨年に比べ減少はしましたが、来訪された皆さんからは、この地域への思いを感じることができたところであります。 当地域への人材誘導や人材育成は、地域の重要課題であります。1月31日に開催いたしました第9回飯田市キャリア教育推進フォーラムにおきましては、結いジュニアリーダーの中学生が司会や運営を行う中、職場体験受け入れ事業所や小・中・高校生など約200人が参加いたしました。人材サイクルの構築を進めるためにも、こうした下地となる取り組みをしっかり進めていくことが必要と考えております。 1月24日には、5回目となります学輪IIDA全体会を開催し、大学等関係者42人のほか、市民200人以上の参加のもと、「地方消滅時代における飯田下伊那」と題したパネルディスカッションを行うなど、当市の人的ネットワークのベースとなる取り組みにつきまして、理解を深めていただく機会となったところであります。 また、産業界のネットワークの構築・強化として行っております東京企業懇話会名古屋企業懇話会を1月と2月にそれぞれ開催し、飯田下伊那にかかわりのある方々と、リニアや三遠南信道の効果や影響を初め、貴重な意見交換が行われたところであります。いただいた御意見や情報を今後の取り組みにしっかりと役立ててまいりたいと考えております。 また、本年度はムトス飯田の取り組みが記念すべき30周年を迎えまして、ロゴマークの制定や協定の締結、助成制度の拡充に取り組んできたところでございます。 2月15日に開催された第52回飯田市公民館大会の席上では、長く公民館活動にかかわってこられました皆さん方に対しまして教育功労者表彰をさせていただきますとともに、30回目となりますムトス飯田賞など、関係4団体を表彰させていただいたところであります。本年度の公民館大会は、大会史上最高の640人の参加となりまして、市民の皆さん方が主人公となって取り組むという飯田の底力を改めて感じる機会となりました。 こうした公民館やムトスの飯田モデルは、海を越えてフィリピン、レガスピ市で花開き始めております。このたび飯田市からレガスピ市に訪問団を派遣したところでありますが、現地では公民館が建設され、住民の組織化と住民による自治の取り組みが始まりつつあるとの報告を受けました。また、参加者からは、レガスピにおける真摯な取り組みを見て、自分たちが改めて学ぶべきところも多かったという話もありました。今後とも、相互に学び合う関係を継続していければと考えているところであります。 三遠南信自動車道の関係では、この1月に(仮称)天龍峡大橋上部工事の施工業者が決定し、また(仮称)龍江インターチェンジから(仮称)飯田東インターチェンジ間につきましても、平成29年度開通に向けました工事が着実に進められております。既に着工されております(仮称)青崩トンネルなども含めまして、三遠南信自動車道の早期完成に向け、関係市道の整備など、市としても引き続きしっかりと取り組んでまいる所存であります。 また、全国市長会の経済委員長の立場から、昨年2月以来取り組んでまいりました農地制度に関しましては、この1月30日の閣議におきまして、国の農地転用の許可権限を都道府県に移譲すること、必要な要件を満たす市町村に対しても都道府県と同様に移譲することなどの方針が決定されました。長い間、岩盤規制の象徴であり、地方分権改革の最大の課題でありました農地制度が大きく前進したということは、当地域の将来の地域づくりにおきましても大きく関係するところであり、総理大臣を初め、関係する国会議員各位の強いリーダーシップに敬意を表するところであります。 さて、内閣府の2月の月例経済報告によりますと、景気は個人消費などに弱さが見られるが緩やかな回復基調が続いているとされており、また当地域の12月末の有効求人倍率を見ましても1.37倍と17カ月連続して1倍を上回っており、雇用状況は着実に改善してきております。ただし、個人消費の弱さや海外景気の下振れなどのリスクもあり、情勢は先行き不透明なため、今後とも留意する必要があると捉えております。 また、国におきましては地方創生が大きな政治課題の一つとなっております。これは、昨年5月に日本創生会議が人口減により2040年に全国の半分の市区町村が消滅する可能性があるという推計を発表したことに端を発していることは、既に御承知のところかと思います。 この地方創生に向けまして、国といたしましては、将来の人口展望を示す長期ビジョンと今後5年間の施策を盛りました「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を示しましたが、そこでは、地方が自主的に行動し、国はそれを支援するのが基本という姿勢が鮮明に示され、安倍首相も、重要なことは地方がみずから考え、行動し、変革を起こしていくことだという趣旨の発言をされております。そうした意味からも、今各市町村などが取り組んでおります地方版のビジョン並びに今後5年間の総合戦略策定には、しっかりと取り組む必要があると強く思うところであります。 こうした状況を踏まえながら、以下、当面の市政経営につきまして、私の所信を申し述べたいと思います。 私は、ことしの年頭所感におきまして、平成27年のことしの漢字に「元」を選びました。これは、ことしはリニア中央新幹線の中心線測量が始まることから、まさにリニア元年という位置づけや、新庁舎での業務が開始された新たなスタートを切った市役所が、改めて行政の「元」、すなわち根本に立ち返り、市のさまざまな事業が飯田市民のために利益を生む元本になるようになどの思いを込めたものでございます。 日本創生会議の発表で改めてクローズアップされました人口減少、少子化、高齢化の問題や国の1,000兆円を超える借金の問題は、私も市長就任以来申し上げてきたところでございますし、国が地方創生に向けて本格的な取り組みを始めましたことは、まさに当市が進めてきた取り組みと軌を一にするものと認識しているところであります。すなわち地域経済の自立度を高め、地育力によって帰ってきたいと考える人づくりや、定住自立圏や環境モデル都市を掲げた持続可能な地域づくりによる人材サイクルの構築を、ますます地域を挙げて取り組んでいく必要があると考えているところであります。 こうした状況を踏まえながら、新年度の予算編成におきましては、リニア中央新幹線、三遠南信自動車道の開通・全通を見据えた戦略的な地域づくりを念頭に、文化経済自立都市を目指す第5次基本構想基本計画の着実な推進と小さな世界都市を掲げるリニア将来ビジョンの実現に主眼を置いたところであります。 人口減少、少子化、高齢化の右肩下がりの時代において、国を挙げた地方創生の取り組みとはいえ、明確な処方箋があるわけではありません。それがない中で、各地域での創意工夫が試される挑戦のときであり、地方創生の全国モデルになるような地域づくりをいかに進めていくか、その点に重きを置いて予算編成を行ったところであります。 平成27年度当初予算の総額は434億6,000万円で、大型事業が完了したことにより、前年度と比べて24億6,000万円、率にして5.4%の減額となりますが、国の地方創生関係の予算措置を受けまして、その取り組みを機動的に行えるようにするために、先行的に実施する事業を平成26年度補正予算に前倒しして計上しており、実質的には13カ月予算、総額で438億500万円余として編成しております。 内容といたしましては、地方創生に向けた人材サイクルを促進するための地方版総合戦略の策定を初めとして、後ほど説明いたします知と産業の集積を目指すサイエンスパーク構想の推進のほか、リニア駅周辺及びスマートインター整備に向けた調査、地域経済活性化に向けた取り組み、子供を産み育てやすい環境づくりなどに重点を置くとともに、社会保障関係費や旧庁舎の耐震改修、道水路・河川等の維持補修費など、市民の暮らしと安全を守る事業を積極的に予算化しており、リニア時代に備え、地方創生に向けて質を重視した戦略的予算となっております。 5つの基本方針に沿って特徴的な事業を申し上げますと、まず1つ目の「経済的な自立度を高める多様な産業施策の推進」では、このほど発表いたしました「地域経済活性化プログラム2015」に基づき、当面の目標としてリーマンショック前の経済自立度55%をマイルストーンとし、地域経済自立度を高めるための多様な産業施策に取り組んでまいります。地域の産業基盤を強化するために、航空宇宙産業など新産業クラスター形成の支援をさらに強化するとともに、当地域への産業立地を進めるための新たな産業用地整備に向けた調査を実施いたします。 また、地域産業の将来を担う人材育成を強化するため、高校生向けのカリキュラムの構築などに取り組むことといたしております。 そのほか、深刻となっております鳥獣被害への対策を強化するとともに、畜産業への支援、天龍峡・遠山郷の観光振興への取り組みを強化いたします。 2つ目の「地育力による心豊かな人づくり」では、引き続き教育振興基本計画に基づき小中連携・一貫教育の取り組みをさらに進めるほか、子供の学力向上に向けた取り組みや不登校対策について取り組みを強化してまいります。 また、人形劇のまちづくりをさらに推進するために、センター的機能を担うNPO法人いいだ人形劇センターの運営支援を行うほか、人形劇関連の図書・資料の収集と保存・活用に取り組んでまいります。 そのほか、中学校での学校登山実施に向けた支援、学校施設や社会教育施設の整備などに取り組んでまいります。 3つ目の「安心して健やかに暮らせるまちづくり」では、誰もが安心して子育てができるようにするため、子育てを総合的に支援する飯田市こども家庭応援センターをことし7月に開設いたします。 また、子ども・子育て支援新制度を踏まえまして、保育の質向上を支援しますとともに、保育料につきましては、18歳未満の多子世帯に係る第3子の軽減率を従来の20%から50%に拡大いたします。 また、私の公約でもあります高校生医療費の無料化を平成28年4月から実施するための準備を進めるほか、子育て世代が飯田市で暮らし、結婚、出産・子育ての希望をかなえられるようにするために、空き家バンクの創設を初めとする移住定住の促進、結婚支援、不妊治療費の助成を拡充するなど、総合的に取り組みを進めてまいります。 そのほか、旧庁舎の耐震改修、上村自治振興センターの整備を行いますとともに、気象・災害情報の提供、自主防災組織への支援など、防災対策の推進に取り組んでまいります。 4つ目の「自然・環境と調和した低炭素社会・飯田づくり」におきましては、環境モデル都市としての取り組み、とりわけ地域環境権条例に基づく取り組みを強化し、小沢川小水力発電について地域おこし協力隊の採用を初め事業の推進を図るほか、飯田山本おひさま広場整備への支援、マイクロ小水力発電実証実験など、地域公共再生可能エネルギーの活用を促進するための事業を拡充いたします。 また、ポイ捨て等防止市民条例に基づく取り組みを引き続き推進するほか、野底山森林公園の整備を進めてまいります。 そして、5つ目の「多様性に富んだ暮らしと文化を次世代に継承する地域づくり」におきましては、地方創生に向けた地方版総合戦略の策定に取り組みますとともに、知と産業の集積を目指すサイエンスパーク構想の調査を新たに実施し、地方創生のための具体的な取り組みを進めてまいります。 また、リニア駅周辺整備につきましては、今年度取り組んでおります基本構想をさらに具体化させるため、基本計画の策定に取り組みますとともに、飯田市の情報発信を強化するため、シティプロモーションの取り組みを拡充してまいります。 そのほか、中心市街地の活性化に向けて桜並木整備のための調査や遠山郷の活性化に向けた地域おこし協力隊の導入など、リニア時代を見据えて魅力ある地域づくりに向けた取り組みを拡充してまいります。 なお、持続可能な行財政運営という観点から申し上げますと、当面の財政目標として掲げております、平成28年度末において「臨時財政対策債を除く起債残高700億円」「主要4基金残高30億円」につきましては、いずれも達成できる見込みとなっております。特に起債残高においては、平成13年度が約1,000億円でピークとなっており、その後も下水道皆水洗化、小・中学校耐震化、市立病院第3次整備、庁舎整備などの大型事業を行ってまいりましたが、計画的な削減と抑制に努めてきたことによりまして、平成26年度末には735億円まで減額でき、ピーク時から343億円の減額となりました。 今後もリニアに向けて大規模な投資も想定されることを踏まえまして、人件費の削減を初め、選択と集中の視点からめり張りのある財政運営に留意し、長期的な視点で健全財政を堅持しますとともに、持続可能な地域経営に努めてまいりたいと存じておるところであります。 また、平成26年度補正予算のうち一般会計補正予算(第7号)案につきましては、国の補正予算に呼応する消費喚起型事業といたしまして、地域消費を喚起するプレミアムつき商品券、高齢者や障害をお持ちの方を支援する生活支援商品券、飯田市への観光誘客を促進するふるさと旅行券の発行並びに子育て世帯に対するプレミアム商品券購入補助に要する経費を計上するものであり、早期に事業効果を発揮したいことから、初日議決をお願いしたいと存じます。 平成26年度飯田市一般会計補正予算(第8号)案につきましては、補正予算額5億6,255万3,000円を増額し、予算の総額を486億1,531万5,000円にいたしたいとするものでございます。 歳出につきましては、国の補正予算に呼応して、地方創生に向けて先行的に実施する事業を平成27年度当初予算から前倒して計上するものと、決算見込みに基づきまして事業費や人件費を補正いたしますものが主なものでございます。 前倒して計上するものは、地方創生に向けた戦略的な地域づくりを目指す計画策定費、航空宇宙産業など新産業クラスター形成の支援、知と産業の集積を進めるサイエンスパーク構想の推進が主なものでございます。 決算見込みに基づく補正といたしましては、障害者の生活介護や就労を支援する総合支援給付事業民間保育所運営費負担金を増額するほか、社会資本整備総合交付金事業を減額するものが主なものでございます。 歳入につきましては、地方交付税を計上するほか、国の補正予算により措置されました交付金のほか、財産収入や市債などを計上するものが主なものでございます。 この予算に基づく事業を早期に実施させ、文化経済自立都市の実現を目指す第5次基本構想基本計画の着実な推進と小さな世界都市を掲げるリニア将来ビジョンの実現に向けまして、市民の皆さんとともに、地方創生のモデルとなる飯田市づくりに取り組んでまいりたいと考えているところであります。 なお、特別会計における国民健康保険事業につきましては、平成26年度においては基金から1億円余を取り崩しましたが、ぎりぎりの対応といたしまして、税率5.3%の引き上げをお認めいただいたところであります。平成27年度予算は、被保険者の平成26年所得の状況が確定していない現時点におきましては、例年のとおり暫定的な予算組みとさせていただいており、6月の国保予算本算定の中でお示しをしたいと考えているところであります。 ただいま御説明いたしました予算案を初め、本日提出いたします案件は、報告案件3件、人事案件9件、条例案件13件、一般案件30件、予算案件26件の計81件でございます。いずれも市政経営にとって重要な案件でございます。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げる次第であります。 各議案につきましては担当部長から詳しく御説明いたしますが、主な議案につきまして少し御説明させていただきます。 議案第14号「飯田市空家等の適正な管理及び活用に関する条例の制定について」は、かねて懸案となっておりました空き家対策について、さきに成立した国の法律を補完し、また飯田市独自の取り組みを進めるため、新たに条例を制定しようとするものであります。 議案第17号「飯田市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、平成27年度から29年度までの3年間を計画期間とする第6期介護保険事業計画高齢者福祉計画において、地域包括ケアシステムの構築を進めるとともに、特別養護老人ホームを初め、多様な施設整備を図ってまいるのに必要な介護保険料について改定をお願いするものであります。収入の少ない方の介護保険料の負担が過重とならないように配慮し、また所得の多い皆さんには傾斜配分にて応分の御負担をいただくようお願いいたしたいと考えているところであります。保険料を値上げせざるを得ない状況ではありますが、介護サービスの充実と介護保険制度の適正な運営に努めてまいりますので、どうか御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 最後に、リニア中央新幹線に関して申し上げます。 昨年10月の国による工事実施計画の認可以降、建設工事の開始に向けて具体的な動きが始まっておりますが、市町村ごと及び関係地区ごとの事業説明会も一通り終了し、明かり区間となります座光寺地区や上郷地区におきましては、中心線測量に向けての準備が進められているところとお聞きしております。 事業説明会におけるJR東海の説明によりますと、現段階では、リニア駅は平成30年の後半からの着手を予定する一方で、トンネル部の工事につきましては、早ければ平成28年度中に取りかかりたいとの意向が示されております。 現在、駅周辺整備に関して基本構想を策定すべく、検討会議において議論をいただいているところであり、また座光寺パーキングエリアへのスマートインターチェンジの設置、及びスマートインターチェンジとリニア駅を結ぶ道路の新設や国道153号の改良につきましても、県を初めとする関係機関との連携のもと、地元を初めとする関係する皆さん方の御意見をしっかり伺いながら進められているところでございます。 来年度は、JR東海による事業進捗をにらみながら、この駅周辺整備に関する具体的な基本整備計画を定めてまいりたいと考えておりますとともに、駅部以外のルートや保守基地、さらには建設発生土への対応も本格化してくることから、関係する皆さん方の事業に対する御不安や御心配を払拭できるよう、引き続き努めてまいる所存であります。 リニア開通は12年後、次のひつじ年であります。私たちは、このリニア・三遠南信道といった大規模交通プロジェクトのメリットを最大限地域に取り込み、デメリットは最小限に抑制しながら、真の地方創生を実現していかなければなりません。 真の地方創生を当地から実現するための足がかりと捉えておりますのが、知と産業の集積を目指しますサイエンススパーク構想であります。これは、私が昨年12月20日に飯田市と事業構想大学院大学の共催で開催いたしましたシンポジウム「知と産業の集積を地域に」におきまして発表いたしました、旧飯田工業高校の施設を活用して、南信州・飯田産業センターや同センターの「考える会」において検討されておりますデザイン系大学院大学、さらに学輪IIDAで構想中のナレッジ・スクエア、すなわち多様な主体が集い、共同で教育・研究活動に取り組む施設などの機能を集約していくイメージで構想されているものでございます。 サイエンスパークは、国内各地で既に幾つも存在しているわけでありますが、これは単なる器をつくっただけではうまく機能しないものであり、私も多くのそうした事例を見てまいりました。米国のシリコンバレーやドイツのサイエンスパークの事例におきましても言えることでありますが、必要なことは、何より地元におきまして行政、大学、産業界、そして市民が共通の地域の価値観を見出すことであります。そして、共有される地域の価値観をベースに、地域内外の人材が集い、人的ネットワークを構築して協創の場をつくるところからイノベーションが生まれ、サイエンスパークは有効に機能することになると捉えているところであります。 右肩下がりの時代が続く我が国におきまして、リニア・三遠南信道を見据えて地域づくりを進める当地域が、今後真の地方創生を実現する発展する地域になれるかどうかは、欧米に伍していけるサイエンスパーク機能を当地に実現できるか否かにかかっているといっても過言ではないと考えております。私は、これまで南信州・飯田産業センターが培ってきたものや学輪IIDAの取り組みを踏まえれば、当地域であればそうしたサイエンスパークづくりに取り組むことは十分に可能と捉えております。 機は熟しつつあります。国におきましては、策定中の「国土のグランドデザイン2050」におきまして、リニア中央新幹線による三大都市圏の一体化、すなわちスーパーメガリージョンの創出と、リニアでつなぐ学術研究都市群、すなわちナレッジリンクの形成を構想しているところであり、また長野県におきましても、さきの伊那谷自治体会議におきまして、これまで述べてまいりましたサイエンスパーク構想を包含するリニアバレー構想を打ち出し、国のグランドデザインに組み込むべく、取り組みを始めたところでございます。 こうした手応えを感じる中、私たちは、リニア・三遠南信時代を見据えた飯田版総合戦略の策定を進めなければなりません。国や県の支援をいただきながら、産業界、大学、行政、金融、そして市民の皆さんが協働し、地域一丸となった取り組みにより、真の地方創生に向けた全国モデルを構築すべく、私も全力で市政経営に邁進する所存でございます。 議員各位におかれましても、一層の御理解、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げ、開会に当たっての私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第6 定期監査報告 ○議長(林幸次君) これより定期監査報告に入ります。 監査委員から、監査の結果について報告を願うことにいたします。 代表監査委員、中島善吉君。 ◎監査委員(中島善吉君) おはようございます。 定期監査の結果を報告申し上げます。 今議会に提出しました監査報告は、地方自治法第199条第1項、第2項及び第4項の規定によります定期監査について、平成26年9月3日から平成27年1月19日までに実施したものであります。 定期監査の対象は、お手元に配付してあります監査報告書の1ページに記載の部課等であります。 定期監査に当たりましては、あらかじめ指定して提出を求めた予算の執行状況及びその他関係資料に基づき、所管の長及び関係職員から説明を聴取するとともに、その事務が関係法令に基づき適正かつ効率的に執行されているかどうかを主眼として実施しました。また、現金の取り扱い及び物品等の管理状況について実地検査を行いました。 2ページをごらんください。 監査の結果ですが、予算の執行及び物品等の管理はおおむね適正に処理されていたことを認めました。 なお、2番に総括意見として、4点につきまして述べさせていただきました。 その1点目と2点目ですが、会計事務についてであります。これまでも適正な事務処理に心がけていただいているところですが、関係する法令、規則、マニュアルにつきまして、いま一度の確認と内部統制にさらに努められたいとするものです。3点目と4点目は記載のとおりでございます。 次に、3の検討要望事項として、全部署を対象に、次の2点につきまして監査委員の意見を付しました。 その内容につきましては、(1)では備品の管理についてであります。これまでも備品管理について申し上げてきた経過がありますが、特に26年度は組織機構改革や新庁舎への引っ越しなどにより、備品の配置がえや処分等が行われておりました。備品管理におきましても一定のルールがありますので、それに沿った適切な管理をお願いしたいと思います。 次に(2)では、行財政改革によりさまざまな角度から経費の節減、または歳入の確保に取り組まれております。そこで、市が保有する財産の貸し付けについても、歳入確保の観点から、現状について検証をお願いするものであります。 次に4として、各部課等に対しての検討要望事項について記載してございます。これらにつきましては、今後措置状況等の回答がありましたら、今後の監査報告書に掲載してまいります。 4ページ以降から、過去の監査の結果に基づき講じられた措置の報告について掲載しましたが、平成26年度定期監査の資料において経過報告がなされ、監査委員がその報告内容について措置が講じられたものと判断したものは、地方自治法第199条第12項に規定する通知に準じて取り扱い、ここに掲載し公表することとしました。 特に、7ページの4には平成25年度の行政監査に関して記載がされております。これは業務委託契約についてですが、様式の見直し、ガイドラインの策定、研修会なども行われ、措置が講じられたものと判断いたします。引き続き適切な事務処理をお願いします。 さて、昨年10月にリニア中央新幹線の工事実施計画が認可となりまして、具体的な動きが始まってまいりましたが、さまざまな立場から地域振興施策に取り組まれたいと思います。当地域を取り巻く環境は、御認識のとおり、人口減少、少子・高齢化といった状況が進行する中、市の財政は厳しい状況にあります。引き続き行財政改革を一層推進され、法令遵守のもとに日常の事務事業、財産管理に適正かつ効率的に当たられ、健全な財政運営に努められるよう希望します。 監査結果は以上のとおりでありますが、詳細につきましては監査報告書をごらんの上、検討いただきますようお願い申し上げ、簡単ではありますが、定期監査の報告といたします。
    ○議長(林幸次君) 監査報告に対する質疑の通告がございますので、これを認めます。 原和世君。 ◆23番(原和世君) ただいま御報告のありました平成26年度監査報告の定期監査・後期に対する質問をさせていただきます。 初めに、行政の監査、審査ということは、議員においても大変重要な役割であるというふうに思っています。つまり、議会で行うところの行政の監視、それから審査、そして提言であります。このことにおいて、私たちも行政に対してしっかり向き合っていこうと思っているわけでありますけれども、その上において、監査委員さんが行われる専門的な見地の上での監査はより重要なことだろうと、そんなふうに思っております。その上で、今回提出されました監査報告を見まして、幾つか確認させていただきたいと思いますので、その内容等についてお聞きしたいと、よろしくお願いしたいと思います。若干件数が多いものですから恐縮でありますけれども、よろしくお願いします。 2ページの第4、監査の結果からでありますが、まず総括意見から、(1)番の記載にありますように、前年踏襲・前例踏襲ということが記載されております。なおかつ、地方自治法に基づいた基本に立ち返って、その根拠を明確にしなさいということが指摘されておりますが、このことは一体どのようなことを指しておっしゃられているのか、お聞きしたいと思います。 それから、(2)番に、会計事務及び書類作成事務においては、内部統制機能がより一層発揮されるように心がけたいという御指摘がございました。このことについて、どのようなことを指しておられるのかもお聞きしたいと思います。 それから、3番の検討要望事項がございます。全部署共通の項で、(2)番、行財政改革集中プランに基づいて、市が保有する財産を貸し付けする場合には、貸付料の可否及び金額の妥当性の検証を行われたいという指摘がございます。その意味で、監査委員が考えておられる貸付料の可否、もしくは妥当性ということについて、どのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 引き続きお願いしたいと思います。 次に、4番の検討要望事項、部署別の項でありますが、そのうち財政課の部分で、市有施設の指定管理への移行が進む中でということでありますが、各主管部署に指導を徹底されたいということを指しておられます。このことは、具体的にはどのようなことを指しているのか、お聞きしたいと思います。 続いて3ページでありますが、健康福祉部の福祉課における福祉センターの監査資料に誤りが散見されたという御指摘がされております。その内容についてお示しいただきたいというふうに思います。 それから、産業経済部におきましては、林務課におきまして、財産管理帳の一部に誤りがあったということでございました。その内容についてお示しいただきたいというふうに思います。 それから、建設部におきましても御指摘がございます。特に地域計画課では、住宅の使用料及び住宅敷地使用料について、収納率の向上に取り組まれたいという指摘がございます。現状に対してどのように監査委員さんとして思われたのか、お聞きしたいというふうに思います。 さらに、内容が違いますが、2ページの第4項の4番、総合政策部の企画課、ふるさと応援事業につきましては、これは平成25年度の監査報告の中にありますように、同様の指摘がこのことについてされております。このことについて今回も御指摘されておるわけでありますけれども、このことについてどのように考えておられるのかもお聞きしたいと思います。 最後に、監査の中で、考え方の問題でありますけれども、今回、指摘事項ということがございませんでした。そこで、この指摘事項と、それから総括意見、なおかつ検討要望事項ということの違いがあるわけでありますけれども、監査の指摘において、これはどのように区別されておるのかをあわせてお聞きします。いろいろ多岐にわたっておりますが、御回答をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(林幸次君) 監査委員の答弁を求めます。 中島善吉君。 ◎監査委員(中島善吉君) それではお答えします。 まず最初に、通告書の5番目の質問についてお答えをさせていただきます。 指摘事項、総括意見、検討要望事項の違いについてですが、監査の結果を決定するまでの基本的な考え方について御説明をさせていただきます。 指摘事項については、いわゆる会計事務が法令あるいは財務規則等に基づいて処理されていない場合などとしております。 次に、検討要望事項は、事務改善の検討及び経済性、効率性、有効性の観点から、検討を要望するものとしております。 総括意見につきましては、定期監査の実施の中で全庁的にまたは総体的に共通認識を持っていただきたいとする監査委員としての意見であり、注意喚起や事業進捗の期待等について意見をまとめたものであります。 それでは、通告書の1番についてお答えします。 1の総括意見、(1)及び(2)につきましては関連した意見でございます。今回の定期監査におきまして、関係書類に基づき関係部署から説明を聴取した結果、会計事務の基本について、全庁的にいま一度留意していかれたいとするものでございます。 (2)につきましては、会計事務が会計課の審査の段階で修正されることによって、支払いの遅延を防ぎたいとするものであります。会計課においては、こういったことを防止するため、随時研修会を開催していますので、それぞれの部署におかれましては、適正かつ速やかな会計事務を心がけていただきたいと思います。 2の質問にお答えします。 市有財産につきましては、さまざまな団体等への貸し付けがあります。自主財源確保の観点から、貸付料についての見直し、検討を常に行っていただきたいとするものであります。 3の質問にお答えします。 財政課の検討要望事項は、年々指定管理施設がふえる状況にありますので、市の中で総括的に指定管理施設を主管する部署として、関連各部署への必要な指導や監督をお願いしたいとするものであります。 福祉課及び林務課につきましては、提出を受けた監査資料の中に計算誤りなどがありましたので、確実な事務処理とチェックに努めていただきたいとするものであります。 地域計画課は、住宅使用料の債権管理に積極的に取り組まれておりますが、一層の収納率の向上に努められたいとするものであります。 4についてお答えをします。 ふるさと飯田応援隊事業についてでございますが、過去の監査の結果のほうは、しっかりと地域PRに努めていただきたいとするお願い的な意味合いのもので、今回は一定の額を予算計上されていることから、予定している歳入確保に努力されたいとするものであります。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 原和世君。 ◆23番(原和世君) ありがとうございました。 監査委員の行われている業における考え方について、正理だというふうに思っております。 ここで、さらにもう1つお聞きしたいわけでありますけれども、先ほどの監査の報告の中にありましたように、昨年の25年度の監査報告書を見ますと、同時期の定期監査においては措置状況が報告されておりますが、今回、措置状況について報告がありません。ということは、それぞれ指摘された各部門において措置がまだ済んでいないということなのか、もしくは措置について、監査委員として内容等が承服されていないというふうに思われているのか、その点についてお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(林幸次君) 中島善吉君。 ◎監査委員(中島善吉君) 指摘事項について、直ちに改善をしていただきたいとするものです。 検討要望事項は特に拘束されるものではありませんけれども、直ちに改善できるもの、あるいはまた時間を要するものなどがあります。監査の結果を参考にし、対応がされた場合には、地方自治法の199条12項の規定により、監査委員に通知がされます。 ○議長(林幸次君) 原和世君。 ◆23番(原和世君) 今のお答えでは、措置状況についてはまだ報告されていない、もしくは措置が完了していないというふうにお聞きしました。それは、また私たち議会の中で、各委員会の中でまた確認させてもらいたいというふうに思っております。 いずれにしましても、これからも適正な監査、もしくはさらに的確な指示等も加えていただいて、お互いに議会、そして監査委員含めて、行政監査がしっかり行われますように、審査が行われますようにお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(林幸次君) ほかに監査報告に対する質疑通告はございませんので、次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第7 委員長報告 ○議長(林幸次君) ここで、特別委員会の経過について報告を願うことにいたします。 リニア推進特別委員会の審査の経過につきまして、報告を求めます。 リニア推進特別委員会委員長、新井信一郎君。 ◆リニア推進特別委員会委員長(新井信一郎君) 2月5日に開催されましたリニア推進特別委員会における協議内容等について御報告申し上げます。 会議では、第3回リニア駅周辺整備基本構想検討会議に関し説明があり、内容について協議をいたしました。 主な質疑について申し上げます。 初めに、駅周辺の駐車場の整備に関し、リニア開業後の予想乗降客数や他の整備新幹線駅の状況から、整備台数を750台とするとの説明があったが、予想乗降客数が過大となっていないかとの質疑があり、リニアの運行計画や将来の社会情勢等が明確になっていない現状においては、確度を持った乗降客数を算出するのは困難であるが、県の総合交通ビジョンで示された推計は1日当たり6,800人を、市の推計でも6,900人を見込んでいる。試算は県の推計をもとにしており、基本構想を策定するに当たり、専門的な委員を含める検討の中で、一定の理解をいただいている数字でもあります。乗降客数は、これからの地域づくり等により変化していくものと考えており、計画が具体化していく中で変化することも想定し、今後はその点も踏まえ、周辺整備を検討していく必要があると考えているとの答弁がありました。 次に、リニア駅周辺整備のイメージとしてイメージ図も示されているが、図では駅に必要な機能を記載したほかは余白となっている。地元住民の居住施設等の記載がないが、掲載の必要はないかとの質疑があり、基本構想の骨子でも駅整備と同時、一体的に地域の住みやすさの向上と風景づくりを進めることを掲げており、住宅地等も想定している。イメージ図で余白となっているのは、これは現状で住居や農地があるためであり、イメージに幅を持たせたものである。この点については、今後、地元の皆さんと一緒にしっかりと詰めていくとの答弁がありました。 次に、駅周辺整備の駐車場や道路などの整備の手法として、さまざまな事業の導入を検討していくとの説明があったが、区画整理事業も具体的に検討をしていくのかとの質疑があり、整備に当たり、用地を取得する一つの手法として区画整理事業もある。現段階で具体的な事業を決定する段階にはないが、地域の現状や時間的制約、またリニア本体工事が直接買収であることなどから、区画整理事業の導入は難しいと考えているとの答弁がありました。 次に、来訪者を引きつける観光資源の発掘・強化を進めるとあるが、単にハード整備だけでなく、住民が一緒になってつくり上げていくことが大切であり、駅周辺の基本構想を掲げるに当たっては住民が携わるとの点も盛り込むことはできないかとの質疑があり、観光資源の発掘については、今までの会議の中でもさまざまな意見が出ている。構想では議論の入り口となる表現にとどめているが、いずれにしても観光客をいかにふやしていくか、そのために何が必要かをしっかり議論する必要があるとの答弁がありました。 さらに、リニア駅周辺整備に関しては、市が投資した分が住民に還元されるものであるべきと考える。採算性も考慮しつつ、市民の暮らしがよくなる視点も必要と考えるがどうかとの質疑があり、この地方にリニア駅ができることによる経済波及効果は非常に大きなものがある。今後リニアメリットが生かせるしっかりとした地域づくりを行うことにより、大きな効果が生み出されると考えており、その視点に立って、現在、駅周辺整備の規模等を検討しているところであるとの答弁がありました。 以上、報告といたします。 ○議長(林幸次君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) ないようでございますので、次に進みます。----------------------------------- △日程第8 報告 ○議長(林幸次君) 日程に従いまして、これより報告案件の審議に入ります。 初めに、報告第1号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 小池総務部長。 ◎総務部長(小池永利君) 報告第1号について御説明申し上げます。 本件は、損害賠償の額を定めることについてでございまして、自動車事故による損害を賠償するため、専決処分させていただいたものでございます。 表をごらんください。 専決の日及び相手方は、記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、専決第3号につきましては、平成26年12月17日午前9時30分ごろ、飯田市役所敷地内の駐車場において、飯田市所有の軽乗用自動車が停車していた相手方の軽貨物自動車と接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割でございまして、市の損害賠償額は10万5,865円です。 この件に関しましては、平成27年2月12日に全国市有物件災害共済会による支払い手続を完了しております。 26年専決第35号につきましては、平成26年9月5日午後4時40分ごろ、飯田市公民館付近の市道交差点において、飯田市所有の軽貨物自動車が進入した際、左方から進入してきた相手方の軽乗用自動車と接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は、当方が6割、相手方が4割でございまして、市の損害賠償額は6万3,137円です。 この件につきましては、平成26年11月28日に全国市有物件災害共済会による支払い手続を完了しております。 26年専決第36号につきましては、26年専決第35号の事故に起因するものでございまして、事故の際にその反動で交差点に付近に駐車していた相手方の小型乗用自動車に接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割でございまして、市の損害賠償額は29万6,398円です。 この件に関しましては、平成26年11月28日に全国市有物件災害共済会による支払い手続を完了しております。 26年専決第34号につきましては、平成26年10月22日午後1時20分ごろ、飯田市役所敷地内の駐車場において、飯田市所有の普通乗用自動車が後退した際に、駐車していた相手方の軽乗用自動車と接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割でございまして、市の損害賠償額は10万3,670円です。 この件に関しましては、平成26年12月25日に全国市有物件災害共済会による支払い手続を完了しております。 交通安全には、全国交通安全運動への参加、職員向けの情報ネットワークを活用しての注意喚起など、安全運転意識の高揚に努めてきておりますが、今回このような事故を起こしてしまったことをおわび申し上げます。なお一層の交通安全に取り組む所存でございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第2号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 高田産業経済部長。 ◎産業経済部長兼金融政策課長(高田修君) 報告第2号について御説明を申し上げます。 本件は、損害賠償の額を定める専決処分の報告でございまして、施設管理の瑕疵によりまして相手方に与えた損害を賠償するため、平成27年1月16日に専決処分をさせていただいたものでございます。 裏面をごらんください。 相手方につきましては、議案書記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、平成26年10月12日午後3時40分ごろ、上村地区下栗にあります飯田市上村農産物直売施設はんば亭の屋外に設置をされております階段におきまして、相手方が手すりにつかまったところ、当該手すり上部のつなぎ部分が外れまして、これにより転倒され、負傷する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割で、市の損害賠償額は14万1,160円でございます。 また、賠償額につきましては、市民総合賠償保険によりまして、本年2月4日に支払い手続が完了いたしております。 今回、施設管理の瑕疵によりましてこのような事故を起こしてしまったことをおわび申し上げますとともに、今後はこのような事故が起こらないよう、施設の管理に万全を期してまいります。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次に、報告第3号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 粂原建設部長。 ◎建設部長(粂原和代君) 報告第3号について御説明申し上げます。 本件は、損害賠償の額を定めることについての専決処分でありまして、市道において相手方に与えた損害を賠償するために専決処分をさせていただいたものでございます。 専決第1号でございますが、相手方につきましては、記載のとおりでございます。 事故の概要につきましては、平成26年9月2日午後6時ごろ、飯田市北方810番11付近の市道伊賀良598号線におきまして、走行中の相手方の小型貨物自動車がマンホールの突起部分に接触をし、車両下部を破損する被害を与えたものでございます。 過失は当方が4割で、市の賠償額は、車両の修理費用の10万2,319円のうちの4万928円でございます。 なお、1月15日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 市道につきましては適切な施設管理に努め、引き続き事故を未然に防げるよう安全確保に努めてまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(林幸次君) 期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第9 議案審議 ○議長(林幸次君) これより議案の審議に入ります。 初めに、議案第1号「監査委員の選任について」を議題といたします。 事務局にて朗読いたさせます。 小林議会事務局次長。     (小林議会事務局次長 朗読) ○議長(林幸次君) 理事者側の説明を求めます。 牧野市長。 ◎市長(牧野光朗君) 議案第1号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市監査委員の選任につきまして、議会の御同意をいただきたいとするものでございます。 平成19年5月から監査委員としてお務めいただいておりました中島善吉監査委員が、来る5月13日に任期満了を迎えることとなりましたので、その後任といたしまして、北澤福一氏を適任と認め、同意を賜りたいとするものでございます。 北澤氏は、裏面に記載のとおり、税制及び財務管理に関する経験と識見をお持ちになり、当市の財務管理や行政運営に関しましてすぐれた識見を有する方でございまして、監査委員として適任と考えますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(林幸次君) 本件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号につきましては、飯田市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案第1号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第2号「固定資産評価審査委員会の委員の選任について」を議題といたします。 事務局にて朗読いたさせます。 小林議会事務局次長。     (小林議会事務局次長 朗読) ○議長(林幸次君) 理事者側の説明を求めます。 小池総務部長。 ◎総務部長(小池永利君) 議案第2号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市固定資産評価審査委員会委員の選任について、地方税法の規定により、議会の同意を得たいとするものでございます。 固定資産評価審査委員会は3名の委員で構成されており、そのうち飯田市上郷飯沼2490番地6、篠田順氏が、この3月9日をもって任期満了となります。 篠田氏につきましては、税制に関する知識、経験も豊富で、固定資産評価審査委員として適任と考え、再任をいたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 なお、同氏の略歴につきましては、裏面に記載のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第2号につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は原案のとおり同意されました。 次に、議案第3号「飯田市南部財産区管理委員の選任について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第4号から議案第9号までの以上7件を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 高田産業経済部長。 ◎産業経済部長兼金融政策課長(高田修君) それでは、議案第3号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市南部財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の辞任に伴いまして、松下実氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面に記載のとおりでございます。よろしくお願いをいたします。 続きまして、議案第4号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市中央財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の任期満了に伴いまして、奈良祥夫氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第5号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市長野原財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の辞任及び任期満了に伴いまして、前澤正信氏、今村善治氏、大野譲氏、今村悦夫氏、熊谷龍司氏、植田文好氏、小嶋智浩氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面以降に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第6号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市時又財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の辞任に伴いまして、今村茲康氏、小久保喬氏、下平善彦氏、伊藤勝氏、杉本久二氏、今村明人氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面以降に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第7号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市桐林財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の辞任に伴いまして、木下冨士人氏、中島利夫氏、原寛志氏、下平英敏氏、牧之内久夫氏、塩澤正博氏、牧田孝好氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面以降に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第8号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市駄科財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、前任者の辞任に伴いまして、長田昇氏、尾野義夫氏、小林徳朗氏、川手稔員氏、下平清氏、下平孝雄氏、塩澤隆氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面以降に記載のとおりでございます。 続きまして、議案第9号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市山本区財産区管理委員の選任につきまして、議会の同意を求めるものでございます。 内容につきましては、大澤健次氏、土屋隆男氏、牛山寛氏、鈴木尚登氏、小澤弘明氏を選任願うものでございます。略歴等につきましては、裏面以降に記載のとおりでございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) この件につきましては、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案7件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第3号から議案第9号までの議案7件を採決いたします。 初めに、議案第3号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第4号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第4号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第8号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号は原案のとおり同意されました。 続いて、議案第9号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第9号は原案のとおり同意されました。 ここで、議事の都合により、審議の順序を変更いたしまして、議案第24号「松川町との間において締結した定住自立圏形成協定の一部を変更する協定を締結することについて」と、以下件名を省略いたしまして、議案第25号から議案第37号までの以上14件を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 菅沼市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(菅沼文秀君) 議案第24号から第36号につきまして、一括して御説明を申し上げます。 この議案13件は、圏域内の13市町村との間におきまして締結しております定住自立圏形成協定の一部を変更する協定を締結することについてでございます。 平成21年7月14日に締結いたしました定住自立圏形成協定に、戸籍情報システム機器の一部の共同利用を追加するため、飯田市定住自立圏形成協定の議決に関します条例第2条の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。 戸籍情報システム機器の経費は、市町村単独の対応では財政負担が大きいことから、飯田下伊那全14市町村で機器の一部を共同利用することにより、経費を削減するとともに、バックアップシステムを構築することなどにより、住民サービスの向上を図るものでございます。 議案は13件でございますが、議案第24号の松川町の事例で御説明を申し上げます。 裏面をごらんください。 定住自立圏の形成に関する協定書の第3条第2号のアのICTインフラの構築の分野に、(ウ)といたしまして、戸籍情報システム機器の一部の共同利用を追加したいものでございます。aでは取り組みの内容を、bでは「甲」飯田市の役割を、cでは「乙」松川町の役割をそれぞれ定めております。 以下、議案第25号の高森町から議案第36号の大鹿村まで、圏域内の12町村につきまして、松川町と同様に追加の協定を締結したいとするものでございます。 市議会及び各協定町村の議会議決がなされた場合には、速やかに協定書を取り交わしまして、事業実施に取りかかりたいと考えておるところでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いいたします。 続きまして、議案第37号につきまして、御説明を申し上げます。 この議案は、戸籍に係る電子情報処理組織の事務の委託についてでございます。 事務の委託の内容は、議案第24号から第36号の定住自立圏形成協定の一部の変更の内容と同じでありますが、戸籍事務は法定受託事務でありますので、地方自治法第252条の14第1項の規定によりまして、別紙1から別紙3までの規約の内容により、事務委託をすることについて議会の議決を求めるものでございます。 別紙1をごらんください。 別紙1は、平成27年11月から事務委託を実施します6町村との規約でして、第1条は委託町村を、第2条では委託事務の範囲を、第3条では管理及び執行の方法を、第4条では経費の負担を、第5条では連絡会議について、附則では施行期日を定めております。 別紙2をごらんください。 別紙2は、平成29年11月から事務委託を施行します6町村との規約でして、附則の施行期日以外の内容は別紙1と同じであります。 別紙3をごらんください。 別紙3は、災害時における委託事務を加えた大鹿村との規約となっておりまして、第2条、第3条として、災害時における戸籍の発行事務を委託事務に加えた内容となっているものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 議案に対する説明が終了いたしました。 ここで議案14件に対する質疑通告を受けることといたします。通告は、議会事務局において受け付けをいたします。 通告はございますか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 議案に対する質疑通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案14件につきましては、飯田市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第24号から議案第37号までの議案14件を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案14件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第11号から議案第23号まで、及び議案第38号から議案第78号までの以上55件を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに理事者側の説明を求めます。 それでは、議案第10号から議案第12号について、小池総務部長。 ◎総務部長(小池永利君) 議案第10号について御説明申し上げます。 本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するものでございます。 法律改正の概要は、先日の全員協議会において教育委員会事務局から説明がございましたが、新教育制度へ移行することに伴い、教育委員長の報酬について規定をした飯田市特別職の職員で非常勤の者の報酬に関する条例、教育長の給与について規定した飯田市特別職の職員等で常勤の者の給与に関する条例など、関係します6つの条例を改正するものでございます。 それでは、条例案により御説明申し上げます。 第1条は、職務専念義務の特例に関する条例の一部を改正するものでございまして、改正法の中で、新たに教育長の職務専念義務に関する規定が設けられたことによる改正でございます。 第2条は、飯田市特別職の職員等で常勤の者の給与に関する条例の一部改正でございまして、改正法により、教育長は特別職の身分のみを有することになり、これまでの一般職の身分もあわせ有していた規定を改正するものでございます。 第3条は、飯田市特別職の職員で非常勤の者の報酬に関する条例の一部改正でございまして、改正法により、教育委員会の委員長が廃止されることにより、別表中、教育委員長の月額報酬を廃止するものでございます。 第4条、飯田市特別職の職員等の退職手当に関する条例の一部改正、第5条、飯田市職員定数条例の一部改正及び第6条、飯田市教育委員会の教育長の勤務時間その他勤務条件に関する条例の廃止につきましては、改正法により、教育長は特別職の身分のみを有することになり、これまで一般職の身分もあわせて有していた規定を改正するものでございます。 附則につきましては、施行期日及び新制度移行に際し、現教育長の任期満了までは従前の例によることができる旨、改正法に規定されているため、飯田市がそのような取り扱いをする場合に必要な経過措置について定めるものでございます。 続いて、議案第11号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市恩給条例等を廃止する条例の制定についてでございます。 恩給受給者の死亡により該当者がいなくなり、この条例に基づく事務が不要になったことにより、関連します条例を廃止するものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 続いて、議案第12号「飯田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」御説明いたします。 本案は、飯田市の手数料条例の一部を改正したいとするものでございます。 関係法令の改正を受け、表記の改正と建築確認等手数料を法の趣旨に沿って改めたいとするものでございます。 条例案は、第1条では、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」の題名が「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に改正され施行されることに伴い、別表第1中の表記を改正するものでございます。 第2条のうち別表第1の改正は、長期優良住宅建築等計画の認定の申請に対する審査手数料の改正でございますが、住宅性能評価書を取得した長期優良住宅建築等計画の認定手数料並びに変更手数料を新たに定めるものでございます。 5ページをごらんください。 別表第2の改正は、建築確認申請等に係る審査手数料の改正でございますが、建築基準法の一部を改正する法律が平成27年6月1日から施行されることに伴い、構造計算適合性判定業務が建築主事等の審査から独立するため、当該業務に係る手数料を定める別表の一部を改正するものでございます。 6ページをお願いいたします。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第13号から第14号について、菅沼市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(菅沼文秀君) 議案第13号について御説明いたします。 本案は、飯田市中山間地域における地域振興住宅の運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、上久堅、龍江及び三穂のそれぞれの地域におきまして新たに建設します4棟の地域振興住宅の名称及び位置を条例に追加したいとするものでございます。 第1条は3月末日までに完成する予定の3棟分を、第2条は4月末日までに完成する予定の1棟分を規定するものでございます。 附則は、施行日を定めるものでございます。 続きまして、議案第14号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市空家等の適正な管理及び活用に関する条例の制定についてでございます。 近年増加しております空き家につきましては、まちづくり委員会などの協力をいただく中で、まずは危険な建物等の把握を行い、所有者等への指導などの対応を進めてまいりました。また、昨年末には、総合的な空き家対策方針を定めまして、今後における対策計画の策定や事業推進につなげてまいりたいとしてまいったところでございます。そのような経過を踏まえまして、今回の条例では、さきに成立しました空家等対策の推進に関する特別措置法の目的と整合を図りながら、飯田市独自の取り組みを定めたいとするものでございます。 それでは、主な内容について御説明いたします。 第1条は、条例の目的でありまして、特別措置法に定める目的のほか、適切な管理が行われていない空き家等に対する対応や空き家の発生予防、活用に関して、多様な主体との協働による取り組みを進めることで、快適な生活環境の保全を図り、活力ある地域づくりの実現を目指すことを目的に定めるものでございます。 第2条は、条例で定める用語につきまして、それぞれの意味を定めるものでございます。 次ページでございます。 第3条から第5条までは、市民、まちづくり委員会の責務や役割について定めておりまして、空き家等の情報提供を通じて、市が立入調査や対策等を適切に推進できるようにしたものでございます。また、空き家対策を総合的に実施できるよう、市が空き家等対策計画を定めるとともに、必要な支援などを行うことを定めているものでございます。 第6条は、空き家対策の目的を達成するために、市、空き家等の所有者など、市民、まちづくり委員会及び事業者が相互に協力することを定めたものでございます。 第7条は、準特定空家等の所有者等に対する助言や指導を、第8条は、著しく危険となるおそれのある特定空家等及び準特定空家等に対して、公共の安全の確保のために必要とされる緊急安全措置を講じることを可能とするものでございます。 第9条は、特定空家等及び準特定空家等に対して、開放されている窓や門扉の閉鎖、草刈りなど、軽微な措置について、所有者等への命令や代執行ができることを定めたものでございます。また、軽微な措置の執行については、まちづくり委員会に行ってもらうことも可能とするものでございます。 第10条は、民事による解決との関係を、第11条は、報告の徴収を、第12条は、空き家等の所有者等が、空き家等を地域資源として活用するとともに、みずから発生の予防に努めることを定め、さらに市、まちづくり委員会、事業主及び市民活動団体等が所有者等と連携して活用と予防に取り組むことを定めたものでございます。 第13条は、飯田市が定める空家等対策計画の協議や空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく措置に関する審査を行うために、審議会を置くことを定めたものでございます。 第14条は、官公署その他の関係機関との連携に関して定めたものでございます。 第15条は、委任に関すること。 附則では、1で施行期日を、2で飯田市空家等審査会の委員の設置に係る飯田市特別職の職員の非常勤の者の報酬に関する条例の一部改正を、3で条例の施行の状況を勘案し、条例の見直しを行うことをそれぞれ定めたものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第15号から議案第18号までについて、高田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(高田清君) それでは、議案第15号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市障害者地域生活支援事業及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、いわゆる障害者総合支援法の施行に基づきまして、条例改正をしたいとするものでございます。 改正の内容でありますが、条例第7条第1項中の「障害程度区分」を「障害支援区分」に改正したいとするものでございます。 附則は、施行期日及び障害程度区分による認定有効期間について経過措置を定めるものでございます。 次に、議案第16号について御説明をいたします。 本案は、飯田市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 飯田市公立保育所民営化方針に基づき、飯田市上郷東保育園を平成27年4月1日から社会福祉法人たちばな会に経営移管するのに伴い、本条例第2条に定める公立保育所として設置する園の名称等の表中、名称とその位置を削除したいとするものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 次に、議案第17号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、平成27年度から平成29年度までの第6期介護保険事業計画期間のうち、平成27年度及び平成28年度の第1号被保険者の介護保険料について改めたいとするものでございます。29年度につきましては、平成29年4月に消費税の税率が10%に引き上げられるのにあわせて、国の方針を受けて、平成28年度中に改めて条例改正を提案する予定であります。 介護保険料については、介護保険事業計画に基づいて、計画に定めた給付及び事業を実施するために必要な財源のうち、法令の規定に基づいて、第1号被保険者の負担額を算定し、これをもとに介護保険料を設定しております。平成27年度及び平成28年度の基準となる介護保険料を、現行月額4,997円を5,635円に設定したいとするもので、29年度についても基準となる介護保険料は同額を予定しております。 それでは、条例案について、御説明いたします。 第5条中、第1号から第8号までは、介護保険法施行令の改正にあわせて、所得段階別にそれぞれの号に規定する第1号被保険者の要件及び平成27年度及び平成28年度の保険料について改め、第9号、第10号及び第11号については、所得段階を新たに設定してそれぞれ保険料を定め、第12号については保険料を改めるものです。 次のページをお願いいたします。 第5条第2項の規定は、第5条第1項第1号に該当する被保険者の保険料を、同号に定める金額ではなく、特例として定める金額にしたいとするものです。 第7条第3項については、介護保険法施行令の改正にあわせて、該当する規定を訂正するものです。 また、条例の附則に、介護予防・日常生活支援総合事業等の飯田市の開始時期を定める規定を置くこととしたいとするものであります。 次に、議案第18号について御説明をいたします。 本案は、飯田市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 平成27年4月1日から、障害者医療給付事業の県補助について18歳以下の障害児に関する所得制限が撤廃され、受給者が拡大されたことに伴い、改正したいとするものでございます。 附則は、施行期日及び経過措置を定めたものでございます。 説明は以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第19号について、伊坪市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長兼病院経営企画部長(伊坪薫君) 議案第19号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市病院等料金条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 改正の内容でございますけれども、法律改正等により変更となった名称の修正をしたいというものであります。 まず第3条中、「長野労働基準局長」を「長野労働局長」に名称の変更を、また別表中、13の「薬事法」は、法律改正によりまして「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に変更されたため、それぞれ字句の修正をしたいとするものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第20号について、吉村危機管理室長。 ◎危機管理室長兼危機管理室次長(吉村啓史君) 議案第20号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 今回の改正は、2カ所の月決め駐車場の使用料につきまして、大口利用者向けの新たな使用料を設定することによりまして、さらなる利用促進と安定的な利用者確保を図るために実施するものでございます。あわせまして、中央駐車場の所在地について、その表示を一部修正したいとするものでございます。 具体的には、第2条の表中、各市営駐車場の所在地のうち中央駐車場に係る表示、及び使用料を定めました別表第2中の月決め使用料につきまして、現行規定、自動車1台当たりの使用料「1月当たり7,000円」に「ただし、法人が同一の駐車場で10台以上使用する場合は、1月当たり5,600円」を追加した内容に改めたいとするものでございます。 なお、附則は、施行期日及び経過措置を定めるものであります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第21号及び議案第22号について、篠田教育次長。 ◎教育次長(篠田喜代志君) 議案第21号について御説明申し上げます。 本案は、学校給食共同調理場設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、竜峡共同調理場の建てかえに伴いまして、新たな施設の位置を定めたいとするものでございます。 第2条では施設の位置の変更を、附則では施行期日を定めております。 続きまして、議案第22号につきまして御説明申し上げます。 本案は、菱田春草生誕地公園条例の制定についてでございます。 制定の趣旨は、飯田市出身の日本画家、菱田春草の生家の所在した場所に、春草を顕彰し、春草の芸術を感じることのできる場を提供することによりまして、市民の学習及び交流の拠点、また中央市街地の町なか観光の拠点とするために菱田春草生誕地公園を設置するものでございます。 条例の第1条及び第2条では趣旨及び設置を、第3条では遵守事項を、第4条では利用の制限等を、第5条では原状回復義務等を規定しております。 附則の1では施行期日を、附則の2では、公園整備事業を完了することを受けまして、基金を閉じて、資金積立基金条例から削除したいとするものでございます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第23号について、小池総務部長。 ◎総務部長(小池永利君) 議案第23号「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について」御説明申し上げます。 本案は、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定につきまして、法律の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 2ページをごらんください。 別紙1は、平成27年度から5カ年間の飯田市辺地対策総合整備計画として、辺地対策の考え方及び整備方針を定めるものでございます。 次に、8ページをお開きいただきたいと思います。 別紙2でございますが、これは毛呂窪辺地の総合整備計画として、市道千代177号線の整備を、辺地対策事業債を活用して実施したいとするものでございます。 続きまして、別紙3をごらんいただきたいと思います。 これは、箱川辺地の総合整備計画として、箱川上平集会所を整備したいとするものでございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第38号から議案第42号までについて、高田産業経済部長。 ◎産業経済部長兼金融政策課長(高田修君) それでは、議案第38号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市保健休養施設の指定管理者の指定につきまして、議会の議決を得たいとするものでございます。 指定の期間は平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3年間とし、引き続き飯田観光協会を指定管理者として指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第39号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市天龍峡温泉交流館の指定管理者の指定につきまして、議会の議決を得たいとするものでございます。 天龍峡温泉交流館の管理につきましては、平成26年第4回定例会におきまして、指定管理者制度を導入するための条例改正をお認めいただき、その後、指定管理者の選定を進めてまいりました。指定する団体は株式会社農耕百花で、指定の期間は、新たな指定管理ということもありまして、平成27年4月1日から30年3月31日までの3年間とさせていただいております。 株式会社農耕百花についてでございますが、この会社は、天龍峡花の里の管理運営を主体的に行ってきました天龍峡そば普及組合の有志が、遊休農地の活用と、それから天龍峡そばの普及などによりまして地域の活性化を図るため、平成24年4月に設立された会社でございます。この会社を指定管理者といたしまして指定し、利用者のニーズに沿った新しいサービスの提供と雇用の創出によりまして、天龍峡の観光振興と地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、議案第40号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市南信濃観光施設等の指定管理者の指定につきまして、議会の議決を得たいとするものでございます。 表をごらんいただきたいと思います。 表の公の施設の名称欄に記載をしてございます飯田市南信濃簡易宿泊施設を初めとして10の施設につきまして、指定する団体の名称欄に記載をしてございます各団体をそれぞれの施設の指定管理者に指定することといたしまして、指定の期間は平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とするものでございます。 このうち、下から4列目の飯田市南信濃森林林業情報発信施設アンバマイ館につきましては、遠山郷全体の観光案内施設と位置づけておりまして、今回、指定する団体を変更いたしまして、新たに遠山郷観光協会を指定管理者として指定することといたします。その他の9施設につきましては、引き続き同じ団体を指定管理者として指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第41号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市南信濃陶芸館の指定管理者の指定につきまして、議会の議決を得たいとするものでございます。 指定の期間は平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とし、引き続き一般財団法人飯田市南信濃振興公社を指定管理者として指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第42号について御説明を申し上げます。 本案は、飯田市特産物加工施設の指定管理者の指定につきまして、議会の議決を得たいとするものでございます。 公の施設の名称は、南信濃八重河内特産物加工施設でございます。指定の期間は平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とし、引き続き青崩会を指定管理者に指定したいとするものでございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第43号から議案第48号までについて、粂原建設部長。 ◎建設部長(粂原和代君) 議案第43号について御説明いたします。 本案は、損害賠償の額を定めることについてでございまして、市道において相手方に与えた損害を賠償するため、議会の議決を得たいとするものでございます。 損害賠償の相手方につきましては、議案書記載のとおりでございます。 事故の概要につきましては、平成26年4月3日午前10時15分ころ、飯田市三日市場1291番6付近の市道伊賀良244号線におきまして、走行中の相手方小型貨物自動車がマンホールの突起部分に接触し、車両下部を破損する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が6割で、市の賠償額は、車両修理費用の54万9,958円のうちの32万9,975円でございます。 なお、損害賠償の支払いにつきましては、市が加入しております道路賠償責任保険により対応をいたしたいと思います。 市道につきましては、適切な施設管理に努め、引き続き事故を未然に防げるよう安全確保に努めてまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第44号、議案第45号、議案第46号につきましては、市道路線の認定、廃止及び変更でございます。いずれも道路法の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。 まず議案第44号「市道路線の認定について」でございますが、道路法第8条第2項の規定により認定したいとする路線でありまして、旧飯田測候所の周辺整備に関するものが1件でございます。 次に、議案第45号「市道路線の廃止について」でございます。これは道路法第10条の規定により廃止をしたいとする路線でありまして、道路台帳刷新に伴う路線の見直しによるものの3件でございます。 次に、議案第46号「市道路線の変更について」でございます。これも道路法第10条の規定により変更したいとする路線でありまして、道路台帳刷新に伴います路線の見直しによるものが5件、農道の組み入れによりますものが1件、以上でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第47号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市立動物園の指定管理者を指定するものについてでございます。 飯田市立動物園につきましては、現在の指定管理機関が平成26年度末で終了するため、今年度公募を実施いたしまして、平成27年度からの指定管理者を指定するものでございます。 指定先につきましては、環境文化教育機構株式会社。指定の期間につきましては、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とするものでございます。 続きまして、議案第48号について御説明申し上げます。 本案は、平成記念飯田子どもの森公園の指定管理者を指定するものでございます。 平成記念飯田子どもの森公園につきましては、現在の指定管理機関が平成26年度末で終了し、今年度公募を実施いたしまして、平成27年度からの指定管理者を指定したいとするものでございます。 指定先につきましては、環境文化教育機構株式会社。指定期間につきましては、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とするものです。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第49号から議案第52号までについて、篠田教育次長。 ◎教育次長(篠田喜代志君) 議案第49号について御説明申し上げます。 本案は、工事請負契約の一部変更についてでございまして、平成26年第1回臨時会におきまして、議案第89号にて議決されました竜峡調理場建築本体工事請負契約の一部につきまして、変更したいとするものでございます。 変更の内容でございますけれども、変更前の契約の額2億3,760万円に1,102万6,800円を増額いたしまして、2億4,862万6,800円としたいとするものでございます。 変更の理由でございますけれども、建設敷地の形状によります建設方法の変更、それから湧水対策が増額の主なものでございます。 続きまして、議案第50号につきまして御説明申し上げます。 本案は、工事請負契約の一部変更についてでございまして、先ほどと同じように、平成26年第1回臨時会におきまして、議案第90号によりまして議決されました竜峡調理場機械設備工事の請負契約の一部変更でございます。 変更の内容でございますけれども、変更前の契約の金額3億2,335万2,000円に540万円を増額いたしまして、3億2,875万2,000円としたいとするものでございます。 変更の理由でございますけれども、電気式回転釜1基と空調設備の集中管理システムを追加することが増額の主なものでございます。 続きまして、議案第51号につきまして御説明申し上げます。 本案は、公の施設の指定管理者の指定についてでございまして、議会の議決を求めるものでございます。 公の施設の名称につきましては、飯田市営市民プール及び飯田運動公園プールでございまして、新たに指定管理者を指定したいとするものでございます。 指定する団体の名称につきましては、株式会社フクシ・エンタープライズでございます。 選定の経過及び指定の理由でございますけれども、平成26年第3回定例会で制定していただきました設置条例に基づきまして指定管理制度を導入するに当たりまして、公募型プロポーザル方式により募集を行いました。応募のありました2社につきまして審査を行った結果、施設の設置目的をより効果的に策定しまして、市民サービスの向上を図ることができる業者であると総合的に判断しまして、同社を指定管理者として指定したいとするものでございます。 指定の期間につきましては、平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3年間でございます。 続きまして、議案第52号につきまして御説明申し上げます。 本案は、公の施設、飯田市人形浄瑠璃施設の指定管理者の指定についてでございまして、議会の議決を求めるものでございます。 公の施設、飯田市今田人形の館につきましては今田人形の館運営委員会に、飯田市黒田人形浄瑠璃伝承館につきましては黒田人形保存会に指定したいとするものでございます。 指定の理由でございますけれども、これらの団体につきましては、現在それぞれの施設管理を適切に行っておりまして、人形浄瑠璃の保存継承や伊那人形芝居保存協議会などの活動につきましても有効的に利活用されておりまして、設置目的に合致した運営がされております。そのため、同団体に指定管理者として引き続きお願いしたいというものでございます。 指定管理の期間につきましては、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間でございます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第53号及び議案第54号について、今村財政課長。 ◎財政課長(今村和男君) それでは、議案第53号について御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市一般会計補正予算(第7号)案でございまして、第1条の歳入歳出予算の補正では、予算の総額に1億9,220万4,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を480億5,276万2,000円にしたいとするものでございます。内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 第2条は、繰越明許費の補正でございまして、第2表 繰越明許費補正で御説明申し上げます。 3ページをお開きください。 歳出から説明させていただきます。 いずれも地方創生に向けた消費喚起型の事業でございまして、国からの交付金を受けて実施するものですが、3款民生費は、9,800万円余の増額でございまして、高齢者や障害をお持ちの方などへ生活支援商品券を配付する事業費と子育て世代へプレミアムつき商品券の購入を補助するための経費を計上するものでございます。 7款商工費は、9,400万円の増額でございまして、プレミアムつき商品券ふるさと旅行券の発行に要する経費を計上するものでございます。 続きまして、2ページをごらんください。 歳入を説明いたします。 9款地方交付税は、特別交付税を増額するものでございます。 13款国庫支出金は、地域住民生活等緊急支援のための交付金を計上するものでございます。 続きまして、4ページをごらんください。 第2表は繰越明許費の追加でございますが、今回補正計上する全ての予算について、いずれも年度内完了が難しいため、平成27年度への繰り越しをお願いするものでございます。 続きまして、議案第54号について御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市一般会計補正予算(第8号)案でございまして、第1条の歳入歳出予算の補正では、予算の総額に5億6,255万3,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を486億1,531万5,000円にしたいとするものでございます。内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 第2条は、繰越明許費の補正でございまして、第2表 繰越明許費補正で御説明申し上げます。 第3条は、地方債の補正でございまして、第3表 地方債補正で御説明申し上げます。 4ページをお開きください。 歳出から説明させていただきます。 1款議会費は、200万円余の増額でございまして、人件費の増額が主なものでございます。 2款総務費は、3億9,800万円余の増額でございますが、人件費の増額のほか、平成27年度当初予算から前倒して、戦略的な地域づくりを目指す計画策定事業費サイエンスパーク構想推進事業費、リニア駅周辺整備計画事業費を計上するものが主なものでございます。 3款民生費は、2億3,500万円余の増額でございまして、障害者への生活介護、就労支援などの総合支援給付事業、民間保育所運営費を増額するほか、平成27年度当初予算から前倒して、ともに未来を支え合うパートナーづくり事業費を計上するものが主なものでございます。 4款衛生費は、300万円余の増額でございまして、国民健康保険特別会計繰出金を増額するほか、平成27年度当初予算から前倒して、不妊治療費助成事業費を計上するものが主なものでございます。 5款労働費は、1,000万円余の増額でございまして、平成27年度当初予算から前倒して、地域産業の将来を担う人材育成業務委託料を計上するものが主なものでございます。 6款農林水産業費は、1億5,300万円余の減額でございまして、6次産業化推進事業費を減額するほか、平成27年度当初予算から前倒して、新規就農の促進事業費を計上するものが主なものでございます。 7款商工費は、4,800万円余の増額でございまして、平成27年度当初予算から前倒して、観光誘客宣伝事業費と新産業クラスター事業費を計上するものが主なものでございます。 8款土木費は、7,400万円余の減額でございまして、市街地整備に係る社会資本整備総合交付金事業費の減額が主なものでございます。 9款消防費は、1,300万円余の増額でございますが、消防団員退職報奨金の増額でございます。 10款教育費は、6,000万円余の増額でございまして、人件費の増額が主なものでございます。 13款諸支出金は、1,800万円余の増額でございまして、基金の利子や寄附金等をそれぞれの基金へ積み立てるものでございます。 続きまして、2ページへお戻りください。 歳入を説明いたします。 9款地方交付税は、普通交付税と特別交付税を増額するものでございます。 13款国庫支出金は、地域住民生活等緊急支援のための交付金とがんばる地域交付金を計上するほか、各事業の決算見込みに基づき補正するものでございます。 14款県支出金は、各事業の決算見込みに基づき補正するものでございます。 15款財産収入は、基金の利子と不動産売払収入を計上するものでございます。 16款寄附金は、市民、団体等からの寄附金を計上するものでございます。 17款繰入金は、ふるさと基金繰入金を増額するものでございます。 19款諸収入は、受託事業収入と雑入を増額するものでございます。 20款市債は、各事業費の変動に伴う補正と、臨時財政対策債を増額するものでございます。 続きまして、6ページをごらんください。 第2表は繰越明許費の追加及び変更でございまして、まず追加につきましては、2款1項総務管理費の庁舎整備事業以下、全部で30事業ございますが、地元関係者や関係機関等との調整に不測の時間を要したことによるものと、地方創生に向けて先行事業として平成27年度当初予算から前倒して予算計上したものですが、いずれも年度内完成が難しいため、平成27年度への繰り越しをお願いするものです。 また、次のページの変更は、いずれも繰り越す金額を変更するものでございます。 8ページをごらんください。 第3表は地方債の変更でございますが、各事業費の変動に伴い、起債限度額を変更するものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 議事の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。     12時03分 休憩-----------------------------------     13時00分 再開 ○議長(林幸次君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 議案の審議を続行いたします。 引き続いて、議案の説明を求めます。 議案第55号及び議案第56号について、牧野保健課長。 ◎保健課長(牧野康剛君) 議案第55号について御説明を申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)案でございます。 今回の補正は、26年度会計の決算見込みに基づきまして、歳入歳出を精査して計上するものでございます。 第1条では、事業勘定の補正の内容は、第1表 歳入歳出予算補正によるとしておりますけれども、歳入歳出予算の総額につきましては変更ございません。 内容につきましては、2、3ページの第1表 歳入歳出予算補正により説明をいたします。 まず3ページの歳出をごらんください。 2款保険給付費でございますが、1項療養諸費につきまして、保険給付の実態にあわせて特定財源から一般財源へと財源更正を行うものでございまして、予算額には変更ございません。 次に、2ページの歳入について御説明申し上げます。 3款療養給付費交付金及び6款共同事業交付金につきましては、それぞれ交付金額の確定に伴いまして、それぞれ1,090万4,000円と713万9,000円を減額するものでございます。 8款の繰入金は、ルールに基づきまして一般会計から繰り入れる保険基盤安定分と財政安定化支援事業分につきまして、特定財源の減額に伴いまして1,804万3,000円を増額したいとするものでございます。 以上、よろしくお願いをいたします。 続きまして、議案第56号について御説明を申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案でございます。 今回の補正は、後期高齢者医療広域連合への納付金の確定に伴うものでございます。 第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,386万6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億4,996万6,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、2、3ページの第1表 歳入歳出予算補正により説明をいたします。 まず3ページの歳出をごらんください。 2款後期高齢者医療広域連合納付金でございますが、26年度の飯田市分の保険料軽減賦課分が確定をいたしましたので、納付金を1,386万6,000円増額したいとするものでございます。 次に、2ページの歳入をごらんください。 4款繰入金は、歳出の納付金増額分の財源といたしまして、一般会計繰入金を1,386万6,000円増額したいとするものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第57号について、原長寿支援課長。 ◎長寿支援課長(原章君) 議案第57号について御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市介護保険特別会計補正予算(第2号)案でございます。 この補正は、介護給付費の給付見込み額の増減等について、所要額の補正を主な内容としております。 第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,455万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ104億9,771万4,000円としたいとするものでございます。 内容については、次ページの第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 最初に、3ページ、歳出から御説明申し上げます。 1款総務費は、国支出金と一般財源との財源更正に係るものです。 2款保険給付費のうち、1項介護サービス等諸費、2項介護予防サービス等諸費、3項その他諸費、4項高額介護サービス等費、5項高額医療合算介護サービス等費、7項特定入所者介護サービス等費は、介護給付費、または手数料の給付、または支出の見込みにあわせて、それぞれ給付費等の増額または減額を行いたいとするものです。 5款地域支援事業費は、1項介護予防事業費と2項包括的支援事業・任意事業費について、臨時職員賃金の支出の補正を行うものでございます。 8款の諸支出金は、第1号被保険者保険料還付金を還付の見込みにあわせて増額し、また過年度国庫支出金精算返還金の確定により、償還金の増額の補正を行いたいとするものです。 2ページ、歳入を御説明申し上げます。 2款国庫支出金、1項国庫負担金は、介護給付サービス費の増による国負担分の増額。 2項国庫補助金は、財政調整交付金の減額の見込みによる減額等でございます。 3款支払基金交付金は、介護給付サービス費の増による交付金の増額です。 4款県支出金のうち1項県負担金は、介護給付サービス費等の増による負担金の増額でございます。 2項財政安定化基金支出金は、財政安定化基金からの交付金の交付見込みによる増額でございます。 3項県補助金は、地域支援事業費の補正に伴う減額でございます。 7款繰入金、1項一般会計繰入金は、介護給付サービス費の増による繰入金の増額等でございます。 2項基金繰入金は、過年度国庫支出金返還金の確定により、償還金の増額に伴い、介護給付費準備基金繰入金を増額したいとするものでございます。 8款繰越金は、前年度繰越金の確定により、増額補正をしたいとするものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第58号について、吉村危機管理室長。 ◎危機管理室長兼危機管理室次長(吉村啓史君) それでは、議案第58号について御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)でございまして、歳入歳出の補正として、第1条において、それぞれ128万4,000円を追加し、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ7,448万4,000円としたいとするものでございます。 議案書、次ページの第1表 歳入歳出予算補正にお進み願います。 3ページ、歳出につきましては、1款1項総務管理費のうち人件費を、2ページの歳入につきましては、前年度からの繰越金を充てる内容でございまして、今回は決算見込みに伴う補正措置となります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第59号及び議案第60号について、吉川経営管理課長。 ◎経営管理課長(吉川弘人君) 議案第59号につきまして御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案でございまして、第1条は、予算総額からそれぞれ917万3,000円を減額し、予算総額をそれぞれ1億3,672万7,000円としたいとするものでございます。 2ページ、3ページをお開き願います。 第1表 歳入歳出予算補正のまず歳出でございますが、1款1項総務費は、人件費と消費税を増額するものでございます。 2款1項改良費は、施設改良工事費を減額するものでございます。 これらの事業の財源につきまして、2ページの歳入をごらん願います。 5款1項繰越金は、前年度繰越金を増額するものでございます。 7款1項市債は、簡易水道事業債を減額するものでございます。 4ページをお開き願います。 第2表 地方債補正でございますが、ごらんのとおり変更するものでございます。 続きまして、議案第60号につきまして御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案でございまして、内容につきましては、次ページ以降の表にて御説明申し上げます。 2ページ、3ページをお開き願います。 第1表 歳入歳出予算補正の、まず歳出でございますが、1款1項下水道総務費は、人件費を増額するものでございます。 2款1項下水道建設事業費は、人件費の増額と関連工事費を減額するものでございます。 2款2項公共下水道排水費は、人件費を増額するものでございます。 3款1項農業集落排水費は、委託料を増額するものでございます。 5款1項公債費は、財源更正でございます。 これらの事業の財源につきまして、2ページの歳入をごらん願います。 1款2項負担金は、受益者負担金を減額するものでございます。 6款2項雑入は、他会計負担金を増額するものでございます。 7款1項市債は、下水道事業債を増額するものでございます。 4ページをお開き願います。 第2表 繰越明許費でございますが、ごらんのとおり、2事業につきまして翌年度に繰り越したいとするものでございます。 第3表 地方債補正は、限度額を変更するものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第61号について、田中遠山郷・中山間地域振興担当専門幹。 ◎遠山郷・中山間地域振興担当専門幹(田中真君) 議案第61号について御説明申し上げます。 本件は、平成26年度飯田市ケーブルテレビ放送事業特別会計補正予算(第2号)案でございまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,250万4,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億4,983万4,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、2ページ以降の第1表により説明を申し上げます。 初めに、3ページの歳出をごらんください。 1款1項ケーブルテレビ施設維持管理費におきまして、1,250万4,000円の増額でございますが、これは竜東及び遠山郷ケーブルテレビ維持管理費の電柱、伝送路移設に係る工事請負費が主なものでございます。 次に、2ページの歳入でございますが、6款1項雑入は、道路工事等に関連して発生するケーブルの移設に伴う補償費及び設備変更による工事費の原因者負担分実費収入が主なものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第62号について、宮内市立病院経営企画課長。 ◎市立病院経営企画課長(宮内稔君) 議案第62号について御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市病院事業会計補正予算(第3号)案でございます。 第2条は、収益的支出の予定額を補正するもので、支出に5,314万円を増額したいとするものであります。 内容については、企業債の繰り上げ償還に伴い、当該資産を除却処理するための現金支出を伴わない経費でございます。 第3条は、資本的収入及び支出の予定額を補正したいとするもので、資本的収入の企業債及び資本的支出の建設改良費の予定額を1億1,500万円減額したいとするもので、内容については、本年度予定していた工事を次年度以降に送るものでございます。 資本的支出の第2項企業債償還金の予定額を7,514万5,000円増額することについては、第3次整備事業により救命救急センターの位置を変更いたしましたが、過去に救命救急センターの改修について借り入れを行っていた企業債の繰り上げ償還を行うものであります。 第4条は、起債の限度額を補正するものであります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第63号について、吉川経営管理課長。 ◎経営管理課長(吉川弘人君) 議案第63号につきまして御説明申し上げます。 本案は、平成26年度飯田市水道事業会計補正予算(第2号)案でございます。 第2条は、予算第3条に定めた収益的支出の予定額を補正するものでございまして、支出の第1款第2項営業外費用を1,850万円、第3項特別損失を2億1,640万円、それぞれ増額するものでございます。 第3条は、予算第4条本文中の資本的収入及び支出において不足する額、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金の予定額を補正するとともに、収入の第1款第1項企業債を3,500万円、第5項出資金を3,500万円、それぞれ減額し、支出は第1款第1項建設改良費を6,000万円減額するものでございます。 第4条は、予算第6条で定めた起債の限度額を補正するものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第64号について、脇坂林務課長。 ◎林務課長(脇坂隆文君) それでは、議案第64号について御説明いたします。 本案は、平成26年度飯田市各財産区会計補正予算(第1号)案でございまして、第1条では、歳入歳出予算の総額からそれぞれ948万3,000円を減額し、総額をそれぞれ3,863万1,000円と定めたいとするものでございます。 内容につきましては、2ページから3ページの第1表にて御説明させていただきますので、右側3ページをごらんください。 歳出の主なものにつきまして御説明いたします。 1款1項の一般管理費は、減額したいとするものでございまして、山本区財産区の視察研修負担金の減額でございます。 1款2項の財産管理費は、減額したいとするものでございまして、大十区財産区ほか3つの財産区にかかわります森林総合研究所の分収造林事業の事業確定による委託料の減額が主なものでございます。 2款1項の交付金につきましては、増額したいとするものでございまして、松尾地区財産区へ財産区事業交付金の増額でございます。 次に、歳入の主なものについて御説明をいたします。 左側2ページをごらんください。 2款3項の財産売払収入につきましては、増額したいとするものでございまして、松川財産区内にあります松尾地区財産区の分収造林契約地内から搬出間伐によって出材しました立木の売払収入でございます。 3款1項の基金繰入金につきましては、減額したいとするものでございまして、山本区財産区にかかわります基金繰入金の確定によるものでございます。 4款1項の繰越金につきましては、増額したいとするものでございまして、山本区財産区にかかわる繰越金の確定によるものでございます。 5款1項の受託事業収入につきましては、減額したいとするものでございまして、大十区財産区ほか3つの財産区にかかわります森林総合研究所の分収造林受託事業の確定によるものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第65号について、小池総務部長。 ◎総務部長(小池永利君) 議案第65号について御説明いたします。 別冊の予算書をお開きください。 本案は、平成27年度飯田市一般会計予算(案)でございまして、第1条では、予算の総額を歳入歳出それぞれ434億6,000万円と定めるものでございます。 また、第2条は債務負担行為、第3条は地方債について、それぞれ限度額などを定めるものでございます。 第4条は、一時借入金の最高額を40億円と定めるものでございます。 第5条は、歳出予算の流用について所要の規定を設けるものでございます。 予算の基本的考え方や全体的な特徴につきましては、市長挨拶で触れておりますので、私のほうからは主な項目につきましては、第1表で説明させていただきます。 先に歳出から説明させていただきますので、5ページをお開きください。 1款議会費につきましては、3億500万円余で、前年度対比6%の増でございます。 2款総務費は、52億300万円余で、前年度対比14.9%の減でございます。 1項総務管理費では、旧庁舎の整備に係る経費のほか、パワーアップ地域交付金を初め、中山間地域や遠山郷の定住支援を行うための経費、地域振興住宅の整備費のほか、地域おこし協力隊を導入する経費と上村自治振興センター整備費を新たに計上いたしました。 リニア推進関連の経費としては、座光寺パーキングへのスマートインター設置に向けた調査費とリニア・未来都市ブランディング事業に要する経費を計上するとともに、リニア中央新幹線飯田駅整備推進基金積立金を1億円計上いたしました。 3項戸籍住民基本台帳費では、ことし4月から取り扱うパスポート交付事業に要する経費と社会保障税番号制度の導入に向けた準備のための経費を計上いたしました。 3款民生費につきましては、141億3,900万円余で、前年度対比2.1%の増となっております。 1項社会福祉費では、ことし4月から施行される生活困窮者自立支援法に基づく事業のほか、障害者総合支援法に基づく給付事業を拡充するとともに、市街地や観光地などに訪れる障害者向けのバリアフリーマップ作成費を新たに計上いたしました。また、市長の公約であります高校生医療費無料化について、平成28年4月からの実施に向けた準備経費を計上いたしました。 2項児童福祉費では、子育てに関する総合的な支援の中核施設として、飯田市こども家庭応援センターをことし7月に開設するための経費を計上するとともに、子ども・子育て支援新制度に基づき、民間保育所が保育の質の向上に向けた取り組みを実施できるように、民間保育所の運営費を増額いたしました。また、飯田仏教保育園、上郷なかよし保育園、風越乳児院の改築・改修補助金を計上いたします。 4款衛生費は、48億5,300万円余で、前年度対比5.2%の減となっております。 1項保健衛生費では、地域の医療機関が連携し、在宅医療の充実を進める飯田下伊那診療情報連携システム構築事業補助金を計上するとともに、高齢者肺炎球菌予防接種、水痘ワクチン予防接種などの予防接種事業費、健康診査事業費など、市民の健康づくりを支援する事業費を増額いたしました。新エネルギーの分野では、上村小沢川小水力発電の事業化に向けた事業費を計上いたします。 5款労働費は、2億6,800万円余で、前年度対比0.9%の減となっておりますが、地域産業の将来を担う人材育成を目的に、高校生向けのカリキュラムを構築する事業費を新たに計上しました。 6款農林水産業費につきましては、12億8,500万円余で、前年度対比8.1%の減となっております。 1項農業費では、地域農業の活性化に向けて、畜産振興事業、農作物被害対策事業、豆・ソバによる遊休農地活用事業、多面的機能支払交付金事業を増額しました。 2項林業費では、飯田産材の流通促進に向けた飯田の木で家を建てるプロジェクト事業費を増額するとともに、林業振興の基盤となる林道の計画的な整備に要する改良事業費を増額いたしました。 7款商工費は、24億3,900万円余で、前年度対比3%の増となっております。 商業分野では、地域生活を支える地域商業機能を強化、改善するための事業費を増額いたしました。 観光分野では、天龍峡再生に向けて温泉交流館の改修に要する経費のほか、名勝天龍峡の環境整備に要する事業費を増額しました。平成27年度は、元善光寺御開帳と飯田お練り祭りが開催されるため、それぞれへの支援経費を計上しました。また、遠山郷の観光振興に向けては、道の駅遠山郷の活用に向けた総合的な市場調査を実施する経費を新たに計上するとともに、観光拠点施設の改修費など、遠山郷一体となった観光振興に向けた経費を計上いたしました。 工業分野では、新たな産業用地の整備に向けた調査費を拡充するとともに、航空宇宙産業などの産業クラスター形成支援費を計上いたします。 中心市街地の活性化に向けては、リニア開通を見据えた飯田駅周辺の集客や交流、情報発信機能の充実に向けた調査、研究を引き続き実施します。 8款土木費は、48億3,500万円余で、前年度対比0.7%の増となっております。 2項道路橋りょう費では、建設から維持の時代を踏まえ、橋梁の長寿命化修繕事業のほか、生活関連道路や河川の維持補修費を増額しました。 4項都市計画費では、中心市街地の活性化に向けた桜並木の整備事業費と、飯田市が先駆的に整備したラウンドアバウトを全国に発信するための経費を計上しました。 5項住宅費では、引き続き公営住宅の改築及び改修を計画的に進めます。 9款消防費は、13億1,100万円余で、前年度対比3.4%の増となっておりますが、第10次消防力整備計画に基づき、消防自動車の更新を初め計画的に事業を進めるほか、災害情報の伝達手段に関する調査費を計上いたしました。 10款教育費は、36億3,000万円余で、前年度対比29%の減となっております。 2項及び3項の小・中学校費におきましては、小中連携・一貫教育を推進する経費のほか、学校施設を計画的に改修する経費を計上しました。 5項社会教育費では、人形劇関連の図書や資料を活用するための経費を新たに計上しました。 6項保健体育費では、プールを指定管理するための経費と、飯田市総合運動場や飯田市武道館など、社会教育施設や設備を計画的に改修するための経費を計上いたします。 12款公債費は、49億1,500万円余で、前年度対比1.3%の減となっております。 13款諸支出金は、2億2,700万円余で、前年度対比24.2%の減となっておりまして、合併特例債を財源とする地域振興基金の積み立てが主なものでございます。 続きまして、これらの事業を執行するための財源となります歳入について御説明いたします。2ページにお戻りいただきたいと思います。 まず1款市税につきましては、総額で128億9,800万円と、前年度対比0.5%の減を見込んでおります。 1項市民税につきましては、個人市民税の増加と企業収益の回復を見込み、3.6%の増を見込みました。 2項固定資産税につきましては、評価がえを踏まえ、3.7%の減を見込みました。 2款地方譲与税から8款地方特例交付金につきましては、それぞれ地方財政計画を参考に計上いたしておりますが、そのうち6款の地方消費税交付金は、地方消費税率1.7%の影響が通年化することを踏まえ、前年度と比較して38.8%の増を見込んでおります。 3ページの9款地方交付税につきましては、国の地方財政計画を踏まえ、0.7%の減を見込みました。 13款国庫支出金は、補助事業の増減に連動いたしておりますが、臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金が大幅に減となっているため、前年度対比3.9%の減となっております。 14款県支出金につきましては、子ども・子育て支援新制度に伴う民間保育所負担金が増額することなどから、前年度対比9%の増となっております。 4ページへお願いいたします。 17款でございます。繰入金につきましては、財産区からの繰入金と基金からの繰入金ですが、基金から8億5,500万円余の繰り入れでございまして、前年度対比4億8,400万円余の減となっております。 18款繰越金は、5億円を計上いたしました。 19款諸収入は、23億4,100万円余でございまして、商工制度資金などの貸付金元利収入が主なものでございます。 20款市債は、42億5,800万円余でございまして、前年度対比23億4,200万円余、率にして35.5%の減となっております。このうち、臨時財政対策債は、地方財政計画を踏まえ3億9,400万円、率にして19.1%の減を見込んでおります。 7ページへお願いいたします。 第2表 債務負担行為でございますが、それぞれの事項につきまして、期限及び限度額を定めるものでございます。内容といたしましては、土地開発公社に対する債務保証、基幹系システム構築業務など、27年度から複数年にわたる事業や長期にわたる利子助成などでございます。 最後に8ページをお願いいたします。 第3表 地方債でございますが、27年度に予定しております各事業の起債の目的、限度額や起債の方法などを定めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第66号及び議案第67号について、牧野保健課長。 ◎保健課長(牧野康剛君) それでは、別冊の平成27年度飯田市特別会計・公営企業会計予算書を御用意いただきたいと思います。 それでは、別冊の予算書の5ページをお開きいただきたいと思います。 議案第66号につきまして御説明を申し上げます。 本案は、平成27年度飯田市国民健康保険特別会計予算(案)でございます。 第1条は、事業勘定の予算総額を歳入歳出それぞれ113億2,690万円、直営診療施設勘定の予算総額を歳入歳出それぞれ460万円と定めるものでございます。 第2条は、歳出予算の流用について定めるものでございます。 歳入歳出の内容につきましては、次ページ以降の第1表 歳入歳出予算で御説明をいたしますので、まず事業勘定の歳出から御説明いたします。 8ページをごらんいただきたいと思います。 1款総務費は、関係職員の人件費及び賦課徴収費などでございます。 2款保険給付費は、被保険者の療養諸費や高額療養費などが主なもので、過去3年間の当市の医療費の実績を踏まえ、あわせて最近の給付動向を勘案しながら1年間分の所要額を推計したものでございます。 3款後期高齢者支援金等は、後期高齢者医療制度を運営する財源に充てるために、国保会計から支援するものでございます。全国の若年者1人当たりが負担すべき額に飯田市国保の被保険者数を乗じて得た金額を支援金として算出しております。 4款前期高齢者納付金等は、65歳から74歳までの前期高齢者にかかわる納付金と事務費の拠出金でございます。 5款老人保健拠出金は、平成20年3月末をもって廃止されました老人保健制度に関する精算分で、過年度発生分に対応するため、前年度と同額を計上したものでございます。 6款介護納付金は、40歳から64歳までの被保険者数に国から示されます介護保険1人当たりの負担額を乗じて算出をしたものでございます。 7款共同事業拠出金は、高額医療費支出と保険財政共同安定化事業の2つにかかわる拠出金になります。 8款保健事業費は、特定健康診査の受診にかかわる事業費でございます。 9款基金積立金は、国民健康保険事業基金に係る預金利子の積み立て分でございます。 11款諸支出金は、一般被保険者及び退職被保険者に対する国保税の還付金と、直営診療施設への繰出金になります。 12款予備費ですが、主に保険給付費において予算を超過する支出が生じた場合に、予備費流用により対応したいとするものでございますが、26年度末の基金残高が6,000万円と見込まれる状況となりましたので、27年度当初予算案では、それを財源といたしまして予備費6,000万円を計上したところでございます。 以上合わせまして、事業勘定の27年度当初予算案の歳出総額を113億2,690万円といたしました。 次に、6、7ページをお開きください。 事業勘定の歳入を御説明いたします。 1款国民健康保険税ですが、被保険者の皆さんの平成26年所得の状況が確定をしていない現時点におきましては、正確な税額算定ができません。そこで、当初予算案では、歳出総額113億2,690万円から国民健康保険税を除いた歳入金額を差し引きまして、その不足分であります24億8,177万8,000円を暫定的に国民健康保険税として計上したものでございます。 当初予算における国保税額の計上方法といたしましては、従来と同様の考え方でございます。 保険税の課税区分は、20年度から医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の3区分となっております。それぞれの案分率につきましては、例年どおり、26年度国保会計の決算状況や被保険者の皆さんの26年の所得実態等を正確に把握分析した上で、この6月議会におきまして正式な算定方法を御提案いたす予定でございます。したがいまして、今回お示しをいたしました当初予算は、あくまでも暫定予算案ということで御理解いただきますようにお願いいたします。 2款国庫支出金でございますが、こちらはルールに基づいて国から交付されるもののほか、特定健康診査等の実施に対する国庫負担金を見込んだものでございます。 3款療養給付費交付金は、退職者にかかわる保険給付費等に関する交付金で、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。 4款前期高齢者交付金は、65歳から74歳までの前期高齢者の加入率が高い保険者に対する財政調整措置といたしまして、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。 5款県支出金は、高額医療費共同事業と、特定健康診査等の実施にかかわる県の負担分と、県からの財政調整交付金などでございます。 6款共同事業交付金は、高額医療費共同事業と、保険財政共同安定化事業にかかわる県国保団体連合会からの交付金でございます。 7款財産収入は、国保基金の運用収入としまして、利子分を計上したものでございます。 8款繰入金は、一般会計からの繰り入れと、それから基金からの繰り入れの2種類がございます。一般会計からの繰入金は、他会計繰入金といたしまして、国保会計への繰り出し基準に基づくルール分を計上いたしました。基金繰入金は、基金のほぼ全額に当たる6,000万円を予備費財源として取り崩し、保険給付費の不足という事態に備えたいと考えているところでございます。 9款繰越金は、現時点における26年度からの繰り越し見込み額を計上いたしました。 10款諸収入は、国保税に係る延滞金や雑入などでございまして、以上合わせまして、事業勘定の27年度当初予算案の歳入総額を113億2,690万円といたしました。 以上が事業勘定の27年度歳入歳出の予算案でございます。 続きまして、直営診療施設勘定分を説明いたします。10ページをお開きいただきたいと思います。 これは、直営診療施設勘定の歳出でございまして、三穂診療所及び上村歯科診療所の運営にかかわるものでございまして、総務費と医業費を合わせた歳出総額を、前年同額の460万円といたしました。 直営診療施設勘定の歳入につきましては、9ページにお示しをいたしました。そこにございますとおり、繰入金、繰越金、診療収入、諸収入を合わせまして、歳入総額を前年同額の460万円といたしたところでございます。 以上で、平成27年度飯田市国民健康保険特別会計予算(案)の説明を終わります。 続きまして、議案第67号について御説明をいたしますので、ただいまの別冊の予算書65ページをお開きいただきたいと思います。 本案は、平成27年度飯田市後期高齢者医療特別会計予算(案)でございます。 後期高齢者医療制度は、平成20年4月から各県に後期高齢者医療広域連合を設置いたしまして運営されておりまして、この広域連合が保険者となっております。その中で、飯田市の役割はどういうものかと申しますと、法律や県広域連合の条例、それから市の条例、これらの規定に基づきまして、保険料の徴収事務、各種申請や届け出等の窓口受付等の事務、さらに被保険者証の受け渡し等の事務、こういったものを行っておるところでございます。 この予算書の第1条におきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ12億3,800万円と定めるものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算で説明いたしますので、まず67ページの歳出をごらんいただきたいと思います。 1款総務費は、職員3名分の人件費、それから一般事務費、保険料の賦課徴収に係る諸経費等でございます。 2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者の皆様に納めていただいた保険料と、低所得者等に係る保険料の軽減賦課分といたしまして一般会計から繰り入れる繰入金を財源にいたしまして、保険者である長野県後期高齢者医療広域連合へ納付するものでございます。 3款諸支出金は、保険料の過年度還付金。 4款は予備費でございまして、以上合わせまして、歳出総額は12億3,800万円という状況でございます。 次に歳入でございますが、66ページをごらんください。 1款後期高齢者医療保険料は、被保険者の皆様に納めていただく特別徴収保険料と普通徴収保険料でございます。 4款繰入金は、職員の人件費や保険料の賦課徴収に係る事務経費と、低所得者等の保険料軽減分を一般会計からルール分として繰り入れるものでございます。 5款繰越金は、現時点における26年度からの繰り越し見込み額を計上したものでございます。 6款諸収入は、過年度保険料還付金に対して、県後期高齢者医療広域連合から補填をされる還付金や雑入などでございます。 以上合わせまして、歳入総額が12億3,800万円でございます。 以上、平成27年度飯田市後期高齢者医療特別会計予算(案)でございました。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第68号について、原長寿支援課長。 ◎長寿支援課長(原章君) 議案第68号について御説明申し上げます。 特別会計予算書87ページをごらんください。 本案は、平成27年度飯田市介護保険特別会計予算(案)でございます。 平成27年度は、第6期介護保険事業計画の初年度となります。計画に基づきまして、所要の介護給付費を見込むとともに、地域支援事業費として、介護予防事業の実施に係る経費、地域包括支援センターの運営事業費等を計上しております。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ104億9,840万円と定めたいとするものです。 第2条は、歳出予算の流用について定めるものでございます。 それでは、内容について第1表 歳入歳出予算で御説明申し上げます。89ページをごらんください。 まず歳出ですが、1款総務費、1項総務管理費は、職員の人件費及び事務費。 2項徴収費は、介護保険料の賦課徴収に係る費用。 3項介護認定審査会費は、要介護等の認定調査に係る費用及び認定調査会共同設置負担金。 4項趣旨普及費は、介護保険制度の普及啓発経費です。 5項計画策定費は、介護保険事業の進捗状況の協議を行う審査会の委員報酬でございます。 2款保険給付費は、介護保険サービスの利用に対する給付費でございまして、総額100億8,691万8,000円でございまして、前年度対比0.8%の増額となっております。 1項介護サービス等諸費は、要介護に認定された方の居宅及び施設サービス費。 2項介護予防サービス等諸費は、要支援に認定された方の介護予防サービス費です。 3項その他諸費は、保険給付費の審査支払い事務に係る国保連合会への手数料でございます。 4項高額介護サービス等費は、介護サービスの利用料が一定額を超えた場合に、負担限度額を超えた部分を支給する費用でございます。 5項高額医療合算介護サービス等費は、医療と介護の両方を利用している方の負担を軽減する給付に係るもの。 7項特定入所者介護サービス等費は、施設サービス業者の食費及び居住費の利用者負担を軽減する給付に係るものでございます。 4款保健福祉事業費は、高額介護サービス費の支払い困難な場合に貸し付ける貸付金でございます。 5款地域支援事業費、1項介護予防事業費は、各種の介護予防事業に係る経費です。 2項包括的支援事業・任意事業費は、地域包括支援センターの運営事業費等でございます。 6款基金積立金は、介護給付費準備基金の積立金。 7款公債費は、財政安定化基金の償還金。 8款諸支出金は、介護保険料の還付金、過年度の地域支援事業費の精算返還金でございます。 9款予備費でございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。88ページをごらんください。 1款保険料は、65歳以上の第1号保険者の介護保険料でございまして、基準となる保険料額を月額5,635円と算定いたしました。 2款国庫支出金は、介護給付費と地域支援事業費に対する国の負担分と財政調整交付金でございます。 3款支払基金交付金は、介護給付費と地域支援事業費に対する第2号被保険者の保険料負担分でございます。 4款県支出金は、介護給付費及び地域支援事業費の県の負担分でございます。 6款財産収入は、介護給付費準備基金利子でございます。 7款の繰入金は、介護給付費、地域支援事業費等の市負担分を繰り入れるものでございます。 8款繰越金は、地域支援事業費交付金の精算返還分を繰越金として計上しております。 9款諸収入は、介護サービス事業の利用者の負担金等でございます。 132ページをごらんください。 附表2は債務負担行為についての調書でございまして、財政安定化基金償還金について、期限及び限度額について定めるものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第69号について、遠山商業・市街地活性課長。 ◎商業・市街地活性課長(遠山広基君) 議案第69号について御説明申し上げます。 特別会計予算書の137ページをお開き願います。 本案は、平成27年度飯田市地方卸売市場事業特別会計予算(案)でございまして、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,500万円と定めたいとするものでございます。 内訳につきましては、次ページ以降の第1表により御説明申し上げます。 まず139ページの歳出でございます。 1款卸売市場費は、市場長の1名分の人件費と施設修繕料が主なものでございます。 2款1項積立金は、市場事業基金への積み立てでございます。 続きまして、138ページの歳入でございます。 1款1項使用料は、市場の建物の使用料収入でございます。 2款1項財産運用収入は、市場の基金に対する利子でございます。 3款1項他会計繰入金は、一般会計からの繰り入れでございまして、市場長の人件費相当額でございます。 4款は繰越金でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第70号について、吉村危機管理室長。 ◎危機管理室長兼危機管理室次長(吉村啓史君) 議案第70号について御説明いたします。 予算書155ページをお開きください。 本案は、平成27年度飯田市駐車場事業特別会計予算(案)でございまして、第1条は歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,970万円としたいとするものでございます。これは前年度対比4.8%の減となっております。 歳入歳出の主な内訳につきましては、次ページの第1表 歳入歳出予算で御説明申し上げます。 まず157ページの歳出でございますが、1款1項総務管理費は、職員2名分の人件費及び駐車場に係る運営管理経費。 3款1項積立金は、駐車場事業基金への積み立てでございます。 前ページへお戻りください。 歳入でございますが、1款1項使用料では、中央、本町、飯田駅、飯田駅西、扇町の計5カ所分の駐車場使用料として6,297万8,000円を見込んでおります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第71号について、中環境課長。
    ◎環境課長(中良文君) それでは、議案第71号について御説明を申し上げます。 特別会計の予算書173ページをお願いいたします。 本案は、平成27年度飯田市墓地事業特別会計予算(案)でございまして、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,550万円と定めたいとするものでございます。 内容につきましては、次ページの第1表により御説明を申し上げますので、次のページをお願いいたします。 まず初めに、右側の歳出でございますが、1款1項総務管理費は、市営霊園の一般管理費及び墓地造成費でございます。 2款1項積立金は、基金への積立金でございます。 左側の歳入をごらんいただきたいと思います。 1款1項使用料は、新規の聖地使用に係る永代使用料を、2項手数料は、霊園の管理料収入を見込んだものでございます。 2款財産収入は、基金利子を、4款繰越金は、前年度繰越金を見込んだものでございます。 177ページ以降につきましては、事項別明細書を添付してございますので、ごらんをいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第72号及び議案第73号について、吉川経営管理課長。 ◎経営管理課長(吉川弘人君) 議案第72号につきまして御説明申し上げます。 187ページをお開き願います。 本案は、平成27年度飯田市簡易水道事業特別会計予算(案)でございまして、第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億4,190万円と定めたいとするものでございます。 第2条は、地方債について限度額などを定めるものでございます。 188ページ、189ページをお開き願います。 第1表 歳入歳出予算の、まず歳出でございますが、1款1項総務費は、料金徴収などに係る一般経費。 2項施設管理費は、水質検査業務委託維持管理業務負担金や施設改修などの維持管理費。 2款1項改良費は、水源施設の施設改良工事など。 3款1項公債費は、起債の元利償還金でございます。 左側、188ページの歳入でございますが、1款1項負担金は、加入者負担金。 2款1項使用料は、水道使用料。 2項手数料は、開栓手数料など。 4款1項他会計繰入金は、一般会計からの繰入金。 5款1項繰越金は、前年度からの純繰越金。 7款1項市債は、施設整備にかかわる簡易水道事業債と過疎対策事業債でございます。 190ページをお開き願います。 第2表 地方債でございますが、簡易水道事業債の限度額などを定めたものでございます。 続きまして、議案第73号につきまして御説明申し上げます。 207ページをお開き願います。 本案は、平成27年度飯田市下水道事業特別会計予算(案)でございまして、第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ43億4,390万円と定めたいとするものでございます。 第2条は債務負担行為を、第3条は地方債について定めるものでございます。 208、209ページをお開き願います。 第1表 歳入歳出予算の、まず歳出でございますが、1款1項下水道総務費は、受益者負担金一括納付報奨金や企業会計移行業務、料金徴収経費などでございます。 2款1項下水道建設事業費は、飯田処理区の補助と単独によります管路、松尾浄化管理センターの長寿命化対策事業、地震対策事業や、浸透施設と貯留ますの設置補助などでございます。 2項公共下水道排水費は、老朽管改修や清掃業務委託、松尾浄化管理センター及び川路浄化センターの維持管理費などでございます。 3項特定環境保全公共下水道排水費は、マンホールポンプ補修や、竜丘浄化センター及び和田浄化センターの維持管理費などでございます。 3款1項農業集落排水費は、9地区の排水処理施設の維持管理に要する経費でございます。 3項農業集落排水施設整備事業費は、知久平地区処理場の長寿命化対策事業でございます。 4款1項小規模農業集落排水費は、2地区の排水処理施設の維持管理に要する経費でございます。 5款1項公債費は、起債の元利償還金で、前年度対比4,900万円余の増となってございます。 これらの事業の財源につきまして、左側、208ページの歳入をごらん願います。 1款1項分担金は、区域外利用分担金。 2項負担金は、受益者負担金と共同引き込み管負担金でございます。 2款1項使用料は、下水道使用料及び農業集落排水施設使用料など。 2項手数料は、排水設備確認手数料などでございます。 3款1項国庫補助金は、長寿命化対策事業、地震対策事業に係る交付金でございます。 4款1項県補助金は、知久平地区処理場の長寿命化対策事業に係る補助金でございます。 5款1項他会計繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。 6款1項繰越金は、前年度からの純繰越金でございます。 7款2項雑入は、布設がえ工事補償金などでございます。 8款1項市債は、下水道事業債でございます。 210ページをお開き願います。 第2表 債務負担行為につきましては、下水道及び農業集落排水設備資金融資に対しまして、市内金融機関の損失補償及び資金利用者に対する利子補給と、松尾浄化管理センターほか維持管理業務委託、農業集落排水処理施設管理業務委託及び松尾浄化管理センター用水砂ろ過設備工事委託に係る期間、限度額をそれぞれ定めたものでございます。 第3表 地方債でございますが、下水道事業債の限度額などを定めたものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第74号について、土屋市立病院介護老人保健施設事務長。 ◎病院介護老人保健施設事務長兼高松診療所事務長(土屋寿憲君) それでは、別冊の特別会計予算書279ページをお開きいただきたいと思います。 議案第74号について御説明申し上げます。 本案は、平成27年度飯田市介護老人保健施設事業特別会計予算(案)でございまして、第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6億8,240万円と定めたいとするものでございます。前年度に比べまして590万円、約0.9%の減額となっております。これにつきましては、100床での通年予算3年目ということで、介護サービス収入及び運営経費の実績をもとに介護報酬改定を考慮し、算出したものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算で御説明申し上げますので、281ページをごらんいただきたいと思います。 歳出でございます。 第1款介護老人保健施設費でございますが、人件費及び施設の管理運営費が主なものでございます。 次に、歳入でございますけれども、280ページをお願いいたします。 第1款サービス収入は、介護保険給付費と利用者の自己負担金でございます。 3款繰入金は、一般会計からの繰入金。 4款繰越金は、前年度からの繰越金の見込みでございます。 5款諸収入は、雑入でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第75号について、田中遠山郷・中山間地域振興担当専門幹。 ◎遠山郷・中山間地域振興担当専門幹(田中真君) 議案第75号について説明いたします。 特別会計予算書の299ページをお開きください。 本案は、平成27年度飯田市ケーブルテレビ放送事業特別会計予算(案)でございまして、第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億2,980万円と定めたいとするものでございます。 内容につきましては、次のページの第1表で説明をいたします。 右側のページの歳出でございますが、1款1項ケーブルテレビ施設維持管理費は、竜東及び遠山郷ケーブルテレビの管理運営に要する経費等でございます。 2款1項公債費は、ケーブルテレビの施設整備に対する起債の元利償還金でございます。 左側のページの歳入をごらんください。 1款1項分担金は、新規加入時などにいただく負担金、いわゆる加入金でございます。 2款1項使用料につきましては、加入者からいただく毎月のケーブルテレビ使用料等でございます。 4款1項繰入金は、ケーブルテレビの起債の元利償還金相当額などを一般会計から繰り入れるものでございます。 6款1項雑入は、道路工事等に関連して発生するケーブルの移設に伴う補償費等でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) それでは、次に議案第76号について、宮内市立病院経営企画課長。 ◎市立病院経営企画課長(宮内稔君) 議案第76号について御説明申し上げます。 319ページをお開きください。 本案は、平成27年度飯田市病院事業会計予算(案)でございます。 第2条は、業務の予定量でございまして、表の(3)の1日平均患者数としまして、市立病院が入院で325人、外来で930人、高松診療所は外来が30人と見込んでおります。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。 収入の病院事業収益は123億1,600万円で、前年度対比1.1%の減となっております。 支出は、病院事業費用が125億1,000万円で、前年度対比18.3%の減となっておりますが、これは、昨年度は会計制度の変更に伴い、特別損失に28億円余を計上したため、大きな減少となっています。 次のページをお開きください。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございまして、資本的収入が10億9,543万9,000円で、企業債については、医療機器や施設改修事業にかかわる企業債。出資金は、一般会計からの出資です。 資本的支出は20億4,018万4,000円で、建設改良費は、医療機器の整備や施設改修工事費用。企業債償還金は、元金の償還であります。 第5条は、起債の限度額等を、第6条は、一時借入金の限度額を定めるものであります。 第7条は、予定支出の各項の金額を流用することができる費用として、材料費等を定めたものであります。 第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費として、職員給与費及び交際費を定めるもの。 第9条は、たな卸資産の購入限度額を定めるものであります。 第10条は、重要な資産の取得を定めたものでございまして、医療機器と情報システムの購入を予定しております。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第77号について、吉川経営管理課長。 ◎経営管理課長(吉川弘人君) 議案第77号につきまして御説明申し上げます。 343ページをお開き願います。 本案は、平成27年度飯田市水道事業会計予算(案)でございまして、収益的支出と資本的支出の予定額を合わせました予算規模は30億円余となりまして、前年度対比9,000万円余の減となってございます。 第2条は業務の予定量で、1号から3号までは、給水戸数、年間総給水量、1日平均給水量につきまして、記載のとおり定めたいとするものでございます。第4号は主要な建設改良事業で、安全・安心でおいしい水を継続的に供給していくため、長期整備計画に基づきまして事業を予定するものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めたいとするもので、収入の第1款水道事業収益は21億3,140万円で、前年度対比5.6%の減となっており、特別利益の減によるものでございます。 第1項営業収益は、水道料金加入者負担金及び受託事業収入などでございます。 第2項営業外収益は、一般会計からの補助金、長期前受金戻入益などでございます。 支出の第1款水道事業費用は19億8,370万円で、前年度対比3.4%の減となってございます。 第1項営業費用は、水道水をつくるための費用と、配水及び給水に必要な経費のほか、鉛製給水管布設がえ工事や給水切りかえ仮設工事などと、受託工事費、減価償却費などでございます。 第2項営業外費用は、企業債の支払い利息及び消費税が主なものでございます。 第3項特別損失につきましては、過年度分の損益修正損を見込んでおります。 344ページをお開き願います。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めたもので、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額7億7,700万円の補填につきまして、記載の資金を予定するものでございます。 収入の第1款資本的収入は2億4,850万円で、前年度対比13.8%の減となっております。 第1項企業債は、上水道事業債の借り入れ。 第2項負担金は、消火栓設置に係る一般会計からの負担金。 第4項補償金は、他事業に伴います補償金。 第5項出資金は、一般会計からの出資でございます。 次に支出でございますが、第1款資本的支出は10億2,550万円で、前年度対比2.1%の減となっております。 第1項建設改良費は、妙琴浄水場更新整備事業、老朽管更新事業、電気計装機器更新事業などでございます。 第2項企業債償還金は、上水道事業債の元金償還金でございます。 第4項リース債務支払額は、企業会計システムのリースに係る経費でございます。 第5条は、債務負担行為を定めたもので、浄水場配水池及び関連施設維持管理業務について、期間、限度額を定めたものでございます。 第6条は、企業債の借入限度額などを定めたものでございます。 345ページの第7条は、一時借入金の限度額を、第8条は、緊急を要する場合における各項間の流用について定めたものでございます。 第9条は、議会の議決なしに流用することのできない経費を定めたもの、第10条は、一般会計からの補助金の額を、第11条は、たな卸資産の購入限度額をそれぞれ定めたものでございます。 次ページ以降に、予算に関します説明書を添付してございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 次に、議案第78号について、脇坂林務課長。 ◎林務課長(脇坂隆文君) それでは、議案第78号について御説明を申し上げます。 別冊、飯田市各財産区会計予算書の3ページをお開き願います。 本案は、平成27年度飯田市の各財産区会計予算(案)でございまして、第1条では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,240万3,000円と定めたいとするものでございます。 内容につきましては、次のページの4ページと5ページの第1表にて主なものを御説明させていただきますので、お開きを願います。 右側の5ページ、歳出の主なものにつきましては、1款2項の財産管理費につきましては、山林作業賃金、造林業務委託料、負担金などが主なものでございます。 2款1項交付金につきましては、地元山林委員会、山林協議会などの事業に対する助成が主なものでございます。 次に、歳入のうち主なものを御説明させていただきます。左側の4ページをごらんいただきたいと思います。 1款1項の分担金につきましては、各財産区がその運営経費に充てるため、当該住民や区などからいただいております分担金でございます。 2款1項財産貸付収入につきましては、長野県や企業などへの土地の貸付収入が主なものでございます。 2款2項利子及び配当金につきましては、基金の利子と松川入財産区からの配当金でございます。 3款1項基金繰入金につきましては、各財産区が保有する基金からの繰入金でございます。 5款1項の受託事業収入につきましては、森林総合研究所の分収造林受託事業収入でございます。 なお、25の財産区ごとに主な歳入歳出をまとめた総括表を1ページと2ページに添付してございます。御確認をお願いしたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(林幸次君) 以上で議案に対する説明が全て終了いたしました。 ここで議案55件に対する質疑通告を受けることといたします。 通告は、議会事務局において受け付けをいたします。 通告はございますか。 質疑通告があるようでございますので、2時30分までに通告をお願いいたします。 ここで議案55件に対する質疑通告のため、暫時休憩といたします。     14時15分 休憩-----------------------------------     14時45分 再開 ○議長(林幸次君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 これより議案の質疑に入ります。 福沢清君。 ◆15番(福沢清君) 議案第14号「飯田市空家等の適正な管理及び活用に関する条例の制定について」お尋ねをします。 空き家対策というのは市政懇談会や一般質問でも多く取り上げられて、また全国的にも非常に空き家対策というのは各市から、また町村からも上がっているわけでありますが、いわゆる危険な空き家、法律用語では特定空家対策というふうに書かれていますけれども、これの除去しかないというふうに私は思っていますけれども、今回の条例の中では具体的方法が示されていないように思われますが、その辺はいかがでしょうか。 もう1つは、国で昨年の11月に制定された空家等対策の推進に関する特別措置法の中に、空家等対策計画というのがあります。これは今回の条例の第3条に書かれていますが、具体的にこの計画の策定というのはいつになるか、その辺について、この2点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(林幸次君) 理事者側の答弁を求めます。 菅沼市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(菅沼文秀君) まず除却の関係でございますけれども、本条例は、国の定めます空家等対策の推進に関する特別措置法を受けまして、その目的をさらに高めるためのものでございまして、国の法律と一体的に運用されると、こういうふうに考えておるところでございます。 議員の御指摘のとおり、老朽化した危険な空き家等に対しまして、指導等によっても自主的な除却が進まないような場合には、強制力を持つ命令や行政代執行による除却等も選択肢の一つということになるわけでございますが、このことは、国の定めます特別措置法により定められた基準であります特定空家等に対する措置というのがございまして、これによって対応されることになるだろうというふうに思うところでございます。ですので、法律に基づいて、除却等の代執行等の必要があれば、それが適用されてくると、こういうものでございます。 なお、特定空家等に関する立入調査、指導、勧告、命令、行政代執行、こういう手続になるわけでございますけれども、こういった措置につきましては強い公権力の行為を含むということがあるものですから、国としても施行までに相当な期間が必要と考えておりまして、措置等に関する基本的な手続の内容について記載したガイドラインというのを5月末日ごろまでに示す予定と聞いておりまして、今後示される基準等、ガイドライン等により具体的な措置の方法が示されるものと、こういうふうに理解しておるものでございます。 また、実際に行政代執行を実施するまでには、補助等の支援があるとはいうものの、一般財源が必要になるということがございますので、ここら辺につきましては慎重な組み立てが必要かと思うところでございます。 もう1つの空家等の対策計画についてでございますが、空家等の対策計画の策定につきましては、市民の皆さんやまちづくりの委員会の皆さんから情報を、私どもも提供を受けて、それを整理して、組み立てをしてまいりたいと思っているわけでございます。お寄せいただいた情報などをうまく生かすために、国の基準に沿った計画策定を進めてまいりたいというふうに考えております。 一方、国の法に定める計画としまして、主に空き家等の種類に基づく対策や計画の期間、あるいは調査や活用に関する事項のほか、相談体制に関する事項なども、そのほかの状況も組み入れられるような要請を聞いておるところでございますが、具体的には、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、5月末までに示される空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な方針というのは、これがやはり同様に5月末ごろに示されることになっておりまして、その時期に国の目安が示され、計画づくりがスタートするのかなあと、こんなふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(林幸次君) 福沢清君。 ◆15番(福沢清君) こういった法律とか条例ができれば、非常に空き家対策というのは進むのではないかというふうに、私も含めて、皆さんも期待していたと思うんですが、なかなかそんな簡単なものではないということがわかりました。 ということは、特別措置法に基づいた行政代執行についても、これは慎重にやっていくということだと思いますが、もう1つの方法として、市で、行政で補助金を出すというやり方も提案をさせていただいているんですが、その辺は、行政代執行と、それから補助金と、どちらにしても危険な空き家がなくなるというのがすぐにはできないということを確認したような感じなんですが、できるだけ急いでいただくことも含めて、もう一度答弁をお願いしたいということであります。 それから、空家対策計画というのも国のほうでもだんだんつくる、だんだんつくるという言い方はおかしいんですけれども、1年以内の空き家についてこれに該当するとか、そんなようなものが若干新聞に出てきたりして、なかなかこれもすぐに明らかになるということではないというふうに理解しますが、そのようでよろしいかどうかということをもう一度確認したいと思います。お願いいたします。 ○議長(林幸次君) 菅沼市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(菅沼文秀君) 議員おっしゃるとおり、まだ数市ではございますけれども、幾つかの自治体で、解体のための補助金を出すだとか、あるいは行政による代執行によって危険な空き家を解体するという事例がございます。そういう事例を見てまいりますと、実施するまでにはなかなか厳しい審査を行って、原則的には原因者の方が応分の負担をするという形になっておりますけれども、その負担金等々には、なかなか徴収ができないというような実態がございます。そういうことを受けて国の法律がこういう形でできて、危険な空き家等々を含めて対策を進めていこうという方針が国のほうで示されたということでありますので、それを受けて、市のほうでもできる限りそういう方針に沿った対策を進めてまいる、これが基本的な考え方、こんなふうに考えておるところでございます。 それから、いずれにしろ行政がやらなくてはならない分野というのがだんだんと徐々にふえてきているというふうに考えておるところでございますので、計画に定める対策を実施することによって、費用に対する補助金や交付税措置等も示されておりますので、そういうのも慎重に検討しながら、なるべく早い計画づくりを進めてまいりたいと、こんなふうに考えるところでございます。 ○議長(林幸次君) 福沢清君。 ◆15番(福沢清君) 最後ですけれども、先ほども申し上げましたけれども、法律や条例ができることによって解決が早くなるというふうに思っていたんですが、その辺は市民の皆さん、特にそれに携わってもらった松井区の皆さんにも丁寧に説明をしていただいて、どういう形で今進行しているのか、そしてどういうものを目指していくのかということをわかりやすく説明するようにしていただきたいと思いますが、その辺の計画はいかがでしょうか。 ○議長(林幸次君) 菅沼市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(菅沼文秀君) 今議会でこの条例案を出させていただいたのも、まだ国の特措法等との関係が全部わからない段階で、なるべく早い時期に空き家対策に取りかかりたいという方針のもとに出しているものでございます。今までも地域の皆さん、まちづくり委員会の皆さんからあらゆる情報をいただきまして、それを参考にしながら対策をとっていきたいということもありますので、議員のおっしゃるように、私どももなるべくこの空き家対策をできるところから進めてまいりたいし、私どもだけでは対応が難しいのが当然でございます。地元のまちづくり委員会の皆様や知見のある皆様方のお考え等々を教えていただきながら進めてまいりたいと、こんなふうに考えておるところでございます。 ○議長(林幸次君) 以上で通告による質疑は全て終了いたします。 次に進みます。 議案第10号から議案第23号まで、及び議案第38号から議案第78号までの議案55件につきましては、お手元に配付してあります付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査を願うことにいたします。 ここで、所管の委員会へ付託いたしました議案第49号、議案第50号及び議案第53号につきまして、ただいまから委員会審査を願うため、ここで暫時休憩といたします。     14時55分 休憩-----------------------------------     16時40分 再開 ○議長(林幸次君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 議案審議を続行いたします。 議案第49号、議案第50号及び議案第53号の審査が終了いたしておりますので、審議を願うことといたします。 初めに、議案第49号「工事請負契約の一部変更について(竜峡共同調理場建築本体工事)」及び議案第50号「工事請負契約の一部変更について(竜峡共同調理場機械設備工事)」の以上2件を一括議題とし、社会文教委員会の報告を求めます。 総務社会文教委員会委員長、井坪隆君。 ◆社会文教委員会委員長(井坪隆君) 社会文教委員会に付託となりました議案第49号及び議案第50号につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第49号「工事請負契約の一部変更について(竜峡共同調理場建築本体工事)」及び議案第50号「工事請負契約の一部変更について(竜峡共同調理場機械設備工事)」は、竜峡共同調理場整備に伴う変更契約の締結に関する議案のため、一括議題として審査しました。 審査の中で、議案第49号に関し、変更の理由の一つとして、敷地の形状が南北に狭く、工法を変更したため増額となったとのことだが、当初から見込めなかったのかとの質疑があり、クレーンを用いて着工したが、さらなる安全確保及び効率的に行えるよう施工方法を見直したため、それに伴う増額となった。設計段階では見込めないものであったとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(林幸次君) ただいまの委員長の報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案2件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案2件について、委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案2件は委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第53号「平成26年度飯田市一般会計補正予算(第7号)案」を議題といたします。この議案は各常任委員会へ分割付託となっておりますので、総務委員会、社会文教委員会産業建設委員会の順に各委員会の審査結果の報告を求めます。 初めに、総務委員会委員長、清水勇君。 ◆総務委員会委員長(清水勇君) 総務委員会の報告をいたします。 議案第53号のうち、総務委員会に分割付託となりました部分につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。 ○議長(林幸次君) 続いて、社会文教委員会委員長、井坪隆君。 ◆社会文教委員会委員長(井坪隆君) 議案第53号のうち、社会文教委員会に分割付託となりました部分につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の経過については、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。 ○議長(林幸次君) 続いて、産業建設委員会委員長、吉川秋利君。 ◆産業建設委員会委員長(吉川秋利君) 議案第53号のうち、産業建設委員会に分割付託となりました部分につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 初めに、7款商工費、商工会議所活動運営補助事業費について、プレミアム商品券の使用期限はいつまでかとの質疑があり、7月から6カ月以内を見込んでいるが、具体的には今後調整したいとの答弁がありました。 次に、プレミアム商品券による経済効果をどの程度と見込んでいるかとの質疑があり、具体的な経済効果の算出は困難であるが、消費予定額は3億1,000万円余であり、消費の喚起の一助となることを期待している。利用者、商業者、両者にアンケートも実施する予定であり、結果の検証を行っていきたいとの答弁がありました。 次に、ふるさと旅行券について、事前に旅行者にクーポン券が渡らず、ビジネスによる来訪者にも利用されることが想定され、観光振興につながるかどうか疑問だがどうかという質疑があり、ビジネス目的も含めて旅行者と捉えている。事前にしっかりPRすることで観光利用の増につなげたい。また、アンケートも実施するため、結果の検証を行い、次につなげていきたいとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(林幸次君) ただいまの各委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第53号を採決いたします。 お諮りいたします。 議案第53号を各委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(林幸次君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第53号は各委員長報告のとおり決定されました。----------------------------------- △散会 ○議長(林幸次君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 あす2月26日は一般質問の通告締め切り日であります。締め切り時刻は午後5時となっておりますので、御確認をお願いいたします。 3月5日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までに御参集くださいますようお願い申し上げます。 本日はこれをもちまして散会といたします。御苦労さまでした。-----------------------------------     16時47分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成27年5月19日      飯田市議会議長  林 幸次      署名議員     竹村圭史      署名議員     木下徳康...