伊勢市議会 > 2015-09-07 >
09月07日-01号

  • "人権擁護委員就任"(/)
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  1. 伊勢市議会 2015-09-07
    09月07日-01号


    取得元: 伊勢市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-14
    伊勢市 平成27年  9月 定例会           平成27年9月伊勢市議会定例会会議録議事日程                    平成27年9月7日(月)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 会期の決定について日程第3 議案第74号 平成26年度決算認定について日程第4 議案第75号 平成26年度伊勢市病院事業会計決算認定について日程第5 議案第76号 平成26年度伊勢市水道事業の利益及び資本剰余金の処分並びに平成26年度伊勢市水道事業会計決算認定について日程第6 議案第77号 平成26年度伊勢市下水道事業の利益の処分及び平成26年度伊勢市下水道事業会計決算認定について日程第7 議案第78号 平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について日程第8 議案第79号 平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)日程第9 議案第80号 平成27年度伊勢市介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第10 議案第81号 平成27年度伊勢市観光交通対策特別会計補正予算(第1号)日程第11 議案第82号 平成27年度伊勢市土地取得特別会計補正予算(第1号)日程第12 議案第83号 平成27年度伊勢市病院事業会計補正予算(第1号)日程第13 議案第84号 平成27年度伊勢市水道事業会計補正予算(第1号)日程第14 議案第85号 伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について日程第15 議案第86号 伊勢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について日程第16 議案第87号 伊勢市職員の再任用に関する条例及び伊勢市職員退職手当支給条例の一部改正について日程第17 議案第88号 伊勢市市税条例の一部改正について日程第18 議案第89号 伊勢市半島振興対策実施地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部改正について日程第19 議案第90号 伊勢市手数料徴収条例の一部改正について日程第20 議案第91号 伊勢市学校設置条例の一部改正について日程第21 議案第92号 伊勢市子ども読書活動推進会議条例の制定について日程第22 議案第93号 伊勢市手話言語条例の制定について日程第23 議案第94号 伊勢市工場等立地促進条例の一部改正について日程第24 議案第95号 市有財産の取得について日程第25 議案第96号 市道の路線の認定について日程第26 議案第97号 人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて日程第27 議案第98号 人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて日程第28 議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて日程第29 議案第100号 人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて日程第30 平成27年請願第1号 喫煙場所を適切に設置し、よりよい分煙環境を整備する請願日程第31 平成27年請願第2号 議場に国旗・市旗掲揚を求める請願日程第32 平成27年請願第3号 防災対策の充実を求める請願日程第33 平成27年請願第4号 義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願日程第34 平成27年請願第5号 教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める請願日程第35 平成27年請願第6号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願本日の会議に付した事件 1.会議録署名議員の指名について 1.会期の決定について 1.平成26年度決算認定について 1.平成26年度伊勢市病院事業会計決算認定について 1.平成26年度伊勢市水道事業の利益及び資本剰余金の処分並びに平成26年度伊勢市水道事業会計決算認定について 1.平成26年度伊勢市下水道事業の利益の処分及び平成26年度伊勢市下水道事業会計決算認定について 1.平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について 1.平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号) 1.平成27年度伊勢市介護保険特別会計補正予算(第2号) 1.平成27年度伊勢市観光交通対策特別会計補正予算(第1号) 1.平成27年度伊勢市土地取得特別会計補正予算(第1号) 1.平成27年度伊勢市病院事業会計補正予算(第1号) 1.平成27年度伊勢市水道事業会計補正予算(第1号) 1.伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について 1.伊勢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について 1.伊勢市職員の再任用に関する条例及び伊勢市職員退職手当支給条例の一部改正について 1.伊勢市市税条例の一部改正について 1.伊勢市半島振興対策実施地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部改正について 1.伊勢市手数料徴収条例の一部改正について 1.伊勢市学校設置条例の一部改正について 1.伊勢市子ども読書活動推進会議条例の制定について 1.伊勢市手話言語条例の制定について 1.伊勢市工場等立地促進条例の一部改正について 1.市有財産の取得について 1.市道の路線の認定について 1.人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて 1.人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて 1.人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて 1.人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて 1.喫煙場所を適切に設置し、よりよい分煙環境を整備する請願 1.議場に国旗・市旗掲揚を求める請願 1.防災対策の充実を求める請願 1.義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願 1.教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める請願 1.子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願出席議員(28名)      1番  上村和生君      2番  北村 勝君      3番  楠木宏彦君      4番  鈴木豊司君      5番  野崎隆太君      6番  吉井詩子君      7番  世古 明君      8番  野口佳子君      9番  岡田善行君     10番  福井輝夫君     11番  辻 孝記君     12番  吉岡勝裕君     13番  品川幸久君     14番  藤原清史君     15番  山根隆司君     16番  黒木騎代春君     17番  西山則夫君     18番  上田修一君     19番  小山 敏君     20番  杉村定男君     21番  浜口和久君     22番  工村一三君     23番  山本正一君     24番  佐之井久紀君     25番  宿 典泰君     26番  世古口新吾君     27番  中村豊治君     28番  中山裕司君欠席議員(0名)      なし職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長     村田浩一君   事務局次長    杉原正基君  議事係長     伊藤 亨君   調査係長     山口 徹君  書記       中田隆人君説明のため出席した者  市長       鈴木健一君   副市長      藤本 亨君  病院事業管理者  藤本昌雄君   会計管理者    三浦 徹君  総務部長     可児文敏君   危機管理部長   谷口 尚君  情報戦略局長   中川芳明君   環境生活部長   坂本 進君  健康福祉部長   鈴木正人君   産業観光部長   佐々木昭人君  都市整備部長   中村 功君   二見総合支所長  東端弘泰君  小俣総合支所長  森 明彦君   御薗総合支所長  吉崎 章君  上下水道部長   高谷幸良君   病院経営推進部長 森井 啓君  消防長      竜田博史君   消防本部次長   坂口典生君  総務課長     中川雅日君   教育委員会委員長 畠中節夫君  教育長      宮崎吉博君   教育部長     玉置行弘君  教育次長     藤原 厚君   監査委員     畑 芳嗣君  監査委員     中井 豊君   選挙管理委員会委員長                            西宮晴一君  農業委員会委員長 早川繁一君 △開会 午前9時58分 △開会の宣告 ○議長(小山敏君) ただいまから市議会定例会を開会いたします。 本日の出席者は全員ですので、会議は成立いたしております。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(小山敏君) 本議会の議案等説明のため、市長、教育委員会委員長、選挙管理委員会委員長、農業委員会会長、監査委員の出席を求めましたところ、市長から副市長、病院事業管理者、会計管理者、各部長、局長、各総合支所長、消防長、各次長、各参事、各課長、各室長、消防署長、各副参事、各消防署副署長、嘱託員を、教育委員会委員長から教育長、部長、次長、各課長、所長、各副参事を、また選挙管理委員会委員長、農業委員会会長、代表監査委員からそれぞれ事務局長を説明補助員として議場に出席承認方の申し出がありましたので、これを承認いたしておきましたから、御報告いたします。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(小山敏君) 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。 それでは、会議に入ります。--------------------------------------- △会議録署名議員の指名 ○議長(小山敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。 本議会の会議録署名者は、会議規則第87条の規定により、議長において20番、杉村議員、21番、浜口議員の御両名を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(小山敏君) 次に、日程第2、「会期の決定について」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期は、本日から10月7日までの31日間と決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 よって、本議会の会期は本日から10月7日までの31日間と決定いたしました。--------------------------------------- △議案第74号外4件一括上程、説明、監査委員報告 ○議長(小山敏君) 審議の都合により、日程第3、「議案第74号平成26年度決算認定について」から日程第7、「議案第78号平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について」に至る5件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第74号平成26年度決算認定について」外4件について御説明を申し上げます。 これは、いずれも平成26年度の決算に係るもので、各会計ともさきに決算を終え、このほど監査委員の審査も終了いたしましたので、監査委員の意見をつけて議会の御認定をお願いするものでございます。 詳細につきましては副市長及び会計管理者から御説明を申し上げますので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 会計管理者。 ◎会計管理者(三浦徹君) 議案第74号平成26年度決算認定につきまして、決算書を中心にその概要を説明申し上げます。 お手元に平成26年度決算説明書を配付させていただきましたが、ここではその執行状況を中心に御説明申し上げ、説明書に記載の歳入の主な収入、歳出の主な事業につきましては割愛させていただきます。 初めに、一般会計の決算につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、決算書の2ページ上段をごらんください。 歳入総額は475億3,285万5,926円で、歳出総額は451億9,668万40円です。歳入歳出差引残額は23億3,617万5,886円となります。この残額から翌年度に繰り越すべき財源2億3,933万2,573円を差し引いた実質の収支額は20億9,684万3,313円でございます。 なお、地方自治法第233条の2のただし書きの規定による歳計剰余金の処分といたしまして11億円を基金に編入いたしましたので、実質的な繰越額は9億9,684万3,313円となります。 続きまして、歳入の主なものを御説明申し上げます。 決算書の4ページ、5ページをお開きください。 まず、款1市税の収入済額は173億1,291万2,721円でございます。収納率は市税全体の対調定額で92.6%となり、前年度を1.8ポイント上回りました。 次に、款2地方譲与税の収入済額は3億4,049万3,005円でございます。 次に、款6地方消費税交付金の収入済額は14億9,168万8,000円でございます。 次に、款11地方交付税の収入済額は109億956万円でございます。 決算書の6ページ、7ページをお開きください。 款13分担金及び負担金の収入済額は10億2,456万4,563円でございます。 なお、予算現額に対して471万437円の減収となりましたが、これは主に保育所負担金の収入未済によるものでございます。 次に、款15国庫支出金の収入済額は60億4,026万4,844円でございます。 なお、予算現額に対して5億6,001万9,131円の減収となりましたが、これは主に総務費国庫補助金が事業の繰り越し等により減収となったことによるものでございます。 次に、款16県支出金の収入済額は26億1,724万9,454円でございます。 なお、予算現額に対して1億8,541万8,546円の減収となりましたが、これは主に民生費県補助金が事業の繰り越し等により減収となったことによるものでございます。 次に、款21諸収入の収入済額は9億4,533万4,436円でございます。 決算書の8ページ、9ページをお開きください。 次に、款22市債の収入済額は46億5,330万円でございます。 なお、予算現額に対して11億9,680万円の減収となりましたが、これは民生債の4,490万円、衛生債の3,680万円、農林水産業債の2,060万円、土木債の2億890万円、消防債の7億10万円、教育債の1億8,240万円などが、それぞれの事業の繰り越し及び事業費減に伴い減額となったものでございます。 以上で歳入の説明を終わります。 続きまして、歳出について御説明申し上げますが、詳細につきましては、主要な施策の成果説明書及び事務の概要書に記載させていただいておりますので、ここでは予算の執行状況について御説明申し上げます。 決算書の10ページ、11ページをお開きください。 まず、款1議会費におきましては、予算現額3億6,526万2,000円に対し、支出済額は3億6,048万6,914円で、執行率は98.7%でございます。 なお、不用額は477万5,086円でございます。 次に、款2総務費におきましては、予算現額47億489万9,600円に対し、支出済額は40億1,945万1,688円で、執行率は85.4%でございます。翌年度繰越額4億6,548万6,000円は繰越明許費で、総務管理費の地域消費喚起・生活支援事業外2件でございます。繰り越しの理由は、国の1次補正による対応となったため、年度内に事業が完了できなかったことによるものでございます。 なお、不用額2億1,996万1,912円を生じましたが、これは主に項1総務管理費で1億7,482万9,905円が不用額となったものでございます。 次に、款3民生費におきましては、予算現額171億6,366万9,000円に対し、支出済額は166億8,760万2,563円で、執行率は97.2%でございます。翌年度繰越額1億3,460万1,000円は繰越明許費で、児童福祉費の民間保育所施設整備事業費補助金でございます。繰り越しの主な理由は、補助対象工事について、近隣への配慮等から工事期間に制約が生じたため、年度内に完了できなかったことによるものでございます。 なお、不用額3億4,146万5,437円を生じましたが、これは主に項1社会福祉費の1億2,406万7,922円、項2老人福祉費の2,325万2,071円、項3児童福祉費の9,569万1,448円、項4生活保護費の9,452万6,250円が不用額となったものでございます。 次に、款4衛生費におきましては、予算現額45億3,117万4,629円に対し、支出済額は43億4,110万9,410円で、執行率は95.8%でございます。翌年度繰越額120万円は繰越明許費で、保健衛生費の太陽光発電普及促進事業でございます。繰り越しの理由は、年度を超えて設置する太陽光発電設備に対し補助金を交付することによるものでございます。 なお、不用額は1億8,886万5,219円を生じましたが、これは主に項1保健衛生費の1億7,637万9,978円が不用額になったものでございます。 次に、款5労働費におきましては、予算現額8,742万5,000円に対し、支出済額は8,422万9,901円で、執行率は96.3%でございます。 なお、不用額は319万5,099円でございます。 次に、款6農林水産業費におきましては、予算現額9億1,808万404円に対し、支出済額は8億7,182万1,055円で、執行率は95.0%でございます。翌年度繰越額2,152万9,089円は繰越明許費で、農業費の県営かんがい排水事業負担金外1件でございます。繰り越しの主な理由は、事業主体である三重県の事業繰り越しによるものでございます。 なお、不用額2,473万260円を生じましたが、これは主に項1農業費の1,593万1,564円が不用額となったものでございます。 次に、款7商工費におきましては、予算現額2億4,603万7,000円に対し、支出済額は2億3,327万180円で、執行率は94.8%でございます。 なお、不用額は1,276万6,820円でございます。 次に、款8観光費におきましては、予算現額5億9,105万1,000円に対し、支出済額は5億6,523万1,791円で、執行率は95.6%でございます。 なお、不用額は2,581万9,209円でございます。 次に、款9土木費におきましては、予算現額51億9,458万8,420円に対し、支出済額は48億7,041万7,582円で、執行率は93.8%でございます。翌年度繰越額1億4,740万1,564円は繰越明許費で、道路橋梁費の道路維持事業、河川費の排水施設整備事業、港湾海岸費の県営事業地元負担金及び都市計画費の県営事業地元負担金でございます。繰り越しの主な理由は、関係機関との協議に不測の日数を要したことから、年度内に完了できなかったことによるものなどでございます。 なお、不用額1億7,676万9,274円を生じましたが、これは主に項2道路橋梁費の6,642万2,545円、項3河川費の2,271万5,776円、項5都市計画費の6,673万5,381円及び項6住宅費の1,189万375円が不用額となったものでございます。 次に、決算書の12ページ、13ページをお開きください。 款10消防費におきましては、予算現額39億5,396万9,000円に対し、支出済額は29億5,673万1,279円で、執行率は74.8%でございます。翌年度繰越額9億1,694万7,840円のうち4億6,315万2,040円は繰越明許費で、消防費の避難所等整備事業外4件でございます。繰り越しの主な理由は、国の1次補正による対応となったため、年度内に事業が完了できなかったことによるものなどでございます。また、翌年度繰越額のうち4億5,379万5,800円は継続費の逓次繰越で、消防費の消防本部庁舎新設工事外3件でございます。 なお、不用額は8,028万9,881円でございます。 次に、款11教育費におきましては、予算現額50億7,494万6,000円に対し、支出済額は47億7,486万117円で、執行率は94.1%でございます。翌年度繰越額1億6,023万7,080円のうち7,396万1,080円は繰越明許費で、小学校費の小学校施設防災対策事業、中学校費の中学校施設防災対策事業、社会教育費の観光文化会館施設維持補修経費、保健体育費の体育施設整備事業外1件でございます。繰り越しの主な理由は、空調設備改修工事が12月補正予算成立後の発注となったことから、年度内に事業が完了できなかったことによるものなどでございます。また、翌年度繰越額のうち8,627万6,000円は継続費の逓次繰越で、中学校費の豊浜中学校・北浜中学校統合校整備事業外1件でございます。 なお、不用額1億3,984万8,803円を生じましたが、これは主に項1教育総務費の3,809万9,966円、項2小学校費の3,112万4,567円、項3中学校費の2,448万7,014円、項5社会教育費の1,215万2,152円及び項6保健体育費の2,986万8,468円が不用額となったものでございます。 款12災害復旧費におきましては、予算現額717万460円に対し、支出済額は633万9,060円で、執行率は88.4%でございます。 なお、83万1,400円が不用額となりました。 款13公債費におきましては、予算現額54億2,528万5,000円に対し、支出済額は54億2,512万8,500円で、執行率は約100%でございます。 以上が一般会計の歳入歳出決算の概要でございます。 続きまして、特別会計につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、決算書の2ページにお戻りください。 まず、国民健康保険特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は152億3,554万5,652円で、歳出総額は143億6,009万104円、歳入歳出差引残額は8億7,545万5,548円となります。なお、4億7,500万円を基金に編入しましたので、実質的な繰越金は4億45万5,548円でございます。 なお、国民健康保険料の収入未済額は6億7,693万223円でございます。 次に、後期高齢者医療特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は27億7,983万8,577円で、歳出総額は27億3,536万1,220円で、歳入歳出差引残額は4,447万7,357円となります。 なお、後期高齢者医療保険料の収入未済額は1,136万5,168円でございます。 次に、介護保険特別会計保険事業勘定につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は125億859万1,616円で、歳出総額は121億2,782万8,769円、歳入歳出差引残額は3億8,076万2,847円となります。 なお、介護保険料の収入未済額は5,291万8,628円でございます。 次に、介護保険特別会計介護サービス事業勘定につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は97万9,480円、歳出総額は36万2,243円で、歳入歳出差引残額は61万7,237円となります。 次に、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は942万1,578円、歳出総額は870万7,463円で、歳入歳出差引残額は71万4,115円となります。 なお、住宅新築資金等貸付金元利収入の収入未済額は3億3,868万9,423円でございます。 次に、観光交通対策特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は7億6,061万9,797円で、歳出総額は6億1,264万1,467円です。歳入歳出差引残額は1億4,797万8,330円となります。 最後に、土地取得特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は3億5,600万4,512円、歳出総額は3億5,575万1,251円、歳入歳出差引残額は25万3,261円となります。 以上が平成26年度伊勢市一般会計並びに各特別会計決算の概要でございますが、財産に関する調書につきましては、決算書の280ページから286ページを御高覧賜りますようお願い申し上げます。 以上をもちまして、平成26年度決算認定につきまして補足の説明を終わらせていただきます。何とぞ御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 副市長。 ◎副市長(藤本亨君) 続きまして、「議案第75号平成26年度伊勢市病院事業会計決算認定について」「議案第76号平成26年度伊勢市水道事業の利益及び資本剰余金の処分並びに平成26年度伊勢市水道事業会計決算認定について」「議案第77号平成26年度伊勢市下水道事業の利益の処分及び平成26年度伊勢市下水道事業会計決算認定について」及び「議案第78号平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について」補足の御説明を申し上げます。 まず、「議案第75号平成26年度伊勢市病院事業会計決算認定について」御説明申し上げます。 伊勢市病院事業会計決算書の13ページをお開きください。 自治体病院は、地域における基幹的な医療機関として救急医療や高度医療を担い、その地域に必要な医療の確保と医療水準の向上に大きな役割を果たしているところでございますが、近年の医療制度改革や全国的な医師不足等により、経営環境や医療提供体制の維持は依然として厳しい状況にあります。 平成26年度の病院事業については、消化器外科及び緩和ケア内科の開設、病院機能評価の認定更新など医療体制を充実し、2次救急を行う地域の中核病院として、市民の皆様に信頼される病院を目指し、良質かつ高度の医療を提供できるよう、医療提供体制の確保と医療水準の向上に努めてまいりました。 病院の利用状況としましては、入院患者数が延べ6万7,970人、外来患者数が延べ12万2,860人、健診者数が延べ1万3,508人となりました。 次に、収支の状況について御説明申し上げます。 1ページ、2ページにお戻りください。 収益的収入及び支出でございますが、病院事業収益の決算額は、入院・外来等の医業収益、健診収益、医業外収益、特別利益の合計で60億4,543万822円となりました。これに対し、病院事業費用の決算額は、給与費、材料費等の医業費用、健診費用、医業外費用、退職給付引当金等の特別損失を合計した79億8,165万6,113円で、収支差し引き19億3,622万5,291円の赤字となり、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純損失は20億1,446万8,813円となるものでございます。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は、一般会計負担金、企業債、寄附金、出資金、基金繰入金、投資償還金の合計で4億4,185万5,500円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は、器械備品購入、新病院建設事業等の建設改良費、企業債償還金、投資、基金積立金を合計した6億1,744万229円で、収支差し引き1億7,558万4,729円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填をしました。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 損益計算書でございますが、会計基準の見直しに伴う移行処理で発生したその他未処分利益剰余金変動額36億5,113万4,566円を含み、当年度未処理欠損金は21億823万1,074円となっております。 次に、7ページ、8ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成26年度中の増減及び残高について記載をしております。 次に、9ページをお願いします。 欠損金処理計算書でございますが、当年度未処理欠損金については翌年度へ繰り越すこととしております。 次に、10ページから12ページにかけては貸借対照表でございますが、平成26年度末における病院事業の財政状況を示しております。 また、13ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願い申し上げます。 今後も、病院運営は医療制度改革や診療報酬改定等極めて厳しい状況が続くものと予想されます。引き続き全職員が医療サービスの向上と健全経営に努め、市民の健康増進、生活の質の向上、愛情と誇りを持てる病院を目指し、地域医療を確保してまいります。 以上で、平成26年度伊勢市病院事業会計決算認定について補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第76号平成26年度伊勢市水道事業の利益及び資本剰余金の処分並びに平成26年度伊勢市水道事業会計決算認定について」御説明申し上げます。 水道事業会計決算書の11ページをお開きください。 平成26年度の水道事業は、給水の安定と有収率の向上を図り、また効率的な維持管理を行うため、老朽配水本管の更新工事を初め、増口径管への布設がえ工事や配水本管の未整備地区への新規布設工事等を実施するとともに、主要施設の耐震化として、昨年度に引き続き宮川水管橋の耐震補強工事を実施し、また勢田配水池に耐震性の配水池を増設しました。 事業運営面においては、給水戸数は5万5,728戸で、有収率は88.4%となりました。また、配水量は1,697万1,532立方メートルで、有収水量は1,499万5,803立方メートルとなりました。 次に、収支の状況について御説明を申し上げます。 1ページ、2ページへお戻りください。 まず、上段の収益的収入及び支出でございますが、水道事業収益の決算額は29億9,782万7,875円となりました。これに対し、水道事業費用の決算額は24億6,507万3,463円の執行となり、収支差し引き5億3,275万4,412円の黒字となりましたが、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純利益は4億3,023万9,626円となるものでございます。 次に、下段の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は4億4,041万894円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は18億2,648万2,685円の執行となり、翌年度へ繰り越しする支出の財源充当額45万3,600円を除き、収支差し引き13億8,652万5,391円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金、過年度分損益勘定留保資金等で補填をしました。また、建設改良費においては、工事費及び委託料5億5,651万7,000円を翌年度へ繰り越ししております。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 損益計算書でございますが、当年度未処分利益剰余金は、当年度純利益4億3,023万9,626円に積立金の目的使用、会計基準の見直しに伴う移行処理で発生したその他未処分利益剰余金変動額42億4,395万8,564円を加え、46億7,419万8,190円となっております。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成26年度中の増減及び残高について記載しております。 次に、7ページをお願いします。 剰余金処分計算書(案)でございますが、これは資本剰余金の処分と未処分利益剰余金の処分の2項目について記載をしております。 まず、資本剰余金の処分でございますが、会計基準の見直しに伴い、償却資産に対応する資本剰余金については長期前受金に移行処理を行ったところですが、移行処理の時点で除却済みの資産の財源3億1,433万1,628円がこの資本剰余金に含まれているため、資本金に組み入れ、処分しようとするものでございます。 次に、未処分利益剰余金の処分でございますが、損益計算書で御説明申し上げました当年度未処分利益剰余金46億7,419万8,190円のうち、積立金の目的使用及び会計基準の見直しに伴い発生したその他未処分利益剰余金変動額42億4,395万8,564円を資本金に組み入れ、当年度純利益4億3,023万9,626円のうち2,100万円を減債積立金として、残額の4億923万9,626円を建設改良積立金として処分しようとするものでございます。 次に、8ページから10ページにかけては貸借対照表でございますが、平成26年度末における水道事業の財政状況を示しております。 また、11ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願い申し上げます。 今後の事業運営については、経費節減等を行いながら効率的で健全な事業の運営に努め、安心・安全な給水サービスの向上になお一層の努力を重ねてまいる所存でございます。 以上で、平成26年度伊勢市水道事業の利益及び資本剰余金の処分並びに平成26年度伊勢市水道事業会計決算認定について補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第77号平成26年度伊勢市下水道事業の利益の処分及び平成26年度伊勢市下水道事業会計決算認定について」御説明申し上げます。 下水道事業会計決算書の11ページをお開きください。 平成26年度の下水道事業は、汚水処理事業として平成22年度から着手しました流域関連公共下水道事業の第3期事業において、汚水幹線築造及び管渠の面整備工事等を進めるとともに、平成32年度までの第4期事業に着手しました。宇治・中村特定環境保全公共下水道事業では、管渠布設及び公共汚水ますの設置工事を実施しました。また、雨水対策事業について、ポンプ場の建設を行うとともに、ポンプ等の長寿命化を図るため、機械、電気設備の更新工事を実施しました。 事業運営面においては、汚水処理の普及率が47.6%、水洗化人口は4万8,183人となりました。また、有収水量は578万3,134立方メートルで、処理水量は547万3,683立方メートルとなりました。 次に、収支の状況について御説明申し上げます。 1ページ、2ページにお戻りください。 まず、上段の収益的収入及び支出でございますが、下水道事業収益の決算額は39億8,246万9,295円となりました。これに対し、下水道事業費用の決算額は38億2,660万8,332円の執行となり、収支差し引き1億5,586万963円の黒字となりましたが、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純利益は5,014万5,921円となるものでございます。 次に、下段の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は29億5,167万9,951円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は40億4,301万9,372円の執行となり、翌年度へ繰り越しする支出の財源充当額1,767万6,209円を除き、収支差し引き11億901万5,630円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、繰越工事資金及び過年度分損益勘定留保資金で補填をしました。 また、建設改良費においては、工事費及び委託料等16億5,530万6,000円を翌年度へ繰り越ししております。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 損益計算書でございますが、当年度未処分利益剰余金は、当年度純利益5,014万5,921円と前年度繰越欠損金6,804万5,002円に、水道事業と同様、会計基準の見直しに伴う移行処理で発生したその他未処分利益剰余金変動額14億4,954万6,819円を加え、14億3,164万7,738円となっております。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成26年度中の増減及び残高について記載をしております。 次に、7ページをお願いします。 剰余金処分計算書(案)でございますが、これは、損益計算書で御説明申し上げました当年度未処分利益剰余金14億3,164万7,738円を水道事業と同様に資本金に組み入れるため処分しようとするものでございます。 次に、8ページから10ページにかけては貸借対照表でございますが、平成26年度末における下水道事業の財政状況を示しております。 また、11ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願い申し上げます。 今後の事業運営については、経費節減等を行いながら効率的で健全な事業の運営に努め、生活環境の改善、公共用水域の水質改善及び浸水被害の防止になお一層の努力を重ねてまいる所存でございます。 以上で、平成26年度伊勢市下水道事業の利益の処分及び平成26年度伊勢市下水道事業会計決算認定について補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第78号平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について」御説明申し上げます。 平成26年度の認知症対応型共同生活介護事業は、認知症の症状の見られる延べ8名の入居者に対し、家庭的な環境のもとで共同生活を送れるようサービス提供を行いました。また、本会計については、平成26年度末をもって廃止をしております。 まず、収支の状況について御説明申し上げますので、伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算書の1ページをお願いします。 上段の収益的収入及び支出でございますが、グループホーム事業収益の決算額1,540万9,100円に対し、グループホーム事業費用の決算額が2,241万9,948円の執行となり、701万848円の当年度純損失となりました。 下段の資本的収入及び支出については、収入及び支出ともゼロ円となりました。 次に、2ページをお願いします。 損益計算書でございますが、会計基準の見直しに伴う移行処理で発生したその他未処分利益剰余金変動額1,096万88円を含み、当年度未処理欠損金は369万1,176円となっております。 3ページは、各項目ごとの年度中の増減を記載しました剰余金計算書、4ページは欠損金処理計算書、5ページから6ページにかけては財政状況を示す貸借対照表でございます。 なお、7ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願い申し上げます。 以上で、平成26年度伊勢市認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について補足の説明を終わらせていただきます。 以上、平成26年度の各企業会計の決算認定について補足の御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
    ○議長(小山敏君) 次に、監査委員から監査結果の報告をお願いいたします。 代表監査委員。 ◎監査委員(畑芳嗣君) それでは、上程中の議案第74号から議案第78号に関しまして、平成26年度の伊勢市各会計歳入歳出及び病院事業会計、水道事業会計、下水道事業会計、認知症対応型共同生活介護事業会計の各決算の審査結果につきまして、監査委員を代表いたしまして御報告を申し上げます。 地方自治法並びに地方公営企業法の規定により、市長から審査に付されました平成26年度一般会計及び特別会計決算書並びに歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況を示す書類につきまして、また、公営企業につきましては、提出された決算書及び決算諸表につきまして審査を実施いたしました。いずれの書類も関係法令の定めに従って作成されており、その計数は関係諸帳簿、証書類と照合いたしました結果、正確であり、また決算の内容、予算の執行、基金の運用、事業運営におきましても適正に処理されているものと認めました。以下、先ほどの市当局の御説明と多々重複するかと思いますが、御報告申し上げます。 それでは、伊勢市各会計歳入歳出決算審査意見書2ページの下段の表をごらんください。 平成26年度の一般会計の歳入総額は475億3,285万5,926円、歳出総額は451億9,668万40円となり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は20億9,684万3,313円でした。歳入総額は前年度と比較しますと22億7,115万7円、4.6%減少し、同じく歳出総額は28億2,660万9,909円、5.9%の減少となっております。 次に、3ページの上段の表をごらんください。 歳入の収入率は、予算に対し98.4%、調定に対しては95.5%でした。収入未済額は21億8,622万6,579円で、前年より3億1,548万1,757円増加しております。 下段の款別収入済額一覧表をごらんください。 増額となりました主なものは、市税、地方消費税交付金、諸収入で、一方、減額となった主なものは、国庫支出金、繰越金、市債でございます。 次に、4ページの財源別一覧表をごらんください。 構成比率では、市税が36.4%、地方交付税では23.0%となっております。また、財源別では、自主財源が44.2%、依存財源は55.8%の割合となっており、自主財源の割合が昨年度と比較しまして2.7ポイント上昇しております。 続きまして、6ページ上段の税目別の比較表をごらんください。 市税につきましては、全体では173億1,291万2,721円で、前年度と比べますと4億8,190万7,792円の増収となりました。収納率は92.6%で、昨年度よりも1.8ポイント上回り、前年より引き続き増加しております。今後も収納率の向上に御努力をお願いするものでございます。 次に、歳出でございます。 14ページの上段の表をごらんください。 26年度の歳出予算の執行率は93.6%で、不用額は12億6,476万5,811円でした。 下段の款別支出済額一覧表をごらんください。 歳出総額を前年度決算額と比較しますと、28億2,660万9,909円の減額となりました。これは主に宮川用水二期負担金の減額のほかに、中心市街地都市機能再生促進事業、倉田山公園整備事業などが減額になったことによるものでございます。 次に、決算資料41ページ下段の経常収支比率の表をごらんください。 財政構造の弾力性を示します指標である経常収支比率は87.4%となり、前年度と比較しますと2.1ポイント上回っております。また、地方債残高は494億7,416万6,730円で、前年度より2億525万5,815円減少いたしました。起債に当たりましては、残高の推移に留意しつつ、長期的な展望に立って運営に努めていただきたいと思います。 次に、特別会計でございますが、恐れ入りますが、24ページにお戻りいただき、上段の表をごらんください。 7会計を総括いたしますと、歳入総計は316億5,100万1,212円、歳出総計は302億74万2,517円で、差引額は14億5,025万8,695円でございました。また、特別会計の収入未済額の合計は10億8,513万5,719円で、前年度と比較して9,710万2,910円減少しております。国民健康保険料など、公法上の債権の回収については鋭意努力されているところでございますが、一段の努力を願うものでございます。 国民健康保険特別会計においては、26年度は基金から繰り入れをし、保険料の負担軽減を図っております。 また、介護保険特別会計の介護サービス事業勘定は、事業の委託によりまして26年度で終了となりました。 観光交通特別会計では、今年度から公課費が支出されております。本会計は消費税の課税対象事業であることを十分認識の上、取り組まれるよう望みます。 土地取得特別会計は、決算額が大きく膨らんでおりますが、これは用地取得等の財源として土地開発基金から繰り入れを行ったことによるものでございます。 次に、公営企業会計でございます。 今年度決算から新会計基準が適用されたことで、財務諸表等の数値が大きく変わっております。具体的には、主にみなし償却の廃止、退職給付引当金の計上が義務づけられたこと、それらによるものでございます。 まず、病院事業会計について申し上げます。 伊勢市公営企業会計決算審査意見書4ページ下段の表をごらんください。 経営成績につきましては、総収益は60億1,353万9,531円で、総費用は80億2,800万8,344円となり、赤字決算となりました。その主な要因は、新会計基準の適用に伴い、退職給付引当金を新たに計上したことによるものでございます。 なお、当年度未処理欠損金は21億823万1,074円となりました。 医業面においては、医師確保手当や奨学金制度の効果があらわれつつあります。また、新しく診療科を開設するなど、経営努力も続けております。これらが医業収益増収につながるよう期待するものでございます。 続きまして、水道事業会計でございます。 23ページの表をごらんください。 経営成績につきましては、総収益28億742万429円、総費用23億7,718万803円で、純利益は4億3,023万9,626円となり、4,121万8,436円の増収となりました。当年度未処分利益剰余金は、みなし償却の廃止の効果によりまして46億7,419万8,190円となりました。 本年度は、管路の更新や布設がえ工事を実施するとともに、主要施設の耐震化のため、宮川水管橋補強工事や勢田配水池に配水池を増設しております。 将来、有収水量の減少が予想される中で、企業債償還金、老朽配水管の布設がえ工事等、設備更新費用の増大などが見込まれます。水道事業基本計画を計画的に進めることで、安定的な給水サービスを期待するものでございます。 次に、下水道事業会計でございます。 42ページの表をごらんください。 経営成績につきましては、総収益38億3,450万3,660円、総費用37億8,435万7,739円で、純利益は5,014万5,921円となり、単年度黒字を計上しました。 なお、前年度までの繰越欠損金は解消され、当年度未処分利益剰余金は14億3,164万7,738円となりました。 本年度は、汚水処理事業においては、流域関連公共下水道の第3期事業を進めるとともに、第4期事業に着手しました。雨水対策事業では、新ポンプ場の建設と既設ポンプ場の長寿命化を図りました。 経営面では農業集落排水事業を統合しております。さらなる経営改善と健全な経営を望むものでございます。 最後に、認知症対応型共同生活介護事業会計でございます。 57ページ中段の表をごらんください。 経営成績につきましては、総収益1,540万9,100円、総費用2,241万9,948円で、差し引き701万848円の純損失を計上しております。 本事業は、施設設置目的の一定の役割を果たしたことから、平成26年度をもって事業を廃止しております。 以上、一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の決算審査につきまして概略を申し述べましたが、今後の財政運営は、大規模施設の建設も予定され、また少子高齢化と人口減少が進む中で厳しくなることが想定されております。26年度に策定された第2次伊勢市総合計画や行財政改革指針にも示されているように、社会経済環境の変化に柔軟に対応した財政運営を行うことで、持続可能な自治体であり続けることが求められております。そのための創意工夫を切に望むものでございます。 詳細につきましては決算審査意見書を御高覧賜りますようお願い申し上げ、決算審査の報告とさせていただきます。 ○議長(小山敏君) 以上で、議案第74号外4件一括の説明及び監査結果の報告は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 会議の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。 △休憩 午前10時58分 △再開 午前11時09分 ○議長(小山敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第79号外5件一括上程、説明 ○議長(小山敏君) 審議の都合により、日程第8、「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」から日程第13、「議案第84号平成27年度伊勢市水道事業会計補正予算(第1号)」に至る6件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」外5件について御説明を申し上げます。 まず、「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」については、伊勢志摩サミットの開催に向けた準備経費を初め、新規事業、国・県補助金の決定等による事業費の変更及び行政運営上、早急に予算化を必要とする諸経費を合わせ5億6,671万9,000円の追加補正をお願いするもので、補正後の歳入歳出の総額は、それぞれ513億1,587万3,000円となるものでございます。 以下、歳出の主なものについて御説明を申し上げます。 まず、総務費においては、伊勢志摩サミット開催準備に要する経費、本庁舎の改修に要する経費及びマイナンバー制度の開始に向け必要となる経費等を計上しております。 次に、民生費においては、民間事業者が実施をする老人福祉施設等の開設準備の支援に要する経費及び介護従事者の確保に要する経費等を計上しております。 次に、衛生費においては、病院事業に対する出資金及び水道事業に対する繰出金について、所要の補正を行っております。 次に、観光費においては、外国人観光客の受け入れ体制の強化に要する経費を計上しております。 次に、土木費においては、県営サンアリーナ周辺の道路整備、五十鈴川駅前広場の整備に要する経費のほか、空き家対策に要する経費を計上しております。 次に、教育費においては、全国大会等の出場者への激励に要する経費及び各種施設の修繕に要する経費等を計上しております。 以上が歳出の主なものでございますが、これらに要する財源としましては、国・県支出金、繰越金、諸収入及び市債を充てることとしております。 また、歳出予算に関連し、継続費、繰越明許費、債務負担行為、地方債についても所要の補正を行っております。 次に、「議案第80号平成27年度伊勢市介護保険特別会計補正予算(第2号)」については、2億274万5,000円の追加補正をお願いするものでございます。これは、平成26年度国・県補助金等の精算による償還金を計上したほか、制度改正に伴う事業の組みかえを行うことによるものでございます。財源としては、国・県支出金、支払基金交付金、繰入金及び繰越金を充てることとしております。 次に、「議案第81号平成27年度伊勢市観光交通対策特別会計補正予算(第1号)」については、2億1,000万円の追加補正をお願いするものでございます。これは、一般会計への償還金のほか、観光交通対策基金への積み立てに要する経費を計上したものでございます。財源としては、繰越金及び諸収入を充てることとしております。 次に、「議案第82号平成27年度伊勢市土地取得特別会計補正予算(第1号)」については、事業用地の先行取得に要します経費3,169万2,000円の追加補正をお願いするものでございます。財源としては、基金繰入金を充てることとしております。 次に、「議案第83号平成27年度伊勢市病院事業会計補正予算(第1号)」については、新病院建設の計画変更に伴い、所要の補正を行うものでございます。 次に、「議案第84号平成27年度伊勢市水道事業会計補正予算(第1号)」については、伊勢志摩サミット開催に伴う安全対策に要する経費等を計上しております。 詳細につきましては副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 副市長。 ◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」外5件について補足の御説明を申し上げます。 まず、「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」について、補正の主な内容を御説明申し上げます。 歳出から御説明申し上げますので、補正予算書の12ページをお開きください。 款2総務費、項1総務管理費、目9企画費、伊勢志摩サミット推進事業3,000万円の増額は、伊勢志摩サミットの開催に伴う事前準備及び伊勢市の魅力を国内外に発信するための必要経費を計上したものでございます。 次に、目17財産管理費、本庁舎改修事業917万6,000円の増額は、庁舎改修基本計画に基づく本庁舎の改修設計に要する経費を計上したものでございます。また、債務負担行為の変更も行っております。 次に、14ページをお願いします。 項3戸籍住民基本台帳費、戸籍住民システム管理経費31万9,000円及び戸籍住民基本台帳事務一般経費410万6,000円の増額は、いずれもマイナンバー制度の開始に伴う事務経費を計上したものでございます。 次に、16ページをお願いします。 款3民生費、項2老人福祉費、目1老人福祉推進費、老人福祉施設等整備事業1,117万8,000円の増額は、民間事業者が設置する認知症高齢者グループホームの開設準備の支援に要する経費を計上したものでございます。 次に、介護未経験者研修支援事業250万円の増額は、介護従事者の確保及び定着化を図るため、介護職員初任者研修等の実施の支援に要する経費を計上したものでございます。 次に、18ページをお願いします。 款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費、水道事業会計繰出金1,390万円の増額は、伊勢志摩サミット関連として水道事業が実施する水源地の保安対策について繰り出しを行うものでございます。 次に、目2保健センター費、病院事業出資金5,750万円の減額は、病院建設事業の計画変更に伴うものでございます。 次に、24ページをお願いします。 款8観光費、項1観光費、目1観光総務費、外国人観光客受入強化事業600万円の増額は、伊勢志摩サミットの開催に伴い、外国人観光客の増加が見込まれることから、観光案内所に英語対応が可能なスタッフを増強し、外国人観光客に対する受け入れレベルの向上を図るためのものでございます。 次に、26ページをお願いします。 款9土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費、道路舗装事業2億7,349万円及び目3道路新設改良費、道路改良事業1億5,947万円の増額は、主に伊勢志摩サミットの開催に備え、県営サンアリーナ周辺の道路の整備を行うための経費を計上したものでございます。 なお、目3道路新設改良費、道路改良事業においては、進入道路の整備に要する経費もあわせて計上しております。 次に、28ページをお願いします。 項5都市計画費、目2まちづくり推進費、空家等対策事業1,721万1,000円の増額は、空家等の実態調査及び空家等対策計画の策定に要する経費を計上したものでございます。 次に、目5街路事業費、五十鈴川駅前広場整備事業2,444万円の増額は、伊勢志摩サミット、また平成29年度に開催される全国菓子大博覧会に向けて、利用者の増加が見込まれます五十鈴川駅前広場の整備を行い、利便性の向上を図ろうとするものでございます。 次に、30ページをお願いします。 款11教育費、項6保健体育費、目4体育振興費、全国大会等参加激励事業200万円の増額は、全国大会等の出場者に対する激励金の支出額が当初の見込みを上回ることから、必要経費を計上したものでございます。 次に、目5体育施設費、体育施設整備事業598万円の増額は、フットボールヴィレッジの利用者の安全確保対策として、道路の横断防止柵の設置に要する経費を計上したものでございます。 以上、簡単でございますが、歳出の説明を終わらせていただきます。 続きまして、歳入の御説明を申し上げます。 10ページにお戻りください。 款15国庫支出金、款16県支出金、款20繰越金、款21諸収入、款22市債については、いずれも説明欄に記載のとおりでございますので、後ほど御高覧を賜りますようお願い申し上げます。 次に、4ページをお願いします。 第2表継続費補正でございますが、避難所等整備事業について、年割額及び限度額の変更を行っております。 次に、第3表繰越明許費でございますが、伊勢志摩サミット推進事業を初め7事業について、それぞれ繰越明許費を設定しております。 次に、5ページをお願いします。 第4表債務負担行為補正でございますが、住民情報システム更新経費を初め4件について、債務負担行為の追加及び変更をしております。 次に、第5表地方債補正でございますが、市町村合併特例事業債の限度額の変更を行っております。 以上で一般会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第80号平成27年度伊勢市介護保険特別会計補正予算(第2号)」について御説明申し上げます。 歳出から御説明申し上げますので、50ページをお願いします。 款3地域支援事業費、項1地域支援事業費、目1介護予防事業費及び目2包括的支援事業・任意事業費については、制度改正に伴い、予算の組み替えを行うものでございます。 次に、52ページをお願いします。 款6諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目1第1号被保険者保険料還付金166万円の増額は、増額変更による過年度所得段階変更者が当初見込みより増加したことから、還付金を計上したものでございます。 次に、目2償還金2億176万2,000円の増額は、平成26年度の療養給付費負担金等の精算に伴う償還金を計上したものでございます。 続きまして、歳入の御説明を申し上げます。 48ページにお戻りください。 今回の補正の財源としましては、款2国庫支出金、款3支払基金交付金、款4県支出金、款6繰入金、款7繰越金で調整をしております。 以上で介護保険特別会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第81号平成27年度伊勢市観光交通対策特別会計補正予算(第1号)」について御説明申し上げます。 歳出から御説明申し上げますので、64ページをお願いします。 款1観光交通対策事業費、項1管理費、目1管理費2億1,000万円の増額は、一般会計からの施設整備費に対する繰出金の償還、観光交通対策基金への積み立てに要する経費を計上したものでございます。 次に、歳入の御説明を申し上げます。 62ページをお願いします。 今回の補正の財源としましては、繰越金及び諸収入を充てることとしております。 以上で観光交通対策特別会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第82号平成27年度伊勢市土地取得特別会計補正予算(第1号)」について御説明申し上げます。 歳出から御説明申し上げますので、76ページをお願いします。 款1用地取得事業費、項2事業費、目1事業費3,169万2,000円の増額は、津波避難施設整備に係る事業用地の先行取得に必要な経費を計上したものでございます。 今回の補正の財源としましては、土地開発基金からの繰入金を充てることとしております。 以上で土地取得特別会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 次に、「議案第83号平成27年度伊勢市病院事業会計補正予算(第1号)」について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、さきの教育民生委員会でお示しをしました新市立伊勢総合病院建設事業計画の見直しに伴い、所要の変更をお願いするものでございます。 80ページをお願いします。 まず、収入でございますが、款1資本的収入、項2企業債で1億7,250万円の減額を、項4出資金で一般会計からの出資金5,750万円の減額をそれぞれしておりますが、これらは新病院建設に係る造成工事の工法及び着工時期の見直しにより、当該工事費の平成27年度執行予定分について減額をするものでございます。 次に、支出でございますが、款1資本的支出、項1建設改良費で2億3,000万円の減額をしておりますが、これは収入と同じく、目2新病院建設事業費における造成工事費の減額によるものでございます。 以上の結果、資本的収支においては2億6,124万円の不足となる予定でございますが、当年度分損益勘定留保資金等で補填をすることとしております。 79ページへお戻りください。 以上により、第3条で資本的収支を補正し、それに関連して第2条で業務の予定量を、第5条で企業債の補正をしております。 次に、第4条の債務負担行為でございますが、新市立伊勢総合病院建設工事については114億円の追加をお願いし、建設地造成工事については限度額を1億2,000万円から4億4,500万円に変更をお願いするものでございます。 以上で病院事業会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 次に、「議案第84号平成27年度伊勢市水道事業会計補正予算(第1号)」について御説明申し上げます。 91ページをお願いします。 まず、収益的支出でございますが、款1水道事業費用、項1営業費用、目4総係費においてペットボトルウオーター製造業務委託432万円、次に、朝熊山地区送水事業の廃止に伴い、目6資産減耗費827万7,000円及び項5特別損失、目1固定資産売却損420万7,000円を増額しております。 以上により、収益的収支における当年度純利益は、消費税を除き3億357万1,000円となる見込みでございます。 次に、資本的収入及び支出でございますが、収入においては、款1資本的収入、項2負担金において1,390万円を増額しております。これは一般会計負担金の増額によるものでございます。 次に、支出でございますが、款1資本的支出、項1建設改良費、目1原水施設費において、伊勢志摩サミットの開催に伴い、水源地の防犯設備設置工事を前倒しで実施するため、工事請負費5,590万1,000円を増額しております。 以上の結果、資本的収支においては16億6,451万2,000円の不足となる予定でございますが、過年度分損益勘定留保資金等で補填をすることとしております。 以上により、89ページから90ページにかけて、第3条で収益的収支を、第4条で資本的収支を補正し、それに関連して、第2条で業務の予定量を、第6条で他会計からの補助金を補正しております。 次に、第5条は債務負担行為の追加でございます。その内容は、水道管路管理システム導入業務委託及びそれに伴うデータ加工抽出業務委託について、平成28年度までの間、限度額をそれぞれ5,480万円と216万円に設定するものでございます。 以上で水道事業会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 以上、「議案第79号平成27年度伊勢市一般会計補正予算(第3号)」外5件について補足の御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 以上で、議案第79号外5件一括の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △議案第85号外9件一括上程、説明 ○議長(小山敏君) 審議の都合により、日程第14、「議案第85号伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について」から日程第23、「議案第94号伊勢市工場等立地促進条例の一部改正について」に至る10件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第85号伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について」外9件について御説明を申し上げます。 最初に、議案第85号につきましては、地域審議会の設置期間を延長するため、条例を制定しようとするものでございます。 次に、「議案第86号伊勢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について」は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものでございます。 次に、「議案第87号伊勢市職員の再任用に関する条例及び伊勢市職員退職手当支給条例の一部改正について」は、被用者年金制度の一元化に伴い、所要の規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第88号伊勢市市税条例の一部改正について」は、地方税法の一部改正及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、市税に係る申告書等に項目の追加を行うとともに、固定資産税の課税標準の特例割合の改正及び市たばこ税の税率の特例の廃止等、所要の規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第89号伊勢市半島振興対策実施地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部改正について」は、半島振興法の一部改正に伴い、固定資産税の特例の対象となる業種を追加するため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第90号伊勢市手数料徴収条例の一部改正について」は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、通知カード等の再交付に係る手数料の額を定めるとともに、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行等に伴う規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第91号伊勢市学校設置条例の一部改正について」は、伊勢市立宮川中学校と市立沼木中学校を統合して伊勢市立伊勢宮川中学校を設置するため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第92号伊勢市子ども読書活動推進会議条例の制定について」は、本市における子供の読書活動を推進することを目的として伊勢市子ども読書活動推進会議を設置するため、条例を制定しようとするものでございます。 次に、「議案第93号伊勢市手話言語条例の制定について」は、手話は言語であるという認識に基づき、手話の理解等に関し基本理念を定め、市の責務等を明らかにするとともに、総合的かつ計画的に施策を推進することにより、全ての人々が共生することができる社会を実現するため、条例を制定しようとするものでございます。 次に、「議案第94号伊勢市工場等立地促進条例の一部改正について」は、用地取得奨励金の交付の要件を改めるため、条例を改正しようとするものでございます。 詳細につきましては副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 副市長。 ◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第85号伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について」外9件について、補足の御説明を申し上げます。 最初に、議案第85号について御説明申し上げます。 条例関係の議案書の2ページをお開きください。 地域審議会は、合併前の旧4市町村の協議により、合併前の伊勢地区、二見地区、小俣地区、御薗地区に設置したもので、その設置期間は平成28年3月31日までとなっております。本件は、新市建設計画の計画期間を5年間延長したことに伴い、地域審議会の設置期間についても平成33年3月31日までとし、5年間延長しようとするものでございます。 次に、「議案第86号伊勢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について」御説明申し上げます。 5ページをお願いします。 番号法により、本年10月5日から個人番号が付番され、平成28年1月1日から利用が開始されることとなっております。マイナンバー制度では、番号法に定められている事務、法定利用事務でのみ、個人番号の利用と個人番号をその内容に含む特定個人情報の提供が認められています。個人番号を法定利用事務以外の事務に利用する場合、また、番号法の規定が国と地方公共団体というように双方が外部機関同士の情報連携を基本としているため、市の内部、例えば、福祉部局と税務部局、教育委員会というように同一の地方公共団体の内部で情報連携をする場合には、その旨を条例で定める必要があります。 これらのことから、7ページになりますが、条例の別表第1に記載のとおり、法定利用事務ではないものの、法定利用事務である生活保護と同じシステムを利用して事務を行っている外国人に対する生活保護の措置に関する事務を、個人番号を利用する事務とします。 また、法定利用事務同士等で既に内部での情報連携を行っているものについて、本制度においても引き続き情報連携を行えるようにするため、番号法の別表第2で定められているもののほか、条例の別表第2と別表第3に記載のとおり、対象となる事務とやりとりをする情報を定めようとするものでございます。 なお、この条例は、番号法の関係規定の施行日である平成28年1月1日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第87号伊勢市職員の再任用に関する条例及び伊勢市職員退職手当支給条例の一部改正について」御説明申し上げます。 13ページをお願いします。 第1条は、伊勢市職員の再任用に関する条例の一部改正、第2条は、伊勢市職員退職手当支給条例の一部改正でございます。 いずれも条例中に引用する地方公務員等共済組合法の規定が削除されたことに伴い、同様の内容を規定する厚生年金保険法の規定を引用するため、規定の整備を行うものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第88号伊勢市市税条例の一部改正について」御説明申し上げます。 17ページをお願いします。 改正の主な内容でございますが、中段の第36条の2から19ページにかけての第149条まで及び附則第10条の3の改正は、いわゆるマイナンバー制度の開始に伴い、個人番号または法人番号を申請書等に記載するよう規定するものでございます。 次に、附則第10条の2の改正は、固定資産税の課税標準等の特例割合を条例で定めることができる地域決定型地方税制特例措置、通称わがまち特例の対象として、管理協定が締結された津波避難施設及び新築のサービス付き高齢者向け賃貸住宅が追加されたことに伴い、その特例割合を定めるものでございます。地方税法に定める特例割合を参酌した結果、いずれの施設についても参酌基準と異なる割合とする特段の理由もないことから、津波避難施設については課税標準に乗じる割合を2分の1、新築のサービス付き高齢者向け賃貸住宅については税額から減額する割合を3分の2としようとするものでございます。 次に、附則第16条の2の改正は、わかばやエコーといった旧3級品の製造たばこに係る特例税率の廃止でございます。旧3級品の製造たばこについては、特例により通常のたばこより税率が引き下げられておりましたが、地方税法が改正され、特例税率が廃止されるため、同様の改正を行うものでございます。 なお、この廃止に伴う激変緩和措置として、平成28年4月1日から4段階で税率を引き上げ、平成31年4月1日に完全に廃止することとしております。 なお、この条例は公布の日から施行するものでございますが、マイナンバーに係る規定等については平成28年1月1日から、たばこ税の特例税率の廃止に係る規定等については平成28年4月1日から、それぞれ施行しようとするものでございます。 次に、「議案第89号伊勢市半島振興対策実施地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部改正について」御説明申し上げます。 49ページ、50ページをお願いします。 改正の主な内容でございますが、現在、製造の事業または下宿業を除く旅館業に係る設備を新設または増設した者に限り、固定資産税の税率を10分の1とする特例措置の対象としておりますが、これに有線放送業やソフトウエア業などの情報サービス業等と、農林水産物等販売業の用に供する施設または設備を新設等した者を追加しようとするものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行し、平成27年4月1日以後に対象となる施設または設備を新設または増設した場合について適用しようとするものでございます。 次に、「議案第90号伊勢市手数料徴収条例の一部改正について」御説明申し上げます。 55ページ、56ページをお願いします。 まず、番号法の施行に伴う改正として、通知カード及び個人番号カードの再交付手数料の額を通知カードが500円、個人番号カードが800円と定めるとともに、本年12月28日をもって新規の交付が終了する住民基本台帳カードの発行手数料の規定を削除するものでございます。 また、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行等に伴い、住民票の記載事項の証明手数料の免除対象としている年金等を定める規定について、所要の整備を行おうとするものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、年金等に係る手数料の免除の規定は平成27年10月1日から、通知カードに係る規定は平成27年10月5日から、住民基本台帳カード及び個人番号カードに係る規定は平成28年1月1日から、それぞれ施行しようとするものでございます。 次に、「議案第91号伊勢市学校設置条例の一部改正について」御説明申し上げます。 64ページをお願いします。 現在、小中学校の学校規模の適正化、適正配置の取り組みを進めているところですが、今回の条例改正は、伊勢市立宮川中学校と伊勢市立沼木中学校の2校を統合することについて、統合校の校名を伊勢市立伊勢宮川中学校とし、その設置場所を二俣4丁目5番3号、開校日を平成29年4月1日と定めようとするものでございます。 次に、「議案第92号伊勢市子ども読書活動推進会議条例の制定について」御説明申し上げます。 68ページ、69ページをお願いします。 現在、子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、伊勢市子ども読書活動推進計画を策定し、取り組みを進めております。この条例は、子供の読書活動の推進に関する施策を実施していくに当たり、教育委員会の諮問機関として子ども読書活動推進会議を設置しようとするもので、推進会議の所掌事務、委員の人数、構成、任期等、必要な事項を定めようとするものでございます。 なお、この条例は平成27年11月1日から施行しようとするものでございます。 また、附則において、伊勢市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例を改正し、推進会議の委員に支払う報酬の額を日額6,000円と定めようとするものでございます。 次に、「議案第93号伊勢市手話言語条例の制定について」御説明申し上げます。 72ページをお願いします。 まず、前文にもありますように、手話が音声言語と同等の言語として認められていなかったことや、手話を利用できる環境が整えられていなかったことなどから、聾者の方々は多くの不便を感じながら生活をしてこられました。この条例は、障害者の権利に関する条約や障害者基本法において手話が音声言語と同等の言語として位置づけられたことを踏まえ、手話を使って安心して暮らすことができ、全ての人々がお互いを尊重し、心豊かに共生できる伊勢市を目指し、制定しようとするものでございます。 73ページをお願いします。 第2条は、基本理念として、手話の理解等は手話により意思疎通を図る権利を最大限尊重することとしております。 次に、第3条は、手話を必要とする人に対し自立した日常生活や地域における社会参加を保障するため、第5条に掲げる施策を講じることを市の責務としております。 また、この施策を推進するため、74ページになりますが、第6条において、市は必要な財政措置を講じることとしております。 次に、第4条は、市の施策への協力及び地域での手話を使用しやすい環境づくりに努めることを市民の役割としております。 なお、この条例は平成28年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第94号伊勢市工場等立地促進条例の一部改正について」御説明申し上げます。 76ページをお願いします。 これは、神薗工業団地の分譲方針を素地での分譲に変更することに伴い、用地取得奨励金の交付要件のうち、用地を取得してから工場等の建設に着手するまでの期間について、造成の工事を要する場合は5年以内との要件を追加するものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行しようとするものでございます。 以上、「議案第85号伊勢市、度会郡二見町、同郡小俣町及び同郡御薗村の廃置分合に伴う地域審議会を設置することに関する協議により定められた事項を変更する条例の制定について」外9件について補足の御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 以上で、議案第85号外9件一括の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △議案第95号の上程、説明 ○議長(小山敏君) 次に、日程第24、「議案第95号市有財産の取得について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第95号市有財産の取得について」御説明を申し上げます。 これは、伊勢市土地開発公社の解散に当たり、神薗工業団地事業用地を取得するにつき、伊勢市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 詳細につきましては副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(小山敏君) 副市長。 ◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第95号市有財産の取得について」補足の御説明を申し上げます。 議案書の79ページ、80ページをごらんください。 神薗工業団地事業用地については、平成9年に伊勢市土地開発公社と工業団地整備事業業務契約を締結し、用地の取得及び造成の業務を委託しておりましたが、本年度をもって伊勢市土地開発公社を解散する予定としておりますため、市において当該用地を取得しようとするものでございます。 今回取得する土地は、伊勢市神薗町字里419番4ほか124筆、9万4,609.47平方メートルでございます。買い入れ価格は、不動産鑑定評価額である1億407万円、買い入れ先は伊勢市岩渕1丁目7番29号、伊勢市土地開発公社理事長藤本 亨でございます。 以上、「議案第95号市有財産の取得について」補足の御説明を申し上げました。参考として物件の明細及び位置図を添付しておりますので、御高覧の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 以上で、議案第95号の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △議案第96号の上程、説明 ○議長(小山敏君) 次に、日程第25、「議案第96号市道の路線の認定について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程をされました「議案第96号市道の路線の認定について」御説明を申し上げます。 これは、市道の路線を認定するにつき、道路法第8条第2項の規定により、あらかじめ議会の議決を経ようとするものでございます。 詳細につきましては副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 副市長。 ◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第96号市道の路線の認定について」補足の御説明を申し上げます。 議案書の85ページをお開きください。 元町27-6号線、元町27-7号線、古市27-8号線及び鹿海27-9号線の4路線は、いずれも民間事業者の宅地造成により設置された道路でございまして、市道として認定し、管理を行おうとするものでございます。 なお、これらの路線の土地は市の所有地でございます。 以上、「議案第96号市道の路線の認定について」補足の御説明を申し上げました。参考として位置図を添付しておりますので、御高覧の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 以上で、議案第96号の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 会議の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時00分 ○議長(小山敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 全員協議会開会のため、暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時00分 △再開 午後1時05分 ○議長(小山敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第97号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小山敏君) 次に、日程第26、「議案第97号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第97号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の人権擁護委員のうち、大西良太委員の任期が本年12月31日に満了となりますので、その後任として再度大西良太さんを推薦するにつき、人権擁護委員法の規定により、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、大西良太さんの略歴について申し上げます。 大西さんは、昭和22年5月28日生まれ、現住所は伊勢市鹿海町3433番地47、学歴は昭和45年3月京都産業大学法学部卒業。主な経歴としては、昭和45年4月国際商業研究所就職、昭和50年7月退職、昭和51年4月海外漁業株式会社就職、昭和61年3月退職、昭和64年1月NPO法人伊勢まごころ理事長、平成9年12月NPO法人市民福祉ネットワークみえ理事長、平成10年4月三重県社会福祉協議会評議員、平成12年1月社会福祉法人おおすぎ理事、平成14年4月三重県社会福祉審議会委員、平成15年10月NPO法人春日井まごころ理事長、平成16年1月人権擁護委員就任、以降、現在まで務めていただいております。その間、平成17年12月NPO法人市民福祉団体全国協議会理事、平成18年4月NPO法人全国移動サービスネットワーク理事、現在に至っておられます。 大西さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第97号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第97号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(小山敏君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第97号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第98号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小山敏君) 次に、日程第27、「議案第98号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第98号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の人権擁護委員のうち、竹内千惠子委員の任期が本年12月31日に満了となりますので、その後任として再度竹内千惠子さんを推薦するにつき、人権擁護委員法の規定により、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、竹内千惠子さんの略歴について申し上げます。 竹内さんは、昭和23年7月6日生まれ、現住所は伊勢市船江4丁目23番23号、学歴は昭和42年3月三重県立宇治山田商業高等学校卒業。主な経歴としては、昭和42年4月美和ロック工業株式会社就職、昭和44年3月退職、同年6月近鉄運輸株式会社就職、昭和53年4月退職、平成3年3月有限会社みょうこうえん就職、平成7年6月伊勢市社会教育委員、平成23年12月有限会社みょうこうえん退職、平成25年1月人権擁護委員就任、現在に至っておられます。 竹内さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第98号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第98号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(小山敏君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第98号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第99号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小山敏君) 次に、日程第28、「議案第99号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第99号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の人権擁護委員のうち、永田密山委員の任期が本年9月30日に満了となりますので、その後任として再度永田密山さんを推薦するにつき、人権擁護委員法の規定により、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、永田密山さんの略歴について申し上げます。 永田さんは、昭和32年4月26日生まれ、現住所は伊勢市二見町江1659番地、学歴は昭和51年3月三重県立宇治山田商業高等学校卒業。主な経歴としては、昭和54年4月太江寺住職、昭和56年10月観音寺住職、平成24年10月人権擁護委員就任、現在に至っておられます。 永田さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞ御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第99号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第99号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(小山敏君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第99号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第100号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小山敏君) 次に、日程第29、「議案第100号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第100号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の人権擁護委員のうち、山口早苗委員の任期が本年12月31日に満了となりますので、その後任として再度山口早苗さんを推薦するにつき、人権擁護委員法の規定により、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、山口早苗さんの略歴について申し上げます。 山口さんは、昭和34年4月15日生まれ、現住所は伊勢市中之町20番地99、学歴は昭和53年3月三重県立伊勢高等学校卒業。主な経歴としては、昭和62年4月ソレイユテクノ株式会社就職、平成22年4月五十鈴ヶ丘団地自治会長、平成25年1月人権擁護委員就任、現在に至っておられます。 山口さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第100号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第100号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(小山敏君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第100号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第1号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第30、「平成27年請願第1号喫煙場所を適切に設置し、よりよい分煙環境を整備する請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 10番、福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) 議長のお許しをいただきましたので、「請願第1号喫煙場所を適切に設置し、よりよい分煙環境を整備する請願」、これが津・伊勢たばこ販売協同組合のほうから出されておりますので、紹介議員を代表いたしまして請願趣旨を説明させていただきます。 喫煙に対しては、喫煙規制などたばこを吸う者を取り巻く環境は年々厳しくなっております。たばこは、健康に関して議論がある商品であるとはいうものの、成人したそれぞれが喫煙に関する正確な情報を認識したうえで、吸わない者に配慮した吸い方が望まれます。 たばこは「嗜好品」であることから、私どもはたばこを吸われない方に配慮した喫煙場所を設置することで、たばこを吸われる方と吸われない方がお互いに思いやりをもって共存できる分煙社会を目指していきたいと考えております。 伊勢市は、神宮の門前町として発達した観光都市であることから、多数の観光客が訪れますが、平成25年は1,400万人以上の観光客を数え、喫煙者率を考慮した場合、約235万人の喫煙者の方が伊勢市を訪れていると思われます。 また、来年開催される「伊勢志摩サミット」を契機に、「国際観光都市」としても期待されるところです。 伊勢市におかれては「国際観光都市」にふさわしい分煙環境を整備していただき、「伊勢志摩サミット」での「おもてなし」をしていただくことで、その取り組みが国内のみならず世界に発信できるものと考えます。 私どもたばこ販売協同組合としては、社会的責任を果たすべく、駅前等で学生等未成年者の喫煙防止への啓発活動を行うとともに、環境美化活動として、勢田川大掃除や伊勢まつり後の清掃、宮川花火大会後の清掃活動を継続して行うなど努力を積み重ねているところです。 また、たばこ事業につきましては、販売を通じて市の財政にも寄与していると考えております。伊勢市においては、平成25年度に8億5,500万円余りの市たばこ税が納められているところです。重要な一般財源であると思われます。 このようなことから、伊勢市におかれては早急に分煙環境を整備していただくことで、伊勢市へお越しいただく方、市民の皆さんにとって快適な環境が得られ、またその取り組みが国内のみならず世界に発信できるものと考え、次の事項を請願いたします。 請願事項 以下の場所において喫煙場所を適切に整備・設置し、より良い分煙環境を確保することを請願します。 1、宇治山田駅前、伊勢市駅前、外宮前広場、おはらいまち地下道近辺へ喫煙場所の設置 2、市役所内に来客用の喫煙場所の設置 3、市関係施設における喫煙場所の設置 以上が請願趣旨でございます。よろしく御協議いただきますようお願いいたします。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第1号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第2号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第31、「平成27年請願第2号議場に国旗・市旗掲揚を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 5番、野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) 議長のお許しをいただきましたので、「平成27年請願第2号議場に国旗・市旗掲揚を求める請願」について、紹介議員を代表いたしまして請願の御説明をさせていただきます。 本請願は、日本会議三重伊勢支部より提出をされたものでございます。 請願趣旨の一読をさせていただきます。 平成11年8月13日に施行された「国旗及び国家に関する法律」により、それまで慣習法として定着してきた「日章旗」も改めて国旗であると法律として定められました。 国旗は、いずれの国でも、国家の象徴として大切に扱われているものであり、国家にとってなくてはならないものであります。また国旗は、国民の間に定着することを通じ国民のアイデンティティーの証として重要な役割を果たしているものと言えます。 また、他国の国旗・国歌に敬意を払うことは、相手の国の人々に敬意をあらわすことでもあります。 日本国憲法、地方自治法に基づき設置されている市議会は、法を敬い遵守することが強く求められるべきところであり、県内では市町議会の多くが掲揚を実施しています。 伊勢志摩サミットを来年に控えた今、伊勢市民が、今後ますます国際化する社会で我が国に誇りを持ち、他国の国旗を尊重する国際感覚を養うことは極めて大切なことであると言えます。 さらには次代を担う青少年が国際社会で必要とされるマナーを身につけ、尊敬される日本人として成長するためにも、市政執行部と住民の代表である市議会議員が一堂に会する議場に早急に国旗を掲揚されるよう求めます。 また同時に平成17年11月1日、伊勢市、二見町、小俣町、御薗村の4市町村の合併が実現し、新たな「伊勢市」が誕生し、はや十年が経とうとしています。この十年の節目に多くの伊勢市民に神宮鎮座の地である郷土に誇りを持ってもらうためにも、さらには市民が心をひとつにして発展して行くためにも、市旗を市民の代表で構成される市議会の議場に掲揚されるよう求めます。 以上の趣旨により、次の事項について早急に実施されるよう請願いたします。 請願事項 伊勢市議会の議場に国旗・市旗を掲揚すること 以上でございます。よろしく御審議のほどお願いをいたしまして、請願の紹介とさせていただきます。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第2号につきましては、総務政策委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第3号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第32、「平成27年請願第3号防災対策の充実を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 1番、上村議員。 ◆1番(上村和生君) 議長のお許しをいただきましたので、「平成27年請願第3号防災対策の充実を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 請願提出者は、伊勢市PTA連合、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部であります。 請願の理由といたしまして、三重県においては、学校の構造部材は耐震化が着実に進められ、ほぼ100%となりました。しかし、屋内運動場等の天井等落下防止対策については、2015年度までに完成を目指して取り組むようにと各教育委員会に要請がされていますが、年度内での全棟完了は難しい見込みであります。 また、県内の公立小中学校等の備品についての転倒落下防止対策が全てできていると言われているのが40.5%、また、ガラス飛散防止対策が全てできていると言われるのが22.8%と低い状況になっております。 屋内運動場等の天井を含め、非構造部材の耐震対策がおくれているのが現状です。子供たちの安全・安心の確保を進めるために、国としての財政措置が求められます。 学校は、子供たちを初め地域の住民が活動する場でありますし、地域の拠点です。その安全確保は極めて重要であり、非構造部材への対策が急がれます。また、学校、家庭、地域が連携して災害から子供を守る必要があり、巨大地震等の災害を想定した防災対策の見直しや充実が急務です。 以上のような理由から、巨大地震等の災害を想定した防災対策の充実を進めることを強く切望するものです。 何とぞよろしく御審議をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第3号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第4号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第33、「平成27年請願第4号義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 1番、上村議員。 ◆1番(上村和生君) 議長のお許しをいただきましたので、「平成27年請願第4号義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 請願の提出者は、先ほどと同様、伊勢市PTA連合、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部であります。 請願の理由といたしましては、義務教育費国庫負担制度は、義務教育の根幹である無償制、教育の機会均等、教育水準の維持向上、これらを保障するため、国が必要な財源を保障するものであります。全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けることができるのが、この制度の趣旨であります。義務教育費国庫負担金の一般財源化が進められ、2006年度から国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。 現在、義務教育費国庫負担金の対象外である教材費、旅費、高校教職員の給与費は、一般財源の中に組み込まれていますが、各自治体の財政状況により、地域間格差も広がっています。2014年度、三重県内の小中学校においても、本来は100%措置されるべきものでありますが、教材費として総額約7億円が措置をされましたが、これは予算措置額の58.5%にとどまっているのが現状です。県内市町において措置率の最高は136%、また最低では13%となっており、地域により大きな格差が生じているのが現状であります。 未来を担う子供たちの豊かな学びを保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことです。その時々の地方の財政状況に影響されることのないように、義務教育費国庫負担制度の存続とさらなる充実が求められるところであります。 以上のような理由から、義務教育費国庫負担制度の存続とさらなる充実を強く切望するものであります。 何とぞよろしく御審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第4号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第5号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第34、「平成27年請願第5号教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 7番、世古議員。 ◆7番(世古明君) 議長に発言許可をいただきましたので、「平成27年請願第5号教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 請願の提出者は、伊勢市PTA連合、伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者から出されております。 請願の理由でありますが、三重県では、2003年度から小学校1年生の30人学級が実施されており、その後も小学校2年生の30人学級、中学校1年生の35人学級と他学年への弾力的運用等を拡充しております。少人数学級が実施されている学校では成果が上げられております。 国においては、2011年4月の義務標準法改正により、小学校1年生の35人以下学級が実現し、2012年には、法改正による引き下げではないものの、小学校2年生への実質的な拡大が実現しました。 2015年度については35人以下学級の拡充が措置されておらず、教育課題に対応するための定数改善も十分とは言えない状況です。本年度で計画の終わる第7次教職員定数改善計画はほとんど実施されておりません。 一人一人の子供たちへのきめ細かな対応や学びの質を高めるための教育環境を実現するためには、教職員定数改善が不可欠です。また、新しい学習指導要領により、授業時数や指導内容が増加をしています。日本語指導などを必要とする子供たちや障がいのある子供たちへの対応、いじめ、不登校などの課題もあります。こうしたことの解消に向けて、少人数教育の推進を含む計画的な教職員定数改善が必要です。 6月2日の参議院文教科学委員会、3日の衆議院文部科学委員会においては、教育現場の実態に即した教職員定数の充実を求める決議が与野党全会一致で採択されています。 教育予算を拡充し、教職員配置の拡充も含めた教育条件の整備を進めていくことが、山積する教育課題の解決を図り、子供たち一人一人を大切にし、子供たちの豊かな学びを保障することにつながります。 以上のような理由から、子供と正面から向き合うための新たな教職員定数改善計画案の策定及びその着実な実施と、それに伴う教育予算の措置を強く切望するものであります。 よろしく御審議賜りますようにお願いいたします。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第5号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △平成27年請願第6号の上程、説明、委員会付託 ○議長(小山敏君) 次に、日程第35、「平成27年請願第6号子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明を願います。 7番、世古議員。
    ◆7番(世古明君) 議長に発言許可をいただきましたので、「平成27年請願第6号子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 請願の提出者は、伊勢市PTA連合、伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者から出されております。 請願理由について申し述べさせていただきます。 厳しい経済・雇用情勢は、子供たちの暮らしや学びに大きな影響を与えています。全国で16.3%、6人に1人の子供が貧困状態にあり、三重県においても8.9人に1人の子供が就学援助を受けています。厳しい状況に置かれた子供たちに寄り添う教育や、一人一人の人権、学習権を保障する支援策が喫緊の課題となっております。 このような中、子どもの貧困対策の推進に関する法律が2014年1月に施行され、8月には、子供の貧困対策に関する大綱が閣議決定されました。今後、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の配置の拡充、国による支援策が必要です。 昨年度から高等学校等就学支援金制度が導入されました。また、三重県内においては高校生等奨学給付金制度が導入されました。その一方で、貸与型の奨学金については、卒業後にその返還が大きな負担になっていると課題も出てきております。高等学校等就学支援金制度の充実、奨学金制度の改善などのより一層の支援策が必要です。 家庭での経済格差を教育の格差につなげないよう、制度、施策のより一層の充実が求められています。スクールソーシャルワーカーの増員、高校生への奨学給付金の増額、児童養護施設に暮らす子供たちへの学習支援のみならず、保護者の生活支援、就労支援、学び直しなど親への支援など、課題は山積しております。 以上の理由から、全ての子供たちの学ぶ機会を保障するため、子供の貧困対策の充実と就学・修学保障制度の拡充を強く切望するものでございます。 よろしく御審議賜りますようにお願いいたします。 ○議長(小山敏君) お諮りいたします。 平成27年請願第6号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(小山敏君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 議案の精読のため、明8日から11日までの4日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 よって、明8日から11日までの4日間を休会とすることに決定いたしました。 継続会議は、来る14日午前10時から開きます。 それでは、本日は散会いたします。 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承お願いいたします。 御苦労さんでした。 △散会 午後1時45分 会議の顛末を録し、ここに署名する。   平成27年9月7日        伊勢市議会議長     小山 敏        伊勢市議会議員     杉村定男        伊勢市議会議員     浜口和久...