津市議会 > 1992-03-12 >
03月12日-03号

  • "期間"(/)
ツイート シェア
  1. 津市議会 1992-03-12
    03月12日-03号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成 4年  3月 定例会(第1回)        平成4年第1回津市議会定例会会議録(第3号)        平成4年3月12日(木曜日)午前10時開議        -----------------------               議事日程(第3号)第1 上程議案に対する質疑並びに市政一般質問 議案第5号 津市職員の育児休業等に関する条例の制定について 議案第6号 津市国営土地改良事業負担金の徴収に関する条例の制定について 議案第7号 津市行政組織条例の一部の改正について 議案第8号 津市職員定数条例の一部の改正について 議案第9号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第10号 津市奨学金貸付けに関する条例の一部の改正について 議案第11号 津リージョンプラザの設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第12号 津市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第13号 津都市計画事業津駅前第二土地区画整理事業施行条例の一部の改正について 議案第14号 津市都市公園条例の一部の改正について 議案第15号 津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第16号 津市国民健康保険条例の一部の改正について 議案第17号 津市火災予防条例の一部の改正について 議案第18号 財産の取得について 議案第19号 財産の取得について 議案第20号 財産の処分について 議案第21号 事務の受託に関する協議について 議案第22号 事務の受託に関する協議について 議案第23号 事務の受託に関する協議について 議案第24号 事務の受託に関する協議について 議案第25号 事務の受託に関する協議について 議案第26号 事務の受託に関する協議について 議案第27号 町の区域の変更について 議案第28号 土地改良事業計画及び賦課基準等の承認について 議案第29号 市道路線の廃止について 議案第30号 市道路線の認定について 議案第31号 平成3年度津市一般会計補正予算(第6号) 議案第32号 平成3年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第5号) 議案第33号 平成3年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第2号) 議案第34号 平成3年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 議案第35号 平成3年度津市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 議案第36号 平成3年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第37号 平成3年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第38号 平成3年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第39号 平成3年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第40号 平成3年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号) 議案第41号 平成3年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号) 議案第42号 平成3年度津市水道事業会計補正予算(第5号) 議案第43号 平成4年度津市一般会計予算 議案第44号 平成4年度津市モーターボート競走事業特別会計予算 議案第45号 平成4年度津市と畜場事業特別会計予算 議案第46号 平成4年度津市国民健康保険事業特別会計予算 議案第47号 平成4年度津市下水道事業特別会計予算 議案第48号 平成4年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第49号 平成4年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算 議案第50号 平成4年度津市奨学金貸付事業特別会計予算 議案第51号 平成4年度津市土地区画整理事業特別会計予算 議案第52号 平成4年度津市老人保健医療事業特別会計予算 議案第53号 平成4年度津市中勢道路土地取得事業特別会計予算 議案第54号 平成4年度津市駐車場事業会計予算 議案第55号 平成4年度津市水道事業会計予算        -----------------------            会議に出欠席の議員出席議員     1番 竹田 治君       2番 若林泰弘君     3番 佐藤岑夫君       4番 竹沢陽一君     5番 阿部健一君       6番 梅崎保昭君     7番 中村 治君       8番 大西禧夫君     9番 篠田耕一君      10番 岡野恵美君    11番 駒田拓一君      12番 小林賢司君    13番 田村宗博君      14番 小倉昌行君    15番 中川隆幸君      16番 西川 実君    17番 佐藤肇子君      18番 岡本文男君    19番 川瀬利夫君      20番 日野 昭君    21番 吉田 修君      22番 岩本 勝君    23番 西浦澄夫君      24番 安藤之則君    25番 北野 薫君      26番 伊藤 昭君    27番 山岡祥郎君      28番 小林 弘君    29番 井ノ口昭太郎君    30番 山舗公義君    31番 稲守久生君      32番 森 錦一君    33番 田中 巧君      34番 小田新一郎君    35番 川合 務君      36番 岡部栄樹君欠席議員      なし             会議に出席した説明員   市長                      岡村初博君   助役                      小林 勝君   市長公室       市長公室長        藤波津三君              調整監兼企画調整課長   野田武義君   総務部        総務部長         森 貞夫君              総務課長         坂口賢次君   財務部        財務部長         米本俊雄君              財政課長         西口清二君   市民環境部      市民環境部長       山脇 實君              環境管理課長       伊藤和佳君   福祉保健部      福祉保健部長       大河内徳松君              福祉調整監                           岡部高樹君              兼福祉管理課長   同和対策室      同和対策室長       池田幹生君   産業労働部      産業労働部長       出口 脩君              商工課長         小柴淳治君   競艇事業部      競艇事業部長       須山芳彦君              競艇事業部次長                           村田佳美君              兼管理課長   建設部        建設部長         小河俊昭君              建設部次長兼監理課長   平松利幸君   下水道部       下水道部長        福森 操君              下水道部次長                           錦 金則君   都市整備部      都市整備部長       家城隆一君              都市整備課長       水谷 勝君   検査室        検査室長         濱口文吉君   消防本部       消防長          奥田 久君              消防本部参事防災調整                           森下喜市君              担当兼消防本部次長   三重短期大学     短期大学学長       丹羽友三郎君              短期大学事務局長     大野義雄君   水道局        水道事業管理者      加藤光雄君              水道局次長        河合安雄君   教育委員会      委員長          鈴木秀昭君              教育長          田岡草生君              教育次長         立岡孝夫君              教育調整監兼管理課長   伊東武年君   監査委員                    鈴木 有君              事務局長         高橋 勝君        -----------------------           職務のため出席した事務局職員   事務局長  松下憲夫君      参事    中山邦彦君   議事課長  大西一治君      調査課長  豊田精一郎君   議事課主事 工藤伸久君        ----------------------- ○議長(井ノ口昭太郎君) 前日に引き続きただいまより本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 通告順による総体質問を続行いたします。24番安藤之則君。              〔24番 安藤之則君 登壇〕 ◆24番(安藤之則君) おはようございます。私は新政会を代表いたしまして、議案から3点ほど、市政一般において数点お伺いさせていただきます。前置きは抜きにいたしまして、直ちに質問に入りたいと思います。 まず、議案から入らせていただきます。議案第8号津市職員定数条例の一部の改正についてお伺いいたします。この条例の改正の中で、今回監査機能の拡大に伴って、監査委員の事務部局の職員が4人から6人に増加されます。最近、特に要求されておりますところの合理化や冗費の節約に、大変結構と思います。さきに市長は、従来の財務中心から、行政全般にわたることと国県の事務委任に対する監査ができるので、大変拡大したと説明されており、それを受けての事務量の増大に対処するための増員と受けとめます。 そこで、例えば改正された自治法に従い監査の範囲を拡大すれば、行政機能の効果にまで及ぶことになりかねない。そこで、津市としては、一定の幅をめどとしておく必要があろうかと思います。そうでないと、今後いろいろな監査請求の出たときに、限度の問題が出はしないか。また、津市としては、職員2名の増員で、より拡大する機能の範囲を処理することができますか、お伺いしておきます。 次に、議案第31号平成3年度津市一般会計補正予算の中から、市債についてお伺いいたしますが、きのうの森議員の質疑で大体了解はいたしました。その比率を15%以下をめどにしておると聞いて、安心はいたしました。ただ、きのうの市長の説明には、分母に対する説明のときに、早口でちょっと興奮してみえたか、わかりにくかったので、一部お聞きしておきます。 比率は順調なようですが、分母の中身において、かつて経常経費が90%台に行ったことも記憶しております。平成4年度のように、63.1%という経常経費の率であれば、大変結構です。ベテランの財務部長さん、その点は大丈夫ですか、その点だけお伺いしておきます。 次に、同じく議案43号の中から、労働費の中、失業対策費に関連して数点お伺いしておきます。さきに国の方針が打ち出されたことにより、県が本年1月の初めに、国の方針に従って平成7年に終止符を打つと発表されました。津市もこれに従わざるを得ないと思われますが、その準備に入るために、現在どのように対処を進めておられるのかと、同時にお考えがあるのかをお尋ねをいたします。また、次の点についてもあわせてお伺いいたします。 まず、平成4年4月1日現在で従事する人は何人ですか。最低の年齢者は何歳ですか。県の言う終止符の打たれるという平成7年ですから3年先になりますが、そのときに残る人は何人ですか。特例給付金、いわゆる退職金的なものですが、現在幾らで、ここ8年間でどのように金額が推移してきたかをお示し願います。それから平成3年度と平成4年度における市職員の数字に異動はありますか。以上について御答弁を願います。 同じく2点目は、商工費の中の観光費に計上されております御承知の和船山車について、市民要望も入れてお伺いいたします。昨年の津まつりにやっとお披露目になった和船山車、幸いにも現在は丸之内に仮住まいをしてありますが、行く行くは旧山川重機跡に移され、せっかくの津のシンボルも、土のうや機械や道具類と同じところに押し込まれる運命にあると聞いております。たびたび論議も繰り返されておりますが、何とか展示する方法はいまだ浮かんでおりませんかお尋ねいたします。 普通どこの町に行っても、自慢のものは、できるだけ人に見ていただくようにするのが常です。時には現在入庫している場所の近くで、先日も市民の1人が、あそこに津の和船山車が入っているとうれしそうに説明をしておられました。今、津市が観光面と誘客に力を入れておられるならば、ぜひとも展示をしてほしいと、この点については要望をしておきます。 同じく3点目は、新町駅公共自動車置き場放置自転車誘導委託料ということについて、きのうの梅崎議員の質疑で了解はいたしましたが、1点のみ不可解なのでお伺いいたしておきます。みんなそれぞれ同じような状況の中で、ひとり新町駅だけ人件費が必要なのか。むしろ反対に、よくよく考えてみると、これは近鉄新町駅の利用客か、近鉄東海ストアーの客か、一部三重交通バスの利用者であるはず。ここだけ別格にする理由は何かあるのかお尋ねします。 続いて、これから市政一般に入らせていただきます。 まず、市長の施政方針の中より数点お考えを聞いていきたいと思います。これも前置きは抜きにして、直ちに質問に入ります。 1点目は、市長は「中南勢地域の拠点都市としての役割を担う本市では、広域的な連携のもと、さらなる都市機能の向上と定住機能の充実に努める」と力説されております。この中での「中南勢地域の拠点都市」とは、人口的にはどれほどに考え、行政圏域とは具体的にどの市町村あたりまでであり、「広域的な連携」とは、地域を指すのか事業を指すのか、お考えをお示し願います。 2点目は、にえざき・なぎさまちプランにつきましては、昨年来より知事による津市批判を見ても、県幹部の話を聞いても、いきなりアドバルーンを上げるなとか、大変消極的な話ばかりです。最近の知事のトーンの下がったのは、年末の知事選を控えてだと公然と言われておりますから、決して吉田山がにえざきに乗り気になったとは解釈できません。きのうの論議の中で、市長のこのプランにかける意気込みは理解しますが、温泉を掘るのだの、海の見えるホテルだけでもお客が来るだろうと、その場当たりの感情は抑えてほしい。乱暴な発言は不安を引き起こします。きのう市長は、この地に政府系の施設を誘導してはとも思っている。見事な考えを言っておられます。きのうの市長の説明を聞けば聞くほど、同時に背後地の整備も進めねばならんと思います。だから私はさる全協でも、プランと合わせた年数でできると解釈してもいいのかと言っておきましたが、新空港へのアクセス上からも、また産業振興センターを結ぶ直線上からも、重要なポイントとなりますので、背後地整備のマスタープランだけでも、確とした御回答をお願いいたします。 3点目は、中部新国際空港へのアクセスについてお伺いいたします。施政方針では、海上アクセス拠点の形成を展望云々として、ただ海上アクセスだけに絞っておられるようです。つい先日、やっと重い腰を上げられて、伊勢湾海上交通開発研究協議会を発足されましたが、きのうの論議で中を聞かせていただいたら、定期的な航路をつくっていく、将来に向かっては、伊勢湾内の周遊やらクルージングもつくっていく等、進軍ラッパを吹き鳴らされましたが、何と参加したのが津市と近辺企業と業者だけ。周辺の市町村には何の呼びかけもありません。同じ目的でも、隣の鈴鹿市は、亀山市、鈴鹿郡、安芸郡から伊賀路までその圏域に入れ、松阪市は、津市のお隣久居市から一志郡まで圏域に入れて、行政権の拡大を将来に向けて発足をしております。その中で、ただひとり津市だけが、他の市町村にも呼びかけず、孤独な歩みをするのはなぜか、お尋ねいたします。それとも、他の市町村に呼びかけるときがあれば、いつ、いかなるときですか、お答えを願います。 4点目は、長谷山レクリエーションエリアの形成について、地元関係者等の理解と協力を得ながら取り組むと表明されておりますが、あの一帯は、津市のエリアより隣接する町村の方が多いことは御案内のとおりです。これも、昨日には地元の自治会長、連合会長に対して説明と協力を依頼したと答えられておりますが、こんな事業こそ、山頂は美里村であり、近隣の町村とともに協議の場をつくり、近隣一体となった事業に当たるべきだと考えますが、お考えをお伺いいたします。 今近隣の市町村が、皆津市以外の都市の呼びかけに続々と参加しているとき、ひとり津市だけが鎖国の夢を見ていたら大変なことになります。今からでも、近隣町村と協議を重ね、総合的な共通して連携した事業に進めてはどうかと提言いたしますが、当局はどうお考えですかお伺いいたします。 5点目には、水道水源地域のあり方についても、広域的な観点に立って検討するとだけで、何の具体案も出されおりません。今日、お隣の美里村との間に悪い感情があるのも、この水道水源から起こったことがほとんどです。これまでに広大な範囲にまで規制の網をかぶってくれ、しかも自分の屋敷内に他人の天領までつくられても我慢をしておってくれます。そんな近隣に、市長の言葉で言うどんな義理返しがしてありますか、前に述べた具体案もあわせて市長のお考えをお尋ねいたします。 6点目は、工業については、片田、雲出の両工業団地が完成したので、新たな工業団地の確保についてさらに検討と明言されながら、何度となく提唱をしてまいりました市内の中小企業工業者の叫びには一言も触れられておりません。今、幾つかの中小企業工業者が、工場用地を求めて津市から出ていきます。なぜ中小企業工業者について何も述べられておりませんのか。それとも、どんな施策を講じようとされるのか。中小企業工業者が納得ができないまでにも、なるほどと言えるようなお答えはないかお尋ねしておきます。 7点目は、その心意気を見せて、圏域の中核都市として、国や県、近隣市町村はもとより、関係機関との連携をさらに深めて進めると結んでおられます。その中で、冒頭には拠点都市をうたい、最後にうたわれた圏域の中核都市という圏域とは、どの周辺までを指摘されるのかお伺いいたしますのと、また国県との連携をさらに深めると言われ、全く私も同感に思いますが、年末年始にかけて、知事にはぼろくそに言われるような状況の悪さ、さらに近隣の市町村に至っては、行政圏の呼びかけもせずに、他市に先を越されております。今後どのように関係修復をしてあらゆる連携を深めるお考えかお尋ねいたします。 8点目は、再度市町村合併を問いたいと思います。市長の施政方針の中でも、中核都市だの拠点都市だのと、広域的な行政圏を持つ言葉が出ております。しかし、現実はその裏腹に、他の市町村は後からついておいでとの姿勢に受けとめられております。そんなことでは、いつまでたっても中核都市には発展しないでしょう。しかし、現在県都である限り、都市としての要求はされます。それらのこともあり、三重県知事の発言の第1弾が、津市は面積が小さい、県庁所在地では下から3番目であり、すぐ限界が来ると指摘され、暗に市町村合併を促すような発言です。また、近隣の市町村は、鈴鹿市、松阪市、行政アクセスに参加しているではありませんか。このままでは、ペリーの黒船による大砲一発で目が覚めたら、周辺の町村は全部他市に行き、津市だけが荒野に立つ一本杉となりはしないか。恐らく年末の知事選を控えて、しばらくは吉田山よりのトーンは下がっておりますが、知事選が済めば声も大きくなると予想されます。それまでに考えを固めておくことが必要と提言いたしますが、市長のお考えをお尋ねいたします。 次に、2番目には、国の地方拠点都市法案についてお伺いいたします。先日来、県議会でも論議されております地方拠点都市整備法案が国において成立する見込みとなり、県の対応が早くも加熱ぎみに取りざたされております。既に松阪市と鈴鹿市が、指定に向けて推進会議をつくったと発表されました。また、一部聞くところによれば、四日市も準備が進んでおると言われております。事あるごとに、県都、県都と声高らかにうたい上げられまする市長ですから、当然きょうかあすにでも打ち上げられると思います。 しかも、今回ほど条件のそろっておることはありません。先日知事ははっきりと、南のリゾート、北のハイテクプラネットと両方あって、あとはエリアのかぶっていないところと、中南勢を示唆しておられます。そうなると、ハイテクとリゾートの網がかかる鈴鹿市と伊勢市は対象外で、現状では、ひとり名乗りを上げた松阪市が絶対有利となります。しかし、県都津市こそ、中勢地区の真ん中に位置しております。なぜ指定に向けての推進会議が名乗りを上げないのでしょうか。それとも、名乗りを上げられない理由かまたは情報のおくれでもあったのか。はたまた意地の悪い考え方をすれば、松阪市、鈴鹿市とも強い政治力を背中に負いねておるからと、嫌みの1つも言いたくなります。津市としてのお考えをお示し願います。 次に、道路整備について、特に3線についてお伺いしておきます。 まず第1線は、たびたび話題に出ております県道津上野線の国道昇格について、その後どれだけの進展がありましたかお尋ねいたします。 2線目は、片田工業団地より久居地内の戸木工業団地へつながる国道165号線に出る取りつけ道路についてはどうなっておりますか。過日の新聞では、久居地内で工業団地開発のような話も聞こえてきたりしておりますが、そのあたりはどのような情報を得ておられますか、お聞かせ願います。 3線目は、平成4年度、いよいよ伊勢湾ヘリポート整備事業が始まりますが、かねてから進入道路が論議されておりましたが、この事業の推移にあわせて、どのように道路の整備、築造はされていきますかお伺いします。 市政一般の第3点目は、農業後継者の育成についてお伺いしたいと思います。私のような農業者でない者にさえも目に余るようなことが、今社会的にも大きな問題となっております。若者による農業後継者の育成を阻害する事柄が起こっておりますことは、担当部署では既にお聞きのはずでございます。若者による農業離れで、我が国でも将来の農業が大変心配されております。そんな中にあって、せっかく農家の若者がグループをつくって、貴重な農地と農業を守っていこうとしても、大きな団体がそれを阻害しております。津市の北部にその地ありと申し上げれば、だれでもわかるヤマギシ会です。その行動などのあくどさは万人の知るところでありますが、当局担当部署ではどの程度の資料と情報を集めておられ、その後継者の育成にはどのような対策、対処を考えておられますか、しっかりした政策なり方法なりをお示し願います。 続いて、市政一般の5番目には、県文化会館の跡地についてお尋ねいたします。新文化会館がつち音高く建設にかかっております。さまざまな思い出の残る現在の文化会館については、数多くの希望があり、吉田山への道をこれまたそれぞれの理由をつけて登っております。しかし、新文化会館の姿が見えてまいりますと、さらに一段と激しくなるでしょう。当然津市も建設当時には分担金も拠出してありますので、注文書は第1番目に出せると思います。その上、津市の商業、文化等においても一等地です。これまでの経過は、紆余曲折もあっただろうと思いますが、現況の時点で市長はどのように考えておられますか。津市選出の県議さんにも相談され、協力をお願いはしておられると思いますが、そこらあたりの感触もお尋ねいたします。 次に、市政一般の第4番目には、三重産業振興センター建設に伴う西郊地区の開発と整備計画についてお尋ねいたします。産業と商業の拠点となる久しく待望の三重産業振興センターが着工され、来年の8月オープンの運びとなりました。津市の産業、商業には大変喜ばしい事業の完成を待っております。そこで、このセンターを中心に見据えて、周辺の開発整備計画を後世に悔いのないように打ち立てておく必要があります。ましてや、この西郊地区は、津市には残された市街化への黄金地帯と見るべきでしょう。そのことを念頭に置いて、3点ほどお尋ねいたします。 まず第1点は、今後は間違いなく津市の東西を結ぶ中央通り的な価値のある津港跡部線の両側一帯が、いまだ農地としての網がかぶったままになっております。恐らくセンターの完成を待って、関連する企業等が営業活動のために建物も建てたいだろうし、沿線を初め広く開発と商業、産業の活動を促進させねばなりません。そのためには、あすにでも町づくりのプランが必要となります。今から用意せねばならぬ手順など、マスタープランはどのようにできておりますかお尋ねいたします。 2点目は、三重産業振興センターの位置決定についても、中勢バイパスの乗り入れを考慮しており、早くから用地取得はしておりましたが、多少の虫食いはあるにしても、中勢バイパスの着工のめどはついておりますか。既に今回北勢バイパスは着工の金がついたが、なぜ中勢バイパスがおくれておりますのか、その後の経過と現況をお聞かせ願います。 3点目は、津市は市街化への道のりが極端に消極的で、何か薬局が多いせいか、目薬程度しか進まないと言われております。この貴重にして広大な土地利用について、市長が先頭に立って市街化への拡大と町並み建設を図ってほしいと思いますが、思い切ったお考えをお尋ねいたします。 以上でひとまず壇上よりの質問は終わらせていただきますが、いささか市長の感情に触るようなことも申し上げておりますが、感情を抑えた御答弁と、当局には明快な御答弁をあわせてお願いいたしまして、壇上から終わります。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 市政各般にわたりまして、いろいろと御意見なり御質問なりあるいはまた御提言も含めて御所見を拝聴いたしまして、感銘をいたしておるわけでございまして、今後とも激励におこたえするように努力をしてまいりたい、こう存じておりますので、御了承いただきたいと思います。 施政方針の方から入らしていただきたい、こう存じますが、中南勢地域の拠点都市としての考え方等につきまして御質問をちょうだいしたわけでございますが、私どもこの地域につきましては、三重県におきましても魅力と風格のある中枢文化圏、このようにこの地域を位置づけられております。そしてまた、県内におきまして、北勢地域についてはハイテクプラネット21というふうな形での産業振興、学術振興等、南はリゾート法に基づくサンベルト、そういうゾーンの位置づけをしながら、中南勢地域についてどうあるべきか、こういうことで、この問題については私ども中勢の市町村長中心になりまして、この中勢地域についてのあり方を検討して、もう少し明確に位置づけをしてもらいたい、こういう強い要請をここ数年進めてまいってきております。その経過の中から、県としては本年度の事業として、この地域をどのように活性化するかということについての委員会が発足したわけでございます。 したがいまして、私どもは決して、県に対しましてそういうアプローチをしていない、こういうことではございません。そして大変今回その場合におきましても広い区域でございます。津、安芸、一志、それから松阪、さらに度会、大内山まで入っておるような地域でございまして、伊勢は除いておりますけれども、そういう地域でございます。ようやくある程度まとまりかけておりまして、これは県政の問題になるわけですけども、ハイライフというふうな1つの考え方でこの地域を魅力あるものにしていこう、こういうふうな方向づけがなされてきております。その中におきましても、いろいろゾーンをある程度決めまして進めていこう、こういうふうな方向でただいま検討されておりまして、今月末におきましては、その問題は一応委員会としての結論を出す、こういうことに相なっております。 したがいまして、私もその委員に選ばれておるわけでございまして、その都度いろいろと発言もいたしてきておりまして、取り入れてもいただいておりますが、さらにまた周辺の市町村長さんすべて寄った中で、それらの問題、委員会以前の事務的な問題として、そういう協議の場を持つようにということで、それも進めさしていただきます。したがって、決してアドバルーンとしては上がってはおりませんけれども、行政的にはそれぞれの市町村も含めて非常に連携のもとに、いろいろそれぞれの市町村のプロジェクトを持ち寄って協議をしておる、こういうことでございます。 そこで、今回県のその種のものは大変広い区域でございますが、私どもは何と申しましても、津、久居、安芸、一志、この地域をやはり中心として考えていかなければならない、かように考えておるわけでございます。したがって、広域行政として取り組んでおる事業も多々あるわけでございまして、今後とも、いろんな事業につきましては相協力して進めてまいりたい、かように考えておるわけでございます。人口的には、やはり私どもとしてもこの圏域30万都市というものにつきまして、ひとつ目指してまいろう、こういうふうにも考えておるわけでございます。 また、津地区広域市町村圏協議会というのも正式にございまして、これらにつきましては、毎年担当課長会議等、幹事会という形で数回開催し、また総会等におきましては、各市町村長さん御出席をいただきまして、いろんな問題等について取り組んでおる、こういうことでございます。 今後の広域的全体事業として大変重要でありますのは、水道水源の問題であろう、こう思っております。したがって、これらにつきましては、ここ既に5年ほど、県に対しまして強く要請をしてまいってきておりまして、ようやく県としても総合計画等について策定をしよう、こういう段階に参ってきておりまして、この総合計画が策定されないと、国に対しましてそれを持ち上げて、その上で起債であるとかその他の補助的なことが導入される、こういうことでございますので、これは極めて重要な課題でありまして、私どもとしては、この中勢地域全体の問題としてその問題に取り組んで、ようやく実を結ぼうとしておるという段階まで来ております。 それからもう一点は、やはりごみ処理の問題になってくるのではないかな、かようにも考えておりまして、広域的に粗大ごみ処理場等につきましては御理解をちょうだいしながら、あのような投資をして今日まで進めてきておりますが、さらに新しいごみ処理施設といいますか、あるいは場合によれば産業廃棄物処理場も含めてやはり検討すべき大きな課題である、こういうことで、2年ほど前から各市町村長さん等に対しましても要請もして、適地等についての物色をお願いをいたしております。したがいまして、今後その問題につきましても積極的に対応していかなければならない、かように考えておる次第でございます。 次に、にえざき・なぎさまちの問題につきましては、種々御意見あるいはまた御心配等をおかけいたしておりまして、大変恐縮に存じておりますが、背後地の整備計画等につきましては、十分認識をいたしておりますので、御承知のとおりの橋内東部地区土地区画整理事業に係る調査等をも、手順に従いまして逐次進めていく考えでございます。そして、特にまたアクセス道路につきましては、関係機関とも協議いたしながら、街路事業等を先行するなどいたしまして、事業手法や国庫補助採択要件等の検討を行い、同プランの事業化と整合しながら、早期に事業化できるようにひとつ努力をしていきたい、こう考えております。 また同時に、仮称鈴津道路につきましても、一日も早くやはり計画決定を進めなければならない、かように考えておりまして、鈴津道路を策定するに当たりましても、このなぎさまちプランはどうしても必要なプロジェクト、このようにも考えておりますし、そのようにも県等におきましても1つの示唆をいただいておりますので、そういうことで努力をしてまいりたい、かように考えております。 中部空港へのアクセスにつきまして、周辺の市町村への呼びかけもしていないがどうだ、あるいは津だけで進めていいのかというふうな御所見でございまして、私ども決して周辺市町村に呼びかけをためらっておるわけではございません。幸い私ども、現在津海洋スポーツセンター等におきまして、臨時的にではありましても、海上輸送は、夏場だけでございますけれども、進めておりますし、中部国際空港が、21世紀という視野を踏まえますと、にえざき・なぎさまちの港湾整備が進められるならば、当然そこからのアクセスは可能なわけでございますし、したがいまして、私どもはそういう観点から、具体的には、中部国際空港調査会が名古屋にありますけれども、に対しましても、海上アクセスについての必要な施設整備をするようにしてもらいたい、こういう要請文も正式に出さしていただいておりますし、いろいろなアプローチをそれなりに進めてきておる、こういうことでございます。 県におきまして、どこからどのようにアクセスするのが一番県全体を通じてベストであるかということについては、調査に本年度から入っておるわけでございますから、そういう調査に対しまして、事務レベル段階におきましても十分アプローチをいたしまして、また場合によればいろいろと内密にも話をキャッチしながらただいま対応しておる、こういうことでございまして、議会等における御心配をいただいておりますことについては、大変、私どもとして十分なる御説明を申し上げてなかったということで、反省をいたしておりますが、事実としてはそういう形での努力をいたしておりますので、御了承いただきたいと思います。 なお、今後に当たりましては、やはり御指摘いただきましたように、周辺の市町村の方々の御協力もちょうだいし、そうしてまた政治的な動きもやはりする必要があろうか、かように存じておりますので、十分議会の御意向等をもお伺いしながら、なるべく早い時期にこの問題に対する津市としての正式なひとつ考え方を取りまとめて、強くアピールをしてまいりたい、かように考えておりますので、どうぞひとつ御理解ある御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 長谷山開発につきましては、担当部からお答えをさしていただきます。 水道水源地域のあり方につきましては、いろいろと産廃処理場計画に対しまして、議会を初め市民の方々の強い反対の御意思等私ども受けとめさしていただいて努力をしてまいったわけでございますが、用地を買い取るという形での対応になったわけでございまして、これにつきましては、美里村といたしましては、大変私どもに対しまして悪い感情は持っていただいていない、このように感じております。したがって、その跡地をどのように活用するか、これらにつきましては、管理の方法等も含めまして、今後の課題である、このように考えておりまして、美里村と連絡を密にして、津市美里村行政問題研究会を設置をいたしておりますので、その中で長期的な問題として取り組んでまいりたい、かように考えております。 ただ、いつか新聞等にも出ましたが、長野川の上流にダムをつくろう、こういうふうなことで建設省のかかわりの中で調査費がついた、こういう話も聞かしていただいておりますので、大変私どもには影響をいたすことでございますので、これらにつきましては十分深い関心を持ちまして、今後水道水源に大きな影響を及ぼさないようにという形の中での対応をしてまいりたい、かように考えております。 次に、中小企業者に対します施策につきましては、住宅と工場等混在地域からの移転等を希望する中小企業の方々から、中小企業団地などかねてから御提言をいただいておるわけでございます。御質問ございましたように、最近市外への流出等が見られまして、中小企業団地の整備を図る必要がある、こう考えております。今後につきまして、商工会議所とも連携を図りながら、候補地選定などの諸準備を具体的に進めてまいりたいと考えておりますので、御了承いただきたいと思います。 次に、圏域の中枢都市としてということでございますが、2市7町2村で構成する津地区広域市町村圏協議会を設置いたしまして、広域事業を進めてきておるところでございますが、先ほど来申し上げましたように、さらにひとつより密接な関係をとり得るように努力してまいりたい、かように考えておるわけでございますが、地方拠点都市構想につきまして、いろいろと新聞紙上等での動き等から、津市はぼやぼやとしておるのではないか、こういうふうな御懸念からの御質問だったと存ずるわけでございますが、この問題につきましては、昨年来、建設省が、東京一極集中の是正を目指しまして、多極分散の核づくりに参考にするために進めてきておりました地方拠点都市構想の1つとして、その1つの候補地として私どもがリストアップをされたのであります。 したがって、私どもは昨年来、当構想の趣旨を認識をいたしまして、津にえざき・なぎさまちプランを初めとする基幹プロジェクト、さらに三重県が設置する総合文化センターやあるいは産業振興センターなどの関連整備、あるいは道路、公園等の都市施設など、それぞれの整備状況や計画内容等を踏まえまして、21世紀へ向けて本市がその特性を生かしながら、地方中核拠点として自立的な発展を遂げるためのプロジェクトを、これはもちろん私どもの第3次総合計画の後期計画等でお示ししたプロジェクト等を中心にいたしておりますが、取りまとめまして、事務的に県あるいは建設省へ事前の協議を行いながら、資料として提出をして今日まで来ておるわけでございます。 そして当初は、建設省、通産省等それぞれ独自の動きをいたしておったわけでございますけれども、国におきましては、そういう独自の動きをすることに対する反省があったのかどうか存じませんが、政治的な形での対応であったのかどうかわかりませんが、それにさらに国土庁、農林水産省、郵政省、自治省、これが加わりまして、6省によりまして、今回各地域における拠点となる都市周辺も含めた地域を地方拠点都市地域、このように位置づけをいたしまして、都市機能の整備や居住環境の向上などを図って、まさに地方中核都市の核になるような形で、地域全体を活性化させよう、こういう趣旨で法律案が上程された、こういうことでございます。 したがいまして、法律ができますと、どうしても一番乗りということで、それぞれが動き出すわけでございまして、したがいまして、松阪なりあるいは鈴鹿市等におきましても、これに乗りおくれないようにということで、いろいろと民間というか、主として経済界等とともにそういう動きをなさっておみえになる、このように感ずるわけでございます。 したがいまして、私どもといたしましても、今日まで県と密接な連携の中で進めてきておりますけれども、ただそういうことだけでは、やはり今後裁量権なり決定権なりその他いろいろやはりアピールをしていかないことには、そういう面においておくれをとる懸念がある、このように感ずるわけでございますので、今後総力を挙げてひとつこの問題に対する対応策を具体的に講じて進めてまいりたい、かように考えておるわけでございます。 したがって、今後十分関係各省庁との動向も注視しながら、情報収集に努めてまいりたいし、今言ったように、地域挙げての形での対応の会議等を持ちながら進めていきたい、かように考えております。ひとつその節にはよろしく議会として格別の御後援、御指導をお願いを申し上げたいと存ずる次第でございます。 しかし、いずれにしても、そういう指定を受けるための中身がなければいけませんから、それらにつきましては、十分ひとつ私どもとしても検討をしていきたい、こう存じております。幸い各種プロジェクトもございますし、御賛同いただいておる事業も多数ございますので、それら等、これを機会に構想から実現へ向けての1つの足ががりにしていきたい、こう思っておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 町村合併について御質問をちょうだいしました。確かに昨今の行政は、市域の枠を越えて対処する必要性のものがどんどん出てきておるわけでございまして、必要ではなかろうか、こう思っております。これら従来からも御質問をちょうだいしておりますので、それらにつきましても、やはり検討はしてきておるわけでございますけれども、現在の市町村にとりまして、地方交付税制度が充実をしてまいってきておりますので、それぞれ町村一定の行政サービスが行えるという現状でございまして、したがいまして、相手の方からぜひ合併をというふうな形の動きというのはなかなか期待をできない、こういうことでございますので、私どもも先進地事例等をも十分に調査研究をしてまいりたい、かように考えます。御了承いただきたいと思います。 いろいろと御懸念ちょうだいしまして、中部国際空港へのアクセスの問題等の中で、周辺町村、鈴鹿の隣接する町村は、河芸とか芸濃、安濃も、それの懇談会か、そういう趣旨のものに参加されておりますが、松阪の方へは、久居さんは事前にお話がございまして、津の方の話も将来は受けるからということでお断りされたという経過もございまして、それぞれの町村のお考え方によって、言うてきたから入ろうというところもおありですし、いやいや待て待て、もうちょっとひとつ津もあるからなという意識の中で対応していただいたとこもございますし、いろいろそれぞれの御事情はあるようでございますので、その点はしかし私どもも十分強い気持ちで対応していかないかん、こう思ってはおります。 したがって、何か周辺市町村と孤立していくようにおっしゃられたわけでございますが、市町村長さんと私どもいろんな面で共通の問題について力を合わせてきておりますので、どうぞひとつ御了承いただきたいと思います。 道路関係の御質問もちょうだいしたわけでございまして、津上野線、現在この国道昇格のために大変努力をしてきております。津市、美里村、大山田村、上野市の4地方自治体で、大阪から上野までの国道163号線を延長して津まで、こういう促進期成同盟会を結成をいたしまして努力をしてきておりますが、三重県内におきましては4つの路線がございまして、大変厳しい情勢である、こういうふうに承っております。 従来から南北縦貫道という長い国道昇格運動を進めておる路線が1つございます。それから四日市から滋賀県を抜ける路線が1つございます。それに私どもの津上野線の国道昇格、さらに最近におきましては、久居から美杉、さらにずっと湾曲しながら度会の方へ入るその路線と4つございまして、現在のところ、国道について非常に枠がありまして、その枠内に全国から要望してるやつを全部おさめようと思うと、その枠をさらに大きく広げなきゃならん、こんなふうな状況でございまして、国におきましても、その枠を広げる動きを逆にしてくださいよというふうなことも聞かさしていただいておるわけでございます。いよいよしかしこの道路審議会が近いうちに開かれる、こういうふうな情勢にも相なってきておりまして、これに何とかひとつ割り込めないかということで、ただいま国に対しまして、さらにまた県に対しまして強く陳情を重ねてきておる、こういうことでございます。どうぞひとつそういう状況でございますので、御了承いただきたいと思います。国道に昇格していただきますならば、大変いろんな面で今後大きな力でもって対応がしていただける、こういうことでございますので、今後とも努力をしてまいりたい、こう存じております。 県の文化会館の用地の跡地の問題についてでございますが、ただいまの県立文化会館、現在地におきまして長年その機能を果たしてきておりまして、しかし、今新しい上津部田地内への建設が進められておりますが、この現在の県文化会館の敷地の今後の利用につきましては、本年度作成しております丸之内中央地区地区更新基本計画の作成区域内でもありますことから、当計画作成の中においても検討していこうというところでございます。また、庁内では、お城周辺地域整備研究会においても協議をしてきておるところでございます。地区更新基本計画作成におきましては、委員会方式をとっておりますけれども、さらにこの委員会とは別個に、地区内の大型地権者等で集まっていただいて懇談会等開催いたしておりまして、その中での土地利用の意向も伺いながら、計画へ反映をしていこう、こういう考えでございます。 御提言いただきました御趣旨につきましても、十分今後働きかけをしてまいりたい、こう思っておりますが、何分にも有効利用を図るためのある程度のアウトラインというものがコンセンサスを得られますよう、一日も早くひとついろんな調整をいたしてまいりたい、こう思っております。またどうぞひとついろいろと、地元のことでもございますし、御意見等賜れば幸いだ、かように存じております。当然そういうふうなことでまとまってまいりますならば、地元県会の先生方にも十分お力をちょうだいしたい、かように考えておるのでございますので、御了承いただきたいと思います。 以上で、私からの壇上からの答弁を終わらせていただき、残余の問題あるいはまた私が答弁漏れになったような問題がありましたら、担当からお答え申し上げ、また再質問のところでお答えいたしたいと思います。             〔監査委員 鈴木 有君 登壇〕 ◎監査委員(鈴木有君) 議案第8号にかかわりまして、監査機能の範囲はどの程度かとの御質問をちょうだいいたしましたので、お答えいたします。 御承知のとおり、監査委員の職務権限が拡大されまして、従来は財務中心でありましたが、必要があると認めるときには、行政全般について、公平と能率が確保されるよう、機関委任事務も含め一般事務についても監査できることになり、その範囲は非常に広範にわたることから、今回監査事務局職員の充実を図っていただいているところでございます。 そこで、監査の範囲につきましては、限られた人員をもって有効適切な監査効果を上げるため、監査対象の明確化を図る必要があると考えておりまして、このことから、監査対象は財務会計を中心とし、今回の改正分であります公の施設の受託団体並びに機関委任事務を含めた一般行政事務に対します監査を実施するよう検討をいたしております。 したがいまして、御質問の趣旨を十分に踏まえまして、従来の財務監査に加えて、一般行政事務に対する監査を行います上で、一般行政事務に係る監査項目を設定いたした上で実施するなど、従来の監査の内容の充実とともに、財政援助団体あるいは出資団体等への監査対象についても、体制の範囲内で最大の努力をいたしていかなければならないと考えております。 なお、御質問の中にありました住民監査請求とのかかわりでございますが、地方自治法第242条の要旨は、「違法若しくは不当な公金の支出、財産の取得、管理若しくは処分……を怠る事実があると認めるとき」でありまして、今回の地方自治法の一部改正においては、改正されておりませんので、従来どおりの対応で処理いたしてまいりたいと存じますので、御了承をいただきたいと存じます。             〔財務部長 米本俊雄君 登壇〕 ◎財務部長(米本俊雄君) 議案第31号平成3年度一般会計補正予算第6号に関連いたしまして、歳入中の市債について御質問をちょうだいいたしましたので、お答えしたいと存じます。 昨日も御質問をちょうだいしておりますが、公債費の比率につきましては、目安を15%を念頭に入れまして財政運営に心がけていく必要があろうと存じております。御指摘の分母であります標準財政規模につきましては、今後4%程度の伸びを見込んでおりますが、一方国におきましても、標準財政規模の分母への算入制度も変わってきておりますが、私ども今後とも標準財政規模の増を図る方策等を十分検討してまいりたいと存じます。 また、経常収支比率につきましては、一般的には70%程度が望ましく、過去津市におきましては、58年の84.4%がピークでございましたが、平成2年度は73%でございます。今後とも健全な財政運営に一層努力をしてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。            〔産業労働部長 出口 脩君 登壇〕 ◎産業労働部長(出口脩君) まず、議案第43号失業対策事業につきましてお答えを申し上げます。 失業対策事業につきましては、既に昭和55年、失業対策制度調査研究報告におきまして、基本的には終息を図るべき段階に来ているとの認識が示されまして、昭和60年報告に基づいて、いわゆる65歳引退の線引きなど制度改善がなされてきておりますが、今回の平成2年報告においては、失業対策事業就労者の大幅な減少に伴う小規模事業所の増加等から、平成3年度から平成7年までの5年間を暫定的実施の最後の期間として、平成7年度をもって失業対策事業を終息させるものとする基本方針が出されたところでございます。津市におきましては、平成6年には就労予定者が16人となりまして、小規模事業所となることから、労働省の基本方針にも沿いながら、就労者団体及び関係機関と協議の上、早期終結に向けて努力してまいりたいと存じます。 次に、就労者数でございますが、平成3年度現在27名でございますが、平成4年度当初には4名減員の23名、平成7年度当初には12名となる予定でございます。 なお、現在におきます就労者最年少年齢は、女子の52歳が1名でございます。 続きまして特例給付金でございますが、特例給付金につきましては、昭和60年報告に基づく61年制度改善による具体的措置のうち、65歳の年齢制限の線引きが実施されたことに伴いまして、失業対策事業からの引退による生活の激変緩和措置として、これまでの就職祝い金にかわるものとして制度化されたものでございます。各年度の支給状況につきましては、昭和59年度、就職祝い金としまして、1人185万円、昭和60年度、同じく就職祝い金として1人205万円、昭和61年度から特例給付金となりまして300万円、62年度同じく315万円、63年度330万円、平成元年度345万円、平成2年度365万円、平成3年度415万円となってございます。 次に、失業対策課の職員数でございますが、昭和61年には19名でございましたが、就労者の減少に伴いまして、現場の安全管理を重視しながらも、平成元年度には14人に、また平成2年度以降は11人で対応してまいっておりますが、今後も事業計画内容を検討しながら、適正な職員配置によって事業運営に努力してまいりたいと存じます。 続きまして、和船山車の保管についてでございます。和船山車の中央部への展示につきましては、山車の効果的な活用と中央部の活性化を図るため、これまでにも議員各位から御提言をちょうだいいたしておるところでございますが、今後とも御提言の趣旨を十分踏まえまして、再検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 続きまして、農業後継者育成問題でございます。御質問のございました農業後継者育成につきましては、本年度から発足いたしました三重県農林漁業後継者育成基金につきまして、現在県内において農林漁業に従事しようとする者や、従事している若者等の研修及びグループ活動等を援助し、地域や農林漁業を担うすぐれた後継者の確保、育成を図り、もって県内の農林漁業の振興に寄与することを目的といたしております。事業内容といたしましては、後継者確保対策事業、後継者等資質向上事業及び組織活動促進事業等を根幹といたしまして、県下全域で実施する事業と、各地域のニーズに即した事業との連携を密にして、農林漁業のイメージアップを図り、地域ぐるみで後継者の確保をすることにより、地域の農林漁業の活性化を図ってまいる所存でございます。 また、御質問のございましたヤマギシズム生活豊里実顕地農事組合法人と地元農業者とのかかわりにつきましては、現在把握ができておりませんが、御指摘、御意見並びに昨今の厳しい農業情勢を十分踏まえまして、農業後継者の方々に対しまして、農用地利用増進等諸制度の活用及び営農方法等につきまして、県及び農業協同組合等の関係機関の協力を得ながら、積極的に指導してまいりたいと存じますので、御理解のほどお願いを申し上げます。            〔市民環境部長 山脇 實君 登壇〕 ◎市民環境部長(山脇實君) 津新町駅公共自転車置き場放置自転車誘導委託料についてお答え申し上げます。 現在、近鉄津新町駅周辺におきます自転車の誘導委託につきましては、同駅周辺の収容能力363台と最も大きいにもかかわらず、その利用が4分の1程度であります一之坪公園西側JR線沿いに位置します自転車駐車場を有効利用するため、委託をいたしておるものでございます。 また、同駅周辺におきます放置自転車対策の推進に当たりましては、近鉄及び三重交通と合同で、長期放置自転車の調査、撤去作業並びに自転車駐車場への誘導整理を実施しており、今後も近鉄、三重交通と連携を深めまして、放置自転車の解消に鋭意努力いたしてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 長谷山開発にかかわりまして、地元関係者とその範囲ということでございますが、現在進めております長谷山レクリエーションエリアの整備につきましては、歴史郷土資料館ゾーン、ファミリーパークゾーン、山頂ゾーンの3つの設定を行いまして、整備を進めることにいたしております。想定をいたしておりますエリアの大部分が民有地でございまして、用地の取得を初めエリアの整備に当たりましては、地元の関係者の方々の御理解、御協力をお願いしたいというふうに思っておるわけでございます。当然でございまして、現段階におきましては、整備のエリアが確定をしておりませんので、土地所有者の特定ができませんけれども、櫛形あるいは片田地区の周辺の方々が所有者ではなかろうか。また、美里村の関係者の方もお見えになるんではなかろうかというふうに思っております。今後整備地域の特定をする中で御協議をさせていただきまして、御理解、御協力を賜りながら事業を進めてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 続きまして、伊勢湾ヘリポートの進入路につきましてでございますけれども、道路整備にかかわりまして、伊勢湾ヘリポートのアクセス道路につきまして御質問をいただいたわけでございますが、日本鋼管の前までは、国道23号線から久居伊倉津線が整備されておりまして、また雲出野田線を経由をいたしまして、新たに市道雲出鋼管町第1号線の整備を計画しているところでございます。 一方、日本鋼管前からヘリポートまでの動線につきましては、臨港道路を利用することになっておりまして、当地が臨港地区に位置をいたし、既に工場が立地をいたしておりますことから、その拡幅につきましては極めて困難であろうということになろうと思っております。したがいまして、臨港道路が車道部分で幅員7.5メートルを持っておりまして、かつヘリポートの利用車両が、ピーク時におきまして1日約50台程度であろうというふうに見ておるわけでございますが、アクセス道路としては十分機能を果たすものというふうに考えております。しかし、今後当地域では港湾機能の拡充が求められておりますことから、御指摘の点も踏まえまして検討が必要になってこようか、こういうように考えております。今後それらにつきまして、港湾管理者の県とも十分協議をいたしまして、そこら対応してまいりたいというふうに考えております。 続きまして、三重産業振興センターとかかわりまして、西郊地区におきます開発と整備計画について3点ほど御質問を賜りました。 インターチェンジ周辺の町づくりについてでございますけれども、この地域につきましては、既に御案内のとおり、第3次総合計画におきます基幹プロジェクトの1つといたしまして、流通業務拠点の形成が位置づけられておりますその一環といたしまして、三重産業振興センターの建設が、平成5年度の完成を目途に現在進められているところでございます。しかしながら、当地域は現在の優良な交通環境に加えまして、将来の中勢バイパスの建設によりまして、さらにそのポテンシャルが高まるんではなかろうかというふうに期待をするものでありますが、当市にとりましても、将来の発展の可能性を秘めましたところの重要な地域であると認識をいたしておりまして、その土地利用に当たりましては慎重に対応を要するとともに、計画的かつ有効に進められるよう、何らかの担保性を持たせた形での対応が必要になってくるんではなかろうかというふうに考えております。 また、この面とあわせまして、切迫しつつあります水需要あるいは排水の問題など、解決すべき課題も残っておりまして、現在までこの地域におきます土地利用の制限を解除するに至っていないというのが現状でございます。 今後は、この開発に当たりましての条件整備の可能性を見きわめつつ、現在県が進めております中南勢活性化調査や、あるいは国が新年度から導入を予定をしております地方拠点整備の方向の動向等勘案をいたしまして、先ほど申し上げました流通業務拠点という位置づけもございますことから、このあり方を含めまして、望ましい土地利用のあり方、町づくりのプランを取りまとめ、将来的に悔いを残さないような形での計画づくりを進めてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 道路整備について、片田工業団地より165号線につながる道路についてお答えさしていただきます。 片田工業団地を通過する片田町久居戸木線の国道165号までの延長につきましては、延長約430メートルの区間を久居市の戸木工業団地に存する羽野第20号線への接続する路線であり、当計画区間は久居市行政区域でありますことから、久居市において市道認定をする必要があり、計画当初より再三にわたり要望要請をしているところでありますが、現時点においても認定に至っていない状況であります。最近になりまして、久居市におきまして、当路線を含む区域に新工業団地の構想が出されていると聞き及んでおります。この構想の実現に先駆け、当路線の国道165号への接続は重要でありますことから、当路線の整備を図るよう、今後とも精力的に久居市に対し要望要請をしてまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、中勢バイパスの見通しはということでございます。中勢バイパスにつきましては、昭和58年4月15日に、鈴鹿市北玉垣を起点といたしまして、一志郡三雲町小津の間、全長約33.8キロの計画決定が既になされております。このうち津工区につきましては、昭和61年度より建設省直轄による用地買収に入りまして、昭和63年度には議会の皆様方の御理解を賜り、津市による用地先行取得という形で、権利者の方々に御協力をいただき、現在までに約96%の用地の取得率となっております。 また、工事の状況でございますが、平成元年度より他事業との計画調整の中、文化財の発掘調査完了箇所より、部分的ではありますが工事着手していただいており、まだ目を見張るような状況ではございません。しかしながら、当バイパス沿線には、三重産業振興センター、仮称三重県文化総合センター等多くのプロジェクトの計画がございまして、各プロジェクトの供用時期に合わせ、当バイパス事業が促進していただけるよう、関係機関へお願いしているのが実情でございます。したがいまして、今後も一日も早い当道路の供用開始が図られるよう、なお一層関係機関へ働きかけてまいる所存でございますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 大変どうも失礼しました。先ほど私が壇上で発言した中で、訂正させていただきたいことがございますので、お許しをいただきたいと思います。 中部新国際空港へのアクセスの問題で、中部空港調査会へ文書依頼済み、このように申し上げましたのでございますが、依頼をいたしましたのは、海上アクセスではなくて、大変失礼しました、ヘリポート整備の依頼をいたしておりまして、中部国際空港の中へヘリポート整備をしてもらいたい、こういうふうな依頼をいたしましたので、おわび申し上げて訂正をさしていただきますので、御了承いただきたいと思います。どうも失礼しました。 ◆24番(安藤之則君) あらかたの答弁をいただいたので、できるだけ時間におさめていきたいと思います。細部についてはまた委員会等でお願いするとして、進んでいきたいと思います。 まず、議案の方から申し上げておきます。 議員定数のいわゆる監査委員の分でございますが、従来より一般事務のこれを設定したので十分やっていく、幸い中身については請求は従来のとおりということでございますんで、よりこの点については確たる監査機能の効果を期待して、これは要望にとどめておきます。 それから市債についてでございます。中身お聞かせ願って、分母の中の経常比率についても、まず今のところは突出したものがない限り大丈夫ということを聞いております。この分母の中身が大切でございますから、今後とも十分に留意していただいて、これもベテランさんの答弁を信用しておいて、期待しておきます。 それから3番目の失業対策費に対する件でございます。平成4年4月1日で27人、最低の年齢は52歳と言われましたんですが、大分前にも聞いたときの最低の年齢と比べると、この52歳というのはどうもちょっと合わんのですけれども、それはあるいは2年で1歳とったかもわかりませんので、それは了としておきましょうが、平成7年で残る人数は12名だと。それから特別給付金の推移等を比較していきますと、こういうことが言えるんじゃないですかね。 今から3年間、これはしようがない。その間に、今年も失業対策費が2億余り組まれておりますね。当然その中には、給料から職員の費用から全部入っておるわけですね。ところが、平成7年で一応終止符を打つというけれども、どうやら聞くところによると、津市はあとのこの12名に対しても、まだこの事業は伸ばしていくやにも聞きましたので、ちょっと心配になってきた。 逆にこの特別給付金を3年先へ上りましょう。そうすると、2年、元年、63年、62年いくと315万円。今415万円。まず今から3年たったら500万円超すんだな、こう勘定していいと思うんですよ。そうしていったときに、毎年2億円余りずつかけてこれをやっていくんなら、私は準備がしてあるかと聞いたのは、3年で今度は県が終止符打つときに、仮に500万の特別給付金としましょう。これが12人ですから、言うならば6,000万円ということです。そのときにはっきりと、今からこれで終止符を打ちますぞと言えば、3年先に6,000万で全部済んでいくんです。そのまままた継続をして2億円近くつくっておると、5年かかると10億円、今からの3年間を入れると16億円、こういうことになるわけですね。 と同時に、今職員が確かに平成元年は14人が今12人ですか。こういうことで、これをそれならば3年たって12人だから職員3人にしましょう。これできんはずです。一定の職員数は要るはずなんですね。そうしたら、この職員をもっと有効にということになれば、3年たってもう6,000万ばんと払っただけでも、1億4,000万もうかるということですね、市は。そしてその職員を今度はこちらの方へ入れることができるということ、有効に職員また働いてもらう場所ができてくるということなんですね。そのことを踏まえたから、私は3年先どうするんだということを聞いておるんですけれど、余りはっきりした御返事は返ってきませんでした。 ですから、私は再度これだけは聞かしてほしいのは、3年先で切っていくのか、それとも後の5年間また延長するのかどうか。これだけはちょっと聞かせてください。それによって、またお聞きしておきたいことがあると思います。 議案からの分については、この点だけにしておきます。 それから施政方針の中から、市長いろいろと、今回は少ししかられるんかなと思って、気の小さい私びりびりしてたんですけど、和やかな御答弁いただいたんで、天気変わりゃせんかと思って喜んでいるんですけれども、その中で、私は中南勢地区の拠点都市、市長は約30万都市を一応拠点都市とするんだというふうにしておられます。行政圏域も、松阪から度会、一志と、広く見ておられる。さすがに多く見ておられる、立派だな、こう思うんですけれども、後々出てくる話の中からいくと、どうもこの数字が合うてこないんですね。なぜだ。どこへ行っても、私が後の方でまた申し上げますけれども、津市独自だけでよそへの連絡は、協議会があるとか、連絡何とかあるとかってありますけど、こんなものはお義理的なもので、それが即行政圏につながっていくもんじゃありませんから、もう少しこの拠点ということに対しては根を張ったお考えを持っていってほしい。三重県の中では、魅力と中枢の都市だけ見ておるんだ、こう言われておるんですから、自分が言うんじゃなしに、相手が言ってくれるようになってほしい。これは要望しておきましょう。 ただ、これからの連携ということでございますが、広域的な連携を図るとうたわれておる限り、もう少しそこらあたりも、これ以上は言いませんから、念頭に置いてやっていただきたいことを要望しておきましょう。 にえざき・なぎさまちプラン。まだ後背地の整備計画については承知しておる。今後手順、アクセス道路等努力していきたい。これしか答えることがなかったんかなと思うんです。 ただこの問題については、私は、なぜ後背地が大事か。今までこのことはむしろ私じゃなくして市長初め当局の方が、我々の質問に答えられた中で十分言われておるはずでございます。ましてや、今度は特にこの産業振興センター等ができてきておりますと、よけいにこのにえざき・なぎさまちプランを実現しようとすればするほど、行き詰まってしまうことになりますから、私はこれは後背地の整備計画は早く出してほしいということを言ってるんです。今何にも出してもらってなければ、論議することすらできません。絵は、確かにあのとききれいな絵がかかれておりました。これが一時も早くまないたの上へ乗ってこなければいかんと思います。このにえざき・なぎさまちプランが、逃げてく涙プランにならんように、ひとつここらあたりはじっくりと腰を据えた後背地整備をやってほしいと思います。これも要望にとどめておきましょう。 次に、中部新国際空港のアクセスでございます。なぜ海上アクセス拠点だけに絞ったのかということに対しては、お答えもなかった。周辺の市町村に呼びかけはないのか。これもしかとした御返事ございませんでした。この昨日からの話を聞いておりますと、ただ海上輸送だけの運送屋さんで、それも必要でしょう。でも、どの都市、どの町を聞き、あるいは新聞紙上等で見ても、この中部新国際空港を目の前にして、おれんとこ船だけ渡していくんじゃ、桟橋かけるんじゃ、そんなことだけ言ってる都市はないはずなんです。この国際空港は1つの中部圏における起爆剤にならなければならんと思う、産業の発展あるいは商業の発展には。そうなれば、そこへ船の発着場を1つつくったから、これで津の仕事は済んだんだと思うのには、余りにも規模が小さいと思います。 これを基点にして、いわゆる津市をもっと拡大していこうというのではないでしょうか。市長の施政方針の中にも、私が申し上げております。冒頭には拠点都市、結びは中核都市というふうに広く、今もお聞きしたら30万ということを言われているんでしょう。そうしたら、30万の津の都市はどうしてつくるのか。その中に、今度のにえざき・なぎさまちプランも結構。この空港のアクセス等も位置づけをして、こうやって30万にしていく、これがこの点だというふうなことを出してもらわなかったら、これは砂の上--浜辺ですからしようがないけど、砂の上にかいた絵としか言えんのじゃないでしょうか。 だからこそ、松阪でも、鈴鹿でも、周りの都市を取り込んでおるんでしょう。大阪夏の陣じゃございません。外堀埋められ、内堀埋められて、気がついていったら落城だ、こんなことになったら大変なんです。津市が逆にもっとよそへよそへと伸びていくこと、これが必要ではないでしょうか。これは私の生意気かもしれません。しかし、私にはどうしてもそれが必要だと思いますのと、津がこのままいくならば、他の市町村は、津さんだけどうぞということになりはしないだろうか。大変です。 今度のこの空港アクセス等においても、何も津だけのものでなくして、周辺の市町村も入れて、あなたとこはこういうことはどうですか、じゃそれを受けてうちはこうしましょうとか、あるいはうちがこうするからあなたとこはこうだ、こういった方法はとれないもんだろうか。そういった本当に周りの周辺の市町村との連携あるいは提携、ともに協調していくということにはならんだろうか。そうしていくと、私はひとり津だけが周辺の市町村に呼びかけていないのはどういうことかと聞いております。これだけはもう一回お聞かせ願いたいと思います。 長谷山レクリエーションエリア、確かに昨日来、地元の関係者と協力云々で、地元の自治会長と連合会長さんには依頼をし、協力を求めた、こうありまするが、先ほどの公室長だったかな、説明の中にも、このエリアの中には美里もあるんだ。あります。山の頂上美里なんですよ。頭がよそで、足と手だけばたばたしたって、人間目が見えなきゃ動きつきません。その頭が美里なんですよ。 ですから、確かにその中に資料館つくる、何をつくる、それは津の土地かもしれませんが、将来の行政圏、そして圏域の拡大を願うならば、これは当然周辺の、あそこは安濃地もありましょう、美里もありましょう。だったら、そこらも入れた中で、どの程度これは、その関係者というのはそこらあたりも入っておるのがしかるべきだと私は思いますが、それはひとつ見解の相違だ、こう言われればそれまでですけれども、私は小さいからね、思いますけれども、もう一度お尋ねしたいのと、そうした中で、これまでの関係する町村とは、そうすると何にも今まで協議は重ねてなかったのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。 なぜならば、美里は、この間の鈴鹿からの呼びかけでも、美里だけですよ、義理を立てて参加を不参加にしてくれたのは。そうでしょう。あと全部鈴鹿へ行った。美里は、津が隣だからといって、あのアクセスにも不参加で義理立てしてくれとるんですよ。そんなことぐらいは見えると思いますが、そんなことも、お前とこは後からついてこい。何もテレビのコマーシャルじゃない。男は黙って勝負するというんじゃないんですよ。これは声かけてやるべきだと思いますが、いかがでございましょうか。 それから水道水源のこのあり方については、いろいろありました。これは余り言うとあっちゃこっちゃひっかかりが出てきます。ただ、私の思ってたことほっと言われましたけれども、長野川の上流のダムでございますね。このことも、この話が出たのはいつだったか、もう御承知のはずですね、この前も出てますから。そういった点を踏まえた中でこれができてきたら、ますます津市というものが孤立していく1つの原因にもなろうと思います。お互いの協調と協力を出し合ってほしいということ、これは要望しておきましょう。 中小工業企業者への施策の中で、やっと今度は中小企業団地の整備の必要がある、今後具体的に考えていく、こう出してもらいました。やれやれでございます。今日の津市を支えてきた中には、多く津市内の今津から出ていこうとしておるこの企業者たちの力も十分支えてきたはずでございます。それが悲しいかなよそへ出ていく姿。これを一時も早く、津の中であるいは津市がもっと大きくなってでも結構、中で支えてやっていただけるこの具体的なることを一時も早く考えていただきたいことを、きょう、あすを言わず、きのうにでもやっていただきたいということを要望しておきます。 それから7点目の圏域の中の中核都市、これは県庁とあるいはそういったあたりの、ここで答弁では2市7町2村で構成して進めていくと答えられておりますけれども、問題は、その中でも県庁との連携を深めるための関係修復等についても、ちょっと答えてはもらってなかったし、今答えよというとまたかんかんと来ますんで、やめておきますけれど、まずやりやすいところ、言いたいことだけを言って、言いにくいことは、これもうお互い言いたくありませんね。だけど、そのことも心の中では十分あるわけです。関係国県との連携を深める云々ということもあるんです。いま少し、どういう努力をするのかくらいの話はあってもしかるべきと思いますが、どんなもんでございましょうか。これでも、圏域の中核都市といっても、周りがついてきてくれんかったら、これは空に舞い上がったたこみたいなもの。空文化するようなことになります。これは返事くれというと、また難しいかな。よろしい。要望にしておきましょう。 再度市町村合併を問うということでございます。これね、またまた市長、こういう話が出ましたね。それぞれの考え方が違うし、相手の方からぜひ合併の働きがないと。これは私は問題だと思いますよ。合併は、この前市長こう言われました。結婚と同じで、相手がその気にならないかん。もっとも。話だけ聞いてたら、もっともなんですね。ところがこれが最もいつまでたってもできんということなんですよ。なぜたろうか。 今、津を取り巻く町村の中で、当然津市は市であり、片や町であり、村である限り、財政力、すべてのものは、行政力にしても津が大きい。当然津の魅力がなければ、周辺はついてきませんね。それはそうでしょう。人間の結婚だってそうじゃないですか。好き嫌い。嫌い同士が結婚しますから好き同士になってくるわけですよ。好きにしていかなきゃならんということじゃないでしょうか。ただ、おれんとこはおれんとこだけでこうやって守ってるんだ、城つくってるんだ、お前ら知るかい、よかったら来い。それではいつまでたってもできない。 そうじゃなしに、例えば私が今美里との問題でも言った。そういったものでも、それぞれの役割分担を決めてやっていく。それが1つの私は合併の条件だと思います。さきに12月の議会で、市長は小林賢司議員の答弁で、鈴鹿市、松阪の空港アクセスでも、周辺都市との協議会に市長は、仁義もへったくれもない、こう息巻いておられましたけれども、だけどこっち今聞いたら30万都市目指しておるのに、仁義もへったくれなんて言ってることはありませんよ。何と文句言ったって、周辺取り込んでいって大きくなって、そして人口ふえていったやつが強いに決まってるんですよ。現実にそうでしょうが。じゃ隣の四日市見てみなさい。あれは余り県庁と仲いいことないんですよ。でも、四日市というのは東京に東京事務所置いてある、いろんな国の補助事業等においても、東京で話ししてくるんですよ。東京から来て、県はもうそうなるとしようがない。こうこうついてくるからついていかざるを得ない。だから、四日市に力があるから、逆に県の方がついていくんです。 もう一つ大きな例、東京ごらんなさい。この前の知事選、国の内閣総理大臣とけんかした、東京。それでおれんとこはおれんとこだって、東京自分とこで出したら、内閣総理大臣がわしゃこれだと言った候補者は負けて、東京都が出したやつが勝ったんだ。なぜた。東京にそれだけの力がある。力を持てばこのようになる。だからこそ私は、力を持つについては、この15万ちょっとの人口をふやし、あるいは今度はふやそうとすれば土地が足らん、こう知事も言ってるんでしょう。それはそうでしょう。土地を広げるなら町村合併しかない。町村合併やろうと思ったら、相手が言うてこん。こんなめぐり合わせはありません。 もう少し、そんな仁義だ、信義だとか、へったくれ、そんなことは言っておらんと、排他的なこと言わんと、近隣の市町村のいろんな事業についても、私が先ほどから言っておったように、役割分担でそれぞれが分け合うていくということ、それが町村合併につながっていくんだと思う。やっぱり津市さんと一緒にやっていけばいいなというものは、大きい方がつくっていかなきゃならんと思いますが、いかよう考えておられますか。 例えば1つの例出しておきましょう。この近くでいい例があるんですよ。久居が今度稲葉というとこで団地つくったんですよ。そうしたら、そこの子供、小学校どこへ行ってる。美里村の高宮小学校ですよ。久居ですよ、片や。久居市が団地つくって、近いから、それで美里の方も、高宮小学校の生徒が少なくなってくというんで、あれ30人ぐらい受けとるはずですよ。そういう姿があるんですよ。だからこそ、今度は久居はどういうふうにしてるというと、いろんな施設利用も、美里の分に対しては久居と同額でやってんだ。御存じでしょう。だから私は、大阪夏の陣になったら大変だというのは、そういうことなんですよ。そんなもの、ひょいと目あいたら取られておったというようなことは大変だと思います。 町村合併に対する考え方、待つんじゃなくして、こちらから行くんだという姿勢を打ち出す気があるかないかだけをお聞かせ願いたいと思います。 道路整備については、すべて了解をいたします。 伊勢湾ヘリポートへの進入路については、あそこはし尿運搬車も通ることですから、もし事故でもあって黄金の雨が降ったら大変でございます。あそこを通る人は、言うならばヘリコプターで来る人、立派な人ですから、そういったことのないよう、これは留意してください。 それからこれは大事なことなんです。2つ目の国の地方拠点都市法案、これね、本当の中身のこと今言われておりませんでした。これは本当言えばきょうでも遅いんですよ。なぜか。この地方拠点都市に指定されますと、どんなメリットがあるんだということです。全国で80都市をこれから指定していこうかと国は言う。今年度8都市を予定しておりますね。この中で私が心配したのは、松阪の手を上げるのは、そうでしょう、エリアもかぶってないからいいでしょう。ところが、この拠点都市に、この網のかぶってる鈴鹿ですら手を上げたということ。私は大変これは怖いと思うんです。なぜか。知事ははっきり言ってるわけでしょう、鈴鹿や伊勢もあかんのやと言うてるのに、鈴鹿はオーイと手を上げた。それは恐らく最後80都市の中で、三重県としては、津は当然上げてくるだろう。しかし、今のままでは津は弱いと見たのじゃないでしょうか。そして、我々は松阪市、鈴鹿市と呼ぶよりも、田村市松阪町、北川市鈴鹿町だ。こういった中を鈴鹿は見たなと思った。 そういうことになってきて、この拠点都市というのは、御承知のとおり、今度国の事業というのは集中化してくるわけでしょう。企業負担は国が持ったろう、こう言うんですよ。そんな大事な法案が今できようとするときに、言ってはあるんだ、こう言われた。県とかそれに上げてはあると言われても、知事の発言にも出てこないということは、知事の頭の中にはないということなんです。アピールが足らんということです。それでは大変なことになります。今後これはどこまで力を入れようとしておるのか、この1点は特にお聞きしたいと思います。 農業後継者の問題、これは何も知らんと今言うてみえました、今。立派なもんじゃなと思ってます。現実に、私は農家じゃのうても、びっくりして行ったんですけれど、あそこは御承知のとおり畑地の広いところで、農業後継者の若い人が、おれたちはやっていきたいんだ、かいつまんで説明しますと。ところが、確かに広い畑を耕そうとするならば、畑でも続いておるんなら機械でやっていけるんだ。ところが、今農業離れで百姓離れで農家が土地を離そうとするときに、例のヤマギシ会というのは、ぽんぽんと周りを買ってしまったり、あるいは道路へ入っていく両側を買って畑で道を細くするんやそうです。そうすると機械入っていかんのやそうですわ。そういうやり方をして、多くの畑持っておるところへ行って、おい売れおい売れと迫ってくるらしいんです。田んぼへ行けば、周りにばんと堆肥を積んでしまって、1つ残った田んぼだけ、何ともしようがないんやそうです。そこへ行って、おい売れおい売れとやっていくんやそうです。 ところが、あと農家を引き継ごうというその青年たちは、わしらはそれを買うだけの資力はないんだ、貸してくれればやります、こう言ってるんです。大事な貴重な話だと思います。そのことに対して、わしゃ何にも知らんと答えられたんでは、ほかのことも情報は何もとれんな、津というところは、というあらわれと違いますか。もう少し、これも今ここでこうしなさいと言ったって、こんなものできるわけじゃございませんが、そういった実情に苦しみながらも、農業を続けていこうというこの青年グループに対しての施策方策は、これから十分指針を示してやってほしい。これは今出してくれとは言いません。要望にとどめておきましょう。 文化会館の跡地、これはいろいろ聞かせていただいて、また津からも5人の県議さんが出ておられますんで、ここらも、こんなときこそ動いていただいて、津市に有利になるようひとつ働きかけをお願いして、要望にとどめておきましょう。 それから西郊地区の開発と整備なんですけれども、これもちょっと私は遅いと思うんですよ。手順やらそんなものを待って云々とありますけれども、実際においては、あの土地は、私はなぜこれを言うかといいますと、もう既に網をかぶっておる1枚奥では家が建ちかけてる。ところが、あの津港跡部線というものは、その路線沿いだけが町づくりしていっただけでいいもんかどうか。とてもそんなもんではないと思います。当然あの一帯が町づくりを考えなきゃならん。それには当然今もう既に道路にしても、排水計画は後にしても、道路計画なんてものはできてなきゃいかん。そうしなければ、無造作にぽんぽんと建てられて、あそこがいよいよ津市のメーン道路として延びていったときに、もうねっちもこっちもならん、そういうような姿になってくるのと違いましょうか。もう計画道路というものは、あすにでもつくっておかなければならんと思います。そして、これは道路敷ですよということも、はっきりここは建ちませんよとしておかんことには、あのあたりが平家の家が建つようなことでは、津は伸びません。お隣の鈴鹿が3年の間にあの中央通りというのをつくった。見事なもんです。あれは決してうらやむべきことでなくして、津市があれ以上のものをせなければ、中核都市、拠点都市としてのこの文が空文化しますよということなんですね。 ですから、手順ばっかり言っておらんと、これは津も先取りしてほしい。そして、久居豊里線だって、あちらへきゅっとつないでいけばいいんですよ。田んぼですから、どういうふうでもなります。せっかくの産業振興センターを今津市の離れ島にしてしまったら、何にもなりません。何とかあそこまでの市街化、町づくりは、これは市長が先頭に立ってやっていただきたい。あすと言わず、きょうからでもかかっていただきたいと思います。何もゆっくり行こう三重の道なんてなことは、交通標語で結構でございます。急いで行こう町づくり、こうやっていただきたいことを特に要望して終わります。 私のお聞きした数点だけの御答弁をお願いいたします。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) この圏域内における中核都市としての役割、いろいろと数多くあると思っております。従来も続けてきたつもりでございますが、まだまだ不十分だ、こういう御所見だと思いますので、大変抽象的ですけれども、今後とも努力をしてまいりたい、こう思っております。 地方拠点都市にかかわります指定の問題につきましては、壇上で申し上げましたとおり、今日まで私ども県の御指図に従いながら努力をしてまいりましたけれども、残念ながらそういうふうなことで手を上げなければ指定がされないというふうなことでありますならば、若干1つぐらいおくれたかわかりませんけれども、早速皆さん方と御相談さしていただいて、しかるべきひとつ対応策を講じていきたい、かよう存じますので、その節にはよろしくお願いを申し上げたいと存じます。 以上、終わります。 ◎産業労働部長(出口脩君) 失業対策事業の終息の時期でございますけれども、現在労働省の基本方針として、20名以下の小規模事業所については、早急に終息させなさいという指導がございます。したがいまして、津市としては、平成6年には16人となりますので、その時期での終息を現在は考えております。 以上です。 ◎市長公室長(藤波津三君) 長谷山開発にかかわりまして、隣接に声をかけるべきではないか、こういう御質問でございます。私ども計画の段階におきまして、それらにもお話はしてございます。今後、壇上でも申し上げましたように、実施の段階の前に当たりまして、測量の前段にわたりまして、両村に対しまして、それなりのあいさつなりそれなりの交渉を持っていきたい、かように考えておりますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 ◆24番(安藤之則君) これ以上言っておっても堂々めぐりになりますのと、県のお指図に従って--なかなかやすりと同じで、往復こすってみえますけども、これは市長、そんなこと言うておらんと、この拠点都市だけは、これはあれでしょう、もともとは日米構造協議の中から出た430兆円がもとなんですよ。ですから、ちょっとでもこっちへ来るように引っ張ることだけは精いっぱい頑張ってくださいよ。きょうと言わんときのうからでもこれはやってほしい。それが津市の30万都市につながる、こういうことですから頼みますよ。 要らんことばっかり言って、かんも立てさせましたけれども、以上をもって私の質問を終わります。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 午さんのため、暫時休憩いたします。     午後0時1分休憩     午後1時11分再開 ○議長(井ノ口昭太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。35番川合務君。              〔35番 川合 務君 登壇〕
    ◆35番(川合務君) 私は市政研究会を代表いたしまして、数点の質問を申し上げます。 バブル経済の崩壊あるいはまた景気の減退、政治の不信、宮沢内閣の指示率の下落等が取りざたされておる今日でございます。国内情勢はより厳しさが加わり、地方への影響も危惧する昨今でございますが、私は、去る4日提示をされました施政方針並びに当面をする市政課題に対しまして、当局の姿勢をただしてまいりたいと思います。 申し上げますまでもなく、大筋において極端に異論を唱えることは、この際あえて差し控えをいたしたいと思います。ただしかし、岡村市政5期目の折り返し地点を迎える重要な年でもございますし、過去18年の実績と反省の上に立ちまして、21世紀を視野に入れた新規事業なりあるいはまた時代背景の変化に即応しつつ、都市基盤の充実に向けて局面を打開していかなければならない、いわば重い宿命を背負った年ではなかろうか、こういうふうに思うわけでございます。まず冒頭、市長を初め幹部職員の皆さんの新年度における御活躍を特に期待を申し上げるわけでございます。前置きはそれぐらいにいたしまして、早速質問に入らさせていただきます。 まず第1でございますが、施政方針の2ページ、特に市政運営について言及をされている表現がございます。「対話行政を充実させてまいりたい」、こういうふうに結ばれておりますけれども、いま少し平凡過ぎはしないか。いま一歩大胆に踏み込んで、認識を新たにする意味から、市政の信頼回復が私は先決ではないか、これが前提になければならん、こういうふうに考えるわけでございます。対話行政、対話行政と一口に申し上げますけれども、やはり市みずからが熱意と誠意が感じられなければなりませんし、一方通行では意味がないわけでございます。また、及び腰だとか、行政情報の出し惜しみをしておったのでは、信頼関係は一切私は生まれてこない、こういうふうに考えるわけでございます。そんなところに対話行政の成果は上がりっこない。このことを十分肝に銘じて、このただ簡単な対話行政の充実ということにしてやられたんでは、意味がないと思いますので、この辺を十分思いをいたして、この点に関してどのような御解釈を今後とられようとするか。数年前の対話行政とは意味が違うと思いますので、この点を特に私は力説をして質問をまず第1にいたしたい、こういうふうに考えるわけでございます。 2つ目は、3ページになるわけでございますが、中部新国際空港への海上アクセスの拠点づくりに向けての表現がございます。まず先に、嫌みであるかあるいはまた苦情であるか申し上げます。去る5日に、私ども会派が精読をいたしました。精読の段階で、関係当局に、これが課題、問題点、メンバー、協議会発足の時期等を聞き取りをいたしました。この段階では、明確なものが出てきておらないわけでございます。にもかかわりませず、1日置いてその種の会合が持たれております。また、8日には、大々的に新聞報道がなされております。いわば当局が勝手にひとり歩きをしておるのではないか。何がゆえに、聞き取りの段階であらかじめわかっているのであれば、そのことを正直に率直に伝えないのか。施政方針の文面では、近く関係方面の協力を得て設立をする、こういう施政方針が出てきておるわけでございますから、私は議会論議を十分経て、そして早くこれは協議会を発足をさせるんだな、したがってこの3月議会ではいろいろと論議あるであろう、こういうふうに考えておったわけでございますが、先ほど申し上げましたように、駆け込み発足をした、これは理由は何か。私はこのことについて、施政方針の文面ともこれはつじつまが合うておらない、こういうふうに思いますが、何か不自然さを感じる。他意は毛頭ないと思いますけれども、この面について明確なまず釈明を求めたい。 ただいまの2点について、しかと申し開きをしていただきたいと思うわけでございます。 きのうはあるいはまた午前中の論議でもございましたように、くどいようでございますけれども、関係方面の部分協力を得るのが先か、議会の理解、協力はどうでもええのか、こういうことを言いたいわけであります。最も必要なものは、関係の市町村あるいはまた議会、こういうふうになると思いますけれども、なぜこれは精読の段階でその説明をきちっとしないか、この点をあわせ含めて御返答をいただきたいと思うわけでございます。 第3点は、3ページになるわけでございますが、長谷山レクリエーションエリアの形成は、具体的にやや動き出してまいりましたから、これは理解をいたしておきます。いろいろと言いたいことは多々ございますけれども、時間の関係もございますから、午後から3人代表質問がやられる、こういうことでございますから、私は言いたいことはよほど自重して、そして余り口を多くせずして質問をいたしてまいりますから、そのようにひとつお願いを申し上げます。 長谷山レクリエーションエリアの形成は具体的に動いてきておる。したがって、この点につきましては論議をいたしません。午前中の論議も十分私としては言いたい点がございますけれども、一応当局もかなり私は反省をされておるというふうに思いますし、新しい動きが出てくるものなり、こういう期待をいたしまして、省略をいたします。 ただ、中勢北部のサイエンスシティ構想についてでございますが、これは事業化への熟度をさらに高める所存である、こういう文章表現になっておりますけれども、一体これは物になってくるのかどうか疑問でございます。国、県、市はもちろんのことでございますけれども、河芸町との連携が大きいわけでございますけれども、現在具体的に率直にどの程度になっているのか、問題点は何か、共通認識に開きがあるのか、あるいはまた河芸町との波長が合わないのか、あるいはまたメリットにセクト的な要素が介在をしているのか、これらを含めて御答弁をひとついただきたいと思うわけでございます。 第4の質問は、4ページに入るわけでございますが、津駅北ビルの早期建設に言及をされておりますが、本年1月ごろに、きのうも森議員さんの御発言等にもございましたように、諸種の動きが台頭してきておるわけでございますし、また私どもの会派の山岡議員が、9月議会におきまして地元の実情を訴え、駅前の広場あるいはまた地下駐車場の問題、津駅の東西道路の貫通、駅ビルの位置の再考等意見を出しているところでございます。上浜町自治会を中心に、マスタープランなるものの陳情書が出てきておることも事実でございますし、さらにまた、先日は某新聞が大々的にこれはとらえてきておるわけでございますが、果たしてこのような動きがあるのを市としてはどういうふうに受けとめて、これが今後対応をされようとなされておるのか。昨日、もっと突っ込んだ形での御答弁を私はいただきたい、それならもうこれは省略をいたしますけれども、どんずばりこの点はお伺いをいたしたいと思います。 市長も恐らくこれは頭を抱えられておることではないか。やはりこれは乗り切ってこそ、駅東のこの関係あるいはまた北ビルの関係というものが俎上に出てくるわけでございますし、加えて清算事業団とのあの用地の買収も、これが前提で話が出てきておるわけでございますから、具体的にはそこまで来ておる。しかしながら、陳情書で書かれておる、あるいはまた新聞のトップ見出しで、もう津市には任せられやん、こういうふうな表現でやられておる。この点について一番私も頭を抱えるわけでございますが、市当局の責任者としてどういうふうなお考えであるか。これは3月議会でやはりきちっと表明をしていただきたい。このことを特に私は申し上げたいと思います。 5点目でございますけれども、7ページになるわけでございますが、安東贄崎線において、安濃川の架橋部分の工事にかかるとありますけれども、これは聞き取りによりますと、鳥居町地内に若干これが用地買収に手間取っておるということは、数年前から聞いておるわけでございますが、それらの見通しを含めて、年次的に工事概要をお示しをいただきたい。また、文章表現の中で、一般市道や橋梁など生活関連道路にも十分配意をしてまいりたい、こういうふうにありますけれども、この際それに引っかけて、道路問題について、若干部分的細部にわたるかわかりませんけれども、お伺いをいたしたいと思うわけでございます。 まず最初に、午前中の質問にもございました県道津上野線の国道昇格、この問題は十分わかりました。わかりましたけれども、その動きがどうも鈍い、散発的である。そして本当にこの国道昇格の運動にはなっておらん。これは形式的、事務的、こういうふうなきらいがなきにしもあらず。したがって、これが今後の問題を含めて、ひとつどういうふうな形でさらに力を倍加してこの運動を推し進めていくのか、この辺のところ具体的にひとつお伺いをいたしたいと思うわけでございます。 次に、その3になりますけれども、県道津上野線でございますけれども、片田井戸地内でございますけれども、片田団地に、すなわち片田新町へ通ずる丁字路のところに横断歩道橋の設置、これを望む地元要望が出てきておるわけでございますけれども、この具体化に向けて御努力をされる意思ありや否や、このことを簡単にお伺いをいたしたいと思うわけでございます。 その4、昨年の3月議会で私申し上げましたが、産業振興センターの建設、昨年までは産業展示館、こういう表現を使うておりましたけれども、今日、仮称かどうかわかりませんけれども、産業振興センターの建設に関連をいたしまして、安東地内、津港跡部線と一身田豊野久居線の交差点であります。 具体的には、津安芸農協の西の交差点を意味しておるわけでございますが、これはセンターのオープンを見込んで、どう経過をいたしているか。日一日通過車両は増加の一途でございますし、これは市の職員の方も朝晩あの辺を通られて、十分感じられておると思いますし、特に最近はこの通過車両が多うなってきております。そして渋滞をいたしております。私が去年の3月議会で申し上げましたけれども、これは片田のとこからずっと来ますと、忠盛塚のところがございますが、あの辺から車がもう渋滞をいたしておるわけでございまして、そして水道局のところを右折をしようと思いますと、一色橋までもう渋滞をしておる。それで回ってまたそれを見てきますと、やはり先ほど申し上げました交差点で、もう直進の車、右折の車ありますけど、直進の車が、ずっとつないだらよろしいけども、中に1台ぐらい右折の車がありますと、もう全然北進もできん、そして右折も続かん、こういうふうな実態が日一日とひどくなってきておるわけでございますが、この実態について一遍ぐらい朝のラッシュのときに測量調査をなされたのを私は見たことがないわけでありますが、現実にそういった点で動かれておるのかどうか、県に対しまして強く物を言われておるのかどうか、このことを特にお伺いをいたしたいと思うわけでございます。これが具体化に向けて、どういうふうな形で今後改良をされていくのか、その運動あるいはまた行動等につきましてお伺いをいたしたいと思います。 次に、その5でございますが、これももう古い話でございますけれども、神戸地内、御承知のように、野外活動センター、前の旧神戸小学校の跡地が既に野外センターが建設をされまして、これまたもう十数年たっておるわけでございますが、いまだに市道舗装に至っていない。官民境界がどうも不明だ、こういうふうなことが言われておるわけでございますが、官民境界がこれは戦前から不明、こういうことでございまして、まだまだあの地内においては戦後処理が終わっておらんというふうなことでございますけれども、しかし、側溝もありますし、地元の人たちは、民地、それから官地、これは道路敷は明確になっておるよということでございます。 歴代の自治会長が苦にしていることの1つでございますが、民事上のどうもトラブルを恐れて手をつけないのか、こういうことが自治会長に会うごとにその話が出てまいります。ひとつ現地立ち会いをするなどして、測量調査をして、早急にこれが解決を図るように希望申し上げておきます。その気が当局にあるのかないのか、もうこの段階で。40年そのまま。あえて申し上げますと、小学校のときからそのまま、こういうことでございますが、その辺について一遍しかとお教えをいただきたいと思うわけでございます。これは津市内の関係者が利用されるのではなしに、津市外の方々も野外センターを利用されるわけでありますし、そこで今の館長なんかが言うておりますのに、格好の悪い話と。そして津市外の方が、この前の道はどうなるんですのや、こういうふうなことも聞かれる、もう面目ありませんわ、こういうふうなことを言うておるわけでございますが、それほどその隣地のところについては、難しいことは私も百も承知をいたしておりますけれども、ひとつこの問題を軌道に乗せてほしい、こういうふうに特に申し上げておきたいと思うわけでございます。 その6に、街路の見直し、道路網の整備についてお伺いをいたしたいと思います。このことは、都市計画課または土木課サイドで種々これは検討されておるようでございますので、その御努力は多といたしますけれども、具体的に例を挙げてひとつ申し上げます。御殿場周辺の特に海外寄りの部分について申し上げますけれども、鈴津海岸道路との位置づけはどうなるのか、そのアクセスをどうするのか、こういうことでございますが、今日までの検討経過をお聞かせをいただきたい。動きが多少鈍いように私は外面では思いますけれども、この問題について特にどうなっておるのか、こういうことをお伺いをいたしたいと思います。1つには、この御殿場海岸、海水浴、潮干狩等で年間55万ないし60万の方が利用されているわけでございますし、この辺については、駐車問題もいろいろと問題がございますし、より海岸のあの関係について、観光地というふうに市の方は認識をいたしておるわけでございますから、この辺についてどういう形で今後改良を加えていくか、その時期的なものも含めてひとつお聞かせをいただきたいと思うわけでございます。 その7は、午前中もございましたように、片田工業団地内の道路、165にタッチをする計画でございますけれども、これはむろん久居市の責任が大であると思いますし、これは今後どういうふうにされるのか。私は思いますのに、川辺議員さんがまだ現職に見えましたときにも、2人して大分久居市の方に物を言うたことがあるわけでございますが、その段階からかなりこれは久居市の認識もぐんと下がってきておるように思うわけであります。その当時は、久居市の田中市長がたしか2選目のときであったと思いますが、その前後で、余り地元の、特に風早団地、それから戸木の自治会、この辺のところではいろいろと注文がついてきておるわけでございまして、それ方面をむりやりに押し切るわけにはいかん、こういうふうな選挙情勢等もございました、こういうことは十分承知をいたしておりますが、それから丸4年たっても何も動きがかかっておらん。そしてさらにまた、先日久居市の市長選挙はもう終わっておるわけでございますから、今のこのチャンスをとらまえて、市側がもっとこれは強く言うべきことは言う、そしてまた久居市の言うことは、また受けることがあれば受ける、そして聞くことがあれば聞く、こういう形でお互いにやはりその辺のところについては話をもっと突っ込んだ形でひとつやってもらいたい、こういうふうに思うわけでございますが、この点についてはどうなっておるのか。さらに突っ込んだ形でこれは久居市との協議を進めていただくか、あるいはまた県に対してもっと強く物を言うていただくか、いずれの方法でも結構でございますから、特にこの点につきましては、165へタッチをするこの開通をこいねがっておるわけでございます。 なぜ私がそのことを力説をするかと申し上げますと、正直申し上げまして、片田団地、片田新町に住んでみえる方は、あれは通してもらっては困るというふうな意見も多々あります。それから工場内のあの誘致企業の方々も、もうそこまで通してもらわんでもよろしいわ、そういう意見もあることはあります。しかしながら、これが開通しておらないがゆえに、その東の私どもの泉が丘の団地は、朝夕のラッシュでもう迷惑千万。どうしても泉が丘からちょっと東へ行きまして、そして久居寄りの方へ行きますと、165からもう久居高校を通って石川垣内までかなり道路が拡幅整備をされておる、そして津の方がややおくれておる、こういう関係でございますから、どうしてもそれから途中に、高速の下をくぐって泉が丘のところへ入る。一時はそういう車両が多かったんですけども、このごろは、北の方の車もやはりそういう形で通る。したがって、私事を申し上げてどうかと思いますけれども、朝の7時半に私は車庫から車を出さなければ、なかなか8時15分ぐらいまでは車が出せないんです。もうみんなそれで困っておるわけなんです。 そしてもう一つ申し上げますけれども、そういう事情でございますから、泉が丘の交差点で信号機をつけてほしいという動きがございました。それは警察の御努力、自治会の御努力、PTAなんかの御努力をいただいて、やっとつける直前になって、そんなところへ信号機をつけると、信号がもう今青だけれども、もうものの30秒もたたんうちに赤になるなというふうに思ったら、右折をして、狭い道をくぐり抜けてやはりガードのところを抜けていく、あるいはまた北の方の人は、近畿高速の下のガードをくぐったときに、大分向こうの見える信号が青だけれども、もうじき赤になるなと思いますと、その手前から左に抜けて、そしてそういうふうな細い道を切り抜けて通過車両が多うなる、だから交通安全には全くもってこれは信号機は必要ないんだ、やめてくれ、こういう形で、これは面目ない話でございますけれども、信号機がそういうふうな形でパアになったいきさつがあるわけでございますが、その辺を含めてひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。 それから次が8つ目でございますが、野田地内でございますが、特に一身田豊野久居線についてでございますが、先ほど申し上げましたように、165からかなり進んできておるわけでございますが、野田のあの旧在所の手前のところから、道がそのままということになっておるわけでございます。加えて、人家連檐の部分が今もって未計画、未着工でございます。これまた朝夕の地元の方々等につきましては、通過車両が多くて、これも車が出にくい。したがって、万やむを得んので、現道から200メーター東、すなわち道路の東側の在所の東のところへバイパス道路をつくってほしい、バイパス線をつくってほしい、そして家所阿漕停車場線にタッチをしてほしい、こういうふうなことを言われるわけでございまして、既にこれは数年前から、時によりますと、交通の関係でございますから、市民環境部の方へ、あるいはまた県土木の関係がございますから、市の建設部サイドに事あるごとに要望をいたしておるわけでございますが、県土木のかかわりで、最近この点についてはどうなっておるか。私もしびれを切らしてときどき行きますと、行くごとに県土木の所長がかわっておる、用地の課長がかわっておる、そして前の引き継ぎは全然ありっこなし、こういうふうなことでございまして、これは日常のやはり市とのパイプが本当に詰まっておるのではないかというきらいがいたしてならんわけでありますが、そんなこともなかろうと思いますので、したがって、この点についてはより早く手を打ってほしいということを特に力説を申し上げておきたいと思います。 さらにこれに関連をして、ぜにやまのところ、それから野田の方の突き当たりのところは道路が広くなりましたけれども、あの突き当たりのところは、家がございますけど、玄関まで全部ガードレールでふさいでおるわけですね、飛び込み事故が多いもんですから。半年ぐらい前は、その玄関のところ、戸のあけ閉めのその間だけあけて、あとはガードレールをしいて、そして赤の点滅や黄の点滅なんかで注意の喚起をする点滅の何がありましたけれども、もうその狭いところに、全く運転が上手かどうか知りませんけども、まともにそのガードレールの間を縫って突っ込んでおる。こういうふうな例があるわけでございますが、市内の道路でどこの道路を見ましても、自分の家の玄関口を全面ガードレールに守られておるようなところはここしかないわけでございますから、これは当然阿漕家所停車場線をさらに西へ抜く、そして泉橋のところでタッチをする、こういう計画が、もう数年前に私はそんなことを言うておるわけでございますから、あえて申し上げますけれども、その辺の関係も、県土木はやはり聞いておらんとは言わせませんから、その点もひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。 6点目は、これは8ページになるわけでございますが、中心商業地であります大門・丸之内地内に始まりまして、にえざき・なぎさまちプラン云々でございますが、なぎさまちの関係については、私は省略をします。全協でも大分言うておるわけでございますから、今日この時点では、それは省略をいたしますけれども、橋内東部地区について、事業化に向けた地元の熟度、こういう表現がございます。新町地区では地元の意向を踏まえて取り組み、柳山地区についてもさらに検討を深める。文字の羅列に終わっておるようなきらいがないでもない。したがって、そんなことはないよということでございますれば、これが計画原案、スケジュールをひとつお尋ねをいたしたいと思います。熟度の解消、あるいはまた地元の意向を踏まえての取り組み、さらに検討を深めると、柳山地区にありますけれども、これ一遍スケジュール、計画等をお聞かせをいただきたいと思うわけでございます。 7番目になるわけでございますが、9ページの駐車場の附置義務の導入、こういう表現がございますが、その具体的な考え方、これらは商業地のみかどうか。その導入の時期、それから県下主要都市の実情を参考的にひとつお示しをいただきたい。まず簡単に質問だけ申し上げます。 次8つ目でございますけれども、10ページになるわけでございますが、西部清掃工場の施設の延命化対策、こういう表現がございます。まことにいい言葉であると思いますが、延命化対策。ここで言います延命化対策とは一体何があるか。実効の上がる手だてを御説明をいただきたいと思います。 また、将来の処理施設のあり方を含めた今後のごみ対策について検討、こういう文字がございますが、私に言わしむれば、将来のというふうな生易しいものではないと思います。足元に火がついてきておるのではないか、こういう認識に欠けるのではないか、こういうふうに思いますが、この点はどうでございますか。 この問題は、環境部としても最も頭の痛い問題ではないか、こういうふうに思いますけれども、これは西部清掃工場、過去の経緯を今さら私が述べる必要はないと思いますけれども、年間6万トンが限度だ、最近よく使われる言葉でございます。年間6万トン処理能力、こういう表現を最近言われておりますけれども、これも建設当初の計画からすれば、市当局が勝手にこれはすりかえてきておる話でございます。 当初計画は、1日のごみの排出量、津市は、当時の算定で申し上げますと、たしかこれは昭和50年当時の資料でございますけれども、当時の服部部長の言でございますけれども、10年先、すなわち昭和60年、津市の人口は17万人になります、ごみの排出量は120トンになります、したがって120トン炉、こういう形で設定をしていきたい。私はそのときに、50年のときに、当時は津市の人口が13万5,000名をいくかいかんかの段階でございます。10年先に津市の人口が17万にはならん、だけどもごみの量はそんな120トンどころか、こういうふうに強く申し上げました。しかしながら、県とのヒアリングの過程で、これはどうしても120トン、こういうふうに算定をしなけりゃなりません、したがってそれがためにピットの容量についても、それに合わせて計画を進めていきたい、こういう言い方をされておるわけでございます。津市の日々のごみの排出量が120トンですよ、こういうふうな形で、だけども昭和60年が人口17万人、こんなときに既にその計画の算定の基礎がこのときに崩れておるわけなんです。だから、そのことを余り明らかに言えん。 歴代の環境部長、市民環境部長になったときもあるし、環境部長と言うたときもありますが、今の環境部長をその服部部長から考えると、私の知ってるだけで7人交代をしておるわけですね。どこでどういうふうに狂ったか知らんけれども、120トンという線が、格好のいい形ですりかえをして、6万トンという表現に変わってきておるわけでございますが、そういう意味で、将来の処理施設というようなのんびりしたようなことではいかん。その表現はひとつやめてほしい。私は申し上げたいのは、緊急の課題として取り組み、安全操業、公害防止の観点に立って、別途配意と努力を続けたい、こういうふうな表現に改めてもらいたいと思いますけれども、この点に関しましてどう認識をされておるかお伺いをいたしたいと思うわけでございます。 次に9点目でございますが、12ページ後段において、鉄道高架化問題に触れられておりますけれども、余りくどくは申し上げませんけれども、さらに検討を進めるとありますけれども、簡単に1つだけ明確にお答えをいただきたいと思います。 昨年のちょうど1月だったか2月だったかわかりませんけれども、全員協議会の席上で、コンサルの資料がストレートに出てまいりまして、これが説明を受けておるわけでございます。そしてこれは市会の統一選挙の前。そしてもう本当に人食ったような資料を出して、説明もしどろもどろ。当時の公室長の話を聞いておりますと、何が何かさっぱりわからん、こういうことでございまして、わずかのこの距離でアップダウンも激しい。全くお粗末なこの資料でございますし、当然実現性は極めて困難であるというふうに私は思っておるわけでございますが、そのように今日時点でも理解をさしてもらってよろしいかどうか。これは南の岩田川の鉄橋のレベルも考えていかなきゃならん、安濃川のこのレベルも考えていかなきゃならんということも言いましたし、阿漕駅が下り一方でありますから、ブレーキの音聞いておりますと、新町駅のところでは、もうJRはブレーキをかけておるような形になるわけでありますが、それがまだ行って、それから岩田川の陸橋ぐらいから、ブレーキかけたかて、阿漕は素通りをして、私は今度の下垂のあのところぐらいまで行ってしまうのやないかと思いますけれども、この点についてどういうふうに考えていったらいいのか、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。 したがって、そういう形でありますと、新町駅周辺の高架化問題を今後どうしていくのか。これは市長の本心をお伺いをいたしたいと思います。余り答弁で膨らませていただいて大ぼら吹いてもらうと、私も困るんですから、率直なところでまじめにひとつ--この議会というのは、放談会ではありませんので、私も放談の意味で申し上げておらんわけでありますから、まじめに取り組んで、今後この新町駅を中心にする高架問題をどういう形でやるか。あのコンサル資料は本当にお粗末。これは市費のむだ使いもええとこだと私はこの面については思いますが、どうなんでしょうか。 次に10点目でございますけれども、19ページになるわけでございますが、高齢者福祉の関係で、関係事業の総合的効果的な展開が図られるよう、仮称でございますが、老人福祉総合センターの整備に向けた取り組みを進める、こういう表現がございます。私は、これは津市政で最近にない、この項に見る限りヒットだというふうに申し上げたいんですけれども、これは厚生省が策定をしたゴールドプランによるものかどうか、あるいはまた市単独の施策なのかどうか。さらに発展をしてお伺いしますと、社協とのかかわりは、このことによってどう変化をするのか、ひとつ簡単で結構でございますけれども、お尋ねをいたしたいと思います。 次が11点目になるわけでございますが、21ページになるわけでございます。競艇事業に触れられておりますけれども、この施設の老朽化に加えまして、健全レジャーとしての機能を図るために、長期的視野のもとに施設の改築について準備検討をしてまいりたい、こういう表現がございます。私は今もってこれは不思議不可解に思うことがございますが、ドル箱財源のこの施設、この整備が、津市の第3次総合計画には一切これは触れられておりません。また、長期的視野に立つというような表現がございますが、現在地でどうも建てかえ、こういうことが決まったやに感ずるわけでございますけれども、そうだとするならば、どこでそれがどう結論づけられたのか、お伺いをいたしたいと思います。 莫大な予算支出を今後する以上、位置の決定はそう軽々に論ずるべきではないというふうに思います。現在のあのスタンドあるいはまた売店、投票所等聞きますと、2万8,000平米、レインボーホール等管理棟を除いて、スタンドなり投票所なりを入れますと、2万8,000平米。平米当たり70万あるいはまた80万でいきましても、200億を超える。いろいろ聞きますと、250億だとか、あるいはまた300億だとか、こういうふうな数字が出てまいりますが、より膨大な支出が伴うわけでございますけれども、これはどういう形でこの現在地というふうなことが固定をされつつあるのか、この辺については一遍お伺いをいたしたいと思います。 今必要なことは、私は広く適地を求めて、調査努力がまず先決ではないか、必要ではないか、こういうふうに思います。総合計画には、例えて申し上げますと、総合運動施設については、白銀センター埋立跡地のことまで記述をしておきながら、どうも一貫性に乏しい。競艇場の施設のことはついうっかりミスというなら、それははっきり言うてください。私も総合計画の審議委員の一員でございますが、一番あとの2回目ぐらいでピンチヒッターで出た何でございますから、さきにいろいろ論議されておることは、私はその辺は存じませんけれども、後々いつも見ますと、この辺のことは一切総合計画後期計画には載っておりません。今申し上げましたように、総合運動施設についても書きあらわしておられるわけでございますから、競艇場の施設のことは、うっかりというならそれで結構です。したがって、それなら早速追記していただきたい、つけ加えていただきたい、このことを特に申し上げます。毎年毎年一般会計に繰り入れられておるボート事業が、総合計画のらち外に置いてよいというものではございません。どう答弁をなされるか。これは市長ちょっと頭にこられるかわかりませんけども、詭弁ではなしに、建前論ではなしに、本音をひとつお伺いをいたしたいというふうに思います。 その他、施政方針の文面上、若干誤解しないでもない、あるいはまた疑義がある箇所がございますが、もう時間の関係もございますから、この程度で施政方針についてを終わりたいと思います。 最後に2点ほど、市長の率直な感想なりあるいはまた対応なりをお伺いをいたしておきたいと思います。 その1つは、昨日も森議員さんが申されましたこの100都市のランキングの関係でございますけれども、これは津市は、私もびっくりしたわけでありますけれども、前頭の3枚目に位置しておる。長野、大津、新潟、水戸とこれに続いておるわけでございますし、また暮らしやすさ、住環境、サラリーマン生活、こういう形で、ベスト15、ワースト11、こういうふうに分けて表が点数入りで出ておるわけでございますが、特に暮らしやすさベスト2に津市が入っておる、こういうことでございますから、これは当然、東海地区では名古屋が19位、さらに言いますと、総合でいきますと、津市が24位、静岡が45位、岐阜がどんじりの49位、こういうことでございますが、この点については、あとまた再質問を申し上げますけれども、まず市長の所感をお伺いをいたしたいと思います。 その2は、本年3月を期して幹部職員の方々が、近年にない多くの退職者があるようであります。4月の人事異動について、人事の基本方針というものがきちっとあるのかどうか。行政の空白、停滞のないように、万遺漏のないよう特に引き継ぎは従来以上にひとつ重視をして、完璧を期していただきたい。特にこの点は力説を申し上げておきますが、スムーズな行政執行と相まって、懸案事項、重要課題の解決に邁進されますように、この点は強く要望を申し上げておきます。 これに関連をいたしまして、特に組織変更に伴いまして、デスクの配置がえによる窓口業務の変更等、これが市民への周知も含めて、どのように対応なされますかお尋ねをいたしたい。 ひとまず壇上から質問を終わります。簡単で結構でございます。明確な御答弁をお願いを申し上げまして、私の質問はこれで終わらさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 施政方針につきまして、広範にわたりましていろいろと御意見をまじえて御指摘あるいは御質問をちょうだいいたしました。 まず、御案内のとおり、市の行政を進めるに当たりましては、行政に対する市民の信頼感が大変重要である、こういうことでございますので、私といたしましては、市長就任後、相当な年月もたっておりますので、気持ちを新たにいたしまして対話を進めていきたい、このような考え方から、あえて施政方針の第1前段にこれを申し上げさしていただいたのでございますが、どのような対応か、こういうことでございますが、それぞれの部署部署におきまして、定型的な業務につきましては、それなりに進めていくならばできると思いますが、ただ、大変住民に直接かかわる問題あるいはまた相当意見の分かれるような問題等の処理に当たりましては、どうしても私どもとしては精力的に市民対話を深めていかなきゃならん、こう感じておりますので、今後のプロジェクトその他等々は大変重要な、しかもまた市民にかかわってくる問題が多うございますので、それらも十分視野に置いての私の決意であり、部長以下担当に対してその決意をひとつ徹底していく、こういうふうに御理解をいただきましてよろしくお願いを申し上げたい、こう存じております。 次に、第2点の問題につきましては、精読の段階で申し上げておれば、このような御質問を受けなかったと思いますが、どういうことで精読段階でこういう動きをしておりますという話をしなかったのか、ちょっと私も事情わかりませんのですが、別に他意はない、こういうふうに基本的には考えております。ただ、準備がおくれて、もう少し早い段階でというのがずれ込んで、たまたまこういう段階になったんではないかな、こう思っております。ただ、御指摘のとおり、大変議会において強い御関心をいただいている事項でございますので、やはり事前にそれぞれの所管の委員協議会等にでも、こういうふうに動きをいたします、こんなふうなことを御説明申し上げる、それが欠落をしておったというふうに反省もいたしておりますので、今後大変重要な問題等が山積しておりますから、逐一重要な事項等につきましては御協議をさしていただく、こういうことでひとつ御理解いただきたい、かよう存じます。 中勢北部サイエンスの問題につきましては、種々協議をいたしてきておるわけでございますが、現在におきましては、昨年3月以来、研究協議会をお願いをいたしております。この研究協議会の中へ--失礼しました。中勢北部サイエンスシティ整備構想推進協議会、これがございますが、その中におきまして研究会を設立いたしました。それの構成メンバーは、地域振興整備公団、民間企業、デベロッパー等の7名の専門的な方たちに、ただいま研究会を設立しまして、事業化の方策の検討を進めていただいております。どうしても国の関係する整備公団等の情報収集あるいはまた考え方等導入する必要もございますので、そういう形で進めております。 そこで、私ども今日まで調査してきました段階におきましては、どういたしましても利水並びに排水、用水並びに排水、この問題が一番大きな問題でございますので、それらにつきましてどのように対処するか、重要課題として取り組んでいきたい、こう思っておるわけでございまして、そのためにも、県に対しまして水道水源の確保のための努力をいたしてきております。 河芸町との連携でございますけれども、河芸町につきましては、同じエリアではございますけれども、306号線と、それから農免道路が山室から三行までつながっておりますが、この道路との接点の西南の地域につきまして、県の振興部の方の企業誘致等によりまして、数社企業立地をいたしております。河芸町といたしましては、タイミングをとらまえる必要がある、こんなふうなことでそういう対応をされた、このように聞いております。ただ、何と申しましてもエリアが大変広大でございますので、私どもとしても、その対応につきましては、地元の皆さん方、地権者との調整あるいはまた御意向等、これらも十分把握して進めていかなければならない、こう考えておりますので、現在のところは、どちらかといえばそういう環境づくりという対応を進めておる、こういう状況でございますので、御理解をちょうだいしたいと思います。 次に、北ビルにつきまして、御所見も含め御質問をちょうだいいたしました。津駅前北ビル周辺の用地につきましては、御案内のとおり、旧国鉄の関係が大変いろんな事情で変化をいたしてまいりまして、従来の天王寺管理局管内当時から、貨物ヤードについての払い下げをお願いをしてきたわけでございますが、残念ながら民営化あるいはまたその後清算事業団、このように所管が移ってまいりまして、まさに、過去の私どもが積み上げた努力も一からそれぞれ出直し、こういうふうなことで今日まで延びてまいりまして、ようやく、条件はついておりますけれども、払い下げを受ける、こういうことになったわけでございます。 したがって、その間に、私どもとしては、都市計画決定その他いろんな準備を進めてこなければならなかったわけでございますが、駅前問題等につきまして、どういたしましても地権者のかかわり等がございまして、これらにつきまして十分なる理解が得られずに相当な年月が経過した、こういうことでございまして、一昨年来、県と協議をする中におきまして、間もなく告示がされますけれども、津駅前における再開発事業の都市計画決定が協議をされるということになりまして、それ以降地元に入りまして、A地区、B地区、C地区、このようにいろいろと担当者等が地元に入って説明をしてきたわけでございますけれども、なかなか理解が得られぬいろんな御意見が出てまいった、こういうことでございますが、その後、たまたまというよりも、むしろ津駅北部についての都市改造等も、地元の強い意向として出てまいってきております。したがいまして、それら等の整合性を考えますと、いろいろ御意見はあるわけでございますけれども、今回決定を見ることになるところの再開発事業につきまして、ぜひひとつこれをベースにして進めてまいりたい、かように考えておるのでございます。 したがいまして、津駅前から北部地域へ入っていく道路につきましても、従来よりは拡幅をせざるを得ないというのも、これまた今回の再開発の都市計画決定における大きなポイントであるわけでございまして、それは、とりもなおさず今申した北部地域の都市改造につながっていく、こういうことでありますので、この点につきましては、地元でいろいろとお考えいただきましたプランニングと大きな差異はない、このように考えておるわけでございます。どうぞひとつそういうことでございまして、私ども今後とも大変困難性はございますけれども、あらゆる努力をしながら進めてまいりたい、こう存じております。 したがって、某紙におきまして、市に任せられない、こういうふうな表現で大きなタイトルで出ておったわけでございますが、何と申しましても、住民と市とが力を合わせて進めなければならない事業であるわけでございまして、そういう点については、私ども誤解のないようにぜひひとつ地域住民の方々にもお願いを申し上げていきたい、かように考えております。そんなふうなことでございまして、どうぞひとつ御理解いただきたいと思います。 道路関係につきましては、それぞれ担当部からお答えをとりあえずさしていただきたいと思います。 ちょっと飛びますが、西部清掃工場につきまして御質問をちょうだいいたしまして、私ども施政方針の表現等につきまして、認識が甘い、とにかくもう緊急の課題として取り組んでいくべきである、このような御指摘でございまして、まさにそのとおりだと思っております。あの処理場建設当時におきましては、大変地元の議員さんとして御苦労をいただき、今日大きな支障なくごみ行政が進められておることにつきましては、当時ともに苦労をさしていただいた立場におきましても、十分理解をし、そしてありがたく感謝しておるのでございますので、今後新しい処理施設その他についてどのように進めていくか、緊急の課題として取り組んでまいりたい、こう思っております。 そこで、これから新しい処理場をつくるということになりますと、やはりその地域に対しまして、条件といいますか、いい条件をやっぱり提示しなきゃならない、こう考えておるわけでして、例えば全国的にも、ごみ焼却による発電等を行いまして、それを地域に還元する、そういうふうな方策を講ずることによって、地域として受け入れやすい条件をつくる、こんなふうなこともぜひこれからは必要ではないかな、こういうふうに思って、担当の方へは常々私はそういう面からの全国的な実態の調査なり、あるいはどの程度まで対応できるか、あるいはそういう施設等の技術的なことはどこまでやれるんか、こんなふうな指示もいたしておるわけでございまして、今後この4月からの機構改正に当たりまして、環境部という形でより責任を明確にするという組織改正を行いますので、そういうような中におきましても、ごみ減量と同時に、そういう問題も含めてひとつ早急な課題として検討さしていきたい、こう考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 昨日も御発言がございましたが、昨今、各都市の評価をする指標がいろいろ出てまいってきておりまして、津市におきましては、比較的、暮らしやすさという点におきましては、それぞれ上位にランクをされておる、こういうことであります。それにつきましてどのように市長として感じておるのか、こういうことでございますが、いろいろとこれについてはお考え方もあろうかと思いますが、暮らしやすさという点になりますと、やはり気候の問題あるいは物価、とりわけその中におきまして食料品等の問題、それから医療機関、医療がどのように受けやすいか、そういう点がやはり指標の中で大きなランクを占めるのではないかな、こう思うわけでございますが、それぞれの市民の職業等によっても変わってまいろうか、こう思っております。 商業者等におきましては、活力がない、だからそのための手だてを詰めるべきでないか、こういうことが入ってまいりますから、そういう点からいきますと、残念ながら人口規模その他等々十分とは言えないわけでございますし、しかし、この圏域には大体30万近い人口があるわけですから、したがって、その人たちが津市の方へ足が向いてくるような、そういう魅力あるものをつくっていかなきゃならん、こう感じておりまして、指標としてそういう上位にあるとはいえ、津市は津市としての弱点あるいは物足りなさ、足らない点、これが多々あるわけでございますので、それらをひとつ充足していかなきゃならん、こう感じておるわけでございます。 過日もリージョンプラザで美杉のカラオケの大会を開いていただきました。大変数多くの美杉の人がお見えになりましたし、また津市民も参加された、こういうことでして、わざわざ美杉から、リージョンプラザのお城ホールを使えて大変よかった、こんなふうな話も聞かしていただいておりますし、リージョンプラザ等はまさにその趣旨のために国の対象事業として進めたわけでございますので、それら等も1つの例としながら、今後とも津市に人が入り込みやすい、そういう条件づくりをしていきたい。そのためには、先ほど各道路についての御所見ございましたけれども、これらも当然必要な整備を急がなければならん事業だ、このように感じておりますので、ひとつ意のあるところをお酌み取りいただきたいと思います。 最後に、4月人事異動行うわけでございますが、まず昨年の事件を反省をいたしまして、長期同一勤務者につきましては、適材適所に配置がえを行うということは極めて重要である、このように考えております。 その中におきまして、やはり職責の重さによりまして、当然在任期間等の問題等も、長短がおのずとある程度の目標年が出てまいろう、こう思っております。すなわち部長職になりますと、極めて責任も重いわけでございますが、またそれだけ権限もあるということですから、なるべく短い方がよかろうと思いますし、課長になれば、仕事に対する熟度とかその他等々やはりもう少し長い場合もあると思いますし、係長それぞれあると思いますが、いずれにいたしましても、そういう点を中心にいたしますが、御指摘のように、行政に空白ができては何もなりませんし、いつも御指摘、おしかりをいただいておりますように、引き継ぎ等の不備によって一から出直しというふうなことも、今日までなかったとは言えないわけでございますので、それら等につきましても十分勘案いたしまして、そういうことの起こらないようにひとつ対処してまいりたい、こう存じております。 したがって、そのための具体的な方策としての当然デスク等の位置その他の変更等も出てまいりますけれども、それらについても十分事前に、しかも事務に支障のないような姿の中で対応できるようにひとつ対処していきたい、こう思っております。 人事問題、大変職員の皆さん方も関心が深いわけでございますが、いろいろと今日まで私どもも適材適所を中心にして進めてきておるつもりでおりますけれども、いろいろと弊害が起きた場合もございますので、そういう点、今後起こらないようにぜひひとつ進めていきたい。それは組織の中で権限を分散することによってもかなり避けられる、こう思っておりますし、逆にそれは責任の明確化にもつながっていく、こう思っておるわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。 以上で壇上からの私の答弁終わらさせていただきまして、残余につきましては担当からお答えをさせていただきます。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 道路関係の懸案事項ということで、数点御質問をいただいておりますので、お答えさしていただきます。 まず1点目の都市計画道路安東贄崎線につきましては、市西部の優良住宅地と市中心部を最短距離で結ぶ幹線道路として、県道豊里久居線の交差点より南へ近鉄名古屋線、紀勢本線及び鳥居町を高架橋で、さらに安濃川を橋梁でまたぎ、県道津芸濃大山田線の交差点までの間、事業認可延長525メートル、幅員12.8から25メートルで、昭和60年8月27日に事業認可を受け、昭和60年度より事業に着手してまいりました。用地買収につきましては、御指摘のとおり、現在87.6%の進捗率であり、日夜努力いたしておりますが、地権者より代替地を求められており、適当な箇所もなく苦慮いたしているのが現状でございます。 また、予備設計を終了し、現在詳細設計を行っておりますが、関係機関、近畿日本鉄道、JR東海等と協議を進めており、早急に解決を図るよう努力をいたしております。 なお、工事の概要といたしましては、平成4年度より一部工事、安濃川の右岸橋台、橋脚、高架橋の橋台、橋脚等着手し、随時事業を進め、平成7年度を完成めどに鋭意努力いたしたいと思いますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、県道津上野線の国道昇格についてお答えさせていただきます。県道津上野線につきましては、昭和59年3月に主要地方道津上野線国道昇格促進期成同盟会を結成し、陳情を重ねてきたところでありますが、国道昇格より、既存の国道の延伸の方が採択を受けやすいことから、昭和60年8月に一般国道163号延長促進期成同盟会と改め、現在津市、美里村、大山田村、上野市、2市2村で促進期成同盟会を組織いたしまして、国県に対し陳情を重ねてきたところでございます。本年に路線が決定される見通しであり、最終段階となってきているところでございます。今回の国道昇格につきましては、建設省が平成元年度より自治体の要望を取りまとめ、道路審議会に国道昇格を諮問し、全国で約5,500キロを昇格させたいとの意向であります。今後ともより採択に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 なお、具体的な関連性の動きといたしましては、当路線のバイパスとして津港殿村線が計画決定されており、近々県において測量調査されると聞き及んでおりますので、あわせて御理解のほどお願い申し上げます。 次に、神戸地内の野外活動センター前の市道の舗装の早期着工見通しについてお答えさしていただきます。御指摘の市道の舗装につきましては、当路線東側の境界に問題がありますことから、その解決に努力いたしておりましたが、現在におきましても解決には至っておりません。しかし、現状の道路状況は、非常に老朽化いたしておりますことから、再度現地を調査した上で対応していきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、街路見直しに関連いたしまして、御殿場周辺の鈴津海岸道路との位置づけについてお答えをさしていただきます。仮称鈴津海岸道路につきましては、自然的資源を生かしたプロジェクトや地場産業等の促進、振興を図るため、鈴鹿市から津市の御殿場地内までの延長約276キロを計画いたしたものでありまして、御質問の御殿場周辺につきましても、海岸域に計画をいたしております。現在、藤方地内で行っております道路の拡幅につきましては、生活道路としての改良を行っているものであり、仮称鈴津海岸道路とは、都市計画道路雲出野田線と連絡する広域的な道路として位置づけを行っており、今後は、津市、河芸町、鈴鹿市の2市1町の地域にわたることから、平成4年度に、仮称鈴津海岸道路建設促進協議会を結成する予定であり、関係機関と緊密な調整を図り、具体的な事業手法についても検討を進め、地元調整を行った上で、早期に都市計画決定が図れるよう努力してまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、片田団地幹線道路の開通見通しについてお答えさしていただきます。午前中にも安藤議員さんから御指摘がありましたように、当路線片田町久居戸木線を国道165号線へ接続させることは重要であると考えており、久居市に対しましても、市道認定していただくべく要請を重ねてきたところでありますが、現時点におきましても、久居市側の条件整備が整っていないことから、認定に至っていない状況であります。現在、久居市において、当路線を含む区域に土地利用構想が出されていると聞き及んでおりますが、いずれにいたしましても、当路線の国道165号線への接続につきましては、重要な課題であると考えておりますので、今後ともさらに精力的に久居市に対し要望、要請をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。 次に、野田地内の県道拡幅についてお答えさしていただきます。県道一身田豊野久居線につきましては、現在県津土木事務所におきまして、大字野田地区、河辺地区、一身田地区の道路改良及び一色地区の維持事業を実施していただいているところでありますが、御指摘の野田地区集落内の狭隘な道路につきましては、現況道路の拡幅については困難でありますことから、バイパス方式にならざるを得ないと考えておりますが、津土木事務所といたしましても、現在の事業進捗を図りつつ、一定のめどが立った段階において、バイパスに係る用地提供の理解が得られるならば、検討していきたいとの見解でございます。 また、家所阿漕停車場線につきましては、現在各種の事業により整備促進を図っていただいているところであり、半田工区の整備が完了いたしますと、おおむね全線にわたり改築済みとなりますことから、完了のめどがつき次第、御指摘の西への延伸につきましては、現道拡幅が困難な状況から、バイパス方式を含め検討していきたいとの見解をいただいております。いずれにいたしましても、現道の状況から、整備が必要でありますので、今後とも県当局に対し要望していきたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。 次に、駐車場の附置義務導入の考え方についてお答えさしていただきます。市街化における駐車場の不足は、都市の発展とともに需要が増大し、駐車場不足が背景となって、都市機能の低下あるいは交通渋滞や交通事故の増大等の要因につながっております。このようなことから、駐車施設の整備を総合的に推進していくことが課題となっておりますが、駐車需要の起因の一部になっております大規模建築物に対しまして、駐車施設の確保を義務づけようとするのが、駐車場附置義務条例の制定でございます。 この条例につきましては、駐車場法の規定に基づき制定しようとするものでございまして、範囲といたしましては、土地の高度化が予想されます商業地域及び近隣商業地域を予定いたしておりまして、1,000平米以上の大規模建築物を対象に、新築または増改築時にあわせて駐車施設の附置を義務づけるものでございます。 現在、素案を庁内的に調整しておりまして、その後商業団体等の関係者に、当条例の趣旨について理解を求め、早期に制定ができるよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 なお、県下の状況につきましては、四日市市、伊勢市で制定をしておりますので、あわせてよろしくお願い申し上げます。            〔市民環境部長 山脇 實君 登壇〕 ◎市民環境部長(山脇實君) 県道津上野線片田団地進入地点に横断歩道橋を設置せよということにつきましてお答え申し上げます。 同進入地点は、片田小学校の通学路になっており、同団地よりの児童約350人全員がこの交差点を横断しますことからも、より安全な通学路の確保をするため、横断歩道橋の設置が必要と思われますので、三重県に対し要望してまいりたいと思いますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。            〔産業労働部長 出口 脩君 登壇〕 ◎産業労働部長(出口脩君) 道路問題の懸案事項のうち、津港跡部線、一身田豊野久居線の交差点改良につきましてお答えをさせていただきます。 御心配をおかけいたしております当交差点改良につきましては、県当局へ要望をいたしておるところでございますが、現在のところ、具体的な改良計画を聞いておるところまでは至っておりません。御案内のとおり、三重産業振興センターは、平成5年8月開設をめどに目下造成工事に入っておるところでございまして、竣工後には、施設周辺道路の交通量が増大することが予測されますため、平成4年度におきまして、市道北河路橋安東小学校線の拡幅改良、納所町北河路町第1号線の道路舗装等計画的に整備をしてまいりたい、このように考えておりまして、御指摘をちょうだいいたしております箇所につきましては、主管部局と十分協議を行いまして、早期改良に向けて県に強く要望いたしてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと存じます。            〔都市整備部長 家城隆一君 登壇〕 ◎都市整備部長(家城隆一君) 橋内東部地区、新町地区及び柳山地区の市街地整備について、今日までの経過並びに今後の方針についてお答え申し上げます。 橋内東部地区につきましては、平成2年度に、面積約143ヘクタールの区域について、土地区画整理事業調査Aを実施いたしまして、市街地整備基本構想を策定いたしました。本年度は、安東贄崎線以南の面積約50ヘクタールの区域につきまして、調査Bを実施しておりまして、現在基本計画案の策定に努めております。平成4年度の予定といたしましては、引き続き地元説明会を開催いたしまして、土地区画整理事業についての御理解と御協力を得られますよう努力してまいりたいと考えております。また、住民の方々の町づくりに対する率直な御意見、御要望を把握するためのアンケート調査も実施いたしまして、その調査結果を勘案し、関連事業との整合を図ってまいりたいと考えております。 次に、新町地区につきましては、平成元年度に面積約84ヘクタールの区域について、土地区画整理事業調査Aを実施いたしまして、市街地整備基本構想を策定いたしました。当地区は、商店街地区と住居地区とでは、土地区画整理事業に対する住民の方々の熟度にもかなりの相違がございますので、将来の町づくりについて、住民の方々の率直な意向を把握するため、現在アンケート調査を実施しております。施行区域の規模及び事業手法につきましては、事業費、施行期間並びに事業効果を考慮いたし、また現在行っておりますアンケート調査の結果も勘案しまして検討してまいりたいと考えております。 最後に、柳山地区につきましては、今後都市改造の必要がある地区として、市といたしましても十分認識しているところでございますが、土地区画整理事業は、御承知のとおり、事業の内容が個人の財産にかかわり、将来の生活設計にも関係することから、特に慎重に進めたいと考えております。今後におきまして、地区自治会長様を初め住民の方々の意向や要望を把握する必要があろうかと考えておりますので、今後におきましてアンケート調査等を実施し、その結果を勘案しまして、事業に対する理解と協力を得るとともに、熟度を高めつつ本格的な調査に入ってまいりたい、かように考えております。 なお、調査地区につきましてですが、以前に約95ヘクタールと大きな区域を設定しておりましたが、地域の実情や実現性を考えまして、今後調査区域を絞って検討してまいりたいというふうに考えますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。             〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 質問のお答えに入ります前に、中部新国際空港のアクセスの件につきまして、私の配慮が足りませんだことを深くおわび申し上げたいと思います。 そこで、残りました問題が、鉄道高架の問題でございますけれども、この問題につきましては、昨年の12月の議会におきましても、再整理をいたしまして、長期的な視点に立った中でその方向性を見出していきたいというふうに御答弁を申し上げております。 そこで、この問題につきまして、問題点等をいかに整理していくか、こういうことでございます。御指摘のありましたように、鉄道高架につきましては、長い年月と莫大な投資を要するものでございまして、国の支援、特に県事業としての位置づけ、あるいは鉄道事業者との調整など課題も多いのが実態でございます。しかしながら、21世紀に向けまして、将来の交通ネットワークの中で、どのような町づくりの中でそれを位置づけ、それを推進していくかということが極めて重要なことでございますので、私どもといたしましても、補助採択基準など研究をいたしますとともに、市街化活性化対策調査研究特別委員会の御意見も拝聴いたしまして検討してまいりたいと考えておるものでございます。 次に、競艇場施設の改築にかかわりまして、第3次総合計画の後期基本計画に入っていないのはなぜか、それに関連しての御質問がございました。競艇場にかかわります後期基本計画上の位置づけにつきましては、既に議決をいただいております津市総合計画基本構想の施設の体系に基づきまして策定をいたしました後期基本計画の第3章財政の見通しの中で、本市財政に大きなウエートを占めておる競艇事業からの繰入金について、14億から16億円を目安として繰り入れしており、今後ともこれを基準とする安定した繰り入れが望ましいというふうに記述をいたしております。しかしながら、お話のございましたように、施設そのものの改築については記述をいたしておりません。 しかしながら、本施設の建てかえにつきましては、本市の財政上極めて重要な事業というふうに認識をいたしておりまして、そこで追記をすべきではないか、こういうことでございますけれども、現段階では非常にその中に追記することについてはしがたいんではなかろうか、かように思います。しかしながら、先ほど申し上げましたように、この事業の性格が非常に重要なことでございますので、その位置づけをそういう形の中で位置づけてまいりたいと考えますので、そういう意味におきまして格別の御理解を賜ればと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。            〔福祉保健部長 大河内徳松君 登壇〕 ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 仮称老人福祉総合センターの整備の考え方、また社協とのかかわりについて御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 高齢化社会が急速に進展する中で、本市におきましても、高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略、いわゆるゴールドプランを踏まえまして、長期的展望に立った保健福祉サービス等、老人福祉施策の積極的な展開を図ってきておりまして、各種在宅福祉サービスが複数機関による多種多様なものとなり、市民の皆様に総合的なサービスを適時的確に御利用いただくためには、各分野にわたるサービスが有機的に連携をする必要があると存じております。 本市の今後の老人福祉行政の方向といたしまして、各分野におきますサービスの拡充推進にとどまらず、各種の事業を最も効果的に供給するための基盤整備を来るべき高齢化社会の到来に先駆けて行う必要があるととらえまして、複合サービスを総合的に調整し、保健、福祉、医療三位一体となりました施策全般を管理コントロールする中核的センターとして、さらに生きがい施策の中心となりますシルバー人材センターの整備も含めた仮称老人福祉総合センターの設置について検討を進めていこうとするものでございます。 具体的には、在宅介護支援センター、デイサービス事業等の施設間のサービスの総合的連携調整機能にあわせまして、現在社会福祉協議会で実施しておりますホームヘルプサービス事業を中心とします在宅保健福祉事業の実施も検討することにより、民間団体である社会福祉協議会等既存組織との役割を明確にした中で、地域社会と連携を図られた本市独自の新たな高齢者福祉推進組織として位置づけてまいりたいと存じております。 また、一方では、増大いたします高齢者のほとんどが、健康で、その豊富な経験と技術と技能を活用した社会参加を促進するための生きがい施策が重要となってまいります。保健、福祉、医療の連携にとどまらず、健康な老人の生きがい施策でありますシルバー人材センター等も含む仮称老人福祉総合センターは、将来を見越したセンターとなることから、その内容につきましては、ゴールドプランの中でございます老人保健福祉計画の策定の中で、また施設整備につきましては、新たに庁内に設置を予定いたしております検討委員会において、具体的に検討を進め、高齢化の進展を先取りし、安定した高齢化社会対策の拠点として基盤整備を図ってまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 以上です。            〔競艇事業部長 須山芳彦君 登壇〕 ◎競艇事業部長(須山芳彦君) 競艇場施設改築についての御質問をいただいておりますが、前段につきましては、ただいま市長公室より御答弁しておりますので、残余の現地での改築方針がいつ決定づけられたか、莫大な予算支出をする以上、位置決定は軽率ではないかという御質問をいただいておりますので、御答弁申し上げます。 現在の施設は、建設以来24年経過しており、施設の老朽化が著しく、防災的な見地やフアンのニーズにこたえられる近代化、高級化の見地から、また運輸省からの現施設に対する改善指摘事項などから、将来を見通した抜本的な施設改善が必要であると考えているところでございます。現在、12月定例市議会でお認めいただいた施設改善基本構想計画書作成業務を委託しているところでございます。 御指摘の現地での改築の方針がいつ決定づけられたかということでございますが、このことにつきましては、事務レベルにおきまして、にえざき・なぎさまちプランなどを含め種々検討してまいりましたが、現地での改築という想定を進めてまいりましたが、いずれにいたしましても、施設改善基本構想計画書が7月ごろにはでき上がってまいりますので、その計画書とあわせて位置等につきましても広く検討を加えてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 なお、この施設改善につきましては、議会で御検討いただく場も今後議会へお願いしていきたいと考えておりますので、あわせてよろしくお願いをいたします。よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 ◆35番(川合務君) 答弁漏れがありますので、それを先にお願いします。環境部長、延命対策。            〔市民環境部長 山脇 實君 登壇〕 ◎市民環境部長(山脇實君) 申しわけございません。西部清掃工場の延命化対策いかんという御質問でございますので、お答えさせていただきます。 焼却施設の寿命は、一般的に御案内のとおり15年程度であると言われております。西部清掃工場は昭和54年に竣工し、12年余を経過しており、これまで計画的、効率的な維持管理に努めてまいりましたものの、施設全体の老朽化が進行したこと、あるいはごみ質の高カロリー化等により、現在では適正運転のための定格能力以下の操業を行っているのが現状でございます。 今後のごみの排出量を予想いたしますと、現状では近年中に処理限界を迎えますので、早期に運転管理体制の改善と、地元の皆様の御理解と御協力を賜りまして、ごみ受け入れピットの増設等を図りつつ、施設の延命化を進めてまいりたいと考えております。なお、積極的なごみ減量施策によるごみ排出量の抑制が、当該延命化に必要不可欠な条件でございますから、ごみ減量運動をさらに推進する所存でございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。えらい済みませんでした。 ◆35番(川合務君) もう時間が大分たちましたので、基本的に理解をした部分につきましては、もう再質問いたしません。100%理解をしたということではないわけでありますから、まだいずれの機会でもいろいろと物を申す機会があると思いますから、申し上げます。本日は省略をいたします。 問題のあります箇所だけさらに質問を申し上げたいと思いますけれども、まず北ビルの関係でありますが、4番目の質問になったかと思いますけれども、この点につきましては、市長が申されました御発言を聞いておりますと、地元からいろいろと出ているこの内容については、余り差異はない、こういうふうなお考えのようでございますけれども、新聞やそういった何で見る限りは、かなりこれは開きがあって、極論言いますと、北ビルあんなとこへ建てちゃいかんよ、こういうふうな意味にもとれるわけなんですが、それは今市長が申されましたような形で私ども理解をさしていただいていいのかどうか、こういうことでございますから、その点をまず最初にお伺いをいたしておきたいと思います。よろしゅうございますか。 それから続いて、西部清掃工場の関係でありますが、ただいま要求をいたしまして、延命化対策の関係が出てまいりましたが、運転管理の体制云々の言葉ですが、こんなものはつけ足りですわね。運転管理体制いかようにしても、それが延命化対策になるのかどうか。これはつけ足りだと思いますので、あえてもう聞きません。 聞きませんけれども、延命化対策というのは、結局のところ、地元にお願いをして、こうなりますけれども、53年、52年当時の地元周辺の清掃工場建設に伴います協定書、泉が丘団地との覚書、この辺は十分、百も承知の上でそのことを申されるのかどうか。よろしいですか。これは口がさけてもそんなことは言えんはずなんですよ。50年当時は、青谷の清掃工場、これは冬場、北風、西北の風が吹くと、潮見ヶ丘団地まで煙が飛んでくる、臭いにおいがする。近々下垂線のあのミスタージョンのところに道路が開通しますけれども、あの上に上がった団地については臭いにおいが来る、洗濯物にも灰が降ってくる、こういうことでございましたので、当時、豊里村との合併の際に、北の方には清掃工場の建設の一応の予定地があったわけでありますが、それそのものを建設をするというふうにかかったところが、進入道路についてはトラの背中のような形であって、とてもこれは着工には間に合わん。したがって、西の方、南の方でという形になって、最終的には今のあの予定地に建設がなされたわけであります。 当時は、ここの施設が、ごみの量が多くなってくれば、当然北の方にも第2の清掃工場は建設をするという約束になっておるわけでありますが、今もって、これがだんだんとごみの量がふえてきた。ふえたがゆえに、延命策として、今聞いてますと、ピットだとかと言われましたけれども、ピットもそのときにはっきりしとるんです。よろしいですか。はっきりしとるんです。今さらピットがどうのこうの。あなたはもう当時の清掃工場に関係する関係部長からは7代目ないしは8代目になるわけですよ。服部部長から数えていくと、あなたは7代目です。ひょっとすると8代目かわからんけども。それだけ部長はころころとトンボの目のようにかわっておる。それでそのときの申し継ぎが完全に--一番苦労したのは服部部長なんですよ。当時の助役、島村助役です。 だから、その辺の認識がだんだんと薄うなって、そして今もってこれはピットを増設を恐らくしたい。ピット増設だけでも3億や4億はかかるんじゃないですか。私は冒頭言うたと思うんですけど、県のヒアリングでその辺のところは皆きちっとなっとるんです。だから、その当時言うたことは、人口は17万になるかい。これははっきり私は言いました。津市が昭和60年に人口17万にならん。なるなら裸で歩いたるよと。暗にそれは17万人になっておらんじゃないですか。15万そこそこ。だけど、ごみの量はふえるよ。より高分子ごみはふえるよ。そのときはちゃんと言うてあるわけです。そうしたらある時期に、もう6万トン。今5万7,000、5万8,000、恐らく平成3年度は5万8,000トンを超えてくると思いますが、どうなんですか。もう言うとるうちですよ、これ。1年1,000トン以上ふえてきますよ。そうしますと、今申し上げましたような地元の協定書、覚書からいって、なかなか難しい。そうかて他に候補地を求めるというたかって、これまた5年や6年では解決つかんかわからん。よろしいですか。 延命化対策、より性能のいい炉を据えるとしても、これまた期間、時間がかかる。一体何とするのや。前から言うとるんですけれども、なかなかその辺に動きがからんだので、結局のところ、もう今日のこの議会のところで私はしびれを切らしていわなけりゃならん。あなたはこの3月末でもう御退任なられて、その退任の前に、私はこんなことはあなたには申し上げたくないわけですけども、要はなぜ言うか。きちっとした引き継ぎをより重要事項としてこれは引き継いでいってほしいということを言わんがために、この議会で私は申し上げておるんです。あなたについて何の私は恨みもつらみもありません。歴代の環境部長としては一番まじめにいろんなことを考えてくれた。そのことだけ私は申し上げておきます。 したがって、今申し上げました延命化対策というこの文言が出ておりますから、この辺についてもう一遍きちっとした説明をいただきたい。よろしいですか。これは恐らく私は逃げようとしたと思う。だから私は延命化対策を要求をしておるわけです。壇上で私は申し上げておるわけですから、その辺について大分勉強をされたと思いますし、だからその辺について御返答をこの点については特にお願いをいたしたいと思います。 それから出口部長が申されましたこの関係については、もう少し県に対するアピールの力をもっと入れてほしいということなんですが、これはほかの交差点改良とは大分意味が違うと思いますので、この辺はひとつよろしくお願いをいたしたい。早期要望をひとつ実現をしていただくように、いろんなその施設ができてくることによって、いろいろと問題がより大きく出てくるわけでございますので、よろしくお願いをいたします。 それから、項目別ではもう言わんと、部長単位に申し上げますけど、家城部長申されました点については、十分理解をさしていただきます。 それから藤波公室長が申されました御答弁の内容については、十分もう理解をさしていただきます。今後こういったことのないように慎んでほしいということと、それから午前中の論議もありましたように、それは駆け込み協議会発足ということでなしに、そこまで行っておるなら、時間をもう少しとって、本会議を越えてやはり発足をした方がいいと思いますし、周辺町村の関係もございますから、この点はくどいようでございますけれども、その程度にいたしておきたいと思います。 私、局長に1時間半で結構ですわと言うたところが、もう2時間になってまいりまして、大変恐縮でございますが、この時間をとりまして恐縮でございますが、もう一点だけ申し上げます。 その1つは、先ほど申し上げました延命化の問題だけに絞って、あとの点はもう省略をさしていただきます。延命化問題、これは地元にも何の話もない。こういった文章を書いて、そして本会議でだれも言わんだら、もうこれで通っていく、こういうふうに思われたのかどうか。少なくとも周辺の自治会長なり、あるいはまた公害防止対策委員というメンバーがあるわけでありまして、公害防止協議会というそういった協議会形式の場があるわけでありますから、その辺についてももう少し突っ込んで、やはり意見提起をして、それこそ、対話行政というふうなことを力説されておるわけですから、なぜそういうふうな手を打たんか。市長の施政方針に載せたらそれでいいというものとは違うわけでありますから、その辺の対話行政、対話行政と言いますけれども、対話行政の何もなっとらんわけですね。本会議でだれかこれ言わなくて黙っておれば、それで通っていくという問題ではないわけなんです。あるときにぼんと大砲打たれますよ、なめた話をしておったんでは。よろしいですか。 当時の自治会長は亡くなりました。1年半ほど前に亡くなられました。だけども、2代目、3代目、4代目、5代目の自治会長は今健在です。まだまだ元気ですよ。私を含めて申し上げます。私、自治会長をしましたから。皆健在ですよ。その方々に申し開きが立ちますか。あの協定書、覚書。あの協定書、覚書と、津市とそれから隣接のあるいはまた地元の自治会長でやっておりますけれども、もとは泉が丘のこの意見というものが十分入って、泉が丘対津市との協定書、覚書を地元周辺の地区もそれで共通事項という形で、最終的にはあの協定書、覚書ができておるんですから、その辺は誤解のないように。その辺についてもう一度明確な御答弁とお考えをお伺いをいたしまして、私の質問はこれだけに絞って申し上げます。 以上です。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎市民環境部長(山脇實君) 先ほども壇上で申しましたように、ピットの増設ということでございますが、いずれにいたしましても、地元の皆様の御協力と御理解、もちろん地元の公害防止協議会というのを皆さんに御協力を願っておることも、私は十分承知しておりますので、ぜひ御協力をお願いするのにつきまして、もう少しまた具体的な方法も出しまして、ぜひ皆様に御理解をお願いしたい、かように考えております。 ◆35番(川合務君) 環境部長、誤解されておったらいかんので、ピットピットと言われますけども、炉をより性能を高める形で、炉そのものをやるんならええけども、ピットって、これ入れ物ですよ。ごみの入るところ。こちらの炉そのものはほりぼりにしてそのままで、ピットだけ何したかて、何が何ですか。これはそこへためたかて、結局焼けなければ--だからあなたがさらにその下の事務サイドでどういうふうな検討をされておるか。まだ私は全然聞いてませんから、その辺はわからんですけども、ピットは炉の役目を果たしませんよ。延命化対策て、何が延命化対策なんですか。もう限度、あなた方が言われる6万トンに近うなってきとるんですよ。もう120トンはとうに超えておるんです。 そして壇上で市長が言われるのに、余熱電力をどうのこうの。これをやろうと思ったら、もう抜本的にあの施設のやりかえをせん限り、そんなことはできん。当時も余熱の問題を私は出しました。だけども、120トンあるかないかの何については、これは余熱電力のその施設をつくってもペイはしないであろう、こういうふうに当時の服部環境部長は言われましたので、当局の方から言われましたので、その点についてはそれ以上の私は突っ込みはいたしておりません。よろしいですか。あえて前の話を言いますけども、120トン掛ける2で240にならん。電気の回路でありませんけれども、120アンペアの2回路よりも、80アンペアの回路の3回路の方が、機能的にはその方がよろしいですよと、こういうふうにあえてそのとこまで言うとるんですけれども、その80トン炉というのはありませんわ、120トンですわ。それで120トン掛ける2にしとるんです。80掛ける3ならまだ多少は私はできると思いますよ。160トン。だけども、悲しいかな、120掛ける2でありますから、点検整備もやらなけりゃならん、日常点検もやらなけりゃならん、そしてまた24時間フル運転をやっていかなけりゃならん、こういうことですから、なかなか難しい。綱渡りをしておるわけでありますけども、一たんこれは炉がパンクをするなり、またそれに近くなったら、津市はもう万歳。松阪へ持っていって、また焼いてもらわんならんか、久居にはとても、久居はもうえらいもんですから、これは久居の市長にしかられますけど、まだ新しい清掃工場は見通しが立ちません。用地は買収しても、まだそれは地域同意は得られておりません。ですから、総合計画のときに、私は北の方の問題を出しましたけれども、その動きも全然なし。よろしいですか。あえて中勢北部サイエンスシティの問題を当時出したのは、またきょうもその問題を出したのは、その辺のところを暗に含めて私は申し上げておるんですけど、その気がありませんから、それ以上のことは申し上げません。 ですから、延命化対策、真剣にひとつお考えください。もう一度御答弁をいただいて、なければないで結構です。どうするのか、この点だけ。別途また日を改めて申し上げます。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) 施政方針の中で、延命化対策という表現を使っておりまして、その対策の中身はどういうことか、こういうことで一応担当部長として、ピットの問題にまで踏み込んで御答弁申し上げた、こういうことでございまして、それらは当然従来から進められております環境等に対する地元の協議会があるわけでございますから、さらにそういう場におきまして、そういう問題等についても現況等説明申し上げる経過の中で、問題提起をさしていただくという形が、極めてスムーズな姿であった、このように考えておりますので、そういう点ひとつ、今この対策について、それ以外には、やはりごみの減量対策をどう進めるかというふうなことで、いろいろな努力を進めていく、そういうこと以外にはなかろうかな、こう思っておりますので、地元として大変いろいろと今日まで御協力をいただいておりますのに申しわけございませんが、そういうところでございます。 そこで、私は若干先走ったような、大胆なような御発言もさしていただいたわけでございますが、その真意につきましては、やはりそういう問題も具体的にこれから、どの地域とは想定は今段階ではできませんけれども、そういう形で進めていくという前提を出して十分検討して、仮にそれに少し赤字が出たとしても、補助的なことをやはり進めていくことがやっぱり必要になってくると思っておりますので、そういうことを申し上げたのでございまして、御質問のお話にありましたようなことも、私の胸の中には少しありますし、それも含めて検討すべしということで、指示もいたしておる経過もございますので、御了承いただきたい、かように思います。 ◆35番(川合務君) もう余り言いたくないわけでありますけれども、延命化対策というのは何にもない。ピットピットと言われますけど、これは延命化対策にプラスにならん。プラスにならんという言い方はおかしいですが、延命化対策とイコールにはならん。ピットって、これ年末年始のあのときぐらいなもんですよ、いっぱいにたまってきますから。ふだんはそれ関係ないじゃないですか。それも、よほどより計画的に年末年始の何をやれば、これはいいのであって、それ以外にピットで支障を来すことは何もない。 要は、6万トンの何になってきとる。これはピットなぶったかて、これは変わらん。焼却炉そのものの性能をより高める努力を何かあるなら教えてください。だけど、それは全然なしなんでしょう。そうしたらどうするか。これは万歳しかないんです。白旗上げるしかない。ここまでほってきた当局の責任ですよ、私に言わせれば。それならそれなりにもっと、公害防止協議会というものがあるんですから、あなた方の考えをもっと前面に出して、どうのこうのといろいろ言われるか、それか私が申し上げたように、協定書、覚書では一切まかりならんというふうに突っぱねられるのか。それならそれでもっといろんなやり方があると思いますわね。ですから、もうずっときて、3月のこの段階にきて、そして部長チェンジ。それで新しい部長になられたのは、これはよっぽどえらいんです。よっぽどこれはそれこそ荷物を背負うてやらなけりゃならん。市長やないけども、夜の夜中も起きとらんならん。これはもう寝られやん。それぐらい深刻な状態になっておる。 私はなぜ言うか。こんなものは私が言わなくても、ほかの議員さんも言われると思いますけど、たまたまあの付近に私は住んでおりますから、西浦さんも住んでますから、どちらかが言う。これは周辺の公害問題の排ガスの問題だけではなしに、津市全体に及ぼすわけなんでしょう。だから、すぐ東には久居高校がある。久居向いて吹いておるんです、これは大方。夏場だけですよ、多少西向いて吹くのは。ふだんは大方田中市長の方向いて吹いておるんです、正直言うて。久居高校、横山、諸戸山、明神町、その辺に吹いておるんです。風そのものは舞いますから、一概にそうとは言いませんけれども、その辺についていろんな問題が、だんだんとごみの量がふえてくれば、問題があるということはわかっておるんですから、その推移もわかる。ごみ減量、ごみ減量て、こんなもの念仏のように唱えておったかて、私は、ごみは減りませんし、ごみゼロ運動で津市の美化運動やれば、よりごみはふえますよ、野焼きをすることはできませんが、どうです、こんなとこまではっきり言うとるわけですわね。地元については、公害問題についてはよりきつい御意見を持ってみえる方が多い。 そのことだけ力説を申し上げまして、今後の清掃工場の対応を真剣に受けとめをしていただきたい、このことを要望申し上げまして、私の質問はこれで終わらさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 暫時休憩いたします。     午後3時6分休憩     午後3時20分再開 ○議長(井ノ口昭太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。9番篠田耕一君。              〔9番 篠田耕一君 登壇〕 ◆9番(篠田耕一君) 私は、日本社会党議員団を代表いたしまして質問をいたしたいと存じますけれども、御案内のとおり、既に多くの代表の皆さん方が終わっておりますので、重複をする部分も出てまいろうと思いますけれども、でき得る限り整理をしてやってまいりたいと思います。どうぞひとつ当局におかれましても簡明な答弁をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。 新年度は、第3次総合計画の後期基本計画2年目を迎える津市にとりまして、基本計画に基づく基幹プロジェクトを初めといたします諸計画のより具体化を図り、事業の着実な進展に向けて取り組む大切な年度であるとも考えます。さらにまた、市民の生活を取り巻く環境問題を初めといたしまして、多くの課題の山積をしておることも事実であります。これらの諸課題や市民要望をより円滑に対応、実効を上げていくことこそが、市民の行政に対する期待でもありますし、昨年の不祥事件に対します市民への信頼回復への道であるとも考える次第であります。 このような思いと期待をもって、施政方針または教育方針を伺い、さらに精読をいたしてまいりました。従来から指摘の多かった美辞麗句や誇張も余りなく、現実面をとらえて具体的に訴えられている点などにつきましては、無欠とは申しませんけれども、過去に比べてより前進であるとの印象を受けたところであります。昨年の不祥事件の反省の上に、行政が一体となって、それこそ、施政方針にも述べられておりますように、市民が安心をして託せる堅実な市政運営を図っていただくように心より期待をしながら、質問に入ります。 まず最初に、議案7号津市行政組織条例の一部の改正についてであります。今回の組織条例の改正は、’80年代におきます国の臨調行革路線に忠実に乗り、進めてまいりました無理な行財政の見直し、さらには、1,700名体制のひずみから派生をいたしましたあの不祥事件、これらの反省と、再びこのような事件を起こしてはならないという思いの上に、昨年10月の改正に引き続きなされたものと私は理解をいたしております。 率直に申し上げまして、今回の改正によって、大綱的にはすっきりした、本来的な姿になったと感じます。また、昨年の財政部の新設と、検査室の強化、さらには今回の都市計画部の新設によって、権限集中から分散、責任の明確化、さらには都市計画部門の部昇格と、環境部の見直し等によりまして、当然の措置といえ、現実に即したものとなったと考えます。今後の事業運営に大きく期待を寄せているものであります。ともかく、組織はこのように確立をいたしました。要は、その組織から市民の期待をされる実効を上げていくための人材の配置であります。厳正なる対応を願うものであります。 そこでお伺いをいたします。先ほども川合議員の質問の中で、強く主張をされておりましたけれども、私も昨年の経過を振り返りながら、この本会議で論議のありましたいわゆる適正人員の配置にかかわる長期にわたって同一職場に在住する職員の関係につきまして、この4月の異動ではどのように対応されていくおつもりなのか。昨年いろいろと論議になってまいりました経過もあるわけでありますけれども、これらを踏まえての御答弁を求めたいと存じます。 次に、私どもの考え方を申し上げまして、御意見を伺いたいと思います。資質の向上といずれの職場にも対応できる職員の育成の意味から、例えば新入職員の異動を、ある一定の期間、せめて3年間隔ぐらいで考えてはどうかというようなことであります。例えば10年、例えば3つ以上の職場を経験することができ、そのことからさらに広く知識を得ることになるのではないかというふうに思うからです。多少言葉足らずの面等もありますけれども、市長のよく言われます私の意のあるところも御理解をいただいて、御答弁をいただきたいと思います。 次に、地方拠点都市整備法案にかかわってでありますが、これまた多くの方々からそれぞれ御論議がございました。一定の理解をいたしましたので、ここでは割愛をいたしておきますけれども、ただ苦言、要望申し上げれば、我々がああいう形で新聞紙上に出てまいりますと、大きく関心を持ち、当然将来期待を持つようなこの事案が、当局の方で案外軽く扱われておったというのか、大きく今までに話にも乗ってこなかった。先ほどのお話の中では、余りこうした情報については把握をしていなかったような感じも受けたわけですけれども、今後一切そういうことのないようにお願いをしたい。 さらには、この内容を見てまいりますと、言われておりましたように、今後の津市にとりましては大変期待のできる支援措置等のメニューも多いわけでありますから、言われておりますように、今後よりこの問題にお取り組みをいただいて、指定されることになりますように期待をいたしておきたいと思います。この点については要望にとどめ、割愛をいたします。 次に、にえざき・なぎさまちプランについてであります。先日の全協で、その範囲内での一定の理解はできました。計画の中身を知れば知るほど、また逆に疑問や心配が出てまいります。既にそれぞれの質問がなされておりますが、整理をしながらさらに伺ってまいりたいと思います。 まず、港湾計画の問題につきましては、一応の理解をいたしました。しかし、平成4年に改定が予定をされておりますこの港湾計画につきましては、今の計画を必ず乗せていかないと間に合わないということにも相なりますので、その点については十分心していただくようにお願いを申し上げておきたいと思います。 次に、新空港への海上アクセスについてであります。これにつきましても、再三の論議が交わされてまいりました。私どもの気持ちとしては、確かに悠然とされております取り組みについて、大丈夫なのかなという気持ちで見守ってまいりました。しかし、去る7日、伊勢湾海上交通開発研究協議会なるものが発足をしたということを新聞紙上で初めて知ったわけであります。いよいよ、ようやく具体化方策を探ることになったんだなと感じたところでありますが、先ほども川合議員の申されましたように、この協議会の突然的な設立につきましては、同じような受けとめ方をいたしました。既にさきの方々の御論議にもありましたので、それらの点については省略をいたしておきます。 ただここで申し上げておきたいのは、昨年の9月議会におきましても、これらに取り組む特別委員会が議会にも設置をされておりまして、それぞれ議員の方も力いっぱい研究をしている、調査をしているというこの事業でありますから、それらのこと等につきましても十分当局も胸におさめていただいて、情報の交換等につきましても、でき得る限りの御理解をいただく必要があるんではないかということを申し上げておきたいと思います。いわゆる4市が競合いたしてまいりますこの部分につきましては、既に御答弁の中で理解をいたしました。さらに他の市におくれをとらないように、御努力をいただきたいと思います。 ただ1つ、設置をされました協議会のメンバーにつきましては、その目的から一定の理解はいたしました。しかし、先ほども御論議がありましたように、近隣市町村の名が出ていない、そのことについて疑問に思ったわけであります。答弁である程度理解をすることができました。また、過去の新聞等を見てまいりますと、他の松阪、鈴鹿につきましては、周辺町村を含めてそうした組織をつくっております。中には、日常津市が中心になっていろいろの事業を進めておりますいわゆる広域圏内の町村等につきましても、それぞれの市の協議会に参画をしてみえる。なぜ市はその辺について訴えていかなかったのか、また要請をしていかなかったのかという点について、大きな疑問を抱き残念に思ったわけでありますが、これも先ほどの論議でおおよそ理解ができました。今からでは遅いということでもありませんので、その取り組みの推移によっては、それらの面につきましても、ひとつ力強く取り組みをいただきたいなというふうに思います。 次に、背後地の整備についてでありますけれども、これにつきましても既に多くダブってまいっておりますので、これについても割愛をいたしてまいりたいと思います。今後これらの取り組みにつきましては、事業そのものはにえざき・なぎさまちプラン以前の重要な事業であります。しかし、なぎさまちプランを立て、これからそれを実現をさせていこうという立場からは、なぎさまちプランとしては絶対的条件にもなるわけでありますから、そのことも心してお取り組みをいただくようにお願いを申し上げておきたいと思います。 次に、鈴津海岸道路についてであります。先ほどの担当部長の答弁の中で、4年度に促進協議会を設置をしていきたいという御答弁でありました。全く我々にとっては理解に苦しみます。といいますことは、私も過去8年間、この種問題をとらまえました交通対策研究特別委員会なるものの中で、この種の問題を取り上げてまいりました。前期の場合は、当時の米本部長を先頭に、現地に立って調査をさしていただいた経過もございます。そうした長い経過のこの鈴津道路が、今まだこれから促進協議会をつくっていくという考えだというような、緒につくかつかない程度であります。しかも、その位置づけというのは高いわけであります。重要な1つの構想であります。後追いしておっても仕方がありませんので、おくれはこれから取り返すんだということで、本格的にお取り組みをいただきますように強く要望をいたしまして、これも割愛をいたします。 次に、この間の説明の中で、集客的手段として、あの計画の中に複合ショッピングセンターの配置がうたわれております。年間入り込み客360万から480万と言われておる計画であります。この計画が実際に出てまいりますと、既に大門や立町を中心といたしました津市内の商店街等の今の地盤沈下や、さらには松菱や郊外におきます各ショッピングセンターが、それに打ち勝っていくための増床計画など、いわゆる活性化への対応がなされているのが現在の状況であります。さらにまた、丸之内を中心にして、いろいろな動きも出てまいっております。こうした動きへさらに圧迫を加えていく、脅威を与えていくということになるんではないかと心配をするものであります。既に委員会も組織をされまして進められております津商業近代化計画など、こうした商業関係団体との協議なり意見交換等については、従来からされてきたのかどうなのか。その点についてまずお伺いをいたしておきたいと思います。 本来、本プランにおきます商業施設などの配置は、少なくとも既存の商業を支援するものでなければなりません。そのためには、少なくとも現状の商圏を、圏域を拡張し得る能力が必要であると思うわけです。また、それによる集客の流れが、既存の商業支援をする形を最低考える必要があると思うわけでありますが、それらの点についてはいかがなものなのでしょう。 さらに、本プランにつきましては、これから調査研究が進められ、より具体化への取り組みがなされていくわけでありますけれども、その過程では、当然漁業者、地元関係者はもとより、市民的合意への取りつけが必要であろうと思いますけれども、先の話だということでなくって、現時点でのこれらに対するお考えもあれば伺っておきたいと思います。 次に、長谷山レクリエーションエリアの形成についてであります。市民の多くが期待をしております本計画につきましては、方向が示されましてから久しくなるわけでありますが、幸い今回の新年度の予算の中で、いよいよ用地測量業務委託料が計上されてまいりました。市民の待望の事業だけに、市長もやる気になったなと意を強くするものでありますが、これまでのアンケート調査や市民から寄せられましたアイデアを生かして、自然をできる限り残した市民の皆さんがふるさとの山として親しみと誇りの持てるレクリエーションエリアとして実現をしていただきたいと、心より願うものであります。 既に多くの質問がございましたので、この点につきましては割愛をいたしてまいりますけれども、ただ近隣町村との関係につきまして、まだまだ十分理解をすることができません。これらの点につきましては、さらに今後も取り組みをいたしてまいりたいと思いますけれども、この事業導入に当たり、いよいよ本格化をいたしまして事業化になりますと、膨大な費用がかさんでくるわけであります。これらにつきましても、国や県にもいろいろな補助メニュー等があるように聞いておりますが、それらにつきましても、先ほどの答弁にありましたように、知恵を絞っていただいて有効に活用していただく、このことも特に要望していきたいと思います。 さらに、言うなら広域的な性格を持つこの公園計画でありますから、さらに、ただ単なる補助ということでなくって、県からも応分のひとつ負担をしていただくような方策等が考えられないのかどうか、その点にだけ御答弁をいただきたいと思います。 次に、中勢北部サイエンスシティの構想についてであります。この構想につきましては、第3次三重県長期総合計画によります21世紀を開く県都づくりの中での上位計画にも認知をされているところでもあります。既に平成元年3月に、開発整備推進計画が策定をされてまいったところでありまして、推進協議会を設置され、その活動を中心に事業化への熟度を高めていくということで取り組みをされ、さらに今回の施政方針でもうたわれているところでありますけれども、さきの答弁から参りますと、今後の取り組むための環境づくりの段階だという答弁であったというふうに理解をいたしましたので、この問題についてここで論議をいたしましても、そう大きく前進はしないということも考えまして、これについても割愛をいたしてまいりたいと思いますが、ただ1つお伺いをしておきたいのは、例えば河芸町が工業団地をつくりました。これは県の土地開発公社でやったというふうに伺っております。さらにまた、こういう大きな開発等やる場合等につきましては、国の方に地域振興整備公団があって、それらが委託を受けてやるというような方式もあるように伺っております。具体的なその内容については、私もまだ勉強不足でありますけれども、そういうことでありますので、これらのかかわり等についてはどのようにお考えなのかだけ、ちょっとお伺いをしておきたいと思います。 次に通告をいたしました排水路、道路整備につきましては、カットいたします。 次に、新しい水源の確保についてであります。これも先ほど安藤議員の方の質問の中にもございましたし、さらに市長の施政方針の中にも詳しく述べられておりますので、簡単にお伺いをいたしてまいります。津市域の水需要、さらには水源能力の現状につきましては、従来から論議もあったところでありまして、今さら申し上げるところでもございません。そういう点につきましては省略をいたしますが、最低の現能力は守ってほしい。さらに新しい水源確保にも最大限のひとつ御努力をしていただくことを要望したい。 ただ、先日の県議会での、中勢地域の水の需要にかかわりまして、知事の答弁が新聞に出ておりました。この答弁を当局はどのように受けとめられておるのか。また、この発言が今後どのようにかかわっていくというようにお考えなのか、この点だけ伺っておきたいと思います。 次に、農業集落排水事業について伺います。津市におきます公共下水道の普及率は、現在時点で人口比約12%、流域関連の工事の執行率が、本年度末で認可面積の約15%、施政方針でも、流域関係について平成5年度の一部供用開始を目指して推進に努力する、また志登茂川処理区についても具体化に向けて努力するとされておりますが、金はかかるけれども、なかなか進捗率が上がらないというのが、この下水道事業であります。こうした下水道事業を補完をする意味で、農業集落排水事業につきましても取り組むべきだとの本会議や委員会等におきます論議がありまして、昨年9月議会で、本事業の整備計画作成委託料が補正計上されたわけであります。その後経過はどうなっているのか。また、今後のこれらの計画についてはどのように進めていこうというお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。 次に、住宅建てかえ計画につきましては、聞き取りの段階で理解をいたしましたので、カットをいたします。 さらに、次の津・松阪港湾津港区の振興につきましても、一定の理解ができましたので、以下要望にとどめてまいりたいと思います。先ほどもにえざきの問題でかかわりましたように、平成4年度に改定を予定をされておりますこの港湾計画の中にのせていただいて、今後の物流の振興策等についても最大の御努力をいただきたい。そのことを特に要望申し上げて、この点については割愛をいたしてまいります。 次に、国際交流会館の建設について申し上げたいと思います。御案内のとおり、この問題につきましては、既に過去の議会でどなたかが提起をされた経過がございます。その後の状況は、既に進展をいたしております。そういう立場からあえてこのこともお願いを申し上げたいと思うわけであります。津市におきます2月末の外国人の登録の人数も1,848名、36ヵ国となっております。さらに、登録をされていない人、できないという人たちを含めますと、それは把握はできませんけれども、相当数に上るんではないかというふうに言われております。教育方針でも、外国人の児童等の急増が示されております。このことは、状況の違いはありましても、国際化の進展を示す一面であると考えるわけであります。さらに、津市はオザスコ市との姉妹都市提携から16年、鎮江市との友好都市提携から8年を迎えるわけであります。7年には10年の記念すべき年代に入ります。 国際化に対応する政策の一環として、さらに提携の有無いかんにかかわらず、津市民が機会あるごとに多くの外国の人々と交流のできる場を、すなわち仮称国際交流会館の建設に向けて取り組む時期ではないかというふうに訴えるものであります。いかがでしょう。例えば今県ではまだ具体化はしてないようでありますけれども、これを早めていこうという考えのもと等も含めて、鈴鹿市が県のこうした交流会館の建設を鈴鹿の方に誘致をしようというような動きが出ておるやに聞いております。これらの点も含めまして、ひとつ当局の御見解をお伺いをいたしたいと思います。 次に、勤労者対策についてであります。おしかりを受けるかもしれませんけれども、現在の津市の勤労者対策につきましての業務体制は、看板は産業労働部ということで大変大きいわけでありますけれども、その実態は担当の方が1人という全く弱いものと言わざるを得ません。時代の要請によるところも多いわけでありますから、文句をつけるつもりはありません。勤労者福祉を中心といたします幅の広い労政業務が、今後行政に対して強く要請をされてくる時代の到来も間近であろうというふうに考えるわけであります。先ほども触れました外国人労働者の状況も、急テンポで大きく変化をするものと思います。施政方針でも、勤労者福祉サービスセンター設置等が述べられておりまして、勤労者対策への意欲も十分だなと受けとめて、組織体制の拡充を望むものでありますけれども、いかがでしょうか。 次に、教育方針にかかわってお伺いをいたしてまいります。 まず、学校週5日制の導入についてであります。この問題につきましては、既に多くの方からの質問の中でも理解をいたしましたので、1つだけ確かめておきたいと思います。現行の土曜日の午前中の授業、いわゆる小学校あたりですと3限かと思いますけれども、これらの内容が、この土曜日の休日が実施をされた場合に、どのように措置をされていくのか。例えば消えていくということになるのか。他の日で分けてそれは消化をしていくんだということになるのか。これは指導要領等の中で規制がなされておると思いますから、例えばそこら辺を変えない限り、現場ではなかなか難しい問題ではないかというふうに素人として感じるわけです。その辺についてのみ1点お伺いをいたしておきます。 次に、先ほども触れました外国人幼児児童生徒が急増をいたしておるというふうに伺っております。これらの実態は既に各学校に学ばれておるということでございますが、それらの現状と、またそうした中での問題点、またはそれらに対する対応をどのようにやられているのか、今後これらについての考え方をどのようにしていかれようとしているのか、この点をお伺いをいたしておきます。 次に、南が丘小・中学校の開校に当たりまして、いよいよ新学期から南が丘小・中学校が開校する運びとなりました。短期間での学校建設を初め諸対応でありましたので、関係者の皆さん方の御苦労もひとしおであったと思います。心から敬意を表します。私も過日孫と、遠くからではありましたけれども、あの付近に参りまして、学校の姿を見せてもらってきました。全く近代的な、しかも配色のよい明るく感じられる校舎であります。通学条件さえよければ、最高の環境でありましょう。南が丘団地も建設途上であるわけでありますから、完全な通学条件を確保することにはならないかもしれませんけれども、今後の対応として、さらにさらに御努力をいただきたいというふうに望むわけであります。そうした気持ちから以下申し上げ、お願いをし、そのお考えをただしておきたいと思います。 大変勝手な言い分になりますけれども、開校されました後しばらくの間、少なくとも1週間や10日程度は、現地に立っていただいて、通学時の状況を把握をしてやってほしいな。しかも、行政だけでこの安全対策が将来担っていけない部分、いわゆる信号機の問題もあります。安全諸施設の問題もございますので、できれば警察にもお願いをして、交通事情等も含めた対応もしてほしいなというふうに思うわけであります。その理由は、幸い近く下部田垂水線が開通となります。しかし、この辺の交通事情につきましては、大変悪くなるわけであります。逆に危険になるわけであります。そういう観点から、先ほどのお願いを申し上げておりますので、十分御理解をいただいて、申し上げました内容等についてよろしく御努力をいただくようにお願いを申し上げたいと思うわけであります。 いま一つといたしましては、要望でありますけれども、通学路につきましては、一定、行きはここ、帰りはここをという格好でお決めをいただいておるようでありまして、ある程度地域には徹底をいたしておりますけれども、そのことに従うかどうかは子供たちであります。どうしたって朝行ったところの道の方が近いしという面もあるわけですから、下校時は通るなと言ってもそこを通る可能性があります。そこのところは農道でありますから、大変環境的には危険なところであります。開校の4月から10月ごろまではまだいいかと思いますけれども、それ以降になりますと、日の短くなる関係等もありまして、クラブ帰りの中学生なんかは特に危険であります。その辺等も十分御配慮をいただきたい。また、そういうふうなことも含めまして、先ほども申し上げましたように、あすこの団地はまだ建設途上にありますから、団地にすべてをかけるということにならんと思います。やっぱり照明の問題、いわゆる防犯灯の問題、いろいろ出てまいりますので、それらにつきましては、ひとつ秋までに何とか結論づけていただき、必ず対処していただくということをしかとお願いを申し上げておきたいと思います。これは要望にいたしておきます。 あと2点ほどあるわけでありますけれども、大変私ども地域の問題で恐縮でございます。簡単に申し上げまいりますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。 実はきのう梅崎議員も支援射撃をしていただきました。地域に住む市民の1人として、大変ありがたく思っております。ありがとうございました。これは、里の上地域の、先ほども申し上げました梅崎議員がお取り組みをいただきました道路の関係でありますけれども、これはもう担当の皆さん方も十分御承知、御理解をいただいているところであります。 ところが、なぜか手をつけていただけない。だからといってほかに何もやってくれないのかということでなくって、高茶屋地域につきましても、本当に年々道路、排水の関係等については整備をしていただきまして、地元挙げて喜んでいるところであります。しかし、この部分については、なぜか手をつけていただけない。もちろんきのうも御答弁がありましたように、これは早くからの都市計画道路であります。しかし、状況は、極端に申し上げまして、荒れほうだいという表現がぴったりの状況であります。決して過言ではありません。残念なのは、幅員が広い、側溝がない。手をつければ、側溝から排水対策面から一挙にやっていかないと意味がないわけでありますから、それだけに工事費が多くかさむ。このことが当局の手をつけてくれない理由でしかないというふうに私は理解をいたしております。私も、バッジをつけさしていただきましてから20年が過ぎました。この今もお話ありました。確かにそのことなんです。再三ここでも訴えてまいりましたけれども、取り上げていただけない。 20年間の中で取り上げていただいたのは3つであります、この路線で。まず1つには、通学や通行に危険だから、東の端に縁石を1つ置いて、歩道をつくってやろうということで、全部でありません、一部であります、やっていただきました。そしてその後排水課の方の対策として、あの道路の下に700の管をいけていただきました。そして今水道局長でありますけれども、加藤水道事業管理者が建設部長のときに、ここで少し声を大きくいたしましたおかげで、あの道路の北半分が整備をしていただきました。その程度で、それ以降進んでおりません。 また同時に、きのう梅崎議員の答弁の中で、都市計画道路であります、関係当局と相談をしてという御答弁、これも少なくとも10年間のお答え一緒であります。確かに都市計画道路でありますから、二重投資、三重投資ということを心配されてのお気持ちであります。そういうことから、怒るつもりはありませんけれども、じゃ都市計画道路として整備をされていくのは、見通しとしていつなんや。今の状況からいきますと、少なくとも10年、15年先にならざるを得ません。それまでの間、何とかひとつ地域住民の念願、さらには、あの地域は試験場やとか交通センターもあります。いろいろの公的な施設も多いところでありますから、他の地域の皆さん方も多く利用される道路でありますので、何とか、関係当局と相談をして考えますということでなくって、この際6月にでも補正をして、何とかやってやろうでないかという心ある御答弁をいただきたいと思います。御答弁いかんによりましては、もう一度取り上げさしていただきます。 次に、国有地の払い下げについて、その経過についてお伺いをいたします。これは既に竹田議員も、地元の立場からこの本会議で2度ほど要請をしてくれました。また、地元自治会連合会といたしましても、早くに要望書を提出をし、しかもこの1月のごあいさつに上がった中で、再度要望をされた経過もあるわけでありますが、旧の海軍工厰の飛行機エンジンテスト工場の跡地であります。これは1,600坪前後あるはずであります。それがそのまま残っておりますが、これらの払い下げ、活用について、その後どうなっているのかお伺いをいたします。用途等についての特定は、多少地元の要望もございますけれども、それらについては当局にお任せいたすといたしましても、当面払い下げを一刻も早く実現をしていただくように心から期待を申し上げて、私の壇上からの質問を終わります。 大変どうも長くなりまして、ありがとうございました。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 議案第7号にかかわりまして、いろいろと御所見も含めまして数点御質問をちょうだいしたわけでございますが、今回の行政組織改正につきまして、御案内のとおりの対応をしていくわけでございますけれども、要はやはり実効を上げるということになりますと、適材適所、人事の公正さ等十分配慮しながら対処していくことが必要である、かように考えておりますが、その中におきまして、やはり長期同一職種の問題等につきましても、午前中の御質問等にもお答えをいたしておるわけでございますが、役割に応じて、やはりそれぞれの年限等についてもおのずと長い期間、短い期間等出てまいろうか、こう思っておるわけでございまして、それらをあわせて十分ひとつ配慮しながら配置がえをしてまいりたい、こう存じております。 そこで、具体的に新任職員等につきまして、3年程度をめどにして、やはりいろいろ体験、経験をさすのはいかがか、こういうことでございます。御指摘のとおり、ややもすると新入採用いたしまして、場合による10年近くも同じ職種におったという例も過去にございまして、それらはやはりフレッシュな気持ちで入った職員に意欲を喪失させたり、いろんな問題もあろうか、こう存じますので、また昨今の行政は、非常に各方面にわたって関連もいたしておりますから、御提言の趣旨は大変貴重な御意見だと存じておりますので、十分参考にさしていただきまして対処してまいりたい、かように存じております。 次に、なぎさまちプランにつきまして、いろいろと御意見も含めて御質問もちょうだいした点があるわけでございますが、今後、御提言いただきました趣旨等につきましては十分勘案しながら、港湾計画を策定するのに当たりましての参考にさしていきたい、こう存じております。 新空港へのアクセスにつきましては、大変議員の皆さん方には御心配をおかけいたしておりますので、十分実効上がるような形での対応を早速取り組んでまいりたい、こう存じますし、議会特別委員会等に対しましても、格別の御協力をお願いをしてまいりたい、こう思っております。他市におくれをとるな、こういう激励もちょうだいいたしましたので、さらに努力をしていきたい、こう存じております。 市町村との協議等につきましても、さらにひとつ進めるべきじゃないか、こういうことでございますので、いろんな今日まで、また現在においても、周辺市町村との協議事項をどんどん進めておるわけでございますので、決して疎外したわけではございませんので、早速それらの点を含めまして協議を進めてまいりたい、こう存じております。 鈴津道路につきましては大変おくれてきておるのはもう事実でございまして、これは仮称でもあるわけでございますけれども、まだ正式に決まっておりません。河芸町におきましても、あるいは鈴鹿市におきましても、それぞれ意見があったりいたしまして、県との調整等についても、大変日時を要したりいたしておりまして、私どもにおきましても、どのルートがいいのかということについては、随分論議もいたしました。 しかし、現在の津市の現況から考えて、海岸堤防を中心にしたところが現在時点では一番有効ではないか、こういうふうな考え方等を持っております。と申しますのは、計画決定をいたしましても、事業は何から手をつけるのか、あるいは道路買収はどうするのか、こういうことになりますと、これは決して国道でも今のところは県道でもないわけです。したがって、名前だけは鈴津鈴津ということで先行しますけれども、実質的には、どこの予算でだれがどうするんだ、こういうところまで踏み込んだ論議はなされていないわけです。私どもとしては、当然どんなに悪くても、県道に組み込んでもらわなければ、やはり市単独等で、それらはただ計画道路できたというだけでは困るわけでございます。そういうふうな調整が非常に手間取ったということも事実でございます。 したがって、なるべくこの4年度には都市計画決定を早くしようじゃないか、こういうことで一応県ともおおよその合議はできてまいりましたので、そういう方向で進めていこう。例えば堤防敷ですと、堤防を利用して、即それはできないとしても、堤防の東側は官有地が多いわけですから、それを利用していけば、堤防の補強にもつながるんではないか、こんなふうなことも考えられるわけでございまして、そこら等で、津市内においては、白塚の境界からずっと現在でも車走っておるわけですから、それの堤防内にさらにもう一路線つくることによって、堤防の強化並びに通過車両としてこの地域内の車両の便宜を図ろう。そうなってまいりますと、志登茂川、安濃川の橋をどうかけるんか、早くやらなければ意味がないわけですから、あれをかける、こういうことが必要になるわけです。 したがって、それらをどういう手法で進めるんか、これらを早く都市計画決定した上で、国の補助金をもらいながら進めていかざるを得ない、このように考えておるのでございまして、本当に私も、このように話が出てからいつまでたっても決定してないことに対して、もう県に行くたんびに、あるいはまた県会の先生方にも、とにかく早く決定してくださいよ、こういうことはお願いをしておるのは現実でございますので、決して私ども手をこまぬいていた、こういうことではないわけでございますので、御了承をいただきたい、こう思うわけでございます。 次に、にえざき・なぎさまちにかかわりまして、複合ショッピングの計画があるわけでございますが、これらについて、既存の大型店あるいはまた市内の商業者との関連はどうだ、こういう御質問だろうと思うわけでございますが、現在、商工サイドからいきますと、市内での買い物率というんですか、市民が市内での買い物する買い物率が若干低下をしておると。といいますのは、他の都市へ買い物に行くことが多くなってきた。それは、各都市間で今商業施設等競争し合ってやっておるのは事実です。したがいまして、それらにおくれをとらないということになりますと、やはり魅力のある形のものが地元になければできないわけです。 したがって、そういうことに進めるためには、やはり私どもとしてもふさわしいようなものを導入していかざるを得ないのではないか、かようにも考えるわけでございまして、2000年時点等におきましても、どういう傾向になってまいりますか、それらも想定をしなければなりませんけれども、やはりそういう情勢を踏まえながら、前向いてやっていかないと、ますます沈んでいくという懸念があるわけでございますので、それらにつきましては、現在ある施設等との共存ができるような形のものをやはり考えていかなきゃならん、こう思っておるわけです。幸い海に面しておるわけですから、海浜のグッズといいますか、そういうものを中心にするとか、いろいろと方策はあろうと思いますし、また地元等の導入ということももちろん考えられるわけでございますし、これらについては今後の大きな課題でありますけれども、いろんな観点から対応してまいりたい、こう存じております。 また一方、私どもも、それぞれの既存の商店街の振興等につきましては、それぞれの地域地域で適切なものを協議しながら対応していく、こういうことでそれらもクリアしてまいりたい、こう思っております。また、地域の漁業者等の方々とのコンセンサスその他については、今後の重要課題であり、最も急いでしなければならない問題である、こう思っておりますので、ひとつ対応してまいりたい、こう思っております。 中勢北部サイエンスシティにつきましても、1点だけ御質問をいただいたわけでございますが、河芸町とか久居市等においては、県の開発公社によりまして、工業団地が造成をされました。これにつきましては、四日市とか津市とか自前で開発公社を持っておるところにつきましては、県の指導として自前でやってくださいよ、こういうことでございまして、県がやるのは、大体それぞれ自分とこで持っていない町村が多いわけですが、久居については市ではございますけれども、その種の開発公社がないので県が対応した、こういうことでございます。 こういう開発につきましての国としては地域振興整備事業団あるいは住宅都市整備事業団等がございまして、松阪市においては、中核工業団地ということで、地域整備公団が対応した、こういうことでございまして、また上野市におきましては、上野新都市構想ということで、これは近鉄が所有していた土地を中心にして、その周辺を含めて整備を進める、こういうことで、これまた地振公団が対応をいたしておる、こういうことでございまして、国でそれぞれ対応した、こういうことでございます。 津市と四日市は、それぞれ工業団地等大体自前で今日までもやってきております。私どもとしては、中勢北部サイエンスシティにつきましては、大変広大な面積でございますし、一番念願しておりますのは、やはり国の機関であるところの地域整備公団等が中心になってやっていただければ一番ありがたいな、こう思って、そっちの面での努力をいたしておる、こういう現況でございますが、しかし、民間等におきましても、当然今後リニア新幹線の立地等が決まってまいりますと、それに対するアクセスとしては大変至近の距離であり、しかも大変恵まれた地域である、こう認識いたしておりますので、それらの動きを十分見ながらひとつ対処していかなきゃならん、こう思っておりますので、どうぞひとつ今後とも温かい御支援をお願いを申し上げたい、こう思うわけでございます。 水道水源につきまして、この3月定例会で知事が代表質問の中で答弁をいたしております。答弁そのものは大変抽象的でありましたし、そして大体専門的な表現でしておりますので、また大変新しい水道水源等、実際に対応しようと思うと、今から始めても10年ぐらい先だ、こんなふうな話もちらっといたしておりました。しかし、そんなに長期には待っておれませんよというのが、私どもの今日までの陳情でございますから、したがって、知事としても、その工業用水等で余ってるやつを一時流用できないか、こういうことを検討していこう、こういう段階なんです。 しかし、その流用するということについても、やはり水道計画というのをきちっと積み上げて、そしてそれをいわゆる国等の事業認可といいますか、それを認めていただけんと、そのことも、流用さしてくださいよということも言っていけない、そういうふうな事情でございます、中身の事情は。 したがって、知事は抽象的な表現をいたしておりますけれども、水道計画の改定をそういう要望を含めてすることによって、それが厚生省で認められたら、認知された、こういうことになるわけですから、その後具体的に、それじゃ現在の中で何をどういうふうに流用していくか、こういうことになってますので、あの発言については専門でよくわかっている人は、ああそうかということでわかりますけども、普通で聞いておるだけでは、若干、何やえろうわからんな、こういうことなんですが、私どもはその裏にあるものを大変評価をさしていただいておりまして、ぜひひとつその作業を早く進めることによって、我々が要望したことが実現が一日も早くできる、こう思っておるわけです。 そこで、知事がいろいろと今日まで御心配いただいておるのは、そういう形で対応しても、今度は料金が高くつく、それに対して市町村でまた高いとかいうことでいろいろとこうなっては困るぞというようなことを御心配をいただいておるので、したがって、私どもとしてもそれぞれの市町村の水道事業において、ひとつそういう用意をしといてくださいよ、こんなふうな話を各市町村長さんに私から--私は推進役の会長ですから、お願いをしておる、こういう現況でございます。これもまた持って回ったような言い方になりましたけれども、そんなふうなことで、私どもとしては、明るいといいますか、これまでは何も全然真っ暗でしたけれども、少し見通しがついてきたな、こんなふうな評価をさしていただいておりますので、今後とも県とよく詰め、また知事等に対しましても、さらに一日も早い水源の確保をひとつお願いをしてまいりたい、こう思っておりますので、よろしくまた議会からも側面的に御協力を賜れば幸いだ、かように存じております。 高茶屋地区の道路の問題につきまして、本当に地元の議員さんとして大変今日まで御迷惑をおかけしておりまして、私も何回も聞かさしていただいておりますので、強く、何とか方法を考えろ、こういうことで指示をいたしております。街路事業でやるということになりますと、やっぱり順番ということになってきますので、どうしてもおくれてきますので、しかし、街路の中においても、局部改良というふうな形のものはないのか、やっぱりよく研究をして、一日も早くひとつ対応しろ、こういうふうに指示もしておりますので、何とか、交通関係からいきましても大変危険でもありますし、担当の方で研究をいたしておると思いますので、これは担当からお答えさしていただくと思いますが、今後十分御期待に沿えるように努力をしていきたい、こう思っております。 残余は、それぞれの部長からお答えさしていただきます。 ○議長(井ノ口昭太郎君) お諮りいたします。散会の時刻が迫ってまいりましたので、この際会議時間を今後8時まで延長いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井ノ口昭太郎君) 御異議なきものと認め、午後8時まで延長いたします。 総体質問を続行いたします。当局の答弁を求めます。             〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 長谷山レクリエーションエリアにつきまして深い御理解を賜りましてありがとうございます。 そこで、端的に、今後この事業を進めるに当たりまして、広域的な観点から補助金をとるように考えたらどうかと、非常にありがたい御提言を賜ったわけでございます。午前中の質問でもお答え申し上げましたように、本年度予算を認めていただきますと、これから測量その他につきましてこの事業を進めてまいりまして、都市計画決定その他の事業を進めていくということに相なろうかと思います。当然にその中におきまして、メニューの中で、国庫補助はもちろんのことでございますけれども、県費補助につきましても、できる限り導入ができるように努力をしてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 それから2番目の質問にございました国際交流会館の問題でございます。これまでにつきましても、国際交流会館の建設につきまして、宿泊施設あるいは資料、研究室等の内容を充実させた会館の建設が必要であるというふうに御提言をいただいておりまして、その設置等につきましても、必要な時期に来ているというふうに理解をしておるものでございます。本市におきまして、第3次総合計画の後期基本計画のもと、本市の国際化の推進のための指針となります津市国際交流推進計画の策定をいたしておりまして、庁内に助役を長といたします国際化推進検討委員会を設置して検討してまいりました。その後、この計画案を市民の各界の代表者から成ります国際化推進市民懇談会に諮りまして取りまとめてきたところでございます。今後、策定に当たりましては、早い時期に議員の皆様方の御意見を拝聴する場を設けまして、推進計画としてまいりたいというふうに考えておるわけでございます。 そこで、会館の建設につきまして、この推進計画の案の国際基盤等の整備促進の中で、交流の担い手となる国際交流ボランティアを初め、各種民間国際交流団体の活動の場あるいは在日外国人等の交流の場ともなります施設の整備を掲げておりまして、三重県におきます動向等を見きわめながら調査研究を進め、適切な対応を図ってまいりたいというふうに考えておるものでございます。 そこで、御質問のございました県の国際交流会館が鈴鹿の方に設置されるんではなかろうか、こういうようなお話があったわけでございますが、私どもの得ております情報といたしましては、県の三重ハイテクプラネット構想21の中におきまして、鈴鹿の方に国際交流ゾーンの研修施設を設置するような方向である、こんなふうな情報はあるわけでございまして、現段階ではまだ決まったものではございませんし、私どももこれらにつきましては今後の対応を考えてまいりたいというように思っておるものでございます。御理解を賜りたいと存じます。 それから最後でございますが、高茶屋地域におきます環境整備ということで、かねがねいろいろと御配慮いただいてまいりました国有地の払い下げのその後は、こういうことでございます。この問題につきましては、先ほどもお話がございましたように、地元自治会の方々からも御要望いただいておりまして、また先ほどお話もございましたように、議会におきましても再々御質問をちょうだいいたしております。昨年の6月の市議会の定例会におきまして、貴重な工業用地として今後有効な土地利用に努力してまいりたいというふうに御答弁を申し上げておるわけでございますが、現在のところ、敷地内道路の取り扱いの問題等もございまして、利用計画を特定するまでは至っておりませんでしたけれども、当該地は公園などの公共空間も少ない地域でございまして、本年度策定の緑のマスタープランにおきましても、誘致距離の関係から、当地域の近辺には児童公園が必要との結果が出てまいりましたので、これらの結果も含めまして、土地利用につきまして検討し、国へ働きかけてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。            〔産業労働部長 出口 脩君 登壇〕 ◎産業労働部長(出口脩君) 下水道にかかわりまして、農業集落排水事業への考え方と取り組みにつきましてお答えを申し上げます。 農業集落排水事業につきましては、本会議等を通じまして、種々御意見、御要望をちょうだいしておるところでございますが、既に御案内のとおり、当事業の採択の基準が、農業振興地域内で既存の下水道整備計画の処理区域外の受益戸数がおおむね20戸以上及び処理対象人口おおむね1,000人程度に相当する規模となっておるところでございます。また、御指摘をいただいております流域別下水道整備総合計画との調整につきましては、関係部局と協議を行っておるところでございますが、現時点での計画変更につきましては、非常に困難な状況でございます。 こうした背景を踏まえまして、本年度において集落の概況調査、計画構想図の作成並びに概算事業量及び事業費の算定をした整備計画の策定を行っておるところでございます。 今後は、整備計画の策定結果に基づきます8地区につきまして、地元住民の方々の御理解と御協力を得るため、地元説明会を開催いたしますとともに、施設の維持管理体制及び使用料等につきまして、同種の他事業との整合を図りながら、事業計画の作成、実施計画と順次作業を進め、早期事業実施に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願い申し上げます。 続きまして、勤労者対策におきます労政窓口の充実、強化の問題でございますが、御承知のとおり、昨今の労働問題は、世界経済の変革により、諸外国から労働時間の短縮を求められたり、国内におきましても、中小企業における人手不足、若年労働者の不足など、多岐にわたり問題を抱えております。 こうしたことから、特に中小企業における労働者福祉の企業間格差あるいは労働時間の短縮等労働環境の改善向上は、避けて通れない問題となってきておるところでございます。また、出生率の低下による若年労働者の不足や、国内景気が悪化してきているものの、依然として中小企業における人材確保は厳しい情勢となっている状況でございます。 本市では、こういったことから、労働需給の均衡を図ることを目的に、平成3年1月から、労働問題懇談会を設置してきているところでございますが、労働時間の短縮、労働条件の向上を初め、中高年齢者の雇用、外国人研修生の受け入れなど、労働行政は幅が広く多岐にわたりますことから、課題も多く、従来より本会議でも御論議をちょうだいいたしまして、一昨年は現行組織の中で人的配置も行ってきておりますが、さらに組織の充実を図り対応してまいりたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。              〔教育長 田岡草生君 登壇〕 ◎教育長(田岡草生君) まず学校5日制の問題につきまして、休業日となる土曜日の午前中の授業はどうなるのか、こういうことでございますが、休業日になる土曜日の学習時間につきましては、指導要領では、全体として標準時間数というものが定められております。現在津市の幼小中のそれぞれの実態調査を昨年行ったところによりますと、既に現在は標準時間数を上回っております。だから、月1回の土曜日が休業日の場合、この場合においては、他の曜日に土曜日にかける授業を割り当てなくても、授業時間数の確保はできるものと考えております。ただ、2回になってきますと、あとまた状況が変わってきますので、当面月1回でございますので、何とか回さなくともやっていける、このように考えております。 それから外国人の幼児児童生徒の対応の問題ですが、現状といたしまして--ただその外国人と申し上げましても、既に前々からいる在日外国人と、近ごろ来まして日本語がわからない来日外国人とございますので、近ごろ来まして日本語がわからない来日外国人を中心にして申し上げます。この3月9日現在では、幼稚園2名、小学校20名、中学校6名、計28名となっておりますが、4月1日からの推定では、幼稚園2名、小学校23名、中学校10名、計35名となる予定でございます。国籍別では、ブラジルから来日なさった方、現在は20名、4月以降24名、韓国4名、ノルウエー2名、フィリピン1名、シリア1名、4月からはタイ1名も加わることになっております。 問題点といたしましては、言語による意思の疎通の困難、また知識伝達の難しさ、そういったものが中心でございますが、それぞれの学校で、日本語の習得状況において、日本人の子供と一緒に学習したり、個別に日本語を学習させたりして、工夫された学習指導を行っております。ただ、幼稚園から小学校低学年の間の子供たちは、非常に早く日本語を習得していきますが、中学生になってきますと非常に難しい状況がございます。しかし、その間における日本人の子供たちの学習指導には、余り支障はございません。他国の言葉や国の紹介などによる国際化に沿った、むしろ楽しい進んだ教育がなされていると評価できると思います。 教育委員会といたしましては、一番数の多いブラジル人の保護者と子供を対象にして、日本での生活や学習についてのアンケートを実施いたしました。それをもとに、この1月に、親子、教師を中心にして、教育の関係者会議を開催いたしました。そういったことによって、より効果的な教育ができるよう話し合いをしております。また、教師に対して外国人児童生徒の指導のための手引の作成、あるいは三重県や他府県の手引を取り寄せて各校に配付、そういったことをしながら、今後も各学校の指導に役立つ手引の作成等に努力してまいりたいと思います。 なおちなみに、4月からブラジル人の保護者を対象にして、月に何回かまだ回数は決まっておりませんが、中央公民館で日本語講座を開講したい、こういうことも今予定を立てて、そうすると親御さんも日本語がわかって、子供と家庭で日本語のコミュニケーションができるようになっていく。両方から対応していきたい、このように考えております。 なお、次に、南が丘小中の開校に関しましてのいろいろな御配慮の問題ですが、保護者等の対応につきましては、去る2月の16日の日曜日に、午前中小学校の保護者、午後中学校の保護者、皆さんお集まりいただきまして、ここの大会議室でいろいろ話し合いをいたしまして、通学路等につきましてもよく存じていただいているところでございます。確かに信号も3月中には建設し、子供が行くまでに点灯してくれるということを警察も話をしてもらっております。しかし、それにつきましても、学校も行政も、警察にお願いいたしまして、やはり当初状況等を十分把握いたしまして、万全を期していきたい。努力してまいります。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 高茶屋地域の道路整備の促進について御質問をいただきましたので、お答えさしていただきます。 御指摘いただいております箇所につきましては、舗装も相当老朽化しており、これ以上放置できない状況にあるということは、十分認識いたしております。都市計画道路となっておりますことから、基本的には街路事業にて対応すべき路線ではありますが、相当年月を要しますことから、別事業で早期に実施できるよう対応していきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 ◆9番(篠田耕一君) それぞれ御答弁をいただきましたので、整理をいたしてまいりたいと思います。 まず、お伺いをいたしました組織条例の改正の中でありますけれども、一応市長から答弁をいただきました。まず最初の1点につきましては、もちろん考え方としては理解はできても、すべてそれがそのままということにいかない、やっぱり実態に即してそれぞれの担当分野に即して、いわゆる適材適所でということでおっしゃってみえます。そのことについては、もちろん私も理解をするところでありますけれども、適材適所という言葉も、全くいい言葉でありまして、確かにそういう形で適材適所を考えて、うまくその時点では配置をしたけれども、そのことが余り長くなっていきますと、これは不適材適所というようなことになってまいりますので、その辺は十分御配慮をいただいてお考えいただきたいな。 特に、去年あたりから論議になっておったのは、そういうところはお互いに理解をしながらも、それ以外のところにたくさんそういう長い人がおるではないか、そういう人たちについてはいろいろと心配事も考えないかんだろうし、その個人個人にとっても大きくマイナスになっていく部分もあるわけでありますし、そのことから、しいてはいわゆる市政にも余り貢献のできない結果も出てくるというような、いろいろな意味で御論議があったと思います。そういうようなところを御理解をいただいてやっていっていただければ、まず、いいんではないかというふうに思いますので、その辺につきましては、私どもの気持ちを御理解をいただいて御対応をいただくようにお願いをしたいなと思います。 次の御提起を申し上げました新しい入所される職員の皆さん方の関係でありますけれども、私たちが気がついてない部分まで、市長いろいろとお話をいただきました。そういうふうな立場からいって、これは我々の提起していることについての趣旨を十分御理解をいただいておるということでありますから、ひとつその辺につきましても十分御配慮いただきたいなということで、この2つにつきましては終わっておきたいと思います。 次のなぎさまちプランにかかわりましても、もう多くは申しません。ただ、ショッピングセンターにかかわります問題について、もう一点だけ申し上げておきたいと思うんです。先ほど壇上では、こうした施設についてということで申し上げたんですけれども、この施設の目的ということでなくって、にえざき・なぎさまちプランそのものの計画の基本目的が、いわゆる将来の津市の発展、さらには活性化を求めるためのものであるわけですから、そういうことから考えましたら、当然既存の商業を圧迫したり、既存の商業がこれから活性化のためにひとつ努力をしていこうという苦労しとるところへ脅威を与えるようなことになったんでは、これは逆になるんではないか。そのことは私が今さら言うまでもなく、市長も十分先ほどの御答弁の中にも入っておりまして、御理解はいただいておると思いますけれども、そういう趣旨で申し上げておりますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。 なおかつ、手法にはいろいろあると思うんです。例えば言われておりますように、少しでも多くの外からの皆さん方を少しでも引きつけるものをつくらないかん。そしてそれの流れをそれぞれの商店やその他に誘い込んで、そして活性化をしていこうということなんですが、この手法というのはいろいろあると思うんです。 例えばにえざき・なぎさまちプランに予定されてますショッピングの方に、そういう形で例えばグレードの高い今の買い物志向に合ったようなブレンド品ばっかりの店をつくる、そこへ人を集めておいてそれをばらまくという方法もあるでしょうけれども、それは逆に既存の商店等を脅かすことになるんではないだろうか。例えばにえざき・なぎさまちプランというのは、そのことも含めて計画をされるわけですが、海に面していろいろな施設ができて、大変遊ぶにも事欠かない、買い物するにも全く事欠かない。津でも、四日市へ行かないかん、名古屋へ行かないかんというものはそこにある、そこで買える。じゃ今さら、日常生活のものはそこら辺のショッピングで買うたらいいわけですから、そういうものはにえざきで買える。じゃ大門やめておこうや、新町やめておこうやということにならんとも限らんわけであります。だから、他の面で人を集めておいて、そうしてその皆さん方がそうした買い物志向に応じられ、のっとって、それぞれの店へ帰りに行きに寄っていけるような、これは個々の商店が考えていかないかんことではないだろうか。だから私はそのような考えを持っておるわけです。 だから、逆ににえざきの方へ余り立派なものをつくると、結局そっちへ皆吸い取られてしまうということになるんではないかというような考えの上に立って申し上げておりますので、その逆の考え方も当然ありますよ。だから、そういうことで申し上げておりますので、その辺はどっちがいいのかわかりませんが、十分ひとつ今後関係者の皆さん方と御相談いただいて、失敗したなということのないような方向づけをひとつお願いしたいな。私たちもその辺まだ自信ももちろんありませんし、こうしなさいと言えるだけの何もございませんけれども、これからそうしたものも含めて見直しをされる経過の段階段階で、また御意見を申し上げたり、論議に参加をしていきたいと思います。したがって、その辺の問題につきましては、さらに関係者の皆さん方とのひとつ意見交換等も含めてお取り組みをいただきたいな。 この件で最後に申し上げましたいわゆる漁業者とか、また地元の関係の皆さん、さらには市民の皆さん方への一定の市民的な合意というのは必要になってまいろうと思いますので、その辺につきましても、日を追って十分対応していただけるようにお願いを申し上げたいと思います。そういうことで、この点につきましても一応とどめておきたいと思います。 次には、長谷山の関係でありますけれども、御要望申し上げた内容につきましても、一応そういうことで研究していくということでありますから、ひとつそういうことで、膨大な費用がかさむ、したがって国からも県からもいただけるものは遠慮せんとたくさんいただいていただいて、市民が期待をしておる本当におれたちのふるさとの山なんだということが誇れるようなものをつくってやってほしいというふうに期待をいたしております。 また、近隣町村の関係につきましては、一応いろいろお話がされておりますような経過等も含めまして、きょうの時点では一応理解をいたしておきます。余談になりますけれども、ただ要望として、せっかく、先ほども市長おっしゃられたように、美里村ですか、あすことはそういう行政懇談会の場というのがあるわけですから、そういうものを通じながら、これからさらにこの長谷山でということでなくってもやむを得んとは思うんですけれども、やっぱり広域的な視野でのそうした場を、いわゆるレクリエーション的な場を、国民休暇村的な場所を御検討いただくようなことも、ひとつこの際お願いをしておきたいなと思いますので、これもあわせて要望いたしておきたいと思います。 新しい水源確保の関係につきましては、先ほど市長がおっしゃっていただいたように、ああいう形で出てまいりますと、津市にとって有利なことなんか、そうでないのか。ただ方便なのかどうなのかというところがわからなかったわけであります。そういうことでお伺いをしたところでありますけれども、今の御答弁で理解をいたしました。そうしたお言葉等をさらに言質としながら、津市の現在の水道の状況の中から鋭意今後もお取り組みをいただきますようにお願いを申し上げて、これにつきましても終わっておきます。 次に、農業集落の関係でありますけれども、先ほど部長おっしゃっていただいたこれに値する基準というんですか、これが20戸に1,000人というようなことであったと思うんですが、100人の間違いじゃないんですな。20戸で1,000人というと、ちょっと計算が合わんような気がして。ただそれは何というんですか、水の量ですから、水の量を言うなら1,000人に値する量ということになるんですか。浄化センターで処理をする最低の基準がそういうことなんか、その辺だけもう一遍、戸数で比較しますと、ちょっと合わん。これはひょっとしたら数量なのか、センターの方の基準なんかなというようなことで、ちょっと……。 何はともあれ、先ほども申し上げました津の下水道の実態ですから、下水道だけで頼っていくとなかなかやっぱり進んでいかない。だからひとつ網が広くかかってますから、その部分については、現条件の中では大変残念ですけれども、それも将来は逐次逐次網を一時どけてやっていくような方法等も探っていただくとしても、今時点では、ひとつ御計画をいただいておるその関係が、調査をいただいておる関係が、一日も早く事業にのっていけるように努力をしてほしいな。そしてそうした下水道事業の状態を補完をしていただくような意味でお願い申し上げておるんで、よろしくお願いしたいと思います。これにつきましては、その関係だけちょっとまた後で教えてください。 国際交流会館につきましては、まだ完全にここでこうだということにはならんようでありますけれども、前向きに具体的にお取り組みをいただいておるような経過でありますので、そのことに期待をいたしまして、さらにひとつ前進をさしていただくことをお願いをして、この点についても終わっておきたいと思います。 特にその中で一口申し上げておきたいのは、県立の問題も申し上げました。鈴鹿の問題も申し上げましたが、県立がいいという決めつけで申し上げておるんではありません。県立とのかかわりも含めて、これはやっぱり津市としてはようけ金を出さなくとも有効に使えるものであればいいわけですから、その辺はひとつ十分御検討いただいて、そして実現に向けて努力をいただきたいなというふうに思います。 勤労者の問題につきましては、私もまだ従来から1名体制だと思っておりましたけれども、今までいなかった、したがって配置をしたんだということで、ちょっと不勉強さに反省をしておるんですけれども、今までやられておる事業等考えていきますと、担当なしで、それぞれが例えば観光とかそちらの方が寄って協力し合ってやってきたということなんでしょうけれども、それでは果たして今後はいけるんかどうかというのは心配があります。よく苦労してくれたんだなというふうに思いますけれども、ひとつ情勢というんでしょうか、時代に合わせた組織体制をさらに検討してほしいな。そして津市で起こった問題、例えばそれに津市に責任があるとすると、やっぱり国の恥になりますので、その辺も十分踏まえて、特に外国人の場合は対応してほしいというふうに思います。 教育関係の問題につきましては、よくわかりました。特にこの5日制の問題については、まだ保護者の皆さんというんですか、この人たちは十分理解されてませんし、下手をすると、先生を休ますために子供を犠牲にしてるとか、親を困らせるというようなこともないでもないわけです。そんなことでもありますから、学校といわゆる保護者の関係、子供たちの関係が変な方向に行かないように、その辺十分ひとつ保護者の皆さん方にも御理解をいただきながら、ひとつ進めていただけないかなと思います。 今は月1回ですけれども、当然これからは2回に、3回に、4日ともというようなことになると思います。そういうことになってくれば、一般の皆さん方の理解も得られようと思いますけれども、今回初めてですから、そのことだけは十分配慮いただいてお取り組みいただきたいな。先生方にも大変これをやっていくについては苦労があると思いますけれども、その辺は、自己の主張だけはしばらくちょっと横へどけといてもろて、皆さん方のそうした理解を求める、そして何とかこの制度を軌道に乗せていくということでは、ひとつ頑張ってほしいなというふうに思います。以上でこれについては終わっておきます。 外国人の幼児や児童生徒のかかわりにつきまして、親にまでひとつ日本語を教えていこう、そういうことになれば、大いにベターだと思います。そういうふうなことからそういう準備をされておる。大変結構だと思います。ただ、これもどちらかといいますと、日本の側の保護者が、そんなんで共学さしてると、結局そんなことからうちの子供らおくれてしゃないというようなこともないとも限りません。そこら辺のところもこれまた十分留意をいただきながら、余り外国の皆さんだからということで変な扱いにならないように、子供たちはかえって理解をしていると思うんですけれども、親の立場というのがありますので、その辺もあわせてお願いを申し上げたいと思います。 南が丘小・中学校のかかわりにつきまして、既にもう信号機もつけていただいたということであります。その場所がどこでかわかりませんけれども、あちらこちら各所に信号機の設備は要るなということを少なくとも3ヵ所ぐらい私も考えておるわけです。どこについたんかちょっとわかりませんけれども、それは今直ちにすべてということにならんと思いますから、それはひとつ今後の御努力ということでお願いをし、まずまず立派な学校はできましたけれども、通学の途上が危険では、意味がございません。実は私の孫も、この4月からあそこでお世話になることになるわけであります。そういう意味で特に関心持っておるな、特に力入れるなと、そんなことではないんですけども、その辺ひとつよろしくお願いしたいと思います。 最後の地元の関係であります。晴れ後曇りというような当局の御回答でございます。市長さんの方から大変温かい、本当に曇っておったやつが一挙に晴れたなというような気持ちで受けとめました。建設部長、そこへあなたは雲を迎えてくれたわけです。残念です。先ほども壇上で申し上げました。私はその言葉は常に聞いてきました。加藤部長もおっしゃられました。別所部長の時代からずっと来てるんです。そんな都市計画道路につながる--百も承知の上です。都市計画道路やっていただくのは当然でしょう。しかし、それを待っておったら、もう20年たってきたんですに。まだ今から15年かかりますよ、あれ。だから、それまでのせめて暫定措置だけでも考えてほしいというのが、20年間頼んできたんですよ。それを今、都市計画道路です--そんなことわかってますわ。何とか考えますという程度でしょう。市長があそこまで言っておってくれるのに、ちょっと残念です。しかし、今の部長の立場としては、それ以上のこと言えないかもわかりません。しかし、やっぱりもうちょっと温かい気持ちで僕たちの訴えを受けとめてほしいなというふうに思います。特にこのことにつきましては、これ以上申しません。やっていただくことが私たちの願いでありますから、もう十分わかっていただいたと思いますので、その点についても終わっておきます。 また、国有地の払い下げの問題でありますが、お互いに歴史は大事にしようということがよく言われますが、こんな残骸を歴史の材料として残されておっては大変であります。これについては大変環境が悪くって、この前も私ちょっと申し上げたと思うんですが、去年、おととしでしたか、あの春は、ここで小学校の女の子が大変な思いをした経過があるでしょう。確かに去年かおととしだったと思うんです。そういう経過もある場所なんです。あそこへ行っていただくと、大変な状況です。そういうような危険な場所になってますから、一日も早く撤去をしてほしいというのが地元の願いなんです。そういうことから、さらに前進をさしていただくようにお願いを申し上げ、二、三の点についてだけひとつお願いをしたいと思います。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎産業労働部長(出口脩君) 農業集落排水事業にかかわります戸数及び人数の点でございますが、20戸程度以上の集落を何ヵ所か集めて、余り広くない範囲で1,000人程度まとまれば、こういう解釈でございますので、よろしく。 ◆9番(篠田耕一君) ありがとうございました。時間をかけました。以上で終わります。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 14番小倉昌行君。              〔14番 小倉昌行君 登壇〕 ◆14番(小倉昌行君) お疲れのところ大変恐縮ですが、代表質問の最後、清津会を代表いたしまして、数点についてお尋ねいたします。 既に先輩諸氏が御質問なさって、理解をした点については割愛をしてまいりたいと思います。当局におかれましては、簡潔明瞭に御答弁を賜りますようお願いして、質問に入ります。 まず第1に、施政方針についてであります。伊勢湾ヘリポートについてお尋ねいたします。本年度当初予算約13億円で、平成5年開港予定で進めるわけでありますが、事業着手をし、開港が決まった段階で、事業を運営する第三セクター設立に向けてどのように現在取り組まれているのか、お尋ねしておきます。 2点目に、伊勢湾海上交通開発研究協議会につきましては、既に本日も先輩議員の方から御質問等がございました。我が会派も同様、本市が中勢地区の中核都市として自負するならば、ぜひとも他の地域、鈴鹿あるいは松阪に名乗りを上げて参画なさった人も引き戻すぐらいの努力をしていただいて、真に本市が中核都市、また県都としての風格をあらわすためにも、ぜひ市長にはその点の御努力を要望して終わります。 長谷山レクリエーションエリアの用地確保についてお尋ねをしておきます。地元とどのように進めているか。それでいろんな形できょうの議論も理解をしたわけですが、できるだけ地元と促進協議会等を早期におつくりいただくことがまず第1点ではなかろうかと思っております。 1点お尋ねしたいのは、事業認可を取るまでの間数年かかると思いますが、その間にこの地域の土地の動きがあった場合の対応策を何らかお考えでございましょうか。その辺の点について1つだけお尋ねしておきます。 4番目に、にえざき・なぎさまち事業化計画案策定調査結果についてお尋ねいたします。これももう既に再三にわたり御質問があったわけですが、重複しない形でやりたいと実は随分私の方も悩んでおりますが、どうしても触れておかねばならない点も多々ございますので、違った形と違った材料を御提示しながら議論をさせていただきたいと思います。 まず最初に、この事業の目的が私には見えてまいりません。何が目的なのか。この事業が、津市民にとって真に住民福祉と津市の新たな活力と市民に夢を与えてくれる事業として受けとめがたいのであります。私は多くの議員の方々と、市長はにえざき・なぎさまち構想で何がしたいのかわかるやろか、何したいんやろという声をかけてまいりましたが、大変厳しい声もあります。本当に市長はどうしたんやろかなとか、県はまともに考えとるんやろか等々、この事業の先行きと実現性に疑問を感じている方が結構お見えでございます。この夢にかけてみてもいいなとおっしゃるようなムードをひとつぜひつくっていただきたいと思います。いま一度市長のお考えをお示しいただきたいと思います。 第2に、この事業の中で、津市の商業の位置づけを当局はどうとらえているのかという指摘が再三されております。私も過去の議会で、基本計画の段階で、概要のときに、入り込み客1,000万人を示されたときに、とんでもない話、こんな施設つくるんなら私は反対だと本会議で申し上げたことを記憶しております。今回どんな計画が出てくるのか、実はある意味で期待を持ちながら待っておりました。ところが、よく見てみますと、400万人ほど減少したというものの、600万人の入り込み、あるいは商業でぐっと数字を落とした形で、360万から480万の集客と示されています。 市長、現在の津市における商業の状況を御存じでございましょうか。本年度大店法の絡みで、南から申し上げますと、高茶屋にあるサンバレーが、1万3,600平米あります現在の売り場面積を2万平米に。あるいは北側のエルでございますが、1万1,800平米の売り場面積が、2万3,000平米に。あるいは松菱、現在8,625平米の売り場面積が、約倍の1万5,000平米の増床が認められております。この3店については、近々着工していくわけであります。この増床分が約2万4,000平米。そして皆さんにわかりやすく申し上げますと、エルとセンバレーとセンターパレスを合わせたのが、2万9,000平米であります。ほぼエルとサンバレーとセンターパレス規模が、それより少し5,000平米小さいものが増床される。そして将来的な津市の状況を考えてみますと、駅前ビルには当然商業施設を入れなければ、採算が合わないと考えられます。おおよそ2万平米。あるいはにえざきのこの事業計画で示されています数万--2万か3万かわかりませんが--平米の増床。あるいは大門・立町地区の再開発事業に伴う増床分数万、私は恐らく8万平米あたりになってくるんではなかろうかと試算しておりますが、そういう状況の中で、本当にこの事業計画が大きく津を変貌させる形の新しくそして市民に受け入れられる事業なのかどうか。再度この点を示して、これに対する市長、当局等の御見解を賜りたいと思います。 それからこの項の3番目に、この種事業計画は大変何度も何度も説明をいただいているわけでありますが、基本的な埋立造成費が明確にされていません。現在どのように試算なさってみえるのか、お尋ねしておきたいと思います。 第4番目に、この事業について庁内各般に関係するわけでありますから、いろんなセクションにお尋ねをしてみました。大変市長が熱心に御推進になっている事業であるにもかかわらず、庁内での関係部局の反応は、大変理解をしていない。反対、賛成ではなしに、知らされていないという印象を強く受けました。十分な検討が、本来庁内でけんけんごうごうの議論がなされなければならないプロジェクトではないでしょうか。この点はいかがにお考えでございましょうか。 第5に、港湾計画改定時期、本年度見込みという現実を私ども議員に提示されて、だから今進めないかんのだとおっしゃられても、事業費、市単事業で考えても、ざっと100億円、あるいはこの事業遂行のために必要なインフラ整備費用等を考えると、莫大なお金になると思います。そんな中で、私は、ずさんな計画であってはならないと考えております。いかがでございましょうか。 大きな5番目に、緑のマスタープラン及び緑化推進計画についてお尋ねいたします。決して揚げ足を取ろうとは思っておりませんが、施政方針の11ページに、「緑化につきましては、緑のマスタープラン及び緑化推進計画に基づき、」ここなんです。緑化計画に基づき、「長谷山レクリエーションエリア形成の具体化に取り組むとともに、」と示されておりますが、一体このプランはどうなっているんでしょうか。明許繰越が一度なされ、施政方針にこうしてうたわれているわけですが、いまだ提示がございません。その提示がないのに基づいて、逆に長谷山の整備に係る用地測量業務委託料を計上なさっているわけです。そこら辺、市長はどのようにお考えでございましょうか、お尋ねしておきます。 2番目に、この計画自体が、なぜこんなに策定作業がおくれているのか。その原因は一体どういうところにあるのか、お尋ねしておきたいと思います。 鈴津道路計画につきましては、後ほど意見としてにえざき・なぎさまちの中で触れたいと思います。割愛いたします。 6番目に、丸之内中央地区更新基本計画についてお尋ねいたします。丸之内中央地区更新計画は、文化会館の移転後、この中心部である商業地を含めた大きな浮沈が問われる形の新しい津にとった町づくりが1つ示されなければならないと考えています。その中で、私どもが聞き及んでいる範囲では、一体この基本計画にかかわる委員会あるいは幹事会等が設置されていると思いますが、具体的な構成メンバーをお示しいただきたいと思います。 8番目に、国際交流推進計画と国際交流基金についてお尋ねいたします。あわせて、施政方針の中に、「国際的な感覚を養う研修機会の拡充等」についてという表現がございましたので、国際化交流として一元的にお尋ねしたいと思います。 小さい1番目、国際交流推進計画と国際交流基金の趣旨と施策はどんなことをおやりになろうとしているのか、お尋ねしておきます。 2番目に、施政方針に係る点でございますが、どのようなことを主としてこの表現の中に盛り込まれているのか、具体的にお尋ねしておきます。 それでは、市政一般の方に入りますが、大きく2番目で、遊水池の確保とあわせて親水公園構想をというタイトルで通告をさせていただきました。大変私もどの立場でお尋ねすればいいのか迷いました。というのも、実は市長さんも就任以来、水との関係にいや応なしにかかわらされるほど、水に弱い町でありました。現在も、まだまだ弱い点があろうかと思います。しかし、私の住んでいる乙部地区では、幸い市長の御尽力等で、大変排水がうまくいきつつあります。大変地元住民は喜んでおります。 そこで私は提案として1つ訴えてみたいと思っておりますのが、遊水池、すなわち市街化区域内あるいは調整区域内を問わず、水田が現在の農業施策とのかかわりで休耕田になっていたり、あるいは積極的におつくりになっていなかったりというのを散見いたします。そこで、その農用地を利用した形で、どんどん埋め立てられていって、保水力が弱まっている市内の各所を遊水池として使い、あるいはそれを地域の親水公園として利用できないものでしょうか。その点お考えいかがでございましょうか、お尋ねしておきます。 大きな3番目、道路関係について、農免道路あるいは道路位置指定道路、突っ込み道路等々の道路をぜひとも市道認定していただきたいということをお尋ねするわけであります。今後どのようにこの種道路の扱いをしていくのか、お尋ねをまずさせていただきます。 あわせて、道路整備の計画をどのようにお考えになっているのか、お尋ねしておきたいと思います。 大きな4番目、国民文化祭について。 1つ目としまして、平成6年秋、10月22日土曜日から30日の日曜日の9日間にわたりまして、本県で第9回国民文化祭が開催されるわけでありますが、本市は御案内のとおり、三重県総合文化センターが主会場となり、主会場都市となるわけであります。そこで、市独自に積極的に文化振興にこの際取り組まれるお考えがないかどうか、お尋ねしておきます。 2番目に、県立総合文化センターに対して、地元市として、開館後の運営を含め、要望をしたい、あるいは要望を市民の方々が持っているわけですが、受けとめて伝達していただけるかどうかお尋ねしておきます。 大きな5番目、教育方針についてお尋ねいたします。 図書館サービスの拡充の中で、夏季における開館時間の延長についてお尋ねしたいと思います。期間はいつからいつまで夏季時間を採用なさるのか。開館、閉館時間の変更はどのようになっているのかお尋ねしておきます。 学校5日制については、会派の同僚議員に委員会等で議論を高めていただきたいと思っております。割愛いたします。 6番目に、通学区域に関して、東橋内中学校の生徒減対策についてお尋ねいたします。これもさきに既に本会議で議論をさせていただきました。年々地域の生徒が減っております。もう今さらしつこく市長や教育長にお尋ねするまでもないと思っております。この減少傾向にどのように対応しようと考えているのか、お尋ねしたいと思います。ちなみに、議員の諸氏の皆さんには、恐らく本年度東橋内中学校の在校生は、平成4年で200人を割り込みます。 7番目に、障害児童、盲児のおりえちゃんの交流学習について適切な配慮をということで通告させていただきました。私も、このおりえちゃんは私の一番下の子供と同級生という関係もあったりして、大変御両親とも親しくしている関係から、出生からずっと見守ってまいりました。そこで、少し時間をちょうだいしまして、この問題について議員諸氏の皆さんにも、それから当局側の理事者の皆さんにも、生い立ちから含めてお話を聞いていただき、お考えをいただきたいと思います。 上浜町に住む小学校4年生の全盲児が、普通の子として普通の学校に私を通学さして、そしてみんなと一緒に勉強させてと叫んでおります。彼女は、昭和56年12月、先天性全盲、小眼球症で生まれました。おりえちゃんと言います。両親の愛情をいっぱい受け、何でも興味を持つ、明るく元気な子供であります。障害児であるがため、ややもすると過保護に育ててしまったり、閉鎖されたところに押しやられがちでありますが、御両親は、私たちが元気なうちにこの子が立派に社会に適応できるように、社会性が身につき、健常者とともに社会生活が将来できるようにと、そのためにどんな努力をすればいいか、随分悩まれたそうであります。全盲児をどう育てたらよいのか途方に暮れたそうです。御両親の努力で、少しずつではありますが、いろんなことがわかってき、就学前幼児の研修施設等は県内にないこと。一生懸命探しあぐね、見つかったのが、当時京都市内に京都ライトハウスという母子通園施設アイアイ教室があり、保育所的内容で子供の成長を助成する施設であるということがわかりました。早速尋ねられ、そこで見た驚きをお母さんは次のようにおっしゃってみえます。 0歳から6歳までの全盲の子供たちを目のあたりにして、大きなショックを受けました。普通に歩き、普通に遊ぶ子供たちの群を見たとき、子供のけなげさとたくましさにとても励まされ、子供とともに歩こうという気持ちがさらに強くなりましたと話してみえます。その後、月2回、片道3時間をかけ、子供をおんぶして通園しました。月2回で8ヵ月ほど通われたそうです。しかし、月2回の通園ではどれほどの効果があるのか、何とか市内で子供に社会性を身につけさせる方法はないか、健常児と一緒に生活させる方法がないかと、市内の保育園に働きかけるが、視力ゼロ、重度という社会通念は、えらく浸透していたそうであります。その子その子の障害の程度に目を向けないことに、怒りや情けなさを感じたそうであります。 そうした時期に、大里保育園の園長に出会われまして、今までの怒りをストレートにぶつけ、障害者というだけで行きたくても入れていただけないのでしょうか等々、その言葉で、この親にただならぬ様子を園長さんは感じたようでございます。それがきっかけで、話も園長さんとさしていただき、温かい言葉で、遊びに来たらどうですかという声をかけていただいたそうです。 ここからは伝聞風にやるのも何ですので、切実な親の声を訴えていきたいと思います。お母さんは、園長さん、週2回、この子に子供たちの声を最初に聞かせてやってください、園庭の隅で結構ですからとお願いしました。1歳8ヵ月の秋でありました。それからというもの、娘はいろんなことを吸収し、興味を持ち、驚くばかりの成長をしました。同時に並行して、行政側にお願いし、2歳半から正式な措置児として措置をしていただきました。優に8ヵ月の歳月をかけ、いろんな方々のお力をかりて、望みを果たすことができました。統合保育も、園長初め保母さん方の熱心な取り組みに、よい結果として終わることができました。 さて、小学校。母親としては、校区へ進ませてやりたかったのですが、盲児として最低レベルの点字学習、生活洋式を確立させるため、一応盲学校へ入りました。いずれ転校という形をとりたい旨、就学指導委員会の先生方に伝えたところ、転校はいつでもできるとの返事に安心していました。娘が小学校2年も終えようとしたとき、クラスメートが1人もいない、まして小学部が五、六人という小人数に幻滅して、やはり普通学校へ行きたいと訴えてきました。親の方は、点字の基礎はマスターしたものの、社会性が育てられない現状に、そして保育園の時代、同年齢の子供たちと楽しくやってきたゆえのよさ、伸び伸びさ、子供らしさがどんどん欠落していくのに、大きく不安を抱き、やはり子供には子供の中でしか育たない現状、年齢の低いうちにこそ統合教育の意味のあることに気づき、気持ちは決まりました。しかし、普通学校へ入るに当たっては、大きな壁がいつも立ちはだかりました。 2年生のとき、校区の小学校へ2週間程度転校したいという気持ちの前提で見学を申し出ました。廊下の隅っこで、普通小学校なるものがどんなところなのか、一応のステップを踏むため、許可をしていただきました。子供たちのざわめき、勉強の様子をかいま見、かなり彼女はショックを受けたようです。学習の形態が違うこと、さまざまな個性の持ち主がいることに。いいな、みんなで勉強できて。私はいつもひとりや。目が見えんのにいつもひとりで勉強していると、よけいいろんなことがわからへんようになってくるわ。みんなの仲間になりたいと、痛切に感じたようです。 それから行政側と一方通行的に話をしてきましたが、許可がおりず、不本意ながら不登校という形をとりました。その間、県教育委員会、市教育委員会も、問題をたらい回し。1人の子供が学校へ行きたいけれど、行く学校がない状況に目をつむったままでありました。私たちがこんな形をとるに当たっては、娘に因果を含めました。当然受けるべき権利のはずの公教育が受けられない状況に、お母さん、私が学校に行くのには、田岡のおじさんがええと言ったら行けるの、何で目が見えへんと普通学校へ行ったらあかんの、目が見えへん子ばっかりの学校やと、よけい不便やのにな等々質問をぶつけてきました。親として、これほど情けないことはなく、今の教育のシステムは人を分けるところから成り立っている。突き詰めれば突き詰めるほど矛盾だらけで、頭と心の中はパンク寸前でした。 しかし、でも私普通学校に1日でも早く、また多く行けるよう夢見、楽しみにしていくわ。娘の言葉に励まされ、何も知らないことがなぜ。信じて待つ彼女の姿から、だれがこの子の学校へ行く権利を阻害することができるんでしょうか。というふうにやってきたところ、約この間4月、5月、6月の3ヵ月間、不登校を彼女はしたわけですが、6月の27日付で、2日間の交流学習の許可がおり、親として不満もありましたが、2日でも行け、保証してくださることにステップを踏み出し、また感謝の気持ちでいっぱいです。少し空白の時間はありましたが、嫌なこと、楽しいことを含め、普通の子供のはるか3倍はあろう重さの点字文をリュックサックに担いで、1日も休むことなくやってきました。週2日しか行けないから、あとの4日を穴埋めするため、友達の行っているそろばん学校にも通い出し、ときどき友達と買い食いしたり、ワイワイガヤガヤやりながら、えらい燃えて通っています。今では駄菓子屋の常連で、50円持って物色し、買うのが楽しく、周りにとってしようがないことが、本人にとっては大きなエネルギーになっているようです。 満たされた生活の中で何もエネルギーはわきません。いかに危険を乗り越え到達するかが、エネルギーをつくっていくのです。ときどき友人と連れ立って出かけるとき、そっと後ろから気づかれないようについていくと、とても今までは経験できなかった世界がつくられているのを感じます。右手に白いつえを持ち、コツコツとたたき、左手で友人の肩につかまりながらの後ろ姿に熱いものがこみ上げます。 10年余り前、泣き暮らした日が鮮明によみがえります。泣いたら泣いたように、笑っても笑ったようになるまさにそのとおりかもわかりません。障害者ゆえ、大勢の中で切磋琢磨したい。盲学校の1人学級は、手厚く保護され、今はよいのかもわかりませんが、いずれは社会人として生きていかねばなりません。世の中は、障害者中心に成り立っていません。障害者がどう人として生き、またどう対応して折り合いをつけていくのか。それが普通学校では存分に練習できるのです。社会性を育てることは、後から急につくものではありません。普通の中へ入り、普通の生活を経験させることが、彼女が大きくなってからのこの点は死活問題になるほど重要な意味があるのであります。 このような理由から、全面普通校での生活を望みます。今までにたくさんの人たちのお力をかり、心から感謝申し上げるとともに、善意に甘えてきました。しかし、この子のために、関係者の各位がより一層の御理解を賜るようお願いしたいと思います。 という、実は私自分で原稿書くのは別にどうこうなかったんですが、これを読んで御理解をいただく方が、率直でわかりやすいのではないかと、あえて読ませていただきました。この点について、教育長は一体どのように今後対応なさろうとしているのか。それからこの事実を知っておみえでありますから、どのように受けとめてみえるのか、あわせてお尋ねしておきます。 以上でとりあえず壇上からの質問を終わります。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 暫時休憩いたします。     午後5時34分休憩     午後5時45分再開 ○議長(井ノ口昭太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。当局の答弁を求めます。              〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 施政方針の中で、伊勢湾ヘリポートにつきまして、管理運営主体としての第三セクターを予定しておるわけでございますが、どのようにこれは計画しておるのか、こういう御質問でございますが、伊勢湾空港整備促進協議会、こういうものを、もう大分なりますが、10年近くなろうかと思いますが、関係市町村長さん等お入りいただきまして進めてまいりました。当初は、研究会でスタートしたわけですけれども、促進協議会という形に変えまして、12の市町村で進めてまいりましたが、その市町村と現在のところ26の企業、団体に対しまして、第三セクターへの参加について要請を行っているところでございます。今後は、第三セクターの規模等を確定をいたしまして、出資金を含めた具体的な参加要請を行って、開港までの早い時期に設立をしてまいりたい、かように考えております。どうぞひとつ御理解をいただきまして、今後ともよろしくお願いをいたしたいと思います。 また、当然地元関係者につきましても、開港後を展望いたしまして、いろいろと接触を図ってまいりたい、かように考えております。 長谷山レクリエーションにつきまして、今回測量調査さしていただくわけでございますけれども、事業認可等、これからいろいろと手続を踏んでいかなければなりませんけれども、その間、用地買収等につきましては、当然地元でいろいろと協力をいただける組織をつくっていただきますけれども、その交渉に当たりましては、財源的な面におきましては、もし必要でありますならば、市の開発公社等で対応していくことになろう、このように考えております。 したがいまして、当面なるべく早く、やはり片田工業団地等のときと同じように、地元の協力機関をお願い申し上げたい、かように考えております。 にえざき・なぎさまちプランにつきまして御見解をちょうだいしたわけでございますけれども、今日まで申し上げてまいってきておるわけでございますけれども、伊勢湾における交流、レクリエーション、防災、都市機能等、多様な機能を持つものにしていって、都市型海洋リゾートの関係につきましても、その1つの目標としておるところでございます。 そういうふうな基本理念の中から、3つの位置づけをいたしておるわけでございまして、1つは、県都としての活性化に結びつくところの魅力づくりのためのプロジェクトであります。2つ目は、広域的な防災拠点づくりのためのプロジェクトでもあります。3つ目としては、親しまれる港づくりのためのプロジェクトであります。そうしてさらに、やはり今日まで伊勢湾台風後どんどんと浸食をされておりますなぎさにつきましても、新しく造成をしていこう、こういうふうなことでございまして、ただ単なる来訪者だけを対象にしたものでなくって、地域にとりましても、海に親しむことができる、そういうゾーンにしていきたい、かように考えておるのでございますので、御了承をいただきたいと存じます。 次に、複合ショッピングセンター的なものにつきまして、現状における商業の環境等十分把握しておるのか、こういう御所見も拝聴したわけでございますが、私どももその問題につきましては十分深い関心を持っておるわけでございますけれども、大店法等における改正もなされてきておるわけでございまして、それら等によって大きな影響が出てくることを懸念いたしまして、商店街等の活性化のためにどのような方策があるかということで、一方そういう面についての対応も関係者で協議をし、そしてまたそれに対する施策を今後進めていこう、このように考えておるわけでございますので、十分承知はいたしておるつもりでございます。 今回の問題につきましても、少し申し上げましたように、津市内の買い物の率等がやはり低下をしておるという数字も出てきておるようでございまして、これらにつきましては、他の都市に、より魅力のあるショッピングがふえてきておるということもあるわけでございまして、したがって、これから10年後を想定したような場合に、また人口増等考えてまいりますと、それらも含めてやはり十分そういう面での機能も果たしていくことができる、このように考えておるわけでございます。ただ御指摘いただいたような点も重々あるわけでございますので、そういうような中でどういうふうなあり方で進めるべきかということについては、今後さらに検討をしていく必要がある、このように考えておりますので、商業者の皆さん方ともこの点につきましてもひとつ協議をしていきたい、こう思っております。 何と申しましても、センターパレスの前の中心ラインから海岸までの地域につきまして、1つの、私どもは23号線が横軸とすると、重要な縦軸である、このような受けとめ方から、逐次津港跡部線沿線について整備をされるように進めなければならない、かようにも考えておるわけでございます。 地域の議員さんとして、常々学校問題等におきましても、1つのネックになっておるんではないかという御意見等も拝聴した時期もございますし、私も一面においては、それも1つの大きな問題点であろう、こう思っておりますが、教育委員会といたしましても、200人を割り込んできた学校状況の中で、今後どうあるべきかということ等についても、あわせ検討していく時期があるのではないかな、こう思っておるわけでございまして、十分そういう面を認識をいたしながら、何とかひとつこの地域の活性化を図っていきたい。これが念願でございますので、御理解をいただきたいと存じます。 なぎさまちプランの中で、基本的な埋立造成費が試算をされていない、こういうことでございますが、公共部門として大体どの程度か、現在持っておりますお示しした中での公共部門についての数字は持っておりますので、担当の方からお答えできればさしていただきたいと思います。ただ、埋立地につきましては、もちろん費用もかかるわけですけれども、当然それは参加する民間なりあるいはそういうところで買い上げて、そしてそれはペイするような形に持っていくというのが、一応原則としてもっていかなければならない、こう思っておるわけでございます。 ただ、マリーナ関連の地域につきましては、若干すぐそれを買い上げるという形にはならんと思いますけれども、その地域につきましては、どうしても公共部門として位置づけをしながら対応していく面積がかなりある、こう思っておりますので、御了承いただきたいと思います。ただ、宿泊施設とかその他等につきましては、当然地面等は買収をしていただく、こういうことに相なるわけでございます。 したがって、それらの積算等につきましては、今後の大きな課題であるわけでございますので、今後とも十分御批判に耐え得る形のものにしていかなきゃならん、こう思っております。 次に、庁内におけるこの問題に対する各関連部門での対応につきましては、今後十分御指摘の点踏まえまして、より幅の広い形の中で検討が十分に進められるように努力してまいりたい、こう思いますので、御了承いただきたいと存じます。御指摘のとおり、ずさんな計画であってはならない、かように十分考えておるわけでございますので、それらにつきましては今後とも詰めてまいりたい、かように存じておりますので、御了承いただきたいと思います。 緑のマスタープランの策定につきましては、大変おくれております。私もやきもきしながら常に担当の方のしりをたたいておるのが現況でございますが、ようやくまとまってまいりまして、その理由といたしましては、やはり国県との調整が相当ございます。それと、線引きをいたしました、本年度ですね。その線引きにかかわりまして、いろいろと県との調整にも手間取ってまいった、こういう点があるわけでございまして、ようやくそれらもクリアすることができるようになってまいりましたので、策定をさしていただく、こういうことに相なるわけでございます。 そこで、長谷山のレクリエーションエリアにつきましては、当然そのマスタープランを策定、最終決定をするまでの段階におきまして、これらにつきましては十分位置づけをしながら進めてきておる、こういうことでございますので、若干後先するような印象を受けるわけでございますけれども、十分津市内の全域の緑の確保その他どうあるべきかというマスタープランの精神と全然かけ離れたものではない、こういうことでございますので、御了承をいただきたいと思います。 遊水池等の確保ということで、いろいろ御所見を拝聴いたしました。個人の所有する田をどのように田所有者の方がお考えになっておみえになるか。あるいはまたそういう遊水池的な形での具体的な対応がどのように地域の方々に受けとめられるか、いろいろ問題もあろうか、こう存じますので、御提言いただきましたことは十分私ども今後の検討課題にさしていただきたい、こう思います。 以上、大変簡単ですけれども、壇上からのお答えにさしていただいて、他は担当部長からお答えをさしていただきます。             〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) なぎさまちプランにかかわりまして、造成費がどうか、こういうことでございまして、概案の38ページにちょっと示さしていただきましたんですが、約でございますが、74億3,000万程度になろうかと思います。御理解を賜りたいと存じます。 続きまして、国際交流の推進と国際交流基金について、こういうことでお尋ねをいただきました。本年度よりスタートをいたしました第3次総合計画の後期基本計画におきまして、本市の国際化の推進の指針ともなります国際交流推進計画を策定するととなっておりまして、庁内に、助役を長をいたします津市国際化推進検討委員会を設置いたしまして、これまで検討してまいりました。この計画案を市民の方々、各層の代表者から成ります国際化推進市民懇談会に諮りまして取りまとめてまいったところでございます。今後策定に当たりましては、なるべく早い時期に議員の皆様に御意見を拝聴する機会を設けたい、こういうことで推進計画としてまいりたいというふうに考えております。 そこで、計画の内容でございますけれども、交流事業等の充実、国際情報の充実提供、3、国際交流基盤等の整備促進、推進体制の整備促進の4つを柱とするものでございますけれども、国際交流事業等の充実では、積極的な国際交流事業の展開及び国際交流推進基金の運用によります効果的な交流事業の推進、国際交流機会の拡充、姉妹都市、友好都市の友好の充実と、新たな外国都市との交流を、また2の国際情報の充実提供では、国際交流コーナーの効果的な活用、広報紙、生活ガイド等の発行、啓蒙啓発活動の推進。3の国際交流基盤等の整備促進では、国際交流施設の整備、外国人が活動しやすい町づくりを。また4の推進体制の整備促進では、仮称国際交流協会の設立、庁内組織の整備等を内容といたすものでございます。いずれにいたしましても、早い時期に御説明の場を持たせていただきたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。 また、国際交流推進基金につきましては、平成2年12月に設置条例を制定以来、モーターボート競走事業特別会計からの繰り入れ並びに篤志家の寄附等によりまして、平成3年度末には、当初の目標額の2億円を上回り、約2億2,600万円となる見込みでございます。基金の運用につきましては、これまでも平成4年度から基金の運用益を資金といたしまして実施をしてまいりたいと御説明をさしていただいておりますけれども、国際的な文化・スポーツ・教育交流活動、国際的な人物交流活動、国際的なボランティア団体活動その他市長が特に認める活動の事業の支援をしてまいりたいと考えておりまして、関係予算の計上をお願いしているところでございます。 支援事業の決定につきましては、文化振興基金の場合と同様、事業募集並びに事業の選考を行っていく考えでございますが、具体的には、有識者、婦人、青年層等、各界の代表者10名から成ります国際交流推進基金運営委員会を組織いたしまして、御意見を賜り、事業を選考し、実施をしてまいりたいと考えております。平成4年度からの活用ということで、市民の皆さんのこの制度への啓蒙、周知が必要でございますので、今後もパンフレットあるいは市政だより等で広く周知をし、実施をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、施政方針の中から、国際的な感覚を養う研修機会等の充実、この内容についてということで御質問を賜りました。この件につきましては、昨年の12月議会におきまして、職員の視野を広げ、国際感覚を養うために、ヨーロッパ先進国への派遣研修を制度化する旨御提言をいただきましたことをもとにいたしまして、外国におきます行政制度、その運営の実態、また行政の専門技術その他必要な事項について調査研究をするため、海外先進諸都市へ職員を派遣するため、より具体的な検討を行ってまいったところでございます。 その内容につきましては、研修対象職員を一定の行政経験を積んだ職員2名程度といたしまして、毎年度ごとの事業実施要領により、対象者層及び研究テーマを設定をいたしまして、公募の上選考してまいりたいと考えております。また、派遣方法につきましては、全国市長会等が主催をいたします海外視察研修に参加をさせたく、その研修期間につきましては、おおむね2週間以内を予定しておるものでございます。よろしくお願いをいたします。             〔建設部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎建設部長(小河俊昭君) 中央・丸之内地区地区更新基本計画の委員会の構成メンバーについてお答えさしていただきます。委員会は、委員、協力委員、協力員計11名で構成されておりまして、委員には、建設省再開発所管課のOB、学識経験者、地元商工関係の方々にお願いし、また協力委員、協力員は、県、市の行政職員で構成しております。よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、道路関係につきまして、農免道路、道路位置指定道路等々の道路を市道に認定していくべきとのことについてお答えさしていただきます。私道の市への移管につきましては、従前よりその対応について苦慮いたしているところであります。市道を含め道路の実態につきましては、その発生原因はさまざまであり、建設省所管の赤道、里道、その他にありましては、建築基準法上の道路位置指定道路、また開発許可による道路、また農道等があります。これらの道路にはそれぞれの経過があり、その取り扱いにつきましても違いがあります。いずれにいたしましても、道路の沿道の土地利用が完了いたしております区域にありましては、今後その道路の所有権に問題が発生することは必至であります。したがいまして、今後の道路行政に支障を来さない方法において、準市道扱いとして移管できるルールづくりについて検討していきたいと思いますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、2点目の道路整備計画を策定すべきではないか、についてお答えさしていただきます。主要幹線道路整備につきましては、現在8路線の整備を実施しており、早期供用開始すべく鋭意努力いたしておりますが、主要幹線道路整備計画の策定につきましては、交通ネットワークとも密接に連携し、効率的で体系的な生活道路の整備を関係部局とも協議しながら、策定に向け検討していきたいと思いますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。              〔教育長 田岡草生君 登壇〕 ◎教育長(田岡草生君) 数多くの質問をいただいておりますが、要点を追ってお答え申し上げていきたいと思います。 まず国民文化祭について、主会場都市としてもっと積極的に取り組んではどうかということでございますが、平成6年三重県で実施されます第9回国民文化祭につきまして、その事業推進に当たりまして、平成3年度には県実行委員会が設置され、実施計画の大綱策定が行われている段階でございます。したがいまして、これら会場の提供等につきまして、津市としても向こうからの要請にこたえるとともに、協賛事業として自主的な事業等も実施いたしまして、国民文化祭の盛り上がりを図るとともに、広報活動についても積極的に取り組みを行っていく考えでございます。御理解のほどお願いいたします。 三重県文化総合センターの建設についての地元としての要望ということですが、用地確保等について積極的に努力してきたわけでございますが、既にそのハードの面につきましては、いわゆる県における芸術文化団体等の要望を入れて、ほとんどその要望が全部入れられているんじゃないかと思われるほど、積極的な対応を県がなされ、そのハードは既に着々と実行段階に移っておりまして、ハードの面について今さら申し上げる段階ではないと思います。ただ、ソフトの面につきましては、今後ともいろいろな要望ができるのではないのか。今津市といたしましても、いろいろな組織を通じまして、そのソフトの面につきまして、いわゆる文化会館的なもの、図書館、生涯学習的な建物、いろんな角度からの要望を積極的にしているところでございます。また、御要望等が文化団体等からございましたら、私の方も伝えに上がりますので、どうぞおっしゃってください。 図書館の閉館時間の延長の問題ですが、運営組織や職員の勤務体制の問題、時間外の書架等整理等の問題、数多く問題ございますが、より一層サービス拡充を図るため、そうしたことを踏まえて、夏季における時間の延長の実施を前提として、検討してまいりたいと思っております。ただ、何月ごろから、何時ごろからということですが、今非常に検討しているところでございますが、前の館長が行っている犬山、延長するときには10時から開始でございます。名古屋の図書館も、通常は9時から5時までですが、延長するときは10時から6時まででございます。そういう形でいいのか、しかし、これだったらまだしもできやすいんです。今そういったことに悩みながら、具体的にどう対応するんだということをいろんなスケジュールを組んでいる段階でございます。だから、今しかとここで何時から何時までと申し上げる段階でございませんし、それとも絡み合わせて、8月いっぱいで済むのか、7月中ごろから行うのかということも、それと絡み合わせてきますので、現段階で、具体的に何月から何日まで、何時から何時までということ、ちょっと申し上げかねますので、御理解賜りたいと思います。 東橋内中学校の生徒の減少してくることについての対策という問題でございますが、これは大きく学校区制度の問題でございます。小学校は、基本的には戦前の学校そのまま受け継ぎましておりますけれど、中学校区は、新制中学校発足22年でございますが、東橋内中学校と西橋内中学校の関係がありまして、少しこの学校はおくれてございます。それと同時に制定されたものでございます。しかしながら、確かに近年の周辺地域における住宅団地の開発等による学校の新増設、それからまたドーナツ現象、いろんな諸問題から、やや様変わりしていることも事実でございます。こういう中、歴史的な経過の中での問題と、そうした学区制の問題と、特にこの東橋内中学校の場合、御存じのように、いわゆる国民的課題とされている同和教育を大きく標榜しなければならない学校でもございます。それだけに、敬和地区教育推進会議を初めいろいろな関係諸団体等がございますので、そういった御意見も拝聴しながら、全市的な視野に立った通学区域再編の手だてについて研究してまいりたいと存じます。一挙にはこれはできませんので、その点よろしく御理解のほどお願いいたします。 さて、おりえちゃんの問題でございます。ちょっとおりえちゃんの問題、これは御本人のお名前を小倉議員お出しになりまして、非常にこちら苦しいわけでございますが、理と情に絡みます。そこで、時間を少しお許しいただきたいと思います。これは本会議での御質問でもございますので、原則論と運用論、両面から考えていきたいと思っております。 まず原則論。ただその前に、おりえちゃんは確かにすばらしいお嬢さんです。全盲でありながら、本当に利発で、素直で、よくここまでお育てになったなと私も感じ入ります。しかし、そのこととこの原則論はちょっと別におとりいただきたいと思います。 昭和53年10月6日に、文部省小中局長からの通達が、都道府県教育委員会及び都道府県知事、いわゆる附属養護学校を置く国立大学長、国立久里浜養護学校長あてに、学校教育法及び学校教育法施行令を補う通達として出されております。その要点だけを、盲者に関するところだけを一部だけ、あとは盲者、聾者及び難聴者について、精神薄弱者についてずっとある長い通達文章ですが、盲者のところのある一部だけ読ませていただきます。 1、盲者及び弱視者について。1教育措置、学校教育法施行令第22条の2表(以下施行令の表という)これは盲者の項に規定する程度の盲者(強度の弱視者等を含む)は、盲学校において教育すること。することという断定的な表現でなされておりまして、それだけに今度は、それだけの予算も定数も文部省は責任を持ってつけているわけでございます。といいますことは、健常者の入る施設というものは、健常者用にできておりまして、健常者の学校にはそういう定数も予算も何もついてこない。そういう組織で、健常者の学校では40人に対して1人の教員が配置されている。これは原則なんです。ちなみに、今津市から県立盲聾養護学校に進んでいる子供は、約60人ございます。その子供が全部帰りたいとなると、施設の面及び教員定数の面、いろいろな諸問題が出てまいります。 だから、おりえちゃんの問題につきまして、まだ原則論ですからひとつ……。おりえちゃんは、津市の学校の籍にまだ入っていないわけなんです、交流学習ですから。これは県立の子供の籍なんです。ですから、盲学校の校長から、県教育委員会に対して要望を出してもらっているわけなんです。県教育委員会からは、津市教育委員会に対して、今度は要望がおりてくるわけなんです。それで要望がおりてきた段階で、いわゆるただいま申し上げましたように、これは原則論から言うと、一般学校へは、文部省の通達によって入れないということになっている。ですから、そのときには、余分の先生をくださいと、県教育委員会へこちらとしては要望を出していきます。一般学級へ入れるためには、余分の先生をください。しかし、余分の先生は、県教育委員会からはくれないわけなんです。さあそうなりますと、今度は市の教育委員会では、その学校に対して、健常児の問題は、転校してきますと、こちらは、転校証明書を持ってこの学校へ行きなさい、この学校へ入学しなさいという指示を出します。これを学校は受け入れなければならない。このように、学校はその指示が出ると受け入れなければなりませんが、こういう特別の子供にはその指示が出せないわけなんです。市教委としても出せないわけなんです、県の特別措置があった場合は別ですが。 それでももう一つ問題は、学校の教員がそれを受けるという意思があるのかないのかという問題が、今度次の段階で出てくるわけなんです。学校の教員にそれを受ける、こんなに満杯の中へ、1人の担任が40人見ている、あるいは39人見ている、そこへもう1人入れて、そしてその子供の世話もしなきゃならないときに、とてもできないという結論が出てしまうと、健常児の場合は指令が出せますけど、このお子さんの場合は指令が出せないわけなんです。非常に難しくなってくるわけなんです。以上、原則論でございます。 ただ、おりえちゃんの場合、この問題につきましては、17日の朝、指導課の課長補佐がこの問題について改めて来るそうでございますが、既にもう1名強度の弱視者を津市で受け入れてくださいというのがあるらしいです、違った学校で。これもまた、おりえちゃんの成功に気をよくして、そういったのが出てきたんじゃないのか。これは他の学校です。2つの問題を抱えて、指導課の課長補佐がこちらへやってくるとのことですが、どういう形で来るのか。学校がうまく対応してくれれば、何とかしたいと思います。ただ、問題は、学校との対応と、今度は盲学校の教員との関係が出てまいります。指導課も一番頭が痛いのは、特殊学校の解体が目前に迫っているんじゃないのか。存続問題が目前に迫っているんじゃないのか。これが指導課の一番頭の痛いことのようでございます。既にもう1人の子供が、強度の弱視者の子供も持ってきそうなんです。その子供については、違った学校なのでまた一から始めていかなきゃいけない。 ですから、この子供の対応、おりえちゃんの場合には、1人対1の盲学校の先生ですから、先生が今ついてくださっておる。まだこれは救えるんですが、もし今度の子供のときに3人か4人おって1人だったら、これはもう断らざるを得ない。学校がイエスと言わんだろう。それを市の金をもってやり出すと、60人が全部帰ってきたときに、これは大変なことになります。だから、おりえちゃんの問題は、こちらも努力しますし、ただ学校の対応の問題なんです。もう1名来ておりますので、これとも絡みながら、大きな1つの課題を抱いている。 ただ、ちなみに、関西圏にはこういう傾向が強いんですが、名古屋圏では、逆に先ほどのような文部省の通達が中心になって行われているやに承っております。ただこれはどこかの研究会合で出ましたときに、盲学校へ特殊学校の校長さんから、名古屋の校長さんから聞いたということで、そこにはそれぞれの盲学校なり特殊学校自体が適切な交流教育を行っているんじゃないのかなという気もするわけなんです。 大変長くなりました。こういったことで御理解のほどお願いいたします。 ◆14番(小倉昌行君) 再質問をしたいと思います。 まず、伊勢湾ヘリポートですが、ちょっと私は心配したのは、ほうりっぱなしになっとらへんのかな。それからやっぱり運営主体が実際はおやりになるわけですから、よくリージョンのときでも言いましたし、ほかのとこでもそうなんですが、使う人がやっぱり計画してかんと、建てるのは勝手に建てるで、あとはそのまま使えさという形の傾向になるわけですね、この場合。だから、そこら辺、もう少し運営主体、やっぱり同時に、この事業と同じにやって、企業側なら企業側、アイデアあると思うんですね。こういう方法してほしいとか。やってしもてから、またそんなことできませんわという話になるんではないか。だから、同時にやっぱりこれは進めていかんと、大変、私は、市長、これは大賛成なんですね、ある意味で、早くやってもらうのは。中部新国際空港との絡みで空域を確保する、そういう意味ではこれは非常にいいことだと思ってますから、やっていただいていいんですけど、当面赤が想定されるだろう。それを埋めていく知恵もやっぱり一緒に、市が全部はだてて全部して、あとは運営おまえらさということではなしに、やっぱり使われる方々の声を十分反映するようなスタンスをやっぱりとってほしいんですね。それを要望して終わります。 それから長谷山の方ですが、大変前向いた突っ込んだ話で、開発公社の活用というか、そういうことまでおっしゃっていただいたんで、とにかく虫食いにされんように、ぜひやっていただく以上、計画決定されんと、税額控除1,500万ぐらいやったら、もう出してもええというとこがあるそうですね、やっぱり。5,000万の網かかると、やっぱりちょっと不動産屋もえらいみたいですが、だからそこら辺の担保性を、私は民間不動産屋がやっているような、例えば売買予約を出すとか、何らかの形、法的効力はないにしても、本気で市が長谷山を市民の憩いの場にされるんなら、事業決定するまでの間の用地対策、公拡法で上がってくるわけですから、おかしな形で上がってきたら、やっぱり、それで市長がまさにおっしゃるように、地元早く結束していただいて、そういうことのないようにひとつ御努力をさらによろしくお願いしたいと思います。 にえざき・なぎさまち、地元の議員でもありますし、基本的に反対しているわけではないんですが、とにかく市長が思ってみえるより、私どもが担当者の話やいろいろ聞いてますと、未熟さを感じるわけです。何遍も何遍も議会でやってるわけですから、しかとしたもの持ってこい、そしてそれを提示してどうなんやと。だから、この商業の問題も、更新地域の点で触れますが、今既存の商業どうするのかという施策に欠けているのではないですか。そういうところをやっぱりきちっと押さえた上で、次どうしようか。あるいはどうなっていくんや。 例えば今既存の商店街どんな状況か言いますと、24時間体制で国道沿いで店を開いていますコンビニエンスストアと俗に言われる店舗に、まさに商店はやられてるんですね。大手スーパーもじわじわと遅行性で来とる。そういう状況です。そこへ、今も言いましたように、約2万4,000平米がもう近々だっとやり出すわけですね。それは、ちょうどエルとサンバレーの今の店とセンターパレスのダイエーを除いた部分がぼんとできるわけです。 そういう中で、市長は至上命令で駅前もおやりになるわけですから、これはせなあかんわけですから。駅前はまだ理解できるんですわ。というのは、駅前の拠点性考えて、あそこの発展も考えやないかん。それはまだ理解できるんです。それでも恐らく大店法が何ぼ緩和されたというても、やっぱりいろんな鳥羽のあそこは、事業変更なさって、バブルが弾けて事業が変更なさって、旅館やリゾートマンションやてやったら、地元の観光業者は、そんなんでは我々つぶれるようなことは鳥羽してもろたら困るというのが最大の原因でしょう。そうしたら、ここだって、もし商業にウエートを置いたものをつくっていったら、私は仮にできたとしても、担当者に指摘しましたけど、両方と両立できへんですよ。今歩いて買い物をずっとするなんていうことは、若い志向ではないんですね。ワンストップショッピング、そこで必要なもの買ったら帰っていく。のんびりとですね、それは大変御年配で退職なさって、散歩がてらにあちらも行って買われてということなら、これは話は別ですけども、そういう意味でない限り、これは非常に難しい。 そうすると、ここら変の視野にやっぱり入れた中で、津の町どうするんやとか、新しくされるんやというんですと、私も理解できるんですけども、ちょっとその辺、私には理解しにくい点があるわけです。これは意見で申し上げておきますが……。 それから、当該委員でもありますので、余りもう本会議でやりませんが、造成費も、いろんなところ見てきましたけど、背後地の地価との兼ね合いあるわけですね。極論言いますと、埋立造成費の方が高かったら、乙部買うてもろた方がええんです。今も学校の問題もあるわけですから、極論言いますと。ばっとみんな買うてもらろたらいいですよ、はっきり言いまして。だから、そういうことをきちっと押さえて我々に提示いただいて、なるほど、やろに、夢あるやんかというようにぜひ、このままずるずる--先ほども言いましたけど、庁内の体制どうや。いろんな体制のものがほとんどわかっとらへん、はっきり言いまして。担当者はわかっとるかわからんけど。市長は担当者から聞いて、進んでおるかわからんですけど、やっぱりこれだけのある意味で市長が力を入れられとるあれですから、庁内一丸となって、やっぱりバックアップしていく、当たり前の話ですしね。そうしてもらわんと、我々がちょっと言うと、私はもうこの程度でやめておきますが、深みにはまりそうなんで、やめておきますけども、やっぱりその辺よく本当に慎重にしていただかんと、ちなみに市長、この構想に、もう言いにくいこと言いますと、8,687万9,000円使っておるんですね、今までに、今年度の3,000万入れますと。 だから、いろんな今おりえちゃんの教育の先生の加配の問題や何や言いますけども、いろんな形で言うなら、今まででこんだけです。私に言わせたら、コンサル依存が高過ぎる。自分らの知恵出して、自分らの町づくりするぐらいに職員に気迫を持っていただきたい。これはコンサルしましたんや。説明もできへん。こんなばかな話ないですよ。必要なとこは、ここは専門家でないとあかんというんなら、コンサル大いに使っていただいて結構です。そこら辺のスタンスが、何か私は、少し市長には嫌なことかもわからんですけど、よほど慎重にしていただかんと、やっぱり我々も市民の負託を受けて、36分の1ですが、皆さんとともにいい町づくりをしたいという視点で申し上げておりますので、御理解を賜りたいと思うんです。 それから緑のマスタープランですが、こんな揚げ足取るような形は余り言いたくなかったんですけども、とにかく再三にわたって非公式に申してきたのに、遅過ぎるということですね。ほかのもの何でもそうです。議会ぎりぎりにならんと何にも出してこない。早くもっとやって、スタンス決めて、今の答弁でもみんなそうでしょう。いつまでやるか全然返事ない。やりますとか、検討させてください。事前に通告してあるんやし、突っ込んだ形でこうならやるという形でやってもらわな、あんなもん一過性に本会議で答えておいたら、あっち忘れるで、またしばらくほっとけやという、そんなスタンスではやっぱり困る。 だから、そこら辺を、例えば施政方針にきちっとうたってあるんですからね。それに基づいてと書いてあるわけでしょう。基づいて長谷山レクリエーションエリアも形成していくんやと。基づくものがないのに、エリアだけ先進んでいってよろしいんかって、素直な、これは素朴な疑問ですわ。そうしたらこんなもん書かん方がええですよ、これだれが書いたんか知らんですけども。事業を知らない者がこうやって書いておるから、こういう事態になるんですよ。指摘にとどめておきます。 それから各種、丸之内・中央地区更新基本計画も、今委員と協力員という言い方で、私は具体的にお尋ねしたかったんですが、11名と県も市も入ってますよと、あたかも普通の議員さん、他の議員さんは、県も市も入っとる、まあ市は当然ですけど、県も入っとるというように受けとめられたと思うけど、実態違うでしょう。例えばこの地区更新計画をやろうとしたら、中心ですよ。それからもしあそこを開発する、いろんな形で再開発していこうと思ったら、警察の位置づけもどうするんや。この話じっくり話しせんとあかんですよ、本当の話。どう動くのか、いつ動くのか。そうしたら、県警サイドも入ってもらわなあかんでしょう。人の土地のこと、当事者入れやんと、これこっちへ持っていくのや、あっちへ、そんな話ないでしょう。それから高度化仮に使おうとしたら、県の商工入れやな何とも話にならんのと違います。勝手に絵かいておいて、わしらほっとかれてと。極論言うたら、県サイドでまともな人は、何で声かけてもらえやんのやと思っておる人がおるんですよ。だから、それをまやかしで、本会議で、11人おって、県の協力云々というのでは困るわけですわ。もうじき出すわけでしょう。結果は出ていった。非常に重要な関係者が入っていない。それを絵にかいたもちというのと違うんですか。 だから、これについては今からでも遅まきながらどういう対応をしていかれるのか。特にこの地域については、法務局の移転であるとか、文化会館の移転あるいは警察をどうする、警察がどういう形なら、例えば動いていただけるのか、いやいやあそこやないとあかんのか、時期の問題、そんなことも含めると、非常にそこら辺の関係者をまき込んだ中で、ますます仮に市長がおっしゃるにえざき・なぎさまちに力入れてやっていくんなら、ここら辺先やらなあかんですよ。そういうことをどうお考えなのか、お答えいただきたいと思います。 それから道路の問題ですが、とにかく地価が、本市も一部高級団地周辺といいましょうか、上がってきておりますので、私は、開発業者が意図的に寄附採納をされないのをわかっておってつくったものにとってどうかというと、少し消極的なんですが、むしろ歴史的に家が連檐して建っていく中で、認定道路になっていないものはとっていただきたいと、逆に思っておるぐらいですね。だから、それも全部含めてええですよ、とれるとこはとってもらって。でなかったら、結局職員の皆さん首締められるわけですからね。どっかが、市道に位置づけしてないわけですから、ぱっと転売したと。道路、家の中、3軒か4軒あるとこ、ぼこんと入り口押さえられたら、結局はその4軒は絶対に市に文句言うてきますからね、何とかしてくれて。 だから、そういうことに関しては、認定までいかなかってもやっぱり買い取っていただいて、先ほども準とおっしゃいましたけど、それで結構ですから、早くやっぱりやっていただかんと、こういう議論しておって、決まらんうちにもうそんなことが起こるということになったら、本当はただで寄附してもらえるもんが、買い戻さんならんという話になりますので、ひとつ期間は内部検討を急いでいただいて、基準づくりを急いでいただいて、実施をしていただきたい。 それから道路は、いろんな学校整備計画も、排水もそうですし、ほとんどのものがといってもいいと思いますが、やっぱり5ヵ年なり何ヵ年なり、あるいは年次的な計画をスパンをもってやってますので、ぜひ道路の方も、これは生活道路と幹線道路の違いとかいろいろありますから、少なくとも幹線道路は10年間なら10年間でこんだけやりますよ。そうでしょう。国の基準で言えば、5年間の採択されるわけですから、補助事業。実際はできませんけどね。だけど、そんなやったら5年間は5年間でこことここの街路はやりますよ、やらしてくださいと、積極的にやってください、それは。私ども、明らかになった方が、市民に説明しやすいです。見えてきます、今度どこをおやりになろうとしているのか。そういうことをやはり計画的にやっていただきたいと思うんです。大変道路はいっぱいありますから、そう簡単ではないと思いますけど。 それから先ほどの私道も、基準財政規模等に大きく影響してくるわけですから、農免道路なんかは急いでとっていただいて、また不交付になりますと、数億円のプラスマイナスが出てくるわけですから、どうせいろんな形であるわけですから、ぜひ市道認定できる路線も含めて、早期にチェックをしていただいて、これは何億円かプラスマイナスですからね。また不交付団体になったら随分違うわけですから、そこら辺は急いでいただきたいと、要望にとどめておきます。 それから国民文化祭は、ぜひ御検討を、県は県の主体事業としておやりになりますが、重複しないようにしながら、本市もそれに向かってともにやっぱり、何というてもあすこに新しいのができて、県も300億もかけてやるんですから、リージョンプラザ使って教育長さんやってもよろしいやんか。それであそこに漏れるいろんな団体もあるわけです。というのは、県規模でやりますから、必ずしも市内の新文化センターでみんながやるわけやないですね。県下13市あるいは市町村含めた中でやりますから、そうしたら、そういう中でまさに文化振興を図らないかん、あるいは積極的に国民文化祭。 それからもう一つは、やっぱり県都津ですから、この関係者もお見えになるわけですから、会派の同僚議員がですね、懸垂幕ぐらいして、あるいは何か駅--場所はどこでもええんですけども、やっぱり国民文化祭まであと何日とか、県に頼まれやなせんというんやなしに、積極的に、本市に建つ文化会館でやるわけですから、庁舎の横でもよろしいやん、国民文化祭、津市をメーン会場にやりますよ、あと何日ですよというようなスタンスを見せていただいて、おまえら金持ってこなおれとこはせんのやというんやなしに、ともに祝って、文化というのは、本来、教育長、そんなもんと違いますか。ひとつそこら辺よろしくお願いしたいと思います。 2番目の要望については、ぜひまた違った形で御提示を、伝達をしていただきたいと思っておりますので、了解いたします。 それから図書館の方ですが、これも何か聞き取りと逆転したような形になってますのでね。先ほども言うた、別に決まっておるのやったら決まっておるんで言うていただいて、それを市民が喜ぶわけですから、確かに図書館を新設されるときに、当時の初代館長の伊豆さんが、いい図書館をつくるのに、ぜひ5時までで御了解いただきたいと、伊豆さんも本当に燃えてましたしね。私も説得されまして、社会人が使えやんやないかと。だけど、いい図書館つくるのには、当面こういう形でやらせてください。僕はやっぱり僕なりに感動したんですけどね。人が行きたないような図書館にしたら、小倉さん図書館死んでしまいます。要するに職員がですね。日曜出勤、それから時間が長いということになると、あんなとこへは行きたないわと職員思う図書館つくってしもたら、小倉さん、私しかプロパーおらへんのやし、できませんと。だから、その当時、わかりました、伊豆さんそこまでおっしゃるんなら、5時で同意しましょうという話をした経緯がある。これは個人的な話ですけどね。だからそういう意味で言うなら、夏季だけでもひとつもうちょっと明確に教育長さんも、こう考えとるという話をしてもらって、逆に議員さんから御意見ありませんかぐらいのこと聞いてもらうといいんです。どうせ委員会でもまた議論になると思います。 それから通学区域の問題ですが、実はもう黙っとる状況やないんですよね。四十何年ですか、あれは三十何年ですか、大きく、40年前やったと思いますが、越境入学が大問題になって、思い切った形で教育委員が地元校へ戻るようにという指導なさって、今度は、教育長さん、逆の、おりえちゃんやないですけど、不登校が出るかわからんですよ。例えばクラブ活動、教育的に必ず--あなたは教育者ですから、私が教育論を釈迦に説法する気は全然ないんです。ただ、地元に住んでおって、先ほども壇上で申し上げましたように、市長一生懸命力入れていただいて、おおむね平成8年ぐらいには公共下水道もでき上がるわけです。そしていろんな形のものしよう。人おらへんということでは困るでしょう。それが、やっぱり教育にかかわっとるんですわ。 私は自分のことどうこうではないですけども、地元の学校へ子供行かせてやってますけども、1人2人が抵抗しても、それからそこの地元の協議会や何かで何してくれて、そんなん中でやったところで何ともしようないんです、それは。解決全然出てこない。やっぱり教育長さんが教育的視点からこれをどうしたらええのか、全体的な学区変更も含めて。当然線引きを変えやなあかんわけでしょう。歴史的に言えば、どんどん敬和地区というのを減らしていったわけです、自由地区という名で。そうでしょう。昔よりもどんどんへずっていったわけです。残されたところで、正しい教育圏が行政側から示されなかったら、逆のことが起こりますよと言うとる。現に、引っ越しできる人はしていく。建て直すときにはここへ建て直さないとかね。だから、小学校入るぐらいまでのは、民間のアパートがずっと建ってきましたから、かなりいるんですよ。そういう実態調査をきちっと1回してほしい。これは教育委員会だけやなしに、市役所挙げて。一体人口の分布がどうなっとんのか。どういう世帯が住んで、どういう現象--これは養正も当てはまるんですよ。だから、そういうことを掌握して、例えばデータ持ってこいとか出してくださいと言うと、いやいや子供はまだ小さいのおります。当たり前なんです。おるんですわ、生まれてから幼稚園ぐらいまで。だけど、その人たちは基本的にアパートに生活してますから、自分のところへまた行っちゃうんですよね。 そこら辺が根の深い問題がありますけども、そうしたら、そこでしっかり根生やしとる人は、おまえら我慢せえとか、そんな理屈にはならんでしょうと言うとる。これはどの地域って関係ないんですよ。教育長、同和問題がありますからと言ったけど、同和地区の人からも、小倉君、こんな状況でおれらの子供行ったときどうなんのやろ、クラブの選択もあらへんやないか、おまけに1小1中で、こんな激減して--ちなみにことしは約200人ぐらいおりましたけど、ことしももう201人ですか。つい月曜日に卒業されて、今度入ってくる数を言いますと、46人が行く、敬和小学校から新たに。そうすると全校で182名ですわ。運動会どうすんのとか、いっぱいあるわけですよ。そうでしょう。あそこおとなしい黙っておったらもうほっとけやと。私は63年の12月の議会で言ってるんですよね。そのときに何らかの政策せんといけませんよと。あなたがおっしゃるように、一気にできるわけないんやで、早く--そんなよそへね、あなた前の答弁でもそうですわ。協議会地元で、地元でできないんですよ、これは。そうでしょう。中におる者、みんなおるんですから、そこに住んで。その人たちは行かしておるんですから。でも現実に減ってくいくんやと。そうしたらどうするんですか。全体的なやっぱり中で、高次元の教育長としての教育をやっぱりどうしたらええんや。あるいは行政的に市長がどうするんや。違うんですか。 そこら辺、しっかりと考えていただかんと、これは市長ももう十分御理解で、あえて釈迦に説法する気もないですけど、何にもせんというところに非常に問題があるんですよ。波風立てやんとこと。これが問題なんですよ。幾らにえざき・なぎさまちうまいこと仮にいっても、人張りつきませんよ。根っこ掘っておいて、何をやっとっても話にならへんですよ、そこら辺をぎちっと本当に考えていただかんと。私と同級生であの地区であの学校へ行かしておるのって、ほんの数名しかいないんですよ。ほかの地区でそんなことありますか、皆さん、もともと津で生まれ育った方。何でやて、転居しておらんです。だから、もう少しやっぱりいろんなことしていただかないかんけど、目をつぶるんやなしに、もうつぶる時代過ぎたです。あるいは黙っておったらええんやとか、これは触れたらあかんのや、タブー、そんな問題と違うんですよ。これは敬和学区全体の心ある人たちは、何としてくれるんやと思っておるんですよ。そこを腹にきちっと入れていただかんと、特定の方の特定の意見だけで、そんなもの聞かんとこ、それでは困るんです、公平な行政していただかんと。御所見があったら、市長と教育長とお2人から賜りたい、改めていただきたいと思います。 それからおりえちゃんの件ですが、もう教育長、建前論は私も、教育者ではありませんが、本会議で取り上げて申し上げるわけですから、十分勉強して臨んでおります。教育長に申し上げますけど、全国でもう100に余るところが、全盲児を、普通統合教育と言われますが、健常者と一緒にやっているわけです。ほかでやってることやれんのですか。 あるいは市長に本当に感謝を御両親はしております。だって、市長さん、おりえちゃん保育園へ行ったのは、いろんな関係者の温かいあれがあったんですが、市長が市長の裁量権で措置児になさったんですよ。その当時の新聞ちょっと振り返ってみましょうか。県下全盲保育児第1号、これ卒業のときですけどね。おりえちゃん卒業。タイトルだけ読みます。4年間に本人も親も健常児も先生も成長。福祉教育に新しい歴史刻む。この後、このおりえちゃんが、市長が措置されてから、三重県下、それまで全盲の子供を保育園で措置してる例ないんです、はっきり言いまして。そうしたら、随分の都市がやり出したんですよ。久居とか、桑名とか、鳥羽とか、磯部とか。その後またふえているんですよ。先鋭的なことちゃんとおやりになっているんですよ。これは、本当に当時市長の英断に、もちろん本人もそうですが……。 その卒園のときに、これ特集で載った記事の中身ちょっと読みますけど、こういうスタンスでみんな一生懸命取り組んだんです。例えば、これは福田園長さんですが、豊里保育園の福田園長さんのコメントで、全盲児用トイレは確かに便利だが--これは正式入園に当たって、市から保育園に、トイレは全盲児用の設備を要求してきたが、園長はことごとく断ったと。全盲児用トイレは確かに便利だが、世の中に出た場合、そんなものはないに等しい。そのとおりですよ。ないに等しいですよ。だったら、普通のトイレで用が足せるように育ててあげることの方が、本人にとって必要なこと。例えばサリドマイド児は不自由な手のかわりに足を手のように使ってするやないかというまさに生きた教育をここでおっしゃってみえます。 それで、教育長、文部省文部省て、あなた文部省に追従ばっかり結構ですけども、やっぱり生きた教育を一体どうしていくのか。例えばあなた、ここにこんな、知らん人が読んだら、教育長すごく理解あるあれに見えますよ。「進んで学び、たくましく生き抜く人間の総括指標のもと、豊かな個性や社会性、真の学力と」云々で、「みずから主体的に学習する意志と態度を身につけた人間」。身につけようとしとる人を拒むんですよ。それから、「障害児の教育につきましては、1人1人の子供の障害の状態や発達段階に応じた指導に努め、障害を持つ子供の可能性を十分に伸ばし、障害を乗り越え、たくましく生き抜く力の育成に努力を続けてまいります。」これは絵にかいたもちなんでしょうか。 それで、私は今回の問題でも、実は交流学習をかち取るのに、彼女は3ヵ月、壇上で申し上げましたように、4月から6月の27日まで不登校を続けたわけですね。そして、しびれを切らして関係者が御尽力をいただいて、それはもちろん教育長もその中には入っておるわけです。だけど、行かしていただいて、教育者として不思議と思いません。それが当たり前とお考えです。 健常児でも、1週間に2回しかおまえ学校へ来んでええと言ったら、どんな教育ができるんですか。逆に問いかけたい。そうでしょう。健常児でも、週に2回、水曜日と土曜日しかあかんのですよ。ほかは、あんた来んでええんです。それはないでしょう。違います。幾らでも事例ありますが。幾らでも言えというのやったら、今資料どんどんありますで、幾らでもどこの事例でも言いますよ。 だから、そういう気持ちで教育委員会がしゃくし定規にやるのか。どんどんやっていく努力をしたらええやないですか。教育者として、あなたは教育者なんですから、私が教育を論じるよりも、あなた自身が教育者ですから、あなたが--現場の先生は、条件整備さえ整えたったら、私は市内に御勤務なさっている教育現場の先生方というのは、一生懸命情熱持ってやってくれると信じております。あなたの今の答弁聞いておると、現場がせんで私はせんのやみたいな、理解の仕方によってはそうとらえる人いますよ。むしろ、あなたが積極的に取り上げて、よしやっていこう、そういうスタンスのもとでやるなら、この問題は大分変わってくると思う。 例えばあえて言いますと、あなたは今、盲学校から県の障害児の方へ行って、市へおりてくると言いましたけど、私、この当時の盲学校の校長さん、大変立派な方やと、はっきり言って会ったことありませんけど、行動だけで僕は感心したんです。僕が実はいろいろ御相談に乗っておってびっくりしたんですけど、副申書を見て。こういうことを当時の盲学校の校長先生書いてますね。不登校ずっとしてますから、説得を重ねてきたけども、あかんので、その後、こんなこと書かれてます。そこで特殊教育係の指導も受け、4月初旬に両親と前述の事態が生じないように地元校との交流を含め話し合いをしましたが、両親の意思はかたく、4月11日始業式より本日までの9日間、これは不登校し出して9日間した段階の話ですけどね、県に上げた。当該児童は登校していません。本校としてこのような事態に対して、問題教育、就学猶予などの教育措置は考えられず、両親との接触と、学力低下を防ぐための家庭での自学自習の補助を行うため、担任に毎日1時間程度家庭訪問を行わせています。しかし、このような措置は、根本的な問題解決とはならず、一日も早くこの問題が根本的に解決されるよう善処をお願いする次第です。なお当該児童は云々と書いてあるわけですけど、知能程度は推定普通以上であり、読むことについては云々ということにできますよと。しかし、最後に書いてあります。日常生活、学習の基本的なことは可能であるが、教師等の配慮が必要であることを申し添えます。 やっぱり、真の教育者なら、可能性を伸ばしてあげる。いつも新しいことは例外から始まっているんですよ。そうやないですか。あなたは、後が来たら後が来たらとおっしゃるけど、じゃ不登校を彼女がしとるときに、津市の教育関係者が見にきましたか。あるいは少なくとも交流学習2日間しとるときに、だれか見にいって、おりえちゃんがどんな形で交流学習を子供たちと過ごしておるか、ごらんになりましたか。見てないでしょう。私がむりやり連れていっただけの話でしょう、会ってくださいと。それは教育長にごらんになっていただきたかった。ごらんになっていただいて、どんな子か。障害児というのは、重複障害児もあれば、いろんなパターンがあるわけです。一概に、文部省の言う--文部省の言うのやったら、交流学習も認められないことでしょう。盲児が盲児でないように何としてなるんですか。そういう中で、やっぱりもう少しぬくもりのある教育をしてください。 私は、議会の皆さんにも御理解賜りたいのは、彼女が普通学校へ行ってどんなことがあるか。多くの教育関係者やその出会いを得た人たちは、とにかく言葉で子供たちに優しさを教えることは、大変難しいそうです。私も考えてみました。優しい、優しくなったって、優しい人間に育って、言葉では言えるんです。しかし、本当に優しさというのはどんなものなのか。これはおりえちゃんには失礼ですけど、彼女がいたら、こういうのが優しさなんだというのはすぐわかります。そういう教育の仕方を今こそ求められているんではないんですか。受験戦争、点数さえよかったらどんどん行くという中で、人間のあったかみであるとか、いたわりであるとか、そういうことを本来、学校5日制もそうですが、そういう中で見つけていかないかん、あるいは積極的に取り入れていかないかんのに、来たらいけません。 これは親が、おりえちゃんの御両親がメンツとか何とかで申し上げてるのと違うんですよ。本人が普通学校へ行って--もう少し理解をぜひしていただかないけませんので、少ししつこいようですが言いますが、まず、統合教育をしたときに、教育長の視点で反論というのは、来てもろたら危険や、けがしたらどうすんのや、そんなもん盲者が来てもろたら何ともならんが、父兄が第一反対するやろ、PTAがもう子供の勉強がおくれるで来んといてくれ、例えばですよ、あの子がおるで授業がおくれるとか、遊ばれたら事故が起こるとか。だけど、そんなことは子供たちの中ではごく自然に、例えば交流学習で得たこといっぱいあるんですよ。子供なんて辛らつですからね。おりえちゃん見て、あ、こいつめくらやんか、めくらはあほやぞ。ところが、おりえちゃんが授業や具体的に彼らのいる中でいろんなことをやる。むしろ盲児でありながら、5本、10本の目でいろんなことするわけです。驚くんですね、他の子供たちは。おりえちゃんこんなことできる、僕ができやんこと。例えばスケボーの話が作文に載ってましたけど、スケートボードというのを彼女やるんですね。健常者ができないですよ。だから、いろんな効果があって、お母さん方も、普通の、例えば盲児を行かす。そうすると、もう教育的に盲学校よりおくれますよ。だけど、盲学校で1対1では、これはある学者が言ってみえましたけども、均一な方が教える方は楽なんです。しかし、混在化さした方が、学ぶことが多いそうです。まさにそういうあれもあるわけですから、もうちょっと前向いた形のお考えをお示しいただきたいし、本当に行きたい子供たちが受け入れられるような、ぬくもりのある行政をとっていただきたいと思います。 以上で再質問終わります。 ○議長(井ノ口昭太郎君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設部長(小河俊昭君) 地区更新基本計画の中で、地区内の地権者の意向をどのように反映しておるのかということでございますが、これにつきましては、地区内の大規模施設の更新計画は、いわゆる地元関係者あるいは民間業務施設及び商業施設、国県の業務施設等大型地権者の関係の方々に集まっていただきまして、その中で懇話会というふうなものを開催いたしまして、各種主要施設の今後の土地利用の意向あるいは地区整備への要望等拝聴をいたしております。その中で、御提言の趣旨も十分踏まえまして整理していきたい、このように考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 ◎教育長(田岡草生君) 学校に対しては命ずることはできませんが、極力努力してまいります。 ◎市長(岡村初博君) 東橋内中学の問題で、少し何か御発言いただいたような感じをいたしたんですが、ちょっとはっきりしませんだので、申しわけございません。 壇上で申し上げましたように、大変生徒数が減ってきておる、こういうことは事実ですし、憂慮すべき段階に来ておるのではないか、こう認識します。そこで問題点は、地区としての分離して向こうへ行った経過がありますし、その当時のいろんないきさつがありますから、それらがもうそういう時期ではないというふうな認識にやっぱり持っていく必要がある。片一方、また受け入れるといいますか、一緒になるようなところも、どうしてもいろんな意見が過去にもあったわけですから、そこらのコンセンサスを十分とる必要がある、このように思うわけです。私お伺いしておるのでは、自由学区のような形にしたらどうか、こういう御意見もあったように聞いておりますけれども、それは即一緒にするという形のものにもっていかないと、そういう原則論がまた出てくるわけですから、やるんならやはり一緒になる、こういう方向こそないと思っております。したがって、それらについては、やはり現実には西橋内等の考え方等をもやっぱり明確にしていく必要がある、こう思っておりますし、その両方とが1つの問題であろうと思っております。もうあと一、二年すればさらに減ってくるという現実がありますから、今後の重要な課題だと、このように受けとめながら、ひとつどういうふうな方向でコンセンサスが得られていくか、研究はしてまいりたい、こう思っております。 ◆14番(小倉昌行君) 市長にも、津市長として、市民の子供が今そういう声を叫んでいるわけですから、私は市長の御所見も、教育長はああいう発言をなさってみえますが、市長として障害児教育あるいは障害者に対して御答弁を賜りたいというふうに言うたつもりなんですけどもね。それちょっとちょうだいしたい。 ◎市長(岡村初博君) 障害者教育につきまして、大変、考え方によっていろいろと見解も出てまいろうかと思いますけれども、現在の状況の中で、そこまで踏み込んでやることができるかどうか。周辺の深い認識も重要でございますから、そういう強い御要望等があるという御意見を十分拝聴さしていただきましたし、心情等をもお伺いいたしましたので、これからの課題として、一度ひとついろいろ論議はさせていただきたい、こう思います。 ◆14番(小倉昌行君) 最後に、津市住みよい福祉環境づくりの推進指針というのが出ておるわけです。その中にうたわれておることというのは、障害者の問題等温かく受け入れよう。実はこの指針は恐らくアメリカの障害者を持つアメリカ国民法というのを全くまねしたというとおかしいですけども、実はアメリカの方は罰則規定もありますし、しなければならないになってるんですが、そういう意味で言うなら、今まさに教育長も前向きにぜひともお考えをいただきたいし、走り回ってもこたえていただきたいと思います。 それで、国際障害者年が終わっていろいろ言われておりますが、やっぱり例えば子供の権利条約等が国連で採択されて、今日本もするかせんかと言ってますが、そんな中には、障害者を隔離していく政策やなしに、社会があったかく--そうでしょう。おりえちゃんだってそうですよ。お母さんおっしゃるとおりですよ。だって、世間へ出たときに、盲者用なんて一体いかほどあるんですか。その中で培った--もっと事例言いたいんですね。東京でもあるんですよ。いろんな普通校でずっと育ったがゆえに、あるいは四日市に、職員として盲者が図書館司書として採用されましたが、盲学校だけで卒業されて、大変嘱望されて四日市の市の職員におなりになりましたが、心身症で実は亡くなりました。それが、そういう社会性を周りは身につけていなかったがために、人間関係がうまくいかずにそういうことになった。御両親もそうおっしゃってます。あるいはその彼女を支えたボランティアの方々も、もっと社会性を身につける努力を関係者がしたら、彼女はこんなことになっていなかったというような事例をいろいろ考えていくと、もっと前向きに、津の大事な大事な子供が教育を受けたい--行きたくないという子供もいっぱいいるわけでしょう。受けたいというのを受けれる条件整備、それから行政的な配慮をぜひ力強く取り組んでいただくことをお願いしまして、私の質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井ノ口昭太郎君) 本日はこれにて会議をとどめます。 明13日の日程は、上程議案に対する質疑と市政一般質問であります。 本日はこれをもって散会いたします。     午後7時14分散会...