○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第2号、
陸前高田市民文化会館の
指定管理者の指定についてから議案第6号、職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例まで、議案第8号、
陸前高田市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例から議案第12号、
陸前高田市
森林環境譲与税基金条例まで、議案第14号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第6号)、議案第16号、令和4年度
陸前高田市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第18号、令和4年度
陸前高田市
介護保険特別会計補正予算(第4号)及び議案第20号、令和4年度
陸前高田市
水道事業会計補正予算(第4号)の執行前提案3件、条例案7件及び
補正予算案4件の計14件を一括して採決いたします。 本14件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本14件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本14件は
委員長報告のとおり可決されました。
△日程第15 議案第21号 令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第7号)
○議長(
福田利喜君) 日程第15、議案第21号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。
◎総務部長(戸羽良一君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 総務部長。 (総務部長 戸羽良一君登壇)
◎総務部長(戸羽良一君) おはようございます。令和4年度
補正予算書つづりの1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第21号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、命により総務部長から御説明いたします。 今回の補正の内容でありますが、
新型コロナウイルス感染症対策に係る
関連事業費、出産、
子育て応援に係る
関連事業費及び
気仙小学校グラウンド防球ネット設置に係る
関連事業費の補正を計上しているところであります。 第1条は、
歳入歳出予算の補正でありますが、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,431万1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ259億78万4,000円とするものであります。 次に、3ページをお開き願います。
歳入歳出補正予算事項別明細書、1、総括でありますが、お目通し願います。 次に、7ページをお開き願います。2、歳入でありますが、ここでは一般財源について御説明し、特定財源につきましては次の歳出の中で御説明いたします。19款1項1目とも繰越金、補正額2,482万4,000円、以上が一般財源であります。 次の9ページをお開き願います。3、歳出でありますが、説明に当たりましては
補正予算事業説明書におきまして、
新型コロナウイルス感染症対策に係る
関連事業費につきましては
事業名称欄の最後に括弧書きでコロナと表示しております。3款民生費、1項
社会福祉費、1目
社会福祉総務費、補正額724万4,000円、特定財源の
国県支出金は
生活困窮者原油価格・
物価高騰等特別対策事業費補助金で、説明欄の
福祉灯油支給事業費は、
新型コロナウイルス感染症が長期化する中にあって原油価格の高騰及び物価高騰の影響により、経済的な負担が大きい
高齢者世帯等の
住民税非課税世帯を対象に、冬季の生活を支える灯油等の購入費の一部として、1
世帯当たり6,000円を支援する
福祉灯油商品券ほかであります。 2項
児童福祉費、3目
母子福祉費、補正額706万7,000円、特定財源の
国県支出金は出産・
子育て応援交付金で、説明欄の出産・
子育て応援事業費は、全ての妊婦及び
子育て家庭が安心して出産、子育てができる環境を整備するため、妊娠期から子育て期まで一貫した
伴走型相談支援と
経済的支援を一体的に支援する出産・
子育て応援補助金ほかであります。 10款教育費、2項小学校費、3目
学校建設費、補正額2,000万円、説明欄の
小学校改修事業費は、校庭から近隣の民家への飛球を防止することを目的とした
気仙小学校グラウンド防球ネット設置工事費であります。 以上で議案第21号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆13番(大坪涼子君) 議長。13番、大坪涼子。
○議長(
福田利喜君) 大坪涼子君。
◆13番(大坪涼子君) 伺います。 まず、灯油のほう、福祉灯油のことで伺いますが、対象者はどれぐらいなのか、それでこれまで5,000円だったのが6,000円になるというこの理由はどうなのか伺います。 そして、今までこの数年間申請をしにくい、なかなかあとは行っても外れているという方が結構多いわけなのですが、その灯油の申請方法はこれまでと同じかどうか伺います。
○議長(
福田利喜君) 当局答弁。
◎福祉課長(佐々木学君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 福祉課長。
◎福祉課長(佐々木学君) 福祉課長からお答えをいたします。
福祉灯油助成事業、対象者でございますが、1,200世帯を見込んでいるところでございます。1
世帯当たり6,000円ということで見込んでいるところでございます。 6,000円にした理由でございますが、この間岩手県とも様々協議をしたところでございまして、県としましても今般の物価高騰、灯油価格の高騰、動向を踏まえて、昨年度まで5,000円だったところを1,000円引き上げて6,000円ということで県議会でも議決を得たところでございますが、その
補助基準額に合わせた形で、本市におきましても予算を上程したところでございます。 それから、申請の方法でございますが、今回につきましても周知、申請勧奨につきましては、前年度申請者の方に、対象となった方に個別に通知を検討しているところでございます。また、希望者が申請できるように、また事業周知を確実に行うため、事業概要の
お知らせ等、申請書を添付した資料を各戸配付、来年、年が明けてから、1月に各戸配付する予定で周知したいと思っておりました。加えて、
市ホームページ、それから地元紙等にも掲載を依頼しまして周知に努めてまいりたいと考えているところでございます。また、民生委員・児童委員さん等に担当地区の
高齢者世帯や障がい者世帯等につきましてはこれまでと同じような形で声かけ等お願いしたいと思っておりますし、また介護保険を利用されている
高齢者世帯等につきましては、ケアマネさん等にもお願いして事業の周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。
◆13番(大坪涼子君) 議長。13番、大坪涼子。
○議長(
福田利喜君) 大坪涼子君。
◆13番(大坪涼子君) 今答弁ありましたが、やはり漏れている方、寒いのでなかなか行きにくいという方が結構いると思うのです。それで、今課長から答弁ありましたが、やはり介護に関してはケアマネさんを通じて、漏れのないように徹底していただきたいと思います。 次、出産・
子育て応援事業なのですが、
経済的支援というふうに答弁がありましたが、これの説明を求めます。
○議長(
福田利喜君) 当局答弁。
◎
福祉部長(千葉恭一君) 議長。
○議長(
福田利喜君)
福祉部長。
◎
福祉部長(千葉恭一君)
福祉部長から御説明をいたします。 事業の概要でございますが、今般国のほうで補正のほうで通りまして、出産、
子育て応援ということで、妊娠届出時に、面談後に5万円の給付と、それから出産届出後に、面談後に5万円の給付ということで、合計10万円ということになってございます。今年度4月以降出産の方は
全員給付対象ということですので、今年度につきましてはもう既に生まれた方については10万円を一括給付したいと考えてございます。それから、今妊娠届出中の方、それからこれから出産の方については、ちょっとタイミングについては今後の事業の確認をしながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。国のほうからは、これまで説明はあったのですが、詳細な要綱、それからQ&Aにつきましては、国のほうで
補正予算が通り次第、速やかに通知したいということでございまして、まだ来ておりませんので、そちらのほう確認しながら、事業のほうを速やかに進めてまいりたいというふうに考えてございます。
◆13番(大坪涼子君) 議長。13番、大坪涼子。
○議長(
福田利喜君) 大坪涼子君。
◆13番(大坪涼子君) 子育ての方には、かなり経済的な支援になると思いますが、まだ要綱が定まっていないということですが、タイミングあると思うのです。妊娠届出、つまり
母子手帳交付に行ったときにという始まりだと思うのですが、要は4月までまだ時間があるわけなのです。日にちがあるわけ。もしかしたら重なってごめんなさい。やはり子育てのお母さん、それこそいつ妊娠するか分からない、こういう方たちのためにも、やはり4月というのを、4月開始でしたか、今年度、いずれ……ちょっと私が勘違いしていたかもしれませんが、もしかしたら4月までは長いかなと思ったのですが、それこそ漏れることのないように、これは大事な
経済的支援で、非常にいいと思いますので、ぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 当局答弁。
◎
福祉部長(千葉恭一君) 議長。
○議長(
福田利喜君)
福祉部長。
◎
福祉部長(千葉恭一君)
福祉部長からお答えいたします。 ちょっと私の説明も悪かったかもしれませんが、今年度につきましては4月まで遡って支給対象となりますので、今回補正のほうで上程しておりますので、
補正予算が可決次第、順次準備を進めて、支給については年明けから年度内ということになるかと思いますが、速やかに事務を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 それから、この5万円、5万円の給付ですが、妊娠届出時につきましては、支給対象は妊婦さんというふうに国のほうでは説明でなってございまして、出産後につきましては出産した子どもを養育する方ということでなってございます。今年度10万円の給付については、ちょっとこれから国のほうの要綱を確認しながら、速やかに支給のほうは確認後に進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(
福田利喜君) ほかに質疑はありませんか。
◆3番(
大和田加代子君) 議長。3番、
大和田加代子。
○議長(
福田利喜君)
大和田加代子君。
◆3番(
大和田加代子君) 今回の厚労省の事業は、経済的な側面もですけれども、相談体制をしっかりする、妊婦さんを孤立させないというところに重点が置かれていたかと思います。そのことに対して、本市としてはどのように対応していかれるのか、その方向性を伺います。
○議長(
福田利喜君) 当局答弁。
◎
福祉部長(千葉恭一君) 議長。
○議長(
福田利喜君)
福祉部長。
◎
福祉部長(千葉恭一君)
福祉部長からお答えをいたします。 今回国のほうで示しております出産・
子育て応援交付金の事業ですが、
伴走型相談支援と、それから出産・
子育て応援ギフトというのありますけれども、今議員さんがおっしゃったのは相談支援のほうだと思いますが、本市のほうではこれまでも出産前、それから出産後もですけれども、保健師を中心に個別訪問も含めて相談体制しておりますので、今年度につきましては今ある
母子保健事業の中でやっていくと。来年度以降ですが、
伴走型相談支援の中で、保健師、助産師、専門職なども雇用をしてさらにというふうなこともあるようですが、このほうでさらに追加でやるべきか、市で今やっている分でもかなり相談は十分ありますので、そちらのほうよく確認しながら、来年以降については確認をしながら進めていきたいというふうに考えてございます。
◆3番(
大和田加代子君) 議長。3番、
大和田加代子。
○議長(
福田利喜君)
大和田加代子君。
◆3番(
大和田加代子君) 体とか心のほうは、結構相談体制ができているやに思います。ただ、厚労省が2015年にマタハラというものについて調査を行ったとき、マタニティーハラスメントですね、今回の私ここを確実に見たいと思うのは、妊娠期からというふうな文言が入っているので、妊娠期、妊娠が分かって出産するまでの間、
お母さん方で働きたいと思っている方がある。比較的パートであるとか、あるいは派遣で行っている女性の方々では、雇い止めとかパワハラによって傷ついているお話を伺っています。そういうことに対する相談体制もこれから取られていったらいいのではないかなと思うのですが、その辺りについてはいかがお考えでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 当局答弁。
◎
福祉部長(千葉恭一君) 議長。
○議長(
福田利喜君)
福祉部長。
◎
福祉部長(千葉恭一君)
福祉部長からお答えをいたします。 マタハラも含めて、ハラスメント的なものについて、法令やそういうものを遵守していただくということになるかと思いますけれども、市といたしましても、企業さんも含めて、そういう形の何らかのPRができれば、周知ができればと思いますが、基本的には法令等にのっとって、事業主さんのほうに対応していただくというふうな形になるのかなというふうに思ってございます。
○議長(
福田利喜君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第21号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第21号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第16 請願第3号
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願
○議長(
福田利喜君) 日程第16、請願第3号、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願についてを議題といたします。 本件に関し、委員会からの報告を求めます。 総務常任委員会委員長、中野貴徳君。 (総務常任委員会委員長 中野貴徳君登壇)
◎総務常任委員会委員長(中野貴徳君)
今期定例会において本委員会に付託されておりました請願第3号、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願を審査するため、去る12月8日に本委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、審査の結果と経過につきまして御報告いたします。 本請願の内容は、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止するよう、日本国政府に対して意見書を提出することについて求めているものであります。 審査におきましては、請願者から、インボイス制度は現在年収1,000万円以下の個人事業主などの免税事業者は、課税事業者となって新たな消費税負担を強いられること、またインボイスの登録をしていない事業者との取引の場合、課税事業者はインボイスのない請求書では仕入れの消費税の税額控除ができなくなり、それによって消費税の納税が増えることから、取引先にインボイスの発行を求めるか、取引の中止を検討しなければならない状況に陥り、免税事業者が取引から排除されることが想定される旨の説明がありました。 また、免税事業者は、コロナ禍や物価高騰等で地域経済が低迷する中で、インボイス制度に対応できる状況ではなく、事業継続のために厳しい選択に迫られている旨の説明があったところであります。 以上のことを踏まえ、請願の趣旨と照らし合わせた結果、インボイス制度については物価高騰や円安が進む経済情勢の中で、被災地の現在の状況を考えれば、中小企業、小規模事業者の納税に係る負担を軽減し、事業継続を守る必要があるとの意見がありました。 一方で、実施に当たり、一定程度の周知期間を設け、かつ制度として既に動き始めていること、また免税事業者からの仕入れ税額控除には段階的な経過措置が適用されるため、免税事業者においては自らの取引状況や経営状況を勘案しながら、インボイス制度へ適切に対応していけるのではないかとの意見が出されたところであります。 結果といたしましては、採択、不採択双方の意見に分かれたことから、本委員会といたしましては、起立採決の結果、不採択とすべきものと決した次第であります。 なお、本請願の審査に当たりましては、委員全員が出席し、請願者及び紹介議員から請願趣旨に関する説明を受け、慎重に審査したことを申し添え、総務常任委員会の報告といたします。
○議長(
福田利喜君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 9番、伊勢純君。 (9番 伊勢純君登壇)
◆9番(伊勢純君) 請願第3号、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願について賛成討論を行います。 最初に、全国の事業者による組織やクリエーターなどの方々の声や運動、さらには国会での動きについて紹介させていただきます。経済が好転するまで凍結すべき、全国中小企業団体中央会。制度の準備に取りかかれる状況にない、凍結すべき、日本商工会議所。制度の導入を凍結し実施しないこと、中小企業家同友会全国協議会。導入時期は延期すべき、日本税理士会連合会。免税事業者が取引から排除されることが想定される、全国青色申告会総連合。一部の事業者に対し不利益となるような税制はあってはならない、全国青年税理連盟。創作活動を阻害するおそれがある、日本漫画家協会。SF、ファンタジー文化の発展に大きな影響、日本SF作家クラブ。ストップインボイスオンライン署名は8万人超え、地方議会からの意見書500超え。立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社民党の4党と無所属議員が消費税5%への減税とインボイス制度廃止法案を共同提出し継続審議に。以上、消費税5%減税の提案以外全てはインボイス制度に関する声や運動、国会の動きです。前述の団体に本市の事業者の多くもその傘下に加盟していることは申し述べるまでもありません。 私にも1年近く前から同じ個人事業主から何度も相談がありました。今も苦しいのにインボイスが始まったらどうなるのか、止めてほしいという訴えです。この事業主が仮に年収約300万円の暮らしだとします。この事業主の場合、インボイスの課税で13万6,200円の負担増、それ以外にも所得税、住民税、事業税、国保、年金掛金と、以上の合計は75万円、経費が月3万円とすると、手元に残るのは175万円です。 世の中のお金が回りにくい新型コロナの現代社会、追い打ちをかける物価高騰、各種融資の返済時期が始まっているとの市内業者の声。今ここでインボイス制度による年収1,000万円以下の個人事業主や産直などへの打撃は言葉になりません。インボイス制度は、登録をすれば10%の税負担が、登録をしなければ取引業者が消費税負担を肩代わりしなければならないことから、取引から除外あるいは消費税分を値引きして仕事を続けさせてもらうなど、中小業者には前に進んでも、止まっても、後ろに下がっても、いずれもいばらの道です。 インボイスへの登録期限は来年3月、実施は10月からとされ、今ならまだ見直しが可能です。インボイス制度への慎重な判断が求められる今、請願第3号、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願への議員の皆様方の賛同をお願いし、賛成討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。
◆12番(菅野広紀君) 議長。12番、菅野広紀。
○議長(
福田利喜君) 菅野広紀君。 (12番 菅野広紀君登壇)
◆12番(菅野広紀君) 請願第3号、
消費税インボイス制度の実施凍結または中止を求める請願について、反対の立場で討論を行います。 そもそも消費税は、少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少していく日本社会において、その所得税などとは異なり、働いている方々も含め広く公平に消費者として負担をし、社会保障給付並びに少子化に対処するための財源として充てられるために導入されました。その観点から判断すれば、どの規模の事業者の方にも広く公平に納税していただくことは妥当であると考えます。 このことに対する反論として、消費税に関する東京地裁の判決では、消費者が事業者に対して支払う消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有していないことから、事業者が当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を消費者に対する関係で負うものではないとあることから、消費者から預かった税が益税として小規模事業者の懐に入っているかのような言い方はおかしいという論もあります。しかし、この判決文には続きがあり、もっとも消費税の実質的負担者が消費者であることは争いのないところであることから、右義務がないとしても、消費税分として得た金員は原則として国庫に納付されることが望ましいことは否定できないとあり、これは多くの国民の感情に近いものであると考えます。 これらの議論を総務常任委員会内でも行い、さらにインボイス制度導入に当たり一定の周知期間があったこと、会計をするための機材導入の補助金があること、開始後6年は税控除8割、5割と経過措置がなされていることも確認いたしました。 以上により、税の公平負担の原則が大前提であること、導入に当たり適切な期間と配慮がなされていることの2点から、本請願には反対をいたします。 議員各位の賛同を求め、討論を終わります。
○議長(
福田利喜君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより請願第3号を採決いたします。 本件は、起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 よって、本件は原案について採決いたします。 本件は、採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立少数であります。 よって、本件は不採択と決しました。
△日程第17 発議第4号
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例
○議長(
福田利喜君) 日程第17、発議第4号、
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し、提出者より提案理由の説明を求めます。 議会運営委員会委員長、菅野広紀君。 (議会運営委員会委員長 菅野広紀君登壇)
◎議会運営委員会委員長(菅野広紀君) 発議提出案件つづりの1ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第4号、
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例につきまして、議会運営委員長から御説明いたします。 提案理由でありますが、社会経済情勢を勘案し、
陸前高田市議会議員の定数を改定しようとして提案するものであります。 議員定数につきましては、地方議会を取り巻く環境の変化による本市議会でも、議会諸課題調査検討委員会で調査し、その答申を受け、議会基本条例第18条にも記載されておりますが、市政の現状と課題、議会が果たす役割を考慮し、議会報告会で2名削減の是非について市民意見を聴取いたしました。結果として、定数を2名削減することに集約し発議いたします。 次に、改正の内容について御説明いたしますので、発議提出案件つづりの2ページをお開き願います。
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例であります。
陸前高田市議会議員定数条例本則中、議員定数について18人を16人に改めようとするものであります。 次に、附則でありますが、この条例は次の一般選挙から施行するとするものであります。 以上、議員各位の御賛同をお願いいたしまして提案理由の説明といたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第4号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 13番、大坪涼子君。 (13番 大坪涼子君登壇)
◆13番(大坪涼子君) 発議第4号、
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。 この発議は、議員定数を現在の18から2名減らして16にしようというものです。これまでこの議員定数を減らすことについて、私の意見を発言する機会がありませんでした。議員の皆さんの個々の意見がどうなのか、その発言を聞くこともありませんでした。また、なぜ減らすのか、減らせばどういう問題が出てくるのか、そのことも聞くことがなかったと思っています。 私たちは、市民の皆さんに責任があります。議員だけの議会内の問題ではないと思います。これだけに、今私たちは重大なことを決めるかどうかの大事な場にいると思います。このような緊張する場面は、私には2回ありました。1回目は、14年前の大船渡市との合併の問題のときです。そのときは、1票差で
陸前高田市が残りました。2回目は、ちょうど12年前、大震災の前の年の12月議会で、議員定数が20名から18名になったときです。いずれも私は反対しましたが、
陸前高田市を守るかどうかの重大な場面だったと今でもはっきりと覚えています。そのときは、半年前から議会の議論が交わされましたが、賛成、反対が拮抗していました。その後の大震災津波で大被害を受けましたが、震災復興に
陸前高田市が残っていて本当によかったと思っています。 しかし、私は震災の前の年、議員定数が減っていなかったら、被災された市民のために、震災復興のために、議会がもっともっと力を発揮できたのではないかと思います。そうしたことから、私は
陸前高田市がこれから大事なとき、議員と議会の力を減らすことになる議員定数を16にすることに強く反対しなければならないと思っています。
陸前高田市議会基本条例第17条は、議員定数を改正する際は、市政の現状と課題及び他市などの状況並びに議会が果たす役割を考慮しなければならないとし、議員定数の基準などの明確な改正理由を付して、委員会または議会議員から提出するとなっています。市政の現状と課題としては、大震災から12年、東日本大震災津波最大の被災地からの復興とその後の市民の暮らしとまちづくりは、全国どこにも経験のない全く新しい課題の挑戦になっていくと思います。 震災で全国、全世界からたくさんの応援をいただき、その交流は今も続いています。私たちには、防災、減災という大きな課題もあります。そして、今コロナ感染、物価高騰で、大震災から立ち直ろうとしているときの新たな災害に遭っています。これが今の本市の重要な現状と課題ではないでしょうか。 議員定数を減らすときではないと思います。他市などの状況の比較では、本市の議員1人当たりの人口はほかの市と比べ少なくなっていますが、県内の町村では2つのまちの議員定数が18になっています。定数16になれば、市としての存在ではなくなってしまうのではないでしょうか。そして、議会が果たす役割については、定数を減らせば議会全体、議員全体の総合力が小さくなってしまうと思います。減らすのではなく、お互いが力をつけて、市民のために、地域のために、そして議会基本条例にあるように、市民の多様な意見を的確に把握し、市政運営の状況を監視し政策を評価するなど、議会が果たす役割はますます大きくなっているのではないでしょうか。今大事なのは、議員お互いが議会全体としてももっともっと市民のために、地域のために仕事をすることではないでしょうか。今
陸前高田市議会は、定数を減らすべきときではないと思います。 以上、私のこれまでの合併を食い止めたこと、東日本大震災と復興、そして今現在のコロナ感染と物価高騰という、本当に
陸前高田市と市民の命と暮らしに関わってきてみて、議員の判断と責任は大変重いと思います。 以上のように、私の思いを理解していただくことを願って、発議第4号、
陸前高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例の反対討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより発議第4号を採決いたします。 本件については、起立により採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立多数であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第18 発議第5号
陸前高田市議会の個人情報の保護に関する条例
○議長(
福田利喜君) 日程第18、発議第5号、
陸前高田市議会の個人情報の保護に関する条例を議題といたします。 本件に関し、提出者より提案理由の説明を求めます。 議会運営委員会委員長、菅野広紀君。 (議会運営委員会委員長 菅野広紀君登壇)
◎議会運営委員会委員長(菅野広紀君) 発議提出案件つづりの3ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第5号、
陸前高田市議会の個人情報の保護に関する条例につきまして、議会運営委員会委員長から御報告いたします。 提案理由でありますが、
陸前高田市個人情報保護条例の廃止に伴い、市議会における個人情報の保護について定めようとして提案するものであります。 次に、条例の内容について御説明いたしますので、4ページをお開き願います。
陸前高田市議会の個人情報の保護に関する条例であります。目次でありますが、第1章は総則、第2章は個人情報等の取扱い、第3章は個人情報ファイル、第4章は開示、訂正及び利用停止、第5章は雑則で、これらの本則に附則を加えた形で構成するものであります。 第1条は、趣旨でありますが、
陸前高田市議会における個人情報の適正な取扱いに関し必要な事項を定めるものであります。 第2条は、定義でありますが、条例で使用する用語について定めるものであります。 6ページをお開き願います。第3条は、議会の責務でありますが、議会はその保有する個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、必要な措置を講ずるものとするものであります。 第4条から第14条までは、個人情報等の取扱いに関する規定であります。 10ページをお開き願います。第15条は、個人情報ファイルに関する規定であります。 11ページをお開き願います。第16条から第44条までは、開示、訂正及び利用停止に関する規定であります。 23ページをお開き願います。第45条から第55条までは、雑則であります。 次に、附則でありますが、この条例は令和5年4月1日から施行するとするものであります。 以上、議員各位の御賛同をお願いいたしまして提案理由の説明といたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第5号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより発議第5号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第19 議員の派遣について
○議長(
福田利喜君) 日程第19、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員の派遣については、会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付いたしました「議員の派遣について」のとおり派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件については原案のとおり派遣することに決しました。
○議長(
福田利喜君) 以上をもって、
今期定例会に付議された事件は、全て議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
◎市長(戸羽太君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 市長。 (市長 戸羽太君登壇)