○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 答弁いただきました。 公園の
リニューアルの事業
があります。老朽化した公園や、いろいろ遊具やフェンスなどの修理、
リニューアルを兼ね
てということで
あります。 先ほども申し上げたように、一時
的避難場所79か所のうち、本市においては44か所
が公園ということになっ
ておりますので、まずはその
優先順位としては一時
的避難場所となっ
ております44か所の公園について、
リニューアル事業の際には積極的に進め
ていただきたいと思います。 そしてまた、それぞれの地区において今後
地区防災計画の策定に入ると思います。それぞれの
地域事情によって変わると思います
が、先ほどの
熊本地震等々の経験を踏まえ
て、恐らく地域の防災士や町会の方々と今後策定をし
ていくことになろうかと思いますけれども、そのときには市のほうにもアドバイスや助言等々
が求められることで
あろうかと思います。基本的には小学校等の大きな
グラウンド等では車中泊等々考えられます
が、地域の公園についてはそれほど多くないのではないかということも
ありますけれども、せっかく
地域防災計画、
地区防災計画をつくるので、やはり市とすればそういった車中泊のことも
あり得るのではないかという助言等々を積極的に行っ
て、そういったこと
がそれぞれの地域の
防災計画の策定の中身の
あるものになろうかと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君)
公園リニューアル事業の整備につきまし
ても、今ほどお話をいただきましたこの防災という観点、このことも含め
て当然これは
優先順位をつけ
て整備をし
ていくということになりますけれども、今お話の防災という観点ということも踏まえる中で順次整備を進め
てまいりたいというふうに思っ
ておりますし、今、
地域ごとでお願いをいたし
ております
地区防災計画につきまし
ても、当然私は大事なことはそれぞれの地域の中で具体的に地域の皆さん
がこの地区の
防災計画に従ってどう安全を確保し
ていくか、まさにそのこと
が大事だというふうに思っ
ておりますので、この
地区防災計画の策定に当たっては当然市のほうも必要な助言はさせ
ていただきたいというふうに思っ
ておりますし、また地域の皆さん
がこれをきっかけとしてさらに地域の地区の防災、この意識を高め
ていただけるように取り組んでいただければというふうに思っ
ておりますので、またその辺もよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 恐らくこの地区の
防災計画については、地域差によって防災力とか取組の体制についてもばらつきは
あると思います
が、より熱心な町会や防災会ほど、そういった自分たちの公園で何とかやっ
ていこうという努力
があって防災計画に反映され
ていくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 次に、
災害廃棄物の処理についてお聞きします。 大規模地震や集中豪雨による災害によって、瓦礫や不要家具などの廃棄物
が大量に発生いたします。新耐震基準の施行の前後で建物被害は異なることから、年代別の
建物データや
ハザードマップによる浸水予測からの
水害廃棄物量など、想定される災害に対して
災害廃棄物発生量の見通しを立て
て仮置場の必要面積を確保しなければなりません。 このことは、災害
が発生する前に事前に十分な対策を講じることのできる準備で
あります。災害
が発生し
てから廃棄物の処理に関して混乱
が生じないように、市民と事業者、行政の連携に基づく体制を構築し
ておくべきで
あります。 質問します。災害に伴い、瓦礫や粗大ごみなどの廃棄物
が大量に発生することに対して、迅速かつ適正に
災害廃棄物処理を行うこと
が重要で
あると考えます。
災害廃棄物の発生量に応じ
て必要な仮置場の場所と面積の確保、
収集運搬業者の人員と車両
が本市ではいまだ十分に確保され
ていないのではないでしょうか、お伺いします。 また、円滑な処理を推進するために市民に対する事前の十分な広報と理解を得ること
が必要なのではないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 災害時に発生する瓦礫や片づけごみ、家庭や避難所から発生する生活ごみ、またし尿などの
災害廃棄物についての処理を継続的かつ確実に実施することは、議員御指摘のとおり、公衆衛生の確保及び生活環境の保全の観点から極めて重要で
あると考え
ております。 このことから、市では様々な災害により発生
が想定される廃棄物発生量や、その廃棄物を一時的に保管する仮置場の推計も含め、事前の体制整備を整えるための
災害廃棄物処理計画を平成30年2月に策定し、災害に備え
ているところでございます。 仮置場は廃棄物処理施設と同様に、近隣住民に与える影響
が大きいことから公表はいたし
ておりません
が、その候補地については市
が保有する公園や駐車場とし
ており、スペースについては確保し
ているところでございます。 また、
災害廃棄物の収集運搬という点で申しますと、
災害廃棄物の収集運搬などを迅速に実施する体制を準備するため、市内の一般廃棄物収集運搬許可業者で
あります株式会社トスマク・アイと平成30年8月に協定を締結し
ております。 さらに、提案説明でも申し上げました
が、先月24日には県内の産業廃棄物処理業者など
が加入をいたします一般社団法人石川県産業資源循環協会と
災害廃棄物の処理に関する協定を締結いたしたところでございます。 この結果、本市から協会に対し、主として建物の解体に伴う木くず、コンクリート殻、金属類や被災をいたしました建物から排出される畳、大型家具などの廃棄物の収集運搬及び処理活動について迅速に協力を要請できるものとし、大規模な災害の事前の体制整備についてさらなる強化を図ったところでございます。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 今ほど災害
が発生する前の事前の準備、対策について回答いただきました。 この野々市市
災害廃棄物処理計画、これは平成30年に策定をされ
ておりますけれども、仮置場の面積の算定等々も非常に詳しく書かれ
ております。具体的には山積みに
災害廃棄物をするわけですから、想定とすれば積み上げの高さを5メートルとして、有効仮保管面積率50%、要するに重機を移動したり搬入経路等々も必要ですので半分くらいの設定で
あると。そして、仮置場の最大の依存率を40%、野々市市内で災害
が最大起きたときの4割程度を順繰り順繰りに処理し
ていくわけで
ありますので、40%で依存率を設定し
ていると。 そうすると、仮に森本・富樫断層帯の地震動の予測結果からいきますと9,600坪必要で
あるというふうに算定され
ております。9,600坪、漠然とした数字になりますけれども、こちらの市役所の敷地と
あらみや公園を合わせるとおおよそ9,900坪で
ありますので、市全体の廃棄物量
が1か所に仮に集めるとするとこれぐらいの面積
が要ると。実際の運用では、災害の規模に応じ
て分散した配置になると思いますけれども、それぐらい非常に大変な面積
が必要になると。 今現在、影響も
あることから公表し
ていないという話で
ありました。森本・富樫断層帯というのは、長さ
が26キロ
あって、マグニチュード7.2程度で、今後30年以内の発生確率も非常に高いわけで
ありまし
て、そんな場合には他の市町や県や警察、消防、自衛隊との連携も必要になっ
てきますけれども、具体的な仮置場の場所というのは、今ほども
ありました
が示され
ていないわけです。事前の準備はもちろん大切ですけれども、ある程度積雪時、豪雪時の雪の置場のことも
ありますけれども、ある程度市民の皆さんもあそこに持っ
ていけばいいというのを、災害の規模に応じ
ても、大きく
ても小さく
ても、少なくともこの場所は
災害廃棄物の仮置場の場所になるで
あろうというものはおおよそ見当
がつい
ていると思うんですけど、そこはしっかり公表しないとやはり混乱
が生じると思います。 災害
が起き
て、まずその
災害廃棄物の処理というの
が災害復興の1丁目1番地で
ありますので、最低限ここだけは確実になるで
あろうという場所は公表すべきで
あると思います
が、市民生活の影響を考え
てということで
ありますけれども、そこは公表すべきだと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 今ほど
馬場議員のほうから市民への公表という再質問をいただきました。 先月、8月4日ですか、県内でも大水害
が起きまし
て、近隣自治体でも多数の
災害廃棄物が出されました。こういったことによりまして、市民の
災害廃棄物についての関心
が非常に高まっ
てきたと思います。このことから、先ほどの
災害廃棄物処理計画ですか、こちらについては先ほども少しお話をいたしました
が、行政側
が災害時において迅速かつ適正に行うための計画書で
ありますので、そのままアップするものではなく、市民の皆さん
が安心をし
ていただくことを念頭に、計画の趣旨や概要を説明できるこういったものを検討いたしまし
て、ホームページや、また町内会の研修会などでお知らせをし
ていきたいと思います。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 研修や町会ごとにというお話ということで
ありますけれども、状況によっていつ災害
が発生するか分かりませんので、仮に設定し
ても状況
が変わればまた違う場所ということも考えられますので、常に見直しをかけながら、ある程度最低限ここは廃棄物を置く場所になると、仮置場の場所になるということはある程度はお伝えをいただい
て混乱を防ぐということにまず取り組んでいただきたいと思いますし、それも1か所に集中させずに、やっぱり運搬とか渋滞とかいろんなこと
ありますので、ある程度規模に応じ
てです
が市内のいろんな場所に多少分散させながら、分散させ過ぎると収集運搬の効率も落ちますからそのことも考慮しなければいけませんけれども、少なくとも地区ごとには
あるような体制をつくっ
ていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 石川中央都市圏におけるスポーツの振興に向け
てについてで
あります。 初めに、スポーツ推進連絡会における協議の進捗具合についてお聞きします。 石川中央都市圏の4市2町では、平成28年に策定をした石川中央都市圏ビジョンに基づい
て様々な施策分野の取組を進め
てまいりました。4市2町
が連携し
て、この圏域の強みで
ある住みやすさに磨きをかけることで、安心し
て快適な暮らしを営むこと
ができる圏域の形成を目指し
ております。 具体的な取組の1つとして、スポーツの振興のためにスポーツ推進連絡会
が設置されました。この連絡会は、スポーツ施設の広域的な利用促進策について研究等を行い、施設の有効活用と交流人口の増加を図るためのもので
あります。主な事業として、石川中央都市圏域住民料金の導入等
があります。広域的な相互利用
が促進されることは、本市としても意義は大きいと考えます。 しかしながら一方で、検討を要する難しい問題も
あるのではないかと考えます。例えば新しい施設、人気の
ある施設
があることは事実で、利用率の高い施設とそうではない施設の差
がますます大きくなるのではないかということ
が考えられます。また、そのことに関連し
て、近隣住民
が他市町住民の予約でなかなか利用しにくい状況になるのではないかということも考えられますので、導入の対象とする施設をどのような基準で選定し
ていくのかという難しい判断
が必要で
あります。 さらに別の観点では、施設の建設費や改修費、維持費などの費用面に関して、それぞれの市町の住民の利用率に関係し
て負担をし
ていくのかどうなのかということも
あります。 数多くの事柄について検討を進め、互いの市町の理解の上で決め
ていくこと
が必要になっ
てきます。 質問します。石川中央都市圏域住民料金についての協議はどの段階まで進んで
いるのでしょうか。圏域住民料金導入の後、混雑等により本市民
が利用しにくい状況となった場合に、相互利用対象施設の見直しや調整をすること
が可能な仕組み、制度となっ
ているのでしょうか、お伺いいたします。 また、施設の維持管理費用や大規模修繕費用等の財源について、施設を設置した各市町
がそれぞれに負担をし
ていくのでしょうか。または、利用実態に沿っ
て分担する仕組み、制度なのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 山下教育部長。 〔教育部長(山下かおり君)登壇〕
◎教育部長(山下かおり君) 石川中央都市圏における圏域住民のスポーツ施設の相互利用を推進するために、石川中央都市圏の4市2町で構成するスポーツ推進連絡会におきまして、既存の市内料金等に加え、新たに圏域住民料金の導入について検討を行っ
ております。 議員御指摘のとおり、スポーツ推進連絡会におきましても検討を要する課題
が生じ、協議
がなされ
ております。 課題といたしまし
ては、圏域施設の相互利用の促進により、他の市町住民の利用
が増加し、施設を有する市町の住民
が施設を利用し難くなるという懸念
があること、また、施設の設置市町
が維持管理費等や大規模修繕を負担することについて、施設を有する住民に不公平感
が生じる可能性
があること
が取り上げられ
ております。 議員御質問の相互利用の対象施設の見直しなどをすること
が可能な仕組みや、制度、維持管理費の財源につきまし
ても、スポーツ推進連絡会において現在検討中でございます。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 現在検討中とのことで
あります。相互利用によるこの影響、本市の市民の利用
が圧迫されないかどうか、そういった懸念も
あるかと思います。この影響を見極めながら、利便性のバランスを重視し
ていかなければならないと思います。 このことについては、本市だけではなく
て残りの3市2町も同様なこと
が考えられるわけで
ありますけれども、そういったことで対象とする施設を少なくし
ていくと本来の相互利用の目的
が失われ
ていきますので、非常に難しい判断となりますけれども、仕組み等々を検討いただきたいと思います。 また、修繕費用等の維持管理費等につきまし
ては、施設を設置した市民の利用率
が高ければ設置市町
が負担し
ていくことは、85%とか90%ぐらい
あればいいんです
が、それ以下になっ
てくるとやっぱり不公平感というのも少なからず出
てくるのではないかと思いますので、その辺りも十分に他市町と協議の上、進め
ていっ
ていただきたいと思います。 次に行きます。 スポーツ施設の予約システムについてお聞きします。 金沢市では、インターネットによるスポーツ施設予約システムを平成6年から導入され
ております。利便性や公平性などを検討しながら、システム改修を重ね、現在に至っ
ております。グループ登録によって申請をし
て、抽せんによって利用可能となるもので
あります
が、無断キャンセルや直前キャンセルなどのペナルティの仕組みも
あり、利便性と公平性を保ちながら管理と運営
がなされ
ております。 一方、本市では、予約状況案内システムによって、予約された状況をインターネットで閲覧するということはできますけれども、申請受付については電話での予約受付も行っ
ておらず、必ず市民体育館の窓口に出向かなければなりません。受付事務の省力化も含め
て、システム導入への検討を前へ進め
ていくべきで
あり、平日の夜なども予約
が可能な方法を取り入れるべきだと考えます。 質問いたします。現在、本市のスポーツ施設の予約方法は、必ず市民体育館窓口へ出向い
て予約する必要
があり、仕事を持つ方々にとっては決して利便性
がよいとは言えません。本市民を含めた圏域住民の広域的な相互利用を促進するということも考慮し、利用者の方々
が公平に施設利用の機会を得られるインターネットでのスポーツ施設予約システムの導入を本格的に検討すべき時期ではないでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(
中村義彦議員) 山下教育部長。 〔教育部長(山下かおり君)登壇〕
◎教育部長(山下かおり君) 先ほど申し上げましたとおり、スポーツ推進連絡会では、圏域住民料金の導入について現在検討を行っ
ているところで
あり、石川中央都市圏におけるスポーツ施設の予約システムの導入など、圏域住民料金以外の相互利用の様々な促進策の検討にはいまだ至っ
ておりません。 石川中央都市圏におけるスポーツ施設の予約システムにつきまし
ては、御意見としてお伺いし、このスポーツ推進連絡会において協議し
ていただけるよう調整を図っ
てまいります。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 答弁いただきました。 4市2町で取り組んでいくことを前提としての話になっ
ていたかと思います
が、金沢市は導入し
てもう長い年月
がたっ
ておりまし
て、この4市2町ということではなく
ても本市として、現在の時代背景も含め、これだけインターネット
が盛んに使われるようになっ
て、もちろん費用のことも
ありますけれども、4市2町関係なく本市として導入を検討すべきではないかと思います。 そして、その際に恐らく公平性
が保たれるのかということをおっしゃられるかなと思いますけれども、従来どおりの紙で申請するという方法も併用しながら、紙で申請し
て、インターネット申請を代行入力をし
て、そして申請いただい
て、今現在の仮に金沢市のようなやり方をするので
あれば、ネット上で抽せんを行い、公平性を担保すると、そういったどちらでも可能な予約システムとして公平性を保ちながら、本市として検討すべきではないかと思います。かなり後れ
ているんじゃないかと、窓口に出向かなければ予約
ができないって少し、検討もしないというのはおかしいと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(
中村義彦議員) 山下教育部長。 〔教育部長(山下かおり君)登壇〕
◎教育部長(山下かおり君) 今ほどスポーツ施設予約システムを市単独で導入する考えはという御質問をいただきました。 施設予約システムにつきまし
ては、本市単独で導入に向けた検討を行うよりも、圏域住民の相互利用という観点から、中央都市圏で取り組むこと
がより効果的で
あると考え
ておりますので、またスポーツ推進連絡会での協議を進め
ていただきたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 4市2町で進め
ていくこと
が効果的で
あるというお話でした。 私は、金沢市は導入し
ておるわけで
ありますので、野々市市も本市として導入をする。そのこと
が4市2町、残りの4つの市町によい影響を与え
て、全体として4市2町でスポーツ施設の予約システム、恐らく同じシステムになると思いますけれども、それ
がより進むのではないかと思いますので、本市として率先し
て進め
ていただきたいと思います。 次に移ります。 あらゆる世代の市民
が参加する市政に向け
てについてで
あります。 初めに、本市の提案型協働事業についてお聞きします。 本市では、NPOやボランティア団体等の市民団体、学生グループ、町内会等からの提案によって、行政と協働で
まちづくりに取り組む提案型協働事業
があります。市民提案型は自由な発想で課題の解決
が図られる企画を募集し
ており、行政提案型は市
が設定するテーマに対する企画を募集し
ております。 この事業は、書類選考による一次審査、公開プレゼンテーションによる二次審査
があり、事業採択
がされますと5万円から20万円の範囲内で補助金
が交付されます。他の自治体においても類似した事業
がそれぞれの実情に合わせ
て取り組まれ
ております
が、長く続い
ている自治体も
あれば、事業を終了した自治体も
あります。 提案型協働事業は、市民活動団体の育成という観点や、市民と行政の信頼関係をつくっ
ていくという観点でも、非常に意義
ある事業だと思います。しかしながら、本市では単年度で実施される事業で
あることも含め
て、提案される事業の継続性についても考えなく
てはならないと思います。 質問いたします。本市はこれまで、地域や行政の課題を解決するために補助金限度額20万円の提案型協働事業を実施し
てきたことも
あり、様々なアイデアによって市民団体の活動
が続けられ
ております。本市における提案型協働事業の成果をお伺いします。 また、課題と今後の方向性をお伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 本市では、平成25年度から令和元年度までの7年間において、市民協働の
まちづくりを推進するために提案型協働事業を実施いたしました。 これまでに、行政
が取り組む課題を解決するための行政提案型事業11件、市民の自由な発想による市民提案型事業27件の計38件を採択し
てまいりました。 事業実施の効果としては、市民独自の視点での提案により、既存事業のサービス向上につながった事例や、提案の採択を契機としてより活動
が活発となり継続的に事業展開
がなされるまでに成長した団体も
あり、今では登録団体数も60を超え
てまいりました。 活動内容の一例を紹介させ
ていただきますと、地元住民の企画により実現した北国街道野々市の市は、今ではすっかり地域に根づいたイベントとして定着し
ております。また、行政提案型事業で
ある高齢者
が活躍できるコミュニティカフェの創設として提案されたカフェあやめは、その後、多くの町内会で同様のカフェ
が開設されることにつながりました。市民提案型事業では、「ののいちドットママ」運営委員会
が、子育て世代
が必要とする情報を掲載した子育て支援総合情報ポータルサイトを開設され、今ではその情報を必要とする子育て世代に多数御利用いただい
ております。 さらに、地域ICTプラットフォームサービスとして注目され
ている結ネットは、市民提案型事業により、町内会長の負担を軽減するため、連合町内会とIT事業者
が町内会運営を円滑に行う仕組みづくりとして協働で開発したもので
あります。この取組
が県内外の自治体や関係者から高く評価され、システムを導入する自治体や団体
が増え
ている状態になっ
ており、大変うれしく感じ
ているところで
あります。 課題といたしまし
ては、新たに生まれた団体
が、さらに発展するように支援し
ていくこと
が大切だと思っ
ております。 また、カミーノの市民活動センターでは、市民団体から育ったリーダーをコーディネーターに選任し、団体活動への助言を行うことで団体の活動
がより活発になるよう支援し
ているところでございます。このコーディネーターについても、現在3名の方に活躍し
ていただい
ており、個々の団体のスキルアップとともに、団体同士
が相互に連携する仕組みも出来上がっ
てまいりました。 このような市民団体の皆さんの活躍
が地域を活性化するものと思っ
ておりますので、引き続き積極的に支援に努め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 冒頭のほうでは「行っ
てまいりました」という「た」になっ
ていましたので、過去形になっ
ていました。ここ数年は、コロナのことも
ありましたので、なかなか提案型協働事業され
てなかったのかなと思いますし、一番直近ですと提案事業自体の事業
がなかったので、一旦は終了ということなのかなと理解をし
ております
が、今後このような提案型協働事業、今ほど60を超える団体
が生まれ、様々に活動されるとおっしゃっ
ておりました
が、このような提案されるような事業を、今後、もうやめたという判断でよろしいのでしょうか。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 提案型の協働事業ということにつきましては、お話のとおりに状況としてコロナの感染拡大というそういうここ数年状況に
ある中で、なかなかこういった取組というの
ができなかったという状況も
あります
が、先ほど御紹介をさせ
ていただきましたように、これまで提案をいただい
て採択をし、それを実現、実行し
ていただくという中で、私はいわゆる市民協働の取組ということについては、スタートアップという支援をし
てまいりましたけれども、ある程度それ
が成果も上がり、私はこの市民の皆さんの活動、そういったことについては野々市市の場合は次のステップに入っ
てき
ているのかなという感じもいたし
ておりまし
て、こういった提案型の事業を募集し
ていくということについては少し形を変え
てと申しますか、今非常にこの市民協働の機運
が盛り上がっ
てきた野々市の中に
あってどういう事業を展開し
ていけばいいかということを検討しながら、またさらに団体
が活性化をしたり、また新たな団体
が生まれ
ていくようなそういった取組をぜひ検討し
てまいりたい、そのように思っ
ています。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 予算と時間もかかることですから、十分に検討いただきたいと思いますけれども、今現在は社会福祉協議会のほうで歳末助け合い事業を利用し
て、それぞれ交付金額
が予算90万円、1団体当たり上限15万円というこういった社会福祉協議会のほうでも提案型事業、このことに関しましてはそれぞれ町会等々にも案内も行っ
ていると思いますけれども、従来の市
がやっ
ていた提案型協働事業よりも少し認知度
が少ないといいましょうか、知っ
ている方は知っ
ていますけれども、少しまだ広がり
が少ないかなと思います。内容については、比較的福祉寄りなものにはなっ
ておりますけれども、十分に公共性を有するもので
あれば事業採択受けれるものと思いますので、市とすれば問合せ
があったときに限らず、こちらの社会福祉協議会においては赤い羽根共同募金助成事業として行っ
ていると、また行った成果も社会福祉協議会だけではなく
て市としても応援し
ていくという広報も含め
て、またお知らせもし
ていっ
ていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 次に、青少年の市政参加についてお聞きします。 本市は、若く
て長寿なまちで
あります。あらゆる世代
が市政に参加することで持続可能な
まちづくりを進め
ていくこと
が極めて重要で
あると考えます。 山形県遊佐町では、若者の力による
まちづくりを目指し、遊佐町在住、在学の中学生と高校生の中から少年町長と少年議員
が直接選挙で選出され、中学生と高校生の政策を議論し、自分たちの決めた政策を実現する少年議会という事業
があります。平成15年から実施され
ている遊佐町少年議会は、政策提言を町の政策に反映するために、所管課で予算化され、独自の政策予算を持つこと
が特徴で
あります。令和3年度は45万円の予算
が割り当てられました。 実際の政策実現を通して若者の町政参加を促すということや、この事業に関わる全ての関係者
が若者の意見に学び、あわせ
て若者たち
が町のシステムや民主主義を相互に学ぶ場とする相互教育をこの事業の狙いとし
ております。遊佐町少年議会は、非常に内容の優れた事業で
あります
が、本市においても同様な考え方の事業に取り組むべきだと思います。 質問いたします。若き市民で
ある青少年の意見を積極的に取り上げることで、未来の
まちづくりにつなげ
ていくべきだと考えます。次世代を担う青少年の市政参加の観点から、青少年の意見を反映させる独自の予算措置を伴う事業を実施すべきではないでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 青少年の市政参加ということについてで
あります
が、市の施策に将来を担う若者の視点を取り入れることは私も大変意義
があることと認識をいたし
ております。 本市では、第二次総合計画の策定に当たって、中学生、高校生、大学生の皆さんによるののいち若者みらいミーティングを開催をし、いただいた御意見を計画にも反映いたしたところで
あります。 また、令和元年度にも中学生から25歳までの若者を対象とした野々市わかもの会議を開催いたし
ております。この会議では、子育てに関することや市の
公共施設に関すること、また公共交通機関に関することや若者同士のつながりに関することなどについて御提案をいただき、市の施策を実施する上での参考にさせ
ていただいたところでございます。 これからも同様に若者の意見を取り入れること
ができるように様々な方策について、またこの野々市に
あってどういうやり方といいますか、どういう方法で若者の皆さんの意見を反映させ
ていけばいいか、具体的にこれからも検討し、考え
てまいりたいというふうに思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) この遊佐町の少年議会では、令和4年度で第20期ということですから非常に長く続い
ておりまし
て、内容も非常に密度の濃いものです。これ、アンケートを実施をし
て、そのアンケートの中から、アンケートには具体的な中高生の意見
がありますので、それを政策実現をし
て、この45万円の予算内でいろいろ活動し
ている。 また、18歳投票率
が山形県内でもこの遊佐町はトップクラスになっ
ておりまし
て、そういったことも少なからずよい意味で影響を与え
ているのではないかなと思います。 今ほど市長のほうからわかもの会議とか、これまでも意見を参考にするということで、ただ具体的にその予算措置は
ありませんので、これ
が通ったのか通らないのかもなかなか分かりにくい面も
あろうかと思います。 第二次総合計画の序論のほうでも、
まちづくりの課題として4つの項目
が整理され
ておりますけれども、そのうちの1つ
が文教都市としてのブランド化と発信力の強化
が課題として
あるので、このブランド化と発信力の強化
が弱いということなんだろうかと思います
が、こういったわかもの会議のようなもので、まずは若者の意見を吸い上げるというか、その意見を
まちづくりに反映させるにはどうすればいいかということ自体を議題に上げるとか、大人たちだけではなかなか解決しないことも、アイデア
がなかなか生まれないことも
ありますので、より積極的に接触をし
て、まずどうすれば若者の意見
が反映されるかということについて、そういった場を設け
ていくこと
が必要ではないかと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) まさに今お話をいただいたことは大事なことだというふうに私自身も感じ
ています。 これまで、先ほど御紹介もさせ
ていただきましたけれども、まだまだそういう意味でいうと若者の御意見を聞く機会というのも少ないかも分かりません。できるだけそういった仕組みづくりというんですか、これをしっかり検討し
ていきたいというふうに思いますし、大事なことは我々自身
が検討するということも当然で
ありますけれども、若い人たち自身
が自分たちの夢や思いということを反映させ
ていきたい、反映したい、そんな中から若者の皆さん自身
がどういう仕組みで自分たちの意見を市のほうに届け
ていくか、そんなこともぜひ考え
ていただけるようなことも検討しなければならないなというふうにも感じ
ております。 いずれにし
ても、大変若い人たちの思いを伝え
ていただく、またそれを実現をさせ
ていくということは、これからの持続可能な
まちづくりのためには大変大切なことだというふうに思っ
ておりますので、ぜひあらゆる角度から様々検討させ
ていただきたいというふうに思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員)
馬場議員。
◆6番(
馬場弘勝議員) 検討いただくということで
あります。 先ほどの提案型協働事業については、スタートアップの段階
が終わっ
て、次のステップにと、これもある程度行政のほうからこういった事業をアプローチをかけ
て市民から提案
があって、そして次のステップに今、一旦卒業したというイメージかと思います。 こちらの若者、青少年の意見というものも、まずスタートアップとして行政のほうから積極的にアプローチをかけると。時間
がたち、年月
がたつにつれ、また若者の意見
が酌み取られるような
まちづくりに、次のステップに移っ
ていくというように、まず最初はスタートアップとして行政のほうからアプローチをかけ
て、仕掛けをつくるということも大切だと思いますので、文教都市のブランド化のそれ
が第一歩だと思いますので、今後よろしくお願いいたしたいと思います。
一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
中村義彦議員) 1番、梅野智恵子議員。 〔1番(梅野智恵子議員)登壇〕
◆1番(梅野智恵子議員) 会派みのりの会の梅野智恵子でございます。通告に従い質問させ
ていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、市民協働の
まちづくりにおける町内会を拠点としたDXの推進の観点から、結ネットについて何点か質問をさせ
ていただきます。 コロナ禍でしばらく議会の視察中止、または制限され
ていました
が、今年度から少しずつ視察などの活動
が再開され、所属する教育福祉常任委員会でも7月に関西方面へ行政視察に行っ
てまいりました。全国的にもそのような動きになっ
ており、野々市市にも全国から行政視察に訪れ
てくださる自治体や団体
が増え
てき
ているとのことです。 その中でも特に注目され、視察またはヒアリングの要件で多いの
が結ネットで
あると伺っ
ております。最近では、愛知県豊川市や福島県郡山市、岐阜県大垣市議会など多くの市町からも来られるなど、結ネットに関する問合せ
が非常に多いと伺いました。 この全国から注目
が集まっ
ている結ネットは、もともと野々市市提案型協働事業で採択された事業で、野々市市、野々市市連合町内会、株式会社シーピーユーによる協定を締結し、市全体への結ネット導入と活用を推進し、野々市市は結ネットのモデル事業となっ
ており、試験的に提案し、検証しながら運用し
ているため、運用コストはかからないと伺っ
ております。 成功事例をつくり、積極的に推進し
ていくこと
が求められ
ており、これからのDX推進、いわゆるデジタル化社会に向け
て、まずは町内会単位での情報共有、電子回覧などの機能を生かすに当たり、利用者を増やし
ていく必要
があると思います。 町内会だけの情報のみならず、市や学校、地区公民館などからの情報も1つのアプリから閲覧すること
ができるため、住民の皆さん
が住みよさを実感し
ていただけるツールの1つとしても最も身近な情報媒体で
あると考え
ております。 また、市長
が第二次総合計画でも基本姿勢の1つとして掲げる「市民協働の
まちづくり」に大きく寄与し、野々市発祥ブランドとしての効果も非常に高いものになると考えます。 そこで伺います。結ネット導入によって本市
が現時点で認識し
ている利点、効果、また課題は何か、お伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 地域ICTプラットフォームサービス「結ネット」は、お持ちのスマートフォンやタブレットを用いまし
て、地域の情報を受け取ったり、お住まいの町内会の電子回覧板や災害時の安否確認ツールなどとしても活用できるもので、全町内会
が導入し
ているアプリでございます。 結ネット導入による利点、効果としましては、今ほど申しました電子回覧板や災害時の安否確認ツール機能のほか、従来、会議や研修会を開催する際に、その案内や出欠の回答など郵便などでやり取りをし
ていたものをアプリ上の操作で行うこと
ができるようになり、町内会事務の簡略化を実現すること
ができました。 また、課題といたしまし
ては、各町内会によって利用率に開き
があることを認識し
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁ありがとうございます。 結ネットの利点、その効果、課題をお答えいただきました。 あえて効果とし、成果としなかったのは、今の時点で野々市市全体の成果とはまだ言い難い課題
があると思ったからです。今、御答弁いただきましたように、その結ネットの課題について質問をさせ
ていただきたいと思います。 本市のホームページからも結ネットのページ
が紹介され
ており、町内会別結ネット導入状況を見ること
ができます。令和4年7月現在で各町内会別、地区別の住民の結ネット利用率を見ると、まず地区別では、本町地区で11.8%、富奥地区19.1%、郷地区22.2%、押野地区38.9%、合計21.2%という数値は思った以上に低い数値だと印象を受けました。また、一番高い38.9%と一番低い11.8%では大きな開き
があると感じます。また、町内会単位では利用率
が1%にも満たないところも
あれば、80%を超えるところも
あり、結ネット導入の各町内会の温度差を感じます。 その原因は幾つか
あるかと思います
が、その1つは利用率
が高い町内会は、町内会長さん
が何年も務め
てくださっ
ているので町内会全体のことをよく把握し
ている分、業務や周知へのノウハウの理解
が徹底し
ていること
が挙げられるかと思います。また、熱心に利用者を広めようとし
ている町内会は、結ネットの利用案内と登録の仕方の説明をつけたチラシをポスティングや口コミで広め
ていったというところも
あります。 しかし、ほとんどの町内会では町内会長さん
が1年で交代のところ
が多く、なかなかそこまで行き届かない、もしくは結ネットの使い方や利便性の理解
が進まないようです。そのようなことから住民もなかなか積極的に自ら登録に至らないのではないかと思います。 また、町内会によってはその必要性をあまり感じないというところも
あるかと思います。しかし、町内会によって情報格差につながる温度差はできるだけフラットにし
ていくこと
が望ましく、町内会活動の活性化にもつながっ
ていくと考えます。 町内会はその自主性を尊重し
ているため、おのおののやり方や考え方など住民主体で
あること
が望ましいことで
あります
が、市民協働の
まちづくりは市民の自主性を軸としながらも市の協力やサポート
があって成り立ち、せっかくの事業
が形骸化し
てしまうことを危惧します。 そこで質問いたします。本市としてもホームページや広報などの周知など様々な形で登録利用促進をし
ています
が、結ネット登録者を増やすためにもう一歩踏み込んだ支援
が必要ではないかと考えます
がどのようにお考えか、また、具体的な案
がございましたら、併せ
て本市の見解を伺います。 また、結ネットの利用率の目標値を設定され
てはいかがか伺います。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 御質問の各町内会によって利用率に差
があるということについてでございます
が、この結ネットの導入については、平成28年度に要望
がありました10の町内会
が先行する形で試験導入を行っ
ております。その後、令和3年より全町内会で本格導入されたことも
あり、開始時期の違いによる利用率の差も要因の1つかと考え
ております。 これまで、結ネットの利用率を高めるため、広報やホームページでの周知啓発に加え、結ネットアプリをより簡単に取り込むための二次元バーコードを印刷いたしましたノベルティグッズ、こういったものをイベント時に配布するなどの支援を行っ
てまいりました。 利用率の目標値を設定する考えは
ありません
が、より多くの方に登録し
ていただけるよう、さらに支援に努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁いただきました。 令和3年から全町内会の結ネット開始ということで、最初に始めた10町内会のほう
が先行し
て利用率
が高まっ
ているということは理解できました。今後さらに利用率の低いところは進んで登録し
ていただければいいなと思っ
ております。 また、利用率の目標値の設定されないということだったんですけれども、できればし
ていただきたいなと私は思います。そうしたことで、また市の職員や、あと町内会の皆さんとかも意識
が上がったり、どれだけ目標に届いたかとかそういったこと
が見える化することもすごく大切な1つではないかなと私自身は感じ
ております。 あと、広報やホームページ、二次元バーコードのノベルティグッズをつけ
て配布され
ているなど、市のほうでもいろいろと協力し
ていただい
ていることも伺いました
が、私から具体的な提案を申し上げさせ
ていただくと、例えば今、市民にマイナンバーカードの登録をし
ていただくために担当課職員
が市役所入り口に立たれ、積極的にマイナンバーカードの登録の御案内をし
てくださっ
ています。同時に「結ネットには加入し
ているか」と声をかけ、市民協働課の窓口にそのままどうぞと御案内し
て、その場で一緒に窓口で登録し
ていただくことも可能ではないかと思います。 また、市役所の窓口全てにそうしたチラシなどを窓口に置い
ていただい
て、別の用事で来られた方にも、市の職員の方も御多忙だと思いますけれども、ちょっと様子を見ながら「結ネットに登録し
ていますか」と声をかけ
て登録し
ていただくこともできるかと思います。 また、私も某地方銀行さんの窓口とかに行くと、積極的にクラウドバンキングを勧め
てこられるんですね。これも通帳レス化
が進み、記帳の手間も省け、スマートフォンで何時でも振込などできる、非常に便利なものなんです
が、登録まで
が正直面倒です。です
がしかし、職員の方
がしっかりサポートし
てくださり登録し
てしまえば、どれだけ便利か
が実感できます。 ぜひ、本市でも多様なニーズや用事で市民
が足を運んでこられるこの市役所内でももっとアピールできると思うので、積極的な結ネット登録への働きかけをぜひお願いしたいと思いますけれどもいかがでしょうか、御答弁を求めます。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 市民生活課
が行っ
ていますマイナンバーカード、こういった取得の声かけの際に結ネットの登録を促したらどうかというような御提案です
が、マイナンバーカード取得手続用のテーブルに結ネットの例えばチラシを置い
て登録希望
があれば、市民生活課から市民協働課のほうに案内し
てもらうなどの円滑な登録につながる仕組みについても、ぜひ検討し
ていきたいと思います。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) ありがとうございます。 また市のほうでもいろいろな案
が出
てくるかと思います。周知活動により積極的になっ
ていただい
て、より広め
ていただけますようによろしくお願いいたします。 それでは、次へと進みます。 情報を受け取る市民
がいれば情報を発信する市民の役割も大変重要になり、DX促進の一環として各町内会にタブレット端末
が貸与され
ております。 野々市市連合町内会タブレット端末等使用規程には、第2条、端末等はICT(情報通信技術)を町内会運営に取入れ、地域コミュニティの活性化、市民の利便向上、市民協働の
まちづくりに資することを目的として使用するとされ
ており、第3条、管理責任者は単位町内会の会長とし、第4条、管理責任者は端末等の使用
が適正に行われるために使用状況を把握し、必要に応じ
て指導及び助言を行う、第5条、端末等の使用者は管理責任者の属する町内会の会員の中から管理責任者
が指定するとなっ
ております。 全10条、附則となります
が、この規程を読むと、管理責任者、いわゆる町内会長さん
がよほど把握し
て指導できないと、使用者もどのように運用し
ていけばよいか分からず、せっかく結ネットに登録し
てくださった住民
が増え
ても発信者
が発信しなければ町内会からの情報を得ること
ができません。また、さきにも申し上げました
が、ほとんどの町内会長さん、いわゆる管理責任者は1年で交代
が多い中でなかなかICT(情報通信技術)を町内会運営に取り入れること
が定着しないと考えます。 市から全54町内会全てにタブレット端末を1台ずつ貸与され
ていると伺っ
ております。利用しなければ宝の持ち腐れになり、予算の無駄になっ
てしまうのではないかと思います。 受信者登録のみならず、発信者育成もこれまでも御尽力いただい
ている連合町内会の方々に任せ切りにせず、もっと市のほうからも積極的に指導や育成サポートをすること
が必要で
あると考えます。また、熱心に発信し
ている町内会では1人、2人だけではなく複数人
がそれぞれ積極的に発信し
ており、おのおの
が気づいた情報を町内会の皆さんにお伝えし
ています。そんな発信事例を町内会全体に波及し、支援をし
ていくことも重要で
あるかと思います。 そこで質問いたします。連合町内会及び使用者に向けた結ネット使用に関する研修会など実際開かれ
ているのか。また、各町内会からICT推進員を選出され
ていると伺っ
ております。ICT推進員は、さきの野々市市連合町内会タブレット端末等使用規程における管理責任者
が指定された使用者という理解でよいのか、ICT推進員の役割について詳しくお聞かせください。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) ICT推進員の役割につきまし
ては、結ネットの普及促進を図ることと、ICT機器の操作方法を広めることを目的に、各町内会から選出をし
ていただい
ております。 連合町内会では、令和3年3月に各町内会へタブレット端末の貸与を行った上で、毎年、結ネットの研修会を開催し、操作方法など詳細な説明をし
ていただい
ております。さらに今年の8月には、操作に不安の
あるICT推進員の疑問を解消するために結ネットお悩み相談室を開催し、きめ細かな対応をし
ていただい
ております。 なお、ICT推進員は各町内会長
が選任することとなっ
ています
が、町内会によっては町内会長自身
がICT推進員を兼任し
ている場合
がございます。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 答弁いただきました。 1つ確認をさせ
ていただきたいんです
が、町内会から選出されるICT推進員は1人だけと決まっ
ていらっしゃるのか、そこを一度確認させ
てください。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 現在、連合町内会に54のタブレット端末
が貸与され
ております。ということで、基本1台1人ということで認識をし
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 54町内会にタブレットを1台貸与し
ています。ICT推進員の方は1人という理解でよろしいんでしょうか。もう一度確認させ
てください。すみません。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) ICT推進員は各町内会1人と認識し
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 ICT推進員という方というか定義なんですけれども、そこ
が今ちょっと、あまり皆さんに理解され
ていないのではないかと、私自身、今の御答弁を聞い
て感じました。 野々市市連合町内会タブレット端末等使用規程の中に「ICT推進員」の文字
が書かれ
ていらっしゃらないと思うのです
が、タブレット端末を管理者から受け取った使用者の方は、実際に自分
がICT推進員という認識すらし
ていないこと
が現実に起こっ
ています。これは、ほかのところはちゃんと認識し
ているところも
あるかもしれないのです
が、認識し
ていないところも実際に
あるんですね。なので、この使用規程のほうにICT推進員の役割、定義というのをいま一度記入し
て、タブレット端末を受け取った人
がICT推進員なんだよとしっかりと周知しなければ分かりづらいかなと思うんです
が、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 規程のほうに記入
がされ
ていないということで、そういったことで
あれば規程の見直しもぜひ検討させ
ていただきますし、今後、町内会の合同の研修会もございます。いま一度、このICT推進員の意義といいますか、タブレットの操作も含めまし
て、各町内会長さんと協議をさせ
ていただきたいと思います。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 この規程の見直しのほうもぜひ話し合っ
ていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、やはり個人情報を扱うという観点でも、コンプライアンスの強化、そういうこともまたしっかりとし
ていかなければいけないと思います。そうしたことも含め
て、また規程の見直しなど御検討いただけたらと思っ
ておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、結ネットに関して最後の質問をさせ
ていただきます。 地域活動のデジタル化を進めるに当たり、インターネットやパソコンを使える若い方と、使いこなすの
が難しい御高齢者との情報格差と言われるもの
が懸念され
ております
が、今後、ガラケーと呼ばれるガラパゴス3G携帯からスマートフォンに移行され
ていきます。民生委員の皆さんは御高齢者
が多い中、1人1台配付されたタブレット端末を今では使いこなし
ていると伺っ
ています。そうした皆さんのお力添えをいただき、情報機器操作のサポート体制を地域共助の中で補っ
ていくことで誰一人取り残さない情報化社会の実現に近づけると思います。 また、この結ネットについて様々な提案をし、利用し
ている町内会の皆さんもほとんど
が私より年上の先輩方で
あります。そうした先輩方の皆さん
が町内会を拠点としたDXを進め、地域活性化に取り組んでいらっしゃいます。御尽力に感謝したいと思います。 また、そこに学生や現役世代にも積極的に参加を促し
ていくことで、新たなアイデアや視点
が生まれ、世代間の垣根を越えた新しい魅力と地域交流の輪
が広がると期待し
ております。この結ネットを野々市市の市民協働事業として、また野々市モデルとして今後どのように発展させ、付加価値を高め
ていくか、展望を伺います。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 今後の展望といたしまし
ては、結ネットは町内会事務の負担を軽減し、効率のよい町内会活動を支援するアプリでも
ありますので、連合町内会と連携し、利用者
がさらに広がるよう支援に努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 ぜひさらなる取組をよろしくお願いいたします。 では、次の質問へと移らせ
ていただきます。 次に、市民協働の
まちづくりにおける町内会を拠点とした通いの場づくり推進の観点から、地域サロン、地域カフェについて伺います。
新型コロナウイルス感染拡大からあと数か月ほどで3年となります
が、その間、市の行事や町内会行事などの活動中止、活動制限により、人と人と
が対面し
て交流する機会
が少なくなりました。今年も野々市じょんからまつりや一部地区運動会
が中止になるなど、行事等の自粛傾向は今も続い
ております。オンラインとともに、リアルな交流や会話は相手との親睦を深め、また精神的な安定、心のよりどころとなります。 また、人間は会話をすると脳
が刺激され、不安感やストレスの軽減につながり、認知症予防にも効果
が期待されると言われ
ております。このコロナ禍で閉じ籠もりがちになった独り暮らしをはじめとした御高齢者の方
が感染予防に留意しながら少しずつ日常を取り戻し
ている中で、人と交流できる場所を提供できること
が大変望ましいと考えます。 そんな中で、市民の皆さんは自主的に町内会の公民館や地域の施設などを利用し、町内会単位で幾つか通いの場づくりをし
ていらっしゃり、現在38か所で地域サロン、地域カフェ
が開設され
ています。 こうした取組は、御高齢者の皆さんにとってお住まいから歩い
て身近に通え、近所の人と集えるコミュニティの場で
あり、また地区地域包括支援センターと連携し、フレイルチェックや体力測定、健康づくり、介護予防の取組なども行っ
ていることから、地域包括ケアシステムの構築の一役を果たし
ていると考えます。 しかしながら、現在38か所の地域サロン、地域カフェ
が活動をし
ているとはいえ、町内会全てにそのような通いの場
があるわけではございません。令和4年2月末時点で本市の高齢化率は20%を超え、高齢化社会に向け
てこうした地域サロン、地域カフェ、いわゆる通いの場のニーズはより高まっ
てくると思います。本来は市民の自主性による取組
が望ましいです
が、こうした活動
がなかなかできないところは市の積極的なサポート
が必要で
あると考えます。 野々市市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画では、「多様な関係者・関係機関
が連携・活躍できる環境整備を目指す」とし、「SDGsの基本理念で
ある「誰一人取り残さない」という視点を取り入れ、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる共生社会の実現を目指し、持続可能な高齢者福祉事業と介護保険事業を推進する」とし
ております。 この目標に当たり、次の第9期の推進期間に向け
て、まずはこの最も身近な居場所づくり
が極めて重要で
あり、地域サロン、地域カフェの通いの場づくりをいま一度見直し
ていく必要
があると考えます。 そこで質問いたします。現在、地域サロンのない町内会についてどのようなケア体制を提供し
ていくか。また、全ての町内会にそれぞれ1つの地域サロン、地域カフェ設置を目標に、さらに市民協働の取組の中で市
が積極的に関わりを持っ
て広め
ていくこと
が望ましいと考える
が、本市の見解を伺います。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 現在、市内の地域サロンなどの通いの場では、このコロナ禍においても感染防止に配慮しながら、介護予防の体操や地域交流の場として、住民の方
が主体となっ
て運営をし
ていただい
ているところでございます。 議員御質問の通いの場
がない町内会に対しましては、地域の老人会に働きかけを行い、介護予防教室を開催するほか、個人でも通いの場での体操
が御自宅などで気軽に行えるように市の公式ユーチューブチャンネルに体操動画をアップロードし
ております。 集会所のない地域においても、近くに
ある公共施設やお寺を活用するなど、いろいろな形で通いの場
が運営され
ております。 通いの場での活動には、健康寿命を延ばす効果も期待され
ておりますので、今後もより多くの地域で開設できるように立ち上げ支援に努め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 御答弁いただきまし
てありがとうございます。 市長から前向きに通いの場を提供し
ていただけるとのことで御答弁いただきました。本当に町内会の皆さんで
あったり、民生委員の皆さんで
あったり、地域の方の御尽力、本当に必要になっ
てくると思います
が、例えば市民活動団体の皆さんとか、本当に積極的にこういったことをやりたいとおっしゃる方は、私はまだまだ存在し
ていると思います。ぜひ町内会に1つ、地域サロンもしくは地域カフェ設立され
て、本当に最も身近な、歩い
て通える場所を野々市市でつくっ
ていただきたいなと思っ
ております。 では、次の質問へと移らせ
ていただきます。 現在、それぞれの町内会で創意工夫をし
ている地域サロンや地域カフェの取組をもっと市民に共有できることも必要と考えます。例えば丸木町会さん
が月一度開催され
ていらっしゃる地域カフェ、カフェまるき「輝」さんでは、お茶を飲みながら町内会の皆さん
が交流をし、町内会の皆さんの活躍の場を提供し、絵や作品を展示したり、趣味のクラシックレコードを持ち寄り音楽鑑賞を楽しむなど、コロナ禍の中でも少しでも町内会の皆さん
が笑顔になれる場所づくりをし
ていらっしゃいます。3月には桃の節句のイベント、また5月には端午の節句のイベントを数日開催し、公民館
がとても華やかに彩られ
ていました。各町内会でそれぞれのアイデアを交換しながら、「次はうちでもこれをやっ
てみようか」という声
があがれば、さらにその町内会の活気につながると思います。 介護長寿課と市民協働課
が連携をし、こうした地域サロン、地域カフェの毎月の取組をもっとクローズアップし
て市の広報やホームページなどに町内会を拠点とした市民協働の
まちづくりをアピールなどし
てはいかがか、見解を伺います。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 議員お話のとおり、市内各所で通いの場として開設され
ております地域サロン、地域カフェでは、それぞれ地域の住民の皆さん
が主体となっ
て特色の
ある活動に取り組まれ
ていらっしゃいます。 市では、大学や企業と様々な包括連携協定を締結し
ておりますので、地域サロンなどにもこうした団体から講師などを派遣し
ていただい
ておりまし
て、健康づくりの推進などでも大変御協力をいただい
ているところでございます。 一例を申し上げますと、協定を締結しました大塚製薬株式会社と日本介護福祉学会には、フレイル予防教室を開催し
ていただい
ております。また、金沢大学には、おくすりサロンの開催に御協力をいただき、大学所属の薬剤師の方から高齢者
が正しく服薬するための御指導をいただい
ております。 このような取組を広く市内全域にアピールし
ていくことは、町内会など地域の活動を活性化し
ていく上でも非常に重要な視点で
あると思っ
ておりますので、市の広報やホームページをはじめ様々な情報伝達のツールを使っ
て今後も積極的に情報発信に努め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 梅野議員。
◆1番(梅野智恵子議員) 答弁ありがとうございます。 こうした取組、例えば大塚製薬さんで
あったり、金沢大学さんで
あったり、連携し
てフレイルチェックとか体操とか体力増進とか、そうした活動をこの地域サロンという場所を使っ
て、地域の皆さんで町内会の公民館などで行っ
ているということをもっと深く知っ
ていただくことで、うちの町会にもやはりこうした場
が必要なんじゃないかという、そういった声
がどんどん上がっ
てき
て、その町内会、地域の活性化につながればいいなと思いますので、ぜひそうした情報発信、またホームページのほうもぜひ更新し
ていただきまし
て、分かりやすく閲覧できるように工夫をし
ていただきたいと思います。 今、この野々市市は現役世代の移住者や若者も同時に増え
ています。この野々市市は、新旧在住歴や世代の垣根を越えた地域コミュニティの輪
がさらに広がっ
ていくことを期待し
て、お年寄りの皆様から若者、そしてお子さん、全ての皆様
がさらに住みよい野々市市を築い
ていただきたいと思っ
ております。 以上をもちまして私からの
一般質問を終わらせ
ていただきます。ありがとうございました。
-----------------------------
△休憩
○議長(
中村義彦議員) この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 午前11時56分休憩
-----------------------------
△再開 午後1時00分再開
○議長(
中村義彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
-----------------------------
△
一般質問(続)
○議長(
中村義彦議員) 2番、朝倉雅三議員。 〔2番(朝倉雅三議員)登壇〕
◆2番(朝倉雅三議員) 野々市フォーラムの朝倉です。 質問に入ります。 先般、5月ですけれども、会派から出張の指示
がありまし
て、大津市の唐崎へ行っ
てまいりました。地元の方といろいろお話ししますと、「こちらには唐崎神社
があり、境内の松の子ども
が石川県に嫁いで
いますよ」というふうに話
がありまし
て、翌朝、その松を見に唐崎神社へ参りました。その途中、押しボタン信号
が2つ
あるのに気づきまし
て、よくよく見ると視覚障害者用押しボタンと書い
てございました。 本市に帰っ
て、市内ずっと回っ
て歩いたんですけど、残念ながらそういった押しボタン信号はございませんで、唯一、音響式の信号
が157号線の太平寺交差点からヴィテンの横宮交差点まで6か所
あるのは確認できたんです。 それで今回質問するに当たり、県の視覚障害者協会の理事長にはいろいろ意見は求め
てまいりました。理事長にはいろいろ解説とか仕様について御指導いただいたところでございます。一部を披露いたしますと、例えば東西に交差する道路
があると、4方向
ありますけど、片方の歩道には「ピヨピヨ」とか、またもう一方
が赤になると「カッコー」とかという信号に変わるそうです。また、横断歩道を渡り出すときは「ピヨピヨ」、渡り切る頃になると「ピッピッ」とかというのも
あるそうです。また、先ほど申し上げました視覚障害者用の押しボタン信号を押すと、これは視覚障害者だけじゃないんですよと。青信号の時間
が延長されるそうです。そうすると、地域の年配の方とかそういった方にも対応できるようになっ
ているというふうに御指導を承りました。 そのほかには、多分本市にも視覚障害者の方は何人かいらっしゃると存じます
が、理事長の話ですと、本市の職員
が全視覚障害者から設置要望箇所を聞き取っ
ていただい
て、本市
がそれに対して
優先順位をつけ、県警へ要望し
ていただきたいというような指導をいただい
ております。それを踏まえ
て、今回質問させ
ていただきます。 今、総合計画において「誰一人取り残さない」と掲げ
ております。本市において音響式信号機、また押しボタン信号に視覚障害者用信号機の設置の推進を提案いたしたいと思います。市長の所見を伺いたいと思います。
○議長(
中村義彦議員) 中田総務部長。 〔総務部長(中田八千代君)登壇〕
◎総務部長(中田八千代君) 議員からは、視覚障害者に対応した信号機の設置について御提案をいただきました。 音
が鳴る音響信号機は、視覚に障害をお持ちの方など
が安全に横断歩道を渡れるように備え付けられ
ているもので、本市では議員おっしゃるように国道157号線に6か所設置し
てございます。いずれも定期的に信号
が変わる定周期型の信号機で
あり、押しボタン型の信号機は設置され
ていないの
が現状でございます。 本市にはこれまで、音響信号機設置に関する御要望はございません
が、視覚に障害の
ある方からの「点字ブロックの色
が薄れ
て見にくい」との御要望を受け、令和2年度より点字ブロックの塗装工事を順次進め
ているところでございます。 視覚障害者に対応した音響信号機を含めた信号機の設置に関しましては、町内会をはじめ関係団体などの御要望
がございましたら、交通量や事故の発生状況、付近住民への影響などを踏まえた上で、県警察、県公安委員会と協議をし
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 朝倉議員。
◆2番(朝倉雅三議員) ありがとうございました。 ぜひ前向きに、町内会長、県の障害者協会の理事長では、職員
が出かけ
ていただい
てというような、その方の生活動線というものを把握しないと、どこに設置したらいいかというのも分からないと思いますので、もし前向きにされるんで
あれば、多分二十何人でなかったかと思うんですけど、本市に視覚障害者の方、ぱっぱっぱっと回っ
てどの辺にというような話も承っ
てくればよろしいかと思います。 次の質問に入ります。 昨年、東京パラリンピック、オリパラ
が開催され
ておりました。何げなくテレビをつけたところ、車いすバスケットを中継し
ておりまし
て、何と激しいスポーツなんだというふうに、ちょっとテレビを食い入るように見
ておったわけでございます
が、本市においてアリーナ構想
があります。全国または県内においても体育施設
が多く
あります
が、どれもこれも同じようなコンセプトで
あり、本市では他市町にないような特色
あるアリーナにすべきと考えます。障害者スポーツの聖地と呼ばれる野々市市にし
てはいかがでしょうか。そのためには、冠をつけた大会を開催推進する。例えばツバキカップ、ありふれたかな、富樫カップ、カレーカップなど、本市は県内における障害者スポーツの先進地と名のりを上げること
が大切だと考えます。 現在、車いすバスケットの練習は自衛隊の金沢駐屯地の体育館で行われ
ていると聞い
ております。公営体育館では、車いす
が転倒すると床に傷
がつく、タイヤの痕
がつくなどの理由で断られること
が多いそうで
あります。しかしながら、毎年大会
が開かれ
ております東京体育館の担当者のコメントでは「細かい傷やタイヤの痕はつく
が、日常の維持管理で対応できる」と述べ
ております。障害者スポーツに取り組むために、今日、今から体育協会の皆様と話し合い、理解の上、早急に今
ある体育館で取り組んでみ
てはどうでしょうか。教育長の所見を伺いたいと思います。
○議長(
中村義彦議員) 大久保教育長。 〔教育長(大久保邦彦君)登壇〕
◎教育長(大久保邦彦君) 中央公園の拡張区域における屋内アリーナについては、令和4年3月に策定いたしました野々市市体育施設整備実施計画におきまして、プロスポーツの試合や大規模な大会、スポーツチームの合宿なども実施可能な施設を想定し
ております。 また、障害者スポーツを含めた様々なスポーツはもちろん、スポーツ以外のイベントを含めた多目的に活用できる屋内アリーナとして整備する計画となっ
ております。 御質問にございます障害の
ある方のスポーツ推進についてでございます
が、東京パラリンピックの開催を機に、昨年から車いすバスケットボール等、車椅子を利用したスポーツにつきまし
ても、本市の既存施設で
あります野々市市民体育館と野々市市スポーツセンターで利用すること
ができる運用を行っ
ているところで
あります。 これまでも、誰も
が気軽に取り組めるニュースポーツの体験会では、パラリンピック競技種目のボッチャを実施するなど、障害者スポーツの促進に取り組んで
いるところでございます。 さらには、現在策定中で
あります野々市市スポーツ推進計画におきましても、「誰も
が気軽にスポーツに親しみ、充実したスポーツ活動
ができる」ことを目指し
ており、障害者スポーツを行う点での裾野の拡大や障害者スポーツを支える環境整備により一層取り組んでいきたいと考え
ております。 全ての市民のスポーツの推進のため、今後も引き続き市体育協会や各種スポーツ団体などとも連携いたしまし
て、障害の有無や性別、年齢に関係なくスポーツを実施すること
ができるよう努め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 朝倉議員。
◆2番(朝倉雅三議員) 昨年でしたか、体育協会の四役だったと思います
がお聞きしたときに「本市には障害者のそういった団体なりお世話する方いらっしゃるのかね」ってお聞きしますと「
いないんです」と。だから、健常者だけの体育協会のようにも去年発言承ったんです
が、ぜひ御検討いただい
て進め
ていただければと思います。 次の質問に移ります。 先日、大阪府の松原市教育委員会へ行政視察に伺いました。松原市ではアドバンスト・インターンシップについて研修をさせ
ていただいたところです。 通常、インターンシップといいますと、個々の学生
が実習先で職員の指導の下で様々な業務を体験するの
が一般的でございます。松原市のアドバンスト・インターンシップとは、複数の学生でチームを組み、教育に関する様々な課題についてチームとしての研究テーマを設定するとともに、調査、分析、議論を重ね、最終的にはその課題解決に向けた政策提案を行います。つまり、学生チーム
が自分たちでやるべきことを考え、協働し、成果を出すことを追求するインターンシップでございます。松原市においては、優れた政策提言は実際の市の政策に反映するというふうに聞い
ております。 本市には2つの大学
があり、若く柔軟な学生の能力を生かせるポテンシャルは十二分に
あります。松原市においては教育委員会
が実施主体です
が、本市では広く全ての部門についての事業化を提案いたします。市長の所見をお聞きします。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 大学生
が様々な課題について調査、分析を行い、課題の解決に向けた政策提案を行う取組につい
てで
あります
が、現在、金沢工業大学
が本市と協働で授業の一環として取り組んでおりますプロジェクトデザイン
が野々市版アドバンスト・インターンシップのような形になるのではないかと思っ
ております。 プロジェクトデザインのこれまでの成果といたしまし
ては、「ごみの分別、減量化」をテーマとして学生
が制作したCM用の動画をコミュニティバスのっティの車内で放映するなど、実際に本市の施策として導入したケースもございます。 このような取組は、金沢工業大学だけではなく他の大学にも御協力いただい
ております。日本酒の「ichi椿」については、地域資源の活用や産学官連携でのものづくりによるイメージアップなどを目的として開発を進める中で、石川県立大学の学生の意見も取り入れ
て商品化につながったもので
あります。そのほか、今後の高齢社会を見据え、介護予防の取組につなげることを目的として、金城大学の学生と協力し
て健康長寿に関する調査に取り組んだほか、スポーツの分野では金沢学院大学の学生と協力し、小学生の体力向上やスポーツ技術の向上に向けた各種講座や教室の開催にも取り組んでおります。 今年度から10年間を新たな計画期間とする野々市市第二次総合計画の中でも、学生の地域参加や大学連携の推進を取組方針として盛り込みました。 今後も、市内の大学に限らず協定を締結し
ている大学ともさらに連携を深めながら、次世代を担う若者のフレッシュな意見を様々な分野で施策に反映できるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 朝倉議員。
◆2番(朝倉雅三議員) 私のちょっと勉強不足でございまし
て、ありがとうございました。 では、次の質問に入ります。 先般、石川中央都市圏地域公共交通協議会
が開催されたそうです。コロナ禍、人口減少と北陸鉄道の鉄道経営
が厳しい2路線について、上下分離方式を含めた支援を決めたとの発表
がありました。まだ最終決定ではないというふうに私は判断いたします
が、もう少し支援の内容、運営方法について議論し
てはいかがかと思います。 全国各地の地方鉄道では、
国土交通省のこれまでの総括原価方式
が運賃の基本で
ありました
が、新たな制度、時間帯によって運賃を変動させるダイナミックプライシング
が検討され
ておると聞い
ております。広島県内の私鉄では、新たな運賃体系を先取りし
て、早ければ秋の運用を目指し
て、平日の昼間や土日に割安料金で需要を底上げし、秋には実施したいということだそうです。 本市を通る北陸鉄道石川線、鶴来-野町間では利用者
が野町で乗換えするという利便性の悪さ
があるのではないかと思います。金沢駅までBRTでつなげば、新たな運賃制度を取り入れれば利用者
が増加すると考えます。 もう1点は、運営コストの関係です。鶴来-野町間はバス専用路線として、野町-金沢駅間はそのままBRTで既存バスと同様の運行を行う。野町-金沢駅間は多少時間かかるかもしれません
がバス専用の鉄路とすれば、鉄路の跡ですから鶴来-野町間はバス専用線で鉄路と同等の運行時間
が見込めると思います。LRTと比較いたしますと、金沢駅まで鉄路を敷設する必要
が生まれるということ。また、大きな設備投資をすることになります。そのほか、鉄路の点検とか交換にも大きなランニングコスト
が見込まれます。これはやはりJR北海道さん
がよく鉄路の幅
が太ったり狭まったりし
て脱線事故を起こしたり、経営
が悪くなるとこんな大きな問題も出
てくるということになると思います。 そういったことから、本市ではBRT、要はバスの専用線とすることを市長に提案したいと思います。 また、北陸鉄道に支援すると方向性は内定したと聞い
ております
が、支援に関し都市計画税を充当することも併せ提案したいと思います。市長の所見を伺います。
○議長(
中村義彦議員) 山口副市長。 〔副市長(山口良君)登壇〕
◎副市長(山口良君) 私も石川中央都市圏地域公共交通協議会の委員をし
ておりますので、私のほうから答弁をさせ
ていただきたいと思います。 石川中央都市圏地域公共交通協議会は、石川中央都市圏の4市2町
が連携し、圏域における広域的な公共交通の在り方を定める地域公共交通計画を策定するための法定協議会で
あります。 本協議会において、バスや鉄道等の地域公共交通の現状や課題を踏まえ、その持続可能性の確保に向けた具体策等について、現在、必要な検討を進め
ているところでございます。 地域公共交通は、移動手段として利便性
が高く、今後訪れる人口減少、高齢化や環境負荷低減など、社会経済情勢の変化に対応するため、市民の皆様の生活に不可欠な非常に重要なサービスで
あると考え
ております。 このような共通認識の下、北陸鉄道の鉄道2路線について、現在、北陸鉄道から要望
があった上下分離方式の導入も含め、様々な可能性を検討し
ている段階で
あり、現時点で特定の結論をお示しできる状況には至っ
ておりません。 BRTを推進するのかということで
あります
が、協議会を構成し
ている市町で判断することとなりますので、本市の意見をこの場で申し上げることは控えさせ
ていただきたいと思います。 また、BRTについては、将来的な次世代の交通の話ということになろうかと思います。今は現状の公共交通をどう維持し
ていくか、その点
がポイントとなっ
ております。 また、支援に関しての都市計画税の充当でございます
が、現段階では支援内容
が確定し
ていないことから充当の可否については判断
ができかねます
が、都市計画税は都市計画事業などの費用に充てる目的税で、その使途については限定され
ておりますので、支援内容により判断をしたいと考え
ております。 引き続き、本協議会において北陸鉄道の鉄道線の支援について最善の結論
が得られるよう、構成する市町としっかりと議論を進め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 朝倉議員。
◆2番(朝倉雅三議員) 今のお話ですと、都市計画税についてはまだ充当できるかどうか分からない。もし可能で
あるということも
あるというふうに捉えればいいのか、それ
が1点。 あと、今朝もこの議会の裏側に北鉄のバス
が止まっ
ておりまし
て、早速スケールを持っ
て測りに行っ
てまいりました。大体2,500ぐらいです。車幅
が。私
が聞い
ているところによると大体11メーター130かな、1万1,130ミリの車間の通常の路線バスはなっ
ているそうです。ですから、これまで私、一応石川線全駅、鶴来から野町まで全駅見
て歩きました。交差、上下、上り下り交差できるところ何か所
あるかというと、鶴来駅と野町駅は除い
て、南から道法寺、額住宅前、西金沢駅、あと乙丸駅も使おうと思ったら使えるんだけど、あそこのところは駐輪場
があって、ちょっとそこを工夫せないかんかなというふうには見
ております。鳥越とか中鶴来のあの辺りにまだ鉄路残っ
ております。鉄路の幅じゃなく、敷地の幅を見
てくると大体4メーターぐらいになっ
ております。野々市の1丁目のところも大体4メーター余りになっ
ております。 ですから、バスのほう
が絶対いいと私は思っ
ております。ただ、相手
があることですから、ぜひその辺慎重に御判断いただきたいなというふうに思っ
ております。 もし、都市計画税
が不可能で
あるという、充当できないという可能性も
あるわけですよね。そうしたら、逆に言えば市長も地方政治家です。私も地方政治家でも一番ちっちゃいゴマ粒みたいなものかもしれません
が、こういうのは政治家
が動かないと物は進んでいかんと思います。ですから、副市長も市長のお尻たたい
て、ちょっと中央政府のほうに働きかけ
てくれというふうな話もし
ていただきたいなと思っ
て質問を終わります。
○議長(
中村義彦議員) 8番、西本政之議員。 〔8番(西本政之議員)登壇〕
◆8番(西本政之議員) 令和清栄、西本政之でございます。通告に従い
一般質問をさせ
ていただきます。 まず初めに、パートナーシップ宣誓制度につい
てでございます。 令和3年12月定例会の
一般質問で、私はパートナーシップ制度の制定を訴えさせ
ていただきました。当時の市長答弁からは令和4年度から制定されるのだという印象で私は受け止め
ておりました
が、6月議会の答弁で昨年の白山市と同様に今年の12月の人権週間をめどに制定予定で
あるというお話を伺いました。私の思いとは少し違いました
が、パートナーシップ宣誓制度という形で制定される運びとなったことに安堵いたし
ております。 私たち
が生きるこの現代社会は、私のような固定観念で固まった頭では理解できないほどの多様性に満ちた世の中になっ
ております。私も日々固定観念を打ち壊し、常に新しい観念を取り入れる努力をし
ています
が、無意識のうちに古く固まった考え
が言葉となっ
て出
てきそうで怖くなること
があります。古くは、今で言う多様性を異常と捉え、それ
が差別につながるという時代でも
あったように思います
が、今は違います。多様性は個性で
あり、どのような個性の方でも受入れ、ひとしく生活し
ていける成熟した社会に日本
が変わりつつ
あるのだと思います。 野々市市も全ての人
が差別されることなく、ひとしく住みよさを感じるまちに成熟する過程の中で、このパートナーシップ宣誓制度の制定は大切な1つのピースで
あると思います。白山市にちょうど1年ほど遅れることになります
が、人権週間に制定する粋な計らいも好感を持たれることと思います。制定されることに感謝の気持ちでいっぱいです
が、制定され
て誰も知らないのでは意味
がありません。アピール
が必要だと考えます。 そこで伺います。周知のための何か特別な演出をするお考え
があるので
あればお聞かせください。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 本市のパートナーシップ宣誓制度で
あります
が、議員お話のとおり、12月の人権週間に合わせ
て導入することといたし
ております。 この宣誓制度を広く市民の皆様にお知らせをし、理解を深め
ていただくこと
が大変重要となっ
てまいりますので、啓発の事業として来月の10月22日に文化会館フォルテ大ホールにおいて「性の多様性を考えるシンポジウムin野々市」を開催することといたしました。 この事業については、金沢市、白山市、かほく市、津幡町、内灘町と本市の4市2町で構成する石川中央広域圏男女共同参画推進協議会と共同で開催するもので
あります。 また、シンポジウムでは、最初にトランスジェンダーの女性
が葛藤しながらも新たな人生の一歩を踏み出そうとし
ている姿を描いた映画「片袖の魚」を上映いたします。映画の上映の後、この作品の監督で
ある金沢錦丘高校出身の東海林毅氏、県立高校副校長の斎藤みどり氏、一般社団法人金沢レインボープライド共同代表の松中権氏の県内にゆかりの
ある3名の方々をパネリストとしてお迎えし、本市の人権擁護委員で
あり男女共同参画推進員でも
ある新美静香氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションを開催することで、理解促進を図っ
てまいりたいと思っ
ております。 このプレイベントを契機として、この制度に対する市民の意識の醸成と機運を高め
てまいりたいと思っ
ておりまし
て、制度の理解
が深まるよう啓発に努めるとともに、関連行事についても計画し
てまいりたいと思っ
ております。 以上でございます。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) ありがとうございます。 私
が思っ
ていた以上のものを計画され
ているのだなというふうに思いまし
て、感謝し
ております。 パートナーシップ、私
が思っ
ていたのは、簡単に当日、その制定の当日に市長室に当事者またはその関係団体の方呼ばれ
て何かやりましたよということをやるのも1つの方法かなというふうな、そんな答弁
が返っ
てくるのかなというふうに思っ
ていましたけれども、10月22日、大々的にフォルテで行われるということで、広くこのことによって市民に啓発
ができればなというふうに思います。 そのほかにもいろいろ考え
ておられるということなので、期待し
て次の質問に移りたいと思います。 小中学校の現状につい
てでございます。 学校にも多様性の問題は存在します。障害の有無やLGBTQといった個性の児童生徒
がいらっしゃるのです。特にLGBTQという個性を持った子どもたちは、多くの場合公表できずに、悩みを内に秘め
ております。残念ながら、まだ日本の社会はカミングアウトできるような環境にはございません。その子たち
がストレスに感じること、それは画一的な制服で
あったり、体操着への着替えの場で
あったり、トイレで
あったりするということです。 制服問題では、全国で男女ともにブレザー、スラックスに統一する取組
が行われ
ているところや、制服を廃止し
て私服とする学校も
あるというふうにお聞きし
ております。しかし、ブレザー、スラックスではLGBTQ問題
が解決に至らないというような報告も専門家からは伺いました。 また、私服に切り替えると保護者の経済的負担
が増えるのではないかと、そういった懸念も
あるというふうな御意見もございます。 カミングアウト
ができないこの現状で、学校側
ができる施設面の配慮の1つ
が多目的トイレの設置で
あるというふうに言えます。多目的トイレや障害の
ある子どもたちに対応したエレベーターの設置など、本市の小中学校における多様性に配慮した施設整備は他の自治体に比べ
て進んで
いるというふうに私は認識し
ております
が、改めて本市の現状を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 山下教育部長。 〔教育部長(山下かおり君)登壇〕
◎教育部長(山下かおり君) 多様性に対応した施設整備の現状について御質問をいただきました。 市内の小中学校の施設の中で、多目的トイレやエレベーターの設置についてでございます
が、7校全てで整備
が完了し
ており、多様な個性を持つ児童生徒
がひとしく生活できる環境の整備に努め
ております。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) ありがとうございます。改めて確認すること
ができました。 男女の区別なく、車椅子でも利用できる多目的トイレの設置は、学校はもちろん全ての
公共施設に整備することは必要最低限の配慮で
あるというふうに思います。 細かな段差の解消など、まだまだ整備
が必要な箇所
があるかとは思います
が、今後は制服問題など施設面以外の課題の解消に向け
ても御検討いただくことをお願いし
て、次の質問に移りたいと思います。 以前、私はSOGIの啓発とハラスメントの防止を
一般質問でも取り上げました。 先月、
あるところでこのSOGIのお話をさせ
ていただく機会
がございました。私は専門家ではございませんけれども、議会で
一般質問で取り上げたということだけで「こちらに来
てお話をし
ていただけないか」というそんなもったいないお話をいただきまし
てさせ
ていただいたわけです
が、その場には学校関係者や企業関係者
が聞きに来られ
ておりました。金沢大学の
ある准教授
がサポートについ
ていただい
て、何とか無事にお話しすること
ができました
が、その後の質疑応答の中で
ある年配の学校の先生から「そのような子ども
がもしいたらどう接すればよいのか」という質問
が飛びました。そういう質問
がありまし
て、LGBTQの方は約8%、前回の質問でも言わせ
ていただいたんです
が約8%
いると言われ
ております。これは、十二、三人に1人
いるということになるそうです。学校では1クラス35人から40人の現状児童生徒
がいるとすれば、クラスの中に2人から3人のLGBTQの児童生徒
がいる可能性
があるということになるので、「「もし
いたら」ではなく
て「
いて当たり前」という考え方をし
てください」というふうに金沢大学の先生はお答えになっ
ておりました。多くの先生方は「
いて当たり前」という考えで子どもたちと接し
ていることと思います
が、先ほど年配の先生から質問
が飛んだようにそういう考えの方もいまだに若干いらっしゃるので
あれば、いま一度意識改革
が必要なのだというふうに感じました
がいかがでしょうか、見解をお聞かせください。
○議長(
中村義彦議員) 大久保教育長。 〔教育長(大久保邦彦君)登壇〕
◎教育長(大久保邦彦君) 現在、市内小中学校において性に関する悩みを教師に相談する児童生徒
がいることを確認はいたし
ております。 対応につきまし
ては、教職員
が児童生徒の話に耳を傾け、児童生徒、保護者の気持ちに寄り添うと同時に、学校全体での対応
が必要で
あると捉え
ております。 今後、全ての教職員
が性的志向や性自認に関する正しい理解をさらに深め
ていくこと
が重要で
あると考え
ております。 現在、市の関係各課の担当職員で構成いたしました多様な性への理解促進と支援のためのワーキンググループ
が作成をいたし
ております「多様な性への理解の促進と支援のための野々市市職員・教職員ハンドブック」、それから文部科学省
が作成をいたし
ております「生徒指導提要」等を活用し、学校の体制づくりに努め、教職員の意識改革を図っ
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) 最近の若い新卒で
あったり20代の先生方は、比較的このことに関しては寛容というか理解
がある先生方
が多いなというふうな印象を受け
ております。ただ、やっぱり私たちの年代のような、先ほども言いましたけれども固定観念にとらわれ
てしまったこの固い頭を柔らかくするのは難しいのだなというふうに思いますので、そのハンドブックも活用しながらしっかりとみんな
がいて当たり前という認識を共有できるような意識改革をお願いし
て、次の質問に移りたいと思います。 多忙化改善の話にまた移るんです
が、またかと言われそうな気もしますけれども。 先日、市内の
ある小学校で教頭先生
が倒れられ
て救急車で運ばれたということ
があったというふうにお聞きいたしました。私はこれを聞いたときにぞっとしたわけでございます。過労なのではないか、一般の教職員の業務を管理職で
ある校長先生や教頭先生
が代わりに担っ
ているのではないのか、そのような疑問を抱きました。もしそうで
あるならば、根本的な多忙化改善になっ
ていないということになりませんか。単なる業務の付け替えで一般教職員の時間外勤務
が見た目上減っ
ているように見えるだけでは意味
がありません。 昨年頃から私は教職員の多忙化改善
が停滞し
ているなというふうな印象を持っ
ていましたから、今回のことでやっぱりかという思い
がいたしました。しかし、学校現場も教育委員会もできる限りの努力をされ
ていることは認識し
ております。ここまで来たら、根本的に改善するにはやはり教職員を増やすしか解決策はないのではないか、そのような結論に達するわけです
が、どのようにお考えか見解をお聞かせください。
○議長(
中村義彦議員) 大久保教育長。 〔教育長(大久保邦彦君)登壇〕
◎教育長(大久保邦彦君) 議員のおっしゃる先生の件につきまし
ては、私もお聞きし
て心配をいたしました。 この件について確認をいたしましたところ、先生は持病で気分を悪くしたため、念のため救急搬送を行ったということで
ありました。その日のうちに御帰宅し、現在は通常どおり元気に勤務をし
ているとお聞きいたし
ております。 さて、教職員の多忙化改善
が停滞し
ているのではないかということについてでございます
が、多忙化改善
が叫ばれ始めました平成29年度から令和3年度にかけまして、小学校、中学校ともに時間外勤務は減り、業務改善は進んだと見
ております。県内でも本当に早いうちにタイムレコーダーも設置したことは御存じのことかと思います。しかし、令和2年度と令和3年度の時間外平均を比較いたしますと、令和3年度は月平均20分から30分の微増となっ
ております。 教職員を増やすこと
が多忙化改善に直結することは間違いございません。御存じのとおり、来年度は小学4年生まで
が35人学級となります。3年後には小学校は全ての学年で35人学級
が実現する予定となっ
ております。これも追い風にいたしまし
て、小学校教職員の業務改善をさらに進め
てまいりたいと考え
ているところでございます。 そして、今後は中学校も35人学級の実現
が進むよう、国や県に引き続き働きかけ
てまいりたいと思います
が、それと同時に、今年度から導入いたし
ております校務支援システムの有効活用や、スクール・サポート・スタッフ等の人的配置のさらなる拡充、そして部活動の地域移行なども進めまし
て、教職員の多忙化改善を少しずつで
あったとしても進めることはできないか、学校現場の声に耳を傾けながら考え
て、そして進め
てまいりたいと思っ
ているところでございます。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) ありがとうございます。 今ほど教育長もおっしゃられたとおり、教職員を増やさなければならないということは、国も認識し
て今取り組もうとし
ているところでございます。来年から4年生、3年後には小学校全部
が35人学級に移行するということでございます
が、いかんせんやっぱりこのスピード感
が遅いというか、人員
が関わることですからいきなりできることではないというふうに思います
が、その間のつなぎとして、私は実はこの場できちんとその整理
がされるこの3年間の間に市独自の教職員の採用をし
てつなぐことはできないかという提案をしようと思っ
ていたのです
が、スクール・サポート・スタッフなどでしっかりと人的手当てをし
ていただけると、今もやっ
ているわけですけれども、今後もさらにし
ていただけるということでございますので、しっかりと対応し
ていただきたいなというふうに思います。 この一、二年、GIGAスクール構想やいろんなことで教職員の業務
が増え
てきたのも事実で
あって、なかなか業務は増える、多忙化改善を進めるというこの真逆のことを同時に進めるのは大変難しいことで
あったというふうに私も感じ
ております。です
が、しっかり教職員の多忙化改善については今後も取り組んでいただきたいというふうに思います。 部活動の外部委託に関しても、私は本来はやっぱり学校の先生
がやるべきだというふうに、恐らく教育長もそう思われ
ているというふうに思いますけれども、心の底では安易に外に投げ
てもいいのかというふうな思いで
います。人
がいれば2交代制でもいいから部活を見れるような体制にもできれば、それ
が一番望ましい形ではないかなというふうに思いますので、今後教職員
が増えたときにはそのような検討もし
ていただければなというふうに思います。 次の質問に移りたいと思います。 ヤングケアラーの支援についてでございます。 ヤングケアラーの支援対策強化へ、厚生労働省
が学校などで把握されたケアラーの情報を各自治体の一部門に集約するという新たな枠組みづくりに取り組むという報道
がございました。 現在、ケアラーの子どもには、負担し
ている家事や世話内容に応じ、生活困窮、障害福祉、介護、精神保健など必要な行政サービス
が手当てされ
ています。ただ、役所内での対応部門は縦割りで、それぞれの担当者任せになっ
ている側面
があるために連携不足を解消する必要
があります。全国への運用拡大に向け
て、本年度内の手引き作成を厚生労働省
が目指すということでございますから、本市としてもまだまだこれからという面
があることとは思います
が、新しい部署をつくっ
ていくのかなど、現状の考え
があればお聞かせいただければと思います。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 議員お話のとおり、現在、国のほうでは、ヤングケアラーの支援強化に向け
て、学校などで把握されたケアラーの情報を各自治体の一部門に集約するための新たな枠組みづくり
が検討され
ております。 また、石川県においては、今年度、県独自のヤングケアラー実態調査
が実施され、去る8月24日には公立学校教職員を対象とした研修も開催され
ております。さらに、行政の福祉担当職員を対象とした研修も今後開催の予定で
あるとも伺っ
ております。 本市におきましては、これまでも家庭環境や世帯の経済状況から支援
が必要な世帯については、教育委員会と福祉関係課
が連携し、世帯の課題解決に取り組んでき
ております。 また、学校長等教育委員会
が委員として参加する虐待防止等協議会をはじめ要保護児童対策地域協議会などとも連携し、ヤングケアラーの状況把握に努め
ているところでございます。 今後についてでございます
が、10月に公表
が予定され
ている石川県ヤングケアラー実態調査の結果や、今後国から示されるケアラー情報集約のための手引書の内容を踏まえ、ヤングケアラー支援に向けた本市としての実効性の
ある具体の支援体制を構築し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) ありがとうございます。 国の考える新しい枠組みでは、このケアラーの情報は学校からスクールソーシャルワーカーを通じて自治体に伝わる流れということを想定し
ておられるということでございます。この集約先というの
が自治体になるわけですけれども、児童福祉部門などを想定し
ているという話でございました。本市としてはどこの部署になるのかというのはこれからだというふうに思います
が、こういう枠組みをつくるということは、支援をスムーズに行うための第一歩で
あるというふうに思います。 私は昨年、ヤングケアラーの実態を把握するために、学校でアンケート調査を行っ
てはいかがかという
一般質問をさせ
ていただきました。実現はできませんでしたけれども、先ほど市長さんおっしゃられたとおり県
がやったと、一部でやったということでございます
が、今でもこの現場での情報収集
が私は最も重要なことではないかなというふうに思います。これも発達障害も同じことで
あって、やっぱり気づきというもの
が一番最初のステップで大事なことになるというふうに思います。 ヤングケアラーを見つけ
てあげること、自分
がヤングケアラーで
あるかもしれないということを気づかせ
てあげること、これ
が大事だと。ここから初めて支援という課題
が発生するというわけでございますから、今後改めて現場での情報収集、状況把握の方法を確立し
ていただき、漏れなく支援につなげ
ていくシステムの構築をお願いいたしたいというふうに思います。 次の質問に移ります。 通称です
が、林口川遊歩道につい
てでございます。 この遊歩道は下林のほうから明和特別支援学校の裏を抜け
ていく、皆さんも御存じの歩道でございますけれども、このことについていろいろ市民の方からお話いただい
ておりますので、質問させ
ていただきたいというふうに思います。 本市の平均寿命は、男女とも県内トップクラスで
あることは周知のことと思いますけれども、健康寿命
が何よりも大切です。市民の間でもその考え
が浸透し
てきたのか、様々な趣味やスポーツなどを実践し
ている方
が増え
てきたように感じます。マラソンやウオーキング、自転車などもその一部です。その方々
が使われ
ている林口川遊歩道、この照明機器の老朽化や電球切れなど
が原因で一部の市民から本当に不安、暗いよ、不審者
が出たらどうしますかというような声
が寄せられ
ています。現に以前、その不審者情報の話も
あったというふうにも伺っ
ております。暗く
て怖い、防犯上の不安ということです。 確かに数か所の電球
が切れ
ていたこと
が確認されたこと
がありました
が、このことに関しては迅速に対応し
ていただきました。しかし、稲の生育に影響
があるということで、電球を一部間引い
ているという区間
があるということもございます。そういう事実もございます。そのことを知らない市民の方
が多くいらっしゃるのではないのでしょうか。そういう方々は、電球
が切れ
ているというふうに思うわけです。 地主さんと交渉し
て点灯させ
ていただくこと
ができるのか、こういう理由で稲の生育期間は消灯し
ていますよというような案内看板を立てるのか、何らかの対応
が必要と考えます
が、いかがでしょうか。 また、設備の老朽化、今現在水銀灯で
あったかというふうに思いますけれども、老朽化の話も伺っ
ていますので、この際、稲の生育に影響の少ないLEDになるのかどうなるのか分かりませんけれども、照明器具に更新するのも1つの手段。舗装面、路面のことも含め
て、今後の再整備計画など
があればお聞かせください。
○議長(
中村義彦議員) 中藪建設部長。 〔建設部長(中藪孝志君)登壇〕
◎建設部長(中藪孝志君) 林口川遊歩道は、用水に沿っ
て下林と上林を結ぶ延長約2.3キロメートルの遊歩道で
あり、近年、通勤通学以外にもランニングやウオーキングに利用され
ている方々
が多く見受けられます。 議員御指摘のとおり、遊歩道を利用される方
が不安に思うことのないよう、間引い
ている照明灯につきまし
ては、御提案のとおりその旨を看板などで現地に表示し
てまいりたいと思っ
ております。 なお、水銀灯
が令和2年で製造終了となったため、現在、市内全域の照明灯のうち、緊急輸送道路から優先的にLED化を進め
ております。林口川遊歩道の照明灯につきまし
ても、今後、計画的にLEDに更新し
ていく予定でございます。 また、更新の際には、稲作への影響に関して耕作者との合意形成に努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 西本議員。
◆8番(西本政之議員) ありがとうございます。 時期的なものはきっとまだ
いつですよということは言えないのだろうなというふうには思いますけれども、今後、ますます高齢化
が進行し
ていくことは予想され
ているわけですから、利用される方
が増える可能性もございます。 せっかく更新される際には、LED照明はもちろんですけれども、例えば水たまり
ができにくい、膝にも比較的優しいとされる浸透性の舗装にするとか、いろんな選択肢
があると思いますので、様々な選択肢を排除することなく整備し
ていただくことをお願いし
て、私の
一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
中村義彦議員) 11番、辻信行議員。 〔11番(辻信行議員)登壇〕
◆11番(辻信行議員)
会派野々市フォーラムの辻信行です。よろしくお願いいたします。通告に従い質問をいたします。 まず、SDGsに市民の関心をについ
てで
あります。 今年度から始まった第二次総合計画、基本目標1の市民生活は、「だれも
がまちづくりの担い手となり、自信をもっ
てアピールできるまち」、施策1では「共に考え共につくる
まちづくり」と掲げ
ています。SDGsのアイコンでは11番の「住み続けられる
まちづくりを」に当たります。 さて、環境配慮、廃棄物対策に関するキーワードに3Rの大切さ
が言われます。できるだけもの
がごみになることを抑えるごみ発生抑止のリデュース、使用済みの製品をごみとして処理せずに繰り返し使うリユース、不用品、廃棄物を再生し
て利用するリサイクル、これらの頭文字の3Rにおいて、誰も
が知っ
ているリサイクルは一番コスト
がかかり、費用対効果
が低いもので
あると思います。 でも、地域でもリサイクル活動に積極的に取り組んでおります
が、SDGsを身近に感じ
てもらうには、市民生活でのリデュース、リユースも含めた3Rについて、それぞれ市民の工夫、経験等のアイデアなどを募集し
てはどうでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) 3Rは、ごみの減量に効果的な施策で
あり、持続可能な循環型社会を実現するためにも重要な取組で
あると理解いたし
ております。 市ではこれまでも、この3Rを推進するため、様々な啓発活動を実施し
てまいりました。具体に申しますと、幼少期からごみの分別やリサイクルの大切さを学んでもらうため、市内の保育園の園児向けにごみ分別を中心とした環境教室や、市内小学生向けにごみ分別検定、町内会向けにごみ分別研修を例年実施し、御家庭や地域に対しても3Rの普及に努め
ております。 リユースの推進といたしまし
ては、これまでも家庭や事業所で不用になったものを登録し、希望者に紹介するリサイクル情報ダイヤルを実施し、製品の繰り返し使用の後押しをし
ているところでございます。 また、今年度の新たな取組といたしまし
て、ごみ処理を実施し
ている白山野々市広域事務組合を構成する白山市、川北町と合同で、食品ロスの削減やごみ分別を中心とした啓発チラシを、来月の市の広報を通じて全世帯に配布する予定といたし
ております。さらに、市内の一部の保育園におきまして小型の生ごみ処理機を導入し、園児への環境教育を通じてごみ減量化に向けた市民の意識啓発を図っ
ております。 3Rは、全ての世代の方々の意識の醸成を図ること
が推進し
ていく上で大切なことだと思っ
ております。これまでも、環境審議会の委員の方々から御提案いただいたアイデアを施策に取り入れ
てきたこともございますので、今後につきまし
ても様々な機会を捉え
て、提案されるアイデアを積極的に取り入れながら3Rを推進し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 辻議員。
◆11番(辻信行議員) ありがとうございます。 SDGsの理念としまし
て、とにかく地球全体
が住み続けられる地球で
あるように、その第一歩は我々自身
が地域に住み続け
てまいりたいという気持ちで地域活動にこれからもこのような施策を進め
ていっ
てほしいと思います。 次の質問に移ります。 温泉スタンドの活用について質問をいたします。 本市の資源で
ある温泉は、温泉スタンドとして100リッター100円で販売され
ています
が、あまり人気
があるものとは思えません。よりよい活用を考えなければなりません。民間事業者での有効活用もなされ
ておりません。 泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、泉温は27.8度Cとぬるい温泉かもしれません
が、ほかに利用できないかと考えたときに、今度新しく体育施設の整備コンセプト「健康・交流・防災」に温泉活用
ができないか。源泉の温度
が低いので送湯管設置費用も幾らか安いのではないかと思います。具体には、融雪、施設内でのシャワー、足湯等
が考えられます。市長のお考えをお伺いします。
○議長(
中村義彦議員) 中藪建設部長。 〔建設部長(中藪孝志君)登壇〕
◎建設部長(中藪孝志君) 温泉スタンドの活用についてでございます
が、現在、民間事業者での活用につきまし
ては、個別ヒアリングなどを行うなど調査、検討を進め
ているところでございます。 議員御提案の新たな体育施設での利用について申し上げれば、温泉を送るための送湯管施設の設置費用に5,000万円近くの費用
がかかるほか、現状の温泉施設の状態や能力を考えますと、融雪装置や足湯などの施設利用に必要な水量の安定的な供給
が難しいのではないかというふうに考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 辻議員。
◆11番(辻信行議員) 確かに温泉の湯量
が足りないということで
あれば、致し方ないのかもしれません
が、当然今度できる体育施設のところにはシャワー室だとかいろんな面でお湯
が使える。そのお湯を送湯したとしても当然沸かさなければならないと思いますけれども、今、部長
がおっしゃった送湯管には5,000万かかるとおっしゃいましたけれども、その5,000万は私は決して高いものとは思いません。 ただ、高低差によって現状の温泉スタンドから体育施設増築の場所までは高低差
がありますので、低いところから高いところへ持っ
ていくような感じかなと思いますけれども、後々のことを考えれば体育施設の中に温泉のお湯
が活用され
ているということも1つの本市の資源の活用の1つかと思います。 また、民間でも今現状いろいろそういうお話も
あるということですけれども、単に5,000万の金額で高いからという考えは私は持っ
てほしくは
ありません。ぜひ一考をお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 本市のふるさと納税を活用した起業家支援についてで
あります。 市の振興に寄与する事業を始める起業家に代わり、市
が同納税の仕組みを利用し
てクラウドファンディングで資金を集め、補助金として交付する。市は、地域資源を活用した新たな事業や商品、サービスの開発で地元の課題解決につながり、広く共感
が得られる事業を応募の
あった中から選ぶ。クラウドファンディングに要した手数料や返礼品の費用を差し引いた額
が、起業家に交付する補助金とする。寄附目標額を期限内に達成した場合、市
が奨励金として最大20万円を加算する。今年2月9日から3月18日までの期間で募集いたし
ております。ぜひ、その成果をお聞きしたいと思います。
○議長(
中村義彦議員) 浅野地域政策部長。 〔地域政策部長(浅野昇君)登壇〕
◎地域政策部長(浅野昇君) 御質問のクラウドファンディングでございます
が、本年2月9日から3月18日までの期間、事業の募集を行いました
が、数件の問合せは
あったものの、応募は
ありませんでした。 クラウドファンディングは、広く事業に共感する方から資金を募る手法で
あり、地域課題の解決に意欲的に取り組む起業家を支援するためには、有効な手段の1つで
あると考え
ております。 今後も引き続き、この制度を含め様々な支援を行うことで、市内で起業したい方の後押しとなるよう努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 辻議員。
◆11番(辻信行議員) 募集したけれども、芳しい結果でなかったということでございますけれども、このふるさと納税を活用した起業家支援というこの制度は、私はすごく起業家にとっては助かるといいますか、力になるといいますか、いい支援だと思いますので、またこの募集期間を変え
てみるとか、またこれ2月から3月の1か月と10日ほどでしたけれども、もっと期間を長くし
てみるとか、積極的にこういうのをやりますよというPRするなりし
て、ぜひとも地元の野々市市で起業する起業家にクラウドファンディングの資金を手助けになるようなことを続け
ていっ
てほしいと思います。ありがとうございます。 それでは、次の質問に移ります。 令和3年度の全国椿サミットもコロナ禍により中止となりました
が、本市と同じくツバキ
が町の花木で
ある京都府与謝野町は「時を超え
て刻まれた人々の歴史心を開放するロマンへ 時代の回廊」など
がキャッチコピーで第26回全国椿サミットを開催し
ており、与謝野町観光パンフレットでは歴史街道と銘打っ
ていろいろと紹介され
ています。第27回全国椿サミットは本市で行われました。 私は、北国街道
まちづくり基本計画等を策定し
ている本市と与謝野町は共通した点
が多いまちではないかと思います。もちろん野々市は市で
ありますし、与謝野は町ではございます
が、この与謝野町には伝統的建造物群保存地区やちりめん街道
があり、また古墳公園では、いにしえと今をつなぐ遊びの空間として敷地内にはにわ資料館
があり、ま
が玉作りなども体験できる施設となっ
ております。 このように本市と類似したところ
が本市の
まちづくり、北国街道
まちづくりなどの参考になるのではないかと考えます。ぜひ与謝野町とで、
まちづくりの意見交換を行っ
てみ
てはどうでしょうかとお伺いいたします。
○議長(
中村義彦議員) 粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) お話の与謝野町は、京都北部の丹後半島の付け根に位置し、本市と同じくツバキを町花木とし
ている町で
あります。 平成29年3月に、本市で開催しました第27回全国椿サミット野々市大会に先立ち、この前年のサミット開催地で
あったことから与謝野町とは御縁を感じ
ております。 辻議員も与謝野町の全国椿サミットに御参加いただいたと記憶をいたし
ておりますけれども、私と同様に与謝野町のことを感じ
ておられるのではないかというふうに思っ
ております。 実は与謝野町の山添町長さんとは、この全国椿サミットの御縁も
あり、これまでにも何回か意見交換をさせ
ていただい
ております。今でも全国史跡整備市町村協議会などで年に数回お会いすること
がございますので、これまで同様、
まちづくりなどについて意見交換をし
てまいりたい、そのように考え
ております。
○議長(
中村義彦議員) 辻議員。
◆11番(辻信行議員) 私はこの与謝野町の強い印象と申しますか、椿サミットの
あったときに、その町長さん
がちりめんで作った着物で登場しました。そして、次の年に野々市で
あったときも、普通、スーツですけど、珍しい和装で、当然ちりめんの着物だと思いますけど、すごくインパクト
が、若い町長だったと思いますけど。それと、何はともかく山の中に千年椿と、ちょっと不便なところでしたけれどもバスで行っ
て、そのツバキは何回も切ろうとしても手
がしびれたり、のこぎり
が折れたりし
て切れなかったと、すばらしい千年椿という、すごくその千年椿とちりめんの町長と、そしてちりめん街道、小さな機屋さん
があったり、本市と本当にすごく、私は椿サミットの御縁で親密感を感じ
てこの質問を思い出したようにし
て質問したんですけど、先ほど市長さんおっしゃったように今でも交流も
あるということですので、ぜひまたこの御縁を大切にし
て、またお互いいいところを切磋琢磨し
ていければなと思います。 ありがとうございました。私の
一般質問はこれで終わります。
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△閉議
○議長(
中村義彦議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次回は明日14日午前10時から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午後2時25分散会┌―――――┬―――――――――――――――――――――――――――――――┐│招集年月日│ 令和4年9月6日 │├―――――┼―――――――――――――――――――――――――――――――┤│招集の場所│ 野々市市議会議事堂 │├―――――┼―――┬――――――――――――――┬―――┬――――――――┤│開閉会日時│開 議│令和4年9月13日午前10時00分│議 長│ 中村義彦 ││ 及び ├―――┼――――――――――――――┼―――┼――――――――┤│ 宣告 │閉 議│令和4年9月13日午後2時25分│議 長│ 中村義彦 │├―――――┼―――┴┬―――――┬――――┬――┴―┬―┴―――┬――――┤│出席及び │議席番号│ 氏 名 │出欠の別│議席番号│ 氏 名 │出欠の別││ 欠席議員├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 1 │梅野智恵子│ ◯ │ 9 │中村義彦 │ ◯ │| ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 2 │朝倉雅三 │ ◯ │ 10 │杉林 敏 │ ◯ ││出席15名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ | 3 │小堀孝史 │ ◯ │ 11 │辻 信行 │ ◯ ││欠席 0名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 4 │向田誠市 │ ◯ │ 12 │
早川彰一 │ ◯ │| ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤| | 5 │北村大助 │ ◯ │ 13 │土田友雄 │ ◯ │| ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│凡例 │ 6 │
馬場弘勝 │ ◯ │ 14 │大東和美 │ ◯ │|◯は出席 ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│▲は欠席 │ 7 │安原 透 │ ◯ │ 15 │岩見 博 │ ◯ │|×は不応招├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 8 │西本政之 │ ◯ │ │ │ │├―――――┴―――┬┴―――――┼――――┴―┬――┴―――┬―┴――――┤│ 会議録署名議員 │ 12 番 │
早川彰一 │ 13 番 │ 土田友雄 │├―――――――――┼――――――┼――――――┼――――――┼――――――┤│ 職務のため出席 │事務局長 │ 清水 実 │事務局次長 │ 源入陽子 ││ した者の氏名 ├――――――┼――――――┼――――――┼――――――┤| │書記 │ 橋本沙耶 │ │ │├―――――┬―――┴―――┬――┴――――┬―┴―――――┬┴――――――┤│ │市長 │ 粟 貴章 │地域振興課企画│ 横浜猛夫 │| | | |担当課長 | || ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │教育長 │ 大久保邦彦 │市民協働課長 │ 中川弥生 │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │副市長 │ 山口 良 │福祉総務課長 │ 増山 浄 │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │総務部長 │ 中田八千代 │介護長寿課長 │ 北坂義明 │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │地域政策部長 │ 浅野 昇 │土木課長 │ 道下和宏 │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│地方自治法│健康福祉部長 │ 堤 喜一 │都市整備課長 │ 石畝朋宏 │|第121条├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│により説明│建設部長 │ 中藪孝志 │上下水道課長 │ 鶴見裕一 │|のため出席├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│した者の職│教育部長 │ 山下かおり │教育総務課長 │ 塩田 健 │|氏名 ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │参事兼教育総務│ 古村 充 │生涯学習課長 │ 松村隆一 │| |課学校教育担当| | | || |課長 | | | || ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │総務課長 │ 押田浩三 │ │ │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │企画財政課長 │ 荒木俊雄 │ │ │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │企画財政課企画│ 木戸口浩士 │ │ │| |担当課長 | | | || ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │市民生活課長 │ 粟 信幸 │ │ │| ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │地域振興課長 │ 東 和之 │ │ │├―――――┴―――――――┴―――――――┼―――――――┴―――――――┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │ 別紙のとおり │└―――――――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘...