◆4番(原卓二議員) 1点、再質問させ
ていただきたいと思います。 今おっしゃった方法は、恐らくそういった工夫というのは、され
ているところ
が今までも
あったのではないかなというふうに思います。 実際に、私の町内に
あります
千代野中央公園のイベントのときだけ停め
てもいいよという
駐車スペース、そこにふだんは停められないようにポールを立て
て南京錠をかけ
てあります
が、まさしくそのやり方で管理をし
ております。 暗証番号なんです
が、やはり漏れ伝わることも
あるようで、課題も
あるのではないかなというふうに思うのと、やっ
てみ
てそれ
が今よりは改善するというのはよく分かりますので、それはそれでいいんです
が、あくまでもデジタル化というものを見据え
てのものなのか、検討すると言ったのは、それを目指し
て取りあえず一歩改善なのか、この件はこれで一旦終わりというような感じなのかお聞きします。再質問です。
○
北嶋章光議長 山内教育部長。
◎
山内満弘教育部長 ただいまの再質問にお答えいたします。 確かに
暗証番号つきキーボックスでは、毎回、暗証番号を変えると、学校側としては不便な点もございます
が、費用対効果を考えると、そちらのほう
が現在では安いという判断での設置と考え
ております。 なお、個別のデジタル化を進めるよりも、市の全体的な
デジタルトランスフォーメーションの計画とその実施
が効果的・効率的につながると考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 原議員。 〔4番 原 卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 私もこれを調べたときに、今は松任小学校の体育館ですけれども、様々な施設に使えるなというか、日頃の生活でも集会所とか公民館の鍵とかも、結構面倒なものでございます。 電子錠というと、何か大がかりな、ドアごと変えなければいけないとか、もちろんそういうやり方も
あるのです
が、鍵だけの
南京錠タイプのものも
ありますし、ぜひその辺も踏まえ
て検討し
ていただければと思います。 全体のシステム
が構築されるというのは、もちろんそういうのは最終目的だと思うのです
が、だからといって、それ
が何年もかかるのを待っ
ているというのもいかがなものかなというように思いますし、システム
ができ
て、それ
が今、部分的にやっ
ているものとひもづけというか、後づけできることだって十分
あるのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 では、次の質問に移ります。 奨学金の
返還支援制度の導入についてお伺いをいたします。 私は、令和3年8月会議におきまして、
若者定住支援の観点からこの制度の導入を提案いたしました。その際の市からの答弁は、定住促進は主に子育て世代に焦点を置い
ているため、同制度の導入は考え
ていない。先進事例を参考に研究するといった内容でございました。 令和4年9月会議におきまして、山口議員から若年層の定住支援策の一つとして
奨学金返還支援制度を創設し
てはといった質問をされました。このときの答弁は、市にとっては定住促進、企業にとっては人材確保の観点から非常に有効と思われるので、官民協働での制度導入を検討するといった内容で
あったというふうに思います。これを聞きまし
て、
奨学金返還支援制度導入に大きく前進したと、私は受け止めました。 この制度導入事例は、県内でも着実に増え
ております。今まで申しました過去の答弁を踏まえ、現時点での計画、進捗、あるいは見通し等についてお聞きいたします。
○
北嶋章光議長 東企画振興部長。 〔東 俊昭 企画振興部長 登壇〕
◎東俊昭企画振興部長 おはようございます。
奨学金返還支援制度の検討状況についてお答えをいたします。
奨学金返還支援制度につきまし
ては、本年6月会議の一般質問で、市にとっては定住促進、企業にとっては人材確保の観点から有意義な施策で
あり、官民協働での制度導入
ができないか検討する旨お答えをしたところでございます。 現時点での計画や進捗、見通しについ
てで
あります
が、制度の導入に当たっては、企業との連携
が必要となりますので、現在、市内の商工団体に御協力をいただき、会員企業等を対象に、状況把握と意向調査を目的とした奨学金返還支援の取組についてのアンケート調査を行っ
ているところで
あります。 制度導入の時期は、現時点では未定で
あります
が、今後、アンケート調査の結果を踏まえまし
て、制度の導入に前向きな企業
が確認されれば、補助制度の制度設計を行っ
てまいりたいというふうに考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 原議員。 〔4番 原 卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 企業から見た人手不足というのは、かなり深刻になりつつ
あるなというのは私も感じます。その辺からすると、非常に企業にとっても有益なことなのではないかなというふうに思いますので、どうか周知あるいは啓発・啓蒙を行っ
ていただきまし
て、少しでも多くの企業
が手を挙げ
ていただい
て、この制度
が実行に移されるように願っ
ております。 それでは、最後の質問に移ります。 金沢市に来る観光客を白山市にまで誘導する施策についてお伺いいたします。 以前、私は、趣味の一つ
がマラソンだというふうに述べたこと
がございます。今年も金沢マラソンに出たかったのです
が、抽せんに漏れ
てしまいまし
て、翌週の富山マラソンに回りました。金沢マラソンは抽せん倍率2.2倍、参加者の58%
が県外からの参加でした。東京マラソン以外の地方都市マラソン大会の中で、全国で一番倍率
が高かったのではないかと思います。大阪マラソンや京都マラソンのような人気の
ある大会でも定員割れ
があり、マラソンブームの終えんかというふうに話題になったもので
あります。改めて金沢市の観光都市としての価値の高さを感じました。 コロナも世界的には終息に向かっ
ているという認識です。日本でも行動制限せず、入国制限も緩和され
ております。まだ少し時間はかかるにせよ、いずれ国内外の観光客は、コロナ前の水準に戻るというふうに思われます。 コロナになる前は、日本のインバウンドは3,000万人を超え
ておりまし
て、世界でも上位の観光立国で
ありました。そして、そのときは、近い将来4,000万人というものも視野に入れ
て目標とし
ておりました。そういったことを考えますと、今後、コロナ禍の終息に伴い、金沢市を訪れる観光客は大きく増加し
ていくというふうに思います。 隣接する白山市、ここには金沢市にはない魅力、観光資源
がたくさんございます。ジオパーク、白山、あるいは豊かな自然の山麓、世界的にも有名な美川の発酵食品など、これらの魅力をしっかりと発信をし
て、金沢市から少し足を延ばし
て本市に来
てもらう、そういった施策を企画し、あるいは推進し
ていけばよろしいのではないかなというふうに思いますけれども、市の見解を求めます。
○
北嶋章光議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 おはようございます。 観光面で金沢市との連携を強め
てはについてお答えいたします。 本市と金沢市は、北陸新幹線金沢開業を見据えた平成25年より、「加賀藩と霊峰白山」観光連携協定を締結し
ており、両地域を結ぶ観光ルートの作成や旅行商品の造成を行っ
ております。 これまで、金沢市から白山比え神社への江戸時代のお参りルートをたどる「白山詣双六」や、北陸鉄道石川線の特典つき切符「鶴来まち歩きクーポン」、金沢駅発着で毎月1日にバスを運行し
ている「白山比え神社おついたちまいりツアー」などを造成し、それぞれ市観光連盟や民間事業者にて実施をいたし
ております。 また、富裕層向けタクシープランといたしまし
て、食や文化の体験、買物などを含めた、より特別感の
あるツアーを楽しんでいただける商品開発を行っ
ているところでも
あります。 加えまし
て、北陸新幹線敦賀開業に合わせ
てオープン予定の白山市立鉄道ビジターセンターへの誘客や、北前船文化を味わうことのできる美川地域へも訪れ
ていただける施策の立案も行っ
てまいりたいというふうに考え
ております。 いずれにいたしまし
ても、議員御指摘のとおり、金沢市を訪れる観光客数は今後、復調・増加をし
ていくと考えられますので、そうした方々に白山市の魅力を伝え、一歩足を延ばし
ていただく努力を続け
てまいりたいというふうに考え
ております。
○
北嶋章光議長 原議員。 〔4番 原 卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 今ほど御答弁いただきました。今までも実績といいますか、様々し
ているし、今後も企画し
ていくということでございます。 今までのそういった努力
がこれから花開い
ていくように、本当にこの白山市に訪れる観光客、そして交流人口の増というものをぜひ増やし
ていけるようになっ
ていければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。
○
北嶋章光議長 原議員の質問は終わりました。 次に、小川議員の質問に移ります。 14番、小川義昭議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) おはようございます。 14番、市政会、小川義昭です。 通告に従いまして、一般質問を行います。 山田市長におかれまし
ては、去る11月13日の白山市長選挙において、無投票による3期目の当選を果たされました。山田市長は、初当選以来、2期8年間にわたり対話と参加の基本姿勢を堅持され、地区公民館単位のまちづくり会議などを通じて、市民主体の政策をぶれることなく推進し
てこられました。 とりわけ、何事に対しても私心を感じさせず、市民に対しても、仕事に対しても公明正大かつ真摯に向き合っ
てこられた姿勢
が市民の共感を得
て、2018年に続い
て2回連続無投票という晴れやかな結果につながったことは言うまでも
ありません。この場をお借りしまし
て、改めて再選への祝意を表したいと思います。おめでとうございます。 山田市長は、今12月会議開催時の冒頭、「新たな任期においても、引き続き対話と参加を信条に市民本位の視点で市政運営に努め、市民の皆さん
が住んでよかったと実感できる白山市づくりに全身全霊を傾け、職務に邁進する」と、3期目の新たな4年間に向け
ての覚悟や心意気を述べられました。 私も常日頃から、市民
が主役の市政にとって、福祉、医療、介護、子育て環境の充実は、全ての施策
が帰結するゴールと言っ
ても過言ではなく、それゆえに、改めて山田市長共々、このまちに住んでよかったと市民の心
が一つになるまちづくりを進め
ていこうと肝に銘じ
ております。 そこで、私の今会議の一般質問は、1つ目は、「白山手取川ジオパーク」の世界認定、2つ目は、本庁舎と公立松任石川中央病院間の土地利用方針その後の対応、3つ目は、公立松任石川中央病院の増改築計画、大きく分け
てこの3点について市の考え方をお伺いしたいと思います。 まず、「白山手取川ジオパーク」の世界認定についてで
あります。 本市の白山から手取川河口にかけての一帯は、海抜ゼロメートルから2,700メートルに至る起伏に富んだ地形
が広がっ
ており、そこには優れた地質遺産や自然遺産、文化遺産
が多数存在し
ています。 このような地域資源を再評価し
て、「ジオ(大地・地球)」という大きな視点で一帯の自然の価値を世界レベルで発信し、知名度アップの弾みにするために、本市は市内全域
がエリア対象の自然公園、白山手取川ジオパークの世界ジオパーク認定を目指し
ています。 2011年に、日本ジオパーク委員会から白山手取川ジオパーク
が日本ジオパークに認定され、その後、世界ジオパーク認定を目指し
て2013年と2015年に申請を行いました
が、いずれの年も「市民参画
が不十分」などの指摘を受け、国内推薦
が見送られ、そして、2020年に念願の世界認定の国内推薦を受けました。 その国内推薦を受け、10月6日から9日の4日間にかけて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)による世界ジオパーク認定を検討するための現地審査
が行われました。 ユネスコから2人の審査員
が白山ろくの国天然記念物、桑島化石壁や手取川扇状地を見渡せる獅子吼高原などの白山手取川ジオスポット約20か所を視察し、市や専門家でつくる白山手取川ジオパーク推進協議会、そして、推進協議会と連携協定を結ぶ団体や市民からのヒアリング
が行われました。 振り返っ
てみますと、2013年と2015年にいずれも国内推薦を見送られたのに伴い、2017年10月、世界ジオパーク認定を目指すため、山田市長を団長とし、当時議長の私と同じく当時ジオパーク・エコパーク推進室長だった
山下観光文化スポーツ部長らで構成された国際訪問団の視察の一環として、フランス・パリのユネスコ本部の世界ジオのキーマンとされる、パトリック・マッキーバー氏を訪問しました。 マッキーバー氏からは、世界認定のポイントとして、「ユネスコはジオパークの活動で防災を重要なテーマにし
ている。防災の取組強化
が審査で白山の強みになる」など貴重な助言を受け、さらに、マッキーバー氏から強く勧められ
ていた、世界ジオの先進地で
あるアイルランドのバレン・モハージオパークを視察しました。 年間150万人を呼び込むアイルランド一の名所、モハーの断崖は、このジオパークの最高の見どころで
あるとともに、地域の飲食店、宿泊所、土産店など
が連携を取り、住民と一体となっ
てジオツーリズム、ジオフード、イベントの共同開発や景観保全活動など、民間主導で地域を盛り上げ
ていることを目の当たりにし、前回、地域住民の参画の弱さなどを指摘され
て、国内推薦を見送られたことを考えますと、確かに現地の市民活動は、我々
が羨むほどに充実し
ていました。 以上のように、5年前の2017年10月のフランス・パリのユネスコ、アイルランドへの訪問は、山田市長にとっては次のない、3度目の世界認定の挑戦で
あり、世界認定に向け
て並々ならぬ意気込みを見せ
ておられました。 その結果、多くの有益なヒントを得ること
ができ、課題を精査・実行され、晴れ
て2020年、日本ジオパーク委員会からの国内推薦を受け、今回の世界認定の現地審査
が実施されるに至ったものと考えられます。加え
て、ユネスコを訪問し、SDGsをどの自治体よりもいち早く理解できたことも、山田市長はじめ、国際訪問団にとって大きな収穫で
ありました。 先週、ユネスコ世界ジオパークの専門会議で、現地審査などを基に審議
が行われたとお聞きし
ており、審査内容は現時点ではまだ非公開とのことです
が、承認されれば、来年5月開催予定のユネスコ執行委員会に推薦され、来春、正式に認定されるとのことです。認定となれば、国内10番目の世界ジオパークとなります。 ジオパークは貴重な地形や地質を持つ自然公園。住民による自然保護と教育や観光による活用も重視され
ており、広大な面積で
ある本市全域をカバーするジオパーク
が「世界」の称号を得られれば、地域の一体感の醸成にもつながると思います。 私自身も世界認定に向け
て関わりを持たせ
ていただいた一員として強い思い入れ
があります。ぜひとも白山手取川ジオパーク
が世界認定されることを確信し、世界認定
がこれからの白山市のさらなる活性化に向け
ての起爆剤となり、また以前に一般質問いたしました本市の地方創生に向け
てのシビックプライド、すなわち都市に対する市民の誇りの醸成となることを願っ
てやみません。 それでは、1点目の質問は、今ほど申しましたように2013年、2015年と世界認定における国内推薦で市民参画
が不十分との指摘を受けたのに伴い、マッキーバー氏のアドバイスやアイルランドの先進地への視察などを基に世界認定に向け、市民への普及啓蒙活動や企業などとの連携に取り組まれ
てきたとのことです
が、具体的な取組内容についてお伺いします。 また、防災の取組強化
が重要で
あるとの貴重な助言を受けました
が、ジオパーク活動の中で防災という視点をどのように取り入れたのか、併せ
てお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。 〔山下浩雅
観光文化スポーツ部長 登壇〕
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 初めに、これまでの市民への普及啓蒙活動及び企業連携の具体的な取組につい
てで
あります。 まず、市民への普及啓蒙につきまし
ては、連携協定団体の拡充のほか、水の旅学学習会をはじめ、水の旅案内人養成講座、公民館の出前講座、白山検定など学びを中心とした取組に加え、「ゆきママとしずくちゃん」やあさ
がおテレビのジオパーク番組、SNS広告など、様々なツールを活用し、啓蒙活動を行っ
てきたところで
あります。 また、企業連携につきまし
ても、北國新聞社の企業版ふるさと納税や企業の寄附金による事業展開をはじめ、石川県地質調査業協会との連携イベント「石の標本づくり」のほか、イオンモール白山におきましては、ジオパークのPRコーナーの設置や大型ビジョンでの動画の定期的な放映、各種イベントの実施など、世界認定に向けた活動の広がりとともに、ジオパークに共感する企業との様々な連携を進め
ているところで
あります。 次に、ジオパーク活動に取り入れた防災の視点につい
てで
あります
が、白山手取川ジオパークのエリアには、活火山で
ある白山や急流河川の手取川、森本富樫断層帯のほか、冬季の降雪などにより、多種多様な自然災害の可能性へとつながっ
ております。 このことから、ふだん起こり得る自然災害は、この地域の大地を形づくっ
てきた地球の活動の一部で
あり、地域の恵みにもつながっ
ているとのジオパークの視点を活動に取り入れながら、これまでも防災をテーマとした学習会や白山火山の授業などにより、防災教育の普及に努め
てきたところでございます。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 少し防災の視点について再質問いたします。 今ほどの答弁では火山、洪水、地震、災害など白山市で起こり得る災害への備えと、一方で、その恵みを享受し
ているとの概念を述べられたと理解いたしました
が、一歩踏み込んで、ユネスコを訪問した際、紹介し
ていただいた防災スペシャリストから白山手取川ジオパークにおいて特徴
ある具体的な事例
があったのかどうかをお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 小川議員の特徴
ある防災の事例という再質問にお答えをいたします。 当時ユネスコ本部の防災課におられました安川さんのことだと存じます
が、その後白山市に二度来
ていただきまし
て、我々と意見交換をいたしました。 その中で幾つか出
てまいりましたのは、ちょうど白山火山防災計画の策定の時期で
ありましたけれども、地元の白峰小学校では、大学と連携をしながら火山や噴火の実験から学び、子供たちから融雪型火山泥流という専門用語
が出
ておりましたけれども、驚きました。そして、地元の防災訓練を実施するなど、特色的な教育活動
がまず一つ
ありました。それから、氾濫を起こす暴れ川、手取川の象徴で
あります、点在し
ている島集落の話も挙がりました。それから、白山ろく地域の山間地で発達しました出作りと呼ばれる焼き畑農業方式、この出作りというのは、地滑りによって生まれた比較的緩やかな場所に立地されるものですけれども、そういった地滑りによって起こったところに、そうした伝統的な農業方式
が起こっ
ていること。もう一つ加えるならば、トチノキの話も出ました。トチノキは土石流によって、言わば荒れた川や谷の沿いに生育されるトチノキで
ありますけれども、今やそちらの土地
がトチノ実を採取し、生活の一部でなく
て、その地域の代表的な産物になっ
ている。こういったことを安川さんは注目をされ
て、ジオパークとしては、いろいろな冊子の中で取り上げたり、それから情報発信するなりし
てきたところでございます。 以上です。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 次に、2点目の質問は、世界認定に向け
ての山田市長の感触についてお伺いします。 10月の現地審査を踏まえ
て、今月ユネスコ世界ジオパークの専門会議でユネスコへの推薦、決定
が行われるとのことです
が、現地審査を受けられた際、山田市長は「学術的な観点だけでなく、ジオパーク
がいかに地域の人に溶け込んで
いるかを伝えられた。結果を期待し
ている」と手応えを語っ
ておられました
が、改めて、山田市長ご自身、白山手取川ジオパークの世界認定に向け
てどのような感触を持たれたのかお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 世界認定に向け
ての感触についてお答えをいたします。 先週7日から9日にかけまして開催されましたユネスコのカウンシル会議におきまして、専門家による世界認定の審議
が行われました。 内容につきまし
ては、現時点ではまだ公表はされ
ておりません
が、10月に実施された現地審査におきましては、審査員から桑島化石壁をはじめ、手取層群産出化石の世界的価値について御理解をいただくとともに、専門分野における継続的な研究
が行われ
ていることや、地域住民
が科学や地質に興味を持ち、ジオパーク活動に誇りを持っ
ていること
が大変すばらしいというコメントをいただいたところで
あります。 地域コミュニティに根づいた活動の重要性を改めて認識いたしたところで
あり、白山手取川ジオパーク
が世界認定を目指し、地域の皆様とともに進め
てきた取組
が専門家に認められるレベルに達し
てきたものと感慨深く感じたところで
あります。 こうしたことを総合的に考えますと、必ずや世界認定をいただけるものと思っ
ております。 ジオパークは100年後、さらにその先を見据えた持続可能な社会づくりを目指す取組でも
あります。このことを踏まえ、白山手取川ジオパークは、原点で
ある水を暮らしや産業に結びつけ、地域コミュニティを基本としたジオパーク活動の推進により地域の発展を目指し
てまいりました。 世界認定は新たなスタートとなります。この新たなスタートをきっかけとして、これから私たち
が地質資源や自然から受ける恩恵を次世代にどのようにつなげ
ていくか、そしてどのように生かし
ていくか、さらにはどのように発展し
ていくかを市民の皆様とともに考え、ジオパークによるさらなる地域の発展に努め
てまいりたいというふうに思っ
ております。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 本当にジオパーク世界認定
が本市にとって新たなスタートとなりますよう、私自身も必ずや世界認定をいただけるものと信じ
ております。 それでは、3点目の質問。ジオパークに関する関心の地域間温度差の解消策についてお伺いします。 去る10月23日、本市において日本ジオパーク全国大会
が開催されました。その大会でジオパークに関する口頭発表の小中高校の部で発表した市内の小中高は全部で10校、地域別で見ますと、白山ろく6校、美川3校、鶴来1校、そして松任は何とゼロ校でした。 松任の小学校でも児童
がジオパーク遠足で白峰や美川に足を運んで魅力を感じる機会を設け
ているとのことです
が、それでもジオパークに関する関心は、白山ろくとは明らかに大きな差
があります。 ジオパークの見どころで
ある地学と自然のサイトは市内に96か所
あり、うち78か所は白山ろくに集中し
ており、白山や手取川、百万貫の岩など、有名な場所
が多く存在し
ています。それに比べ
て松任地域は、海岸沿いのハマナス群生地など3か所しか
ありません。そのようなことを考えますと、確かにジオパークに関する関心の差
があっても当然かと思います。 そこで、今後、ジオパークに関する地域間の温度差を解消するためには、市の人口の6割を占める松任地域においてもジオパーク熱を高め、ジオパークに関する理解度を深めること
が不可欠かと思います。地域間温度差を解消するための有効な対応策をお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。 〔山下浩雅
観光文化スポーツ部長 登壇〕
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 市の人口の6割を占める松任地域においてもジオパーク熱を高め、ジオパークに対する理解を深めること
が不可欠と思う
が、その対応策はについてで
あります。 松任地域は、白山手取川ジオパークを構成する大地において大切な場所で
ある手取川扇状地の大部分を占め
ております。 こうしたことから、これまでも水の旅学などの一般向け学習会では、エリア全体を意識しながらお米やお酒など、多くの恵みとともに島集落などを含め、扇状地をテーマとして取り上げ
ております。 また、横江荘遺跡に関連した古代米とジオパーク
が連携した取組や御手洗公民館のアサギマダラとスナビキソウの保全活動、白山市ふるさと歴史研究協議会のジオパークエリア全域の動画作成など、地域団体の活動も活発に行われ
ております。 さらに毎年松任地域の各種団体からジオパークに関する講習会の依頼も数多く
あります。このことから、松任地域におけるジオパークへの関心は相当で
あるというふうに感じ
ております。 また、松任地域の各小学校においても、議員御案内のとおり、ジオパーク遠足をはじめとした様々な学習を行っ
ており、中学生向けアンケートでは80%以上の生徒
が「ジオパークを知っ
ている」と答え
ております。 白山手取川ジオパークの活動は、白山市全域に目を向け、保全と活用を積極的に図りながら一体的に持続可能な地域づくりを行うことを目的として取り組んでおります。 今後も白山ろくと平野部とで相互に行き来するような学習活動の一層の推進を図り、各地域団体とも積極的に連携しながら、エリア全体のジオパーク熱と理解を高め
てまいりたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) では、白山手取川ジオパーク世界認定に関しての最後の質問です。 世界認定後の有効利活用策についてお伺いします。 世界ジオパークに認定されるか否かは、先週の専門家会議によって方向性
が示されるものと思います
が、あくまでも世界認定を求めることだけ
が目的ではなく、世界認定された後、いかにジオパークをこれからの白山市の発展に有効に利活用し
ていくか
が重要で
あります。 ジオパーク
が世界認定され
てもユネスコや国からの財政支援
があるわけでは
ありません。 世界認定を有効に生かし
ていくためには、市民をはじめ、企業や団体との連携を一層深め、産学官民
が一体となり、教育、観光施策や広報活動などの有効な利活用策を推進、展開すること
が重要と考えます。 1つの手だてとして、市内外の企業や団体、個人から資金提供を受け、集まった資金を植樹やPR活動など、ハード・ソフト両面の取組に充当し、市民の理解度を一層深め、活動の強化と裾野の拡大につなげ、ジオパークを大切にする機運を高めるためのジオパーク賛助金制度を設けることも一考かと思います。 世界認定後のジオパークの有効な利活用策をどのように考え
ておられるのかお聞きします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。 〔山下浩雅
観光文化スポーツ部長 登壇〕
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 世界認定後の有効利活用策についてお答えいたします。 世界認定となれば、ユネスコ
が白山手取川ジオパークの地質遺産を国際的に価値
があると認めたことになり、ユネスコの掲げる事業目的にかなった取組を行っ
ていることを世界に発信できることになります。 このことは、白山手取川ジオパークの今後の活動において大きなアドバンテージになることは言うまでも
ありません
が、認定後も引き続き、これまで同様地域や団体の皆様と連携しながら地質遺産の保護・保全などに取り組み、SNSなどを活用し、国内外へ積極的に情報を発信し
ていくこと
が重要で
あると考え
ております。 さらにジオパークは地質遺産を生かした教育・研究やツーリズム、地域振興を行うことで持続可能な地域社会を構築することを重要な目的とし
ております。 市民や企業の皆様
がジオパークに親しみを感じ、地域の貴重な資源を誇り、共に守り、慈しむ気持ちを抱けるようジオパークのよさを知っ
ていただくための働きかけを継続し
て行うとともに、その上で、地元企業の皆様にはジオパーク活動をさらに推進し、ユネスコのブランド力を最大に生かした経済活動にも結びつけ
ていただきたいと考え
ております。 また、議員御提案の賛助金制度につきまし
ては、ジオパークの認知度向上・資金確保の両面から有効で
あり、加え
て企業版ふるさと納税の活用や応援サポーター制度といった形での運用も考えられますので、今後広く研究し
ていきたいと考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 次の質問は、本庁舎と公立松任石川中央病院、以下中央病院と称します、間の土地利用方針について、3点をお伺いします。 1点目の質問は、土地利用方針その後の対応についてで
あります。 昨年11月会議において、本庁舎と中央病院間の土地利用方針について山田市長は「当該区域は行政機能の中心地で
あり、都市機能の集積を図る公共・公益施設を中心とした土地の有効活用を考え
ている。また、国・県・市の公共施設を集積統合することは、まちづくりの観点からも大切なことで
ある。今後、国・県、そして地元の人たちの意向を打診しながら議論を進める」と答弁されました。 そこで質問します。 今ほどの答弁をいただい
て1年
が経過しました。本市の土地利用方針についての意向を国、県、そして地権者や地元の人たちに打診したのでしょうか。また、その上で国や県、そして地権者の人たちの意向はいかがだったのでしょうかお尋ねします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎
喜多悟史建設部長 市役所本庁舎と公立松任石川中央病院間の土地利用方針その後の対応についてお答えします。 本市の意向につきまし
ては、9月に馳知事
が本市を訪問された際に、白山市役所と公立松任石川中央病院の間の市街化調整区域を含む公共公益ゾーンの活用策として合同庁舎の建設を提案し
ております。 あくまで案で
あります
が、移転または統合
が想定される施設としましては、国・県の出先機関や市の施設を想定したものです
が、知事からは、地権者の意向はどうかなどの意見をいただいたところで
あります。 地元の方々の意向につきまし
ては、合同庁舎等の現計画
がある程度具体的になった段階で地元説明会などを行い、御理解をいただけるよう努め
てまいりたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 国に対する打診について答弁
がなかったのですけれども、答弁をお願いいたします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。
◎
喜多悟史建設部長 再質問にお答えします。 国に対する打診については、今のところ行っ
てはおりません。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) やはりこれは市長に再答弁ですね。今ほど国にはしてない。それから、馳知事
が本市に訪問された際に提案された。そしてその際、地権者の意向はどうかとの意見をいただいたということです
が、どうも市として地権者や国・県に対してこの1年間意向打診の動き
がなされ
ていないように思われます。 本市のまちづくりにとってこの問題は重要な課題で
あります。 次の質問で地権者に私
が意向を確認したところ、地権者の人たちの意向は同意で
ありました。ですから、まず、市としての意向をしっかりと地元地権者に伝え、その上で正式にこちらから県に赴き、意向を打診し、そして県の公共施設の集積統合の方向性を相談するの
が私は筋ではないかな。そして、その上で、国に対しては県と相談の上、対応するの
が当然かなというふうに思います
が、答弁お願いいたします。
○
北嶋章光議長 山田市長。
◎山田憲昭市長 質問にお答えいたします。 このことにつきましては、大きなプロジェクトの中の一つとして考えられるのは、中央官庁も含めたそういった施設
があると市民の利便性も上がるなということ
が大きな大前提で
あります。県の施設で
あればハローワークで
あるとか、税務署で
あるとか、そういったものは市内にも
あります。県の施設もいろいろな場で
あります。 ただ、建設後は、老朽化、いろいろな問題等々
がありますし、これは正直言いまし
て、理想の範囲の中ですけれども、市
が主導し
てやれるものかどうか、相思相愛の中で国・県・市
が連携できるようなハード的なものも含め
てどうできるのか、実現に向け
て言えば、理想は
あっても現実性については、より具体的なもの等も含め
て考え
ていかないと実現性は難しいなというふうに思っ
ているところで
あります。 ただ、大きな役割とすれば、市民の利便性ということを考えると、1つのところに集積をし
ていくということは、当然大事なことで
ありますし、今回もコロナでいろいろ保健所との連携も
ありましたけれども、病院とも横に
あるというふうになると非常に連携もできるということも分かっ
てきました。いろいろな意味で、これを大きな絵を描きながら、順次入居といいますか、そういったもの
がどうできるのか、そのことは今後とも煮詰め
ていく必要
があるというように思っ
ております。 地権者の皆様方に対してはニュアンスですけれども、恐らく地権者の皆さん方は、ここは形はどうで
あれ、公共の用に供する土地で
あるということは、おおむね認識し
ているというふうに思います
が、どういった形でするかは、まだまだ市
が主導でやるというわけにはいかない部分も
ありますので、大いに議論をし、打診をし、理想に近づけ
ていきたいなというふうに思っ
ているところで
あります。 以上です。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) いずれにしまし
ても、やはり早く県と、まず、私はやはり県と相談するの
が筋かなと、当然地権者も
ありますけれども、ぜひお願いいたします。この件につきまし
ては、また次の質問にも関連し
てきますので、次の質問に移ります。 次に、本庁舎と病院間の地権者の人たちの意見・意向に対する市の見解をお伺いします。 先月末、当該区域
が対象の地権者の人たちと意見交換を行いました。そこでそれぞれの地権者の人たちから次の意見・意向をいただきました。 1つ、当該区域は都市計画マスタープランに公共公益ゾーンとしての開発
が明記され
ており、市の土地利用方針については別段異議は
ありません。 2つ、早期にどのような公共施設を誘致・立地するのか方針を決め
ていただきたい。私たちの土地
が何年間も公共公益ゾーンとしての開発のアドバルーンを上げたままの状態で一向に方向
が示されず、土地
が塩漬けにされるのは大変困る。 3点目の国・県・市の公共施設集積統合構想の実施にあたり、現在の市街化調整区域を全て一度に市街化区域に編入するのは反対で
あります。個々の公共施設の事業計画実施ごとに市街化調整区域を市街化区域に編入し
ていただきたい。 以上
が本庁舎と病院間の地権者たちの意見・意向で
あります。このことに対して山田市長の見解をお伺いします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎
喜多悟史建設部長 本庁舎と病院間の地権者の意向につい
てで
あります。 白山市役所と公立松任石川中央病院の間の市街化調整区域を含む公共公益ゾーンにつきまし
ては、都市機能の集積を図る地域として位置づけ
ていることから、市街化編入する際には具体的な計画に基づき、一部ではなく全体を対象として地元の方々の理解を得ながら合同庁舎等の誘致など、活用策を検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) どうも地権者の人たちの意向を酌んでいただけない答弁で
ありました。 次の質問との関連性
がありますので、次の質問に移ります。 本庁舎と病院間の土地利用方針についての最後の質問です。 今ほど申しましたように、地権者の人たちは、国・県・市の公共施設を集積統合する地域としての位置づけ
が明確になった以上、自分たちの土地
が何年間も現状のまま据え置かれるのではなく、早く白山市の将来を見据えた具体的な公共公益ゾーン構想を求め
ています。 早急に国・県と歩調を合わせ、白山市民に対して本庁舎と病院間の公共施設集積統合ゾーン構想を提示し
てはいかがでしょうか。見解をお伺いします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎
喜多悟史建設部長 本庁舎と病院間の公共施設の集積統合ゾーン構想についてで
あります。 国・県及び市の出先機関の利用を想定した場合、誰
が建設運営の旗振り役となるのかといった実施主体の選定、集積する施設の改築更新計画等の見直しなど、調整しなければならない課題
が多数ございます。 まずは、関係機関の意向を確認しながら、公共公益ゾーンとしてどのような活用策
が適切か検討し、調整
がおおむね整い、計画
が具体化した段階で市民の皆様にお示ししたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) ちょっと悠長な答弁ですね。調整しなければならない課題
が多数
あるというからこそ早く取り組まねばならないのではないでしょうか。もう1年もたっておるわけで
あります。さらに計画
が具体化した段階で構想案を示したいとの答弁です
が、それでは、おおむねざっくりでいいですから、今後何年後に具体案を提示される予定なのか。またその間、地元の権者の人たちの土地は現状のままにし
ておかれることなのですか。以上について再質問をします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。
◎
喜多悟史建設部長 再質問にお答えします。 まず、1点目の何年後かというめどの話については、先ほども国・県等の施設の相手の
いることなので、その辺の事業スケジュールと、お互いのそういったところのすり合わせもございますので、現時点では何年後というところはちょっと難しいかと思います。 2点目の土地の現状、今調整区域のままでということにつきまし
ても、具体的な計画
が見え
てきた段階で市街化区域に編入というところで考え
ていますので、その辺の計画
が決まった段階でということになります。どうぞよろしくお願いします。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) ちょっと心もとない答弁だね。市長、山田市長、再答弁をお願いいたします。
○
北嶋章光議長 山田市長。
◎山田憲昭市長 土地の確保、それから建物の問題、これは建物
が先か土地
が先か、いろいろな場面
がありますけれども、おおむねこういった公益ゾーンとしての理解
が得られるならば、将来を見込んだ土地の先行購入ということも、
ある意味では進め
ておかないと計画に乗っかったことにはならないのではないか。そこはタイミング等を見ながらやっ
ていくという部分になるというふうに思います。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) いずれにしまし
ても、これからの白山市の将来像、まちづくりにとって大変重要な課題でございますので、どうかしっかりと議論をお願いいたします。 次に、中央病院増改築計画その後の進捗状況について市の見解をお伺いします。 昨年の11月会議において、中央病院の増改築計画に対する市の見解は、中央病院の運営主体で
ある白山石川医療企業団、以下企業団と称す、
が地域の医療提供体制の確保に加え、第二次医療圏の急性期医療に十分対応するためにも中央病院の増改築計画は承知し
ている。増改築に係る資金計画については、まだ概要は示され
ていない
が、企業団を構成する野々市市、川北町と協調し、地元をはじめ関係機関の意見をしっかりと聞き、対応すると山田市長
が答弁されました。 以上の答弁をいただい
てから1年
が経過し
ている中で、3点についてお伺いします。 1点目、本市に対し企業団から中央病院増改築計画の基本構想は示され
ていると思います
が、資金計画については示されたのでしょうか。 2点目、企業団を構成する野々市市、川北町と協調し、地元をはじめ関係機関の意見も聞き、しっかりと対応するとのことでした
が、どのように対応されたのでしょうか。 3点目、これから本格的に基本計画の策定段階に入ると思われます
が、今後必要とする病院機能や敷地面積、資金計画など、企業団構成自治体で
ある本市、野々市市、川北町を含めた関係機関との調整はどのようになっ
ているのでしょうか。 以上3点についてお伺いします。
○
北嶋章光議長 井田副市長。 〔井田正一 副市長 登壇〕
◎井田正一副市長 公立松任石川中央病院の増改築に対する市の見解についてお答えをいたします。 初めに、本市に対し企業団から中央病院増改築事業の基本構想
が示され
ていると思う
が、資金計画については示され
ているのかについてで
あります。 今年7月15日に開催されました白山石川医療企業団開設者協議会におきまして、公立松任石川中央病院第七次増改築計画の基本構想について説明を受けました。 現在は基本構想の段階で
あり、この構想に基づき基本計画、基本設計、そして実施設計へ進むものと理解をいたし
ております。 基本計画あるいは基本設計の中で総事業費、財源、資金計画など
が示されるものというふうに考え
ております。 次に、企業団を構成する野々市市、川北町との協調を基本に、地元をはじめ関係機関の意見を聞き、しっかりと対応するとのことだった
が、どのように対応したかについてで
あります。 白山石川医療企業団
が経営する病院あるいは診療所等の健全な運営につきまし
ては、企業団規約並びに開設者協議会規則に基づき、審議、決定、指示を行っ
ております。 増改築計画につきまし
ても、同様に白山市、野々市市、川北町
が協調し、対応し
てまいります。 また、地元の皆様や関係機関に対する説明につきまし
ては、具体的な計画
が示された段階で企業団にその開催をお願いしたいというふうに考え
ております。 次に、これから本格的に基本計画の策定段階に入ると思う
が、今後必要とする病院機能や敷地面積、資金計画など、企業団構成自治体で
ある本市、野々市市、川北町を含めた関係機関との調整はどのようになっ
ているのかについてで
あります。 繰り返しになります
が、現在、白山石川医療企業団におきまして、増改築計画の基本計画、基本設計に着手し
ているというふうに理解をいたし
ており、計画の概要
が示された段階で地域の中核病院としてふさわしく、また地域住民の健康保持増進に貢献する公立松任石川中央病院となるよう、企業団を組織する白山市、野々市市、川北町
が連携をし、広域行政の推進の中でしっかりと進め
てまいります。 以上です。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 今12月会議における最後の質問は、立地適正化計画の誘導区域につい
てで
あります。 まず、立地適正化計画における区域設定についてお伺いします。 今年3月に白山市立地適正化計画
が策定されました。 立地適正化計画とは、一言で言えば、人口
が少なくなった分、まちをコンパクトに小さくまとめ
て、人々の住まいを安全で快適に暮らしやすくするために生活サービス施設などを利用しやすい場所に集中させる計画で
あります。 立地適正化計画には、都市機能誘導区域と居住誘導区域
が設定され
ており、都市機能誘導区域とは、人
が集まりやすい場所に市民の皆さんの生活
が便利になる病院やスーパーマーケットなどの施設を誘導する区域のことで
あります。 また、居住誘導区域とは、人口減少に
あっても、人口密度を維持するために、人々の住まいを安全で暮らしやすい場所に誘導する区域のことで
あります。 本市では、この立地適正化計画に基づき市街化区域内に都市機能を誘導する都市機能誘導区域及び居住を誘導する居住誘導区域を設定し、それぞれの区域に応じた市街地形成の推進及び維持を図っ
ています。 そこで質問いたします。 昨年11月議会で質問しました中央病院増改築計画における対象敷地は、今年3月に作成された立地適正化計画の人
が集まりやすい場所に市民の生活
が便利になる病院などの施設を誘導する都市機能誘導区域に該当するように思われます
が、本市の立地適正化計画に設定された松任地域の誘導区域には含まれ
ておりません。当然、中央病院の増改築
が計画され
ていたことを承知し
ていたと思います
が、見解をお伺いします。
○
北嶋章光議長 安達副市長。 〔安達志郎 副市長 登壇〕
◎安達志郎副市長 立地適正化計画の区域設定についてお答えをいたします。 都市機能誘導区域は、医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点等に誘導し集約することにより、各種サービスの効率的な提供を図る区域で
あり、議員御指摘のとおり、公立松任石川中央病院の敷地は、都市機能誘導区域に含めること
が適当で
あると考え
ております。 しかし、立地適正化計画策定時は増改築による拡張計画の詳細
が不明で
あったため、計画
が具体化された段階で誘導区域に追加する方針として考え
ておりました。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 最後の質問は、ただいまの質問と関連性
があります。立地適正化計画に基づく国費補助についてで
あります。 国は立地適正化計画に基づき、地方公共団体や民間事業者など
が行う都市機能や住居環境の向上に資する公共・公益施設の誘導・整備、防災力強化、災害からの復興、そして居住の誘導の取組に対して集中的な支援を行い、各都市
が持続可能で強靱な都市構造へ再編を図ることを目的とする都市構造再編集中支援事業を行っ
ています。 支援内容は、地方自治体や民間事業者などに対し、都市機能誘導区域については50%、居住誘導区域については45%の国費補助率
が充当されます。 そこで質問いたします。 国
が実施し
ている都市構造再編集中支援事業は、中央病院増改築計画の資金計画において企業団及び構成市町はもちろんのこと、7割強の負担・支援を企業団に行っ
ている本市にとっても大変有利な資金調達財源になるのではないでしょうか。 ぜひ立地適正化計画に中央病院増改築区域を都市機能誘導区域に含めることを要望いたします。見解をお伺いします。
○
北嶋章光議長 安達副市長。 〔安達志郎 副市長 登壇〕
◎安達志郎副市長 立地適正化計画に基づく国費補助についてお答えをいたします。 都市構造再編集中支援事業とは、立地適正化計画における誘導区域内で実施するコンパクトシティに資する事業で
あり、国の補助メニューの中でも比較的有利な財源となっ
ております。 現在、本市では笠間駅周辺地域で実施する白山市立鉄道ビジターセンターの整備に活用をいたし
ております。 公立松任石川中央病院の増改築の実施においても都市構造再編集中支援事業として国の補助金の活用も可能と考え
ており、白山石川医療企業団及び構成市町の健全な財政運営を維持するためには有効な方策で
あると考え
ております。 今後は白山石川医療企業団の示す増改築スケジュールと立地適正化計画を含めた本市の各種計画の見直しのスケジュール等をすり合わせ、まずは、必要となる公立松任石川中央病院の誘導区域へ含めるための計画の見直しや適切な時期での事業実施に向け協議を行っ
ていきたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 小川議員。 〔14番 小川義昭議員 質問席登壇〕
◆14番(小川義昭議員) 中央病院敷地を都市機能誘導区域に組み入れ、そして今ほどの答弁に
ありましたように、中央病院増改築計画を都市構造再編集中支援事業として国からの補助金を活用するとの答弁いただきました。どうかよろしくお願いいたします。 以上をもちまして、私の一般質問を終わります。
○
北嶋章光議長 小川議員の質問は終わりました。 次に、池元議員の質問に移ります。 6番、池元勝議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 皆様お疲れさまです。2日目の男、池元勝です。 今日もしっかりと質問し
ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 山田市長におかれまし
ては、3期目初めての議会ということで、その辺も踏まえ
て再確認も含め、今期に取り組みし
ていただきたいという思いも含めまし
ての質問になりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議席番号6番、一創会、池元勝です。改めてよろしくお願いいたします。 まずは、少子化対策についてお尋ねします。 現在、我が国にとって大きな問題
が進行中で
あります。それは少子化の進行です。5月4日に総務省
がこどもの日にちなみ、4月1日現在の15歳未満の子供の推計人口を発表しました
が、昨年より25万人少ない1,465万人でした。これは1982年から41年連続の減少で
あります。 白山市に目を向けまし
ても、2000年から2008年までの出生数は1,000人台を維持し
ていました
が、2009年に938人となり、以降、微増減を繰り返しながらどんどんと減少し、2021年は775人となっ
ています。ただでさえ出生数
が減少傾向だったのに、そこに拍車をかけたの
がコロナ禍です。婚姻数、出生数
が顕著に減少し
てしまいました。婚姻数につきまし
ても、こちらも国の数字とはなります
が、2020年は52万6,000組で
あり、これは過去10年間の下降トレンドに従った場合の婚姻数に比べ
て5万組、率にし
て8.7%低いものでした。さらに2021年は50万1,138組と戦後最小となりました。 これらの要因としましては、緊急事態措置など
が実施され、出会いの機会
が大いに減少し
ていること、結婚イコール出産・子育てを考えない思想
が増え
ていること、若い世代
が経済的に苦しい状況に
あること、そして将来の育児の負担や仕事と子育ての両立に対する不安の高まり、さらにはコロナ禍による将来への不安
が出産に大きな影響を及ぼし
ているということです。婚姻数の減少や将来的な出生数の減少を少しでも食い止めるためには、出会いの機会を積極的に確保し
ていくことや、出産及び子育てに関する不安を取り除くこと
が重要で
あります。少子化対策は、結果
が出るまでは長い時間
がかかると言われ
ています
が、ここで少子化対策について4点お聞きいたします。 1点目、市として少子化の原因はどこに
あると捉え
ているか。今までも様々少子化対策には取り組んでこられたのでしょう
が、結果として数字は下降し
ています。抜本的に対策を考える必要
があるのではないでしょうか。 2点目、婚姻数を増やすこと
が少子化対策の第一歩です。専門に取り組む外部に協力を求めることや、委託を行うなどし
て結婚を推進する政策を進めるべきでないでしょうか。 3点目、1人よりも2人、2人よりも3人、4人と多子世帯を増やし、多くの子供を産み育てること
が少子化対策にも大きな効果をもたらします。 そのためにも行政も多くの子供を歓迎し
ているスタンスを取るべきです。例えば多子世帯負担軽減に保育園のように放課後児童クラブの利用料2人目半額、3人目以降無料や市営の施設で
あるスキー場や博物館、市民温泉なども2人目以降は半額や無料といった多子世帯への経済的負担軽減策を進めること
が必要ではないでしょうか。 4点目、今ほど述べた政策実現のためにも財源確保に県内でも多くの自治体の活用実績も
ある内閣府の政策で
ある地域少子化対策重点推進(強化)交付金を活用し
て行えばいかがでしょうか。 以上5点について答弁を求めます。
○
北嶋章光議長 岡田健康福祉部長。 〔岡田和典 健康福祉部長兼福祉事務所長 登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 少子化対策についての御質問にお答えをいたします。 初めに、少子化の原因は何と考え
ているのか、抜本的に対策を考えるべきではについてでございます。 少子化で
あります
が、まず、晩婚化、異性と出会う機会の減少、女性の社会進出、価値観の多様化、未婚など
が複雑に絡み合っ
ているの
が、まず原因と考え
ております。 次に、抜本的な対策についてでございます
が、少子化対策につきまし
ては、今ほど申し上げた複数の原因
が重なり合っ
ていると考えられますので、希望する方
が安心し
て結婚や出産に向け、その一歩を踏み出せる環境の整備等を一つ一つ取り組んでいくこと
が肝要で
あるというふうに考え
ております。 国におきましては、子供や子供の
いる家庭、妊婦等の福祉の増進、子育て環境の整備等を目的に厚生労働省や文部科学省など、各省庁の支援策を効果的、そして一元的に実行するため、新年度に内閣府の外局として、こども家庭庁
が設置されます。 市といたしまし
ても、国や県と連携し、少子化問題への効果的な対策を着実に行っ
てまいりたいというふうに考え
ております。 次に、外部に協力や委託をし
て結婚を推進する施策をしっかりと進めるべきではについてでございます。 今年度の婚活事業につきまし
ては、コロナ禍では
あります
が、6月に白山一里野温泉スキー場におきましてイルミネーション取付け等を行う体験型イベントを実施いたしました。この事業では体験型イベントの実績豊富な団体に委託をし、21名の参加に対し6組のカップル
が誕生いたし
ております。 来年度以降も結婚に結びつくような効果的なイベントを実績の
ある団体等の協力を得ながら実施し
てまいりたいというふうに考え
ております。 次に、多子世帯を支援する政策の拡充をについ
てでございます。 市では多子世帯の経済的負担を軽減し、子育て支援を目的といたしまし
て、議員より先ほど御紹介いただきました放課後児童クラブに通う養育者
が一定年収以下の第2子以降の利用料について、その一部を助成いたし
ております。また、本年度につきまし
ては42名の児童を対象に助成を行いました。また、保育園等に通う第2子につきまし
ては保育料を半額に、第3子以降は無料といたし
ているところでございます。 さらなる多子世帯への支援策につきまし
ては、県のプレミアムパスポート事業、これを参考に市独自の支援策
ができないか調査研究し
てまいりたいと考え
ております。 次に、前述の政策実現のため、地域少子化対策重点推進交付金を活用し
てはどうかについてでございます。 議員御提案のこの交付金です
が、自治体等
が実施いたします未婚・晩婚化対策事業や子育て等の環境づくり、機運醸成を目的とする事業に対する国の交付金でございます。 そのため、まずは本市
が実施し
ております婚活イベントや縁結びサポーターの育成事業
が交付金事業のうち、地域結婚支援重点推進事業に該当いたしますので、この交付金を活用し
てまいりたいというふうに考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 今ほどご答弁いただきました
が、ちょっと再質問したいと思います。 少子化の原因は晩婚で
あったり、価値観の違い、未婚。どちらかというと、結婚
が遅いことによる少子化、未婚
が多い。どちらかというと、そちら側に振っ
ているのかなというふうに、市としての認識
があるのかなというふうに感じました。 多子世帯の施策についてもやっ
ているということでした
が、前も一般質問で取り上げました
が、学童保育の2人目半額、3人目以降無料の話にし
ても、県の政策
が困窮世帯のどちらかというと補助という話で
あって、多子世帯対策補助ではないと思うんですね。 自分自身も4人の子供を育てる親としていろいろ子育て世代の人の話を聞い
ていると、やはり2人目以降、本当に3人目、4人目産むというときには、お金の問題
がすごいでかいということになっ
ています。保育所
がやはり2人目、3人目無料ということになっ
て、保育所のときはそんなにお金
がかからないんですけれども、小学校、中学、高校といくと、部活だったり習い事だったりいろいろなこともお金
がかかっ
てきます。 多子世帯を増やすことのほう
が少子化対策には本当に有効にはなっ
てくるのではないかなと思います
が、そちらの認識はないのでしょうか。再質問です。
○
北嶋章光議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えをいたします。 議員
が今おっしゃった未婚・晩婚化のほう
が市の考え方としてはそちらに寄っ
ているのではということです
が、今ほど言いましたとおり、やはり経済的なもので
あったり、個人の考え方というものいろいろ
あると思います。複雑に絡み合っ
ているというふうに理解し
ております。 財政的援助につきまし
ては、例えばこれは多子世帯というよりも多胎世帯になります
が、今年よりそういう多子世帯のお母さん方への相談事業を増やしたり、あるいは健診の回数を増やしたり、そういう対応もしっかりといたし
ておりますし、国のほうを見まし
ても、今回12月補正で追加させ
ていただい
ておりますこの出産・子育て応援金につきまし
ても経済的支援等もしっかりと行うという形で国も方針を出し
ておりますので、市といたしまし
ても当然国の方針に沿った中でしっかりと対応すべきというふうに考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 1人10万円生まれたときに頂ける、それは確かに本当に助かることで
あります。ただ、本当に別に10万円
がもらえるから産むわけでもないですし、今後ずっと子供を育て
ていくということの責任ということ
がすごい大事になっ
てくるかと思います。それにしてもやはりお金という問題
がつい
てきます。しっかりと支え
ていっ
てやっ
て、市としても複雑な問題
が絡み合っ
ていると、その問題を一つ一つ改善し
ていこうということにはいろいろな苦労とか労力
が絡み合っ
てくるので、多子世帯のほうを応援し
てあげるということ
が、もうスタートラインに立っ
ているという意味からも、いいのかなというふうに思う部分
がありますので、ぜひともそちらのほうの研究も今後進め
ていっ
ていただければいいかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 2番目のこの質問とその次の質問に関しては、白山市における観光の在り方の定義を考えるものとして質問させ
ていただきます。 まず、新たな誘客促進策に向けたスポーツや文化を生かしたまちづくりについて質問いたします。 東京2020オリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムの一環として、スポーツと文化を融合しスポーツを通しての国民の健康向上と日本文化の再発見などを目的として、オリンピック終了後もオリンピックのレガシーとして継承することを目標にし、スポーツ文化ツーリズム
が提唱されました。 白山市でも、伝統
ある剣道の若獅子杯や全国のなぎなた大会、白峰クロスカントリー場での国際大会やバードマンカップ獅子吼、トランポリン選手のオリンピックの事前合宿受入れなど様々な機会
がありました。文化で言えば、多くの伝統工芸や太鼓などの芸能、日本酒や豊かな食も
あります。 本会議の初日にも、市長よりサッカーグラウンドの人工芝張り替えの話
が出ましたし、市民野球場も着々と工事
が進んで
います。北陸新幹線沿線開業に合わせ
て、全国大会や合宿、学会の積極的な誘致活動や受入れ政策の整備をすることで、白山市の魅力発信の相乗効果となるのではないでしょうか。一回来
てもらえれば白山市にはすばらしい魅力
がたくさん
あるのでリピーターとなっ
てくれることや、地元に帰っ
てから白山市の魅力を語っ
てくれるものと思います。 白山市では、地域賑わいづくり宿泊補助事業を実施し、文化・スポーツに関わる大学合宿などの誘致を進め
ています。今後さらなる誘致活動を進めること
が必要ではないでしょうか。加え
て、市内の多様な施設の利用やエクスカーションなどでの活用による文化、スポーツ、商工、観光など、全国的な大会やイベント、コンベンションの誘致も有効な手段で
あります。そのようなこと
が新たな誘客促進政策と考えられます。 金沢市では、公益財団法人金沢コンベンションビューロー
が各種大会や学会、見本市などを企画、誘致、支援することにより地域経済の活性化と文化の向上をし
ています。さらにスポーツ・文化に特化した金沢文化スポーツコミッション
が文化とスポーツの活用、振興や地域コミュニティー、地域経済の活性化を行っ
ています。 一例では、金沢で初めて行われる大会には伝統文化で
ある水引でトロフィーを作り贈呈し
ていますし、金箔でコーティングしたサッカーボールの贈呈なども行ったりし
ております。そのほかソフトボールの大会のオープニングに和太鼓演奏を行うことや卓球大会会場で水引や金箔貼り体験をするプログラムなども
あるとのことです。このようにサービス
が充実し
ていると大会誘致の決め手になります。白山市では、スポーツ課を観光文化部と合体させ、このような取組を行いたかったのではないでしょうか。 さらには、令和6年春に予定され
ている北陸新幹線敦賀延伸、県内全線開業に合わせ、白山市立鉄道ビジターセンター
がオープンすることは、いずれも全国的に関心を呼ぶ話題で
あり、同時に、全国各地から誘客
が見込める絶好の機会とも言えます。この機を捉え
て、積極的に対応策を検討すべきとの観点からここで3点お聞きいたします。 1点目、白山市地域賑わいづくり宿泊補助事業の活用の状況とその成果をどのように捉え
ているのか。合宿・補助・石川県や全国大会補助・石川県と入れ
ても白山市は検索にかかりません。行こうと決めたらこんな政策
があってラッキーというよりも、こんな政策
があるから補助
があるから白山市に行こうと思えるような有利な補助メニューに拡充し
てはいかがでしょうか。 2点目、新野球場や松任総合運動公園、松任文化会館などを活用した大会や学会の誘致状況や誘致体制はどうなっ
ているのか、北陸新幹線敦賀延伸、県内全線開業などの機会を捉え
て、大会やイベント、コンベンションの誘致など、現状を把握し
ているのか、また、今後の展望をお聞かせください。 3点目、様々な情報を一括管理し、企画、誘致、おもてなし、情報の発信などを継続的に取り組む組織として白山市スポーツ文化コミッションの設立を求めます
が、見解をお尋ねいたします。 以上3点について答弁を求めます。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。 〔山下浩雅
観光文化スポーツ部長 登壇〕
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 スポーツや文化を生かしたまちづくりについてお答えします。 まず、白山市地域賑わいづくり宿泊補助制度の活用状況とその成果は、また、制度を拡充し
てはどうかについてで
あります。 昨年度、補助制度の周知先を大学から旅行会社に変更したことにより、本年10月末現在において、コロナ禍前の年間実績を超える計26件の申請となっ
ており、市内宿泊施設の利用により経済の波及効果
が出
ております。 現在の制度で
あります
が、さらなる誘客
が図られる制度への見直しを行っ
ていきたいと考え
ております。 次に、新野球場や総合運動公園、松任文化会館を活用した大会や学会の誘致状況や体制はどうか、民間の大会など現況を把握し
ているかどうかについてで
あります。 全国規模の大会や学会で
あります
が、柔道やミニバスケットボール、フットサル、スキー、野球、サッカーなど
が今後予定され
ており、また、日本商工会議所青年部全国大会のエクスカーション開催も聞い
ております。 今後も民間主導による全国大会の誘致を促進し、白山市のさらなる知名度向上と商工観光産業の振興を図っ
ていきたいと考え
ております。 次に、白山市スポーツ文化コミッションを設立し
てはどうかについてで
あります。 北陸新幹線敦賀開業とそれに合わせ
てオープン予定の白山市立鉄道ビジターセンターは全国的にも話題となるもので
あり、産業観光の推進はもとより、大会やイベント、コンベンションの誘致による新たな誘客対策を進め
ていくこと
が重要で
あると認識し
ております。 これらの誘致は、まず市文化協会や市スポーツ協会はもとより、白山商工会議所をはじめとする経済団体、市観光連盟
が主導し、誘致に関する連携体制を構築し
ていただきたいと考え
ております。 なお、スポーツ文化コミッションの設立につきまし
ては、先進事例を研究し
ているところで
あります
が、課題も多く、結論を出すには至っ
ておりません。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 2点ほどちょっと再質問させ
ていただきます。 大会、イベント誘致などで民間の誘致を促進するというふうに
ありました
が、どのようなことで促進を図っ
ていくのか、ちょっとその辺を改めてお聞かせください。 あと、スポーツ文化コミッションなどは今のところ考え
ていなく
て、各団体
がそれぞれ頑張っ
て共に連携し
てと言います
が、経済団体は経済の仕事のことを考えるので一生懸命、全国大会
が今度白山商工会議所青年部などでも
あります
が、結局宿泊施設とつながっ
ているわけでもなく、文化協会と基本的につながっ
ているわけでもなく、やはり何かその辺を取りまとめるプラットフォームみたいな、スポーツ文化コミッションのようなもの
がないと、どこに相談し
ていいかも分からないし、相談をかけ
ても結局話だけし
て終わるみたいな調整
がつかないといったことも
ありますし、そういった文化のほうにし
ても、相談を受け
ても、どういう対応をすればいいのか分からないということにもなるかと思います。 そういったことを専門的に取り組むものを、民間のこういった団体に委ねるのではなく、市
がしっかりと団体プラットフォームをつくっ
て、そこにお金を出し
てしっかりと専門的に取り組むというような組織をつくるべきというふうに思います
が、その辺の認識のほうよろしくお願いいたします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 民間主導による誘致促進、そして、スポーツ文化コミッションについての再質問にお答えをいたします。 市
が関連する全国大会、イベント、それぞれ最近毎年のようにやっ
ております。議員御案内のインターハイのなぎなたで
あるとか、本年の日本ジオパーク全国大会、そして来年の国民文化祭、まずそうした実績を踏まえながら、一つ一つのスポーツ団体の全国的なネットワーク、県との連携の中でそれぞれの団体
が誘致することはかなり可能性
が高いというふうに考え
ております。先ほどの答弁で幾つかの競技を挙げさせ
ていただきましたけれども、そのほとんど
が石川県のスポーツ団体に連なる白山市の競技協会の方々でございます。 新野球場という新たな追い風も
ありますけれども、既に石川県の野球協会で
あるとか、白山市の野球協会の方
が一生懸命に今誘致に努め
ているということで、民間主導の全国大会等の誘致促進は非常に有効的で
あるというふうに考え
ており、市としてもその情報収集を引き続き行っ
ていきたいと思います。 2つ目のコミッションにつきまし
てですけれども、議員の理念、単なる全国大会に来るのではなく
て、文化体験で
あるとかいろいろなおもてなしのプラットフォームという考え方には、私もそうは思います。それにつきまし
ては、先ほども申し上げましたけれども、やはり課題は
あるというふうに思います。 そうしたことを主体的に誰
がプラットフォームを運営するのかといったことについては、この1年、2年実際に全国からたくさんのお客様
が訪れるということの中でしっかり検証し
て、市
が関与するのか、経済団体
が主導するのか、その辺はしっかりと見極め
ていきたいというふうに思います。 以上で
あります。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) この機会を逃すともう次はないというぐらいの危機感を持っ
て、しっかりとこの機会を捉え
て、せっかく来
てくれた人、また来
てみたい白山市、次は家族で来るぞというふうになるようにしっかりとやっ
ていっ
ていただきたいなと思いますし、何かそれをちゃんとつくっ
てねという話をしないと、今度では経済団体にし
てもできないので、やはり発信、市
が主導する。そこ
がやるか分からないですけれども、それをしっかりとやるということを検討し
てほしいということをしっかり進め
てほしいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、そのまま次の質問に入りたいというふうに思います。 白山ろく地域の今後についてお聞きいたします。 白山白川郷ホワイトロードの仮設道路
が開通し来年春には交互通行では
あります
が開通するといううれしい報告
がありました。 一里野の温泉復旧にはまだまだ課題
がたくさん
あります
が、観光客を呼び込む民間でもできる施策は知恵を絞ればたくさん
あります。 先日、その一環でも
あります一里野温泉内で開催されたサウナイベントに参加し
てきました。雨の降る12月でした
が、外でサウナに入り自然の中でくつろぐ時間は得難いもので、自分自身しっかりと整えることもできました。そこには大きな可能性を感じるものでした。 また、別の日にカフェを巡りに自転車で手取キャニオンロード付近を走りました。たくさんのカフェ
があり、鳥越には新たなパン屋もオープンし
ており、人だかりや行列
ができ
ていました。こういった取組を応援し
ていくこと
がにぎわい創出につながっ
ていくと感じます。 しかし、これは観光ではなく地域を盛り上げるための地域振興です。地域
が盛り上がれば外からも人
が入っ
てくる。今後の白山ろく地域は観光政策を推し進めるのではなく、地域振興を考えるようにかじを切るべきではないでしょうか。そのためにも自然を守り持続可能な地域をつくっ
ていくために、ジオパーク推進に絞り込むこと
が大切かと思います。 今会議の初日の3期目の意気込みで山田市長は、旧支所の活用の話をされ
ていました。令和2年の12月会議吉本議員の質問の答弁で、ユネスコ世界ジオパークに向けた今後の取組の中でハード面について世界各地からの来訪者を意識した総合的なガイダンス施設
が必要となると考え
ており、その候補として旧吉野谷支所などの公共施設の有効活用により、その機能を確保できないか検討を進め
てまいりたいと答弁され
ていました
が、その方向は変わったとの認識でよろしいのでしょうか。 さらに、令和元年から令和2年にかけ公共施設等に関する特別委員会で調査し、休止し
ている公共施設については取壊しを計画的に行い、底地
が借地になっ
ている施設についても見直しを行うことと委員長報告をし
ています。それらを踏まえた上で、今会議冒頭の市長の決意表明に
あった旧支所の活用には納得
がいかないところも
あります。
あったらいいなではなく、なく
ては困るものをつくるのなら理解できるところで
あります
が、今後市内の様々なインフラ
が更新時期を迎える中いかがなものでしょうか。 ここで2点お聞きいたします。 1点目、今後の白山ろく地域のにぎわいづくりにはジオパーク一本に絞り観光よりも地域振興を考えるべきではないでしょうか。 2点目、旧支所の活用を考え
ていくとのことでした
が、廃止もしくは統合を考え
ていかなければいけないのではないでしょうか。 以上2点について答弁を求めます。
○
北嶋章光議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 白山ろく地域の今後についてお答えをいたします。 初めに、ジオパーク推進一本に絞り持続可能な地域づくりのために、観光よりも地域振興を考えるべきではないかについてで
あります。 ジオパークは、地質や地形などを保護しながら、そこで暮らす人々の生活や歴史、文化、産業、防災等を地域の活性化に生かす取組で
あり、白山手取川ジオパークの取組はまさに白山市の地域振興を担う施策でも
あります。 ジオパークには、ツーリズムといった観光の要素も含まれます
が、地域資源や自然の保護、持続可能な地域づくりを目指すジオパーク活動の多くは、地域振興としての意味合い
が強いもので
あります。 本市におきましても、地域コミュニティを基本としたジオパークの重層的な活動の展開により、地域振興を図っ
ているところで
あります。 特に、白山ろく地域では、白峰地域の東京大学サテライトにおけるジオパーク活動や河原山地区に定住した若者と地域住民とのSDGs活動など、まちおこし的な地域振興策
が活発化し
ており、これらを継続することにより地域課題の解決とにぎわい創出につながるものというふうに考え
ております。 一方で、豊かな自然を生かした白山登山やスキー場は、白山ろく地域の重要な観光資源で
あり、白山ろくの地域振興には欠かせないというものでも
あります。 したがいまし
て、白山ろく地域ではジオパークによる地域の活性化はもとより、観光による地域の活性化、伝統文化を生かした地域の活性など、その地域、地域に合った施策による持続可能な地域振興を推進し、白山ろく地域の活性化を図っ
てまいりたいというふうに考え
ております。 次に、旧支所の活用を考え
ていくとのことだ
が、廃止もしくは統合を考えなければいけないのではについてで
あります。 公共施設につきまし
ては、白山市公共施設等総合管理計画に基づき対応をいたし
ているところで
あります。 その計画では、旧支所等につきまし
ては、施設そのもの
が有効に利活用
ができない場合は取り壊すことというふうになっ
ております。 旧吉野谷支所を除く4支所は、そもそも耐震基準を満たし
ておらず、老朽化も進んで
いることから、大規模に改修し
ても有効な活用は難しいというふうに考え
ております。 したがいまし
て、取り壊すことを前提といたし
ており、考え方
が変わったものでは
ありません。 その跡地につきまし
ては、それぞれの地域の中心地で
あり、また、地域の方々からも有効利用をし
てほしいとの声
があることから、それぞれの地域の活性化につながる利用策を地域の皆様と共に考え、議会にもお諮りしながら活用策を見いだし、それぞれの地域の活性化を図りたいというふうに考え
ております。 その財源といたしまし
ては、過疎債等を考え
ており、スピード感を持っ
て取り組んでまいりたいと考え
ておりますので、御理解をお願いいたしたいというふうに思っ
ております。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) まちおこしをするジオパーク
がそういった方向で
あるということで、本当にジオパークに取り組んでいくこと
がまちおこしにもなっ
て、にぎわいづくりにもなる、その方向は私も市長と同じ思いですので、しっかりとそのような取組、そういう目的をちゃんとやはり市民にもある程度理解し
ていただかないと、一体全体ジオパークって何なんやみたいなところもやはり
ありますので、そういったことをしっかりと市民にも伝え
ていっ
ていただきたいなというふうに思います。 あと、観光、登山で
あったりスキー場、本当に大事な観光資源で
あります。ただ、やはり観光というのは、かけたお金以上にお金を落とし
てもらうこと
が大事で
ありますので、その前提をしっかりと守るというか認識し
ていただく必要
がありますので、そのあたりもしっかりと認識し
て、かけた以上のお金を落とし
ていっ
てもらえるような施策をしっかりと考え
ていっ
ていただきたいというふうに思います。 1つだけ再質問させ
ていただきたいのです
が、旧支所の活用の中で過疎債を使っ
て取り壊し
てから新たなものを造るということでした。吉野谷支所の活用はどのように考え
て、先ほどジオパークの拠点づくりという話も
ありました
が、その話はなくなったのか、そこも何かしら次考え
ていくのか答弁をお願いいたします。
○
北嶋章光議長 山下観光文化スポーツ部長。
◎
山下浩雅観光文化スポーツ部長 旧吉野谷支所庁舎についての再質問にお答えをいたします。 まず、その方針
が変わったかということで
ありますけれども、変わっ
てはおりません。 しかしながら、今般の世界認定に向け
ての現地審査、そして決定
がもうしばらく、決定といいますか内容
が今後詳細
が出
てくると思いますけれども、そうしたことの情報を待っ
ているということの一方で、建物の調査をした結果いろいろな不具合や劣化、雨漏り、壁の修復といったような事実も発覚をいたしました。 また、現在の旧庁舎の用途からたくさんの人
が出入りをするような展示施設に変えるといったことを考えると、やはり法令上の課題も
あるといったようなことで、基本的な考え方は変わりません
が、課題
がたくさん出
てきたといったような状況で
あります。 以上です。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 課題
がいっぱいということで、課題までまだ至っ
ていなく
て、問題にしか聞こえないのです
が、たくさんの問題
がある中で、でもジオパークは地域活性化として盛り上げ
ていかなければということで、またその辺りもしっかりと取り組んで本当に必要な、せっかくこの建物にし
ても建物改修はもちろんですけれども、後ろの土砂崩れからのそういった塀だったりフェンスだったり取付けし
て改修されたのですから、やはりしっかりと目的を持っ
て改修をしないとこういったことになっ
てしまうということ
があると思うので、次のほかの施設に関してもしっかり目的を持っ
て改修計画立て
てやるならやる、そういった中でまた議会、市民等の理解を得ながら進め
ていただきますようよろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問に入ります。 住宅ニーズやまちづくりについてお聞きいたします。 先ほど原議員の質問で千代野地域の質問も
ありました
が、ちょっと重複する部分も
あります。 私の住む松任駅北エリアでは区画整理
が進行し
ており、薬局やスーパーの出店も決まり、飲食店や歯科医院もまた新たに建設され
てき
ています。便利で住みよいまちは引き合いも多く、既に何棟もの住宅
が建築を開始し
ています。 区画整理を行うにあたっては、良好な町並みづくりのために地区計画を定め、各まちそれぞれに特色の
ある町並みを形成し
ています。これは今後住宅を建てる世帯にとっても、地域選びの決め手になっ
ています。こういった町並みはしっかりとつくり守っ
ていかなければいけません。 しかし、現在、円安や物価高により建築費用
が上昇し
ています。さらに駅近くや中心市街地などの優良な土地のニーズ
が多く地価も上昇し
ています。そのような中、10年ほど前までは五、六十坪の土地と建物で3,500万円といった一般的なサラリーマン
がローンを組み返済するモデルケース
がありました
が、今は同じ条件でも4,000万円オーバーになっ
てき
ているという話です。こうなると、昔つくった町並みなどの用途や建蔽率、容積率そして緑化協定など
が足かせとなっ
てしまいます。 若い世帯からの声で、少し大きな土地
があり家を建てる大きさに分筆したい
ができないと、今の大きさだと価格
が高く
て家を購入したり建てること
ができないという声もいただい
ております。せっかく空き家や空き地
があっても、若い世帯では高額になり過ぎ
て手
が出せずに
いつまでも空き地のままになっ
てしまいます。時代背景に沿うためにまち全体をとは言いません
が、エリアを決め
て用途や計画、協定の見直しをすることも必要ではないでしょうか。 ここで2点お聞きいたします。 1点目、まちづくりの基本となる地区計画は、まちづくりの際は区画整理組合など
が案内などをし
ています。区画整理事業
が完了した後は市
がその案内などの任務、仕事は引き継がれます
が、住民、引っ越し
てくるその住民にその意識
がなく、地域で徹底されないこと
があります。不動産事業者や建築事業者だけではなく、住民にも地区計画の周知、遵守を徹底せよということで1点目の質問です。 2点目、既存の団地など大きなまちでもエリア分けし
て、地元のニーズに沿った条例や協定の見直しを行っ
てはいかがかと考えます。 以上2点について答弁を求めます。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎
喜多悟史建設部長 時代に沿ったまちづくりについてお答えします。 初めに、地区計画の周知、遵守についてお答えします。 地区計画の制度は、建物の建築などの行為に着手する30日前までに市へ届出を行い、地区計画で定めた内容に適合し
ているか審査を行います。 適合し
ていない場合は設計の変更や必要な措置を取るよう指導や勧告を行うこと
ができることとなっ
ております。 また、本市において建築確認申請を行う際には、地区計画の届出審査後に交付し
ている受理書の添付を義務づけ
ており、建築部局と連携を行うことで地区計画の届出漏れを未然に防止し
ているところで
あります
が、建築確認申請
が不要なもの
があることから、受理書の交付時にチラシを配布し周知に努め
ているところで
あります。 議員御指摘のとおり事業者だけでなく、広報やホームページなどを活用した住民への地区計画の周知とその遵守に努め
てまいりたいと思っ
ております。 次に、時代のニーズに沿った用途地域や協定、計画の見直しについてお答えします。 宅地を分割し若い世帯
が望む敷地の大きさにすることは、若い世帯を地域に呼び込む有効な手段の一つでは
あります
が、こうした制限の見直しについては、良好な町並みや住環境の保全の視点から慎重に検討すべきと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 池元議員。 〔6番 池元 勝議員 質問席登壇〕
◆6番(池元勝議員) 本当に地区計画なんかは地域の住民に認識
がなく
て、建築家にお願いし
て後から増築でもないです
がカーポートを建てたりとかそういったときなんかに、大丈夫やっ
て言っ
て建てたりしたら実は地区計画
があったなんていうこと
があって、前には指導を受けた近くの人
が何であそこは建てられるんやみたいな話になっ
てもめる原因というか、せっかくの町内
が一体化しようとし
ているときにそういうことも
あったりもします。 ぜひともしっかりと住民にも普及啓発させ
て周知し
ていただけるようよろしくお願いいたします。 では、私の一般質問をこれで終わります。
○
北嶋章光議長 池元議員の質問は終わりました。 暫時休憩いたします。 午後0時31分休憩
--------------------------------------- 午後1時30分再開
○
北嶋章光議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 2番、上田良治議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 大変お疲れさまです。 議席番号2番、市政会の上田良治です。 執行部の皆様には、あと二人、もう少し頑張っ
ていただければなというふうに思っ
ております。 それでは、通告に従いまして質問に入らせ
ていただきたいと思います。 目の酷使によるスマホ老眼対策の啓発と検診年齢の対象拡大について質問をさせ
ていただきます。 日本は1979年(昭和54年)から子供の視力検査を行っ
ております。先月30日に発表されました文部科学省学校保健統計調査の確定値によると、令和3年度の裸眼視力1.0未満の割合は、幼稚園24.81%、小学校36.87%、中学校60.66%、高等学校70.81%の調査結果でございました。裸眼視力1.0未満の割合は、年齢
が高くなるにつれておおむね増加傾向となっ
ており、小学校1年生で約4人に1人、小学校3年生で約3人に1人、小学校6年生では約半数となっ
ています。 これは、コロナ禍により全国でGIGAスクール
が始まり、一人一人にタブレット
が導入され、子供の目にとっては学校の教育環境
が要因の一つになっ
ているものではと推測はされ
ております。 あわせ
て、昨今のスマートフォンの普及により、目への負荷を取り巻く環境は著しく変化し、スマホの普及前は携帯電話やゲーム機のインターネットの有害情報から子供たちを守ること
が主な課題でした
が、スマホの普及により様相
が一変し
ております。 例えば、テレビやゲームを近くで見る、携帯やパソコン画面、本を近くで見
て作業する、動画アプリを朝から夜の就寝中にも閲覧するなど、情報をスマホから得ること
が多くなり、それに伴い生活行動で目を酷使する時間
が大幅に増えたこと
が近視や目の病気の発症に大きく関係
があること
が分かっ
ています。 このような生活行動は、小中高生だけではなく10代から30代の若い年代、強い
ては40代以降の年代にも依存的に行われ
ており、スマホやパソコンの長時間使用・閲覧により、本来50代前後から発症すること
が多いと言われ
ている老眼
が10代から30代で発症するスマホ老眼
が近年急増し、課題となっ
ております。 白山市では、学校検診の中で目の検診や幼児・乳幼児での定期健診、40歳からの特定健診、18歳から39歳の方へいきいき健診を実施し
ております
が、子供から大人までデジタル生活へと変貌する中で、今から目の健康に対する予防対策を行っ
ていくべきと考え、以下3点についてお伺いをさせ
ていただきます。 1点目、スマホ老眼について保護者や子供たちへ周知する必要を感じ
ております
が、周知方法についてお伺いいたします。 千葉県に
ある小学校では、保健室前に
ある掲示板に「目
がピンチ!?スマホ老眼」と書かれたポスターを掲示し、スマホ老眼の症状を理解した上で、自分の目
が今どんな状態に
あるのかチェックリストで確認する形式を取っ
ております。 本市としてもまずは病状を理解することから始め、同様な啓発を教育の場や保護者へと推進し
てはいかがでしょうか。見解をお伺いいたします。 2点目、本市の小学校における目の検診は、山麓地域の小学校では1年生から6年生まで全学年にわたり実施され
ているとのことです
が、それ以外の地域では1年、4年と間をおい
ての検診となっ
ております。 GIGAスクールにより従来とは異なる教育スタイルの影響で、子供たちの眼精疲労はますます増えるものと考え、さらに、生活行動における目の酷使も重なることで、スマホ老眼や斜視など目自体の異常病状
が出る前に子供たちの目の健康を守る具体的な対策を行っ
ていくべきと考え、目の検診を市内全地域全学年へ拡大を行っ
てはどうかお伺いをいたします。 3点目、スマホやパソコンの長時間使用・閲覧といった生活行動は、小中高生ではなく20代以降の若い年代にも共通されるもので
あり、同様にスマホ老眼や目の酷使からくる体調不良や異常の報告
がされ
ております。 改めて目は生活情報の8割を感じ
ている大事なもので
あることから、特定健診やいきいき健診での目の検診の導入実施についてお伺いをいたします。
○
北嶋章光議長 岡田健康福祉部長。 〔岡田和典 健康福祉部長兼福祉事務所長 登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 目の酷使によるスマホ老眼対策の啓発と検診年齢の対象拡大についてお答えをいたします。 初めに、保護者や子供たちへのスマホ老眼の症状理解や対策の推進についてで
あります。 本市の小・中学校では、保健室の前に掲示板や保健だよりを通して視力検査の結果等を周知し、その結果の要因と症状の改善や未然防止について啓発し
ているところで
あり、今後も引き続きこういう対策を整え
ていきたいと考え
ております。 次に、眼科検診の対象を市内小学校全学年に拡大し
てはどうかについてで
あります。 子供たちの目に関する問題は、近年、日本小児科医会あるいは日本眼科医会などでも取り上げられ
ております
が、本市では学校保健安全法に基づく定期健康診断において、全学年を対象に視力検査を実施し、検査結果によって眼科医への受診を勧め
ております。 また、眼科医による目の疾病に関する検診におきましても対象学年を決め
て実施し
ております
が、事前に全学年を対象に保健調査を行い、該当する児童・生徒に対しては検診を実施いたし
ておりますので、小学校全学年への実施拡大の必要はないものと考え
ております。 次に、本市
が行っ
ております特定健診やいきいき健診での目の検診の導入についてでございます。 現在、白山市では、乳児訪問や乳幼児健診、相談事業等の機会に、乳幼児期
が視力の発達に大切な時期で
あり、長時間スマホやタブレットなどの小さな画面を見続けることは、視力の発達に影響する旨を保護者に説明いたし
ております。 議員御提案の特定健診やいきいき健診で目の検診を導入することにつきましては、現在のところ考え
ておりません
が、市
が実施し
ております健康相談等、各年代に応じた保健指導の機会を捉え、スマホ等の使用時間や使い方など、目の健康に関する適切な指導を行うとともに、市広報あるいは市ホームページで周知啓発の徹底に努め
てまいりたいと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 今答弁のほう頂きました。学校では既にそういった啓発をされ
ていただけ
ているということで、非常にやはりこういったスマホ老眼というのをあらかじめ早く分かっ
ていただけるのにはいい効果
が出るのかなというふうに思っ
ております。 このスマホ老眼というのは、目の疲れから自立神経などちょっと悪影響し
て、頭痛とか肩凝り、集中力
が低下をし
て、最終的には子供たちの学力の低下とあるいは運動能力の低下というのも懸念されるというふうにお聞きし
ております。なかなか子供たちはそういったこと
が気づかない部分でございますので、そういった啓発をやっ
ていただく中で、その子供たちの異常を見つけ
ていただければなというふうに思っ
ております。 その中で、ちょっと1点だけ再質問させ
ていただきたいと思います。 学校教育場の中でそういった目のスマホ老眼から守る取組の中で、福井県の鯖江市では眼育という教育をやられ
ております。小学校の授業で目の健康体操をやっ
て、そういった目を疲労から守っ
ていくということをやっ
ているのです
が、ぜひ白山市としてもそういった目の教育、眼育というのを今後取り入れられるような計画
があるのかどうか、そういった啓発する中で取り組んでいく考え
があるのか再質問させ
ていただきたいと思います。
○
北嶋章光議長 山内教育部長。
◎
山内満弘教育部長 今ほどの再質問にお答えいたします。 白山市内の小・中学校におきましては、目の健康体操というのは、現在、実施し
ておりません。ただ、今該当する学校に問合せいたしまし
て、今後そういったものを取り入れないか研究し
てまいりたいと思っ
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) ぜひそういう取組をお願いしたいと思います。 先ほど言いました目は情報の8割を取る器官でございます。どうしても親の遺伝等々で近眼になっ
てしまうのは仕方ない部分
があるのです
が、少しでもそういった近眼ですとか、目の病気になるのをこういった啓発をする中で発症を遅らせることをぜひ市としても取り組んでいただければなというふうに思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。 そしたら次に、食文化の事業活性促進と親善友好都市で
あります藤枝市との食育の交流強化について質問をさせ
ていただきます。 本市の都市交流は、旧松任市時代の1983年10月10日に静岡県藤枝市と親善友好都市の提携を結んでおり、来年で40年になります。 この間、教育やスポーツ交流
が盛んに行われ
ておりまし
て、ちょっと古いデータになりますけれども、ホームページからなんですけれども、昭和58年から平成18年の3月において、白山市から藤枝市へ252団体、8,603人、藤枝市から白山市へ268団体、8,915人もの多くの結び交流
が図られ
ております。 改めて、親善友好都市間の交流というのは、文化、教育、スポーツ、イベント、物販、人的交流など幅広い分野で双方の都市間の親交を深めることのできるものと認識をし
ております。 この10月には、3年ぶりに市議会といたしまし
て親善交流会また意見交流会を開催いたしまし
て、非常に有意義な意見交換をさせ
ていただきました。幅広い分野での交流・親睦を進め、これから双方の都市での活動をより豊かに育みながら、地域づくりをし
ていくことで、さらなる関係人口を増やす意味でもこの縁を大切にし
ていきたいというところで
あります。 そこで、藤枝市との今後の親善友好交流における施策をより効果的に行い、交流の幅を拡大することへの取組といたしまし
て、以下3点お伺いをさせ
ていただきます。 1点目、先ほども
ありましたとおり、藤枝市とは、来年、親善友好都市提携を結び40年になります。そこで、40年を記念し双方の都市で食にまつわる親善イベントを策定し
てはいかがでしょうか。見解をお伺いいたします。 2点目、既にスポーツ、教育、文化交流については、双方の都市において充実した親交を進め
ているもので
あり、今後さらなる親善友好を築き上げ
ていくための交流施策の推進PRとして新たな取組
が必要と考えます。 そこで、昨今のコロナ禍
がもたらした食への意識変化と安全に併せ、食文化への取組に着目を行っ
てはいかがでしょうか。 友好都市同士
が地元で開催するイベントにおいて店舗や直売所での販売など、双方
が誇れる農産物を認識し、協力し合うことは有意義なことで
あると考えます。 そこで、関係団体と協力をし、藤枝市・白山市双方の農産物の商品化や販売等、さらなるイベント事業の展開を行っ
てはいかがでしょうか。お伺いをいたします。 3点目、友好都市における交流を促進する上で、双方都市
が親善都市として認知度をさらに高め
ていく必要
があると考えます。 そこで、藤枝市・白山市双方の小学校間でのコラボ給食体験を行っ
てはいかがでしょうか。食育を通じ、子供のときから藤枝市の特産品と白山市の特産品を使い、食のアピール効果は大きいと考えます
が、見解をお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 米林産業部長。 〔米林 歩 産業部長 登壇〕
◎米林歩産業部長 食文化の事業活用促進と親善友好都市で
ある藤枝市との食育の交流強化についてお答えをいたします。 初めに、来年は藤枝市との親善友好都市提携から40年に当たることから、食にまつわるイベントを計画し
てはについてで
あります。 本市の地元農林水産物などを販売するイベント「マルシェ・ドゥ・ハクサン」において、藤枝市には平成29年度からお茶やミカンなどの販売で参加いただい
ております。 また、本年10月のふじえだ産業祭に本市からも参加し、特産品の販売を通じて交流を深め
ているところでも
あります。 今後も藤枝市との間で育んできた友好関係を大切にし、これまでの交流活動をより一層盛り上げ
てまいりたいと考え
ております。 なお、来年のマルシェ・ドゥ・ハクサンでは、提携40周年のPRを行うなど食を通じての交流促進を図っ
ていきたいと考え
ております。 次に、関係団体などと協力し、白山市・藤枝市双方の農産物の商品化や販売などのイベント事業の展開を行っ
てはについてで
あります。 農産物を活用した商品をマルシェ・ドゥ・ハクサンや双方の道の駅で販売することで、食を通しての両市の友好
がさらに高まるものと考え
ております。 今後、両市で開催するイベントなどで事業者間の交流
がさらに深まることを期待し
ておりますし、両市の農産物を活用した新たな商品
が開発されれば、販売促進につながる支援をし
てまいりたいと考え
ております。 次に、学校給食を通しての藤枝市と白山市の食育の交流強化についてです
が、学校給食では、これまでも国内外の地域の郷土料理や特産品についての関心、理解を深めることを目的とし、毎月テーマを決め
て給食を提供し
ております。 議員御提案の小学校でのコラボ給食に関しましては、藤枝市の教育委員会と調整を行い、実施できないか検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 今ほど答弁をいただきました。40年ということで、40年
が一区切りというのではなく
て、40年
が新たなスタートという中で、当然41年、42年、最終的には50年という数値に向かっ
ていくわけなのです
が、40周年単年のそういったイベントではなく
て、やはり50周年今後ずっと続け
ていくためのそういった取組というのをぜひ続け
ていっ
ていただきたいというふうに思っ
ております。 その中で、今答弁し
ていただきましたマルシェ・ドゥ・ハクサン等々で今年は40周年でPRを促進し
ていくというところなのです
が、これは観光にも重なるところでございます。食育ということで、毎年いろいろな課をまたいだイベントといいましょうか、大きな取組になるかと思います。 白山市といたしまし
ても、そういった観光あるいは地産地消、そして教育というところで、そういう場を設け
てやっ
ていただけるという形になると思うのです
が、促進の方法について現在どういう形でやろうとし
ているのか、何か具体的な促進方法
がございましたらお答えいただければなというふうに思っ
ております。 従来の場所でそういったイベントをやるのも方法かもしれません
が、従来とは異なる人
が集まる場所で新たなところでやっ
てみるとか、例えばこの本庁の中の一角を借り
てやっ
てみるとか、何かそういった本当に市民にたくさん知っ
てもらうという方法を何かお考え
があるようでしたらお答えいただければなというふうに思っ
ております。
○
北嶋章光議長 米林産業部長。
◎米林歩産業部長 再質問にお答えいたします。 今の促進という部分については、40周年の部分の今後ますます促進し
ていく、50周年に向け
てという御質問でよろしいでしょうか。 過去にも実は周年記念事業を行おうという機運も
あったと聞い
ています
が、実際には藤枝市ともお話しした上で、特に行っ
ていないの
が実情です。 ただ、今後ともそれぞれの全庁的に連携しながら、例えば国際交流イベントで
あったり、広報はくさんでの周知で
あったりという部分で、全庁的に連携しながらこの40周年については広くPRをし
ていきたいというふうに考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 先日の新聞の記事の中にもこの食育を使った給食のコラボの記事
が何点か載っ
ておりました。 一つ紹介させ
ていただきますと、金沢市のほう
が東京の文京区の小・中学校ですかね、給食においてブランド品の五郎島金時を使った給食を出し
ていました。その記事を見ると、子供たち
が楽しくおいしく食べ
ているのを見ると、やはり食文化というのは非常に愛着
があって、お互いの地域の交流をさらに拡大し
ていくんだなと改めてその写真を見
て思ったわけでございます。 ぜひこれは市としても前向きな取組として進んでいただければというふうに思っ
ておりますので、また御尽力いただければなと、よろしくお願いいたします。 次に、3番目の質問になります。 狭隘道路における救急車両対策と道路環境整備体制について質問をさせ
ていただきます。 道路は地域の暮らしには最も身近な重要な交通基盤で
あり、災害時には避難や救急、救援、復旧活動に大きな役割を担うもので
あります。 災害、緊急時には地域の隅々まで物資等を着実に届ける必要
があり、そのためには災害に強い緊急輸送道路網の確保
が求められ
ております。 また、地域の活性を支え、市民生活の安全・安心の確保、地域間交流の円滑化、充実した暮らしと良好な生活環境をつくるという大きな役割も担っ
ております。 このまちで暮らし
ていくためには、総合戦略の基本目標の最初に
ある、「安心な暮らしを守り、住み続けられる地域をつくる」こと
が必然になるものと考えます。 暮らしやすいまちづくりを目指し
ていくことで、地域の絆を大事にし、災害時に備える地域づくりをし
ていくこと、すなわち災害に強いまちづくりを推進、構築し
ていくこと
が重要で
あるもので
あります。 しかし、白山市の町内道路の中には今も狭隘道路
が多く存在し
ており、緊急車両
が入れない、通行できない道路も
あり、市民は不安を感じ、救助や避難の際の安全性、効率性を考えると速やかな拡幅整備を切望し
ているものと考えられ、早期に行っ
ていくこと
が必要ではないかと考え、以下2点についてお伺いをさせ
ていただきます。 1点目、本市において、幅員4メートル未満の狭隘道路はまだ多く存在し、災害時の消火や救助活動などの際、緊急車両
が入りにくく、被害の拡大につながるおそれ
があり、また、緊急車両の大型化により同じ道路で
あっても以前より狭く感じられ、車両との擦れ違いなどで歩行者等には常に危険
が付きまとっ
ています。 これは、防災面、救急面で大変危惧されるところで
あり、緊急車両の通れない集落へどのような対策を講じ
ているのか、お伺いをいたします。 2点目、市民の安全を守るには、住宅とともに、周辺環境も含めた安全確保を目指すことも必要で
あると考えます。 そこで、救急車や消防車など緊急車両
が入れない道路への対応として、空き家、遊休地の活用方法などについて、空き家等の所有者に対し、道路拡幅用地として道路敷地の権利について考える機会を設け、地域の住民より意見や提案を聞くことも改善に向けた取組になるものと考えます。そこで地域の交通環境の改善のために道路拡幅
ができるよう、率先し
て土地を提供し
てもよいと言っ
てくださる所有者の声も伺うことも
あり、提供し
てくださるという土地を今は道路拡幅の計画
がなく
ても、将来のために有効と判断できれば、土地を提供し
てもらえる制度をつくること
ができないか、見解をお伺いいたします。
○
北嶋章光議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎
喜多悟史建設部長 狭隘道路における救急車両対策と道路環境整備対策についてお答えします。 初めに、狭隘道路により緊急車両
が通れない集落の防災・救急対策についてで
あります。集落内には狭隘道路
が多く
あり、防災・救急対策として、これらを解消し
ていくことは必要と考え
ております。 市においては、土地を提供し
ていただければ道路の拡幅
が可能となる市道改良や区道改良事業、また水路を暗渠化する場合は排水溝整備事業等の補助制度
がありますので、住民の方々で協議し
ていただき、計画的に活用することで対策
が可能となっ
ています。 次に、将来の道路拡幅に向け
て土地を提供し
てもらえる制度の構築についての御質問にお答えします。 道路拡幅の計画
がない土地の提供については、残地となる宅地
が道路に接しなくなり、建築物
が接道要件を満たさなくなる場合や、維持管理等の課題
が多く、議員御提案の制度の構築については現状困難で
あります。 しかしながら、市道改良や区道改良、排水溝整備事業等の補助制度を活用し
ていただくことや、市街化調整区域内においては、集落の活力維持や狭隘道路の改善など、地域の課題に対応するために創設されたまちづくり開発制度を利用するなど、まずは住民の方々で狭隘道路の課題について共通認識を持ち、集落全体の計画を立て
ていただきたいと考え
ております。 なお、まちづくり開発制度や、市道・区道改良事業等については、御要望
があれば、職員
が制度の詳細について御説明に伺いますので、住民主体のまちづくりのきっかけにし
ていただければと考え
ております。 以上でございます。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 今、答弁をいただきました。旧松任市等々、我々の地域もそうなのです
が、狭い町内の道路
が非常にたくさん
あります。その対策として、町内の周りに太いバイパス道路をつくっ
てしまいますと、なかなか町内の中の細かい道路まで目
が行きにくいということ
がございます。今、答弁の中で、そういったまちづくり制度ですとか、そういういろいろな制度を有効にしながら、少しでも住民の皆さん
が自分の町内のそういった状態を知っ
ていただきながら、やはり自分の地域は自分たちで守っ
ていくと、そういった中で取組
ができればなというふうに思っ
ております。 なかなか、そういったきっかけをつくるとか難しいかなと思っ
ておりますので、今まちづくり会議ですとか、そういった場でいろいろ市長のお声も聞い
ているのです
が、ぜひそういった取組を市としても率先し
て、町内に投げかけ
ていただけるような取組をし
ていただければなと思っ
ておりますので、また検討のほどよろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問になります。 白山市総合計画内におけるグリーンインフラへの取組計画と活用について質問させ
ていただきます。 グリーンインフラとは、平成27年度に閣議決定された国土形成計画第4次社会資本整備重点計画で、人口減少・高齢化等に対応した持続可能な地域社会の形成に向けた対策の一つとして推進すること
が盛り込まれた社会資本整備を意味するもので
あります。 これらは、土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境
が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力
ある国土とし、地域づくりを進める取組で
あり、官民連携の分野横断で推進し
ており、令和2年3月には産官学
が参画するグリーンインフラ官民連携プラットフォーム
が設立され、グリーンインフラの社会的な普及、技術に関する調査・研究、資本調達手法や防災・減災、自然環境、地域復興等の多様な地域課題の同時解決を図ること
ができる取組として注目をされ
ております。 そこで先日、このグリーンインフラに取り組み、地域社会の形成を推進した東京都三鷹市へお話を伺いに行っ
てまいりました。 三鷹市には、老朽化した複数の公共・行政施設
が多く
あり、防災や耐震面での課題
があり、市民
が安全・安心に利用し
てもらうよう計画的に整備を進める中で、耐震化や老朽化対策を計画的に進める都市再生を重点課題として位置づけし
ておりました。また、行政サービスの向上といたしまし
て、行政サービス施設を一体的に整備する検討と併せ、三鷹市役所に隣接する青果市場跡地を防災公園の整備、老朽化した公共施設の機能更新・再編及び災害時に市の災害対策本部と一体的に機能する防災拠点として整備を進め
てきました。 その結果、地方公共団体と連携し、市役所や緊急輸送道路と隣接し
ている立地特性を生かした画期的な防災拠点を形成し、大規模土地利用転換による防災公園と市街地の一体整備型避難広場、備蓄倉庫、非常用トイレ等を備えた防災公園を実現し
ております。公共施設の設備を受託し、市民の健康・福祉・スポーツ等、公共施設の機能更新・再編、大規模な緑化空間の創出や、ごみ焼却施設と連携した省エネ・環境配備による低炭素まちづくりも併せ
て実現をさせ
ているということでございました。 そこで、健康、笑顔、元気を基本理念とし、将来都市像を宣言する本市における総合計画内での基本計画検証評価におきまして、施策の満足度
が低く重要度評価
が高い施策に評価され
ている、人口減少や積雪・防災対策などに対応した持続可能な地域社会を実現し
ていくためには、このグリーンインフラの考え方にのっとり、地域の緑の保全・活用、そして創出し
ていくこと
が必要不可欠で
あると考えます。 以上のことを踏まえ、多くの自然環境を有する白山市として、将来を見据えた新しい施策への取組として、安全、活力、暮らし、子育て、個性を持続可能とし
ていくために、このグリーンインフラをどのように考え、どう活用したまちづくりとして考え
ているのか、お伺いをいたします。
○
北嶋章光議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 白山市総合計画におけるグリーンインフラへの取組計画と活用についてお答えをいたします。 グリーンインフラにつきまし
ては、社会資本整備や土地利用等において、自然環境
が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力
ある都市・地域づくりを進めるもので
あるとともに、防災・減災、自然環境の保全、地域振興等の多様な地域課題を同時に解決する取組としても注目をされ
ております。 本市におきましても、総合計画の第4章「都市基盤」の中で、道路網の構築や都市基盤の整備、まちづくりの推進などについて、現状・課題を踏まえた基本的方向性に基づいた施策の展開を示し
ており、SDGsの視点に基づい
て、持続可能な都市整備、まちづくりに努め
てまいります。 総合計画全体を通じて、グリーンインフラという表現は使っ
ておりません
が、議員
が言われる安全、活力、暮らし、子育て、個性を持続可能とし
ていく考え方は重要で
あり、第2次白山市総合計画後期基本計画の見直しでも市民アンケートの結果を踏まえ、定住や防災面での御意見も反映をいたし
ております。 本市は、県内一の面積と豊かな自然環境を有し
ており、白山手取川ジオパーク、白山ユネスコエコパークに見られる魅力と特色
ある地域で
あります。一方で、白山から日本海まで、山・川・海へと広がる地域でも
あることから、8月4日の豪雨災害のような自然災害
が発生する可能性
が高い地域でも
ありますので、今後とも総合計画に基づい
てグリーンインフラを大切にした都市並び地域づくりを進め
てまいりたいというふうに考え
ております。
○
北嶋章光議長 上田議員。 〔2番 上田良治議員 質問席登壇〕
◆2番(上田良治議員) 先日、石川県
が行っ
ておりました成長戦略の策定の意識調査というの
が記事に
あったのをちょっと読んで
いたのです
が、石川県の中でも、そういったスポーツレジャーのための施設ですとか、災害に対する安全度
が非常に低いという結果
が出
ておりました。これはきっと昨今の新型コロナの影響によって、今我々
が取り巻く生活、働き方
が大きく変化し
ている一つの要因ではないかなというふうに思っ
ております。屋内外におけるそういった開放的な行動できる緑のエリアですとか、そういうオープンスペースなど重要性含め
て、あわせ
て、その災害に対する意識
が非常に高いのではないかなというふうに思っ
ております。 今後、人口の減少ですとか、少子高齢化、これはどこの地域も持った課題なのです
が、あと気候変動に伴う災害リスクは当然、これはどの地域も
あるわけでございます。そういったものを加味しながら、このグリーンインフラを利用しながら、持続可能な地域社会を実現し
ていくためには、ただ、そういった建物、箱物的なものをどんどん造るものではなく
て、今
ある、例えばそういった都市公園等々を有効に利用した形で、白山市をこれからも安全で安心で安定的にを基本とした、住みやすく、そしてもっと住んでよかった、そういったまちづくりになっ
ていただけるよう、市としても総合計画の中で取り組んでいただければというふうに思っ
ております。 以上で私の質問を終わらせ
ていただきます。
○
北嶋章光議長 上田議員の質問は終わりました。 次に、中野議員の質問に移ります。 7番、中野進議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 昨年の12月以来のこの席に立たせ
ていただい
ております。お久しぶりでございます。7番、一創会の中野でございます。昨年から質問したいなと思っ
ておりましたけれども、知事選に始まり各種選挙
があり、個人的にも非常に忙しい日々を過ごし、1年間質問
ができなかったわけですけれども、今日何とか時間をつくりまし
て質問させ
ていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。また、本日最後の質問になりますので、また皆様よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い質問をさせ
ていただきます。 森林環境に関する施策についてお尋ねをいたしたいと思います。 森林の持つ公益的機能は、地球温暖化防止や国土の保全と災害防止、水源を育み育てるなど、人々に広く恩恵を与えるもので
あります。適切な森林の整備等を進め
ていくことは、我が国の国土や国民の生命を守ることにつながる一方で、所有者や境界
が分からない森林の増加、担い手の不足など
が大きな課題となっ
ています。 これらの課題を解決し、森林整備等に必要な財源の確保のため、平成31年3月に森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律
が成立し、森林環境税及び森林環境譲与税
が創設されました。これに伴い、令和元年度から令和5年度まで段階的に増額される形で、森林環境譲与税
が各自治体に交付されます。 これまでも本市では、この森林環境譲与税を財源として調査業務を主に森林整備事業を行っ
てき
ています。そして、令和6年度からは均等割で1人当たり年間1,000円の森林環境税
が課税されることになります。市民は直接1,000円という課税をされるわけですから、森林環境譲与税を財源とした施策は、白山市の森林の役割と特徴に合った施策で
あり、また市民
が分かりやすいように用途、目的をはっきりさせ、効果の
ある施策でも
あるべきです。本格的に森林環境譲与税を使っ
ていくにあたり、しっかりとした活用方法を検討し
ていく必要
があります。 そこで1つ目の質問として、白山市の森林の現況について、市
が把握し
ている問題・課題にどのようなもの
があるかをお尋ねします。 2つ目の質問として、森林環境譲与税を活用し
て、これらの問題、課題に対して、どのような対策を検討し
ているかお尋ねします。 3つ目の質問として、森林環境譲与税はこれまでの森林対策の国や県の補助金に比べ
て自由度の高い財源です。この森林環境譲与税を活用し
て特徴の
ある事業を行うべきだと考えます
が、見解をお尋ねします。また具体案
があれば、お聞かせください。
○
北嶋章光議長 井田副市長。 〔井田正一 副市長 登壇〕
◎井田正一副市長 森林環境に関する施策についてお答えをいたします。 初めに1点目の本市の森林の現況について、市
が把握し
ている問題・課題につい
てで
あります。 本市では、戦後造成された人工林の多く
が利用期を迎え
ております。一方で、長年の木材価格低迷などにより、収穫されず間伐や枝打ちも行われ
ていない手入れ不足林
が多く
あります。加えまし
て、林業の担い手不足など課題は多いというところでございます。 また、今年8月の豪雨災害での甚大な被害でも分かるとおり、本市では激甚化する自然災害に対する山地防災力の強化も重要な課題で
あると考え
ております。 次に、2点目の森林環境譲与税を活用し
て、これらの問題・課題に対し、どのような対策を検討し
ているかという点と、3点目の特徴の
ある事業を行うべきではないかにつきまし
ては関連
がありますので、併せ
てお答えをいたします。 本市では今年度、林業関係者や有識者による森林環境譲与税活用推進検討会を立ち上げ、先ほど挙げました問題・課題についての検証のほか、譲与税
が満額配分される令和6年度に間に合うよう、効果的な活用策の検討を行っ
ております。本市へ満額配分される額は、現在のところ毎年約4,700万円と試算し
ております
が、これまで重点的に実施し
てまいりました森林経営管理制度による森林整備のほか、今後の大きな活用の方針として、木材利用の普及啓発や木育活動の推進など、税の恩恵
が市内全域に行き渡るようなソフト事業の充実を中心に協議を重ね
ているところで
あります。 議員の御指摘でも
あります令和6年度から森林環境譲与税の財源となる森林環境税の徴収を控え、森林環境譲与税の使途への関心
がより高まると考え
ております。来年度も引き続き検討会において、市民の方に御理解をいただけるような効果的な活用について、さらに検討し
ていくことといたし
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 井田副市長から御答弁いただきました。 課題の中で、私の考える課題として、森の境界線
が不明瞭で獣害
が結構増え
ているというのも一つの大きな課題ではないかなというふうに考え
ております。森自体ではなく
て山全体の課題として、森林の持つ一つだと考え
ております。 これに関しては、何か検討され
ていくことは
あるのかなというのを一つ再質問したいというのと、もう一つ、井田副市長に御答弁いただきましたということは、産業部以外にも、例えば教育関係で
あるとか、観光で
あるとか、こういったことにも使っ
ていくという御意思
があっての井田副市長かなというふうに感じたのです
が、その辺りの見解も改めて再質問、この2点お願いしたいと思います。
○
北嶋章光議長 米林産業部長。
◎米林歩産業部長 再質問にお答えいたします。 1点目の境界線の関係、獣害含め
ての対策についての部分ですけれども、この辺につきまし
ても検討会でいろいろな意見
が出
ております。その辺も含めまし
て、先ほど中心的な部分については木育という話もさせ
ていただきました
が、そういう課題も含め
て検討会のほうで対策案について、検討し
て進め
ているところでございます。 2点目につきまし
ては、当然、森林対策課
が中心となっ
て、この検討を進め
ているところも
ありますけれども、環境面も含め
てそれぞれ関係する課とも十分連携を取りながら、この事業については当たっ
ていく必要
があろうというふうに考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 本当にソフト事業ということで私も、その辺りはぜひそちらの方面で活躍
ができるような森林環境譲与税の使い方をお願いしたいなと思いますし、これから、そのほかにも例えば、いろいろな林業の在り方で
あるとか、いろいろなキーワード
がまた林業の世界でも出
てくると思いますし、先ほど申し上げたように教育部門でも活用できること
がある。観光部門でも活用できること
がある。この辺りというのは、森林だからといっ
て、産業部だけで考えるのではなく
て、全庁でいろいろな使い方というのをぜひ考え
ていっ
ていただきたいなと思います。その辺りは、市長も先頭に立っ
てぜひお願いしたいなと思います。 それでは、次の質問にまいります。 現在の小・中学校の新型コロナウイルス対応についてお尋ねをいたします。 新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言から既に2年半
が経過し、ワクチンの接種も進み、治療薬も認可されるに至りました。もはやウイズコロナの時代で
あり、新型コロナウイルスと上手に付き合っ
ていくことを考える時代で
あると思います。 これまでに新型コロナウイルス対応に心を砕き、全身全霊で取り組まれ
てきた医療関係者をはじめとする多くの方々には敬意を表したいと思います。そして、これからは、それまでに培っ
てきた情報の下、負担の少ない形での対応を期待したいと思います。 さて、学校現場でもこれまでの新型コロナウイルス対応として、チェック機能や制限を設けるなどし
て感染拡大防止に努め
てきたと思います。仕方のないことかもしれません
が、この2年半の中で、マスクにより友達の顔をほとんど見たこと
がなかったり、情報豊かな会話
ができなかったり、触れ合うコミュニケーション
ができなかったり、成長著しい子供たちにとっても大切なこと
ができずにきたと思います。 学校としても、大切な思い出となるべき各種行事
が中止になったり、制限の
ある中で行われたりと難しい判断をされ
てきたとも思います。だからといって、全てをコロナ前の通常に戻す必要は
ありません
が、これらはできる限り制限は解除し
ていき、子供たちの感性を磨き、コミュニケーション
が取りやすい環境をつくっ
ていくべきだと考えます。 そこで1つ目の質問として、現在の学校における行事、給食、部活動など、児童・生徒の学校生活における新型コロナウイルス対応はどのように取り組んで
いますでしょうか。感染予防を理由に過度な制限は設け
ていないかお尋ねします。 2つ目の質問として、感染症に対してリモート授業や家庭学習など個別端末を活用した学習指導
ができるようになれば、感染拡大に対する不安もなくなると考えます
が、見解をお尋ねします。
○
北嶋章光議長 田村教育長。 〔田村敏和 教育長 登壇〕
◎田村敏和教育長 現在の小・中学校における新型コロナウイルス対応につきまし
てお答えをいたします。 現在、学校における予防につきまし
て、国の感染防止対策の方針を基に新しい生活様式や3つの密の回避などの周知を図っ
ているところで
あります。授業、学校行事、部活動等については、感染対策を行った上で過度な制限は設けず工夫し
て実施し
ているところで
あります。 また、給食については、座席配置の工夫や大声での会話を控える等、飛沫を飛ばさないよう留意することで会話を可能とし
ているところでも
あります。 今後の学校行事等につきまし
ては、感染状況等も確認しながら実施し、子供たちには一つでも多くよい思い出をつくれるよう学校環境を整え
ていきたいと思っ
ております。 次に、感染症に対する個別端末を活用した学習指導についての見解はについてお答えをいたします。 非常時に
あっても、児童・生徒とのコミュニケーションを絶やさず、学びを止めないという観点から、家庭とも連携しながら必要な環境を整備し
ております。感染症により、やむを得ず登校できない場合で
あっても、1人1台端末の活用により学校の授業と家庭をつないで授業に参加するオンライン授業を実施し
ているところでも
あります。また、端末の持ち帰りによる学習支援ソフト等を使用した家庭学習も実施し
ております。 多くの学校でオンライン授業
が実施され
ており、登校し
ている児童・生徒と家庭に
いる児童・生徒
がやり取りをしながら学習をすることも日常化し
てき
ております。 今後も1人1台端末の活用等、安心し
て学べる環境づくりを進め
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 教育長の答弁の中で、給食は文部科学省のほうもいろいろ制限を緩めるような話になっ
ておりますので、これはぜひ、先生で
あるとか学校の判断で
あるとは思うのです
が、しっかりと子供たちにコミュニケーション
が取れることを促進し
てもらいたいなと思います。 それとオンライン授業で
あるとか、リモートで休んで
いる児童・生徒と授業
ができたり、やっ
ているということで御答弁いただきました。 ということは、例えば休校で
あるとか学級閉鎖に関して、ある程度当然、欠席者
が増えたらやるんだろうとは思うのです
が、その辺りの判断基準というのはどういう判断基準で何か設け
ているか、何かボーダーラインみたいなのを設け
ているのか。インフルエンザのときも、ある程度増えたら学級閉鎖をされ
ていたと思うのです
が、それとほぼ近い判断なのか、何かコロナと違い
があるのか、ちょっと長苦しいですけれども、そんな制限を何か設け
ているのかというのをちょっとまず一つ再質問でお尋ねしたいのと、それとこのコロナということで、これまで学校現場だけではないですけれども、何か
あったらどうするんやという言葉
が非常に蔓延し
て、一歩踏み出す勇気
ができないこの2年半だったのではないかなと思います。何か
あったらどうするんやという言葉は、もう実は残念な言葉だと私思っ
ていまし
て、やはり責任の押しつけ合いではないですけれども、責任取りたくない表れの言葉のように感じ
ております。 学校現場も当然ある程度責任は負った形でコロナ対応をし
て緩和し
ていかなければいけないと思いますけれども、教育委員会もしっかりと学校側の意を酌んで、責任をしっかりと負っ
ていくよというスタンスを示さないと、学校側も思い切ったこともできないような気はします
が、その辺り教育長としてしっかりと、そういう責任を負うつもりで指導をし
ていくということをお考えなのかということをこの2点、ちょっと再質問でお願いいたします。
○
北嶋章光議長 田村教育長。
◎田村敏和教育長 ただいまの再質問にお答えをいたします。 まず休校の基準ということです
が、これはインフルエンザのときもそうですけれども、当然学校には学校医
がおりますので、欠席者数の状況を見ながら、学校医との相談の上、また、PTA会長とも相談した上で、臨時に学級閉鎖等を行うということにし
ております。 あと、2点目の責任を負うのかという気持ちです
が、例えば私も今年度です
が、運動会等では各学校において、やはり保護者の入場制限等
があり御不便をかけたり、いろいろな御意見
があったことを聞き、校長のほうには校長会議等の中で、子供たちの思い出づくり
が一番だからということで、そこのところを校長としてしっかりやっ
てほしいということを私の責任でお話をし
ていきたい、これからもし
ていきたいと思っ
ております。 以上です。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 休校とかに関しては、PTAもそうだと思いますし、なおさら校長とかいろいろな方に相談するので
あれば、子供たちにプラスになるような判断をし
ていっ
ていただきたいなと思います。 また教育長の心構えというのをお聞かせいただきました。私も議員として、いろいろな方にやれやれと、やれやれというのはやれと言っ
ているんですけれども、責任を負うつもりで発言し
ておりますので、その辺りは皆さん気持ちは一緒なのかなと思いますので、これからもよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次の質問にまいります。 子供の不登校についてお尋ねします。 近年、不登校の子供
が増え
ているとよく聞くようになりました。私の周りにも、私の友達のお子さんや私の息子の友達
が不登校になっ
ており、さらに最近では不登校の子を持つ親御さんたちの集まりで、そういった子たちの居場所や寄り添い方、親御さんのケアなどを考えるグループともお付き合いさせ
ていただい
ております。このようなことから子供の不登校の問題は社会的な問題と捉え、教育そのものの根本的なところから考え
ていくべき問題だと私は考え
ております。 不登校の要因はいろいろ
あります
が、不登校になりやすい子の特徴として、こだわり
が強い、親への甘えや依存度
が高い、完璧主義など
が挙げられ
ています。また最近では、理由
がはっきりしない不登校
が増え
ており、その子供自身
がなぜ不登校になったのかも分からないというケース
が多く、ちょっと口下手、自己表現
が苦手で引っ込み思案、友達との関わり方
が苦手、自分に自信
がないなどの性格の子に多く見られるとのことです。 私は、視察や意見交換を重ねる中で、自主性や主体性を重んじ伸ばし
ていく教育指導方法は、自己肯定感と夢や希望を持つことを育て、不登校にならない大きな要因になると考えるに至りました。とてもよい事例の学校も
あり、参考にすべきだと考え
ています。また、不登校の子や保護者に寄り添うことも大切で、スクールカウンセラーの役割
がとても重要になっ
てき
ており、積極的に配置を進め
ていくべきだと考えます。そのほかにも不登校問題について、学校や市教委
が取り組むべきことは多種多様で
あり、これまでとこれからの取組について、4点お尋ねいたします。 1つ目の質問として、理由
がはっきりしない不登校の要因として、自己肯定感や主体性や自主性に因果関係
があるように感じます
が、市教委の見解をお尋ねします。 2つ目の質問として、学校教育の中で子供たち
が不登校にならないためには、学習指導の中でどのような取組
が必要か、市教委の見解をお尋ねします。あわせ
て、現在行われ
ている具体的な取組もお尋ねします。 3つ目の質問として、不登校の子やその保護者に対して、スクールカウンセラーの役割はとても大きく、さらに積極的な配置を進めるべきだと考えます
が、市教委の見解をお尋ねします。 4つ目の質問として、不登校の予防として、保護者も不登校に関する知識や情報を持つ必要
があり、そういった知識や情報を提供するのも市教委の役割だと考えます
が、見解をお尋ねします。
○
北嶋章光議長 田村教育長。 〔田村敏和 教育長 登壇〕
◎田村敏和教育長 理由
がはっきりしない不登校の要因と自己肯定感や主体性、そして自主性との因果関係についての見解をお答えいたします。 文部科学省の調査において、不登校の主たる要因の約50%
が無気力、不安という結果になっ
ております。新型コロナウイルス感染症により行事の削減・縮小や部活動の大会の制限等で、子供たちの活躍の場や様々な経験をする場
が減少し
ております。その結果、主体性や自主性を養う場
が減少し、自己肯定感の低下につながる要因の一つになっ
ていると考え
ております。 次に、学校教育の中で子供たち
が不登校にならないためには、学習指導の中でどのような取組
が必要か、現在行われ
ている具体的な取組はという質問にお答えをいたします。 子供たち
が1日の大半の時間を過ごす授業の中で、子供を主役に活躍させ、分かった、できた、認められたという体験をさせること
が必要だと考え
ております。そのために、共感的人間関係、自己存在感、自己決定を大切にした授業づくりを全校で取り組むようこれまでも学校に指導し
てまいりました。 例えば、子供
が発表する際には正しい答えだけではなく、間違った答えも含め
て一人一人の考えを大事にすることで、自分を受け入れ
てもらえたという自己存在感や、間違っ
ても大丈夫なんだという安心し
て発表できる環境づくりに取り組んでおります。 また、今年度開催されましたジオパークの全国大会においては、白山市の自然体験活動を行い、協力し
てリーフレットを作ったり、大会での発表など感性を育む活動にも取り組んでまいりました。 このような取組を継続することで子供たちの自己肯定感
が上昇し、学校
が楽しい、学校に行きたいと思えるようになると考え
ております。このような授業づくりこそ
が最大の未然防止になると考え
ております。 次に、スクールカウンセラーの配置についてお答えをいたします。 現在市内全ての小・中学校に石川県教育委員会によって任用された15名のスクールカウンセラー
が配置され
ております。本市におきましても、不登校の増加とともにその必要性は高まっ
ておりますので、人数、配置日数、配置時間等のさらなる拡充に向け
て県へ強く要望し
てまいりたいと思っ
ております。 そのほか市としましては、市の教育センターにスクールソーシャルワーカーを2名、臨床心理士1名、中学校には派遣相談員を7名、子ども総合相談室に今年新たに臨床心理士1名を常駐させ、相談体制を整え
ております。 次に、保護者への不登校に関する知識や情報の提供についてという質問にお答えをいたします。 現在市で作成しましたリーフレットを4月に市内の小・中学校の全保護者に配付するとともに、市のホームページにも掲載し
ております。また、各学校の学校だよりや保健室だより、相談室だより等におきましても、定期的に不登校に関する知識や情報を発信し
ております。 なお、市の教育センターにおいて不登校の保護者を集めた親の会を開催し
ております。そこには臨床心理士や相談員も入り、様々な相談に対応し
ているところでございます。 今後も子ども総合相談室、市の教育センターや市PTA連合会とも協力しながら、積極的な情報の提供や相談しやすい環境づくりに努め
てまいります。 以上です。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 主体性の
ある自己肯定感の
ある子供たちは、やはり強いんだろうなと私も考え
ておりますし、学校の教育の在り方は、これまでいろいろな学習指導要領だとかは
あるのでしょう
が、学校、もしくは自治体で思い切った施策もできる仕組みにはなっ
ていると思いますので、こういう思い切った授業というのも、ぜひもっと取り組んでもらえたらなと思います。いろいろやっ
ておられるということでは今、答弁でいただきましたけれども、思い切ったことも必要なのかなということでまた考え
ていっ
てもらいたいなと思います。 スクールカウンセラーにし
ても、今ソーシャルワーカーとか、いろいろ入っ
ておられるということですけれども、それで足り
ているのかなというところをぜひ検証し
て、多分足り
ていないんだろうと思います。県の要望も必要ですし、自主財源を使っ
てでもしっかりと子供たちのフォローも必要だなと思います。 また保護者です。保護者もいろいろな保護者はおられますけれども、保護者対応というのも寄り添う形の対応というのを心がけ
ていただきたいと思います。 保護者も、その不登校に対する知識というのはもっともっとつけ
てもらいたいなというふうに私は感じ
ておりまし
て、いろいろ掲示したりいろいろされ
ているということで
あります。家庭教育まで教育委員会
が口出すわけにはいきませんけれども、家での親御さんと子供の会話で
あるとかというもの
が、やはり子供の自己肯定感で
あったりとかというものにも大きく影響するようにも感じ
ております。不登校というキーワードをもっ
て、親御さんに対するセミナーで
あるとか、不登校に関する、なりやすい子というのを勉強するのも機会かなと思いますし、いろいろな市民グループ
があったり、フリースクール
があったりします。そういった情報を伝えるだけではなく
て、親御さんに対する考え方というものも、いろいろな不登校に対する知識というものを与え
ていく作業も必要かなと思いますので、そちらのほうもぜひ考え
ていっ
ていただきたいというふうに思います。 それでは次の質問にまいります。 山田市長の考える長期的な将来ビジョンについてお尋ねします。まずは3期目の市長就任おめでとうございます。これから4年間健康に留意され、力強い市政の運営に努められますよう御期待申し上げます。今年は大河ドラマで「鎌倉殿の13人」
が注目されました
が、議会は大河ドラマのような「市長殿の21人」ではいけません。私は二元代表制の21人に選ばれた者の一人として時には厳しく、しかしながら全ては市民のために、ともに市民の皆様
が住んでよかったと実感できる白山市づくりを山田市長とともにできることをうれしく思っ
ております。しっかりとそういった意味でも、これからも提言し
ていきたいと思っ
ております。 それでは本題に入ります。先日の12月会議初日での提案理由説明の中で、3期目も引き続き対話と参加を信条に市政運営に努めると所信表明されました。その中で、白山市の将来を見据えた新たな施策にも取り組む必要
があると述べられ、5つの「もっと」という形で表現し、それ以外にも企業誘致や定住支援施策
が盛り込まれ
ていました。 しかしながら、これらの施策のほとんど
が現在進行形か、する方向で進んで
いることで、10年後、20年後、50年後の長期的な将来ビジョンをイメージできるもの
が見当たらなかったこと
が少し残念に思えました。私は、山田市長
が考える長期的な将来ビジョンを市民に共感し
てもらい、強いリーダーシップで推し進め
ていくこと
が、白山市の課題となっ
ている一体感の醸成につながると考え
ております。 ここでお尋ねをいたします。山田市長の考える長期的な将来ビジョンにはどのようなビジョン
がありますでしょうか。また、この3期目の4年間でどのように手がけ
ていくかお聞かせください。
○
北嶋章光議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 長期的な将来ビジョンについて、この3期目の4年間でどのように手がけ
ていくかについてで
あります。 私はこれまでの2期8年間、市民との対話と参加を信条に、身近な課題と将来展望の課題、それぞれに取り組んでまいりました。そして、何よりも日本全体
が人口減少で苦しむ中では
あります
が、第2期白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略に
ありますとおり、2060年10万人の確保を目指し具体的な施策を打っ
てまいりたいと思っ
ております。そのためには、住んでよかった、住んでみたいと思っ
ていただく必要
があります。 そこで提案理由で申し上げましたとおり、市民生活に密接に関係する施策を5つの「もっと」でお示ししたところで
あります。「もっと安全な地域」「もっと活力
ある暮らし」「もっと快適な暮らし」「もっと安心の子育て」「もっと輝く個性」の5つで
あります。これらを着実に実現し、住んでよかった、住んでみたいと思っ
ていただける白山市を目指します。このことにより、まちのバロメーターで
ある人口を維持し、まちの活力を向上させたいというふうに考え
ております。 子育て、教育、健康、福祉、定住対策、過疎対策、地域産業の活性化、企業誘致、観光振興など全ての取組
が人口の維持、まちの活力につながります。このことは一朝一夕にできることでは
ありません。短期、中期、長期それぞれの展望の中で、今できることに集中をいたしたいというふうに考え
ております。 加えまし
て、市立鉄道ビジターセンターを核とする産業観光を周辺地域とともに、目玉施策となるよう展開をし
てまいりたいというふうに考え
ております。 あわせまし
て、世界認定を目指す白山手取川ジオパークのさらなる進展で
あります。世界認定はスタートで
あり、その後どのように質を高め、周知を図り、結果、白山市の発展にいかに結びつけるか、そのことも長い目で対応し
ていく必要
があります。そうした長期的将来ビジョンを見据え、しっかりと今後に対応し、確たる白山市づくりに努め
てまいりたいというふうに考え
ております。 いずれにいたしまし
ても、対話と参加を信条に、市民本位の視点で市政の運営に努め、市民の皆様方
が住んでよかったと実感できる白山市づくりに全身全霊を傾け、「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に取り組んでまいりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。
○
北嶋章光議長 中野議員。 〔7番 中野 進議員 質問席登壇〕
◆7番(中野進議員) 市長から熱く語っ
ていただきました。 熱く語っ
ていただいた中で、追加で考え
ておい
てほしいなというの
が何個か
ありまし
て、ビジターセンターで
あるとかジオパークの今後の活用というのは、これは議員の皆さんも当然の話として出
てき
ております。大きくは2060年の10万人というの
が大きな目標。その中で、もうちょっとまちづくりの部分で、例えばこれから松任とか鶴来とか美川の旧町の空洞化というもの
が問題になっ
てくると思います。こういったものもぜひしっかりとした方向性を出し
ていただきたいなと思うし、西松任駅も新たに開業します。IRになります。この辺をどうやっ
て活用し
ていくか、駅
がたくさん使われることでまち
が活性化すると私は思っ
ておりますので、駅を利用し
てもらうための活用方法というものも中期的な見解としてしっかりと出し
てほしいなと思ったり、あとは美川港もしゅんせつに関しては抜本的なことを何か考えなく
ていいのかなというふうにも思っ
ております。 そういった形のものを12月会議で、中期計画で何らかの方針も出
てくると思いますけれども、そういったところもぜひ、午前中、小川議員から話
が出た、中央病院と市役所の間の土地の活用について言及され
ておりました。市長の考えもそこには盛り込まれ
ております。具体的な手法は別として市長はこうしたいんだという、そういう発言
があることで議論
が始まっ
て動き出すと私は思っ
ていますので、市長の思いというのをしっかりと具体的な形でぜひ発言し
ていっ
ていただきたいなというふうに考えます。これからもいろいろまた提言させ
ていただきますので、具体的な表現で、今後も発言いただければうれしいなと思います。 あと、最後になるのです
が、昨日、今日の一般質問、非常に市長を気遣うような答弁の短さで
あったり、質問の短さで
あったりというのをすごく感じました。これは市長
が考え
ておられる本当の議会、一般質問のやり取りではないなというふうに市長も感じ
ておられるのではないかなと思います。私も気を遣われ
てやるようなこういうやり取りというのはちょっと嫌だなと考え
ております。ぜひ体調というのをしっかりと直し
ていただい
て、気を遣うことのないようなやり取り
が今後できることを本当に期待し
ております。これから4年間体調しっかり留意され
て、しっかりともに頑張っ
ていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。
---------------------------------------
○
北嶋章光議長 中野議員の質問は終わりました。 以上で一般質問を終結いたします。
---------------------------------------
△日程第2 議案第104号ないし議案第123号
○
北嶋章光議長 日程第2議案第104号ないし議案第123号を一括し
て議題といたします。 ただいま議題となりました議案第104号ないし議案第123号については、お手元に配付し
てあります議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。
---------------------------------------
○
北嶋章光議長 本日の議事はこれをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。 議事の都合により、明日16日から21日までの6日間は本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
北嶋章光議長 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は22日午後3時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午後3時4分散会
---------------------------------------(参照) 令和4年白山市議会12月会議議案審査付託表委員会名付託議案総務企画
常任委員会議案第110号 白山市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例について議案第112号 白山市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例について議案第113号 白山市犯罪被害者等支援条例について文教福祉
常任委員会議案第114号 白山市立認定こども園条例について議案第115号 白山市立認定こども園条例の制定に伴う関係条例の整理に関する条例について議案第117号 白山市あいのき児童センターの指定管理者の指定について産業建設
常任委員会議案第116号 松任海浜公園室内プール及び白山市クレイン
スポーツ施設の指定管理者の指定について議案第118号 道の駅めぐみ白山の指定管理者の指定について議案第119号 美川コミュニティプラザの指定管理者の指定について議案第120号 白山セミナーハウス望岳苑の指定管理者の指定について議案第121号 市営住宅等の指定管理者の指定について議案第122号 「松任総合運動公園 陸上競技場改修工事請負契約について」の議決の一部変更について予算
常任委員会議案第104号 令和4年度白山市一般会計補正予算(第8号)議案第105号 令和4年度白山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議案第106号 令和4年度白山市介護保険特別会計補正予算(第2号)議案第107号 令和4年度白山市水道事業会計補正予算(第4号)議案第108号 令和4年度白山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)議案第109号 令和4年度白山市下水道事業会計補正予算(第4号)議案第111号 白山市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について議案第123号 令和4年度白山市一般会計補正予算(第9号)...