○議長(
北市朗君) これをもって、
表彰状の授与を終わります。 この際、33番
寺中隆善君から発言を求められておりますので、これを許します。 33番
寺中隆善君。 〔33番
寺中隆善君登壇〕
◆33番(
寺中隆善君) まことに僣越ではございますが、被
表彰者一同を代表いたしまして、
一言お礼の言葉を述べさせていただきます。 ただいま、私たち6名が在職10年のゆえをもちまして表彰をいただきましたことは、身に余る光栄であり、まことに感謝にたえません。 一口に10年と申しましても、その間これといった功績とてなく、顧みまして内心じくじたるものがございます。今日まで大過なく過ごさせていただいたのも、先輩・
同僚議員各位、また市民の
皆様方の温かい御指導、御鞭撻のたまものでございまして、ここに衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。 ただ残念なことは、同僚の
宮前議員が今年1月に、任期半ばにして急逝されたことであります。ここに改めて御冥福をお祈りいたしたいと思います。 ともあれ、この上は、このはえある日の感激を忘れることなく、決意新たに
金沢市勢発展のために一層精進いたす覚悟でございます。
皆様方におかれましては、今後とも変わらざる御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単でございますが、お礼の言葉にかえさせていただきます。 本日は、本当にありがとうございました。(拍手)
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△
議案上程
○議長(
北市朗君) 次に、日程第3議案第1
号金沢市
特定ガス供給条例制定についてないし議案第31
号市道路線変更について、並びに報告第1号ないし報告第5
号専決処分の報告について、以上の議案31件、報告5件を一括して議題といたします。
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△
提案理由の説明
○議長(
北市朗君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
江川市長。 〔
市長江川昇君登壇〕
◎市長(
江川昇君) 本日、ここに各位の御参集をいただき、昭和63年定例第2回
金沢市議会が開かれますに当たり、最近の市政の概況と提出いたしております議案の大要について、御説明を申し上げます。 これに先立ちまして、ただいま本議場におきまして、
市議会議員として在職10年の表彰を受けられました
井沢義武議員、
中川外司議員、
北井博議員、
越野迪子議員、
寺中隆善議員の各位に対し、心からお祝いを申し上げます。多年にわたり市勢の伸展に格別なる御尽力を賜り、その御功績に深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに、今後とも御壮健にて一層の御活躍をいただきますよう切にお祈り申し上げる次第であります。また、去る1月に急逝されました故
宮前勇夫議員におかれましても、市政に残されました足跡の数々は長く不滅のものがあり、ここに謹んでお礼を申し上げます。 時のたつのは早いもので、私が市政の重責を担わせていただきましてから、本年度は就任10年目を迎えております。この間、「公平、公正」を旨とし、「
市民本位の政治」を信条に、我が愛する
郷土金沢の躍進と43万市民の
福祉向上を願い、諸施策の推進にひたすら努めてまいりました。幸いにいたしまして、
市議会を初め
市民各位の御理解、御協力をいただき、市政も着実なる歩みを続けることができました。しかし、今日、時代の変遷は
社会経済のあらゆる分野に全く新しい変革をもたらしつつあります。「日々に新たに」、このことを肝に銘じ、いま一度気持ちを引き締めてまいる次第でございます。 時まさに明年、本市は
市政悠久の歴史の中で「 100年」という記念すべき頂に達するのであります。私は、1世紀というこの歴史の節目を、一つの世代から温かき心を伝え、次の世代に清らかな理想を託し、未来に大きく羽ばたく転機といたしたいと存じます。その思いを込めて、 100周年
記念施設の
卯辰山工芸工房、
北部運動公園などの整備を、本議会での承認を得て建設に取りかかってまいりたいと存じております。 また、
記念式典を初め、市民が 100周年の喜びを分かち合う
記念イベントも四季を通じて繰り広げ、近くその
推進母体として「
記念事業実施市民委員会」を発足いたし、
市民総ぐるみの祭典に盛り上げたいと念じております。 そして、これらを通じ市民の英知を結集し、連帯と参加を求め、恵まれた自然と世界に誇る
金沢文化を守り育てながら、新しい展望の中に活力に満ちた金沢の
町づくりを進めてまいりたいと存じます。今後とも、各位の変わらざるお力添えを心からお願い申し上げる次第でございます。 次に、
都市基盤の整備についてであります。 長年の懸案でありました
金沢駅前第2地区の
市街地再
開発事業につきましては、関係各方面の御尽力によりまして、昨日、
権利変換計画の認可が得られ、いよいよ来る8月から
建設工事に着手いたし、65年3月の完成を目指すことと相なり、まことに御同慶にたえません。 また、本町2丁目地内の駅前第1地区におきましても、本年4月に
準備組合が設立され、
事業化に向け本格的な活動が進められる運びとなり、さらに駅・
武蔵地区におきましても、再開発、街路の2つの
事業手法を駆使しながら事業の促進を図り、駅周辺の整備に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 かねてから
駅西地域に誘致を進めてまいりました国の金沢第3合同庁舎の建設でありますが、国と協議を重ねてまいりました結果、先般、金沢市
土地開発公社と西念町地内の
用地売買契約の成立を見たところであります。新庁舎は本年度内に着工いたし、昭和65年度完成を目標に建設される計画であり、駅西副
都心発展の
中核拠点といたしまして、一日も早く完成されるよう、今後とも一層緊密な
連絡協調を図ってまいりたいと存じます。 また、本年5月、すぐれた
都市景観をつくり出すため、建設省が本年度新たに設けた「
都市景観形成モデル都市」の一つに本市が選ばれ、金沢駅、武蔵、
香林坊周辺の
中心市街地において、
伝統環境と調和した
景観整備を進めていくこととなりました。これに先立ち、
駅西地区と若松・
鈴見地区でも「ふるさとの
顔づくりモデル土地区画整理事業」の指定を受けておりまして、本市の潤いのある
町づくりへの努力が評価を受けたものと存じまして、昨年来進めております総合的な
都市景観施策の検討をさらに深めてまいりたいと存ずるのであります。 さて、北陸圏が多
極分散型国土形成の過程で発展を遂げるためには、
広域交通体系の整備が最大の課題であります。その一翼を担う
北陸自動車道は、本年7月、昭和41年着工以来22年ぶりに全線開通する運びとなり、ここに首都圏と高速道で結ばれ、経済・文化の交流にはかり知れない活力をもたらすものと大いに期待するものであります。 また、両翼を担うべき
北陸新幹線につきましては、目下、政府の
整備新幹線建設促進検討委員会において、8月末の
優先着工順位の決定に向け、大詰めの検討が重ねられており、まさに最後の正念場を迎えております。採算性が最も高い
北陸新幹線の最
優先着工を目指し、
関係都市連絡協議会を初め、
関係団体との結束を一層固めて、長年の
悲願実現に不退転の決意で臨んでまいる所存でございます。 また、あと3年後に迫りました昭和66年「
石川国体」についてでありますが、去る5月、文部省と
日本体育協会とによる
準備状況等の
最終総合視察を受け、来る7月、
日本体育協会理事会におきまして、「
石川国体」の開催が正式に決定される運びであります。本市といたしましても、本
年度早々「金沢市
国体準備推進本部」を設置し、全庁的な
推進組織を確立する一方、本年8月には
市民参加を求めた「金沢市
国体実行委員会」を設立し、競技の運営、準備に邁進してまいりたいと存じます。この
国民的祭典を成功に導けますように、
市民各位の積極的な御尽力をお願いする次第であります。 最近の
我が国経済は、円高の進展に
先行き不安定要因が残るものの、景気は内需、
個人消費を中心に、総じて
回復基調から
拡大局面に向かっております。本市といたしましても、景気の足取りを一層確実なものにするために、
公共事業の
早期発注と
国庫補助の積極的な導入を図ってまいりたいと存じます。 また、この
執行体制につきましても、4月の
機構改革とあわせまして、関係各部課を網羅した
各種プロジェクト体制を編成し、事業の円滑な推進に庁中一体となって取り組んでまいりたいと考えております。 次に、昭和62年度の
決算見込みでありますが、
一般会計におきまして、
実質収支で8億 6,000万円余の黒字と相なる見込みであります。
国庫補助金の削減あるいは
年度中途における
内需拡大策に伴う
公共事業実施など、変化著しい
財政状況下にあったにもかかわらず、
健全財政を維持し得ることができましたのも、各位並びに市民の皆様の御支援と御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。 さて、現在、国におきましては、税制の
抜本改革案が最終的な審議の段階に入りつつありますが、この改革は、地方にとっても
財政基盤の根幹にかかわる重大な問題であります。私は、かねて地方の
行財政改革の基本は、国・地方を通ずる事務と財源の再配分の確立にあると訴えてきておりまして、今次の改革は、このような視点で適正な
地方税財源の
確保等が行われるべきであると考えます。本年度で期限切れを迎える
国庫補助負担率の問題とあわせて、地方の
財政運営にいささかも支障を生ずることのないように、
全国市長会等を通じ政府に強く働きかけてまいる所存であります。 さて、提出いたしております議案でございますが、
予算関係につきましては、当初予算の編成後間もないところでありますので、今回は提出をいたしてはおりません。
公共事業等に係る
補正予算につきましては、
国庫補助の確定を待って、次期以降の議会でお諮りいたしたいと存じます。 まず、
条例案件は、生徒数の増加に対処して
明春開校を目指し建設を進めております(仮称)第2
金石中学校につきまして、学校の名称を「
大徳中学校」と定めるための金沢市
学校設置条例の一部を改正する条例など10件を提出いたしております。 その他の議案といたしましては、
東部清掃工場建設工事などの
請負契約締結、
消防緊急指令機器の導入などの財産の取得、その他
市道路線認定などでございます。
報告案件は、
地方税法の改正に伴い、
市税賦課徴収条例と
国民健康保険条例の一部改正を過日
専決処分いたしましたものが、主なる内容でございます。 以上をもちまして、私の説明を終わりますが、何とぞ慎重御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願いする次第であります。
○議長(
北市朗君)
提案理由の説明は終わりました。
--------------
△諸報告
○議長(
北市朗君) この際、御報告いたしておきます。
地方自治法施行令第 146条第2項の規定により、
一般会計、
市街地再
開発事業費特別会計及び
駅西土地区画整理事業費特別会計における
繰越明許費については報告第6号、報告第8号及び報告第9号をもって、
地方自治法施行令第 150条第3項の規定により、
一般会計における事故繰越しについては報告第7号をもって、
地方公営企業法第26条第3項の規定により、
ガス事業、
水道事業、
発電事業、
病院事業、
中央卸売市場事業及び
公共下水道事業の各
特別会計における予算の繰越しについては報告第10号ないし報告第13号及び報告第15号ないし報告第17号をもって、
地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定により、
発電事業特別会計における予算の繰越しについては報告第14号をもって、さらに
地方自治法第 243条の3第2項の規定により、金沢市
土地開発公社、
社団法人金沢市
開発公社、
財団法人金沢総合健康センター、
財団法人石川県
金沢勤労者プラザ、
財団法人石川県
健民公社、
財団法人森の
都金沢市
緑化協会及び
財団法人金沢市
スポーツ施設管理事業団の各法人の
経営状況については、報告第18号ないし報告第24号をもってそれぞれ報告されておりますことを、お知らせいたしておきます。
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△散会
○議長(
北市朗君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 よって、本日はこれにて散会いたし、明17日から20日までは
議案調査のため休会とし、次の本会議は21日午前10時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時40分
散会 -------------------------------------- 〔参照〕 -------------------------------------- (写) 収財第 201号 昭和63年6月15日
金沢市議会議長 北市朗 殿
金沢市長 江川昇 説明員の出席について(通知) 貴発金議第69号で請求された
地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定に基づく今
定例会の
説明員は、次のとおりです。助役
山出保 収入役 駒谷良則公営企業管理者 渡辺次男 市民福祉部長 真館和溥教育 委員長 林勝次
生活環境部長 中元好
企画調整部長 中村豊 土木部長 京田善治企画調整部付理事 吉田和男
都市建設部長 油屋賢三総務部長 乙村董
下水道部長 万行昭吉(秘書課長事務取扱)
財務部長 柴田豊
美術工芸大学事務局長 若林悟
経済部長 齋藤恵三 市立病院事務局長 市村博農林部長 米尾貞夫(農業委員会
事務局長 教育長 奥清(事務取扱)
保健公害部長 細野昇 教育委員会付理事 森敬
消防長 奈良崎洋次卯辰山工芸工房 涌田耕二 教育委員会付副理事 丹崎一男開設準備室長 観光会館長 高田秋雄財務部副理事 福村和夫 (観光会館
事務局長)(主税課長事務取扱) (事務取扱)
中央卸売市場長 山内勉 図書館長 高田稔(兼花き卸売市場長 文化ホール館長 高橋茂夫泉野保健所長 南外弘 (文化ホール
事務局長) (事務取扱)元町保健所長 山本喜代子 国民体育大会
事務局長 山本達雄生活環境部副理事 山下修平(生活環境課長事務取扱) 監査
事務局長 忠田幸一(兼清掃工場)(建設事務所長)土木部副理事 野村一郎 消防本部次長 中道栄一(土木課長事務取扱) (庶務課長事務取扱)土木部副理事 源亮二 企業局次長 高下実(営繕課長事務取扱) (総務担当)都市開発調整室長 金崎鎮 〃(
ガス事業担当) 折橋正一下水道部副理事 大土井和雄 (施設管理課長 〃(
水道事業担当) 林信男(事務取扱)副
収入役 永井勇 (〃電気事業担当) 山田正信(会計課長事務取扱) (電気課長事務取扱) 企業局副理事 木村庄作教育次長 浅香武雄 (料金課長事務取扱)企画課長 油谷德次 道路保全課長 北村信雄交通対策課長 前平一彦 河川課長 前田弘調査統計課長 芝垣勇 住宅課長 大谷嘉一郎電子計算課長 古浜修三 技術管理室長 斉川新一総務課長 寺西博 都市計画課長 中西崔人事課長 森正明 緑と花の課長 北山繁職員厚生課長 南知良 開発課長 岸博之管財課長 長島顕秀 駅周辺整備課長 浜井政美監理課長 多田衛 駅西開発課長 笹川弘康市民課長 谷川博明 建築指導課長 佐々木勲市民相談課長 浅地滋 下水道部 庶務課長 田中浩成
財政課長 佐子田正 〃 建設課長 倉知宏資産税課長 奥野芳雄
美術工芸大学総務課長 村上公照市民税課長 平野勝正 教育委員会庶務課長 長山忠敬納税課長 森下剛 〃 学校教育課長 山田二郎商工観光課長 米田正 〃 社会教育課長 古沢澄男労働課長 大森友喜 〃 文化課長 北村渉中央卸売市場庶務課長 西田健志 〃 保健体育課長 源田久男(兼花き卸売市場) 中央公民館長 鈴木信二郎(
事務局長 金沢ふれあいの里所長 川合鐐一中央卸売市場業務課長 石丸利於 市立工業高等学校長 琴野克夫農政課長 高野清治 選挙管理委員会書記長 栂誠一林務課長 岡本光夫 消防本部次長心得 長谷川稔土地改良課長 吉田外茂次 (消防本部予防課長)衛生課長 岸谷隆 (事務取扱)公害対策課長 林利男 消防本部消防課長 石井達夫衛生検査課長 糀元孝夫 企業局総務経理課長 宮崎明倫保険課長 山根政男 〃 営業開発課長 山本敬
市立病院事務局参事 奥野常治 〃 施設管理課長 吉田弘民生課長 戸田鉄明 〃 ガス課長 吉野健保育課長 飯田実 〃 浄水課長 中尾稔老人福祉課長 松本栄治 〃 西部サービス 村本猛 センター所長障害厚生課長 河嶋又勝 〃 東部サービス 安田信義年金課長 松本銑一 センター所長 上記
説明員中教育
委員長林勝次は、所用のため6月16日、21日、22日の本会議を欠席し、教育委員
伊藤博(16日)、教育委員中村榮一郎(21日)、教育委員松田園子(22日)が代理出席します。...