委員各位におかれましては、この
報告書(案)を本
委員会の総意として議長に提出することについて、ご
意見等があればご
発言をお願いいたします。態度表明も含めてお願いいたします。
千住委員。
○
千住啓介委員 約2か月間、この問題に取り組んできまして、今回の
報告書で、百条
委員会で本当にたくさんのことが明らかになってまいりました。
市長が当時の本会議で、
公益性があるんだというふうな
発言もされておりました。そんなところもですね、私たちは、
公益性がどこにあるんだということを、私
自身は、
公益性がどこかにあるんではないかと、
市長のことを信じながら尋問等、
調査を行ってきたわけでありますが、本当にそこの
公益性というのが、勝手な
市長の、勝手な思い込みといいますか、客観性の乏しい
理由であったということが明らかになりました。そのこともしっかり書かれております。そのようなことから、私はこの
報告書に賛成をしたいなと思っておるところでございます。
少し私の
意見も述べさせていただいて、
意見表明とさせていただきたいなと思います。令和4年の2月12日、
泉市長は
自身の
ツイッターに市内の一
企業の2014年度から2021年度までの8期分の
法人市民税の均等割と法人税割の金額の一覧表のゼロのところに、あえて黄色いマーカーをつけて、このような文章で
ツイッターを上げました。
明石市における工場緑地の議論は、
A社、実際には
企業名をここに書いておりましたが、
A社の増改築を契機に始まったがと、こういうことで最後になんだかなあというふうな形で締めくくっております。このことからも、この
ツイッターは、
市長は
市民の知る権利が必要なんだ、政策過程を
市民に見ていただくことが開かれた
行政であるということでおっしゃっておりますが、これはそんなことはなく、この
ツイッターの文章からも、やはり工場緑地の、この当時私たちが出した議員提出議案に対する、そしてまた自分が出していたものに対する反論めいたものであり、また、この
A社への攻撃的なものも私は感じられる、
ツイッターからそのように私は感じました。
市長が
ツイッターに
投稿した
企業の
法人市民税の税額は、
地方税法22条に規定する
秘密に該当することは明らかであり、これを
SNSで不特定多数の
第三者が見られる状態にした
行為は
地方税法22条に抵触するものと考えられます。
市民の守られるべき
秘密である
情報が
当事者の了解も得ずに公開されたことは、絶対にあってはならないことであり、しかも、
行政のトップである
市長が行ったということは、本市の歴史上類を見ない本当に大事件であると考えております。
市長は、この一連の
行為を
市民、国民の知る権利に寄与するため、
公益性がある
行為であり、
違法性はないと客観的な
理由が乏しい主張を行っております。この主張は身勝手で無
責任なものであるということは言うまでもありません。しかも、いまだに
A社に対して謝罪を行っていないことは、私どもは到底理解できません。
法令遵守を徹底することが
行政の原理原則であるにもかかわらず、窃用とも取られかねない
秘密事項である
税情報の
漏えいは、これまで
市職員が日々誠実に職務を遂行し守り続けてきた本市の
信頼が失墜したことは、大変憂慮すべき事態であり、強い怒りを覚えるとともに、誠に残念でなりません。
私は、本当にこのことをもって、
市長が中心となり、全庁を挙げて
明石市の
信頼を回復するために、今後行っていただきたいと。そしてまた、これを上げた
市長には、強く反省を求め、この
調査報告書には、賛成とさせていただきたいと思います。
以上です。
○
林健太委員長 ほかにございませんか。
三好委員。
○
三好宏委員 この
委員会は、時間をかけて慎重に審査をしてきたわけであります。
全くこの
調査報告書に書かれたとおりでありますので、この
調査報告書を承認すると、賛同するということを態度表明させていただきます。
○
林健太委員長 ほかございますか。
林委員。
○
林丸美委員 私としましても、本
委員会での
調査は慎重に行われたと
認識しております。この
調査報告書の
内容に関しましても、何ら問題はないものとし、私としましても、本
調査報告書には賛成の態度を取りたいと思います。
○
林健太委員長 ほか。
大西委員。
○
大西洋紀委員 ただいま皆さんおっしゃってのとおり、この
委員会が設置されましてから、本当にいろんな
市職員、そして
当事者である
市長にも尋問、種々させていただきました。全くそのとおりでありますので、この
報告書、気持ちの部分でいえば、もっともっと言いたい部分もありますけれども、本当に議論、審議してきた
内容、網羅されているのかなあと思っておりますので、賛成の態度を取りたいと思います。
○
林健太委員長 佐々木委員。
○
佐々木敏委員 私も皆さんと一緒で、この
報告書に同意いたします。
○
林健太委員長 梅田副
委員長。
○梅田宏希副
委員長 2か月にわたりまして6回の
特別委員会でありました。その中で6人の証人の喚問を行うことによりまして、これまでの経緯が事実として明らかになったと思います。
委員の皆様の
意見、そして、事務方の皆様の支えによりまして、この短期間によく事実関係が分かってきたと思います。
私も、この
特別委員会の
調査報告書については、賛成の立場を申し上げたいと思います。
以上です。
○
林健太委員長 ほかございませんか。
ないようでしたら、これより採決に入りたいと思います。
おはかりいたします。
ただいま提案いたしました
調査報告書(案)にご賛成の方は、ご起立をお願いします。
〔起立全員〕
全員起立。ご着席ください。
全員起立。よって、
調査報告書は、原案どおり可決されました。
可決された
報告書を議長に提出することといたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、閉会に当たりまして、正副
委員長より一言ご挨拶申し上げます。
皆様お疲れさまでございます。4月20日から始まりました百条
調査特別委員会、本当に本日でひと区切り終えることができましたのも、議員の皆様、そして議会局の皆様、ご協力いただきました皆様のおかげでございます。また、証人としてお越しいただいた方々には、本当に、公私ともにご多忙の中、ご協力いただきましたことも、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます。
本
委員会の
内容に関しましては、先ほど可決いたしました
調査報告書のとおりでございますが、やはり
行政機関と
市民と
信頼関係が第一でございます。一貫して申し上げているとおり、
信頼関係というのは、
行政機関が
法令遵守にのっとって
市政運営を行う、これに尽きるものであると考えております。昨今、
行政機関による
情報の
漏えいなどが取り沙汰されておりますが、本市においては、今後、一切ないようにしていきたいと、我々
調査委員も考えております。これはやはり、
行政機関の
職員の皆様が一丸となって取り組んでいただきたいというところであります。
情報管理はもとより、リスクマネジメントを徹底して、今後、このような
委員会が開催されることがないように切に願うばかりでございます。簡単ではございますが、
委員長挨拶とさせていただきます。皆様、本当にお疲れ様でございました。
以上をもちまして、
地方税法上の
守秘義務調査特別委員会を閉会いたします。
ご苦労様でございました。
午後0時 閉会
以上は、本
委員会の記録であることを証するため、
明石市議会
委員会条例第20条の規定により押印する。
地方税法上の
守秘義務調査特別委員会
委員長 林 健 太...